JP3731912B2 - シート体の装着方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、例えば、瓶、缶、PETボトル等に巻装装着されるラベル等のシート体の装着方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、瓶、缶、PETボトル等の筒状の容器の胴部に巻装されるラベル等のシート体を装着する方法としては、フィルムシート等からなるラベルの前端部及び後端部に接着剤を塗布して、該ラベル裏面を外側になるように回転ドラムに吸着させ、該回転ドラムと装着する容器等の被装着体を接触させて、該容器等にラベルを巻き付けて、両端部を重合させ接着するラベル装着方法が知られている。
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
このような方法で、ラベルを装着させる場合に、先ずシート体の前端部を接着剤等で被装着体に固定してから容器に巻付けを行うとシート体がずれることなく正確に巻付けできるという利点があるが、従来シート体の前端部に塗布する接着剤としては、樹脂等からなる固形成分を有する粘着性の接着剤が使用されていたが、このような接着剤を使用した場合には、塗布量の調節が困難でラベルの他の部分や回転ドラム等に誤って接着剤が付着するという問題が生じていた。
【0004】
そこで、図8に示すようにシート体20の所定位置に感熱性接着剤21を予め塗布しておき装着時に加熱装置22等によって加熱することによって感熱性接着剤21を活性化させて装着する方法が考えられるが、この場合には上記のような問題は解決できるものの、感熱性接着剤21を加熱するための加熱装置22がシート体20の装着装置に必要となり、該装着装置が大がかりになるという欠点が生じていた。
【0005】
また、このような感熱性接着剤21を熱収縮フィルムに塗布した場合には、感熱性接着剤21の活性化の時にフィルムが収縮してしまうという問題もあった。
【0006】
本発明は、このような問題点を解決するためになされたもので、溶剤を塗布することにより接着性を生じる接着剤を予めシート体に塗布しておき、該接着剤の活性化に有機溶剤等の溶剤を使用することによって装置がコンパクト且つ経済的な装着方法を提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、このような課題を解決するために、シート体の装着方法としてなされたもので、シート体装着方法としての特徴は、シート体15の前端部15a を接着剤16を介して被装着体12に接着し、該シート体15を被装着体12に巻き付けて後端部15b を前記前端部15a に重合して接着することにより、被装着体12にシート体15を装着するシート体の装着方法において、少なくとも前端部15a に溶剤を塗布することで活性化して接着性を生ずる接着剤16が予め塗布されて接着剤塗布部分の形成され、溶剤によって溶着可能なシート体15の前記接着剤塗布部分及び後端部15b のそれぞれに、溶剤を塗布して接着剤16に接着性を生じさせ、前記シート体15の前端部15a を被装着体12に接着した後に、シート体15を被装着体12に巻き付けて、該シート体15の溶剤が塗布された後端部15b を前端部15a に重合して両端部15a,15b を接着することにある。
【0008】
また、別の手段として、前記溶剤によって接着性を生ずる接着剤16が結晶性可塑剤を含有する接着剤であることも可能である。
【0009】
さらに、前記溶剤によって接着性を生ずる接着剤16が、固化した後には被装着体12に対する接着性を失う性質を有する接着剤であることも可能である。
【0012】
【作用】
すなわち、本発明のシート体の装着方法において、接着剤を溶剤によって活性化させるため、活性化のための加熱装置が不要であり、装置全体を簡易な構造にすることができる。
【0013】
また、シート体15には回転ドラム2において固形成分を有する接着剤を塗布する必要がないため、ドラムや他の装置の部分や後続のシート体に不用意に接着剤を塗布するおそれがない。
【0014】
さらに、シート体15の前端部15a に固化した後には被装着体12に対する接着性を失う接着剤を塗布した場合には、シート体15を被装着体12に巻装装着した後には、シート体15の内面と被装着体12の間は接着されていないため、シート体15を被装着体12から容易に離脱することができ、さらに被装着体12に接着剤が残存することもない。
【0015】
また、溶剤の塗布手段がスプレー式のノズルである場合には、簡易な構造の塗布手段にでき、且つシート体や装着装置の他の部分に溶剤を不用意に付着させることなく確実に塗布することができ、また、仮に付着したとしても、溶剤は短時間で乾燥するためシート体の装着作業に支障をきたすことない。
【0016】
さらに、溶剤ノズル3の位置及び溶剤の塗布量、塗布時間等を調整するだけで、どのような長さ、形状のラベル等のシート体15にも対応することができ、回転ドラム2 等他の装置は特殊な形状にする必要がない。
【0017】
【実施例】
以下、本発明の実施例について図面に従って説明する。
【0018】
図1において、1はシート体であるラベル15を被装着体である容器12に装着するラベル装着装置で、ラベル移送装置5によって移送された矩形状のラベル15を容器供給装置11によって順次移送されてくる筒状の容器12に巻装し、その後熱収縮装置17によって加熱処理を施し熱収縮させてラベル15を容器12に密着装着させるものである。
【0019】
ラベル移送装置5は、ロール状に巻き取られたシート10を回転によって移送するローラー6と、該シート10を切断してラベル15として形成するカッター7と、該切断されたラベル15を回転ドラム2に供給するための供給ローラー8とからなり、カッター7には供給ローラー8に対向するようにカッター刃7aが設けられている。
【0020】
シート10は、ポリエステル、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン等の溶剤により溶着が可能な一軸延伸フィルムからなる熱収縮性を有するフィルムからなり、裏面に印刷層20が設けられている。
【0021】
16は、シート10の所定位置に塗布された溶剤によって接着性を生じる接着剤で、該接着剤としては例えば、熱可塑性樹脂と結晶性可塑剤と粘着付与剤からなる水分散型の接着剤を塗布して形成されてなる。
【0022】
熱可塑性樹脂としては例えばエチレン酢酸ビニル共重合体、アクリル酸エステル共重合体、塩化ビニル- 塩化ビニリデン共重合体、エチレン- エチルアクリレート共重合体、スチレン- ブタジエン共重合体等を主成分とするものが挙げられる。
【0023】
結晶性可塑剤としては例えば、フタル酸ジフェニル、フタル酸ジヘキシル、フタル酸ジシクロヘキシル、イソフタル酸ジメチル、二安息香酸エチレングリコール、三安息香酸グリセリド、四安息酸ペンタエリトット、クエン酸トリシクロヘキシル等が挙げられる。
【0024】
また、粘着付与剤としては例えば、石油樹脂(脂肪族系、芳香族系)、テルペン樹脂、ロジン及びその誘導体(水添加、エステル化物)等が挙げられる。
【0025】
2はラベル15を表面に保持する回転ドラムで、該回転ドラム2の表面には前記ラベル移送装置5によって移送されるラベル15の一面側を真空吸引によって吸着保持するための吸引孔が穿設されている(図示省略)。
【0026】
3はラベル15の前端部15a 及び後端部15b の二箇所に溶剤を吹き付け可能に設けられたエアレススプレー方式の溶剤ノズルで、該溶剤ノズル3は図2に示すように、ノズル本体21内に設けられたニードルバルブ22がノズル本体21に形成された噴出開口23を解除自在に閉塞すべく移動自在に設けられたもので、ニードルバルブ22はスプリング24により噴出開口23を閉塞する方向(前方)に付勢されていると共に、ノズル本体21の後端に設けられた電磁石26を励磁させ、ニードルバルブ22の被吸着部25を吸着し、噴出開口23を開放すべくニードルバルブ22をスプリング24に抗して後退可能に形成されている。
【0027】
ノズル本体21と溶剤が充填された溶剤タンク9 とはホース28を介して接続され、溶剤タンク9 内の溶剤は溶剤タンク9に圧送されるエアーによりノズル口部4から噴出可能に形成されている。
【0028】
溶剤としてはアセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、酢酸エチル、酢酸メチル、トルエン、テトラヒドロフラン、塩化メチレン等からなる有機溶剤のなかからラベル15を構成するフィルムの材質に合わせて適宜使用される。
【0029】
11は容器12を回転ドラム2に一定間隔で供給するための容器供給装置で、該容器供給装置11は、容器12を移送するベルトコンベア13と、該ベルトコンベア13によって移送された多数の容器12を一個ずつ回転ドラム2付近に供給するためのスクリュー軸14と回転ドラム2の表面に容器12を供給すべく回転可能に設けられたスターホイール29からなる。
該スターホイール29には容器12を一つずつ保持できる保持部29a が形成されている。
【0030】
加熱装置17はラベル15が巻装された容器12を加熱して、ラベル15を収縮させるヒーター18が内部に具備されている。
【0031】
次に上記のような構成からなるラベル装着装置1を使用して容器12にラベル15を装着する方法について説明する。
【0032】
まず、所定位置に前記接着剤16が塗布されたシート10がローラー6によって吸引され、前記カッター刃7aによって切断され図3(イ)(ロ)に示すようなラベル15が形成される。
このラベル15は、フィルムからなる基材19の一面側に印刷層20が形成され、且つ該印刷層20の上面で且つラベル15の移送方向Aに対して前端部15a に接着剤16が塗布されている。
【0033】
次に、該ラベル15を接着剤16が外面になるようにA方向に回転する回転ドラム2の外周面に吸着保持させる。
【0034】
回転ドラム2に吸着されたラベルの前端部15a が図4(イ)に示すように、溶剤ノズル3の位置まで転動されると、前記ニードルバルブ22が電磁石26によって後端部に吸着され、噴出開口23が開放され、溶剤タンク9内の溶剤が噴出開口23からノズル口部4へ供給されてラベル15の前端部15a に溶剤を噴射し、該前端部15a に塗布された接着剤16を活性化させる。
【0035】
溶剤は、溶剤タンク9から常に適量を溶剤ノズル4まで供給されるため、該溶剤ノズル3からラベル15の前端部15a にのみ確実に塗布することができる。
【0036】
次に、ラベル15の後端部15b が図4(ロ)に示すように、回転ドラム2によって、溶剤ノズル3の位置まで移動される。
そして該溶剤ノズル3によって前記ラベル15の前端部15a の場合と同様に溶剤を吹きつける。
【0037】
この溶剤ノズル3として前述したようなエアレススプレー方式の溶剤ノズル3を使用したため、噴出開口及び噴出閉塞が前述のように簡易且つ確実に行え、ラベル15の前端部15a と後端部15b の必要部分に略限定して溶剤を噴射することができる。
【0038】
一方、筒状の容器12は、容器供給装置11のベルトコンベア13によって移送されてきて、スクリュー軸14によって一個ずつ回転ドラム2付近まで供給される。
【0039】
そして、前端部15a に塗布された接着剤16が活性化されたラベル15が、容器12が供給された回転ドラム2の位置まで転動された時に、スターホイール29の保持部29a 内に容器12が保持され、該スターホイール29の回転によって回転ドラム2の表面に容器12が当接され、回転ドラム2の回転を利用して容器12もB方向に回転させる。
【0040】
この時、ラベルの前端部15a には活性化された接着剤16が塗布されているため、図5(イ)に示すように該接着剤16の粘着力によってラベルの前端部15a が容器12の外周面に固定される。
さらに、回転ドラム2の回転及び容器12の回転によってラベル15が容器12に巻き付けられ、後端部15b が容器12に接着されたラベル15の前端部15a に重合され、溶剤によって両端部15a,15b が接着される(図5(ロ)参照)。
【0041】
このようにして、ラベル15が巻装された容器12は直ちにベルトコンベアー13によって熱収縮装置17内へ移送され加熱処理を施す。
ラベル15は熱収縮性を有するフィルムからなるため、加熱処理によって収縮し、例えば曲面を有する容器12にラベル15が巻装されて容器12とラベル15の間に隙間が生じる場合でも加熱後にはラベル15の収縮によって容器に密着状態に装着される。
【0042】
また、ラベル15の重合部分は溶剤によって接着されているため、接着後直ちに加熱装置17へ移送して加熱処理を行うことができる。
【0043】
尚、上記実施例ではラベル15の前端部15a 及び後端部15b に溶剤を塗布する溶剤塗布手段として1本の溶剤ノズル4でラベル15の両端部15a,15b に同じ種類の溶剤を塗布したが、例えば、溶剤塗布手段としては溶剤ノズルを2本設けてもよく、溶剤塗布手段の数は上記実施例に限定されるものではない。
このように2 本の溶剤ノズルを設けた場合には、例えば前端部15a の接着剤と後端部15b が別の種類の溶剤によって活性化されて接着性を生じる場合に、それぞれのノズルから別の溶剤を噴射してラベル15の前端部15a と後端部15b に別の種類の溶剤を塗布することができる。
【0044】
また、上記実施例ではラベル15に熱収縮フィルムを使用してラベル15を容器12に巻装装着後に加熱してラベル15を熱収縮させたが、熱収縮させることは条件ではない。
【0045】
さらに、上記実施例ではラベル15の後端部15b には溶剤のみを塗布して溶剤によってラベル15の重合部分を接着したが、図6(イ)に示すように、ラベル15の後端部15b にも溶剤によって接着性を生じる接着剤を塗布しておき、溶剤によって接着性を生じさせてラベル15の重合部分を接着してもよく、ラベル15の重合部分の接着手段は上記実施例には限定されない。
【0046】
また、ラベル15の後端部15b に接着剤を塗布する場合において、図6(ロ)に示すように、接着剤が塗布されていない部分が形成されるように、矩形状の接着剤16が塗布された塗布部分16a と、フィルム部分が露出している接着剤16が塗布されていない非塗布部分16b を交互に設け、該後端部15b の塗布部分16a と非塗布部分16b の両方に溶剤を塗布してラベル15の両端部15a,15b を接着してもよい。
このように、ラベル15の後端部15b に接着剤の塗布部分16a と非塗布部分16b を形成した場合には、接着剤によって接着される部分と溶剤のみで接着される部分と両方できることになる。
【0047】
従って、接着剤のみで接着した場合のように、ラベル15の重合部分に接着剤層が形成され、加熱時等に該部分から剥離し易くなったりすることがなく、一方では溶剤のみで接着した場合と異なり接着剤が塗布された部分には粘着性があるため、ずれやすい等の欠点もカバーできるという効果が得られる。
【0048】
またこの時、長尺状のシート10に図6(ハ)のように接着剤16を塗布して、非塗布部分16b を僅かに前端部15a 側に残すようにシート10を切断位置Xにおいてカットしてラベル15を形成してもよい。
【0049】
さらに、上記実施例ではシート10を切断してラベル15を形成してから接着剤16及び溶剤を塗布したが、例えば長尺状のシート10の所定位置に接着剤16及び溶剤を塗布してから切断してラベル15を形成してもよい。
この場合、図7(イ)に示すように、長尺状のシート10の所定間隔をあけて接着剤16を塗布し、次に接着剤16を塗布した接着剤塗布部分16a と、接着剤塗布部分16a の前方に溶剤4aを塗布する。
そして、該接着剤塗布部分16a の直前の位置Y1 でシート10を切断すると、ラベル15の前端部15a が切断され、次に後続の接着剤塗布部分16a 及び接着剤塗布部分16a の前方にも同様に溶剤4aを塗布して、該接着剤塗布部分16a の直前の位置Y2 で切断すると、図7(ロ)に示すように前端部15a が接着剤16と該接着剤16の上に溶剤4aが塗布され、後端部16b には溶剤4aのみが塗布されたラベル15が順次形成される。
【0050】
この場合に、先の接着剤塗布部分16a の直前の位置Y1 を切断する前に後続の接着剤塗布部分16a 及びその前方に先に溶剤4aを塗布してからY1 とY2 を続いて切断してもよい。
また、Y2 を切断して後端部15b を形成する前に、前端部15a を容器等の被装着体12に接着し、巻き付ける際にY2 を切断してラベル15を形成してもよい。
【0051】
さらに上記実施例では結晶性可塑剤を含んだ接着剤16を使用したが、接着剤はこれに限定されるものではなく、このような結晶性可塑剤を含んでいない接着剤の場合には水分散型でなくても良い。
但し、結晶性可塑剤を含んだ接着剤は活性化されたときの粘着性の持続時間が長いため好ましいという利点がある。
【0052】
また、溶剤ノズル4の形状や、溶剤タンク9から溶剤ノズル3へ溶剤を供給する機構等についても上記実施例に限定されるものではない。
【0053】
さらに、上記実施例では容器12を回転ドラム2に供給する手段として、スクリュー軸14及びスターホイール29を使用したが、この供給手段としてはこれに限定されるものではない。
【0054】
また、ラベル15を装着する容器12も、上記実施例では筒状の容器12を使用したが、容器の形状はこれに限定されず、例えば角形等の容器でもよい。
【0055】
さらに、ラベル15の形状も上記実施例のようなフィルムの一面側に印刷層20が設けられることには限定されない。
また、前記合成樹脂の他、紙やアルミ箔、又は耐溶剤性を有するポリエチレン、ポリプロピレン等の基材に溶剤によって溶解する合成樹脂をラミネートやコーティングしたものでもよい。
要は、溶剤によってラベル15の両端部15a,15b を接着するために、溶剤によって接着される部分は溶剤によって溶解する性質の合成樹脂であることが必要である。
【0056】
また、ラベル15の前端部15a に塗布する接着剤16が、固化した後には被装着体である容器12に対して接着性を失う性質を有する接着剤である場合には、ラベル15を装着する時には、溶剤によって活性化された接着剤16によって容器12にラベ15の前端部15a が固定されてラベル15の巻装作業が容易に行えて、さらに巻装装着作業が終わった後に溶剤が乾燥し接着剤16が固化した後には容器12とラベル15間は接着されていない状態にラベル15は装着されているため、容器12の使用後にラベル15を除去することが容易にできる。
【0057】
また、上記実施例では、ラベル15を容器12に装着する場合について説明したが、ラベル以外のシート体を容器や又は容器以外の被装着体に巻装装着してもよく、シート体、被装着体は上記実施例に限定されるものではない。
【0058】
【発明の効果】
叙上のように、本発明はラベル等のシート体の前端部に塗布された合成樹脂製の接着剤を溶剤によって活性化するため、従来のような感熱性接着剤の活性化のための加熱装置が不要であり、装置全体をコンパクトに成形する事が可能となり、また加熱装置のために加熱することが不要であるため、経済的な装置を提供することができる。
【0059】
さらに、シート体前端部には予め接着剤を塗布しておくため、シート体の装着時にドラム上では接着剤を直接シート体に塗布する必要がなく、また、溶剤の塗布をノズルによって吹きつけて塗布した場合には、常に適量の溶剤を塗布することができ、液ダレ等が防止できる。
従って、不用意にシート体の他の部分や後続のシート体及びドラム面等に接着剤や溶剤が付着することがなく、ラベル等のシート体の外観を損なうことがなく、シート体の装着作業をスムーズに行うことができる。
【0060】
また、シート体の前端部に固化した後には被装着体に対する接着性がなくなる性質の接着剤を塗布した場合には、シート体の装着後には、シート体と被装着体の間は接着されていないため、例えば被装着体が瓶や容器であった場合には使用後等にシート体を容易に離脱して再利用することができ、また被装着体には接着剤等が残存せず再利用が一層容易にできるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例にかかるラベル装着装置を示す全体平面図。
【図2】 本発明の一実施例にかかる溶剤ノズルを示す概略断面図。
【図3】 (イ)は本発明の一実施例にかかるラベルを示す裏面図、(ロ)は(イ)のX−X線断面図。
【図4】(イ)はラベルの前端部に溶剤を噴射している状態を示す平面図、(ロ)はラベルの後端部に溶剤を噴射している状態を示す平面図。
【図5】(イ)はラベルを容器に装着している状態を示す概略平面図、(ロ)はラベルを装着した状態を示す概略平面図。
【図6】(イ)は他実施例のラベルを示す裏面図、(ロ)は他実施例のラベルを示す裏面図、(ハ)は他実施例のシートに接着剤を塗布した状態を示す裏面図。
【図7】(イ)は他実施例のシートを示す断面図、(ロ)は(イ)のシートを切断してシート体を形成した状態を示す断面図。
【図8】従来のラベル装着装置を示す一部平面図。
【符号の説明】
1 装置本体
2 回転ドラム
3 溶剤ノズル
4 ノズル口部
5 ラベル移送装置
7 カッター
10 シート
11 容器供給装置
12 容器
14 スクリュー軸
15 ラベル
15a 一端部
15b 他端部
16 接着剤

Claims (5)

  1. シート体(15)の前端部(15a) を接着剤(16)を介して被装着体(12)に接着し、該シート体(15)を被装着体(12)に巻き付けて後端部(15b) を前記前端部(15a) に重合して接着することにより、被装着体(12)にシート体(15)を装着するシート体の装着方法において、少なくとも前端部(15a) に溶剤を塗布することで活性化して接着性を生ずる接着剤(16)が予め塗布されて接着剤塗布部分の形成され、溶剤によって溶着可能なシート体(15)の前記接着剤塗布部分及び後端部(15b) のそれぞれに、溶剤を塗布して接着剤(16)に接着性を生じさせ、前記シート体(15)の前端部(15a) を被装着体(12)に接着した後に、シート体(15)を被装着体(12)に巻き付けて、該シート体(15)の溶剤が塗布された後端部(15b) を前端部(15a) に重合して両端部(15a),(15b) を接着することを特徴とするシート体の装着方法。
  2. 長尺状のシート(10)を所定長さに切断することにより形成されるシート体(15)を被装着体(12)に装着するシート体の装着方法において、シート体(15)の前端部(15a)に相当する部分に溶剤を塗布することで活性化して接着性を生ずる接着剤(16)が予め塗布されて接着剤塗布部分の形成された溶剤によって溶着可能なシート(10)に対し、該シート(10)の前記接着剤塗布部分と被装着体(12)に巻き付けられるシート体(15)の後端部(15b) に相当する部分に溶剤を塗布した後であり、且つシート(10)の前端部(15a) に相当する部分を接着剤(16)を介して被装着体(12)に接着する以前又は接着後にシート(10)を切断し、被装着体 (12) に接着して固定した前端部 (15a) に、シート体(15)の後端部(15b) を重合して該両端部(15a),(15b) を溶剤によって接着することを特徴とするシート体の装着方法。
  3. 前記シート体(15)の後端部(15b) に溶剤によって接着性を生ずる接着剤(16)が予め塗布されている請求項1又は請求項2に記載のシート体の装着方法。
  4. 前記溶剤によって接着性を生ずる接着剤(16)が結晶性可塑剤を含有する接着剤である請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のシート体の装着方法。
  5. 前記溶剤によって接着性を生ずる接着剤(16)が、固化した後には被装着体(12)に対する接着性を失う性質を有する接着剤である請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のシート体の装着方法。
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