JP3730507B2 - 吸込み口体及び電気掃除機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、掃除機本体内の電動送風機から排出される空気を、吸込み口体に戻すとともに、これら吸込み口体と掃除機本体とにわたって循環させながら掃除をする空気循環式、又は、このような空気循環を伴うことなく、被掃除面に吸込み力を及ぼしながら掃除をする非空気循環式の電気掃除機に関するとともに、これらの掃除機に用いられる吸込み口体に関する。
【0002】
【従来の技術】
非空気循環式電気掃除機の吸込み口体において、回転方向及び回転数を異にする2本の回転ブラシを床面に平行に配設するとともに、両ブラシを吸込み口体の前後方向に互いにラップさせることにより、床面の塵埃のかき出し及び叩き出しを効果的に行なって塵埃の補収性を向上でき、かつ、小形化も図れる吸込み口体が提案されている(特開平5−111449号公報参照)。
【0003】
この吸込み口体では、2本の回転ブラシの回転に伴いこれらブラシ間を通過するように床面の塵を掻き上げて、この塵を吸込み口体の幅方向中央に設けられていて掃除機本体に接続される連結管に吸込むことができる。しかし、既述のように掻き上げられた塵をいかにして効果的に連結管に吸込ませるかという点については、格別な工夫がなされておらず、単に連結管から及ぼされる吸込み力のみに依存しているに過ぎない。
【0004】
そのため、連結管が取付けられている吸込み口体の幅方向中央部分で掻き上げられた塵の吸込みは有効に行われるのに比較して、連結管から隔たっている吸込み口体の幅方向の両端部において前記2本の回転ブラシで掻き上げられた塵を連結管に容易に吸込ませることは難しい。
【0005】
詳しくは、吸込み口体の幅方向の端部から連結管に至る流路は、回転ブラシが収容されたブラシ収容室の上部に形成されている。具体的には、前記流路が回転ブラシの上部周面とこれを上方から覆って設けられている吸込み口体の平板状上壁との間に形成されているから、この流路に直接臨んでいる回転ブラシは大きな流路抵抗となる。そのため、吸込み口体の幅方向の端部において2本のブラシにより掻き上げられた塵が、連結管方向への移動に際して回転ブラシに引っ掛りやすい。しかも、連結管から隔たっている前記端部に波及する吸込み力は弱い。したがって、前記塵の連結管への吸込み性能が低い。
【0006】
このように吸込み口体の幅方向の端部においては、床面の塵を折角2本の回転ブラシで掻き上げても、その塵は自由落下して回転ブラシの周囲に跳ね飛ばされてしまうので、連結管に吸込まれずらい。したがって、従来の吸込み口体の塵取り性能は低い。
【0007】
特に、連結管に波及する吸込み力が低下する場合には、前記塵取り性能の低下が顕著になる。又、空気循環式電気掃除機の吸込み口体は、床面(被掃除面)から積極的に空気を吸込むものではなく、吸込み口体の幅方向の端部分に波及する吸込み力は元々期待されていないため、前記公報の技術を空気循環式電気掃除機の吸込み口体に単に適用しても、非空気循環式の吸込み口体と同様の理由により塵取り性能を向上させることはできない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明が解決しようとする課題は、2本の回転清掃体を備えるものにあって、塵取り性能を向上できる吸込み口体及び電気掃除機を得ることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、被掃除面に臨む塵取り開口を有する清掃体収容室に2本の回転清掃体を前後に並べて収容した吸込み口体を前提とする。
【0010】
そして、前記課題を解決するために、請求項1の発明は、前記清掃体収容室にその上の連通口を通して連通する塵移送室を、前記清掃体収容室が延びる方向と同方向に延ばして前記清掃体収容室の上側に設け、この塵移送室と前記清掃体収容室との間に塵受け棚を設け、かつ、前記塵移送室内にその長手方向に流動する気流を吸込む継手管を、前記空気導入口から離れた位置で前記塵移送室に連通させて設けるとともに、前記連通口の一部を他の部分よりも幅広く形成したことを特徴としている。
【0011】
請求項1の発明は、空気循環式又は非空気循環式の電気掃除機用の吸込み口体に適用できる。又、請求項1の発明及び以下の各発明において、2本の回転清掃体は互いの回転軌跡が接触又はオーバーラップするように配置されていても、或は互いの回転軌跡が接しないように近接して配置されていてもよい。
【0012】
又、請求項1の発明及び以下の各発明において、回転清掃体は、清掃体軸の周面全体に清掃要素としてのブラシ毛を清掃体軸から放射方向に突出するように植毛してなる回転清掃体を用いることができる他、清掃体軸の周面に、清掃要素としての軟質合成樹脂製又は起毛布製のブレード、或はブラシ毛をブレード状に一連なりに連続させてなるブラシ状ブレードを、清掃体軸から放射方向に突出するように取付けてなる回転清掃体を用いることができ、前記各ブレードは、清掃体軸と平行に延びて取付けられていても、或は清掃体軸に対して螺旋状に巻付くように取付けられていてもよい。又、前記各種類のブレードの内の少なくとも一つを複数列取付けてなる回転清掃体を用いることができ、前後の回転清掃体が備えるブレードは、異種であっても、同種であってもよく、或は少なくとも一方の回転清掃体には異種のブレードを交互に設けた回転清掃体を用いることもできる。
【0013】
又、請求項1の発明及び以下の各発明において、塵移送室に連通する継手管は吸込み口体の幅方向のどの位置に設けてもよいが、空気導入口を吸込み口体の幅方向の両端部に設ける場合には、吸込み口体の幅方向中央部に設けることが好ましい。又、請求項1の発明において、塵移送室は2本の回転清掃体に跨るように設けることが好ましく、又、塵移送室の流路断面積は、清掃体収容室の流路断面積と同じでも、小さくても、或は大きくてもよい。又、請求項1の発明において、塵受け棚は単なる平板状であってもよく、又、塵受け棚は、塵移送室と清掃体収容室との連通口に対して少なくとも継手管がある側に寄せて設けることが好ましい。
【0014】
又、請求項1の発明において、塵移送室に流される空気は、吸込み口体主部の外部から吸込まれる空気(外気)であってもよく、或は、空気循環式掃除機用の吸込み口体である場合においては、電動送風機から排出され循環される空気であってもよい。なお、外気を吸込む場合、吸込み口体主部の下方、上方、又は側方等から吸込ませることができる。
【0015】
請求項1の発明では、清掃体収容室及びこの収容室の上側位置の塵移送室には、継手管への空気の吸込みに伴って、この継手管に向かう空気の流れが形成される。そのため、2本の回転清掃体により被掃除面から掻き上げられて連通口を経て塵移送室に至った塵のうち自由落下するものを、前記継手管への空気流によって、塵受け棚上に移動させてこの棚上にのせて、回転清掃体上に自由落下することを妨げることができる。そして、既述のように塵移送室には継手管に向けて空気が流れているから、この空気流によって塵受け棚上の塵及び塵移送室内を浮遊している塵を、継手管に移送させ吸込ませることができる。この場合、塵移送室は清掃体収容室の上側にあることとあいまって、これら両室間には塵受け棚が位置しているから、塵移送室を流れる空気と回転清掃体とは殆ど干渉しない。そのため、2本の回転清掃体により被掃除面から塵移送室に掻き上げられた塵を、前記気流によって円滑に継手管に移送させ吸込ませることができる。
【0016】
ところで、以上の塵取りを行う請求項1の発明の吸込み口体では、塵移送室を流れる空気の流速は速い方が好ましく、そのために連通口の幅を狭くすると良いが、連通口の幅は2本の回転清掃体が掻き上げた塵が通るので、連通口の幅を全て同じに狭くしてしまうと、比較的大きな塵を吸込むことができない。しかし、この請求項1の発明では、連通口の各部の幅は同じではなく、不均一であって、その一部の幅は広げられている。そのため、この幅広口部分において、2本の回転清掃体が掻き上げた紙屑等の比較的大きい塵を、塵移送室に通して継手管に吸込ませることができる。
【0017】
又、請求項2の発明は、前記連通口の幅が広がった幅広口部分を、前記継手管の延長線上でかつ前方に設けたことを特徴としている。
【0018】
この請求項2の発明においては、連通口を介して互いに連通している塵移送室及び清掃体収容室の空気を吸込む継手管に対して、その前方間近に連通口の幅広口部分が位置しているので、この幅広口部分の空気を継手管が容易に吸込むことができる。
【0019】
又、請求項3の発明は、前記連通口の幅が広がった幅広口部分に臨む切欠き溝を、前記吸込み口体主部の後側に向けて前記塵受け棚に設けたことを特徴としている。
【0020】
この請求項3の発明においては、継手管により近くなるように連通口の幅広口部分が寄せられているので、この幅広口部分の空気を継手管が容易に吸込むことができる。
【0021】
又、請求項4の発明は、前記連通口の幅が広がった幅広口部分の前記吸込み口体主部の幅方向に沿う幅を、前記継手管の入口部の軸線を挟んで対向する内面間の最小寸法より小さくしたことを特徴としている。
【0022】
この請求項4の発明において、前記幅広口部分を通過できる塵の大きさは、この部分の幅によって略制限されるが、この幅の寸法を継手管の入口部の軸線を挟んで対向する内面間の最小寸法より小さくしたので、前記入口部につまる恐れがある前記最小寸法より大きい塵が、前記幅広口部分を通過して継手管の入口部に至ることを抑制できる。
【0023】
請求項5の発明は、掃除機本体内の電動送風機の動作により、前記掃除機本体の集塵室に連通された吸込み口体の塵取り開口から被掃除面の塵を空気とともに吸込んで、この吸込んだ塵を前記集塵室内のフィルタに通して捕捉する電気掃除機において、前記吸込み口体に請求項1〜4の内のいずれか一項に記載の吸込み口体を用いたことを特徴としている。
【0024】
この請求項5の発明においては、前後2本の回転清掃体により被掃除面から掻き上げられて連通口を通り塵移送室に至った塵と回転清掃体との干渉が殆どなく、前記塵移送室に掻き上げられた塵を、両室間に設けた塵受け棚で受けながら塵移送室を流れる気流によって円滑に継手管に移送させ吸込ませることができ、それにより、吸込み口体主部の幅方向の端部でも塵が取り易く、かつ、紙屑等の比較的大きい塵をも前記連通口の幅広口部分を通して継手管に吸込ませることができる吸込み口体を備えるから、塵取り性能が向上された非空気循環式の電気掃除機を提供できる。
【0025】
請求項6の発明は、電動送風機を内蔵した掃除機本体の集塵室に連通された吸込み口体の塵取り開口から被掃除面の塵を取込んで、この取込んだ塵を前記集塵室内のフィルタに通して捕捉し、前記フィルタを通過して前記電動送風機から排出された空気を前記吸込み口体に戻し、この排出空気を前記掃除機本体と前記吸込み口体とにわたって循環させながら掃除をする電気掃除機において、前記吸込み口体に請求項1〜4の内のいずれか一項に記載の吸込み口体を用いたことを特徴としている。
【0026】
この請求項6の発明においては、前後2本の回転清掃体により被掃除面から掻き上げられて連通口を通り塵移送室に至った塵と回転清掃体との干渉が殆どなく、前記塵移送室に掻き上げられた塵を、両室間に設けた塵受け棚で受けながら塵移送室を流れる気流によって円滑に継手管に移送させ吸込ませることができ、それにより、吸込み口体主部の幅方向の端部でも塵が取り易く、かつ、紙屑等の比較的大きい塵をも前記連通口の幅広口部分を通して塵継手管に吸込ませることができる吸込み口体を備えるから、塵取り性能が向上された空気循環式の電気掃除機を提供できる。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、図1〜図9を参照して本発明の第1実施形態を説明する。
【0028】
図1は空気循環式電気掃除機Aの全体を示す斜視図であり、同図中符号1は一対の車輪2(一方のみ図示)及び図示しない旋回輪により被掃除面上を自在に移動できる掃除機本体である。掃除機本体1には、その前部に設けられた吸塵口3に、可撓性の吸塵ホース4と非可撓性の吸塵パイプ5とを有する吸塵用連通管6の一端部つまり吸塵ホース4に設けた接続筒7が取外し可能に嵌合して接続され、連通管6の他端部つまり吸塵パイプ5には後述の吸込み口体8が接続されている。吸塵口3には後述の電動送風機から排出された空気が、吸塵空気と混じることがないように導かれる。
【0029】
複数の合成樹脂製ケース部材を組合わせて構成された掃除機本体1の前部には、上方を開口した集塵室が形成されているとともに、後部には送風機室が形成されている。集塵室には、その上面開口を通してフィルタとしての集塵袋9が出し入れ可能に収容され、集塵室の上面開口は開閉自在なケース蓋10によって気密的に閉じられている。両側部に前記車輪2が回転自在に取付けられた送風機室には、電動送風機11と、コードリール(図示しない)等が収容されている。電動送風機11から排出された空気(排気)は、集塵室の一側部を迂回して配置された図示しない戻し風路部材を介して吸塵口3に導かれるように構成されている。なお、図1中13はコードリールに巻き取られる電源コードの先端に接続された差込プラグを示している。
【0030】
吸塵ホース4は、例えば同軸構造の2重管であって、その蛇腹状内管の内側空間で作られる通気路には後述の吸込み口体8で取込まれた塵が循環する空気とともに通され、前記内管と蛇腹状外管との間に形成された環状の通気路には前記戻り風路部材から導かれた排気が吸塵口3を経て通される。この吸塵ホース4の先端部にはく字状に形成されるとともに上方に突出する把手15を有した接続筒16が設けられていて、把手15には電動送風機11等に対する各種の運転開始及び運転中止を指示するための手元操作用の制御スイッチ17が設けられている。
【0031】
接続筒16に着脱可能に接続される2本継ぎの吸塵パイプ5は、いずれも合成樹脂製の硬質管からなり、塵埃を吸込むための第1パイプ5aと排気を吸込み口体8内に戻すための第2パイプ5bとを有している。第1パイプ5aは吸塵ホース4の内管に接続筒16を介して連通され、同様に第2パイプ5bは吸塵ホース4の内外両管間の環状通気路に接続筒16を介して連通される。
【0032】
次に、図2〜図9を参照して吸塵パイプ5の先端部に接続される前記吸込み口体8について説明する。吸込み口体8は、掃除機本体1側に連通される接続部としての合成樹脂製の継手管21と、合成樹脂製の吸込み口体主部22と、前後2本の回転清掃体23、24と、清掃体駆動装置25とを備えている。
【0033】
前記吸塵パイプ5の先端部に着脱可能に嵌入して取付けられることにより掃除機本体1の吸塵口3に連通される継手管21は、図3、図6、図7に示すように吸込み口体主部22への固定部31と、この固定部31に回動可能に連結された可動部32とを備えている。
【0034】
固定部31は、固定基管33と、この基管33の軸回りに沿って回動可能な回動管34とを備えている。この固定部31は、その軸線を前後方向に沿わせた姿勢で、固定基管33の前端部を吸込み口体主部22の後述する主部下ケースと主部上ケースとで上下から挟まれて、吸込み口体主部22の後部側でかつこの主部22の幅方向中央部に固定されている。
【0035】
固定基管33は、前後両端が夫々開口された円筒管からなる内管部33aと、後端が開口された外管部33bと、外管部33bの前端を閉じるようにして両管部33a、33bを一体に連結した前壁33cとを有している。内管部33aは外管部33bより長い。内管部33aの前端部は、前壁33cを前方に貫通して突出され、吸込みの入口をなしている。内管部33aは吸込み風路の一部をなし、内外両管部33a、33b間には戻り風路の一部をなす通路35が形成されている。前壁33cには1以上の通気口36(図7参照)が開けられていている。
【0036】
回動管34の前部は二重管構造である。この前部を前記内外両管部33a、33bの外周にこれらの周面に沿って回動可能に夫々嵌合して、回動管34は固定部31にその後側から取付けられている。回動管34はその後部に後面から上面にわたって開放する凹み溝37を有している。回動管34内には戻り風路の一部をなす通路38(図7参照)が通路35に連通して形成されている。
【0037】
図3及び図7に示すように可動部32は、塵埃を吸込むために内管部33aに連通される第1パイプ41と、排気を吸込み口体主部22内に戻すために通路38に連通される第2パイプ42とを有している。第1パイプ41は前記吸塵パイプ5の第1パイプ5aに着脱自在に嵌合して接続され、第2パイプ42がその後端に有する接続部42aは吸塵パイプ5の第2パイプ5bに着脱自在に嵌合して接続される。
【0038】
この可動部32の前端部は、凹み溝37内に収められて回動管34の後部に連結されている。この連結は、図7に示されるように第2パイプ42の両側に互いに逆向きに一体に突設した連結筒部43を、回動管34の後部に開けた取付け孔39に回動可能に嵌合させて行われている。この連結によって、連結筒部43を介して第2パイプ42と前記通路38とが連通され、かつ、可動部32は、取付け孔39及び連結筒部43を中心として略90°の範囲にわたり前記凹み溝37に沿って可動できるように取付けられる。
【0039】
なお、図2中45は清掃体駆動装置25に電力を供給するための一対の端子ピンのうちの一方を示しており、これらのピン45は吸塵パイプ5に継手管21を接続した時に、吸塵パイプ5の先端部に設けた図示しない端子接触片に接続される。それにより、端子ピン45から清掃体駆動装置25に至る電気配線46(図3参照)、及び吸塵パイプ5内の図示しない電気配線を介して、前記制御スイッチ17による清掃体駆動装置25に対する通断電がなされる。
【0040】
図3及び図4に示すように吸込み口体主部22は、主部上ケース51と、主部下ケース52と、これらの間に挟着される主部中ケース53とを有して形成され、主部上下両ケース51、52はねじ止めにより連結されている。主部上ケース51は、その裏面に複数のリブを有し、これらリブで主部中ケース53を上方から押さえつけた状態で、主部下ケース52に被着されている。主部下ケース52の底壁には、複数の走行用のローラ54(図8参照)が取付けられている。吸込み口体主部22内には、循環風吹出し室56と、清掃体収容室57と、塵移送室58とが設けられている。
【0041】
循環風吹出し室56は、主部上下ケース51、52と主部中ケース53とにより仕切られる吸込み口体主部22の内部空間で形成されていて、その前部は塵移送室58の上側に被さるように設けられている。
【0042】
清掃体収納室57には前記2本の回転清掃体23、24が互いに平行に並べて収容されている。清掃体収容室57は、主部下ケース52の底壁に開口して床等の被掃除面に臨む塵取り開口57aを有している。清掃体収容室57は、そこに収容された2本の回転清掃体23、24によって略満たされるような大きさに形成されている。そのため、この収容室57の内面は、並設された2本の回転清掃体23、24の回転軌跡R1、R2(図4中一点鎖線参照)との間に比較的大きな隙間を作ることなく接近するように、これら回転清掃体23、24を前後及び上側から覆って設けられている。
【0043】
なお、図3〜図5中59は主部下ケース52の前壁を斜めに貫通して設けられた1以上の吸込み孔であって、その後端は清掃体収容室57に開口されている。この吸込み孔59は吸込み口体8の前縁を壁際に押付けた際に、この壁際の隅部の塵を吸込むために設けられている。
【0044】
主部中ケース53は、主部下ケース52の前部上面に起立されかつ略長方形状をなして互いに連続するリブ52a〜52dを上方から覆って取付けられ、これらリブ52a〜52dと共に塵移送室58を区画形成している。清掃体収容室57の上側にこの収容室57と略同じ長さを有して設けられた塵移送室58は、清掃体収容室57が延びる方向と同方向、つまり、清掃体収容室57と同様に吸込み口体8の幅方向に延びているとともに、清掃体収容室57と連通口61を通して連通されている。吸込み口体8を前後方向に沿って断面した時に現われる塵移送室58の流路断面積は、同様な清掃体収容室57の流路断面積よりも小さい。それにより、吸込み口体8の幅方向に沿って塵移送室58を流れる空気の流速が、同様に吸込み口体8の幅方向に沿って清掃体収容室57を流れる空気の流速より速くなるように設定されている。
【0045】
連通口61も清掃体収容室57と略同じ長さで吸込み口体8の幅方向に延びて設けられている。連通口61は、清掃体収容室57と塵移送室58との間を一部仕切って塵移送室58の後部底壁をなして設けられた塵受け棚62によって、吸込み口体8の前後方向に絞られている。この連通口61は前記前後一対の回転清掃体23、24に跨るようにこれら清掃体23、24の真上に対向している。そのため、連通口61は回転清掃体23、24のオーバーラップ部分に対向している。連通口61の上方に対向する主部中ケース53の対向壁部分は、上側に行くほど連通口61に被さるように傾斜されたガイド壁53aをなしている。したがって、このガイド壁53aは上側に行くほど塵受け棚62に近付けられている。
【0046】
塵受け棚62は後側の回転清掃体24を上方から覆って設けられている。この棚62は継手管21の内管部33aに近づくにしたがって次第に下がるように傾斜されていて、そのため、本実施形態では逆ハの字状に傾けられている。それにより、内管部33aへの塵を含んだ空気の吸込みをより容易にしている。
【0047】
塵受け棚62の前側の先端縁62aは上向きに立ち上げられている。この先端縁62aの上端の高さは塵受け棚62の根元より高くなっており、それに伴い塵受け棚62の上面は凹溝状(樋状)をなしている。
【0048】
主部中ケース53の前記継手管21における固定基管33と対向する部分、本実施形態では主部中ケース53の長手方向中央部には、上方及び後方に広がる広がり部53bを有している。広がり部53bの後縁は固定基管33における内管部33aの前縁に被せられている。そのため、広がり部53bを介して吸気用の内管部33aと塵移送室58とが連通されているとともに、塵移送室58及び前記連通口61を介して吸込み用の内管部33aと清掃体収容室57の長手方向中間部とが連通されている。
【0049】
図3、図7、及び図8に示すように塵受け棚62の先端縁62a側部分は吸込み口体主部22の後側に向けて切り欠かれている。この切欠き溝63は、塵受け棚62の長手方向の一部、好ましい例として継手管21の吸込みの入口部をなしている内管部33aの延長線上でかつ前方に対向するように設けられていて、連通口61の例えば長手方向中央部に臨んでいる。それにより、吸込み口体主部22の長手方向に延びている連通口61の形状は、その各部の幅が一様ではなく不均一となっている。すなわち、本実施形態において連通口61は、部分的に継手管21側に寄るように長手方向中央部が後側に幅広く形成された構成をなしている。この幅が広げられた部分を幅広口部分61aと称する。図7及び図8において幅広口部分61aは他の部分との区別を容易にするために2点鎖線の平行斜線を付して描いた。
【0050】
幅広口部分61aの幅寸法B(図7及び図8参照)は、図3及び図7に示す前記内管部33aの中心軸線Cを挟んで対向する内面間の最小寸法D(この実施形態では例えば内管部33aの中空部が円形であるので、この内管部33aの内径に等しい。)よりも小さく形成されている。同様に、幅広口部分61aの前後方向の奥行き寸法E(図7及び図8参照)も前記最小寸法Dより小さく形成されている。これらの寸法B、Eにより内管部33aの流路断面積よりも大きな塵が幅広口部分61aを通過できないように制限している。
【0051】
又、図4、図6、図7に示すように主部下ケース52には前記リブ52bと対向し、かつ、略平行な上向きのリブ52eが設けられ、これら相対向するリブ52b、52e間には前記塵移送室58の後側に沿って吸込み口体主部22の幅方向に延びる風路65が設けられている。風路65の長手方向中間部は前記通気口36に連通されているとともに、風路65の上方は前記循環風吹出し室56に連通されている。そのため、前記電動送風機11から排出されて通気口36から流出した空気は、塵移送室58の後側を迂回するように吸込み口体主部22の幅方向に風路65に沿って流動しながら、循環風吹出し室56に供給され満たされる。
【0052】
図4〜図6に示すように主部中ケース53の長手方向両端部上面には塵移送室58の長手方向両端部の後部側に連通して通気部66、68が開口されている。更に、主部中ケース53の長手方向両端部上面には、通気部66、68の前側に隣接位置して通孔からなる他の通気部67、69が形成されている。これら通気部67、69は図5で代表して示すように連通口61の長手方向両端部に対向していて、結果的に清掃体収容室57の長手方向両端部にその上方から連通して設けられている。
【0053】
更に、主部中ケース53の長手方向両端部には、前後方向に対応する一方の通気部66、67の境をなして下向きに突出するガイドリブ52fが一体形成されているとともに、前後方向に対応する他方の通気部68、69の境をなして下向きに突出するガイドリブ52gが一体形成されている。ガイドリブ52g、52fの下端は、図4及び図5に示すようにリブ52bとともに塵受け棚62を樋状とする上向きの先端縁62aの長手方向の端部に、接触ないしは近接されている。
【0054】
吸込み口体主部22の長手方向一端側には、前記清掃体駆動装置25が収容されている。この清掃体駆動装置25は、図6及び図7に示すように電動モータ71と、前後一対の互いに噛合う図示しない最終歯車と、一方の最終歯車及び電動モータ71の出力軸とを連結した図示しない伝動機構と、前記最終歯車及び伝動機構への塵埃の付着を防止するために、電動モータ71の出力軸側をも被って設けられた防塵ケース72と、前記両最終歯車に個別に連結されるとともに防塵ケース72の側面に露出するように並べて設けられた前後一対の継手73、74(図5参照)とを備えている。一対の最終歯車及びこれらに連結された継手73、74は互いに逆方向に回転駆動される。一対の継手73、74は清掃体収容室57内に臨んでいる。最終歯車及び伝動機構は本実施形態の場合歯車列で形成してあるが、これには制約されない。この清掃体駆動装置25は、前記風路65から流出されて通気部68に至る風に晒されて空冷される。
【0055】
清掃体駆動装置25が設置された側と反対側に位置する清掃体収容室57の端部には、図示しない前後一対の軸受サポート部が前記図示しない両継手73、74の夫々に個別に対応して設けられている。清掃体収容室57には前後一対の回転清掃体23、24が後述のように取外し可能に収容されている。
【0056】
図8及び図9に示すように両回転清掃体23、24は、いずれも清掃体軸81の一端部に継手82を取付けるとともに、他端部に清掃体軸81を回転自在に支持する軸受83を取付け、かつ、これら継手82と軸受83との間に複数枚の清掃要素としての可撓性ブレード84を取付けて形成されている。これらの回転清掃体23、24はそのブレード84の先端部が塵取り開口57aを通過して被掃除面に接する高さ位置に清掃体収容室57に取付けられる。最も長いブレード84の回転軌跡R1、R2によって回転清掃体23、24の直径が規定される。
【0057】
前側の回転清掃体23は、その一端部の継手82を清掃体駆動装置25が有する前記前側の継手73に挿脱可能に凹凸嵌合させて接続されるとともに、他端部の軸受83を主部下ケース52の前記図示しない前側の軸受サポート部に下側から嵌め付けることによって、清掃体収容室57の前部に回転可能に取付けられ、この逆の手順によって取外すことができる。同様に、後側の回転清掃体24も、その一端部の継手82を清掃体駆動装置25が有する前記後側の継手74に挿脱可能に凹凸嵌合させて接続されるとともに、他端部の軸受83を主部下ケース52の前記図示しない後側の軸受サポート部に下側から嵌め付けることによって、清掃体収容室57の後部に回転可能に取付けられ、この逆の手順によって取外すことができる。
【0058】
なお、主部下ケース52にはその下側から清掃体収容室57の軸受サポート部側の端部に対応する部分を閉じる押さえ板85(図8参照)が着脱可能に取付けられている。この取付けによって、前後の軸受サポート部が下側から塞がれて、これからの継手82の脱落が防止される。
【0059】
前記構成において、吸込み口体8の可動部32の第2パイプ42、回動管34の通路35、回動管34の通気口36、風路65、循環風吹出し室56、通気部66、68、及び塵移送室58は、この記載順に互いに連通されていて、掃除機本体1の電動送風機11から排出される空気を、吸込み口体8内において導く戻り風路を形成している。又、可動部32の第1パイプ41及びこれに直接連通した回動基管33の内管部33aは、掃除機本体1の電動送風機11に吸込まれる空気を吸込み口体8内において導く吸込み風路を形成している。この吸込み風路の入口である内管部33aの前端開口は、塵移送室58及びこの移送室58と連通口61を介して清掃体収容室57に連通されている。
【0060】
そして、前記構成の吸込み口体8及びこれを備えた空気循環式電気掃除機を用いて掃除をする場合は、掃除機本体1に吸塵ホース4、吸塵パイプ5を図1に示すように順に接続し、吸塵パイプ5の先端部に吸込み口体8の継手管21を接続し、吸込みホース4の把手15に設けた制御スイッチ17のうちのいずれかを閉成操作する。この閉成操作がされることにより掃除機本体1に内蔵の電動送風機11が運転し、又、吸込み口体8に内蔵の清掃体駆動装置25の電動モータ71が運転されるに伴い、清掃体収容室57内の前後一対の回転清掃体23、24、が、内内方向、つまり、塵取り開口57aにおいて互いに向かい合う方向(図3及び図4中矢印イ、ロ参照)に夫々同期して回転駆動される。なお、スイッチ操作により回転清掃体23、24の回転は任意に停止させることができる。
【0061】
一方、電動送風機11の吸込み作用によって、吸込み口体8の塵移送室58内の空気が吸込まれ、この吸込み空気は、継手管21における可動部32の第1パイプ41及びこれに直接連通した回動基管33の内管部33a、吸塵パイプ5、吸塵ホース4、及び吸塵口3の夫々の吸込み風路を経て(図1に実線の矢印で示す経路)集塵室内に吸込まれる。塵埃は集塵袋9によって除去され吸込み気流は排気風として電動送風機11から排出される。この排気風は、図1に点線の矢印で示す経路をなす掃除機本体1の図示しない戻り風路部材、吸塵口3、吸塵ホース4、吸塵パイプ5、及び吸込み口体8に戻される。
【0062】
そして、吸込み口体8に戻された排気は、可動部32の第2パイプ42、回動管34の通路35、回動管34の通気口36、風路65、循環風吹出し室56、通気部66、68を通って、塵移送室58内にこの室58の長手方向両端部から継手管21側に向けて吹き出された後、既述の吸込みにより掃除機本体1側に回収される。以上の繰り返しにより電動送風機11から排出された空気が掃除機本体1と吸込み口体8とにわたって循環される。
【0063】
この場合、継手管21の内外両管部間を通って風路65に導かれながら循環風吹出し室56内に吹き出された循環風は、主部中ケース53の通気部66、68を通って塵移送室58にその長手方向両端部から流入するとともに、ガイドリブ52g、52fによって流れ方向を塵移送室58にその長手方向に沿うように導かれる。それにより、循環風は、塵移送室58の後部を長手方向に流動して継手管21の吸込み部である内管部33aに吸込まれる。
【0064】
又、掃除機本体1と吸込み口体8とにわたって循環する空気の一部は、既述のような風の流れとは別に、通気部67、69及びその直下の連通口61の端部を通って清掃体収容室57に流入し、この収容室57を長手方向に流動しながら再び連通口61を通って塵移送室58に至り、この室58を流れている風と合流して、継手管21に対応する位置でこの継手管21の内管部33aに吸込まれる。
【0065】
以上のように掃除機本体1の電動送風機11から排出された空気は、吸塵ホース4及び吸塵パイプ5の戻し用風路から吸込み口体8内での前記戻し風路を流動して、吸込み口体8内の前記吸込み風路に吸込まれた後、吸塵ホース4及び吸塵パイプ5の吸込み用風路を通って掃除機本体1の集塵室から電動送風機11に吸込まれて循環する。
【0066】
この主たる空気循環の経路中には清掃体収容室57は含まれていないから、主たる循環空気が清掃体収容室57を流通することはない。そのため、吸込み口体8内に導入された戻り空気の殆どは、清掃体収容室57内の2本の回転清掃体23、24の外周面に沿って流通することがなく、清掃体収容室57より上側の塵移送室58を流通して継手管21の内管部33aに吸込まれて掃除機本体1側に回収される。
【0067】
前記主たる空気循環において、塵移送室58にその長手方向の端部から導入される空気は、電動送風機11の排気圧により元々流動するエネルギーを有していることに加えて、塵移送室58の流路断面積が小さくなっていることにより、この塵移送室58内を高速度で流通する。
【0068】
一方、前記空気循環と同時に前後一対の回転清掃体23、24が回転駆動されて、そのブレード84によって被掃除面の塵が掻き上げられる。この場合、2本の回転清掃体23、24は、塵取り開口57aにおいて互いに向かい合う方向に回転駆動されているから、被掃除面の塵は両回転清掃体23、24間を通って上方へ勢いよく掻き上げられる。この掻き上げは、回転清掃体23、24の全長、言い換えれば、吸込み口体8の幅方向略全長にわたって行われる。
【0069】
こうして被掃除面から掻き上げられた塵は、その勢いによって、2本の回転清掃体23、24の互いに向い合っている上部周面間スペースの真上に対向している連通口61を、何ら妨げられることなく容易に通過して、この連通口61上に対向している主部中ケース53の斜めのガイド壁53aにあたって、この塵受け棚62側に導かれる。しかも、塵移送室58において塵受け棚62上を主として流動する高速の風の影響、及び前記内管部33aでの空気の吸込みの影響によって、連通口61を通って塵移送室58に至った空気は前記高速の風に合流するように流動されている。
【0070】
そのため、前記掻き上げによって連通口61を通過した塵は、その真下に自由落下して清掃体収容室57に戻ることがなく、この塵を連通口61より後側の塵受け棚62側に円滑に移動させて、この棚62上に載せることができる。しかも、塵受け棚62の先端縁62aは立ち上がっているので、塵受け棚62上に一旦のせられた塵が、先端縁62aを越えて脱落することは抑制されるとともに、この立ち上がった先端縁62aにより塵受け棚62を風の通り道となるように樋状にできるので、その上を流れる高速の風の流れを円滑に案内して、より高速の風を塵受け棚62上に流させることができる。
【0071】
こうして塵が清掃体収容室57から供給される塵移送室58には既述のように循環気流が高速で流動している。そのため、塵受け棚62上の塵および塵移送室58内を浮遊している塵を、高速空気流にのせて継手管21まで移送して、その内管部33aに吸込ませることができる。
【0072】
このように前後2本の回転清掃体23、24が協動して掻き上げた塵を、清掃体収容室57とは別の塵移送室57を流れる高速の空気によって吸込み側に移送させるから、継手管21に至る塵の空気移送において2本の回転清掃体23、24が風路抵抗となることがない。そのため、空気移送される塵が両回転清掃体23、24に引っ掛かることが殆どなく、掻き上げられた塵を円滑かつ確実に継手管21の内管部33aに移送して吸込ませることができる。
【0073】
したがって、吸込み力が波及しづらい吸込み口体8の幅方向の端部において掻き上げられた塵であっても、これを以上のように空気移送して継手管21に吸込ませることができるので、塵取り性能を向上できる。
【0074】
しかも、吸込み力は主として高速の空気を流す塵移送室57に作用し、この室57とは絞りとなっている連通口61を介して連通されている下側の清掃体収容室57への前記吸込み力の波及は弱い。そのため、被掃除面に臨んだ清掃体収容室57の塵取り開口57aが被掃除面に吸付けられることも防止でき、吸込み口体8を軽く被掃除面上で動かすことができ、操作性がよい。
【0075】
以上のように前記構成の吸込み口体8及びこれを備えた空気循環式電気掃除機を用いての掃除においては、前後一対の回転清掃体23、24が掻き上げた被清掃面の塵を、清掃体収容室57上に位置した塵移送室58に移し、電動送風機11から排出されて実質的に完全循環しながら前記塵移送室58を高速で流れる循環風を利用して、塵移送室58内の塵を移送して吸込み風路に吸込ませることができ、しかも、吸込み口体8を被掃除面上に軽く移動させながら、この被掃除面を掃除することができる。
【0076】
更に、この第1実施形態では、既述のように循環風の一部を、清掃体収容室57内に導入させた後に、連通口61を通して塵移送室58を流れる気流に合流させているので、回転清掃体23、24が被掃除面から掻き上げた塵を塵受け棚62上に円滑に運び易く、塵取り性能をより向上できる点で優れている。
【0077】
以上の塵取りにおいては、塵移送室58を流れる空気の流速は速い方が好ましく、この点は塵受け棚62を両室57、58間に設けて連通口61の幅を狭めていることで実現している。こうして幅が狭められている連通口61には、その幅よりも小さな塵しか塵移送室58に向けて通過できない。
【0078】
しかし、既述のように連通口61の幅は一様に狭くはなく、塵受け棚62に設けた後向きの切欠き溝63によって部分的に広くなった幅広口部分61aを有しているので、この幅広口部分61aにおいて、2本の回転清掃体23、24が協動して掻き上げた紙屑等の比較的大きい塵を通すことができる。そして、幅広口部分61aは連通口61の一部だけに設けられているから、塵移送室58を流動する気流の速度が大幅に低下することはない。したがって、塵移送室58に流れる空気速度の低下を抑制しつつ、紙屑等の比較的大きい塵をも塵移送室58を経由して継手管21に吸込ませることができる。
【0079】
この場合、幅広口部分61aが継手管21の内管部33aの延長線上でかつ前方に設けられており、更に、幅広口部分61aを作る塵受け棚62の切欠き溝63が吸込み口体主部22の後側に向けて形成されているので、幅広口部分61aは、塵移送室58及び清掃体収容室57の空気を吸込む継手管21の内管部33aの前方間近に位置し、かつ、より近くなるように寄せられている。そのため、幅広口部分61aの空気を継手管21の内管部33aにより容易に吸込むことができ、幅広口部分61aに対応する位置での塵の吸込み性能を向上できるに伴い、比較的大きい塵の塵取り性能を向上できる。
【0080】
又、幅広口部分61aの幅寸法B及び奥行き寸法Eにより、内管部33aの流路断面積よりも大きな塵が幅広口部分61aを通過できないように制限しているから、内管部33aの内面間の最小寸法Dより大きく内管部33aにつまる恐れがある塵が、幅広口部分61aを通過して内管部33aに至ることを抑制できる。したがって、連通口61が狭められていて、その結果、掃除することが容易ではない塵移送室58を有した構成であるにも拘らず、比較的大きい塵の塵取りに伴って、塵移送室58や内管部33aがごみづまりする恐れを抑制しつつ、既述の塵取り動作を営むことができる。
【0081】
又、清掃体収容室57から幅広口部分61aを通り塵移送室58を経て継手管21に吸込まれる気流の速度は、連通口61の他の部分よりも広い幅広口部分61aによって下げられるから、前記気流による風切り音が低減され、低騒音で塵取りができる。
【0082】
図10〜図12は本発明の第2実施形態を示している。この実施形態は非空気循環式電気掃除機G及びそれ用の吸込み口体111に本発明を適用した例を示している。
【0083】
図10中112は図示しない車輪により被掃除面上を移動可能な掃除機本体で、その前部に設けられた吸塵口113には、図示しない可撓性の吸塵ホースと非可撓性の吸塵パイプとを有する吸塵用連通管の一端部が取外し可能に嵌合して接続され、この連結管の他端部には吸込み口体111が取外し可能に嵌合して接続されている。吸塵用連通管には吸込み空気流のみが通されるようになっている。掃除機本体112の前部の集塵室には、集塵袋(フィルタ)114が出し入れ可能に収容されているとともに、掃除機本体112の後部の送風機室には電動送風機115等が収容されている。電動送風機115から排出された空気は、掃除機本体112の後部に設けた排気部116を通って外部に放出されるように構成されている。
【0084】
吸込み口体111は、吸込み口体主部121、前後一対の回転清掃体123及び124、継手管125、及び清掃体駆動装置126等を備えている。
【0085】
吸込み口体主部121は、主部上ケース128と主部下ケース129とを連結して形成されている。主部下ケース129の前部は清掃体収容室131をなしており、この収容室131は被掃除面に臨む塵取り開口131aを有している。更に、図10及び図12に示すように主部下ケース129の天井壁には、上向きのリブからなる互いに略平行な前後一対の仕切り壁132、133が一体に突設されているとともに、これら両壁132、133間に連通口135を設けている。
【0086】
主部上ケース129は仕切り壁132、133の上端間を閉じて設けられており、これら主部上ケース129と前後の仕切り壁132、133とで囲まれる空間によって、清掃体収容室131の上側にこの室131と連通口135を介して連通された塵移送室136が形成されている。この塵移送室136の風路断面積は清掃体収容室131の風路断面積よりも小さい。又、前記天井壁の一部は後側の仕切り壁133側に位置されていて塵移送室136と清掃体収容室131との間を仕切っており、この壁部分は塵受け棚139として使用されている。
【0087】
図12に示すように塵受け棚139の長手方向中央部には、継手管125の入口部125aの延長線上でかつ前方に位置して後向きの切欠き溝139a設けられている。この溝139aは前記連通口135に臨んでいて、この連通口135の長手方向中央部に幅広口部分135aを作っている。図12において幅広口部分135aは、他の部分との区別を容易にするために2点鎖線の平行斜線を付して描いた。
【0088】
塵移送室136及び塵受け棚139は吸込み口体主部121の幅方向略全長延びて設けられている。塵移送室136の長手方向の少なくとも一端部例えば両端部に夫々空気導入口137(図11参照)が設けられている。これら導入口137は、吸込み口体111の外部に直接連通するように例えば主部上ケース129の両端部上面に開放されて、外気を吸込み可能としてある。
【0089】
前後一対の仕切り壁132、133の内、例えば後側の仕切り壁133には、塵移送室136の長手方向に沿って空気導入口137から離れた位置、好ましくは塵移送室136の長手方向略中央部に位置して吸気開口138が設けられている。吸込み口体主部121の幅方向中央部には、継手管125の入口部125aが上下のケース128、129の後部で挟持されて取付けられ、この継手管125と前記吸気開口138とは連通されている。前記吸塵用連通管の先端部に接続される継手管125は、その内部を吸込み空気が主に流通可能に構成されている。
【0090】
したがって、電動送風機115が運転されるに伴って生じる吸込み力は、吸塵用連通管、継手管125及び吸気開口138を介して塵移送室136に波及し、更に、塵受棚139で絞られている連通口135を介して塵移送室136から清掃体収容室131に波及する。
【0091】
そのため、空気導入口137から塵移送室136に吸込まれる外気が塵移送室136内を高速度で流通して吸気開口138を通って継手管125に吸込まれる。同時に、前記外気導入に応じて清掃体収容室131に波及する吸込み圧力が減少した状態で、この収容室131内の空気が連通口135を通って塵移送室136内に吸込まれ、そして、この空気は塵移送室136内の高速空気流と合流して、吸気開口138を通って継手管125に吸込まれる。
【0092】
図10に示すように清掃体収容室131にこれを略満たすように収容された前後2本の回転清掃体123、124の一端部は図12に示す軸受141に支承されており、かつ、他端部には互いに噛合う歯車142、143に個別に支持されている。歯車142、143は清掃体駆動装置126の最終歯車をなすものであって、その回転により前後2本の回転清掃体123、124を、塵取り開口131aにおいて互いに向かい合うように図10中矢印イ、ロ方向に回転駆動させる。
【0093】
図12に示すように吸込み口体主部121に内蔵された清掃体駆動装置126は、電動モータ145と、巻掛け伝動機構146と、前記最終歯車142、143とを備えている。巻掛け伝動機構146は、電動モータ145に連結された駆動用歯付きプーリ147と、後側の最終歯車143に同軸に連結された被動用歯付きプーリ148と、これらプーリ147及び148にわたって巻掛けられたタイミングベルト149とにより形成されている。
【0094】
したがって、電動モータ145の動力によって前後2本の回転清掃体123、124を内内方向に回転駆動させて、その清掃要素としてのブレード123b、124bにより被掃除面の塵を、回転清掃体123、124間を通るように掻き上げることができる。
【0095】
この第2実施形態においても、清掃体駆動装置126の運転に伴い、回転駆動される前後2本の回転清掃体123、124により被掃除面から掻き上げられた塵は、清掃体収容室131とは別にこの上側に形成された塵移送室136に至り、その内の一部は塵受け棚139上に自由落下する。そして、こうして塵が清掃体収容室131から供給される塵移送室136には、被掃除面以外の方向から空気導入口137を通して外気が吸込まれて高速で流動しているため、この高速の吸込み空気流にのせて塵受け棚139上に乗っている塵及び塵移送室136に浮遊している塵を、吸気用継手管125まで移送して、この管125に吸込ませることができる。
【0096】
このように掻き上げられた塵を塵移送室136を流れる高速の空気によって吸込み側に移送させるから、こうした塵の空気移送において2本の回転清掃体123、124が風路抵抗となることがない。そのため、空気移送される塵が両回転清掃体123、124と干渉して引っ掛かることが殆どなく、掻き上げられた塵を円滑かつ確実に継手管125に移送して吸込ませることができる。したがって、吸込み力が波及しづらい吸込み口体111の幅方向の端部において掻き上げられた塵であっても、これを以上のように空気移送して吸込ませることができるので、塵取り性能を向上できる。
【0097】
しかも、以上のように外気を吸込むに伴って、継手管125から絞りとなっている連通口135を介して連通されている下側の清掃体収容室131に作用するの吸込み力は大きく低下する。そのため、非空気循環式の掃除であるにも拘らず、被掃除面に臨んだ清掃体収容室131の塵取り開口131aが被掃除面に強く吸付けられることも防止できる。よって、吸込み口体111を軽く被掃除面上で動かすことができ、操作性がよい。
【0098】
又、既述の塵受け棚139に切欠き溝139aを設けることによって連通口135の一部に幅広口部分135aが形成されているから、塵移送室136に流れる空気速度の低下を抑制しつつ、紙屑等の比較的大きい塵をも塵移送室136を経由して継手管125に吸込ませて、塵取り性能を向上できる。しかも、幅広口部分135aを、塵移送室136及び清掃体収容室131の空気を吸込む継手管125の前方間近に位置し、かつ、より近くなるように寄せて設けたから、幅広口部分135aに対応する位置での塵の吸込み性能を向上できるに伴い、比較的大きい塵の塵取り性能を向上できるとともに、幅広口部分135aを通る空気の速度が低下されるに伴い風切り音を低減させて、低騒音で塵を吸込んで取ることができる。
【0099】
又、本発明は、外気導入用の空気導入口137を省略し、それ以外は前記第2実施形態と同一構成として実施することもできる。この場合には、継手管125から波及される吸込み力によって、清掃体収容室131から吸上げられる空気が塵移送室136に流される。この流動空気は前後の回転清掃体123、124と干渉して邪魔されることなく塵移送室136を流れる。そのため、回転清掃体123、124で掻き上げられた塵を塵移送室136において円滑に空気移送させて、継手管125に吸込ませることができ、それにより、本発明の課題を解決できる。
【0100】
なお、本発明において、2本の回転清掃体を回転させる手段としては、前記各実施形態に例示したものの他、吸込み気流又は循環される気流の一部又は全部が吹き当てられることにより回転されるタービンを用いて、2本の回転清掃体を回転させることもでき、又、2本の回転清掃体の内の少なくとも一方に、吸込み気流又は循環される気流の一部又は全部を吹き当てることで、これら2本の回転清掃体を回転させることもできる。又、清掃体駆動装置を用いる場合に、その伝動機構には、歯車列、又はタイミングベルトを用いた巻掛け伝動部、或は、これらの組合わせによって形成される伝動機構等を用いることができる。
【0101】
【発明の効果】
本発明は、以上説明したような形態で実施され、以下に記載されるような効果を奏する。
【0102】
請求項1の発明によれば、2本の回転清掃体によって清掃体収容室の上側の塵移送室に連通口を通って掻き上げられた塵を、両室間の塵受け棚で受けながら、塵移送室を流動する空気によって継手管に移送させて吸込ませるので、掻き上げられて移送される塵と回転清掃体との干渉が少なく、吸込み口体主部の幅方向の端部でも塵が取り易い。しかも、前記両室間の連通口はその一部の幅が広げられた幅広口部分を有しているので、塵移送室に流れる空気速度の低下を抑制しつつ、紙屑等の比較的大きい塵をも塵移送室を経由して継手管に吸込ませることができる。したがって、塵取り性能が向上された吸込み口体を提供できる。
【0103】
請求項2、3の発明によれば、連通口の幅広口部分に対応する位置での塵の吸込み性能が高く、比較的大きい塵の塵取り性能を向上できる。
【0104】
請求項4の発明によれば、継手管の入口部の軸線を挟んで対向する内面間の最小寸法より大きい塵が、連通口の幅広口部分を通過して前記入口部に至ってごみつまりを生じる恐れを抑制できる。
【0105】
請求項5、6の発明によれば、前後2本の回転清掃体により被掃除面から掻き上げられて連通口を通り塵移送室に至った塵と回転清掃体との干渉が殆どなく、前記塵移送室に掻き上げられた塵を、両室間に設けた塵受け棚で受けながら塵移送室を流れる気流によって円滑に継手管に移送させ吸込ませることができ、それにより、吸込み口体主部の幅方向の端部でも塵を取り易く、かつ、紙屑等の比較的大きい塵をも前記連通口の幅広口部分を通して塵移送室から継手管に吸込ませることができる吸込み口体を備えるから、塵取り性能が向上された非空気循環式又は空気循環式の電気掃除機を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る空気循環式電気掃除機を示す斜視図。
【図2】図1の電気掃除機が備える吸込み口体を示す斜視図。
【図3】図2の吸込み口体を示す縦断側面図。
【図4】図2の吸込み口体の一部を示す縦断側面図。
【図5】図2の吸込み口体を反転させた状態でその一端部を示す斜視図。
【図6】図2の吸込み口体をその主部上カバーを取外した状態で示す概略平面図。
【図7】図2の吸込み口体をその主部上カバーと主部中カバーとを取外した状態で一部を断面して示す概略平面図。
【図8】図2の吸込み口体を示す下面図。
【図9】図2の吸込み口体が備える回転清掃体を示す平面図。
【図10】本発明の第2実施形態に係る空気循環式電気掃除機の吸込み口体を示す縦断側面図。
【図11】図10の吸込み口体を示す平面図。
【図12】図10の吸込み口体をその主部上カバーを取外した状態で一部を切り欠いて示す概略平面図。
【符号の説明】
A…空気循環式電気掃除機
1…掃除機本体
8…吸込み口体
9…集塵袋(フィルタ)
11…電動送風機
21…継手管
22…吸込み口体主部
23…前側の回転清掃体
24…後側の回転清掃体
25…清掃体駆動装置
33a…継手管の内管部(入口部)
C…内管部の中心軸線
D…内管部の内面間の最小寸法
51…主部上ケース
52…主部下ケース
53…主部中ケース
53a…主部中ケースのガイド壁
57…清掃体収容室
57a…塵取り開口
58…塵移送室
61…連通口
61a…連通口の幅広口部
62…塵受け棚
63…切欠き溝
B…切欠き溝の幅
E…切欠き溝の奥行き
65…風路
66、68…通気部(空気導入口)
81…清掃体軸
G…非空気循環式電気掃除機
111…吸込み口体
112…掃除機本体
114…集塵袋(フィルタ)
115…電動送風機
121…吸込み口体主部
123、124…回転清掃体
123a、124a…清掃体軸
125…継手管
125a…継手管の入口部
126…清掃体駆動装置
131…清掃体収容室
131a…塵取り開口
135…連通口
135a…連通口の幅広口部分
136…塵移送室
137…空気導入口
139…塵受け棚
139a…切欠き溝

Claims (6)

  1. 被掃除面に臨む塵取り開口を有する清掃体収容室、この収容室の上側に前記清掃体収容室が延びる方向と同方向に延びて設けられた塵移送室、前記両室を連通して前記清掃体収容室の上に設けられかつ一部が幅広く形成された連通口、及び前記塵移送室と前記清掃体収容室との間に設けられた塵受け棚を備える吸込み口体主部と、
    前記塵移送室に連通して前記吸込み口体主部に取付けられ、前記塵移送室内にその長手方向に流動する気流を吸込む継手管と、
    前記清掃体収容室に並べて収容された前後2本の回転清掃体と、
    を具備したことを特徴とする吸込み口体。
  2. 前記連通口の幅が広がった幅広口部分を、前記継手管の延長線上でかつ前方に設けたことを特徴とする請求項1に記載の吸込み口体。
  3. 前記連通口の幅が広がった幅広口部分に臨む切欠き溝を、前記吸込み口体主部の後側に向けて前記塵受け棚に設けたことを特徴とする請求項1又は2に記載の吸込み口体。
  4. 前記連通口の幅が広がった幅広口部分の前記吸込み口体主部の幅方向に沿う幅を、前記継手管の入口部の軸線を挟んで対向する内面間の最小寸法より小さくしたことを特徴とする請求項1〜3の内のいずれか一項に記載の吸込み口体。
  5. 掃除機本体内の電動送風機の動作により、前記掃除機本体の集塵室に連通された吸込み口体の塵取り開口から被掃除面の塵を空気とともに吸込んで、この吸込んだ塵を前記集塵室内のフィルタに通して捕捉する電気掃除機において、前記吸込み口体に請求項1〜4の内のいずれか一項に記載の吸込み口体を用いたことを特徴とする電気掃除機。
  6. 電動送風機を内蔵した掃除機本体の集塵室に連通された吸込み口体の塵取り開口から被掃除面の塵を取込んで、この取込んだ塵を前記集塵室内のフィルタに通して捕捉し、前記フィルタを通過して前記電動送風機から排出された空気を前記吸込み口体に戻し、この排出空気を前記掃除機本体と前記吸込み口体とにわたって循環させながら掃除をする電気掃除機において、前記吸込み口体に請求項1〜4の内のいずれか一項に記載の吸込み口体を用いたことを特徴とする電気掃除機。
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