JP3742127B2 - 装身具用ジョイント - Google Patents

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JP3742127B2 JP08364195A JP8364195A JP3742127B2 JP 3742127 B2 JP3742127 B2 JP 3742127B2 JP 08364195 A JP08364195 A JP 08364195A JP 8364195 A JP8364195 A JP 8364195A JP 3742127 B2 JP3742127 B2 JP 3742127B2
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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は例えばネックレスなどの装身具を連結するための装身具用ジョイントに関する。
【0002】
【従来の技術】
図8に示すように、装身具の一例であるネックレスNを身体に装着する場合には、該ネックレスNを首部に巻き付けた後、その両端部をジョイントJにより連結することが行われるが、従来、前記ジョイントJの一例として図9に示すものがある。これは、ネックレスNの一端に連結したリング1と、該ネックレスNの他端に連結したプレート2とを有し、前記リング1は、円弧状パイプからなるリング本体1aと、該リング本体1aの一端部内にスライド可能に嵌挿され、その先端部がリング本体1aの他端部に係脱可能に形成された把手3付き円弧状スライダー1bと、リング本体1a内に配設されて、前記スライダー1bを係合方向に付勢するばね1cとを有し、前記プレート2に形成した嵌合孔4をリング1に嵌合させるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来のジョイントJでは、ネックレスNを身体に装着する場合に、一方の手でリング本体1aを把持し、スライダー1bをばね1cに抗してスライドさせることにより、該スライダー1bの先端部をリング本体1aの他端部から離間させた状態を保持しながら、他方の手でプレート2を把持して、該プレート2の嵌合孔4をリング本体1aの他端部に嵌合させる必要があり、その嵌合に手間がかかって、ジョイントJの連結が面倒である。
【0004】
また、従来、ジョイントJの他の例として図10に示すものがある。これは、ネックレスNの一端に連結した矩形箱状の雌側筒体5と、該ネックレスNの他端に連結した略二つ折状の板ばね製雄側プレート6とを有し、該雄側プレート6を雌側筒体5内に差し込むだけで、該雄側プレート6の遊端部6aが弾性変形して、該遊端部6aに形成した凹部7が雌側筒体5の開口部に突設した突起部8に係合し、雌側筒体5に雄側プレート6を簡単に連結することができ、また、この連結状態から遊端部6aの先端を押すだけで、その両者を簡単に分離することができる。
【0005】
上記構成によれば、ジョイントJの連結及びその連結解除を簡単に行うことができるが、繰り返し使用している間に雄側プレート6の付勢力が低下しやすく、その結果、ネックレスNに小さな引っ張り力がかかっただけで、前記突起部8から凹部7が外れて、ジョイントJの連結が不測に解除される虞れがある。
【0006】
本発明は、上記欠点に鑑み、連結及び連結解除を簡単に行うことができると共に、連結状態を確実にロックすることができる装身具用ジョイントを提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明は、雌側筒体と、該雌側筒体内に挿抜可能に挿入される雄側ピンと、前記雌側筒体と前記雄側ピンとの間に前記雌側筒体及び前記雄側ピンの双方に対して摺動可能に挿入されたロック解除用カラーと、前後移動可能に前記雌側筒体に外嵌されたカラー操作環と、前記長孔に挿通される連結ピンと、を備え、前記雌側筒体には、その側壁を部分的に内側に切り起こして前記雄側ピンに向けて付勢力を有するロック片が形成されているとともに、その側壁には前後方向に沿う長孔が形成されており、前記雄側ピンには、前記ロック片の付勢力によって前記ロック片の先端部が係合して前記雄側ピンを抜き出し不能にロックするロック用段部が形成されており前記ロック解除用カラーにはその側壁に前記ロック片が嵌入する開口部が形成されており、前記ロック解除用カラーが前進すると、前記開口部の後縁部により、前記付勢力に抗して前記ロック片が外側に押し出されるようになっており、前記カラー操作環は前記連結ピンを介して前記ロック解除用カラーに一体連結されている装身具用ジョイントを提供する
【0008】
さらに、本発明は、雌側筒体と、該雌側筒体内に挿抜可能に挿入される雄側ピンと、前記雌側筒体と前記雄側ピンとの間に前記雌側筒体及び前記雄側ピンの双方に対して摺動可能に挿入されたロック解除用カラーと、前記雄側ピンに嵌められ、前記雄側ピンが前記雌側筒体内に押し込まれる長さを規制する位置決めリングと、を備え、前記雌側筒体には、その側壁を部分的に内側に切り起こして前記雄側ピンに向けて付勢力を有するロック片が形成されており前記雄側ピンには、前記ロック片の付勢力によって前記ロック片の先端部が係合して前記雄側ピンを抜き出し不能にロックするロック用段部が形成されており、前記雄側ピンの外周面には、前記ロック解除用カラーを前方に押し出すための突起部が突設されており、前記位置決めリングは前記突起部と前記雄側ピンの端部との間において前後に移動可能である装身具用ジョイントを提供する
【0009】
前記ロック解除用カラーには、その後端から中央部に向けて互いに平行な2本の切り込みを入れ、その2本の切り込みに挟まれた舌片を外側に切り起こして形成された弾性変形可能な摩擦片が形成されていることが好ましい
【0010】
さらに、本発明は、雌側筒体と、該雌側筒体内に挿抜可能に挿入される雄側ピンと、前記雌側筒体と前記雄側ピンとの間に前記雌側筒体及び前記雄側ピンの双方に対して摺動可能に挿入されたロック解除用カラーと、前記雄側ピンの移動量を規制する移動量規制片と、を備え、前記雌側筒体には、その側壁を部分的に内側に切り起こして前記雄側ピンに向けて付勢力を有するロック片が形成されており前記雄側ピンには、前記ロック片の付勢力によって前記ロック片の先端部が係合して前記雄側ピンを抜き出し不能にロックするロック用段部が形成されており前記雄側ピンの後部には前記ロック解除用カラーを前方に押し出すためのフランジが突設され、前記ロック解除用カラーにはその側壁に環状溝が形成され、前記移動量規制片は、前記環状溝に係合する位置と前記環状溝と係合しない位置との間で枢動可能であるように前記フランジに取り付けられている装身具用ジョイントを提供する
【0011】
【作用】
請求項1記載の発明において、装身具Nを身体に装着する場合には、一方の手で装身具Nの一端に取り付けた雌側筒体10を把持すると共に、他方の手で装身具Nの他端に取り付けた雄側ピン11を把持して、該雄側ピン11を前記雌側筒体10内に挿入するだけでよい。これによって、ロック片15の先端部15aが雄側ピン11のロック用段部19a,20aに係合して、ジョイントJを簡単に連結することができる。
【0012】
また、ジョイントJを連結した状態で、雄側ピン11を雌側筒体10から抜き出す方向に引っ張り力がかかっても、その引っ張り力によりロック片15の先端部15aとロック用段部19a,20aとの係合が強化されるため、雄側ピン11を抜き出し不能にロックすることができ、ジョイントJの連結が不測に外れる虞れがない。
【0013】
更に、ジョイントJを連結した状態からロック解除用カラー12,29を前進させるだけで、該カラー12,29により前記ロック片15の先端部15aをロック用段部19a,20aから離脱させてロックを解除し、ジョイントJの連結を簡単に解消することができる。
【0014】
さらに、カラー操作環24を操作してロック解除用カラー12を後退させた状態で、雄側ピン11を雌側筒体10に挿入することにより、該雌側ピン11のロック用段部20aにロック片15の先端部15aを確実に係合させてジョイントJを連結することができ、また、この連結状態から、カラー操作環24を操作してロック解除用カラー12を前進させることにより、ロック片15の先端部15aをロック用段部20aから離脱させてジョイントJの連結を解除することができるものであって、ジョイントJの連結及び連結解除を簡単な操作で容易に行うことができる。
【0015】
請求項2に記載の発明によれば、ジョイントJを連結した状態から雄側ピン11を雌側筒体10内に押し込むだけで、該雄側ピン11に突設した突起部28によりロック解除用カラー12を前方に押し出して、ロック片15の先端部15aをロック用段部20aから離脱させ、ジョイントJの連結を簡単に解除することができる。
【0016】
請求項4記載の発明によれば、ジョイントJを連結した状態で雄側ピン11に対し雌側筒体10内に押し込む方向に力がかかっても、該雄側ピン11が移動量規制片33により移動を規制されているため、その雄側ピン11が雌側筒体10に押し込められることがなく、ジョイントJの連結が不測に外れる虞れがない。
【0017】
また、ジョイントJを連結した状態から前記移動量規制片33を変位させた後、雄側ピン11を雌側筒体10内に押し込むだけで、該雄側ピン11に突設したフランジ11cによりロック解除用カラー12を前方に押し出してジョイントJの連結を簡単に解除することができる。
【0018】
【実施例】
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。図1は本発明の第1の実施例である装身具用ジョイントJによりネックレスN(図8参照)の両端部を連結した状態を示すものであって、図2にも示すように、雌側筒体10と、該雌側筒体10内に挿抜可能に挿入される雄側ピン11とを有し、前記雌側筒体10内にロック解除用カラー12が前後に移動可能に内嵌されている。
【0019】
前記雌側筒体10は、横断面円形(または四角形などの多角形)に形成されており、その側壁10aの中央部に該雌側筒体10の長手方向に沿う略コ字状の切れ目14を周方向所定間隔(この実施例では180°)をおいて複数形成すると共に、該各切れ目14により切り出された舌片を雌側筒体10の後部側から前部側に向けて斜め内側に切り起すことにより、雄側ピン11に向けて付勢力を有する弾性変形可能なロック片15が形成されている。なお、この実施例ではロック片15を複数形成したが、少なくとも1つ形成してあればよい。また、雌側筒体10の後端部に雄側ピン挿入用開口部16が形成され、その前端部に端壁10bが一体形成されると共に、該端壁10bに固着したリング17にネックレスNの一端が連結されている。
【0020】
前記雄側ピン11は、雌側筒体10に挿入されるピン本体11aと、該ピン本体11aの後端部に一体形成された鍔部11bとを備えており、前記ピン本体11aの中央部に前記ロック片15に係合する環状溝19が形成され、また、雄側ピン11の先端に形成した頭部20の先端面が略半球面状に形成されており、このピン本体11aを雌側筒体10内に容易に挿入することができるようになっている。更に、雄側ピン11の頭部20と環状溝19との境界にロック用段部19aが形成され、また更に、前記鍔部11bに固着したリング21にネックレスNの他端が連結されている。
【0021】
前記ロック解除用カラー12には、その中央部に前記ロック片15が遊嵌入する開口部22が開設されており、該カラー12を雌側筒体10の後部に位置する状態から前進させることにより、前記開口部22の後縁部22aによりロック片15が外側に押し出されるようになっている。
【0022】
図1中、24は前記雌側筒体10の前部に前後に移動可能に外嵌されたカラー操作環であって、雌側筒体10の前部に前後方向に沿って貫設した長孔25に挿通した連結ピン26を介して前記カラー12に一体連結されている。
【0023】
上記構成において、ネックレスNを身体に装着する場合には、カラー操作環24を操作してロック解除用カラー12を雌側筒体10の後部に位置させた状態で、一方の手で雌側筒体10を把持すると共に、他方の手で雄側ピン11を把持して、該雄側ピン11を雌側筒体10内に挿入するだけでよい。これによって、雄側ピン11の頭部20によりロック片15が弾性変形されて一旦外側に押し出された後、該頭部20の通過により、ロック片15がその付勢力により雌側筒体10内に戻って環状溝19に嵌入し、図1(a)に示すように、ロック片15の先端部15aと雄側ピン11のロック用段部19aとが係合して、ジョイントJを簡単に連結することができる。
【0024】
また、この状態で、雄側ピン11を雌側筒体10から抜き出す方向に引っ張り力がかかっても、その引っ張り力によりロック片15の先端部15aとロック用段部19aとの係合状態が強化されるから、雄側ピン11を抜き出し不能にロックすることができ、ジョイントJの連結が不測に外れる虞れがない。
【0025】
次に、ジョイントJの連結を解除する場合には、同図(b)に示すように、カラー操作環24を前進させるだけでよい。これによって、連結ピン26を介してロック解除用カラー12も一体に前進し、該カラー12に開設した開口部22の後縁部22aによりロック片15が外側に押し出され、ロック片15の先端部15aがロック用段部19aから離脱される。続いて、同図(c)に示すように、鍔部11bを把持して雄側ピン11を後方に引っ張るだけで、該雄側ピン11を雌側筒体10内から引き抜くことができる。その後、カラー操作環24を後退させることにより、同図(d)に示すように、ロック解除用カラー12も後退し、ロック片15をその付勢力により再び雌側筒体10内に戻すことができる。
【0026】
図3は本発明の第2の実施例である装身具用ジョイントJによりネックレスN(図8参照)の両端部を連結した状態を示すものであって、雄側ピン11のピン本体11aがその頭部20よりも小径に形成されると共に、雄側ピン11の頭部20とピン本体11aとの境界にロック用段部20aが形成され、前記ピン本体11aの後部近傍に環状の突起部28が突設され、該突起部28の外径が雌側筒体10の内径と同一またはわずかに小さく設定され、また、ピン本体11aの頭部20と突起部28との間にロック解除用カラー29が前後に移動可能に外嵌されると共に、ピン本体11aの突起部28と鍔部11bとの間に位置決めリング30が前後に移動可能に外嵌されている。
【0027】
図4に示すように、前記ロック解除用カラー29の後部の周方向所定間隔(この実施例では180°)をおいた複数箇所に、該カラー29の後端から中央部に向けて互いに平行する2本の切り込みを形成すると共に、その各2本の切り込みに挟まれた舌片を若干外側に切り起すことにより、弾性変形可能な摩擦片31が形成されており、該各摩擦片31を雌側筒体10の内周面に当接させることにより、カラー29が不測に移動しないように構成している。なお、この実施例では摩擦片31を複数形成したが、少なくとも1つ形成してあればよい。上記以外の構成で第1の実施例と同一部分には同一符号を付してその説明を省略する。
【0028】
上記構成において、ネックレスNを身体に装着する場合には、第1の実施例と同様に、一方の手で雌側筒体10を把持すると共に、他方の手で雄側ピン11を把持して、該雄側ピン11を雌側筒体10内に挿入するだけでよい。これによって、図1(a)に示すように、ロック片15の先端部15aと雄側ピン11のロック用段部20aとが係合して、ジョイントJを簡単に連結することができる。
【0029】
また、この状態で、雄側ピン11を雌側筒体10から抜き出す方向に引っ張り力がかかっても、その引っ張り力によりロック片15の先端部15aとロック用段部20aとの係合状態が強化されるから、雄側ピン11を抜き出し不能にロックすることができ、ジョイントJの連結が不測に外れる虞れがない。
【0030】
次に、ジョイントJの連結を解除する場合には、同図(b)に示すように、雄側ピン11を雌側筒体10内に押し込むだけでよい。これによって、突起部28によりロック解除用カラー29が雌側筒体10内の押し込まれて前進し、該カラー29の先端縁29aによりロック片15が外側に押し出され、ロック片15の先端部15aがロック用段部20aから離脱される。なお、位置決めリング30が雌側筒体10の後端に当たって、雄側ピン11の押し込み長さが規制されるため、該雄側ピン11を雌側筒体10内に押し込み過ぎる虞れがない。続いて、同図(c)に示すように、鍔部11bを把持して雄側ピン11を後方に引っ張るだけで、該雄側ピン11を雌側筒体10内から引き抜くことができる。この場合、カラー29が摩擦片31により雌側筒体10に係止され、該カラー29によるロック片15の押し出し状態が保持されており、この状態で雄側ピン11のみが後退するため、ロック片15に雄側ピン11の頭部20が係合することがなく、確実にロックを解除することができる。その後、同図(d)に示すように、雄側ピン11が雌側筒体10内から引き出されると、それに伴って、該雄側ピン11の頭部20によりカラー29も雌側筒体10内から引き出され、ロック片15をその付勢力により再び雌側筒体10内に戻すことができる。
【0031】
図5は本発明の第3の実施例である装身具用ジョイントJによりネックレスN(図8参照)の両端部を連結した状態を示すものであって、雄側ピン11の後部にロック解除用カラー29を前方に押し出すためのカラー押出用フランジ11cが突設され、該フランジ11cに雄側ピン11の移動量を規制するための移動量規制片33が枢着されている。
【0032】
前記移動量規制片33は、図6及び図7に示すように、横断面略下向きU字状に形成され、その両側壁部の中央部に横断方向に沿ってスリット34を形成することにより、把手5付き前側部分33aと後側部分33bとに分けられ、その後側部分33bは、雄側ピン11のフランジ11cに外嵌されると共に、該フランジ11cを水平方向に貫通する枢着軸36に水平姿勢から起立姿勢に変位可能に枢着され、前記前側部分33aは、その両側壁部を内側に若干押し曲げることにより、カラー29の後部に形成した環状溝37に係合可能に構成されている。
【0033】
上記構成において、ネックレスNを身体に装着する場合には、第1、第2の実施例と同様に、一方の手で雌側筒体10を把持すると共に、他方の手で雄側ピン11を把持して、該雄側ピン11を雌側筒体10内に挿入するだけでよい。この場合、図5(a)に示すように、移動量規制片33の前側部分33aをロック解除用カラー29の環状溝37に係合させることにより、該カラー29を雄側ピン11の後方に保持することができるから、雄側ピン11を雌側筒体10内に挿入する際に、カラー29によりロック片15を外側に押し出す虞れがなく、該ロック片15の先端部15aに雄側ピン11のロック用段部20aを確実に係合させることができる。
【0034】
また、ジョイントJを連結した状態で、雄側ピン11を雌側筒体10から抜き出す方向に引っ張り力がかかっても、その引っ張り力によりロック片15と雄側ピン11との係合が強化されるため、雄側ピン11を抜き出し不能にロックすることができると共に、雄側ピン11を雌側筒体10内に押し込む方向に力がかかっても、移動量規制片33が雌側筒体10の後端に当たるため、雄側ピン11及びロック解除用カラー29が雌側筒体10内に押し込まれることがなく、ジョイントJの連結が不測に外れる虞れがない。
【0035】
次に、ジョイントJの連結を解除する場合には、同図(b)に示すように、移動量規制片33を枢着軸36を中心に起立させてカラー29の係止を解除した後、雄側ピン11を雌側筒体10内に押し込むだけでよい。これによって、フランジ11cによりカラー29が雌側筒体10内に押し込まれて前進し、該カラー29の先端縁29aによりロック片15が外側に押し出され、ロック片15の先端部15aがロック用段部20aから離脱される。なお、移動量規制片33の後側部分33bが雌側筒体10の後端に当たって、雄側ピン11の押し込み長さが規制されるため、該雄側ピン11を雌側筒体10内に押し込み過ぎる虞れがない。続いて、同図(c)に示すように、フランジ11cを把持して雄側ピン11を後方に引っ張るだけで、該雄側ピン11を雌側筒体10内から引き抜くことができる。この場合、カラー29によるロック片15の押し出し状態が保持されており、この状態で雄側ピン11のみが後退するため、ロック片15に雄側ピン11の頭部20が係合することがなく、確実にロックを解除することができる。その後、同図(d)に示すように、雄側ピン11が雌側筒体10内から引き出されると、それに伴って、該雄側ピン11の頭部20によりカラー29も雌側筒体10内から引き出され、ロック片15をその付勢力により再び雌側筒体10内に戻すことができる。
【0036】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、雄側ピンを雌側筒体内に挿入するだけで、該雄側ピンのロック用段部にロック片の先端部が係合して、ジョイントを簡単に連結することができる。
【0037】
また、ジョイントを連結した状態で、雄側ピンを雌側筒体から抜き出す方向に引っ張り力がかかっても、その引っ張り力によりロック片の先端部と雄側ピンのロック用段部との係合が強化されるから、ジョイントの連結が不測に外れる虞れがない。
【0038】
更に、ジョイントを連結した状態から雌側筒体に内嵌させたロック解除用カラーを前進させるだけで、該カラーにより前記ロック片先端部をロック用段部から離脱させてロックを解除し、ジョイントの連結を簡単に解消することができる。
【0039】
さらに、ジョイントを連結した状態からカラー操作環を操作してロック解除用カラーを前進させるだけで、ロック片の先端部をロック用段部から離脱させてジョイントの連結を解除することができる。
【0040】
請求項2に記載の発明によれば、ジョイントを連結した状態から雄側ピンを雌側筒体内に押し込むだけで、該雄側ピンに突設した突起部によりロック解除用カラーを前方に押し出して、ロック片の先端部をロック用段部から離脱させ、ジョイントの連結を簡単に解除することができる。
【0041】
請求項4記載の発明によれば、ジョイントを連結した状態で雄側ピンに対し雌側筒体内に押し込む方向に力がかかっても、該雄側ピンが移動量規制片により移動を規制されているため、その雄側ピンが雌側筒体に押し込められることがなく、ジョイントの連結が不測に外れる虞れがない。
【0042】
また、ジョイントを連結した状態から前記移動量規制片を変位させた後、雄側ピンを雌側筒体内に押し込むだけで、該雄側ピンに突設したフランジによりロック解除用カラーを前方に押し出してジョイントの連結を簡単に解除することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)〜(d)は本発明の第1の実施例である装身具用ジョイントの連結及び連結解除の手順を示す縦断面図である。
【図2】同ジョイントの分解斜視図である。
【図3】(a)〜(d)は本発明の第2の実施例である装身具用ジョイントの連結及び連結解除の手順を示す縦断面図である。
【図4】同ジョイントの分解斜視図である。
【図5】(a)〜(d)は本発明の第3の実施例である装身具用ジョイントの連結及び連結解除の手順を示す縦断面図である。
【図6】図5のA−A矢視図である。
【図7】同ジョイントの分解斜視図である。
【図8】装身具を装着した状態の概略説明図である。
【図9】従来の一例を示す正面図である。
【図10】従来の他の例を示す縦断面図である。
【符号の説明】
10 雌側筒体
11 雄側ピン
11c フランジ
12 ロック解除用カラー
15 ロック片
15a ロック片の先端部
19a ロック用段部
20a ロック用段部
24 カラー操作環
28 突起部
29 ロック解除用カラー
33 移動量規制片
N ネックレス
J ジョイント

Claims (4)

  1. 雌側筒体と、
    該雌側筒体内に挿抜可能に挿入される雄側ピンと
    前記雌側筒体と前記雄側ピンとの間に前記雌側筒体及び前記雄側ピンの双方に対して摺動可能に挿入されたロック解除用カラーと、
    前後移動可能に前記雌側筒体に外嵌されたカラー操作環と、
    前記長孔に挿通される連結ピンと、を備え、
    前記雌側筒体には、その側壁を部分的に内側に切り起こして前記雄側ピンに向けて付勢力を有するロック片が形成されているとともに、その側壁には前後方向に沿う長孔が形成されており
    前記雄側ピンには、前記ロック片の付勢力によって前記ロック片の先端部が係合して前記雄側ピンを抜き出し不能にロックするロック用段部が形成されており
    前記ロック解除用カラーにはその側壁に前記ロック片が嵌入する開口部が形成されており、前記ロック解除用カラーが前進すると、前記開口部の後縁部により、前記付勢力に抗して前記ロック片が外側に押し出されるようになっており、
    前記カラー操作環は前記連結ピンを介して前記ロック解除用カラーに一体連結されている装身具用ジョイント。
  2. 雌側筒体と、
    該雌側筒体内に挿抜可能に挿入される雄側ピンと、
    前記雌側筒体と前記雄側ピンとの間に前記雌側筒体及び前記雄側ピンの双方に対して摺動可能に挿入されたロック解除用カラーと、
    前記雄側ピンに嵌められ、前記雄側ピンが前記雌側筒体内に押し込まれる長さを規制する位置決めリングと、を備え、
    前記雌側筒体には、その側壁を部分的に内側に切り起こして前記雄側ピンに向けて付勢力を有するロック片が形成されており
    前記雄側ピンには、前記ロック片の付勢力によって前記ロック片の先端部が係合して前記雄側ピンを抜き出し不能にロックするロック用段部が形成されており、
    前記雄側ピンの外周面には、前記ロック解除用カラーを前方に押し出すための突起部が突設されており、
    前記位置決めリングは前記突起部と前記雄側ピンの端部との間において前後に移動可能である装身具用ジョイント。
  3. 前記ロック解除用カラーには、その後端から中央部に向けて互いに平行な2本の切り込みを入れ、その2本の切り込みに挟まれた舌片を外側に切り起こして形成された弾性変形可能な摩擦片が形成されていることを特徴とする請求項2に記載の装身具用ジョイント。
  4. 雌側筒体と、
    該雌側筒体内に挿抜可能に挿入される雄側ピンと、
    前記雌側筒体と前記雄側ピンとの間に前記雌側筒体及び前記雄側ピンの双方に対して摺動可能に挿入されたロック解除用カラーと、
    前記雄側ピンの移動量を規制する移動量規制片と、を備え、
    前記雌側筒体には、その側壁を部分的に内側に切り起こして前記雄側ピンに向けて付勢力を有するロック片が形成されており
    前記雄側ピンには、前記ロック片の付勢力によって前記ロック片の先端部が係合して前記雄側ピンを抜き出し不能にロックするロック用段部が形成されており
    前記雄側ピンの後部には前記ロック解除用カラーを前方に押し出すためのフランジが突設され、
    前記ロック解除用カラーにはその側壁に環状溝が形成され、
    前記移動量規制片は、前記環状溝に係合する位置と前記環状溝と係合しない位置との間で枢動可能であるように前記フランジに取り付けられている装身具用ジョイント。
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