JP3731272B2 - 積層型インダクタ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、セラミックの内部にコイル状の内部導体を備える積層型インダクタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種の積層型インダクタは、例えば図3に示すように構成されている。積層型インダクタ1は、フェライト等のセラミック積層体2の内部にコイル状内部導体3と、セラミック積層体2の端部に一対の外部電極4、5を備えている。
【0003】
セラミック積層体2は、それぞれの表面にコイル状内部導体のパターン3a、3b、3cを印刷等で形成したフェライト等のセラミックグリーンシートそれぞれを積層し、さらにその上下面にコイル状内部導体3の端部になる内部導体のパターン3d、3eを印刷等で形成したセラミックグリーンシートそれぞれを積層し、焼結したものである。内部導体のパターン3d、内部導体のパターン3a、3b、3c及び内部導体のパターン3eの端部が順にバイアホール等によって導通されて一つのコイル状内部導体3を構成する。
【0004】
外部電極4、5は、セラミック積層体2の積層方向Xに略平行なセラミック積層体2の両端部に形成されるとともに、コイル状内部導体3の両端部になる内部導体のパターン3d、3eに導通される。
【0005】
かかる構成の積層型インダクタ1はその内部導体のパターン3a、3b、3cが略同じ形状に形成され、且つ外部電極4(又は外部電極5)から略同じ距離に形成される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
近年、積層型インダクタにおいて、インダクタとしての共振周波数の向上、あるいは高周波領域でのインピーダンス特性の向上が望まれている。つまり、積層型インダクタの浮遊容量を低減させることが必要になっている。
【0007】
積層型インダクタ1の浮遊容量を低減する一般的な方法としては、外部電極4、5からコイル状内部導体3までの距離を遠くする、つまり、積層型インダクタ1の外形サイズを一定とすると、コイル状内部導体3のコイル径を小さくすることによって、外部電極4、5とコイル状内部導体3との間の浮遊容量を低減させる。しかしながら、この方法ではコイル状内部導体3のコイル径が小さくなるためインダクタンスが小さくなるという問題点がある。
【0008】
そこで、発明者らは、積層インダクタ1の浮遊容量について、内部導体のパターン間に発生する浮遊容量を第1の浮遊容量とし、内部導体のパターンと外部導体との間に発生する浮遊容量を第2の浮遊容量として、それらをさらに詳細に考察した。つまり、積層型インダクタ1における、コイル状内部導体3の一方の端部になる内部導体のパターン3dと内部導体のパターン3aとの間に発生する第1の浮遊容量をCS1とし、同様に内部導体のパターン3aと内部導体のパターン3bとの間、内部導体のパターン3bと内部導体のパターン3cとの間に発生する第1の浮遊容量をそれぞれCS2、CS3とした。さらに、一方の外部電極4側において、外部電極4と内部導体のパターン3aとの間に発生する第2の浮遊容量をCP1とし、同様に外部電極4と内部導体のパターン3bとの間、外部電極4と内部導体のパターン3cとの間に発生する第2の浮遊容量をそれぞれCP2、CP3とした。この様にすると、積層型インダクタ1における外部電極4側の浮遊容量Cの等価回路は、図4に示すように現すことができ、並列回路と直列回路を順に組合わせた構成になる。なお、他方の外部電極5側においても外部電極4側と同様であるため、ここでは外部電極4側だけについて説明し、外部電極5側についての説明は省略する。
【0009】
次に第1の浮遊容量CS1、CS2、CS3及び第2の浮遊容量CP1、CP2、CP3の大きさを検討すると、積層型インダクタ1の内部に形成された内部導体のパターン3a、3b、3cそれぞれは同じ形状、積層方向に対して同じ位置、そして等間隔に形成されているため、外部電極4からの距離が同じになる。したがって、外部電極4と内部導体のパターン3a、3b、3cとの間で発生する第2の浮遊容量CP1、CP2、CP3はそれぞれ同じになる。
【0010】
しかしながら、図4に示した等価回路から理解できるように、積層型インダクタ1の浮遊容量Cの大きさは、第2の浮遊容量CP3が最も大きく影響し、次に第2の浮遊容量CP2、CP1が順にその影響が小さくなる。つまり、一方の外部電極4側において、外部電極4に接続されたコイル状内部導体3の一方の端部になる内部導体のパターン3dに近い内部導体のパターンが外部電極4との距離に影響を受けにくく、他方の端部になる内部導体のパターン3eに遠い内部導体のパターンが外部電極4との距離に影響を受けやすいという問題点を見出だした。
【0011】
本発明の目的は、上述の問題点を解消すべくなされたもので、所定の大きさの積層型インダクタにおいてインダクタンスの低下が小さく、且つ、外部電極とコイル状内部導体との間に発生する浮遊容量が小さい積層型インダクタを提供することにある。
【00012】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明による積層型インダクタは、セラミック積層体と、このセラミック積層体の内部に層状に形成された内部導体のパターンが順次導通されて構成されたコイル状内部導体と、前記セラミック積層体の端部に形成され、前記コイル状内部導体の端部に電気的に接続された一対の外部電極とを備えており、前記内部導体のパターンのうち、前記一方の外部電極との電位差大きい内部導体のパターンとこの一方の外部電極との間に発生する浮遊容量が、前記一方の外部電極との電位差小さい他の内部導体のパターンとこの一方の外部電極との間に発生する浮遊容量と比較して、小さい
また、前記内部導体のパターンのうち、セラミック層を介して隣り合ういずれか一対の内部導体のパターンのそれぞれと前記一方の外部電極との間に発生するそれぞれの浮遊容量に差がある
【0013】
具体例としては、セラミック積層体と、このセラミック積層体の内部に層状に形成された内部導体のパターンが順次導通されて構成されたコイル状内部導体と、前記セラミック積層体の端部に形成され、前記コイル状内部導体の端部に電気的に接続された外部電極とを備えており、前記内部導体のパターンうち外部電極に接続された端部に近い内部導体のパターンが、他の内部導体のパターンよりもこの外部電極寄りに形成されている。
【0014】
又は、セラミック積層体と、このセラミック積層体の内部に層状に形成された内部導体のパターンが順次導通されて構成されたコイル状内部導体と、前記セラミック積層体の端部に形成され、前記コイル状内部導体の端部に電気的に接続された外部電極とを備えており、前記コイル状内部導体の巻軸の中心軸線が前記セラミック積層体の積層方向に対して斜め方向であり、且つ前記内部導体のパターンが一方の外部電極から他方の外部電極に向かって次第に近付くように形成されており、前記コイル状内部導体の端部は近付いた外部電極と電気的に接続されている。
【0015】
さらに、前記セラミック積層体の内部に形成された前記内部導体のパターンは、このセラミックの積層面に形成されている。また、前記セラミック積層体の端部に形成され、前記コイル状内部導体の端部に電気的に接続された外部電極は、前記セラミック積層体の積層方向に対して略平行な端部に形成されている。
【0016】
これにより、本発明による積層型インダクタではインダクタンスの低下が小さく、且つ外部電極とコイル状内部導体との間に発生する浮遊容量を小さくすることができるものである。
【0017】
【発明の実施の形態】
本発明による一つの実施の形態について、図1にもとづいて詳細に説明する。但し、前述の従来例と同様の、外部電極4、5並びに第1の浮遊容量CS1〜CS3及び第2の浮遊容量CP1〜CP3については同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。
【0018】
積層型インダクタ11は、フェライト等のセラミック積層体12の内部にコイル状内部導体13と、セラミック積層体12の端部に外部電極4、5を備えている。
【0019】
セラミック積層体12は、それぞれの表面にコイル状内部導体のパターン13a、13b、13cを印刷等で形成したフェライト等のセラミックグリーンシートそれぞれを積層し、さらにその上下面にコイル状内部導体13の端部になる内部導体のパターン13d、13eを印刷等で形成したセラミックグリーンシートそれぞれを積層し、焼結したものである。内部導体のパターン13d、内部導体のパターン13a、13b、13c及び内部導体のパターン13eの端部が順にバイアホール等によって導通されて一つのコイル状内部導体13を構成する。したがって、コイル状内部導体13は、セラミック積層体12の積層面に沿って形成される。
【0020】
なお、セラミック積層体12の上下面には必要に応じて表面に内部導体のパターンが形成されていないダミーのセラミックグリーンシートが所定枚数積層される。
外部電極4、5は、セラミック積層体12の積層方向Xに略平行なセラミック積層体12の両端部に形成されるとともに、コイル状内部導体13の両端部になる内部導体のパターン13d、13eに導通される。
【0021】
コイル状内部導体13のパターンのうち外部電極4に接続された一方の端部になる内部導体のパターン13dに近い内部導体のパターン13a、13bが、積層面において外部電極4方向にずれて配置され、他の内部導体のパターン13cよりも外部電極4寄りに形成される。したがって、コイル状内部導体13のパターンのうち、外部電極4から電位差の大きい内部導体のパターン13cが、外部電極4から電位差の小さいその他の内部導体のパターン13a、13bと比較して、一方の外部電極4が形成されているセラミック積層体12の端部との距離が長い。
【0022】
かかる構成の積層型インダクタ11の外部電極4側における浮遊容量Cの等価回路は、従来例と同様に、図4に示すようになる。しかし、コイル状内部導体13のうち一方の端部になる内部導体のパターン13dに導通された外部電極4からの電位差が大きいほうの内部導体のパターン13cが、外部電極4から離れているため、第2の浮遊容量CP1、CP2より第2の浮遊容量CP3のほうが小さくなり、従来の積層型インダクタ1に比べて積層型インダクタ11の浮遊容量Cが小さくなる。しかも、積層型インダクタ11は内部導体のパターンの形状を変えることなく積層面方向にずらしてあるため、コイル状内部導体13のコイル径が小さくならない。したがって、積層型インダクタ11は従来例の積層型インダクタ1に比べてインダクタンスの低下が小さい。
【0023】
なお、上述の積層型インダクタ11では内部導体のパターン13a、13bが、積層面で外部電極4方向にずれて他の内部導体のパターン13cよりも外部電極4寄りに形成されている例を示したが、内部導体のパターン13cが他の内部導体のパターン13a、13bより小さいコイル径にして、外部電極4から内部導体のパターン13cが遠くなるようにしてもよい。
【0024】
また、積層型インダクタ11のコイル状内部導体13は外部電極5側においても上述と同様に、外部電極5に接続された他方の端部になる内部導体のパターン13eに近い内部導体のパターン13b、13aが、積層面で外部電極5方向にずれて他の内部導体のパターン13dよりも外部電極5寄りに形成される。
【0025】
本発明による他の実施の形態について、図2にもとづいて詳細に説明する。但し、前述の実施の形態と同様に、外部電極4、5並びに第1の浮遊容量CS1〜CS3及び第2の浮遊容量CP1〜CP3については同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。
【0026】
積層型インダクタ21は、フェライト等のセラミック積層体22の内部にコイル状内部導体23と、セラミック積層体22の端部に外部電極4、5を備えている。
【0027】
セラミック積層体22は、それぞれの表面にコイル状内部導体のパターン23a、23b、23cを印刷等で形成したフェライト等のセラミックグリーンシートそれぞれを積層し、さらにその上下面にコイル状内部導体23の端部になる内部導体のパターン23d、23eを印刷等で形成したセラミックグリーンシートそれぞれを積層し、焼結したものである。内部導体のパターン23d、内部導体のパターン23a、23b、23c及び内部導体のパターン23eの端部が順にバイアホール等によって導通されて一つのコイル状内部導体23を構成する。したがって、コイル状内部導体23は、セラミック積層体22の積層面に沿って形成される。
【0028】
なお、セラミック積層体22の上下面には必要に応じて表面に内部導体のパターンが形成されていないダミーのセラミックグリーンシートが所定枚数積層される。
外部電極4、5は、セラミック積層体22の積層方向Xに略平行なセラミック積層体22の両端部に形成されるとともに、コイル状内部導体23の両端部になる内部導体のパターン23d、23eに導通される。
【0029】
内部導体のパターン23a、23b、23cは積層面方向に順次ずれるように形成され、コイル状内部導体23の巻軸の中心軸線26がセラミック積層体22の積層方向Xに対して斜め方向になる。つまり、コイル状内部導体のパターン23a、23b、23cが一方の外部電極4から他方の外部電極5に向かって次第に近付くように形成される。したがって、コイル状内部導体23のパターンのうち、外部電極4から電位差の大きい内部導体のパターン23a、23b、23cが、外部電極4から電位差の小さい内部導体のパターン23dと比較して、一方の外部電極4が形成されているセラミック積層体22の端部との距離が長い。
【0030】
かかる構成の積層型インダクタ21の外部電極4側における浮遊容量Cの等価回路は、従来例と同様に、図4に示すようになる。しかし、コイル状内部導体23のうち一方の端部になる内部導体のパターン23dに導通された外部電極4からの電位差が大きいほうの内部導体のパターン23a、23b、23cが、外部電極4から順次遠くなるため、第2の浮遊容量CP1、CP2、CP3が順次小さくなり、積層型インダクタ21の浮遊容量Cは、前述の積層型インダクタ11の浮遊容量Cよりさらに小さくなる。しかも、積層型インダクタ21は内部導体のパターンの形状を変えることなく積層面方向にずらしてあるため、コイル状内部導体23のコイル径が小さくならない。したがって、積層型インダクタ21は従来例の積層型インダクタ1に比べてインダクタンスの低下が小さい。
【0031】
なお、本発明による積層型インダクタ11、21の、内部導体のパターン間で発生する第1の浮遊容量CS1、CS2、CS3は、従来例の積層型インダクタ1と比較して、内部導体のパターンが積層面方向にずれているため小さくなり、積層型インダクタ11、21の浮遊容量Cは従来例の積層型インダクタ1の浮遊容量Cよりもさらに小さくなる。
【0032】
なお、本発明に係る積層型インダクタは前記実施の形態に限定するものでなく、その要旨の範囲内で種々に変形することができる。
例えば、実施の形態ではコイル状内部導体の巻回数が3回半のものを示したがこの巻回数に限定されるものではない。
また、内部導体のパターンが、図1、図2に示すような断面形状において、一方の外部電極から他方の外部電極に順に近付く左右対称状のものを示したが、内部導体のパターンの断面形状において、例えば、左側の内部導体のパターンが一方の外部電極から他方の外部電極に順に近付き、右側の内部導体のパターンは一方の外部電極と等距離であってもよい。
【0033】
また、内部導体のパターンのずれかたは、図1に示した積層型インダクタ11のように、1つの内部導体のパターンに限るものでなく複数でもよいし、図2に示した積層型インダクタ21のように、等間隔にずれていなくて、不規則な間隔でずれていてもよい。
【0034】
さらにまた、セラミック積層体12、22は、セラミックグリーンシートを積層し、焼成して得る方法について説明したが、フェライト等のセラミックスラリーを印刷、乾燥して、フェライトの厚膜を形成し、その表面にコイル状内部導体を印刷、乾燥して、形成することを繰り返して得ることもできる。
【0035】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明による積層型インダクタでは、コイル状内部導体は、内部導体の端部に導通された外部電極から電位差が大きいほうの内部導体のパターンが、この外部電極から電位差の小さいその他の内部導体のパターンと比較して、この外部電極が形成されているセラミック積層体の端部との距離が長くなるよに、積層面でこの外部電極方向にずらせて内部導体のパターンが形成されているために、形状が所定の大きさの積層型インダクタにおいて、インダクタンスを小さくすることなく、且つ、外部電極と内部導体との間に発生する浮遊容量を小さくすることができる。したがって、この積層型インダクタは、共振周波数が高くなり、高周波領域でのインピーダンス特性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一つの実施の形態の積層型インダクタの縦断面図である。
【図2】本発明に係る他の実施の形態の積層型インダクタの縦断面図である。
【図3】従来の積層型インダクタの模式的断面図である。
【図4】積層型インダクタの浮遊容量の等価回路図である。
【符号の説明】
4、5 外部電極
11 積層型インダクタ
12 セラミック積層体
13 コイル状内部導体
13a、13b、13c 内部導体のパターン
21 積層型インダクタ
22 セラミック積層体
23 コイル状内部導体
23a、23b、23c 内部導体のパターン
26 中心軸線

Claims (6)

  1. セラミック積層体と、このセラミック積層体の内部に層状に形成された内部導体のパターンが順次導通されて構成されたコイル状内部導体と、前記セラミック積層体の端部に形成され、前記コイル状内部導体の端部に電気的に接続された一対の外部電極とを備えており、
    記内部導体のパターンのうち、前記一方の外部電極との電位差大きい内部導体のパターンとこの一方の外部電極との間に発生する浮遊容量が、前記一方の外部電極との電位差小さい他の内部導体のパターンとこの一方の外部電極との間に発生する浮遊容量と比較して、小さいことを特徴とする積層型インダクタ。
  2. 前記内部導体のパターンのうち、セラミック層を介して隣り合ういずれか一対の内部導体のパターンのそれぞれと前記一方の外部電極との間に発生するそれぞれの浮遊容量に差があることを特徴とする請求項1に記載の積層型インダクタ。
  3. セラミック積層体と、このセラミック積層体の内部に層状に形成された内部導体のパターンが順次導通されて構成されたコイル状内部導体と、前記セラミック積層体の端部に形成され、前記コイル状内部導体の端部に電気的に接続された外部電極とを備えており、
    記内部導体のパターンうち外部電極に接続された端部に近い内部導体のパターンが、他の内部導体のパターンよりもこの外部電極寄りに形成されていることを特徴とする積層型インダクタ。
  4. セラミック積層体と、このセラミック積層体の内部に層状に形成された内部導体のパターンが順次導通されて構成されたコイル状内部導体と、前記セラミック積層体の端部に形成され、前記コイル状内部導体の端部に電気的に接続された外部電極とを備えており、
    前記コイル状内部導体の巻軸の中心軸線が前記セラミック積層体の積層方向に対して斜め方向であり、且つ前記内部導体のパターンが一方の外部電極から他方の外部電極に向かって次第に近付くように形成されており、
    前記コイル状内部導体の端部は近付いた外部電極と電気的に接続されていることを特徴とする積層型インダクタ。
  5. 前記セラミック積層体の内部に形成された前記内部導体のパターンは、このセラミックの積層面に形成されていることを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載の積層型インダクタ。
  6. 前記セラミック積層体の端部に形成され、前記コイル状内部導体の端部に電気的に接続された外部電極は、前記セラミック積層体の積層方向に対して略平行な端部に形成されていることを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載の積層型インダクタ。
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