JP3737720B2 - 通話システム、及び通話システム用プログラム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンピュータネットワークを用いて通話を行う通話システム、及びこの通話システム用プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近時では、企業や大学等などに構築したLANなどのコンピュータネットワーク、さらにはこれら同士を接続したインターネットなどのコンピュータネットワークが構築されている。インターネットなどのコンピュータネットワークでは、電子メールサービスや、ファイル転送サービス、情報検索サービス等、様々なサービスが盛んに行われている。
この中には、IP(Internet Protocol)を用いてコンピュータネットワークに接続した電話器などの端末同士で通話を行うIP電話と呼ばれるサービスもある。
【0003】
ここで、インターネットをはじめ多くのコンピュータネットワークでは、ネットワーク層のプロトコルとして、IPが用いられる。IPでは、各端末にIPアドレスが割り当てられ、データを転送する先がIPアドレスにより識別される。現在のIPアドレスは、2進数で8ビットで表せる数字を4個集めたもので構成されており、例えば「43.3.25.246」というように表現される。従って、IP電話においても、相手先の電話器(端末)に割り当てられたIPアドレスを用いて、相手先の電話器との通話を行っている。
【0004】
ところで、インターネットが広がるにつれて、IPアドレスの不足が危惧されている。しかるに、あるネットワーク上に登録されている端末が数多くある場合でも、すべての端末が常時接続されているわけではないので、各瞬間を見れば、実際に接続されている端末の数がは登録数より少ない。そこで、IPアドレスを節約するために、ネットワーク上にIPアドレスを割り当てるサーバを用意し、実際に端末が接続されているときだけ、空いているIPアドレスを動的に割り付ける場合がある。このようにすると、端末の台数だけIPアドレスを用意する必要はなく、限られた数のIPアドレスを有効に利用することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述のようにIP電話のサービスを受けるに当たっては、相手先電話器(端末)に割り当てられたIPアドレスを用いて通話する必要があるから、各端末に割り当てられるIPアドレスが動的に変化する場合には、予め何らかの手段で、相手先電話器に割り当てられたIPアドレスを知る必要がある。
そこで、IP電話による通話を開始する前に、相手先電話器のIPアドレスを知るべく、電子メールでのやり取りその他を行うなどが提案されているが、いずれにしても、手軽にIP電話サービスを受けることはできない。また、相手先電話器がコンピュータネットワークに接続されていない場合には、IP電話による通話はもともとできない。従って、実質的には、常時接続されているなどIPアドレスが固定されている相手先電話器など限られた端末としか通話ができなかった。
【0006】
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたものであって、コンピュータネットワークに接続できる通話端末とPSTN(Public Switched Telephone Network:公衆交換電話網)で用いるPSTN電話とを持つ相手先に対して、相手先通話端末のアドレスを知ることなく、通話端末から通話を可能とする通話システムを提供することを目的とする。さらには、この通話システム用のプログラムを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段、作用及び効果】
しかしてその解決手段は、コンピュータネットワークに第1の接続者が第1の通話端末を接続したとき、この第1の通話端末にアドレスを割り当てるアドレス割当手段と、この第1の通話端末に割り当てられた上記アドレスを、上記第1の接続者が指定したPSTN電話の指定電話番号と関連づけてデータベースに記憶させ、上記第1の通話端末がコンピュータネットワークから切断され上記アドレスが解放されたときに、上記データベースから上記アドレスまたは上記関連づけの少なくともいずれかを削除するデータベース操作手段と、上記コンピュータネットワークに接続している第2の通話端末から、通話を要求する第1通話要求信号と共に、相手先のPSTN電話の相手先電話番号を受信したときに、上記データベースを検索して、このデータベースに上記相手先電話番号に一致する上記指定電話番号が存在し、この指定電話番号と関連づけられた上記アドレスが存在するときには、このアドレスを選び出す検索手段と、選び出された上記アドレスを用いて、上記第1の通話端末に対して通話を要求する第2通話要求信号を送信する通話要求送信手段と、上記第2通話要求信号に対する上記第1の通話端末の応答を待って、この第1の通話端末と上記第2の通話端末とのデジタル音声通話を仲介する仲介手段と、上記検索手段における検索で上記データベースに上記相手先電話番号と一致する指定電話番号が存在していないとき、上記検索手段における検索で上記データベースに上記指定電話番号と関連づけられた上記アドレスが存在していないとき、及び、上記第2通話要求信号に対する上記第1の通話端末の応答が無いとき、のいずれかのときに、上記コンピュータネットワークとPSTNとを接続し、上記相手先電話番号を用いて上記PSTN電話に発呼し、上記第2の通話端末と上記PSTN電話との通話を行うゲートウェイ手段と、を備える通話システムである。
【0008】
本発明の通話システムでは、発呼者の用いる第2の通話端末から、第1通話要求信号と共に相手先電話番号をコンピュータネットワークに送信すると、これを受信したコンピュータネットワークでは、データベースを検索する。
ここで、データベースに相手先電話番号が存在し、かつこれと関連づけられたIPアドレスなどのアドレスが存在するときには、このアドレスを用いて相手先の用いる第1の通話端末に通話要求をし、応答があれば第2の通話端末と、第1の通話端末との通話を仲介する。従って、発呼者は相手先と通話ができる。
【0009】
一方、データベースに相手先電話番号が存在しないときには、コンピュータネットワークとPSTNとを接続し、相手先電話番号を用いて相手先のPSTN電話に発呼し、発呼者の第2の通話端末と相手先のPSTN電話とで通話を行う。発呼者が通話を望んでいる相手先がデータベースで把握している範囲に存在しないからである。本発明によればこのような場合でも、発呼者は、第2の通話端末を用いて通常の電話(PSTN電話)と同じようにして、相手先と通話ができる。
【0010】
さらに、データベースに相手先電話番号が存在するが、これと関連づけられたIPアドレスなどのアドレスが存在しないときにも、コンピュータネットワークとPSTNとを接続し、相手先電話番号を用いて相手先のPSTN電話に発呼し、発呼者の第2の通話端末と相手先のPSTN電話とで通話を行う。発呼者が通話を望んでいる相手先がデータベースで把握している範囲に存在しているものの、第1の通話端末にアドレスが割り当てられていないことから、第1の通話端末の電源が切られていたり、コンピュータネットワークに接続せずに独立で使用されていると考えられるからである。本発明によればこのような場合でも、発呼者は、第2の通話端末を用いて、通常の電話と同じようにして、相手先と通話ができる。
【0011】
また、コンピュータネットワークからの第2通話要求信号に対する第1の通話端末の応答が無いときにも、コンピュータネットワークとPSTNとを接続し、相手先電話番号を用いて相手先のPSTN電話に発呼し、発呼者の第2の通話端末と相手先のPSTN電話とで通話を行う。発呼者が通話を望んでいる相手先がデータベースで把握している範囲に存在し、しかも、第1の通話端末がコンピュータネットワークに接続しているが、相手方が第1の通話端末を用いての通話を望んでいないとか、相手方が第1の通話端末に付近にいないなどと考えられるからである。本発明によればこのような場合でも、発呼者は、第2の通話端末を用いて、通常の電話と同じようにして、相手先と通話ができる。
【0012】
このように、発呼者は、相手先がコンピュータネットワークに第1の通話端末を接続しているかどうか、及び相手先の第1の通話端末に割り当てられたアドレスが何であるかを知ることなく、相手先と通話をすることができる。
【0013】
なお、コンピュータネットワークとしては、具体的にはISP(インターネットサーヒ゛スフ゜ロハ゛イタ゛)が会員との間で構築するネットワーク、企業内、工場内、団体内などでのネットワークや、複数の地域的なネットワークを結んだネットワーク、さらには、インターネットなどが挙げられる。
また、通話端末としては、IPなどの接続するコンピュータネットワークに適合した通信のプロトコルに従って、通話可能な端末、つまり音声データ通信可能な端末であればいずれのものでも良い。例えば、IP通信用のソフトをインストールしたパソコンにマイクロフォン及びスピーカ(ヘッドフォン)を接続したものや、IP電話専用端末、ルータにダイヤルボタンやハンドセットなどを備えIP通話機能を持たせたものなどが挙げられる。
また、通話には、音声データの通信のほか、音声データに加えてテレビ画像などデータの通信をするものも含む。
また、アドレスを指定電話番号と関連づけてデータベースに記憶させる手法としては、予め記憶されていた指定電話番号と関連づけた状態でアドレスを新たに記憶させるほか、記憶されていた指定電話番号等と割り当てられたアドレスとを関連づけつつ新たなデータベースに一緒に記憶させる手法や、別個に記憶してあるアドレスと指定電話番号とに新たな関連づけを行う手法、例えば、アドレスを記憶してある記憶番地を指定電話番号と関連づけて記憶させる手法、などを含む。
【0014】
さらに他の解決手段は、サーバコンピュータを含み、コンピュータネットワーク及びこのコンピュータネットワークとPSTNとの接続を管理するネットワーク管理装置を、上記コンピュータネットワークに第1の接続者が第1の通話端末を接続したとき、この第1の通話端末にアドレスを割り当てるアドレス割当手段、この第1の通話端末に割り当てられた上記アドレスを、上記第1の接続者が指定したPSTN電話の指定電話番号と関連づけてデータベースに記憶させ、上記第1の通話端末がコンピュータネットワークから切断され上記アドレスが解放されたときに、上記データベースから上記アドレスまたは上記関連づけの少なくともいずれかを削除するデータベース操作手段、上記コンピュータネットワークに接続している第2の通話端末から、通話を要求する第1通話要求信号と共に、相手先のPSTN電話の相手先電話番号を受信したときに、上記データベースを検索して、このデータベースに上記相手先電話番号に一致する上記指定電話番号が存在し、この指定電話番号と関連づけられた上記アドレスが存在するときには、このアドレスを選び出す検索手段、選び出された上記アドレスを用いて、上記第1の通話端末に対して通話を要求する第2通話要求信号を送信する通話要求送信手段、上記第2通話要求信号に対する上記第1の通話端末の応答を待って、この第1の通話端末と上記第2の通話端末とのデジタル音声通話を仲介する仲介手段、及び、上記検索手段における検索で上記データベースに上記相手先電話番号と一致する指定電話番号が存在していないとき、上記検索手段における検索で上記データベースに上記指定電話番号と関連づけられた上記アドレスが存在していないとき、及び上記第2通話要求信号に対する上記第1の通話端末の応答が無いとき、のいずれかのときに、上記コンピュータネットワークとPSTNとを接続し、上記相手先電話番号を用いて上記PSTN電話に発呼し、上記第2の通話端末と上記PSTN電話との通話を行うゲートウェイ手段、として機能させるための通話システム用プログラムである。
【0015】
本発明のプログラムは、サーバコンピュータを含み、コンピュータネットワーク及びこのコンピュータネットワークとPSTNとの接続を管理するネットワーク管理装置を、アドレス割当手段、データベース操作手段、検索手段、通話要求送信手段、仲介手段、及び、ゲートウェイ手段、として機能させる。これにより、発呼者は、相手先がコンピュータネットワークに第1の通話端末を接続しているかどうか、及び相手先の第1の通話端末に割り当てられたアドレスが何であるかを知ることなく、相手先と通話をすることができる通話システムを構築することができる。
【0016】
さらに他の解決手段は、コンピュータネットワークを介して通話を行う通話システムであって、発呼者が上記コンピュータネットワークに接続している発呼者通話端末から、通話を要求する通話要求信号と共に、相手先のPSTN電話の相手先電話番号を発信したとき、この相手先電話番号に一致する相手先が予め指定した指定電話番号の存否と、この指定電話番号と関連づけられたアドレスの存否により、上記コンピュータネットワークに上記相手先が相手先通話端末を接続しているか否かを検知する接続検知手段と、上記コンピュータネットワークに上記相手先が相手先通話端末を接続しているときに、この相手先通話端末と上記発呼者通話端末との通話を可能とする通話手段と、上記コンピュータネットワークに上記相手先が相手先通話端末を接続していないときに、上記コンピュータネットワークとPSTNとを接続して、相手先のPSTN電話と上記発呼者通話端末との通話を可能とするゲートウェイ通話手段と、を備える通話システムである。
【0017】
本発明の通話システムでは、接続検知手段で、コンピュータネットワークに相手先が相手先通話端末を接続しているか否かを検知するので、発呼者は、相手先が相手先通話端末をコンピュータネットワークに接続しているか否か、さらにはその相手先通話端末に割り当てられたアドレスが何であるかを予め知ることなく、相手先電話番号により通話が可能となる。
【0018】
なお、相手先電話番号から、コンピュータネットワークに相手先が相手先通話端末を接続しているか否かを検知する手法としては、たとえば以下の手法が挙げられる。即ち、相手先がコンピュータネットワークに相手先通話端末を接続した際に、相手先が予め指定した指定電話番号と相手先通話端末に割り当てられたアドレスとを関連づけて記憶し、相手方通話端末がコンピュータネットワークから切断されアドレスが解放されたときに、アドレスまたは関連づけの少なくともいずれかを削除したデータベースを予め構築しておく。次いで、このデータベースを検索して、このデータベースに指定電話番号に関連づけられたアドレスが存在するときに、相手先が相手先通話端末を接続していると判断する。
【0019】
さらに他の解決手段は、サーバコンピュータを含み、コンピュータネットワーク及びこのコンピュータネットワークとPSTNとの接続を管理するネットワーク管理装置を、発呼者が上記コンピュータネットワークに接続している発呼者通話端末から、通話を要求する通話要求信号と共に、相手先のPSTN電話の相手先電話番号を発信したとき、この相手先電話番号に一致する相手先が予め指定した指定電話番号の存否と、この指定電話番号と関連づけられたアドレスの存否により、上記コンピュータネットワークに上記相手先が相手先通話端末を接続しているか否かを検知する接続検知手段、上記コンピュータネットワークに上記相手先が相手先通話端末を接続しているときに、この相手先通話端末と上記発呼者通話端末との通話を可能とする通話手段、及び上記コンピュータネットワークに上記相手先が相手先通話端末を接続していないときに、上記コンピュータネットワークとPSTNとを接続して、相手先のPSTN電話と上記発呼者通話端末との通話を可能とするゲートウェイ通話手段、として機能させるための通話システム用プログラムである。
【0020】
本発明のプログラムは、サーバコンピュータを含み、コンピュータネットワーク及びこのコンピュータネットワークとPSTNとの接続を管理するネットワーク管理装置を、接続検知手段、通話手段、及び、ゲートウェイ通話手段、として機能させる。これにより、発呼者は、相手先がコンピュータネットワークに相手先通話端末を接続しているかどうか、さらには相手先通話端末に割り当てられたアドレスが何であるかを知ることなく、相手先と通話をすることができる通話システムを構築することができる。
【0021】
さらに他の解決手段は、コンピュータネットワークに第1の接続者が第1の通話端末を接続したとき、この第1の通話端末にアドレスを割り当てるアドレス割当手段と、この第1の通話端末に割り当てられた上記アドレスを、上記第1の接続者を特定する符号及び上記第1の接続者が指定したPSTN電話の指定電話番号と関連づけてデータベースに記憶させ、上記第1の通話端末がコンピュータネットワークから切断され上記アドレスが解放されたときに、上記データベースから上記アドレス及び上記関連づけの少なくともいずれかを削除するデータベース操作手段と、上記コンピュータネットワークに接続している第2の通話端末から、通話を要求する第1通話要求信号と共に、上記符号を受信したときに、上記データベースを検索して、このデータベースに上記符号と関連づけられた上記アドレスが存在するときには、このアドレスを選び出す検索手段と、選び出された上記アドレスを用いて、上記第1の通話端末に対して通話を要求する第2通話要求信号を送信する通話要求送信手段と、上記第2通話要求信号に対する上記第1の通話端末の応答を待って、この第1の通話端末と上記第2の通話端末とのデジタル音声通話を仲介する仲介手段と、上記検索手段において上記データベースに上記符号と関連づけられた上記アドレスが存在していないとき、及び上記第2通話要求信号に対する上記第1の通話端末の応答が無いとき、のいずれかのときに、上記コンピュータネットワークとPSTNとを接続し、上記指定電話番号を用いて上記第1の接続者が指定したPSTN電話に発呼し、上記第2の通話端末と上記PSTN電話との通話を行うゲートウェイ手段と、を備える通話システムである。
【0022】
本発明の通話システムでは、発呼者の用いる第2の通話端末から、第1通話要求信号と共に相手先を特定する符号をコンピュータネットワークに送信すると、これを受信したコンピュータネットワークでは、データベースを検索する。
ここで、データベースに相手先を特定する符号と関連づけられたIPアドレスなどのアドレスが存在するときには、このアドレスを用いて相手先の用いる第1の通話端末に通話要求をし、応答があれば第2の通話端末と、第1の通話端末との通話を仲介する。従って、発呼者は相手先と通話ができる。
【0023】
一方、データベースに符号と関連づけられたアドレス相手先電話番号が存在しないときには、コンピュータネットワークとPSTNとを接続し、相手先電話番号を用いて相手先のPSTN電話に発呼し、発呼者の第2の通話端末と相手先のPSTN電話とで通話を行う。第1の通話端末にアドレスが割り当てられていないことから、第1の通話端末の電源が切られていたり、コンピュータネットワークに接続せずに独立で使用されていると考えられるからである。本発明によればこのような場合でも、発呼者は、通常の電話と同じようにして、相手先と通話ができる。
【0024】
また、コンピュータネットワークからの第2通話要求信号に対する第1の通話端末の応答が無いときにも、コンピュータネットワークとPSTNとを接続し、相手先電話番号を用いて相手先のPSTN電話に発呼し、発呼者の第2の通話端末と相手先のPSTN電話とで通話を行う。発呼者が通話を望んでいる相手先がデータベースで把握している範囲に存在し、しかも、第1の通話端末がコンピュータネットワークに接続しているが、相手方が第1の通話端末を用いての通話を望んでいないとか、相手方が第1の通話端末に付近にいないなどと考えられるからである。本発明によればこのような場合でも、発呼者は、第2の通話端末を用いて、通常の電話と同じようにして、相手先と通話ができる。
【0025】
このように、発呼者は、相手先がコンピュータネットワークに第1の通話端末を接続しているかどうか、及び相手先の第1の通話端末に割り当てられたアドレスが何であるかを知ることなく、相手先と通話をすることができる。
【0026】
また、相手先の電話番号でなく符号を用いるので、符号の設定によっては、ID番号やメールアドレスなど、より短い、あるいは覚えやすい符号を用いることができる。
符号としては、会員番号などのID番号や、このコンピュータネットワークで取得しているメールアドレスなどを用いることができる。
【0027】
さらに他の解決手段は、サーバコンピュータを含み、コンピュータネットワーク及びこのコンピュータネットワークとPSTNとの接続を管理するネットワーク管理装置を、上記コンピュータネットワークに第1の接続者が第1の通話端末を接続したとき、この第1の通話端末にアドレスを割り当てるアドレス割当手段、この第1の通話端末に割り当てられた上記アドレスを、上記第1の接続者を特定する符号及び上記第1の接続者が指定したPSTN電話の指定電話番号と関連づけてデータベースに記憶させ、上記第1の通話端末がコンピュータネットワークから切断され上記アドレスが解放されたときに、上記データベースから上記アドレス及び上記関連づけの少なくともいずれかを削除するデータベース操作手段、上記コンピュータネットワークに接続している第2の通話端末から、上記第1の接続者との通話を要求する第1通話要求信号と共に、上記符号を受信したときに、上記データベースを検索して、このデータベースに上記符号と関連づけられた上記アドレスが存在するときには、このアドレスを選び出す検索手段、選び出された上記アドレスを用いて、上記第1の通話端末に対して通話を要求する第2通話要求信号を送信する通話要求送信手段、上記第2通話要求信号に対する上記第1の通話端末の応答を待って、この第1の通話端末と上記第2の通話端末とのデジタル音声通話を仲介する仲介手段、及び、上記検索手段において上記データベースに上記符号または上記指定電話番号と関連づけられた上記アドレスが存在していないとき、及び上記第2通話要求信号に対する上記第1の通話端末の応答が無いとき、のいずれかのときに、上記コンピュータネットワークとPSTNとを接続し、上記指定電話番号を用いて上記第1の接続者が指定したPSTN電話に発呼し、上記第2の通話端末と上記PSTN電話との通話を行うゲートウェイ手段、として機能させるための通話システム用プログラムである。
【0028】
本発明のプログラムは、サーバコンピュータを含み、コンピュータネットワーク及びこのコンピュータネットワークとPSTNとの接続を管理するネットワーク管理装置を、アドレス割当手段、データベース操作手段、検索手段、通話要求送信手段、仲介手段、及び、ゲートウェイ手段、として機能させる。これにより、発呼者は、相手先がコンピュータネットワークに第1の通話端末を接続しているかどうか、及び相手先の第1の通話端末に割り当てられたアドレスが何であるかを知ることなく、相手先と通話をすることができる通話システムを構築することができる。
【0029】
さらに、上記いずれかのプログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体とするのが好ましい。この記録媒体に記録されたプラグラムをサーバコンピュータを含み、コンピュータネットワーク及びこのコンピュータネットワークとPSTNとの接続を管理するネットワーク管理装置で動作させることで、発呼者は、相手先がコンピュータネットワークに第1の通話端末や相手先通話端末を接続しているかどうか、及び相手先の通話端末に割り当てられたアドレスが何であるかを知ることなく、相手先と通話をすることができる通話システムを構築することができる。
【0030】
【発明の実施の形態】
(実施形態1)
次いで、本発明の第1の実施形態について、図1〜図4を参照しつつ説明する。本実施形態1にかかる通話システムは、図1において破線で囲むように、ISP事業者がその会員との間で構築するコンピュータネットワークであるISPネットワーク1に構築されるものである。このISPネットワーク1の管理を行うISPネットワーク管理装置7には、アクセスサーバ2、監視サーバ3、電話ゲートウェイ4、ゲートウェイキーパ5、及びデータベース6が含まれている。アクセスサーバ2、監視サーバ3、ゲートウェイキーパ5などには、このISPネットワーク管理装置7を通話システムとして機能させるための通話システム用プログラムがインストールされている。
【0031】
このISPネットワーク管理装置7と各会員の有する端末11〜14とは、DSL(Digital Subscriber Line)回線、CATV(Cabele Television)ケーブル、公衆電話回線、光通信ケーブル等で接続され、ISPネットワーク1が構築されている。
このISPネットワーク1は、データ通信回線によってインターネット100と接続されている。従って、各会員は、ISP事業者が独自に提供する各種のサービスのほか、インターネットを通じて電子メールやネットニュース、各種のデータやプラグラムのダウンロードなど様々なサービスの提供を受けることができる。
【0032】
ISPネットワーク管理装置7のうち、アクセスサーバ2は、各会員が端末11〜14を用いてISPネットワーク1にアクセスしたときに、その端末11〜14と接続するサーバであり、監視サーバ3の認証後、会員はこのアクセスサーバ2を通じてISPネットワーク1やインターネット100に対するアクセスが可能となる。
監視サーバ3は、ISPネットワーク1の各種の監視を行うサーバである。例えば、会員が端末11〜14を用いてISPネットワーク1へのアクセスを開始すると、ID番号やパスワードなどを要求して真正の会員からのアクセスであるか否かを判断し、不正であればこれを切断し、真正であればアクセスサーバ2を通じてのISPネットワーク1やインターネット100に対するアクセスを許容する。
電話ゲートウェイ4は、ISPネットワーク1と公衆電話網(PSTN)との相互接続を行うものであり、例えば、デジタル信号を用いるISPネットワーク1とアナログ信号を用いるPSTNとの間で信号変換して相互接続を行う。
ゲートウェイキーパ5は、監視サーバ3の監視のもと、電話ゲートウェイ4の動作を指示する。
【0033】
データベース6は、ゲートウェイキーパ5に設けられ、図2に示すように、各会員毎に、その会員番号、会員名、PSTN電話の電話番号(PSTN電話番号)、メールアドレス、その他が記憶されている。なお、PSTN電話番号には、会員が所有しているなどの理由により、入会時等に会員が指定した加入者電話や携帯電話などのPSTN電話の電話番号を用いる。
これに加えて、データベース6では、各会員がこのISPネットワーク1にアクセスした際に各端末11〜14に割り当てられるIPアドレスも記憶できるようになっている。例えば、図2においては、会員A,Cには、IPアドレスが割り当てられている。一方、会員Bについては欄6IPBが空白となっており、IPアドレスが記憶されていない。これは、会員A,Cは、端末11,13を用いてISPネットワーク1に接続しており、端末11,13に既にIPアドレスが割り当てられているからであり、会員Bは、自己の端末12をISPネットワーク1に接続していないからである。従って、このデータベース6において、IPアドレスの欄にIPアドレスが記憶されているか否かによって、各会員の端末がISPネットワーク1に接続されているか否かを検知することができる。
【0034】
なお、本実施形態1では、ISPネットワーク1で提供する通話サービスに対応する通話システムについて説明するため、各会員の有する端末11〜14は、これらを用いて通話可能なIP電話装置であるとして以下の説明を進める。このIP電話装置11〜14としては、IPを用いての通話が可能な端末であれば良く、IP電話専用端末やルータにダイヤルボタンやハンドセットなどを備えIP通話機能を持たせた端末、あるいは図1に示すように、パソコン13A,14AにIP電話用のソフトウェアをインストールし、ハンドセットやヘッドセットなどマイクロフォン及びスピーカ(ヘッドフォン)等からなる電話器13B,14Bを接続したものも挙げられる。
【0035】
さらに、上述したように、各会員は、自らPSTN電話番号を指定した加入者電話や携帯電話などのPSTN電話21〜24を有している。つまり、会員Aは、IP電話装置11とASTN電話21を有している。他の会員(会員B,C,…,N)も同様に、IP電話装置12〜14とPSTN電話22〜24とをそれぞれ有している。
【0036】
次いで、会員Bが端末(IP電話装置)12をISPネットワーク1に接続し、その後切断したときの、会員B及び通話システムの処理の流れを、図3に従って説明する。なお、本図において、破線で囲んだ各ステップは会員Bが行う処理であり、実線で囲んだ各ステップはISPネットワーク管理装置7が行う処理である。
まず、ステップSB1において、会員Bが自己の端末12によりISPネットワーク1に接続する。具体的には、アクセスサーバ2にアクセスする。
すると、監視サーバ3におけるID番号やパスワード等所定のチェックを行った後、ステップSB2において、アクセスサーバ2から会員Bの端末12に対して、IPアドレスが付与される。
【0037】
次いで、ステップSB3において、監視サーバ3は、会員Bの端末12にIPアドレスが付与されたことを検知し、これをゲートウェイキーパ5に通知する。
ゲートウェイキーパ5は、ステップSB4において、既に図2を参照して説明したデータベース6において、予め記憶されていた会員Bの会員番号やPSTN電話番号等とともに、付与されたIPアドレスをデータベース6に記憶する。図2に即して言えば、欄6IPBに新たに割り当てられたIPアドレスを書き込んで記憶する。これにより、会員Bの会員番号やPSTN電話番号等と、付与されたIPアドレスとが関連づけられて記憶されたことになる。
【0038】
会員Bは、ISPネットワーク1(具体的にはアクセスサーバ2)に接続した端末12を用いて、ISPネットワーク1やインターネット100により、電子メール、ネットニュース、FTPなど様々なサービスを受ける(ステップSB5)。
その後、会員Bは、ステップSB6において、自己の端末12とISPネットワーク1との接続を切断する。つまりISPネットワーク1との接続を終了させる。
【0039】
すると、ステップSB7において、監視サーバ3が端末12の接続終了を検知し、付与されたIPアドレスを解放し、これをゲートウェイキーパ5に通知する。従って、端末12に一時的に割り当てられていたIPアドレスを、別の会員が使用することができるようになる。
その後、ゲートウェイキーパ5は、ステップSB8において、データベース6に記憶されていたIPアドレスを削除する。図2に即して言えば、欄6IPBに書き込まれていたIPアドレスを削除し空白とする。これにより、会員Bの会員番号やPSTN電話番号等と、IPアドレスとの関連づけも削除されたことになる。
【0040】
次いで、本実施形態の通話システムにより、会員Aが自己のIP電話装置11をISPネットワーク1に接続し、会員Bと通話をする場合について図4を参照して説明する。なお、本図において、一点鎖線で囲んだ各ステップは会員Aが行う処理であり、実線で囲んだ各ステップはISPネットワーク管理装置7が行う処理である。
まず、ステップSA1において、会員Aが自己の端末(IP電話装置)11によりISPネットワーク1に接続する。具体的には、アクセスサーバ2にアクセスする。
すると、監視サーバ3におけるID番号やパスワード等所定のチェックを行った後、ステップSA2において、アクセスサーバ2から会員AのIP電話装置11に対して、IPアドレスが付与される。
その後、図4においては示さないが、図3のおけるステップSB3,SB4と同様に、データベース6において、会員Aの会員番号やPSTN電話番号などと関連づけられて、端末11に対して付与されたIPアドレスが書込み、記憶される。
【0041】
次いで、会員Aは、ステップSA3において、会員Bと通話をするべく、IP電話装置11を用いて、会員BのPSTN電話番号をISPネットワーク1(具体的にはアクセスサーバ2)に対して送信する。なお、IP電話装置11からは、会員BのPSTN電話番号のほか、IPによる通話を行う旨の第1の通話要求信号が送信される。
すると、ゲートウェイキーパ5では、ステップSA4において、受信したPSTN電話番号をもとに、これに一致するPSTN電話番号(即ち、会員Bの指定したPSTN電話番号)がデータベース6に存在するか否かを検索する。また、データベース6に、このPSTN電話番号と関連づけられたIPアドレスが存在しているか否かを検索する。つまり、会員Bの端末12にIPアドレスが割り当てられているか否か、さらに言えば、会員Bの端末12がISPネットワーク1に接続されているか否かを検知する。IPアドレスが存在する場合、図2に即して言えば、欄6IPBにIPアドレスが書き込まれている場合には、このIPアドレスを選び出す。
【0042】
次いで、IPアドレスが存在する場合(選び出された場合)には、ステップSA5に進み、アクセスサーバ5が、選び出されたIPアドレスを用いて、会員Bの端末(IP電話端末)12に対して、通話を要求する第2の通話要求信号を送信する。つまり端末12に対して発呼する。この際、端末12に現在付与されているIPアドレスを用いているため、第2の通話要求信号を端末12に確実に送ることができる。
その後、端末12からの応答を待つ。応答があった場合には、ステップSA6に進み、アクセスサーバ2の仲介により、IPを用いて、会員AのIP電話装置11と会員BのIP電話装置12との間でデジタル音声通話を行わせる。つまり、会員Aと会員Bとの間で通話をすることができる。
【0043】
一方、ステップSA4における検索で、受信したPSTN電話番号に一致するPSTN電話番号が存在しなかった場合、あるいは、一致するPSTN電話番号は存在するが、PSTN電話番号と関連づけられたIPアドレスが存在していない場合には、ステップSA7に進む。
受信したPSTN電話番号に一致するPSTN電話番号が存在しなかったということは、会員Aが通話を望む相手先が、ISP事業者が把握している会員内には存在しないからである。また、一致するPSTN電話番号は存在するが、PSTN電話番号と関連づけられたIPアドレスが存在していないということは、会員Bはその端末12をISPネットワーク1に接続していないと考えられるからである。
また、上述のステップSA5において、端末12からに応答がなかった場合にも、ステップSA7に進む。端末12はISPネットワーク1に接続されているものの、会員Bが端末(IP電話装置)12を用いての通話を望んでいない場合や、会員Bが端末12の付近に居ない等であると考えられるからである。
【0044】
そこで、ステップSA7では、ゲートウェイキーパ5の指示により、電話ゲートウェイ4がISPネットワーク1と公衆電話網200との接続を行い、会員BのPSTN電話番号を用いて発呼する。つまり、会員Bの持つPSTN電話22に対して電話を掛ける。
その後、会員BがPSTN電話22に出たら(オフフックしたら)、ステップSA8に進み、ISPネットワーク1と、公衆電話網200とを介して、会員AのIP電話装置11と会員BのIP電話装置12との間で通話を行わせる。つまり、会員Aと会員Bとの間で通話をすることができる。
【0045】
このように本実施形態1では、会員Bが端末12をISPネットワーク1に接続しているか否かに拘わらず、また会員Bの端末12に付与されたIPアドレスを会員Aが予め知ること無く、会員AはIP電話装置11を用いて会員Bと通話をすることができる。
【0046】
(実施形態2)
次いで、本発明の第2の実施形態について、図5を参照して説明する。本実施形態2の通話システムは、上記実施形態1において説明した通話システムとほぼ同様であるが、実施形態1では、会員AのIP電話装置11から、会員BのPSTN電話番号を送信したのに対して、本実施形態2では会員番号を送信する点で異なる。従って、異なる部分を中心に説明し、同様な部分の説明は省略あるいは簡略化する。
本実施形態2の通話システムも、実施形態1と同様である(図1、図2参照)。また、会員BがISPネットワーク1にその端末12を接続した際の処理動作についても、実施形態1と同様である(図3参照)。
【0047】
本実施形態2の通話システムにより、会員Aが自己のIP電話装置11をISPネットワーク1に接続し、会員Bと通話をする場合について、図5を参照して説明する。なお、本図において、一点鎖線で囲んだ各ステップは会員Aが行う処理であり、実線で囲んだ各ステップはISPネットワーク管理装置7が行う処理である。
まず、実施形態1と同じく、ステップSA1において、会員AがIP電話装置11によりISPネットワーク1に接続する。すると、監視サーバ3でID番号やパスワード等所定のチェックを行った後、ステップSA2において、アクセスサーバ2から会員AのIP電話装置11に対して、IPアドレスが付与される。その後の、データベース6において、会員Aの会員番号やPSTN電話番号などと関連づけて、付与されたIPアドレスが書込み、記憶されるのも同様である。
【0048】
次いで、会員Aは、ステップSA13において、会員Bと通話をするべく、IP電話装置11を用いて、会員Bの会員番号をISPネットワーク1に対して送信する。なお、IP電話装置11からは、会員Bの会員番号のほか、IPによる通話を行う旨の第1の通話要求信号が送信される。
すると、ゲートウェイキーパ5では、ステップSA14において、受信した会員番号をもとに、この会員番号と関連づけられたIPアドレスがデータベース6に存在しているか否か、つまり、会員Bの端末12がISPネットワーク1に接続されているか否かを検索する。IPアドレスが存在する場合、図2に即して言えば、欄6IPBにIPアドレスが書き込まれている場合には、このIPアドレスを選び出す。また、会員番号に関連づけられたPSTN電話番号を選び出す。
【0049】
以降は、実施形態1と同様にステップSA5,SA6,SA7,SA8に従って処理される。
即ち、IPアドレスが存在する場合(選び出された場合)には、ステップSA5に進み、アクセスサーバ5が、選び出されたIPアドレスを用いて、会員Bの端末12に対して発呼する。その後、端末12からの応答を待ち、応答があった場合には、ステップSA6に進んで、アクセスサーバ2の仲介により、IP電話装置11とIP電話装置12との間で通話を行わせる。つまり、会員Aと会員Bとの間で通話をすることができる。
【0050】
一方、ステップSA14における検索で、会員番号と関連づけられたIPアドレスが存在していない場合には、ステップSA7に進む。会員番号と関連づけられたIPアドレスが存在していないということは、会員Bはその端末12をISPネットワーク1に接続していないと考えられるからである。
また、上述のステップSA5において、端末12からに応答がなかった場合にも、ステップSA7に進む。
ステップSA7では、ゲートウェイキーパ5の指示により、電話ゲートウェイ4がISPネットワーク1と公衆電話網200との接続を行い、会員BのPSTN電話番号を用いて発呼する。
その後、会員BがPSTN電話22に出たら、ステップSA8に進み、ISPネットワーク1と、公衆電話網200とを介して、IP電話装置11とIP電話装置12との間で通話を行わせる。つまり、会員Aと会員Bとの間で通話をすることができる。
【0051】
このように本実施形態2でも、会員Bが端末12をISPネットワーク1に接続しているか否かに拘わらず、また会員Bの端末12に付与されたIPアドレスを会員Aが予め知ること無く、会員AはIP電話装置11を用いて会員Bと通話をすることができる。
なお、本実施形態2では、会員Bを特定するのに、PSTN電話番号ではなく会員番号を用いた。このため、会員Aは、会員BのPSTN電話番号を知らないでも、会員番号さえ判れば通話をすることができる。
また、本実施形態2では、会員Bを特定するのに会員番号を用いたが、各会員を特定することのできる符号であればいずれも符号を用いることもでき、例えば、会員IDや電子メールアドレス、氏名、その他を用いることもできる。従って、符号の選択、設定によっては、電話番号などより短くあるいは覚えやすい符号を用いることができる場合もある。
【0052】
以上において、本発明を実施形態1,2に即して説明したが、本発明は上記実施形態1,2に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で、適宜変更して適用できることはいうまでもない。
例えば、上記実施形態では、データベース6において、付与されたIPアドレスをこれに対応する欄(例えば欄6IPB)に書き込み記憶し、このIPアドレスが解放されると、これを消去した。しかし、会員Aの端末11から送信されたPSTN電話番号や会員番号を用いて、これらに関連づけられたIPアドレスが存在しているかどうかを、また会員番号に対応するPSTN電話番号を、検索によって調べ得るようにデータベース6が構成されていれば良い。
【0053】
従って、IPアドレスが端末に付与されたら、ISPネットワーク1において割り当てうるIPアドレスを記憶したメモリの番地のうち、付与されたIPアドレスの番地を、対応する所定の欄(例えば欄6IPB)に書き込み記憶し、このIPアドレスが解放されると、これを消去するようにしても良い。このようにしても、PSTN電話番号や会員番号と、IPアドレスとを関連づけることができ、PSTN電話番号や会員番号を用いて、これらに関連づけられたIPアドレスの存在を、また会員番号に対応するPSTN電話番号を、検索によって調べ得るからである。また、端末に付与されたIPアドレスと、この端末に対応する会員の会員番号やPSTN電話番号などとを、別途一緒に記憶して新たなデータベース6を構築し、これを検索するようにしても良い。
【0054】
さらに、上記実施形態1,2では、通話システムを1つのISPネットワーク1内の会員の端末同士での通話に利用したが、例えば複数のISPネットワーク間でデータベース6のデータを同期化したり、複数のISPネットワークについて、1つのデータベースを構築したりすれば、異なるISPネットワークに属する会員間でも、同様にして通話をすることができる。相手先のIP電話装置(端末)のIPアドレスが判れば、異なるコンピュータネットワークに属する端末とも、IPを用いてIP電話装置どうしで通話をすることができ、相手先のPSTN電話番号が判れば、PSTN電話に電話を掛けることができるからである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施形態1にかかる通話システムの概要を示す説明図である。
【図2】 データベースの内容を示す説明図である。
【図3】 会員Bが端末をISPネットワークに接続し、その後切断したときの、会員B及び通話システムの処理の流れを説明する説明図である。
【図4】 会員Aが、通話システムを用いて会員Bと通話するまでの、会員A及び通話システムの処理の流れを説明する説明図である。
【図5】 実施形態2にかかり、会員Aが、通話システムを用いて会員Bと通話するまでの、会員A及び通話システムの処理の流れを説明する説明図である。
【符号の説明】
100 インターネット
200 公衆電話網(PSTN)
1 ISPネット(コンピュータネットワーク)
2 アクセスサーバ(アドレス割当手段、通話要求送信手段、仲介手段、通話手段)
3 監視サーバ
4 電話ゲートウェイ(ゲートウェイ手段、ゲートウェイ通話手段)
5 ゲートウェイキーパ(データベース操作手段、検索手段、接続検知手段)
6 データベース
7 ISPネットワーク管理装置(ネットワーク管理装置)
11,12,13,14 端末、IP電話装置(通話端末)
11 会員AのIP電話装置(第2の通話端末、発呼者通話端末)
12 会員BのIP電話装置(第1の通話端末、相手先通話端末)
21,22,23,24 PSTN電話
22 会員BのPSTN電話(相手先のPSTN電話)

Claims (6)

  1. コンピュータネットワークに第1の接続者が第1の通話端末を接続したとき、この第1の通話端末にアドレスを割り当てるアドレス割当手段と、
    この第1の通話端末に割り当てられた上記アドレスを、上記第1の接続者が指定したPSTN電話の指定電話番号と関連づけてデータベースに記憶させ、上記第1の通話端末がコンピュータネットワークから切断され上記アドレスが解放されたときに、上記データベースから上記アドレスまたは上記関連づけの少なくともいずれかを削除するデータベース操作手段と、
    上記コンピュータネットワークに接続している第2の通話端末から、通話を要求する第1通話要求信号と共に、相手先のPSTN電話の相手先電話番号を受信したときに、上記データベースを検索して、このデータベースに上記相手先電話番号に一致する上記指定電話番号が存在し、この指定電話番号と関連づけられた上記アドレスが存在するときには、このアドレスを選び出す検索手段と、
    選び出された上記アドレスを用いて、上記第1の通話端末に対して通話を要求する第2通話要求信号を送信する通話要求送信手段と、
    上記第2通話要求信号に対する上記第1の通話端末の応答を待って、この第1の通話端末と上記第2の通話端末とのデジタル音声通話を仲介する仲介手段と、
    上記検索手段における検索で上記データベースに上記相手先電話番号と一致する指定電話番号が存在していないとき、上記検索手段における検索で上記データベースに上記指定電話番号と関連づけられた上記アドレスが存在していないとき、及び、上記第2通話要求信号に対する上記第1の通話端末の応答が無いとき、のいずれかのときに、上記コンピュータネットワークとPSTNとを接続し、上記相手先電話番号を用いて上記PSTN電話に発呼し、上記第2の通話端末と上記PSTN電話との通話を行うゲートウェイ手段と、
    を備える通話システム。
  2. サーバコンピュータを含み、コンピュータネットワーク及びこのコンピュータネットワークとPSTNとの接続を管理するネットワーク管理装置を、
    上記コンピュータネットワークに第1の接続者が第1の通話端末を接続したとき、この第1の通話端末にアドレスを割り当てるアドレス割当手段、
    この第1の通話端末に割り当てられた上記アドレスを、上記第1の接続者が指定したPSTN電話の指定電話番号と関連づけてデータベースに記憶させ、上記第1の通話端末がコンピュータネットワークから切断され上記アドレスが解放されたときに、上記データベースから上記アドレスまたは上記関連づけの少なくともいずれかを削除するデータベース操作手段、
    上記コンピュータネットワークに接続している第2の通話端末から、通話を要求する第1通話要求信号と共に、相手先のPSTN電話の相手先電話番号を受信したときに、上記データベースを検索して、このデータベースに上記相手先電話番号に一致する上記指定電話番号が存在し、この指定電話番号と関連づけられた上記アドレスが存在するときには、このアドレスを選び出す検索手段、
    選び出された上記アドレスを用いて、上記第1の通話端末に対して通話を要求する第2通話要求信号を送信する通話要求送信手段、
    上記第2通話要求信号に対する上記第1の通話端末の応答を待って、この第1の通話端末と上記第2の通話端末とのデジタル音声通話を仲介する仲介手段、及び、
    上記検索手段における検索で上記データベースに上記相手先電話番号と一致する指定電話番号が存在していないとき、上記検索手段における検索で上記データベースに上記指定電話番号と関連づけられた上記アドレスが存在していないとき、及び、上記第2通話要求信号に対する上記第1の通話端末の応答が無いとき、のいずれかのときに、上記コンピュータネットワークとPSTNとを接続し、上記相手先電話番号を用いて上記PSTN電話に発呼し、上記第2の通話端末と上記PSTN電話との通話を行うゲートウェイ手段、
    として機能させるための通話システム用プログラム。
  3. コンピュータネットワークを介して通話を行う通話システムであって、
    発呼者が上記コンピュータネットワークに接続している発呼者通話端末から、通話を要求する通話要求信号と共に、相手先のPSTN電話の相手先電話番号を発信したとき、この相手先電話番号に一致する相手先が予め指定した指定電話番号の存否と、この指定電話番号と関連づけられたアドレスの存否により、上記コンピュータネットワークに上記相手先が相手先通話端末を接続しているか否かを検知する接続検知手段と、
    上記コンピュータネットワークに上記相手先が相手先通話端末を接続しているときに、この相手先通話端末と上記発呼者通話端末との通話を可能とする通話手段と、
    上記コンピュータネットワークに上記相手先が相手先通話端末を接続していないときに、上記コンピュータネットワークとPSTNとを接続して、相手先のPSTN電話と上記発呼者通話端末との通話を可能とするゲートウェイ通話手段と、
    を備える通話システム。
  4. サーバコンピュータを含み、コンピュータネットワーク及びこのコンピュータネットワークとPSTNとの接続を管理するネットワーク管理装置を、
    発呼者が上記コンピュータネットワークに接続している発呼者通話端末から、通話を要求する通話要求信号と共に、相手先のPSTN電話の相手先電話番号を発信したとき、この相手先電話番号に一致する相手先が予め指定した指定電話番号の存否と、この指定電話番号と関連づけられたアドレスの存否により、上記コンピュータネットワークに上記相手先が相手先通話端末を接続しているか否かを検知する接続検知手段、
    上記コンピュータネットワークに上記相手先が相手先通話端末を接続しているときに、この相手先通話端末と上記発呼者通話端末との通話を可能とする通話手段、及び
    上記コンピュータネットワークに上記相手先が相手先通話端末を接続していないときに、上記コンピュータネットワークとPSTNとを接続して、相手先のPSTN電話と上記発呼者通話端末との通話を可能とするゲートウェイ通話手段、として機能させるための通話システム用プログラム。
  5. コンピュータネットワークに第1の接続者が第1の通話端末を接続したとき、この第1の通話端末にアドレスを割り当てるアドレス割当手段と、
    この第1の通話端末に割り当てられた上記アドレスを、上記第1の接続者を特定する符号及び上記第1の接続者が指定したPSTN電話の指定電話番号と関連づけてデータベースに記憶させ、上記第1の通話端末がコンピュータネットワークから切断され上記アドレスが解放されたときに、上記データベースから上記アドレス及び上記関連づけの少なくともいずれかを削除するデータベース操作手段と、
    上記コンピュータネットワークに接続している第2の通話端末から、通話を要求する第1通話要求信号と共に、上記符号を受信したときに、上記データベースを検索して、このデータベースに上記符号と関連づけられた上記アドレスが存在するときには、このアドレスを選び出す検索手段と、
    選び出された上記アドレスを用いて、上記第1の通話端末に対して通話を要求する第2通話要求信号を送信する通話要求送信手段と、
    上記第2通話要求信号に対する上記第1の通話端末の応答を待って、この第1の通話端末と上記第2の通話端末とのデジタル音声通話を仲介する仲介手段と、
    上記検索手段において上記データベースに上記符号と関連づけられた上記アドレスが存在していないとき、及び上記第2通話要求信号に対する上記第1の通話端末の応答が無いとき、のいずれかのときに、上記コンピュータネットワークとPSTNとを接続し、上記指定電話番号を用いて上記第1の接続者が指定したPSTN電話に発呼し、上記第2の通話端末と上記PSTN電話との通話を行うゲートウェイ手段と、
    を備える通話システム。
  6. サーバコンピュータを含み、コンピュータネットワーク及びこのコンピュータネットワークとPSTNとの接続を管理するネットワーク管理装置を、
    上記コンピュータネットワークに第1の接続者が第1の通話端末を接続したとき、この第1の通話端末にアドレスを割り当てるアドレス割当手段、
    この第1の通話端末に割り当てられた上記アドレスを、上記第1の接続者を特定する符号及び上記第1の接続者が指定したPSTN電話の指定電話番号と関連づけてデータベースに記憶させ、上記第1の通話端末がコンピュータネットワークから切断され上記アドレスが解放されたときに、上記データベースから上記アドレス及び上記関連づけの少なくともいずれかを削除するデータベース操作手段、
    上記コンピュータネットワークに接続している第2の通話端末から、上記第1の接続者との通話を要求する第1通話要求信号と共に、上記符号を受信したときに、上記データベースを検索して、このデータベースに上記符号と関連づけられた上記アドレスが存在するときには、このアドレスを選び出す検索手段、
    選び出された上記アドレスを用いて、上記第1の通話端末に対して通話を要求する第2通話要求信号を送信する通話要求送信手段、
    上記第2通話要求信号に対する上記第1の通話端末の応答を待って、この第1の通話端末と上記第2の通話端末とのデジタル音声通話を仲介する仲介手段、及び、
    上記検索手段において上記データベースに上記符号と関連づけられた上記アドレスが存在していないとき、及び上記第2通話要求信号に対する上記第1の通話端末の応答が無いとき、のいずれかのときに、上記コンピュータネットワークとPSTNとを接続し、上記指定電話番号を用いて上記第1の接続者が指定したPSTN電話に発呼し、上記第2の通話端末と上記PSTN電話との通話を行うゲートウェイ手段、
    として機能させるための通話システム用プログラム。
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