JP3733196B2 - エラー指示装置 - Google Patents
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Description
【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、発光器の点滅によって動作エラーの発生を外部に指示するエラー指示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
CPUやシーケンサを内蔵した情報機器には、内部回路の動作エラー発生の有無を自己チェックし、動作エラーが発生している時にはその旨を外部に指示するものがあった。そして、その外部指示のための具体的手段としては、当該情報機器がディスプレイ装置を備えている場合にはそのディスプレイ装置が用いられ、当該情報機器がディスプレイ装置を備えていない場合には、専用に用意された発光器(LED,ランプ,等)又は他のインジケータとして兼用される発光器が用いられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、後者のように発光器が用いられる場合には、以下のような問題がある。即ち、情報機器におけるエラーチェック項目は多岐にわたるので、発光器を単純に点灯又は点滅させることによって動作エラーの発生を指示するだけの構成であると、発生した動作エラーの種類を特定することができない。また、発光器をエラーチェック項目と同数個用意すれば、発生したエラーの種類の特定は可能になるが、そのように発光器を複数個用意すると、部品点数が大幅に増加して情報機器全体のハードウェア規模が大型化してしまう。
【0004】
この点、発生した動作エラーの種類を一個の発光器でユーザに認識させるために、発光器の点滅周期を動作エラーの種類によって変化させることも考えられる。但し、この場合、ユーザがストップウォッチ等の基準手段を有しているか熟練していない限り、ユーザが発光器の点滅周期を識別して動作エラーの種類を認識することは、非常に困難である。
【0005】
本発明は、以上の問題に鑑みてなされたものであり、その課題は、特別な基準手段無しにユーザが点滅周期を識別できる態様で発光器を点滅させることにより、複数種類の動作エラーの発生を一個の発光器を用いて識別可能に指示することができるエラー指示装置の提供である。
【0006】
【課題を解決するための手段】
各請求項記載の発明は、上記課題を解決するためになされたものである。
即ち、請求項1記載の発明は、図1の原理図に示した通り、情報機器の動作エラーを指示するエラー指示装置であって、前記情報機器の外部に設けられた発光器103と、前記情報機器の各部の動作状態を監視し、動作状態のエラー発生の有無及び発生した動作エラーの種類を検知する動作状態監視手段100と、外部操作に応じて第1の状態と第2の状態とを切り換える操作部材102と、前記動作状態監視手段100によって動作状態のエラーが検知された場合に起動し、前記操作部材102が第1の状態にある時には所定の基準周期で前記発光器103を点滅させ、前記操作部材12が第2の状態にある時には前記動作状態監視手段100によって検知されたエラーの種類に応じて予め対応付けられている周期で前記発光器103を点滅させる点滅制御手段101とを備えたことを特徴とする。
【0007】
このように構成されると、動作状態監視手段100は、情報機器の各部の動作状態を監視し、動作エラー発生の有無を検知するとともに、何れかの動作エラー発生を検知した場合には、発生した動作エラーの種類をも検知する。この動作状態監視手段100が何れかの動作エラーの発生を検知した場合には、点滅制御手段101は、操作部材102の状態に応じて、発光器103を点滅させる。具体的には、点滅制御手段101は、操作部材102が第1の状態にある時には、発光器103を基準周期で点滅させる。これに対して、操作部材102が第2の状態にある時には、点滅制御手段101は、動作状態監視手段100によって検知された動作エラーの種類に応じて、その動作エラーの種類に予め対応付けられている点滅周期で発光器103を点灯させる。その結果、ユーザは、操作部材102が第1の状態にある時の点滅周期(基準周期)と操作部材102が第2の状態にある時の点滅周期とを比較し、後者が前者よりも早いか遅いかに基づいて、検知された動作エラーの種類を容易に知ることができる。
【0008】
発光器は、ランプであっても良いし発光ダイオードであっても良い。
操作部材は、第1の状態及び第2の状態で夫々安定する2位置安定のスイッチであっても良いし、常時は第1の状態をとるとともにユーザによって操作されたときのみ第2の状態をとるスイッチであっても良い。このスイッチはボタンであっても良いし、スライドスイッチであっても良いし、レバーであっても良い。
【0009】
動作エラーの種類に予め対応付けられている点滅周期の組合せは、基準周期よりも短い周期,基準周期と同じ周期,及び基準周期よりも長い周期のうち何れか2つであっても良いし、3つであっても良い。
【0010】
動作エラーの種類と点滅周期との対応付けは、ユーザによって変更不能に設定されていても良いし、ユーザによって変更可能に設定されていても良い。
請求項2記載の発明は、請求項1の操作部材が、常時は第1の状態にあり、外部操作がなされた時のみ第2の状態となることで、特定したものである。
【0011】
請求項3記載の発明は、請求項1において、動作エラーの種類毎に点滅周期を対応付けたテーブルを更に備えるとともに、制御手段が前記操作部材が第2の状態にある時には前記動作状態監視手段によって検知された動作エラーの種類に対応付けられた点滅周期を前記テーブルから読み出すことで、特定したものである。
【0012】
請求項4記載の発明は、請求項1における動作エラーの種類に応じて対応付けられた周期が、前記基準周期よりも早い周期及び前記基準周期よりも遅い周期を含む
ことで、特定したものである。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて、本発明の実施の形態を説明する。
以下に説明する本発明の各実施形態は、本発明によるエラー指示装置をデータ変復調装置(モデム)に組み込んだ例を示すものである。
【0014】
【実施形態1】
(データ変復調装置のハード構成)
図2は、第1実施形態によるデータ変復調装置Aの回路構成,及び外部機器との接続状態を示すブロック図である。この図2に示されるように、データ変復調装置Aは、複数のデジタル端末装置(DTE)に夫々シリアルケーブルsを介して接続されているとともに、回線mを介してアナログネットワークNに接続されている。そして、データ変復調装置Aは、各DTEから出力されたデジタル情報をアナログ信号へ変換した後に、このアナログ信号をアナログネットワークN経由で相手側データ変復調装置Bへ送出する。また、データ変復調装置Aは、アナログネットワークN経由で相手側データ変復調装置Bから受信したアナログ信号をデジタル信号へ変換した後に、宛先のDTEに対して出力する。
【0015】
このデータ変復調装置の内部は、各DTEに夫々接続される複数のポート(Aポート10a,Bポート10b)と、これら各ポート10a,10bに対応して接続された複数のドライバ/レシーバ9a,9bと、これら各ドライバ/レシーバ9a,9bに接続されたマルチプレクサ(MPX)6と、このMPX6に接続された変復調部7と、この変復調部7に接続されたアナログラインインタフェース8と、このアナログラインインタフェース8に接続された回線コネクタ11と、バス12を介してMPX6及び変復調部7に夫々接続されたハードウェア設定端子1,MPU2,RAM3,ROM4,及び、操作表示部5とから、構成される。
【0016】
各ポート(Aポート10a,Bポート10b)は、夫々、DTEに繋がったシリアルケーブルsが接続されるコネクタである。
各ドライバ/レシーバ9a,9bは、接続側のインタフェース(V.35,X.21,等)に従って論理的・電気的にデータフォーマットを適合させつつポート(Aポート10a,Bポート10b)とMPX6との間でデータの授受を行うインタフェース装置である。
【0017】
MPX6は、各ドライバ/レシーバ9a,9bを制御するとともに、各ドライバ/レシーバ9a,9bから受信したシリアルデジタル信号を、MPU2によって設定された通信速度に応じた速度に変換して変復調部7に伝達するとともに、変復調部7から受信したシリアルデジタル信号を、対応するドライバ/レシーバ9a,9bに伝達する。また、MPX6は、変復調部7を介して受け取った相手側データ変復調装置B発行のMPU2宛コマンドを、バス12を介してMPU2に通知する。また、MPU2から受け取った相手側データ変復調装置B宛コマンドを、変復調部7に送出する。
【0018】
変復調部7は、MPX6から受け取ったシリアルデジタル信号に基づいて周波数変調又は位相変調を行い、変調の結果得られたアナログ信号をアナログラインインタフェース8に送出する。また、変復調部7は、アナログラインインタフェース8から受け取ったアナログ信号に基づいて復調(周波数検波)を行い、復調の結果得られたシリアルデジタル信号をMPX6に送出する。
【0019】
アナログラインインタフェース8は、変復調部7からアナログ信号を受信するため信号線及び変復調部7へアナログ信号を送信するための信号線を、回線コネクタ11に繋がった信号線に接続するとともに、これら各信号線上における上下のアナログ信号(変復調部7から回線コネクタ11へ送信されるアナログ信号,回線コネクタ11から変復調部7へ送信されるアナログ信号)を弁別してそれらの流れを制御する。
【0020】
ハードウェア設定端子1は、データ変復調装置A全体の動作条件を設定するための複数のスイッチから構成される。
操作表示部5は、データ変復調装置の筐体外面に設けられた7個の発光ダイオード(LED)501〜507及び7個のスイッチ511〜517を有し、MPU2からの指示に応じて各LED501〜507を夫々点灯(点滅)させることによって各種情報を指示するとともに、各スイッチ511〜517の操作状態に従って各種情報をMPU2に入力する。
【0021】
各LED501〜507は、以下のように情報を指示する。即ち、LED501は、動作エラー指示のための発光器として機能し、MPU2によるイニシャルチェックがなされていることを点灯によって示し、動作エラーが生じていることを点滅によって示す(以下、このLED501を「エラーLED」という)。また、LED502は、データ変復調装置Aが自動着信に設定されていることを点灯によって示し、LED503は、データ変復調装置AがDTEにデータを送信している事を点滅によって示し、LED504は、DTEがデータ変復調装置Aにデータを送信していることを点滅によって示し、LED505は、データ変復調装置Aが通信状態になったことを点灯によって示し、LED506は、回線が接続されたことを点灯によって示し、LED507は、DTEが通信開始の準備を完了したことを点滅によって示す。
【0022】
また、操作部材としてのスイッチ511は、エラーLEDが点滅している間にユーザによって操作され、発生しているエラーの種類に応じてエラーLEDの点滅周期を変化させる命令を、MPU2に入力する(以下、このスイッチ511を「エラーチェックキー」という)。また、他のスイッチ512〜517は、ユーザによって操作された時に、夫々に対応した折り返しテスト(ループバックテスト)を実行すべき旨の命令を、MPU2に入力する。
【0023】
ROM4は、MPU2によって実行されるファームウェアを格納している。このファームウェアの具体的内容については、後で詳しく説明する。
MPU2は、データ変復調装置A全体の動作を制御するプロセッサであり、ハードウェア設定端子1の設定に応じてMPX6や変復調部7の動作を制御する。また、MPU2は、図示せぬ電源装置による主電源投入時には、データ変復調装置A各部の動作チェック(イニシャルエラーチェック)を行う。また、MPU2は、MPX6によって相手側データ変復調装置Bからのコマンドが通知された場合には、このコマンドを割込処理によってRAM3に書き込んだ後に、所定のタイミングでこのコマンドに対応した処理を行う。また、MPU2は、操作表示部5の各スイッチ511〜517が操作された場合には、その操作に応じた動作を行う。また、MPU2は、データ変復調装置Aの動作に応じて、各LED501〜507の点灯指示を操作表示部5に与える。
【0024】
RAM3には、MPU2による作業領域が展開される。
(ファームウェアの構成)
次に、ROM4内に格納されているファームウェアの概略構成を説明する。図3に示されるように、ROM4内のファームウェアは、複数のモジュール(イニシャルエラーチェックモジュール41,ハードウェア設定モジュール43,フロントパネル監視モジュール44,受信コマンド処理モジュール45,及びエラーLEDモジュール42)から構成されている。
【0025】
動作状態監視手段としてのイニシャルエラーチェックモジュール41は、データ変復調装置Aの主電源投入によって起動し、データ変復調装置A内の各部の動作状態をチェックする。そして、イニシャルエラーチェックモジュール41は、何らかの動作エラーが生じている場合には、エラーLEDモジュール42を呼び出し、何等の動作エラーも生じていない場合には、ハードウェア設定モジュール43に処理を渡す。ここで、イニシャルエラーチェックモジュール41がチェックする項目は、▲1▼RAM3,ROM4,MPX6の動作エラーチェック,▲2▼MPX6のBポート制御チェック(MPX6内部で行うBポート10bの制御についてのチェック),及び、▲3▼MPX6のAポート制御チェック(MPX6内部で行うAポート10aの制御についてのチェック),である。なお、イニシャルエラーチェックモジュール41によるエラーLED点灯モジュール42の呼び出しに際しては、イニシャルエラーチェックモジュール41は、エラーLED点灯モジュール42に動作エラーの種類を通知するために、図6に示すパラメータ(イニシャルエラーID)をRAM3に書き込む。このパラメータにおける重み“01”のビットは、発生したエラーがRAM3,ROM4,MPX6の動作エラーであるか(=1)否か(=0)を示す。また、重み“02”のビットは、発生したエラーがMPX6のBポート制御エラーであるか(=1)否か(=0)を示す。また、重み“04”のビットは、発生したエラーがMPX6のAポート制御エラーであるか(=1)否か(=0)を示す。
【0026】
点滅制御手段としてのエラーLED点灯モジュール42は、イニシャルエラーチェックモジュールから読み出された時に、先ず、エラーLED501を基準周期(500×2ms)で点滅させ、エラーチェックキー511がONされている間は、RAM3に書き込まれたパラメータ(図6)が示すエラーの種類に応じた周期(RAM3,ROM4,MPX6の動作エラーの場合には200×2ms,MPX6のBポート制御エラーの場合には500×2ms,MPX6のAポート制御エラーの場合には800×2ms)で、エラーLED501を点滅させる。
【0027】
ハードウェア設定モジュール43は、ハードウェア設定端子1の設定状態を監視し、その設定状態に応じて動作状態を変更する様にMPX6及び変復調部7に指示を行う。ハードウェア設定モジュール43は、必要な指示を完了すると、フロントパネル監視モジュールに処理を渡す。
【0028】
フロントパネル監視モジュール44は、操作表示部5の各スイッチ512〜517の操作状態を監視し、何れかのスイッチ512〜517がONされている場合には、ONされているスイッチ512〜517に対応したループバックテストを実行する。フロントパネル監視モジュール44は、必要なループバックテストを完了すると、受信コマンド処理モジュール45に処理を渡す。
【0029】
受信コマンド処理モジュール45は、相手側データ変復調装置Bから通知されたコマンドがMPX6によってRAM3に書き込まれているかどうかを監視し、何れかのコマンドがRAM3に書き込まれている場合には、このコマンドに対応した処理を実行する。受信コマンド処理モジュール45は、必要な処理を完了すると、ハードウェア設定モジュールに処理を渡す。
(イニシャルエラーチェックモジュールによる処理)
次に、イニシャルエラーチェックモジュール41を読み込んだMPU2が実行するイニシャルエラーチェック処理の内容を、図4に基づいて説明する。
【0030】
スタート後最初のS01では、MPU2は、テストLED501を点灯する。
次のS02では、MPU2は、上記した各項目中一つのエラーチェックを実行する。
【0031】
次のS03では、MPU2は、S02にて実行したエラーチェックの結果、その項目に対応したハードウェアが正常に動作しているか動作エラーが発生しているかを判定する。そして、正常に動作していると判定した場合には、処理をS04に進める。
【0032】
S04では、上記した全ての項目のエラーチェックを終了したか否かを実行する。そして、未だ全ての項目を終了していない場合には、処理をS02に戻す。
S02乃至S04のループ処理を繰り返した結果、全ての項目のエラーチェックを終了したとS04にて判定した場合には、処理をS05に進める。S05では、MPU2は、エラーLED501を消灯する。その後、MPU2は、ハードウェア設定モジュールによる処理に移る。
【0033】
これに対して、S02乃至S04のループ処理を実行している間に、動作エラーが発生しているとS03にて判定した場合には、MPU2は、処理をS06に進める。このS06では、MPU2は、発生している動作エラーの種類に対応するビットを“1”と設定したパラメータ(イニシャルエラーID)を、RAM3に書き込んで、エラーLED点灯モジュール42を呼び出す。
(エラーLED点灯モジュールによる処理)
次に、エラーLED点灯モジュール42を読み込んだMPU2が実行するエラーLED点灯処理の内容を、図5に基づいて説明する。
【0034】
スタート後最初のS11では、MPU2は、テストLED501を消灯する。
次のS12では、MPU2は、エラーチェックキー511がONされているかどうかをチェックする。そして、エラーチェックキー511がONされていない(即ち、第1の状態にある)場合には、MPU2は、S13において、500ms経過するのを待つ。
【0035】
500ms経過後に実行されるS14では、MPU2は、テストLED501を点灯させる。
次のS15では、MPU2は、500ms経過するのを待つ。そして、500ms経過後に、MPU2は、処理をS11に戻し、テストLED501を消灯する。
【0036】
一方、S12にてエラーチェックキー511がONされている(即ち、第2の状態にある)と判定した場合には、MPU2は、S16にて、パラメータ(イニシャルエラーID)の重み“01”のビットが“1”にセットされているかどうかをチェックする。そして、重み“01”のビットが“1”にセットされている場合,即ちRAM3,ROM4,MPX6の動作エラーが発生している場合には、MPU2は、S22において、200ms経過するのを待つ。
【0037】
200ms経過後に実行されるS23では、MPU2は、テストLED501を点灯させる。
次のS24では、MPU2は、200ms経過するのを待つ。そして、200ms経過後に、MPU2は、処理をS11に戻し、テストLED501を消灯する。
【0038】
一方、S16にてパラメータ(イニシャルエラーID)の重み“01”のビットが“1”にセットされていないと判定した場合には、MPU2は、S17にて、パラメータ(イニシャルエラーID)の重み“02”のビットが“1”にセットされているかどうかをチェックする。そして、重み“02”のビットが“1”にセットされている場合,即ちMPX6のBポート制御エラーが発生している場合には、MPU2は、S13において、500ms経過するのを待つ。
【0039】
500ms経過後に実行されるS14では、MPU2は、テストLED501を点灯させる。
次のS15では、MPU2は、500ms経過するのを待つ。そして、500ms経過後に、MPU2は、処理をS11に戻し、テストLED501を消灯する。
【0040】
一方、S17にてパラメータ(イニシャルエラーID)の重み“02”のビットが“1”にセットされていないと判定した場合には、MPU2は、S18にて、パラメータ(イニシャルエラーID)の重み“04”のビットが“1”にセットされているかどうかをチェックする。そして、重み“04”のビットが“1”にセットされている場合,即ちMPX6のAポート制御エラーが発生している場合には、MPU2は、S19において、800ms経過するのを待つ。
【0041】
800ms経過後に実行されるS20では、MPU2は、テストLED501を点灯させる。
次のS21では、MPU2は、800ms経過するのを待つ。そして、800ms経過後に、MPU2は、処理をS11に戻し、テストLED501を消灯する。
【0042】
なお、S17にてパラメータ(イニシャルエラーID)の重み“04”のビットが“1”にセットされていないと判定した場合には、MPU2は、処理をS13に進める。
【0043】
MPU2は、以上のループ処理を、データ変復調装置Aの主電源が切断されるまで繰り返す。
(実施形態の作用)
本第1実施形態によると、データ変復調装置Aの電源投入直後に、MPU2は、イニシャルエラーチェックモジュール41によって、各項目のイニシャルエラーチェックを実行する。このイニシャルエラーチェックを実行している間に、MPU2は、エラーLED501を点灯し続ける。
【0044】
そして、このイニシャルエラーチェックの結果、動作エラーの発生が検知された時には、MPU2は、エラーLED点灯モジュール42によって、先ず最初に、基準周期(500×2ms)でエラーLED501を点滅させ続ける(S11,S13〜S15)。
【0045】
この基準周期(500×2ms)での点滅がなされている間に、ユーザがエラーチェックキー511をONすると、MPU2は、RAM3に書き込まれているパラメータ(イニシャルエラーID)に示されているエラー項目の種類に応じて、エラーLED501の点滅周期を変化させる。具体的には、RAM3,ROM4,MPX6の動作エラーが発生している場合には、基準周期(500×2ms)よりも短い周期(200×2ms)でエラーLED501を点滅させ(S22〜S24,S11)、MPX6のAポート制御エラーが発生している場合には、基準周期(500×2ms)よりも長い周期(800×2ms)でエラーLED501を点滅させ(S19〜S21,S11)、MPX6のBポート制御エラーが発生している場合には、基準周期(500×2ms)と同じ周期でエラーLED501を点滅させる(S13〜S15,S11)。そして、ユーザがエラーチェックキー511をOFFすると、MPU2は、エラーLED501の点滅周期を基準周期(500×2ms)に戻す。
【0046】
従って、ユーザは、エラーチェックキー511をONする前後におけるエラーLED501の点滅周期を比較するだけで、検知された動作エラーの項目を識別することができる。即ち、エラーチェックキー511をONする前よりも後での方がエラーLED501の点滅周期が短くなる場合には、RAM3,ROM4,MPX6の動作エラーが発生していると認識することができる。また、エラーチェックキー511をONする前よりも後での方がエラーLED501の点滅周期が長くなる場合には、MPX6のAポート制御エラーが発生していると認識することができる。また、エラーLED501の点滅周期がエラーチェックキー511をONする前後で同じ場合には、MPX6のBポート制御エラーが発生していると認識することができる。
【0047】
このように、各周期が「短い」,「長い」といった個人差のある感覚を、基準周期と比較させることによって、個々人間で統一させることができる。よって、ユーザは、ストップウォッチ等の特別な基準を有していなくても、一つのエラーLED501の点滅周期の長短を識別して、発生している動作エラーの種類を認識することができる。
【0048】
【実施形態2】
本発明の第2実施形態は、上述の第1実施形態と比較して、検出された動作エラーの項目に対応する点滅周期を、ユーザが自己の感覚に応じて自由に設定できることを特徴としている。
(データ変復調装置のハード構成)
図7は、第2実施形態によるデータ変復調装置Aの回路構成,及び外部機器との接続状態を示すブロック図である。この図7に示されるように、本第2実施形態によるデータ変復調装置Aは、バス12にE2ROM13が接続されている点のみが、第1実施形態のものと異なる。
【0049】
図9は、ユーザによって作成されてE2ROM13に書き込まれるLED点灯間隔テーブルの構成を示す。図9に示すように、LED点灯間隔テーブルは、パラメータ(イニシャルエラーID)に含まれる各ビットに対応するエラーID(01〜FF),基準値に対応するエラーID(00)に夫々対応させて、ユーザが任意の点滅間隔(点滅周期)を書き込めるように構成したテーブルである。このLED点灯間隔テーブルへの点滅間隔(点滅周期)の書き込み及び更新は、DTEからのコマンドに基づいて、MPU2によってなされる。
【0050】
本第2実施形態におけるその他の構成は、第1実施形態のものと同じであるので、その説明を省略する。
(エラーLED点灯モジュールによる処理)
次に、エラーLED点灯モジュール42を読み込んだMPU2が実行するエラーLED点灯処理の内容を、図8に基づいて説明する。
【0051】
スタート後最初のS31では、MPU2は、テストLED501を消灯する。
次のS32では、MPU2は、エラーチェックキー511がONされているかどうかをチェックする。そして、エラーチェックキー511がONされていない(即ち、第1の状態にある)場合には、MPU2は、S33において、LED点滅間隔テーブルからエラーID00に対応する点滅間隔を読み出し、読み出した点滅間隔(基準間隔)の経過を待つ。
【0052】
基準間隔経過後に実行されるS34では、MPU2は、テストLED501を点灯させる。
次のS35では、MPU2は、基準間隔の経過を待つ。そして、基準間隔経過後に、MPU2は、処理をS31に戻し、テストLED501を消灯する。
【0053】
一方、S32にてエラーチェックキー511がONされている(即ち、第2の状態にある)と判定した場合には、MPU2は、S36にて、パラメータ(イニシャルエラーID)中“1”にセットされているビットに相当するエラーIDに対応する点滅間隔を、LED点滅間隔テーブルから読み出す。
【0054】
次のS37では、MPU2は、S36にてLED点滅間隔テーブルから読み出した点滅間隔の経過を待つ。
点滅間隔経過後に実行されるS38では、MPU2は、テストLED501を点灯させる。
【0055】
次のS39では、MPU2は、S36にてLED点滅間隔テーブルから読み出した点滅間隔の経過を待つ。そして、点灯間隔経過後に、MPU2は、処理をS31に戻し、テストLED501を消灯する。
【0056】
本第2実施形態におけるその他のファームウェアのモジュールは、上述の第1実施形態のものと同じなので、その説明を省略する。
(実施形態の作用)
本第2実施形態によると、データ変復調装置Aの電源投入直後に、MPU2は、イニシャルエラーチェックモジュール41によって、各項目のイニシャルエラーチェックを実行する。このイニシャルエラーチェックを実行している間に、MPU2は、エラーLED501を点灯し続ける。
【0057】
そして、このイニシャルエラーチェックの結果、動作エラーの発生が検出された時には、MPU2は、エラーLED点灯モジュール42によって、先ず最初に、LED点滅間隔テーブルから読み出した基準間隔毎に、エラーLED501を点滅させ続ける(S31,S33〜S35)。
【0058】
この基準間隔毎の点滅がなされている間に、ユーザがエラーチェックキー511をONすると、MPU2は、RAM3に書き込まれているパラメータ(イニシャルエラーID)中の“1”にセットされているビットに応じて、そのビットに相当するエラーIDに対応するものとしてLED点滅間隔テーブルに書き込まれている点滅間隔毎に、エラーLED501を点滅させる(S36〜S39,S31)。
【0059】
本第2実施形態によると、上述の第1実施形態による作用が実現される他、基準点滅間隔をはじめとして各点滅間隔をユーザが自己の間隔に合わせて自由に設定することが可能となる。
【0060】
【発明の効果】
以上のように構成された本発明のエラー指示装置によれば、特別な基準手段無しにユーザが点滅周期を識別できる態様で、発光器を点滅させることができる。従って、複数種類の動作エラーの発生を、一個の発光器を用いて識別可能に指示することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の原理図
【図2】 本発明の第1の実施形態によるデータ変復調装置のハードウェア構成を示すブロック図
【図3】 図2のROM4に格納されているファームウェアの構成図
【図4】 図3のイニシャルエラーチェックモジュールを読み込んだMPU2によって実行されるイニシャルエラーチェック処理を示すフローチャート
【図5】 図3のエラーLED点灯モジュールを読み込んだMPU2によって実行されるエラーLED点灯処理の内容を示すフローチャート
【図6】 イニシャルエラーIDの構成図
【図7】 本発明の第2の実施形態によるデータ変復調装置のハードウェア構成を示すブロック図
【図8】 本発明の第2の実施形態におけるエラーLED点灯処理の内容を示すフローチャート
【図9】 図7のE2ROM6内に格納されるLED点滅間隔テーブルの構成図
【符号の説明】
2 MPU
3 RAM
4 ROM
501 エラーLED
511 エラーチェックキー
A データ変復調装置
【発明が属する技術分野】
本発明は、発光器の点滅によって動作エラーの発生を外部に指示するエラー指示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
CPUやシーケンサを内蔵した情報機器には、内部回路の動作エラー発生の有無を自己チェックし、動作エラーが発生している時にはその旨を外部に指示するものがあった。そして、その外部指示のための具体的手段としては、当該情報機器がディスプレイ装置を備えている場合にはそのディスプレイ装置が用いられ、当該情報機器がディスプレイ装置を備えていない場合には、専用に用意された発光器(LED,ランプ,等)又は他のインジケータとして兼用される発光器が用いられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、後者のように発光器が用いられる場合には、以下のような問題がある。即ち、情報機器におけるエラーチェック項目は多岐にわたるので、発光器を単純に点灯又は点滅させることによって動作エラーの発生を指示するだけの構成であると、発生した動作エラーの種類を特定することができない。また、発光器をエラーチェック項目と同数個用意すれば、発生したエラーの種類の特定は可能になるが、そのように発光器を複数個用意すると、部品点数が大幅に増加して情報機器全体のハードウェア規模が大型化してしまう。
【0004】
この点、発生した動作エラーの種類を一個の発光器でユーザに認識させるために、発光器の点滅周期を動作エラーの種類によって変化させることも考えられる。但し、この場合、ユーザがストップウォッチ等の基準手段を有しているか熟練していない限り、ユーザが発光器の点滅周期を識別して動作エラーの種類を認識することは、非常に困難である。
【0005】
本発明は、以上の問題に鑑みてなされたものであり、その課題は、特別な基準手段無しにユーザが点滅周期を識別できる態様で発光器を点滅させることにより、複数種類の動作エラーの発生を一個の発光器を用いて識別可能に指示することができるエラー指示装置の提供である。
【0006】
【課題を解決するための手段】
各請求項記載の発明は、上記課題を解決するためになされたものである。
即ち、請求項1記載の発明は、図1の原理図に示した通り、情報機器の動作エラーを指示するエラー指示装置であって、前記情報機器の外部に設けられた発光器103と、前記情報機器の各部の動作状態を監視し、動作状態のエラー発生の有無及び発生した動作エラーの種類を検知する動作状態監視手段100と、外部操作に応じて第1の状態と第2の状態とを切り換える操作部材102と、前記動作状態監視手段100によって動作状態のエラーが検知された場合に起動し、前記操作部材102が第1の状態にある時には所定の基準周期で前記発光器103を点滅させ、前記操作部材12が第2の状態にある時には前記動作状態監視手段100によって検知されたエラーの種類に応じて予め対応付けられている周期で前記発光器103を点滅させる点滅制御手段101とを備えたことを特徴とする。
【0007】
このように構成されると、動作状態監視手段100は、情報機器の各部の動作状態を監視し、動作エラー発生の有無を検知するとともに、何れかの動作エラー発生を検知した場合には、発生した動作エラーの種類をも検知する。この動作状態監視手段100が何れかの動作エラーの発生を検知した場合には、点滅制御手段101は、操作部材102の状態に応じて、発光器103を点滅させる。具体的には、点滅制御手段101は、操作部材102が第1の状態にある時には、発光器103を基準周期で点滅させる。これに対して、操作部材102が第2の状態にある時には、点滅制御手段101は、動作状態監視手段100によって検知された動作エラーの種類に応じて、その動作エラーの種類に予め対応付けられている点滅周期で発光器103を点灯させる。その結果、ユーザは、操作部材102が第1の状態にある時の点滅周期(基準周期)と操作部材102が第2の状態にある時の点滅周期とを比較し、後者が前者よりも早いか遅いかに基づいて、検知された動作エラーの種類を容易に知ることができる。
【0008】
発光器は、ランプであっても良いし発光ダイオードであっても良い。
操作部材は、第1の状態及び第2の状態で夫々安定する2位置安定のスイッチであっても良いし、常時は第1の状態をとるとともにユーザによって操作されたときのみ第2の状態をとるスイッチであっても良い。このスイッチはボタンであっても良いし、スライドスイッチであっても良いし、レバーであっても良い。
【0009】
動作エラーの種類に予め対応付けられている点滅周期の組合せは、基準周期よりも短い周期,基準周期と同じ周期,及び基準周期よりも長い周期のうち何れか2つであっても良いし、3つであっても良い。
【0010】
動作エラーの種類と点滅周期との対応付けは、ユーザによって変更不能に設定されていても良いし、ユーザによって変更可能に設定されていても良い。
請求項2記載の発明は、請求項1の操作部材が、常時は第1の状態にあり、外部操作がなされた時のみ第2の状態となることで、特定したものである。
【0011】
請求項3記載の発明は、請求項1において、動作エラーの種類毎に点滅周期を対応付けたテーブルを更に備えるとともに、制御手段が前記操作部材が第2の状態にある時には前記動作状態監視手段によって検知された動作エラーの種類に対応付けられた点滅周期を前記テーブルから読み出すことで、特定したものである。
【0012】
請求項4記載の発明は、請求項1における動作エラーの種類に応じて対応付けられた周期が、前記基準周期よりも早い周期及び前記基準周期よりも遅い周期を含む
ことで、特定したものである。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて、本発明の実施の形態を説明する。
以下に説明する本発明の各実施形態は、本発明によるエラー指示装置をデータ変復調装置(モデム)に組み込んだ例を示すものである。
【0014】
【実施形態1】
(データ変復調装置のハード構成)
図2は、第1実施形態によるデータ変復調装置Aの回路構成,及び外部機器との接続状態を示すブロック図である。この図2に示されるように、データ変復調装置Aは、複数のデジタル端末装置(DTE)に夫々シリアルケーブルsを介して接続されているとともに、回線mを介してアナログネットワークNに接続されている。そして、データ変復調装置Aは、各DTEから出力されたデジタル情報をアナログ信号へ変換した後に、このアナログ信号をアナログネットワークN経由で相手側データ変復調装置Bへ送出する。また、データ変復調装置Aは、アナログネットワークN経由で相手側データ変復調装置Bから受信したアナログ信号をデジタル信号へ変換した後に、宛先のDTEに対して出力する。
【0015】
このデータ変復調装置の内部は、各DTEに夫々接続される複数のポート(Aポート10a,Bポート10b)と、これら各ポート10a,10bに対応して接続された複数のドライバ/レシーバ9a,9bと、これら各ドライバ/レシーバ9a,9bに接続されたマルチプレクサ(MPX)6と、このMPX6に接続された変復調部7と、この変復調部7に接続されたアナログラインインタフェース8と、このアナログラインインタフェース8に接続された回線コネクタ11と、バス12を介してMPX6及び変復調部7に夫々接続されたハードウェア設定端子1,MPU2,RAM3,ROM4,及び、操作表示部5とから、構成される。
【0016】
各ポート(Aポート10a,Bポート10b)は、夫々、DTEに繋がったシリアルケーブルsが接続されるコネクタである。
各ドライバ/レシーバ9a,9bは、接続側のインタフェース(V.35,X.21,等)に従って論理的・電気的にデータフォーマットを適合させつつポート(Aポート10a,Bポート10b)とMPX6との間でデータの授受を行うインタフェース装置である。
【0017】
MPX6は、各ドライバ/レシーバ9a,9bを制御するとともに、各ドライバ/レシーバ9a,9bから受信したシリアルデジタル信号を、MPU2によって設定された通信速度に応じた速度に変換して変復調部7に伝達するとともに、変復調部7から受信したシリアルデジタル信号を、対応するドライバ/レシーバ9a,9bに伝達する。また、MPX6は、変復調部7を介して受け取った相手側データ変復調装置B発行のMPU2宛コマンドを、バス12を介してMPU2に通知する。また、MPU2から受け取った相手側データ変復調装置B宛コマンドを、変復調部7に送出する。
【0018】
変復調部7は、MPX6から受け取ったシリアルデジタル信号に基づいて周波数変調又は位相変調を行い、変調の結果得られたアナログ信号をアナログラインインタフェース8に送出する。また、変復調部7は、アナログラインインタフェース8から受け取ったアナログ信号に基づいて復調(周波数検波)を行い、復調の結果得られたシリアルデジタル信号をMPX6に送出する。
【0019】
アナログラインインタフェース8は、変復調部7からアナログ信号を受信するため信号線及び変復調部7へアナログ信号を送信するための信号線を、回線コネクタ11に繋がった信号線に接続するとともに、これら各信号線上における上下のアナログ信号(変復調部7から回線コネクタ11へ送信されるアナログ信号,回線コネクタ11から変復調部7へ送信されるアナログ信号)を弁別してそれらの流れを制御する。
【0020】
ハードウェア設定端子1は、データ変復調装置A全体の動作条件を設定するための複数のスイッチから構成される。
操作表示部5は、データ変復調装置の筐体外面に設けられた7個の発光ダイオード(LED)501〜507及び7個のスイッチ511〜517を有し、MPU2からの指示に応じて各LED501〜507を夫々点灯(点滅)させることによって各種情報を指示するとともに、各スイッチ511〜517の操作状態に従って各種情報をMPU2に入力する。
【0021】
各LED501〜507は、以下のように情報を指示する。即ち、LED501は、動作エラー指示のための発光器として機能し、MPU2によるイニシャルチェックがなされていることを点灯によって示し、動作エラーが生じていることを点滅によって示す(以下、このLED501を「エラーLED」という)。また、LED502は、データ変復調装置Aが自動着信に設定されていることを点灯によって示し、LED503は、データ変復調装置AがDTEにデータを送信している事を点滅によって示し、LED504は、DTEがデータ変復調装置Aにデータを送信していることを点滅によって示し、LED505は、データ変復調装置Aが通信状態になったことを点灯によって示し、LED506は、回線が接続されたことを点灯によって示し、LED507は、DTEが通信開始の準備を完了したことを点滅によって示す。
【0022】
また、操作部材としてのスイッチ511は、エラーLEDが点滅している間にユーザによって操作され、発生しているエラーの種類に応じてエラーLEDの点滅周期を変化させる命令を、MPU2に入力する(以下、このスイッチ511を「エラーチェックキー」という)。また、他のスイッチ512〜517は、ユーザによって操作された時に、夫々に対応した折り返しテスト(ループバックテスト)を実行すべき旨の命令を、MPU2に入力する。
【0023】
ROM4は、MPU2によって実行されるファームウェアを格納している。このファームウェアの具体的内容については、後で詳しく説明する。
MPU2は、データ変復調装置A全体の動作を制御するプロセッサであり、ハードウェア設定端子1の設定に応じてMPX6や変復調部7の動作を制御する。また、MPU2は、図示せぬ電源装置による主電源投入時には、データ変復調装置A各部の動作チェック(イニシャルエラーチェック)を行う。また、MPU2は、MPX6によって相手側データ変復調装置Bからのコマンドが通知された場合には、このコマンドを割込処理によってRAM3に書き込んだ後に、所定のタイミングでこのコマンドに対応した処理を行う。また、MPU2は、操作表示部5の各スイッチ511〜517が操作された場合には、その操作に応じた動作を行う。また、MPU2は、データ変復調装置Aの動作に応じて、各LED501〜507の点灯指示を操作表示部5に与える。
【0024】
RAM3には、MPU2による作業領域が展開される。
(ファームウェアの構成)
次に、ROM4内に格納されているファームウェアの概略構成を説明する。図3に示されるように、ROM4内のファームウェアは、複数のモジュール(イニシャルエラーチェックモジュール41,ハードウェア設定モジュール43,フロントパネル監視モジュール44,受信コマンド処理モジュール45,及びエラーLEDモジュール42)から構成されている。
【0025】
動作状態監視手段としてのイニシャルエラーチェックモジュール41は、データ変復調装置Aの主電源投入によって起動し、データ変復調装置A内の各部の動作状態をチェックする。そして、イニシャルエラーチェックモジュール41は、何らかの動作エラーが生じている場合には、エラーLEDモジュール42を呼び出し、何等の動作エラーも生じていない場合には、ハードウェア設定モジュール43に処理を渡す。ここで、イニシャルエラーチェックモジュール41がチェックする項目は、▲1▼RAM3,ROM4,MPX6の動作エラーチェック,▲2▼MPX6のBポート制御チェック(MPX6内部で行うBポート10bの制御についてのチェック),及び、▲3▼MPX6のAポート制御チェック(MPX6内部で行うAポート10aの制御についてのチェック),である。なお、イニシャルエラーチェックモジュール41によるエラーLED点灯モジュール42の呼び出しに際しては、イニシャルエラーチェックモジュール41は、エラーLED点灯モジュール42に動作エラーの種類を通知するために、図6に示すパラメータ(イニシャルエラーID)をRAM3に書き込む。このパラメータにおける重み“01”のビットは、発生したエラーがRAM3,ROM4,MPX6の動作エラーであるか(=1)否か(=0)を示す。また、重み“02”のビットは、発生したエラーがMPX6のBポート制御エラーであるか(=1)否か(=0)を示す。また、重み“04”のビットは、発生したエラーがMPX6のAポート制御エラーであるか(=1)否か(=0)を示す。
【0026】
点滅制御手段としてのエラーLED点灯モジュール42は、イニシャルエラーチェックモジュールから読み出された時に、先ず、エラーLED501を基準周期(500×2ms)で点滅させ、エラーチェックキー511がONされている間は、RAM3に書き込まれたパラメータ(図6)が示すエラーの種類に応じた周期(RAM3,ROM4,MPX6の動作エラーの場合には200×2ms,MPX6のBポート制御エラーの場合には500×2ms,MPX6のAポート制御エラーの場合には800×2ms)で、エラーLED501を点滅させる。
【0027】
ハードウェア設定モジュール43は、ハードウェア設定端子1の設定状態を監視し、その設定状態に応じて動作状態を変更する様にMPX6及び変復調部7に指示を行う。ハードウェア設定モジュール43は、必要な指示を完了すると、フロントパネル監視モジュールに処理を渡す。
【0028】
フロントパネル監視モジュール44は、操作表示部5の各スイッチ512〜517の操作状態を監視し、何れかのスイッチ512〜517がONされている場合には、ONされているスイッチ512〜517に対応したループバックテストを実行する。フロントパネル監視モジュール44は、必要なループバックテストを完了すると、受信コマンド処理モジュール45に処理を渡す。
【0029】
受信コマンド処理モジュール45は、相手側データ変復調装置Bから通知されたコマンドがMPX6によってRAM3に書き込まれているかどうかを監視し、何れかのコマンドがRAM3に書き込まれている場合には、このコマンドに対応した処理を実行する。受信コマンド処理モジュール45は、必要な処理を完了すると、ハードウェア設定モジュールに処理を渡す。
(イニシャルエラーチェックモジュールによる処理)
次に、イニシャルエラーチェックモジュール41を読み込んだMPU2が実行するイニシャルエラーチェック処理の内容を、図4に基づいて説明する。
【0030】
スタート後最初のS01では、MPU2は、テストLED501を点灯する。
次のS02では、MPU2は、上記した各項目中一つのエラーチェックを実行する。
【0031】
次のS03では、MPU2は、S02にて実行したエラーチェックの結果、その項目に対応したハードウェアが正常に動作しているか動作エラーが発生しているかを判定する。そして、正常に動作していると判定した場合には、処理をS04に進める。
【0032】
S04では、上記した全ての項目のエラーチェックを終了したか否かを実行する。そして、未だ全ての項目を終了していない場合には、処理をS02に戻す。
S02乃至S04のループ処理を繰り返した結果、全ての項目のエラーチェックを終了したとS04にて判定した場合には、処理をS05に進める。S05では、MPU2は、エラーLED501を消灯する。その後、MPU2は、ハードウェア設定モジュールによる処理に移る。
【0033】
これに対して、S02乃至S04のループ処理を実行している間に、動作エラーが発生しているとS03にて判定した場合には、MPU2は、処理をS06に進める。このS06では、MPU2は、発生している動作エラーの種類に対応するビットを“1”と設定したパラメータ(イニシャルエラーID)を、RAM3に書き込んで、エラーLED点灯モジュール42を呼び出す。
(エラーLED点灯モジュールによる処理)
次に、エラーLED点灯モジュール42を読み込んだMPU2が実行するエラーLED点灯処理の内容を、図5に基づいて説明する。
【0034】
スタート後最初のS11では、MPU2は、テストLED501を消灯する。
次のS12では、MPU2は、エラーチェックキー511がONされているかどうかをチェックする。そして、エラーチェックキー511がONされていない(即ち、第1の状態にある)場合には、MPU2は、S13において、500ms経過するのを待つ。
【0035】
500ms経過後に実行されるS14では、MPU2は、テストLED501を点灯させる。
次のS15では、MPU2は、500ms経過するのを待つ。そして、500ms経過後に、MPU2は、処理をS11に戻し、テストLED501を消灯する。
【0036】
一方、S12にてエラーチェックキー511がONされている(即ち、第2の状態にある)と判定した場合には、MPU2は、S16にて、パラメータ(イニシャルエラーID)の重み“01”のビットが“1”にセットされているかどうかをチェックする。そして、重み“01”のビットが“1”にセットされている場合,即ちRAM3,ROM4,MPX6の動作エラーが発生している場合には、MPU2は、S22において、200ms経過するのを待つ。
【0037】
200ms経過後に実行されるS23では、MPU2は、テストLED501を点灯させる。
次のS24では、MPU2は、200ms経過するのを待つ。そして、200ms経過後に、MPU2は、処理をS11に戻し、テストLED501を消灯する。
【0038】
一方、S16にてパラメータ(イニシャルエラーID)の重み“01”のビットが“1”にセットされていないと判定した場合には、MPU2は、S17にて、パラメータ(イニシャルエラーID)の重み“02”のビットが“1”にセットされているかどうかをチェックする。そして、重み“02”のビットが“1”にセットされている場合,即ちMPX6のBポート制御エラーが発生している場合には、MPU2は、S13において、500ms経過するのを待つ。
【0039】
500ms経過後に実行されるS14では、MPU2は、テストLED501を点灯させる。
次のS15では、MPU2は、500ms経過するのを待つ。そして、500ms経過後に、MPU2は、処理をS11に戻し、テストLED501を消灯する。
【0040】
一方、S17にてパラメータ(イニシャルエラーID)の重み“02”のビットが“1”にセットされていないと判定した場合には、MPU2は、S18にて、パラメータ(イニシャルエラーID)の重み“04”のビットが“1”にセットされているかどうかをチェックする。そして、重み“04”のビットが“1”にセットされている場合,即ちMPX6のAポート制御エラーが発生している場合には、MPU2は、S19において、800ms経過するのを待つ。
【0041】
800ms経過後に実行されるS20では、MPU2は、テストLED501を点灯させる。
次のS21では、MPU2は、800ms経過するのを待つ。そして、800ms経過後に、MPU2は、処理をS11に戻し、テストLED501を消灯する。
【0042】
なお、S17にてパラメータ(イニシャルエラーID)の重み“04”のビットが“1”にセットされていないと判定した場合には、MPU2は、処理をS13に進める。
【0043】
MPU2は、以上のループ処理を、データ変復調装置Aの主電源が切断されるまで繰り返す。
(実施形態の作用)
本第1実施形態によると、データ変復調装置Aの電源投入直後に、MPU2は、イニシャルエラーチェックモジュール41によって、各項目のイニシャルエラーチェックを実行する。このイニシャルエラーチェックを実行している間に、MPU2は、エラーLED501を点灯し続ける。
【0044】
そして、このイニシャルエラーチェックの結果、動作エラーの発生が検知された時には、MPU2は、エラーLED点灯モジュール42によって、先ず最初に、基準周期(500×2ms)でエラーLED501を点滅させ続ける(S11,S13〜S15)。
【0045】
この基準周期(500×2ms)での点滅がなされている間に、ユーザがエラーチェックキー511をONすると、MPU2は、RAM3に書き込まれているパラメータ(イニシャルエラーID)に示されているエラー項目の種類に応じて、エラーLED501の点滅周期を変化させる。具体的には、RAM3,ROM4,MPX6の動作エラーが発生している場合には、基準周期(500×2ms)よりも短い周期(200×2ms)でエラーLED501を点滅させ(S22〜S24,S11)、MPX6のAポート制御エラーが発生している場合には、基準周期(500×2ms)よりも長い周期(800×2ms)でエラーLED501を点滅させ(S19〜S21,S11)、MPX6のBポート制御エラーが発生している場合には、基準周期(500×2ms)と同じ周期でエラーLED501を点滅させる(S13〜S15,S11)。そして、ユーザがエラーチェックキー511をOFFすると、MPU2は、エラーLED501の点滅周期を基準周期(500×2ms)に戻す。
【0046】
従って、ユーザは、エラーチェックキー511をONする前後におけるエラーLED501の点滅周期を比較するだけで、検知された動作エラーの項目を識別することができる。即ち、エラーチェックキー511をONする前よりも後での方がエラーLED501の点滅周期が短くなる場合には、RAM3,ROM4,MPX6の動作エラーが発生していると認識することができる。また、エラーチェックキー511をONする前よりも後での方がエラーLED501の点滅周期が長くなる場合には、MPX6のAポート制御エラーが発生していると認識することができる。また、エラーLED501の点滅周期がエラーチェックキー511をONする前後で同じ場合には、MPX6のBポート制御エラーが発生していると認識することができる。
【0047】
このように、各周期が「短い」,「長い」といった個人差のある感覚を、基準周期と比較させることによって、個々人間で統一させることができる。よって、ユーザは、ストップウォッチ等の特別な基準を有していなくても、一つのエラーLED501の点滅周期の長短を識別して、発生している動作エラーの種類を認識することができる。
【0048】
【実施形態2】
本発明の第2実施形態は、上述の第1実施形態と比較して、検出された動作エラーの項目に対応する点滅周期を、ユーザが自己の感覚に応じて自由に設定できることを特徴としている。
(データ変復調装置のハード構成)
図7は、第2実施形態によるデータ変復調装置Aの回路構成,及び外部機器との接続状態を示すブロック図である。この図7に示されるように、本第2実施形態によるデータ変復調装置Aは、バス12にE2ROM13が接続されている点のみが、第1実施形態のものと異なる。
【0049】
図9は、ユーザによって作成されてE2ROM13に書き込まれるLED点灯間隔テーブルの構成を示す。図9に示すように、LED点灯間隔テーブルは、パラメータ(イニシャルエラーID)に含まれる各ビットに対応するエラーID(01〜FF),基準値に対応するエラーID(00)に夫々対応させて、ユーザが任意の点滅間隔(点滅周期)を書き込めるように構成したテーブルである。このLED点灯間隔テーブルへの点滅間隔(点滅周期)の書き込み及び更新は、DTEからのコマンドに基づいて、MPU2によってなされる。
【0050】
本第2実施形態におけるその他の構成は、第1実施形態のものと同じであるので、その説明を省略する。
(エラーLED点灯モジュールによる処理)
次に、エラーLED点灯モジュール42を読み込んだMPU2が実行するエラーLED点灯処理の内容を、図8に基づいて説明する。
【0051】
スタート後最初のS31では、MPU2は、テストLED501を消灯する。
次のS32では、MPU2は、エラーチェックキー511がONされているかどうかをチェックする。そして、エラーチェックキー511がONされていない(即ち、第1の状態にある)場合には、MPU2は、S33において、LED点滅間隔テーブルからエラーID00に対応する点滅間隔を読み出し、読み出した点滅間隔(基準間隔)の経過を待つ。
【0052】
基準間隔経過後に実行されるS34では、MPU2は、テストLED501を点灯させる。
次のS35では、MPU2は、基準間隔の経過を待つ。そして、基準間隔経過後に、MPU2は、処理をS31に戻し、テストLED501を消灯する。
【0053】
一方、S32にてエラーチェックキー511がONされている(即ち、第2の状態にある)と判定した場合には、MPU2は、S36にて、パラメータ(イニシャルエラーID)中“1”にセットされているビットに相当するエラーIDに対応する点滅間隔を、LED点滅間隔テーブルから読み出す。
【0054】
次のS37では、MPU2は、S36にてLED点滅間隔テーブルから読み出した点滅間隔の経過を待つ。
点滅間隔経過後に実行されるS38では、MPU2は、テストLED501を点灯させる。
【0055】
次のS39では、MPU2は、S36にてLED点滅間隔テーブルから読み出した点滅間隔の経過を待つ。そして、点灯間隔経過後に、MPU2は、処理をS31に戻し、テストLED501を消灯する。
【0056】
本第2実施形態におけるその他のファームウェアのモジュールは、上述の第1実施形態のものと同じなので、その説明を省略する。
(実施形態の作用)
本第2実施形態によると、データ変復調装置Aの電源投入直後に、MPU2は、イニシャルエラーチェックモジュール41によって、各項目のイニシャルエラーチェックを実行する。このイニシャルエラーチェックを実行している間に、MPU2は、エラーLED501を点灯し続ける。
【0057】
そして、このイニシャルエラーチェックの結果、動作エラーの発生が検出された時には、MPU2は、エラーLED点灯モジュール42によって、先ず最初に、LED点滅間隔テーブルから読み出した基準間隔毎に、エラーLED501を点滅させ続ける(S31,S33〜S35)。
【0058】
この基準間隔毎の点滅がなされている間に、ユーザがエラーチェックキー511をONすると、MPU2は、RAM3に書き込まれているパラメータ(イニシャルエラーID)中の“1”にセットされているビットに応じて、そのビットに相当するエラーIDに対応するものとしてLED点滅間隔テーブルに書き込まれている点滅間隔毎に、エラーLED501を点滅させる(S36〜S39,S31)。
【0059】
本第2実施形態によると、上述の第1実施形態による作用が実現される他、基準点滅間隔をはじめとして各点滅間隔をユーザが自己の間隔に合わせて自由に設定することが可能となる。
【0060】
【発明の効果】
以上のように構成された本発明のエラー指示装置によれば、特別な基準手段無しにユーザが点滅周期を識別できる態様で、発光器を点滅させることができる。従って、複数種類の動作エラーの発生を、一個の発光器を用いて識別可能に指示することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の原理図
【図2】 本発明の第1の実施形態によるデータ変復調装置のハードウェア構成を示すブロック図
【図3】 図2のROM4に格納されているファームウェアの構成図
【図4】 図3のイニシャルエラーチェックモジュールを読み込んだMPU2によって実行されるイニシャルエラーチェック処理を示すフローチャート
【図5】 図3のエラーLED点灯モジュールを読み込んだMPU2によって実行されるエラーLED点灯処理の内容を示すフローチャート
【図6】 イニシャルエラーIDの構成図
【図7】 本発明の第2の実施形態によるデータ変復調装置のハードウェア構成を示すブロック図
【図8】 本発明の第2の実施形態におけるエラーLED点灯処理の内容を示すフローチャート
【図9】 図7のE2ROM6内に格納されるLED点滅間隔テーブルの構成図
【符号の説明】
2 MPU
3 RAM
4 ROM
501 エラーLED
511 エラーチェックキー
A データ変復調装置
Claims (3)
- 情報機器の動作エラーを指示するエラー指示装置であって、
前記情報機器の外部に設けられた発光器と、
前記情報機器の各部の動作状態を監視し、動作エラー発生の有無及び発生した動作エラーの種類を検知する動作状態監視手段と、
外部操作に応じて第1の状態と第2の状態とを切り換える操作部材と、
前記動作状態監視手段によって動作エラーが検知された場合に起動し、前記操作部材が第1の状態にある時には所定の基準周期で前記発光器を点滅させ、前記操作部材が第2の状態にある時には前記動作状態監視手段によって検知された動作エラーの種類に応じて予め対応付けられている周期で前記発光器を点滅させる点滅制御手段と
を備え、
前記動作エラーの種類に応じて対応付けられた周期は、ユーザが前記基準周期と比較して早いと識別できる周期、及びユーザが前記基準周期と比較して遅いと識別できる周期を含むことを特徴とするエラー指示装置。 - 前記操作部材は、常時は第1の状態にあり、外部操作がなされた時のみ第2の状態となることを特徴とする請求項1記載のエラー指示装置。
- 前記動作エラーの種類毎に点滅周期を対応付けたテーブルを更に備えるとともに、
前記制御手段は前記操作部材が第2の状態にある時には前記動作状態監視手段によって検知された動作エラーの種類に対応付けられた点滅周期を前記テーブルから読み出すことを特徴とする請求項1記載のエラー指示装置。
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