JP3733542B2 - 直通通報電話機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、直通通報電話機、より詳細には、在宅医療,老人介護,ホームセキュリティなどの産業において、公衆電話回線を利用して経済的で、かつ、簡便な取り付けによって緊急通報を可能とする電話機に関する。
【0002】
【従来の技術】
在宅病床患者が離れた場所にいる家族,看護婦などに連絡したいときには、電話回線を利用することが最も手近な手段であるが、電話機まで動けない,手元に電話機があってもダイヤルできないと言った病状である場合には、患者は我慢するしかないという状態にあり、家を留守にする家族や訪問看護婦にとっても安心できない状況であった。また、病床になくても高齢者のなかには子供の電話番号を忘れる,ダイヤルを間違える等して満足に電話が掛けられないなどの例がある。
ホームセキュリティ面では、強盗,暴漢に侵入されたり、火災発生などの際の緊急通報時にダイヤルして相手が応答するのを待てない状況がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このような状況においては、従来はホットラインと呼ぶ専用の直通回線を引くことが唯一の緊急通報手段であるが、コスト高の難がある上に、相手が電話口で応答するまでは発声できない問題を含んでいた。
【0004】
本発明は、病床患者,高齢者,緊急通報者などが電話発信する場合に、▲1▼手元電話番号ダイヤルする,▲2▼相手電話と回線が繋がる,▲3▼受信者が応答する,までの手数と時間を省略して直ぐに要件を話すことを可能ならしめるようにしたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、公衆電話回線に接続する電話機において、接続相手電話番号と通話内容を記憶するメモリを持ち、発信者が回線接続以前に通話を開始しても通話内容を前記メモリに一旦記憶し、通話開始後に予め指定した接続相手電話番号を自動的にダイヤルし、回線接続後に記憶された通話内容を送信することを特徴としたものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明による直通通報電話機の一実施形態を説明するための構成図で、図中、1は着信検知部で、該着信検知部1は電話交換機からの16サイクル呼び出し音を検出しCPU9に通知する。2は応答検知部で、該応答検知部2は相手電話機の応答時の電話回線の極性反転を検出しCPU9に通知する。3はダイヤル回路で、該ダイヤル回路3はCPU9から受けた電話番号に従ったDP(Dial Puls)又はPB(Push Button)信号を発生する。4は通話回路で、該通話回路4は発着信時の接続制御を行う。通常の電話ハンドセットをT(送信),R(受信)線を通して繋ぐことができる。5はダイヤルキーで、該ダイヤルキー5は0から9までの数字ボタンと、♯,*ボタン及び発信回数,着信回数の表示,プリセット数字の表示,時刻設定などの指示をする機能ボタンからなる。6はダイヤルCPU・IFで、該ダイヤルCPU・IF6は、ダイヤルキーの打鍵情報をCPU9に伝え、CPU9からのダイヤル番号をダイヤル回路に伝えるインターフェース回路である。7はLCDで、該LCD7はダイヤルキーの打鍵確認,プリセット数字の表示,発信回数,着信回数,時刻などを表示する液晶ディスプレイである。8はドライバーで、該ドライバー8はLCDの制御回路である。9はCPUで、該CPU9は中央制御装置,プログラム用読み出し専用メモリ(ROM)を内蔵する。10はメモリで、該メモリ10はプリセット電話番号,ID番号,録音音声,通話時刻などを記憶するランダムアクセスメモリである。11は録音・再生回路で、該録音・再生回路11は、アナログ信号の増幅などを行う。12はPB信号受信器で、該PB信号受信器12は相手電話機から送られた多周波信号を検出してデジタル符号に置換する。13はA/D・D/A変換回路で、該A/D・D/A変換回路13はアナログ音声情報をデジタル化する、又は、デジタル音声情報をデジタル化する。14はクロックで、時刻を発生するIC回路である。15は音声検知終話検知部で、該音声検知終話検知15はマイクからのアナログ入力波形を一定時間以上検出してCPU9に通知する、また、無音の継続をCPU9に通知する。16は発信スイッチ(SW1)で、該発信スイッチ(SW1)は該スイッチ(SW1)がONの時、マイクからの音声検知終話検知回路が動作する、OFFであれば、音声がマイクから入力しても録音動作,発信動作をしない。スイッチ(SW2)と違って、利用者が発信の都度スイッチをONする操作をしない。17は本電話機の利用者インターフェースで、該インターフェース17において、発信スイッチ(SW2)はマイクの近くにあり、利用者が発信の都度スイッチをONにする。OFF操作は、利用者の操作によって、あるいは、一定時間以上無音が継続したときに行われる。ランプ(LAMP)はスイッチ(SW1)又はスイッチ(SW2)がON状態の時点灯し、OFF状態の時滅灯する。音声を蓄積した状態およびメッセージ転送動作は、点滅動作によって表示する。マイク,スピーカは、ハンズフリー(手を離した)使用が可能で、マイク,スピーカ,スイッチ(SW2),ランプ(LAMP)のみが本電話機の利用者インターフェースを形成する。
【0008】
図2は、図1に示した回路の動作のタイムチャートを示し、以下、図1において、電源回路18が投入されている状態を想定し、その上で発信時の動作と着信時の動作を説明する。
本電話機を使用する前に、本電話機の電話番号,発信時の接続先の電話番号、及び、自動応答を受け付けるID番号をダイヤルキー5からプリセットする。例えば、○○○・・○○♯□□□・・・□*△△△△と入力した時、○○○・・○○が発信電話番号,□□□・・・□が接続先電話番号,△△△△が自動応答時のID番号を表す。ダイヤルキー5から入力した電話番号とID番号はCPU9によってメモリ10に記憶される。
【0009】
発信する場合には、事前に発信スイッチSW1又はSW2を投入しておく。スイッチ(SW1)は、マイクと離れた場所に設置してあり、発信時以外にもON(投入)状態にしておき、マイクからの音声を検知すると自動的に発信動作に移動する場合に利用するもので、全ての音を検知したい場合に使用する。スイッチ(SW2)は、マイクに近接して取り付けられており、発信者は発信の都度ON状態にして発声するもので、不必要な音に反応して発信することを防止する効果がある。マイクを通して入力された音声は、録音・再生回路11からA/D変換回路13を通過することによってメモリ10に記憶される。同時に、CPU9は予め記憶されている接続先電話番号□□□・・・□をメモリ10から取り出し、ダイヤル回路3に番号を送ることによってデジタル化音声と録音開始時刻を対にして自動ダイヤルを起動する。自動ダイヤルの後、応答検知回路2が電話局線の極性反転によって応答を検知すると、CPU9は、音声メッセージの転送を開始する。
【0010】
図2に示すように、メッセージは、発信電話番号と再生音声と録音時刻からなる。また、図2に示すように、発信音声が録音され、転送が終了するまでには、メッセージの転送動作中であることがLAMPの点滅によって表示されるので、発信者は相手が話中とか無応答の場合に、転送が完了していないことを知ることができ、点滅の終了によって転送の完了を確認することができる。接続先の電話が応答しないため、一つのメッセージが蓄積されたままの状態の時に、次の発信動作を行うと、次の音声が新たな録音時刻と共に記憶され、相手が応答した時に続けて転送される。
【0011】
次に、着信時の動作について説明する。着信時は、電話回線19から送信する呼び出し音を着信検知回路1が検出すると、CPU9は、自動応答し、音声合成D/A変換回路13によってID番号の送信を促す音声メッセージを発信側に送出する。発信者が送信したID番号が予め設定したID番号△△△△と一致した時のみ、録音・再生回路11を通して受信回路とスピーカ,マイクを結合し、通話可能状態とする。また、発信者が録音メッセージを聞き取りたい場合には、更にPB信号によってその指定をすれば、スピーカ,マイクを切り離して録音・再生が始まる。
【0012】
上述のように、本電話機は、病人とか寝たきり老人がダイヤルして相手の応答を待つような苦痛を伴なわずに簡単に発信ができ、着信時にも何ら手を使うことなく対話が可能なヒューマンインターフェースを実現するものである。また、警報連絡のような目的で緊急発信する場合には、図1において、スピーカとランプ(LAMP)は省略し、発信スイッチ(SW1)とマイクを室内の各所に分散配備することによって、いざという時により安全性の高い警報網が実現する。
【0013】
【発明の効果】
本発明によると、公衆電話回線に接続する電話機において、接続相手電話番号と通話音声を記憶するメモリを持ち、発信呼には予め指定した相手電話番号を自動的にダイヤルし、接続動作に入ると同時に、回線が接続されるのを待たず発信者が通話を開始しても音声をメモリに一旦記憶し、回線接続後送信するようにしたので、在宅医療,老人介護,ホームセキュリティなどの産業において、公衆電話機を利用して、経済的で、かつ、簡便な取り付けによって緊急通報を可能とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による直通通報電話機の一実施形態を説明するための構成図である。
【図2】 図1に示した回路の動作説明をするためのタイムチャートである。
【符号の説明】
1…着信検知部、2…応答検知部、3…ダイヤル回路、4…通話回路、5…ダイヤルキー、6…ダイヤル/CPUインターフェース、7…LCD、8…ドライバー、9…CPU、10…メモリ、11…録音・再生回路、12…PB信号受信器、13…A/D・D/A変換回路、14…クロック、15…音声検知終話検知部、16…発信スイッチ、17…本電話機の利用者インターフェース。
Claims (1)
- 公衆電話回線に接続する電話機において、接続相手電話番号と通話内容を記憶するメモリを持ち、発信者が回線接続以前に通話を開始しても通話内容を前記メモリに一旦記憶し、通話開始後に予め指定した接続相手電話番号を自動的にダイヤルし、回線接続後に記憶された通話内容を送信することを特徴とする直通通報電話機。
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JP17088796A JP3733542B2 (ja) | 1996-07-01 | 1996-07-01 | 直通通報電話機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP17088796A JP3733542B2 (ja) | 1996-07-01 | 1996-07-01 | 直通通報電話機 |
Publications (2)
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JPH1023185A JPH1023185A (ja) | 1998-01-23 |
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Family Applications (1)
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JP17088796A Expired - Fee Related JP3733542B2 (ja) | 1996-07-01 | 1996-07-01 | 直通通報電話機 |
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1996
- 1996-07-01 JP JP17088796A patent/JP3733542B2/ja not_active Expired - Fee Related
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