JP3734726B2 - 読み出し専用メモリ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ビット線プリチャージ方式の半導体読み出し専用メモリに関する技術に属する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、読み出し専用メモリとして、ビット線に接続されるトランジスタの有無によって、プリチャージされた上記ビット線の電位を制御することにより、記憶されたデータを読み出すビット線プリチャージ方式の読み出し専用メモリが用いられている。この種の読み出し専用メモリは、具体的には、例えば図7に示すような構成を有している。
【0003】
同図において、プリチャージ回路を構成するプリチャージトランジスタTr810〜Tr8n0は、プリチャージ信号800の制御により、ビット線B810〜B8n0をプリチャージするようになっている。
【0004】
ワード線W801〜W80mは、それぞれ、トランジスタ列を構成するNchMOSトランジスタTr811〜Tr8nmのゲートに接続されている。(より詳しくは、例えばワード線W801は、NchMOSトランジスタTr811〜Tr8n1のゲートに、ワード線W802は、NchMOSトランジスタTr812〜Tr8n2のゲートに、ワード線W80mは、NchMOSトランジスタTr81m〜Tr8nmのゲートにそれぞれ接続されている。)
上記各NchMOSトランジスタTr811…のソースは接地される一方、ドレインは、それぞれビット線B810〜B8n0への接続の有無によって、例えば“0”または“1”のデータが記録されるようになっている。すなわち、同図の例では、記録されるデータが“0”のときにNchMOSトランジスタTr811…のドレインがビット線B810…に接続され、読み出しの際に、ビット線B810…がLレベルになるようになっている。(より詳しくは、例えばNchMOSトランジスタTr811…Tr81mのドレインはビット線B810に、NchMOSトランジスタTr822…Tr82mのドレインはビット線B820に、NchMOSトランジスタTr8n1…Tr8nmのドレインはビット線B8n0にそれぞれ接続されている。)
プルアップ回路を構成するPchMOSトランジスタTr911〜Tr9n1は、データ“1”が読み出される際に、ビット線B810〜B8n0の電位をHレベルにキープし得る程度に、NchMOSトランジスタTr811…よりも小さなドライブ能力を有するように設定されている。
【0005】
また、上記ビット線B810〜B8n0は、それぞれ出力回路を構成するインバータ回路Inv811・Inv812〜Inv8n1・Inv8n2に接続されている。
【0006】
上記のような読み出し専用メモリでは、次のような動作によってデータが読み出される。
(1) 図8に示すように、まず、読み出し動作前にプリチャージ信号800がLレベルに下げられ、プリチャージトランジスタTr810…がON状態になって、各ビット線B810…がHレベルにプリチャージされる。
(2) その後、図示しない入力アドレス信号に応じて、ワード線W801…のうちの何れか1本が選択されてHレベルとなる。
(3) そこで、例えばワード線W802が選択されてHレベルになると、これに接続されているNchMOSトランジスタTr812〜Tr8n2がON状態となる。
【0007】
この場合、例えばNchMOSトランジスタTr812のドレインはビット線B810に接続されていないので、ビット線B810の電位は、プリチャージ信号800がHレベルになった後もプルアップ回路のPchMOSトランジスタTr911によってHレベルにキープされ、インバータ回路Inv811・Inv812を介してデータ“1”が出力される。
【0008】
一方、例えばNchMOSトランジスタTr822のドレインはビット線B820に接続されるとともに、前記のようにプルアップ回路のPchMOSトランジスタTr921は上記NchMOSトランジスタTr822よりもドライブ能力が小さく設定されているので、ビット線B810はディスチャージされて電位がLレベルに引き下げられ、インバータ回路Inv821・Inv822を介してデータ“0“が出力される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、近年、CMOS半導体集積回路プロセスにおける微細化が進み、ゲート酸化膜厚の薄膜化に応じて電源電圧のスケーリングが進みつつある。また、電源電圧の低下に伴って生じる動作速度の低下を回避するために、MOSトランジスタの閾値電圧が低く設定される傾向にある。
【0010】
ところが、閾値電圧が低くなると、MOSトランジスタのオフリーク電流が増大する。このため、ビット線に多くのトランジスタのドレインノードが接続される読み出し専用メモリでは、ビット線の電位が変動して誤動作を起こしやすくなる。すなわち、読み出し専用メモリの場合、例えばビット線に接続されるNchMOSトランジスタの数が1000を超える場合も多く、個々のトランジスタのリーク電流は小さくても、その合計は従来のようには無視できないレベルになって回路動作に影響し、誤動作を生じがちになる。
【0011】
具体的には、例えばビット線B810にドレインが接続されるNchMOSトランジスタTr811…の数が多い場合(すなわちデータ“0”が多く書き込まれている場合)、前記のようにワード線W802がHレベルになったときに、NchMOSトランジスタTr812のドレインはビット線B810に接続されていなくても(データ“1”が書き込まれていても)、ビット線B810にドレインが接続されたNchMOSトランジスタTr811…Tr81m(Tr812以外)のオフリーク電流の合計がプルアップ回路のドライブ能力より大きくなると、図8に破線で示すようにビット線B810の電位がHレベルに保持されなくなり、データ“0”が出力されてしまう。このような現象はオフリーク電流が増大する高温時に特に生じやすい。
【0012】
一方、上記のような誤動作を防ぐためにプルアップ回路のドライブ能力を上げると、データ“0”を出力すべきビット線B820において、NchMOSトランジスタTr822によるディスチャージ動作がプルアップ回路によって妨げられ、同図に1点鎖線で示すようにビット線B820がLレベルになるまでのタイムラグが長くなり、却って読み出し時のアクセス時間の増大を招くことになる。
【0013】
さらに、ビット線B820の電位がディスチャージによって下がるほど、PchMOSトランジスタTr921(プルアップ回路)のソース・ドレイン間電圧が高くなってビット線B820に供給される電流が増大するので、ビット線B820の電位がインバータ回路Inv821のスレッショルドレベル以下に引き下げられずに誤動作を生じる可能性も高くなる。
【0014】
前記の問題に鑑み、本発明は、アクセス時間の増大を招くことなく、トランジスタ等のオフリーク電流などによる誤動作を確実に防止することを課題とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
前記の課題を解決するために、請求項1の発明が講じた解決手段は、
ビット線にあらかじめ電荷を保持させた後、上記ビット線に接続されワード線により選択されたスイッチング素子によって上記保持された電荷を放電させることにより、上記ビット線に接続された上記スイッチング素子の有無に応じたデータを読み出すように構成された読み出し専用メモリにおいて、
上記ワード線により上記スイッチング素子が選択される際に上記ビット線に電流を供給する電流供給回路を備えるとともに、
上記電流供給回路における電流供給能力が、上記ビット線に接続される上記スイッチング素子の数に応じて設定されていることを特徴とする。
【0016】
請求項1の発明によると、ワード線により選択されていないスイッチング素子のオフリーク電流が、そのようなスイッチング素子の数に応じた電流供給能力の電流供給回路によって十分、かつ、過度になることなく適切に補償される。すなわち、ビット線に接続されたスイッチング素子の数が多い場合には、そのビット線に電流を供給する電流供給回路の電流供給能力が大きく設定されることにより、ビット線の電位が低下することによる誤動作を防止することができるとともに、ビット線に接続されたスイッチング素子の数が少ない場合には、電流供給能力が小さく設定されることにより、ワード線により選択されてON状態になったスイッチング素子のディスチャージ動作が妨げられることによる誤動作や動作速度の低下を防止することができる。
【0017】
また、請求項2の発明は、
請求項1の読み出し専用メモリであって、
上記電流供給回路が、定電流回路であることを特徴とする。
【0018】
請求項2の発明によると、ワード線により選択されてON状態になったスイッチング素子のディスチャージによってビット線の電位が引き下げられる場合でも、供給される電流が変動しないので、ビット線電位を確実に引き下げることができる。すなわち、例えばMOSトランジスタによってビット線に電流を供給する場合には、ビット線電位の低下につれてソース・ドレイン間の電圧が高くなると供給電流が増大するため、ビット線電位が十分に引き下げられず、出力回路のスイッチングレベル(スレッショルドレベル)に対するマージンが小さくなりがちである。これに対して、上記のように定電流回路を用いてビット線に電流を供給することにより、ビット線電位が低下しても供給電流が増大することはないので、ビット線電位を速やかかつ十分に引き下げることができ、動作速度を向上させるとともに出力回路のマージンを大きくとることができる。
【0019】
また、請求項3の発明は、
請求項2の読み出し専用メモリであって、上記定電流回路は、
上記スイッチング素子と同種のスイッチング素子を有し、所定の基準電流を発生する基準電流発生回路と、
上記基準電流をミラーリングして、上記ビット線に電流を供給するカレントミラー回路とを備え、
上記カレントミラー回路のミラー比が、上記ビット線に接続される上記スイッチング素子の数に応じて設定されていることを特徴とする。
【0020】
請求項3の発明によると、カレントミラー回路は基準電流に比例した一定の電流を供給することができるので、そのミラー比を設定することによって、ビット線に接続されるスイッチング素子の数に応じた一定の電流をビット線に供給することが容易にできる。また、ビット線に接続されたスイッチング素子と同種のスイッチング素子を用いて発生させた電流を基準としてビット線に電流が供給されるので、ビット線に接続されたスイッチング素子のオフリーク電流を適切に補償することが容易にできる。すなわち、カレントミラー回路を用いることにより、例えばビット線に接続されるトランジスタに対応した特性のオフトランジスタを用いて、オフリーク電流を補償するための電流を供給することができるので、従来のようにトランジスタのオン電流を供給する場合に比べて、困難な特性の合わせ込みをしなくても容易に電流補償の精度を高くすることができる。そのうえ、電源電圧や周囲温度などの周囲条件の変動に対しても効果的にオフリーク電流をキャンセルすることができる。
【0021】
また、請求項4の発明は、
請求項1ないし請求項3の読み出し専用メモリであって、
上記電流供給回路は、上記ビット線の電位が所定の電位よりも高いときに、上記ビット線に電流を供給する一方、上記ビット線の電位が所定の電位よりも低いときに、上記ビット線への電流の供給を停止するように構成されていることを特徴とする。
【0022】
請求項4の発明によると、ワード線により選択されてON状態になったスイッチング素子のディスチャージによってビット線の電位が引き下げられ、所定の電位よりも低くなったときに電流の供給が停止されるので、その後、一層速やかに、かつ、確実にビット線の電位を低下させることができ、ディスチャージ動作の際のマージンを大きくすることができる。
【0023】
また、請求項5の発明は、
請求項1ないし請求項4の読み出し専用メモリであって、
上記ビット線に接続される上記スイッチング素子の数を複数の段階に分け、上記電流供給回路の上記電流供給能力は、上記段階に応じて設定されていることを特徴とする。
【0024】
請求項5の発明によると、電流供給能力が異なる電流供給回路の種類を少なくすることができるので、構成の簡素化を容易に図ることができる。
【0025】
また、請求項6の発明は、
請求項1ないし請求項5の読み出し専用メモリであって、
上記ビット線に接続された全ての上記スイッチング素子がオフ状態のときにおける上記ビット線の電位に応じて、上記電流供給回路の上記電流供給能力を調整する電流調整回路を備えたことを特徴とする。
【0026】
また、請求項7の発明は、
請求項6の読み出し専用メモリであって、上記電流調整回路は、
上記ビット線に接続された全ての上記スイッチング素子がオフ状態のときにおける上記ビット線の電位を所定の基準電位と比較する比較回路と、
上記比較回路の比較結果を保持する保持回路と、
上記保持回路の保持内容に応じて、上記ビット線に電流を供給する調整電流供給回路を備えたことを特徴とする。
【0027】
請求項6、または請求項7の発明によると、スイッチング素子がオフ状態のときのビット線電位をモニタするなどにより、スイッチング素子のオフリーク特性がばらつくなどしてオフリーク電流が変動した場合でも、その変動したオフリーク電流に応じた電流をビット線に供給させることができるので、オフリーク電流と供給電流とのずれを小さく抑え、より確実にオフリーク電流を補償することができる。
【0028】
また、請求項8の発明は、
ビット線にあらかじめ電荷を保持させた後、上記ビット線に接続されワード線により選択されたスイッチング素子によって上記保持された電荷を放電させることにより、上記ビット線と上記スイッチング素子との接続の有無に応じたデータを読み出すように構成された読み出し専用メモリにおいて、
所定の電流供給能力を有し、上記ワード線により上記スイッチング素子が選択される際に上記ビット線に電流を供給する電流供給回路を構成する複数の電流供給部を備えるとともに、
上記ビット線に接続される上記スイッチング素子の数に応じて、1以上の上記電流供給部が上記ビット線に接続されていることを特徴とする。
【0029】
請求項8の発明によると、読み出し専用メモリを作製する際に、各電流供給部とビット線との接続の有無を異ならせるだけで、異なった書き込みデータに対応した電流供給能力でビット線に電流が供給されるようにすることができ、また、書き込みデータが異なる読み出し専用メモリどうしで、上記接続の有無以外について共通化が図れるので、読み出し専用メモリを構成する素子等のレイアウトの自動化が容易に可能になるとともに、製造工程の簡素化によって、製造を容易にすることもできる。また、トランジスタ形成後のコンタクト形成工程でROMデータとともに電流供給能力の設定が行え、ROMデータ確定時点から全製造工程完了までのリードタイム短縮に対応可能となる。
【0030】
また、請求項9の発明は、
ビット線に断接可能に設けられたスイッチング素子を有し、
上記ビット線と上記スイッチング素子との断接により、読み出されるデータが設定されるように構成されるとともに、
データの読み出しに際し、上記ビット線にあらかじめ電荷を保持させた後、上記ビット線に接続されワード線により選択されたスイッチング素子によって上記保持された電荷を放電させることにより、上記ビット線に接続された上記スイッチング素子の有無に応じたデータを読み出すように構成された読み出し専用メモリにおいて、
上記ワード線により上記スイッチング素子が選択される際に上記ビット線に電流を供給する電流供給回路を構成する複数の電流供給部が、上記ビット線に断接可能に設けられたことを特徴とする。
【0031】
請求項9の発明によると、製造後に読み出されるデータの設定(書き込み)をすることができるような読み出し専用メモリにおいても、データの書き込みに際して、ビット線に接続される電流供給部の数を設定することができるので、前記のようにオフリーク電流が適切に補償されるようにして、誤動作や動作速度の低下を防止することができる。
【0032】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。
【0033】
(実施の形態1)
図1は実施の形態1に係る読み出し専用メモリの要部の構成を示す回路図である。
【0034】
同図において、プリチャージ回路を構成するプリチャージトランジスタTr110〜Tr1n0は、プリチャージ信号100の制御により、ビット線B110〜B1n0をプリチャージするようになっている。
【0035】
ワード線W101〜W10mは、それぞれ、トランジスタ列を構成するNchMOSトランジスタTr111〜Tr1nmのゲートに接続されている。(より詳しくは、例えばワード線W101は、NchMOSトランジスタTr111〜Tr1n1のゲートに、ワード線W102は、NchMOSトランジスタTr112〜Tr1n2のゲートに、ワード線W10mは、NchMOSトランジスタTr11m〜Tr1nmのゲートにそれぞれ接続されている。)
上記各NchMOSトランジスタTr111…のソースは接地される一方、ドレインは、それぞれビット線B110〜B1n0への接続の有無によって、例えば“0”または“1”のデータが記録されるようになっている。すなわち、同図の例では、記録されるデータが“0”のときにNchMOSトランジスタTr111…のドレインがビット線B110…に接続され、読み出しの際に、ビット線B110…がLレベルになるようになっている。(より詳しくは、例えばNchMOSトランジスタTr111…のドレインはビット線B110に、NchMOSトランジスタTr122…Tr12mのドレインはビット線B120に、NchMOSトランジスタTr1n1…Tr1nmのドレインはビット線B1n0にそれぞれ接続されている。)
上記ビット線B110〜B1n0は、それぞれ出力回路を構成するインバータ回路Inv111・Inv112〜Inv1n1・Inv1n2に接続されている。
【0036】
また、各ビット線B110〜B1n0に接続されるプルアップ回路210〜2n0(電流補償回路)は、それぞれ、ドレインが各ビット線B110…に接続されるとともにゲートが各インバータ回路Inv111…の出力に接続される1以上のPchMOSトランジスタTr211…を備えて構成されている。これらのプルアップ回路210〜2n0は、それぞれ、ビット線B110〜B1n0に接続されるNchMOSトランジスタTr111…の数に応じたドライブ能力(電流供給能力)を有し、ビット線B110…の電位がHレベル(インバータ回路Inv111…の出力がLレベル)の場合にPchMOSトランジスタTr211…がON状態となって、各ビット線B110…のHレベル(プリチャージレベル)状態をキープする(電位安定化回路として作用する)ようになっている。より詳しくは、例えばプルアップ回路210のドライブ能力は、ビット線B110に接続された全てのNchMOSトランジスタTr111…Tr11mがOFF状態でビット線B110…の電位がインバータ回路Inv111…の入力スレッショルドレベルよりも高いときにおける、ビット線B110に接続されているNchMOSトランジスタTr111…Tr11mのオフリーク電流の合計と同等の電流を供給できるドライブ能力で、かつ、ON状態となったNchMOSトランジスタTr111…Tr11mよりも小さなドライブ能力になるように設定されている。なお、上記ドライブ能力は、必ずしも上記オフリーク電流の合計と正確に同等ではなくてもよい。すなわち、全てのNchMOSトランジスタTr111…がOFF状態のときにビット線B110…の電位をHレベルに維持できる程度以上であればよく、また、同等以上であっても、何れかのNchMOSトランジスタTr111…がON状態のときにビット線B110…の電位を十分にLレベルに引き下げ得る程度であればよい。
【0037】
上記のようなドライブ能力は、具体的には、プルアップ回路210…を構成するPchMOSトランジスタTr211…の数とトランジスタサイズとによって設定される。すなわち、例えば、各ビット線B110…に接続されるNchMOSトランジスタTr111の数に応じて4段階に分けて、NchMOSトランジスタTr111等の接続数が、
(a)m×1/4以下の場合には、プルアップ回路に1個のPchMOSトランジスタが設けられ(例えばプルアップ回路210)、
(b)m×1/4+1〜m×2/4の場合には2個(プルアップ回路2n0)、
(c)m×2/4+1〜m×3/4の場合には3個、
(d)m×3/4+1以上の場合には4個設けられている(例えばプルアップ回路220)。
【0038】
また、各PchMOSトランジスタTr211等のトランジスタサイズは、互いに等しく、1個あたりのドライブ能力が、m/4個のNchMOSトランジスタTr111等のオフリーク電流の合計と同等で、かつ、1個のNchMOSトランジスタTr111等のON電流よりも小さくなるように設定されている。なお、ドライブ能力の設定は、上記よりも小さなサイズのトランジスタを複数個組み合わせるなどにより行うようにしてもよいし、サイズの大きな1個のトランジスタによってそれぞれ上記2〜4個の場合と同じドライブ能力を得るなどしてもよい。
【0039】
上記のような読み出し専用メモリの動作は次のようになる。
(1) 図2に示すように、まず、読み出し動作前にプリチャージ信号100がLレベルに下げられ、プリチャージトランジスタTr110…がON状態になって、各ビット線B110…がHレベルにプリチャージされる。
(2) その後、図示しない入力アドレス信号に応じて、ワード線W101…のうちの何れか1本が選択されてHレベルとなる。
(3) そこで、例えばワード線W102が選択されてHレベルになると、ワード線W102に接続されているNchMOSトランジスタTr112〜Tr1n2がON状態となる。
【0040】
この場合、例えばON状態となるNchMOSトランジスタTr112のドレインはビット線B110に接続されていないので、このNchMOSトランジスタTr112を介してビット線B110がディスチャージされることはなく、また、前記のように、ドレインがビット線B110に接続されている(OFF状態の)NchMOSトランジスタTr111…の数はm/4以下であり(前記(a))、そのオフリーク電流の合計は最大でもPchMOSトランジスタTr211のドライブ能力と同等でチャージ電流とディスチャージ電流とがほぼ釣り合う(オフリーク電流が補償される)ので、ビット線B110の電位は、プリチャージ信号100がHレベルになった後も確実にHレベル、すなわちインバータ回路Inv111のスレッショルドレベルよりも高いレベルにキープされ、インバータ回路Inv111・Inv112を介してデータ“1”が出力される。
【0041】
一方、例えばON状態となるNchMOSトランジスタTr122のドレインが接続されたビット線B120に接続されている(OFF状態の)NchMOSトランジスタTr12m等の数は、少なくともm×3/4+1以上であり(前記(d))、PchMOSトランジスタTr221〜Tr224のドライブ能力は、上記m×3/4+1以上のNchMOSトランジスタTr12m等のオフリーク電流の合計以上であるが、そのオフリーク電流とON状態になるNchMOSトランジスタTr122のON電流との合計よりも小さいので、ビット線B120は、プリチャージ信号100がHレベルになった後、ディスチャージされて電位が速やかにLレベルに引き下げられ、インバータ回路Inv121・Inv122を介してデータ“0“が出力される。この場合、ビット線B120の電位がインバータ回路Inv121のスレッショルドレベルよりも低くなると、インバータ回路Inv121の出力がHレベルに反転し、インバータ回路Inv122の出力がLレベルになるとともに、PchMOSトランジスタTr221〜Tr224がOFF状態になり、ビット線B120の電位は一層速やかに低下する。
(4) また、次に、上記(1)(2)と同様にして、例えばワード線W101が選択されてHレベルになったとすると、ワード線W101に接続されているNchMOSトランジスタTr111〜Tr1n1がON状態となる。この場合にも上記と同様に図2に示すように、例えばビット線B110・B120の電位は確実にL、Hレベルになり、これらに対応したデータ“0”、“1”がインバータ回路Inv112・Inv122から出力される。
【0042】
上記のように、ビット線B110…に接続されるNchMOSトランジスタTr111…の数、すなわちオフリーク電流の大きさに応じて、プルアップ回路210…を構成するPchMOSトランジスタTr211…の数とトランジスタサイズ、すなわちそのドライブ能力が上記のように設定されていることにより、Lレベルのデータ(“0”)の読み出しスピードを低下させることなく、かつ、オフリーク電流による誤動作を防止することができる。それゆえ、動作電源電圧を低くするとともにトランジスタの閾値電圧を低くすることができ、回路動作の高速化や低消費電力化を図ることが可能となる。
【0043】
(実施の形態2)
実施の形態2として、定電流回路によってビット線に一定の電流が供給されるように構成された読み出し専用メモリの例を説明する。なお、以下の実施の形態において、前記実施の形態1等と同様の機能を有する構成要素については同一の符号を付して説明を省略する。
【0044】
図3は本発明の実施の形態2に係る読み出し専用メモリの要部の構成を示す回路図である。この読み出し専用メモリには、前記実施の形態1の構成に加えて、さらに、定電流供給制御回路310〜3n0と、定電流制御回路400とが設けられている。また、プルアップ回路210…に代えて、定電流出力回路210’〜2n0’が設けられている。この定電流出力回路210’…はプルアップ回路210…と同じPchMOSトランジスタTr211…によって構成されているが、各PchMOSトランジスタTr211…のゲートが、インバータ回路Inv111…の出力ではなく定電流供給制御回路310…を介して定電流制御回路400に接続されている点が異なり、上記定電流出力回路210’…と定電流制御回路400とによって定電流回路が構成されている。
【0045】
上記各定電流供給制御回路310〜3n0は、トランスファゲート311〜3n1、インバータ回路Inv312〜3n2、および定電流遮断トランジスタTr313〜3n3を備え、各定電流出力回路210’…を電流供給状態または停止状態に制御するようになっている。より詳しくは、上記トランスファゲート311…は、定電流出力回路210’…におけるPchMOSトランジスタTr211…のゲートと定電流制御回路400との間に設けられ、インバータ回路Inv111…およびインバータ回路Inv312の出力に応じて、ビット線B110…の電位がHレベルのときに定電流出力回路210’…と定電流制御回路400との間を導通させる一方、Lレベルのときに遮断するようになっている。また、定電流遮断トランジスタTr313…は、ビット線B110…の電位がLレベルのときに、PchMOSトランジスタTr211…のゲートに電源電圧を印加して、定電流出力回路210’…によるビット線B110…への電流の供給を停止させるようになっている。
【0046】
また、定電流制御回路400は、定電流制御トランジスタTr410と、m/4個の負荷トランジスタTr421〜42k(k=m/4)とを有する負荷回路420が設けられて構成されている。より詳しくは、上記各負荷トランジスタTr421〜42kは、前記NchMOSトランジスタTr111…と同じ構成、特性のNchMOSトランジスタであり、共にゲートおよびソースが接地されて(オフトランジスタ)、定電流制御トランジスタTr410のドレインから一定の電流を引き込むようになっている。定電流制御トランジスタTr410は、ゲートにドレインが接続されたPchMOSトランジスタであり、上記ゲートノードが、さらに、前記のように定電流供給制御回路310〜3n0を介して、各定電流出力回路210’…におけるPchMOSトランジスタTr211…のゲートに接続され、各PchMOSトランジスタTr211…のドレイン電流が上記負荷トランジスタTr421〜42kに引き込まれるドレイン電流と等しくなるカレントミラー回路が構成されている。また、定電流制御トランジスタTr410のトランジスタサイズ等は、PchMOSトランジスタTr211のゲート電圧が電源電圧よりもいくらか低い中間の電圧になるように設定されている。また、上記負荷トランジスタTr421〜42kとNchMOSトランジスタTr111…とは、全く同一の構造や形態を有するもののほか、例えば素子のサイズが異なっても諸特性が比例関係にあるものなど、概ね一定の関係の特性を有する素子であればよく、同一の製造プロセスで同一のチップ上に形成された素子であることが好ましい。
【0047】
上記のように構成された読み出し専用メモリでは、記憶されたデータを読み出す動作自体は前記実施の形態1と同様であるが、NchMOSトランジスタTr111…がON状態になってビット線B110…の電位が下がったときに、PchMOSトランジスタTr211…のソース・ドレイン間電圧が高くなっても、ビット線B110…に供給される電流は負荷回路420に流れるのと等しい定電流であり、増大することがない。それゆえ、ビット線B110…の電位をインバータ回路Inv111…のスレッショルドレベル以下に速やか、かつ、確実に引き下げて誤動作を防止することができる。なお、この点では、上記定電流回路は、リミッタを有する電流供給回路と考えることもできる。
【0048】
また、上記のように、NchMOSトランジスタTr111…と同じ構成、特性の負荷トランジスタTr421…によって定電流回路の基準となる電流を得ることにより、オフリーク電流と定電流出力回路210’…から供給される電流とをトランジスタのばらつきを許容できる範囲で合わせ込むことが容易にできるとともに、電源電圧や周囲温度などの周囲条件の変動に対しても電流補償の精度を高くすることができるので、ビット線B110…をHレベルにキープする動作、およびビット線B110…をディスチャージする動作共に動作マージンを大きくして、さらに誤動作の抑制や動作速度の向上を図ることが容易にできる。
【0049】
(実施の形態3)
実施の形態3として、オフリーク電流にばらつきがある場合などでも、そのばらつきなどに応じて自動的に定電流の調整が行われ、より適切な電流の供給が行われるように構成された読み出し専用メモリの例を説明する。
【0050】
図4は実施の形態3に係る読み出し専用メモリの要部の構成を示す回路図である。この読み出し専用メモリでは、前記実施の形態2の構成と比べて、定電流供給制御回路310…に代えて定電流供給制御回路310’…が設けられるとともに、さらに、コンパレータ回路Cp110〜Cp1n0と、エッジトリガのフリップフロップ回路FF110〜FF1n0と、電流調整トランジスタTr510〜Tr5n0とが設けられている。
【0051】
上記定電流制御回路400は、実施の形態2と同じものであるが、直接、PchMOSトランジスタTr211…のゲートに接続されてビット線B110に電流を供給するようになっている。
【0052】
また、定電流供給制御回路310’…は、PchMOSトランジスタTr211…ではなく電流調整トランジスタTr510…を制御するように設けられ、実施の形態2の定電流供給制御回路310…とほぼ同様のものであるが、入力される制御信号のレベルが逆になるように構成されている。すなわち、フリップフロップ回路FF110…の出力がHレベルのときに、トランスファゲート311…が導通状態になって、電流調整トランジスタTr510…にビット線B110…への電流の供給をさせる一方、Lレベルのときに、トランスファゲート311…が遮断状態になるとともに、定電流遮断トランジスタTr313…が電流調整トランジスタTr510…のゲートに電源電圧を印加して、ビット線B110…への電流の供給を停止させるようになっている。
【0053】
上記定電流供給制御回路310’…に制御される電流調整トランジスタTr510…は、トランジスタサイズが例えばPchMOSトランジスタTr211…の半分のサイズに形成されている。
【0054】
コンパレータ回路Cp110…は、各ビット線B110…の電位を所定の基準電位信号102、詳しくはインバータ回路Inv111…のスレッショルドレベルと電源電圧との間の所定の電位と比較し、ビット線B110…の電位のほうが高い場合にはLレベル、低い場合にはHレベルの信号を出力するようになっている。
【0055】
フリップフロップ回路FF110…は、トリガ信号101の立ち上がりエッジで上記コンパレータ回路Cp110…の出力を保持するようになっている。
【0056】
上記のように構成された読み出し専用メモリでは、まず、読み出し動作に先立ち、以下のように、オフリーク電流の大きさに応じて電流調整トランジスタTr510…を動作させるかどうかが設定される。
(1) まず、図5に示すように、プリチャージ信号100がLレベルになるとともに、全てのワード線W101…がLレベルになって、各ビット線B110…がHレベルに引き上げられる(プリチャージ)。そこで、コンパレータ回路Cp110…からはLレベルの信号が出力される。
(2) ビット線が十分にHレベルに引き上げられたタイミングで、トリガ信号101のHレベルのパルスが各フリップフロップ回路FF110に入力され、上記コンパレータ回路Cp110…から出力されたLレベルの信号が保持されるとともに定電流供給制御回路310’に出力される。そこで、定電流遮断トランジスタTr313…はON状態になり、電流調整トランジスタTr510…はゲートに電源電圧が印加されてOFF状態(ビット線B110…に電流を供給しない状態)になる。
(3) プリチャージ期間が終わってプリチャージ信号100がHレベルになると、各定電流出力回路210’…から供給される電流(供給能力)と、NchMOSトランジスタTr111…のうち各ビット線B110…にドレインが接続されているトランジスタのオフリーク電流の合計とが釣り合うまで、ビット線B110…の電位が徐々に低下する。
【0057】
このとき、NchMOSトランジスタTr111…のオフリーク電流が所定の大きさよりも小さい場合には、ビット線B110…の電位が基準電位信号102よりも高くなり、コンパレータ回路Cp110…からの出力はLレベルに維持される。一方、NchMOSトランジスタTr111…のオフリーク電流が所定の大きさよりも大きい場合には、ビット線B110…の電位が基準電位信号102よりも低くなり、コンパレータ回路Cp110…からはHレベルの信号が出力される。
(4) 定電流出力回路210’からの電流とオフリーク電流とが釣り合うタイミングで再度トリガ信号101のHレベルのパルスが各フリップフロップ回路FF110に入力されると、上記各オフリーク電流の大きさに応じてコンパレータ回路Cp110…から出力されるレベルの信号がフリップフロップ回路FF110に保持される。そこで、上記保持された信号のレベルに基づいて、定電流供給制御回路310’…により電流調整トランジスタTr510…の動作が制御される。すなわち、オフリーク電流が大きい場合には、PchMOSトランジスタTr211…に加えて電流調整トランジスタTr510…によりビット線B110…に電流が供給されるようになり、NchMOSトランジスタTr111…がOFF状態のときのビット線B110…の電位は確実にインバータ回路Inv111…のスレッショルドレベルよりも高くなるように保たれる(例えば図5のビット線B120)。一方、オフリーク電流が小さい場合には、電流調整トランジスタTr510…が遮断状態になって、PchMOSトランジスタTr211…だけによって電流が供給されることにより、ビット線B110…への過度な電流の供給が抑制されるので、NchMOSトランジスタTr111…がON状態のときにビット線B110…の電位が確実かつ速やかにインバータ回路Inv111…のスレッショルドレベルよりも低くなる(例えば図5のビット線B110)。
(5) 上記のようにして、一旦、オフリーク電流の大きさに応じたレベルの信号がフリップフロップ回路FF110…に保持された後は、前記実施の形態1、2と同様に、アドレス信号に基づくワード線W101…の選択に応じて、記憶されているデータがビット線B110…を介して読み出される。
【0058】
上記のように、読み出し動作の開始に先立ってビット線B110…の電位レベルがモニタされ、オフリーク電流の大きさに応じて供給電流の大きさが設定されることにより、オフリーク電流の変動による誤動作等を防止することができる。すなわち、各ビット線B110…に接続されるNchMOSトランジスタTr111…の数が同じだとしてもトランジスタの特性のばらつきなどにより各ビット線B110…に接続されるオフリーク電流の合計が異なってビット線B110…の電位が変動することがあり得るが、そのような場合でも、実際のビット線B110…の電位の変動に基づいて供給電流の補正が行われるので、データ“0”、“1”の何れが読み出される際の動作マージンもより適切に確保することができる。
【0059】
(実施の形態4)
次に、上記のような読み出し専用メモリの回路を実現するためのレイアウト手法の例について説明する。
【0060】
上記のような読み出し専用メモリは、具体的には、例えばマスクパターンによるフォトリソグラフィ等を用いたウェーハプロセスにより製造される。上記マスクパターンの作製等は、読み出し専用メモリを構成する各素子や配線などのレイアウトを示すレイアウトデータに基づいて行われ、上記レイアウトデータは、レイアウト装置によって、コンパイラブルに、すなわち、例えばビット数およびワード数とともに、書き込むデータを指定することにより、自動的に生成させることができる。上記のようなレイアウト装置上では、トランジスタなどの素子や、その組み合わせによる論理回路、絶縁層を介して各素子や配線を接続するためのコンタクトホールなどがセル(リーフセル)として扱われ、これらのセルが装置上で配置(レイアウト)されることにより、上記レイアウトデータが生成される。
【0061】
図6は、読み出し専用メモリの要部である回路ブロックにおける各セルの配置(ビットセルアレイ)を模式的に示し、必要に応じて複数の同様な回路ブロックや、アドレスデコード回路、制御回路(また、前記実施の形態1等の例ではインバータ回路Inv111等)などの回路ブロックと組み合わされて、対応した配置を有する読み出し専用メモリが作製される。
【0062】
同図において、NchMOSトランジスタセル611…は、前記NchMOSトランジスタTr111…に対応するセルを示し、PchMOSトランジスタセル711…は、プルアップ回路210…、または定電流出力回路210’…を構成するPchMOSトランジスタTr211…に対応するセルを示している。ビット線B110…およびワード線W101…は、それぞれ互いに平行に配置され、両者が重なる位置に対応して、上記NchMOSトランジスタセル611…がアレイ状に配置されている。より詳しくは、同図の左右方向に並ぶ各NchMOSトランジスタセル611…は、ゲート部が、共通のワード線W101…に接続されるように配置されるとともに、上下方向に並ぶ各NchMOSトランジスタセル611…は、ドレイン部が、共通のビット線B110…に重なるように(例えばドレイン部上にビット線B110…が位置するように)配置されている。また、上記ドレイン部とビット線B110…との重なる位置には、書き込みデータに対応して、同図に黒四角で示す、コンタクトホールに対応するコンタクトセルが配置されている。
【0063】
以上のレイアウトに関しては、従来の読み出し専用メモリのレイアウトと同じであるが、本実施の形態の読み出し専用メモリでは、さらに、上記各ビット線B110…に沿って、4つずつのPchMOSトランジスタセル711…が、そのドレイン部が各ビット線B110…に重なるように配置されている。上記各ドレイン部とビット線B110…との重なる位置には、各ビット線B110…に対応する上記コンタクトセルの数、すなわち、実施の形態1の(a)〜(d)で説明したように各ビット線B110…に接続されるNchMOSトランジスタTr111…の数に応じて設けられたPchMOSトランジスタTr211…と同じ数だけ、同図に●で示すコンタクトセルが配置されている。
【0064】
上記のようなレイアウトは、例えば次のような手順によって行われる。まず、従来の読み出し専用メモリと同様にして、ワード線W101…、NchMOSトランジスタセル611…、ビット線B110…、および書き込みデータに応じたコンタクトセルが上記のように配置される。さらに、最大必要となる数のPchMOSトランジスタセル711…が配置される。次に、上記各ビット線B110…ごとに、NchMOSトランジスタセル611…に対応するコンタクトセルの数がカウントされ、その数に応じて、PchMOSトランジスタセル711…に対応するコンタクトセルの数が決定される。なお、上記コンタクトセル数のカウントに代えて、書き込みデータの“0”の数をカウントするなどしてもよい。その後、上記決定された数に応じたコンタクトセルが上記のように配置される。
【0065】
このような手順等によってレイアウトすることにより、ビットデータだけを設定する場合の自動レイアウトと同様に、任意の書き込みデータに対して、所定のドライブ能力を有するプルアップ回路等のレイアウトの自動化が容易に可能となる。
【0066】
また、上記のように各ビット線ごとに最大数のPchMOSトランジスタセル711…を配置し、コンタクトセルの配置の有無によってビット線へのドライブ能力を設定することにより、書き込みデータに応じて異なるのはコンタクトセルだけで、他の部分については同じにできるので、レイアウト処理やマスクパターン、製造プロセスなどの共通化程度を高め、読み出し専用メモリの製造を容易にすることができる。
【0067】
なお、上記の例では、製造段階でデータが書き込まれる読み出し専用メモリの例を示したが、これに限らず、NchMOSトランジスタTr111…およびPchMOSトランジスタTr211…と、ビット線B110…とを少なくとも1回、断接可能に設けて、いわゆるプログラマブルな読み出し専用メモリを構成し、上記NchMOSトランジスタTr111…とビット線B110…とを断接することにより書き込みデータを設定するとともに、その書き込みデータに応じた数のPchMOSトランジスタTr211…を各ビット線B110…と断接することによって、各ビット線B110…へのドライブ能力を設定し得るようにしてもよい。この場合において、上記断接を専用の書き込み装置等によって行う場合には、その書き込み装置に対して、書き込みデータとともに、各ビット線B110…と断接されるPchMOSトランジスタTr211…を示す情報を与えるようにしてもよいが、書き込み装置側で、書き込みデータに基づいて上記断接に関する情報が生成されるようにすれば、通常のプログラマブルな読み出し専用メモリと同様に、書き込み装置に対して書き込みデータを与えるだけで、オフリーク電流に起因する誤動作等を生じることなく書き込まれたデータを読み出せるようにすることができる。
【0068】
なお、上記各実施の形態で説明した構成、およびなお書きを種々組み合わせるようにしてもよい。
【0069】
具体的には、例えば実施の形態3では、定電流出力回路210’…等は、常時、ビット線B110…に電流を供給するように構成した例を示したが、実施の形態1、2と同様に、インバータ回路Inv111…の出力等に応じて、ビット線B110…の電位が所定の電位よりも低くなったときに電流の供給を停止させるようにしてもよい。
【0070】
また、逆に、実施の形態1、2について、実施の形態3の定電流出力回路210’…と同様に常時電流を供給するようにしてもよい。すなわち、このような場合でも、上記のようにビット線B110…に接続されたNchMOSトランジスタTr111…の数に応じてドライブ能力が設定されていることによる効果は得られる。
【0071】
また、実施の形態3のように電流調整トランジスタTr510…によって供給電流を調整する構成を実施の形態1に適用してもよい。
【0072】
また、上記各実施の形態では、各ビット線B110…に接続されるNchMOSトランジスタTr111の数を4段階に分けて、その段階に応じた数のPchMOSトランジスタTr211…を設ける例を示したが、これに限らず、メモリの容量等に応じて、3段階や2段階にしたり、より多くの段階に分けたりしてもよく、さらに、1個あたりのドライブ能力が、1個のNchMOSトランジスタTr111等のオフリーク電流に対応したPchMOSトランジスタTr211等をビット線B110…に接続されたNchMOSトランジスタTr111…と同じ数だけ設け、NchMOSトランジスタTr111…の接続数とドライブ能力とが1対1の比例関係になるようにして、オフリーク電流を正確に補償することも可能ではある。また、各PchMOSトランジスタTr211…のドライブ能力を互いに等しくするのに限らず、例えば2の累乗倍ずつにして、その組み合わせにより、きめ細かに合計のドライブ能力を設定し得るようにしてもよい。
【0073】
また、上記実施の形態3では、各ビット線B110…ごとに1つの電流調整トランジスタTr510…を設ける例を示したが、例えば各定電流出力回路210’のPchMOSトランジスタTr211…と同じ数だけ設けたり、その数に対応するトランジスタサイズのものを設けたりしてもよい。また、コンパレータ回路Cp110…等を複数組設けて、複数種類の基準電位信号102に応じて供給電流を多段階に調整するようにしてもよい。さらに、電流調整トランジスタTr510…を制御するのに代えて、PchMOSトランジスタTr211…を個別に制御するようにしてもよい。すなわち、ビット線B110…に接続されるPchMOSトランジスタTr211…の数をあらかじめ設定するのではなく、前記のような使用時のオフリーク電流の検出に基づいて、有効になるPchMOSトランジスタTr211…の数が決定されるようにしてもよい。(この場合、上記調整後の状態は、実質的に、実施の形態1等と同様にビット線B110…に接続されているNchMOSトランジスタTr111の数に応じた数のPchMOSトランジスタTr211…が設けられているのと同じことになる。)
また、上記実施の形態3で、電流調整トランジスタTr510…をON/OFF制御するのに代えて、定電流制御回路400から各PchMOSトランジスタTr211…のゲートに印加される電圧を微調整するなどしてもよい。
【0074】
さらに、上記実施の形態3のようにコンパレータとフリップフロップを用いて電流調整トランジスタTr510…のON/OFFを制御するのに代えて、サンプルホールド回路を用いてオフリーク電流の大きさを検出・保持し、これに基づいて電流調整トランジスタTr510…またはPchMOSトランジスタTr211…による供給電流を無段階に制御するようにしてもよい。
【0075】
【発明の効果】
以上のように本発明によると、ビット線に接続されたスイッチング素子の数に応じた電流がビット線に供給されてオフリーク電流が補償されるので、オフリーク電流に起因する誤動作や回路特性の劣化を容易に防止することができる。それゆえ、読み出し専用メモリを構成するスイッチング素子等の閾値電圧を低くすることもでき、高速化や低電圧動作による低消費電力化を図ることができる。
【0076】
また、定電流回路を用いてビット線に電流を供給することにより、ビット線電位が低下しても供給電流が増大することはないので、ビット線電位を速やかかつ十分に引き下げることができ、動作速度を向上させるとともに出力回路のマージンを大きくとることができる。
【0077】
また、定電流回路としてカレントミラー回路を用い、ビット線に接続されたスイッチング素子と同種のスイッチング素子を用いて発生させた電流を基準としてビット線に電流を供給することにより、より精度の高いオフリーク電流の補償が行え、回路の動作マージンを確保することができる。
【0078】
また、ビット線電位に応じて、定電流回路の動作または非動作を制御するなど、ビット線への電流の供給を制御することによって、ビット線がディスチャージされる際に、ビット線電位を一層速やかかつ十分に引き下げることができ、ディスチャージ動作の安定性を向上させることができる。
【0079】
また、ビット線に接続されるスイッチング素子の数を複数の段階に分け、その段階に応じて、電流供給回路の電流供給能力を設定することにより、電流供給能力が異なる電流供給回路の種類を少なくして、構成の簡素化を容易に図ることができる。
【0080】
また、スイッチング素子がオフ状態のときのオフリーク電流の影響によるビット線の電位をモニタするなどしてビット線に供給される電流を調整することにより、スイッチング素子のオフリーク電流がばらつくなどした場合でも、そのオフリーク電流に応じた電流をビット線に供給して、より高精度にオフリーク電流を補償し、読み出し動作のマージンを確保することができる。
【0081】
また、電流供給回路を構成する複数の電流供給部を設けて、各電流供給部とビット線との接続の有無によって電流供給能力を異ならせるようにすることにより、読み出し専用メモリを構成する素子等のレイアウトの自動化が容易に可能になるとともに、製造工程の簡素化によって、製造を容易にすることもできる。
【0082】
また、電流供給回路を構成する複数の電流供給部を、ビット線に断接可能に設けることにより、製造後に読み出されるデータの設定(書き込み)をすることができるような読み出し専用メモリにおいても、前記のようにオフリーク電流が適切に補償されるようにして、誤動作や動作速度の低下を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1の読み出し専用メモリの要部の構成を示す回路図である。
【図2】同、各部の信号レベルを示す説明図である。
【図3】実施の形態2の読み出し専用メモリの要部の構成を示す回路図である。
【図4】実施の形態3の読み出し専用メモリの要部の構成を示す回路図である。
【図5】同、各部の信号レベルを示す説明図である。
【図6】実施の形態4の読み出し専用メモリの要部である回路ブロックにおける各セルの配置を模式的に示す平面図である。
【図7】従来の読み出し専用メモリの要部の構成を示す回路図である。
【図8】同、各部の信号レベルを示す説明図である。
【符号の説明】
100 プリチャージ信号
101 トリガ信号
102 基準電位信号
210 〜 2n0 プルアップ回路
210’〜 2n0’定電流出力回路
310 〜 3n0 定電流供給制御回路
310’〜 3n0’定電流供給制御回路
311 〜 3n1 トランスファゲート
Inv312 〜Inv3n2 インバータ回路
Tr313 〜 Tr3n3 定電流遮断トランジスタ
400 定電流制御回路
Tr410 定電流制御トランジスタ
420 負荷回路
Tr421〜42k 負荷トランジスタ
611〜6nm NchMOSトランジスタセル
711〜7n4 PchMOSトランジスタセル
B110〜B1n0 ビット線
Cp110〜Cp1n0 コンパレータ回路
FF110〜FF1n0 フリップフロップ回路
Inv111〜Inv1n1 インバータ回路
Inv112〜Inv1n2 インバータ回路
Tr110〜Tr1n0 プリチャージトランジスタ
Tr111〜Tr1nm NchMOSトランジスタ
Tr211〜Tr2n4 PchMOSトランジスタ
Tr510〜Tr5n0 電流調整トランジスタ
W101〜W10m ワード線

Claims (9)

  1. 複数のビット線を有し、上記ビット線にあらかじめ電荷を保持させた後、上記ビット線に接続されワード線により選択されたスイッチング素子によって上記保持された電荷を放電させることにより、上記ビット線に接続された上記スイッチング素子の有無に応じたデータを読み出すように構成された読み出し専用メモリにおいて、
    上記ワード線により上記スイッチング素子が選択される際に上記ビット線に電流を供給する電流供給回路を上記各ビット線毎に備えるとともに、
    上記電流供給回路における電流供給能力が、上記ビット線に接続される上記スイッチング素子の数が増えるに従って増大するように設定されていることを特徴とする読み出し専用メモリ。
  2. 請求項1の読み出し専用メモリであって、
    上記電流供給回路が、定電流回路であることを特徴とする読み出し専用メモリ。
  3. 請求項2の読み出し専用メモリであって、上記定電流回路は、
    上記スイッチング素子と同種のスイッチング素子を用いて所定の基準電流を発生する基準電流発生回路を備えるとともに、
    上記基準電流をミラーリングして、上記ビット線に電流を供給するカレントミラー回路を上記各ビット線毎に備え、
    上記カレントミラー回路のミラー比が、上記ビット線に接続される上記スイッチング素子の数が増えるに従って増大するように設定されていることを特徴とする読み出し専用メモリ。
  4. 請求項1ないし請求項3の読み出し専用メモリであって、
    上記電流供給回路は、上記ビット線の電位が所定の電位よりも高いときに、上記ビット線に電流を供給する一方、上記ビット線の電位が所定の電位よりも低いときに、上記ビット線への電流の供給を停止するように構成されていることを特徴とする読み出し専用メモリ。
  5. 請求項1ないし請求項4の読み出し専用メモリであって、
    上記ビット線に接続される上記スイッチング素子の数を各ビット線毎に複数の段階に分け、上記各ビット線毎の上記電流供給回路の上記電流供給能力は、上記段階が増えるに従って増大するように設定されていることを特徴とする読み出し専用メモリ。
  6. 請求項1ないし請求項5の読み出し専用メモリであって、
    上記各ビット線に接続された全ての上記スイッチング素子がオフ状態のときにおける上記各ビット線の電位に応じて、上記各電流供給回路の上記電流供給能力を調整する電流調整回路を各ビット線毎に備えたことを特徴とする読み出し専用メモリ。
  7. 請求項6の読み出し専用メモリであって、上記電流調整回路は、
    上記ビット線に接続された全ての上記スイッチング素子がオフ状態のときにおける上記ビット線の電位を所定の基準電位と比較する比較回路と、
    上記比較回路の比較結果を保持する保持回路と、
    上記保持回路の保持内容に応じて、上記ビット線に電流を供給する調整電流供給回路を備えたことを特徴とする読み出し専用メモリ。
  8. 複数のビット線を有し、上記ビット線にあらかじめ電荷を保持させた後、上記ビット線に接続されワード線により選択されたスイッチング素子によって上記保持された電荷を放電させることにより、上記ビット線と上記スイッチング素子との接続の有無に応じたデータを読み出すように構成された読み出し専用メモリにおいて、
    所定の電流供給能力を有し、上記ワード線により上記スイッチング素子が選択される際に上記ビット線に電流を供給する電流供給回路に対応する複数の電流供給部を各ビット線毎に対応して備えるとともに、
    上記複数の電流供給部のうち、上記ビット線に接続される上記スイッチング素子の数が増えるに従って増大する1以上の上記電流供給部が上記ビット線に接続されていることを特徴とする読み出し専用メモリ。
  9. ビット線に断接可能に設けられたスイッチング素子を有し、
    上記ビット線と上記スイッチング素子との断接により、読み出されるデータが設定されるように構成されるとともに、
    データの読み出しに際し、上記ビット線にあらかじめ電荷を保持させた後、上記ビット線に接続されワード線により選択されたスイッチング素子によって上記保持された電荷を放電させることにより、上記ビット線に接続された上記スイッチング素子の有無に応じたデータを読み出すように構成された読み出し専用メモリにおいて、
    上記ワード線により上記スイッチング素子が選択される際に上記ビット線に電流を供給する、各ビット線毎に設けられた電流供給回路を構成する複数の電流供給部が、上記ビット線と断接することによって電流供給能力を設定可能に設けられたことを特徴とする読み出し専用メモリ。
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