JP3742225B2 - トラック荷台用のフック及びこのフックの固定構造 - Google Patents

トラック荷台用のフック及びこのフックの固定構造 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本願発明は、トラック荷台用のフックと、このフックの固定構造に関する。さらに詳しくは、トラック荷台の側縁に配位され、トラックの積荷を固定するロープ等の長尺状体を固定するトラック荷台用のフックと、このフックの固定構造に関するもである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、多くのトラックには、積荷固定用のロープをトラック荷台に固定するためのフックが、トラック荷台の側縁に設けられていると共に、この種のフックに関して、特開昭61−44039号や実用新案登録2548484号など提案がなされている。この実用新案登録2548484号は、図8に示すように、荷台上に略水平に配位される水平部201と、この水平部201から下方に伸びる左右一対の脚部202とを備えるフックであり、さらに、この水平部201の端に、左右一対の脚部202よりも左右に突出する突き出し部203を設けたものである。このフックは、使用しない時には、図8に2点鎖線で示すように、水平部201の上面が荷台板204の上面と略同じ高さまで沈まされている。使用に際しては、内側に傾斜した突き出し部203の側面203aに指を掛けて引き出し、突き出し部203の下方への突出部分203bと、脚部202との間の凹部206にロープ205を掛けるようにしたものである。
【0003】
他方、ロープに代わる積荷固定用の長尺状体として、ラッシングベルトも多用されている。このラッシングベルトは、一端にトラック荷台に設けられた固定金具に着脱可能に係合する係合部が設けられ、他端にベルト同士を長さ調整可能に接続するバックルが設けられたものであり、ロープに比して積荷の固定が容易であるという利点がある。
【0004】
現状においては、ロープとラッシングベルトとが混在しているものの、両者に使用されるトラック荷台側のフックと固定金具には互換性がない。そのため、ロープ用のフックのみが設けられているトラック荷台に対して、ラッシングベルトしか用意しなかった場合には、ラッシングベルトの正しい固定ができず、逆の場合もロープの固定が不可能となる。
【0005】
これを解消するには、ロープ用のフックと、ラッシングベルトの固定金具との両者を、荷台に設ければよいが、2種類の金具を設けることは、その製造、加工、取付の全ての面で従来の2倍の手間とコストがかかることとなってしまう。しかも、場合によっては、積荷の積載可能な面積が小さくなるおそれがある。例えば、図9に示すように、ラッシングベルトの固定金具cを荷台dの煽り板aの内側に沿って多数配列した場合、ロープ用のフックbを荷台の煽り板aのすぐ内側に設けるスペースがなくなる場合があり、このような場合には、ロープ用のフックbをラッシングベルトの固定金具cの配列の内側に設けざるを得なくなる。その結果、ラッシングベルトを用いた場合には、図9の二点鎖線で示した範囲が積載可能面c1となるが、ロープ用のフックbを用いた場合には、図9の点線で示した範囲が積載可能面b1となり、一廻り小さなものとなってしまう。勿論、ラッシングベルトの固定金具cの数を減らして、この固定金具cとフックbとを交互に設ける等すれば、同じ積載可能面積が得られるが、その分、固定可能な箇所が少なくなり、ロープやラッシングベルトの掛け方に制限が加えられることとなる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本願の第1の発明は、一つのフックによって、ロープの固定とラッシングベルトの固定との双方の固定を行うことができ、製造、加工、取付の全ての面で従来の2分の1の手間とコストで行うことができるようにし、トラック荷台の載置可能面積を可能な限り広げることのできるトラック荷台用のフックを提供せんとするものである。
【0007】
本願の第2発明は、上記の第1の発明の目的を、引き出し可能に配位されたトラック荷台用のフックの固定構造において達成すると同時に、このフックを荷台の凹溝内に収めた際に、フックの上面が荷台板の上面より極力突出しないように、トラック荷台の凹溝の上面より上に出る水平部の上下厚みを極力小さくでき、しかも、フックの引き出し易さを損なわないフックの固定構造を提供せんとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
そこで本願の第1の発明は、トラック荷台の側縁に配位され、トラックの積荷を固定するロープ等の長尺状体を固定するトラック荷台用のフックにおいて、次の構成を特徴とするものを提供する。この第1の発明に係るトラック荷台用のフックは、荷台上に略水平に配位される水平部2と、この水平部2から下方に伸びると共にトラック荷台に固定される脚部1とを備える。そして、この水平部2に積荷固定用のロープを掛けるロープ掛け部21が設けられると共に、この水平部2にラッシングベルトと係合するベルト固定部22が設けられ、このベルト固定部22が、水平部2の表面に形成された係合溝23と、係合溝23の両端の上面を塞ぐ係止部24とを備えたものであることを特徴とするものである。
【0009】
この第1の発明に係るトラック荷台用のフックは、水平部2に積荷固定用のロープを掛けるロープ掛け部21が設けられると共に、この水平部2にラッシングベルトと係合するベルト固定部22が設けられているため、一つのフックによって、ロープとラッシングベルトの双方を固定することができる。しかも、一つのフックで2種の固定が可能であるため、ロープとラッシングベルトの双方の固定手段の位置が競合することがなく、積荷の積載可能な面積を最も広げることができる位置にロープとラッシングベルトとの双方を固定できる。
【0010】
本願の第2の発明にあっては、次の手段を特徴とするトラック荷台用のフックの固定構造を提供することによって、上記の課題を解決する。即ち、本願の第2の発明に係る固定構造にあっては、トラック荷台の側縁に配位された煽り板と、この煽り板の内側に設けられた荷台板と、煽り板と荷台板との間の凹溝105に引き出し可能に配位されたトラック荷台用のフックとを備える。このフックは、荷台上に略水平に配位される水平部2と、この水平部2から下方に伸びる一対の脚部1とを備える。また、水平部2に積荷固定用のロープを掛けるロープ掛け部21が設けられると共に、この水平部2の上面にラッシングベルトと係合するベルト固定部22が設けられ、このベルト固定部22が、水平部2の上面に形成された係合溝23と、係合溝23の両端の上面を塞ぐ係止部24とを備える。この水平部2における上記係合溝23が設けられた部分の下部に、トラック荷台の凹溝105の上面に当接する当接部26が設けられている。上記の脚部1は、上記の凹溝105に設けられた貫通孔108に摺動可能に挿入されるものであり、これらの脚部1の下端側に貫通孔108より大きな固定部材11が設けられ、この固定部材11が貫通孔108の下面に係合することによって、フックの引き上げが不能となるように固定されており、フックが下げられた状態で、上記の当接部26がトラック荷台の凹溝105の上面に当接することを特徴とするものであるる。
【0011】
本願の第2の発明に係る固定構造にあっては、水平部2におけるベルト固定部22の下部(言い換えると上記係合溝23が設けられた部分の下部)を当接部25とすることによって、このフックを下げた状態において、凹溝105の上面106より上に出る部分の上下長さを極力小さくできる。言い換えれば、レール107の上面若しくは荷台板104の上面と同じ高さか、それより低い高さとすることができる。そして、フックの引き出しに際しては、水平部2の沈みこんだ凹溝が狭いものであっても、係合溝23に指を掛けて無理なく引き出すことができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づき本願発明の実施の形態を説明する。
図1は本願発明の一つの実施の形態に係るトラック荷台用のフックの正面図、図2は同平面図、図3は同側面図である。図4は同フックを引き上げた状態の側面図であり、図5は同状態の斜視図であり、図6はロープ及びラッシングベルトとの固定方法を示す正面図である。
【0013】
このフック1は、トラック荷台100の側縁に配位され、トラックの積荷を固定するロープ等の長尺状体を固定するものであり、まず、図3乃至図5を参照して、トラック荷台の構造について簡単に説明しておく。一般に、トラック荷台の下部には、鋼製の土台枠101が渡されており、この土台枠101の最外周に、煽り板102が配位されている。この煽り板102は、ヒンジ103を介して、土台枠101に取りつけられており、これが起こされた状態で、土台枠101の最外周に立つ状態となる。この煽り板102の内側に、荷台板104が張られており、煽り板102と荷台板104との間の凹溝105が設けられている。この例では、土台枠101の上面が、凹溝105の上面106を形成しているが、土台枠101上に他の部材が配位され、この配位された部材が凹溝の上面を形成する場合もある。また、荷台板104が木製の場合には、図に示すように、鋼製の保護用のレール107が土台枠101に溶接され、このレール107に荷台板104の側辺が嵌められている場合が多い。
【0014】
このフックは、上記の凹溝105に形成された貫通孔108に摺動可能に挿入される脚部1と、この脚部1に支持された水平部2とを備える。より詳しくは、バー状の水平部2がトラック荷台100の側縁に略水平に配位され、この水平部2の両端側に、一対の脚部1,1が下方に伸びており、この脚部1,1が一対の貫通孔108に摺動可能に挿入されている。
【0015】
脚部1の下端側には、固定部材11としてのナット11が取り付けられている。このナット11は、脚部1の下端側に形成されたおねじ12に螺合されたものであり、その上下位置が調整可能である。このフックを荷台に取り付ける際には、ナット11を外した状態で、脚部1を貫通孔108に挿入する。そして、ナット11をおねじ12に螺合させる。このナット11は、貫通孔108よりも大きく、フックの使用に際して引き出した際には、ナット11が貫通孔108の下面に当接して、その引き出しが固定される(図4,図5参照)。ここで、固定とは、それ以上の引き出しが不能となる状態を意味し、下方には、移動させられ得る。但し、図4,図5の引き出した状態で、溶接等によって下方にも移動不能に固定してしまってもよい。
【0016】
脚部1は、真っ直ぐ上に伸びるものであってもよいが、この例では、脚部1の中程で屈曲させている。詳しくは、図4,図5の引き出した状態で、屈曲箇所13から上方に向かうに従って、荷台100の内側に入るように、斜め上方に伸びている。これにより、中央部2が荷台100の側縁より若干内側に位置した状態で、ロープやラッシングベルトの固定作業を行うことができるため、煽り板102を立てた状態でも、作業が容易となる。
【0017】
次に、水平部2ついて説明すると、水平部2における脚部1,1間の中央部分21が、積荷固定用のロープ3を掛けるロープ掛け部21となっており、このロープ掛け部21と一対の脚部1,1との間の空間に、ロープ3を通すことによって、ロープを掛けることができる。尚、水平部2は、数学的な意味で水平でなくてもよく、略横方向に伸びれば足り、若干傾斜しているものを含む。
【0018】
また、この水平部2には、ラッシングベルト4を固定するためのベルト固定部22が形成されている。このベルト固定部22は、水平部2の適宜位置に設ければよいが、この例では、水平部2の上面に設けられている。このベルト固定部22は、水平部2の上面に形成された係合溝23と、係合溝23の両端の上面を塞ぐ係止部24とを備えたものである。このラッシングベルト4は、図6に示すように、ベルト41の端部に固定金具42を備えたものである。この固定金具42は、先端の挿入部43と、基端側のベルト固定孔44との間に、一対の切欠部45,46を備える。一方の切欠部45は浅く、他方の切欠部46は深く形成されており、深い方の切欠部46に、ストッパ47が配位されている。このストッパ47は、軸48によって回動可能に固定金具42内に取り付けられ、バネ49によって閉方向(図6の矢印方向)に付勢されている。この閉状態で、ストッパ47の先端寄りのストッパ面50が深い方の切欠部46内に位置している。そして、バネ49の付勢力に抗して、摘み51を引き上げることによって、ストッパ面50が深い方の切欠部46から出て、この切欠部46が開く。
【0019】
ベルト固定部22は、水平部2の上面に形成された係合溝23と、係合溝23の両端の上面を塞ぐ係止部24,24とを備える。この係止部24,24間の長さは、固定金具42の先端の挿入部43の長さよりも短く、閉状態のストッパ面50と浅い方の切欠部45との間の長さよりも長い。また、係合溝23の溝奥部分の長さ(係合溝23の奥の両端25,25間の長さ)は、固定金具42の先端の挿入部43の長さよりも長い。
【0020】
使用に際しては、ラッシングベルトの摘み51を引き上げることによって、ストッパ面50が深い方の切欠部46から出て、この切欠部46が開状態となる。この開状態で、深い方の切欠部46を一方の係止部24に深く差し込み、次いで、浅い方の切欠部45側を、他方の係合部24の下に差し入れて、両者45,25を係合させる。そして、摘み51から手を離すことによって、深い方の切欠部46を閉状態とする。これによって、係止部24,24間に、浅い方の切欠部45とストッパ面50とが位置して、左右に動く余裕がなくなり、先端の挿入部43が、係止部24,24間から抜け出ることができなくなり固定が完了する。
【0021】
上記の接合に際しては、凹溝105内に沈んでいるフックを引き上げる。この引き上げは、水平部2持って行えばよいが、凹溝105の幅が小さい場合や、或いは、荷台に水平部2と略同じ大きさの凹部を設けて、この凹部に水平部2を沈めて配位した場合等には、うまく指先が掛からず、引き上げられない場合がある。その場合でも、本願のフックによると、上面に設けたベルト固定部22の係合溝23に指先を入れて、容易に引き出すことができる。また、フックが沈んでいる状態で、先にラッシングベルト4の固定金具42をフックのベルト固定部22に接合し、ベル41を持ってフックを引き上げることもできる。ベルト固定部22は、水平部2の側面(前後の何れかの面)に設けてもよいが、上記のような引き出し方を容易に行える点で、水平部2の上面に設けておく方が便利である。
【0022】
図1に示すように、水平部2におけるベルト固定部22の下部(言い換えると上記係合溝23が設けられた部分の下部)が、トラック荷台の凹溝105の上面106に当接する当接部25となっている。この例では、係合溝23を有底の溝としているが、係合溝23を下方に貫通させてもよい。この場合には、下方に貫通した開口の周囲が、当接部となる。また、当接部25をフラットな面としているが、凹凸を付けておくこともできる。このように、水平部2におけるベルト固定部22の下部(言い換えると上記係合溝23が設けられた部分の下部)を当接部25とすることによって、このフックを下げた状態において、凹溝105の上面106より上に出る部分の上下長さを極力小さくでき、凹溝105の上端から出ないようにすることができる。言い換えれば、レール107の上面若しくは荷台板104の上面と同じ高さか、それより低い高さとすることができる。
【0023】
例えば、他の実施の形態として、図7に示すものを挙げることができるが、この図7の例と比較すると、図1の例の特徴がより一層明らかになる。尚、図7の例は、図1の例と基本的に同じ形態を備えており、同一の部分については同じ符号を付してその詳細な説明を省略している。この図7の例は水平部2の端に、左右一対の脚部1,1よりも左右に突出する突き出し部6,6を設けたものである。この突き出し部6,6は、左右に伸びるだけでなく、下方に突出した突出端61,61を備えており、この突出端61,61と脚部1,1との凹部62,62にロープを掛けることができるようにしたものである。ところが、この例では、突出端61,61の下端が、水平部2におけるベルト固定部22の下部(言い換えると上記係合溝23が設けられた部分の下部)より下方に突出しており、その結果、突出端61,61の下端が、トラック荷台の凹溝105の上面106に当接する当接部となる。ここで、従来のように、水平部2にベルト固定部22を設けない場合には、その上下の大きさも比較的小さくて済むが、本願のように、水平部2にベルト固定部22を設けた場合には、その分、上下の大きさも大きくなってしまう。従って、突出端61,61の下端を当接部とすると、凹溝105の上面106より上に出る部分の上下長さが、その分大きくなり、凹溝105の上端からはみ出してしまう場合が生ずる。これに対して、図1の例では、水平部2におけるベルト固定部22の下部(言い換えると上記係合溝23が設けられた部分の下部)を当接部25とすることによって、このフックを下げた状態において、凹溝105の上面106より上に出る部分の上下長さを極力小さくでき、凹溝105の上端から出てしまうおそれが少なくなり、積荷の積み降ろしに際して、フックに積荷が引っ掛かったりすることを防止できる。
【0024】
尚、図7の例において、水平部2の突き出し部6,6を、左右に伸びるだけに止めて、下方に突出した突出端61,61を設けずに実施することもできる。また、突き出し部6,6の厚み、特に凹部62,62を設けた部分の厚みが小さくなるが、突出端61,61を水平部2の固定部22の下部(言い換えると上記係合溝23が設けられた部分の下部)と同じ高さか、それより高いものとして、当該固定部22の下部を当接部25とするようにしてもよい。また、他の実施の形態としては、脚部1,1を水平部2の両端から下方に垂下させ、全体を逆U字状にすることもできる。また、脚部1の数は、水平部2の中央等に1本のみを設けて実施することもでき、3本以上とすることもできる。このフックは、一般に金属の鋳造品として実施することができるが、脚部1と中央部2とをパイプ等で形成して、両者1,2を溶接等によって接合一体化してもよい。以上のように、本願発明に係るフック1は、トラック荷台100の側縁に配位され、特に、最外周の煽り板102に隣合う凹溝105に配位され、この位置で、ロープとラッシングベルトの両者を共に固定できるものであるため、荷物の積載可能な面積を最大限に大きくすることができるものである。
【0025】
【発明の効果】
以上、本願の第1の発明は、一つのフックによって、ロープの固定とラッシングベルトの固定との双方の固定を行うことができ、製造、加工、取付の全ての面で従来の2分の1の手間とコストで行うことができると共に、トラック荷台の載置可能面積を可能な限り広げることができたトラック荷台用のフックを提供し得たものである。
【0026】
本願の第2発明は、上記の効果を発揮すると同時に、このフックを荷台の凹溝内に収めた際に、フックの上面が荷台板の上面より極力突出しないように、トラック荷台の凹溝の上面より上に出る水平部の上下厚みを極力小さくでき、しかも、フックの引き出し易さを損なわないフックの固定構造を提供することができたものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の実施の形態に係るトラック荷台用のフックの正面図である。
【図2】同平面図である。
【図3】同側面図である。
【図4】同フックを引き上げた状態の側面図である。
【図5】同状態の斜視図である。
【図6】ロープ及びラッシングベルトとの固定方法を示す正面図である。
【図7】本願発明の他の実施の形態に係るトラック荷台用のフックの正面図である。
【図8】従来のフックの正面図である。
【図9】従来のロープ及びラッシングベルトとの固定手段の配設例を示す平面図である。
【符号の説明】
1 脚部
2 水平部
21 ロープ掛け部
22 ベルト固定部
23 係合溝
24 係止部
26 当接部
105 凹溝
108 貫通孔

Claims (2)

  1. トラック荷台の側縁に配位され、トラックの積荷を固定する
    ロープ等の長尺状体を固定するトラック荷台用のフックにおいて、
    荷台上に略水平に配位される水平部(2) と、この水平部(2) から下方に伸びると共にトラック荷台に固定される脚部(1) とを備え、
    水平部(2) に積荷固定用のロープを掛けるロープ掛け部(21)が設けられると共に、この水平部(2) にラッシングベルトと係合するベルト固定部(22)が設けられ、このベルト固定部(22)が、水平部(2) の表面に形成された係合溝(23)と、係合溝(23)の両端の上面を塞ぐ係止部(24)とを備えたものであることを特徴とするトラック荷台用のフック。
  2. トラック荷台の側縁に配位された煽り板と、この煽り板の内側に設けられた荷台板と、煽り板と荷台板との間の凹溝(105) に引き出し可能に配位されたトラック荷台用のフックとを備え、
    このフックが、荷台上に略水平に配位される水平部(2) と、この水平部(2) から下方に伸びる一対の脚部(1) とを備え、
    水平部(2) に積荷固定用のロープを掛けるロープ掛け部(21)が設けられると共に、この水平部(2) の上面にラッシングベルトと係合するベルト固定部(22)が設けられ、このベルト固定部(22)が、水平部(2) の上面に形成された係合溝(23)と、係合溝(23)の両端の上面を塞ぐ係止部(24)とを備え、
    水平部(2) における上記係合溝(23)が設けられた部分の下部に、トラック荷台の凹溝(105) の上面に当接する当接部(26)が設けられ、
    上記の脚部(1) が上記の凹溝(105) に設けられた貫通孔(108) に摺動可能に挿入されるものであり、これらの脚部(1) の下端側に貫通孔(108) より大きな固定部材(11)が設けられ、この固定部材(11)が貫通孔(108) の下面に係合することによって、フックの引き上げが不能となるように固定され、
    フックが下げられた状態で、上記の当接部(26)がトラック荷台の凹溝(105) の上面に当接することを特徴とするトラック荷台用のフックの固定構造。
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