JPH0493549A - 空気調和機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、防火、防５巳なとの保安機能を附加した空気
調和機に関するものである。

従来の技術 従来の空気調和機は空気調和を受けるへき部屋に空気調
和機室内機を設置し、その部屋の室外に外気と熱交換を
行う室外機を設けて、室内の人間がリモートコントロー
ル装置等によって運転条件の設定や、電源のオン、オフ
を行なうことにより作動している。

前記リモートコントロール装置には空気調和機室内機に
制御信号を送受するための配線を不要にしたワイヤレス
式リモートコントロール装置かあり、その制御信号を送
出すると、この信号の受信確認用として、ブザー等の発
音体か空気調和機室内機に附設されている。

リモートコントロール装置から空気調和を行う部屋の目
標温度等を指示する制御信号か送出されると、空気調和
機室内機は室内から吸い込んだ空気の温度を検出して、
前記目標温度と比較を行いながら冷凍サイクル等の動作
を制御する。吸い込み空気の温度はサーミスタ等で測定
され、リモートコントロール装置からの設定温度と検出
温度との差を処理して冷凍サイクルの制御信号としてい
る。

空気調和機か設置された部屋て、さらに防火防犯等の保
安設備（セキュリティーシステムとも呼ぶ）を設けるた
めには、従来の空気調和機とは別に防火システムや防犯
システムを設置しなければならない。

前記システムでは防火、防犯等それぞれの検知手段を天
井、窓、出入口等に取り付け、前記検知手段からの信号
を、別の場所に設けた警報装置にまで配線を施し伝送し
ている。各部屋の前記検知手段で、異常な高温や不法な
人の侵入が検知されると、その信号か制御部に伝送され
、報知手段としての警報ランプや警報ブザーを動作させ
ていた。

しかしながらこのような保安設備ては、管理すべき部屋
やその他の箇所に防火、防犯用の検知手段を新たに設け
たり、また前記検知手段からの信号を制御部に伝送する
ための配線をしたり、各種の報知手段に至るまての配線
の工事を施さねばならなかった。

発明か解決しようとする課題 しかしながら上記の従来の構成ては、保安設備の設置工
事を行うに際し、新築時てあれば配線機材を壁、天井に
埋め込むため非常に経費のかかるものとなる。また後付
けの場合には配管材料や配線材料等か壁や天井の表面に
露出したものになる場合か多く、見栄えを損うものであ
った。またいくら小規模なシステムといえとも、工事等
を伴いこれに経費かかかるため、家庭内に保安設備を気
軽に導入しにくい問題点を有していった。

本発明は空気調和機とは完全に独立して保安設備の設置
ならびに配線工事か必要でない、保安機能付きの空気調
和機を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段 請求項１記載の空気調和機は、空気調和を受ける室内か
ら吸い込んだ空気の温度を検出する室温検知手段と、予
め設定された異常温度と前記室温検知手段の検出温度を
比較する制御部と、前記検出温度か異常温度に達したこ
とを制御部か検出した場合に警報を発生する報知手段と
を設けたことを特徴とする 請求項２記載の空気調和機は、空気調和を受ける室内に
侵入した人から輻射されている熱線を検出する人体検知
手段と、前記人体検知手段か侵入者を検出した場合に警
報を発生する報知手段と、前記人体検知手段と報知手段
とで構成される侵入者報知機能の動作を選択する操作部
とを設けたことを特徴とする 請求項３記載の空気調和機は、空気調和を受ける部屋に
は、自己の室内ての空気調和の運転条件を選択するリモ
ートコントロール操作部を設け、空気調和を受ける部屋
とは別の管理室には、前記リモートコントロール操作部
で選択された運転条件の変更機能を有する集中コントロ
ーラ装置を設けるとともに、前記リモートコントロール
操作部に非常スイッチを併設し、前記集中コントローラ
装置には、前記非常スイッチの操作を検出する制御部と
、制御部か非常スイッチの操作を検出した場合に警報を
発生する報知手段とを設けたことを特徴とする。

作　　用 請求項１の構成によると、空気調和機に室温検知手段と
制御部と報知手段とを設けたため、室内の吸い込み温度
の異常な値を検出して火災を報知できる。

請求項２の構成によると、空気調和機に熱線を検出する
人体検知手段を設けているので、侵入者の発生を報知手
段て知ることができる。操作部を切り換えることにより
、空気調和機を設置した部屋に人か在室する時には、侵
入者検出して報知する機能をオフすることかできる。

請求項３の構成によると、各部屋のリモートコントロー
ル操作部に非常スイッチか併設され、この非常スイッチ
か操作されると管理室に設けた集中コントローラ装置の
報知手段か作動する。

実施例 以下本発明の実施例について、図面を参照しながら説明
する。

第１図〜第３図は火災報知の機能か付加された本発明の
空気調和機を示す。

空気調和機室内機１は室外に設置された室外機２と接続
され、室内３の天井部に設置されて室内空気を天井面よ
り吸い込んで空気調和を行なっている。空気調和機室内
機１の室内吸込側には吸い込み空気の温度を検知する室
温検知手段４としてサーミスタ４ａか設けられている。

また空気調和機室内機１の内部にはサーミスタ４ａが検
出した吸い込み空気の温度値と空気調和すべき目標温度
の比較をし、処理する回路である制御部５か設けである
。

また平常の空調運転において検出される空気温度と、火
災発生による室内空気の異常温度を併わせで判断てきる
よう、制御部５か構成されてあり、予め設定した異常温
度未満ては空気調和機は室温が目標温度となるような空
調運転を実行し、吸い込み空気の温度が設定した異常温
度以上になれば制御部５のマイクロコンピュータ７か警
報信号を発生する。

通常の空気調和機として、目標温度の設定やその他電源
のオンオフ等の運転条件の設定を行うために、ワイヤレ
スリモートコントロール装置８か室内３の任意の位置に
固定または置かれている。

このワイヤレスリモートコントロール装置８から、空気
調和の運転条件を空気調和機室内機１に送信したとき、
この信号を受信したことをワイヤレスリモートコントロ
ール装置８の使用者に確認させるため、確認音を発する
ようになっており、この確認音は制御部５からの指示に
より報知手段６であるブザー６ａを鳴らすことにより発
生する。

このような構成をもつ空気調和機て、第２図のタイムチ
ャート図に示すように、ワイヤレスリモートコントロー
ル装置８により空調目標温度を一例として２５°Ｃと設
定すれば、室外機２の周辺の外気温と、現在の室内温度
との関係で決まる冷凍サイクルにより、空調運転か行な
われる。通常、室内温度か目標温度の２５°Ｃ前後に向
かって制御されている間は警報を発生する必要もなく、
空気調和機か平常の空調運転を続けるか、第２図の室内
温度のタイムチャート図に示すように火災か発生（Ａ点
）してから、室内温度か上昇し、この後、制御部５か予
め設定された異常温度（例えば５０℃以上）を検知する
と、火災（Ｂ点）と判断し、ブザー６ａを鳴らして、警
報を発する。

この設定する温度が５０°Ｃ程度であれば、平常の空気
調和機としての運転制御には一切支障かなく、このよう
な状況になるのは火災時のみと考えられ、室内温度か異
常上昇すれば火災報知機としての役割をすることになる
。

次に第４図により、本発明の第２の実施例について説明
する。ここで第１の実施例と同一の作用をもつものは同
一の符号を付して説明を省略する。

第４図においては熱線を検出する人体検知手段１２とし
て焦電センサ１２ａが空気調和機室内機１に取り付けで
ある。前記焦電センサ１２ａは窓９から部屋１０に入っ
た侵入者１１の体から輻射されている熱線＋２ｃを検知
すると、部屋１０内の空気調和機室内機１のブザー６ａ
や他の部屋に設けた操作部１３に併設されているブザー
６ａを鳴らし、この部屋の居住者に警報を報知する。

操作部１３は人体検知を行なうか、行なわないかの切換
を行う切換スイッチ１３ａを有している。

この切換スイッチ１３ａを就寝時にオンしておくことに
より、侵入者か部屋１０に入った時にはブザー６ａか鳴
り、侵入者があることを知らせてくれる。なお侵入者の
検出を行う侵入者報知機能は、操作部１３からの指示さ
えあれば、空気調和機の空調運転の動作中や休止中であ
っても作動させることができる。

さらに第５図により、本発明の第３の実施例について説
明する。ここでも先の実施例と同一の作用のものについ
ては、同一の符号を付している。

１４は各部屋の空気調和機室内機ｌに接続されたリモー
トコントロール操作部である。このリモートコントロー
ル操作部１４は、従来の空気調和機におけると同様、オ
ン、オフや空調すべき温度等を設定するもので、運転条
件の選択を行う操作部である。各部屋ＩＯはそれぞれの
空気調和機室内機ｌにより空気調和を受けるか、管理室
Ｉ５には前記リモートコントロール操作部Ｉ４て選択さ
れた運転条件の変更機能をもつ集中コントローラ装置Ｉ
６を設置している。

またリモートコントロール操作部１４には非常スイッチ
１７か併設されており、この非常スイッチＩ７を押すこ
とにより、管理室１５等に設けられた、集中コントロー
ル装置１６に図示しない制訓部５か非常信号を伝達し、
非常事態の発生を示す表示ランプ１８を点滅させ、ブザ
ー６ａを鳴らすものである。

なお本発明の第１および第２の実施例における報知手段
６はブザー６ａて構成されるとしたか、表示ランプや其
他の警報表示てあってもよい。さらに第３の実施例にお
ける警報はブザー６ａや表示ランプＩ８としたか他の形
式の報知手段であってもよい。

発明の効果 請求項１に記載の空気調和機は、空気調和を受ける室内
から吸い込んな空気の温度を検出する室温検出手段と、
予め設定された異常温度と前記室温検知手段の検出温度
を比較する制御部と、前記検出温度か異常温度に達した
ことを制御部か検出した場合に警報を発生する報知手段
とを設けたため、新たに火災検知手段を空気調和機と別
に設けることなく火災発生を知ることかできる。

特に予め設定する異常温度を５０°Ｃ程度にしておけば
、通常の空気調和機の運転制御には一切関と 係なく、冷房運転、暖房運転、除湿運転等ｌ平行ｌして
室内の火災発生の検知装置として利用てきる。

また火災検知手段として新規に天井や壁に埋込み配線や
表面配線を施す必要もなく、従来の空気調和機の配線内
に本発明に係る配線を内設することかでき、室内の内装
工事の変更、追加か伴わない。

このため、室内の美観を損うこともなく、経済的な防火
保安設備を提供することかできる。

請求項２に記載の空気調和機は、空気調和を受ける室内
に侵入した人から輻射されている熱線を検出する人体検
知手段と、前記人体検知手段か侵入者を検出した場合に
警報を発生する報知手段と、前記人体検知手段と報知手
段とで構成される侵入者報知機能の動作を選択する操作
部とを設けたため、新たに防犯用検知手段を空気調和機
と別に設けることなく、侵入者を検知することかできる
。

また侵入者報知機能の動作を選択する操作部を設けてい
るので、前記操作部を構成する切換スイッチを就寝時等
にオンしておけば、外部からの侵入者かあった時、空気
調和機室内機や別の部屋に設けたブザーを鳴らすことが
できる。したかって侵入者に対する防犯装置としての役
割を空気調和機と併せて持たせることかできる。

また最近のホームオートメーション機器の普及に伴い、
家庭の部屋に設置した設備機器を集中制御するために各
部屋間を相互配線しである場合か多く、上記防犯用の人
体検知手段、報知手段、操作部の設置に際しても請求項
１の発明と同様にして新規に専用の屋内、屋外配線を施
す必要もなく、従来の空気調和機やホームオートメーシ
ョン機器の配線内に本発明に係る配線を内設するたけて
すむ。

また請求項３に記載の空気調和機は、空気調和を受ける
部屋には、自己の室内での空気調和の運転条件を選択す
るリモートコントロール操作部を設け、空気調和を受け
る部屋とは別の管理室には、前記＋ｊモートコントロー
ル操作部で選択された運転条件の変更機能を有する集中
コントローラ装置を設けるとともに、前記リモートコン
トロール操作部に非常スイッチを併設し、前記集中コン
トローラ装置には、前記非常スイッチの操作を検出する
制御部と、制御部が非常スイッチの操作を検出した場合
に警報を発生する報知手段とを設けることにより、本発
明の空気調和機の設置された各部屋で非常事態が発生し
た時に、各部屋のリモートコントロール操作部に併設し
た非常スイッチを押すことにより、管理室の集中コント
ローラ装置へ非常事態を通報することかでき、管理人は
前記集中コントローラ装置に設けた表示ランプやブザー
で構成される報知手段てその事態を知ることかできる。

またこの事態に対応して各部屋の空気調和機を停止した
り、運転条件を遠隔で変更したりすることかてきる。

また上記非常スイッチの併設に際しても請求項２の発明
の効果と同様にして本発明に係る配線を新たに新設する
必要はなくなる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の第１の実施例における空気調和機の構
成図、第２図は火災発生から火災検知までの室温温度変
化を示すタイムチャート図、第３図は第１の実施例にお
ける電気回路図、第４図は本発明の第２の実施例におけ
る人体検知手段をもつ空気調和機の構成図、第５図は本
発明の第３の実施例における非常スイッチを個別に設け
た空気調和機の構成図である。 １・・・空気調和機室内機、４・・・室温検知手段、５
・・・制御部、６・・・報知手段、６ａ・・・ブザー１
１・・・侵入者、１２・・・人体検知手段、＋２ａ・・
・焦電センサ、１２ｃ・・・熱線、！３・・・操作部、
１４・・リモートコントロール操作部、１５・・・管理
室、１６・・・集中コントローラ装置、１７・・・非常
スイッチ。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、空気調和を受ける室内から吸い込んだ空気の温度を
   検出する室温検知手段と、予め設定された異常温度と前
   記室温検知手段の検出温度を比較する制御部と、前記検
   出温度が異常温度に達したことを制御部が検出した場合
   に警報を発生する報知手段とを設けた空気調和機。 ２、空気調和を受ける室内に侵入した人から輻射されて
   いる熱線を検出する人体検知手段と、前記人体検知手段
   が侵入者を検出した場合に警報を発生する報知手段と、
   前記人体検知手段と報知手段とで構成される侵入者報知
   機能の動作を選択する操作部とを設けた空気調和機。 ３、空気調和を受ける部屋には、自己の室内での空気調
   和の運転条件を選択するリモートコントロール操作部を
   設け、空気調和を受ける部屋とは別の管理室には、前記
   リモートコントロール操作部で選択された運転条件の変
   更機能を有する集中コントローラ装置を設けるとともに
   、前記リモートコントロール操作部に非常スイッチを併
   設し、前記集中コントローラ装置には、前記非常スイッ
   チの操作を検出する制御部と、制御部が非常スイッチの
   操作を検出した場合に警報を発生する報知手段とを設け
   た空気調和機。