JP3731955B2 - ディスク着脱装置およびディスクプレーヤ - Google Patents

ディスク着脱装置およびディスクプレーヤ Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ディスクをディスク装填部に対して着脱するディスク着脱装置およびディスクプレーヤに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば、コンパクトディスクの再生を行なうコンパクトディスクプレーヤでは、ポータブル形、車載形および据置形などがある。
【0003】
ポータブル形のコンパクトディスクプレーヤでは、プレーヤ本体の上面にカバー体が開閉可能に設けられており、ディスク着脱時には、そのカバー体を大きく開放した状態で、プレーヤ本体のディスク装填部に対してコンパクトディスクをその厚み方向に移動させる動作を伴って着脱するようになっている。
【0004】
車載形あるいは据置形などのコンパクトディスクプレーヤでは、例えば、特開昭58−212651号公報に記載されているように、プレーヤ本体の前面にコンパクトディスクを挿入する溝状の挿入口が設けられており、ディスク装填時には、コンパクトディスクを挿入口に所定量挿入することにより、モータの駆動力を利用したローディング機構によってコンパクトディスクをプレーヤ本体のディスク装填部に対して装填し、また、ディスク取出時には、モータの駆動力を利用したローディング機構によってディスク装填部のコンパクトディスクを挿入口から突出する装填前の状態に戻すようになっている。
【0005】
また、車載形あるいは据置形などのコンパクトディスクプレーヤでは、プレーヤ本体の前面にトレイが進退可能に設けられ、ディスク着脱時には、トレイをモータの駆動力を利用したローディング機構によって進退させ、トレイ上に載置したコンパクトディスクをプレーヤ本体のディスク装填部に対して着脱するようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のポータブル形のコンパクトディスクプレーヤでは、コンパクトディスクを着脱する場合、プレーヤ本体に対してカバー体を大きく開放しなければ着脱できず、例えばコンパクトディスクプレーヤを鞄などの中に収納したままではコンパクトディスクの着脱を行なうことは困難であった。
【0007】
また、車載形あるいは据置形などのコンパクトディスクプレーヤでは、モータの駆動力を利用したローディング機構を必要とし、構造が複雑になるとともにコスト高になり、しかも、大形化および重量化し、小形化および軽量化が要求されるポータブル形には適用できない。
【0008】
なお、光ディスクやフレキシブルディスクなどのディスクをハードケースに収納したケース入ディスクの場合には、機器本体に設けられた挿入口にケース入ディスクを挿入することにより、ケース入ディスクをそのハードケースを介してディスク装填位置に対して装填状態に支持し、また、イジェクトボタンを押動することにより、ケース入ディスクをそのハードケースを介してディスク装填位置から挿入口に戻すようにして、モータの駆動力を必要としない、いわゆるスロットインタイプがある。しかし、ケース入ディスクの場合にはハードケースを介してディスク装填位置に対して着脱および装填状態に支持できるが、コンパクトディスクの場合にはハードケースに収納されておらず、再生時にはコンパクトディスクが回転するため、このコンパクトディスクをケース入ディスクの場合と同様に着脱および装填状態に支持することはできない。
【0009】
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、スロットインタイプでディスク着脱用モータを必要としない簡単な構成により、ディスクをディスク装填位置に対して着脱でき、しかも、ディスク装填位置に装填した状態ではディスクの回転などに影響しないディスク着脱装置およびディスクプレーヤを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載のディスク着脱装置は、ディスクが挿入口を通じて挿脱可能に装填されるディスク装填部と、このディスク装填部の挿入口に対して反対側に配設され、ディスクを排出させる進出位置と装填されているディスクから離反する退避位置との間に移動可能に 設けられ、挿脱されるディスク外周縁部に当接するディスク着脱体と、ディスクを排出するためにディスク着脱体を退避位置から進出位置へ向かって移動させるディスク着脱体の付勢手段と、ディスクを排出させるイジェクト位置とディスクが装填されているときの装填位置との間に移動可能に設けられ、ディスクが装填されているときの装填位置ではディスク着脱体との係合によってディスク着脱体をディスクの外周縁部に当接しない退避位置へ移動させ、ディスクを排出する際にはイジェクト操作によるイジェクト位置への移動によってディスク着脱体との係合を解除してディスク着脱体を進出位置へ復帰させる作動体と、この作動体をイジェクト位置から装填位置へ向かって移動させる作動体の付勢手段とを具備し、イジェクト操作によりイジェクト位置へ移動した作動体をディスク着脱体の進出位置への復帰動作で保持し、挿入されるディスクによってディスク着脱体を進出位置から移動させる挿入操作により作動体の保持を解除して作動体を装填位置へ復帰させるものである。
【0011】
ディスクの挿入操作により、付勢手段の付勢で作動体が装填位置へ移動し、この装填位置に移動する作動体が、ディスク着脱体と係合してこのディスク着脱体をディスクの外周縁部に当接しない退避位置へ移動させ、ディスクが装填されているときにもディスク着脱体がディスクの外周縁部に当接しないように退避位置に移動させる。また、ディスクを排出する際にはイジェクト操作によって作動体を装填位置からイジェクト位置に移動させることにより、作動体とディスク着脱体との係合を解除し、ディスク着脱体の付勢手段の付勢でディスク着脱体を退避位置から進出位置に移動させ、ディスクをイジェクトさせる。したがって、スロットインタイプでディスク着脱用モータを必要としない簡単な構成により、ディスクをディスク装填部に対して着脱可能とし、しかも、ディスク装填部に装填した状態ではディスクの回転などに影響を与えない。
【0012】
請求項2記載のディスク着脱装置は、ディスクが挿入口を通じて挿脱可能に装填されるディスク装填部と、このディスク装填部の挿入口に対して反対側に配設され、ディスク装填部内に進出してディスクの周縁部に係合可能な進出位置とディスク装填部内から退避してディスクの周縁部から離反する退避位置とに移動可能に設けられたディスク着脱体と、このディスク着脱体を進出させてイジェクト位置とするとともに退避させて装填位置とし、ディスク着脱体がディスクで押動されることによってイジェクト位置から装填位置に移動されるとともに、イジェクト操作によって装填位置からイジェクト位置に移動される作動体と、作動体を装填位置に付勢する作動体付勢手段と、前記作動体をイジェクト位置で係止するとともに、ディスク着脱体がディスクで押動されることに伴って係止を解除して作動体のイジェクト位置から装填位置への移動を許容する係止体とを具備しているものである。
【0013】
ディスクを装填するために、ディスクを挿入口からディスク装填部に挿入することにより、ディスクによってディスク装填部に進出しているディスク着脱体を押動して作動体をイジェクト位置から装填位置に移動させ、この作動体によってディスク着脱体をディスクから離反する退避位置に移動させる。また、ディスクを取り出すために、イジェクト操作によって作動体を装填位置からイジェクト位置に移動させることにより、ディスク着脱体を退避位置から進出位置に移動させ、ディスク装填部に装填されているディスクをディスク着脱体で押し出してイジェクトさせる。したがって、スロットインタイプでディスク着脱用モータを必要としない簡単な構成により、ディスクをディスク装填部に対して着脱可能とし、しかも、ディスク装填部に装填した状態ではディスクの回転などに影響を与えない。また、係止体により作動体をイジェクト位置で係止するとともにディスク着脱体がディスクで押動されることに伴って係止を解除して作動体のイジェクト位置から装填位置への移動を許容し、作動体付勢手段により作動体を装填位置に移動させることにより、ディスクの装填動作を確実にする。
【0014】
請求項3記載のディスク着脱装置は、ディスクが挿入口を通じて挿脱可能に装填されるディスク装填部と、このディスク装填部の挿入口に対して反対側に配設され、ディスク装填部内に進出してディスクの周縁部に係合可能な進出位置とディスク装填部内から退避してディスクの周縁部から離反する退避位置とに移動可能に設けられたディスク着脱体と、このディスク着脱体を進出させてイジェクト位置とするとともに退避させて装填位置とし、ディスク着脱体がディスクで押動されることによってイジェクト位置から装填位置に移動されるとともに、イジェクト操作によって装填位置からイジェクト位置に移動される作動体と、ディスク着脱体を進出位置に付勢するディスク着脱体付勢手段と、作動体を装填位置に付勢する作動体付勢手段と、前記ディスク着脱体に設けられ、前記作動体をイジェクト位置で係止するとともに、ディスク着脱体がディスクで押動されることに伴って係止を解除して作動体のイジェクト位置から装填位置への移動を許容するディスク着脱体側係止部と、前記作動体に設けられ、前記ディスク着脱体を退避位置で係止するとともに、イジェクト操作により作動体がイジェクト位置に移動されることに伴って係止を解除してディスク着脱体の退避位置から装填位置への移動を許容する作動体側係止部とを具備しているものである。
【0015】
ディスクを装填するために、ディスクを挿入口からディスク装填部に挿入することにより、ディスクによってディスク装填部に進出しているディスク着脱体を押動して作動体をイジェクト位置から装填位置に移動させ、この作動体によってディスク着脱体をディスクから離反する退避位置に移動させる。また、ディスクを取り出すために、イジェクト操作によって作動体を装填位置からイジェクト位置に移動させることにより、ディスク着脱体を退避位置から進出位置に移動させ、ディスク装填部に装填されているディスクをディスク着脱体で押し出してイジェクトさせる。したがって、スロットインタイプでディスク着脱用モータを必要としない簡単な構成により、ディスクをディスク装填部に対して着脱可能とし、しかも、ディスク装填部に装填した状態ではディスクの回転などに影響を与えない。また、ディスク着脱体に設けたディスク着脱体側係止部により、作動体をイジェクト位置で係止するとともに、ディスク着脱体がディスクで押動されることに伴って係止を解除して作動体のイジェクト位置から装填位置への移動を許容し、また、作動体に設けた作動体側係止部により、ディスク着脱体を退避位置で係止するとともに、イジェクト操作により作動体がイジェクト位置に移動されることに伴って係止を解除してディスク着脱体の退避位置から装填位置への移動を許容することにより、簡単な構造で、ディスクの着脱動作を確実にする。
【0016】
請求項4記載のディスクプレーヤは、請求項1ないし3いずれか記載のディスク着脱装置と、このディスク着脱装置を内蔵したプレーヤ本体とを具備しているものである。
【0017】
スロットインタイプのディスクプレーヤで小形化および軽量化を可能にする。
【0018】
請求項5記載のディスクプレーヤは、請求項4記載のディスクプレーヤにおいて、ディスク装填部の中央部に配設されたターンテーブルと、このターンテーブルとの間にディスクをチャックするチャック体と、このチャック体を支持してディスクをチャックするチャック位置とチャックを解除するチャック解除位置に移動可能に設けられるチャック支持体とを具備し、作動体はイジェクト位置への移動によりチャック支持体をチャック解除位置に移動させるとともに装填位置への移動によりチャック支持体をチャック位置に移動させるものである。
【0019】
ディスク装填時にはターンテーブルとチャック体との間にディスクの装填を許容するとともに装填されたディスクをチャックし、イジェクト時にはチャックを解除してディスクのイジェクトを許容する。
【0020】
請求項6記載のディスクプレーヤは、請求項記載のディスクプレーヤにおいて、ディスク装填部の中央部に配設されたターンテーブルと、ディスク装填部に挿脱されるディスクの周縁部に当接してこのディスクをターンテーブルの上方へガイドするガイド体と、ターンテーブルにディスクを押圧するチャック体とを具備し、作動体は装填位置への移動によりガイド体をディスクに対して離反移動させるものである。
【0021】
ガイド体により、ディスク装填部に挿脱されるディスクをターンテーブルとチャック体との間に対してガイドし、しかも、作動体が装填位置に移動することにより、ガイド体をディスクに対して離反移動させ、ディスク装填部に装填した状態ではディスクの回転などに影響を与えないようにする。
【0022】
請求項7記載のディスクプレーヤは、請求項記載のディスクプレーヤにおいて、ディスク装填部の中央部に配設されたターンテーブルと、ターンテーブルにディスクを押圧するチャック体と、ターンテーブルの近傍に配設され、ターンテーブル上に突出する突出位置とターンテーブル上から後退する後退位置に移動可能に設けられたディスク取外体を具備し、作動体はイジェクト位置への移動によりディスク取外体を突出位置に移動させるとともに装填位置への移動によりディスク取外体を後退位置に移動させるものである。
【0023】
イジェクト時に、ターンテーブルに係合しているディスクをディスク取外体で外し、イジェクト動作を確実にする。
【0024】
請求項8記載のディスクプレーヤは、ベースと、このベースに開閉可能に設けられ、請求項1ないし3いずれか記載のディスク着脱装置が設けられたカバーとを具備しているものである。
【0025】
スロットインタイプで小形化、特に薄形化するとともに、軽量化する。
【0026】
請求項9記載のディスクプレーヤは、請求項8記載のディスクプレーヤにおいて、ベースには、このベースへのカバーの閉鎖に伴ってディスク装填部に装填されたディスクが係合するターンテーブルが配設されているものである。
【0027】
ベースへのカバーの閉鎖に伴ってディスク装填部に装填されたディスクをベースに配設されたターンテーブルに係合させることにより、スロットインタイプでは通常必要となるディスクをターンテーブルに係合させるための落し込み空間の設定の必要をなくし、薄形化する。
【0028】
請求項10記載のディスクプレーヤは、請求項8または9記載のディスクプレーヤにおいて、カバーをベースに対して開放方向に付勢するカバー付勢手段と、イジェクト操作前位置とイジェクト操作後位置とに移動可能に設けられ、イジェクト操作後位置への移動によって作動体を装填位置からイジェクト位置に移動させる押動部を有し、かつ、イジェクト操作前位置への移動によって前記カバーをベースに閉鎖状態で係止するとともにイジェクト操作後位置への移動によって係止を解除するカバー用係止部を有するイジェクトレバーと、このイジェクトレバーを操作前位置に付勢するイジェクトレバー付勢手段とを具備しているものである。
【0029】
カバーをベースに閉じることによってイジェクトレバーのカバー用係止部でカバーを閉鎖状態に係止し、不用意にカバーが開くのを防止する。しかも、イジェクトレバーをイジェクト操作することによって、カバーの係止を解除してカバー付勢手段によりカバーを自動的に開放するとともに、押動部により作動体を装填位置からイジェクト位置に移動させて、カバーの開放状態でディスクをディスク装填部から押し出し、ディスクの取り出しを容易する。
【0030】
【発明の実施の形態】
以下、本発明のディスク着脱装置およびディスクプレーヤの実施の形態を図面を参照して説明する。
【0031】
まず、図1ないし図6に第1の実施の形態を示して説明する。
【0032】
図6はディスクプレーヤの斜視図を示す。このディスクプレーヤとしては、ポータブル形のコンパクトディスクプレーヤで、ディスクとしてのコンパクトディスクDの再生機能を有し、イヤホンを接続して再生音を聞くことができる。コンパクトディスクDは、薄い円盤状に形成され、中心部には中心孔d(後述する図5(b)に図示する)が形成され、通常は一面側に記録面が形成されているとともに他面側にレーベル面が形成されている。
【0033】
ディスクプレーヤのプレーヤ本体1は、下面側のベース2および上面側のカバー3を有し、ベース2の上面にベース枠4が取り付けられ、カバーの下面にカバー枠5が取り付けられ、ベース2とカバー3との間にベース枠4およびカバー枠5が介在された状態で一体的に結合されている。プレーヤ本体1の形状は、コンパクトディスクDの直径より少し大きい程度の外形寸法で、前部側が略円弧状に形成されるとともに、後部側は略四角形状に形成されている。
【0034】
プレーヤ本体1の前面のベース枠4とカバー枠5の間には、コンパクトディスクDをプレーヤ本体1内に装填あるいはイジェクトするスリット状の挿入口6が形成されている。すなわち、ディスクプレーヤは、コンパクトディスクDの周縁部を先端側(後述する図2に挿入時の先端側をD1で示し、取出時の先端側をD2で示す)として挿脱する、いわゆるスロットインタイプに形成されている。なお、コンパクトディスクDは、下面を記録面、上面をレーベル面として挿脱される。
【0035】
プレーヤ本体1の右側面のベース枠4とカバー枠5の間には開口7が形成され、この開口7から後述する作動体54の操作部97が前後方向に移動可能に突出し、この操作部97にイジェクトレバー8が取り付けられている。
【0036】
図1および図2にディスクプレーヤのカバー3を外した状態の平面図を示す。ベース2の周縁部に沿ってベース枠4が取り付けられており、ベース枠4の前面には挿入口6が凹状に形成され、右側には開口7が凹状に形成されている。挿入口6の下縁部は前端部の高さが低く、両側部が高い傾斜状に形成され、コンパクトディスクDを挿脱する際に、コンパクトディスクDの周縁部が挿入口6の下縁部上に当接することで、記録面が挿入口6の下縁部上に当接して傷つくのを防止できる。
【0037】
ベース枠4で囲まれるベース2の上面中央域の大部分は、コンパクトディスクDが回転自在に装填されるディスク装填部11として構成されている。
【0038】
ディスク装填部11の中央部には、下面側にターンテーブル12が回転自在に配設されているとともに、上面側にはチャック支持体13に支持されたチャック体14が配設されており、ターンテーブル12とチャック体14との間でコンパクトディスクDをチャック可能としている。
【0039】
ターンテーブル12は、図5に示すように、円盤状に形成され、コンパクトディスクDの中心孔dが嵌合するボス部15、およびこのボス部15の周縁部から突出してコンパクトディスクDの下面を支持するフランジ部16を有している。ボス部15の中心にはターンテーブル12の下側に配置される図示しないモータの駆動軸に連結される連結孔17が上下方向に貫通形成され、上面には複数の磁石18が埋設されている。フランジ部16には、ゴムなどの摩擦係数の高い環状のパッド19が取り付けられている。また、ボス部15には、複数のボール20が径方向に出没可能に埋設されており、図示しないスプリングによって突出方向に付勢され、ボス部15に嵌合されるコンパクトディスクDの中心孔dに係合して保持する。
【0040】
チャック支持体13は、図1ないし図4に示すように、平板状に形成され、後端両側に下方に折曲された軸受片部21が形成され、この軸受片部21にベース2に回動可能に軸支される軸受孔22が形成され、前端にはチャック体14が取り付けられる円形の取付孔23が形成されている。チャック支持体13の右縁部には下方に折曲された折曲片部24が形成され、この折曲片部24にローラ25が回転自在に軸支されている。
【0041】
チャック体14は、図5に示すように、チャック支持体13の取付孔23の周縁部上に取り付けられた板ばね26、この板ばね26の下面に回転自在に支持されたキャップ27を有する。板ばね26は、中央部28から放射状に複数の脚部29が突設され、各脚部29の先端が取付孔23の周縁部上に取り付けられている。キャップ27は、略円盤状に形成され、中央部30が上方に突出されるとともに周縁部31が下方に突出され、その中央部30が板ばね26の中央部にピン32によって回転自在に支持され、周縁部31の下面にはゴムなどの摩擦係数の高い環状のパッド33が取り付けられている。中央部の下面には環状の磁性板34が取り付けられている。
【0042】
そして、図5(a)に示すように、チャック支持体13が後述するチャック解除位置に移動された場合、チャック体14がターンテーブル12から上方に離反し、そのチャック体14とターンテーブル12の間隙を通じてコンパクトディスクDをターンテーブル12に着脱可能になる。また、図5(b)に示すように、コンパクトディスクDがターンテーブル12上に装填された後に、チャック支持体13が後述するチャック位置に移動された場合、磁性板34が磁石18に接近することで吸着され、板ばね26に抗してキャップ27が下降し、キャップ27の周縁部31でコンパクトディスクDを下方に押圧し、ターンテーブル12のフランジ部16との間に挟持する。ターンテーブル12の回転によって、コンパクトディスクDおよびキャップ27が一体的に回転する。
【0043】
また、図1および図2に示すように、ディスク装填部11の右側部には取込体41が配設されている。この取込体41は、前後方向に細長い板ばねによって形成され、後端部42がベース枠4に固定され、先端部43が自由端として挿入口6の右側に位置され、その後端部42から先端部43にわたってコンパクトディスクDの周縁部に沿った円弧状に形成されている。取込体41の先端部43とこの先端部43が対向する挿入口6の左側内面との間隔は、コンパクトディスクDの直径よりも小さく設定されている。なお、挿入口6の右縁部には、取込体41の先端部43が進入可能とする切欠部44が形成されている。
【0044】
そして、挿入口6にコンパクトディスクDを挿入すると、コンパクトディスクDの周縁部の右側が取込体41の先端部43に当接し、その取込体41を右側方に弾性移動させる。コンパクトディスクDの中心部が取込体41の先端部43より後方に移動するまで所定量挿入されたとき、取込体41の先端部43がコンパクトディスクDの中心部より右前寄り位置を左後方へ押圧するため、この取込体41の弾性力によって強制的にコンパクトディスクDを後方へ移動させ、コンパクトディスクDをディスク装填部11に自動的に取り込む。
【0045】
また、ディスク装填部11の右側のベース2上には、ベースプレート51が固定配置されている。このベースプレート51に対して、ディスク着脱体52、ディスク取外体53、作動体54、係止体55がそれぞれ取り付けられている。
【0046】
ディスク着脱体52は、ディスク装填部11の挿入口6とは反対側のディスク挿入方向の奥側に位置され、作動板部61および着脱レバー部62を有している。作動板部61はベースプレート51の下側に配設されて支軸63を支点として揺動可能に軸支され、着脱レバー部62はベースプレート51の上側に配置され、先端部がターンテーブル12の後方域に配置される。作動板部61の上面には2つのピン64,65が突設され、この各ピン64,65がベースプレート51に支軸63を中心として円弧状に形成された長孔66,67に移動可能に係合されている。
【0047】
そして、ディスク着脱体52は、長孔66,67に係合するピン64,65が移動可能とする範囲内で、ディスク装填部11に進出してコンパクトディスクDの周縁部に係合可能な進出位置(図1に示す位置)と、コンパクトディスクDの周縁部から離反する後方の退避位置(図2に示す位置)に移動可能とする。
【0048】
また、ディスク取外体53は、図1、図2および図4に示すように、ベースプレート51のターンテーブル12に臨む左側面に配設されており、前後方向に細長いレバー状に形成され、中間部がピン71でベースプレート51の左側面に回動可能に軸支されている。後端にはローラ72が回転自在に軸支され、前端部73はターンテーブル12の外周に沿って円弧状に湾曲形成されている。
【0049】
そして、ディスク取外体53は、作動体54により、前端部73がターンテーブル12のフランジ部16上に突出する突出位置(図4(a)に示す位置)とターンテーブル12のフランジ部16上から後退する後退位置(図4(b)に示す位置)に移動可能とする。
【0050】
また、作動体54は、図1ないし図4に示すように、ベースプレート51の上面に配設されており、略平板状に形成され、前後方向に沿って形成された2つの長孔81,82がベースプレート51の上面に突設された2つのガイドピン83,84に係合し、後方のイジェクト位置(図1に示す位置)と前方の装填位置(図2に示す位置)に移動可能に取り付けられている。作動体54の略中央にはベースプレート51に前後方向に沿って形成された溝孔85を通じてベースプレート51の下側に突出する突片部86が形成され、ベースプレート51の下側において突片部86とベースプレート51との間に、作動体54を前方の装填位置に向けて付勢する付勢手段としてのコイルスプリング87が張設されている。
【0051】
作動体54の後端近傍にはディスク着脱体52のピン64が係合するカム溝88が形成され、このカム溝88は左後部にピン64が係合する保持溝部88aを有する形状に形成され、このカム溝88の形状により、図1に示すように、作動体54が後方のイジェクト位置に移動した場合にディスク着脱体52が進出位置に移動するのを許容し、図2に示すように、作動体54が前方の装填位置に移動した場合にディスク着脱体52を退避位置に移動させる。また、作動体54の後端には、ディスク着脱体52のピン65との干渉を避ける切欠部89が形成されている。
【0052】
作動体54の右側後部には折曲板部90が下方に折曲形成され、図3に示すように、この折曲板部90にチャック支持体13のローラ25が係合するカム溝91が形成されている。このカム溝91は、前側が高く、後側が低い形状に形成されている。このカム溝91の形状により、図3(a)に示すように、作動体54が後方のイジェクト位置に移動した場合、チャック支持体13を上方のチャック解除位置に移動させ、また、図3(b)に示すように、作動体54が前方の装填位置に移動した場合、チャック支持体13を下方のチャック位置に移動させる。
【0053】
作動体54の側後部には折曲板部92が下方に折曲形成され、図4に示すように、この折曲板部92にディスク取外体53のローラ72が係合するカム溝93が形成されている。このカム溝93は、前側が高く、後側が低い形状に形成されている。このカム溝93の形状により、図4(a)に示すように、作動体54が後方のイジェクト位置に移動した場合、ディスク取外体53をターンテーブル12のフランジ部16上に突出する突出位置に移動させ、また、図4(b)に示すように、作動体54が前方の装填位置に移動した場合、ディスク取外体53をターンテーブル12のフランジ部16上から後退する後退位置に移動させる。
【0054】
図1および図2に示すように、作動体54の右側前部には取込体41の内面部と係合可能とする取込体係合部94が形成されている。そして、図1に示すように、作動体54が後方のイジェクト位置に移動した場合、取込体41のディスク装填部11内への移動を許容し、また、図2に示すように、作動体54が前方の装填位置に移動した場合、取込体係合部94で取込体41を右側方へ押動させてコンパクトディスクDの周縁部に対して離反移動させる。
【0055】
作動体54の左側前部には後述するガイド体111と係合可能とするガイド体係合部95が形成されている。
【0056】
作動体54の右側前部近傍には開口7を通じてプレーヤ本体1の外部に突出する突片部96が形成され、この突片部96の前縁に操作部97が立設されている。
【0057】
また、係止体55は、略V字形に形成され、ベースプレート51の下側に配設されて、略V字形の中間部が支軸101を支点として揺動可能に軸支されている。係止体55の一端には爪状の係止部102が形成され、この係止部102は作動体54の長孔82の縁部から下方に折曲されたストッパ片部103に係脱可能とする。係止体55の他端には当接部104が形成され、ディスク着脱体52のピン65と当接可能とする。係止体55は、図示しない付勢部材としてのスプリングで図中時計回り方向に回動付勢されている。
【0058】
そして、図1に示すように、作動体54が後方のイジェクト位置に移動した状態では、係止体55の係止部102はストッパ片部103に係合して作動体54の前方の装填位置への移動を係止し、係止体55の当接部104はディスク着脱体52のピン65が係合する長孔67の中央付近に位置し、また、進出位置のディスク着脱体52がコンパクトディスクDで押動されて時計回り方向に回動されると、ピン65で当接部104が押動され、係止体55が反時計回り方向に回動し、係止部102がストッパ片部103から外れ、作動体54がコイルスプリング87の付勢によって前方の装填位置へ移動し、図2に示す状態となる。
【0059】
また、挿入口6に臨むディスク装填部11の前部側にはガイド体111が配設されている。このガイド体111は、平板状で前縁の幅が狭いとともに後縁の幅が広い形状に形成され、前縁には一対の引掛片部112が形成され、この引掛片部112がベース2に係合されてその係合部分を支点として揺動可能に取り付けられている。ガイド体111の右側近傍部分とベース2との間にはコイルスプリング113が配置され、このコイルスプリング113の付勢によりガイド体111が上方に押し上げられている。ガイド体111の右側近傍部分には係合片部114が下方に折曲形成され、この係合片部114の後縁には図3および図4に示すように後方に向けて下降傾斜する傾斜面115が形成され、作動体54のガイド体係合部95が係合されている。
【0060】
ガイド体111の後縁部は中央部より両側部が後方に突出形成され、すなわち、図3(a)および図4(a)に示すように、ガイド体111の後端側が上昇した状態では、中央部の高さが低く、両側部が高い傾斜状となり、この状態において、コンパクトディスクDを挿脱する際に、コンパクトディスクDの周縁部がガイド体111に当接することで、記録面がガイド体111に当接して傷つくのを防止できる。
【0061】
そして、図3(a)および図4(a)に示すように、作動体54が後方のイジェクト位置に移動した場合には、ガイド体111の後端が所定のガイド高さまで上昇し、このガイド体111によりディスク装填部11に挿脱されるコンパクトディスクDをターンテーブル12とチャック体14との間に対してガイドする。また、図3(b)および図4(b)に示すように、作動体54が前方の装填位置に移動した場合には、ガイド体111の後端がターンテーブル12より低い高さまで下降する。
【0062】
また、このディスクプレーヤは、図示しないが、ベース2に、コンパクトディスクDの記録面に記録された情報を読み取るピックアップ、このピックアップをコンパクトディスクDの径方向に移動させる駆動機構、バッテリーなどを備えている。
【0063】
次に、第1の実施の形態の作用を説明する。
【0064】
コンパクトディスクDを装填する前の待機状態では、図1、図3(a)、図4(a)および図5(a)に示すように、作動体54がコイルスプリング87の付勢に抗して後方のイジェクト位置に移動していて、係止体55によって係止されている。この作動体54が後方のイジェクト位置に係止されていることにより、チャック支持体13はチャック解除位置に位置するとともにチャック体14はターンテーブル12の上方に離反した位置に位置し、取込体41は挿入口6の内方へ突出し、ディスク着脱体52はディスク装填部11に進出する進出位置に位置し、ディスク取外体53は前端部73がターンテーブル12のフランジ部16上に突出する突出位置に位置し、ガイド体111は後端が所定のガイド高さまで上昇している。
【0065】
そして、コンパクトディスクDの周縁部を先端側(図2に示すD1側)として挿入口6を通じてディスク装填部11に挿入していくと、ガイド体111によってコンパクトディスクDの挿入方向先端をターンテーブル12とチャック体14との間にガイドする。このとき、コンパクトディスクDの記録面は挿入口6の下縁部およびガイド体111に当接することなく挿入される。
【0066】
コンパクトディスクDを挿入口6に挿入する途中で、コンパクトディスクDの周縁部の右側が取込体41の先端部43に当接し、その取込体41を右側方に弾性移動させる。コンパクトディスクDの中心部が取込体41の先端部43より後方に移動するまで所定量挿入されたとき、取込体41の先端部43がコンパクトディスクDの中心部より右前寄り位置を左後方へ押圧するため、この取込体41の弾性力によって強制的にコンパクトディスクDを後方へ移動させ、コンパクトディスクDをディスク装填部11に自動的に取り込む。
【0067】
ディスク装填部11に取り込まれるコンパクトディスクDの挿入方向先端がディスク着脱体52の着脱レバー部62に当接するとともにその着脱レバー部62を後方へ押動し、ディスク着脱体52を図1時計回り方向に回動させる。回動するディスク着脱体52のピン65で係止体55の当接部104を押動し、係止体55を図示しないスプリングの付勢に抗して図1反時計回り方向に回動させる。回動する係止体55の係止部102が作動体54のストッパ片部103から外れ、作動体54がコイルスプリング87の付勢によって前方の装填位置へ移動し、図2、図3(b)、図4(b)および図5(b)に示す装填状態となる。
【0068】
作動体54が前方の装填位置に移動すると、チャック支持体13が下方のチャック位置に移動し、チャック支持体13によって下降するチャック体14により、ディスク装填部11に取り込まれたコンパクトディスクDの中心孔dをターンテーブル12のボス部15に嵌合させるとともに、その中心孔dの周縁部をターンテーブル12のフランジ部16との間に挟持する。
【0069】
このコンパクトディスクDを挟持する際には、作動体54が前方の装填位置に移動することに伴って、ディスク取外体53がターンテーブル12のフランジ部16上から下降する後退位置に移動し、ガイド体111がターンテーブル12より低い高さまで下降し、コンパクトディスクDの挟持を可能としている。
【0070】
同時に、作動体54が前方の装填位置に移動することに伴って、作動体54の取込体係合部94で取込体41が右側方へ押動されてコンパクトディスクDの周縁部に対して離反移動し、作動体54のカム溝88の保持溝部88aにディスク着脱体52のピン64が係合してディスク着脱体52がコンパクトディスクDの周縁部から後方に離反する退避位置に移動する。
【0071】
したがって、コンパクトディスクDがディスク装填部11に装填された状態では、コンパクトディスクDがターンテーブル12とチャック体14との間に挟持されている他は、取込体41、ディスク着脱体52、ディスク取外体53およびガイド体111がそれぞれコンパクトディスクDに対して離反しており、コンパクトディスクDが回転可能に装填されている。
【0072】
そして、ターンテーブル12をモータで駆動してコンパクトディスクDを回転させ、このコンパクトディスクDの記録面をピックアップで読み取り再生する。
【0073】
また、コンパクトディスクDをイジェクトする場合には、イジェクトレバー8を後方へスライドさせて、作動体54を前方の装填位置から後方のイジェクト位置に手動で移動させる。
【0074】
作動体54が後方のイジェクト位置に移動することに伴って、チャック支持体13が上方のチャック解除位置に移動し、チャック支持体13と一緒にチャック体14が上方に移動してターンテーブル12との間でのコンパクトディスクDの挟持を解除する。
【0075】
ディスク取外体53がターンテーブル12のフランジ部16上に上昇する突出位置に移動し、ディスク取外体53の前端部73でターンテーブル12のボス部15に嵌合したコンパクトディスクDを下方から押し上げて外し、さらに、ガイド体111がガイド位置に上昇する。これにより、コンパクトディスクDをイジェクト可能な状態となる。
【0076】
作動体54のカム溝88の保持溝部88aがディスク着脱体52のピン64から外れる位置まで後方のイジェクト位置に向けて移動すると、ディスク着脱体52の図2反時計回り方向への回動が許容される。そのため、図示しないスプリングで回動付勢されている係止体55が図2時計回り方向に回動するとともに、当接部104でピン65が押圧されるディスク着脱体52が図2反時計回り方向に回動し、このディスク着脱体52の着脱レバー部62でコンパクトディスクDを前方の挿入口6へ向けて押動する。これにより、コンパクトディスクDの周縁部を先端側(図2および図6に示すD2)としてその前端側が挿入口6の前方に突出する。
【0077】
このコンパクトディスクDが挿入口6の前方に突出する際には、取込体41は作動体54の取込体係合部94で右側方へ押動された状態にあって、コンパクトディスクDのイジェクトが可能となっている。
【0078】
そして、作動体54を後方のイジェクト位置まで移動させると、係止体55の係止部102が作動体54のストッパ片部103に係合し、作動体54を後方のイジェクト位置で保持し、図1、図3(a)、図4(a)および図5(a)に示すイジェクト状態となる。
【0079】
以上のように、ディスク装填部11にコンパクトディスクDを装填すると、ディスク装填部11に進出しているディスク着脱体52をコンパクトディスクDで押動して、作動体54をイジェクト位置から装填位置に移動させ、これによってディスク着脱体52をコンパクトディスクDから離反する退避位置に移動させ、また、イジェクト操作によって作動体54を装填位置からイジェクト位置に移動させることにより、ディスク着脱体52を退避位置から進出位置に移動させ、ディスク装填部11に装填されているコンパクトディスクDをディスク着脱体52で押し出してイジェクトさせることができ、したがって、スロットインタイプで着脱用モータを必要としない簡単な構成により、コンパクトディスクDをディスク装填部11に対して着脱でき、しかも、ディスク装填部11に装填した状態ではコンパクトディスクDの回転などに影響を与えないようにできる。
【0080】
また、係止体55により作動体54をイジェクト位置で係止するとともにディスク着脱体52がコンパクトディスクDで押動されることに伴って係止を解除して作動体54のイジェクト位置から装填位置への移動を許容し、コイルスプリング87により作動体54を装填位置に移動させるため、コンパクトディスクDの装填動作を確実にできる。
【0081】
また、取込体41により、ディスク装填部11に所定量挿入されたコンパクトディスクDをディスク装填部11に自動的に取り込むことができるため、コンパクトディスクDの装填性を向上でき、しかも、作動体54が装填位置に移動することにより、取込体41をコンパクトディスクDに対して離反移動させるため、ディスク装填部11に装填した状態ではコンパクトディスクDの回転などに影響を与えないようにできる。
【0082】
また、ターンテーブル12、チャック支持体13に支持されたチャック体14を備え、作動体54がイジェクト位置に移動することによりチャック支持体13をチャック解除位置に移動させるとともに、装填位置に移動することによりチャック支持体13をチャック位置に移動させるため、ディスク装填時にはターンテーブル12とチャック体14との間にコンパクトディスクDを装填してチャックできるとともに、イジェクト時にはチャックを解除してコンパクトディスクDをイジェクトできる。
【0083】
また、ガイド体111により、ディスク装填部11に挿脱されるコンパクトディスクDをターンテーブル12とチャック体14との間に対してガイドでき、しかも、作動体54が装填位置に移動することにより、ガイド体111をコンパクトディスクDに対して離反移動させるため、ディスク装填部11に装填した状態ではコンパクトディスクDの回転などに影響を与えないようにできる。
【0084】
また、ターンテーブル12上に突出する突出位置とターンテーブル12上から後退する後退位置に移動可能とするディスク取外体53を備え、作動体54がイジェクト位置に移動することによりディスク取外体53を突出位置に移動させるとともに、装填位置に移動することによりディスク取外体53を後退位置に移動させるため、イジェクト時に、ターンテーブル12に係合しているコンパクトディスクDをディスク取外体53で外すことができ、イジェクト動作を確実にできる。
【0085】
したがって、このような構成のディスク着脱装置をプレーヤ本体1に内蔵したため、スロットインタイプで小形化および軽量化を図れる。
【0086】
次に、図7ないし図12に第2の実施の形態を示して説明する。
【0087】
ディスクプレーヤのプレーヤ本体201は、ベース202およびカバー203を有し、ベース202に対してカバー203が開閉可能に連結されている。プレーヤ本体1の形状は、コンパクトディスクDの直径より少し大きい程度の外形寸法で、前部側が略円弧状に形成されるとともに、後部側は略四角形状に形成されている。
【0088】
ベース202は、底板部204およびこの底板部204の周縁部から立設された周壁部205を有し、上面が開口形成されている。
【0089】
カバー203は、ベース202の上面開口を閉塞可能とする形状に形成され、後部両側にベース202の周壁部205の後部両側に係合する連結片部206が形成され、各連結片部206がピン207,208によって周壁部205に回動可能に連結されている。したがって、カバー203は、ビン207,208を中心とする揺動によってベース202に開閉可能に構成されている。一方のピン207には、カバー203を開放方向に付勢するカバー付勢手段としてのスプリング209が装着されている。なお、カバー203のベース202に対する開放角度は、後述する挿入口がベース202から露出可能とする程度のわずかな角度で規制される。
【0090】
カバー203の下面両側には、断面ほぼL字形(コ字形)の一対のガイドホルダ210が平行に対向するとともに前後方向に沿って形成され、これら各ガイドホルダ210の対向面にはコンパクトディスクDの両側縁が係合可能とするガイド溝211が形成されている。一対のガイドホルダ210間の前面にコンパクトディスクDを挿脱する挿入口212が形成されているとともに、一対のガイドホルダ210間にコンパクトディスクDが装填されるディスク装填部213が形成されている。
【0091】
また、ベース202の底板部204上にはプレーヤユニット215が取り付けられている。このプレーヤユニット215は、枠体216を有し、この枠体216が振動吸収用のダンパー217を介して底板部204に取り付けられている。
【0092】
枠体216の下面にはモータ218が取り付けられ、このモータ218の駆動軸にターンテーブル219が固着されている。ターンテーブル219は、円盤状に形成され、コンパクトディスクDの中心孔が嵌合するボス部220、およびこのボス部220の周縁部から突出してコンパクトディスクDの下面を支持するフランジ部221を有している。ボス部220には、複数のボール222が径方向に出没可能に埋設されており、図示しないスプリングによって突出方向に付勢され、ボス部220に嵌合されるコンパクトディスクDの中心孔に係合して保持する。なお、ターンテーブル219はディスク装填部213の中心に配置されている。
【0093】
枠体216にはコンパクトディスクDの記録面に記録された情報を読み取るピックアップ223が配設されている。このピックアップ223は、枠体216に対してコンパクトディスクDの径方向に移動可能に支持され、送り用モータを含む駆動機構によってコンパクトディスクDの径方向に移動される。
【0094】
また、カバー203の下面には、ディスク装填部213に装填されたコンパクトディスクDの中心孔をカバー203の閉鎖動作に伴ってターンテーブル219に嵌め込むように上方から押圧する環状の押え部225が突出形成され、さらに、ディスク装填部213より後方の右側角部近傍に複数のボス226が突出形成されている。
【0095】
また、カバー203の下面には、カバー203から突出する複数のボスの下端に、ディスク着脱装置のベースプレート231が固定されている。ベースプレート231上には、ディスク着脱体232および作動体233がそれぞれ取り付けられている。
【0096】
ディスク着脱体232は、ディスク装填部11の挿入口212とは反対側のディスク挿入方向の奥側に位置される着脱レバー部235を有している。着脱レバー部235は、基端部が支軸236によってベースプレート231に対して揺動可能に軸支され、先端部にはコンパクトディスクDと当接する当接部237が立ち上げ形成されている。支軸236には一端がベースプレート231に係合されるとともに他端が着脱レバー部235に係合されるディスク着脱体付勢手段としてのばね238が装着され、このばね238により、着脱レバー部235が図1反時計回り方向に付勢される。着脱レバー部235の図1反時計回り方向への回動は、先端の当接部237がターンテーブル219の近傍に配置される位置で着脱レバー235がベースプレート231に設けられたストッパ239に当接して回動規制される。そして、ディスク着脱体232は、ディスク装填部213に進出してコンパクトディスクDの周縁部に係合可能な進出位置(図7に示す位置)と、コンパクトディスクDの周縁部から離反する後方の退避位置(図8に示す位置)に移動可能とする。
【0097】
このディスク着脱体232には、着脱レバー部235とは反対方向に突出するディスク着脱体側係止部240が一体に形成されている。
【0098】
作動体233は、先端がベース202の右側壁に近接対向配置される作動レバー部241を有し、この作動レバー部241は、基端部が支軸242によってベースプレート231に対して揺動可能に軸支され、先端部に後述するイジェクトレバーと当接可能とする当接部243が形成されている。支軸242には一端がベースプレート231に係合されるとともに他端が作動レバー部241に係合される作動体付勢手段としてのばね245が装着され、このばね245により、作動レバー部241が図1時計回り方向に付勢される。作動体233には、作動レバー部241の基端部からその作動レバー部241に対してほぼV字形となる方向に突出する作動体側係止部246が一体に形成されている。そして、作動体233は、ディスク着脱体232が進出位置への移動を許容するイジェクト位置(図7に示す位置)と、ディスク着脱体232を退避位置で係止する装填位置(図8に示す位置)に移動可能とする。
【0099】
また、ベース202の右側壁の内側にはイジェクトレバー251が前後方向に移動可能に配設されている。イジェクトレバー251には前後方向に長いガイド溝252が形成され、ベース202の右側壁の内側には一対のボス253が突出形成され、ガイド溝252を挿通する一対の止め具254が一対のボス253に固着され、イジェクトレバー251が前後方向に移動可能に支持されている。イジェクトレバー251とベース202との間には、イジェクトレバー251を前方へ付勢するイジェクトレバー付勢手段としてのコイルスプリング255が張設されている。イジェクトレバー251の前端はベース202の周壁部205に形成された窓部256を通じて前方に突出され、図示しないイジェクトボタンが取り付けられるボタン取付部257が形成されている。イジェクトレバー251の後端には、作動体233の当接部243に当接可能とする押動部258が形成されている。そして、イジェクトレバー251は、コイルスプリング255で付勢されて最も前方へ移動されたイジェクト操作前位置と、イジェクト操作によって後方へ移動して作動体233を装填位置からイジェクト位置に移動させるイジェクト操作後位置とに移動可能とする。
【0100】
イジェクトレバー251の上縁には、カバー203の下面から突出形成された係止受部259に係脱可能とするカバー用係止部260が形成されている。カバー用係止部260は前方に向けてほぼ水平状に突出形成され、カバー用係止部260の上側にはカバー用係止部260に係止受部259を導く傾斜部261が形成されている。そして、カバー203をベース202に閉鎖した際、イジェクトレバー251のイジェクト操作前位置への移動によってカバー用係止部260が係止受部259を係止してカバー203をベース202に閉鎖状態で係止し、また、イジェクトレバー251のイジェクト操作後位置への移動によってそれらの係止を解除する。
【0101】
次に、第2の実施の形態の作用を説明する。
【0102】
図7、図9に示すように、コンパクトディスクDが装填されていない状態では、ディスク着脱体232はディスク装填部213に進出する進出位置に位置し、作動体54はディスク装着体側係止部240によってイジェクト位置に係止されている。
【0103】
そして、コンパクトディスクDが装填されておらず、かつ、ベース202にカバー203が閉鎖された状態(図10に示す状態)において、コンパクトディスクDを装填するには、まず、イジェクトレバー251を後方へ押動操作すると、カバー用係止部260が係止受部259から外れ、図9に示すように、スプリング209の付勢によってカバー203がベース202に対してわずかに開き、ベース202とカバー203との間にディスク装填部213の挿入口212が露出される。なお、イジェクトレバー245を後方へ押動操作しても、押動部252が作動体233に当接しないか、あるいは、当接して作動体233を図7反時計回り方向に回動させたとしても、押動操作の解除によりばね245によって元の位置に戻るため、ディスク着脱体232は進出位置に、作動体54はイジェクト位置に保たれる。
【0104】
続いて、コンパクトディスクDの周縁部を先端側(図7および図9に示すD1側)として挿入口212を通じてディスク装填部213に挿入していくと、コンパクトディスクDの両側縁がガイドホルダ210のガイド溝211に係合し、コンパクトディスクDがガイドされながらディスク装填部213に挿入される。
【0105】
コンパクトディスクDを挿入口212を通じてディスク装填部213に挿入する途中で、コンパクトディスクDの挿入方向先端がディスク着脱体232の着脱レバー部235の当接部237に当接し、その着脱レバー部235がばね238の付勢に抗して後方へ押動され、ディスク着脱体232が図7時計回り方向に回動される。
【0106】
ディスク着脱体232が図7時計回り方向に回動されていくと、作動体233の作動体側係止部246に当接していたディスク着脱体側係止部240がその作動体側係止部246の先端側から外れ、係止を解除された作動体233がばね245の付勢によって図7時計回り方向に回動される。
【0107】
作動体233の回動により、図8に示すように、作動体233の作動体側係止部46の先端がディスク着脱体側係止部240に係合し、コンパクトディスクDがディスク装填部213の所定位置に装填された状態となる。
【0108】
この状態で、作動体233は装填位置に位置され、ディスク着脱体232は作動体側係止部246によって退避位置に係止される。
【0109】
続いて、カバー203をスプリング209の付勢に抗してベース202上に閉じると、図11に示すように、カバー203の押え部225でコンパクトディスクDの中心孔の縁部をターンテーブル219に上方から押さえ付け、コンパクトディスクDの中心孔をターンテーブル219に保持させる。さらに、図10に示すように、カバー203の係止受部259がイジェクトレバー251の傾斜部261を通じてカバー用係止部260に係合され、カバー203がベース202に閉塞状態で係止される。
【0110】
そして、コンパクトディスクDがディスク装填部213に装填されてカバー203がベース202に閉じられた状態では、コンパクトディスクDがターンテーブル219に保持されている他は、ディスク着脱体232、ガイドホルダ210、押え部225がそれぞれコンパクトディスクDに対して離反しており、コンパクトディスクDが回転可能に装填されている。
【0111】
そして、ターンテーブル219をモータ218で駆動してコンパクトディスクDを回転させ、このコンパクトディスクDの記録面をピックアップ223で読み取り再生する。
【0112】
また、コンパクトディスクDを取り出す場合には、図8および図10において、イジェクトレバー251を後方へ押動操作すると、まず、カバー用係止部260が係止受部259から外れ、スプリング209の付勢によってカバー203がベース202に対してわずかに開き(図9に示す状態)、ベース202とカバー203との間にディスク装填部213の挿入口212が露出される。このとき、コンパクトディスクDの中心孔がターンテーブル219から強制的に外される。
【0113】
さらに、イジェクトレバー251を後方へ押動操作すると、押動部258で作動体241の作動レバー241の当接部243に当接し、その作動レバー241がばね245の付勢に抗して後方へ押動され、作動体233が図8反時計回り方向に回動される。
【0114】
作動体233が図8反時計回り方向に回動されていくと、ディスク着脱体232のディスク着脱体側係止部240に当接していた作動体233の作動体側係止部246がそのディスク着脱体側係止部240の先端側から外れ、係止を解除されたディスク着脱体232がばね238の付勢によって図8反時計回り方向に回動される。
【0115】
ディスク着脱体232の回動により、図7および図9に示すように、ディスク着脱体232の着脱レバー部235でコンパクトディスクDが前方の挿入口212へ向けて押し出され、コンパクトディスクDの取り出しが可能となる。
【0116】
そして、ディスク着脱体232が進出位置まで移動すると、作動体233はディスク装着体側係止部240によってイジェクト位置に係止され、初期のコンパクトディスクDが装填されていない状態となる。
【0117】
以上のように、コンパクトディスクDを挿入口212を通じてディスク装填部213に挿入することにより、コンパクトディスクDによってディスク装填部213に進出しているディスク着脱体232を押動して作動体233をイジェクト位置から装填位置に移動させるとともに、この作動体233によってディスク着脱体232をディスクから離反する退避位置にさせ、また、イジェクト操作によって作動体233を装填位置からイジェクト位置に移動させることにより、ディスク着脱体232を退避位置から進出位置に移動させ、ディスク装填部213に装填されているコンパクトディスクDをディスク着脱体232で押し出してイジェクトさせることができ、したがって、スロットインタイプでディスク着脱用モータを必要としない簡単な構成により、コンパクトディスクDをディスク装填部213に対して着脱でき、しかも、ディスク装填部213に装填した状態ではコンパクトディスクDの回転などに影響を与えないようにできる。
【0118】
また、ディスク着脱体232に設けたディスク着脱体側係止部240により、作動体233をイジェクト位置で係止するとともに、ディスク着脱体232がコンパクトディスクDで押動されることに伴って係止を解除して作動体233のイジェクト位置から装填位置への移動を許容し、また、作動体233に設けた作動体側係止部246により、ディスク着脱体232を退避位置で係止するとともに、イジェクト操作により作動体233がイジェクト位置に移動されることに伴って係止を解除してディスク着脱体232の退避位置から装填位置への移動を許容するため、簡単な構造で、コンパクトディスクDの着脱動作を確実にできる。
【0119】
また、ベース202に開閉可能に設けられたカバー203にディスク着脱装置を設け、このカバー203のベース202への閉鎖に伴ってディスク装填部213に装填されたコンパクトディスクDをベース202に配設されたターンテーブル219に係合させることができるため、スロットインタイプでは通常必要となるコンパクトディスクDをターンテーブル219に係合させるための落し込み空間の設定が必要なく、カバー203をベース202に閉じた状態での上下方向の厚さは、従来のカバー開閉式のポータプル形のディスクプレーヤと同程度にでき、スロットインタイプでも薄形化できる。
【0120】
また、カバー203をベース202に閉じることによってイジェクトレバー251のカバー用係止部260でカバー203を閉鎖状態に係止でき、不用意にカバー203が開くのを防止でき、しかも、イジェクトレバー251をイジェクト操作することによって、カバー203の係止を解除してスプリング209によりカバー203を自動的に開放するとともに、押動部258により作動体233を装填位置からイジェクト位置に移動させて、カバー203の開放状態でコンパクトディスクDをディスク装填部213から押し出すことができ、コンパクトディスクDの取り出しを容易にできる。
【0121】
次に、図13に第3の実施の形態を示して説明する。
【0122】
この実施の形態では、第2の実施の形態の構造においてカバー203をベース202に対してリンク機構301を介して垂直方向に開閉するようにしたものであり、他の構造については第2の実施の形態と同様でありその説明は省略する。
【0123】
リンク機構301は、ベース202とカバー203との間で左右両側にそれぞれ配設され、それぞれ一対のリンク302,303を有している。これらリンク302,303は中心部の連結軸304で回動可能に連結され、端部には長孔305,306がそれぞれ形成されている。
【0124】
ベース202の底板部204上の左右両側近傍には前後一対の支持片部307が突出形成され、カバー203の下面の左右両側近傍に前後一対の支持片部308が突出形成される。
【0125】
一方のリンク302の前端はカバー302の前側の支持片部308に、後端はベース202の後側の支持片部307にそれぞれ連結され、他方のリンク303の前端はベース202の前側の支持片部307に、後端はカバー302の後側の支持片部308にそれぞれ連結されている。連結方法は、連結具309を各リンク302,303の長孔305,306を通じて支持片部307,308に止めることにより、各リンク302,303が各支持片部307,308に対して回動可能および長孔305,306の範囲内でスライド可能に連結される。
【0126】
リンク302,303間にはカバー付勢手段としてのスプリング310が張設され、リンク302,303の上端間が狭まる方向、すなわちカバー203が上方へ移動する開放方向に付勢されている。
【0127】
そして、リンク機構301により、カバー203がベース202に対して水平姿勢を保ったまま、ベース202に対して垂直に移動して開閉される。また、カバー203の閉塞状態ではイジェクトレバー251のカバー用係止部260で係止され、係止解除によって自動的に開放される。
【0128】
なお、ディスクプレーヤは、前記実施の形態のようなポータブル形に限らず、車載用、据置形にも適用でき、同様の作用効果を奏する。
【0129】
また、ディスクは、コンパクトディスクに限らず、CDROMなど、露出状態で回転されて再生動作または記録動作されるディスクを含む。
【0130】
【発明の効果】
請求項1記載のディスク着脱装置によれば、ディスクの挿入操作により、付勢手段の付勢で作動体が装填位置へ移動し、この装填位置に移動する作動体が、ディスク着脱体と係合してこのディスク着脱体をディスクの外周縁部に当接しない退避位置へ移動させ、ディスクが装填されているときにもディスク着脱体がディスクの外周縁部に当接しないように退避位置に移動させ、また、ディスクを排出する際にはイジェクト操作によって作動体を装填位置からイジェクト位置に移動させることにより、作動体とディスク着脱体との係合を解除し、ディスク着脱体の付勢手段の付勢でディスク着脱体を退避位置から進出位置に移動させ、ディスクをイジェクトさせることができ、したがって、スロットインタイプでディスク着脱用モータを必要としない簡単な構成により、ディスクをディスク装填部に対して着脱でき、しかも、ディスク装填部に装填した状態ではディスクの回転などに影響を与えないようにできる。
【0131】
請求項2記載のディスク着脱装置によれば、ディスクを挿入口からディスク装填部に挿入することにより、ディスクによってディスク装填部に進出しているディスク着脱体を押動して作動体をイジェクト位置から装填位置に移動させるとともに、この作動体によってディスク着脱体をディスクから離反する退避位置に移動させ、また、イジェクト操作によって作動体を装填位置からイジェクト位置に移動させることにより、ディスク着脱体を退 避位置から進出位置に移動させ、ディスク装填部に装填されているディスクをディスク着脱体で押し出してイジェクトさせることができ、したがって、スロットインタイプでディスク着脱用モータを必要としない簡単な構成により、ディスクをディスク装填部に対して着脱でき、しかも、ディスク装填部に装填した状態ではディスクの回転などに影響を与えないようにできる。また、係止体により作動体をイジェクト位置で係止するとともにディスク着脱体がディスクで押動されることに伴って係止を解除して作動体のイジェクト位置から装填位置への移動を許容し、作動体付勢手段により作動体を装填位置に移動させるため、ディスクの装填動作を確実にできる。
【0132】
請求項3記載のディスク着脱装置によれば、ディスクを挿入口からディスク装填部に挿入することにより、ディスクによってディスク装填部に進出しているディスク着脱体を押動して作動体をイジェクト位置から装填位置に移動させるとともに、この作動体によってディスク着脱体をディスクから離反する退避位置に移動させ、また、イジェクト操作によって作動体を装填位置からイジェクト位置に移動させることにより、ディスク着脱体を退避位置から進出位置に移動させ、ディスク装填部に装填されているディスクをディスク着脱体で押し出してイジェクトさせることができ、したがって、スロットインタイプでディスク着脱用モータを必要としない簡単な構成により、ディスクをディスク装填部に対して着脱でき、しかも、ディスク装填部に装填した状態ではディスクの回転などに影響を与えないようにできる。また、ディスク着脱体に設けたディスク着脱体側係止部により、作動体をイジェクト位置で係止するとともに、ディスク着脱体がディスクで押動されることに伴って係止を解除して作動体のイジェクト位置から装填位置への移動を許容し、また、作動体に設けた作動体側係止部により、ディスク着脱体を退避位置で係止するとともに、イジェクト操作により作動体がイジェクト位置に移動されることに伴って係止を解除してディスク着脱体の退避位置から装填位置への移動を許容するため、簡単な構造で、ディスクの着脱動作を確実にできる。
【0133】
請求項4記載のディスクプレーヤによれば、請求項1ないし3いずれか記載のディスク着脱装置をプレーヤ本体に内蔵したため、スロットインタイプで小形化および軽量化を図れる。
【0134】
請求項5記載のディスクプレーヤによれば、請求項4記載のディスクプレーヤの効果に加えて、ターンテーブル、チャック支持体に支持されたチャック体を備え、作動体がイジェクト位置に移動することによりチャック支持体をチャック解除位置に移動させるとともに、装填位置に移動することによりチャック支持体をチャック位置に移動させるため、ディスク装填時にはターンテーブルとチャック体との間にディスクを装填してチャックできるとともに、イジェクト時にはチャックを解除してディスクをイジェクトできる。
【0135】
請求項6記載のディスクプレーヤによれば、請求項記載のディスクプレーヤの効果に加えて、ガイド体により、ディスク装填部に挿脱されるディスクをターンテーブルとチャック体との間に対してガイドでき、しかも、作動体が装填位置に移動することにより、ガイド体をディスクに対して離反移動させるため、ディスク装填部に装填した状態ではディスクの回転などに影響を与えないようにできる。
【0136】
請求項7記載のディスクプレーヤによれば、請求項記載のディスクプレーヤの効果に加えて、ターンテーブル上に突出する突出位置とターンテーブル上から後退する後退位置に移動可能とするディスク取外体を備え、作動体がイジェクト位置に移動することによりディスク取外体を突出位置に移動させるとともに、装填位置に移動することによりディスク取外体を後退位置に移動させるため、イジェクト時に、ターンテーブルに係合しているディスクをディスク取外体で外すことができ、イジェクト動作を確実にできる。
【0137】
請求項8記載のディスクプレーヤによれば、ベースに開閉可能に設けられたカバーに請求項1ないし3いずれか記載のディスク着脱装置を設けたため、スロットインタイプで小形化、特に薄形化を図れるとともに、軽量化を図れる。
【0138】
請求項9記載のディスクプレーヤによれば、請求項8記載のディスクプレーヤの効果に加えて、ベースへのカバーの閉鎖に伴ってディスク装填部に装填されたディスクをベースに配設されたターンテーブルに係合させることができるため、スロットインタイプでは通常必要となるディスクをターンテーブルに係合させるための落し込み空間の設定が必要なく、薄形化を図れる。
【0139】
請求項10記載のディスクプレーヤによれば、請求項8または9記載のディスクプレーヤの効果に加えて、カバーをベースに閉じることによってイジェクトレバーのカバー用係止部でカバーを閉鎖状態に係止でき、不用意にカバーが開くのを防止でき、しかも、イジェクトレバーをイジェクト操作することによって、カバーの係止を解除してカバー付勢手段によりカバーを自動的に開放するとともに、押動部により作動体を装填位置からイジェクト位置に移動させて、カバーの開放状態でディスクをディスク装填部から押し出すことができ、ディスクの取り出しを容易にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態を示すディスクプレーヤのカバーを外したディスク装填前状態の平面図である。
【図2】 同上ディスクプレーヤのカバーを外したディスク装填状態の平面図である。
【図3】 同上ディスクプレーヤのディスク着脱装置の右側面図を示し、(a)はディスク装填前状態の右側面図、(b)はディスク装填後状態の右側面図である。
【図4】 同上ディスクプレーヤのディスク着脱装置の左側面図を示し、(a)はディスク装填前状態の左側面図、(b)はディスク装填後状態の左側面図である。
【図5】 同上ターンテーブルおよびチャック体の断面図を示し、(a)はディスク装填前状態の断面図、(b)はでディスク装填状態の断面図である。
【図6】 同上ディスクプレーヤの斜視図である。
【図7】 本発明の第2の実施の形態を示すディスクプレーヤのカバー部分で切断したディスク装填前状態の平面図である。
【図8】 同上ディスクプレーヤのカバー部分で切断したディスク装填状態の平面図である。
【図9】 同上ディスクプレーヤのディスク装填前状態の右側面から視る断面図である。
【図10】 同上ディスクプレーヤのディスク装填状態の右側面から視る断面図である。
【図11】 同上ディスクプレーヤの前面から視る断面図である。
【図12】 同上ディスクプレーヤの背面から視る断面図である。
【図13】 本発明の第3の実施の形態を示すディスクプレーヤの断面図である。
【符号の説明】
1 プレーヤ本体
6 挿入口
11 ディスク装填部
12 ターンテーブル
13 チャック支持体
14 チャック体
52 ディスク着脱体
53 ディスク取外体
54 作動体
55 係止体
87 付勢手段としてのコイルスプリング
111 ガイド体
201 プレーヤ本体
202 ベース
203 カバー
209 カバー付勢手段としてのスプリング
212 挿入口
213 ディスク装填部
219 ターンテーブル
232 ディスク着脱体
233 作動体
238 ディスク着脱体付勢手段としてのばね
240 ディスク着脱体側係止部
245 作動体付勢手段としてのばね
246 作動体側係止部
251 イジェクトレバー
255 イジェクトレバー付勢手段としてのコイルスプリング
258 押動部
260 カバー用係止部
310 カバー付勢手段としてのスプリング
D ディスクとしてのコンパクトディスク

Claims (10)

  1. ディスクが挿入口を通じて挿脱可能に装填されるディスク装填部と、
    このディスク装填部の挿入口に対して反対側に配設され、ディスクを排出させる進出位置と装填されているディスクから離反する退避位置との間に移動可能に設けられ、挿脱されるディスク外周縁部に当接するディスク着脱体と、
    ディスクを排出するためにディスク着脱体を退避位置から進出位置へ向かって移動させるディスク着脱体の付勢手段と、
    ディスクを排出させるイジェクト位置とディスクが装填されているときの装填位置との間に移動可能に設けられ、ディスクが装填されているときの装填位置ではディスク着脱体との係合によってディスク着脱体をディスクの外周縁部に当接しない退避位置へ移動させ、ディスクを排出する際にはイジェクト操作によるイジェクト位置への移動によってディスク着脱体との係合を解除してディスク着脱体を進出位置へ復帰させる作動体と
    この作動体をイジェクト位置から装填位置へ向かって移動させる作動体の付勢手段と
    を具備し
    イジェクト操作によりイジェクト位置へ移動した作動体をディスク着脱体の進出位置への復帰動作で保持し、挿入されるディスクによってディスク着脱体を進出位置から移動させる挿入操作により作動体の保持を解除して作動体を装填位置へ復帰させる
    ことを特徴とするディスク着脱装置。
  2. ディスクが挿入口を通じて挿脱可能に装填されるディスク装填部と、
    このディスク装填部の挿入口に対して反対側に配設され、ディスク装填部内に進出してディスクの周縁部に係合可能な進出位置とディスク装填部内から退避してディスクの周縁部から離反する退避位置とに移動可能に設けられたディスク着脱体と、
    このディスク着脱体を進出させてイジェクト位置とするとともに退避させて装填位置とし、ディスク着脱体がディスクで押動されることによってイジェクト位置から装填位置に移動されるとともに、イジェクト操作によって装填位置からイジェクト位置に移動される作動体と、
    作動体を装填位置に付勢する作動体付勢手段と、
    前記作動体をイジェクト位置で係止するとともに、ディスク着脱体がディスクで押動されることに伴って係止を解除して作動体のイジェクト位置から装填位置への移動を許容する係止体と
    を具備していることを特徴とするディスク着脱装置。
  3. ディスクが挿入口を通じて挿脱可能に装填されるディスク装填部と、
    このディスク装填部の挿入口に対して反対側に配設され、ディスク装填部内に進出してディスクの周縁部に係合可能な進出位置とディスク装填部内から退避してディスクの周縁部から離反する退避位置とに移動可能に設けられたディスク着脱体と、
    このディスク着脱体を進出させてイジェクト位置とするとともに退避させて装填位置とし、ディスク着脱体がディスクで押動されることによってイジェクト位置から装填位置に移動されるとともに、イジェクト操作によって装填位置からイジェクト位置に移動される作動体と、
    ディスク着脱体を進出位置に付勢するディスク着脱体付勢手段と、
    作動体を装填位置に付勢する作動体付勢手段と、
    前記ディスク着脱体に設けられ、前記作動体をイジェクト位置で係止するとともに、ディスク着脱体がディスクで押動されることに伴って係止を解除して作動体のイジェクト位置から装填位置への移動を許容するディスク着脱体側係止部と、
    前記作動体に設けられ、前記ディスク着脱体を退避位置で係止するとともに、イジェクト操作により作動体がイジェクト位置に移動されることに伴って係止を解除してディスク着脱体の退避位置から装填位置への移動を許容する作動体側係止部と
    を具備していることを特徴とするディスク着脱装置。
  4. 請求項1ないし3いずれか記載のディスク着脱装置と、
    このディスク着脱装置を内蔵したプレーヤ本体と
    を具備していることを特徴とするディスクプレーヤ。
  5. ディスク装填部の中央部に配設されたターンテーブルと、
    このターンテーブルとの間にディスクをチャックするチャック体と、
    このチャック体を支持してディスクをチャックするチャック位置とチャックを解除するチャック解除位置に移動可能に設けられるチャック支持体と
    を具備し、
    作動体はイジェクト位置への移動によりチャック支持体をチャック解除位置に移動させるとともに装填位置への移動によりチャック支持体をチャック位置に移動させる
    ことを特徴とする請求項4記載のディスクプレーヤ。
  6. ディスク装填部の中央部に配設されたターンテーブルと、
    ディスク装填部に挿脱されるディスクの周縁部に当接してこのディスクをターンテーブルの上方へガイドするガイド体と、
    ターンテーブルにディスクを押圧するチャック体と
    を具備し、
    作動体は装填位置への移動によりガイド体をディスクに対して離反移動させる
    ことを特徴とする請求項記載のディスクプレーヤ。
  7. ディスク装填部の中央部に配設されたターンテーブルと、
    ターンテーブルにディスクを押圧するチャック体と、
    ターンテーブルの近傍に配設され、ターンテーブル上に突出する突出位置とターンテーブル上から後退する後退位置に移動可能に設けられたディスク取外体
    を具備し、
    作動体はイジェクト位置への移動によりディスク取外体を突出位置に移動させるとともに装填位置への移動によりディスク取外体を後退位置に移動させる
    ことを特徴とする請求項記載のディスクプレーヤ。
  8. ベースと、
    このベースに開閉可能に設けられ、請求項1ないし3いずれか記載のディスク着脱装置が設けられたカバーと
    を具備していることを特徴とするディスクプレーヤ。
  9. ベースには、このベースへのカバーの閉鎖に伴ってディスク装填部に装填されたディスクが係合するターンテーブルが配設されている
    ことを特徴とする請求項8記載のディスクプレーヤ。
  10. カバーをベースに対して開放方向に付勢するカバー付勢手段と、
    イジェクト操作前位置とイジェクト操作後位置とに移動可能に設けられ、イジェクト操作後位置への移動によって作動体を装填位置からイジェクト位置に移動させる押動部を有し、かつ、イジェクト操作前位置への移動によって前記カバーをベースに閉鎖状態で係止するとともにイジェクト操作後位置への移動によって係止を解除するカバー用係止部を有するイジェクトレバーと、
    このイジェクトレバーを操作前位置に付勢するイジェクトレバー付勢手段と
    を具備していることを特徴とする請求項8または9記載のディスクプレーヤ。
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