JP3732827B2 - 断熱建築工法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、住宅などの建築物の気密性と断熱性を保つための断熱建築工法に関する。
【0002】
【従来の技術】
木造住宅などの建築物においては、省エネルギーの観点から夏期の冷房効果や冬季の暖房効果を高めるために気密性と断熱性を持たせることが必要であり、従来、断熱性および気密性を有する種々の建築材や建築方法が提案されている。
たとえば、特許文献1には一対の柱や垂木などの軸部の間に断熱層を配し、軸部と対向する断熱層の対向面に凹部を形成してこの凹部内に凹部の深さより厚みが大きい気密材を圧縮状態で配設して弾性復元性を持たせ、自然による外力や木材の乾燥による収縮などで生じる軸部と断熱材との隙間を閉塞する壁部および床部の構成が開示されている。
また、特許文献2には、家屋の床をパネル工法で施工する場合における床パネルとして、一対の下桟の上面にわたるように根太を固定し、これらの周囲を断面コ字形の枠材で覆い、上面に床材を張った床パネルの根太の上端両側に切り欠き部を形成して断熱材を渡した構成の床パネルが開示されている。
また、特許文献3には、断熱材を一体に備えた床パネル使用する断熱工法において、所定間隔をおいて配した板材とその周縁部に配した枠材で形成したフレーム内に断熱層を形成した床パネルを床組上に敷き並べる際、一つのパネル上の仕上げ材の肉厚寸法が他のパネル上の仕上げ材の肉厚寸法より大きい場合に、一つのパネルの下面縁部を切り欠いて設置高さを調整する工法が開示されている。
【0003】
【特許文献1】
特開平11−117411号公報(第2頁第2欄(0005)、第3頁第3欄(0007)〜(0009)および図1、図2、ならびに第4頁第5欄(0017)〜(0019)および図10〜図12)
【特許文献2】
特開平6−81416号公報(第2頁第1欄(0005))
【特許文献3】
特開平10−131324号公報(第3頁第3欄(0011)〜(0013)および図3)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
特許文献1に記載の壁部の断熱気密構造は、柱と間柱との間における断熱気密構造が記載されているが、通常住宅などの壁部に設けられる筋交いに対しての断熱気密対策についての記載はない。また、床部の断熱気密構造においては、断熱層が二重に敷設され、また、根太ごとに気密材を設ける必要がある。
特許文献2および特許文献3に記載の方法はいずれもパネル工法によるものであり、特殊な構造のパネルを必要とする。
【0005】
本発明は、上記の課題を解決するために、床部において断熱層が一重であり、しかも根太部において気密材を不要とすることにより、施工が簡単で建築物における高い断熱性と気密性を維持することが可能な気密断熱建築工法を提供することを目的とする。
本発明の他の目的は、和室と洋室など肉厚が異なる床材を使用する場合に両者の床面の段差をなくしたバリアフリー構造が可能な気密断熱建築工法を提供することを目的とする。
本発明のさらに他の目的は、壁部において柱と間柱以外に筋交いも含めた壁構造による高い断熱性と気密性を維持することが可能な気密断熱建築工法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の本発明の断熱建築工法は、柱の間に間柱と筋交いを有する壁面に壁面用断熱材が配設され、土台を境として一方に和室が、他方に洋室が配置され、前記和室側は下方から第1の床面用断熱材と第1の構造用合板と畳とが順に配設され、前記洋室側は下方から第2の床面用断熱材と第2の構造用合板とフロアーとが順に配設され、前記和室を形成する前記畳の上面と前記洋室を形成する前記フロアーの上面とが実質的に同一平面となるように配設される断熱建築工法であって、前記柱が壁面側土台上に植立され、対向する一対の柱の対向する面に当該柱の長手方向に連続する凹部を形成し、前記凹部には一部を突出させて気密材を配設し、筋交いと間柱とを気密材よりも室内側に配設し、気密材よりも室外側に壁面用断熱材を配設し、壁面用断熱材の室外側の間柱の位置に通気柱を配置し、通気柱によって壁面用断熱材を間柱に圧接させ、前記気密材と前記壁面用断熱材との当接部を気密テープで封止し、前記和室側の前記土台の側面に、当該土台の上面から前記第1の床面用断熱材の厚さ寸法を確保して受け材を設け、前記第1の床面用断熱材を前記受け材に載置し、前記第2の床面用断熱材を前記土台上面に載置し、前記第1の床面用断熱材と前記和室側根太との上面を覆う前記第1の構造用合板を、前記土台の上面に延出して配設し、前記第2の床面用断熱材と前記洋室側根太との上面を覆う前記第2の構造用合板を、前記土台の上方に延出して配設し、前記第1の構造用合板と前記第2の床面用断熱材とをパッキンを介して当接させ、前記第1の構造用合板の壁面側端部と前記第2の構 造用合板の壁面側端部とを、前記壁面用断熱材と当接させ、前記第1の構造用合板と前記壁面用断熱材とを気密テープにて接合し、前記第2の構造用合板と前記壁面用断熱材とを気密テープにて接合したことを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】
第1の実施の形態による断熱建築工法は、柱の間に間柱と筋交いを有する壁面に壁面用断熱材が配設され、土台を境として一方に和室が、他方に洋室が配置され、和室側は下方から第1の床面用断熱材と第1の構造用合板と畳とが順に配設され、洋室側は下方から第2の床面用断熱材と第2の構造用合板とフロアーとが順に配設され、和室を形成する畳の上面と洋室を形成するフロアーの上面とが実質的に同一平面となるように配設される断熱建築工法で、柱が壁面側土台上に植立され、対向する一対の柱の対向する面に柱の長手方向に連続する凹部を形成し、この凹部に一部を突出させて気密材を配設し、筋交いと間柱とを気密材よりも室内側に配設し、気密材よりも室外側に壁面用断熱材を配設し、壁面用断熱材の室外側の間柱の位置に通気柱を配置してこの通気柱によって壁面用断熱材を間柱に圧接させ、気密材と壁面用断熱材との当接部を気密テープで封止し、和室側の土台の側面に、当該土台の上面から第1の床面用断熱材の厚さ寸法を確保して受け材を設け、第1の床面用断熱材を受け材に載置し、第2の床面用断熱材を土台上面に載置し、第1の床面用断熱材と和室側根太との上面を覆う第1の構造用合板を、土台の上面に延出して配設し、第2の床面用断熱材と洋室側根太との上面を覆う第2の構造用合板を、土台の上方に延出して配設し、第1の構造用合板と第2の床面用断熱材とをパッキンを介して当接させ、第1の構造用合板の壁面側端部と第2の構造用合板の壁面側端部とを、壁面用断熱材と当接させ、第1の構造用合板と壁面用断熱材とを気密テープにて接合し、第2の構造用合板と壁面用断熱材とを気密テープにて接合したものである。本実施の形態によれば、壁面部の施工において、柱と間柱以外に筋交いも含めた壁構造により高い断熱性と気密性を維持した施工をすることができる。また、本実施の形態によれば、和室と洋室など肉厚が異なる床材を使用する場合に、高い気密性と断熱性を保ちつつ、両者の床面の段差をなくしたバリアフリー構造の施工をすることができる。また、本実施の形態によれば、構造用合板と壁面用断熱材との接合部における気密性を確実に保つことができる。
【0008】
【実施例】
以下、本発明の一実施例について、図面に基づいて説明する。
まず、床面の施工に関する気密断熱建築工法について説明する。
図1は本発明の一実施例による気密断熱建築工法を説明するための建築構造物床面部の側面断面図、図2(a)〜(e)は図1の要部拡大図である。
図1において、洋室10および和室20が敷居30を境に隣接して配置されている。建築構造物の外周部には基礎11、21が、建築構造物の内部には基礎31が施工され、基礎11、21、31には土台12、22、32が配設される。図では洋室10の外壁側には基礎11および土台12が、和室20の外壁側には基礎21および土台22が、敷居30には基礎31および土台32がそれぞれ位置する。洋室10の外壁側の土台12と敷居30の土台32との間には複数本の根太13が所定間隔開けて配置され、敷居30の土台32と和室20の外壁側の土台22との間には複数本の根太23が所定間隔開けてそれぞれ配置される。各土台12、22、32の端部には直交する方向に土台42、52が設けられている。
【0009】
まず、洋室10の施工について説明する。根太13の各々の上部両側には、図2(d)に示すように、床面用断熱材14の厚さ寸法だけ高さ方向に削った段差部15を形成し、図1に示すように段差部15の底面が土台12および土台32の上面と同一平面になるように設置される。土台12と洋室10側の根太13間、各根太13相互間、および敷居30側の根太13と土台32間には、それぞれ床面用断熱材14が配置される。床面用断熱材14は、発泡ウレタンやフェノール樹脂のような合成樹脂の表面に合成樹脂や紙などの透湿防水シートが貼付されたものである。
床面用断熱材14を配設するとき、根太13相互間に配設する場合は、図2(d)に示すように、床面用断熱材14の端部を各段差部15に載置するように配設する。また、根太13と土台12との間、及び根太13と土台32との間に床面用断熱材14を配設する場合は、根太13側は図2(d)に示すように、床面用断熱材14の端部を根太13の段差部15に、土台12、32側は図2(a)、(b)に示すように、床面用断熱材14の端部を土台12、32の上面に載置する。このとき、根太13の段差部15の深さは床面用断熱材14の厚さ寸法に等しいので、根太13の上面と床面用断熱材14の上面は同一平面になり、これらの上を構造用合板16で覆う。
この場合土台12側は、図2(a)に示すように、構造用合板16の先端部が土台12上の床面用断熱材14よりも壁面側に延びて配設される。土台12の上面には壁面用断熱材45が上方に伸びるように配置され、構造用合板16の端部が壁面用断熱材45に当接して設置される。構造用合板16と壁面用断熱材45との当接部には気密テープ46が貼着され、両者の当接部が封止される。一方、敷居30側では、構造用合板16の端部は、図2(b)に示すように床面用断熱材14の先端と揃えて配置される。土台12と構造用合板16との空間には木パッキン47が配置される。なお、壁面用断熱材45と洋室10の室内壁面(例えば石膏ボード)48との間の空間には木下地49が設置される。
構造用合板16の上には、洋室床材であるフローリングなどのフロアー17が貼り付けられる。この場合、フロアー17は、土台12側では図2(a)に示すように、洋室10の室内壁面48の下部に延出して設置される。一方、フロアー17は、敷居30側では図2(b)に示すように床面用断熱材14の先端よりやや短く設置され、先端は敷居30に当接する。
【0010】
つぎに、和室20の施工について説明する。根太23には、根太13と同様図2(e)に示すように、各々の上部両側には床面用断熱材24の厚さ寸法だけ高さ方向に削った段差部25が形成され、図1に示すように根太23の上面が土台12および土台32の上面と同一平面上に位置するように設置される。土台22と和室20側の根太23との間、各根太23相互間、および敷居30側の根太23と土台32との間には、それぞれ床面用断熱材14と同様の構成の床面用断熱材24が配置される。床面用断熱材24を配設するとき、根太13相互間に配設する場合は、図2(e)に示すように、床面用断熱材24の端部を各段差部25に載置するように配設する。また、根太23と土台22との間、及び根太23と土台32との間に床面用断熱材24を配設する場合は、根太23側は図2(e)に示すように、床面用断熱材24の端部を根太23の段差部25に載置する。一方、土台22、32側は、図2(c)、図2(b)に示すように、土台22、32の側面に土台22、32の上面から床面用断熱材24の厚さ寸法だけ下方の位置に受け材28を設けてその上に床面用断熱材24の端部を載置する。これにより土台22、32の上面と床面用断熱材24の上面は同一平面になり、これらの上を構造用合板16と同じ厚さの構造用合板26で覆う。
この場合、土台22側は図2(c)に示すように、構造用合板26の先端部が土台22上に延びて配設される。土台22の上面には壁面用断熱材55が上方に伸びるように配置され、構造用合板26の端部が壁面用断熱材55に当接して設置される。構造用合板26と壁面用断熱材55との当接部には気密テープ56が貼着され、両者の当接部が封止される。なお、壁面用断熱材55と和室20の室内壁面57との間の空間には木下地58が設置される。
一方、敷居30側では、図2(b)に示すように床面用断熱材24の先端は土台32の側面に当接して配設される。構造用合板26の先端と洋室10側の床面用断熱材14の空間には木パッキン34が配置される。また、構造用合板26の端部上に木パッキン35が配置され、木パッキン34、35上に敷居30が配置される。木パッキン34、35の厚さは、敷居30を配置したときに敷居30の上面が洋室10のフロアー17の表面と実質的に同一平面になるような厚さを持つように形成される。
最後に、構造用合板26の上に畳27が設置される。前述したように、洋室10側の床面用断熱材14の厚さとフロアー17の厚さの和は畳26の厚さにほぼ等しいので、畳26の表面は敷居30の上面および洋室10のフロアー17の表面と実質的に同一平面になり、洋室10、敷居30および和室20間に段差がないいわゆるバリアフリー構造として施工される。
なお、床面の気密性は、構造用合板16,26によって確保されている。
【0011】
つぎに、壁面の施工に関する気密断熱建築工法について説明する。
図3は本発明の一実施例による気密断熱建築工法を説明するための建築構造物の平面断面図で、図1の構成を上方から見たときの要部断面平面図、図4は図3の要部拡大断面平面図、図5は壁面施工における角部の一部分解斜視図である。
図3に示すように、図1における土台42、52上には複数の柱61が植立されており、各柱61は、互いに対向する面の、柱の長手方向に連続する凹部62、63が形成され、この凹部62、63内には一部が柱61の面から突出するように気密材64、65が配設される。
ここで気密材64、65は、例えば一片が26mm角の正方形断面の木材を用いる。
図4にその様子を詳細に示す。凹部62、63および気密材64、65は、図4に見られるように柱62、63の略中央部に設けられ、柱61の室外側表面から気密材64、65の室外側表面までの寸法は、後述する壁面用断熱材68の厚さにほぼ等しく設定される。また凹部62、63の深さを例えば6mmとし、気密材64、65の突出寸法を、凹部62、63への埋没寸法よりも大きくする。
筋交い66および間柱67は、気密材64、65よりも室内側に設けられる。一方、気密材64、65の外側である室外側には、柱62と柱63との間の寸法に等しい幅で、土台52から横架材までの所定高さの寸法からなる長方形状の平面材からなる壁面用断熱材68が取り付けられる。なお、壁面用断熱材68は、既に説明した床面用断熱材14、24と同一材質で同一構成のものを用いる。壁面用断熱材68の厚さは前述したように柱61の外表面から気密材64、65までの深さにほぼ等しいので、柱61の室外側面と壁面用断熱材68の外面は略同一平面になる。一方、壁面用断熱材68の、合成樹脂や紙などの透湿防水シートが貼付された内表面は、両端部が気密材64、65に、中央部が間柱67に当接する。従って、間柱67の厚さと壁面用断熱材68の厚さの和が土台42、52または柱61の厚さにほぼ等しくなるように設定される。
壁面用断熱材68の外側の、間柱67に対応する位置と両端部には通気柱69が配置され、通気柱69により壁面用断熱材68を間柱67や柱61に圧接させて固定する。この圧接はたとえばボルト71などで行なうことができる。通気柱69の外側には外壁70が形成され、壁面用断熱材68と外壁70間の空間には空気層が形成されて湿気の蓄積や結露を防止することができる。なお、気密材64、65と壁面用断熱材68との当接部は気密テープ72で封止される。また、この気密テープ72によって気密材64、65と柱61との隙間を封止することが好ましい。
【0012】
【発明の効果】
以上のように、本発明の気密断熱建築工法によれば、床面部の断熱層が一重であり、しかも根太部における気密材を使用せずに高い気密性と断熱性を有する建築物の施工をすることができる。
また、和室と洋室など肉厚が異なる床材を使用する場合に、高い気密性と断熱性を保ちつつ、両者の床面の段差をなくしたバリアフリー構造の施工をすることができる。
さらに、壁面部の施工においては、柱と間柱以外に筋交いも含めた壁構造により高い断熱性と気密性を維持した施工をすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例による気密断熱建築工法を説明するための建築構造物床面部の側面断面図
【図2】 図1の要部の拡大図で、(a)は図1のA部の拡大図、(b)は図1のB部の拡大図、(c)は図1のC部の拡大図、(d)は図1のD部の拡大図、(e)は図1のE部の拡大図
【図3】 本発明の一実施例による気密断熱建築工法を説明するための建築構造物の平面断面図
【図4】 図3の要部拡大平面断面図
【図5】 本発明の一実施例による気密断熱建築工法説明するための建築構造物の一部分解斜視図
【符号の説明】
10 洋室
11、21、31 基礎
12、22、32、42、52 土台
13、23 根太
14、24 床面用断熱材
15、25 段差部
16、26 構造用合板
17 フロアー
20 和室
26 畳
27 受け材
30 敷居部
45、55、68 壁面用断熱材
46、56 気密テープ
34、35、47、49、58 木パッキン
48、57 室内壁面
61 柱
62、63 凹部
64、65 気密材
66 筋交い
67 間柱
69 通気柱
70 外壁
Claims (1)
- 柱の間に間柱と筋交いを有する壁面に壁面用断熱材が配設され、
土台を境として一方に和室が、他方に洋室が配置され、
前記和室側は下方から第1の床面用断熱材と第1の構造用合板と畳とが順に配設され、
前記洋室側は下方から第2の床面用断熱材と第2の構造用合板とフロアーとが順に配設され、
前記和室を形成する前記畳の上面と前記洋室を形成する前記フロアーの上面とが実質的に同一平面となるように配設される断熱建築工法であって、
前記柱が壁面側土台上に植立され、
対向する一対の前記柱の対向する面に、当該柱の長手方向に連続する凹部を形成し、
前記凹部には、一部を突出させて気密材を配設し、
前記筋交いと前記間柱とを、前記気密材よりも室内側に配設し、
前記気密材よりも室外側に前記壁面用断熱材を配設し、
前記壁面用断熱材の室外側に前記間柱の位置に通気柱を配置し、
前記通気柱によって前記壁面用断熱材を前記間柱に圧接させ、前記気密材と前記壁面用断熱材との当接部を気密テープで封止し、
前記和室側の前記土台の側面に、当該土台の上面から前記第1の床面用断熱材の厚さ寸法を確保して受け材を設け、
前記第1の床面用断熱材を前記受け材に載置し、
前記第2の床面用断熱材を前記土台上面に載置し、
前記第1の床面用断熱材と前記和室側根太との上面を覆う前記第1の構造用合板を、前記土台の上面に延出して配設し、
前記第2の床面用断熱材と前記洋室側根太との上面を覆う前記第2の構造用合板を、前記土台の上方に延出して配設し、
前記第1の構造用合板と前記第2の床面用断熱材とをパッキンを介して当接させ、前記第1の構造用合板の壁面側端部と前記第2の構造用合板の壁面側端部とを、前記壁面用断熱材と当接させ、
前記第1の構造用合板と前記壁面用断熱材とを気密テープにて接合し、前記第2の構造用合板と前記壁面用断熱材とを気密テープにて接合したことを特徴とする断熱建築工法。
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