JP2003341560A - 荷箱用パネル - Google Patents

荷箱用パネル

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JP2003341560A
JP2003341560A JP2002158071A JP2002158071A JP2003341560A JP 2003341560 A JP2003341560 A JP 2003341560A JP 2002158071 A JP2002158071 A JP 2002158071A JP 2002158071 A JP2002158071 A JP 2002158071A JP 2003341560 A JP2003341560 A JP 2003341560A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 良好な組み付け性を確保することによって組
み付け作業の作業効率の向上を図る。 【解決手段】 複数の分割パネル(第1〜第3分割パネ
ル21,22,23)が直列に接合されることによって
形成される荷箱用パネル20であり、各分割パネル2
1,22,23は、板状のパネル本体(第1〜第3表面
板21a,22a,23a)と、各分割パネル21,2
2,23の縁部から互いに対向するように突設された接
合突起25とを備えてなり、隣設される各分割パネル2
1,22,23の接合突起25同士が互いに結合される
ことによって形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば運送車両の
荷台などに装備される荷箱を構築するために用いられる
荷箱用パネルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、図12に示すような荷箱用パネル
100が知られている。この荷箱用パネル100は、例
えば、図12の(イ)に示すような運送車両Cの荷台に
装備された荷箱110に適用されるものであり、荷箱本
体111の他に当該荷箱本体111の後面部に設けられ
る観音開き式の開閉扉112にも採用されている。
【0003】図12の(ロ)は、図12の(イ)に示す開
閉扉112のA−A線断面図である。この図に示すよう
に、荷箱用パネル100は、複数の分割パネル101
(図12の(ロ)に示す例では左分割パネル101a、中
央分割パネル101bおよび右分割パネル101c)が
縁部同士を当接させて直列に接続されることにより形成
されている。各分割パネル101は、アルミニウム合金
を原料とした押出成形によって形成されており、表パネ
ル102と裏パネル103とが上下方向に延びる所定数
の架橋片104を介して一体に結合されている。
【0004】左分割パネル101aの左端縁および右分
割パネル101c右端縁には、上下方向(図12の紙面
と直交する方向)に延びる蟻溝状の係止溝105がそれ
ぞれ設けられた上で各係止溝105にゴム材料からなる
ガスケット106が嵌め込まれ、これによって開閉扉1
12が閉じられた状態での荷箱本体111内の気密性が
確保されるようになっている。
【0005】また、左分割パネル101aおよび中央分
割パネル101bの右端部には、上下方向に延びた雄状
接続縁108がそれぞれ設けられているとともに、中央
分割パネル101bおよび右分割パネル101cの左端
部には、雄状接続縁108に対応した雌状接続縁107
がそれぞれ設けられ、各雄状接続縁108を対応した雌
状接続縁107にそれぞれ嵌め込むことによって荷箱用
パネル100(この場合は開閉扉112)が形成され
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な従来の荷箱用パネル100にあっては、図12の
(ロ)に示すように、中央分割パネル101bの中央位
置に開閉扉112の閉止状態をロックするための上下方
向に延びた施錠ロッド113が設けられているが、この
施錠ロッド113は、表パネル102に固定された支持
金具114に上下動可能に支持されている。
【0007】支持金具114は、リベットを介して表パ
ネル102に固定されているが、リベットを用いて支持
金具114を表パネル102に固定しようとすれば、リ
ベットとして大きな荷重に耐え得る特殊な大型のものを
採用し、且つかしめ用の工具も大型のリベットに対応し
た特殊なものを採用しなければならず、一般的なリベッ
トや一般的なかしめ工具を採用し得ないため汎用性に欠
け、結局、従来の荷箱用パネル100は組み付け時の作
業性の点で劣り、これによって作業効率が低下するとい
う不都合が存在した。
【0008】以上、表パネル102に装着される部材と
して、施錠ロッド113を例に挙げて説明したが、これ
らに限らず各種の部材(例えば開閉扉112を荷箱本体
111に連結するヒンジ部材等)を表パネル102に装
着するときにも多くの場合上述のような問題点が発生す
る。
【0009】本発明は、上記のような状況に鑑みなされ
たものであり、良好な組み付け性を確保することによっ
て組み付け作業の作業効率の向上を図ることが可能な荷
箱用パネルを提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
複数の分割パネルが直列に接合されることによって形成
される荷箱用パネルであって、前記分割パネルは、板状
のパネル本体と、該パネル本体の縁部から突設された接
合突起とを備えてなり、隣設される各パネル本体の前記
接合突起同士が互いに結合されることによって形成され
ていることを特徴とするものである。
【0011】この発明によれば、複数の分割パネルを、
それぞれの接合突起同士が互いに当接するように直列に
配置した状態で、当接している接合突起同士をボルト止
めその他で固定することにより、複数の分割パネルが並
設されてなる荷箱用パネルが形成される。
【0012】そして、分割パネルは、平板状のパネル本
体と、該パネル本体の縁部から突設された一対の接合突
起とを備えて構成され、従来の分割パネルのように所定
の介設片を介して表パネルと裏パネルとが当初から一体
に形成されたようなものではないため、当接した接合突
起同士のボルト止め等による連結操作や、パネル本体へ
の各種部材の装着操作を裏パネルに邪魔されることなく
容易に行うことができる。
【0013】また、パネル本体には裏パネルが存在しな
いため、パネル本体同士の接合突起を介したボルト等に
よる接合位置や、各種部材のパネル本体を貫通したボル
ト止め等によるパネル本体表面側への装着位置を、裏パ
ネルに邪魔されることなくパネル本体の裏面側から視認
することが可能になる。
【0014】したがって、従来の分割パネルにあって
は、パネル本体同士の接合作業時や各種部材の取り付け
時に、パネル本体の裏面側からは裏パネルが邪魔になっ
てパネル本体同士の接合位置などを視認することができ
ないような不都合が存在するが、請求項1の発明ではそ
のような不都合が解消され、従来に比べて組み付け性が
各段に向上し、これによって荷箱用パネルの製造コスト
の低減化に貢献する。
【0015】さらに、荷箱用パネルは、各分割パネルに
従来のような裏パネルが存在しない分材料コストの低減
化に貢献するものになる。
【0016】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記パネル本体には、前記接合突起を介し
て裏面側パネルが積層されていることを特徴とするもの
である。
【0017】この発明によれば、パネル本体に接合突起
を介して裏面側パネルが積層されることにより、荷箱用
パネルを組み立てて形成された荷箱の内面側が凹凸のな
い平らな状態になるため、荷箱内に収納された収納品が
パネル本体の裏面側の凹凸と緩衝して壊れるような不都
合が回避される。裏面側パネルとして断熱材料からなる
ものを採用すれば、荷箱は、例えば冷凍品など、断熱処
理が必要な物品の収納用として有効に利用し得るものに
なる。
【0018】請求項3記載の発明は、請求項1または2
記載の発明において、前記接合突起には、先端から突設
されたパネル本体と平行な外面を有する突片が設けられ
ていることを特徴とするものである。
【0019】この発明によれば、接合突起の先端にはパ
ネル本体と平行な外面を有する突片が設けられているた
め、断熱材などの積層材を、この突片の広い外面を介し
てより安定した状態でパネル本体へ取り付けることが可
能になる。
【0020】請求項4記載の発明は、請求項1乃至3の
いずれかに記載の発明において、隣設されるパネル本体
の一方側の対向縁部に凸部が突設されている一方、同他
方側の対向縁部には前記凸部に摺接状態で被せられる凹
部が形成され、これら凸部および凹部は、互いに嵌め合
わせて一方を他方回りに所定方向に回転させることによ
り隣設された各パネル本体が直列方向へ向けて外れ止め
されるように形状設定されていることを特徴とするもの
である。
【0021】この発明によれば、隣設されるパネル本体
の一方側の対向縁部に突設された凸部に、同他方側の対
向縁部に形成された凹部を被せて凸部回りに所定方向に
回転させることにより、隣設された各パネル本体が直列
方向へ向けて外れ止めされた状態で連結される。したが
って、隣設されるべきパネル本体は、このような簡単な
操作で互いに連結され、荷箱用パネルを簡単に組み付け
る上で有効である。
【0022】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係る荷箱用パネ
ルが用いられた荷箱の一実施形態を示す斜視図である。
この図に示すように、荷箱10は、直方体状に形成され
た直方フレーム11と、この直方フレーム11の両側部
に付設された幅方向一対の側板12と、同直方フレーム
11の前面部に付設された前方板13と、同底面部に敷
設された底板14と、同天井部を覆う天板15と、同後
面部に開閉自在に付設された幅方向一対の開閉扉16と
を備えて構成されている。
【0023】前記直方フレーム11は、下部で前後方向
に延びる幅方向一対の下部前後フレーム11aと、これ
ら一対の下部前後フレーム11aの各端部間に架設され
た前後一対の下部横フレーム11bと、これら下部前後
フレーム11aおよび下部横フレーム11bの交差位置
に立設された4本の支柱フレーム11cと、これらの支
柱フレーム11cに支持された前後方向に延びる上部前
後フレーム11dと、同幅方向に延びる上部横フレーム
11eとからなっている。
【0024】そして、前記側板12は、前記のように形
成された直方フレーム11の各側部で前後の支柱フレー
ム11cと上下の前後フレーム11d,11aとの間に
装着されているとともに、前方板13は、同前方で左右
の支柱フレーム11cと上下の横フレーム11e,11
bとの間に装着されている。また、前記底板14は、直
方フレーム11における前後の下部横フレーム11bと
左右の下部前後フレーム11aとの間に装着されている
とともに、前記天板15は、前後の上部横フレーム11
eと左右の上部前後フレーム11dとに支持された状態
で直方フレーム11に装着されている。
【0025】前記開閉扉16は、右開閉扉16aと左開
閉扉16bとからなり、各開閉扉16a,16bが後方
左右の支柱フレーム11cに蝶番部材17を介して回動
自在に取り付けられ、これによって観音開きで開閉し得
るようになっている。かかる開閉扉16a,16bの表
面側の適所には、軸心回りに正逆回動自在に上下方向に
延びる係止ロッド18がそれぞれ設けられ、各開閉扉1
6a,16bが閉じられた状態で係止ロッド18を所定
方向へ回動操作することによって当該各開閉扉16a,
16bが開かないようにロックされる一方、同他方向へ
回動操作することによって前記ロックが解除されるよう
になっている。
【0026】そして、本実施形態においては、本発明に
係る荷箱用パネルが前記側板12、前方板13および開
閉扉16に適用されている。以下、本発明に係る荷箱用
パネルについて開閉扉16に適用されたものを例に挙げ
て図面を基に説明する。図2は、図1の開閉扉16(荷
箱用パネル20)のX−X線断面図であり、図3は、荷
箱用パネル20の構成要素である第1分割パネル21、
図4は、同第2分割パネル22、図5は、同第3分割パ
ネル23をそれぞれ示す平面図である。また、図6は、
縦枠部材30の一実施形態を示す平面図であり、図7
は、押え部材40を示す平面図である。また、図8は、
縦枠部材30に装着されるガスケット50の一実施形態
を示す平面図である。さらに、図9は、第2縦枠部材6
0の一実施形態を示す平面図である。
【0027】まず、図2に示すように、荷箱用パネル2
0の一実施形態である開閉扉16の内の右開閉扉16a
は、右側に位置した第1分割パネル21と、この第1分
割パネル21の右側に位置した第2分割パネル22と、
さらにこの第2分割パネル22の右側に位置した第3分
割パネル23とを備えて構成されている。これら第1〜
第3分割パネル21,22,23は、それぞれ平板状の
パネル本体(後述する第1〜第3表面板21a,22
a,23a)を有し、本実施形態においては各パネル本
体の裏面側に裏面側パネル(内装材)29が装着されて
いる。因みに、左開閉扉16bは、右開閉扉16aと左
右対象で同一の第1分割パネル21、第2分割パネル2
2および第3分割パネル23を備えて構成されている。
【0028】前記裏面側パネル29は、本実施形態にお
いては、複数の材料が積層されてなるいわゆる合板が採
用されているが、かかる合板に代えて、例えばウレタン
フォーム製の発泡性合成樹脂などの断熱性能に優れた材
料を採用してもよい。特に裏面側パネル29としてウレ
タンフォームなどの断熱材料が採用されると、当該裏面
側パネル29の付設された荷箱用パネル20は、冷凍車
用の荷箱10用として好適なものになる。
【0029】かかる開閉扉16は、蝶番部材17を介し
て荷箱10の支柱フレーム11cに連結されている。蝶
番部材17は、支柱フレーム11cの後面(図2の紙面
の下方側)から後方に向けて突設された支柱側ブラケッ
ト17aと、第1分割パネル21の表面側(図2の紙面
の下方側)に固定されるパネル側ブラケット17bと、
これら各ブラケット17a,17bを相対回動可能に連
結する上下方向に延びた連結軸17cとを備えて構成さ
れている。
【0030】前記パネル側ブラケット17bは、頭部が
丸頭に形状設定されたボルトBを表面側から貫通し、第
1分割パネル21の裏面側から突出した部分にナットN
を螺着して締結することにより当該第1分割パネル21
に固定されるようになっている。
【0031】前記第1分割パネル21は、図3に示すよ
うに、第1表面板21aと、この第1表面板21aの右
方位置において裏面側(図3の紙面の上方側)から前方
(図3の紙面の上方)に向けて同一突設量で突設された
上下方向(図3の紙面を貫通する方向)に延びる3枚の
突設板24と、同左端位置から突設板24と同一方向へ
突設された上下方向に延びる接合突起25とを備えてい
る。
【0032】最右端の突設板24と中央部の突設板24
との間には、先端部間に第1表面板21aと平行に対向
架設された板片26が設けられているとともに、左側の
突設板24の先端部からは前記同様の板片26が左方に
向けて突設されている。前記裏面側パネル29は、これ
らの板片26に積層された状態で第1分割パネル21に
取り付けられる。また、右側の突設板24、中央の突設
板24、右側の板片26および第1表面板21aの右側
部によって上下方向に延びる角筒体21bが形成されて
いる。
【0033】前記第2分割パネル22は、図4に示すよ
うに、第2表面板22aと、この第2表面板22aの略
中央部から前方に向けて突設された突設板24と、第2
表面板22aの左右の端部から突設板24と同一方向へ
突設された左右一対の接合突起25とを備えている。突
設板24および右側の接合突起25には、その先端部か
ら左方に向けて突設された前記同様の板片26が設けら
れ、裏面側パネル29はこれらの板片26にも当接され
るようになっている。
【0034】前記第3分割パネル23は、図5に示すよ
うに、第3表面板23aと、この第3表面板23aの左
方位置において裏面側から前方に向けて同一突設量で突
設された上下方向に延びる2枚の突設板24と、同右端
位置から突設板24と同一方向へ突設された上下方向に
延びる接合突起25とを備えている。2枚の突設板24
間の先端部間には板片26が架設されているとともに、
右側の突設板24の先端部から右方に向けて板片26が
突設されている。
【0035】そして、左側の板片26、一対の突設板2
4および第3表面板23aの左側部によって第3分割パ
ネル23における角筒体23bが形成されている。ま
た、第3分割パネル23の接合突起25にも、その先端
部から左方に向けて突設された板片26が設けられてい
る。前記裏面側パネル29は、これらの板片26に当接
された状態で第1〜第3分割パネル21,22,23に
装着されることになる。
【0036】前記各接合突起25は、各分割パネル2
1,22,23を直列に接合するに際し接合部材として
利用されるものであり、設置位置によって形状が若干異
なっている。まず、第1分割パネル21に設けられる接
合突起25は、第2分割パネル22の右側の接合突起2
5に接合されるものであり、上下方向に延びる板状の突
起本体25aと、この突起本体25aの基端側から左方
に向かって突設された平面視で円弧状の上下方向に延び
る円弧突片(凸部)25bと、突起本体25aの先端面
の右方位置からさらに同一方向に向けて突設された上下
方向に延びる小突片25cとからなっている。円弧突片
25bは、突起本体25aの突出方向に凸になるように
形状設定されている。
【0037】一方、第2分割パネル22の右端部に設け
られた接合突起25は、前記同様の突起本体25aと、
前記円弧突片25bに対応して突起本体25aの基端側
に凹設された上下方向に延びる円弧溝(凹部)25d
と、前記小突片25cに対応して第1分割パネル21の
先端部に当接するように突起本体25aの先端部から突
設された上下方向に延びる突片25eとからなってい
る。
【0038】したがって、円弧突片25bの先端部を円
弧溝25dに差し込んだ状態(この状態では、第1分割
パネル21は第2分割パネル22に対して平面視で斜め
になっている)で第1分割パネル21を円弧溝25dの
曲率中心回りに第2分割パネル22の接合突起25へ向
けて回転させることにより、第1分割パネル21は、図
2に示すように、第2分割パネル22に直列で接合され
た状態になる。
【0039】第2分割パネル22の左端部に設けられた
接合突起25は、第1分割パネル21に設けられた接合
突起25と同一に形状設定されているとともに、第3分
割パネル23の右端部に設けられた接合突起25は、第
2分割パネル22の右端部に設けられた接合突起25と
同一に形状設定されている。したがって、第2分割パネ
ル22の円弧突片25bを第3分割パネル23の円弧溝
25dに差し込むことによって、図2に示すように、第
2分割パネル22が第3分割パネル23に直列で接合さ
れた状態になる。
【0040】そして、上記のように第1〜第3分割パネ
ル21,22,23が直列に接合された状態で、互いに
当接している接合突起25をボルト止め(図10参照)
することにより、各分割パネル21,22,23の連結
状態が確実なものになる。なお、当接している接合突起
25に対して特にボルト止め等を行わなくても、各分割
パネル21,22,23が接合されて形成した接合物の
上下の縁部に後述する横枠部材39(図1)を装着する
ことにより、各分割パネル21,22,23を有効に一
体化させることも可能である。
【0041】第3分割パネル23の表面側に付設される
前記係止ロッド18は、図2に示すように、第3表面板
23aに固定されたU字状金具70に支持されることよ
って上下動可能に第3分割パネル23に取り付けられて
いる。
【0042】前記U字状金具70は、内面側が係止ロッ
ド18に摺接し得るように円弧状に形成された金具本体
71と、この金具本体71の各側縁部から直交方向で互
いに反対方向に延設された一対の座板片72とからなっ
ている。そして、各座板片72が第3表面板23aの表
面側に当接された状態で、ボルトBがこれらの座板片7
2および第3表面板23aに貫挿され、裏面側に突出し
た当該ボルトBにナットNが螺着されて締結されること
により、U字状金具70が第3分割パネル23に取付け
られる。かかるU字状金具70の取り付け操作は、裏面
側パネル29が各分割パネル21,22,23に装着さ
れる前に実行されるため、裏面側パネル29に邪魔され
ることはなく、ボルトBおよびナットNによる締結操作
が容易になる。
【0043】なお、本実施形態においては、U字状金具
70と第3表面板23aとの間に介装板73が介設され
た状態でU字状金具70が第3表面板23aにボルト止
めされ、これによって係止ロッド18が第3表面板23
aと当接するのが防止されている。
【0044】このように構成された右開閉扉16aの原
体には、左右の縁部に図6に示すような縦枠部材30が
装着される。縦枠部材30は、長さ寸法が各分割パネル
21,22,23の上下寸法より若干長めに寸法設定さ
れ、平面視でコ字状を呈した縦枠本体31と、この縦枠
本体31の基端側(図6の左側)の一方の角部から反対
方向に向けて突設された突設板32と、縦枠本体31の
基端側の外方位置に形成された装着溝33とを備えて構
成されている。
【0045】前記縦枠本体31は、底板31aと、この
底板31aの各端縁から同一方向に突設された一対の側
板(第1側板31bおよび第2側板31c)とからなっ
ている。そして、前記突設板32は、第1側板31b側
の底板31a端部から第1側板31bと反対方向へ向け
て突設されている。また、第2側板31cの先端部に
は、若干外方に反れた状態で上下方向に延びる小円柱体
31dが一体に付設されている。
【0046】前記装着溝33は、後述するガスケット5
0を装着するためのものであり、底板31aにおける突
設板32が突設されている側(一方の端縁部側)、およ
び底板31aの他方の端縁部側から互いに対向方向に突
設された一対の小突片31eによって、開口幅寸法が溝
奥の溝幅寸法より小さいいわゆる蟻溝状に形成されてい
る。
【0047】前記突設板32は、装着溝33に装着され
た状態のガスケット50の一部(装着溝33から外部に
突出した部分)を覆うためのものであり、先端部に小さ
な円柱状に膨出した上下方向へ向けて延びる膨出部32
aが設けられている。
【0048】このように構成された縦枠部材30は、縦
枠本体31が第1分割パネル21の右縁部および第3分
割パネル23の左縁部に外嵌された状態でボルト止めに
よって各分割パネル21,23に固定される。なお、図
6に示す縦枠部材30は、第3分割パネル23の左端縁
に装着されるものであり、図6に示す縦枠部材30を上
下逆転させたものが第1分割パネル21の右端縁に装着
される。
【0049】そして、かかる縦枠部材30が第1分割パ
ネル21および第3分割パネル23に装着された状態
で、図7に示すような押え部材40が小円柱体31dを
介して第2側板31cに装着される。押え部材40は、
裏面側パネル29を第1分割パネル21および第3分割
パネル23に固定するためのものであり、上下方向に長
尺の平板状の押え板41と、この押え板41の一方の端
縁から外方に向かって斜めに突設された傾斜突設部42
とからなっている。
【0050】傾斜突設部42の先端部の外角側には、縦
枠本体31の第2側板31cの先端に設けられた小円柱
体31dに外嵌される上下方向に延びた平面視で円弧状
の外嵌溝42aが凹設されている。そして、図6に二点
鎖線で示すように、この外嵌溝42aを小円柱体31d
に外嵌した状態で第3分割パネル23の裏面側(図6の
紙面の上方側)に裏面側パネル29を重ね合わせ、引き
続き押え部材40を、二点鎖線の矢印で示すように、小
円柱体31d回りに時計方向に回動させることにより、
裏面側パネル29は、第1〜第3分割パネル21,2
2,23の各板片26と押え板41とによって挟持され
た状態になる。この状態で、押え板41を、裏面側パネ
ル29を介して板片26にリベット止めすることによ
り、裏面側パネル29が第1〜第3分割パネル21,2
2,23に固定されることになる。
【0051】前記縦枠部材30の外面側(図6の左方)
には相手方との間に形成される隙間をシールするための
ガスケット50が装着される。かかるガスケット50
は、図8に示すように、上方または下方から縦枠部材3
0の装着溝33に摺接状態で嵌挿される長尺板状のベー
ス材51と、このベース材51の一面側から突設された
上下方向に長尺のガスケット本体52とからなってい
る。
【0052】前記ガスケット本体52は、平面視で略C
字状に形成され、ベース材51に一体に接合される基部
52aと、この基部52aの後端縁(図8の紙面の下
方)から図8における左方に向けて突設された第1側体
52bと、同前端縁から同左方に向けて突設された、平
面視で第1側体52bより短尺の第2側体52cとから
なっている。第1側体52bは、平面視の長さが突設板
32の平面視の長さと略同一になるように寸法設定され
ている。
【0053】基部52aは、前後寸法が縦枠部材30の
小突片31e間の隙間寸法と略同一に寸法設定され、こ
れによってベース材51を上方または下方から装着溝3
3に嵌挿することによってガスケット50が抜け止め状
態で縦枠部材30に装着されるようになっている。ガス
ケット50が縦枠部材30に装着されることにより、ガ
スケット本体52が装着溝33から外部に突出するとと
もに、第1側体52bが突設板32の内面側に密着する
ようになっている。
【0054】そして、本実施形態においては、ガスケッ
ト本体52は、柔軟な軟質の合成樹脂によって形成され
ているのに対し、ベース材51は、硬質の合成樹脂によ
って形成されている。
【0055】したがって、全てが軟質の合成樹脂によっ
て形成されている従来のガスケットにおいては、装着溝
33に嵌挿された部分が容易に弾性変形することによっ
て装着溝33から外れ易いという不都合が生じるが、本
実施形態のガスケット50は、装着溝33に嵌挿される
ベース材51が硬質の合成樹脂で形成されているためか
かる不都合は生じない。
【0056】図10は、右開閉扉16aの第1〜第3分
割パネル21,22,23に対する裏面側パネル29の
組み付け操作を説明するための平面視の断面図であり、
(イ)は、第1〜第3分割パネル21,22,23に裏
面側パネル29が装着される前の状態、(ロ)は、第1
〜第3分割パネル21,22,23に裏面側パネル29
が装着された状態をそれぞれ示している。
【0057】まず、図10の(イ)に示す状態では、各
分割パネル21,22,23は、互いに当接した接合突
起25にボルトBが貫通されてナットNで締結されるこ
とにより一体化されている。ボルトBは、第2分割パネ
ル22側の接合突起25から第1分割パネル21側の接
合突起25に向けて貫通されるとともに、第3分割パネ
ル23側の接合突起25から第2分割パネル22側の接
合突起25に向けて貫通され、これによってボルトBの
頭部は、第2分割パネル22および第3分割パネル23
の右側の接合突起25に当接した状態になっている。
【0058】ところで、第2および第3分割パネル2
2,23側の接合突起25には、その突起本体25aの
左面側に円弧溝25d(図4、図5)を形成するための
隆起部25fと、板片26の基端側の肉厚部25gが形
成されている。そして、本実施形態においては、隆起部
25fと肉厚部25gとの間の隙間寸法が、ボルトBの
六角形状を呈した頭部の最小径寸法より僅かに大き目に
設定され、これによって前記隙間に嵌り込んだ頭部は回
り止めされるようになっている。
【0059】したがって、各分割パネル21,22,2
3の連結時に、互いに当接している突起本体25aに第
2および第3分割パネル22,23側からボルトBを貫
通させることにより、ボルトBの頭部は隆起部25fお
よび肉厚部25g間の隙間に嵌り込んで回り止めされる
ため、別途専用の工具を用いて頭部の回り止め操作を行
うことなく、ナットNの締結操作を行うことが可能にな
り、各分割パネル21,22,23の連結作業の作業性
が向上する。
【0060】そして、このようにして一体化された第1
〜第3分割パネル21,22,23の左右の端縁に、縦
枠部材30の縦枠本体31がそれぞれ外嵌されるととも
に、同上下の端縁に縦枠部材30と同様に構成された横
枠部材39(図1)が装着され、これら縦枠部材30と
横枠部材39との当接部分が溶接止めされることによっ
て荷箱用パネル20が形成されている。荷箱用パネル2
0が形成された後に各縦枠本体31の小円柱体31dに
押え部材40の外嵌溝42aがそれぞれ嵌め込まれる
(図10の(イ))。
【0061】このようにして得られた荷箱用パネル20
(右開閉扉16a)には、裏面側パネル29の装着に先
立って蝶番部材17(図2)が装着される。このように
されるのは、裏面側パネル29が先に荷箱用パネル20
に装着されてしまうと、当該裏面側パネル29が邪魔に
なって蝶番部材17をボルト止めで右開閉扉16aに取
り付けるのが困難になるからである。
【0062】ついで、図10の(イ)に示す状態の右開
閉扉16aの裏面側に裏面側パネル29が重ね合わさ
れ、さらに左右の押え部材40が互いに対向方向に向け
て小円柱体31d回りに回動される。これによって裏面
側パネル29は、図10の(ロ)に示すように、第1分
割パネル21および第3分割パネル23の板片26と押
え部材40の押え板41とによって挟持された状態にな
る。この状態で、リベットRを縦枠部材30の第2側板
31cおよび板片26、並びに押え部材40の押え板4
1および同板片26に貫通させた上で当該リベットRに
かしめ止め処理を施すことによって、縦枠部材30が右
開閉扉16aに固定されるとともに、裏面側パネル29
が右開閉扉16aに固定された状態になる。
【0063】ところで、上記第1〜第3分割パネル2
1,22,23、縦枠部材30、押え部材40およびガ
スケット50は、右開閉扉16aおよび左開閉扉16b
の共通部品であるが、図9に示す第2縦枠部材60は、
左開閉扉16bの第1分割パネル21(図2)にのみ適
用される左開閉扉専用部品である。
【0064】かかる第2縦枠部材60は、図9に示すよ
うに、平面視でコ字状を呈した縦枠本体61と、この縦
枠本体61の平面視における基端部に一体に形成された
上下方向に延びる平面視で矩形状を呈した角筒体62と
からなっている。縦枠本体61は、基端部の底板61a
と、この底板61aの前後の端縁から角筒体62と反対
側に互いに平行に突設された後部の第1側板61bおよ
び同前部の第2側板61cとからなり、前記角筒体62
は底板61aをその一辺部として縦枠本体61と共用し
ている。
【0065】第2側板61cの先端部には、上記縦枠部
材30の小円柱体31dと同様の小円柱体61dが設け
られ、この小円柱体61dに押え部材40が装着される
のは先の縦枠部材30の場合と同様である。
【0066】かかる第2縦枠部材60は、縦枠本体61
が左開閉扉16bの第3分割パネル23の右端縁に外嵌
され、リベット止めが行われることによって第3分割パ
ネル23に固定されている。
【0067】図11は、右開閉扉16aおよび左開閉扉
16bのいずれもが閉じられた状態を示す平面視の部分
断面図である。この図に示すように、左右の開閉扉16
b,16aが閉じられた状態(因みに左開閉扉16bが
閉じられた後に右開閉扉16aが閉じられる)では、右
開閉扉16aの左端縁に縦枠部材30を介して装着され
たガスケット50は、その長尺の第1側体52bと短尺
の第2側体52cとが左開閉扉16bの第3分割パネル
23の右端縁に装着された第2縦枠部材60の角筒体6
2を挟持した状態になっており、これによって左右の開
閉扉16b,16aの対向縁部間の隙間がシールされた
状態になっている。
【0068】本実施形態の荷箱用パネル20は、以上詳
述したように、複数の分割パネル(第1〜第3分割パネ
ル21,22,23)が直列に接合されることによって
形成されるものであり、前記各分割パネル21,22,
23は、板状のパネル本体(第1〜第3表面板21a,
22a,23a)と、各分割パネル21,22,23の
縁部から互いに対向するように突設された接合突起25
とを備えてなり、隣設される各分割パネル21,22,
23の接合突起25同士が互いに結合されることによっ
て形成されている。
【0069】かかる荷箱用パネル20によれば、各分割
パネル21,22,23を、それぞれの接合突起25同
士が互いに当接するように直列に配置した状態で、当接
している接合突起25同士をボルトBによる締結で互い
に固定することにより、各分割パネル21,22,23
が並設されてなる開閉扉16用の荷箱用パネル20を得
ることができる。
【0070】そして、各分割パネル21,22,23
は、従来の各分割パネルで採用されていたような接合突
起25を介して表パネルに重ね合わされる表パネルと一
体の裏パネルが設けられていないため、当接した接合突
起25同士のボルト止めによる連結操作や、第1分割パ
ネル21への係止ロッド18の装着操作を裏パネルに邪
魔されることなく行うことができ、従来の荷箱用パネル
に比べて組み付け性が向上し、これによって荷箱用パネ
ル20の製造コストの低減化に貢献することができる。
【0071】また、一体に結合された各分割パネル2
1,22,23の裏面側には、接合突起25の先端部に
形成された板片26を介して裏面側パネル29が後付け
で設けられ、しかもこの裏面側パネル29は断熱材料に
よって形成されていするため、かかる荷箱用パネル20
を組み立てることによって形成された荷箱10は、例え
ば冷凍品など、断熱処理が必要な物品の収納用として有
効に利用し得るものになる。
【0072】また、各分割パネル21,22,23の接
合は、当該各分割パネル21,22,23のいずれかの
一方側に設けられた円弧突片25bを、対向した他方側
の円弧溝25dに嵌め込むことによって行うようになさ
れているため、円弧突片25bを円弧溝25dに嵌め合
わせた後に一方側を円弧溝25dの曲率中心回りに回転
させることにより、各分割パネル21,22,23は、
その直列方向に対して外れ止めされた状態で連結され、
荷箱用パネル20の位置決めを含めた組み付け作業が容
易になり、組み付け作業の作業性を向上させることがで
きる。
【0073】本発明は、上記の実施形態に限定されるも
のではなく、以下の内容をも包含するものである。
【0074】(1)上記の実施形態においては、荷箱用
パネル20の裏面側に裏面側パネル29が取り付けられ
ているが、本発明は、荷箱用パネル20の裏面側に裏面
側パネル29を付設することを必須の要件とするもので
はなく、特に必要がない場合には荷箱用パネル20の裏
面側に裏面側パネル29を設けなくてもよい。
【0075】(2)上記の実施形態においては、裏面側
パネル29として断熱材料製のものが採用されている
が、本発明は、裏面側パネル29が断熱材料製であるこ
とに限定されるものではなく、断熱材料に代えて通常の
パネル材料によって裏面側パネル29を構成してもよ
い。
【0076】(3)上記の実施形態においては、各分割
パネル21,22,23からなる荷箱用パネル20を開
閉扉16用として採用した例を詳細に説明したが、上記
のような荷箱用パネル20は、開閉扉16専用のもので
あることに限定されるものではなく、同一構成のものを
荷箱10の側壁や天板などにも適用することが可能であ
る。
【0077】(4)上記の実施形態においては、各分割
パネル21,22,23の接合突起25同士をボルトB
によって結合しているが、本発明の接合突起25同士の
結合という概念の中には、ボルトBによる直接的な結合
の他に、横枠部材39を用いて各分割パネル21,2
2,23を一体化することも接合突起25同士の結合の
概念に含まれる。
【0078】(5)上記の実施形態において裏面側パネ
ル29の荷箱用パネル20への装着作業の際に、図10
の(イ)に示す状態で押え部材40の基端部内面側に粘
着性を有する所定のシール材(シーラー)を押え部材4
0の長手方向に向けて所定厚み(少なくとも裏面側パネ
ル29の厚み寸法以上)で帯状に塗布してもよい。こう
することによって、裏面側パネル29が荷箱用パネル2
0に装着された、図10の(ロ)に示す状態で、押え部
材40の基端部と裏面側パネル29の側端部との間にシ
ーラーが介設された状態になり、これによって雨水等の
水が押え部材40と裏面側パネル29との隙間から荷箱
10内に侵入するのを確実に防止することができる。
【0079】(6)上記の実施形態において、例えば図
10に示す荷箱用パネル20の横幅寸法を調節するに際
しては、第1分割パネル21の右側部および第3分割パ
ネル23の左側部のいずれか一方または双方を上下方向
(図10の紙面に直行する方向)に向けて所定の予め切
断すればよい。そして、第1分割パネル21等の切断幅
寸法を調節することにより、荷箱用パネル20の横幅寸
法を所望のものにすることができ、荷箱用パネル20の
寸法設定の自由度が向上する。また、分割パネルに前記
のような切断処理を施しても、切断部分には縦枠部材3
0が被せられるので強度的に問題が生じることはない。
【0080】(7)上記の実施形態において、裏面側パ
ネル29と各分割パネル21,22,23の表面板21
a,22a,23aとの間の隙間に断熱材を充填するよ
うにしてもよい。こうすることによって荷箱用パネル2
0は断熱効果がさらに向上するため、かかる荷箱用パネ
ル20を用いた荷箱10は、例えば冷凍車用として極め
て好適なものになる。
【0081】(8)上記の実施形態において、裏面側パ
ネル29としてウレタンフォーム等の断熱材を採用する
場合、通常、厚み寸法が50mm〜75mmに設定さ
れ、その表面側に保護材としてのアルミニウム板の積層
されたものが使用される。かかる厚手の断熱材を押え部
材40を介して開閉扉16に装着するために、図7に示
す押え部材40の形状を厚手の断熱材に対応したものに
設計変更する必要がある。具体的には、押え部材40の
押え板41の基端部が、外方(図7の左方)に向かって
折り曲げられた状態(すなわち、傾斜突設部42の延び
る方向に延ばされた状態)で、略中央部が元の押え板4
1と平行になるように折り返され、図7に二点鎖線で示
すようにL字状とされる。こうすることによって厚手の
断熱材を押え部材40を介して開閉扉16に装着するこ
とが可能になる。
【0082】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明の荷箱用パネルは、複数の分割パネルが直列に接合さ
れることによって形成されるものであり、分割パネル
は、板状のパネル本体と、該パネル本体の縁部から突設
された接合突起とを備えてなり、隣設される各パネル本
体の前記接合突起同士が互いに結合されてなるものであ
るため、従来の分割パネルで採用されていたような一対
の接合突起の先端部間に架設される裏パネルが設けられ
ておらず、したがって、当接した接合突起同士のボルト
止め等による連結操作や、パネル本体への各種の部材の
装着操作を裏パネルに邪魔されることなく行うことがで
き、その分、従来の荷箱用パネルに比べて組み付け性が
向上し、これによって荷箱用パネルの製造コストの低減
化に貢献することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る荷箱用パネルが用いられた荷箱の
一実施形態を示す斜視図である。
【図2】図1の開閉扉(荷箱用パネル)のX−X線断面
図である。
【図3】荷箱用パネルの構成要素である第1分割パネル
を示す平面図である。
【図4】荷箱用パネルの構成要素である第2分割パネル
示す平面図である。
【図5】荷箱用パネルの構成要素である第3分割パネル
を示す平面図である。
【図6】縦枠部材の一実施形態を示す平面図である。
【図7】押え部材を示す平面図である。
【図8】縦枠部材に装着されるガスケットの一実施形態
を示す平面図である。
【図9】第2縦枠部材の一実施形態を示す平面図であ
る。
【図10】右開閉扉の第1〜第3分割パネルに対する裏
面側パネルの組み付け操作を説明するための平面視の断
面図であり、(イ)は、第1〜第3分割パネルに裏面側
パネルが装着される前の状態、(ロ)は、第1〜第3分
割パネルに裏面側パネルが装着された状態をそれぞれ示
している。
【図11】右開閉扉および左開閉扉のいずれもが閉じら
れた状態を示す平面視の部分断面図である。
【図12】従来の荷箱用パネルを説明するための図であ
り、(イ)は、荷箱用パネルが適用された運送車両、
(ロ)は、図1のA−A線断面図である。
【符号の説明】
10 荷箱 11 直方フレーム 11a 下部前後フレーム 11b 下部横フレーム 11c 支柱フレーム 11d 上部前後フレー
ム 11e 上部横フレーム 12 側板 13 前方板 14 底板 15 天板 16 開閉扉 16a 右開閉扉 16b 左開閉扉 17 蝶番部材 17a 支柱側ブラケッ
ト 17b パネル側ブラケット 17c 連結軸 18 係止ロッド 20 荷箱用パネル 21 第1分割パネル 21a 第1表面板 21b 角筒体 22 第2分割パネル 22a 第1表面板 23 第3分割パネル 23a 第3表面板 23b 角筒体 24 突設板 25 接合突起 25a 突起本体 25b 円弧突片(凸
部) 25c 小突片 25d 円弧溝(凹部) 25e 突片 25f 隆起部 25g 肉厚部 26 板片 29 裏面側パネル 30 縦枠部材 31 縦枠本体 31a 底板 31b 第1側板 31c 第2側板 31d 小円柱体 31e 小突片 32 突設板 32a 膨出部 33 装着溝 39 横枠部材 40 部材 41 押え板 42 傾斜突設部 42a 外嵌溝 50 ガスケット 51 ベース材 52 ガスケット本体 52a 基部 52b 第1側体 52c 第2側体 60 第2縦枠部材 61 縦枠本体 61a 底板 61b 第1側板 61c 第2側板 61d 小円柱体 62 角筒体 70 U字状金具 C 運送車両 71 金具本体 72 座板片 73 介装板 B ボルト N ナット R リベット

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の分割パネルが直列に接合されるこ
    とによって形成される荷箱用パネルであって、前記分割
    パネルは、板状のパネル本体と、該パネル本体の縁部か
    ら突設された接合突起とを備えてなり、隣設される各パ
    ネル本体の前記接合突起同士が互いに結合されることに
    よって形成されていることを特徴とする荷箱用パネル。
  2. 【請求項2】 前記パネル本体には、前記接合突起を介
    して裏面側パネルが積層されていることを特徴とする請
    求項1記載の荷箱用パネル。
  3. 【請求項3】 前記接合突起には、先端から突設された
    パネル本体と平行な外面を有する突片が設けられている
    ことを特徴とする請求項1または2記載の荷箱用パネ
    ル。
  4. 【請求項4】 隣設されるパネル本体の一方側の対向縁
    部に凸部が突設されている一方、同他方側の対向縁部に
    は前記凸部に摺接状態で被せられる凹部が形成され、こ
    れら凸部および凹部は、互いに嵌め合わせて一方を他方
    回りに所定方向に回転させることにより隣設された各パ
    ネル本体が直列方向へ向けて外れ止めされるように形状
    設定されていることを特徴とする請求項1乃至3のいず
    れかに記載の荷箱用パネル。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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