JP3729642B2 - カラオケ機の背景映像表示装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、カラオケ機において、演奏される楽曲に合わせて背景映像をモニタに表示する方法およびこの背景映像の表示方法を実施するための装置に関し、特に、歌唱者が任意に選択した楽曲に合わせて、モニタに映し出す背景映像が適宜に選択されるようにしたカラオケ機の背景映像表示方法および装置に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】
近年、歌唱者が選択した楽曲に合わせてその楽曲の背景映像をモニタに映し出すことができるカラオケ機が広く普及している。
【0003】
このようなカラオケ機は、モニタに映し出される背景映像によって曲のイメージを膨らませて宴を盛り上げることができる高い娯楽性を備えているため、急速に普及してきたが、楽曲ごとに対応する背景映像を用意しておく当初の方式では、カラオケ機に用意されたカラオケ楽曲の曲数と同じ数だけの背景映像を記録媒体に記録しておく必要があり、カラオケ楽曲の曲数の増加に伴って、カラオケ機の記録媒体における記録容量の不足が問題になってきた。
【0004】
そこで、カラオケ楽曲のみならず背景映像も選択できるようになっていて、歌唱者が楽曲と背景映像を任意に組み合わせて歌うことができるようにしたカラオケ機が開発されてきた。このような背景映像の表示方式は、特に、楽曲の選択の範囲が非常に広く次世代のカラオケ機として注目されているいわゆる通信カラオケ機に多く採用されている。
【0005】
ここで、このような楽曲と背景映像の組み合わせを任意に行うことができるカラオケ機においては、通常楽曲ごとにその演奏時間が異なっているから、それぞれ任意に選択された楽曲と背景映像とを組み合わせた際に、楽曲の演奏時間と背景映像の映像時間とが一致しないという新たな問題が生じるので、どの部分で中断してもおかしくないような映像を任意に選択される背景映像として用意しておいて、楽曲の演奏時間が背景映像の映像時間よりも短い場合や演奏時間が映像時間よりも長く背景映像がリピート表示される場合に、楽曲の演奏が終了して背景映像が途中で中断しても、歌唱者に奇異な感じを起こさせないようになっている。
【0006】
しかしながら、このような楽曲と背景映像の組み合わせを任意に行うことができる従来のカラオケ機においては、上述したように、楽曲の演奏時間が曲目ごとに異なることによって、カラオケ機に用意される背景映像がストーリ性の無い映像に限られてしまい、これによって、演奏される楽曲のイメージに合わせて背景映像を表示し、宴の雰囲気を盛り上げるといった背景映像を表示する本来の目的が十分に達成されないという問題が発生している。
【0007】
また、カラオケ機には、歌唱者の歌唱力を採点してその採点を背景映像のモニタに表示する採点機能付きのカラオケ機があり、さらには、特公平6−79205号公報に記載されているもののように、楽曲の演奏中にその楽曲の演奏時間の所定の帯域ごとに歌唱者の歌唱力に対応した映像をモニタに表示して、その映像によって点数の代わりに歌唱者の歌唱力を評価するカラオケ機も開発されてきている。しかし、採点機能付きのカラオケ機についても、上述したような楽曲と背景映像との組み合わせを任意に行うことができるようにした表示方式を採用する場合には、同様に、楽曲の演奏時間が曲目ごとに異なることによって、カラオケ機に用意される背景映像がストーリ性の無い映像に限られてしまうという問題が発生する。
【0008】
この発明は、上記のような従来のカラオケ機が有している問題点を解決するためになされたものである。
【0009】
すなわち、この発明は、楽曲と背景映像を任意に組み合わせることができるカラオケ機において、楽曲の演奏時間と背景映像の映像時間とが異なる場合であっても、ストーリ性を備えた背景映像を表示することができるカラオケ機の映像表示方法およびこの映像表示方法を実施するための装置を提供することを第1の目的とする。
【0010】
さらに、この発明は、採点機能を有し楽曲と背景映像を任意に組み合わせることができるカラオケ機においても、ストーリ性を備えた背景映像を表示することができるカラオケ機の映像表示方法およびこの映像表示方法を実施するための装置を提供することを第2の目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、演奏される楽曲に対して背景映像を選択するカラオケ機の背景映像表示装置において、前記背景映像を表示するための背景映像データとして、開始部と、中間部と、複数の終了部に区分されたデータを楽曲の演奏に合わせて選択する制御手段を備え、該制御手段は、カラオケ機に入力される歌唱者の音声を楽曲に応じた基準値と比較して歌唱力を評価すると共に、楽曲に対応した前記背景映像データを第1,第2,第3処理によって選択するものであり、前記第1処理は、楽曲の演奏に合わせて前記開始部を選択し、前記第2処理は、前記第1処理の終了後、楽曲の演奏時間から前記開始部と前記終了部の再生時間を減じた時間の間、前記中間部を選択し、前記第3処理は、前記第2処理の終了後、評価された前記歌唱力に対応した前記終了部の一つを選択することを特徴とする
【0012】
また、本発明は、前述したカラオケ機の背景映像表示装置において、記録媒体に記録された背景映像データを読み出して再生する映像再生手段を備え、前記制御手段は、前記第1,第2,第3処理による選択に基づいて、前記映像再生手段で再生される背景映像データの切り替えを行うことを特徴とする。
【0013】
また、本発明は、前述したカラオケ機の背景映像表示装置において、前記第2処理は、楽曲の演奏時間が前記背景映像データの再生時間よりも短い場合に、前記中間部の再生中に前記楽曲の演奏時間から前記開始部と前記終了部に対応する再生時間を減じた時間が経過したとき、前記映像再生手段で再生される背景映像データを前記終了部へ切り替えることを特徴とする。
【0014】
また、本発明は、前述したカラオケ機の背景映像表示装置において、前記第2処理は、楽曲の演奏時間が前記背景映像データの再生時間よりも長い場合に、前記中間部を繰り返し再生させることを特徴とする。
【0015】
また、本発明は、前述したカラオケ機の背景映像表示装置において、前記第2処理は、繰り返し再生させる際に、前記開始部を含めて再生させることを特徴とする。
【0016】
また、本発明は、前述したカラオケ機の背景映像表示装置において、前記複数の終了部は、マルチアングル映像データとして構成されることを特徴とする。
【0017】
このような特徴を有する本発明によると、以下の特徴を有する。
【0018】
一つには、制御手段の第1,第2,第3処理によって、楽曲の演奏に合わせて表示する背景映像が選択された際に、この背景映像を表示するための背景映像データを、背景映像の開始部分の開始部と、中間部分の中間部と、終了部分の終了部の三つの部分に区分して、開始部,中間部そして終了部の順に映像の再生を行ってゆく。 このとき、中間部からの映像の再生時間を、楽曲の演奏時間のうち背景映像データの開始部と終了部に対応する映像時間を減じた時間とすることにより、楽曲の演奏時間と背景映像の映像時間とが異なる場合、例えば楽曲の演奏時間の方が長い場合には中間部からの映像の再生を繰り返したり、また楽曲の演奏時間の方が短い場合には中間部からの映像の再生を中断して、終了部からの再生に切り替えたりすることによって、楽曲演奏の終了前の所要の時間には、必ず終了部から映像の再生を行うことができることになる。
【0019】
これによると、楽曲と背景映像を任意に組み合わせることができるカラオケ機において、楽曲の演奏時間と背景映像の映像時間とが異なる場合であっても、必ず背景映像の最初の導入部分とともに、背景映像の最後の完結部分がモニタにそれぞれ所要の時間表示されるために、ストーリ性を有する背景映像を使用しても、その映像時間が楽曲の演奏時間と違うことによって背景映像が有するストーリ性が大きく損なわれることがない。したがって、楽曲と背景映像が選択可能なカラオケ機においても、ストーリ性を有する背景映像の使用が可能になり、カラオケ機の有する娯楽性を大いに高めることができる。
【0020】
また、制御手段がカラオケ機に入力される歌唱者の音声を楽曲に応じた基準値と比較して歌唱力を評価する機能を有しており、歌唱者の歌唱力に応じて背景映像を切り替えることにより、映像の再生が背景映像データの終了部から行われているときに、複数の背景映像データの中から、歌唱力の評価に対応した映像が選択されて表示される。これによって、歌唱者の歌唱力を評価する採点方式等を採用したカラオケ機においても、楽曲の演奏時間と異なる長さの映像時間を有する背景映像データの再生を行ってもその背景映像のストーリ性を保持することができる。更には、背景映像データの違いによって歌唱力の評価を行うことで、歌唱者の歌唱力を採点する機能を備えたカラオケ機の娯楽性を更に高めることができる。
【0021】
また、記録媒体に記録された背景映像データを読み出して再生する映像再生手段を備え、前記制御手段は、前記第1,第2,第3処理による選択に基づいて、前記映像再生手段で再生される背景映像データの切り替えを行うようにする。これによると、記録媒体の選択によって所望の背景映像を選択することができる。
【0022】
また、選択された楽曲の演奏時間が背景映像の映像時間よりも短い場合には、背景映像データの最初からそのまま映像の再生を行っていたのでは、背景映像の最後の完結部分が完全に表示されないうちに楽曲の演奏が終了してしまうので、中間部からの映像の再生中に、楽曲の残りの演奏時間が終了部における映像時間と同じになったときに、中間部からの映像の再生を中断して終了部からの映像の再生を開始する制御を行う。
【0023】
また、選択された楽曲の演奏時間が背景映像の映像時間よりも長い場合には、背景映像データの最初からそのまま映像の再生を行っていたのでは、背景映像の最後の完結部分の表示が終了してもまだ楽曲の演奏が続いていることになるので、楽曲の残りの演奏時間が終了部における映像時間と同じになるまで、開始部又は中間部からの映像の再生を繰り返し行う制御を行う。
【0024】
また、映像の再生が背景映像データの終了部から行われているときに、記録されているマルチアングル映像データの複数のアングルの中から、例えば一定の時間間隔ごとに、歌唱力の評価に対応したアングルの映像が選択されて表示されるようにすることで、採点方式等を採用したカラオケ機においても、楽曲の演奏時間と異なる長さの映像時間を有する背景映像データの再生を行ってもその背景映像のストーリ性を保持することができ、マルチアングル映像データの切り換えによって、娯楽性の高い背景映像を表示することができる。
【0045】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の最も好ましいと思われる実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明を行なう。
【0046】
なお、この発明は、楽曲と背景映像を任意に選択して組み合わせることができるカラオケ機であれば、いわゆる通信カラオケ機に限らず適用でき、さらに採点機能を備えていないカラオケ機についても適用することができるが、以下においては、この発明が採点機能を備えた通信カラオケ機に適用された場合を例に挙げて説明を行うこととする。
【0047】
図1は、採点機能を備えた通信カラオケ機の構成を概略的に示すものであって、この発明の実施態様の説明を行う前に、この図1に基づいて、まず通信カラオケ機の構成について説明を行う。
【0048】
通信カラオケ機はコントローラAとチェンジャBの二つの部分から構成されており、コントローラAは、CPU1,モデム2,RAM3,チェンジャ制御部4,操作パネルやリモコン等の操作部5,HDD(ハードディスクドライブ)6,採点比較部7およびMIDI再生&背景オーバレイ部8を備えている。また、チェンジャBは、CPU10,ピックアップ部(搬送部)11,ディスクストッカ12,プレーヤ13,プレーヤ14,外部I/F部(SCSI)15,デコーダ部16およびRAM17を備えている。ここで、HDD6にはあらかじめディスクストッカ12内の各ディスクの保管場所および記録内容についての管理データが記憶される。
【0049】
この通信カラオケ機は、コントローラAのモデム2が、電話回線tによってカラオケ配信センタCのホストコンピュータに接続されており、このカラオケ配信センタCから所望のカラオケ楽曲データをダウンロードする。カラオケ楽曲データは、伴奏音楽を再生するためのMIDI(Musical Instrument Digital Inteface)データ、演奏時間を示すデータ、背景映像を選択するための背景映像選択データ、歌詞を表示するための文字データ等を含んでいる。
【0050】
なお、カラオケ配信センタのコンピュータは、楽曲データの配信に際して、通信先のカラオケ機に既に記憶されている楽曲データの一覧を確認し、送信もれや重複がないようにする。また、カラオケ配信センタのコンピュータでは、楽曲データ毎にカラオケ店の地域や種類を示す属性コードを記憶しておき、カラオケ店に相応しい楽曲の楽曲データを選択して配信するようにしている。また、カラオケ配信センタのコンピュータは、楽曲データの他に、カラオケ店の広告用の文字や画像のデータを配信することができ、カラオケ機ではこれに基づいた広告の映像を後述の出力部Eのモニタに適宜、表示することができるようになっている。
【0051】
そして、このモデム2を介してカラオケ配信センタCからダウンロードしたカラオケ楽曲データは、HDD6に記録され、歌唱者により操作部5の操作によって楽曲の選択と必要に応じ背景画像の選択が行われた際に、選択されたカラオケ楽曲データがHDD6から任意に読み出されて、一旦RAM3に記憶される。MIDIデータはRAM3から読み出され、MIDI再生&背景オーバレイ部8で伴奏の音声信号に復調され、コントローラAに接続されたマイクロフォンDから採点比較部7を介して入力されてくる歌唱者の音声信号と混合され、出力部Eのスピーカから出力される。
なお、伴奏音声の出力は、後述のDVDによる背景映像の出力の開始と同時に開始する。
【0052】
さらに、このコントローラAは、後述するように、操作部5の操作によって採点モードに設定された場合には、採点比較部7において、RAM3に記憶されているMIDIデータの内の歌唱基準値となるメロディーの音声やタイミングを示すデータとマイクロフォンDから入力されてくる歌唱者の音声との比較を行って歌唱者の歌唱力を採点し、その採点結果を出力部Eに出力してモニタ等に表示する。
上記のようなコントローラAにおける各制御は、CPU1によって統括される。
【0053】
以上のように、このカラオケ機は、必要な楽曲データを電話回線tを介して外部のカラオケ配信センタからダウンロードしHDD6に保存するようになっているが、HDD6の記憶容量には限界があるため、所要の量の楽曲データがHDD6に貯まると、その各データを、HDD6に代えてカラオケ配信センタにおいて作製されるCD−ROMにより保存する。
【0054】
このCD−ROMは、チェンジャBのディスクストッカ12にストックされ、歌唱者によって選択された楽曲がコントローラAのHDD6ではなくCD−ROMに保存されている場合には、このCD−ROMからデータを読み出して、楽曲または背景映像を再生する。
【0055】
すなわち、歌唱者による操作部5の操作によって選択された楽曲がコントローラAのHDD6ではなくチェンジャBのディスクストッカ12にストックされたCD−ROMに保存されている場合には、CPU1による制御によってチェンジャ制御部4から外部I/F部15を介してチェンジャBに選択信号が出力され、チェンジャBは、入力された選択信号に基づいてピックアップ部11により、ディスクストッカ12内にストックされているCD−ROMおよびDVDの中から、所要のCD−ROMをピックアップしてプレーヤ13またはプレーヤ14にセットし、CD−ROMから楽曲データの読み取りを行う。
【0056】
そして、CD−ROMから読み取られた楽曲データは、外部I/F部15を介してコントローラAのチェンジャ制御部4に出力され、コントローラAにおいてまずRAM3に記憶された後、HDD6から読み出されたデータと同様に処理され、出力部Eに出力される。一方、選択された楽曲に対応する背景映像に関しては、まずCPU1がRAM3に記憶された楽曲データ中の背景映像選択データとHDD6中の管理データを参照することにより、あるいは後述の採点映像モード等の場合には歌唱者による背景映像の選択に基づいて、所要のDVDに記録された所望の背景映像を再生するための選択信号を生成し、チェンジャ制御部4からI/F部15を介してチェンジャBに出力する。チェンジャBは、入力された選択信号に基づいてピックアップ部11により、ディスクストッカ12内にストックされているCD−ROMおよびDVDの中から所要のDVDをピックアップしてプレーヤ13またはプレーヤ14にセットし、所要の背景映像データの読み取りを行う。そして、DVDから読み出された圧縮されている背景映像データは、デコーダ部16において解凍されて映像信号とされ、コントローラAのMIDI再生&背景オーバレイ部8出力される。この背景映像信号に、楽曲データ中の文字データによって生成される歌詞の文字映像がオーバレイされ、出力部Eに出力されてモニタに表示される。
【0057】
なお、このチェンジャBのRAM17にはエラーデータ等の制御に必要な各種データが記憶される。
また、上記のようなチェンジャBにおける各制御は、CPU10によって統括される。
【0058】
次に、図2および3に基づいて、演奏される楽曲の演奏時間と背景映像の映像時間とが異なる場合の背景映像の再生制御の原理について、説明を行う。
ここで、図2は、図1のカラオケ機において採点モードがオフの場合の背景映像の再生制御の原理を示しており、図3は、採点モードがオンの場合の原理を示しており、何れの場合にも、これらの制御は、コントローラAのCPU1からの指令に基づいて、チェンジャBのCPUと協同して行われる(図1参照)。
【0059】
まず、図2に基づいて採点モードがオフの場合について説明を行う。
楽曲に応じた背景映像が選択されると、CPU1はHDD6中の管理データを参照し、選択された背景映像データとして、映像の開始部S,終了部F,および開始部Sと終了部Fの間の中間部Mの三つの帯域の区分のそれぞれのDVD上の記録位置を特定する。(図2の(a))。
【0060】
この背景映像データの開始部S,中間部Mおよび終了部Fのそれぞれの帯域の映像時間は、カラオケ機に用意されている背景映像の映像時間がそれぞれ異なる場合に、選択された背景映像の映像時間に応じて所定の比率に配分するようにしてもよく、また、開始部Sと終了部Fの帯域の映像時間がそれぞれ固定された所定の時間になるように設定しておいて中間部Mの帯域の映像時間をそれぞれの背景映像の映像時間に応じて調整するようにしてもよいが、この例においては、カラオケ機に同じ映像時間の背景映像が用意されていて、どの背景映像が選択された場合であっても、開始部S,中間部Mおよび終了部Fの映像時間がそれぞれ一定の時間になるように設定されている。
【0061】
すなわち、この例においては、カラオケ機に用意された一曲分の背景映像の全体の映像時間が4分であり、開始部Sの帯域の映像時間が30秒、中間部Mの映像時間が3分、終了部Fの帯域の映像時間が30秒になるように設定されている。
【0062】
そして、演奏時間が背景映像の映像時間よりも長い、例えば、5分の楽曲に合わせて背景映像が表示される場合には、図2の(b)に示されるように、楽曲の演奏開始から30秒の間、背景映像データの開始部Sの帯域から再生される映像がモニタに表示され、次の3分間は中間部Mの帯域から再生される映像がモニタに表示され、次の1分間は中間部Mの帯域の映像がリピートされて表示され、この中間部Mの帯域の映像のリピート時に1分が経過すると、背景映像データからの映像の再生は、中間部Mの帯域から終了部Fの帯域にジャンプして、楽曲の演奏時間の最後の30秒間は、背景映像データの終了部Fの帯域から映像の再生が行われる。
【0063】
なお、上記において、3分間の中間部Mの帯域からの映像の再生が終了した後、次の1分間に、映像を中間部Mの帯域の最初からリピートするのではなく、図2の(b)に波線rで示されるように、開始部Sの帯域の最初からリピートするようにしてもよい。
【0064】
また、演奏時間が背景映像の映像時間よりも短い、例えば、3分の楽曲に合わせて背景映像が表示される場合には、図2の(c)に示されるように、楽曲の演奏開始から30秒の間は、図2(b)の場合と同様に背景映像データの開始部Sの帯域から再生される映像がモニタ3に表示され、次の2分間は中間部Mの帯域から再生される映像がモニタに表示され、この2分が経過すると、背景映像データからの映像の再生は、中間部Mの帯域から終了部Fの帯域にジャンプして、楽曲の演奏時間の最後の30秒間は、背景映像データの終了部Fの帯域から映像の再生が行われる。
【0065】
以上のように、この例においては、演奏される楽曲の演奏時間の長さに関わらず、必ず背景映像の最初の導入部分(開始部S)と最後の完結部分(終了部F)がモニタにそれぞれ一定時間表示されるために、背景映像が有するストーリ性が大きく損なわれることがない。
【0066】
次に、図3に基づいて採点モードがオンの場合について説明を行う。
ここで、採点モードには、歌唱者の歌唱力を採点してその得点をモニタに表示するモード(以下、このモードを単に採点モードという)と、DVDのマルチアングルを利用して背景映像の内容を切り替えることにより歌唱力に対する評価を表示するモード(以下、このモードを採点映像モードという)とがあるが、採点モードにおける背景映像の表示は、上述した図2の場合と同様であるので、ここでは、採点映像モードの場合について説明を行う。
【0067】
なお、ここで、DVDのマルチアングル機能とは、同一時間内に同時進行する複数の映像をディスクに記録しておき、この同時進行する複数の映像を任意に切り替えて表示することができる機能をいい、アングルの切り替えの際に、切れ目のないシームレスな映像の表示を行うことが出来るという特性を有している。
【0068】
まず、この採点映像モードについて、図4を参照しながらもう少し詳しく説明しておくと、DVDには歌唱力の評価を段階的にイメージさせるマルチアングル(この例では、5アングル)の背景映像が記録されており、例えば、アングル1の背景映像が歌唱力の高い評価を示す明るいイメージのものであり、このアングル1からアングル5にゆくに従って映像が歌唱力の低い評価を示す暗いイメージのものになっている。
【0069】
そして、楽曲の演奏開始後、所定時間ごとに背景映像が歌唱力の評価に対応するアングルのものに切り替えられることにより、その背景映像の有しているイメージによって歌唱力に対する評価が表示される。
【0070】
なお、図4の例では、演奏開始時にはアングル3の背景映像が表示され、30秒ごと(図のx点ごと)に、背景映像が、経過した30秒間における歌唱力の評価に対応するアングルのものに切り替えられるようになっている。最初のアングルの切り替えは、演奏開始30秒後に行われる。そして、演奏の終了30秒前(図のy点)において、背景映像が、歌唱力の総合評価に対応するアングルに切り替えられる。総合評価は、例えばそれまでなされた評価の平均をとることによって行う。
【0071】
上記において、演奏の終了30秒前に切り替えられるアングルが歌唱力の総合評価に対応するものになっているのは、カラオケ機が演奏の終了後に歌唱力の最終判定の得点を表示するようになっている場合に、表示される最終判定の得点と、演奏終了時に表示されている背景映像のイメージとが一致するようにするためである。なお、曲の途中における歌唱力の評価を、常に曲の最初からの歌唱力の平均値とするようにしてもよい。また、最終判定の得点を最後の得点とするようにしてもよい。
【0072】
以上のような採点映像モードにおいて、図3の(a)に示されるように、選択された背景映像データの各アングル1ないし5が、図2の場合と同様に、映像の開始部S,終了部F,および開始部Sと終了部Fの間の中間部Mの三つの帯域に区分され、開始部Sの帯域の映像時間が30秒、中間部Mの映像時間が3分、終了部Fの帯域の映像時間が30秒になるようにそれぞれ設定される。
【0073】
なお、以下の説明は、図3の(a)に示されるように、開始部Sおよび終了部Fにおける各アングルの帯域と、中間部Mにおける各アングルの帯域のそれぞれ30秒間ごとに区分された部分に付されている符号を用いて行うこととする。
【0074】
まず、演奏時間が背景映像の映像時間(4分)よりも長い場合、例えば、5分の楽曲に合わせて背景映像が表示される場合には、図3の(b)に示されるように、楽曲の演奏開始から30秒間は、背景映像データの開始部Sの帯域から再生される映像がモニタに表示され、このとき、この楽曲の演奏開始から30秒間は採点の結果が出ていないので、中位の評価を表すアングル3のS3の帯域の背景映像が表示される。
【0075】
そして、次の3分間は中間部Mの帯域から再生される映像がモニタに表示され、このとき、30秒間ごとに背景映像のアングルが歌唱力の評価に対応したものに切り替えられる。例えば、図3の(b)の例では、中間部Mの帯域においてアングルが、M2-1→M1-2→M2-3→M3-4→M4-5→M4-6のように切り替えられて、30秒間ごとの歌唱力の評価が表示される。
【0076】
次の1分間は、背景映像が中間部Mの帯域からリピートされて表示され、図示の例では、同様に、30秒間ごとにアングルが、M5-1→M4-2のように切り替えられてゆく。
【0077】
そして、この中間部Mの帯域における映像のリピート時に1分が経過すると、映像の表示は、中間部Mの帯域から終了部Fの帯域にジャンプして、楽曲の演奏時間の最後の30秒間は、終了部Fの帯域の映像が表示される。このとき、終了部Fの帯域から表示される背景映像のアングルは、歌唱力の最終判定の得点に対応したものであり、図示の例では、F3が表示される。
【0078】
なお、上記において、3分間の中間部Mの帯域からの映像の再生が終了した後、次の1分間に、映像を中間部Mの帯域の最初からリピートするのではなく、図2の例の場合と同様に、開始部Sの帯域からそのときの評価に応じた映像を選択してリピートするようにしてもよい。
【0079】
演奏時間が背景映像の映像時間よりも短い、例えば、3分の楽曲に合わせて背景映像が表示される場合には、図3の(c)に示されるように、楽曲の演奏開始から30秒の間は、図3(b)の場合と同様に背景映像データの開始部Sの帯域のS3の映像がモニタに表示され、次の2分間は中間部Mの帯域から30秒ごとに歌唱力の評価に対応して、例えば、M3-1→M2-2→M2-3→M1-4のように切り替えられたアングルの映像がモニタに表示される。
【0080】
そして、この2分が経過すると、背景映像データからの映像の再生は、中間部Mの帯域から終了部Fの帯域にジャンプして、楽曲の演奏時間の最後の30秒間は、終了部Fの帯域の歌唱力の総合判定の得点に対応したアングル、例えばF2の背景映像が表示される。
【0081】
以上のように、採点映像モードにおいても、演奏される楽曲の演奏時間の長さに関わらず、必ず背景映像の最初の導入部分(開始部S)と最後の完結部分(終了部F)がモニタにそれぞれ一定時間表示されるために、背景映像が有するストーリ性が大きく損なわれることがない。
【0082】
そして、上記のような採点映像モードにおいて、背景映像の切り替えをDVDが備えているマルチアングル機能を利用することにより、切り替えの際に映像が途切れない、いわゆるシームレスな映像の表示が可能になる。
【0083】
つぎに、図5ないし7に示されたフローチャートに基づいて、カラオケ機における背景映像の表示制御の説明を行う。なお、この制御は、CPU1(図1参照)によって統括され、CPU10と協同して行われる。
【0084】
図5において、CPU1は、歌唱者による楽曲のリクエスト等に基づいてリクエスト受付処理を行い(ステップa)、このリクエストの受付処理を行った後、リクエストされた楽曲の演奏処理を行う(ステップb)。
【0085】
リクエスト受付処理は、図6に示されるような手順で行われる。
すなわち、CPU1は、操作部5からの入力を監視しており、入力が楽曲のリクエストすなわち曲ナンバの入力か否かを判断する。(ステップa1)曲ナンバの入力であった場合には、次にリクエストされた楽曲のデータがHDD6またはディスクストッカ12のCD−ROMに保存されているか否かの判断を行い(ステップa2)、リクエストされた楽曲のデータが保存されている場合にはリクエスト曲の登録を行う(ステップa3)。
【0086】
ステップa2において、リクエストされた楽曲のデータが保存されていない場合には、楽曲データが無い旨の表示を行う(ステップa4)。
ステップa1において、入力が曲ナンバでない場合には、採点モード(歌唱力を得点にして表示するモード)に設定するための入力か否かの判断を行い(ステップa5)、採点モード設定の入力の場合には採点モードの設定を行う(ステップa6)。
【0087】
ステップa5において、採点モード設定の入力でない場合には、採点映像モード(歌唱力に応じて背景映像を切り替えて表示するモード)に設定するための入力か否かの判断を行い(ステップa7)、採点映像モード設定の入力の場合には採点映像モードの設定を行う(ステップa8)。
【0088】
ステップa7において、採点映像モード設定の入力でない場合には、通常モード(歌唱力を採点しないモード)に設定するための入力か否かの判断を行い(ステップa9)、通常モード設定の入力の場合には通常モードの設定を行う(ステップa10)。
【0089】
ステップa9において、通常モード設定の入力でない場合には、その他のモード(例えば、短縮演奏モードや採点の順位を表示するモード等)に設定するための入力か否かの判断を行い(ステップa11)、その他のモードの設定入力の場合には、入力されたモードの設定を行う(ステップa12)。
【0090】
ステップa11において、その他のモードの設定入力でない場合には、入力ミスである旨の表示を行う(ステップa13)。
【0091】
上記のようなリクエスト受付処理の終了後に行われる演奏処理は、図7,図8,図9に示されるような手順で行われる。
すなわち、CPU1は、リクエスト曲の演奏中であるか否かの判断を行って(ステップb1)、演奏中の時はこの判断を継続して行い、演奏中で無い場合には、次に、リクエスト曲の登録(図6参照)が有るか否かの判断を行う(ステップb2)。
【0092】
ステップb2において、リクエスト曲の登録が無い場合にはこの演奏処理を終了するが、登録が有る場合には、リクエストされた楽曲データの読み出し(ステップb3),タイマ値の設定(ステップb4),背景映像の選択(ステップb5)およびタイマのリセット(ステップb6)を行う。
【0093】
なお、上記において、タイマ値の設定は、演奏する楽曲の楽曲データに含まれている標準の演奏時間データを検出して記憶し、これに基づいて行われるものであり、短縮演奏モード例えば歌の2番を省略するモードが設定されている場合にはその曲の標準演奏時間よりもその分短い時間が演奏時間として設定される。また、背景映像の選択は、楽曲のジャンル別に保存されている通常モードおよび採点モード用の映像、または採点映像モード用の映像の中から、設定されているモードに従って背景映像として表示する映像を選択するものである。なお、この例においては、採点映像モード設定用のナンバを複数定義しておき、いずれかを歌唱者が入力することで、採点映像モードのときに表示される背景映像の種類を選択できるようにしている。
【0094】
ステップb6の終了後、リクエストされた曲の演奏が開始され(ステップb7)、これと同時にタイマがスタートされる(ステップb8)。
【0095】
そして図8,図9に示すように、設定されている映像の表示モードが通常モードであるか否かの判断(ステップb9)において、通常モードであるとき、背景映像の再生が昼間部Mの終わりに達したか否か判断される(ステップb10)。中間部Mが終了した場合、具体的には、選択された背景映像の映像時間とステップb4において設定されたタイマ値すなわち演奏されている楽曲の演奏時間とを比較して、演奏時間が映像時間よりも長い場合には、背景映像の映像時間から背景映像データの終了部F(図2参照)の映像時間(この例では30秒)を引いた時間が経過したときに、背景映像データの中間部Mの先頭(または開始部Sの先頭)にジャンプして映像をリピート表示する(ステップb11)。一方、ステップb10でNOの場合、つまり、中間部Mの途中を再生中の場合は、ステップb12に移る。
【0096】
さらに、CPU1は、楽曲演奏の経過時間を継続して監視しており(ステップb12)、楽曲演奏開始からの経過時間が楽曲の全体の演奏時間から背景映像データの終了部Fの映像時間を引いた時間になった時には、背景映像データの中間部Mから終了部Fの先頭にジャンプしてこの終了部Fの背景映像データの再生を行い(ステップb13)、そうでない場合はステップb10に戻る。
【0097】
楽曲演奏開始からの経過時間がステップb4において設定されているタイマ値なったか否か、すなわち楽曲の演奏時間が経過したか否かの判断を行い(ステップb14)、楽曲演奏開始からその楽曲の演奏時間が経過している時には、楽曲の演奏および背景映像の表示を終了する(ステップb15)。
【0098】
ステップb9において、設定されているモードが通常モードでないと判断した場合には、次に採点モードが設定されているか否かの判断を行い(ステップb16)、採点モードである場合には表示されている前回の採点結果をクリアした後(ステップb17)、前述した通常モードの場合と同様に、背景映像の再生が中間部Mの終わりに達したか否かが判断される(ステップb18)。中間部Mの終了部に達した場合には、背景映像データの中間部Mの先頭(または開始部Sの先頭)にジャンプして映像をリピート表示する(ステップb19)。一方、中間部Mの終了部に達していない場合はステップb20に移る。
【0099】
さらに、CPU1は、楽曲演奏の経過時間を継続して監視しており(ステップb20)、楽曲演奏開始からの経過時間が楽曲の全体の演奏時間から背景映像データの終了部Fの映像時間を引いた時間になった時には、背景映像データの中間部Mから終了部Fの先頭にジャンプしてこの終了部Fの背景映像データの再生を行い(ステップb21)、そうでない場合は、ステップb22に移る。
【0100】
さらに、楽曲演奏開始からの経過時間がステップb4において設定されているタイマ値なったか否か、すなわち楽曲の演奏時間が経過したか否かの判断を行い(ステップb22)、楽曲演奏開始からその楽曲の演奏時間が経過している時には、楽曲の演奏および背景映像の表示を終了する(ステップb15)。
【0101】
また、ステップb22において、楽曲演奏開始からその楽曲の演奏時間が経過していない場合には、得点を表示する所定の時間間隔(この例では30秒間隔)ごとの演奏時間の経過を監視して(ステップb23)、30秒経過ごとに、表示されている得点をクリアして(ステップb24)、新たに経過した30秒間における歌唱者の得点を表示した後(ステップb25)、ステップb18ないしb22の手順を繰り返してゆく。ステップb23においてNOの場合、すなわち得点表示のタイミングでない場合は直接ステップb18へ戻る。
【0102】
ステップb16において、設定されているモードが採点モードでないと判断した場合には、次に採点映像モードが設定されているか否かの判断を行い(ステップb26)、採点映像モードである場合には表示されている前回の採点結果をクリアした後(ステップb26)、前述した採点モードの場合と同様に、背景映像の再生が中間部Mの終わりに達したか否かが判断される(ステップb28)。中間部Mの終了部に達した場合には、背景映像データの中間部Mの先頭(または開始部Sの先頭)にジャンプして映像をリピート表示する(ステップb29)。
【0103】
このとき、後述するように、楽曲の演奏開始から所定の時間(この例では30秒)経過ごとのタイミングと一致していれば、背景映像が歌唱力の評価に対応したアングルの映像に切り替えられて表示される。評価のタイミングでない場合には.同一のアングルの映像の先頭に戻る。
【0104】
さらに、CPU1は、楽曲演奏の経過時間を継続して監視しており(ステップb30)、楽曲演奏開始からの経過時間が楽曲の全体の演奏時間から背景映像データの終了部Fの映像時間を引いた時間になった時には、背景映像データの中間部Mから終了部Fの先頭にジャンプして、この終了部Fの背景映像データのマルチアングル(この例では5アングル)のうち歌唱力の総合判定の得点に対応するアングルの映像の再生を行い(ステップb21)、そうでない場合はステップb32に移る。
【0105】
さらに、楽曲演奏開始からの経過時間がステップb4において設定されているタイマ値になったか否か、すなわち楽曲の演奏時間が経過したか否かの判断を行い(ステップb32)、楽曲演奏開始からその楽曲の演奏時間が経過している時には、楽曲の演奏および背景映像の表示操作を終了する(ステップb15)。
【0106】
また、ステップb32において、楽曲演奏開始からその楽曲の演奏時間が経過していない場合には、30秒間隔ごとの演奏時間の経過を監視して(ステップb33)、30秒経過ごとに、経過した30秒間における歌唱力の評価に対応するアングルの映像に切り替えながら(ステップb34)、ステップb28ないしb32の手順を繰り返してゆく。ステップb33でNOの場合、すなわち、得点に応じた映像切り替えのタイミングでない場合は直接ステップb28へ戻る。
【0107】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によれば、楽曲と背景映像の任意に組み合わせる事ができるカラオケ機において、楽曲の演奏時間と背景映像の映像時間とが異なる場合であっても、ストーリ性を備えた背景映像の表示が可能となる。また、歌唱力に応じて背景画像を変化させることで、ストーリ性を保ちながら、歌唱力に応じた映像を表示することができ、カラオケ機の娯楽性を更に高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されるカラオケ機を示す概略構成図である。
【図2】本発明の原理を示す説明図である。
【図3】本発明においてDVDのマルチアングルを使用する場合の原理を示す説明図である。
【図4】DVDのマルチアングルを使用して歌唱力の採点を行うときの原理を示す説明図である。
【図5】本発明においてカラオケ機における制御の手順を示すフローチャートである。
【図6】図5においてリクエスト受付処理の手順を示すフローチャートである。
【図7】図5において演奏処理の手順を示すフローチャートである。
【図8】図5において演奏処理の手順を示すフローチャートである。
【図9】図5において演奏処理の手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 …CPU(制御手段)
6 …HDD(記録媒体)
8 …MIDI再生&背景オーバレイ部(映像再生手段)
B …チェンジャ(映像再生手段)
S …開始部(第1部分)
M …中間部(第3部分)
F …終了部(第2部分)

Claims (6)

  1. 演奏される楽曲に対して背景映像を選択するカラオケ機の背景映像表示装置において、
    前記背景映像を表示するための背景映像データとして、開始部と、中間部と、複数の終了部に区分されたデータを楽曲の演奏に合わせて選択する制御手段を備え、
    該制御手段は、カラオケ機に入力される歌唱者の音声を楽曲に応じた基準値と比較して歌唱力を評価すると共に、楽曲に対応した前記背景映像データを第1,第2,第3処理によって選択するものであり、
    前記第1処理は、楽曲の演奏に合わせて前記開始部を選択し、
    前記第2処理は、前記第1処理の終了後、楽曲の演奏時間から前記開始部と前記終了部の再生時間を減じた時間の間、前記中間部を選択し、
    前記第3処理は、前記第2処理の終了後、評価された前記歌唱力に対応した前記終了部の一つを選択することを特徴とするカラオケ機の背景映像表示装置。
  2. 記録媒体に記録された背景映像データを読み出して再生する映像再生手段を備え、
    前記制御手段は、前記第1,第2,第3処理による選択に基づいて、前記映像再生手段で再生される背景映像データの切り替えを行うことを特徴とする請求項1に記載されたカラオケ機の背景映像表示装置。
  3. 前記第2処理は、楽曲の演奏時間が前記背景映像データの再生時間よりも短い場合に、前記中間部の再生中に前記楽曲の演奏時間から前記開始部と前記終了部に対応する再生時間を減じた時間が経過したとき、前記映像再生手段で再生される背景映像データを前記終了部へ切り替えることを特徴とする請求項2に記載されたカラオケ機の背景映像表示装置。
  4. 前記第2処理は、楽曲の演奏時間が前記背景映像データの再生時間よりも長い場合に、前記中間部を繰り返し再生させることを特徴とする請求項2に記載されたカラオケ機の背景映像表示装置。
  5. 前記第2処理は、繰り返し再生させる際に、前記開始部を含めて再生させることを特徴とする請求項4に記載されたカラオケ機の背景映像表示装置。
  6. 前記複数の終了部は、マルチアングル映像データとして構成されることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載されたカラオケ機の背景映像表示装置。
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