JP3733593B2 - コンタクトレンズ - Google Patents

コンタクトレンズ Download PDF

Info

Publication number
JP3733593B2
JP3733593B2 JP51159295A JP51159295A JP3733593B2 JP 3733593 B2 JP3733593 B2 JP 3733593B2 JP 51159295 A JP51159295 A JP 51159295A JP 51159295 A JP51159295 A JP 51159295A JP 3733593 B2 JP3733593 B2 JP 3733593B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
contact lens
surface treatment
group
reaction
dimethyl
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP51159295A
Other languages
English (en)
Inventor
剛 宮▲崎▼
康美 鯉沼
Original Assignee
日本油脂株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 日本油脂株式会社 filed Critical 日本油脂株式会社
Application granted granted Critical
Publication of JP3733593B2 publication Critical patent/JP3733593B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07FACYCLIC, CARBOCYCLIC OR HETEROCYCLIC COMPOUNDS CONTAINING ELEMENTS OTHER THAN CARBON, HYDROGEN, HALOGEN, OXYGEN, NITROGEN, SULFUR, SELENIUM OR TELLURIUM
    • C07F9/00Compounds containing elements of Groups 5 or 15 of the Periodic Table
    • C07F9/02Phosphorus compounds
    • C07F9/06Phosphorus compounds without P—C bonds
    • C07F9/08Esters of oxyacids of phosphorus
    • C07F9/09Esters of phosphoric acids
    • C07F9/091Esters of phosphoric acids with hydroxyalkyl compounds with further substituents on alkyl
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03CCHEMICAL COMPOSITION OF GLASSES, GLAZES OR VITREOUS ENAMELS; SURFACE TREATMENT OF GLASS; SURFACE TREATMENT OF FIBRES OR FILAMENTS MADE FROM GLASS, MINERALS OR SLAGS; JOINING GLASS TO GLASS OR OTHER MATERIALS
    • C03C17/00Surface treatment of glass, not in the form of fibres or filaments, by coating
    • C03C17/28Surface treatment of glass, not in the form of fibres or filaments, by coating with organic material
    • C03C17/30Surface treatment of glass, not in the form of fibres or filaments, by coating with organic material with silicon-containing compounds
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03CCHEMICAL COMPOSITION OF GLASSES, GLAZES OR VITREOUS ENAMELS; SURFACE TREATMENT OF GLASS; SURFACE TREATMENT OF FIBRES OR FILAMENTS MADE FROM GLASS, MINERALS OR SLAGS; JOINING GLASS TO GLASS OR OTHER MATERIALS
    • C03C25/00Surface treatment of fibres or filaments made from glass, minerals or slags
    • C03C25/10Coating
    • C03C25/24Coatings containing organic materials
    • C03C25/40Organo-silicon compounds
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07FACYCLIC, CARBOCYCLIC OR HETEROCYCLIC COMPOUNDS CONTAINING ELEMENTS OTHER THAN CARBON, HYDROGEN, HALOGEN, OXYGEN, NITROGEN, SULFUR, SELENIUM OR TELLURIUM
    • C07F7/00Compounds containing elements of Groups 4 or 14 of the Periodic Table
    • C07F7/02Silicon compounds
    • C07F7/08Compounds having one or more C—Si linkages
    • C07F7/18Compounds having one or more C—Si linkages as well as one or more C—O—Si linkages
    • C07F7/1804Compounds having Si-O-C linkages

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Geochemistry & Mineralogy (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • General Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)

Description

技術分野
本発明は、装用感、防汚性、脱落防止性等の機能を付与することができる表面処理液で表面が処理されたコンタクトレンズに関する。
背景技術
従来より、アルコキシシラン基を有するシランカップリング剤は、無機材料あるいは有機材料の表面に疎水性を付与したり、また反応性基を容易に導入できる等の機能を有することから表面改質剤として用いられている。しかしながら、親水性を付与するアルコキシシラン化合物に関しては知られていない。
一方、優れた親水性を有する化合物としてはベタインが知られている。例えば、米国特許第3671502号明細書には、N−メタクリロイルオキシエチル−N,N−ジメチル−N−(3−スルホプロピル)アンモニウムベタインと2−ヒドロキシエチルメタクリレートとの共重合体が、親水性高分子として知られているポリ(2−ヒドロキシエチルメタクリレート)よりも更に優れた親水性を有することが開示されている。しかしながら、これらの化合物は、いずれもアルコキシシラン基とベタイン基の両方を兼ね備えてはいない。
更に特表昭61−500918号公報には、生体適合性表面に関する改良を行うための化合物として、水酸基を有する物質の表面上に、ホスファチジルコリン基を導入する方法が記載されている。このホスファチジルコリン基は、優れた親水性を発現させることができるが、耐加水分解性に乏しく、長期の安定性には劣るという欠点がある。
従来使用されているコンタクトレンズには、メチルメタクリレート等のモノマーを主成分として重合したハードコンタクトレンズ、ブチルメタクリレート等を主成分として重合したセミハードコンタクトレンズ、2−ヒドロキシエチルメタクリレート等の親水性モノマーを主成分として重合したソフトコンタクトレンズがある。これらの中で、ハードコンタクトレンズは、非含水性であるため衛生面において優位性を有しているが、角膜の代謝を良好に行なって連続装用を可能にするために必要とされる酸素透過性が不十分であるという欠点がある。またセミハードコンタクトレンズでは、ある程度の柔軟性を有するため装用感に優れているが、酸素透過性の低さや形状安定性に欠けるという問題がある。更にソフトコンタクトレンズは、含水性を有するために、装着性の点でハード又はセミハードコンタクトレンズより優れているが、衛生面に問題があり、毎日煮沸殺菌が必要である等のメンテナンス上の問題がある。
このような従来のコンタクトレンズの欠点を解消するために、最近では、高酸素透過性タイプのハードコンタクトレンズが市場を伸ばしつつある。このようなコンタクトレンズは、主原料としてポリシロキサン、シリコン含有メタクリレートポリマー等のシリコーン等のシリコーン系ポリマーがよく使用されており、比較的生体への安全性も優れている。しかし、該シリコーン系ポリマーは単独では強度が低く、加工性にも問題があるため、レンズ厚を厚くしたり、補強材を使用する必要がある。前記シリコーン系ポリマーの強度を改善するために種々提案がなされており、例えば特公昭62−8762号公報、特公昭63−36646号公報においては、シリコン含有メタクリレートとフッ素含有メタクリレートとを主成分とする共重合体が提案されている。また米国特許第3419634号明細書、米国特許第3419635号明細書においては、シリコーン/ポリカーボネート共重合体が提案されている。しかしながら、これらの高酸素透過性を有するポリマーは、比較的高強度を示すものの、装着性及び装用感等の点に問題がある。
本発明の目的は、装着性、装用感に優れ、防汚性、脱落防止性等の機能が付与されたコンタクトレンズを提供することにある。
発明の開示
本発明によれば、下記一般式(I)で表わされるアルコキシシラン化合物及び/又はその酸処理反応物を含む表面処理液により表面処理されたコンタクトレンズが提供される。
Figure 0003733593
(式中R1及びR2は、メチル基又はエチル基を示し、Xは、−COO-又は−SO3 -を示す。またpは2又は3を示し、nは1〜3の整数を示し、qは0又は1を示す(但し、p+q=3である)。)
発明を実施するための最良の形態
以下本発明を更に詳細に説明する。
本発明に用いるアルコキシシラン化合物は、前記一般式(I)で表わさせるアルコキシシラン化合物であり、具体的には例えばN−プロピルトリメトキシシラン−N,N−ジメチル−N−(3−スルホプロピル)アンモニウムベタイン、N−プロピルトリメトキシシラン−N,N−ジメチル−N−(2−カルボキシエチル)アンモニウムベタイン、N−プロピルジエトキシメチルシラン−N,N−ジメチル−N−(3−スルホプロピル)アンモニウムベタイン、N−プロピルジエトキシメチルシラン−N,N−ジメチル−N−(2−カルボキシエチル)アンモニウムベタイン、N−プロピルトリメトキシシラン−N,N−ジメチル−N−(1−スルホメチル)アンモニウムベタイン、N−プロピルジエトキシメチルシラン−NN−ジメチル−N−(1−スルホメチル)アンモニウムベタイン、N−プロピルジメトキシメチルシラン−N,N−ジメチル−N−(2−スルホエチル)アンモニウムベタイン、N−プロピルジエトキシメチルシラン−N,N−ジメチル−(2−スルホエチル)アンモニウムベタイン、N−プロピルジエトキシメチルシラン−N,N−ジメチル−N−(カルボキシメチル)アンモニウムベタイン等を挙げることができる。
前記アルコキシシラン化合物を調製するには、例えばジメチルアミノ基を有するアルコキシシラン化合物と、スルトン環化合物、ラクトン環化合物又はモノハロゲン化カルボン酸類とを反応させる方法、あるいは前記ジメチルアミノ基を有するアルコキシシラン化合物にアクリロニトリルを付加させた後、酸化させる方法等により容易に調製できる。
前記ジメチルアミノ基を有するアルコキシシラン化合物としては、例えばN,N−ジメチル−3−アミノプロピルトリメトキシシラン、N,N−ジメチル−3−アミノプロピルメチルジエトキシシラン、N,N−ジメチル−3−アミノプロピルメチルメトキシシラン、N,N−ジメチル−3−アミノプロピルトリエトキシシラン等を好ましく挙げることができる。
前記スルトン環化合物としては、例えばプロパンスルトン、1,4−ブタンスルトン等を挙げることができる。
前記ラクトン環化合物としては、例えばβ−プロピルラクトン、β−ブチロラクトン等を挙げることができる。
前記モノハロゲン化カルボン酸類としては、例えばモノクロロ酢酸、β−クロロプロピオン酸等を挙げることができる。
前記反応にあたり、ジメチルアミノ基を有するアルコキシシラン化合物と、スルトン環化合物、ラクトン環化合物又はモノハロゲン化カルボン酸類の仕込みモル比、あるいはジメチルアミノ基を有するアルコキシシラン化合物と、アクリロニトリルとの仕込みモル比は、それぞれ1:0.5〜10が好ましく、特に1:0.8〜1.2が望ましい。
前記反応は、例えば乾燥させたアセトニトリル、メタノール、エタノール、クロロホルム、ジエチルエーテル等の有機溶媒の存在下、好ましくは反応温度−100℃〜120℃で、30分〜100時間反応させるのが望ましい。
次いで得られる反応生成物は、前記有機溶媒中に析出させる場合、濾過、乾燥する方法等により高純度のアルコキシシラン化合物を得ることができる。また終始均一系で反応を進行させる場合には、得られる反応生成物をそのまま用いても良いが、再結晶、再沈殿、吸着剤処理、カラム処理、蒸留等の公知の方法により単離、精製することができる。
前記アルコキシシラン化合物は、分子内にアルコキシシラン基とベタイン基とを有し、優れた親水性等を有する。
本発明に用いる表面処理液は、前記一般式(I)で表わされるアルコキシシラン化合物及び/又はその酸処理反応物を必須成分として含有する。該アルコキシシラン化合物としては、前述の具体的に列挙した化合物を好ましく挙げることができる。またその酸処理反応物としては、前記アルコキシシラン化合物中のアルコキシシラン基の一部若しくは全部が、活性の高いシラノール基に変換された化合物又はそのシラノール基に変換された化合物が更に低縮合した縮合物等を挙げることができる。このような酸処理反応物は、前記アルコキシシラン化合物を含む表面処理液に、例えば酢酸、塩酸、硫酸等の酸を添加混合することにより生じる。酸の添加量は、前記アルコキシシラン基をシラノール基に変換させる所望量で良く、好ましくは表面処理液全量に対して0.01〜10重量%が好ましい。
前記表面処理液は、前記必須成分の他に、例えばドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、ドデシルスルホン酸ナトリウム等の陰イオン界面活性剤;セチルピリジウムクロリド等の陽イオン界面活性剤;ポリエチレングリコールステアリルエーテル等の非イオン界面活性剤等の界面活性剤を含有させることもできる。前記界面活性剤の配合割合は、アルコキシシラン化合物及び/又はその酸処理反応物1モルに対して1モル以下が好ましい。
前記表面処理液は、前記必須成分を含む材料を、例えばエタノール、メタノール、ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、テトラヒドロフラン、1,4−ジオキサン等の有機溶媒、水又はこれらの混合物等に希釈して調製することができる。この際表面処理液中のアルコキシシラン化合物及び/又はその酸処理反応物の濃度は特に限定されるものではないが、好ましくは0.01〜80重量%、特に好ましくは0.01〜50重量%である。0.01重量%未満の場合には、十分な親水性の効果が得られず、一方80重量%を超える場合には、基材がコンタクトレンズ等である場合に、コンタクトレンズが有する酸素透過性、機械的強度等の基本物性を損なう恐れがあるので好ましくない。
前記表面処理液を固着させて表面処理する基材である酸素透過性ハードコンタクトレンズ、ソフトコンタクトレンズ等のコンタクトレンズは、好ましくは少なくともレンズ表面材料が、アルコキシシラン基或いはシラノール基と縮合反応しうる官能基を有する材料で構成されたコンタクトレンズ、具体的には例えばトリス(トリメチルシロキシ)シラン基等のシリコンユニットを含む樹脂、2−ヒドロキシメタクリレート等の水酸基を有する樹脂、メタクリル酸等のカルボキシル基を有する樹脂又はこれらの混合基を有する樹脂等からなるコンタクトレンズを挙げることができる。また前記表面処理液を基材に固着させるには、後述するシランカップリング反応を利用した方法等により行うことができる。
前記表面処理液は、コンタクトレンズの基材表面の親水性を向上させ、特にコンタクトレンズの装着性、装用感を向上させ、また防汚性、脱落防止性等の機能を付与することができる。また得られる表面処理層は、耐加水分解性に優れ、前記優れた効果が長期間安定して得られる。
本発明のコンタクトレンズは、前記表面処理液によりコンタクトレンズ表面を表面処理したものであって、基材となるコンタクトレンズとしては、特に限定されるものではないが、前述の具体的に列挙したコンタクトレンズ等を好ましく挙げることができる。
前記表面処理は、表面処理液がコンタクトレンズ表面に固着するようにすれば良く、具体的には、コンタクトレンズを前記表面処理液に浸漬又は表面処理液をスプレー法、はけ塗法等で塗布した後、シランカップリング反応させる方法等により行うことができる。前記シランカップリング反応は、好ましくは温度0〜250℃、特に20〜140℃で、30分〜1000時間、特に1〜24時間の条件下行うのが望ましい。また前記反応前に、表面処理液塗布後のコンタクトレンズを室温程度で30分〜24時間風乾させるのが好ましい。更に反応後蒸留水等で洗浄するのが好ましい。この際表面処理するコンタクトレンズは、好ましくは界面活性剤、アセトン、メタノール、エタノール等の有機溶媒で洗浄した後、コンタクトレンズを公知の酸処理、アルカリ処理、プラズマ処理等で前処理しておくのが望ましい。
前記表面処理により、レンズ表面に親水性を有する前記アルコキシシラン化合物及び/又はその酸処理反応物からなる表面コート層が形成されたコンタクトレンズを得ることができる。前記表面コート層の厚さは、0.001〜50μmが望ましい。
本発明のコンタクトレンズは、表面が前記表面処理液により処理されているので、前記表面処理液に基づく優れた特性及び機能を長期間安定して有する。
実施例
以下実施例及び比較例により更に詳細に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
製造例1
撹拌装置及び窒素導入管を備えた3つ口フラスコ中に、乾燥アセトニトリル100ml、N,N−ジメチル−3−アミノプロピルトリメトキシシラン2.00g(9.6mmol)及びプロパンスルトン1.17g(9.6mmol)を仕込み、室温で24時間反応させた。反応終了後、得られた反応混合物を減圧下にて濃縮し、下記構造式で表わされるN−プロピルトリメトキシシラン−N,N−ジメチル−N−(3−スルホプロピル)アンモニウムベタインを得た。収率は99.8%であった。以下に1H−NMRスペクトル、元素分析、赤外吸収スペクトルの分析結果を示す。
Figure 0003733593
1H−NMR(D2O、δ:ppm、270MHz)スペクトル;
3.55(a、s、9H)、3.43(f、m、2H)、3.31(d、m、2H)、3.06(e、s、6H)、2.95(h、t、2H、J=7.25)、2.22(g、m、2H)、1.81(c、m、2H)、0.70(b、t、2H、J=8.41)
元素分析値(H27C11NO6SSi);
理論値 H:8.27、C:40.11、N:4.25
実測値 H:8.38、C:39.98、N:4.17
赤外吸収スペクトル(KBr:cm-1);
3400、1200(SO3)、1040(Si-O-CH3
製造例2
プロパンスルトンの代わりにβ−プロピオラクトンを用いた以外は、製造例1に従って反応を行い、下記構造式で表わされるN−プロピルトリメトキシシラン−N,N−ジメチル−N−(2−カルボキシエチル)アンモニウムベタインを得た。収率は99.4%であった。各分析結果を以下に示す。
Figure 0003733593
1H−NMR(D2O、δ:ppm、270MHz)スペクトル;
3.57(a,s、9H)、3.56(f.t、2H.J=7.75)、3.07(e、s、6H)、3.38(d、t、2H.J=6.6)、2.65(g.t、2WJ=7.60)、1.81(c,m、2H)、0.71(b.t、2H.J=8.41)
元素分析値(H25C11NO5Si);
理論値 H:9.03、C:47.29、N:5.02
実測値 H:9.11、C:47.31、N:5.08
赤外吸収スペクトル(KBr;cm-1);
2900、1590(COO-)、1040(Si-O-CH3
製造例3
N,N−ジメチル−3−アミノプロピルトリメトキシシランの代わりに、N,N−ジメチル−3−アミノプロピルメチルジエトキシシランを用いた以外は、製造例1に従って反応を行い、下記構造式で表わされるN−プロピルジエトキシメチルシラン−N,N−ジメチル−N−(3−スルホプロピル)アンモニウムベタインを得た。収率は99.8%であった。
各分析結果を以下に示す。
Figure 0003733593
1H−NMR(D2O、δ:ppm、270MHz)スペクトル;
3.84(b、q、4WJ=6.93)、3.45(h、m、2H)、3.32(f、m、2H)、3.09(g、s、6H)、2.97(j、t、2H、J=7.25)、2.21(i、m、2H)、1.81(e、m、2H)、1.19(a、t、6H.J=6.93)、0.71(d、t、2H、J=8.41)、0.25(c、s、3H)
元素分析値(H31C13NO5SSi);
理論値 H:9.16、C:45.73、N:4.10
実測値 H:9.20、C:45.69、N:4.06
赤外吸収スペクトル(KBr:cm-1);
3400、1196(SO3)、1260(Si-CH3)、1044(Si-O-C2H5
製造例4
N,N−ジメチル−3−アミノプロピルトリメトキシシランの代わりに、N,N−ジメチル−3−アミノプロピルメチルジエトキシシランを、またプロパンスルトンの代わりに、β−プロピオラクトンを用いた以外は、製造例1に従って反応を行い、下記構造式で表わされるN−プロピルジエトキシメチルシラン−N,N−ジメチル−N−(2−カルボキシエチル)アンモニウムベタインを得た。収率は99.4%であった。各分析結果を以下に示す。
Figure 0003733593
1H−NMR(D2O、δ:ppm、270MHz)スペクトル;
3.84(b、q、4WJ=6.93)、3.55(h、t、2H、J=7.76)、3.38(f、t、2H、J=6.6)、3.07(g、s、6H)、0.25(c、s、3H)、2.65(i、t、2H、J=7.59)、1.81(e、m、2H)、1.19(a、t、6H、J=6.93)、0.71(d、t、2H,J=8.41)
元素分析値(H29C19NO4Si);
理論値 H:10.04、C:53.57、N:4.81
実測値 H:10.10、C:53.51、N:4.88
赤外吸収スペクトル(KBr:cm-1);
2900、1590(COO-)、1260(Si-CH3)、1044(Si-O-C2H5
参考例
製造例1〜4で得られた各アルコキシシラン化合物の10%エタノール溶液をガラスプレートに塗布し、室温で乾燥させた後、120℃、1時間加熱処理を行い、アルコキシシラン化合物で表面処理されたガラスプレートを得た。得られたガラスプレート表面の接触角を水滴法により測定したところ、処理前のガラスプレートの接触角(2θ)が89°だったのに対し、処理後のガラスプレートは、いずれのサンプルにおいても約10°であり、優れた親水性表面が形成されていることが判った。
また製造例3で得られたアルコキシシラン化合物を用いて表面処理した前記ガラスプレートについて、表面上の窒素原子の有無を、X線光電子分光計(島津製作所(株)製、「ESCA K−1」)を用いて測定した。
更に表面処理後にガラスプレートを1N塩酸中で24時間浸漬した後、蒸留水で洗浄し、同様に窒素原子の有無を測定した。
その結果、N1sの結合エネルギー領域におけるスルホベタイン基中の第4級アミンに起因するピーク(402.5eV)は、前記塩酸処理の前後において変化が無かった。即ち優れた耐加水分解性を有していることが判った。
一方比較として、以下の方法によりホスファチジルコリン誘導体を合成し、得られた誘導体を用いて、同様にガラスプレートに対する表面処理を行い、親水性及び耐加水分解性を評価した。
<ホスファチジルコリン誘導体の合成>
エチレングリコールホスファチジルコリン22.7gを良く撹拌した後、クロロメチルシラン129g中に滴下し、約20℃に冷却しながら1時間撹拌した。続いて減圧下濃縮して、下記構造式で示される誘導体を合成した。
Figure 0003733593
評価の結果、表面処理後の接触各は約10°であり、製造例のものと同様優れた親水性を有していた。一方N1sの結合エネルギー領域におけるホスファチジルコリン基中の第4級アミンに起因するピーク(400.5eV)は、塩酸処理前には認められたが、塩酸処理後には認められなかった。従って、ホスファチジルコリン誘導体で処理されたガラスプレートの表面は、親水性には優れているが、耐加水分解性には劣っていることが判った。
実施例1
トリス(トリメチルシロキシ)シリルプロピルメタクリレート50重量部、メチルメタクリレート40重量部、エチレングリコールジメタクリレート10重量部及び2,2’−アゾビス(イソブチロニトリル)0.1重量部を混合し、内径約12mmの試験管中で窒素置換後、封管し、50℃で12時間、60℃で6時間加熱硬化させて棒状の樹脂を得た。この樹脂を厚さ2mmのボタン状に切り出し、表面を鏡面に研磨した。なお、該ボタン状樹脂は、レースカット法により容易にコンタクトレンズに成形できる。
一方製造例1で合成したN−プロピルトリメトキシシラン−N,N−ジメチル−N−(3−スルホプロピル)アンモニウムベタイン1重量%を含むエタノール/水(50/50(V/V))溶液に、酢酸1重量%を添加し、室温で30分間撹拌することでコンタクトレンズ用表面処理液を調製した。
得られた表面処理液を前記ボタン状樹脂から調製したコンタクトレンズに塗布した後、室温で30分間風乾させ、次いで90℃で1時間加熱して、表面に厚さ50μmの表面コート層が形成されたコンタクトレンズを得た。得られたコンタクトレンズを、蒸留水中に24時間浸漬・洗浄した後、接触角を測定したところ9°であり、良好な親水性を有することが判った。また該コンタクトレンズの防汚性を調べるために、アルブミン0.4重量%、リゾチーム0.2重量%、グロブリン、0.1重量%を含む生理食塩水溶液中に表面処理されたコンタクトレンズを浸漬し、35℃、17日間保持した。
その後生理食塩水で洗浄し、更に0.5%ドデシルスルホン酸ナトリウム溶液で、吸着した蛋白質を剥離させ、その溶液中の蛋白質量を、商品名「BCA Protein Assay Reagent」(和光純薬工業株式会社製)により定量した。その結果を表1に示す。
実施例2
N−プロピルトリメトキシシラン−N,N−ジメチル−N−(3−スルホプロピル)アンモニウムベタインの代わりに、製造例2で合成したN−プロピルトリメトキシシラン−N,N−ジメチル−N−(2−カルボキシエチル)アンモニウムベタインを用いた以外は、実施例に従って反応を行いコンタクトレンズ用表面処理液を調製した。得られた表面処理液を用いて実施例と同様にコンタクトレンズを表面処理し、接触角を測定したところ10°であった。また防汚性も同様に測定した。結果を表1に示す。
実施例3
N−プロピルトリメトキシシラン−N,N−ジメチル−N−(3−スルホプロピル)アンモニウムベタインの代わりに、製造例3で合成したN−プロピルジエトキシメチルシラン−N,N−ジメチル−N−(2−スルホプロピル)アンモニウムベタインを用いた以外は、実施例に従って反応を行いコンタクトレンズ用表面処理液を調製した。得られた表面処理液を用いて実施例と同様にコンタクトレンズを表面処理し、接触角を測定したところ9°であった。また防汚性も同様に測定した。結果を表1に示す。
実施例4
N−プロピルトリメトキシシラン−N,N−ジメチル−N−(3−スルホプロピル)アンモニウムベタインの代わりに、製造例4で合成したN−プロピルジエトキシメチルシラン−N,N−ジメチル−N−(2−カルボキシエチル)アンモニウムベタインを用いた以外は、実施例に従って反応を行いコンタクトレンズ用表面処理液を調製した。得られた表面処理液を用いて実施例と同様にコンタクトレンズを表面処理し、接触角を測定したところ11°であった。また防汚性も同様に測定した。結果を表1に示す。
実施例5
製造例1で合成したN−プロピルトリメトキシシラン−N、N−ジメチル−N−(3−スルホプロピル)アンモニウムベタインを5重量%濃度になるようにエタノールに溶解し、コンタクトレンズ用表面処理液を調製した。
得られた表面処理液を実施例と同様なボタン状樹脂から調製したコンタクトレンズに塗布した後、室温で30分間風乾させ、次いで100℃のオーブン中で4時間加熱し、表面に厚さ50μmの表面コート層が形成されたコンタクトレンズを得た。得られたコンタクトレンズを、蒸留水中に24時間浸漬・洗浄した後、接触角を測定したところ12°であり、良好な親水性を有することが判った。また防汚性を実施例と同様に測定した。結果を表1に示す。
比較例1
実施例において、ボタン状樹脂をコンタクトレンズとし、表面処理を行なわずに接触角を測定したところ、86°であった。また防汚性についても同様に測定した。結果を表1に示す。
Figure 0003733593

Claims (5)

  1. 下記一般式(I)で表わされるアルコキシシラン化合物及び/又はその酸処理反応物を含む表面処理液により表面処理されたコンタクトレンズ。
    Figure 0003733593
    (式中R1及びR2は、メチル基又はエチル基を示し、Xは、−COO-又は−SO3 -を示す。またpは2又は3を示し、nは1〜3の整数を示し、qは0又は1を示す(但し、p+q=3である)。)
  2. 前記表面処理される前のコンタクトレンズ表面が、アルコキシシラン基及びシラノール基からなる群より選択される基と縮合反応しうる官能基を有する材料で構成されている請求の範囲第1項記載のコンタクトレンズ。
  3. 前記表面処理を、コンタクトレンズに前記表面処理液をシランカップリング反応により固着させる方法により行う請求の範囲第1又は2項記載のコンタクトレンズ。
  4. 前記シランカップリング反応を、反応温度0〜250℃、反応時間30分〜1000時間の条件で行う請求の範囲第3項記載のコンタクトレンズ。
  5. 前記表面処理により得られる表面コート層の厚さが0.001〜50μmである請求の範囲第1〜4のいずれか1項記載のコンタクトレンズ。
JP51159295A 1993-10-13 1994-10-13 コンタクトレンズ Expired - Fee Related JP3733593B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25607093 1993-10-13
PCT/JP1994/001712 WO1995010523A1 (fr) 1993-10-13 1994-10-13 Compose d'alcoxysilane, liquide de traitement de surface et lentille de contact

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3733593B2 true JP3733593B2 (ja) 2006-01-11

Family

ID=17287485

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP51159295A Expired - Fee Related JP3733593B2 (ja) 1993-10-13 1994-10-13 コンタクトレンズ

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP3733593B2 (ja)
WO (1) WO1995010523A1 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20120092026A (ko) * 2011-02-10 2012-08-20 신에쓰 가가꾸 고교 가부시끼가이샤 아미노산 변성 실란 화합물 및 그의 제조 방법
KR20140121411A (ko) * 2011-12-29 2014-10-15 쓰리엠 이노베이티브 프로퍼티즈 컴파니 클리닝가능한 물품, 이의 제조 방법 및 사용 방법
CN110776529A (zh) * 2019-06-17 2020-02-11 深圳市旭生三益科技有限公司 两性离子羧酸铵型硅烷偶联剂、硅氧烷环体及其制备方法
CN110776528A (zh) * 2019-06-25 2020-02-11 深圳市旭生三益科技有限公司 磺酸铵两性离子硅烷偶联剂、硅氧烷环体及其制备方法

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19702385A1 (de) * 1997-01-23 1998-07-30 Fraunhofer Ges Forschung Verfahren zur Hydrophilierung von Glassubstraten und deren Verwendung
JP4573376B2 (ja) * 1998-09-21 2010-11-04 株式会社メニコン 眼用レンズ材料およびその製法
CN101812086B (zh) * 2009-11-28 2012-12-26 深圳大学 一种抗菌化合物及其制备方法
WO2011084661A2 (en) * 2009-12-17 2011-07-14 3M Innovative Properties Company Sulfonate-functional coatings and methods
EP3083917A4 (en) * 2013-12-16 2017-08-30 3M Innovative Properties Company Detergent and rinse-aid compositions and methods
JP2016074868A (ja) * 2014-10-06 2016-05-12 セントラル硝子株式会社 親水性被膜形成用薬液及び親水性被膜形成方法
US20180362552A1 (en) * 2015-04-15 2018-12-20 Kri, Inc. Betaine-based silicon compound, method for producing same, hydrophilic coating liquid composition, and coating film
JP2021046355A (ja) * 2019-09-17 2021-03-25 株式会社Kri 抗菌親水化剤
WO2023113031A1 (ja) * 2021-12-17 2023-06-22 Agc株式会社 フィルター、フィルターの製造方法、コーティング材、微小物質捕捉用器具、微小物質検出装置、微小物質捕捉方法及び化合物

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2622222B2 (ja) * 1992-02-12 1997-06-18 信越化学工業株式会社 含けい素スルホベタイン化合物およびその製造方法
JP2877616B2 (ja) * 1992-05-29 1999-03-31 信越化学工業株式会社 親水撥油処理剤

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20120092026A (ko) * 2011-02-10 2012-08-20 신에쓰 가가꾸 고교 가부시끼가이샤 아미노산 변성 실란 화합물 및 그의 제조 방법
KR101888691B1 (ko) 2011-02-10 2018-08-14 신에쓰 가가꾸 고교 가부시끼가이샤 아미노산 변성 실란 화합물 및 그의 제조 방법
KR20140121411A (ko) * 2011-12-29 2014-10-15 쓰리엠 이노베이티브 프로퍼티즈 컴파니 클리닝가능한 물품, 이의 제조 방법 및 사용 방법
JP2015510445A (ja) * 2011-12-29 2015-04-09 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー 清浄可能な物品、並びにその製造方法及び使用方法
KR102038341B1 (ko) 2011-12-29 2019-10-30 쓰리엠 이노베이티브 프로퍼티즈 컴파니 클리닝가능한 물품, 이의 제조 방법 및 사용 방법
CN110776529A (zh) * 2019-06-17 2020-02-11 深圳市旭生三益科技有限公司 两性离子羧酸铵型硅烷偶联剂、硅氧烷环体及其制备方法
CN110776528A (zh) * 2019-06-25 2020-02-11 深圳市旭生三益科技有限公司 磺酸铵两性离子硅烷偶联剂、硅氧烷环体及其制备方法

Also Published As

Publication number Publication date
WO1995010523A1 (fr) 1995-04-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5936703A (en) Alkoxysilane compound, surface processing solution and contact lens
JP3733593B2 (ja) コンタクトレンズ
AU2004283881B2 (en) Silane and silicic acid polycondensates with radicals containing branched-chain urethane, acid amide and/or carboxylic acid ester groups
JP4963331B2 (ja) 官能化ポリアリルアミン及びその製造方法
JPH0236615B2 (ja)
JP5828964B2 (ja) 新規なポリオルガノシロキサン、これを含むポリカーボネート樹脂組成物及び改質ポリカーボネート樹脂
JP2003522227A (ja) シリコン含有化合物
JPH0238125B2 (ja)
KR101476525B1 (ko) 신규한 폴리오르가노실록산, 이를 포함하는 폴리카보네이트 수지 조성물 및 개질 폴리카보네이트 수지
JPS62161856A (ja) 紫外線硬化性オルガノポリシロキサン組成物
JP2021095474A (ja) パーフルオロポリエーテル変性ポリシラザン及びその製造方法、表面処理剤、硬化皮膜並びに物品
US9255186B2 (en) Thermosetting resins with enhanced cure characteristics containing organofunctional silane moieties
US20140120243A1 (en) Synthesis and processing of new silsesquioxane/siloxane systems
JPH08127657A (ja) ジフェニルシロキサン硬化物の製法及び硬化物
JP4671050B2 (ja) 含ケイ素水溶性高分子化合物及びその製造方法、プライマー組成物、コーティング剤組成物、並びに該組成物が被覆・処理された物品
JP2018062500A (ja) スルホベタイン系ケイ素系化合物及びその製造方法
JP3635171B2 (ja) ポリマー相溶性ポリメチルシルセスキオキサン
JP2000336093A (ja) 加水分解性シラン化合物およびその製造方法
JP2715652B2 (ja) ハイドロジェンポリシロキサンの製造方法
JP3317716B2 (ja) フッ素含有ポリオルガノシルセスキオキサンを含む離型剤およびこの製造方法
JPH07101965A (ja) アルコキシシラン化合物
KR101527272B1 (ko) 신규한 폴리오르가노실록산, 이를 포함하는 폴리카보네이트 수지 조성물 및 개질 폴리카보네이트 수지
JPH10237173A (ja) シリル化ポリメチルシルセスキオキサン、その製造方法、それを用いた組成物
JP2007023246A (ja) 新規シリコン含有化合物およびその製造方法
JPH09227685A (ja) 新規フッ素変性シリコーン

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040720

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040831

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050927

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20051010

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081028

Year of fee payment: 3

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081028

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081028

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091028

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091028

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101028

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111028

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111028

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121028

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121028

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131028

Year of fee payment: 8

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees