JP2023056657A - 吸込口体及び電気掃除機 - Google Patents
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Abstract
【課題】電動機室の排気口の閉塞を抑制できる吸込口体及びこれを備えた電気掃除機を提供する。【解決手段】吸込口体7は、吸引源と連通する吸引風路700と、清掃体72と、電動機73と、電動機室704と、突出部76と、を備える。電動機73は、清掃体72を駆動するためのものである。電動機室704は、冷却用の空気を取り込む吸気口7043と、吸引風路700と連通し取り込んだ空気を排出する排気口7044と、を有し、電動機73が収容される。突出部76は、排気口7044の排出側に位置して塵埃による排気口7044の閉塞を抑制する。【選択図】図1
Description
本発明の実施形態は、吸気口と排気口とを有して電気部品が収容される収容室を有する吸込口体及びこれを備えた電気掃除機に関する。
従来、電気掃除機に用いられる吸込口体において、回転清掃体を備えるものがある。回転清掃体は、電動機により回転駆動されることで、被掃除部からの除塵性能を向上する。電動機は、吸込口体の電動機室内に収容される。電動機室には、吸気口と排気口とが設定され、吸気口が外気に向けて開口され、排気口が吸込口体において塵埃を吸引するためのメインの吸引風路に向けて開口されている。そこで、吸引風路を吸引源へと通過する気流を利用して冷却用の空気を吸気口から電動機室内に引き込み、排気口から排出するように構成されている。そのため、掃除の際に吸引される塵埃が排気口の排出側付近を通ることとなるので、この塵埃によって排気口が閉塞されて冷却風が流れなくなることを抑制することが望まれる。
本発明が解決しようとする課題は、収容室の排気口の閉塞を抑制できる吸込口体及びこれを備えた電気掃除機を提供することである。
実施形態の吸込口体は、吸引源と連通する吸引風路と、駆動部と、電気部品と、収容室と、閉塞抑制部と、を備える。電気部品は、駆動部を駆動するためのものである。収容室は、冷却用の空気を取り込む吸気口と、吸引風路と連通し取り込んだ空気を排出する排気口と、を有し、電気部品が収容される。閉塞抑制部は、排気口の排出側に位置して塵埃による排気口の閉塞を抑制する。
(第1の実施形態)
以下、第1の実施形態について、図面を参照して説明する。
以下、第1の実施形態について、図面を参照して説明する。
図8において、VCは電気掃除機を示す。電気掃除機VCは、電源部1からの給電により吸引源2が動作され、吸引源2の動作により生じた負圧の作用によって塵埃を空気とともに集塵部3に吸い込み、集塵部3において空気から分離した塵埃を集積する。本実施形態において、電気掃除機VCは、使用者が把持して操作するスティック型電気掃除機を例に挙げて説明する。これに限らず、電気掃除機VCは、床走行型すなわちキャニスタ型、アップライト型、ハンディ型等の任意のものとしてよい。
電源部1は、商用電源から電力を取得するコードリール装置でもよいし、電池でもよい。本実施形態では、電源部1は二次電池である。したがって、本実施形態の電気掃除機VCはコードレスタイプである。電源部1から吸引源2への通電量が制御部4により設定される。制御部4としては、マイコンが好適に用いられる。
吸引源2は、例えば電動送風機が用いられる。電動送風機は、電動機によりファンが回転されることで負圧を生じさせるように構成されている。
本実施形態では、集塵部3は、含塵空気を旋回させることで塵埃を遠心分離するサイクロン式のものである。これに限らず、集塵部3は、フィルタや集塵袋等でもよい。
電源部1、吸引源2及び制御部4は、掃除機本体5に配置される。集塵部3は、掃除機本体5に配置されていてもよいし、掃除機本体5とは別個の位置に配置されていてもよい。本実施形態において、集塵部3は、掃除機本体5に着脱可能となっている。
掃除機本体5には、本体吸込口50が形成されている。本体吸込口50は、吸引源2の吸引側に連通する。本実施形態において、本体吸込口50は、掃除機本体5に装着された集塵部3を介して吸引源2の吸引側に連通する。また、掃除機本体5には、使用者が把持して掃除操作する把持部51が形成されている。把持部51には、使用者によって操作される押しボタン等の動作設定部52が配置されている。動作設定部52は、使用者の操作に応じて吸引源2の動作を設定する信号を生成して制御部4に出力し、制御部4は、その出力された信号を受け取り、吸引源2をその信号に応じて動作させる。制御部4は、マイコン等が好適に用いられる。さらに、掃除機本体5には、本体排気口53が形成されている。本体排気口53は、吸引源2の排気側に連通する。
掃除機本体5の本体吸込口50には、吸引風路部6が接続される。吸引風路部6は、吸引源2の動作により生じた負圧を被掃除部CLに作用させる風路部である。吸引風路部6は、電気掃除機VCの種類に応じて適宜設定される。スティック型の電気掃除機VCの場合、吸引風路部6は、延長管60とアタッチメント61とからなる。これに限らず、吸引風路部6は、電気掃除機VCの種類に応じて、可撓性を有するホース体をさらに備えていてもよいし、アタッチメント61のみでもよい。
延長管60は、長尺に形成されたパイプである。延長管60は、一端部が本体吸込口50と接続され、他端部がアタッチメント61と接続されて、掃除機本体5とアタッチメント61との間の距離を取ることにより、使用者が床面等の被掃除部CLを電気掃除機VCにより立った姿勢のままで掃除することを可能としている。
アタッチメント61としては、掃除用途に応じた様々なものが選択的に用いられる。本実施形態のアタッチメント61は、吸込口体7である。吸込口体7は、床ブラシ、掃除ヘッド、吸込ヘッド等とも呼ばれ、床面等の被掃除部CLに沿って移動させながら塵埃を吸い込むアタッチメントである。なお、以下、吸込口体7の上下、左右、前後の方向については、吸込口体7を水平な被掃除部CL上に載置した状態で使用者から見た方向を基準として説明する。図1ないし図7においては、上方向を矢印U、下方向を矢印D、前方向を矢印FR、後方向を矢印RR、左方向を矢印L、右方向を矢印Rとして示す。
吸込口体7は、本体部70を備える。本体部70は、合成樹脂等の部材により形成されたケース体である。本体部70は、前後方向よりも左右方向に長い、すなわち横長の形状である。本体部70の後部に接続管71が接続されている。図8に示すように、接続管71は、吸込口体7と吸引源2とを連通させる管である。本実施形態において、接続管71は、延長管60を介して、又は、本体吸込口50に直接、接続可能となっている。接続管71は、本体部70の後部において、左右方向の中央部に配置されている。
また、本体部70には、複数の室が形成されている。図5ないし図7に示すように、本体部70には、室としての吸引風路700が形成されている。吸引風路700は、本体部70の長手方向である左右方向に細長い形状に形成された吸引室である。吸引風路700は、吸引源2(図8に示す)と連通し、塵埃を吸引するメインの風路である。吸引風路700は、被掃除部CLに向かい開口された吸込口7000を下部に有する。吸込口7000は、吸引源2(図8に示す)により生じる負圧を被掃除部CLに直接的に作用させる部分である。吸込口7000は、吸引風路700の下部の全体又は略全体に亘り形成されている。すなわち、吸込口7000は、左右方向に長手状に形成されている。
吸引風路700は、室としての連通室701と連通する。連通室701は、吸引風路700の後部に隣接して位置する。連通室701は、前後方向に延び、本体部70の後部に連なって、接続管71と連通する。すなわち、連通室701は、吸引風路700と接続管71とを連通する。連通室701及び接続管71を介して、吸引風路700が吸引源2(図8に示す)と連通される。
さらに、吸引風路700は、室としての清掃体室702と連通する。清掃体室702は、吸引風路700の前部に隣接して、本体部70の最前部に位置する。清掃体室702は、吸引風路700と同幅又は略同幅に形成されている。すなわち、清掃体室702は、吸引風路700と同様に左右方向に延びる長手状に形成されている。清掃体室702と吸引風路700との間には、隔壁703が形成されている。隔壁703は、左右方向に延びて形成され、下端部が本体部70の下面よりも上方に位置する。隔壁703の下端部に形成された連通風路7030を介して、清掃体室702と吸引風路700又は吸込口7000とが連通される。
清掃体室702には、駆動部である清掃体72が動作可能に配置されている。本実施形態において、清掃体72は、左右方向に軸線Xを有して前後方向に回転可能な回転清掃体である。清掃体72は、軸体720を備えている。軸体720は、柱状に形成され、両端部が本体部70に回動可能に支持されている。軸体720の外部には、清掃部材721が配置されている。清掃部材721は、清掃体72の回転に伴い被掃除部CLから塵埃を掻き出すものである。本実施形態において、清掃部材721は、微細な毛が密集して配設された毛ブラシである。清掃部材721は、軸体720の周方向の複数箇所に離れて配置されている。
清掃部材721は、毛ブラシの基端部が一体的にまとめられて軸体720に保持され、先端部側が軸体720から放射状に延びている。清掃部材721は、軸体720の両端部間に亘り壁状に連なっている。好ましくは、清掃部材721は、螺旋状に捻れた状態で軸体720に保持されている。
また、清掃部材721の少なくともいずれかは、清掃体72の下部に位置する状態で、本体部70の下面よりも下方に延びるように軸体720からの突出長さが設定されている。本実施形態において、清掃部材721は、軸体720からの突出量が小さい第一清掃部材721aと、軸体720からの突出量が大きい第二清掃部材721bと、が設定されている。図示される例では、第一清掃部材721aと第二清掃部材721bとは、軸体720の周方向すなわち清掃体72の回転方向に交互に配置されている。
清掃体72は、図1、図3及び図4に示す電動機73により駆動される。電動機73は、例えば電源部1(図8に示す)から給電を受けて動作する。電動機73の動作は、駆動制御部74により制御される。駆動制御部74は、使用者により設定された動作設定部52(図8に示す)からの信号に応じて電動機73の動作を設定する。すなわち、電動機73及び駆動制御部74は、それぞれ電動機73を駆動するための電気部品である。電動機73の動力は、ギヤやプーリ、タイミングベルト等の伝達手段75を介して清掃体72に伝達され、清掃体72が回転駆動される。好ましくは、電動機73は、清掃体72を図1等にて矢印Aに示す反時計回り方向、すなわち吸込口体7の前進時の順方向に回転させる。電動機73、駆動制御部74、及び、伝達手段75は、本体部70に形成された室としての収容室である電動機室704、収容室である制御室705、及び、伝達室706に収容される。
電動機室704において、電動機73は、左右方向に軸線方向を有して配置されている。すなわち、電動機73は、電動機室704内において、左右方向に長手状に配置される。本実施形態において、電動機室704は、本体部70の後部にて接続管71の一側に配置されている。図示される例では、電動機室704は、接続管71の左方に配置されている。電動機室704は、清掃体室702の後部に隔壁703を介して隣接している。また、電動機室704は、壁部7040,7041によって両側部が仕切られている。つまり、電動機室704は、隔壁703と、本体部70の後壁部707と、壁部7040,7041と、により前後左右が仕切られている。電動機室704は、清掃体室702の長手方向に沿って、左右方向に延びて形成されている。また、電動機室704は、吸引風路700の上方に位置している。
壁部7040は、電動機室704と伝達室706とを仕切っている。壁部7040は、前端部が隔壁703と連なり、後部が後壁部707と連なっている。壁部7040に形成された穴部70400を介して、電動機73の回転軸の一部が伝達室706へと挿入されている。また、壁部7041は、電動機室704と接続管71との間に位置する。壁部7041は、前端部が隔壁703と連なり、後部が後壁部707と連なっている。壁部7041に形成された穴部70410を介して、電動機73に対して電気的に接続される配線が電動機室704に導入される。この配線は、吸引風路部6(図8に示す)を介して電源部1又は制御部4(図8に示す)と電気的に接続された電源線と、駆動制御部74と電気的に接続された信号線と、を含む。
電動機室704には、電動機73の冷却用の吸気口7043が形成されている。吸気口7043は、本体部70の外殻に開口されて外気と連通している。すなわち、吸気口7043により、電動機室704が本体部70の外部と連通している。吸気口7043は、電動機73の冷却用の空気を電動機室704に取り込む。本実施形態において、吸気口7043は、電動機室704の後部に配置されている。つまり、吸気口7043は、電動機73の軸線を基準として、清掃体室702又は清掃体72とは反対側に位置する。また、吸気口7043は、電動機73の軸線方向において、一端部寄りに位置している。本実施形態では、吸気口7043は、電動機73の左側寄りに位置している。図示される例では、吸気口7043は、上下方向又は電動機73の回転方向に長手状の長穴となっている。本実施形態において、吸気口7043は、複数形成されている。図示される例では、吸気口7043は、電動機73の軸線方向に離れて配置されている。好ましくは、図1及び図2に示すように、吸気口7043は、電動機73の軸線に対して下方と上方とにそれぞれ形成されている。
また、図3及び図4に示すように、電動機室704には、電動機73の冷却用の排気口7044が形成されている。排気口7044は、電動機室704と吸引風路700とを連通して、吸気口7043から取り込んだ冷却用の空気を電動機室704から排出する。排気口7044は、電動機室704の前部に配置されている。つまり、排気口7044は、電動機73又は電動機73の軸線を基準として、吸気口7043と反対側、及び、清掃体室702又は清掃体72と同側に位置する。また、排気口7044は、電動機73の軸線方向において、他端部寄りに位置している。すなわち、排気口7044は、電動機73の軸線方向において、電動機73を基準として吸気口7043とは反対側の端部寄りに位置している。本実施形態において、排気口7044は、電動機73の右側寄りに位置している。図示される例では、排気口7044と吸気口7043との配置範囲は、電動機73の軸線方向又は電動機室704の長手方向である左右方向に互いにオーバーラップしない範囲となっている。したがって、吸気口7043と排気口7044とは、電動機室704の対角方向に位置するように配置されている。
本実施形態において、図1、図3及び図4に示すように、排気口7044は、隔壁703に形成されている。つまり、本実施形態の排気口7044は、電動機室704と清掃体室702とを直接連通し、清掃体室702を介して電動機室704と吸引風路700とを間接的に連通する。排気口7044を介して、電動機73の冷却用の空気が清掃体室702へと排出されるように構成されている。すなわち、排気口7044の排出側すなわち下流側が、清掃体室702の内部となっている。
図示される例では、排気口7044は、上下方向又は清掃体72の回転方向に長手状の長穴となっている。本実施形態において、排気口7044は、複数形成されている。図示される例では、排気口7044は、電動機73の軸線方向に離れて配置されている。
排気口7044の吸込側すなわち上流側に位置して、電動機室704内に仕切り部7046,7047が形成されている。仕切り部7046,7047は、隔壁703の電動機室704側つまり後部に形成されている。仕切り部7046,7047は、電動機73の軸線と交差又は直交する方向、本実施形態では前後方向に形成され、左右方向に厚みを有するリブ状又は壁状となっている。仕切り部7046,7047間に排気口7044が配置されている。仕切り部7046,7047は、電動機73に密着され、電動機室704内を上流側領域と下流側領域とに仕切る。本実施形態において、仕切り部7046は、電動機73の一端側を支持する。仕切り部7046と壁部7040との間が、吸気口7043と直接連通する上流側領域となる。電動機73において、上流側領域に位置する部分、例えば端面等に冷却用の空気の吸込口が形成されている。また、仕切り部7047は、電動機73の他端側を支持する。好ましくは、仕切り部7047は、電動機73の周囲に取り付けられたシール部材730に圧接される。仕切り部7046と仕切り部7047との間が、排気口7044と直接連通する下流側領域となる。電動機73において、下流側領域に位置する部分、例えば外周面等に冷却用の空気の排出口が形成されている。
また、図5及び図6に示すように、排気口7044の排出側すなわち下流側に位置して、突出部76が形成されている。突出部76は、排気口7044の排出側の面に突出する。本実施形態において、突出部76は、清掃体室702の面に形成され、清掃体72の回転に伴い清掃体72の少なくともいずれかの清掃部材721に付着した塵埃を除去する塵落とし機能を有する。図示される例では、突出部76は、隔壁703の清掃体室702側の面7031に形成されて清掃体室702内に位置する。図1に示すように、突出部76は、清掃体72の清掃部材721の少なくともいずれかと接触可能な位置にある。つまり、清掃体72の軸線Xから突出部76までの最小距離が、軸線Xから少なくともいずれかの清掃部材721の先端部までの距離以下に設定されている。本実施形態では、突出部76は、清掃体72の軸線Xからの最短距離が、軸線Xから清掃部材721の第二清掃部材721bの先端部までの距離よりも小さく設定されている。本実施形態において、突出部76の下端部760は、前後方向に直線状に形成されている。突出部76の下端部760は、清掃体72の回転方向と交差する方向に延びている。突出部76の下端部760の高さは、清掃体72の軸線Xの高さと等しい又は略等しい位置にある。
また、本実施形態において、突出部76は、左右に面を有し、前後方向及び上下方向に延びている。図示される例では、突出部76は、上下方向又は清掃体72の回転方向に沿って形成されている。
好ましくは、突出部76は、清掃体72の軸線方向である左右方向に離れて複数配置されている。本実施形態では、突出部76は、清掃体室702の少なくとも清掃体72に対応する幅に亘り断続的に配置されている。好ましくは、突出部76は、清掃体72の清掃部材721に対応する幅に亘り断続的に配置されている。図示される例では、突出部76は、清掃体室702の略全幅に亘り断続的に配置されている。好ましくは、突出部76,76間は等間隔又は略等間隔となっている。これら突出部76は、互いに平行又は略平行に配置されている。複数の突出部76により、清掃体室702の清掃体72に対向する面7031に櫛歯形状に前後の凹凸が左右方向に交互に並んで形成される。これら突出部76のうち、一部の突出部76,76間に排気口7044の少なくとも一部が配置されている。本実施形態では、突出部76,76間に一つずつ排気口7044が配置されている。すなわち、排気口7044毎に、その両側部に突出部76,76が位置している。左右方向に見て、突出部76と排気口7044とが交互に並んでいる。
そして、少なくともいずれかの突出部76は、清掃体室702内へと吸引された塵埃による排気口7044の閉塞を抑制する機能を兼ねる閉塞抑制部である。すなわち、突出部76の先端部である前端部761、特に複数の突出部76の前端部761の包絡面が、排気口7044が開口されている清掃体室702内の隔壁703の面7031に対して前方に離れて形成されることで、突出部76の前端部761に接触した塵埃が面7031に貼り付くことを抑制する。突出部76は、面7031への塵埃の貼り付きを抑制する貼付抑制部である。図示される例では、突出部76は、排気口7044の長手方向に沿って形成されている。本実施形態では、突出部76は、排気口7044の長手方向の略全体に亘り連なって形成されている。そのため、突出部76は、電動機室704から排気口7044を介して清掃体室702に排出される空気を整流する機能を有する。これに限らず、突出部76は、排気口7044の長手方向に断続的に形成されていてもよい。
また、突出部76は、隔壁703を補強する機能を有する。特に、突出部76は、隔壁703において、排気口7044,7044間の部分を補強する機能を有する。
制御室705は、本体部70の後部にて接続管71の他側に配置されている。図示される例では、制御室705は、接続管71の右方に配置されている。すなわち、制御室705は、接続管71を基準として電動機室704とは反対側に位置する。制御室705は、清掃体室702の後部に隔壁703を介して隣接している。また、制御室705は、壁部7050と本体部70の側壁とによって両側部が仕切られている。つまり、制御室705は、隔壁703と、本体部70の後壁部708と、壁部7050と、本体部70の側へ基部と、により前後左右が仕切られている。制御室705は、清掃体室702の長手方向に沿って、左右方向に延びて形成されている。また、制御室705は、吸引風路700の上方に位置している。
壁部7050は、制御室705と接続管71側とを仕切っている。壁部7050は、前端部が隔壁703と連なり、後部が後壁部708と連なっている。壁部7050に形成された穴部70500を介して、駆動制御部74に対して電気的に接続された配線が制御室705から接続管71側及び電動機室704側に導出される。この配線は、吸引風路部6(図8に示す)を介して電源部1又は制御部4(図8に示す)と電気的に接続された電源線と、電動機73に接続される信号線と、動作設定部52又は制御部4(図8に示す)と電気的に接続された信号線と、を含む。
制御室705において、駆動制御部74は、左右方向に長手状に配置される。本実施形態において、駆動制御部74は、基板及び基板に実装された素子を有する制御基板である。また、図示される例では、駆動制御部74は、吸込口体7が被掃除部CLに接地したか否かを検出する接地検出手段の機能を有する。駆動制御部74は、本体部70の下面から突出する検出部740を有する。一例として、検出部740は、車輪である。検出部740は、制御室705の下部に形成された開口部7051から本体部70の下部に露出する。検出部740は、被掃除部CLに対して接触/離間することに応じて上動/下動することで、吸込口体7が被掃除部CLに接地したか否かを検出可能となっており、それに応じて切替スイッチのオン/オフが切り替わることで、電動機73の駆動、つまり清掃体72の回転の許可状態/不許可状態が切り替えられるようになっている。
伝達室706は、電動機室704及び清掃体室702に隣接して位置する。本実施形態において、伝達室706は、電動機室704及び清掃体室702の側方に亘り配置されている。図示される例では、伝達室706は、本体部70の左側部に前後方向に延びて形成されている。伝達室706は、電動機室704及び清掃体室702と連通している。伝達室706内に位置する伝達手段75は、電動機室704内に位置する電動機73の動力を、清掃体室702内に位置する清掃体72(図1に示す)に伝達する。
また、好ましくは、清掃体室702の前部は、本体部70の外方と連通する前部開口部709に対して前カバーであるカバー体77が取り付けられて構成されている。前部開口部709は、本体部70の外殻の最前部に位置する。前部開口部709は、清掃体室702を介して吸込口7000と連通する。本実施形態において、カバー体77は、前後方向に回動可能に配置されている。
また、好ましくは、図5及び図7に示すように、カバー体77の下端部に、突起770が複数形成されている。突起770は、カバー体77の下端部と被掃除部CLとの間の前部開口部709の開口面積を狭める方向である下方に向けて、つまり被掃除部CL側に膨出している。突起770は、清掃体室702の真空度を高める効果を有する。これら突起770の有無により、カバー体77の下端部には上下の凹凸が左右方向に交互に並んで形成されている。
突起770は、カバー体77の両側方向である左右方向に延びる形状に形成されている。すなわち、突起770は、突出寸法である上下寸法よりも左右寸法が大きい。また、本実施形態において、突起770は、基端部から先端部へと、徐々に幅狭となるように形成されている。突起770は、正面から見て、下辺が上辺より短い台形状に形成されている。
また、好ましくは、突起770は、カバー体77の下端部において左右両側部間に間欠的に配置されている。例えば、突起770は、カバー体77の下端部において、左右両側部間の中央部を除く位置、及び、両側部を除く位置にある。そのため、カバー体77の下端部において左右両側部には、突起770が配置されていない非配置部がそれぞれ設定されている。
さらに、本実施形態において、突起770は、カバー体77の下端部の左右方向の中央部を基準として、左右に均等に配置されている。
好ましくは、カバー体77の前部に凸形状771が形成されている。凸形状771は、カバー体77の強度を向上するとともに、カバー体77に意匠的な特徴を加えて見栄えを向上するものである。凸形状771は、カバー体77の両側方向である左右方向、すなわちカバー体77の長手方向に線状に連なって形成されている。本実施形態において、凸形状771は、カバー体77の前部に左右方向全体に亘り連なって形成されている。また、凸形状771は、カバー体77の短手方向である上下方向に並んで複数配置されている。
さらに、好ましくは、図7に示すように、カバー体77の下端部に、後方である清掃体72側に突出する後部突起772が形成されている。本実施形態において、後部突起772は、突起770とその間とに亘り形成されている。図示される例では、後部突起772は、カバー体77の左右方向に亘り連なっているが、左右方向に断続的に形成されていてもよい。
さらに、好ましくは、本体部70の下面には、被掃除部CLと接地する接地部78が配置されている。接地部78は、走行輪等の走行部材でもよいし、不織布等の滑り部材でもよい。
次に、第1の実施形態の動作を説明する。
掃除の際には、使用者が動作設定部52を操作すると、吸引源2を動作させる信号が制御部4に出力され、制御部4が吸引源2を設定された動作で駆動させる。吸引源2の駆動により生じた負圧は、集塵部3を介して本体吸込口50から吸引風路部6へと作用する。そこで、使用者は、把持部51を把持して電気掃除機VCを前後に移動させることで、吸込口体7を掃除対象となる部屋等のエリアの被掃除部CL上で前後に移動させ、吸込口7000から作用する負圧によって塵埃を空気とともに吸い込む。
吸込口7000から作用する負圧は、吸引風路700に塵埃を空気とともに引き込む。本実施形態では、吸引風路700と連通する清掃体室702にも負圧が作用することで、吸引風路700に直接、又は、清掃体室702から連通風路7030を介して、塵埃を空気とともに引き込む。この含塵空気は、連通室701、接続管71を経由して延長管60から本体吸込口50を介して集塵部3へと吸い込まれ、集塵部3において塵埃が分離捕集されて集積される。塵埃が分離された空気は、本体排気口53から掃除機本体5の外部に排出される。
使用者は、必要に応じて清掃体72を駆動させることで絨毯等の被掃除部CLから塵埃を掻き出し、この掻き出した塵埃を吸引することで、被掃除部CLをよりきれいに掃除することができる。清掃体72を使用する際には、動作設定部52を操作すると、駆動制御部74が電動機73を動作させて、電動機73の動力が伝達手段75を介して清掃体72に伝達されて、清掃体72が駆動される。本実施形態においては、清掃体72が矢印Aに示すように回転し、被掃除部CLに入り込ませた清掃部材721により塵埃を掻き出す。清掃部材721の一部、本実施形態では第二清掃部材721bについては、清掃体72の回転時に突出部76に接触することで、塵埃が叩き落されて除去される。
また、壁等の物体の近傍の被掃除部CLを掃除する際には、吸込口体7の前部を物体に押し付けることにより、図7の二点鎖線に示すように、カバー体77の前部が物体により後方に押されることで回動し、カバー体77の下端部側が被掃除部CLに接近する。このとき、カバー体77の前部に両側方向である左右方向に切れ目なく連なる凸形状771が形成されていることにより、カバー体77が物体に接触する際にはこの凸形状771が物体と接触するので、カバー体77と物体との接触位置がカバー体77の左右方向に亘りシールされて上方からの空気の回り込みが生じにくくなり、カバー体77と物体との間に清掃体室702に連通する風路が左右方向に形成される。また、本実施形態では、カバー体77の下端部において、突起770が形成されている部分では、突起770が被掃除部CLに近接して位置することで、カバー体77により前部が覆われている清掃体室702の真空度を確保する。他方、カバー体77の下端部において、突起770が形成されていない部分では、被掃除部CLとの間に多少の上下方向の隙間が生じているため、これらの部分から、負圧の作用によって例えば米粒等の所定の大きさを有する塵埃である粒状ごみを、清掃体室702及び吸込口7000を介して吸引風路700へと吸引できる。
清掃体72の駆動により電動機73が発熱する。電動機73を収容する電動機室704では、吸引風路700から作用する負圧によって、吸引風路700と連通する排気口7044と、外気と連通する吸気口7043と、に気圧の差が生じる。そのため、吸気口7043から外気が冷却用の空気として電動機室704へと吸い込まれ、排気口7044から排出される。このように大気温度の空気が流れることにより、電動機73が冷却される。具体的に、本実施形態では、図3及び図4の矢印Wに示すように、吸気口7043から電動機室704の上流側領域に流入した空気が、電動機73の吸込口から電動機73の内部に導入され、電動機73内を通過して電動機73の排出口から電動機室704の下流側領域に排出された後、排気口7044から電動機室704の外部へと排出される。このように、吸気口7043と排気口7044とが電動機室704の対角に位置することで、冷却用の空気が電動機73内を軸線方向全体に亘り通過して効率よく電動機73を冷却する。
このとき、排気口7044から排出された空気は、含塵空気とともに吸引風路700へと吸引される。本実施形態では、排気口7044から排出された空気は、清掃体室702に流入した後、隔壁703の下端部を経由して吸引風路700へと吸引される。そのため、吸引された含塵空気中のシート状ごみや大きなごみ等の塵埃が吸引風路700、あるいは清掃体室702にとどまったときに仮に排気口7044を閉塞すると、吸気口7043と排気口7044との気圧差が生じにくくなり、電動機73を冷却する空気を電動機室704に取り込めなくなることが想定される。
そこで、本実施形態では、排気口7044の排出側に、塵埃による排気口7044の閉塞を抑制する突出部76を形成したことで、シート状ごみや大きなごみ等の塵埃が仮に吸引風路700、あるいは清掃体室702にとどまったとしても、塵埃が突出部76に接触することで突出部76が形成される面7031に密着せず、この面7031に位置する排気口7044の排出側の閉塞を抑制できる。したがって、吸気口7043と排気口7044との気圧差を確保でき、冷却用の空気を安定的に電動機室704に取り込むことが可能になるとともに、取り込んだ冷却用の空気の通り道を塵埃が塞ぐことがなく、電動機73を安定して冷却できる。
また、本実施形態では、排気口7044を清掃体室702と連通、すなわち清掃体室702と電動機室704との間の隔壁703に形成し、突出部76を清掃体室702の面7031に配置することで、清掃体室702と別個の吸引風路700内に突出部76が位置しない構成となる。そのため、吸引風路700内に突起部76による凹凸が生じないので、塵埃を吸引する際に滑らかで高速な気流を実現でき、ごみ取れ性能を向上できる。
しかも、排気口7044への塵埃の貼り付きを抑制する突出部76として、元々清掃体室702の面7031に位置して清掃体72の塵落としの機能を有するものを利用できるので、排気口7044への塵埃の貼り付きを抑制する専用の突出部76を別途新たに形成する必要がなく、吸込口体7の重量が増加しない。
さらに、突出部76は、清掃体72の回転に伴い清掃体72の少なくともいずれかの清掃部材721と接触して清掃部材721に付着した塵埃を除去する機能を有するため、上記のようなシート状ごみや大きなごみ等の塵埃が仮に突出部76に貼り付いた場合には、突出部76と接触する清掃部材721によってその塵埃を突出部76から取り除くことができる。すなわち、突出部76と清掃体72の清掃部材721とは、清掃体72の回転に伴い接触する位置にあることから、付着した塵埃を互いの接触によって相互に落とし合う関係となるので、清掃体室702内を清潔に保ち、塵埃による排気口7044の閉塞を確実に抑制できる。
また、突出部76の有無により、隔壁703の清掃体室702側の面7031には、櫛歯形状の凹凸が生じているため、清掃体72の回転に伴いこれら凹凸が清掃体72の清掃部材721を櫛歯状に梳かして、絡み付いた髪の毛等の糸状ごみ又は線状ごみをほどいたり切断したりすることができる。
排気口7044が少なくともいずれかの突出部76間にあるため、突出部76への塵埃の貼り付きを、より確実に抑制できる。
突出部76が清掃体室702の少なくとも清掃体72に対応する幅に亘り断続的に配置されているため、突出部76の接触によって、清掃体72の清掃部材721を略全幅に亘り除塵できる。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態について、図9及び図10を参照して説明する。なお、上記第1の実施形態と同様の構成及び作用については、同一符号を付してその説明を省略する。
次に、第2の実施形態について、図9及び図10を参照して説明する。なお、上記第1の実施形態と同様の構成及び作用については、同一符号を付してその説明を省略する。
本実施形態の突出部76は、清掃体72の軸線方向に連なって形成されている。本実施形態の突出部76は、左右方向に連なるリブ状に形成されている。すなわち、本実施形態の突出部76は、上下方向に面を有し、前後方向及び左右方向に延びている。図示される例では、突出部76は、清掃体72の回転方向に対して交差又は直交する方向に沿って形成されている。好ましくは、突出部76は、清掃体72の清掃部材721の略全幅に亘り連なって形成されている。本実施形態では、突出部76は、清掃体室702の両側壁部間に亘り連なって形成されている。
好ましくは、突出部76は、清掃体72の軸線方向と交差する上下方向に複数配置されている。本実施形態において、突出部76は、上下に一対形成され、互いに平行又は略平行に配置されている。突出部76の高さは、清掃体72の軸線Xの高さに近接している。好ましくは、突出部76は、清掃体72の軸線Xに対し上方に位置する。
突出部76は、清掃体72の清掃部材721の少なくともいずれかと接触可能な位置にある。本実施形態において、突出部76は、前端部761が清掃体72の清掃部材721の第二清掃部材721bと接触可能な位置まで延びている。
さらに、図示される例では、排気口7044の少なくとも一部が上下の突出部76間にある。本実施形態では、排気口7044の上端部が上側の突出部76よりも上方に延び、かつ、排気口7044の下端部が下側の突出部76よりも下方に延びている。
そして、掃除の際には、吸込口7000から作用する吸引源2の負圧によって吸引風路700に塵埃を空気とともに引き込む。清掃体72を使用する際には、使用者による動作設定部52の操作に応じて、駆動制御部74が電動機73を動作させて、電動機73の動力が伝達手段75を介して清掃体72に伝達されることで、清掃体72が回転駆動され、被掃除部CLに入り込ませた清掃部材721により塵埃を掻き出す。
清掃体72の駆動により発熱した電動機73は、吸気口7043から電動機室704へと吸い込まれた外気により冷却される。電動機73を冷却した空気は、排気口7044から排出され、含塵空気とともに吸引風路700へと吸引される。本実施形態では、排気口7044の排出側に突出部76を形成する等、上記の第1の実施形態と同様の構成を有することで、シート状ごみや大きなごみ等の塵埃が仮に吸引風路700、あるいは清掃体室702にとどまったとしても、塵埃が突出部76に接触することで突出部76が形成される面7031に密着せず、この面7031に位置する排気口7044の排出側の閉塞を抑制でき、吸気口7043と排気口7044との気圧差を確保でき、冷却用の空気を安定的に電動機室704に取り込むことが可能になるとともに、取り込んだ冷却用の空気の通り道を塵埃が塞ぐことがなく、電動機73を安定して冷却できる。
また、清掃体室702では、突出部76が清掃体72の軸線方向に連なって形成されていることで、清掃体72の回転時、清掃体72の少なくともいずれかの清掃部材721が突出部76と接触すると、清掃体72の上方から吸引風路700へと後方に流れる空気の風路がシールされる。そのため、清掃体72の下方から吸引風路700へと流れる空気の流量が相対的に増加し、被掃除部CL付近から空気を吸引風路700へと効果的に吸引できる。
また、清掃体72の軸線方向と交差する上下方向に複数配置された突起部76間に排気口7044の少なくとも一部があるため、突出部76への塵埃の貼り付きを、より確実に抑制できる。
なお、上記各実施形態において、電動機室704に吸気口7043及び排気口7044を形成する構成としたが、これに限らず、例えば電動機73が清掃体72の内部に配置されている構成等の場合には、制御室705に駆動制御部74の冷却用の吸気口及び排気口を形成する構成としてもよいし、電動機室704と制御室705との双方にそれぞれ冷却用の吸気口及び排気口を配置する構成としてもよい。すなわち、清掃体72を駆動するための任意の電気部品を収容する収容室に冷却用の吸気口及び排気口を形成する構成としてよい。それに応じて突出部76を排気口の排出側に形成することで、塵埃により排気口が閉塞されることを抑制できる等、上記の各実施形態と同様の作用効果を奏することができる。
また、駆動部は清掃体72に限られず、被掃除部CLに光を照射するための発光部、あるいは、イオン発生装置等、任意のものとしてよい。それら任意の駆動部を駆動するための電気部品の収容室に、電気部品の冷却用の吸気口及び排気口を形成し、排気口の排出側に突出部76を形成することで、塵埃により排気口が閉塞されることを抑制できる等、上記の各実施形態と同様の作用効果を奏することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲をこれらの実施形態に限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
VC 電気掃除機
2 吸引源
7 吸込口体
72 駆動部である清掃体
73 電気部品である電動機
74 電気部品である駆動制御部
76 閉塞抑制部である突出部
700 吸引風路
702 清掃体室
704 収容室である電動機室
7031 面
7043 吸気口
7044 排気口
2 吸引源
7 吸込口体
72 駆動部である清掃体
73 電気部品である電動機
74 電気部品である駆動制御部
76 閉塞抑制部である突出部
700 吸引風路
702 清掃体室
704 収容室である電動機室
7031 面
7043 吸気口
7044 排気口
Claims (9)
- 吸引源と連通する吸引風路と、
駆動部と、
前記駆動部を駆動するための電気部品と、
冷却用の空気を取り込む吸気口と、前記吸引風路と連通し取り込んだ空気を排出する排気口と、を有し、前記電気部品が収容される収容室と、
前記排気口の排出側に位置して塵埃による前記排気口の閉塞を抑制する閉塞抑制部と、
を備えることを特徴とする吸込口体。 - 前記駆動部は、回転可能な清掃体であり、
前記電気部品は、前記清掃体を回転させる電動機と前記電動機の動作を制御する駆動制御部との少なくともいずれかである
ことを特徴とする請求項1記載の吸込口体。 - 前記吸引風路とは別個に形成されて前記吸引風路と連通するとともに、前記清掃体を収容する清掃体室を備え、
前記排気口は、前記清掃体室と連通し、
前記閉塞抑制部は、前記清掃体室の面に配置された突出部である
ことを特徴とする請求項2記載の吸込口体。 - 前記閉塞抑制部は、前記清掃体の塵落としの機能を有する
ことを特徴とする請求項3記載の吸込口体。 - 前記閉塞抑制部は、前記清掃体室の少なくとも前記清掃体に対応する幅に亘り断続的に複数配置されている
ことを特徴とする請求項3又は4記載の吸込口体。 - 前記閉塞抑制部は、前記清掃体の軸線方向に連なって形成されている
ことを特徴とする請求項3又は4記載の吸込口体。 - 前記閉塞抑制部は、前記清掃体の軸線方向と交差する上下方向に複数配置されている
ことを特徴とする請求項6記載の吸込口体。 - 前記排気口は、少なくともいずれかの前記閉塞抑制部間にある
ことを特徴とする請求項5又は7記載の吸込口体。 - 請求項1ないし8いずれか一記載の吸込口体を備える
ことを特徴とする電気掃除機。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2021166002A JP2023056657A (ja) | 2021-10-08 | 2021-10-08 | 吸込口体及び電気掃除機 |
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- 2021-10-08 JP JP2021166002A patent/JP2023056657A/ja active Pending
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