JP3744579B2 - 通信ネットワークにおける端末装置の発信時期決定方法及び端末装置 - Google Patents

通信ネットワークにおける端末装置の発信時期決定方法及び端末装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ホスト装置と複数の端末装置とを備え、端末装置からホスト装置に対して発信することにより両者の通信が開始する通信ネットワークにおける端末装置側の発信時期決定方法及び端末装置に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
ホスト装置と複数の端末装置との間で通信を行なう通信ネットワークにおいて、その通信を開始するための発信をホスト装置が主導で行なう場合と端末装置が主導で行なう場合とが考えられる。
【0003】
ホスト装置が主導となる場合には、ホスト装置が、通信すべき複数の端末装置毎にその発信時期を管理しておき、その発信時期になると該当する端末装置に発信して行えばよい。一方、端末装置が主導で行なう場合には、複数の端末装置が個々に発信するので、発信が集中してしまうとホスト装置で所定数以上の発信を受け付けてくれなくなり、データ通信が行えない端末装置が発生してしまう。そこで従来は、ホスト装置から各端末装置に対して発信時刻情報を送信するようにし、端末装置ではその送信された発信時刻になったらホスト装置に発信するようにしていた。
【0004】
しかしながら、端末装置が主導で発信するといっても、その発信時期の管理はホスト装置が行うようにしていたため、ホスト装置での管理負担が大きくなってしまう。例えば、1台の端末装置とデータ通信を行なう毎に、次回の発信時期を決定し通知するといった発信時期管理のため処理が必要となってくるのである。
【0005】
本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、端末装置が主導でホスト装置への発信を行ない、ホスト装置がその発信時期に関しての管理が不要でありながら、端末装置からホスト装置への発信が集中することを防止し、円滑なデータ通信を実現することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】
この目的を達成するためになされた請求項1に記載の発明は、ホスト装置と複数の端末装置とを備え、端末装置からホスト装置に対して発信することにより両者の通信が開始する通信ネットワークにおいて、通信ネットワーク内に属する複数の端末装置それぞれが固有の番号となるようにシリアル番号を設定し、それを予め各端末装置に記憶させておき、各端末装置は、下記のように決定された自装置が記憶しているシリアル番号の下n桁(n≧1)を用い、下記のように決定された所定の計算式によって計算した結果を発信時期として決定し、その決定された発信時期になると自動的にホスト装置に対して発信することを特徴とする通信ネットワークにおける端末装置の発信時期決定方法である。
(1)ホスト装置における同時着信許可数と、通信ネットワーク内で設定されている端末装置1台あたりのホスト装置との通信周期と、端末装置1台あたりの1回の通信に必要な時間を考慮して、1つの通信ネットワーク内に存在させる端末装置の上限総数が決定され、その上限総数に応じて、発信時期決定のために用いるシリアル番号中の下n桁が決定されている。
(2)所定の計算式は、ホスト装置における同時着信許可数と、通信ネットワーク内で設定されている端末装置1台あたりのホスト装置との通信周期と、端末装置1台あたりの1回の通信に必要な時間の少なくとも3つの要素が考慮されて設定されている。
【0007】
本発明の発信時期決定方法によれば、基本的に各端末装置が発信時期を独自に決定し、その発信時期になると自動的にホスト装置に対して発信する形式であるため、端末装置が主導でホスト装置への発信を行なうのであるが、ホスト装置がその発信時期に関して管理する必要がない。したがって、従来のように1台の端末装置とデータ通信を行なう毎に、ホスト装置が次回の発信時期を決定し、通知するといった従来の通信ネットワークにおいて必要であった発信時期管理のため処理が不要となり、ホスト装置での管理負担がなくなる。
【0008】
そして、この発信時期の決定については、自装置が記憶しているシリアル番号の下n桁(n≧1)を用い、下記のように決定された所定の計算式によって計算した結果を発信時期として決定するのであるが、この「シリアル番号の下n桁」は、通信ネットワーク内に存在させる端末装置の上限総数に応じて決定されている。そして、この「通信ネットワーク内に存在させる端末装置の上限総数」は、ホスト装置における同時着信許可数と、通信ネットワーク内で設定されている端末装置1台あたりのホスト装置との通信周期と、端末装置1台あたりの1回の通信に必要な時間を考慮して決定されている。
【0009】
また、所定の計算式は、ホスト装置における同時着信許可数と、通信ネットワーク内で設定されている端末装置1台あたりのホスト装置との通信周期と、端末装置1台あたりの1回の通信に必要な時間の少なくとも3つの要素を考慮して設定されている。そのため、ホスト装置における同時着信許可数と、通信ネットワーク内で設定されている端末装置1台あたりのホスト装置との通信周期と、端末装置1台あたりの1回の通信に必要な時間を考慮して「通信ネットワーク内に存在させる端末装置の上限総数」が例えば100台と決定された場合には「シリアル番号の下n桁」については2桁とすればよい。00〜99という番号によって100台の区別が付くからである。同様に、「通信ネットワーク内に存在させる端末装置の上限総数」が例えば1000台と決定された場合には「シリアル番号の下n桁」については3桁とすればよい。000〜999という番号によって1000台の区別が付くからである。
【0010】
なお、請求項に示すように、所定の計算式を、ホスト装置から通信ネットワーク内の全ての端末装置に対して配信するようにすれば、必要に応じて更新することができる。つまり、上述したホスト装置における同時着信許可数や、端末装置1台あたりの所要通信時間や、通信ネットワーク内の現在の端末数あるいは想定される最大端末数が変更になった場合には、それに応じた適切な計算式を配信すればよい。
【0011】
【0012】
このように決定した発信時期に各端末装置が発信することで、通信ネットワーク内の端末装置からの発信時期が分散され、ホスト装置にとっては端末装置からの発信が集中することが防止される。その結果、円滑なデータ通信を実現することできる。
【0013】
一方、請求項には、本発明の通信ネットワークにおける端末装置の発信時期決定方法を用いた端末装置が提案されている。この端末装置は、通信ネットワーク内のホスト装置に対して発信することにより該ホスト装置との通信を開始する端末装置において、通信ネットワーク内に属する複数の端末装置それぞれが固有の番号となるように設定されたシリアル番号を記憶しておくシリアル番号記憶手段と、 下記のように決定された前記シリアル番号記憶手段に記憶されているシリアル番号の下n桁(n≧1)を用い、下記のように決定された所定の計算式によって発信時期を決定する発信時期決定手段と、
該発信時期決定手段によって決定された発信時期を記憶しておく発信時期記憶手段と、
該発信時期記憶手段に記憶された発信時期になると自動的にホスト装置に対して発信する発信手段とを備えることを特徴とする。
(1)ホスト装置における同時着信許可数と、通信ネットワーク内で設定されている端末装置1台あたりのホスト装置との通信周期と、端末装置1台あたりの1回の通信に必要な時間を考慮して、1つの通信ネットワーク内に存在させる端末装置の上限総数が決定され、その上限総数に応じて、発信時期決定のために用いるシリアル番号中の下n桁が決定されている。
(2)所定の計算式は、ホスト装置における同時着信許可数と、通信ネットワーク内で設定されている端末装置1台あたりのホスト装置との通信周期と、端末装置1台あたりの1回の通信に必要な時間の少なくとも3つの要素が考慮されて設定されている。
【0014】
シリアル番号記憶手段には、通信ネットワーク内に属する複数の端末装置それぞれが固有の番号となるように設定されたシリアル番号が記憶されており、発信時期決定手段は、上記(1)のように決定されたシリアル番号記憶手段に記憶されているシリアル番号の下n桁(n≧1)を用い、上記(2)のように決定された所定の計算式によって発信時期を決定し、発信時期記憶手段に記憶しておく。そして、発信手段は、記憶された発信時期になると自動的にホスト装置に対して発信する。
【0015】
したがって、本端末装置が発信した場合には、上記通信ネットワークにおける端末装置の発信時期決定方法についての説明でも述べたように、通信ネットワーク内の複数の端末装置から発信される時期が分散され、端末装置からホスト装置への発信が集中することが防止できる。
【0016】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の発信時期決定方法にて端末装置の発信時期を決定するようにした通信ネットワークを通信式カラオケシステムに適用した一実施例を図面を参照して説明する。
【0017】
最初に図1を参照して、実施例としての通信ネットワークの構成を説明する。図1において、「ホスト装置」としての情報センタ1と「端末装置」としてのカラオケ端末10とが本発明の通信ネットワークであり、公衆回線網5は電話事業者側設備である。
【0018】
図1に示す通信ネットワークは最小の構成例であり、1台の情報センタ1と1台のカラオケ端末10から構成される。実際には、上記各装置1,10はそれぞれ複数台存在する場合もあり、1台の情報センタ1に対して複数台のカラオケ端末10が存在するのが一般的である。
【0019】
まず、情報センタ1の構成を説明する。情報センタ1は、ホストコンピュータ51と、情報記憶装置53と、入力装置55と、通信制御装置57と、プリンタ59と、CRT61とを備えている。ホストコンピュータ51は、各種制御プログラムに従って情報センタ全体の動作制御を行っている。情報記憶装置53には、カラオケ端末10へ配信可能なカラオケ曲情報が記憶されている。また、カラオケ端末10毎の稼働情報やカラオケ曲情報の配信記録(配信日等も含まれている)あるいは課金実績等もこの情報記憶装置53に記憶させておくことができる。なお、入力装置55からは各種指令を入力することができ、例えば、情報記憶装置53に記憶された稼働情報や配信記録あるいは課金実績等をプリンタ59によって印刷させたり、CRT61に表示させたりすることができる。
【0020】
また、通信制御装置57は、電話事業者側設備である公衆回線網5を通してカラオケ端末10とデータ通信を行うためのものであり、情報センタ1の通信制御装置57とカラオケ端末10の通信制御装置27とが公衆回線網5を介してデータ通信を行なう。情報センタ1からカラオケ曲情報を配信したり、カラオケ端末10からの稼働情報等を吸い上げる場合には、この経路で行なう。
【0021】
続いて、カラオケ端末10についてその構成及び機能の概略を説明する。上述したように本発明における「端末装置」に相当するカラオケ端末10は、装置全体の制御を司り、「発信時期決定手段」に相当する中央制御装置31、入力手段としての多目的入力キー32、「シリアル番号記憶手段」及び「発信時期記憶手段」に相当するハードディスク33、現在の年月日時刻を計時可能な電子タイマ34、音声再生回路35、画面表示制御装置26、「発信手段」に相当する通信制御装置27を備えている。そして、音声再生回路35にはミキサアンプ38が、画面表示制御装置26には表示手段としてのテレビモニタ29がそれぞれ接続されている。
また、ミキサアンプ38にはスピーカ41とマイクロフォン43が接続されている。
【0022】
前記多目的入力キー32は各種キーを備えており、カラオケ曲の選択作業や、情報センタ1との接続などの操作に使用される。また通信制御装置27は、電話事業者側設備である公衆回線網5を通して情報センタ1とデータ通信を行うためのものであり、デジタルデータの音声帯域への変調、受信した音声帯域信号のデジタルデータへの復調を行う。
【0023】
カラオケ端末10は、カラオケ演奏を行うために必要なカラオケ曲情報を情報センタ1から供給してもらい、内蔵するハードディスク33に記憶・蓄積しておく。なお、前記ハードディスク33には記憶される1曲分のカラオケ曲情報は、曲同士を識別するための識別情報である曲番号情報及び実体情報から構成されている。この内の実体情報は、伴奏音楽の情報であるMIDI(Musical Instrument Digital Interface)規格の演奏情報、歌詞情報、歌詞の切替や色替えのタイミングを指定するためのタイミング情報、背景映像情報等からなっている。背景映像情報は曲毎に対応した映像情報を符合化したものである。
【0024】
カラオケ端末10は、上記のような構成からなり、カラオケ利用者のリクエストに応じて実際にカラオケ演奏を行うための装置である。カラオケ演奏時には、中央制御装置31は、所定のカラオケ演奏プログラムに従って、カラオケ演奏処理を実行するのであるが、中央制御装置31は、リクエストされた曲に対応するカラオケ曲情報をハードディスク33から読み出し、演奏情報は音声再生回路35に、歌詞情報及び背景映像情報は画面表示制御装置26にそれぞれ転送する。音声再生回路35に出力された演奏情報は、アナログの演奏信号に変換された後、ミキサアンプ38へ送られて電気的に増幅されるとともに、マイクロフォン43を介して入力する利用者の歌声と適度な割合でミキシングされる。ミキシングされた音声信号は、スピーカ41により演奏音として外部へ出力される。
【0025】
一方、演奏情報と同期して出力される歌詞情報は、画面表示制御装置26において再生された背景映像情報と合成(スーパーインポーズ)されてテレビモニタ29に表示される。これにより、テレビモニタ29には、背景映像に歌詞テロップが合成された状態で表示される。
【0026】
カラオケ演奏を行うために必要なカラオケ曲情報は情報センタ1から供給してもらって内蔵するハードディスク33に記憶・蓄積しておくことは説明した。過去にリリースされた曲についてはまとめて供給するか、あるいは予めハードディスク33に記憶させた状態のカラオケ端末10として利用者側に設置することによって対応するが、今後リリースされる新曲については、情報センタ1から公衆回線網5を介してカラオケ端末10へ順次供給して補充していく。
【0027】
この場合、カラオケ端末10から情報センタ1に対して、例えば1日に1回あるいは10日に1回というように定期的に問い合わせ、新曲があれば配信してもらうという形式を採用している。ハードディスク33には新曲配信の問い合わせをするための発信時期が記憶されており、中央制御装置31は、この発信時期が来ると情報センタ1に対して発信し、問い合わせをするのである。なお、後述するようにこの発信時期は更新設定することができる。
【0028】
そして、この発信時期は、次のようにして決定される。
[第1の発信時期決定例]
これは各カラオケ端末10が1日に1回の割合で情報センタ1に発信するように設定する場合で、1日における発信時期を分散させる例である。
【0029】
カラオケ端末10にはそれぞれ固有の製造シリアル番号が設定されており、その製造シリアル番号はハードディスク33に記憶されている。そして、そのシリアル番号を用い、発信時期決定プログラムに基づいて、自端末の発信時期を自分で決定する。
【0030】
その決定方法は、1日の総分数である[24時間×60分=1440分]を100で除した[14.4分」を製造シリアル番号の下2桁にかけた値を、午前0時0分からの経過時刻として計算する。例えばカラオケ端末10の総数が100台以内で、しかも1台当りの通信時間が14.4分未満であれば、情報センタ1に対するカラオケ端末10からの同時着信呼数が10台以内となり、情報センタ1の着信ポート数は10個あれば良いことになる。
【0031】
この決定方法によって決定した発信時期を図2に示す。製造シリアル番号の下2桁が「00」の場合には「0時0分0秒」であり、下2桁が「01」の場合には「0時14分24秒」、下2桁が「02」の場合には「0時28分48秒」という具合いに、14分24秒毎に発信時期が設定され、順番として最後となる下2桁が「99」のものは「23時45分36秒」となる。
[第2の発信時期決定例]
これは各カラオケ端末10が10日に1回の割合で情報センタ1に発信するように設定する場合で、10日単位で発信時期を分散させる例である。
【0032】
1か月を1日から10日、11日から20日、21日から月末日の3期間に分け、各期間内に1回発信するように設定する。例えば1日から10日までの期間であれば、10日の総分数である[10日×24時間×60分=14400分]を1000で除した[14.4分]を製造シリアル番号の下3桁にかけた値を、1日の午前0時0分からの経過時刻として計算する。
【0033】
図3にこの決定方法によって決定した発信時期を示す。製造シリアル番号の下3桁が「000」の場合には「1日0時0分0秒」であり、下3桁が「001」の場合には「1日0時14分24秒」という具合いに、14分24秒毎に発信時期が設定される。下3桁が「200」の場合には14.4分×200=28800分なので「2日2時0分0秒」、下3桁が「777」の場合には14.4分×777=111188.8分なので「7日18時28分48秒」となる。そして順番として最後となる下3桁が「999」のものは、「10日23時45分36秒」となる。
【0034】
これは1日から10日の期間における発信時期であったが、11日から20日の期間、21日から月末日の期間についてもそれぞれ同様である。したがって、例えば製造シリアル番号の下3桁が「200」のカラオケ端末10は、2日,12日,22日のそれぞれ午前0時0分0秒に発信することになる。また下3桁が「777」のものは、7日,17日,27日のそれぞれ午後6時28分48秒に発信することになる。
【0035】
続いて、上述したような発信時期決定方法によって決定された発信時期が来ると情報センタ1に対して発信するカラオケ端末10での処理、及びその発信に対して応答する情報センタ1での処理について説明する。まず、カラオケ端末10で実行される発信制御処理を図4のフローチャートを参照して説明する。
【0036】
本処理では、まず、最初のステップS11にて、ハードディスク33から読み出した発信時期(この場合は発信時刻として秒単位で設定されている。)と電子タイマ34が計時している現在時刻とを比較する。
その比較の結果、発信時刻になっていれば(S12:YES)、S13へ移行して、情報センタ1に新曲の配信要求をするための処理を実行する。
【0037】
まず、S13で情報センタ1と接続する。
より具体的には、カラオケ端末10は、所定の通信プロトコルに従い公衆回線網5を通じて情報センタ1を発呼し、さらにパスワードを送信する。そして、情報センタ1からパスワードOKが送信されて初めて接続が完了し、その後の新曲配信要求等が実行できるようになる。
【0038】
情報センタ1との接続処理終了後、S14へ移行し、新曲にかかるカラオケ曲情報を配信してもらうための要求を情報センタ1に対して送信する。そして、続くS15では、配信要求に対する応答として、情報センタ1から送信される新曲にかかるカラオケ曲情報又は「新曲なし」を通知するための情報を受信する。新曲のカラオケ曲情報を受信した場合にはハードディスク33へ記憶させる。
【0039】
このハードディスク33への記憶処理が完了したら、S16へ移行し、情報センタ1との接続解除処理を行う。なお、必ずしも要求した時点で配信されるべき新曲があるとは限らないので、その場合には「新曲なし」の通知がされ、それで接続解除処理に移行する。
【0040】
この接続解除処理が終了すると、S17へ移行して発信時刻の更新処理を実行する。この発信時刻の更新は、例えば図2に示したように1日に1回同じ時刻に発信するように決定されている場合、1日を加算して次回の発信時刻として更新する。また、図3に示したように10日に1回同じ時刻に発信するように決定されている場合には、次回のために10日を加算して更新する。例えば、図3において下3桁が「777」の場合で、12月7日の18時28分48秒に発信した場合には、10日後の12月17日の18時28分48秒が次回の発信時刻(発信時期)として更新設定される。
【0041】
このように発信時刻の更新設定を行った後は、再度S11へ戻る。なお、S12で否定判断、すなわち発信時刻になっていない場合には、そのままS11へ戻る。次に、情報センタ1の作動を図5のフローチャートに基づいて説明する。
【0042】
情報センタ1では、電源投入後、S30のステップから実行する。S30では、通信制御装置57のリセット等の装置全体の初期化を行う。そして、S31へ移行し、カラオケ端末10から接続要求があるかどうかを調べる。あればS32へ移行し、なければS31の処理を繰り返し、待機状態となる。
【0043】
S32では、カラオケ端末10からの接続要求に対して当該カラオケ端末10との接続を行う。接続完了後、S33へ移行し、カラオケ端末10からの新曲の配信要求を受信する。この新曲配信要求の受信完了後、S34へ移行し、新曲にかかるカラオケ曲情報又は「新曲なし」を通知するための情報を、要求を出したカラオケ端末10に対して送信する。前回の配信時から今回の配信時までに新たに配信すべきものとなった新曲のカラオケ曲情報を配信するのであるが、配信すべき新曲がない場合もあるので、その場合には「新曲なし」を通知する。
【0044】
こうしてS34で課金情報の送信が完了したら、S35へ移行し、カラオケ端末10との接続を解除する。接続解除処理が完了後、S36へ移行し、S32〜S35の処理の結果であるカラオケ曲情報の配信実績を、情報記憶装置53に記録する。
【0045】
以上説明したように、通信ネットワーク内に属する複数のカラオケ端末10それぞれが固有の番号となるように製造シリアル番号が設定されており、各カラオケ端末10はそれをハードディスク33に記憶している。そして、各カラオケ端末10は、自装置が記憶している製造シリアル番号に基づいて独自に発信時期を決定し、その決定された発信時期になると自動的に情報センタ1に対して発信する。このような発信時期決定方法によれば、カラオケ端末10の主導で情報センタ1への発信を行ない、情報センタ1がその発信時期に関して管理する必要がない。
【0046】
したがって、従来のように1台のカラオケ端末10とデータ通信を行なう毎に、情報センタ1が次回の発信時期を決定し、通知するといった従来の通信ネットワークにおいて必要であった発信時期管理のため処理が不要となり、情報センタ1での管理負担がなくなる。また、通信ネットワーク内の端末装置からの発信時期が分散され、ホスト装置にとっては端末装置からの発信が集中することが防止される。その結果、円滑なデータ通信を実現することできる。
【0047】
また、発信時期の決定のために、上記実施例では所定の計算式を用いていた。[第1の発信時期決定例]では製造シリアル番号の下2桁だけを用い、[第2の発信時期決定例]では製造シリアル番号の下3桁だけを用いていた。この計算式やシリアル番号の下何桁を用いるかは、通信ネットワークの種々の状況によって異なるが、その際に考慮する要素としては、通信ネットワーク内で設定されている1台のカラオケ端末10あたりの情報センタ1との通信周期が挙げられる。例えば1日に1回通信する必要があるのか、10日に1回でよいのかといったことは重要である。また、情報センタ1における同時着信許可数も考慮する必要がある。例えば情報センタ1の着信ポート数が10個と決まっている場合には、それを基準とし、さらに通信周期と1回の通信に必要な時間を考慮して、1つの通信ネットワーク内のカラオケ端末10の総数を決定する必要も出て来る。
【0048】
なお、配信時刻を決定するための所定の計算式を、情報センタ1から通信ネットワーク内の全てのカラオケ端末10に対して配信するようにすれば、必要に応じて更新することができる。つまり、上述した情報センタ1における同時着信許可数や、カラオケ端末10の1台あたりの所要通信時間等は、通信ネットワーク内の現在の端末数あるいは想定される最大端末数が変更になった場合、あるいは通信能力がアップした場合等には、それに応じた適切な計算式を配信すれば、より適切な通信が実現できる。
【0049】
以上本発明はこの様な実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々なる態様で実施し得る。例えば、上記実施例では発信時期の決定のために所定の計算式を用いていたが、所定の法則にしたがって決定してもよい。例えば各カラオケ端末10は、自装置が記憶している製造シリアル番号の下1桁が暦における日時の下1桁と一致する場合に、その日時を発信時期として決定することが考えられる。また1月に3回程度の通信ができればよい場合には、日の下1桁を用いればよい。例えばシリアル番号が「1234」であれば、下1桁の「4」と一致する日として4日、14日、24日が該当する。また、1日に2回程度通信する場合には、時(0時〜23時あるいは1時〜24時)の下1桁を用いればよい。例えばシリアル番号が「1234」であれば、下1桁の「4」と一致する時として4時と14時が該当する。もちろん、この場合には、1時間単位でしか発信時期が設定できないので、1回の通信時間が1時間近くかかる場合には有効であるが、10分程度で終了してしまうと、その後の50分程度が有効に使われなくなるので、1回の通信時間が短い場合には、上述したように、その通信時間も考慮した計算式による方が好ましいといえる。
【0050】
なお、上記実施例では、製造シリアル番号を用いていたが、カラオケ端末10毎に固有の番号として設定されるものであれば別の番号でもよい。そして、基本的には同じ通信ネットワーク内において固有であればよく、別の通信ネットワーク内には同じ製造シリアル番号のものがあっても構わない。したがって、例えばロット番号のようなものが付加されて「A−10777」と「B−10777」のような番号があったとしても、それらが別の通信ネットワークに分けられていれば問題はない。
【0051】
また、上記実施例は、通信式カラオケシステムのネットワークに適用したものであったが、その他の種々の通信ネットワークに適用できる。特に、端末装置がホスト装置から定期的に情報を得る必要がある場合、あるいは逆にホスト装置が端末装置から定期的に情報を得る必要がある場合に有効なものであり、例えば1日に1回いつでもよいからホスト装置との通信が必要というような通信ネットワークにおいてその効果を発揮するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例の通信ネットワークのブロック図である。
【図2】 第1の発信時期決定方法により決定した発信時期を示す説明図である。
【図3】 第2の発信時期決定方法により決定した発信時期を示す説明図である。
【図4】 実施例のカラオケ端末で実行される発信制御処理を示すフローチャートである。
【図5】 実施例の情報センタで実行される配信制御処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1…情報センタ 5…公衆回線網
7…専用回線 10…カラオケ端末
26…画面表示制御装置 27…通信制御装置
29…テレビモニタ 31…中央制御装置
32…多目的入力キー 33…ハードディスク
34…電子タイマ 35…音声再生回路
38…ミキサアンプ 41…スピーカ
43…マイクロフォン 51…ホストコンピュータ
53…情報記憶装置 55…入力装置
57…通信制御装置 59…プリンタ

Claims (3)

  1. ホスト装置と複数の端末装置とを備え、端末装置からホスト装置に対して発信することにより両者の通信が開始する通信ネットワークにおいて、
    通信ネットワーク内に属する複数の端末装置それぞれが固有の番号となるようにシリアル番号を設定し、それを予め各端末装置に記憶させておき、
    各端末装置は、下記のように決定された自装置が記憶しているシリアル番号の下n桁(n≧1)を用い、下記のように決定された所定の計算式によって計算した結果を発信時期として決定し、その決定された発信時期になると自動的にホスト装置に対して発信することを特徴とする通信ネットワークにおける端末装置の発信時期決定方法。
    (1)ホスト装置における同時着信許可数と、通信ネットワーク内で設定されている端末装置1台あたりのホスト装置との通信周期と、端末装置1台あたりの1回の通信に必要な時間を考慮して、1つの通信ネットワーク内に存在させる端末装置の上限総数が決定され、その上限総数に応じて、発信時期決定のために用いるシリアル番号中の下n桁が決定されている。
    (2)所定の計算式は、ホスト装置における同時着信許可数と、通信ネットワーク内で設定されている端末装置1台あたりのホスト装置との通信周期と、端末装置1台あたりの1回の通信に必要な時間の少なくとも3つの要素が考慮されて設定されている。
  2. 請求項1に記載の発信時期決定方法において、
    前記所定の計算式は、ホスト装置から通信ネットワーク内の全ての端末装置に対して配信することによって更新可能であることを特徴とする通信ネットワークにおける端末装置の発信時期決定方法。
  3. 通信ネットワーク内のホスト装置に対して発信することにより該ホスト装置との通信を開始する端末装置において、
    通信ネットワーク内に属する複数の端末装置それぞれが固有の番号となるように設定されたシリアル番号を記憶しておくシリアル番号記憶手段と、
    下記のように決定された前記シリアル番号記憶手段に記憶されているシリアル番号の下n桁(n≧1)を用い、下記のように決定された所定の計算式によって発信時期を決定する発信時期決定手段と、
    該発信時期決定手段によって決定された発信時期を記憶しておく発信時期記憶手段と、
    該発信時期記憶手段に記憶された発信時期になると自動的にホスト装置に対して発信する発信手段とを備えることを特徴とする端末装置。
    (1)ホスト装置における同時着信許可数と、通信ネットワーク内で設定されている端末装置1台あたりのホスト装置との通信周期と、端末装置1台あたりの1回の通信に必要な時間を考慮して、1つの通信ネットワーク内に存在させる端末装置の上限総数が決定され、その上限総数に応じて、発信時期決定のために用いるシリアル番号中の下n桁が決定されている。
    (2)所定の計算式は、ホスト装置における同時着信許可数と、通信ネットワーク内で設定されている端末装置1台あたりのホスト装置との通信周期と、端末装置1台あたりの1回の通信に必要な時間の少なくとも3つの要素が考慮されて設定されている。
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