JP3739846B2 - 投影装置の天吊り金具 - Google Patents

投影装置の天吊り金具 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、3管式ビデオプロジェクター、液晶ビデオプロジェクター、映写機、幻灯機等の投影装置を天井下面から吊り下げ設置するための天吊り金具(プロジェクターサスペンションサポート)に関する。
【0002】
【従来の技術】
3管式ビデオプロジェクター(以下、単にプロジェクターと記す)を例にして説明する。このプロジェクターを天井下面に設置し、壁面等に設置したスクリーン面に映像を投影する方式の場合、プロジェクターは、該プロジェクターの重量(通常50〜60kg)を十分に支持し得る天井側部材に対して天吊り金具を介して設置される。
【0003】
天井に対するプロジェクターの設置後、該プロジェクターの3原色レッドR/グリーンG/ブルーBの3つの投射管からそれぞれスクリーン面に投影される3原色像の相互合成により色ズレや不自然な画像歪み等なく良好なカラー画像が合成投影される状態になるように、スクリーン面上での3原色投影像相互を適正に像合せするレジストレーション調整がなされる。
【0004】
このレジストレーション調整は、上記3つの投射管の夫々の電気制御回路に付属の種々の電気的補正・調整手段を操作することで、先ず中央投射管であるグリーンGの投射管について該投射管からスクリーン面に投影されるテストパターンのグリーン像の投影画像状態を適正に電気的に補正・調整する(フォーカス調整、打ち込み角調整、スクリーン中心とテストパターン像中心を合わせるセンター合わせ、スクリーンに対する上下左右の画面サイズや上下左右のアンバランス調整(リニアリティー)、スキュー(SKEW)やボウ(BOW)の調整、キーストーンやピンクションの調整など)。
【0005】
次にこのグリーン像を中心(基準)に、左右側投射管であるレッドRとブルーBの各投射管について、各投射管からスクリーン面に投影されるテストパターンのレッド像・ブルー像がグリーン像に適正に合わさるようにそれぞれの投影画像状態を適正に電気的に補正・調整して行なわれる。
【0006】
しかし、各投射管の電気的な補正・調整手段によるレジストレーション調整は調整可能範囲が比較的狭いし、また調整範囲の限界近くまで補正・調整することはプロジェクター本体の電気制御系に無理・負担をかけることになる。
【0007】
そこで、プロジェクターを天井側部材に対して設置支持させる天吊り金具に、スクリーンに対するプロジェクターの支持姿勢を機械的に調整できるメカニカル機構部を具備させて、そのメカニカル機構部の調整操作により上記のレジストレーション調整をある程度できるようにし、電気的な補正・調整による無理・負担を軽減させるようにしている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の天吊り金具は、横軸を中心とするプロジェクターの垂直方向の角度姿勢調整ができるだけのもの、あるいはこの垂直方向の角度姿勢調整に加えて、縦軸を中心とするプロジェクターの水平方向の角度姿勢調整ができるだけのものであり、スクリーンに対するプロジェクターの支持姿勢や関係位置を所望に補正・調整する自由度が小さいものであった。
【0009】
そのために上記のレジストレーション調整のかなりの範囲はやはり電気的な補正・調整手段に頼らなければいけなく、プロジェクター本体の電気制御系に無理・負担をかける状況を改善することは実際上あまりできず、またレジストレーション調整作業に手間を要している。
【0010】
本発明はこの問題を解消するものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明は下記の構成を特徴とする投影装置の天吊り設置金具である。
【0012】
a:長穴(1b)とボルト・ナット(100a・100b)により、スクリーンに対する左右方向の位置、または前後方向の位置を調整可能に、かつ周縁の上向きの折り曲げ縁部(1a)を天井下面に密着させて天井(100)に対して取り付けられる第1プレート(1)と、
b:前記第1プレート(1)の下面に対して、四辺形の4つの頂点に対応する位置関係に互いに間隔をあけて設けた4本の下向きボルト(1d)、あるいは三角形の3つの頂点に対応する位置関係に互いに間隔をあけて設けた3本の下向きボルトと、
c:前記の各下向きボルト(1d)が対応して貫通する穴(2b)と長穴(2d)を有し、各下向きボルト(1d)に対して上下面側においてそれぞれ球面座金(2k)を介してナット(2m)間に挟み込まれて取り付け支持され、各下向きボルト(1d)の長手におけるナット位置の調整と、前記長穴(2d)により、前記第1プレート(1)に対して上下方向の位置、水平方向の角度姿勢、スキュー角を調整可能である第2プレート(2)と、
d:投影装置(VP)を支持し、前記第2プレート(2)に対して、その下側において横軸(2g)を中心に垂直方向の角度姿勢を調整可能に取り付けられる第3プレート(3)と、
e:前記横軸(2g)を中心に垂直方向の角度姿勢を調整した前記第3プレート(3)を前記第2プレート(2)に対して固定する固定部材(3q)と、
を有することを特徴とする投影装置の天吊り金具。
【0018】
〈作 用〉
上記構成の天吊り金具は、投影装置の垂直方向・水平方向の角度姿勢調整ばかりでなく、スクリーンに対する左右方向の位置、前後方向の位置、上下方向の吊り高さ、スキュー角度についても容易にメカニカルに調整することができて、スクリーンに対する投影装置の関係位置や支持姿勢を全方位的に所望に補正・調整することができる大きな自由度があるから、これによりレジストレーション調整の粗方をこのメカニカル調整で行ない、電気的な補正・調整手段によるレジストレーション調整は微調整操作として無理・負担のない範囲でかつ容易に行なうことが可能となる。
【0019】
【発明の実施の形態】
図1は本発明に従う天吊り金具Aを用いて3管式ビデオプロジェクターVPを天井100の下面に吊り下げて取り付け設置した状態の正面図、図2はその右側面図、図3の(a)は天吊り金具A部分の一部切欠き拡大正面図、(b)は一部切欠き拡大右側面図、図4は天吊り金具Aの分解斜視図である。
【0020】
天井100は本例の場合は、プロジェクターVPの重量を十分に支持し得るコンクリート天井である。この天井100の下面のプロジェクターを設置すべき部分には予めスクリーンとの関係において所定の位置に四辺形の4つの頂点に対応する位置関係に互いに所定の間隔をあけて都合4本の吊り下げボルト100aを植え込んで設けてある。
【0021】
プロジェクターVPにおいて、R・G・Bはそれぞれプロジェクター本体正面の3原色レッドR/グリーンG/ブルーBの3つの投射管部分である。
【0022】
天吊り金具Aは図4の分解斜視図に示すように、第1プレート1(天井マウントプレート)、第2プレート2(メインブラケット)、第3プレート3(サスペンションブラケット)を主体としてなる。何れも3mm厚程度のスチール板の成形品である。
【0023】
(a)第1プレート1
第1プレート1は本例のものは420mm四方の角板であり、周縁に高さ18mm程度の上向きの折り曲げ縁部(袴部)1aを具備させてある。該プレート1面には四隅側に前後方向あるいは左右方向を長手とする都合4つの長穴1bを形成してあり、それぞれ天井100側の前記4本の吊り下げボルト100aに対応する。1cは該プレート1の軽量化のための抜き穴である。
【0024】
該第1プレート1の下面側の四隅部には四辺形の4つの頂点に対応する位置関係に互いに所定の間隔をあけて都合4本の吊り下げボルト1dを溶接固着して設けてある。
【0025】
この第1プレート1を、その四隅側の各長穴1bを天井100側の4本の各吊り下げボルト100aに対応させて、各ボルト100aにナット100bを螺着し、第1プレート1の周縁の上向きの折り曲げ縁部1aが天井下面に隙間なく当接するまでナット100bを十分に締め込むことで、天井100の下面に対して取り付け支持させる。この取り付けにおいて、該第1プレート1のセンターがスクリーンのセンターと一致するように第1プレート1の天井下面に対する位置を長穴1bで位置調整する。
【0026】
また第1プレート1は天井下面の水平が出ていなくともその天井下面に隙間なくピッタリと取り付けることで、隙間ができることによる違和感がなくなり、プロジェクター設置状態の外観体裁が良くなる。
【0027】
(b)第2プレート2
第2プレート2は左右方向460mm・前後方向450mmの角板であり、左右辺側はそれぞれ下方に折り曲げて側壁板部2aを具備させてある。
【0028】
プレート2面の前辺側の右隅角部には丸穴2bを、左隅角部には前後方向の長穴2cを、後辺側の右隅角部には左右方向の長穴2dを、左隅角部には斜め方向の長穴2eを形成具備させてあり、それぞれ第1プレート1側の前記4本の吊り下げボルト1dに対応する。2fは該プレート2の軽量化のための抜き穴である。
【0029】
また、この第2プレート2の左右の側壁板部2aのプレート前辺側の外面にはそれぞれ軸線を一致させてボス2gを外方に突出させて溶接固定して具備させてある。同じく左右の側壁板部2aのプレート後辺側にはそれぞれ軸線を一致させてボルト挿入穴2hを設け、この穴位置の側壁板部内側にはナット2iを溶接固定して具備させてある。図5はこのボルト挿入穴2hとナット2i部分の拡大断面図である。
【0030】
そして前記のように天井下面に取り付けた第1プレート1の都合4本の各下向き吊り下げボルト1dにそれぞれ第2プレート2側の上記丸穴・長穴2b〜2eを対応させ、各ボルト1dに対して該プレート2の上下面側においてそれぞれ球面座金2k・2kを介してナット2m・2m間に挟み込ませて、第2プレート2を第1プレート1の4本の各吊り下げボルト1dに取り付け支持させる。図6はこの球面座金2k・2k,ナット2m・2m部分の拡大縦断面図である。各吊り下げボルト1dの下端部に設けた横貫通小穴にRピン2nを差し込んでナットの抜け止めをする。
【0031】
球面座金2kは球面対偶をなす、凹球面を有する凹部材2k1 と凸球面を有する凸部材2k2 の2枚一組からなる座金である。
【0032】
(c)第3プレート3
第3プレート3は左右方向468mm・前後方向300mmの角板であり、左右辺側はそれぞれ上方に折り曲げて側壁板部3aを具備させてある。この左右の側壁板部3aの先端側にはそれぞれ対称にフック形状部3bを形成具備させてある。それらのフック形状部3bはそれぞれ前記第2プレート2側の左右側壁板部2aのボス2gに対応する。
【0033】
3cはその左右のフック形状部3bの外側にそれぞれ配設したロックプレートである。図7は該ロックプレート部分の斜視図である。このロックプレート3cは座板部3dに縦軸3eを中心に蝶番のように揺動自在に設けられ、面の中央部にボス2gが貫入する穴3fを有し、先端側を斜め外方に曲げてカム板部3gとしてある。座板部3dを側壁板部3aの外面にネジ止めして取り付けてある。ロックプレート3cは不図示の付勢バネで縦軸3eを中心に側壁板部2aの外面に閉じ込む方向に回動付勢させてある。
【0034】
3hは左右の側壁板部3aの後端側にそれぞれ対称に形成具備させた縦長穴である。それらの縦長穴3hはそれぞれ第2プレート2の左右の側壁板部2aのボルト挿入穴2h・ナット2iに対応する。
【0035】
3iは該第3プレート3の上面に座板部3jを溶接して固定配設した、ウインチ使用時にウインチのフックを引っかけるための金輪である。3kは該プレート3の軽量化のための抜き穴である。
【0036】
この第3プレート3はプロジェクターVPの上面に対して複数本のボルト3mとワッシャー3nを使用して確実に固定する。
【0037】
第3プレート3を上面に取り付けたプロジェクターVPを持ち上げて、第3プレート3の左右側のフック形状部3bをそれぞれ、第1プレート1を介して天井100に取り付けられている第2プレート2の左右側のボス2gの後に位置させてプロジェクターVPを前方に移動させると、ボス2gの先端にロックプレート3cのカム板部3gの内面が干渉してプロジェクターVPの前方移動に伴なってロックプレート3cが縦軸3eを中心に自動的に閉じ込み方向回動付勢バネに抗して開き回動して第3プレート3側の左右のフック形状部3bが第2プレート2側の左右のボス2gに掛合する。この掛合と同時にロックプレート3cの穴3fにボス2gの先端が対応してボス2gが穴3fに貫入することでロックプレート3cが付勢バネで自動的に閉じ込み回動する。これにより第2プレート2側の左右のボス2gに対する第3プレート3側の左右のフック形状部3bの掛合状態がロックされて外れ止めされた状態になる。閉じ込み回動した左右のロックプレート3cはそれぞれ左右側壁板部3aにネジ3r(図3の(b))で止めて開き止めする。左右の各ボス2gにはその先端部に設けた横貫通小穴にRピン3p(図3の(a))を差し込む。
【0038】
次いで第3プレート3の左右側壁板部3aの後端側縦長穴3hにボルト3qを挿入して第2プレート2側の左右側壁板部2aのボルト挿入穴2h・ナット2i(図5)にねじ込んで締め込む。これにより第3プレート3が第2プレート2に取り付けられ、プロジェクターVPが天井100の下面に対して第1〜第3のプレート1〜3からなる金具Aを介して、振動等で揺れ動くようなことなく安定に天吊り設置状態になる。
【0039】
(d)レジストレーション調整
▲1▼.左右方向・前後方向
第1プレート1は長穴1bの長手方向をスクリーンに対して左右方向にして天井下面に配設することで、長穴1bの長さ範囲で左右位置ずらし調整してセンター位置調整ができる。また長穴1bの長手方向をスクリーンに対して前後方向にして配設することで、長穴1bの長さ範囲で前後位置ずらし調整してスクリーンに対する前後方向の位置調整ができる。即ち、天井100側のボルト100aの設置位置誤差を長穴1bの長さ範囲(本例では50mm)でカバーできる。
【0040】
▲2▼.垂直方向回動
第3プレート3はボルト3qをゆるめることにより横軸である第2プレート2側のボス2gを中心に垂直方向回動させることができ(本例では上方3°、下方5°)、調整した回動角度位置はボルト3qを締めることで固定することができる。
【0041】
▲3▼.上下方向
第2プレート2は、第1プレート1側の4本の各吊り下げボルト1dに対するナット2m・2mの位置調整によりボルト1dの長さ範囲内において全体に上下支持位置を調整できる(本例では上下30mm範囲)。
【0042】
▲4▼.水平方向回動
第2プレート2は、第1プレート1側の4本の各吊り下げボルト1dに対するナット2m・2mの各上側のナットをゆるめることで、該プレート2面の前辺側の右隅角部の丸穴2bに貫通している吊り下げボルト1dを中心に、他の3本の吊り下げボルト1dが貫通している長穴2c・2d・2eの長さ範囲において水平方向回動させることができ(本例±1.5°)、調整した回動角度位置はゆるめた各上側ボルト2mを締めることで固定することができる。
【0043】
▲5▼.スキュー角
第2プレート2は、第1プレート1側の4本の各吊り下げボルト1dに対するナット2m・2mの位置を個々に上下位置調整することにより水平位置より左右に傾斜調整(スキュー角調整)することができる(本例では水平より±3°)。また同じ要領で第2プレート2を垂直方向に回動調整することもできる。
【0044】
この場合において、第1プレート1側の4本の各吊り下げボルト1dに対するナット2m・2mの位置を個々に上下位置調整することで、垂直方向の各吊り下げボルト1dに対して第2プレート2が図6の2点鎖線示のように傾斜姿勢になっても、該第2プレート2は各ボルト1dに対して該プレート2の上下面側においてそれぞれ球面座金2k・2kを介してナット2m・2m間に挟み込ませて4本の各吊り下げボルト1dに取り付け支持させてあるから、該プレート2は各ボルト部分において常に球面座金2k・2k間に適正に挟み込まれてこじれ力が働くことなく上下のナット2m・2m間に適正にしっかりと締め付け保持される。また球面座金2k・2kが存在していることで、ナット2m・2mのボルト1dに沿う上下位置調整のための回し操作も容易・スムーズになされる。
【0045】
かくして、天吊り金具Aの上記▲1▼〜▲5▼の位置・姿勢操作により、該金具Aを介して天井下面に天吊り設置したプロジェクターVPの垂直方向・水平方向の角度姿勢調整ばかりでなく、スクリーンに対する左右方向の位置、前後方向の位置、上下方向の吊り高さ、スキュー角度についても容易にメカニカルに調整することができて、スクリーンに対するプロジェクターVPの関係位置や支持姿勢を全方位的に所望に補正・調整することができる大きな自由度があるから、これによりレジストレーション調整の粗方をこのメカニカル調整で行ない、プロジェクターVPの電気的な補正・調整手段によるレジストレーション調整は微調整操作として無理・負担のない範囲でかつ容易に行なうことが可能となる。
【0046】
(e)その他
1)一旦天吊り設置したプロジェクターVPを取り外す場合は、ボルト3qを外し、ロックプレート3cの開止めネジ3rを外し、ボス2gからRピン3pを外し、ロックプレート3cを開き回動させて、第2プレート2側のボス2gに対する第3プレート3側のフック形状部3bの掛合を外すことによりなされる。
【0047】
2)第1プレート1は天井100の下面に対して、天井側に埋設したコンクリートアンカ−(めねじ部材)にボルトをねじ込んで取り付けるようにすることもできる。
【0048】
3)第1プレート1は図8や図9のように天井内部の梁や上部コンクリートスラブ等の十分な強度を有する部材より垂下させた吊りボルトに取り付け支持させることもできる。
【0049】
4)天井に下向きに取り付けられるサポート部材(支柱部材)に第1プレート1を取り付け支持させることもできる。
【0050】
5)図9のように、電動ウインチユニット4を天井内側の上部コンクリートスラブにウインチマウント(吊り)金具で取り付け、ウインチ4のフック4aを第3プレート3の金輪3iに引っ掛けて、プロジェクターVPのメンテナンス時等における上げ下げをウインチ4の駆動により行なうように構成することもできる。
【0051】
6)第1プレート1の4本の各吊り下げボルト1dに対応させる第2プレート2側の穴2b〜2eはいずれも該プレート2の中央を中心とする円弧状長穴にして該プレート2の水平方向回動調整を可能にする構成とすることもできる。
【0052】
7)第1プレート1の第2プレート吊り下げ用のボルト1dは4本でなく、三角形の3つの頂点に対応する位置関係に互いに間隔をあけて3本にした構成のものにすることもできる。
【0054】
8)天吊りする投影装置は実施形態例の3管式ビデオプロジェクターVPに限らず、液晶ビデオプロジェクター、映写機、幻灯機等であってもよい。
【0056】
【発明の効果】
以上のように本発明の投影装置の天吊り金具によれば、投影装置からスクリーンに対する投影画像のレジストレーション調整の粗方を天吊り金具のメカニカル調整で行なうことができて、投影装置の電気的な補正・調整手段によるレジストレーション調整は微調整操作として無理・負担のない範囲でかつ容易に行なうことが可能となる。また投影装置に振動揺れを生じさせることなく安定に天吊り設置状態にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に従う天吊り金具を用いて3管式ビデオプロジェクターを天井下面に吊り下げて取り付け設置した状態の正面図
【図2】 その右側面図
【図3】 (a)は天吊り金具部分の一部切欠き拡大正面図、(b)は一部切欠き拡大正面図
【図4】 天吊り金具の分解斜視図
【図5】 第2プレートの部分断面図
【図6】 球面座金部分の断面図
【図7】 ロックプレート部分の斜視図
【図8】 他の天吊り設置形態例の図
【図9】 さらに他の天吊り設置形態例の図
【符号の説明】
100 天井側部材
VP 3管式ビデオプロジェクター
R・G・B 3原色像投射管
A 天吊り金具
1〜3 第1〜第3プレート
4 電動ウインチ

Claims (1)

  1. a:長穴(1b)とボルト・ナット(100a・100b)により、スクリーンに対する左右方向の位置、または前後方向の位置を調整可能に、かつ周縁の上向きの折り曲げ縁部(1a)を天井下面に密着させて天井(100)に対して取り付けられる第1プレート(1)と、
    b:前記第1プレート(1)の下面に対して、四辺形の4つの頂点に対応する位置関係に互いに間隔をあけて設けた4本の下向きボルト(1d)、あるいは三角形の3つの頂点に対応する位置関係に互いに間隔をあけて設けた3本の下向きボルトと、
    c:前記の各下向きボルト(1d)が対応して貫通する穴(2b)と長穴(2d)を有し、各下向きボルト(1d)に対して上下面側においてそれぞれ球面座金(2k)を介してナット(2m)間に挟み込まれて取り付け支持され、各下向きボルト(1d)の長手におけるナット位置の調整と、前記長穴(2d)により、前記第1プレート(1)に対して上下方向の位置、水平方向の角度姿勢、スキュー角を調整可能である第2プレート(2)と、
    d:投影装置(VP)を支持し、前記第2プレート(2)に対して、その下側において横軸(2g)を中心に垂直方向の角度姿勢を調整可能に取り付けられる第3プレート(3)と、
    e:前記横軸(2g)を中心に垂直方向の角度姿勢を調整した前記第3プレート(3)を前記第2プレート(2)に対して固定する固定部材(3q)と、
    を有することを特徴とする投影装置の天吊り金具。
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