JP3732649B2 - 不揮発性半導体記憶装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、不揮発性半導体記憶装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
UV PROM、OTP(One-Time PROM )、EEPROM、Flash EEPROMなどの不揮発性半導体記憶装置の従来のメモリセル構造を図34に示す。図34(a)に示されるように従来の不揮発性メモリセルは半導体基板401上の一対の素子分離領域402と、前記素子分離領域402で分離されたセル形成領域と、このセル形成領域に形成されるゲート酸化膜403と、前記ゲート酸化膜403上に形成される浮遊ゲート404と、さらに前記浮遊ゲート404と絶縁膜405を介して形成される制御ゲート電極406とより構成される。さらに、制御ゲート電極406上にはInter-Poly絶縁膜407、BPSG膜410が形成される。さらにAl等の配線層412が形成され、Passivation 膜413が形成される。図34(a)中のA−A’断面から見たものが図34(b)である。408、409はそれぞれソース、ドレイン拡散層領域である。Al配線層412はコンタクト孔を介して前記ソースもしくはドレイン領域と接続される。
【0003】
制御ゲート電極406の電位(以下、制御ゲート電位)をVCG、浮遊ゲート電極404の電位(以下、浮遊ゲート電位)をVFG、半導体基板401の電位(以下、基板電位)をVsub として、半導体基板401と浮遊ゲート電極404間の容量(以下、基板−浮遊ゲート間容量)をC1 、浮遊ゲート電極404と制御ゲート電極406間の容量(以下、浮遊ゲート−制御ゲート間容量)をC2 とすると、従来のメモリセルの等価回路は図35で表すことができる。この等価回路より浮遊ゲート電位は
【0004】
【数1】
Figure 0003732649
で表すことができる。この時
【0005】
【数2】
Figure 0003732649
をカップリング比と呼ぶ。すなわち、容量成分C1 、C2 を定数とすると、浮遊ゲート電位VFGは制御ゲート電位VCGとカップリング比によって決定される。メモリセルへの書込み、消去はこの浮遊ゲート電位VFGに依存して行われる。以下に、それぞれのメモリセルの書込み、消去時の動作を説明する。
【0006】
前述した不揮発性半導体記憶装置のうち、EPROMは書込にチャネルホットエレクトロン注入を用い、消去は紫外線を使用する。また、OTPは書込みにEPROM同様チャネルホットエレクトロン注入を用い、消去はパッケージに封じられているため行われない。一方、EEPROM、Flash EEPROMは電気的に書込消去可能な不揮発性メモリで、書込には上述のチャネルホットエレクトロン注入あるいはFowler-Noldheim 電流(以降FNトンネル電流)による書込を行っている。また消去はFNトンネル電流による消去を行っている。
【0007】
チャネルホットエレクトロン注入は、例えば制御ゲート電位VCGを10V、ドレイン電圧を7V、ソース電圧を接地電位にすることで、チャネル領域のドレイン近傍でピンチオフして発生するチャネルホットエレクトロンにより行われる。この時、数1に示したように、制御ゲート電位VCGと基板−浮遊ゲート間容量C1 と浮遊ゲート−制御ゲート間容量C2 とによって決定される浮遊ゲート電位VFGによって、ホットエレクトロンは浮遊ゲートに注入される。
【0008】
FNトンネル電流による書込み消去は、浮遊ゲート電極404と半導体基板間のゲート絶縁膜403とに6MV/cm以上の高電界を印加し電荷の注入放出を行うものである。EEPROMでは通常、このゲート絶縁膜403をトンネル酸化膜404と呼び、その酸化膜厚は10nm程度である。FNトンネル電流を発生させるには、このトンネル酸化膜403に高電圧を印加しなければならない。例えば、数2 に示すカップリング比が0.6程度であれば、制御ゲート電極もしくは半導体基板401には20V程度の高電圧を印加しなければならない。
【0009】
このように、一般的な不揮発性メモリは書込み消去に高電圧を必要とし、そのため高集積化する上で周辺回路の縮小が難しい。また、電源電圧が単一の場合、内部昇圧回路を搭載しなければならずLSIの小型化が困難であるという第1の問題点が挙げられる。
【0010】
さらに、FNトンネル電流による書込み消去の場合は、トンネル酸化膜の劣化の問題がある。これはFN電流の通過により酸化膜中に電子がトラップされるためで、このトラップによりメモリセルの書込み消去特性が劣化し、あるいは閾値Vthの変動を生じデータの誤判定あるいは書込み消去不能になり不良の原因となる。特に、この現象はトンネル酸化膜に膜厚が薄い領域が存在すると、その部分に電流が集中するので顕著になる。通常、素子分離には厚い酸化膜によるField 酸化膜が形成されているが、Field 酸化膜端のトンネル酸化膜はそれ以外の部分より数%以上薄膜化する傾向にある(IEEE Trans.Electron Device(USA) vol.42,no.12)。図36は図34中のField 酸化膜端414の拡大図であり、薄膜化した領域501がLOCOS端に存在する。このため、その薄膜化した領域501で劣化が進行することになる。
【0011】
また、近年素子分離にトレンチアイソレーションを採用する傾向にあるが、EEPROMにトレンチアイソレーションを採用したメモリセルの構成を図37に示す。半導体基板601上の一対の素子分離領域602と、前記素子分離領域602で分離されたセル形成領域と、このセル形成領域に形成されるゲート酸化膜603と、前記ゲート酸化膜603上に形成される浮遊ゲート604と、さらに前記浮遊ゲート604と絶縁膜605を介して形成される制御ゲート電極606とより構成される。さらに、制御ゲート電極406上にはInter-Poly絶縁膜607、BPSG膜610が形成される。さらにAl等の配線層612が形成され、Passivation 膜613が形成される。図38は図37中のトレンチコーナ614の拡大図である。図中に示すようにトレンチコーナーで電界集中を生じトンネル酸化膜の耐圧劣化を引き起こすことがある。
【0012】
このように、FNトンネル電流による書込み消去を行う場合、LOCOS端もしくはトレンチコーナーへの電界集中によるトンネル酸化膜の劣化という第2の問題点も挙げられる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の第1の実施例は上記第1の問題点を鑑みてなされたもので、書込み消去に従来のような高電圧を必要としないことで、周辺回路を縮小しチップ面積の縮小を実現するものである。
【0014】
さらに、本発明の第2の実施例は上記第1の問題点に加えて第2の問題点も補うものであり、FNトンネル書込みおよび消去を行うデバイスにおいて、電荷の集中が起きやすいヶ所で書込み消去が行われることを回避することで、トンネル酸化膜の劣化を抑え信頼性の向上を実現するものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】
本発明は、半導体基板上に選択的に形成された素子分離領域と、この素子分離領域に挟まれた領域と、少なくとも素子分離領域上に存在しそのエッジ部分が素子分離領域に挟まれた領域上に存在するよう選択的に形成された第1のゲート電極と、この第1のゲート電極に挟まれた領域上に形成された第1のゲート絶縁膜と、この第1のゲート電極上及びその側面に形成された第1の絶縁膜と、第1のゲート絶縁膜上と第1の絶縁膜上に形成され少なくともその一部が第1のゲート電極とオーバーラップするよう選択的に形成された第2のゲート電極と、この第2のゲート電極上及びその側面に形成された第2の絶縁膜と、第1及び第2のゲート電極上に第1及び第2の絶縁膜を介して形成された第3のゲート電極と、素子分離領域に挟まれた領域の第2のゲート電極の両側に形成されたドレイン及び
ソース拡散層領域とを有する不揮発性半導体記憶装置を提供する。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例を図面を参照して説明する。
図1に本発明の第1の実施例の不揮発性半導体記憶装置の製造方法を工程を追って示す。
【0021】
まずP型半導体基板101上に一般的なLOCOS法により選択的に素子分離領域102を形成し、素子分離領域以外に例えば800℃ dry O2 雰囲気で20nmの酸化膜103を形成する(図1)。
【0022】
次に、LPCVD法によりPoly Si 104を50nm堆積する(図2)。このときPoly Si 104を低抵抗化するために、例えば850℃ POCl3 雰囲気でアニールしPを拡散させた後、 Poly Si104表面に形成されたシリコン酸化膜をNH4Fで除去する。あるいは、イオン注入によりPあるいはAs を注入し所望の抵抗にする。
【0023】
次に、フォトリソグラフィとRIE(Reactive Ion Etching)を用いて素子分離領域に挟まれた領域と一部素子分離領域105上のPoly Si 104を選択的にエッチングし、第1のゲート電極(以後、副制御ゲート電極と呼ぶ)106を形成する(図3)。
【0024】
次に、副制御ゲート電極106をマスクにして酸化膜103をNH4Fを用いて除去する( 図4) 。
次に、例えば800℃ dry O2 雰囲気で副制御ゲート電極106で挟まれた領域105上にトンネル酸化膜となる10nmのゲート酸化膜107を形成する(図5)。このとき副制御ゲート電極106上も酸化膜108が形成されるが、一般に不純物の添加されたシリコンは増速酸化されノンドープシリコンの酸化速度より大きな酸化速度で酸化される。従って、副制御ゲート電極106上に形成される酸化膜108は10nm以上の酸化膜厚( 不純物濃度に依存するが20nm前後) が形成される。
【0025】
次に、第2のゲート電極(以後、浮遊ゲート電極と呼ぶ)となるPoly Si 109をLPCVD法により50nm堆積する(図6)。このときPoly Si を低抵抗化するために、例えば850℃ POCl3 雰囲気でアニールしPを拡散させた後、Poly Si 表面に形成されたシリコン酸化膜をNH4Fで除去する。あるいは、イオン注入によりPあるいはAs を注入し所望の抵抗にする。
【0026】
次にフォトリソグラフィとRIE(Reactive Ion Etching)を用いて素子分離領域102上のPoly Si 109を選択的にエッチングし、浮遊ゲート分離領域110を形成する(図7)。
【0027】
次に、例えば800℃ dry O2 雰囲気でPoly Si 109上に20nmの酸化膜111を形成する(図8)。あるいは、20nm相当のSiO2-SiN-SiO2 の積層膜、所謂ONO膜を形成してもよい。
【0028】
次に、第3のゲート電極(以後、主制御ゲート電極と呼ぶ)となるPoly Si 112をLPCVD法により例えば400nm堆積する(図9)。このときPoly Si を低抵抗化するために、例えば850℃ POCl3 雰囲気でアニールしPを拡散させた後、Poly Si 表面に形成されたシリコン酸化膜をNH4Fで除去する。主制御ゲート電極に低抵抗材料が要求される場合には、 Poly Si上にスパッタ法あるいはLPCVD法などによりWSiのような金属シリサイドを形成してもよい。
【0029】
図9中の断面A、B、Cから見たものを図10に示す。次いで、同じ断面より見た図11、12を示し、以下の工程を順を追って説明する。
フォトリソグラフィとRIE(Reactive Ion Etching)を用いてPoly Si 112を選択的にエッチングし、続いて自己整合的に酸化膜111とPoly Si 109をエッチングし主制御ゲート電極113と浮遊ゲート電極114を形成する(図11)。次に、主制御ゲート電極113と浮遊ゲート電極114をマスクにしてイオン注入法によりPあるいはAs を注入しソース拡散層115、ドレイン拡散層116を形成する。次に、RIEダメージを回復、注入したPあるいはAs を活性化するため、例えば800℃ dry O2 雰囲気で酸化膜117を形成する(図12)。
【0030】
次いで、一般的なLSI 製造技術によりBPSG膜118を堆積、平坦化し、主制御ゲート電極113、副制御ゲート電極106、ソース拡散層115、ドレイン拡散層116上にコンタクトホール119を形成し、Al配線層120を形成し、プラズマCVD法などによりPassivation 膜121を例えばSiN/SiO2積層膜で形成し、最後にパッドを開孔する(図13(a))。
【0031】
以上の工程により本発明の第1の実施例の不揮発性半導体記憶装置が実現するが、このメモリセルをマトリクスに配置しLSI を実現する場合、図13(b)に示すような平面構造になる。ここで、副制御ゲート電極106は共通ソース線122を横切ることになるため、副制御ゲート電極となるPoly Si 104を堆積する前にあらかじめAs をイオン注入し埋め込みソース線112を形成しておく必要がある。
【0032】
以上、本発明の第1の実施例を工程を追って説明してきたが、この第1の実施例の不揮発性半導体記憶装置のメモリセルの等価回路を図33に示す。浮遊ゲート電極と制御ゲート電極間容量をC21、浮遊ゲート電極と副制御ゲート電極間容量をC22として、制御ゲート電極電位をVCG1 、副制御ゲート電極電位をVCG2 とすると、浮遊ゲート電極電位VFGは
【0033】
【数3】
Figure 0003732649
となり、
【0034】
【数4】
Figure 0003732649
とすると、
【0035】
【数5】
Figure 0003732649
と表すことができる。
この時、カップリング比は、
【0036】
【数6】
Figure 0003732649
と表される。
【0037】
このように、本願発明の不揮発性半導体記憶装置によれば、浮遊ゲート電極と制御ゲート間の静電容量は、制御ゲート電極と副制御ゲート電極の両方に対する浮遊ゲート電極の容量となるため、従来のカップリング比より大きくすることができる。すなわち、従来よりも低い書込み/消去電圧で、従来の書込み/消去時の浮遊ゲート電圧(VFG)を得ることが可能となる。
【0038】
図29は本願発明の第1の実施例をNOR型の不揮発性メモリセルに用いた場合の動作時のバイアス条件を示したものである。書込み動作時の制御ゲート電極電圧VCG1 と副制御ゲート電VCG2 はVPPW となり、このVPPW は従来の書込み電位より低い値となる。
【0039】
図30は本願発明の第1の実施例をNAND型の不揮発性メモリセルに用いた場合の動作時のバイアス条件を示したものである。NAND型Flash EEPROMの動作は例えば“A 35ns Cycle Time 3.3V Only 32Mb NAND FlashEEPROM"(IEEE J.Solid-state Circuits,p.1157-1164,Vol.30,Nov.1995) に述べられている。
【0040】
本発明の第1の実施例によるNAND型Flash EEPROMによれば、消去動作時に制御ゲート電極電圧VCG1 と副制御ゲート電圧VCG2 を0Vとして、基板電圧Vsub を消去電位VPPe とすることにより消去が可能となる。この消去電位VPPe は従来のNAND型Flash EEPROMの消去電位より低い値となる。書込み動作時も同様に、選択状態のメモリセルの制御ゲート電極電圧VCG1 と副制御ゲート電圧VCG2 を書込み電位VPPW 、基板電圧Vsub を0V、非選択状態のメモリセルの制御ゲートを0Vもしくはビット線中間電位VMWL とすることにより書込みが可能になる。この書込み電位VPPW も従来のNAND型Flash EEPROMの書込み電位より低い値となる。読み出し動作は副制御ゲート電極電圧VCG2 を0Vとし、選択状態のメモリセルの制御ゲート電極電圧VCG1 を0V、非選択状態のメモリセルの制御ゲート電圧をVCCとして行われる。
【0041】
このように本願発明の第1の実施例を用いた不揮発性半導体記憶装置においては書込み、消去時の印加電位を従来より低電位にすることが可能であるため、周辺回路の縮小が可能となる。また電源電圧が単一の場合は内部昇圧回路の縮小が可能となり、従来よりチップ面積を縮小が可能となる。
【0042】
次に、本発明の第2の実施例について説明する。
図28に本発明の第2の実施例により実現するNAND型Flash EEPROMの平面図と断面図を示す。NAND型Flash EEPROMは複数のメモリセルトランジスタ230とその両端に配置された選択トランジスタ231よりなる。
【0043】
以下メモリセルトランジスタ230と選択トランジスタ231の製造方法を図14〜27に工程を追って説明する。以下図14〜27において、メモリセル230を(a)に選択トランジスタ231を(b)に示す。
【0044】
まずP型半導体基板201上に一般的なLOCOS法により選択的に素子分離領域202を形成し、素子分離領域以外に例えば800℃ dry O2 雰囲気で40nmの酸化膜203を形成する(図14)。
【0045】
次に、LPCVD法によりPoly Si 204を50nm堆積する(図15)。このときPoly Si 204を低抵抗化するために、例えば850℃ POCl3 雰囲気でアニールしPを拡散させた後、Poly Si 504表面に形成されたシリコン酸化膜をNH4Fで除去する。あるいは、イオン注入によりPあるいはAs を注入し所望の抵抗にする。
【0046】
次にフォトリソグラフィとRIE(Reactive Ion Etching)を用いて素子分離領域に挟まれた一部領域205上のPoly Si 204を選択的にエッチングし、第1のゲート電極(以後、副制御ゲート電極と呼ぶ)206を形成する(図16)。
【0047】
次に、副制御ゲート電極206をマスクにして酸化膜203をNH4Fを用いて除去する( 図17) 。
次に、例えば800℃ dry O2 雰囲気で前工程で酸化膜203を除去した領域205上に選択トランジスタのゲート酸化膜( 以下選択ゲート酸化膜と呼ぶ) となる25nmの酸化膜207を形成する( 図18) 。
【0048】
次に、メモリセル領域において、フォトリソグラフィとNH4Fエッチングによりメモリセル領域の副制御ゲート電極206に挟まれた領域205の選択ゲート酸化膜207を除去する(図19)。
【0049】
次に、メモリセル領域において、副制御ゲート電極206に挟まれた領域205上にトンネル酸化膜となる10nmのゲート酸化膜208を形成する( 図20) 。このとき副制御ゲート電極206上も酸化膜209が形成されるが、一般に不純物の添加されたシリコンは増速酸化されノンドープシリコンの酸化速度より大きな酸化速度で酸化される。従って、副制御ゲート電極上に形成される酸化膜209は10nm以上の酸化膜厚( 不純物濃度に依存するが20nm前後) が形成される。
【0050】
次に、メモリセル領域、選択トランジスタ領域ともに、LPCVD法によりPoly Si 210を50nm堆積する( 図21) 。このときPoly Si を低抵抗化するために、例えば850℃ POCl3 雰囲気でアニールしPを拡散させた後、Poly Si 表面に形成されたシリコン酸化膜をNH4Fで除去する。あるいは、イオン注入によりPあるいはAs を注入し所望の抵抗にする。
【0051】
次に、メモリセル領域において、フォトリソグラフィとRIE(Reactive Ion Etching)を用いて素子分離領域202上のPoly Si 210を選択的にエッチングし、浮遊ゲート分離領域211を形成する( 図22) 。
【0052】
次に、メモリセル領域、選択トランジスタ領域ともに、例えば800℃ dry O2 雰囲気でPoly Si 510上に20nmの酸化膜212 を形成する( 図23) 。あるいは、20nm相当のSiO2-SiN-SiO2 の積層膜、所謂ONO膜を形成してもよい。
【0053】
次に、メモリセル領域、選択トランジスタ領域ともに、主制御ゲート電極となるPoly Si 213をLPCVD法により例えば400nm堆積する( 図24) 。このときPoly Si を低抵抗化するために、例えば850℃ POCl3 雰囲気でアニールしPを拡散させた後、Poly Si 表面に形成されたシリコン酸化膜をNH4Fで除去する。主制御ゲート電極に低抵抗材料が要求される場合には、 Poly Si上にスパッタ法あるいはLPCVD法などによりWSiのような金属シリサイドを形成してもよい。
【0054】
図24中の断面A、B、C、Dから見たものを図25に示す。次いで、同じ断面より見た図26、27を示し、以下の工程を順を追って説明する。
フォトリソグラフィとRIE(Reactive Ion Etching)を用いてPoly Si 213を選択的にエッチングし、続いて自己整合的に酸化膜212とPoly Si 210をエッチングし主制御ゲート電極214と浮遊ゲート電極215を形成する(図26)。断面Dの選択トランジスタについてはゲート電極214’と215’は図示しないがAl配線等で接続され選択トランジスタのゲート電極となる。
【0055】
次に、主制御ゲート電極214と浮遊ゲート電極215、選択トランジスタのゲート電極514’、515’をマスクにしてイオン注入法によりPあるいはAs を注入しソース拡散層216、ドレイン拡散層217を形成する。次に、RIEダージを回復、注入したPあるいはAs を活性化するため、例えば800℃ dry O2 雰囲気で酸化膜218を形成する( 図27) 。
【0056】
以降は、一般的なLSI 製造技術によりBPSG膜219を堆積、平坦化し、主制御ゲート電極214、副制御ゲート電極215、選択トランジスタのゲート電極214’、215’、NANDセルのソース拡散層216、ドレイン拡散層217上にコンタクトホール220を形成し、Al配線層221を形成し、プラズマCVD法などによりPassivation 膜222を例えばSiN/SiO2積層膜で形成し、最後にパッドを開孔する(図28(a))。
【0057】
以上により本発明の第2の実施例の不揮発性半導体記憶装置によるNAND型EEPROMが実現するが、このメモリセルをマトリクスに配置しLSIを実現する場合、図28(b)の様な平面構造になる。ここで、副制御ゲート電極206は共通ソース線223を横切ることになるため、Poly Si 204を堆積する前にあらかじめAs をイオン注入し埋め込みソース線を形成しておく必要がある。
【0058】
本願発明の第2の実施例も第1の実施例同様、NOR型、NAND型のメモリセルに用いることができ、その各動作時のバイアス条件は、第1の実施例同様、図29、図30に示される。
【0059】
さらに、第2の実施例においては、副制御ゲート電極が素子分離領域からチャネル方向に延在しているため、素子分離領域端をトンネル酸化膜の一部として機能させることがない。すなわち、素子分離領域端のトンネル酸化膜の薄膜化した部分で書込み、消去時に電子の通過がないため、書込み、消去回数が増加した場合のトンネル酸化膜の劣化が少なく、信頼性の高いメモリセルを提供することができる。
【0060】
以上、第1、第2のの実施例を詳細に説明してきたが、本発明は上記実施例のみに限らず、本発明の主旨を逸脱しない限り様々な応用が可能である。
例えば、浮遊ゲート電極、制御ゲート電極、副制御ゲート電極は上記実施例に示す膜厚に限らず、適当な膜厚で良い。また、トンネル酸化膜も10nmに限るものでなく、信頼性が許す限り薄膜化しても良く、また、書き込み消去特性が許す限り厚膜化しても良い。また、トンネル酸化膜はSiO2に限るものでなく、例えば、オキシナイトライド膜のような窒化酸化膜でも良い。また、種々の酸化膜形成をdry O2で行っているが、それに限るものでなく、例えば、wet 酸化、窒素希釈酸化、塩酸添加酸化でも良く、酸化温度も所望の膜厚、膜質が得られる限り何度でも良い。さらにCVD 酸化膜のようなものでも良い。 また、上記実施例においてはチャネル領域上のpoly Si をフォトリソグラフィとRIE の組み合わせで加工しているが、より微細な間隙を形成する場合はCVD 膜の形成とフォトリソグラフィとRIE とCVD 膜の形成とRIE Etch Back の組み合わせでサイドウォールを形成した後にpoly Si をエッチングすればより微細な加工が可能である。
【0061】
また、本願発明をトレンチアイソレーションを用いたメモリセルに適応可能である。図31に本願発明の第1の実施例を用いたトレンチアイソレーションタイプのメモリセル、図32に第2の実施例を用いたトレンチアイソレーションタイプのメモリセルの構造を示す。
【0062】
半導体基板301上にトレンチアイソレーション素子分離領域302が形成され、素子分離領域にLOCOSを用いた場合と同様、トンネル酸化膜303と副制御ゲート電極304、浮遊ゲート電極305、主制御ゲート電極306が形成される。それぞれのメモリセルの動作時のバイアス条件も、図29、図30となる。
【0063】
図31(b)に示す第2の実施例のトレンチアイソレーションタイプのメモリセルにおいては、アイソレーション端にトンネル酸化膜が当たらないため書込消去時の電界集中が起こらずメモリセルの信頼性を高めることができる。
【0064】
さらに、本願発明の不揮発性半導体記憶装置の構造はメモリセルのしきい値Vthを複数設定し、このVthレベルに応じた情報を記憶する多値メモリにも応用できる。本願発明を多値メモリに用いた場合の書込み時の主制御ゲート電極、副制御ゲート電極の電位とメモリセルのしきい値との関係を図39に示す。副制御ゲート電極電圧を0Vとすることで、メモリセルは低いしきい値に書き込まれ、VCCとすることで高いしきい値に書き込まれる。このように、書込み状態を2値に設定することができる。
【0065】
図40は副制御ゲートを2つ設けた例である。素子分離領域701上に形成された第1の副制御ゲート電極702と浮遊ゲート電極703、主制御ゲート電極704と主制御ゲート電極上に絶縁膜を介して形成された第2の副制御ゲート電極705で構成される。この構成を多値メモリに用いた場合の書き込み時の主制御ゲート電極、第1および第2の副制御ゲート電極の電位とメモリセルのしきい値との関係を図40に示す。第1、第2の副制御ゲート電極電圧を0Vとすることで、メモリセルは低いしきい値に書き込まれ、第1の副制御ゲート電極電圧をVCC、第2の副制御ゲート電圧を0Vとすることで中間のしきい値に書き込まれ、第1、第2の副制御ゲート電極電圧をVCCとすることで、メモリセルは高いしきい値に書き込まれる。このように、書込み状態を3値に設定することが可能となる。
本発明のメモリセルの構造を多値メモリに用いると、副制御ゲート電極に印加する電位を可変とすることで、多値の書込みしきい値Vth設定が可能となる。
【0066】
【発明の効果】
本願発明の第1の実施例を用いた不揮発性半導体記憶装置においては、書込み、消去時の印加電位を従来より低電位にすることが可能であるため、周辺回路の縮小が可能となる。また電源電圧が単一の場合は内部昇圧回路の縮小が可能となり、従来よりチップ面積を縮小が可能となる。
【0067】
さらに、本発明の第2の実施例を用いた不揮発性半導体記憶装置においては、上記第1実施例の効果に加えて、 FNトンネル書込みおよび消去を行うデバイスにおいて、電荷の集中が起きやすい箇所で書込み消去が行われることを回避することで、トンネル酸化膜の劣化を抑え信頼性の向上を実現する。
【0068】
また、本発明の不揮発性半導体記憶装置に多値情報を記憶させる場合においては、書込み動作に必要な電源電圧の少数化にともなって、複雑な電位設定が不要となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明第1の実施例に係る不揮発性半導体記憶装置の製造工程を示す図である。
【図2】本発明第1の実施例に係る不揮発性半導体記憶装置の製造工程を示す図である。
【図3】本発明第1の実施例に係る不揮発性半導体記憶装置の製造工程を示す図である。
【図4】本発明第1の実施例に係る不揮発性半導体記憶装置の製造工程を示す図である。
【図5】本発明第1の実施例に係る不揮発性半導体記憶装置の製造工程を示す図である。
【図6】本発明第1の実施例に係る不揮発性半導体記憶装置の製造工程を示す図である。
【図7】本発明第1の実施例に係る不揮発性半導体記憶装置の製造工程を示す図である。
【図8】本発明第1の実施例に係る不揮発性半導体記憶装置の製造工程を示す図である。
【図9】本発明第1の実施例に係る不揮発性半導体記憶装置の製造工程を示す図である。
【図10】本発明第1の実施例に係る不揮発性半導体記憶装置の製造工程を示す図である。
【図11】本発明第1の実施例に係る不揮発性半導体記憶装置の製造工程を示す図である。
【図12】本発明第1の実施例に係る不揮発性半導体記憶装置の製造工程を示す図である。
【図13】本発明第1の実施例に係る不揮発性半導体記憶装置の構造を示す図である。
【図14】本発明第2の実施例に係る不揮発性半導体記憶装置の製造工程を示す図である。
【図15】本発明第2の実施例に係る不揮発性半導体記憶装置の製造工程を示す図である。
【図16】本発明第2の実施例に係る不揮発性半導体記憶装置の製造工程を示す図である。
【図17】本発明第2の実施例に係る不揮発性半導体記憶装置の製造工程を示す図である。
【図18】本発明第2の実施例に係る不揮発性半導体記憶装置の製造工程を示す図である。
【図19】本発明第2の実施例に係る不揮発性半導体記憶装置の製造工程を示す図である。
【図20】本発明第2の実施例に係る不揮発性半導体記憶装置の製造工程を示す図である。
【図21】本発明第2の実施例に係る不揮発性半導体記憶装置の製造工程を示す図である。
【図22】本発明第2の実施例に係る不揮発性半導体記憶装置の製造工程を示す図である。
【図23】本発明第2の実施例に係る不揮発性半導体記憶装置の製造工程を示す図である。
【図24】本発明第2の実施例に係る不揮発性半導体記憶装置の製造工程を示す図である。
【図25】本発明第2の実施例に係る不揮発性半導体記憶装置の製造工程を示す図である。
【図26】本発明第2の実施例に係る不揮発性半導体記憶装置の製造工程を示す図である。
【図27】本発明第2の実施例に係る不揮発性半導体記憶装置の製造工程を示す図である。
【図28】本発明第2の実施例に係る不揮発性半導体記憶装置の構造を示す図である。
【図29】本発明の第1および第2の実施例を用いたNOR型不揮発性半導体記憶装置の各動作時のバイアス条件を示した表である。
【図30】本発明の第1および第2の実施例を用いたNAND型不揮発性半導体記憶装置の各動作時のバイアス条件を示した表である。
【図31】本発明第1の実施例に係るトランチアイソレージョン型不揮発性半導体記憶装置の構造を示す図である。
【図32】本発明第2の実施例に係るトレンチアイソレーション型不揮発性半導体記憶装置の構造を示す図である。
【図33】本発明の不揮発性半導体記憶装置の等価回路図である。
【図34】従来の不揮発性半導体記憶装置の構造を示す図である。
【図35】従来の不揮発性半導体記憶装置の等価回路図である。
【図36】図34中のLOCOS端部分の拡大図である。
【図37】従来のトレンチアイソレーション型不揮発性半導体装置の構造を示す図である。
【図38】図27中のトレンチコーナー部分の拡大図である。
【図39】本願発明を多値メモリに用いた場合の各ゲートに印加される電位とメモリセルのしきい値との関係を示した表である。
【図40】本願発明の第3の実施例の不揮発性半導体装置の構造を示す図である。
【図41】本願発明を多値メモリに用いた場合の各ゲートに印加される電位とメモリセルのしきい値との関係を示した表である。
【符号の説明】
101、201、301、401、601 半導体基板
102、202、302、402、602 素子分離領域
107、508、303、403、603 トンネル酸化膜
114、215、305、404、604 浮遊ゲート電極
111、405、605 Inter-poly絶縁膜
113、214、306、406、606 制御ゲート電極
117、218、607 Post酸化膜
115、216、408 ソース拡散層
116、217、409 ドレイン拡散層
121、219、410、610 BPSG膜
119、220、411 コンタクトホール
120、221、412 Al配線層
106、206 副制御ゲート電極
122、223 埋め込みN+拡散層

Claims (11)

  1. 半導体基板上に選択的に形成された素子分離領域と、
    前記素子分離領域に挟まれた領域と、
    前記素子分離領域上に形成された第1のゲート電極であって、前記素子分離領域の両隣の前記素子分離領域に挟まれた領域上にそれぞれ延在する側端部を有する第1のゲート電極と、
    前記第1のゲート電極に挟まれた領域上に形成された第1のゲート絶縁膜と、
    前記第1のゲート電極上及びその側面に形成された第1の絶縁膜と、
    前記第1のゲート絶縁膜上と前記第1の絶縁膜上に形成され、少なくともその一部が前記第1のゲート電極とオーバーラップするよう選択的に形成された第2のゲート電極と、
    前記第2のゲート電極上及びその側面に形成された第2の絶縁膜と、
    前記第1及び第2のゲート電極上に前記第1及び第2の絶縁膜を介して形成された第3のゲート電極と、
    前記素子分離領域に挟まれた領域の前記第2のゲート電極の両側に形成されたドレイン及びソース拡散層領域と
    を有し、前記第2のゲート電極に電荷が注入されているか否かで、その記憶情報が0か1かを表すことを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  2. 前記第1のゲート絶縁膜と前記素子分離領域との間に、シリコン酸化膜の誘電率換算で前記第1のゲート酸化膜より厚い第2のゲート絶縁膜を有することを特徴とする請求項1記載の不揮発性半導体記憶装置。
  3. 前記第2のゲート電極に電荷を注入する場合、前記第3のゲート電極、前記第1のゲート電極、前記ドレイン拡散層に書込み電位を印加し、ソース拡散層を接地電位にすることにより、チャネルホットエレクトロン注入することを特徴とする請求項1乃至2記載の不揮発性半導体記憶装置。
  4. 前記第1のゲート絶縁膜は前記半導体基板と前記第2のゲート電極間で電荷の放出を行うトンネル絶縁膜であることを特徴とする請求項1乃至3記載の不揮発性半導体記憶装置。
  5. 前記第2のゲート電極から電荷を放出する場合、前記第3のゲート電極と前記第1のゲート電極とを接地電位とし、前記ソース拡散層あるいは前記半導体基板に消去電圧を印加することにより、Fowler-Noldheim 消去することを特徴とする請求項1乃至4記載の不揮発性半導体記憶装置。
  6. 前記第2のゲート電極に電荷を注入する場合、前記第3のゲート電極、前記第1のゲート電極に書込み電位を印加し、前記ドレイン拡散層を接地電位にすることにより、 Fowler-Noldheim書込みすることを特徴とする請求項5記載の不揮発性半導体記憶装置。
  7. 半導体基板上に選択的に形成された素子分離領域と、
    前記素子分離領域に挟まれた領域と、
    前記素子分離領域上に形成された第1のゲート電極であって、前記素子分離領域の両隣の前記素子分離領域に挟まれた領域上にそれぞれ延在する側端部を有する第1のゲート電極と、
    前記第1のゲート電極に挟まれた領域上に形成された第1のゲート絶縁膜と、
    前記第1のゲート電極上及びその側面に形成された第1の絶縁膜と、
    前記第1のゲート絶縁膜上と前記第1の絶縁膜上に形成され、少なくともその一部が前記第1のゲート電極とオーバーラップするよう選択的に形成された第2のゲート電極と、
    前記第2のゲート電極上及びその側面に形成された第2の絶縁膜と、
    前記第1及び第2のゲート電極上に前記第1及び第2の絶縁膜を介して形成された第3のゲート電極と、
    前記素子分離領域に挟まれた領域の前記第2のゲート電極の両側に形成されたドレイン及びソース拡散層領域とからなるメモリセルが複数直列接続されてなることを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  8. 前記第1のゲート電極は前記素子分離領域と前記第1のゲート絶縁膜との間に形成された、シリコン酸化膜の誘電率換算で前記第1のゲート絶縁膜より厚い第2のゲート絶縁膜を有することを特徴とする請求項7記載の不揮発性半導体記憶装置。
  9. 前記メモリセルを複数個直列接続した両側に選択トランジスタを配置し、一方の選択トランジスタのドレイン拡散層と、他方の選択トランジスタのソース拡散層と、前記選択トランジスタのゲート電極と、前記メモリセルの前記第1のゲート電極と、前記メモリセルの第3のゲート電極はそれぞれ、コンタクトホールを介して金属配線層に接続されていることを特徴とする請求項7乃至8記載の不揮発性半導体記憶装置。
  10. 前記第2のゲート電極から電荷を放出させる場合、前記第3のゲート電極と前記第1のゲート電極を接地電圧にし、前記半導体基板に消去電圧を印加することによりFowler-Noldheim 消去することを特徴とする請求項第7乃至9記載の不揮発半導体記憶装置。
  11. 前記第2のゲート電極へ電荷を注入させる場合、前記第3のゲート電極、前記第1のゲート電極に書込み電位を印加し、前記ドレイン拡散層に金属配線層が接続される選択トランジスタがONするようなゲート電圧を印加し、前記金属配線層が接続される選択トランジスタのドレイン拡散層と前記半導体基板を接地電位にすることによりFowler-Noldheim 書込みすることを特徴とする請求項9記載の不揮発性半導体記憶装置。
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