JP3740258B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、定着器の発熱装置への電力の供給を発熱装置の時間に対する温度上昇率である温度勾配により制御する画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、画像形成装置は、表面に静電潜像を形成する静電潜像担持体としての感光ドラム、感光ドラム上を一様に帯電させる帯電手段、帯電手段によって帯電させられた感光ドラムの表面を露光して静電潜像を形成させる露光手段、感光ドラム上の静電潜像を現像剤であるトナーによって現像して可視像化する現像器、感光ドラム上のトナー画像を記録材の上に転写させる転写手段、加熱手段によって加熱されることにより発熱する発熱体であるヒートローラにより記録媒体のトナーを溶融定着させる定着器、画像形成の各工程を制御する制御手段などから構成されて所定の画像形成プロセスにより記録媒体に画像を形成できるようになっている。
【0003】
図9は、この種の画像形成装置の一例を示す概略構成図であり、例えばレーザビームプリンタの場合を示す。図9に示すように、プリンタは、コントローラ部100で、図示を省略したホストコンピュータからホストI/F回路101を介して印字指令を受信するようになっている。コントローラ部100は、ホストコンピュータから送信されてきたコードデータである電気信号をビデオコントローラ部103でドットイメージに展開し、ビデオコントローラ内部のメモリに格納した後、エンジン部102にビデオ信号として送信する。エンジン部102は、感光ドラム等の各部材が設けられており、エンジン部102内の各要素がエンジン部102内に設けられたエンジンコントローラ105により制御されて画像形成が行われる。また、エンジン部102とコントローラ部100とのビデオ信号とのやり取がエンジンコントローラ105を介して行われる。
【0004】
上記構成のレーザービームプリンタの画像形成動作は、ホストコンピュータから印字指令を受けると、コントローラ部100からエンジンコントローラ105のビデオインタフェース部(図示しない)にビデオ信号が入力され、ビデオ信号はレーザドライバ106に送出され、ここで半導体レーザ107のON/OFFが制御される。
【0005】
この半導体レーザ107から出射されたレーザ光110はポリゴンミラー108により偏向されて感光ドラム112の長手方向の走査光となり、ミラー109を介して感光ドラム112上に投影される。感光ドラム112は、図9の矢印a方向に回転し、帯電手段である一次帯電器111により一次帯電された後、露光手段からのレーザ光110のON/OFFに応じた露光を受けて、感光ドラム112の表面に静電潜像が形成される。
【0006】
そして、現像器113により着色荷電粒子(以後、トナーと称する)が付与され、感光ドラム112の静電潜像が現像されて感光ドラム112上に顕像が形成される。その後、転写手段である転写帯電器114により給紙カセット120から給紙ローラ121によつて一枚づつ取り出された記録媒体に、感光ドラム112上の顕像が移しとられて転写させられる。ここで、転写後に感光ドラム112上に残留した転写残りトナーは、感光ドラム112の表面よりクリーニング器115により払い拭われ、感光ドラム112は次の画像形成工程に備える。
【0007】
転写工程で未定着トナー像を転写させられた記録媒体は、定着器116に挿通され、永久定着像が得られた後、最終プリントとして記録媒体は図9の矢印b方向に従って機外に排出される。なお、図9の矢印bは、給紙カセット120から取り出されて搬送される記録媒体の給送軌跡を示す。
【0008】
定着器116は、略長筒形状のローラ内にヒータ119が配置された定着ローラ117と、定着ローラ117に圧接させられた加圧ローラ118とから構成されている。定着ローラ117は、エンジンコントローラ105内に設けられているヒータ制御部の制御でヒータ119に通電することで加熱されるようになっており、定着ローラ117の表面に当接させられた温度検知手段としての温度センサにより定着ローラ117の表面温度を検知し、温度センサの出力がエンジンコントローラ105に入力され、ヒータ119がON/OFFされて、所定の表面温度が維持されるようになっている。
【0009】
定着ローラ117に圧接させられた加圧ローラ118は、付勢手段(図示しない)により定着ローラ117に押圧され、定着ローラ117と加圧ローラ118との圧接部分に形成されたニップに記録媒体を通過させることにより、記録媒体上の未定着トナーがニツプ内で記録媒体とともに加熱および加圧されてトナーが記録媒体上に永久定着される。
【0010】
図10は、エンジンコントローラ105内のヒータ制御部の回路を示すブロック図である。ヒータ制御部は、ACラインへのノイズを低減させて画像形成装置が発生するノイズをACラインに伝播させないようにするノイズフィルタ1、ヒータ119のON/OFFを制御するフューザ制御部2、定着ローラ117の表面温度を検知する温度センサ3、温度センサ3の検出レンジを切り換えるレンジ切換手段としてのレンジ切換部4、温度センサ3からの検知温度によりフューザ制御部2や検出レンジ切換部4などに制御信号を送信できるCPU105aなどから構成されている。
【0011】
フューザ制御部2は、ノイズフィルタ1を介して商用電源に接続され、トライアックやSSR等を有してCPU105a内に設けられた温度制御部からの信号によりヒータ119をON/OFFできるようになっている。CPU105aは、温度センサ3でヒータ119の温度検出を行い、ヒータ119の温度が一定になるようにフューザ制御部2の制御を行なうとともに、CPU105aは温度センサ3の検知温度があらかじめ設定された切り換え温度に達すると検出レンジ切換部4を作動させて検出レンジの切り換えを行う。
【0012】
また、CPU105aはプリント開始と同期してフューザ制御部2の通電を開始して、ヒータ119の加熱を始める。このとき、立ち上げに必要な電力を得るためのヒータ119のON/OFFシーケンスは、ACの入力電圧の変化やヒータ119自身の抵抗値のばらつきなどがあってあらかじめ規定することが出来ない。
【0013】
このため、CPU105a内には、ヒータ119の時間に対する温度上昇率である温度勾配を検出する温度勾配検出手段130が設けられている。温度勾配検出手段130による温度勾配の検出は、まず通電開始時に一定のON/OFFシーケンスでヒータ119を加熱する。ヒータ119が加熱されると、温度センサ3からの検知信号がCPU105aに送信され、CPU105aで検知信号に応じた温度が検知される。この検知温度が温度勾配検出手段130で使用され、温度勾配検出手段130で、所定温度上昇に要する時間や所定時間中の温度上昇などからヒータ119の温度勾配を検出する。
【0014】
例えば、温度勾配検出手段130内に、温度センサの検知温度が温度T1から温度T2に上昇するまでに要した時間Δtを計時できるタイマと、単位時間あたりの上昇温度を算出する演算処理部とが設けられており、タイマで計時された時間を基に演算処置部が単位時間あたりの上昇温度を算出するなどして温度勾配を求めることができるようになっている。この温度勾配を用いてCPU105aが、ヒータ119が所定の時間で所定の温度となるようにヒータ119のON/OFFシーケンスを決定し、その後は決定されたシーケンスによってヒータ119の温度制御を行うようにしている。
【0015】
ヒータ119の温度を検知する温度センサとしてはサーミスタが用いられ、サーミスタは、ヒータの温度に応じた抵抗値を出力するようになっており、サーミスタからの抵抗値に応じた電圧がCPU105aに入力され、CPU105aに入力された電圧によりヒータ119の温度が検知されるようになっている。
【0016】
図11に、温度センサ3として通常使用されているサーミスタのフルレンジでの抵抗値−温度特性を表したグラフを示す。図11に示すように、温度センサ3はフルレンジで温度検知を行うと、低温側に比べ高温側の抵抗値の変化が極端に少ないので、ヒータを加熱するすべての温度範囲(低温から高温まで)を同一レンジで検出すると高温側である、定着温度付近の温度検知の精度が悪くなる。
【0017】
そこで、高温側での検知精度を向上させるため温度センサの温度を複数のレンジで検知するようにしている。例えば、CPU105aは温度センサ3の検知温度があらかじめ規定された所定の切り替え温度に達すると検出レンジ切替部4で温度検出レンジの切り替えを行なうようにしているのである。なお、図12(a)に、検出レンジ切換を行った場合の低温側レンジでの抵抗値−温度特性を表したグラフを、図12(b)に、検出レンジ切換を行った場合の高温側レンジでの抵抗値−温度特性を表したグラフを示す。図12からわかるように、温度センサの検知温度が所定温度となった場合に検出レンジ切換を行った時には、低温側および高温側ともに支障なく温度検知を行うことができる。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記の温度センサの検出レンジ切換を行う装置において、サーミスタの温度勾配を検出してヒータ供給電力を制御する場合、図13に示すように、温度検出レンジを切り替える温度であるレンジ切換温度T0でレンジ切り換えを行った後、一定時間(Δt1)の間は、サーミスタや回路中に設けられたノイズ取りのコンデンサ(不図示)の応答の遅れにより、サーミスタの検知温度と、実際のヒータの温度とが一致せず、両者の間に最大で温度ΔT1の差が生じる。このレンジ切換温度T0に、温度勾配の検出開始時あるいは検出終了時のサーミスタ温度が近接している(検知温度がレンジ切換温度から所定範囲内の温度である)場合には、温度勾配の検出のためのサーミスタの検知温度に検出誤差が発生しており、検出誤差を含んだ数値により温度勾配が算出されるため正確なヒータ供給電力の制御を行うことができなかった。
【0019】
そこで、温度勾配検出の開始時あるいは終了時の温度検知手段の検知温度がレンジ切換温度から所定範囲内の温度となる場合を検知して、温度勾配検出開始あるいは終了のタイミングを変更して誤差の生じない温度勾配の検知を行うことができる画像形成装置を提供することを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】
本出願にかかる第1の発明によれば、上記目的は、発熱装置を有する定着器と、発熱装置の温度を複数のレンジにて検出する温度検出手段と、温度検出手段の検知温度が温度検出レンジを切り替える温度であるレンジ切換温度に達すると温度検出手段の温度検出レンジを切り換えるレンジ切換手段と、発熱装置に通電する電流を任意に制御して発熱装置の発熱量を制御する電流制御手段と、温度検出手段からの検知温度が所定温度上昇する際の経過時間を検出して発熱装置の温度勾配を検出する温度勾配検出手段とが設けられ、プリント開始に同期して発熱装置を発熱させ、温度勾配検出手段により検出された温度勾配に応じて電流制御手段による発熱装置の供給電力の制御を行う画像形成装置において、温度勾配検出手段に、温度検知手段の動作後に所定のタイミングで作動して温度検知手段の検知温度がレンジ切換温度から所定範囲内の温度であるか否かを判断する温度判断手段と、温度判断手段からの信号に応じてON作動する検出タイミング変更手段とを設け、温度判断手段が、作動時に温度検出手段の検知温度がレンジ切換温度から所定範囲内の温度であるか否かを判断して温度検出手段の検知温度がレンジ切換温度から所定範囲内の温度である場合に所定の信号を検出タイミング変更手段に送信し、検出タイミング変更手段が、所定のタイミングで温度判断手段からの信号を受信した場合、検出開始あるいは検出終了のタイミングを変更して開始時あるいは終了時の検出温度がレンジ切換温度よりも低い、あるいは、レンジ切換温度よりも所定温度高い温度となるようにすることにより達成される。
【0021】
また、本出願にかかる第2の発明によれば、上記目的は、発熱装置を有する定着器と、発熱装置の温度を複数のレンジにて検出する温度検出手段と、温度検出手段の検知温度が温度検出レンジを切り替える温度であるレンジ切換温度に達すると温度検出手段の検出レンジを切り換えるレンジ切換手段と、発熱装置に通電する電流を任意に制御して発熱装置の発熱量を制御する電流制御手段と、所定時間内における温度上昇を検出して発熱装置の温度勾配を検出する温度勾配検出手段とが設けられ、プリント開始に同期して発熱装置を発熱させ、温度勾配検出手段により検出された温度勾配に応じて電流制御手段による発熱装置の供給電力の制御を行う画像形成装置において、温度勾配検出手段に、温度検知手段の動作後に所定のタイミングで作動して温度検知手段の検知温度がレンジ切換温度から所定範囲内の温度であるか否かを判断する温度判断手段と、温度判断手段からの信号に応じてON作動する検出タイミング変更手段とを設け、温度判断手段が、作動時に温度検出手段の検知温度がレンジ切換温度から所定範囲内の温度であるか否かを判断して温度検出手段の検知温度がレンジ切換温度から所定範囲内の温度である場合に所定の信号を検出タイミング変更手段に送信し、検出タイミング変更手段が、温度判断手段からの信号を受信した場合、検出開始あるいは検出終了のタイミングを変更して開始時あるいは終了時の検出温度がレンジ切換温度よりも低い、あるいは、レンジ切換温度よりも所定温度高い温度となるようにすることにより達成される。
【0022】
また、本出願にかかる第3の発明によれば、上記目的は、温度判断手段が、温度勾配検出開始時に作動し、検出タイミング変更手段が、温度判断手段からの信号を受信した場合、検出開始を所定時間遅らせてレンジ切換温度よりも所定温度高い温度から検出を開始することにより達成される。
【0023】
また、本出願にかかる第4の発明によれば、上記目的は、温度判断手段が、温度勾配検出開始時に作動し、検出タイミング変更手段が、温度判断手段からの信号を受信した場合、温度検知手段の検知温度がレンジ切換温度よりも所定温度高い温度に達するまで検出開始を遅らせることにより達成される。
【0024】
また、本出願にかかる第5の発明によれば、上記目的は、温度判断手段が、温度勾配検出終了時に作動し、検出タイミング変更手段が、温度判断手段からの信号を受信した場合に、温度検知手段の検知温度がレンジ切換温度よりも所定温度高い温度に達するまで検出を行うことにより達成される。
【0025】
また、本出願にかかる第6の発明によれば、上記目的は、温度判断手段に、温度検知手段の動作後から温度勾配検出終了までの間の任意のタイミングで作動して温度勾配検出時の上昇温度幅よりも小さい微少温度上昇時の所用時間から温度勾配検出終了時の検知温度がレンジ切換温度から所定範囲内の温度となるか否かを推定する終了時温度推定手段を設け、終了時温度推定手段が、温度勾配検出終了時の検知温度がレンジ切換温度から所定範囲内の温度となると推定された場合に検出タイミング変更手段へ所定の作動信号を発信でき、検出タイミング変更手段が、終了時温度推定手段からの信号を受信した場合、温度検知手段の検知温度が所定温度上昇した後に温度勾配検出を開始することにより達成される。
【0026】
また、本出願にかかる第7の発明によれば、上記目的は、温度判断手段に、温度検知手段の動作後から温度勾配検出終了までの間の任意のタイミングで作動して温度勾配検出時の上昇温度幅よりも小さい微少温度上昇時の所用時間から温度勾配検出終了時の検知温度がレンジ切換温度から所定範囲内の温度となるか否かを推定する終了時温度推定手段を設け、終了時温度推定手段が、温度勾配検出終了時の検知温度がレンジ切換温度から所定範囲内の温度となると推定された場合に検出タイミング変更手段へ所定の作動信号を発信でき、検出タイミング変更手段が、終了時温度推定手段からの信号を受信した場合、温度検知手段の検知温度がレンジ切換温度よりも低い、あるいは、レンジ切換温度よりも所定温度高い温度に達するまで温度勾配の検出を行うことにより達成される。
【0027】
また、本出願にかかる第8の発明によれば、上記目的は、温度判断手段が、温度勾配検出終了時に作動し、検出タイミング変更手段が、温度判断手段からの信号を受信した場合に、検出終了を所定時間遅らせることにより達成される。
【0028】
つまり、本出願にかかる第1の発明によれば、温度勾配検出手段の温度判断手段が所定の温度勾配検出開始時あるいは終了時のタイミングで作動して、温度検出手段の検知温度がレンジ切換温度から所定範囲内の温度であるか否かを判断し、温度検知手段の検知温度が所定範囲内の温度である場合に検出タイミング変更手段に所定の信号が送信され、温度判断手段からの信号を受信した検出タイミング変更手段が、温度勾配検出の検出開始あるいは検出終了のタイミングを変更して開始時あるいは終了時の検出温度がレンジ切換温度よりも低い、あるいは、レンジ切換温度よりも所定温度高い温度となるようにするので、温度勾配検出手段が温度検出手段からの検知温度が所定温度上昇する際の経過時間を検出して発熱装置の温度勾配を検出するときの検出誤差をなくして正確な発熱装置の温度制御が行なわれる。
【0029】
また、本出願にかかる第2の発明によれば、温度勾配検出手段の温度判断手段が所定の温度勾配検出開始時あるいは終了時のタイミングで作動して、温度検出手段の検知温度がレンジ切換温度から所定範囲内の温度であるか否かを判断し、温度検知手段の検知温度が所定範囲内の温度である場合に検出タイミング変更手段に所定の信号が送信され、温度判断手段からの信号を受信した検出タイミング変更手段が、温度勾配検出の検出開始あるいは検出終了のタイミングを変更して開始時あるいは終了時の検出温度がレンジ切換温度よりも低い、あるいは、レンジ切換温度よりも所定温度高い温度となるようにするので、温度勾配検出手段が所定時間内における温度上昇を検出して発熱装置の温度勾配を検出するときの検出誤差をなくして正確な発熱装置の温度制御が行なわれる。
【0030】
また、本出願にかかる第3の発明によれば、温度判断手段が温度勾配検出開始時に作動して、温度判断手段からの信号を検出タイミング変更手段が受信した場合、温度勾配の検出開始を所定時間遅らせるので、温度勾配検出時の検出誤差をなくして正確な発熱装置の温度制御が行なわれる。
【0031】
また、本出願にかかる第4の発明によれば、温度判断手段が温度勾配検出開始時に作動して、温度判断手段からの信号を検出タイミング変更手段が受信した場合、温度検知手段の検知温度がレンジ切換温度よりも所定温度高い温度に達するまで検出開始を遅らせるので、温度勾配検出時の検出誤差をなくして正確な発熱装置の温度制御が行なわれる。
【0032】
また、本出願にかかる第5の発明によれば、温度判断手段が温度勾配検出終了時に作動して、温度判断手段からの信号を検出タイミング変更手段が受信した場合に、温度検知手段の検知温度がレンジ切換温度よりも所定温度高い温度に達するまで検出を行うので、温度勾配検出時の検出誤差をなくして正確な発熱装置の温度制御が行なわれる。
【0033】
また、本出願にかかる第6の発明によれば、温度判断手段に設けられた終了時温度推定手段が温度検知手段の動作後から温度勾配検出終了までの間の任意のタイミングで作動して、温度勾配検出時の上昇温度幅よりも小さい微少温度上昇時の所用時間から温度勾配検出終了時の検知温度を推定し、推定温度がレンジ切換温度から所定範囲内の温度となると推定された場合に、終了時温度推定手段から検出タイミング変更手段の作動信号が発信される。終了時温度推定手段からの作動信号を受信した検出タイミング変更手段は、温度検知手段の検知温度が所定温度上昇した後に温度勾配検出を開始するので、温度勾配検出時の検出誤差をなくして正確な発熱装置の温度制御が行なわれる。
【0034】
また、本出願にかかる第7の発明によれば、温度判断手段に設けられた終了時温度推定手段が温度検知手段の動作後から温度勾配検出終了までの間の任意のタイミングで作動して、温度勾配検出時の上昇温度幅よりも小さい微少温度上昇時の所用時間から温度勾配検出終了時の検知温度を推定し、推定温度がレンジ切換温度から所定範囲内の温度となると推定された場合に、終了時温度推定手段から検出タイミング変更手段の作動信号が発信される。終了時温度推定手段からの作動信号を受信した検出タイミング変更手段は、温度検知手段の検知温度がレンジ切換温度よりも低い、あるいは、レンジ切換温度よりも所定温度高い温度に達するまで温度勾配の検出を行うので、温度勾配検出時の検出誤差をなくして正確な発熱装置の温度制御が行なわれる。
【0035】
また、本出願にかかる第8の発明によれば、温度判断手段が温度勾配検出終了時に作動して、温度判断手段からの信号を検出タイミング変更手段が受信した場合に、検出終了を所定時間遅らせるので、温度勾配検出時の検出誤差をなくして正確な発熱装置の温度制御が行なわれる。
【0036】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
【0037】
(第1の実施形態)
まず、本発明の第1の実施形態を図1と図2により説明する。図1は、本実施形態の温度勾配検出に関わる制御部分を示す概略説明図である。図2は、本実施形態のサーミスタの温度検出タイミングを示すグラフである。なお、温度勾配検出に関する構成以外の、画像形成装置の感光ドラム、現像器、転写手段、定着器などの構成および作用と印字動作は従来例と同じであるので省略する。また、画像形成装置の一例として、レーザービームプリンタについて説明するが、これに限るものではなく、発熱装置を有する定着器等を有する構成であれば複写機やファクシミリなどとしてもかまわない。
【0038】
エンジンコントローラに設けられてヒータの温度制御を行うヒータ制御部は、ACラインへのノイズを低減させて画像形成装置が発生するノイズをACラインに伝播させないようにするノイズフィルタ1、トライアックやSSRを有してヒータ119のON/OFFを制御するフューザ制御部2、定着ローラ117の表面温度を検知する温度検知手段としてサーミスタを用いた温度センサ3、複数の温度検出レンジを有して温度センサ3の検知温度が温度検出レンジを切り替える温度であるレンジ切換温度となったときに温度センサ3の温度検出レンジを切り換えるレンジ切換手段としての検出レンジ切換部4、温度センサ3からの検知温度によりフューザ制御部2や検出レンジ切換部4などに制御信号を送信できる温度制御部を有するCPU105aなどから構成されている。なお、ノイズフィルタ1、フューザ制御部2、温度センサ3、検出レンジ切換部4、ヒータ119の構成は従来例と同様である。
【0039】
CPU105a内には、ヒータ119の時間に対する温度上昇率である温度勾配を検出する温度勾配検出手段131が設けられている。温度勾配検出手段131は、例えば、温度センサの検知温度が温度T1から温度T2に上昇するまでに要した時間Δtを計時できるタイマと、単位時間あたりの上昇温度を算出する演算処理部とが設けられており、タイマで計時された時間を基に演算処置部が単位時間あたりの上昇温度を算出して温度勾配を求めることができるようになっている。
【0040】
また、温度勾配検出手段131には、温度センサ3の動作後に作動して温度センサ3からの検知温度が入力されて検知温度がレンジ切換温度から所定範囲内の温度であるか否かを判断する温度判断手段140と、温度判断手段140からの信号に応じてON作動する検出タイミング変更手段150とが設けられている。
【0041】
温度判断手段140は、温度勾配検出の検出開始時あるいは検出終了時の所定のタイミングで作動して温度センサ3の検知温度がレンジ切換温度から所定範囲内の温度であるか否かを判断し、温度センサ3の検知温度がレンジ切換温度から所定範囲内の温度である場合に所定の信号を検出タイミング変更手段150に送信できるようになっている。ここで、温度判断手段140の判断基準である、レンジ切換温度から所定範囲内の温度とは、図2に示すレンジ切換温度T0でレンジ切り換えを行った後、一定時間の間に温度センサであるサーミスタや回路中に設けられたノイズ取りのコンデンサの応答の遅れによって生じる、温度センサの検知温度と実際のヒータの温度との温度差の範囲内(図2中の検出禁止区間の範囲内)である。
【0042】
検出タイミング変更手段150は、温度判断手段140からの信号を受信したときに、ON作動して検出開始あるいは検出終了のタイミング(検出開始あるいは終了の時間または温度)を遅らせて、検知温度がレンジ切換温度から所定範囲外の温度となったときに温度勾配の検出開始あるいは終了とすることができるようになっている。
【0043】
上記の温度勾配検出手段131による温度勾配の検出は、まず、プリント開始に同期してヒータに通電し、通電開始時にCPU150aからの制御信号で一定のON/OFFシーケンスでヒータ119を加熱してヒータの立ち上げを制御する。ヒータ119が加熱されると、温度センサ3からの検知信号がCPU105aに送信され、CPU105aで検知信号に応じた温度が検知される。この検知温度が温度勾配検出手段131のタイマに送信され、タイマは温度T1に達すると計時を開始し、温度T2に達することにより計時を終了する。ここで、タイマの計時開始時と終了時の温度を、CPU105a内の記憶部に記憶させる。計時が終了したタイマは、計時した時間(所定温度差の上昇の際の経過時間)Δt=(t2−t1)を演算処理部に送信し、演算処置部はタイマが計時した温度差ΔT=(T2−T1)を求め、温度差ΔTをタイマから送信された時間Δtで除して、ヒータが所定温度上昇する際の経過時間から温度勾配を算出する。
【0044】
本実施形態では、温度判断手段140が温度勾配検出開始時に作動して、温度センサの検知温度がレンジ切換温度から所定範囲内の温度であるか否かを判断するとともに、検出タイミング変更手段の作動時に、検出タイミング変更手段が温度判断手段の作動時から所定時間遅らせてタイマの計時を行うようになっている。
【0045】
具体的には、図2に示すように、温度勾配の検出開始時Aの温度センサの検知温度がレンジ切換温度から所定範囲内の温度であった場合、温度判断手段140が検知温度がレンジ切換温度から所定範囲内の温度であると判断して所定の信号を検出タイミング変更手段150に送信する。所定の信号を受信した検出タイミング変更手段150が温度勾配検出開始を所定時間遅らせて検出開始温度T1がレンジ切換温度から所定範囲内ではない温度となるようにする。
【0046】
本実施形態のレーザービームプリンタでは、レーザービームプリンタがプリントを開始すると、CPU105aはフューザー制御部2の通電を開始する。CPU105aは温度勾配を求めるために、ヒータ119の加熱を開始し、所定温度差ΔTだけ上昇する際の経過時間Δtを検出する。この時、温度勾配検出開始温度が検出レンジ切り替え温度T0に近い時(図2の検出禁止区間内にある時)は一定時間Δt2だけ温度勾配検出開始を遅らせる。
【0047】
なお、Δt2は温度センサであるサーミスタやノイズ取りのコンデンサによるの応答の遅れ時間Δt1より長く設定する(Δt1<Δt2)。この結果より、CPU105a内の温度勾配検出手段131が温度勾配を計算し、立ち上げ時のON/OFFシーケンスを決定する。その後は決定したON/OFFシーケンスに従って、規定された用紙上の未定着トナーの定着に必要な温調温度の近くまでヒータ119を加熱する。ここまででヒータの立ち上げ時の制御が終了し、一定温度での温調動作を始める。
【0048】
本実施形態によれば、温度勾配の検出開始時に、温度センサの検知温度がレンジ切換温度から所定範囲内の温度である場合を確実に検知して、温度勾配の検出開始時間を所定時間遅らせることにより、温度勾配の検出誤差をなくすことができ、ヒータの温度制御を正確に行って良好な定着を行うことができる。
【0049】
なお、本実施形態では、温度判断手段が温度勾配検出開始時に作動するようになっているが、温度センサの動作時から温度勾配検出終了時までの所定間隔で温度判断手段を作動させ、温度検出手段の検出開始時あるいは検出終了時に、検知温度がレンジ切換温度から所定範囲内の温度であると判断された場合に検出タイミング変更手段を作動させるようにして、検知温度がレンジ切換温度から所定範囲外の温度となったときに温度勾配の検出開始あるいは終了とするようにしてもよい。
【0050】
(第2の実施形態)
本発明の第2の実施形態を図3により説明する。本実施形態は、温度勾配の検出開始時に検出タイミング変更手段が作動した際に、検知温度がレンジ切換温度よりも所定温度高い温度に達するまで温度勾配検出開始を遅らせるようにしたものである。なお、その他の、感光ドラム、現像器、転写手段などのプリンタ構成は第1の実施形態と同じであるので省略する。
【0051】
図3は、本実施形態のサーミスタの温度検出タイミングを示すグラフである。第1の実施形態と同様にヒータの立ち上げ制御時に、CPUは温度勾配を求めるために、ヒータの加熱を開始し、温度センサからの検知温度により所定温度差ΔTだけ検知温度が上昇する際の経過時間を検出する。
【0052】
温度勾配検出開始時に温度判断手段が作動して、検知温度が検出レンジ切換温度T0に近い場合(図3の検出禁止区間内にある場合)には、温度判断手段から所定の信号が検出タイミング変更手段に送信されて、検出タイミング変更手段が温度センサの検知温度がレンジ切換温度よりも所定温度高い温度、(具体的には、レンジ切り換え温度+ΔT2(なお、ΔT1<ΔT2))、に達するまで検出開始を遅らせる。
【0053】
ここで、ΔT1は、レンジ切換温度T0でレンジ切り換えを行った後、一定時間(Δt1)の間に温度センサであるサーミスタや回路中に設けられたノイズ取りのコンデンサの応答の遅れによって生じる、温度センサの検知温度と実際のヒータの温度との温度差とする。この結果よりCPU内の温度勾配検出手段は温度勾配を計算し、立ち上げ時のON/OFFシーケンスを決定する。
【0054】
本実施形態によれば、温度勾配の検出開始時に、温度センサの検知温度がレンジ切換温度から所定範囲内の温度である場合を確実に検知して、温度センサの検知温度がレンジ切り換え温度+ΔT2の温度に達するまで検出開始を遅らせることにより、温度勾配の検出誤差をなくすことができ、ヒータの温度制御を正確に行って良好な定着を行うことができる。
【0055】
(第3の実施形態)
本発明の第3の実施形態を図4により説明する。本実施形態は、温度判断手段に、温度勾配検出時の上昇温度幅よりも小さい微少温度上昇時の所用時間から温度勾配検出終了時の検知温度がレンジ切換温度から所定範囲内の温度となるか否かを推定して所定範囲内の温度となると推定された場合に検出タイミング変更手段の作動信号を発信する終了時温度推定手段が設けられるとともに、検出タイミング変更手段が作動した際に、検知温度が所定温度上昇した後に温度勾配の検出を行うようにしたものである。
【0056】
なお、その他の、感光ドラム、現像器、転写手段などのプリンタ構成は第1の実施形態と同じであるので省略する。また、本実施形態では、温度勾配検出開始時の温度センサの検知検知温度ががレンジ切換温度近傍(図4の検出禁止区間内)に入らないことが確実であれば、温度判定手段を設けない構成とすることができる。
【0057】
本実施形態は、温度勾配検出手段内に、温度センサの動作後から温度勾配検出終了までの間の任意のタイミングで作動する終了時温度推定手段が設けられている。終了時温度推定手段は、温度勾配検出時の上昇温度幅よりも小さい微少温度上昇に要する時間をタイマで計時し、タイマの計時中の温度差を計時時間で除した値から、温度勾配検出終了時の温度を推定し、推定した温度がレンジ切換温度から所定範囲内の温度である場合に検出タイミング変更手段に所定の作動信号を送信できるようになっている。
【0058】
終了時温度推定手段からの作動信号を受信した検出タイミング変更手段は、温度センサの検知温度がレンジ切換温度よりも所定温度高い温度、(具体的には、レンジ切り換え温度+ΔT2(なお、ΔT1<ΔT2))、に達するまで検出開始を遅らせる。ここで、ΔT1は、レンジ切換温度T0でレンジ切り換えを行った後、一定時間(Δt1)の間に温度センサであるサーミスタや回路中に設けられたノイズ取りのコンデンサの応答の遅れによって生じる、温度センサの検知温度と実際のヒータの温度との温度差とする。
【0059】
図4は本実施形態のサーミスタの温度検出タイミングを示すグラフである。第1の実施形態と同様にヒータの立ち上げ制御時に、CPUは温度勾配を求めるために、ヒータの加熱を開始し、所定温度差ΔTだけ検知温度が上昇する際の経過時間を検出する。ここで、温度勾配検出開始時に、温度判断手段が設けられていれば、温度センサからの検知温度がレンジ切換温度から所定範囲内の温度であるか否かを判断させ、検知温度がレンジ切換温度から所定範囲内の温度である場合は、上記の第1または第2の実施形態のように、検出開始時間を所定時間遅らせるか、あるいは、検知温度がレンジ切換温度よりも所定温度高い温度となるまで検出開始を遅らせるようにする。
【0060】
温度勾配検出開始後、終了時温度推定手段を作動させて温度勾配検出終了時の温度を推定させ、推定した検出終了温度が検出レンジ切換温度T0に近づくと判断した(図4の検出禁止区間に入ると判断した)場合には、終了温度判断手段から検出タイミング変更手段へ作動信号が送信されて、温度勾配検出処理を一度リセットし、温度センサの検知温度が一定温度(ΔT2)上昇するまで待つ。
【0061】
温度センサの検知温度が一定温度(ΔT2)上昇したら、温度勾配検出手段により温度勾配検出を開始する。この結果よりCPU内の温度勾配検出手段は温度勾配を計算し、立ち上げ時のON/OFFシーケンスを決定する。
【0062】
本実施形態によれば、温度勾配の検出終了時の温度を終了時温度推定手段によって推定し、推定した温度がレンジ切換温度から所定範囲内の温度である場合に、温度センサの検知温度が所定温度上昇するまで待って検知タイミングを遅らせことにより、終了時の温度がレンジ切換温度よりも所定温度高い温度となるので、温度勾配の検出誤差をなくすことができ、ヒータの温度制御を正確に行って良好な定着を行うことができる。
【0063】
(第4の実施形態)
本発明の第4の実施形態を図5により説明する。本実施形態は、温度判断手段が、温度勾配検出終了時に作動するとともに、検出タイミング変更手段が、温度判断手段からの信号を受信した場合に、温度センサの検知温度がレンジ切換温度よりも所定温度高い温度に達するまで検出を行うようにしたものである。なお、その他の、感光ドラム、現像器、転写手段などのプリンタ構成は第1の実施形態と同じであるので省略する。
【0064】
図5は、本実施形態のサーミスタの温度検出タイミングを示すグラフである。図5に示すように、第1の実施形態と同様にヒータの立ち上げ制御時に、CPUは温度勾配を求めるために、ヒータの加熱を開始し、所定温度差ΔTだけ上昇する際の経過時間時間を検出する。
【0065】
この温度勾配検出終了時に温度判断手段が作動して、検知温度が検出レンジ切換温度T0に近い場合(図5の検出禁止区間にある場合)には、温度判断手段から所定の信号が検出タイミング変更手段に送信されて、検出タイミング変更手段が、信号受信時の温度(図5の検出禁止区間に入っている温度)から、レンジ切換温度よりも所定温度高い温度、(具体的には信号受信時の温度+ΔT2(なお、ΔT1<ΔT2))、に達するまで検出終了を遅らせる。ここで、ΔT1は、レンジ切換温度T0でレンジ切り換えを行った後、一定時間(Δt1)の間に温度センサであるサーミスタや回路中に設けられたノイズ取りのコンデンサの応答の遅れによって生じる、温度センサの検知温度と実際のヒータの温度との温度差とする。
【0066】
そして、温度勾配検出手段により、当初予定されていた所定温度差ΔTにΔT2を加えた温度(図5の、T2’−T1)だけ上昇した際の経過時間(t2’−t1)から温度勾配を検出する。この温度勾配によりCPUは、立ち上げ時のON/OFFシーケンスを決定する。
【0067】
本実施形態によれば、温度勾配の検出終了時の温度がレンジ切換温度から所定範囲内の温度である場合に、温度センサの検知温度が所定温度上昇するまで待って検知タイミングを遅らせことにより、終了時の温度がレンジ切換温度よりも所定温度高い温度となるので、温度勾配の検出誤差をなくすことができ、ヒータの温度制御を正確に行って良好な定着を行うことができる。
【0068】
なお、温度勾配検出終了時に温度判定手段を作動させる替わりに、上記第3の実施形態の終了時温度推定手段を設けて温度勾配検出開始から終了までの間の所定のタイミングで終了時温度推定手段を作動させるようにしもよく、その場合、終了時温度推定手段から検出タイミング変更手段に所定の作動信号が送信されると、検出タイミング変更手段が、レンジ切換温度よりも低い、あるいは、レンジ切換温度よりも所定温度高い温度で検出を終了させるように検出終了タイミングを変更するようにする。
【0069】
(第5の実施形態)
本発明の第5の実施形態を図6により説明する。本実施形態は、所定時間内における温度上昇を検出してヒータの温度勾配を検出する温度勾配検出手段が設けられ、温度勾配検出手段内に、上記第1の実施形態と同様の温度判定手段と検出タイミング変更手段とが設けられて、温度判断手段が、温度勾配検出開始時に作動するとともに、検出タイミング変更手段が、温度判断手段からの信号を受信した場合に、温度勾配の検出開始を所定時間遅らせるようにしたものである。なお、その他の、感光ドラム、現像器、転写手段などのプリンタ構成は第1の実施形態と同じであるので省略する。
【0070】
本実施形態の、温度勾配検出手段は、例えば、所定時間Δtを計時するタイマと、タイマの計時開始時および計時終了時の温度センサの検知温度を記憶する記憶部、単位時間あたりの上昇温度を算出する演算処理部とが設けられており、タイマで計時された時間ないの温度差を基に演算処置部が単位時間あたりの上昇温度を算出して温度勾配を求めることができるようになっている。
【0071】
図6は、本実施形態のサーミスタの温度検出タイミングを示すグラフである。本実施形態では、プリントに同期してヒータを加熱させるヒータの立ち上げ制御時に、CPUは温度勾配を求めるために、ヒータの加熱を開始し、所定時間Δtの温度上昇(所定時間内の温度差)を検出する。
【0072】
温度勾配検出開始時に温度判定手段を作動させ、温度勾配検出開始時の温度センサの検知温度が検出レンジ切換温度T0に近い場合(図6の検出禁止区間内にある場合)には、所定時間(Δt2)だけ検出開始を遅らせる。なお、Δt2は温度センサであるサーミスタやノイズ取りのコンデンサによるの応答の遅れ時間Δt1より長く設定する(Δt1<Δt2)。この結果よりCPU内の温度勾配検出手段は温度勾配を計算し、立ち上げ時のON/OFFシーケンスを決定する。
【0073】
本実施形態によれば、温度勾配の検出開始時に、温度センサの検知温度がレンジ切換温度から所定範囲内の温度である場合を確実に検知して、温度勾配の検出開始時間を所定時間遅らせることにより、温度勾配の検出誤差をなくすことができ、ヒータの温度制御を正確に行って良好な定着を行うことができる。
【0074】
(第6の実施形態)
本発明の第6の実施形態を図7により説明する。本実施形態は、温度勾配検出開始時に検出タイミング変更手段が作動した際に、検知温度がレンジ切換温度よりも所定温度高い温度に達するまで温度勾配検出開始を遅らせるようにしたものである。なお、その他の、感光ドラム、現像器、転写手段などのプリンタ構成は第5の実施形態と同じであるので省略する。
【0075】
図7は、本実施形態のサーミスタの温度検出タイミングを示すグラフである。第5の実施形態と同様にヒータの立ち上げ制御時に、CPUは温度勾配を求めるために、ヒータの加熱を開始し、所定時間Δtの温度上昇を検出する。
【0076】
温度勾配検出開始時に温度判断手段が作動して、検知温度が検出レンジ切換温度T0に近い場合(図7の検出禁止区間内にある場合)には、温度判断手段から所定の信号が検出タイミング変更手段に送信されて、検出タイミング変更手段が温度センサの検知温度がレンジ切換温度よりも所定温度高い温度、(具体的には、レンジ切り換え温度+ΔT2(なお、ΔT1<ΔT2))、に達するまで検出開始を遅らせる。ここで、ΔT1は、レンジ切換温度T0でレンジ切り換えを行った後、一定時間(Δt1)の間に温度センサであるサーミスタや回路中に設けられたノイズ取りのコンデンサの応答の遅れによって生じる、温度センサの検知温度と実際のヒータの温度との温度差とする。この結果よりCPUは温度勾配を計算し、立ち上げ時のON/OFFシーケンスを決定する。
【0077】
本実施形態によれば、温度勾配の検出開始時に、温度センサの検知温度がレンジ切換温度から所定範囲内の温度である場合を確実に検知して、温度センサの検知温度がレンジ切り換え温度+ΔT2の温度に達するまで検出開始を遅らせることにより、温度勾配の検出誤差をなくすことができ、ヒータの温度制御を正確に行って良好な定着を行うことができる。
【0078】
(実施形態7)
本発明の第7の実施形態を図8により説明する。本実施形態は、温度判断手段が、温度勾配検出終了時に作動するとともに、検出タイミング変更手段が、温度判断手段からの信号を受信した場合に、検出終了を所定時間遅らせるようにしたものである。なお、その他の、感光ドラム、現像器、転写手段などのプリンタ構成は第5の実施形態と同じであるので省略する。
【0079】
図8は、本実施形態のサーミスタの温度検出タイミングを示すグラフである。第5の実施形態と同様にヒータの立ち上げ制御時に、CPUは温度勾配を求めるために、ヒータの加熱を開始し、所定時間Δtの温度上昇を検出する。
【0080】
この温度勾配検出終了時に温度判断手段が作動して、検知温度が検出レンジ切換温度T0に近い場合(図8の検出禁止区間にある場合)には、温度判断手段から所定の信号が検出タイミング変更手段に送信されて、検出タイミング変更手段が、信号受信時から所定時間(Δt2)だけ検出終了を遅らせる。なお、Δt2は温度センサであるサーミスタやノイズ取りのコンデンサによるの応答の遅れ時間Δt1より長く設定する(Δt1<Δt2)。この結果よりCPU内の温度勾配検出手段は温度勾配を計算し、立ち上げ時のON/OFFシーケンスを決定する。
【0081】
そして、温度勾配検出手段により、当初予定されていた所定時間ΔtにΔt2を加えた時間(図8の、t2’−t1)と、このΔt+Δt2の間の温度差(T2’−T1)から温度勾配を検出する。この温度勾配によりCPUは、立ち上げ時のON/OFFシーケンスを決定する。
【0082】
本実施形態によれば、温度勾配の検出終了時の温度がレンジ切換温度から所定範囲内の温度である場合に、所定時間だけ検知終了タイミングを遅らせことにより、検知終了タイミングがレンジ切換温度よりも所定温度高い温度となる時点となるので、温度勾配の検出誤差をなくすことができ、ヒータの温度制御を正確に行って良好な定着を行うことができる。
【0083】
【発明の効果】
以上説明したように、本出願にかかる第1の発明によれば、温度勾配検出手段の温度判断手段が作動して、温度検出手段の検知温度がレンジ切換温度から所定範囲内の温度であるか否かを判断し、温度検知手段の検知温度が所定範囲内の温度である場合に検出タイミング変更手段が、温度勾配検出の検出開始あるいは検出終了のタイミングを変更して開始時あるいは終了時の検出温度がレンジ切換温度よりも低い、あるいは、レンジ切換温度よりも所定温度高い温度となるようにして、温度勾配検出手段が温度検出手段からの検知温度が所定温度上昇する際の経過時間を検出して発熱装置の温度勾配を検出するときの検出レンジ切換に伴う検出誤差をなくすことができ、誤差のない正確な温度勾配によって発熱装置の温度制御を行って良好な定着画像を得ることができる画像形成装置となる。
【0084】
また、本出願にかかる第2の発明によれば、温度勾配検出手段の温度判断手段が作動して、温度検出手段の検知温度がレンジ切換温度から所定範囲内の温度であるか否かを判断し、温度検知手段の検知温度が所定範囲内の温度である場合に検出タイミング変更手段が、温度勾配検出の検出開始あるいは検出終了のタイミングを変更して開始時あるいは終了時の検出温度がレンジ切換温度よりも低い、あるいは、レンジ切換温度よりも所定温度高い温度となるようにして、温度勾配検出手段が所定時間内における温度上昇を検出して発熱装置の温度勾配を検出するときの検出レンジ切換に伴う検出誤差をなくすことができ、誤差のない正確な発熱装置の温度制御を行って良好な定着画像を得ることができる画像形成装置となる。
【0085】
また、本出願にかかる第3の発明によれば、温度判断手段が温度勾配検出開始時に作動して、温度判断手段からの信号を検出タイミング変更手段が受信した場合、温度勾配の検出開始を所定時間遅らせるので、温度勾配検出時の検出誤差をなくして正確な発熱装置の温度制御を行うことができる。
【0086】
また、本出願にかかる第4の発明によれば、温度判断手段が温度勾配検出開始時に作動して、温度判断手段からの信号を検出タイミング変更手段が受信した場合、温度検知手段の検知温度がレンジ切換温度よりも所定温度高い温度に達するまで検出開始を遅らせるので、温度勾配検出時の検出誤差をなくして正確な発熱装置の温度制御を行うことができる。
【0087】
また、本出願にかかる第5の発明によれば、温度判断手段が温度勾配検出終了時に作動して、温度判断手段からの信号を検出タイミング変更手段が受信した場合に、温度検知手段の検知温度がレンジ切換温度よりも所定温度高い温度に達するまで検出を行うので、温度勾配検出時の検出誤差をなくして正確な発熱装置の温度制御を行うことができる。
【0088】
また、本出願にかかる第6の発明によれば、温度判断手段に設けられた終了時温度推定手段が温度検知手段の動作後から温度勾配検出終了までの間の任意のタイミングで作動して、温度勾配検出時の上昇温度幅よりも小さい微少温度上昇時の所用時間から温度勾配検出終了時の検知温度を推定でき、推定温度がレンジ切換温度から所定範囲内の温度となると推定された場合に、終了時温度推定手段から検出タイミング変更手段の作動信号が発信されて検出タイミング変更手段を作動させることができ、検出タイミング変更手段が温度検知手段の検知温度が所定温度上昇した後に温度勾配検出を開始するので、温度勾配検出時の検出誤差をなくして正確な発熱装置の温度制御を行うことができる。
【0089】
また、本出願にかかる第7の発明によれば、温度判断手段に設けられた終了時温度推定手段が温度検知手段の動作後から温度勾配検出終了までの間の任意のタイミングで作動して、温度勾配検出時の上昇温度幅よりも小さい微少温度上昇時の所用時間から温度勾配検出終了時の検知温度を推定でき、推定温度がレンジ切換温度から所定範囲内の温度となると推定された場合に、終了時温度推定手段から検出タイミング変更手段の作動信号が発信されて検出タイミング変更手段を作動させることができ、検出タイミング変更手段が温度検知手段の検知温度がレンジ切換温度よりも低い、あるいは、レンジ切換温度よりも所定温度高い温度に達するまで温度勾配の検出を行うので、温度勾配検出時の検出誤差をなくして正確な発熱装置の温度制御を行うことができる。
【0090】
また、本出願にかかる第8の発明によれば、温度判断手段が温度勾配検出終了時に作動して、温度判断手段からの信号を検出タイミング変更手段が受信した場合に、検出終了を所定時間遅らせるので、温度勾配検出時の検出誤差をなくして正確な発熱装置の温度制御を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態の温度勾配検出に関わる制御部分を示す概略説明図である。
【図2】本発明の第1の実施形態のサーミスタの温度検出タイミングを示すグラフである。
【図3】本発明の第2の実施形態のサーミスタの温度検出タイミングを示すグラフである。
【図4】本発明の第3の実施形態のサーミスタの温度検出タイミングを示すグラフである。
【図5】本発明の第4の実施形態のサーミスタの温度検出タイミングを示すグラフである。
【図6】本発明の第5の実施形態のサーミスタの温度検出タイミングを示すグラフである。
【図7】本発明の第6の実施形態のサーミスタの温度検出タイミングを示すグラフである。
【図8】本発明の第7の実施形態のサーミスタの温度検出タイミングを示すグラフである。
【図9】従来の画像形成装置を示す概略構成図である。
【図10】従来の画像形成装置のヒータ制御部の電気ブロック図である。
【図11】サーミスタのフルレンジでの抵抗値−温度特性のグラフである。
【図12】温度検出時の低温側レンジでのサーミスタ抵抗値−温度特性のグラフ(a)と、高温側レンジでのサーミスタ抵抗値−温度特性のグラフ(b)である。
【図13】サーミスタの検知温度と実際のヒータ温度との関係を示すグラフである。
【符号の説明】
1 ノイズフィルタ
2 フューザ制御部
3 温度センサ(温度検知手段)
4 検出レンジ切換部(検出レンジ切換手段)
105a CPU
116 定着器
117 定着ローラ
118 加圧ローラ
119 定着ヒータ
131 温度勾配検出手段
140 温度判断手段
150 検出タイミング変更手段

Claims (8)

  1. 発熱装置を有する定着器と、発熱装置の温度を複数のレンジにて検出する温度検出手段と、温度検出手段の検知温度が温度検出レンジを切り替える温度であるレンジ切換温度に達すると温度検出手段の温度検出レンジを切り換えるレンジ切換手段と、発熱装置に通電する電流を任意に制御して発熱装置の発熱量を制御する電流制御手段と、温度検出手段からの検知温度が所定温度上昇する際の経過時間を検出して発熱装置の時間に対する温度上昇率である温度勾配を検出する温度勾配検出手段とが設けられ、プリント開始に同期して発熱装置を発熱させ、温度勾配検出手段により検出された温度勾配に応じて電流制御手段による発熱装置の供給電力の制御を行う画像形成装置において、温度勾配検出手段には、温度検知手段の動作後に所定のタイミングで作動して温度検知手段の検知温度がレンジ切換温度から所定範囲内の温度であるか否かを判断する温度判断手段と、温度判断手段からの信号に応じてON作動する検出タイミング変更手段とが設けられ、温度判断手段は、作動時に温度検出手段の検知温度がレンジ切換温度から所定範囲内の温度であるか否かを判断して温度検出手段の検知温度がレンジ切換温度から所定範囲内の温度である場合に所定の信号を検出タイミング変更手段に送信でき、検出タイミング変更手段は、所定のタイミングで温度判断手段からの信号を受信した場合、検出開始あるいは検出終了のタイミングを変更して開始時あるいは終了時の検出温度がレンジ切換温度よりも低いかあるいはレンジ切換温度よりも所定温度高い温度となることを特徴とする画像形成装置。
  2. 発熱装置を有する定着器と、発熱装置の温度を複数のレンジにて検出する温度検出手段と、温度検出手段の検知温度が温度検出レンジを切り替える温度であるレンジ切換温度に達すると温度検出手段の温度検出レンジを切り換えるレンジ切換手段と、発熱装置に通電する電流を任意に制御して発熱装置の発熱量を制御する電流制御手段と、所定時間内における温度上昇を検出して発熱装置の時間に対する温度上昇率である温度勾配を検出する温度勾配検出手段とが設けられ、プリント開始に同期して発熱装置を発熱させ、温度勾配検出手段により検出された温度勾配に応じて電流制御手段による発熱装置の供給電力の制御を行う画像形成装置において、温度勾配検出手段には、温度検知手段の動作後に所定のタイミングで作動して温度検知手段の検知温度がレンジ切換温度から所定範囲内の温度であるか否かを判断する温度判断手段と、温度判断手段からの信号に応じてON作動する検出タイミング変更手段とが設けられ、温度判断手段は、作動時に温度検出手段の検知温度がレンジ切換温度から所定範囲内の温度であるか否かを判断して温度検出手段の検知温度がレンジ切換温度から所定範囲内の温度である場合に所定の信号を検出タイミング変更手段に送信でき、検出タイミング変更手段は、温度判断手段からの信号を受信した場合、検出開始あるいは検出終了のタイミングを変更して開始時あるいは終了時の検出温度がレンジ切換温度よりも低い、あるいは、レンジ切換温度よりも所定温度高い温度となることを特徴とする画像形成装置。
  3. 温度判断手段は、温度勾配検出開始時に作動し、検出タイミング変更手段は、温度判断手段からの信号を受信した場合、検出開始を所定時間遅らせてレンジ切換温度よりも所定温度高い温度から検出を開始することとする請求項1または請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 温度判断手段は、温度勾配検出開始時に作動し、検出タイミング変更手段は、温度判断手段からの信号を受信した場合、温度検知手段の検知温度がレンジ切換温度よりも所定温度高い温度に達するまで検出開始を遅らせることとする請求項1または請求項2に記載の画像形成装置。
  5. 温度判断手段は、温度勾配検出終了時に作動し、検出タイミング変更手段は、温度判断手段からの信号を受信した場合に、温度検知手段の検知温度がレンジ切換温度よりも所定温度高い温度に達するまで検出を行うこととする請求項1に記載の画像形成装置。
  6. 温度判断手段には、温度検知手段の動作後から温度勾配検出終了までの間の任意のタイミングで作動して温度勾配検出時の上昇温度幅よりも小さい微少温度上昇時の所用時間から温度勾配検出終了時の検知温度がレンジ切換温度から所定範囲内の温度となるか否かを推定する終了時温度推定手段が設けられ、終了時温度推定手段は、温度勾配検出終了時の検知温度がレンジ切換温度から所定範囲内の温度となると推定された場合に検出タイミング変更手段へ所定の作動信号を発信でき、検出タイミング変更手段は、終了時温度推定手段からの信号を受信した場合、温度検知手段の検知温度が所定温度上昇した後に温度勾配検出を開始することとする請求項1に記載の画像形成装置。
  7. 温度判断手段には、温度検知手段の動作後から温度勾配検出終了までの間の任意のタイミングで作動して温度勾配検出時の上昇温度幅よりも小さい微少温度上昇時の所用時間から温度勾配検出終了時の検知温度がレンジ切換温度から所定範囲内の温度となるか否かを推定する終了時温度推定手段が設けられ、終了時温度推定手段は、温度勾配検出終了時の検知温度がレンジ切換温度から所定範囲内の温度となると推定された場合に検出タイミング変更手段へ所定の作動信号を発信でき、検出タイミング変更手段は、終了時温度推定手段からの信号を受信した場合、温度検知手段の検知温度がレンジ切換温度よりも低い、あるいは、レンジ切換温度よりも所定温度高い温度に達するまで温度勾配の検出を行うこととする請求項1に記載の画像形成装置。
  8. 温度判断手段は、温度勾配検出終了時に作動し、検出タイミング変更手段は、温度判断手段からの信号を受信した場合に、検出終了を所定時間遅らせることとする請求項2に記載の画像形成装置。
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