JP3736414B2 - 車両用燃料装置及び燃料充填設備並びに燃料充填システム - Google Patents

車両用燃料装置及び燃料充填設備並びに燃料充填システム Download PDF

Info

Publication number
JP3736414B2
JP3736414B2 JP2001305546A JP2001305546A JP3736414B2 JP 3736414 B2 JP3736414 B2 JP 3736414B2 JP 2001305546 A JP2001305546 A JP 2001305546A JP 2001305546 A JP2001305546 A JP 2001305546A JP 3736414 B2 JP3736414 B2 JP 3736414B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fuel
filling
vehicle
valve
fuel filling
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2001305546A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2003104498A (ja
Inventor
隆一 井戸口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP2001305546A priority Critical patent/JP3736414B2/ja
Publication of JP2003104498A publication Critical patent/JP2003104498A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3736414B2 publication Critical patent/JP3736414B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、燃料を車両と燃料充填設備との間で移送する際の操作性及び安全性を向上させた車両用燃料装置及び燃料充填設備並びに燃料充填システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、燃料や引火性の流体等をホースで移送する際に、静電気スパークによる引火を防止するため、アース線を接続して接地を行うことが知られている。例えば、特開平9−142589号公報には、タンクローリー車のアース接続装置が開示されている。この従来技術によれば、ローリー車側コネクタと車体の間にはアース線が布設される。ローリー車側コネクタのアース電極は、給油所側コネクタのアース電極に接続されることにより、ローリー車の車体が接地される。これにより、ローリー車から給油所の地下タンクに荷卸しする際の静電気発生が防止される。
【0003】
同様に、水素を燃料とする水素エンジン車両や燃料電池車両に水素充填設備から水素を充填する際にも接地が必要となり、従来の方法では燃料ホースの接続とは別にアース線の接続を行っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、水素を車両に供給する場合、燃料充填コネクタの他に、接地のための専用の配線に加えて、車両側から燃料供給設備側に、燃料供給制御を行うための圧力や温度などの状態信号をやり取りするための電気信号コネクタが必要となり、その結果、充填作業時に電気信号コネクタ、充填コネクタと複数のコネクタを作業者が繋ぐことを要求され、コスト向上となる上、同時に接続箇所が増えることで、接続忘れ、接続不良などが発生する恐れがあるという問題点があった。
【0005】
また、燃料充填ラインの供給制御には逆止弁を用いる場合が一般的であり、燃料遮断に関しては設備側が独立して制御しているため、車両側から行おうとする場合には、特別な制御回路と配線が必要となっていた。同時に、設備故障については、設備側の履歴でしか判断できなかった。
【0006】
以上の問題点に鑑み本発明の目的は、燃料充填時の車両と燃料充填設備との間の接続作業を簡単化して、作業効率を高めることができる車両用燃料装置及び燃料充填設備並びに燃料充填システムを提供することである。
【0007】
また本発明の目的は、燃料供給時に確実に接地され、安全性が確保される車両用燃料装置及び燃料充填設備並びに燃料充填システムを提供することである。
【0008】
さらに本発明の目的は、燃料供給時に異常な状態が検出されたとき、確実に燃料遮断を行って、不適切な燃料供給を防止することができる燃料充填システムを提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、上記目的を達成するために、車両外部の燃料充填設備から燃料充填ラインを介して供給される燃料を車両に搭載された燃料容器に充填する車両用燃料装置において、前記燃料充填設備と前記車両との間にアース線及び信号を接続するための車両側の電気信号コネクタと、前記燃料充填ラインが接続される車両側の燃料レセプタクルとを一体化し、前記電気信号コネクタを介して前記車両用燃料装置と前記燃料充填設備との間にアース線の接続が確立されると開状態とすることができる電磁遮断弁を前記燃料レセプタクルと前記燃料容器との間に備え、前記信号に基づいて異常が判定された場合には、前記電磁遮断弁を閉じるように制御するか、或いは前記燃料充填設備に設けられた電磁遮断弁を閉じるための制御信号を送出するかの少なくとも一方を行うことを要旨とする。
【0012】
請求項記載の発明は、上記目的を達成するために、車両に設けられた車両用燃料装置に燃料充填ラインを介して燃料を充填する燃料充填設備において、該燃料充填設備と前記車両用燃料装置との間にアース線及び信号を接続するための通信ラインと、前記燃料充填ラインとを一体化するとともに、前記通信ラインの先端部に設けられた電気信号コネクタと、前記燃料充填ラインの先端部に設けられた充填ノズルとを一体化し、前記電気信号コネクタを介して前記車両用燃料装置と前記燃料充填設備との間にアース線の接続が確立されると開状態とすることができる電磁遮断弁を備え、前記信号に基づいて異常が判定された場合には、前記電磁遮断弁を閉じるように制御するか、或いは前記車両用燃料装置に設けられた電磁遮断弁を閉じるための制御信号を送出するかの少なくとも一方を行うことを要旨とする。
【0015】
請求項記載の発明は、上記目的を達成するために、請求項1記載の車両用燃料装置と請求項2記載の燃料充填設備とを備えた燃料充填システムであって、前記信号に基づいて異常が判定された場合には、前記車両用燃料装置の電磁遮断弁または前記燃料充填設備の電磁遮断弁、あるいは双方の電磁遮断弁を閉じるように制御することを要旨とする。
【0016】
請求項記載の発明は、上記目的を達成するために、請求項1記載の車両用燃料装置と請求項2記載の燃料充填設備とを備えた燃料充填システムであって、前記車両用燃料装置と、前記燃料充填設備との双方にそれぞれコントローラを備え、一方のコントローラで異常が判定された場合には、他方のコントローラで燃料充填制御を行い、他方のコントローラでも異常が判定された場合には、前記車両用燃料装置の電磁遮断弁または前記燃料充填設備の電磁遮断弁、あるいは双方の電磁遮断弁を閉じるように制御することを要旨とする。
【0018】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、車両外部の燃料充填設備から燃料充填ラインを介して供給される燃料を車両に搭載された燃料容器に充填する車両用燃料装置において、前記燃料充填設備と前記車両との間にアース線及び信号を接続するための車両側の電気信号コネクタと、前記燃料充填ラインが接続される車両側の燃料レセプタクルとを一体化し、前記電気信号コネクタを介して前記車両と前記燃料供給設備との間にアース線の接続が確立されると開状態とすることができる電磁遮断弁を前記燃料レセプタクルと前記燃料容器との間に備えるようにしたので、燃料充填時には確実にアース線が接続され接地が確立され、前記信号に基づいて異常が判定された場合には、前記電磁遮断弁を閉じるように制御するか、或いは前記燃料充填設備に設けられた電磁遮断弁を閉じるための制御信号を送出するかの少なくとも一方を行うようにしたので、燃料充填時に異常な状態が発生した場合には、電磁遮断弁を閉じて確実に燃料充填を中止することができるので、不適切な状態で燃料が車両に供給されることを確実に防止することができるという効果がある。
【0021】
請求項記載の発明によれば、車両に設けられた車両用燃料装置に燃料充填ラインを介して燃料を充填する燃料充填設備において、該燃料充填設備と前記車両用燃料装置との間にアース線及び信号を接続するための通信ラインと、前記燃料充填ラインとを一体化するとともに、前記通信ラインの先端部に設けられた電気信号コネクタと、前記燃料充填ラインの先端部に設けられた充填ノズルとを一体化し、前記電気信号コネクタを介して前記車両と前記燃料供給設備との間にアース線の接続が確立されると開状態とすることができる電磁遮断弁を前記燃料充填ラインに備え、前記信号に基づいて異常が判定された場合には、前記電磁遮断弁を閉じるように制御するか、或いは前記車両用燃料装置に設けられた電磁遮断弁を閉じるための制御信号を送出するかの少なくとも一方を行うようにしたので、燃料充填時に異常な状態が発生した場合には、電磁遮断弁を閉じて確実に燃料充填を中止することができるので、不適切な状態で燃料が車両に供給されることを確実に防止することができるという効果がある。
【0024】
請求項載の発明によれば、請求項1記載の車両用燃料装置と請求項2記載の燃料充填設備とを備えた燃料充填システムであって、前記信号に基づいて異常が判定された場合には、前記車両用燃料装置の電磁遮断弁または前記燃料充填設備の電磁遮断弁、あるいは双方の電磁遮断弁を閉じるように制御するようにしたので、燃料充填時に異常な状態が発生した場合には、電磁遮断弁を閉じて確実に燃料充填を中止することができるので、不適切な状態で燃料が車両に供給されることを確実に防止することができるという効果がある。
【0025】
請求項記載の発明によれば、請求項1記載の車両用燃料装置と請求項2記載の燃料充填設備とを備えた燃料充填システムであって、前記車両用燃料装置と、前記燃料充填設備との双方にそれぞれコントローラを備え、一方のコントローラで異常が判定された場合には、他方のコントローラで燃料充填制御を行い、他方のコントローラでも異常が判定された場合には、前記車両用燃料装置の電磁遮断弁または前記燃料充填設備の電磁遮断弁、あるいは双方の電磁遮断弁を閉じるように制御するので、車両側コントローラと設備側コントローラの比較により、コントローラの異常か、燃料状態の異常かを確実に判定し、一方のコントローラの異常時には他方のコントローラで燃料充填を行えるので、必要以上に燃料充填が中止されることを防止することができるという効果がある。
【0027】
【発明の実施の形態】
次に、図面を参照して、本発明の実施の形態を詳細に説明する。
以下の実施形態では、特に限定されないが高圧水素ガスを燃料とする燃料電池車両の車両用燃料装置及び燃料充填設備並びに燃料充填システムについて説明する。また、説明の簡単化のために、車両と燃料充填設備との間で通信する状態信号は、ガス温度及びガス圧力とし、車両に搭載する燃料容器は1本とする。
【0028】
〔第1実施形態〕
図1は、本発明に係る車両用燃料装置及び燃料充填設備を用いた燃料充填システムの第1実施形態の構成を示すシステム構成図である。
図1において、燃料充填システム1は、図示しない車両に搭載された車両用燃料装置2と、車両用燃料装置2へ燃料を供給する燃料充填設備としての水素充填設備31とを備えている。
【0029】
車両用燃料装置2において、燃料容器3は、燃料としての水素ガスを高圧で貯蔵する容器である。燃料容器3には、燃料充填時の入口となる容器元弁4と、図外の燃料電池へ水素ガスを供給する供給ライン5の開閉を行う遮断弁6と、高温時に溶解して燃料容器3内のガスを放出する溶栓弁7とが設けられている。供給ライン5には、高圧水素ガスの圧力を図外の調圧弁による圧力制御可能なレベルまで低下させる減圧弁8が設けられている。
【0030】
また車体表面には、図示しない開閉可能なフューエルリッドが設けられ、フューエルリッドの内部には、燃料レセプタクル9が設けられている。燃料レセプタクル9と容器元弁4との間は、充填配管10が布設されている。充填配管10の途中には電磁制御の遮断弁(電磁遮断弁)11が設けられているとともに、燃料レセプタクル9の中には、逆止弁12が内蔵されている。
【0031】
燃料レセプタクル9は、水素充填設備31とアース線及び信号の接続を行うための電気信号コネクタ13が一体化されている。電気信号コネクタ13からは、アース線14及び状態信号線15が充填配管10に沿って容器元弁4の近傍まで引き込まれた後、充填配管10と分離して、車両用燃料装置2の制御部であるコントローラ16に接続されている。
【0032】
また、燃料容器3には、その内部圧力を検出して圧力信号を出力する圧力計17と、その内部温度を検出して温度信号を出力する温度計18とが設けられており、それぞれの信号は、コントローラ16へ入力されている。コントローラ16は、入力された圧力信号、温度信号を状態信号線15を介して、水素充填設備31へ出力できるようになっている。さらに、コントローラ16は、駆動線19を介して、遮断弁11の開閉制御を行うリレー20の駆動を行う。
【0033】
水素充填設備31は、図示しない高圧ポンプで加圧した水素を遮断弁34を介して充填配管35の先端部に設けられた充填ノズル33から車両用燃料装置2の燃料レセプタクル9へ供給可能となっている。充填配管35には、水素圧力を検出する圧力計36、温度を検出する温度計37が設けられ、それぞれ圧力信号、温度信号を水素充填設備31の制御部であるコントローラ38へ出力する。
【0034】
また、コントローラ38には、充填配管35と一体化されたアース線39及び状態信号線40のそれぞれの一端が接続され、これらの他端は、充填ノズル33と一体化された電気信号コネクタ41に接続されている。
【0035】
これにより、水素充填設備31の燃料充填ライン32の先端部に設けられた充填ノズル33が車両用燃料装置2の燃料レセプタクル9に接続されると、水素充填設備31の電気信号コネクタ41も車両用燃料装置2の電気信号コネクタ13に同時に接続され、充填配管10、35の接続と同時に、アース線14、39及び状態信号線15、40の接続が確立される。
【0036】
図2は、燃料レセプタクル9と充填ノズル33との接続の様子を模式的に示す図である。燃料レセプタクル9は、図2(a)の正面図、図2(b)の断面図に示すように、円形断面を有する充填配管10の外周部に同軸状に、アース線14、絶縁層82、状態信号線15、外被81が順次積層されたように設けられ、燃料レセプタクル9の端部は、アース線14及び状態信号線15の電気信号コネクタ13と一体化されている。そして、図示しないフューエルリッドが開かれると、車体外板80に設けられた開口部から燃料レセプタクル9が露出するようになっている。
【0037】
一方、燃料充填ライン32の先端部に設けられた充填ノズル33は、円形断面を有する充填配管35の外側に、アース線39、絶縁層47、状態信号線40、外被48が同軸状に設けられている。充填ノズル33は、それぞれアース線39、状態信号線40がバネ45、46により連結されていて、アース線39及び状態信号線40の電気信号コネクタ41と軸方向に可動なように一体化されている。
【0038】
これにより、燃料レセプタクル9と充填ノズル33とを接続すると、充填配管10と充填配管35との接続と同時に、電気信号コネクタ13と電気信号コネクタ41とが接続され、燃料充填ラインの接続と同時にアース線及び状態信号線の接続が確立されることになる。
【0039】
従って、燃料用のコネクタと電気信号用のコネクタとを別々に設ける必要も無く、簡素な構成になり、接続忘れや接続不良などのトラブルの恐れが低減している。また、図2(c)、(d)に示すように、燃料レセプタクル9と充填ノズル33との嵌合時には、構造上、先に状態信号線40と15、アース線39と14が繋がるので、充填配管接続時には確実に信号及びアースラインが繋がっているため、確実な接地ができる。
【0040】
充填配管10に設置された電磁制御の遮断弁11は、リレー20により駆動されるノーマルクローズ型である。車両用燃料装置2のコントローラ16は、アース線14とアース線39の接続で接地が確立されると起動され、駆動線19を介してリレー20を駆動することにより、遮断弁11が開かれる。
【0041】
こうして、充填ノズル33及び燃料レセプタクル9の嵌合により初めて遮断弁11は開となり、燃料充填ラインが繋がり、充填可能となる。
【0042】
図3は、第1実施形態における高圧水素充填作業の流れを説明するフローチャートである。
【0043】
まず、ステップS10において、水素充填設備31の充填ノズル33を車両用燃料装置2の燃料レセプタクル9に接続する。これと同時に車両用燃料装置2のコントローラ16は、アース線が接地されたかどうかを判定し、接地されていれば、ステップS12へ進む。接地されていなければ、充填不可として、遮断弁11の閉じた状態を保持して、終了する。
【0044】
ステップS12ではコントローラ16が起動し、ステップS13ではコントローラ16が遮断弁11のリレー20を駆動する。これにより、ステップS14で遮断弁11が開駆動され、ステップS15で充填経路が開となる。以下、充填プロセスが開始される。
【0045】
〔第2実施形態〕
次に、本発明に係る車両用燃料装置及び燃料充填設備を用いた燃料充填システムの第2実施形態を説明する。第2実施形態の構成は、図1に示した第1実施形態と同様である。第2実施形態では、第1の実施形態での充填配管10に設置された遮断弁11を駆動する信号に、温度、圧力等の状態信号を用いる点に特徴がある。本実施形態では、説明の簡略化のため、状態信号として、圧力及び温度を例にして説明する。
【0046】
圧力計17が検出したアナログ圧力検出信号、温度計18が検出したアナログ温度検出信号は、コントローラ16にそれぞれ入力される。コントローラ16は、内蔵するDSP等の素子を用いて、それぞれ圧力値、温度値に対して、反比例するパルス幅を有するPWM信号を出力する構成とする。
【0047】
図4は、アナログ圧力(温度)信号からPWM信号への変化を説明する図であり、(a)圧力(温度)とPWMのデューティとの関係を示すグラフ、(b)低圧力時のPWM信号の波形例、(c)高圧力時のPWM信号の波形例をそれぞれ示す。圧力(温度)の許容領域の下限の圧力(温度)は、デューティ100%のPWM信号に変換され、圧力(温度)の許容領域の上限の圧力(温度)は、遮断弁動作下限値のデューティを有するPWM信号に変換される。
【0048】
通常時には、PWM信号のパルス幅が遮断弁11の開条件のパルス幅以上であり、遮断弁11は開状態を維持し続けられる。
【0049】
状態異常時、例えば圧力が所定の値より高くなった場合を考える。このとき、PWM信号の出力パルス幅が開条件のパルス幅以下に下がることで、遮断弁11の閉条件となり、遮断弁11が閉じることで、燃料供給系を閉鎖する。
【0050】
図5は、本発明の第2実施形態の動作を説明するフローチャートである。第1実施形態では、アース線が接続され接地が確立されると遮断弁を開くように制御していたが、第2実施形態では、接地確立後、車両用燃料装置2に設けられた圧力計17、温度計18の検出信号をコントローラ16がPWM変換して、PWM信号と遮断弁駆動閾値とを比較し、閾値を超えていれば遮断弁11を開くように制御する点が異なっている。
【0051】
図5の遮断弁駆動信号の処理において、まずステップS20で、車両用燃料装置2のコントローラ16が圧力計17と温度計18のそれぞれの検出信号を入力する。次いで、ステップS21で、圧力検出値、温度検出値をそれぞれPWM変換する。ステップS22で、それぞれ圧力、温度を示すパルス幅を有するPWM信号を出力する。
【0052】
ステップS23では、PWM信号出力のデューティと、予め記憶した遮断弁駆動閾値とを比較し、PWM信号出力のデューティが遮断弁駆動閾値を超えていれば、ステップS24へ進んで、遮断弁11を開く。PWM信号出力のデューティが遮断弁駆動閾値を超えていなければ、遮断弁11を開くことなく、閉じた状態を継続する。
【0053】
尚、一旦遮断弁11を開とした後、一定時間毎に図5に示したルーチンを実行し、圧力、温度が遮断弁駆動閾値以下となると、遮断弁11を閉じるように制御する。
【0054】
以上により、圧力、温度の異常時は、特別な制御を行うことなく、遮断弁11を遮断できる。本実施形態では、状態信号として、圧力信号、温度信号を例にしたが、その他の状態信号、例えば、湿度、外気温等に関しても同様の処理を行うことができる。
【0055】
〔第3実施形態〕
次に、本発明に係る車両用燃料装置及び燃料充填設備を用いた燃料充填システムの第3実施形態を説明する。第3実施形態の構成は、図1に示した第1実施形態と同様である。第3実施形態では、第1の実施形態での充填配管10に設置された遮断弁11を駆動する信号に、車両用燃料装置2と水素充填設備31との間でやり取りする温度、圧力等の状態信号をPWM信号に変換したものを用いる点に特徴がある。
【0056】
本実施形態では、第1の実施形態での充填配管10に設置された遮断弁11を駆動する信号として、通常は車両用燃料装置2と水素充填設備31との間でやり取りする温度、圧力等の状態信号を車両用燃料装置2のコントローラ16でPWM処理変換したものを用いる。尚、湿度、外気温などのパラメータも在るが、簡略化のため、ガス温度(以下、温度)、圧力の2パラメータで説明する。
【0057】
車両用燃料装置2の圧力計17、温度計18でそれぞれ検出されたアナログ圧力信号、アナログ温度信号は、車両用燃料装置2のコントローラ16に入力される。コントローラ16は、アナログ圧力信号及びアナログ温度信号をそれぞれPWM信号に変換し、変換後のPWM信号の組み合わせが、ガス定数で定義される温度−圧力マップ領域から逸脱する異常値を示した場合、車両用燃料装置2側のコントローラ16でのPWM処理を中止する。
【0058】
そして、水素充填設備31側の圧力計37及び温度計38のそれぞれの検出信号を水素充填設備31側のコントローラ38でPWM処理された値と、ガス定数で定義される温度−圧力マップ領域とを比較し、更に設備側信号も異常である場合には、燃料充填系のエラーと判断し、遮断弁11を閉制御する。
【0059】
図6は、本発明の第3実施形態の動作を説明するフローチャートである。同図において、まず、ステップS30で、車両用燃料装置2の圧力計17及び温度計18の各検出値をコントローラ16へ入力する。ステップS31で、圧力、温度をPWM信号に変換する。ステップS32で、各PWM信号を出力する。ステップS33で、圧力、温度を示すPWM信号の組み合わせを、ガス定数で決まる温度圧力マップ(図7参照)と比較し、ステップS34で正常範囲であるか否かを判定する。正常範囲内である場合には、車両用燃料装置2のコントローラ16で変換したPWM信号を用いて、遮断弁11の開閉を制御する。
【0060】
ステップS34の判定で、PWM信号の組み合わせが、ガス定数で決まる温度圧力マップの異常範囲(例えば、温度が低いのに圧力が異常に高い例や、圧力が低いのに温度が異常に高い例など)である場合、水素充填設備31側の圧力計36及び温度計37の検出値を使うべく、ステップS35以下の水素充填設備31のコントローラ38へ制御を移す。
【0061】
ステップS35では、水素充填設備31のコントローラ38が、水素充填設備31の圧力計36及び温度計37の検出値を入力する。ステップS36で、圧力、温度をPWM信号に変換する。ステップS37で、各PWM信号を出力する。ステップS38で、圧力、温度を示すPWM信号の組み合わせを、ガス定数で決まる温度圧力マップ(図7参照)と比較し、ステップS39で正常範囲であるか否かを判定する。正常範囲内である場合には、ステップS40で、車両用燃料装置2の異常履歴を記憶し、水素充填設備31のコントローラ38で変換したPWM信号を用いて、遮断弁11の開閉を制御する。
【0062】
ステップS39の判定で、PWM信号の組み合わせが、ガス定数で決まる温度圧力マップの異常範囲である場合、ステップS41で充填ラインの異常履歴の記憶を残し、遮断弁11を閉制御し、燃料充填作業を中止する。
【0063】
これにより、車両用燃料装置2のコントローラ16の異常、および水素充填設備31のコントローラ38の異常を容易に検出可能となるとともに、一方が異常で、他方が正常の場合、燃料充填を行うことができるという効果がある。
【0064】
〔第4実施形態〕
次に、本発明に係る車両用燃料装置の第4実施形態、及びこの車両用燃料装置から燃料を放出するための燃料放出設備について説明する。
【0065】
図8は、第4実施形態の車両用燃料装置52と、燃料放出設備61を説明するものである。同図において、車両用燃料装置52の構成は、図1に示した第1実施形態の車両用燃料装置2に、減圧弁8に一端部が接続された放出配管54と、放出配管54の途中に設けられた圧力調整及び開閉制御が可能な調圧遮断弁55と、放出配管54の他端部に設けられた放出用レセプタクル53と、放出用レセプタクル53と一体に設けられた電気信号コネクタ56と、電気信号コネクタ56とコントローラ16とをそれぞれ接続するアース線57及び状態信号線58と、が追加されている点が異なる。その他の構成要素は、第1実施形態と同様であるので、同じ符号を付与して重複する説明を省略する。尚、本実施形態の動作に直接関係のない構成要素は、一部省略して図示してある。
【0066】
燃料放出設備61は、放出配管64の先端部に設けられたノズル63を車両用燃料装置52の放出用レセプタクル53へ接続することにより、車両用燃料装置52から燃料を放出可能となっている。放出配管64には、水素圧力を検出する圧力計66、温度を検出する温度計67が設けられ、それぞれ圧力信号、温度信号を燃料放出設備61の制御部であるコントローラ68へ出力する。
【0067】
また、コントローラ68には、放出配管64と一体化されたアース線69及び状態信号線70のそれぞれの一端が接続され、これらの他端は、ノズル63と一体化された電気信号コネクタ71に接続されている。
【0068】
これにより、燃料放出設備61の燃料放出ライン62の先端部に設けられたノズル63が車両用燃料装置52の放出用レセプタクル53に接続されると、燃料放出設備61の電気信号コネクタ71も車両用燃料装置52の電気信号コネクタ56に同時に接続され、放出配管54、放出配管64の接続と同時に、アース線57、69及び状態信号線58、70の接続が確立される。
【0069】
本実施形態における燃料放出ラインは、第1〜第3実施形態の燃料充填ラインと同様に、車両用燃料装置52と燃料放出設備61との間を接続するアース線69及び状態信号線70を、放出配管64と一体化して、燃料放出ライン62とすることで、燃料放出時の接続個数を減らすことができる。
【0070】
ノズル63と放出用レセプタクル53との嵌合により、初めて調圧遮断弁55は開となり、放出ラインが繋がり、燃料放出可能となる。
【0071】
放出配管54に設置された調圧遮断弁55は、コントローラ16から調圧制御及び遮断制御が可能であり、コントローラ16が調圧遮断弁55を駆動する信号に、車両用燃料装置52と燃料放出設備61との間でやり取りする温度、圧力等の状態信号をPWM信号に変換したものを用いることにより、第3実施形態と同様に、異常時は特別な制御を行うことなく、調圧遮断弁55を調整して流量制御及び遮断することができる。また車両用燃料装置52のコントローラ16の異常、および燃料放出設備61のコントローラ68の異常を容易に検出可能となる。以上の制御を燃料充填設備と同様に、独立して行うことができる。
【0072】
これにより、特に高圧水素ガスを燃料とした場合に発生する燃料放出時の温度低下による配管凍結などの問題点も解決できる。特に温度に関して、許容上限温度を超えた場合は調圧遮断弁55を全遮断する。また、上限温度から低温になるに従い、調圧遮断弁55を全開から閉方向に調圧する。
【0073】
尚、以上説明した実施形態は、本発明の理解を容易にするために記載されたものであって、本発明を限定するために記載されたものではない。従って、上記の実施形態に開示された各要素は、本発明の技術的範囲に属するすべての設計変更をも含む趣旨である。
【0074】
たとえば、上記の説明では簡略化のために、温度、圧力の2値をパラメータとしたが、湿度、外気温、容器本数、容器容量などの補正パラメータを加えることができる。
【0075】
また、車両用燃料装置のコントローラは、車両側の温度、圧力信号を使用しているが、これは水素充填設備側のコントローラと設備側の温度、圧力信号をクロス使用することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る車両用燃料装置及び燃料充填設備を用いた燃料充填システムの第1実施形態の構成を示すシステム構成図である。
【図2】燃料レセプタクルと充填ノズルとの接続の様子を模式的に示す図である。
【図3】第1実施形態における高圧水素充填作業の流れを説明するフローチャートである。
【図4】第2実施形態における(a)アナログ圧力(温度)信号からPWM信号への変換を説明する図、(b)低圧力時のPWM信号の例を示す波形図、(c)高圧力時のPWM信号の例を示す波形図である。
【図5】本発明に係る燃料充填システムの第2実施形態の動作を説明するフローチャートである。
【図6】本発明に係る燃料充填システムの第3実施形態の動作を説明するフローチャートである。
【図7】第3実施形態における温度−圧力マップの例を示す図である。
【図8】本発明に係る車両用燃料装置及び燃料充填設備を用いた燃料充填システムの第4実施形態の構成を示すシステム構成図である。
【図9】第4実施形態における温度に対する調圧遮断弁の開度を示すグラフである。
【符号の説明】
1…燃料充填システム
2…車両用燃料装置
3…燃料容器
4…容器元弁
5…供給ライン
6…遮断弁
7…溶栓弁
8…減圧弁
9…燃料レセプタクル
10…充填配管
11…遮断弁
12…逆止弁
13…電気信号コネクタ
14…アース線
15…状態信号線
16…コントローラ
17…圧力計
18…温度計
19…駆動線
20…リレー
31…水素充填設備
32…燃料充填ライン
33…充填ノズル
34…遮断弁
35…充填配管
36…圧力計
37…温度計
38…コントローラ
39…アース線
40…状態信号線
41…電気信号コネクタ

Claims (4)

  1. 車両外部の燃料充填設備(31)から燃料充填ライン(32)を介して供給される燃料を車両に搭載された燃料容器(3) に充填する車両用燃料装置(2) において、
    前記燃料充填設備(31)と前記車両用燃料装置 (2) との間にアース線 (14) 及び信(15)を接続するための車両側の電気信号コネクタ(13)と、前記燃料充填ライン(32)が接続される車両側の燃料レセプタクル(9) とを一体化し
    前記電気信号コネクタ (13) を介して前記車両用燃料装置 (2) と前記燃料充填設備 (31) との間にアース線の接続が確立されると開状態とすることができる電磁遮断弁( 11) を前記燃料レセプタクル (9) と前記燃料容器 (3) との間に備え、
    前記信号に基づいて異常が判定された場合には、前記電磁遮断弁 (11) を閉じるように制御するか、或いは前記燃料充填設備 (31) に設けられた電磁遮断弁 (34) を閉じるための制御信号を送出するかの少なくとも一方を行うことを特徴とする車両用燃料装置 (2)
  2. 車両に設けられた車両用燃料装置 (2) に燃料充填ライン (32) を介して燃料を充填する燃料充填設備 (31) において、
    該燃料充填設備 (31) と前記車両用燃料装置 (2) との間にアース線( 39) 及び信号 (40) を接続するための通信ラインと、前記燃料充填ライン (32) とを一体化するとともに、
    前記通信ラインの先端部に設けられた電気信号コネクタ (41) と、前記燃料充填ライン (32) の先端部に設けられた充填ノズル (33) とを一体化し、
    前記電気信号コネクタ (41) を介して前記車両用燃料装置 (2) と前記燃料充填設備 (31) との間にアース線の接続が確立されると開状態とすることができる電磁遮断弁 (34) を備え、
    前記信号に基づいて異常が判定された場合には、前記電磁遮断弁 (34) を閉じるように制御するか、或いは前記車両用燃料装置 (2) に設けられた電磁遮断弁 (11) を閉じるための制御信号を送出するかの少なくとも一方を行うことを特徴とする燃料充填設備 (31)
  3. 請求項1記載の車両用燃料装置 (2) と請求項2記載の燃料充填設備 (31) とを備えた燃料充填システム (1) であって、
    前記信号に基づいて異常が判定された場合には、前記車両用燃料装置 (2) の電磁遮断弁 (11) または前記燃料充填設備 (31) の電磁遮断弁 (34) 、あるいは双方の電磁遮断弁( 11,34) を閉じるように制御することを特徴とする燃料充填システム (1)
  4. 請求項1記載の車両用燃料装置 (2) と請求項2記載の燃料充填設備 (31) とを備えた燃料充填システム (1) であって、
    前記車両用燃料装置 (2) と、前記燃料充填設備 (31) との双方にそれぞれコントローラ (16,38) を備え、一方のコントローラで異常が判定された場合には、他方のコントローラで燃料充填制御を行い、他方のコントローラでも異常が判定された場合には、前記車両用燃料装置 (2) の電磁遮断弁 (11) または前記燃料充填設備 (31) の電磁遮断弁( 34) 、あるいは双方の電磁遮断弁 (11,34) を閉じるように制御することを特徴とする燃料充填システム (1)
JP2001305546A 2001-10-01 2001-10-01 車両用燃料装置及び燃料充填設備並びに燃料充填システム Expired - Fee Related JP3736414B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001305546A JP3736414B2 (ja) 2001-10-01 2001-10-01 車両用燃料装置及び燃料充填設備並びに燃料充填システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001305546A JP3736414B2 (ja) 2001-10-01 2001-10-01 車両用燃料装置及び燃料充填設備並びに燃料充填システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003104498A JP2003104498A (ja) 2003-04-09
JP3736414B2 true JP3736414B2 (ja) 2006-01-18

Family

ID=19125320

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001305546A Expired - Fee Related JP3736414B2 (ja) 2001-10-01 2001-10-01 車両用燃料装置及び燃料充填設備並びに燃料充填システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3736414B2 (ja)

Families Citing this family (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4492063B2 (ja) * 2003-08-22 2010-06-30 株式会社豊田中央研究所 水素供給ステーション及びその水素充填方法
RU2342594C2 (ru) * 2004-07-13 2008-12-27 Тойота Джидоша Кабушики Кайша Заправочная установка, заправочное устройство и способ заправки
JP4605158B2 (ja) 2005-02-16 2011-01-05 トヨタ自動車株式会社 車両および燃料充填システム
JP2008049869A (ja) 2006-08-25 2008-03-06 Toyota Motor Corp レセプタクル
JP2008078076A (ja) * 2006-09-25 2008-04-03 Suzuki Motor Corp 燃料電池システムの燃料供給装置
JP5309929B2 (ja) * 2008-11-28 2013-10-09 トヨタ自動車株式会社 充填口の接続構造およびガス燃料車両
DE102010027683A1 (de) * 2010-07-20 2012-01-26 Linde Aktiengesellschaft Tankstelle mit Kommunikation
KR101337908B1 (ko) * 2011-12-01 2013-12-09 기아자동차주식회사 연료전지 자동차의 실시간 탱크 변형 정보를 이용하는 수소 안전 충전 시스템 및 충전 방법
JP5954774B2 (ja) * 2012-03-15 2016-07-20 矢崎総業株式会社 燃料充填システム
JP5591854B2 (ja) * 2012-03-19 2014-09-17 本田技研工業株式会社 移動体及びその燃料充填システム
JP6131759B2 (ja) * 2013-08-01 2017-05-24 株式会社豊田自動織機 産業車両および水素充填スタンド
JP6475445B2 (ja) * 2014-09-11 2019-02-27 日立オートモティブシステムズメジャメント株式会社 ガス充填装置及びその方法
JP2018206081A (ja) * 2017-06-05 2018-12-27 オムロン株式会社 センサユニット
KR20210048301A (ko) * 2019-10-23 2021-05-03 현대자동차주식회사 수소 충전 시스템

Also Published As

Publication number Publication date
JP2003104498A (ja) 2003-04-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3736414B2 (ja) 車両用燃料装置及び燃料充填設備並びに燃料充填システム
US7671482B2 (en) Hydrogen powered vehicle refueling strategy
CN215807878U (zh) 阀装置的阀组件
US10473267B2 (en) Method for filling a fuel storage system of a motor vehicle
CN101484744B (zh) 存储罐系统和对存储罐系统减压的方法
US20060231144A1 (en) Method of discharging high pressure storage vessels
US10461345B2 (en) Fuel gas storage and supply system
KR102636904B1 (ko) 연료 전지 차량용 모바일 수소 충전기
CN108321413A (zh) 一种车载燃料电池氢气控制装置
US7600541B2 (en) Overfill protection for liquid hydrogen tank
JP3960524B2 (ja) 車両用ガス燃料供給装置
JP2020523524A (ja) 車両用の圧力容器システム
CN111207293A (zh) 车载供氢系统
US11105468B2 (en) Method for operating a tank system
KR102501587B1 (ko) 차량용 수소 충전 및 방전 제어용 밸브 어셈블리
KR102286842B1 (ko) 연료전지 시스템 고압용기 압력센서 고장 진단 방법
JP2012077858A (ja) ガス充填システム、ガス充填方法、ガス充填装置およびタンク搭載装置
KR102532653B1 (ko) 수소 연료 충전 시스템 및 방법
CN114222885B (zh) 用于压力容器的压力卸载的系统
JP4445190B2 (ja) ガス燃料供給装置
JP2023549965A (ja) ガス状の燃料により作動させられる駆動ユニットを作動させる方法
JP2019071183A (ja) 燃料電池システム
CN114165366A (zh) 混合动力汽车高压油箱系统控制方法
US11480300B1 (en) Refueling adapter for an alternative fuel vehicle and method for refueling
US11897438B2 (en) Fuel cell vehicle to refuel another vehicle

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050304

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050329

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050526

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050705

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050829

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20051004

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20051017

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees