JP3744784B2 - イオン発生装置を備えた空気調和機 - Google Patents

イオン発生装置を備えた空気調和機 Download PDF

Info

Publication number
JP3744784B2
JP3744784B2 JP2000305440A JP2000305440A JP3744784B2 JP 3744784 B2 JP3744784 B2 JP 3744784B2 JP 2000305440 A JP2000305440 A JP 2000305440A JP 2000305440 A JP2000305440 A JP 2000305440A JP 3744784 B2 JP3744784 B2 JP 3744784B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ion generator
air conditioner
ions
room
air
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2000305440A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2002115889A (ja
Inventor
秀雄 野島
和男 西川
利明 高野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority to JP2000305440A priority Critical patent/JP3744784B2/ja
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to KR1020057014157A priority patent/KR100566852B1/ko
Priority to AU2001280189A priority patent/AU2001280189B2/en
Priority to AU8018901A priority patent/AU8018901A/xx
Priority to DE60139638T priority patent/DE60139638D1/de
Priority to CNB018177794A priority patent/CN1331538C/zh
Priority to EP08019484.8A priority patent/EP2033665B1/en
Priority to EP08019485.5A priority patent/EP2030639B1/en
Priority to KR1020037002837A priority patent/KR100566851B1/ko
Priority to EP07008205.2A priority patent/EP1905458B1/en
Priority to AT01958525T priority patent/ATE439873T1/de
Priority to EP01958525A priority patent/EP1348448B1/en
Priority to PCT/JP2001/007326 priority patent/WO2002017978A1/ja
Priority to US10/362,927 priority patent/US7040101B2/en
Publication of JP2002115889A publication Critical patent/JP2002115889A/ja
Priority to HK05102341A priority patent/HK1070299A1/xx
Priority to US11/098,461 priority patent/US7312973B2/en
Application granted granted Critical
Publication of JP3744784B2 publication Critical patent/JP3744784B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A50/00TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE in human health protection, e.g. against extreme weather
    • Y02A50/20Air quality improvement or preservation, e.g. vehicle emission control or emission reduction by using catalytic converters

Landscapes

  • Disinfection, Sterilisation Or Deodorisation Of Air (AREA)
  • Air Filters, Heat-Exchange Apparatuses, And Housings Of Air-Conditioning Units (AREA)
  • Air Conditioning Control Device (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、イオン発生装置を備えた空気調和機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、住環境の高気密化に伴い、室内等の居住空間に浮遊する人体に有害な成分を取り除き、健康で快適な生活を送りたいという要望が強くなっている。この要望に応えるため、各種のフィルタを備えた空気調和機が開発されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような空気調和機では、空間にある空気を吸引してフィルタにより汚染物質を吸着又は分解する方式であるため、長期にわたる使用によりフィルタの交換等のメンテナンスが不可欠であり、しかも、フィルタの特性が充分でないため、満足のいく性能が得られていない。
【0004】
それに対し、イオン発生装置を用いて、空気中のイオン濃度を増加させる空気調和機も開発されているが、現在、市販されているものは、負イオンのみを発生させるものであったため、負イオンによる人間をリラックスさせる効果はある程度期待できるものの、空気中の浮遊細菌の積極的な除去についてはほとんど効果が認められていない。
【0005】
また、このような従来のイオン発生装置は、直流高電圧方式やパルス高電圧方式を用いて負イオンを放電針から発生させるものであったため、電圧として5kV以上の高電圧を必要とし、このため、製品や周辺の機器等に塵や埃が多く付着する問題が生じている。更に、高電圧を使用するために機器の安全性の確保に課題があり、安全回路を設置する等の対策が必要であった。
【0006】
そこで、このような問題に鑑みて本発明者らが鋭意研究を重ねた結果、比較的小さな交流電圧の印加により滅菌効果に優れた活性種を発生するイオン発生装置の開発に成功した。そして、このイオン発生装置を空気調和機に搭載することで、上記活性種を室内等の居住空間に送出して浮遊細菌を効率よく除去できることを実験により確認した。
【0007】
このイオン発生装置は、筒状又は板状のガラス等の絶縁体を挟んで対向するメッシュ状の電極間に交流電圧を印加することにより正イオンと負イオンを同時に発生させるように構成されたものである。
【0008】
このイオン発生装置の動作原理について説明する。イオン発生装置の電極間に交流高電圧を印加すると、大気中で放電等の電離現象が起こり、正イオン及び負イオンが同時に発生する。このとき、正イオンとしてはH+(H2O)n、負イオンとしてはO2 -(H2O)nが最も安定に生成する。
【0009】
これらのイオンは、正イオン又は負イオン単独では空気中の浮遊細菌に対し、格別な効果はない。しかし、これらのイオンが同時に生成すると、化学反応によって活性種である過酸化水素H22又は水酸化ラジカル・OHが生成する。このH22又は・OHは、極めて強力な活性を示すため、これにより空気中の浮遊細菌を除去することができる。
【0010】
しかしながら、このようなイオン発生装置が空気調和機の動作とは別途に駆動される場合、空気調和機を設置する部屋の大きさや運転による風の状態等の条件とイオンの発生が必ずしも連動しておらず、そのような条件に対応した最適な状態でイオン発生装置を使用できない問題があった。また、前面パネルを開放して空気調和機の内部を清掃する際に、イオン発生装置が動作している場合もあり、安全性の面で課題があった。
【0011】
本発明は上記従来の問題に鑑みてなされたものであり、設置場所の大きさや運転状態に応じてイオン発生装置の駆動を適切に制御できる空気調和機を提供することを目的とする。また、本発明は、メンテナンス時の安全性の確保が容易なイオン発生装置を備えた空気調和機を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため本発明は、絶縁体を挟んで対向する電極を設け、これらの電極間に交流電圧を印加することにより正イオンと負イオンを発生させるイオン発生装置を備えた空気調和機において、空気調和機の運転と前記イオン発生装置の駆動とを連動して制御する制御部と、空気調和機の運転開始から一定の時間をおいて前記イオン発生装置を駆動させるタイマー手段とを設けたことを特徴とする。
【0013】
これによると、イオン発生装置と空気調和機の運転が連動した制御系が実現され、操作性の向上が図られる。また、空気調和機の運転開始から一定の時間をおいて前記イオン発生装置を駆動させるタイマー手段を設けることで、安定した吹き出しの風量にイオンを搬送させて、空間の隅々まで効率よく行き届かせることができる。
【0014】
また本発明は、絶縁体を挟んで対向する電極を設け、これらの電極間に交流電圧を印加することにより正イオンと負イオンを発生させるイオン発生装置を備えた空気調和機において、空気調和機の運転と前記イオン発生装置の駆動とを独立して制御する制御部と、空気調和機の運転開始から一定の時間をおいて前記イオン発生装置を駆動させるタイマー手段とを設けたことを特徴とする。
【0015】
これによると、イオン発生装置と空気調和機の運転が独立したきめ細かな制御系が実現される。また、空気調和機の運転開始から一定の時間をおいて前記イオン発生装置を駆動させるタイマー手段を設けることで、安定した吹き出しの風量にイオンを搬送させて、空間の隅々まで効率よく行き届かせることができる。
【0017】
また、設置場所の大きさに応じて前記イオン発生装置から発生するイオン量を制御する手段を設けることで、室内の大きさに応じた最適な量のイオンを発生させて、除菌効果のある活性種を部屋の隅々まで行き届かせることができる。
【0018】
また、吸気経路の前面を保護する前面パネルを開放したとき、前記イオン発生装置の駆動を停止させる遮断手段を設けることで、清掃等のメンテナンス時の安全性を充分に確保できる。
【0019】
【発明の実施の形態】
<第1の実施形態>
本発明の第1の実施形態について図1〜図4を参照して説明する。図1は、本発明に係る空気調和機の概略的な側面断面図である。図1において、1は後述するイオン発生装置、2は空気吸込口、3は空気吸込口2の下流側に配設された除塵フィルタ、4は送風ファン、5は熱交換器、6は空気吹出口である。
【0020】
次に、イオン発生装置1の概略的な構成を図3の断面図に示すと、一端部が封止された円筒状の絶縁体であるガラス管21(厚さ1mm)を挟んで内側と外側にそれぞれ、筒状の内電極22と外電極23が対向して配設されている。12は、外電極23を接地電位として内電極22に交流電圧を印加する高周波回路である。
【0021】
尚、イオン発生装置1から正イオンと負イオンを効率よく発生させるためには、内電極22及び外電極23に用いる材料としては多数の透穴を有する電極材料が望ましく、例えばメッシュ状の電極が好適である。本実施形態ではステンレス製(SUS304)の金属メッシュを用いた。
【0022】
このように構成されるイオン発生装置1において、高周波回路12を用いて外電極23を接地電位として内電極22に交流電圧を印加した。これにより、イオン発生装置1のガラス管21の側面から正イオンと負イオンが発生した。このとき使用した交流電圧の条件は、周波数15kHz、電圧1.1〜1.4kV(実効値)とした。
【0023】
このような条件において、イオン発生装置1から発生するイオンを空気イオンカウンタによって測定し、移動度1cm2/Vsec以上の小イオンを検出した結果、図4に示すように、イオン発生装置1のガラス管21の側面からの距離20cmの位置で、20〜40万個/cc程度の正イオンと負イオンが同時に測定された。
【0024】
次に、本実施形態に係る空気調和機の制御装置のブロック図を図2に示すと、制御部10の入力側には空気調和機の運転をON/OFFさせる電源スイッチ8と、制御部10への電源供給のための商用電源9とが接続され、一方、出力側には空気調和機の冷凍サイクルを構成するコンプレッサ11と、前記送風ファン4と、高周波回路12を介してイオン発生装置1の内電極22(図3参照)とが接続されている。
【0025】
従って、本実施形態に係る空気調和機によると、空気調和機の運転、即ちコンプレッサ11及び送風ファン4の運転と連動して、制御部10により高周波回路12を用いてイオン発生装置1の内電極22に交流電圧を印加できる。
【0026】
これにより、例えば、空気調和機の自動運転モードを選択した場合、空気調和機を運転させると必ず、イオン発生装置も同時に動作させることができるため、室内で所望の空調効果と相俟って、正負のイオンの反応で生じた活性種による適度な除菌効果が得られ、快適な居住環境を実現できるとともに、使用者の操作性が簡便となり、イオン発生装置を備えた空気調和機の使い勝手が向上する。
【0027】
<第2の実施形態>
本発明の第2の実施形態について図1、図3及び図5を参照して説明する。本実施形態に係る空気調和機の制御装置のブロック図を図5に示すと、制御部10の入力側には空気調和機の運転をON/OFFさせる電源スイッチ8と、制御部10への電源供給のための商用電源9とが接続され、一方、出力側には空気調和機の冷凍サイクルを構成するコンプレッサ11と、送風ファン4(図1参照)と、高周波回路12を介してイオン発生装置1の内電極22(図3参照)とが接続されている。
【0028】
また、制御部10の内部には、遅延回路等のタイマー手段13が内蔵されており、該タイマー手段13を介して前記高周波回路12は制御部10に接続されている。これにより、例えば、空気調和機のコンプレッサ11や送風ファン4の運転を開始してから所定の時間は、タイマー手段13により高周波回路12への通電をOFFし、イオン発生装置1の駆動を遅らせることができる。そして、その時間の経過後から高周波回路12からイオン発生装置1の駆動をONさせる。
【0029】
これにより、空気調和機のコンプレッサ11や送風ファン4の運転が開始された後、所定時間が経過してからイオン発生装置1からイオンが発生することとなり、より効率的に正負のイオンの反応により生じた活性種を部屋の隅々まで風で送出して、室内で所望の空調効果と相俟って、正負のイオンの反応で生じた活性種による適度な除菌効果が得られ、快適な居住環境を実現できるとともに、使用者の操作性が簡便となり、イオン発生装置を備えた空気調和機の使い勝手が向上する。
【0030】
<第3の実施形態>
本発明の第3の実施形態について図1、図3及び図6を参照して説明する。本実施形態に係る空気調和機の制御装置のブロック図を図6に示すと、制御部10の入力側には空気調和機の運転をON/OFFさせる電源スイッチ8と、制御部10への電源供給のための商用電源9と、使用者が手入力で部屋の大きさを設定できる部屋スイッチ15と、部屋の温度を検出する温度センサ16とが接続され、一方、出力側には空気調和機の冷凍サイクルを構成するコンプレッサ11と、送風ファン4(図1参照)と、高周波回路12を介してイオン発生装置1の内電極22(図3参照)とが接続されている。
【0031】
また、制御部10の内部には、高周波回路12からイオン発生装置1の内電極22への印加電圧調整用の電圧調整手段14が内蔵されており、該電圧調整手段14を介して前記高周波回路12は制御部10に接続されている。
【0032】
まず、部屋の大きさを使用者側が入力する場合について説明する。部屋の大きさ(例えば、何畳)という情報をリモコン等から入力すると、その信号に基づき制御部10はその部屋の大きさに対応した適切なイオン量を算出する。そして、電源スイッチ8を操作してONすると、制御部10はコンプレッサ11や送風ファン4に通電してこれらを運転させるとともに、上記のように決定されたイオン量を過不足無く発生できる交流電圧を印加するよう高周波回路12に出力する。
【0033】
その信号を受けた高周波回路12は、イオン発生装置1の内電極22に対し、上記の交流電圧を印加する。これにより、イオン発生装置1から生じた正負のイオンが反応し、部屋の大きさに対応した適量の活性種が送風によって部屋の隅々まで継続して送出される。従って、室内で所望の空調効果と相俟って、正負の活性種による適度な除菌効果が得られ、快適な居住環境を実現できる。
【0034】
次に、温度センサ16により部屋の大きさを自動で決定させる場合について説明する。まず、冷暖房の設定温度を入力して電源スイッチ8を操作してONにして、空気調和機の運転を開始させる。すると、冷房又は暖房による室内の温度が逐次温度センサ16によりモニターが開始される。
【0035】
この温度センサ16からの信号(温度変化)に基づき、制御部10は、室内温度の下降又は上昇速度を算出し、この値と前記設定温度との比較によりその部屋の大きさに対応した適切なイオン量を決定し、このイオン量を過不足無く発生できる交流電圧を印加するよう高周波回路12に出力する。
【0036】
その信号を受けた高周波回路12は、イオン発生装置1の内電極22に対し、上記の交流電圧を印加する。これにより、イオン発生装置1から生じた正負のイオンの反応による活性種を部屋の大きさに対応しな適切な量に制御して送風ファン4によって部屋の隅々まで継続して送出できる。従って、室内で所望の空調効果と相俟って、正負の活性種による適度な除菌効果が得られ、快適な居住環境を実現できる。
【0037】
<第4の実施形態>
本発明の第4の実施形態について図1、図3及び図7を参照して説明する。本実施形態に係る空気調和機の制御装置のブロック図を図7に示すと、制御部10の入力側には空気調和機の運転をON/OFFさせる電源スイッチ8と、制御部10への電源供給のための商用電源9と、前面パネルの開閉をON/OFFとして検知する前面パネルスイッチ17が接続され、一方、出力側には空気調和機の冷凍サイクルを構成するコンプレッサ11と、送風ファン4(図1参照)と、高周波回路12を介してイオン発生装置1の内電極22(図3参照)とが接続されている。
【0038】
制御部10の内部には、前面パネルスイッチ17からの入力を受けてイオン発生装置1の駆動をON/OFF制御する遮断回路等の遮断手段18が内蔵されており、該遮断手段18を介して高周波回路12は接続されている。
【0039】
これにより、例えば、イオン発生装置1の駆動中に、誤って前面パネルを開けた場合、前面パネルスイッチ17がOFFされるため、遮断手段18により高周波回路12への通電が断たれて内電極22に交流電圧が印加されることはない。従って、この状態でもしイオン発生装置1のガラス管21や外電極23に触れたとしても、高電圧による感電の危険性がないため、例えば、前面パネルを開けて空気調和機の内部を清掃する場合等のメンテナンス時、使用者の安全性を充分に確保できる。
【0040】
<第5の実施形態>
本発明の第5の実施形態について図8〜図10を参照して説明する。図8は空気調和機の開閉パネル35を閉じた状態を示し、図9はそれを開けた状態を示している。また、図10はその空気調和機の制御装置のブロック図を示している。
【0041】
この実施形態では、空気調和機の空気吹出口とは別の箇所にイオン吹出口を設けている。図において、30はイオン発生装置1から発生したイオンを吹き出すためのイオン吹出口であり、そのイオン吹出口30の後方には空気調和部(コンプレッサ11、送風ファン4等より成る)とは独立して設けられたイオン発生装置1から発生したイオン送り出す送風ファン34(図10参照)が配設されている。
【0042】
32は表示部であり、イオン発生装置の動作状態や空気調和部の動作状態等を表示する。例えば、イオン発生装置1が動作しているときは、それに対応した発光手段を点灯する。尚、表示の形態はこれに限らず、点滅させるようにしてもよく、また文字や音(メロディ)で表示するようにしてもよい。33は、イオン発生装置1の前方に設けられ、空気中から吸い込まれた塵や埃を遮断する除塵フィルタである。
【0043】
また、この実施形態では、イオン発生装置1の起動・停止のスイッチ31が設けられており、空気調和部とは独立して起動・停止できるようになっている。従って、コンプレッサ11、送風ファン4等の空気調和部の運転を停止した状態で、内電極22に交流電圧を印加するとともに、送風ファン34を動作させることによりイオン発生装置1のみを駆動して、イオンをイオン吹出口30から室内に送出して所望の殺菌効果を得ることができる。また、上記第2〜第4の実施形態のような制御を本実施形態に適用することで、同様の効果を得ることができる。
【0044】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によると、空気調和機の運転とイオン発生装置の駆動とを連動させたことにより、簡便な操作でこれらを同時に動作させることができる。また、空気調和機の運転とイオン発生装置の駆動を独立して制御するようにしたときは、室内の状況に応じたきめ細かな操作が可能となる。
【0045】
その場合、イオン発生装置の駆動のタイミングを空気調和機の運転開始から遅らせるタイマー手段を制御系に内蔵することで、空気調和機のコンプレッサや送風ファンの運転が開始された後、所定時間が経過してからイオン発生装置からイオンが発生することとなり、より効率的に正負のイオンの反応により生じた活性種を部屋の隅々まで風で送出して、室内で所望の空調効果と相俟って、正負のイオンの反応で生じた活性種による適度な除菌効果が得られ、快適な居住環境を実現できるとともに、使用者の操作性が簡便となり、イオン発生装置を備えた空気調和機の使い勝手が向上する。
【0046】
また、部屋の大きさに応じてイオン発生装置から発生するイオン量を制御する手段を制御系に内蔵することで、正負のイオンの反応により生ずる活性種を部屋の大きさに対応させた適量にして部屋の隅々まで継続して送出できる。従って、室内で所望の空調効果と相俟って、前記活性種による適度な除菌効果が得られ、快適な居住環境を実現できる。
【0047】
また、前面パネルの開閉を検知してイオン発生装置の駆動をON/OFF制御する遮断手段を制御系に内蔵させることで、イオン発生装置の駆動中に、誤って前面パネルを開けた場合、遮断手段により高周波回路への通電が断たれてイオン発生装置の駆動が直ちに停止される。従って、この状態でもしイオン発生装置のイオン発生部に触れたとしても、高電圧による感電の危険性がないため、例えば、前面パネルを開けて空気調和機の内部を清掃する場合等のメンテナンス時、使用者の安全性を充分に確保できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る空気調和機の概略的な側面断面図である。
【図2】 本発明の第1の実施形態に係る空気調和機の制御装置のブロック図である。
【図3】 その空気調和機に搭載されるイオン発生装置の構成を示す断面図である。
【図4】 そのイオン発生装置から発生するイオン濃度の距離特性を示すグラフである。
【図5】 本発明の第2の実施形態に係る空気調和機の制御装置のブロック図である。
【図6】 本発明の第3の実施形態に係る空気調和機の制御装置のブロック図である。
【図7】 本発明の第4の実施形態に係る空気調和機の制御装置のブロック図である。
【図8】 本発明の第5の実施形態に係る空気調和機の斜視図である。
【図9】 その空気調和機の前面パネルを開けた状態を示す斜視図である。
【図10】 その空気調和機の制御装置のブロック図である。
【符号の説明】
1 イオン発生装置
2 空気吸込口
3 除塵フィルタ
4 送風ファン
5 熱交換器
6 空気吹出口
8 電源スイッチ
9 商用電源
11 コンプレッサ
12 高周波回路
13 タイマー手段
14 電圧調整手段
15 部屋スイッチ
16 温度センサ
17 前面パネルスイッチ
18 遮断手段
30 イオン吹出口
31 スイッチ
32 表示部
33 除塵フィルタ
34 送風ファン
35 前面パネル

Claims (4)

  1. 絶縁体を挟んで対向する電極を設け、これらの電極間に交流電圧を印加することにより正イオンと負イオンを発生させるイオン発生装置を備えた空気調和機において、
    空気調和機の運転と前記イオン発生装置の駆動とを連動して制御する制御部と、空気調和機の運転開始から一定の時間をおいて前記イオン発生装置を駆動させるタイマー手段とを設けたことを特徴とするイオン発生装置を備えた空気調和機。
  2. 絶縁体を挟んで対向する電極を設け、これらの電極間に交流電圧を印加することにより正イオンと負イオンを発生させるイオン発生装置を備えた空気調和機において、
    空気調和機の運転と前記イオン発生装置の駆動とを独立して制御する制御部と、空気調和機の運転開始から一定の時間をおいて前記イオン発生装置を駆動させるタイマー手段とを設けたことを特徴とするイオン発生装置を備えた空気調和機。
  3. 設置場所の大きさに応じて前記イオン発生装置から発生するイオン量を制御する手段を設けたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のイオン発生装置を備えた空気調和機。
  4. 吸気経路の前面を保護する前面パネルを開放したとき、前記イオン発生装置の駆動を停止させる遮断手段を設けたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のイオン発生装置を備えた空気調和機。
JP2000305440A 2000-08-28 2000-10-04 イオン発生装置を備えた空気調和機 Expired - Fee Related JP3744784B2 (ja)

Priority Applications (16)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000305440A JP3744784B2 (ja) 2000-10-04 2000-10-04 イオン発生装置を備えた空気調和機
AT01958525T ATE439873T1 (de) 2000-08-28 2001-08-27 Klimaanlage und dafür verwendeter ionengenerator
AU8018901A AU8018901A (en) 2000-08-28 2001-08-27 Air refining device and ion generator used for the device
DE60139638T DE60139638D1 (de) 2000-08-28 2001-08-27 Klimaanlage und dafür verwendeter ionengenerator
CNB018177794A CN1331538C (zh) 2000-08-28 2001-08-27 空气改质机器及使用于此的离子产生装置
EP08019484.8A EP2033665B1 (en) 2000-08-28 2001-08-27 Air conditioning apparatus
EP08019485.5A EP2030639B1 (en) 2000-08-28 2001-08-27 Air conditioning apparatus with an ion generator
KR1020037002837A KR100566851B1 (ko) 2000-08-28 2001-08-27 공기 개질 기기 및 이것에 사용되는 이온 발생 장치
KR1020057014157A KR100566852B1 (ko) 2000-08-28 2001-08-27 공기 개질 기기 및 이것에 사용되는 이온 발생 장치
AU2001280189A AU2001280189B2 (en) 2000-08-28 2001-08-27 Air refining device and ion generator used for the device
EP01958525A EP1348448B1 (en) 2000-08-28 2001-08-27 Air conditioning apparatus and ion generator used for the device
PCT/JP2001/007326 WO2002017978A1 (fr) 2000-08-28 2001-08-27 Dispositif de purification de l'air et generateur d'ions utilise pour ce dispositif
US10/362,927 US7040101B2 (en) 2000-08-28 2001-08-27 Air refining device and ion generator used for the device
EP07008205.2A EP1905458B1 (en) 2000-08-28 2001-08-27 Air conditioning apparatus and ion generating device for use therein
HK05102341A HK1070299A1 (en) 2000-08-28 2005-03-17 Air refining device and ion generator used for thedevice
US11/098,461 US7312973B2 (en) 2000-08-28 2005-04-05 Air conditioning apparatus and ion generating device for use therein

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000305440A JP3744784B2 (ja) 2000-10-04 2000-10-04 イオン発生装置を備えた空気調和機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002115889A JP2002115889A (ja) 2002-04-19
JP3744784B2 true JP3744784B2 (ja) 2006-02-15

Family

ID=18786301

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000305440A Expired - Fee Related JP3744784B2 (ja) 2000-08-28 2000-10-04 イオン発生装置を備えた空気調和機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3744784B2 (ja)

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TW517148B (en) * 2001-08-24 2003-01-11 Sanyo Electric Co Wall mounting air conditioner
TW513541B (en) * 2001-11-02 2002-12-11 Sanyo Electric Co Wall-mount air conditioning device
JP4259822B2 (ja) * 2002-08-05 2009-04-30 シャープ株式会社 空気調和機
DE102004010656B4 (de) * 2004-03-01 2007-12-06 Luwatec Gmbh Luft- Und Wassertechnik Vorrichtung zur Aufbereitung von organisch und/oder biologisch verunreinigtem Wasser
JP2006132817A (ja) * 2004-11-04 2006-05-25 Matsushita Electric Ind Co Ltd 空気調和機
US7930068B2 (en) * 2007-03-26 2011-04-19 Prolitec, Inc. System and method of controlling operation of a liquid diffusion appliance
JP5462517B2 (ja) * 2009-04-08 2014-04-02 シャープ株式会社 機器制御方法及びそれを採用した空気調和機
JP4987109B2 (ja) * 2010-09-01 2012-07-25 積水化学工業株式会社 空調システム及び建物
JP2012068000A (ja) * 2010-09-27 2012-04-05 Daikin Industries Ltd 活性種生成ユニット
JP5909627B2 (ja) * 2011-09-16 2016-04-27 パナソニックIpマネジメント株式会社 空気調和機

Also Published As

Publication number Publication date
JP2002115889A (ja) 2002-04-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3634855B2 (ja) イオン発生装置および空気調節装置
JP3744784B2 (ja) イオン発生装置を備えた空気調和機
JPH118044A (ja) 空気調和機または空気清浄機
JPH11325548A (ja) 空気清浄機能を有する空気調和機
KR101513538B1 (ko) 자체 공기 정화 흡연부스
JP6059606B2 (ja) 送風装置
JP4015930B2 (ja) 冷蔵庫
WO2021261283A1 (ja) 空調方法、空調システム、uv処理装置
US20230226556A1 (en) Air purification device and air conditioning device
JP2002243243A (ja) 空気調和機
JP3364421B2 (ja) 空気調和機
JPH10325560A (ja) イオン発生装置
JP2002228180A (ja) 空気調和機
US20220241453A1 (en) Device for creating a healthy microclimate
JP2002286243A (ja) 空気調和機
JP4530808B2 (ja) 空気調節装置
JP3281286B2 (ja) イオン発生装置
JP2002250533A (ja) イオン発生装置及びそれを用いた空気制御装置
JP3415110B2 (ja) 空気調和機
JP2002117956A (ja) イオン発生装置及びそれを備えた空気清浄機並びに空気調和機
JP4132705B2 (ja) 空気調和機
KR100205639B1 (ko) 공기조화용 오존발생장치
JP3364422B2 (ja) 空気調和機
KR20070075602A (ko) 공기조화기의 제어방법
KR100638099B1 (ko) 전기 집진 장치

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050823

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20051018

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20051115

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20051115

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3744784

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091202

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091202

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101202

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111202

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111202

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121202

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121202

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees
S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531