JP3736601B2 - 画像形成装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、プリンタあるいは複写機、ファクシミリ等に用いられる画像形成装置に係り、特に画像を形成するための記録材を外付けされた外部供給装置から供給する画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、画像形成装置の高速化に伴い、同一サイズの記録材(用紙)を大量に出力(プリントアウト)する要請が強まってきている。この大量にプリントアウトする際に画像形成装置本体に内装された給紙カセットを用いるだけでは用紙の補充を頻繁に行う必要性があるため、画像形成装置本体の用紙搬送部に連結し、外付けの形で大量給紙が可能である外部給紙装置を配設する製品が従来から開発されてきた。
【0003】
この画像形成装置本体に外部給紙装置を連結する際に、外部給紙装置から画像形成装置本体の用紙搬送部までの距離が長くなることから、画像形成装置本体に内装された給紙カセットとは別に特有な搬送路が必要となる。更に、この特有な搬送路における用紙搬送の搬送タイミング等を特別に制御する必要性が生じる。かかる場合に、製品の開発当初から大量給紙トレイの外付けが予定されておれば、画像形成装置本体の用紙搬送路の設計と同時に特有な搬送路を設計でき、更に、内装される給紙カセットの給紙制御と同時に外部給紙装置からの用紙搬送を制御する制御部を開発することが可能であるが、画像形成装置本体の開発とは別個に外部給紙装置を開発した場合には、特有な搬送路を改造することが必要になると共に、画像形成装置本体の制御部の改造、例えばROM等を交換することが必要となっていた。
【0004】
この特有な搬送路の改造に関する問題点を解決するものとして、例えば特開平1−220647号公報には、外部から挿脱着するタイプの給紙カセットを有する複写機において、大量給紙装置と連結した少量トレイ部をカセット挿入口に挿着させ、このカセット挿入口を用いて大量給紙装置から用紙を供給する技術が開示されている。これによれば、大量給紙装置を複写機本体の改造をせずに短時間で挿着することができ、上記問題点の一部を解決することが可能である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記特開平1−220647号公報の技術では、複写機本体が当初から有している用紙給紙部をそのまま用いて少量トレイ部から給紙しており、複写機本体に給紙装置等の新たな追加物を必要としない代わりに、用紙は大量給紙装置の給紙部と複写機本体の給紙部との2回の給紙装置を経由することとなる。一般に、用紙搬送において最も信頼性の低い箇所は、さばき機構等の用紙スタック状態から1枚または数枚の用紙を給紙する給紙装置の部分であり、この信頼性の低い箇所を2回も経由すると用紙搬送の信頼性は極端に落ちる。また、給紙装置に一般に用いられる給紙ローラは消耗部品であり、この給紙装置を2回経由すると部品の消耗も2倍になってしまう。更に、上記公報に用いられる外部から挿脱着するタイプの給紙カセットの給紙容量は、大量給紙装置の給紙容量に比べて極端に少なく、この極端に少ないことを予定して設計された給紙カセットの給紙部を用いて大量給紙装置からの用紙を給紙しようとすると、給紙不良の発生頻度が非常に高くなり信頼性を維持することが困難となる。また、上記公報の技術では外部に突出した少量トレイ部に大量給紙装置を接続しており、設置スペースが異常に大きくなってしまう。
【0006】
一方、外部給紙装置を外付けで取り付ける際に、装置本体の画像形成部まで用紙を搬送する必要性から、内装給紙カセットに載置された用紙を搬送するための用紙搬送路を経由させる必要がある。そのため、外部給紙装置の取り付け位置は装置本体に内装された用紙搬送路の位置に依存していた。
このとき、装置本体における用紙搬送路の存在する側が空いていれば問題はないのであるが、例えば画像形成後の用紙排出方向が用紙搬送路側と同方向で、スタッカ等の後処理装置が用紙搬送路側に外付けされる場合には、用紙搬送路側に外部給紙装置を外付けすることが物理的に不可能となる。かかる場合に、装置本体の開発と外部給紙装置の開発を同時に実施し、特別な搬送路を準備する等の対応ができれば外部給紙装置の接続は可能となるが、外部給紙装置を必要としない顧客に対しても特別な搬送路を付加した状態にて装置本体を提供することとなり、大きなコストアップとなる。また、開発納期は一般に厳しいことから外部給紙装置を切り離して開発することが必要となり、かかる場合であっても外部供給装置を後から装着できることが強く望まれている。
【0007】
本発明は、以上の技術的課題を解決するためになされたものであって、当初から画像形成装置本体に内装されている給紙部と置き換えて搬送装置を装着し、これに外部供給装置を取り付けることで、これらの技術的課題を解決する画像形成装置を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
すなわち、本発明の画像形成装置の基本的構成は、図1(a)および図1(b)に示すように、内装される記録材供給部2から記録材Pを供給し、内装される画像形成部3にて記録材Pに対して画像を形成する画像形成装置本体1と、この画像形成装置本体1に対して外付けで取り付けられ画像形成装置本体1に対して記録材Pを供給する外部供給装置4と、内装される記録材供給部2と置き換えて画像形成装置本体1に内装されると共に、この外部供給装置4から供給される記録材Pを画像形成部3に向けて搬送する記録材搬送装置5とを具備することを特徴としている。
【0009】
特に、本発明は、前記記録材搬送装置5が、中継搬送路6と中継搬送機構7とを具備し、前記記録材供給部2における記録材供給機構8を取り外して内装されることを特徴としている。
このように、記録材搬送装置5が、中継搬送路6と中継搬送機構7とを具備し、図1(a)に示す記録材供給部2における記録材供給機構8を取り外して内装されるように構成すれば、既に捌かれた記録材Pを記録材供給機構8にて再度捌くことがなくなり、装置の信頼性を高く維持することができる点で有効である。
【0010】
更に、外部供給装置4は、記録材搬送装置5に対して記録材Pを1枚ずつ供給するように構成すれば、中継搬送機構7に記録材供給機構(記録材捌き機構)を設ける必要性がなくなり、上述のように信頼性を高く維持できると共に、画像形成部3に向けて記録材Pを良好に搬送することができる点で好ましい。
【0011】
更にまた、記録材搬送装置5は、置き換え以前に内装されていた記録材供給部2における引出し構造9を用いて画像形成装置本体1に対し出し入れ自在に支持されるように構成すれば、この記録材搬送装置5に詰まった記録材を取り除く所謂ジャム除去作業を容易に実施することができる。
更に、記録材搬送装置5の中継搬送路6の上部シュートを開閉可能に構成すれば、搬送路を露出させることが可能となり、ジャム除去作業を更に容易に実施することができる。
【0012】
また、図1(b)に示すように、記録材搬送装置5の記録材搬送方向における長さD1は、外部供給装置4から供給される記録材Pの搬送方向長さD2よりも大きくするように構成すれば、例えば中継搬送路6に記録材Pが予め送り込まれた正常状態にて記録材搬送装置5を引き抜かれた場合であっても記録材が切れる状態を防ぐことが可能となる。
尚、外部供給装置4で使用できる記録材Pのサイズは、置き換えられた記録材供給部2で使用できる記録材Pのサイズと同等であるように構成すれば、上記のような記録材が切れる状態を防ぐことができる。
【0013】
更に、記録材搬送装置5は、外部供給装置4の記録材供給方式が上部供給方式の場合には上部に位置する記録材供給部2と置き換え、外部供給装置4の記録材供給方式が下部供給方式の場合には下部に位置する記録材供給部10と置き換えるように構成すれば、画像形成装置本体1の既存の搬送経路を最大限生かして外部供給装置4からの円滑な記録材搬送を実現できる点で優れている。
【0014】
また、本発明の画像形成装置は、図1(a)および図1(b)に示すように、準備完了状態にて記録材Pを供給し、搬送された記録材Pに対して内装された画像形成部3により画像を形成する画像形成装置本体1と、この画像形成装置本体1に対して外付けで取り付けられ、この画像形成装置本体1に対して記録材Pを供給する外部供給装置4と、画像形成装置本体1に内装されると共に外部供給装置4から供給された記録材Pを画像形成部3に向けて搬送する記録材搬送部5と、外部供給装置4から記録材搬送部5へと記録材を1枚送り込んだ後に準備完了状態に設定する制御部11とを具備することを特徴としている。これによれば、例えば、画像形成装置本体1の制御部(CPU)は外部供給装置4の存在を認識していない状態であっても、外部供給装置4の制御部(CPU)の準備完了信号(READY信号)により記録材搬送部5に送り込まれた記録材Pを、擬似的に従前の記録材供給部2から供給されたものとして認識し、画像形成部3へと搬送することができるので、この点に関して画像形成装置本体1の制御部 ( CPU )を外部供給装置4の接続時に変更する必要性がなくなる。
【0015】
更に、この記録材搬送部5は中継搬送路6と中継搬送機構7とを具備し、画像形成装置本体1からの記録材供給信号を受けてこの記録材搬送部5における中継搬送機構7が駆動すれば、外部供給装置4を取り付けた際にも、画像形成装置本体1における既存の記録材供給制御のもとで記録材Pを画像形成部3へと搬送することが可能となる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面に示す実施の形態に基づいてこの発明を詳細に説明する。
図2は本発明が適用される画像形成装置の実施の形態を示す概略構成図であり、外部供給装置である大量給紙装置(High Capacity Feeder:HCF)及び記録材搬送装置であるトランスポート(Transport)を接続する前の状態を示している。
同図において、符号20は画像形成装置本体(IOT本体)であり、画像入力部21により入力された画像データを画像形成部22により記録材(用紙)Pに対して記録し、可視画像として印刷出力している。この画像形成部22は、感光体ドラム23を露光する画像書込装置(ROS)24、ROS24により露光された感光体ドラム23を現像する現像装置25、現像装置25により感光体ドラム23に担持されたトナー画像を用紙Pに転写する転写装置26、転写装置26により転写されたトナー像を用紙Pに定着させる定着装置27等を主に有しており、後述する用紙収容カセット等と共に画像形成装置本体20に内装されている。
【0017】
更に、本実施の形態において、画像形成装置本体20は一連の用紙搬送系を備えており、画像形成装置本体20の左側面28側に沿った位置には、用紙Pを収容する用紙収容カセット30〜33を内装している。この用紙収容カセット30〜33には用紙Pを供給する用紙供給機構(Feeder Assy)34〜37が備えられ、これらの用紙供給機構34〜37は、積載された用紙Pを押下して取り上げる引込ロール(Nudger Roll)38と、用紙搬送方向に回転する供給ロール(Feed Roll)と例えば用紙搬送方向に対して逆転する捌きロール(Retard Roll)とからなる捌き機構(Retard Assy)39とをそれぞれ有している。
ここで、本実施の形態における用紙収容カセット30は、各用紙収容カセットの最上段に位置し、昇降台41に積載された用紙Pをエレベータ方式にて昇降させる所謂エレベータトレイであり、本実施の形態では約1000枚の用紙を収容できるように構成されている。さらに、この用紙収容カセット30は一対のレール部材49に支持されており、このレール部材49により手前側への引き出し及び用紙セット時の奥側への挿入を可能としている。
また、符号40は制御部であり、用紙搬送の制御の他、図示しないコントロールパネルへの用紙残量の表示や紙詰まり(JAM)表示等を制御している。
【0018】
次に、本実施の形態における用紙収容カセット30からの用紙搬送について説明する。
まず、用紙収容カセット30に用紙Pがセットされると、用紙収容カセットの昇降台41が給紙可能な位置まで上昇する。画像形成装置本体20の制御部40は、この昇降台41が上昇する際に要した時間等により用紙の量を測定し、図示しないコントロールパネル等により測定した用紙の量を表示する。尚、この制御部40は、例えば使用した用紙の枚数をカウントし用紙残量を演算してコントロールパネルに表示している。
制御部40からの給紙信号により引込ロール38が用紙Pの表面に下がり、回転して用紙Pを引き込む。この引き込まれた用紙Pは捌き機構39により1枚に捌かれ、第1送出ロール(#1Take away Roll)42を経てレジスト装置43へ搬送される。このレジスト装置43は、所定の長さの搬送路を経てプレレジロール(PRE REGE Roll)44及びレジロール(REGE Roll)45を配置し、転写装置26にて用紙Pに転写するタイミングを合わせて一旦、用紙Pを待機させると共に、例えば用紙Pにループ等を形成して用紙Pにおける縦横方向の位置合わせを行っている。
制御部40からの信号によりレジロール45は用紙Pを送り出し、用紙Pは転写装置26にて画像が転写された後に定着装置27にて定着されて出力される。この定着された用紙Pは、両面に画像を形成する両面プリントモードの場合には用紙反転路46を経て反転されてレジスト装置43へと搬送され、裏面についても同様に画像の転写、定着がなされて出力される。
尚、用紙収容カセット30以外の用紙収容カセット31〜33に収容された用紙Pも、同様の機能を有する用紙供給機構35〜37により送り出され、用紙搬送路47を経由してレジスト装置43まで搬送され、同様に画像形成がなされる。
ここで、本実施の形態では、画像形成装置本体20の右側面29側には後処理装置48が装着されており、定着装置27を経て出力された用紙Pに対してステープル処理やソート処理等を行っている。このように、本実施の形態における画像形成装置では右側面は後処理装置が外付けされており、右側面に大量給紙装置を外付けできる余裕が全くない。従って、用紙搬送路47が右側面に存在していてもその搬送路を利用することが困難である。
【0019】
図3は本発明が適用される画像形成装置において、外部供給装置である大量給紙装置(HCF)60及び記録材搬送装置であるトランスポート90を接続した状態を示す概略構成図である。
同図において、大量給紙装置(HCF)60は、画像形成装置本体20の左側面28に外付けで取り付けられ、トランスポート90は画像形成装置本体20に内装されていた用紙収容カセット30の位置に取り付けられたものである。即ち、本実施の形態では、図2に示した画像形成装置本体20から左側面28のカバー(図示せず)、用紙収容カセット30及び用紙供給機構34を取り外し、図3に示す大量給紙装置60を接続部89により画像形成装置本体20に接続し、トランスポート90を一対のレール部材49に固定している。また、搬送経路部を開口させた左側面28の改造カバー(図示せず)およびハーネス(図示せず)が接続され、図2に示す画像形成装置本体20における大量給紙装置60及びトランスポート90の置き換えが完了する。
【0020】
この大量給紙装置(HCF)60は、図3に示すように、一対のレール部材62により支持されて大量給紙装置60の本体から引き抜き又は装着可能なトレイ61を有し、このトレイ61の引き抜き及び装着はトレイインセンサ77により検出される。このトレイ61には用紙Pを積載し上下動が可能である昇降台(ボトムプレート)63が配置され、この昇降台63はワイヤ64によりプーリ65を介し、巻上げシャフト67を回転させるリフトアップモータ66により引き上げられる。また、巻上げシャフト67にはブレーキ68が接続されている。ここで、リフトアップモータ66が回転すると巻上げシャフト67が回転し、ワイヤ64を巻き取り、昇降台63を上昇させる。一方、トレイ61を引き抜くと、リフトアップモータ66と巻上げシャフト67とのカップリング(図示せず)が外れて昇降台63は自然落下するが、ブレーキ68が作用することで一気に落ちることがないように構成されている。
【0021】
また、符号71は用紙Pを送り出すための引込ロール(Nudger Roll)であり、後述する供給ロール(Feed Roll)72の中心を支点としてブラケット74を介して上下動するように構成され、ナジャーソレノイド82のON(給電)により用紙表面に落下し用紙を送り出す機能を有する。また、符号75は用紙の高さが基準値にあることを検知するためのトレイレベルセンサであり、ブラケット74の一部が引込ロール71の上下に追従してこのトレイレベルセンサ75をON/OFFすることで用紙高さを検知するように構成されている。また、72は用紙Pの搬送方向に回転する供給ロール(Feed Roll)であり、停止または搬送方向と逆方向に回転する捌きロール(Retard Roll)73と共に、引込ロール71から送り出された用紙Pを捌き、1枚だけを下流側に搬送するように構成されている。また、76はHCF送出ロール(HCF Take away Roll)であり、連続して送り出すために捌かれて搬送された用紙Pを一旦停止させると共に、タイミングを待ってトランスポート90へと送出している。更に、符号69は大量給紙装置60の各ロールの回転駆動及び停止を実行するHCFモータ、符号70は引込ロール71及び供給ロール72にHCFモータ69の回転力を伝達するHCFフィードクラッチである。
【0022】
また更に、符号78は昇降台63に載置された用紙Pのサイズを検知するサイズセンサである。また、79はトレイ61内に用紙Pが有ることを検知するノーペーパーセンサであり、昇降台63の上昇が完了し用紙Pを搬送できる所謂READY状態となった時に、ノーペーパーセンサ79がON(受光)であればトレイ61内に用紙Pが存在すると検知するように構成されている。更に、80はHCFプレフィードセンサであり、供給された用紙を検知し、ナジャーソレノイド82の無給電トリガとなっている。また、81はフィードアウトセンサであり、供給された用紙の到達を検知し、この検知信号がHCFモータ69及びHCFフィードクラッチ70を停止させるトリガとなっている。更に、大量給紙装置60の上部カバーの開閉を検知するインターロックスイッチ83が具備されており、ジャム除去等により用紙搬送路が開放された後に、カバーが閉じられたか否かを検知し、ユーザに対する安全性を確保している。
尚、符号100は制御部であり、上記各種センサからの信号を受けて大量給紙装置60の動き及び用紙搬送を制御するとともに、後述するトランスポート90の動き及びトランスポート90内の用紙搬送を制御している。更に、前述した本体側の制御部40に対して各種信号を送出するように構成されている。
【0023】
次に、トランスポート90の構成について説明する。
図3において、符号91はトランスポートモータであり、トランスポート90にて用紙Pを搬送する第1搬送ロール92と第2搬送ロール93の駆動および停止を制御部100の指示により実行している。本実施の形態では、第1搬送ロール92を430mm/secと300mm/secの正転2速、第2搬送ロール93を430mm/secの正転1速にて回転できるように構成されている。この430mm/secの高速は大量給紙装置60の搬送スピードに追従させ、300mm/secの低速は画像形成装置本体20の搬送スピードに追従させている。このように高速と低速をトランスポート部で切り替えることにより、大量給紙装置60における用紙搬送の生産性を高めることが可能であると同時に画像形成装置本体20のプロセススピードに一致した用紙搬送が実現できる。
また、このトランスポート90は複数のシュートにより画像形成装置本体20への中継搬送路を形成している。この複数のシュートの中でシュートカバー94及び95は、トランスポート90がレール部材49を用いて引き抜かれた際に図のWa方向及びWb方向へ開口できるように構成されており、スタート時に用紙サイズが異なっていた場合や紙詰まり(JAM)を生じた場合等にトランスポート90における用紙Pを容易に除去できるように配慮されている。
【0024】
そして、符号96は用紙搬送時において第1搬送ロール92にトランスポートモータ91の回転力を伝達するためのトランスポートクラッチ、97は給紙された用紙Pを検知してトランスポートモータ91の起動トリガとするためのトランスポートインセンサ、98は給紙された用紙Pを検知してトランスポートクラッチ96の起動トリガとするためのトランスポートセンサである。更に、符号87は第1プレフィードセンサであり、給紙された用紙がこのセンサに到達したことを検知し、トランスポートモータ91及びトランスポートクラッチ96の停止トリガとしている。尚、符号88は第1フィードアウトセンサであり、このセンサは画像形成装置本体20の基準センサであると共に、このセンサ出力は、一旦停止していた後続の用紙Pを搬送させるべくHCF送出ロール76の起動トリガに用いられている。
尚、本実施の形態で用いられるトランスポート90の引き出し幅は約310mmであり、A4サイズ標準用紙の長手297mmよりも広くなっている。本実施の形態では、大量給紙装置60にて給紙可能な用紙サイズはA4サイズであり、その長手方向を搬送方向としてセットすることを可能としている。本実施の形態では、このように供給される用紙の搬送方向長さよりもトランスポートの引き出し幅を長くすることで、後述するように事前に搬送(プレフィード)された用紙を取り除く際、トランスポートを引き抜いてその用紙を引き千切ることがないように配慮されている。そのため、本実施の形態では、トランスポート90を置き換える前の用紙収容カセット30における収容可能用紙サイズに一致させる形で、大量給紙装置60にて収容可能な用紙サイズを決定している。
尚、このトランスポート90にはトランスポートモータ91と電源を接続しているドロワーコネクタ(図示せず)が設けられ、トランスポート90が本体から引き抜かれたときに抜けることでモータと電源との接続を断ち、トランスポート90をセットすることによりモータと電源が接続されるように構成され、ユーザに対する安全性を確保している。
【0025】
次に、制御部100による駆動制御動作について図4〜図7に示すフローチャートを用いて説明する。
図4は、電源投入時の動作を説明するためのフローチャートである。
電源がONされると、前述したトランスポート90のドロワーコネクタ(図示せず)と大量給紙装置(HCF)60のインターロックスイッチ83がONか否かを確認する(S111)。これらがONでないときは警告表示を行って (S112)、ユーザにトランスポート90の挿入と上部カバーを閉じることを促している。
尚、ここで説明する警告表示は、大量給紙装置(HCF)60自身にコントロールパネル等の表示部を有している場合にはその表示部にて、また、画像形成装置本体20の表示部、また、場合によっては遠隔にあるパソコン等の表示部にて表示できるようにしても問題はない。以下に説明する警告表示も同様である。
S111にてドロワーコネクタとインターロックスイッチ( HCF I/L )83がONの場合には、トレイインセンサ(HCF Tray IN)77及びサイズセンサ78によるサイズ検知がONか否かを確認する(S113)。これらがONでないときは警告表示を行い(S114)、ユーザに対し大量給紙装置60におけるトレイ61の挿入を促している。
S113にてトレイインセンサ77及びサイズセンサ78がONのときには、トレイレベルセンサ( Level SNR )75がONか否かを確認する(S115)。このトレイレベルセンサ75がOFFの場合には引込ロール(Nudger Roll)71が落ち過ぎて用紙Pの高さが基準値に達していない状態であり、この場合にはリフトアップモータ66を回転させて昇降台(ボトムプレート)63を上昇させる(S116)。
【0026】
S115にてトレイレベルセンサ75がON、又はS116にてリフトアップを実施した後、次にノーペーパーセンサ( NO PAPER SNR )79がONか否かを確認し、用紙Pの存在を確認する(S117)。このノーペーパーセンサ79がOFFの場合には、トランスポート90の下流側にある第1プレフィードセンサ(♯ 1 Pre Feed SNR )87の状態を確認し (S118)、これがONであれば、少なくとも1枚の用紙Pは存在しており1回は画像形成できると判断し、後述する用紙判定フローへと移る。S118にて第1プレフィードセンサ87がOFFの場合には、ユーザに対して警告表示をすると共に用紙が存在しないこと(NO PAPER)を通知し、第1プレフィードセンサ87がONになるまで用紙補給を促す(S119)。
S117にてノーペーパーセンサ79がONであればトランスポート90の下流側にある第1プレフィードセンサ87がONか否かを確認する(S120)。ONであれば後述する用紙判定フローへ移り、ONでなければ大量給紙装置60から用紙Pを供給し (S121)、準備完了の状態(READY状態)となる。
【0027】
図5は、大量給紙装置60におけるトレイ61を出し入れしたときのイニシャルチェックを行う動作フローチャートである。
まず、トランスポート90のドロワーコネクタ(図示せず)と大量給紙装置(HCF)60のインターロックスイッチ83がONか否かを確認する(S131)。これらがONでないときは警告表示を行い(S132)、ユーザにトランスポート90の挿入と大量給紙装置60の上部カバーを閉じることを促す。
S131にてドロワーコネクタとインターロックスイッチ83がONの場合には、トレイレベルセンサ75がONか否かを確認する(S133)。このトレイレベルセンサ75がOFFの場合には用紙Pの高さが基準値に達していない状態であり、この場合にはリフトアップモータ66を回転させて昇降台(ボトムプレート)63を上昇させる(S134)。
S133にてトレイレベルセンサ75がON、又はS134にてリフトアップを実施した後、次にノーペーパーセンサ79がONか否かを確認し、用紙Pの存在を確認する(S135)。このノーペーパーセンサ79がOFFの場合には、トランスポート90の下流側にある第1プレフィードセンサ87の状態を確認し (S136)、これがONであれば1回は画像形成できると判断して後述する用紙判定フローへと移る。S136にて第1プレフィードセンサ87がOFFの場合には、ユーザに対して警告表示をすると共に用紙が存在しないこと(NO PAPER)を通知し(S137)、第1プレフィードセンサ87がONになるまで用紙補給を促す。
S135にてノーペーパーセンサ79がONであればトランスポート90の下流側にある第1プレフィードセンサ87がONか否かを確認する(S138)。ONであれば後述する用紙判定フローへ移り、ONでなければ大量給紙装置60から用紙Pを供給し (S139)、準備完了(READY)状態となる。
【0028】
図6は、制御部100における用紙判定動作を示すフローチャートであり、図4及び図5にて電源投入時及びトレイ61を出し入れ時のイニシャルチェックが行われた後に、この用紙判定動作が行われる。
尚、本実施の形態では、後述するように、画像形成装置本体20をセットすると自動的にトランスポート90へ用紙Pを搬送し、その後、準備完了(READY)状態としている。そのために、ここで示すような用紙判定動作が必要となる。
【0029】
まず、電源投入時及びトレイ61を出し入れ時に、以前の用紙サイズと今回の用紙サイズとが一致しているか否かを確認する(S141)。この確認により一致している場合、本実施の形態ではそのまま用紙Pを画像形成部22へ供給するのではなく、一旦、ユーザに対してメッセージ表示とブザーを鳴らして確認を促している(S142)。これは、用紙サイズが一致している場合でも例えば普通紙とOHP用紙、普通紙と色紙等、紙質や紙種が変更される可能性があることを考慮し、以前の用紙と同じかどうかを確認するメッセージを大量給紙装置60の図示しないコントロールパネル(UI)上に表示すると同時に、ブザーを鳴らすように構成したものである。ユーザは、大量給紙装置60に用紙をセットしたらそれを出したいと要求するのが一般的であり、本実施の形態によれば、かかるユーザの欲求に逆らうことなく、無駄のない給紙が可能となる。
また、ブザーの解除は図示しないリセットスイッチを押すことにより解除でき(S143)、その後、大量給紙装置60からの給紙を開始し (S144)、READY状態となる。
尚、図6の一点鎖線で示すように、S142及びS143をバイパスし、S141にて用紙サイズが同じ場合には、そのままS144の給紙開始となるように構成することも可能である。この場合、ユーザの欲求に必ずしも一致はしないが、煩わしい操作を簡略化させることができる点で優れている。
【0030】
一方、S141により以前の用紙サイズと今回の用紙サイズが不一致の場合であっても、本実施の形態では大量給紙装置60から用紙が事前供給(プレフィード:Pre Feed)されることから、トランスポート90上に以前のサイズからなる用紙がそのまま残っている場合がある。そこで、用紙サイズが不一致の場合には警告表示をすると共にブザーを鳴らし、ユーザに注意を促す(S145)。
このブザーは、トランスポート90上の用紙が取り除かれ、第1プレフィードセンサ87がOFFしたことにより解除され(S146)、その後、大量給紙装置60からの給紙を開始し (S144)、READY状態となる。
【0031】
図7は、トランスポート90の出し入れ時における動作について説明するためのフローチャートである。本実施の形態では、大量給紙装置60には用紙Pが間違いなく存在しており、一方でトランスポート90には用紙が存在しない状態を準備完了(READY)状態としており、以下にその判定の流れを説明する。
トランスポート90が画像形成装置本体20にセットされた状態(ドロワーON)において、大量給紙装置60におけるインターロックスイッチ83およびトレイインセンサ77がONか否かを確認する(S151)。これらがONでないときは警告表示を行い(S152)、ユーザにトレイ61の挿入と上部カバーを閉じることを促す。
S151にてインターロックスイッチ83およびトレイインセンサ77がONの場合には、トレイレベルセンサ75がONか否かを確認する(S153)。このトレイレベルセンサ75がOFFの場合には用紙Pの高さが基準値に達していない状態であり、この場合にはリフトアップモータ66を回転させて昇降台63を上昇させる(S154)。
S153にてトレイレベルセンサ75がON、又はS154にてリフトアップを実施した後、次にノーペーパーセンサ79がONか否かを確認し、用紙Pの存在を確認する(S155)。このノーペーパーセンサ79がONであればトランスポート90の下流側にある第1プレフィードセンサ87がONか否かを確認する(S156)。この状態にて第1プレフィードセンサ87がONであるということは、大量給紙装置60には用紙Pが存在したままトランスポート90がドロワーOFFからドロワーONへと変わり(引き抜き挿入され)、その際に用紙Pがトランスポート90上に存在することになる。この場合にはその用紙Pは正しい位置にセットされ続けているとは限らないことから、用紙を取り除くように警告を表示する(S157)。
一方、S156にて第1プレフィードセンサ87がOFFであれば、トランスポート90がドロワーOFFからドロワーONへと変わった後(引き抜き挿入された後)に用紙Pが存在せず、用紙搬送に支障をきたす可能性がないことから、給紙を開始して(S158)READY状態となる。
【0032】
また、S155にてノーペーパーセンサ79がOFFの場合には、トランスポート90の下流側にある第1プレフィードセンサ87の状態を確認し (S159)、これがONであればトランスポート90上に用紙Pが残った状態であり、このときトランスポート90がドロワーOFFからドロワーONへと変わっているため用紙のセットが正しくない場合を考慮して用紙を取り除くように警告を表示する(S157)。一方、S159にて第1プレフィードセンサ87がOFFの場合には、ユーザに対して警告表示をすると共に用紙が存在しないこと(NOPAPER)を通知する(S160)。
【0033】
次に、本実施の形態における用紙搬送動作の概要を説明する。
本実施の形態では、前述のとおり、画像形成装置本体20における従前の用紙収容カセット30を取り除き、トランスポート90の置き換えと大量給紙装置60の取り付けをおこなっている。そのため、本実施の形態では、トランスポート90の第1搬送ロール92を、取り外し以前の用紙供給機構34における引込ロール38と仮想し、まるで給紙トレイに常時用紙が存在するがごとく、常に第1プレフィードセンサ87上に用紙があると見せかけることによって、画像形成装置本体20の制御部40ではなく大量給紙装置60における制御部100の管理下において用紙Pの搬送を可能としている。即ち、大量給紙装置60をセットすることにより自動的にトランスポート90へ用紙Pを1枚送り込んで(プレフィードで)READY状態とし、画像形成装置本体20の制御部40からの給紙信号により、このトランスポート90へ搬送されている用紙Pを画像形成部22へと搬送するようにしている。これにより、画像形成装置本体20の制御部40は何ら変更することはなく、新たに独立して開発された大量給紙装置60の制御部100にて画像形成装置本体20への用紙搬送を可能としている。
【0034】
まず、大量給紙装置60の制御部100から給紙(FEED)要求信号を受けると、HCFモータ69を駆動し、HCFフィードクラッチ70とナジャーソレノイド82をONさせる。これにより引込ロール(Nudger Roll)71は用紙Pを給紙する。給紙された用紙Pは供給ロール(Feed Roll)72および捌きロール(Retard Roll)73により1枚に捌かれ、HCFプレフィードセンサ80およびフィードアウトセンサ81に検知された後、HCF送出ロール(HCF Take away Roll)76を経てトランスポート90へと搬送される。尚、このHCFプレフィードセンサ80およびフィードアウトセンサ81の検知信号がトリガとなって、ナジャーソレノイド82のOFFや、HCFモータ69及びHCFフィードクラッチ70のOFF等が制御部100によって制御される。
制御部100は、トランスポート90にて、搬送された用紙Pがトランスポートインセンサ97をONした後、トランスポートモータ91を大量給紙装置60の搬送スピードに合わせて430mm/secで起動する。第2搬送ロール93を経てトランスポートセンサ98をONすると、その信号をトリガとしてトランスポートクラッチ96がONされる。次に、用紙Pが第1プレフィードセンサ87をONした後、所定時間後にトランスポートモータ91およびトランスポートクラッチ96を停止させ、用紙Pを停止させる。これにより、大量給紙装置60からトランスポート90への所謂プレフィードが完了し、トランスポートはREADY状態となり、READY信号を画像形成装置本体20の制御部40へと送出する。
【0035】
その後、画像形成装置本体20の制御部40からFEED信号、即ち、トランスポート90への交換前の用紙収容カセット30におけるフィードモータのON信号を受ける。このFEED信号を受けると同時にトランスポートクラッチ96及びトランスポートモータ91を、画像形成装置本体20の用紙搬送速度である300mm/secで起動し、停止していた用紙Pを画像形成部22へ向けて搬送する。その後、画像形成装置本体20の制御部40からFEED停止信号を受けてトランスポートクラッチ96及びトランスポートモータ91をOFFにする。尚、トランスポート90の用紙Pが送り出されたとき、大量給紙装置60のHCF送出ロール(HCF Take away Roll)76にて一旦停止していた次の用紙は、そのタイミングを合わせてトランスポート90へと搬送され、上述と同様にプレフィードを完了させる。
【0036】
以上のように、本実施の形態によれば、画像形成装置本体20の用紙収容カセット30に置き換えてトランスポート90を配置し、外付けで大量給紙装置60を接続させることにより、画像形成装置本体20の改造を極力少なくし、例えば制御部40のROM等を改造せずに大量給紙装置への置き換えを可能としている。
尚、大量給紙装置60の用紙残量について、画像形成装置本体20の図示しないコントロールパネルに表示できることが望ましいが、制御部40のROM等の改造なしにそのまま大量給紙装置60の用紙残量を表示することが必要となる。そこで、本実施の形態では、大量給紙装置60の許容収容枚数(3600枚)からの残量を、全体からの比の形で画像形成装置本体20のコントロールパネルに表示している。これにより、置き換え以前の用紙収容カセット30の残量表示と同等に表示することが可能となり、改造後であっても改造前と同様に用紙残量表示を使用することが可能となる。
【0037】
尚、本実施の形態では、画像形成装置本体20における最上段の用紙収容カセット30をトランスポート90と置き換えて大量給紙装置60を外付けさせていたが、外付けさせる大量給紙装置の構造上、堆積した用紙の下から給紙する方式である場合には、最下段の用紙収容カセット33をトランスポートに置き換えることも可能である。この場合には最下段の用紙収容カセット33の寸法に合わせてトランスポートを設計し、最下段の用紙収容カセット33における用紙供給機構37の搬送タイミングに合わせて用紙を供給するようにすれば良い。
また、最上段、最下段に限らず、所定の位置にある用紙収容カセットと置き換えてトランスポートを配置することも可能である。この場合には、外付けされる大量給紙装置の構造、高さ等に自由度を持たせることが可能となり、画像形成装置本体20とは別個独立に、自由な形で大量給紙装置を設計することができる。
【0038】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、記録材搬送装置を記録材供給部と置き換えて画像形成装置本体に内装することで、画像形成装置本体における記録材搬送路を有していない側であっても外部供給装置を外付けすることが可能になると共に、スペースを最小化でき、更に制御部等を含めた改造箇所を少なくすることができる。
特に、記録材搬送装置が、中継搬送路と中継搬送機構とを具備し、記録材供給部における記録材供給機構を取り外して内装されるように構成すれば、既に捌かれた記録材を記録材供給機構にて再度捌くことがなくなり、装置の信頼性を高く維持することができる点で有効である。
また、記録材搬送装置の記録材搬送方向における長さが、外部供給装置から供給される記録材の搬送方向長さよりも大きくするように構成すれば、例えば中継搬送路に記録材が予め送り込まれた正常状態にて記録材搬送装置を引き抜かれた場合であっても記録材が切れる状態を防ぐことが可能となる。
更に、記録材搬送装置が、外部供給装置の記録材供給方式が上部供給方式の場合には上部に位置する記録材供給部と置き換え、外部供給装置の記録材供給方式が下部供給方式の場合には下部に位置する記録材供給部と置き換えるように構成すれば、画像形成装置本体の既存の搬送経路を最大限に生かして外部供給装置からの円滑な記録材搬送を実現できる点で優れている。
更にまた、外部供給装置から記録材搬送部へと記録材を 1 枚送り込んだ後に準備完了状態に設定する制御部を具備するようにすれば、例えば、画像形成装置本体の制御部は外部供給装置の存在を認識していない状態であっても、外部供給装置の制御部の準備完了信号により記録材搬送部に送り込まれた記録材を、擬似的に従前の記録材供給部から供給されたものとして認識し、画像形成部へと搬送することができるので、この点に関して画像形成装置本体の制御部を外部供給装置の接続時に変更する必要性がなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (a)、(b)は本発明に係る画像形成装置の概要を示す説明図である。
【図2】 実施の形態1に係る大量給紙装置60およびトランスポート90を接続する前の画像形成装置の概要を示す説明図である。
【図3】 実施の形態1に係る大量給紙装置60およびトランスポート90を接続した後の画像形成装置の概要を示す説明図である。
【図4】 電源投入時の動作を説明するためのフローチャートである。
【図5】 大量給紙装置60におけるトレイ61を出し入れしたときのイニシャルチェックを行う動作フローチャートである。
【図6】 制御部100における用紙判定動作を示すフローチャートである。
【図7】 トランスポート90の出し入れ時における動作について説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
P…記録材(用紙)、1…画像形成装置本体、2…記録材供給部、
3…画像形成部、4…外部供給装置、5…記録材搬送装置(部)、6…中継搬送路、
7…中継搬送機構、8…記録材供給機構、9…引出し構造、
10…記録材供給部、11…制御部、28…左側面、29…右側面、
30,31,32,33…用紙収容カセット、
34,35,36,37…用紙供給機構(Feeder Assy)、
38…引込ロール(Nudger Roll)、39…捌き機構(Retard Assy)、
40…制御部、49…レール部材、60…大量給紙装置、61…トレイ、
62…レール部材、63…昇降台(ボトムプレート)、64…ワイヤ、
65…プーリ、66…リフトアップモータ、67…巻上げシャフト、
69…HCFモータ、70…HCFフィードクラッチ、
71…引込ロール(Nudger Roll)、72…供給ロール(Feed Roll)、
73…捌きロール(Retard Roll)、74…ブラケット、
75…トレイレベルセンサ、76…HCF送出ロール(HCF Take away Roll)、
87…第1プレフィードセンサ、88…第1フィードアウトセンサ、
89…接続部、90…トランスポート、91…トランスポートモータ、
92…第1搬送ロール、93…第2搬送ロール、94,95…シュートカバー、
100…制御部
Claims (7)
- 内装される記録材供給部から記録材を供給し、内装される画像形成部にて当該記録材に対して画像を形成する画像形成装置本体と、
前記画像形成装置本体に対して外付けで取り付けられ、当該画像形成装置本体に対して記録材を供給する外部供給装置と、
内装される前記記録材供給部と置き換えて前記画像形成装置本体に内装されると共に、前記外部供給装置から供給される記録材を前記画像形成部に向けて搬送する記録材搬送装置とを備え、
前記記録材搬送装置は、中継搬送路と中継搬送機構とを具備し、前記記録材供給部における記録材供給機構を取り外して内装されることを特徴とする画像形成装置。 - 前記外部供給装置は、前記記録材搬送装置に対して記録材を1枚ずつ供給することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
- 前記記録材搬送装置は、置き換え以前に内装されていた前記記録材供給部における引出し構造を用いて前記画像形成装置本体に対し出し入れ自在に支持されることを特徴とする請求項1又は2何れか1項記載の画像形成装置。
- 内装される記録材供給部から記録材を供給し、内装される画像形成部にて当該記録材に対して画像を形成する画像形成装置本体と、
前記画像形成装置本体に対して外付けで取り付けられ、当該画像形成装置本体に対して記録材を供給する外部供給装置と、
内装される前記記録材供給部と置き換えて前記画像形成装置本体に内装されると共に、前記外部供給装置から供給される記録材を前記画像形成部に向けて搬送する記録材搬送装置とを備え、
前記記録材搬送装置の記録材搬送方向における長さは、前記外部供給装置から供給される記録材の搬送方向長さよりも大きいことを特徴とする請求項1乃至3何れか1項記載の画像形成装置。 - 内装される記録材供給部から記録材を供給し、内装される画像形成部にて当該記録材に対して画像を形成する画像形成装置本体と、
前記画像形成装置本体に対して外付けで取り付けられ、当該画像形成装置本体に対して記録材を供給する外部供給装置と、
内装される前記記録材供給部と置き換えて前記画像形成装置本体に内装されると共に、前記外部供給装置から供給される記録材を前記画像形成部に向けて搬送する記録材搬送装置とを備え、
前記記録材搬送装置は、前記外部供給装置の記録材供給方式が上部供給方式の場合には上部に位置する記録材供給部と置き換え、前記外部供給装置の記録材供給方式が下部供給方式の場合には下部に位置する記録材供給部と置き換えることを特徴とする請求項1乃至4何れか1項記載の画像形成装置。 - 準備完了状態にて記録材を供給し、搬送された当該記録材に対して内装された画像形成部により画像を形成する画像形成装置本体と、
前記画像形成装置本体に対して外付けで取り付けられ、当該画像形成装置本体に対して記録材を供給する外部供給装置と、
前記画像形成装置本体に内装されると共に前記外部供給装置から供給された記録材を前記画像形成部に向けて搬送する記録材搬送部と、
前記外部供給装置から前記記録材搬送部へと記録材を1枚送り込んだ後に準備完了状態に設定する制御部とを具備することを特徴とする画像形成装置。 - 前記記録材搬送部は中継搬送路と中継搬送機構とを具備し、前記画像形成装置本体からの記録材供給信号を受けて前記記録材搬送部における前記中継搬送機構が駆動することを特徴とする請求項6記載の画像形成装置。
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