JP3735588B2 - 荷箱用パネル - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば運送車両の荷台などに装備される荷箱を構築するために用いられる荷箱用パネルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、図12に示すような荷箱用パネル100が知られている。この荷箱用パネル100は、例えば、図12の(イ)に示すような運送車両Cの荷台に装備された荷箱110に適用されるものであり、荷箱本体111の他に当該荷箱本体111の後面部に設けられる観音開き式の開閉扉112にも採用されている。
【0003】
図12の(ロ)は、図12の(イ)に示す開閉扉112のA−A線断面図である。この図に示すように、荷箱用パネル100は、複数の分割パネル101(図12の(ロ)に示す例では左分割パネル101a、中央分割パネル101bおよび右分割パネル101c)が縁部同士を当接させて直列に接続されることにより形成されている。各分割パネル101は、アルミニウム合金を原料とした押出成形によって形成されており、表パネル102と裏パネル103とが上下方向に延びる所定数の架橋片104を介して一体に結合されている。
【0004】
左分割パネル101aの左端縁および右分割パネル101c右端縁には、上下方向(図12の紙面と直交する方向)に延びる蟻溝状の係止溝105がそれぞれ設けられた上で各係止溝105にゴム材料からなるガスケット106が嵌め込まれ、これによって開閉扉112が閉じられた状態での荷箱本体111内の気密性が確保されるようになっている。
【0005】
また、左分割パネル101aおよび中央分割パネル101bの右端部には、上下方向に延びた雄状接続縁108がそれぞれ設けられているとともに、中央分割パネル101bおよび右分割パネル101cの左端部には、雄状接続縁108に対応した雌状接続縁107がそれぞれ設けられ、各雄状接続縁108を対応した雌状接続縁107にそれぞれ嵌め込むことによって荷箱用パネル100(この場合は開閉扉112)が形成される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記のような従来の荷箱用パネル100にあっては、図12の(ロ)に示すように、中央分割パネル101bの中央位置に開閉扉112の閉止状態をロックするための上下方向に延びた施錠ロッド113が設けられているが、この施錠ロッド113は、表パネル102に固定された支持金具114に上下動可能に支持されている。
【0007】
支持金具114は、リベットを介して表パネル102に固定されているが、リベットを用いて支持金具114を表パネル102に固定しようとすれば、リベットとして大きな荷重に耐え得る特殊な大型のものを採用し、且つかしめ用の工具も大型のリベットに対応した特殊なものを採用しなければならず、一般的なリベットや一般的なかしめ工具を採用し得ないため汎用性に欠け、結局、従来の荷箱用パネル100は組み付け時の作業性の点で劣り、これによって作業効率が低下するという不都合が存在した。
【0008】
以上、表パネル102に装着される部材として、施錠ロッド113を例に挙げて説明したが、これらに限らず各種の部材(例えば開閉扉112を荷箱本体111に連結するヒンジ部材等)を表パネル102に装着するときにも多くの場合上述のような問題点が発生する。
【0009】
本発明は、上記のような状況に鑑みなされたものであり、良好な組み付け性を確保することによって組み付け作業の作業効率の向上を図ることが可能な荷箱用パネルを提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、板状の表面板21a,22a,23aを有し、直列に接合される分割パネル21,22,23と、該分割パネル21,22,23の裏面側に装着される裏面側パネル29と、底板31a及び該底板31aの各端縁から同一方向に突設された一対の側板31b,31cを有している枠部材30と、平板状の押え板41及び先端に外嵌溝42aを凹設した傾斜突出部42からなる押え部材40とを備えている荷箱用パネルであって、前記各分割パネル21,22,23は、接合される側の縁部から裏面側へ接合突起25が突設され、該接合突起25同士が互いに結合され、かつ、接合されない側の縁部から裏面側へ突設板24が突設され、該突設板24の先端部から板片26が表面板21a,22a,23aと平行に設けられ、前記枠部材30は、一対の側板31b,31cが前記両側の分割パネル21,23の表面板21a,23aと板片26とを挟み、かつ、裏面側の側板31cの先端部が板片26から離隔するように若干反り返り、前記裏面側パネル29は、外周縁が前記裏面側の側板31cの先端部31dとの間に間隔を開けて前記板片26上に重ね合わされ、前記押え部材40は、外嵌溝42aが前記枠部材30の裏面側の側板31cの先端部31dを外嵌して、押え板41が前記裏面側パネル29に重ね合わされ、該裏面側パネル29が押え板41と板片26とに挟まれてリベット止めされていることを特徴とするものである。
【0011】
この発明によれば、複数の分割パネルを、それぞれの接合突起同士が互いに当接するように直列に配置した状態で、当接している接合突起同士をボルト止めその他で固定することにより、複数の分割パネルが並設されてなる荷箱用パネルが形成される。
【0012】
そして、分割パネル21,22,23は、板状の表面板21a,22a,23aと、該表面板21a,22a,23aの縁部から裏面側へ突設された接合突起25とを備えて構成され、従来の分割パネルのように所定の介設片を介して表パネルと裏パネルとが当初から一体に形成されたようなものではない。また、本荷箱用パネルの裏面側パネル29は、分割パネル21,22,23の裏面側に設けられた板体26上に重ね合わされ、板体26と押え部材40の押え板41とに挟まれた状態でリベット止めされることによって装着される。したがって、裏面側パネル29が分割パネル21,22,23に装着されていない状態においては、当接した接合突起25同士のボルト止め等による連結操作や、表面板21a,22a,23aへの各種部材の装着操作を裏パネルに邪魔されることなく容易に行うことができる。
【0013】
また、分割パネル21,22,23に裏面側パネル29が装着されていない状態においては、分割パネル21,22,23同士の接合突起25を介したボルト等による接合位置や、各種部材の表面板21a,22a,23aを貫通したボルト止め等による表面板21a,22a,23aへの装着位置を、裏面側パネル29に邪魔されることなく表面板21a,22a,23aの裏面側から視認することが可能になる。
【0014】
したがって、従来の荷箱用パネルにあっては、表面板同士の接合作業時や各種部材の取り付け時に、表面板の裏面側からは裏パネルが邪魔になって表面板同士の接合位置などを視認することができないような不都合が存在するが、請求項1の発明ではそのような不都合が解消され、従来に比べて組み付け性が各段に向上し、これによって荷箱用パネルの製造コストの低減化に貢献する。
【0015】
さらに、裏面側パネル29の端縁と枠部材30の裏面側の側板31cの先端部31dとの間に間隔が開けられ、この先端部31dが板体26から離隔するように若干反り上がることにより、押え部材40の外嵌溝42aをこの先端部31dに外嵌し、押え板41が傾斜した姿勢から裏面側パネル29と重なり合うように倒れた姿勢とすることができる。そして、裏面側パネル29は、押え部材40の押え板41と板体26とに挟まれた状態となって、リベット止めされることにより、分割パネル21,22,23に固定される。
【0017】
このように裏面側パネル29が分割パネル21,22,23に固定されることにより、荷箱用パネルを組み立てて形成された荷箱の内面側が凹凸のない平らな状態になるため、荷箱内に収納された収納品が表面板21a,22a,23aの裏面側の凹凸と緩衝して壊れるような不都合が回避される。裏面側パネル29として断熱材料からなるものを採用すれば、荷箱は、例えば冷凍品など、断熱処理が必要な物品の収納用として有効に利用し得るものになる。
【0018】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記分割パネル21,22,23には、表面板21a,22a,23aの中間部から裏面側へ突設板24が突設され、前記裏面側パネル29を接合する板片26が前記突設板24の先端部から表面板21a , 22a,23aと平行に設けられていることを特徴とするものである。
【0019】
この発明によれば、分割パネル21,22,23には、表面板21a,22a,23aの中間部から裏面側へ突設板24が突設され、この突設板24の先端部から表面板21a , 22a,23aと平行に板体26が設けられ、この板体26に裏面側パネル29が当接することにより、裏面側パネル29は分割パネル21,22,23に安定した状態で取り付けることが可能となる。
【0020】
請求項3記載の発明は、請求項1または2記載の発明において、前記分割パネル21,22,23の隣接している接合突起25は、ボルト止めされていることを特徴とするものである。
【0021】
この発明によれば、隣設される分割パネル21 , 22,23の接合突起25がボルト止めされることにより、分割パネル21,22,23同士の連結状態を確実なものとすることができる。
【0022】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明に係る荷箱用パネルが用いられた荷箱の一実施形態を示す斜視図である。この図に示すように、荷箱10は、直方体状に形成された直方フレーム11と、この直方フレーム11の両側部に付設された幅方向一対の側板12と、同直方フレーム11の前面部に付設された前方板13と、同底面部に敷設された底板14と、同天井部を覆う天板15と、同後面部に開閉自在に付設された幅方向一対の開閉扉16とを備えて構成されている。
【0023】
前記直方フレーム11は、下部で前後方向に延びる幅方向一対の下部前後フレーム11aと、これら一対の下部前後フレーム11aの各端部間に架設された前後一対の下部横フレーム11bと、これら下部前後フレーム11aおよび下部横フレーム11bの交差位置に立設された4本の支柱フレーム11cと、これらの支柱フレーム11cに支持された前後方向に延びる上部前後フレーム11dと、同幅方向に延びる上部横フレーム11eとからなっている。
【0024】
そして、前記側板12は、前記のように形成された直方フレーム11の各側部で前後の支柱フレーム11cと上下の前後フレーム11d,11aとの間に装着されているとともに、前方板13は、同前方で左右の支柱フレーム11cと上下の横フレーム11e,11bとの間に装着されている。また、前記底板14は、直方フレーム11における前後の下部横フレーム11bと左右の下部前後フレーム11aとの間に装着されているとともに、前記天板15は、前後の上部横フレーム11eと左右の上部前後フレーム11dとに支持された状態で直方フレーム11に装着されている。
【0025】
前記開閉扉16は、右開閉扉16aと左開閉扉16bとからなり、各開閉扉16a,16bが後方左右の支柱フレーム11cに蝶番部材17を介して回動自在に取り付けられ、これによって観音開きで開閉し得るようになっている。かかる開閉扉16a,16bの表面側の適所には、軸心回りに正逆回動自在に上下方向に延びる係止ロッド18がそれぞれ設けられ、各開閉扉16a,16bが閉じられた状態で係止ロッド18を所定方向へ回動操作することによって当該各開閉扉16a,16bが開かないようにロックされる一方、同他方向へ回動操作することによって前記ロックが解除されるようになっている。
【0026】
そして、本実施形態においては、本発明に係る荷箱用パネルが前記側板12、前方板13および開閉扉16に適用されている。以下、本発明に係る荷箱用パネルについて開閉扉16に適用されたものを例に挙げて図面を基に説明する。図2は、図1の開閉扉16(荷箱用パネル20)のX−X線断面図であり、図3は、荷箱用パネル20の構成要素である第1分割パネル21、図4は、同第2分割パネル22、図5は、同第3分割パネル23をそれぞれ示す平面図である。また、図6は、縦枠部材30の一実施形態を示す平面図であり、図7は、押え部材40を示す平面図である。また、図8は、縦枠部材30に装着されるガスケット50の一実施形態を示す平面図である。さらに、図9は、第2縦枠部材60の一実施形態を示す平面図である。
【0027】
まず、図2に示すように、荷箱用パネル20の一実施形態である開閉扉16の内の右開閉扉16aは、右側に位置した第1分割パネル21と、この第1分割パネル21の右側に位置した第2分割パネル22と、さらにこの第2分割パネル22の右側に位置した第3分割パネル23とを備えて構成されている。これら第1〜第3分割パネル21,22,23は、それぞれ平板状のパネル本体(後述する第1〜第3表面板21a,22a,23a)を有し、本実施形態においては各パネル本体の裏面側に裏面側パネル(内装材)29が装着されている。因みに、左開閉扉16bは、右開閉扉16aと左右対象で同一の第1分割パネル21、第2分割パネル22および第3分割パネル23を備えて構成されている。
【0028】
前記裏面側パネル29は、本実施形態においては、複数の材料が積層されてなるいわゆる合板が採用されているが、かかる合板に代えて、例えばウレタンフォーム製の発泡性合成樹脂などの断熱性能に優れた材料を採用してもよい。特に裏面側パネル29としてウレタンフォームなどの断熱材料が採用されると、当該裏面側パネル29の付設された荷箱用パネル20は、冷凍車用の荷箱10用として好適なものになる。
【0029】
かかる開閉扉16は、蝶番部材17を介して荷箱10の支柱フレーム11cに連結されている。蝶番部材17は、支柱フレーム11cの後面(図2の紙面の下方側)から後方に向けて突設された支柱側ブラケット17aと、第1分割パネル21の表面側(図2の紙面の下方側)に固定されるパネル側ブラケット17bと、これら各ブラケット17a,17bを相対回動可能に連結する上下方向に延びた連結軸17cとを備えて構成されている。
【0030】
前記パネル側ブラケット17bは、頭部が丸頭に形状設定されたボルトBを表面側から貫通し、第1分割パネル21の裏面側から突出した部分にナットNを螺着して締結することにより当該第1分割パネル21に固定されるようになっている。
【0031】
前記第1分割パネル21は、図3に示すように、第1表面板21aと、この第1表面板21aの右方位置において裏面側(図3の紙面の上方側)から前方(図3の紙面の上方)に向けて同一突設量で突設された上下方向(図3の紙面を貫通する方向)に延びる3枚の突設板24と、同左端位置から突設板24と同一方向へ突設された上下方向に延びる接合突起25とを備えている。
【0032】
最右端の突設板24と中央部の突設板24との間には、先端部間に第1表面板21aと平行に対向架設された板片26が設けられているとともに、左側の突設板24の先端部からは前記同様の板片26が左方に向けて突設されている。前記裏面側パネル29は、これらの板片26に積層された状態で第1分割パネル21に取り付けられる。また、右側の突設板24、中央の突設板24、右側の板片26および第1表面板21aの右側部によって上下方向に延びる角筒体21bが形成されている。
【0033】
前記第2分割パネル22は、図4に示すように、第2表面板22aと、この第2表面板22aの略中央部から前方に向けて突設された突設板24と、第2表面板22aの左右の端部から突設板24と同一方向へ突設された左右一対の接合突起25とを備えている。突設板24および右側の接合突起25には、その先端部から左方に向けて突設された前記同様の板片26が設けられ、裏面側パネル29はこれらの板片26にも当接されるようになっている。
【0034】
前記第3分割パネル23は、図5に示すように、第3表面板23aと、この第3表面板23aの左方位置において裏面側から前方に向けて同一突設量で突設された上下方向に延びる2枚の突設板24と、同右端位置から突設板24と同一方向へ突設された上下方向に延びる接合突起25とを備えている。2枚の突設板24間の先端部間には板片26が架設されているとともに、右側の突設板24の先端部から右方に向けて板片26が突設されている。
【0035】
そして、左側の板片26、一対の突設板24および第3表面板23aの左側部によって第3分割パネル23における角筒体23bが形成されている。また、第3分割パネル23の接合突起25にも、その先端部から左方に向けて突設された板片26が設けられている。前記裏面側パネル29は、これらの板片26に当接された状態で第1〜第3分割パネル21,22,23に装着されることになる。
【0036】
前記各接合突起25は、各分割パネル21,22,23を直列に接合するに際し接合部材として利用されるものであり、設置位置によって形状が若干異なっている。まず、第1分割パネル21に設けられる接合突起25は、第2分割パネル22の右側の接合突起25に接合されるものであり、上下方向に延びる板状の突起本体25aと、この突起本体25aの基端側から左方に向かって突設された平面視で円弧状の上下方向に延びる円弧突片(凸部)25bと、突起本体25aの先端面の右方位置からさらに同一方向に向けて突設された上下方向に延びる小突片25cとからなっている。円弧突片25bは、突起本体25aの突出方向に凸になるように形状設定されている。
【0037】
一方、第2分割パネル22の右端部に設けられた接合突起25は、前記同様の突起本体25aと、前記円弧突片25bに対応して突起本体25aの基端側に凹設された上下方向に延びる円弧溝(凹部)25dと、前記小突片25cに対応して第1分割パネル21の先端部に当接するように突起本体25aの先端部から突設された上下方向に延びる突片25eとからなっている。
【0038】
したがって、円弧突片25bの先端部を円弧溝25dに差し込んだ状態(この状態では、第1分割パネル21は第2分割パネル22に対して平面視で斜めになっている)で第1分割パネル21を円弧溝25dの曲率中心回りに第2分割パネル22の接合突起25へ向けて回転させることにより、第1分割パネル21は、図2に示すように、第2分割パネル22に直列で接合された状態になる。
【0039】
第2分割パネル22の左端部に設けられた接合突起25は、第1分割パネル21に設けられた接合突起25と同一に形状設定されているとともに、第3分割パネル23の右端部に設けられた接合突起25は、第2分割パネル22の右端部に設けられた接合突起25と同一に形状設定されている。したがって、第2分割パネル22の円弧突片25bを第3分割パネル23の円弧溝25dに差し込むことによって、図2に示すように、第2分割パネル22が第3分割パネル23に直列で接合された状態になる。
【0040】
そして、上記のように第1〜第3分割パネル21,22,23が直列に接合された状態で、互いに当接している接合突起25をボルト止め(図10参照)することにより、各分割パネル21,22,23の連結状態が確実なものになる。なお、当接している接合突起25に対して特にボルト止め等を行わなくても、各分割パネル21,22,23が接合されて形成した接合物の上下の縁部に後述する横枠部材39(図1)を装着することにより、各分割パネル21,22,23を有効に一体化させることも可能である。
【0041】
第3分割パネル23の表面側に付設される前記係止ロッド18は、図2に示すように、第3表面板23aに固定されたU字状金具70に支持されることよって上下動可能に第3分割パネル23に取り付けられている。
【0042】
前記U字状金具70は、内面側が係止ロッド18に摺接し得るように円弧状に形成された金具本体71と、この金具本体71の各側縁部から直交方向で互いに反対方向に延設された一対の座板片72とからなっている。そして、各座板片72が第3表面板23aの表面側に当接された状態で、ボルトBがこれらの座板片72および第3表面板23aに貫挿され、裏面側に突出した当該ボルトBにナットNが螺着されて締結されることにより、U字状金具70が第3分割パネル23に取付けられる。かかるU字状金具70の取り付け操作は、裏面側パネル29が各分割パネル21,22,23に装着される前に実行されるため、裏面側パネル29に邪魔されることはなく、ボルトBおよびナットNによる締結操作が容易になる。
【0043】
なお、本実施形態においては、U字状金具70と第3表面板23aとの間に介装板73が介設された状態でU字状金具70が第3表面板23aにボルト止めされ、これによって係止ロッド18が第3表面板23aと当接するのが防止されている。
【0044】
このように構成された右開閉扉16aの原体には、左右の縁部に図6に示すような縦枠部材30が装着される。縦枠部材30は、長さ寸法が各分割パネル21,22,23の上下寸法より若干長めに寸法設定され、平面視でコ字状を呈した縦枠本体31と、この縦枠本体31の基端側(図6の左側)の一方の角部から反対方向に向けて突設された突設板32と、縦枠本体31の基端側の外方位置に形成された装着溝33とを備えて構成されている。
【0045】
前記縦枠本体31は、底板31aと、この底板31aの各端縁から同一方向に突設された一対の側板(第1側板31bおよび第2側板31c)とからなっている。そして、前記突設板32は、第1側板31b側の底板31a端部から第1側板31bと反対方向へ向けて突設されている。また、第2側板31cの先端部には、若干外方に反れた状態で上下方向に延びる小円柱体31dが一体に付設されている。
【0046】
前記装着溝33は、後述するガスケット50を装着するためのものであり、底板31aにおける突設板32が突設されている側(一方の端縁部側)、および底板31aの他方の端縁部側から互いに対向方向に突設された一対の小突片31eによって、開口幅寸法が溝奥の溝幅寸法より小さいいわゆる蟻溝状に形成されている。
【0047】
前記突設板32は、装着溝33に装着された状態のガスケット50の一部(装着溝33から外部に突出した部分)を覆うためのものであり、先端部に小さな円柱状に膨出した上下方向へ向けて延びる膨出部32aが設けられている。
【0048】
このように構成された縦枠部材30は、縦枠本体31が第1分割パネル21の右縁部および第3分割パネル23の左縁部に外嵌された状態でボルト止めによって各分割パネル21,23に固定される。なお、図6に示す縦枠部材30は、第3分割パネル23の左端縁に装着されるものであり、図6に示す縦枠部材30を上下逆転させたものが第1分割パネル21の右端縁に装着される。
【0049】
そして、かかる縦枠部材30が第1分割パネル21および第3分割パネル23に装着された状態で、図7に示すような押え部材40が小円柱体31dを介して第2側板31cに装着される。押え部材40は、裏面側パネル29を第1分割パネル21および第3分割パネル23に固定するためのものであり、上下方向に長尺の平板状の押え板41と、この押え板41の一方の端縁から外方に向かって斜めに突設された傾斜突設部42とからなっている。
【0050】
傾斜突設部42の先端部の外角側には、縦枠本体31の第2側板31cの先端に設けられた小円柱体31dに外嵌される上下方向に延びた平面視で円弧状の外嵌溝42aが凹設されている。そして、図6に二点鎖線で示すように、この外嵌溝42aを小円柱体31dに外嵌した状態で第3分割パネル23の裏面側(図6の紙面の上方側)に裏面側パネル29を重ね合わせ、引き続き押え部材40を、二点鎖線の矢印で示すように、小円柱体31d回りに時計方向に回動させることにより、裏面側パネル29は、第1〜第3分割パネル21,22,23の各板片26と押え板41とによって挟持された状態になる。この状態で、押え板41を、裏面側パネル29を介して板片26にリベット止めすることにより、裏面側パネル29が第1〜第3分割パネル21,22,23に固定されることになる。
【0051】
前記縦枠部材30の外面側(図6の左方)には相手方との間に形成される隙間をシールするためのガスケット50が装着される。かかるガスケット50は、図8に示すように、上方または下方から縦枠部材30の装着溝33に摺接状態で嵌挿される長尺板状のベース材51と、このベース材51の一面側から突設された上下方向に長尺のガスケット本体52とからなっている。
【0052】
前記ガスケット本体52は、平面視で略C字状に形成され、ベース材51に一体に接合される基部52aと、この基部52aの後端縁(図8の紙面の下方)から図8における左方に向けて突設された第1側体52bと、同前端縁から同左方に向けて突設された、平面視で第1側体52bより短尺の第2側体52cとからなっている。第1側体52bは、平面視の長さが突設板32の平面視の長さと略同一になるように寸法設定されている。
【0053】
基部52aは、前後寸法が縦枠部材30の小突片31e間の隙間寸法と略同一に寸法設定され、これによってベース材51を上方または下方から装着溝33に嵌挿することによってガスケット50が抜け止め状態で縦枠部材30に装着されるようになっている。ガスケット50が縦枠部材30に装着されることにより、ガスケット本体52が装着溝33から外部に突出するとともに、第1側体52bが突設板32の内面側に密着するようになっている。
【0054】
そして、本実施形態においては、ガスケット本体52は、柔軟な軟質の合成樹脂によって形成されているのに対し、ベース材51は、硬質の合成樹脂によって形成されている。
【0055】
したがって、全てが軟質の合成樹脂によって形成されている従来のガスケットにおいては、装着溝33に嵌挿された部分が容易に弾性変形することによって装着溝33から外れ易いという不都合が生じるが、本実施形態のガスケット50は、装着溝33に嵌挿されるベース材51が硬質の合成樹脂で形成されているためかかる不都合は生じない。
【0056】
図10は、右開閉扉16aの第1〜第3分割パネル21,22,23に対する裏面側パネル29の組み付け操作を説明するための平面視の断面図であり、(イ)は、第1〜第3分割パネル21,22,23に裏面側パネル29が装着される前の状態、(ロ)は、第1〜第3分割パネル21,22,23に裏面側パネル29が装着された状態をそれぞれ示している。
【0057】
まず、図10の(イ)に示す状態では、各分割パネル21,22,23は、互いに当接した接合突起25にボルトBが貫通されてナットNで締結されることにより一体化されている。ボルトBは、第2分割パネル22側の接合突起25から第1分割パネル21側の接合突起25に向けて貫通されるとともに、第3分割パネル23側の接合突起25から第2分割パネル22側の接合突起25に向けて貫通され、これによってボルトBの頭部は、第2分割パネル22および第3分割パネル23の右側の接合突起25に当接した状態になっている。
【0058】
ところで、第2および第3分割パネル22,23側の接合突起25には、その突起本体25aの左面側に円弧溝25d(図4、図5)を形成するための隆起部25fと、板片26の基端側の肉厚部25gが形成されている。そして、本実施形態においては、隆起部25fと肉厚部25gとの間の隙間寸法が、ボルトBの六角形状を呈した頭部の最小径寸法より僅かに大き目に設定され、これによって前記隙間に嵌り込んだ頭部は回り止めされるようになっている。
【0059】
したがって、各分割パネル21,22,23の連結時に、互いに当接している突起本体25aに第2および第3分割パネル22,23側からボルトBを貫通させることにより、ボルトBの頭部は隆起部25fおよび肉厚部25g間の隙間に嵌り込んで回り止めされるため、別途専用の工具を用いて頭部の回り止め操作を行うことなく、ナットNの締結操作を行うことが可能になり、各分割パネル21,22,23の連結作業の作業性が向上する。
【0060】
そして、このようにして一体化された第1〜第3分割パネル21,22,23の左右の端縁に、縦枠部材30の縦枠本体31がそれぞれ外嵌されるとともに、同上下の端縁に縦枠部材30と同様に構成された横枠部材39(図1)が装着され、これら縦枠部材30と横枠部材39との当接部分が溶接止めされることによって荷箱用パネル20が形成されている。荷箱用パネル20が形成された後に各縦枠本体31の小円柱体31dに押え部材40の外嵌溝42aがそれぞれ嵌め込まれる(図10の(イ))。
【0061】
このようにして得られた荷箱用パネル20(右開閉扉16a)には、裏面側パネル29の装着に先立って蝶番部材17(図2)が装着される。このようにされるのは、裏面側パネル29が先に荷箱用パネル20に装着されてしまうと、当該裏面側パネル29が邪魔になって蝶番部材17をボルト止めで右開閉扉16aに取り付けるのが困難になるからである。
【0062】
ついで、図10の(イ)に示す状態の右開閉扉16aの裏面側に裏面側パネル29が重ね合わされ、さらに左右の押え部材40が互いに対向方向に向けて小円柱体31d回りに回動される。これによって裏面側パネル29は、図10の(ロ)に示すように、第1分割パネル21および第3分割パネル23の板片26と押え部材40の押え板41とによって挟持された状態になる。この状態で、リベットRを縦枠部材30の第2側板31cおよび板片26、並びに押え部材40の押え板41および同板片26に貫通させた上で当該リベットRにかしめ止め処理を施すことによって、縦枠部材30が右開閉扉16aに固定されるとともに、裏面側パネル29が右開閉扉16aに固定された状態になる。
【0063】
ところで、上記第1〜第3分割パネル21,22,23、縦枠部材30、押え部材40およびガスケット50は、右開閉扉16aおよび左開閉扉16bの共通部品であるが、図9に示す第2縦枠部材60は、左開閉扉16bの第1分割パネル21(図2)にのみ適用される左開閉扉専用部品である。
【0064】
かかる第2縦枠部材60は、図9に示すように、平面視でコ字状を呈した縦枠本体61と、この縦枠本体61の平面視における基端部に一体に形成された上下方向に延びる平面視で矩形状を呈した角筒体62とからなっている。縦枠本体61は、基端部の底板61aと、この底板61aの前後の端縁から角筒体62と反対側に互いに平行に突設された後部の第1側板61bおよび同前部の第2側板61cとからなり、前記角筒体62は底板61aをその一辺部として縦枠本体61と共用している。
【0065】
第2側板61cの先端部には、上記縦枠部材30の小円柱体31dと同様の小円柱体61dが設けられ、この小円柱体61dに押え部材40が装着されるのは先の縦枠部材30の場合と同様である。
【0066】
かかる第2縦枠部材60は、縦枠本体61が左開閉扉16bの第3分割パネル23の右端縁に外嵌され、リベット止めが行われることによって第3分割パネル23に固定されている。
【0067】
図11は、右開閉扉16aおよび左開閉扉16bのいずれもが閉じられた状態を示す平面視の部分断面図である。この図に示すように、左右の開閉扉16b,16aが閉じられた状態(因みに左開閉扉16bが閉じられた後に右開閉扉16aが閉じられる)では、右開閉扉16aの左端縁に縦枠部材30を介して装着されたガスケット50は、その長尺の第1側体52bと短尺の第2側体52cとが左開閉扉16bの第3分割パネル23の右端縁に装着された第2縦枠部材60の角筒体62を挟持した状態になっており、これによって左右の開閉扉16b,16aの対向縁部間の隙間がシールされた状態になっている。
【0068】
本実施形態の荷箱用パネル20は、以上詳述したように、複数の分割パネル(第1〜第3分割パネル21,22,23)が直列に接合されることによって形成されるものであり、前記各分割パネル21,22,23は、板状のパネル本体(第1〜第3表面板21a,22a,23a)と、各分割パネル21,22,23の縁部から互いに対向するように突設された接合突起25とを備えてなり、隣設される各分割パネル21,22,23の接合突起25同士が互いに結合されることによって形成されている。
【0069】
かかる荷箱用パネル20によれば、各分割パネル21,22,23を、それぞれの接合突起25同士が互いに当接するように直列に配置した状態で、当接している接合突起25同士をボルトBによる締結で互いに固定することにより、各分割パネル21,22,23が並設されてなる開閉扉16用の荷箱用パネル20を得ることができる。
【0070】
そして、各分割パネル21,22,23は、従来の各分割パネルで採用されていたような接合突起25を介して表パネルに重ね合わされる表パネルと一体の裏パネルが設けられていないため、当接した接合突起25同士のボルト止めによる連結操作や、第1分割パネル21への係止ロッド18の装着操作を裏パネルに邪魔されることなく行うことができ、従来の荷箱用パネルに比べて組み付け性が向上し、これによって荷箱用パネル20の製造コストの低減化に貢献することができる。
【0071】
また、一体に結合された各分割パネル21,22,23の裏面側には、接合突起25の先端部に形成された板片26を介して裏面側パネル29が後付けで設けられ、しかもこの裏面側パネル29は断熱材料によって形成されていするため、かかる荷箱用パネル20を組み立てることによって形成された荷箱10は、例えば冷凍品など、断熱処理が必要な物品の収納用として有効に利用し得るものになる。
【0072】
また、各分割パネル21,22,23の接合は、当該各分割パネル21,22,23のいずれかの一方側に設けられた円弧突片25bを、対向した他方側の円弧溝25dに嵌め込むことによって行うようになされているため、円弧突片25bを円弧溝25dに嵌め合わせた後に一方側を円弧溝25dの曲率中心回りに回転させることにより、各分割パネル21,22,23は、その直列方向に対して外れ止めされた状態で連結され、荷箱用パネル20の位置決めを含めた組み付け作業が容易になり、組み付け作業の作業性を向上させることができる。
【0073】
本発明は、上記の実施形態に限定されるものではなく、以下の内容をも包含するものである。
【0075】
(2)上記の実施形態においては、裏面側パネル29として断熱材料製のものが採用されているが、本発明は、裏面側パネル29が断熱材料製であることに限定されるものではなく、断熱材料に代えて通常のパネル材料によって裏面側パネル29を構成してもよい。
【0076】
(3)上記の実施形態においては、各分割パネル21,22,23からなる荷箱用パネル20を開閉扉16用として採用した例を詳細に説明したが、上記のような荷箱用パネル20は、開閉扉16専用のものであることに限定されるものではなく、同一構成のものを荷箱10の側壁や天板などにも適用することが可能である。
【0077】
(4)上記の実施形態においては、各分割パネル21,22,23の接合突起25同士をボルトBによって結合しているが、本発明の接合突起25同士の結合という概念の中には、ボルトBによる直接的な結合の他に、横枠部材39を用いて各分割パネル21,22,23を一体化することも接合突起25同士の結合の概念に含まれる。
【0078】
(5)上記の実施形態において裏面側パネル29の荷箱用パネル20への装着作業の際に、図10の(イ)に示す状態で押え部材40の基端部内面側に粘着性を有する所定のシール材(シーラー)を押え部材40の長手方向に向けて所定厚み(少なくとも裏面側パネル29の厚み寸法以上)で帯状に塗布してもよい。こうすることによって、裏面側パネル29が荷箱用パネル20に装着された、図10の(ロ)に示す状態で、押え部材40の基端部と裏面側パネル29の側端部との間にシーラーが介設された状態になり、これによって雨水等の水が押え部材40と裏面側パネル29との隙間から荷箱10内に侵入するのを確実に防止することができる。
【0079】
(6)上記の実施形態において、例えば図10に示す荷箱用パネル20の横幅寸法を調節するに際しては、第1分割パネル21の右側部および第3分割パネル23の左側部のいずれか一方または双方を上下方向(図10の紙面に直行する方向)に向けて所定の予め切断すればよい。そして、第1分割パネル21等の切断幅寸法を調節することにより、荷箱用パネル20の横幅寸法を所望のものにすることができ、荷箱用パネル20の寸法設定の自由度が向上する。また、分割パネルに前記のような切断処理を施しても、切断部分には縦枠部材30が被せられるので強度的に問題が生じることはない。
【0080】
(7)上記の実施形態において、裏面側パネル29と各分割パネル21,22,23の表面板21a,22a,23aとの間の隙間に断熱材を充填するようにしてもよい。こうすることによって荷箱用パネル20は断熱効果がさらに向上するため、かかる荷箱用パネル20を用いた荷箱10は、例えば冷凍車用として極めて好適なものになる。
【0081】
(8)上記の実施形態において、裏面側パネル29としてウレタンフォーム等の断熱材を採用する場合、通常、厚み寸法が50mm〜75mmに設定され、その表面側に保護材としてのアルミニウム板の積層されたものが使用される。かかる厚手の断熱材を押え部材40を介して開閉扉16に装着するために、図7に示す押え部材40の形状を厚手の断熱材に対応したものに設計変更する必要がある。具体的には、押え部材40の押え板41の基端部が、外方(図7の左方)に向かって折り曲げられた状態(すなわち、傾斜突設部42の延びる方向に延ばされた状態)で、略中央部が元の押え板41と平行になるように折り返され、図7に二点鎖線で示すようにL字状とされる。こうすることによって厚手の断熱材を押え部材40を介して開閉扉16に装着することが可能になる。
【0082】
【発明の効果】
以上の説明からも明らかなように、本発明の荷箱用パネルは、複数の分割パネルが直列に接合されることによって形成されるものであり、分割パネルは、板状の表面板と、該表面板の縁部から突設された接合突起とを備えてなり、隣設される各表面板の前記接合突起同士が互いに結合されてなるものであるため、従来の分割パネルで採用されていたような一対の接合突起の先端部間に架設される裏パネルが設けられておらず、したがって、当接した接合突起同士のボルト止め等による連結操作や、表面板への各種の部材の装着操作を裏パネルに邪魔されることなく行うことができ、その分、従来の荷箱用パネルに比べて組み付け性が向上し、これによって荷箱用パネルの製造コストの低減化に貢献することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る荷箱用パネルが用いられた荷箱の一実施形態を示す斜視図である。
【図2】図1の開閉扉(荷箱用パネル)のX−X線断面図である。
【図3】荷箱用パネルの構成要素である第1分割パネルを示す平面図である。
【図4】荷箱用パネルの構成要素である第2分割パネル示す平面図である。
【図5】荷箱用パネルの構成要素である第3分割パネルを示す平面図である。
【図6】縦枠部材の一実施形態を示す平面図である。
【図7】押え部材を示す平面図である。
【図8】縦枠部材に装着されるガスケットの一実施形態を示す平面図である。
【図9】第2縦枠部材の一実施形態を示す平面図である。
【図10】右開閉扉の第1〜第3分割パネルに対する裏面側パネルの組み付け操作を説明するための平面視の断面図であり、(イ)は、第1〜第3分割パネルに裏面側パネルが装着される前の状態、(ロ)は、第1〜第3分割パネルに裏面側パネルが装着された状態をそれぞれ示している。
【図11】右開閉扉および左開閉扉のいずれもが閉じられた状態を示す平面視の部分断面図である。
【図12】従来の荷箱用パネルを説明するための図であり、(イ)は、荷箱用パネルが適用された運送車両、(ロ)は、図1のA−A線断面図である。
【符号の説明】
10 荷箱 11 直方フレーム
11a 下部前後フレーム 11b 下部横フレーム
11c 支柱フレーム 11d 上部前後フレーム
11e 上部横フレーム 12 側板
13 前方板 14 底板
15 天板 16 開閉扉
16a 右開閉扉 16b 左開閉扉
17 蝶番部材 17a 支柱側ブラケット
17b パネル側ブラケット 17c 連結軸
18 係止ロッド 20 荷箱用パネル
21 第1分割パネル 21a 第1表面板
21b 角筒体 22 第2分割パネル
22a 第1表面板 23 第3分割パネル
23a 第3表面板 23b 角筒体
24 突設板 25 接合突起
25a 突起本体 25b 円弧突片(凸部)
25c 小突片 25d 円弧溝(凹部)
25e 突片 25f 隆起部
25g 肉厚部 26 板片
29 裏面側パネル 30 縦枠部材
31 縦枠本体 31a 底板
31b 第1側板 31c 第2側板
31d 小円柱体 31e 小突片
32 突設板 32a 膨出部
33 装着溝 39 横枠部材
40 部材 41 押え板
42 傾斜突設部 42a 外嵌溝
50 ガスケット 51 ベース材
52 ガスケット本体 52a 基部
52b 第1側体 52c 第2側体
60 第2縦枠部材 61 縦枠本体
61a 底板 61b 第1側板
61c 第2側板 61d 小円柱体
62 角筒体 70 U字状金具
C 運送車両 71 金具本体
72 座板片 73 介装板
B ボルト N ナット
R リベット
Claims (3)
- 板状の表面板(21a,22a,23a)を有し、直列に接合される分割パネル(21,22,23)と、該分割パネル(21,22,23)の裏面側に装着される裏面側パネル(29)と、底板(31a)及び該底板(31a)の各端縁から同一方向に突設された一対の側板(31b,31c)を有している枠部材(30)と、平板状の押え板(41)及び先端に外嵌溝(42a)を凹設した傾斜突出部(42)からなる押え部材(40)とを備えている荷箱用パネルであって、
前記各分割パネル(21,22,23)は、接合される側の縁部から裏面側へ接合突起(25)が突設され、該接合突起(25)同士が互いに結合され、かつ、接合されない側の縁部から裏面側へ突設板(24)が突設され、該突設板(24)の先端部から板片(26)が表面板(21a,22a,23a)と平行に設けられ、
前記枠部材(30)は、一対の側板(31b,31c)が前記両側の分割パネル(21,23)の表面板(21a,23a)と板片(26)とを挟み、かつ、裏面側の側板(31c)の先端部(31d)が板片(26)から離隔するように若干反り返り、
前記裏面側パネル(29)は、外周縁が前記裏面側の側板(31c)の先端部(31d)との間に間隔を開けて前記板片(26)上に重ね合わされ、
前記押え部材(40)は、外嵌溝(42a)が前記枠部材(30)の裏面側の側板(31c)の先端部(31d)を外嵌して、押え板(41)が前記裏面側パネル(29)に重ね合わされ、該裏面側パネル(29)が押え板(41)と板片(26)とに挟まれてリベット止めされていることを特徴とする荷箱用パネル。 - 前記分割パネル(21,22,23)には、表面板(21a,22a,23a)の中間部から裏面側へ突設板(24)が突設され、前記裏面側パネル(29)を接合する板片(26)が前記突設板(24)の先端部から表面板(21a,22a,23a)と平行に設けられていることを特徴とする請求項1記載の荷箱用パネル。
- 前記分割パネル(21,22,23)の接合突起(25)同士は、ボルト止めされていることを特徴とする請求項1または2記載の荷箱用パネル。
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