JP6059606B2 - 送風装置 - Google Patents

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Description

本発明は送風装置の待機時制御に関する。
特許文献1には従来の空気清浄機が開示されている。この空気清浄機は送風手段、空気清浄手段、および室内空気の汚れを検知する検知手段を備える。空気清浄機を運転して、室内環境の汚れが減少したことを検知すると汚れ検知手段への通電を停止して消費電力を低減することを開示する。
特許文献2には同じく従来の空気清浄機が開示されている。この空気清浄機は送風手段、空気清浄手段、および室内空気の汚れを検知する検知手段を備える。空気清浄機が運転を行わない状態で待機しているとき、汚れ検知手段の加熱部への通電を間欠的に停止、または低減して消費電力を低下させることを開示する。
特開2010−89043号公報 特開2011−127821号公報
しかしながら、上記従来の空気清浄機によると、待機時には送風を停止した状態であって、さらに空気汚れ検知手段の予熱を制御するので、汚れ検知手段の検出が遅れ、利便性が低下するという問題がある。
また、空気中の汚れに限らず温度、湿度その他の環境条件の変化を検出する検知手段を有する場合であっても反応が遅くなり、環境条件が急激に変化した場合の対応や利便性が低下する。
本発明は、待機時の環境変化の検知遅れを防止して利便性を向上しながらも、使用者に不快を感じさせない送風装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明の送風装置は、設置面に設置される設置部と、前記設置部上に立設して回動可能に配される回動部と、前記設置部と前記回動部との間に介在して前記回動部を前記設置部に対して往復回動させる回動機構と、前記回動部の表面に開口する吸込口及び吹出口と、前記回動部内に配して前記吸込口と吹出口とを連通させる送風路と、前記送風路に配される送風ファンと、環境条件を検出する検出手段と、前記回動部の外面に配して複数の操作ボタンを有する操作パネルと、前記操作パネルからの入力に対応して送風装置の動作を制御する制御装置と、を備え、使用者が運転指示を行わない待機時において、所定の時間ごとに前記送風ファンを低速で駆動しながら前記吸込口から吸気して環境条件検知手段へ到達させる。また、待機時に送風ファンが吸気した空気を吹出口から送出するときに、使用者が風を感じないように吹出口を閉塞する手段を有することを特徴とする。
また、本発明の送風装置は、待機時に送風ファンが吸気した空気を吹出口から送出するときに、使用者が風を感じないように吹出口の方向を変更して使用者に不快感を与えないことを特徴とする。
また、本発明の送風装置は、待機時に送風する場合は、吹出口を閉塞するとともに、前記首振動作によって回動範囲の左端または右端方向に吹出口が向くように回転動作することを特徴とする。
また、本発明の送風装置は、人の存在を検出する手段を有し、待機時に送風する場合は前記首振動作によって人の存在を検出しない方向に吹出口が向くように回転動作することを特徴とする。
また、本発明の送風装置は、検出した環境条件が予め定めた温湿度条件を逸脱するときに警報を発することを特徴とする。
本発明によると、使用者が送風装置の運転を指示しない待機時において、使用者に不快な風を感じさせることなく環境条件の変化を素早く検出することが出来る。
また、予め定めた環境条件を逸脱した場合は、使用者に注意を促す警報を発する。
本発明の実施形態1の送風装置を示す正面側外観斜視図 本発明の実施形態1の送風装置を示す背面側外観斜視図 本発明の実施形態1の送風装置の内部構造を示す側面図 本発明の実施形態1の送風装置の操作パネルを示す正面図 本発明の実施形態1の送風装置の制御ブロック図 本発明の実施形態1の送風装置の首振動作を示すフローチャート 本発明の実施形態1の送風装置の待機時動作を示すフローチャート 本発明の実施形態1の送風装置の吹出口を閉塞した状態を示す図 本発明の実施形態1の送風装置の環境条件の判断基準を示す図 本発明の実施形態2の送風装置の待機時動作を示すフローチャート 本発明の実施形態3の送風装置の待機時動作を示すフローチャート 本発明の実施形態4の送風装置を示す外観斜視図 本発明の実施形態4の送風装置の待機時動作を示すフローチャート 本発明の実施形態4の送風装置の制御ブロック図 本発明の実施形態5の送風装置の外観斜視図
(実施形態1)
以下に本発明の実施形態について図面を参照して説明する。図1は実施形態1の送風装置1を前方から見た斜視図、図2は後方から見た斜視図、図3は外装カバーを外した側面図を示している。図1〜図3の白抜き矢印は送風装置による空気の流通経路及び流通方向を示している。
送風装置1は、上部に回動部2と下部に設置部3とを備える。回動部2は吹出口と、吸込口とを備え送風機構を収納する。設置部3の後部には電源コード8とその先端に設けた電源プラグ(不図示)とを備える。電源コード8を介して送風装置1は商用交流電源から電力の供給を受ける。
回動部2は、設置部3上に立設して回動可能に配される。回動部2は底面が円形で形成され、下部は円錐形状であって、上下方向略中央部から上端にかけては略直方体形状で形成される。回動部2の背面には回動部2に凹設した把持部10が設けられる。使用者は把持部10を把持して送風装置1を持ち運ぶ。また、回動部2は下部に首振りモータ28を有し、首振りモータ28を駆動すると、回動軸2aを中心に左右に首振動作する。
回動部2は下部側面に開口する吸込口4と上部正面に開口する吹出口5と、送風通路20とを備える。回動部2内に配される送風通路20は上下方向に延びて吹出口5と送風ファン7とを接続させる。吸込口4には塵埃を捕集する不図示の集塵フィルタが配され、複数の通気孔を開口した通気板9が集塵フィルタの外側に外郭を兼ねて配される。
吸込口4から吸い込まれた空気は、集塵フィルタで粉塵を除去された後、送風ファン7に吸い込まれる。温度、湿度、埃などを検出する環境条件検出手段は、吸込口4から吹出口5までの送風経路途中のいずれかに配置される。温度検出手段、湿度検出手段、埃検出手段の各々の手段は、通常使用されるもので良く、広く市販されているものでもあり説明は省略する。
送風通路20の空気流通方向の下流部は上方に向かって延びるとともに前方に向かって湾曲する。送風通路20の下流部は5枚の仕切り板21により6本の通風路22に区分される。
通風路22の入口部23は後述するイオン発生装置30の配置箇所のすぐ下流に位置し、出口部24は吹出口5のすぐ上流に位置する。6本の通風路22は入口部23において送風装置1の前後方向に一列に並び、出口部24において上下方向に一列に並ぶ。
通風路22の出口部24と吹出口5との間には6枚の可動ルーバー25,25、・・・が設けられる。可動ルーバー25は各々上流端が5枚の仕切り板21と、出口部24の最下方の壁板26とに連続して取り付けられる。可動ルーバー25は、下流側がルーバーモータ27に連結される。ルーバーモータ27を駆動すると、6枚の可動ルーバー25の下流側端部が揃って所定の周期で上下方向に変位する。
送風通路20の下部には、シロッコファンから成る送風ファン7が配される。送風ファン7の吸気口(不図示)は吸込口4に隣接し、送風ファン7の排気口7aは送通風路20の入口部23に上向きに接続される。送風ファン7は吸込口4から吸い込んだ空気を吹出口5に向かって流通させる。
送風ファン7の上方にはイオン発生装置30が配置される。イオン発生装置30により発生するイオンは、送風通路20を流通する気流に含ませられる。
イオン発生装置30は、送風ファン7に対して空気流通方向の下流側に配置されている。イオン発生装置30は、正イオン発生部と負イオン発生部(いずれも不図示)を備える。正イオン発生部は正放電電極(不図示)を備え、負イオン発生部は負放電電極(不図示)を備える。二対の正放電電極及び負放電電極は各々針状に形成されて所定の間隔で並べて配置され、送風通路20に臨んで配される。
イオン発生装置30は、正放電電極、負放電電極に高圧電気発生回路で生成された高電圧が供給されて気中放電を発生させてイオンを放出する。ここで、イオン発生装置30の正放電電極、負放電電極には交流波形またはパルス波形から成る電圧が印加される。
正放電電極には正電圧が印加され、コロナ放電によって水素イオンが空気中の水分と結合して主としてH(HO)m から成る正イオンを発生する。 負放電電極には負電圧が印加され、コロナ放電によって酸素イオンが空気中の水分と結合して主としてO (HO)nから成る負イオンを発生する。ここで、m 、nは任意の自然数である。H(HO)m 及びO (HO)nは空気中の浮遊菌や臭い成分の表面で凝集してこれらを取り囲む。
そして、下記(1)式〜(3)式に示すように、両イオンの衝突により活性種である[・OH]水酸基ラジカルやH過酸化水素を微生物等の表面上で生成して、この働きによって浮遊菌や臭い成分を破壊する。ここで、 m’、n’は任意の自然数である。
したがって、イオン発生装置30が、送風通路20の内部を流通する空気に対して、正放電電極及び負放電電極で放電により発生させた正イオン及び負イオンを含ませるように放出することにより、例えば室内の殺菌や脱臭を行うことができる。

(HO)m+O (HO)n→・OH+1/2O+(m+n)H2O・(1)
(HO)m+H(HO)m’+O (HO)n+O (HO)n’
→ 2・OH+O+(m+m'+n+n')HO ・・・(2)
(HO)m+H(HO)m’+O (HO)n+O (HO)n’
→ H+O+(m+m'+n+n')HO ・・・(3)

回動部2の上面には操作パネル6が配される。また、回動部2の内部には制御装置60が設けられる。図4は操作パネル6を示す正面図である。タッチパネルにより形成される操作パネル6には、複数の操作ボタンが設けられる。操作ボタンは運転ボタン6a、風量切替ボタン6b、6c、イオンモードボタン6d、フィルタ交換ランプ6e、リセットボタン6g、首振ボタン6h、及びルーバーボタン6jから成る。なお、操作パネル6は回動部2の外面に設けられてもよい。
運転ボタン6aは、送風装置1の電源のON−OFFを切替え、電源をONにすると送風ファン7およびイオン発生装置30の駆動が開始される。風量切替ボタン6b、6cは、送風装置1の風量を調整する。運転ボタン6aは、首振り動作時にも位置が移動しないように回動軸2a上に配される
イオンモードボタン6dは、イオンの拡散度合いを変更することが出来、予め設定された運転モードの選択を可能にする。LED光源からなるフィルタ交換ランプ6eは、集塵フィルタ(不図示)の交換時期が来ると点灯する。リセットボタン6gは、フィルタ交換時に押圧して点灯したフィルタ交換ランプ6eを消灯する。
首振ボタン6hは、回動部2の首振動作の一時停止時に押圧されると首振動作を継続停止し、首振動作の継続停止時に押圧されると首振動作を開始する。首振動作は、左右方向の首振り角度を5段階で設定可能であり、首振ボタン6hをONにすると、初期設定されている左右角度幅15°で首振り動作を行う。首振り角度は、図示しないリモコンの首振ボタンを押すことで変更出来て、振り幅角度15°→30°→60°→90°→120°→15°と循環設定される。
操作パネル6でされた操作は、制御装置60に伝達され、図示しない内蔵するCPU(中央処理装置)で処理されて、送風ファン7、イオン発生装置30他を駆動または停止する。図5に送風装置1の制御ブロックを示す。
送風装置1の電源投入後初めて首振ボタン6hが操作されたときに、制御装置60は、回動部2を左右に回動させて左右首振りの中心となる位置を自動で検出し、記憶する。制御装置60は、左右方向の中心位置を決定した後に、回動部2を左方向と右方向の振り幅が同じ角度となるように回動する。
図6は、送風装置1の通常運転における首振動作の処理を示すフローチャートである。ステップS1では使用者が各操作ボタンを接触して操作ボタンを操作したか否かが判断される。この時、各操作ボタンだけでなく操作ボタンの間のスペース6fに接触してもよい。接触を検知するとステップS2へ移行する。
ステップS2では、回動部2が首振動作中であるか否かを判断する。首振動作中の場合にはステップS4へ移行し、首振動作中ではない場合にはステップS3へ移行する。
ステップS3では、使用者の操作入力を受け付け操作に応じた動作が行われる。首振ボタン6hが操作された場合は首振が開始される。また、運転ボタン6aが操作された場合は運転が停止される。
ステップS4では、送風装置1は首振動作中の場合には回動部2の首振動作を停止させる。首振動作が停止すると送風装置1は操作ボタンへの新たな入力を有効にし、ステップS5では、操作パネル6から使用者の操作入力があるか否かが判断される。操作入力がある場合にはステップS6へ移行し、操作が無い場合にはステップS7へ移行する。
ステップS6では、使用者からの操作を受け付け操作に応じた動作が行われる。この時、首振ボタン6hが操作された場合は、一時停止中の首振動作を継続して停止させる。
ステップS7では、回動部2の首振動作停止後、所定時間経過したか否かが判断される。所定時間経過した場合にはステップS8へ移行し、経過していない場合にはステップS5へ移行してステップS5〜S7が繰り返される。
ステップS8では、首振動作を継続して停止するか否かが判断される。停止の場合にはステップS1に戻る。停止でない場合はステップS9へ移行する。ステップ8では、送風装置1は回動部2の首振動作が再開される。
ルーバーボタン6jは、ルーバー25、25、・・・の上下首振動作のON−OFFを行う。上下首振動作の停止時に押圧されると上下首振動作を開始する。上下首振動作中に押圧されると上下首振動作を停止する。また、リモコンのルーバーボタンを操作することで、ルーバー25の向きを水平→上向き→水平→下向き→水平と循環して変更し、各位置で静止させることが出来る。
各操作ボタンの間のスペース6fは、タッチパネルによって使用者が接触したことを検知することができる。
以上のような構成の送風装置1において、使用者が運転を指示しない待機時動作について説明する。待機時とは、電源コード8を電源に接続しているが、使用者が運転ボタン6aを操作せず、もしくはリモコンによるタイマー運転の終了によって送風装置1が運転を停止している状態である。この場合には、送風ファン7、イオン発生装置30、ルーバー25、首振りモータ28の動作が停止し、それらに対応する表示も消灯している。
しかし、本発明においては、送風装置1の待機時には制御装置60は常に通電されており、運転ボタン6a他の操作入力手段からの入力に対応可能な状態に保たれている。また、環境条件検出手段へも通電が継続されており、検出結果は制御装置60へ出力されている。
本発明においては、送風装置1の待機時にも温度、湿度や空気の汚れ度を監視することが出来る。待機時動作について、図7に制御フローを示す。本発明においては、待機状態に入った時点で制御装置60内の図示しないCPU(中央処理装置)が有する計時手段によって運転停止からの時間経過を計測する。同時に、ルーバー25,25の向きを上向きに変更して静止する。
次に、ステップ11(S11)によって操作パネル6から操作ボタンのいずれかが操作されたか否かの判断を行う。操作がされた場合(S11でYes)は操作内容を受け付け、待機状態を終了して運転動作に移行する。 操作がされない場合(S11でNo)には、そのまま待機状態を継続し、ステップ12に移行する。
ステップ12(S12)で予め定めた所定時間2、例えば5分が経過したか否かを判断する。所定時間2が経過した場合(S12でYes)には、送風ファン7を起動させるだけの時間、例えば数秒から十数秒間運転を行って通電を停止する。これによって送風ファン7を、100rpm前後の回転数で回転させて環境条件検出手段へ吸い込んだ空気が到達するようにされる。
所定時間2は、送風装置1が環境条件を繰り返し検出する時間を定めるもので間欠運転の間隔を規定する。間欠運転を行う間隔は特に厳密を要しないが、余り間隔が短いと不要に電力を消費することになる。また、余り長いと夏季などでは監視の役を果たさなくなる。また、夏季は数分程度に間隔を短く、冬季は数十分程度に間隔を長くすると監視と省エネルギーを両立することが出来る。また、具体的には、待機時の室温が一定の温度、例えば27℃を超えた時には間隔を短くし、27℃未満の時には間隔を長くするなどの制御方法が採用される。
環境条件検出手段は、吸込口4と吹出口5との間の送風通路途中に設置されており、吹出口5や通気板9の通気孔を通じて周囲の空気と触れることが出来るが、送風ファン7による気流が当たることによって、より迅速に変化を検出する。
また、送風ファン7の運転は、ファンによる気流が環境条件検出手段に到達できればよく、吹出口5から気流が吹き出る必要はない。そのために、送風ファン7は、起動するに足るだけの幅を持ったパルス電流が供給される。
起動に必要な時間がモータの種類や特性によって異なるので、実験によってパルスの幅を定めることができる。送風ファン7の回転数が100rpm程度に達すれば、空気を吸い込んで環境条件検出手段に到達させるという目的を達することが出来るので、最も少ない回転数は、例えば、数秒から十数秒間だけ通電するようにパルス幅を設定することで実現できる。
ステップ12(S12)で予め定めた所定時間2が経過していない場合(S12でNo)は、ステップ11(S11)に戻って操作パネル6からの入力の有無を判断する。
本発明においては、吹出口5にはルーバー25が複数設けられており、その風下側の端部を最上方へ移動させることで、各々のルーバー25、25が重なり合って鎧戸のようになって吹出口5から吹き出される気流を抑制することが出来る。図8にその時の状態を模式図で示す。
ルーバー25,25間に間隙が生じてもルーバー25の向きが上向きであるため、漏れた気流は送風装置1の上方に向かって吹き出されるので、使用者に直接風が当たることが避けられる。
検出した環境条件が、所定の範囲内に有るのか否かの判断がステップ13(S13)で行われる。図9に環境条件の判断基準の一例を示す。温度、湿度条件が所定範囲にある場合、例えば図9中のAまたはBの領域にある場合には所定範囲内であると判断(S13でYes)して、ステップ11に戻って操作の有無を判断する。
検出した温度、湿度が図9中のCまたはDの領域にある場合には、所定範囲を逸脱したと判断(S13でNo)して、警報を発するとともに表示を行う。その後、ステップ11に戻って使用者の操作を待つ動作に移行する。
使用者が警報に気づき、操作パネル6から何らかの操作をすれば(S11でYes)待機時動作を終了して操作された内容の運転動作に移行する。
使用者が、警報が発生されているにも拘らず、送風装置1の操作を行わない場合(S11でNo)には、ステップ11からステップ13までを繰り返す。
使用者が、警報が発生されているにも拘らず、送風装置1の操作を行わずに他の空気調和機などで温湿度の調節を行った場合には、ステップ13(S13)で環境条件の変化が検出されて、ステップ13の判断がYesと変わって、警報を停止するとともにS11に戻って待機時動作を継続する。
(実施形態2)
本実施形態では、実施形態1と異なって吹出口5は閉塞せず、吹出口5の方向を変更する。本実施形態に関わる制御フローを図10に示す。実施形態1と同じ部分には、同じ符号を付して説明を省略する。実施形態1で説明した送風装置1において、回動部2を左右方向に往復回動駆動することが可能であり、本実施形態では、待機時に送風ファン7を駆動する場合に、左右方向の回動範囲のどちらかの端に吹出口5を向けて静止させる。
回動範囲の端は、送風装置1の電源コード8が電源に接続され初めて首振りボタン6hが操作された段階で、認識されるので、電源供給自体が中断されない限り回動範囲の右端または左端に吹出口5を向けることが可能である。
使用者は一人で部屋にいる場合には、首振り機能を使用するときに、一般的に左右方向の回動範囲の中心付近に位置して使用する傾向があり、左右方向のどちらかの端に吹出口5を向けるだけで、吹出口5から気流が漏れ出ても直接使用者に気流が当たることが避けられる。
本実施形態では、待機時動作に入った時に、吹出口5を回動範囲の左端または右端に向けて静止する動作以外は、実施形態1と同じ動作をするので以降の説明を省略する。
(実施形態3)
本実施形態においては、ルーバー25を上方に向けて吹出口5を閉塞することと、回動部2を回動範囲の左右どちらかの端に向けて静止させることの双方とも実施する。本実施形態の制御フローを図11に示す。待機時動作に入って、ルーバー25,25、・・・、を上向きにして吹出口5を閉塞するとともに、吹出口5を回動範囲の左端または右端に向けて静止する。そのようにすることで、送風ファン7の回転数が多少ばらついても使用者への風当たり影響が少なくなり、回転数を厳重に監視する必要がなくなる。つまり、電流パルスの幅やモータの特性の幅にバラつきがあっても使用者に直接風が当たることなく、不快感を与えることが避けられるだけでなく、制御ソフトの簡素化が図れる。
制御フローにおける判断は、実施形態1または2と同じであり、送風ファンの運転制御についても、実施形態1や実施形態2と同様に行う。従って以降の説明は省略する。
(実施形態4)
図12は実施形態4の送風装置100を示す斜視図である。説明の便宜上、実施形態1と同様の部分には同一の符号を付している。本実施形態では実施形態1と異なり人感センサ15が設けられる。その他の構成は実施形態1と同様である。
人感センサ15は赤外線焦電センサであって、所定範囲内の人の存在の有無を検出する。人感センサ15で人の存在を検出するようにした場合は、待機時の送風ファン7の間欠運転による気流送出を使用者が存在しない方向に向けて行うことが実施形態1の場合よりも確実になる。
人感センサ15は、回動部2の前面に設けられて、例えば、送風装置100の前方3m、左右の角度幅10°程度の範囲内に存在する人を検知する。人を検出する範囲は、人感センサの受光窓に配する光学フィルタでの調節や受光窓にスリットを設ける形状、受光窓を深井戸状にするなどの取付構造によって任意に設定することが出来る。
送風装置100は、上下方向に細長い吹出口5を有する送風装置であり、送出される風は、層流となっているために拡散が少なく吹出口と同様の形状を保って搬送される。そのため左右方向に首振りすることで一定の領域に風を送ることが出来る。
図13に実施形態4に関わる送風装置100の制御フローを、図14に制御ブロックを示す。実施形態1と同様に待機状態に入った時点で、経過時間の計測を開始するとともにルーバー25,25を上向きにして静止させる。
次にステップ20(S20)で、人感センサ15からの入力の有無を判断する。所定範囲内に人の存在を検出した場合(S20でYes)には、首振りモータ28を駆動して予め定めた首振り範囲区分の1段階だけ方向を変更して、再びステップ20に戻る。例えば、首振り角15°から首振り角30°に変更して再び人の存在の有無を検出する動作を行うといった具合である。この動作を繰り返して人を検知しない方向を探す。
人感センサ15が人を検出しなければ(S20でNo)、ステップ21(S21)に進んで操作パネル6からの入力の有無を判断する。操作があれば(S21でYes)待機時動作を終了して運転動作に移行する。
操作がなければ(S21でNo)ステップ22(S22)に進んで、所定時間2の経過を判断する。所定時間2は例えば5分である。所定時間2に満たなければ(S22でNo)、ステップ21に戻って操作の有無を判断する。所定時間2が経過すれば(S22でYes)、送風ファン7を起動して数秒から十数秒間運転し環境条件検出手段に送風をする。
検出した環境条件が、所定の範囲内に有るのか否かの判断がステップ23(S23)で行われる。環境条件の判断基準は実施形態1と同じものを使用する。温度、湿度条件が所定範囲にある場合、例えば図9中のAまたはBの領域にある場合には所定範囲内であると判断(S23でYes)して、ステップ21に戻って操作の有無を判断する。
検出した温度、湿度が図9中のCまたはDの領域にある場合には、所定範囲を逸脱したと判断(S23でNo)して、警報を発するとともに表示を行う。その後、ステップ21に戻って使用者の操作を待つ動作に移行する。
使用者が、警報に気づき何らかの操作をすれば(S21でYes)待機時動作を終了して操作された内容の運転動作に移行する。
使用者が、警報が発生されているにも拘らず、送風装置100の操作を行わない場合(S21でNo)には、ステップ21からステップ23までを繰り返す。
もしくは、 使用者が、警報が発生されているにも拘らず、送風装置100の操作は行わずに他の空気調和機などで温湿度の調節を行った場合には、ステップ22で所定時間2の経過後、ステップ23(S23)で環境条件の変化が検出されて、ステップ23の判断がYesと変わって、警報を停止するとともに待機時動作を継続する。
(実施形態5)
本実施形態は、実施形態4で使用した人感センサ15の代わりに撮影手段16を使用する。その他の構成は実施形態4と同じである。外観図を図15に示す。
本実施形態では、撮影手段として携帯電話等に搭載される小型カメラを使用する。得られた画像から人を抽出する方法については既に実用化されているのでこれを利用するとよい。また、画像を分析した結果を制御装置60または周辺装置で記憶させておいて、制御フローの巡回に合わせて前後のデータを比較することで、人が所定範囲に入ったか、退出したかが分かるので、人が退出した場合にはすでに出した警報を停止するなどの制御も可能になる。
また、本実施形態で待機時動作の初めに、吹出口5を閉塞することを行うが、前述のとおりこの動作は省略することも可能である。
本発明は、環境条件検出手段を有する空気調和機や送風装置等において、利用することができる。
1 送風装置
2 回動部
2a 回動軸
3 設置部
4 吸入口
5 吹出口
6 操作パネル
7 送風ファン
8 電源コード
9 通気板
10 把持部
15 人感センサ
16 撮影手段
22 送風通路
30 イオン発生装置

Claims (4)

  1. 室内の空気を吸い込む吸込口と、
    吸い込んだ空気を送出する吹出口と、
    前記吸込口と吹出口とを連通させる送風路と、
    前記送風路に配される送風ファンと、
    前記送風路に配される環境条件検出手段と、
    前記吹出口を閉塞する手段と、
    前記送風ファンと前記吹出口を閉塞する手段とを制御するとともに、計時機能を備える制御装置と、を備える送風装置において、
    前記送風装置の待機時に、前記送風ファンを所定時間ごとに間欠運転する場合に前記吹出口を閉塞し、
    前記吹出口の方向を左右に回動させる回動機構をさらに備え、
    前記送風装置の待機時に、前記吹出口を回動範囲の左端、または右端に向けることを特徴とする送風装置。
  2. 前記吹出口を閉塞する手段は、風向変更手段であることを特徴とする請求項1に記載の送風装置。
  3. 室内の空気を吸い込む吸込口と、
    吸い込んだ空気を送出する吹出口と、
    前記吸込口と吹出口とを連通させる送風路と、
    前記送風路に配される送風ファンと、
    前記送風路に配される環境条件検出手段と、
    前記吹出口の方向を左右に回動する手段と、
    前記送風ファンと前記回動手段とを制御するとともに、計時機能を備える制御装置と、を備える送風装置において、
    前記送風装置の待機時に、前記送風ファンを所定時間ごとに間欠運転する場合に、前記吹出口を回動範囲の左端、または右端に向けることを特徴とする送風装置。
  4. さらに異常を報知する手段を有し、
    前記環境条件によって検出した環境条件が、所定の範囲を逸脱する場合に警報を発する
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の送風装置。
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