JP3743610B2 - 電池 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は電池に関し、より特定的には、外部からの衝撃によって電極の断線などが発生することを防止することが可能な電池に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、電子機器、特に携帯電話機や個人情報端末あるいは通信機能を備えたノート型パソコンなどの携帯無線端末は、小型化および軽量化が急速に進んできている。このような電子機器の小型化、軽量化に伴って、これらの電子機器に用いられる電源としての電池では、その小型化、軽量化が強く求められている。
【0003】
このような要求に応えるべく、電極と電解液とを含む発電要素をラミネートフィルムなどの外装部材で密閉し、従来よりも小型化、軽量化を図った電池の開発が進められている。図31は、従来の電池を示す斜視模式図である。図31を参照して、従来の電池を説明する。
【0004】
図31を参照して、電池101は、外装部材としてのラミネートフィルムの内部に保持された発電要素としての発電セルと、この発電セルから電池101の外部へと電流を供給するための電極である正電極102、負電極103とを備える。電池101では、セル部105において外装部材としてのラミネートフィルムの内部に発電セルが保持されている。そして、この発電セルをセル部105に密閉するため封止部104が設けられている。正電極102および負電極103は、セル部105に保持された発電セルに接続され、封止部104を介して電池101の外部へと延在するように配置されている。
【0005】
図31に示した電池101は、図32に示すように、発電要素としての発電セル120を外装部材としてのラミネートフィルム111によって包込み、ラミネートフィルム111の端部を封止することにより形成される。図32は、図31に示した電池の製造方法を説明するための斜視模式図である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
図31に示した電池101においては、外装部材としてのラミネートフィルム111は発電セル120を包込み、その端部を封止しているだけであり、ラミネートフィルム111と発電セル120とは直接固着されてはいない。このため、電池101に外部から衝撃が加わった場合、たとえば電池101を組込んだ携帯電話機などがある高さから落下したような場合には、電池101の内部において発電セル120がその衝撃により容易に移動可能であった。一方、図31および32を参照して、発電セル120に接続された正電極102および負電極103は封止部104においてラミネートフィルム111(図32参照)と固定されている。このため、上述のように発電セル120が移動した場合、正電極102および負電極103に大きな応力が加わることになる。この結果、正電極102、負電極103が断線するなど不良が発生する場合があった。
【0007】
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の目的は、外部からの衝撃によって電極の断線などの不良が発生することのない電池を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この発明に従った電池は、発電要素と外装部材と電極とを備える。外装部材は発電要素を内部に保持する、アルミニウム箔の表裏面にそれぞれラミネートフィルム樹脂を配置したラミネートフィルムである。電極は、発電要素と電気的に接続され、外装部材の内部から外部にまで延在する。発電要素は、正極集電体と、負極集電体と、前記正極集電体と前記負極集電体との間に配置されるセパレータとを含む。発電要素は、正極集電体、負極集電体およびセパレータを積層したシート状部材がある軸線の周りに巻かれた形態を有する。発電要素の軸線の延びる方向は、電極の延びる方向とほぼ同一である。発電要素において、軸線の周りに巻かれたシート状部材の端部におけるセパレータの一部が、発電要素から外装部材の内部の壁面にまで到達して外装部材に固定される延在部になっている。延在部が外装部材の封止部に挟込まれることにより、延在部は外装部材に固定されている。
【0009】
このようにすれば、延在部を介して発電要素を外装部材に対して固定することができる。この結果、電池に対して外部から衝撃が加えられた場合、外装部材と発電要素との相対的な位置がずれることを防止できる。したがって、電極が外装部材と固定されている場合、発電要素が外装部材に対して相対的に移動することに起因する電極の断線などの不良の発生を防止できる。
【0011】
ここで、セパレータは樹脂を用いて構成することができ、また外装部材はアルミニウム箔の表裏面に樹脂を塗布したラミネートフィルムを用いることが一般的である。そのため、この延在部としてのセパレータの一部とラミネートフィルムからなる外装部材との間を熱融着などにより容易に固着させることができる。この結果、発電要素の延在部と外装部材との間の固定を確実かつ容易に行なうことができる。
【0012】
また、発電要素の構成材料としてのセパレータの一部を延在部として流用することができるので、発電要素に対して延在部としての新たな部材を接合するといった工程を実施する必要がない。したがって、従来の電池の製造工程と比較して製造工程数が増加することを防止できる。この結果、電池の製造コストが上昇することを防止できる。
【0013】
この発明に従った電池は、発電要素と外装部材と電極とを備える。外装部材は発電要素を内部に保持する、アルミニウム箔の表裏面にそれぞれラミネートフィルム樹脂を配置したラミネートフィルムである。電極は、発電要素と電気的に接続され、外装部材の内部から外部にまで延在する。発明要素は、正極集電体と、負極集電体と、正極集電体と負極集電体との間に配置されるセパレータとを含む。発電要素は、正極集電体、負極集電体およびセパレータを積層したシート状部材がある軸線の周りに巻かれた形態を有する。発電要素の軸線の延びる方向は、電極の延びる方向とほぼ同一である。発電要素において、軸線の周りに巻かれたシート状部材の端部における正極集電体および負極集電体のいずれか一方の一部が、発電要素から外装部材の内部の壁面にまで到達して外装部材に固定される延在部になっている。延在部が外装部材の封止部に挟込まれることにより、延在部は外装部材に固定されている。
【0014】
この場合、正極集電体および負極集電体としては一般的に金属が用いられるため、延在部の強度を確実に向上させることができる。また、発電要素の構成材料である正極集電体もしくは負極集電体を延在部として流用するので、新たに延在部として新たな部材を発電要素に付加する必要がない。したがって、電池の製造コストが上昇することを防止できる。
【0015】
この発明に従った電池は、発電要素と外装部材と電極とを備える。外装部材は発電要素を内部に保持する、アルミニウム箔の表裏面にそれぞれラミネートフィルム樹脂を配置したラミネートフィルムである。電極は、発電要素と電気的に接続され、外装部材の内部から外部にまで延在する。発電要素は、正極集電体と、負極集電体と、正極集電体と負極集電体との間に配置されるセパレータとを含む。発電要素は、正極集電体、負極集電体およびセパレータを積層したシート状部材がある軸線の周りに巻かれた形態を有する。発電要素の軸線の延びる方向は、電極の延びる方向とほぼ同一である。発電要素において、軸線の周りに巻かれたシート状部材の端部における正極集電体およびセパレータの組合せ、または負極集電体およびセパレータの組合せの一部が、発電要素から外装部材の内部の壁面にまで到達して外装部材に固定される延在部になっている。延在部が外装部材の封止部に挟込まれることにより、延在部は外装部材に固定されている。
【0016】
この場合、延在部として、正極集電体、負極集電体あるいはセパレータのいずれか1つの一部を用いる場合よりも、延在部の強度を向上させることができる。この結果、電池の外部からより強い衝撃が加えられても、外装部材に対する発電要素の相対的な位置がずれることを防止できる。
【0017】
この発明に従った電池は、発電要素と外装部材と電極とを備える。外装部材は発電要素を内部に保持する、アルミニウム箔の表裏面にそれぞれラミネートフィルム樹脂を配置したラミネートフィルムである。電極は、発電要素と電気的に接続され、外装部材の内部から外部にまで延在する。発電要素は、正極集電体と、負極集電体と、正極集電体と負極集電体との間に配置されるセパレータとを含む。発電要素は、正極集電体、負極集電体およびセパレータを積層したシート状部材がある軸線の周りに巻かれた形態を有する。発電要素の軸線の延びる方向は、電極の延びる方向とほぼ垂直である。発電要素において、軸線の周りに巻かれたシート状部材の端部におけるセパレータの一部が、発電要素から外装部材の内部の壁面にまで到達して外装部材に固定される延在部になっている。延在部が外装部材の封止部に挟込まれることにより、延在部は外装部材に固定されている。
【0019】
この発明に従った電池は、発電要素と外装部材と電極とを備える。外装部材は発電要素を内部に保持する、アルミニウム箔の表裏面にそれぞれラミネートフィルム樹脂を配置したラミネートフィルムである。電極は、発電要素と電気的に接続され、外装部材の内部から外部にまで延在する。発電要素は、正極集電体と、負極集電体と、正極集電体と負極集電体との間に配置されるセパレータとを含む。発電要素は、正極集電体、負極集電体およびセパレータを積層したシート状部材がある軸線の周りに巻かれた形態を有する。発電要素の軸線の延びる方向は、電極の延びる方向に対してほぼ垂直である。発電要素において、軸線の周りに巻かれたシート状部材の端部における正極集電体および負極集電体のいずれか一方の一部が、発電要素から外装部材の内部の壁面にまで到達して外装部材に固定される延在部になっている。延在部が外装部材の封止部に挟込まれることにより、延在部は外装部材に固定されている。
【0021】
この発明に従った電池は、発電要素と外装部材と電極とを備える。外装部材は発電要素を内部に保持する、アルミニウム箔の表裏面にそれぞれラミネートフィルム樹脂を配置したラミネートフィルムである。電極は、発電要素と電気的に接続され、外装部材の内部から外部にまで延在する。発電要素は、正極集電体と、負極集電体と、正極集電体と負極集電体との間に配置されるセパレータとを含む。発電要素は、正極集電体、負極集電体およびセパレータを積層したシート状部材がある軸線の周りに巻かれた形態を有する。発電要素の軸線の延びる方向は、電極の延びる方向とほぼ垂直である。発電要素において、軸線の周りに巻かれたシート状部材の端部における正極集電体およびセパレータの組合せ、または負極集電体およびセパレータの組合せの一部が、発電要素から外装部材の内部の壁面にまで到達して外装部材に固定される延在部になっている。延在部が外装部材の封止部に挟込まれることにより、延在部は外装部材に固定されている。
【0023】
上記電池において、延在部が固定されている外装部材の封止部では、延在部と外装部材との間に接着層が形成されていることが好ましい。
【0024】
この場合、接着層を形成することにより外装部材と延在部との接着強度を向上させることができる。この結果、発電要素を外装部材へと確実に固定できる。
【0025】
上記電池では、外装部材が、凹部と、この凹部に連なりその凹部を覆うことができる面積を有する蓋部とを含んでいてもよい。
【0026】
この場合、上記のような外装部材が凹部と蓋部とを含むいわゆるバターカップ型の電池では、凹部と蓋部との固定部である封止部に発電要素の延在部を容易に位置決めできる。したがって、容易かつ確実に発電要素を外装部材に固定できる。
【0027】
上記電池では、外装部材が包袋状の形態を有していてもよい。
【0028】
この場合、発電要素を包袋状の外装部材で包むような構造のエンベロープ型の電池においては、発電要素に対する外装部材の封止部の相対的な位置を任意に決定できる。したがって、発電要素の延在部を外装部材の封止部において固定する場合、最も発電要素の固定に適した位置に延在部と外装部材との固定部(封止部)を設定することができる。したがって、電池の設計の自由度を大きくすることができるとともに、確実に発電要素を外装部材に固定できる。
【0029】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を説明する。なお、以下の図面において同一または相当する部分には同一の参照番号を付しその説明は繰返さない。
【0030】
(実施の形態1)
図1は、本発明による電池の実施の形態1を示す斜視模式図である。また、図2は、図1における矢印7の方向から見た本発明による電池の実施の形態1の斜視模式図である。図1および2を参照して、電池を説明する。
【0031】
図1および2を参照して、電池1では、外装部材としてのラミネートフィルムの内部に発電要素としての発電セルが保持されている。電池1において、発電セルはセル部5において外装部材の内部に保持される。また、電池1には発電セルを封止するための封止部4が形成されている。そして、発電セルと電気的に接続され、ラミネートフィルムの内部から外部にまで延在する電極としての正電極2、負電極3が配置されている。また、図2に示した電池1の裏面側においても、外装部材の封止を行なうための封止部6が形成されている。図2における線分III−IIIでの断面を図3に示す。
【0032】
図3は、図2における線分III−IIIでの断面模式図である。図3を参照して、外装部材11としてのラミネートフィルムの内部に発電要素としての発電セル20が保持されている。外装部材11としてのラミネートフィルムは、アルミニウム箔9の表裏面にそれぞれラミネートフィルム樹脂8、10を配置したものを用いる。発電セル20は、樹脂からなるセパレータ12上に負極活物質13、負極集電体14、負極活物質15、セパレータ16、正極活物質17、正極集電体18、正極活物質19を順番に積層したシート状部材からなる。発電セル20は、このシート状部材を図3に示すように紙面に垂直な軸線の周りに巻かれた形態となるように形成している。そして、発電セル20におけるセパレータ12の端部の延在部21は、外装部材11の封止部6に挟込まれることにより、外装部材11に固定されている。この封止部6においては、ラミネートフィルム樹脂10とセパレータ12の延在部21とが熱融着することにより固着されている。
【0033】
このようにすれば、セパレータ12の延在部21を封止部6において外装部材11に対して固着することにより、外装部材11に対する発電セル20の相対的な位置を固定することができる。したがって、外部から衝撃などが加えられた場合に、外装部材11と発電セル20との相対的な位置がずれることにより正電極2および負電極3において断線などが発生するといった不良の発生を防止できる。
【0034】
また、延在部としてセパレータ12の延在部21を用いているが、セパレータ12は樹脂製であり、ラミネートフィルム樹脂10と熱融着により固着させることが可能である。したがって、発電セル20を外装部材11へと確実かつ容易に固定することができる。
【0035】
また、発電セル20を固定するための延在部として、発電セル20を構成する材料であるセパレータ12を流用するので、発電セル20を固定するための固定部材などを発電セル20に新たに取付ける必要がない。このため、本発明による電池を得るために製造工程数が増加することを防止できるので、電池の製造コストが上昇することを防止できる。
【0036】
また、図1〜3に示すように、正電極2、負電極3の延びる方向と発電要素としての発電セル20の軸線の延びる方向とがほぼ同一であるので、正電極2および負電極3の発電セル20に対する接続部の位置とは独立して、発電セル20を外装部材11へと固定するための延在部21の位置や形状を決定することができる。このため、電池の設計の自由度を大きくすることができる。
【0037】
また、外装部材11における封止部6を熱圧着などにより封止する際にセパレータの延在部21を外装部材11の間に挟込んでおくことによって容易に発電セル20を外装部材11へ固定することができる。したがって、発電セル20を外装部材11へと固定するために新たな工程を追加する必要がない。この結果、電池の製造コストが上昇することを抑制することができる。
【0038】
また、図3に示すようないわゆるエンベロープ型の電池では、封止部6の位置を発電セル20に対して相対的に任意の位置に設定することができる。したがって、図3に示すように封止部6において延在部21を固定する場合、発電セル20とこの固定部(封止部6)との相対的な位置関係を任意に設定することができる。この結果、電池の設計の自由度を大きくしておくことができる。
【0039】
図4は、図1〜3に示した電池の製造方法を説明するための斜視模式図である。図4を参照して、まず、発電セル20においてセパレータの延在部21を形成する。延在部21はセパレータ12の端部の長さを長く設定することにより容易に形成できる。また、発電セル20に正電極2および負電極3を接続する。この正電極2は正極集電体18(図3参照)に電気的に接続されている。また、負電極3は負極集電体14(図3参照)に電気的に接続されている。
【0040】
そして、図4に示すように発電セル20を所定の形状に成形された外装部材11上に配置する。そして、この外装部材11によって発電セル20を包込み、外装部材11の端部をそれぞれ熱圧着することにより封止する。このとき、図4における上面に位置する封止部(図2における封止部6)では、図3に示すようにセパレータ12の延在部21が外装部材11の間に挟込まれた状態で封止が行なわれる。このようにすれば、図1〜3に示した電池を容易に得ることができる。
【0041】
図5は、図1〜3に示した本発明による電池の実施の形態1の変形例を示す断面模式図である。図5は図3に対応している。図5を参照して、電池は基本的に図1〜3に示した電池と同様の構造を備えるが、封止部6において外装部材11の間に挟込まれている延在部として、セパレータの延在部21のみではなく負極活物質13、15の延在部22、24および負極集電体14の延在部23が利用されている。つまり、封止部6において、セパレータ12の延在部21、負極活物質13、15の延在部22、24および負極集電体14の延在部23が外装部材11の間に挟込まれることにより固定されている。このとき、負極活物質13、15にポリマーを含有させておけば、ラミネートフィルム樹脂10と負極活物質13、15の延在部22、24との間を熱融着により容易かつ確実に固着できる。
【0042】
図5のような構成による電池によれば、図1〜3に示した電池と同様の効果を得ることができるとともに、延在部としてセパレータ12のみでなく負極活物質13、15および負極集電体14をも利用するので、この延在部の強度を上げることができる。この結果、発電セル20をより確実に外装部材11へと固定することができる。つまり、図5に示したように延在部としてセパレータ12の延在部21、負極活物質13、15の延在部22、24および負極集電体14の延在部23を用いれば、発電セル20の外装部材11に対する固定強度を向上させることができるので、本発明による電池の最も効果的な形態の一つである。
【0043】
(実施の形態2)
図6は、本発明による電池の実施の形態2を示す斜視模式図である。図6を参照して、電池1は外装部材において凹部と、蓋部とが形成されている、いわゆるバターカップ型の電池である。外装部材の蓋部は凹部に連なり、凹部を覆うことができる面積を有している。そして、この凹部の内部に発電セル20が保持される。発電セル20と電気的に接続され、外装部材の内部から外部にまで延在するように電極としての正電極2および負電極3が配置されている。正電極2および不電極3は封止部4において外装部材に固定されている。外装部材において、封止部6、4を形成することにより、外装部材の内部に発電セル20を密閉している。また、封止部6においては、外装部材の凹部と蓋部との間に発電要素20の延在部としてのセパレータの延在部21が挟込まれることにより固定されている。以下、図7を参照して図6に示した電池1の断面形状を説明する。図7は、図6における線分VII−VIIにおける断面模式図である。
【0044】
図7を参照して、電池は外装部材11と発電要素としての発電セル20と、正電極2および負電極3(図6参照)とを備える。発電セル20の構造は基本的に本発明の実施の形態1による電池と同様である。また、外装部材11は、本発明の実施の形態1と同様にアルミニウム箔9の表裏面にラミネートフィルム樹脂8、10を被覆したラミネートフィルムを用いている。発電セル20は外装部材11の凹部37内部に保持される。この凹部37を被うように外装部材11の蓋部38が配置されている。
【0045】
発電セル20のセパレータ12の延在部21は、外装部材11の封止部6において外装部材11に挟込まれた状態で固定されている。すなわち、セパレータ12の延在部21と外装部材11のラミネートフィルム樹脂10とが熱融着することにより固定されている。また、発電セル20は、本発明の実施の形態1における電池と同様に、図8に示したようなシート状部材36を紙面に対して垂直な方向に延びる軸線の周りに巻かれた形態とすることにより構成されている。図8は、図7に示した発電セルを構成するシート状部材36の断面模式図である。なお、通常負極活物質13、15および負極集電体15からなる負極の方が、正極活物質17、19および正極集電体18からなる正極よりも薄くすることが可能であるため、図8に示すように負極活物質13、15および負極集電体14からなる層の方が正極活物質17、19および正極集電体18からなる層よりも長くなるように設定されている。
【0046】
このような構成の電池によれば、本発明の実施の形態1と同様に延在部21を封止部6において外装部材11と固着することにより、容易に外装部材11と発電セル20との相対的な位置を固定することができる。この結果、電池の外部から衝撃が加わった場合に発電セル20が外装部材11の内部において移動することを防止できる。したがって、発電セル20の移動に起因して正電極2、負電極3が断線するといった不良の発生を防止できる。
【0047】
また、延在部として発電セル20を構成する材料としてのセパレータ12を流用しているので、発電セル20を固定するための新たな部材を発電セル20に設置する必要がない。この結果、本発明による電池の製造コストが従来の電池の製造コストより上昇することを防止できる。
【0048】
また、セパレータ12は通常樹脂を用いて形成されるので、延在部21とラミネートフィルム樹脂10との間を用意に熱融着させることができる。この結果、延在部21を外装部材11へと確実に固定することができるので、発電セル20を外装部材11へと確実に固定することができる。
【0049】
また、図7に示すように封止部6において外装部材11の間に延在部21を挟込むことにより発電セル20を固定しているので、従来の封止部6を形成するための熱圧着工程において同時に発電セル20を外装部材11に固定する工程を実施することができる。したがって、本発明による電池を形成する際に製造工程数が従来より増加することを防止できる。この結果、電池の製造コストが上昇することを防止できる。
【0050】
また、図7に示したようなバターカップ型の電池においては、封止部6の位置が予め決定されているので、この封止部6となる外装部材11の部分上にセパレータの延在部21を配置し、その後蓋部38を凹部37に配置して熱圧着工程を行なえば、容易に封止部6において延在部21を固定することができる。つまり、延在部21を外装部材11へと固定する工程を比較的容易に行なうことができる。
【0051】
(実施の形態3)
図9は、本発明による電池の実施の形態3を示す断面模式図である。図9はバターカップ型の電池であり、図7に示した断面模式図に対応している。
【0052】
図9を参照して、電池は基本的には図6および7に示した電池の本発明の実施の形態2と同様の構造を備えるが、延在部としてセパレータ16の延在部25を用いている。つまりセパレータ16の延在部25が封止部6において外装部材11と熱圧着により固着されている。
【0053】
このようにすれば、本発明の実施の形態2による電池と同様の効果を得ることができる。
【0054】
(実施の形態4)
図10は、本発明による電池の実施の形態4を示す断面模式図である。図10は図7に対応する。図10を参照して電池を説明する。
【0055】
図10を参照して、電池1は基本的には図6および7に示した本発明の実施の形態2による電池と同様の構造を備えるが、延在部として正極活物質17、19の延在部26、28および正極集電体18の延在部27を用いている。したがって、本発明の実施の形態2による電池と同様の効果を得られると同時に、延在部として正極活物質の延在部26、28および正極集電体の延在部27という複数の層を用いているため、発電セル20を外装部材11へと固定する延在部の強度を向上させることができる。この結果、外部から大きな衝撃が電池に加えられても、延在部26〜28が切断などされることなく発電セル20を確実に固定しておくことができる。
【0056】
また、正極集電体18の延在部27を延在部として利用しているが、正極集電体18は一般に金属膜からなり、材質の選択によっては樹脂からなるセパレータを延在部として用いる場合より延在部の強度を向上させることができる。
【0057】
また、延在部として発電セル20を構成する正極活物質17、19および正極集電体18の延在部26、28、27を用いているので、このような延在部を形成するために発電セル20に新たな他の部材を接続する工程を実施する必要がない。このため、電池の製造コストが上昇することを防止できる。
【0058】
なお、このように延在部として正極活物質17、19を利用する場合には、この正極活物質17、19にポリマーを含有させることが好ましい。このようにすれば、正極活物質17、19に含有されるポリマーと外装部材11におけるラミネートフィルム樹脂10とを熱圧着して固着することが可能になり、延在部26〜28と外装部材11のラミネートフィルム樹脂10との間の接着強度をより向上させることができる。
【0059】
図11は、図10に示した電池の発電セル20を構成するシート状部材36の断面模式図である。図10に示したシート状部材36を紙面に垂直な方向に延びる軸線の周りに巻かれた形態とすることにより、図10に示したような発電セル20を構成している。
【0060】
(実施の形態5)
図12は、本発明による電池の実施の形態5を示す断面模式図である。図12に示した電池は本発明の実施の形態2における電池と同様にバターカップ型の電池である。図12を参照して、電池は基本的には図10に示した電池と同様の構造を備えるが、延在部として負極活物質13、15の延在部22、24および負極集電体14の延在部23を用いている。この場合、本発明による電池の実施の形態4と同様の効果を得ることができる。
【0061】
図12に示した発明セル20は、図13に示したようなシート状部材36を紙面に垂直な方向に延びる軸線の周りに巻かれた形態とすることにより得ることができる。図13は、図12に示した電池の発電セルを構成するシート状部材の断面模式図である。
【0062】
なお、本発明の実施の形態4および5においては、延在部としてそれぞれ活物質および集電体の延在部を用いているが、正極集電体18の延在部26もしくは負極集電体14の延在部23のみを延在部として用いてもよい。この場合も同様の効果を得ることができる。
【0063】
(実施の形態6)
図14は、本発明による電池の実施の形態6を示す断面模式図である。図14は図7に対応している。図14を参照して、電池は基本的には図10に示した本発明の実施の形態4による電池と同様の構造を備えるが、正極活物質17、19の延在部26、28および正極集電体18の延在部27に加えてセパレータ16の延在部29も延在部として用いられ、封止部6において外装部材11に固定されている。このようにすれば、図10に示した本発明による電池の実施の形態4によって得られる効果と同様の効果を得られると同時に、延在部としてセパレータ16、正極集電体18、正極活物質17、19という複数の層を利用できるので、延在部の強度をより向上させることができる。
【0064】
なお、図14に示した発明セル20は、図15に示したようなシート状部材36を紙面に垂直な方向に延びる軸線の周りに巻かれた形態とすることにより得ることができる。図15は、図14に示した電池の発電セルを構成するシート状部材の断面模式図である。
【0065】
そして、このような構成は、延在部の強度を向上させることにより確実に発電セル20を外装部材11へと固定することができるので、最も効果的な形態の1つと考えられる。
【0066】
(実施の形態7)
図16は、本発明による電池の実施の形態7を説明するための断面模式図であり、図7に対応する。図16を参照して、電池はバターカップ型の電池であり、基本的には図12に示した電池と同様の構造を備える。ただし、図16に示した電池では、延在部として負極活物質13、15の延在部22、24および負極集電体14の延在部23に加えてセパレータ12の延在部21も利用している。このようにすれば、図14に示した本発明による電池の実施の形態6と同様の効果を得ることができる。
【0067】
また、図16に示した発電要素20は、図17に示したようなシート状部材36を紙面に対して垂直な方向に延びる軸線の周りに巻かれた形態とすることにより得ることができる。図17は図16に示した電池の発電セルを構成するシート状部材の断面模式図である。
【0068】
(実施の形態8)
図18は、本発明による電池の実施の形態8を示す斜視模式図である。図18を参照して、電池1はいわゆるバターカップ型の電池であり、外装部材には凹部37と蓋部38とが形成され、この凹部37の内部に発電セルが保持されている。そして、この発電セルに電気的に接続され、外装部材の内部から外部に延在するように正電極2および負電極3が設置されている。正電極2および負電極3は封止部30において外装部材と固定されている。外装部材の凹部37の周囲には、蓋部38と熱圧着することにより固定された封止部4、30が形成されている。図18における線分XIX−XIXにおける断面を図19に示す。また、図18における線分XX−XXにおける断面を図20に示す。図19は、図18の線分XIX−XIXにおける断面模式図であり、図20は図18の線分XX−XXにおける断面模式図である。
【0069】
図19を参照して、電池1においては、発電セル20の正極集電体18の一部が正電極2として外装部材11の外部にまで延在するように形成される。発電セル20は、セパレータ12、負極活物質13、負極集電体14、負極活物質15、セパレータ16、正極活物質17、正極集電体18、正極活物質19が積層されたシート状部材を紙面に対して垂直な方向に延びる軸線の周りに巻かれた形態とすることにより構成されている。そして、この発電セル20における軸線の延びる方向は正電極2の延びる方向に対してほぼ垂直となっている。延在部としての正極活物質17、19の延在部26、28および正極集電体18の延在部27が発電セル20から封止部30にまで延びるように形成されている。封止部30においては、この延在部26〜28が外装部材11に挟込まれるように固定されている。このとき、本発明の実施の形態4において述べたように、正極活物質17、19にポリマーを含有させておけば、この正極活物質17、19の延在部26、28と外装部材11のラミネートフィルム樹脂10とを熱圧着工程により固着することができる。この結果、外装部材11のラミネートフィルム樹脂10と正極活物質17、19の延在部26、28との間を熱融着することにより確実に固定できる。
【0070】
また、図20を参照して、電池1においては、負極集電体14の一部が負電極3として外装部材11の外部へと延在するように形成されている。また、負電極3がとして作用する部分に連なった負極集電体14の端部である負極集電体の延在部23、負極活物質13の延在部22、負極活物質15の延在部24がそれぞれ延在部として封止部30において外装部材11に挟込まれるように固定されている。
【0071】
ここで、図21に示すように、負極集電体14、正極集電体18は、図21に示すような左右対称の平面形状となっている。図21は、図18〜20に示した電池の発電セルの延在部を説明するための部分平面模式図であり、延在部が形成された正極集電体、負極集電体およびセパレータの部分を示す。
【0072】
図21を参照して、負極集電体14においては、向かって左側の部分にのみ負極集電体の延在部23が形成されている。そして、この延在部23の端部からさらに延びるように負電極3として作用する部分が形成されている。また、正極集電体においては、向かって右半分の領域に延在部27が形成されている。そして、この延在部27からさらに延びるように正電極2として作用する部分が形成されている。セパレータ16は、負極集電体14の延在部23および正極集電体18の延在部27より手前の部分にまで形成され、延在部23、27とは重ならないような平面形状となっている。正極集電体18の表裏面にはそれぞれ図示していないが正極活物質17、19が配置される。また、延在部27の表裏面には正極活物質17、19の延在部26、28が配置されている。また、負極集電体14の表裏面には図示していないが負極活物質13、15が配置されている。延在部23の表裏面には負極活物質13、15の延在部22、24が配置されている。発電セル20では、この正極集電体18と負極集電体14とをセパレータ16を介して積層する。このとき、負極集電体14の延在部23と正極集電体18の延在部27とは平面的に重ならないよう配置されている。そして、延在部22〜28を封止部30において外装部材11に挟むように熱圧着して固定する。
【0073】
このようにすれば、負極活物質13、15の延在部22、24および負極集電体14の延在部23、さらに正極活物質17、19の延在部26、28および正極集電体18の延在部27を封止部30において固定することにより、発電セル20を外装部材11に固定することができる。この結果、電池1の外部から衝撃が加わった場合に、外装部材11の内部で発電セル20が移動することにより正電極2、負電極3などにおいて断線などの不良が発生することを防止できる。
【0074】
また、延在部として発電セル20の構成要素である負極活物質13、15、負極集電体14、正極活物質17、19および正極集電体18を流用するので、このような延在部を形成するために新たな部材を発電セル20に付加する必要はない。したがって、電池の製造コストが上昇することを防止できる。
【0075】
また、図19および20に示すように、延在部として負極活物質13、15、負極集電体14、正極活物質17、19、正極集電体18という複数の層を利用するので、この延在部の強度を高めることができる。この結果、より確実に発電セル20を外装部材11へと固定することができる。
【0076】
また、このように発電要素20の軸線の延びる方向が電極2、3の延びる方向に対してほぼ垂直であるので、延在部としての負極活物質13、15の延在部22、24、負極集電体14の延在部23、正極活物質17、19の延在部26、28および正極集電体18の延在部27と正電極2、負電極3とを封止部30において同時に固定することができる。この結果、電池の製造工程を簡略化できる。
【0077】
また、図18〜20に示した電池はいわゆるバターカップ型の電池であり、上述のように外装部材11には発電要素20を挿入固定するための凹部37と、この凹部に連なり凹部37を覆うことができる面積を有する蓋部38とが含まれている。そして、封止部30となる凹部37の端部領域上に延在部22〜24、26〜28を予め配置した後、蓋部38を凹部37上に配置して熱圧着工程を実施することにより、容易に封止部30を形成することができる。このような外装部材11の封止部30において外装部材11に延在部を挟込むといった比較的簡単な工程により、確実に外装部材11に対して発電セル20を固定することができる。
【0078】
なお、図19に示した断面においては、延在部として正極集電体の延在部37のみを用いてもよく、また、図20に示す断面の構造においては、延在部として負極集電体の延在部23のみを用いてもよい。この場合も同様の効果を得ることができる。
【0079】
また、図19および20において点線で示したように、正電極2および負電極3の下に外装部材11の延在部31を形成してもよい。この場合、外装部材11の延在部31を正電極2および負電極3の補強部材として利用できる。
【0080】
(実施の形態9)
図22および23は、本発明による電池の実施の形態9を示す断面模式図である。図22は図19に対応し、図23は図20に対応する。図22および23を参照して、本発明の実施の形態9による電池は、基本的に図18〜21に示した本発明の実施の形態8による電池と同様の構造を備えるが、延在部として正極活物質の延在部26、28、正極集電体の延在部27、負極活物質の延在部22、24、負極集電体の延在部23に加えてセパレータ12の延在部21を利用している。
【0081】
このようにすれば、本発明の実施の形態8による電池によって得られる効果に加えて、延在部としてさらにセパレータの延在部21も利用することにより、延在部の強度をより高めることができる。この結果、外装部材11へと固定される発電セル20の固定強度をより高めることができる。図22および23に示した本発明による電池の実施の形態9はバターカップ型の電池におけるより好ましい実施の形態の1つである。
【0082】
また、電池1における正電極2および負電極3の下に位置する部分には、図22および23において点線で示したように外装部材11の延在部31を配置してもよい。このようにすれば、本発明の実施の形態8による電池と同様に、正電極2および負電極3の補強を行なう補強部材として外装部材11の延在部31を利用できる。この結果、正電極2および負電極3の強度を高めることができる。
【0083】
(実施の形態10)
図24は、本発明による電池の実施の形態10を示す断面模式図であり、図22に対応している。図24を参照して、本発明による電池の実施の形態10は、基本的には本発明による電池の実施の形態9と同様の構造を備えるが、延在部としてセパレータ12の延在部21と正極集電体18の延在部27と負極集電体14の延在部23(図示せず)とを利用している。このような構造によっても、本発明による電池の実施の形態9と同様の効果を得ることができる。このようにすれば、本発明による電池の実施の形態9と同様の効果を得ることができる。また、正電極2の下には、点線で示すように外装部材11の延在部31を配置してもよい。
【0084】
なお、本発明による電池の実施の形態10における負電極の部分における断面(図23に対応する断面)の構造は、図23に示した電池の構造と基本的には同様であるが、延在部としてセパレータの延在部21と負極集電体の延在部23とを利用している。また、負電極3の下には、本発明の実施の形態9と同様に外装部材11の延在部31(図23参照)を配置してもよい。
【0085】
また、本発明の実施の形態8〜10に示したバターカップ型の電池では、本発明の実施の形態2〜7に示したように、延在部としてセパレータ12、16、負極活物質13、15、負極集電体14、正極活物質17、19、正極集電体18のいずれか、あるいはこれらの複数の組合せを利用できる。
【0086】
(実施の形態11)
図25は、本発明による電池の実施の形態11を示す斜視模式図である。図25を参照して、電池はいわゆるエンベロープ型の電池であり、基本的には本発明による電池の実施の形態1と同様の構造を備える。ただし、本発明の実施の形態1による電池とは外装部材の発電セル20(図26参照)に対する配置(発電セル20の包み方)が異なる。具体的には、長方形の外装部材を二つ折りにして、その二つ折りにした外装部材の中に発電セル20を保持して、発電セル20の周囲に封止部32、33を形成している。
【0087】
図26は、図25の線分XXVI−XXVIにおける断面模式図であり、図27は、図25の線分XXVII−XXVIIにおける断面模式図である。図25〜27を参照して、電池を説明する。
【0088】
図25〜27を参照して、電池の発電セル20は、基本的に図22および23に示した本発明の実施の形態9における電池の発電セル20と同様の構造を備える。ただし、図25〜27に示した電池はいわゆるエンベロープ型の電池であり、また、延在部としてセパレータ12の延在部21と、正極集電体18の延在部27と、負極集電体14の延在部23とを利用している。このセパレータの延在部21、負極集電体の延在部23および正極集電体の延在部27は外装部材11の封止部32において外装部材11に挟込まれた状態で固定されている。この封止部32を形成する際には、外装部材11に延在部21、23、27を挟込んだ状態で熱圧着する。
【0089】
このようにすれば、セパレータの延在部21、負極集電体の延在部23、正極集電体の延在部26によって外装部材11に対して発電セル20を固定することができる。したがって、外部からの衝撃によって発電セル20が移動することにより正電極2、負電極3と発電セル20との間が断線するなどの不良の発生を防止できる。
【0090】
また、延在部としてセパレータの延在部21、負極集電体の延在部23、正極集電体の延在部27という複数の層を利用することにより、発電セル20を外装部材11へと固定する部分である延在部の強度を向上させることができるので、より確実に発電セル20を外装部材11へと固定できる。
【0091】
また、本発明の実施の形態9による電池と同様に、封止部32において延在部としてのセパレータの延在部21、負極集電体の延在部23、正極集電体の延在部27と正電極2、負電極3とを同時に固定できるので、電池の製造工程を簡略化できる。
【0092】
また、このように封止部32において外装部材11の間にセパレータの延在部21、負極集電体の延在部23、正極集電体の延在部27を挟込むことによって固定しているので、従来の封止部32を形成する工程と同様の工程により容易に発電セル20を外装部材11へと固定できる。
【0093】
なお、図26および27においては、延在部として、セパレータの延在部21、負極集電体の延在部23、正極集電体の延在部27を用いているが、本発明の実施の形態9における電池のように、延在部としてさらに負極活物質の延在部22、24、正極活物質の延在部26、28を用いてもよい。このようにしても同様の効果を得ることができる。また、この場合より多くの層を延在部として利用できるので、延在部の強度をより高めることができる。
【0094】
図28は、本発明による電池の実施の形態11の変形例を示す断面模式図である。図28は図27に対応している。図28に示した電池は、基本的に図26および27に示した電池と同様の構造を備えるが、負電極として金属などの導電体からなる電極タブ部材34を負極集電体の延在部23に接続することにより負電極としている。また、図示していないが、正電極についても、同様に正極集電体の延在部27(図26参照)に他の電極タブ部材を接続することにより正電極としている。このようにすれば、電極タブ部材34として正極集電体18および負極集電体14より強度の高い材料を用いることができるので、正電極および負電極の強度をより高めることができる。
【0095】
また、本発明の実施の形態11に示した電池では、本発明の実施の形態2〜7に示したように、延在部としてセパレータ12、16、負極活物質13、15、負極集電体14、正極活物質17、19、正極集電体18のいずれか、あるいはこれらの複数の組合せを利用できる。
【0096】
(実施の形態12)
図29は、本発明による電池の実施の形態12を示す断面模式図であり、図3に対応している。図29を参照して、電池を説明する。
【0097】
図29を参照して、電池は基本的には図3に示した電池と同様の構造を備えるが、封止部6において、セパレータの延在部21と外装部材11との間に接着層としての樹脂35が配置されている。このようにすれば、本発明による電池の実施の形態1によって得られる効果に加えて、セパレータの延在部21と外装部材11との間の接着強度をより高めることができる。
【0098】
図29に示した電池は、図30に示したように、予め発電セル20におけるセパレータの延在部21の端部に樹脂35を塗布しておき、その後図4において示した工程と同様の工程を実施することにより、容易に製造できる。図30は、図29に示した電池の製造方法を説明するための斜視模式図である。
【0099】
図30に示すように、樹脂35が塗布されたセパレータの延在部21を挟むように外装部材11を配置し、この部分を熱溶着することによって容易に封止部6を形成することができる。
【0100】
このような接着層としての樹脂35は、本発明の実施の形態1〜11のいずれの電池にも適用可能であり、同様の効果を得ることができる。
【0101】
また、本発明の実施の形態1および12に示したエンベロープ型の電池では、本発明の実施の形態2〜7に示したように、延在部としてセパレータ12、16、負極活物質13、15、負極集電体14、正極活物質17、19、正極集電体18のいずれか、あるいはこれらの複数の組合せを利用できる。
【0102】
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した実施の形態ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【0103】
【発明の効果】
このように、本発明によれば、発電要素に延在部を形成し、この延在部を外装部材と固定することによって、外部からの衝撃がある場合に発電要素が外装部材の内部で移動することを防止できる。したがって、このような発電要素の移動に起因する電極の切断などの不良の発生を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による電池の実施の形態1を示す斜視模式図である。
【図2】 図1における矢印7の方向から見た本発明による電池の実施の形態1の斜視模式図である。
【図3】 図2における線分III−IIIでの断面模式図である。
【図4】 図1〜3に示した電池の製造方法を説明するための斜視模式図である。
【図5】 図1〜3に示した本発明による電池の実施の形態1の変形例を示す断面模式図である。
【図6】 本発明による電池の実施の形態2を示す斜視模式図である。
【図7】 図6における線分VII−VIIにおける断面模式図である。
【図8】 図7に示した発電セルを構成するシート状部材の断面模式図である。
【図9】 本発明による電池の実施の形態3を示す断面模式図である。
【図10】 本発明による電池の実施の形態4を示す断面模式図である。
【図11】 図10に示した電池の発電セルを構成するシート状部材の断面模式図である。
【図12】 本発明による電池の実施の形態5を示す断面模式図である。
【図13】 図12に示した電池の発電セルを構成するシート状部材の断面模式図である。
【図14】 本発明による電池の実施の形態6を示す断面模式図である。
【図15】 図14に示した電池の発電セルを構成するシート状部材の断面模式図である。
【図16】 本発明による電池の実施の形態7を示す断面模式図である。
【図17】 図16に示した電池の発電セルを構成するシート状部材の断面模式図である。
【図18】 本発明による電池の実施の形態8を示す斜視模式図である。
【図19】 図18の線分XIX−XIXにおける断面模式図である。
【図20】 図18の線分XX−XXにおける断面模式図である。
【図21】 図18〜20に示した電池の発電セルの延在部を説明するための部分平面模式図である。
【図22】 本発明による電池の実施の形態9を示す断面模式図である。
【図23】 本発明による電池の実施の形態9を示す断面模式図である。
【図24】 本発明による電池の実施の形態10を示す断面模式図である。
【図25】 本発明による電池の実施の形態11を示す斜視模式図である。
【図26】 図25の線分XXVI−XXVIにおける断面模式図である。
【図27】 図25の線分XXVII−XXVIIにおける断面模式図である。
【図28】 本発明による電池の実施の形態11の変形例を示す断面模式図である。
【図29】 本発明による電池の実施の形態12を示す断面模式図である。
【図30】 図29に示した電池の製造方法を説明するための斜視模式図である。
【図31】 従来の電池を示す斜視模式図である。
【図32】 図31に示した電池の製造方法を説明するための斜視模式図である。
【符号の説明】
1 電池、2 正電極、3 負電極、4,6,30,32,33 封止部、5セル部、7 矢印、8,10 ラミネートフィルム樹脂、9 アルミニウム箔、11 外装部材、12,16 セパレータ、13,15 負極活物質、14 負極集電体、17,19 正極活物質、18 正極集電体、20 発電セル、21,25,29 セパレータの延在部、22,24負極活物質の延在部、23 負極集電体の延在部、26,28 正極活物質の延在部、27 正極集電体の延在部、31 延在部、34 電極タブ部材、35 樹脂、36 シート状部材、37 凹部、38 蓋部。
Claims (9)
- 発電要素と、
前記発電要素を内部に保持する、アルミニウム箔の表裏面にそれぞれラミネートフィルム樹脂を配置したラミネートフィルムである外装部材と、
前記発電要素と電気的に接続され、前記外装部材の内部から外部にまで延在する電極とを備える電池であって、
前記発電要素は、正極集電体と、負極集電体と、前記正極集電体と前記負極集電体との間に配置されるセパレータとを含み、
前記発電要素は、前記正極集電体、前記負極集電体および前記セパレータを積層したシート状部材がある軸線の周りに巻かれた形態を有し、
前記発電要素の軸線の延びる方向は、前記電極の延びる方向とほぼ同一であり、
前記発電要素において、前記軸線の周りに巻かれた前記シート状部材の端部における前記セパレータの一部が、前記発電要素から前記外装部材の内部の壁面にまで到達して前記外装部材に固定される延在部になっており、
前記延在部が前記外装部材の封止部に挟込まれることにより、前記延在部は前記外装部材に固定されている、電池。 - 発電要素と、
前記発電要素を内部に保持する、アルミニウム箔の表裏面にそれぞれラミネートフィルム樹脂を配置したラミネートフィルムである外装部材と、
前記発電要素と電気的に接続され、前記外装部材の内部から外部にまで延在する電極とを備える電池であって、
前記発明要素は、正極集電体と、負極集電体と、前記正極集電体と前記負極集電体との間に配置されるセパレータとを含み、
前記発電要素は、前記正極集電体、前記負極集電体および前記セパレータを積層したシート状部材がある軸線の周りに巻かれた形態を有し、
前記発電要素の軸線の延びる方向は、前記電極の延びる方向とほぼ同一であり、
前記発電要素において、前記軸線の周りに巻かれた前記シート状部材の端部における前記正極集電体および前記負極集電体のいずれか一方の一部が、前記発電要素から前記外装部材の内部の壁面にまで到達して前記外装部材に固定される延在部になっており、
前記延在部が前記外装部材の封止部に挟込まれることにより、前記延在部は前記外装部材に固定されている、電池。 - 発電要素と、
前記発電要素を内部に保持する、アルミニウム箔の表裏面にそれぞれラミネートフィルム樹脂を配置したラミネートフィルムである外装部材と、
前記発電要素と電気的に接続され、前記外装部材の内部から外部にまで延在する電極とを備える電池であって、
前記発電要素は、正極集電体と、負極集電体と、前記正極集電体と前記負極集電体との間に配置されるセパレータとを含み、
前記発電要素は、前記正極集電体、前記負極集電体および前記セパレータを積層したシート状部材がある軸線の周りに巻かれた形態を有し、
前記発電要素の軸線の延びる方向は、前記電極の延びる方向とほぼ同一であり、
前記発電要素において、前記軸線の周りに巻かれた前記シート状部材の端部における前記正極集電体および前記セパレータの組合せ、または前記負極集電体および前記セパレータの組合せの一部が、前記発電要素から前記外装部材の内部の壁面にまで到達して前記外装部材に固定される延在部になっており、
前記延在部が前記外装部材の封止部に挟込まれることにより、前記延在部は前記外装部材に固定されている、電池。 - 発電要素と、
前記発電要素を内部に保持する、アルミニウム箔の表裏面にそれぞれラミネートフィルム樹脂を配置したラミネートフィルムである外装部材と、
前記発電要素と電気的に接続され、前記外装部材の内部から外部にまで延在する電極とを備える電池であって、
前記発電要素は、正極集電体と、負極集電体と、前記正極集電体と前記負極集電体との間に配置されるセパレータとを含み、
前記発電要素は、前記正極集電体、前記負極集電体および前記セパレータを積層したシート状部材がある軸線の周りに巻かれた形態を有し、
前記発電要素の軸線の延びる方向は、前記電極の延びる方向とほぼ垂直であり、
前記発電要素において、前記軸線の周りに巻かれた前記シート状部材の端部における前記セパレータの一部が、前記発電要素から前記外装部材の内部の壁面にまで到達して前記外装部材に固定される延在部になっており、
前記延在部が前記外装部材の封止部に挟込まれることにより、前記延在部は前記外装部材に固定されている、電池。 - 発電要素と、
前記発電要素を内部に保持する、アルミニウム箔の表裏面にそれぞれラミネートフィルム樹脂を配置したラミネートフィルムである外装部材と、
前記発電要素と電気的に接続され、前記外装部材の内部から外部にまで延在する電極とを備える電池であって、
前記発電要素は、正極集電体と、負極集電体と、前記正極集電体と前記負極集電体との間に配置されるセパレータとを含み、
前記発電要素は、前記正極集電体、前記負極集電体および前記セパレータを積層したシート状部材がある軸線の周りに巻かれた形態を有し、
前記発電要素の軸線の延びる方向は、前記電極の延びる方向に対してほぼ垂直であり、
前記発電要素において、前記軸線の周りに巻かれた前記シート状部材の端部における前記正極集電体および前記負極集電体のいずれか一方の一部が、前記発電要素から前記外装部材の内部の壁面にまで到達して前記外装部材に固定される延在部になっており、
前記延在部が前記外装部材の封止部に挟込まれることにより、前記延在部は前記外装部材に固定されている、電池。 - 発電要素と、
前記発電要素を内部に保持する、アルミニウム箔の表裏面にそれぞれラミネートフィルム樹脂を配置したラミネートフィルムである外装部材と、
前記発電要素と電気的に接続され、前記外装部材の内部から外部にまで延在する電極とを備える電池であって、
前記発電要素は、正極集電体と、負極集電体と、前記正極集電体と前記負極集電体との間に配置されるセパレータとを含み、
前記発電要素は、前記正極集電体、前記負極集電体および前記セパレータを積層したシート状部材がある軸線の周りに巻かれた形態を有し、
前記発電要素の軸線の延びる方向は、前記電極の延びる方向に対してほぼ垂直であり、
前記発電要素において、前記軸線の周りに巻かれた前記シート状部材の端部における前記正極集電体および前記セパレータの組合せ、または前記負極集電体および前記セパレータの組合せの一部が、前記発電要素から前記外装部材の内部の壁面にまで到達して前記外装部材に固定される延在部になっており、
前記延在部が前記外装部材の封止部に挟込まれることにより、前記延在部は前記外装部材に固定されている、電池。 - 前記延在部が固定されている前記外装部材の封止部では、前記延在部と前記外装部材との間に接着層が形成されている、請求項1〜6のいずれか1項に記載の電池。
- 前記外装部材は、凹部と、この凹部に連なり、その凹部を覆うことができる面積を有する蓋部とを含む、請求項1〜7のいずれか1項に記載の電池。
- 前記外装部材は包袋状の形態を有する、請求項1〜7のいずれか1項に記載の電池。
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