JP3729344B2 - 基板処理方法及び基板処理装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えばレジスト膜が形成された半導体ウエハやLCD基板等の基板の処理方法及びその装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、半導体ウエハの製造工程においては、半導体ウエハやLCD基板等の基板表面に、レジストのパターンを形成するために、フォトリソグラフィ技術が用いられている。このフォトリソグラフィ技術は、基板の表面にレジスト液を塗布するレジスト塗布工程と、形成されたレジスト膜に回路パターンを露光する露光処理工程と、露光処理後の基板に現像液を供給する現像処理工程とを有している。
【0003】
従来の現像処理方法として、レジスト膜が形成された基板表面に現像液を液盛りし、静止した状態で数十秒間現像を行う静止現像方法が知られている。この静止現像方法においては、上述したように静止状態で現像を行った後、基板を回転させながら基板表面に洗浄液(リンス液)例えば純水を供給して洗浄処理を行い、その後、基板表面に乾燥用気体例えば窒素(N2)ガスを吹き付けて乾燥処理を行っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の現像処理方法においては、現像液を静止させた状態で現像処理を行うため、現像液の置換作用によって溶解された生成物が溜まって堆積する。この溶解生成物は、洗浄処理時には、基板が回転するため、大半は基板の外方に移動して除去されるが、基板の中心部側に溜まった溶解生成物は除去されずに、基板上に残存してしまい、パターン線幅の基板面内均一性{線幅(CD)均一性}に悪影響を与えるという問題があった。
【0005】
この発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、現像処理時に生成された溶解生成物の残存をなくして基板面内均一性の向上を図れるようにした基板処理方法及び基板処理装置を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、この発明の基板処理方法は、被処理基板に処理液を供給して、被処理基板を処理する基板処理方法を前提とし、この発明の第1の基板処理方法は、上記処理液が透過可能な多孔質部を有する多孔質体に、多孔質部と気水密に区画されると共に、等間隔の同心円上にそれぞれ等間隔に配列される複数の供給孔を穿設してなる処理液の供給手段を用意し、 上記被処理基板の被処理面下方に上記供給手段を対峙させた状態で、供給手段の供給孔から上記被処理基板に向かって処理液を供給すると共に、処理に供された処理液を、上記多孔質部を介して排出する、ことを特徴とする(請求項1)。
【0007】
この発明の第2の基板処理方法は、上記処理液及び洗浄液が透過可能な多孔質部を有する多孔質体に、多孔質部と気水密に区画されると共に、等間隔の同心円上にそれぞれ等間隔に配列される複数の供給孔を穿設してなる処理液の供給手段を用意し、 上記被処理基板の被処理面下方に上記供給手段を対峙させた状態で、供給手段の供給孔から上記被処理基板に向かって処理液を供給すると共に、処理に供された処理液を、上記多孔質部を介して排出し、 その後、上記供給手段の供給孔から上記被処理基板に向かって洗浄液を供給すると共に、洗浄に供された洗浄液を、上記多孔質部を介して排出する、ことを特徴とする(請求項2)。
【0008】
この発明の第3の基板処理方法は、上記処理液、洗浄液及び乾燥用気体が透過可能な多孔質部を有する多孔質体に、多孔質部と気水密に区画されると共に、等間隔の同心円上にそれぞれ等間隔に配列される複数の供給孔を穿設してなる処理液の供給手段を用意し、 上記被処理基板の被処理面下方に上記供給手段を対峙させた状態で、供給手段の供給孔から上記被処理基板に向かって処理液を供給すると共に、処理に供された処理液を、上記多孔質部を介して排出し、 その後、上記供給手段の供給孔から上記被処理基板に向かって洗浄液を供給すると共に、洗浄に供された洗浄液を、上記多孔質部を介して排出し、 その後、上記供給手段の供給孔から上記被処理基板に向かって乾燥用気体を供給すると共に、乾燥に供された乾燥用気体を上記多孔質部を介して排出する、ことを特徴とする(請求項3)。
【0009】
この発明の基板処理装置は、この発明の基板処理方法を具現化するもので、被処理基板に処理液を供給して、被処理基板を処理する基板処理装置を前提とする。この発明の第1の基板処理装置は、上記第1の基板処理方法を具現化するもので、上記被処理基板の被処理面下方に対峙する処理液の供給手段と、 上記供給手段に供給される処理液の供給源と、 上記供給手段から処理液を排出する排出手段とを具備し、 上記供給手段は、上記処理液が透過可能な多孔質部を有する多孔質体に、多孔質部と気水密に区画されると共に、等間隔の同心円上にそれぞれ等間隔に配列される複数の供給孔を穿設してなり、上記供給孔に上記処理液供給源を接続し、上記多孔質部に上記排出手段を接続してなる、ことを特徴とする(請求項4)。この場合、上記処理液の供給量と排出量の流量を制御可能な制御手段を具備する方が好ましい(請求項5)。更に好ましくは、上記処理液の温度を制御可能な温度制御手段を具備する方がよい(請求項6)。
【0010】
この発明の第2の基板処理装置は、上記第2の基板処理方法を具現化するもので、上記被処理基板の被処理面下方に対峙する処理液の供給手段と、 上記供給手段に供給される処理液の供給源と、 上記供給手段に供給される洗浄液の供給源と、 上記供給手段から処理液及び洗浄液を排出する排出手段とを具備し、 上記供給手段は、上記処理液及び洗浄液が透過可能な多孔質部を有する多孔質体に、多孔質部と気水密に区画されると共に、等間隔の同心円上にそれぞれ等間隔に配列される複数の供給孔を穿設してなり、上記供給孔に上記処理液供給源及び洗浄液供給源を切換可能に接続し、上記多孔質部に上記排出手段を接続してなる、ことを特徴とする(請求項7)。この場合、上記処理液及び洗浄液の供給量と排出量の流量の制御及び、供給手段に対する処理液供給源又は洗浄液供給源の切換制御可能な制御手段を具備する方が好ましい(請求項8)。更に好ましくは上記処理液及び洗浄液の温度を制御可能な温度制御手段を具備する方がよい(請求項9)。
【0011】
この発明の第3の基板処理装置は、上記第3の基板処理方法を具現化するもので、上記被処理基板の被処理面下方に対峙する処理液の供給手段と、 上記供給手段に供給される処理液の供給源と、 上記供給手段に供給される洗浄液の供給源と、 上記供給手段に供給される乾燥用気体の供給源と、 上記供給手段から処理液、洗浄液及び乾燥用気体を排出する排出手段とを具備し、 上記供給手段は、上記処理液、洗浄液及び乾燥用気体が透過可能な多孔質部を有する多孔質体に、多孔質部と気水密に区画されると共に、等間隔の同心円上にそれぞれ等間隔に配列される複数の供給孔を穿設してなり、上記供給孔に上記処理液供給源、洗浄液供給源及び乾燥用気体供給源を切換可能に接続し、上記多孔質部に上記排出手段を接続してなる、ことを特徴とする(請求項10)。この場合、上記処理液、洗浄液及び乾燥用気体の供給量と排出量の流量の制御及び、供給手段に対する処理液供給源、洗浄液供給源又は乾燥用気体供給源の切換制御可能な制御手段を具備する方が好ましい(請求項11)。更に好ましくは、上記処理液、洗浄液及び乾燥用気体の温度を制御可能な温度制御手段を具備する方がよい(請求項12)。
【0012】
この発明の基板処理装置において、上記供給手段を構成する上記多孔質体の高さ寸法を、供給手段の中心部側から周辺部側に向かって漸次大きくなるように形成する方が好ましい(請求項13)。また、供給手段の供給孔と処理液供給源とは直接接続しても差し支えないが、好ましくは供給手段の供給孔と処理液供給源とを、処理液を貯留する空間を介して接続する方がよい(請求項14)。
【0013】
加えて、上記供給手段の周辺部に、多孔質部に連通する環状排出通路を周設すると共に、この環状排出通路に少なくとも1つの排出口を開設し、かつ、環状排出通路における排出口が開設された部位に、バッファ部を形成する方が好ましい(請求項15)。
【0014】
請求項1,4記載の発明によれば、処理液が透過可能な多孔質部を有する多孔質体に、多孔質部と気水密に区画されると共に、等間隔の同心円上にそれぞれ等間隔に配列される複数の供給孔を穿設してなる処理液の供給手段を用意し、この供給手段を被処理基板の被処理面下方に対峙させた状態で、供給手段の供給孔から被処理基板に向かって処理液を供給すると共に、処理に供された処理液を、多孔質部を介して排出することにより、処理液を被処理基板に均一に供給して処理を施すことができる。また、常時、処理液を被処理基板に供給し、処理に供された処理液を多孔質部から排出することにより、処理液によって生成された溶解生成物を滞留させることなく速やかに排出することができる。したがって、被処理基板の処理の面内均一性の向上が図れると共に、歩留まりの向上が図れる。この場合、処理液の供給量と排出量の流量を制御することにより、被処理基板の表面に形成される処理液の液膜厚の調整を可能にすることができる(請求項5)。また、処理液の温度を制御可能にすることにより、処理液の温度を一定にして処理の均一化を図ることができる(請求項6)。
【0015】
請求項2,7記載の発明によれば、請求項1,4記載の発明に加えて、処理液の供給、排出後に、供給手段の供給孔から被処理基板に向かって洗浄液を供給すると共に、洗浄に供された洗浄液を、多孔質部を介して排出することにより、被処理基板を回転することなく、処理液と同様に、洗浄液を被処理基板の面内に均一に供給することができると共に、常時供給し排出することができる。したがって、被処理基板の洗浄精度の向上及び洗浄効率の向上を図ることができる。また、洗浄液を多孔質体の多孔質部を介して排出することにより、多孔質部に付着する処理済みの処理液や溶解生成物を除去することができる。この場合、処理液及び洗浄液の供給量と排出量の流量を制御することにより、被処理基板の表面に形成される処理液の液膜厚の調整を可能にすることができると共に、洗浄精度の調整を可能にすることができる(請求項8)。また、処理液及び洗浄液の温度を制御可能にすることにより、処理液及び洗浄液の温度を一定にして処理の均一化を図ることができる(請求項9)。
【0016】
請求項3,10記載の発明によれば、請求項2,7記載の発明に加えて、被処理基板に洗浄液を供給し排出した後、供給手段の供給孔から被処理基板に向かって乾燥用気体を供給すると共に、乾燥に供された乾燥用気体を多孔質部を介して排出することにより、被処理基板を回転することなく、被処理基板の処理、洗浄処理及び乾燥処理を連続して行うことができる。したがって、更に、処理効率の向上を図ることができると共に、歩留まりの向上を図ることができる。この場合、処理液、洗浄液及び乾燥用気体の供給量と排出量の流量を制御することにより、被処理基板の表面に形成される処理液の液膜厚の調整を可能にすることができると共に、洗浄精度及び乾燥精度の調整を可能にすることができる(請求項11)。また、処理液、洗浄液及び乾燥用気体の温度を制御可能にすることにより、処理液、洗浄液及び乾燥用気体の温度を一定にして処理の均一化を図ることができる(請求項12)。
【0017】
また、請求項1〜3,4,7,10記載の発明によれば、供給手段に穿設される複数の供給孔を、等間隔の同心円上にそれぞれ等間隔に配列することにより、処理液例えば現像液は供給孔から被処理基板の表面に向かって供給された後、供給孔の周辺部の領域の多孔質部に流れて排出されるため、微小領域置換による現像を行うことができ、現像によって生じた溶解生成物を他の領域に拡散することなく速やかに排出することができる
【0018】
請求項13記載の発明によれば、供給手段を構成する多孔質体の高さ寸法を、この供給手段の中心部側から周辺部側に向かって漸次大きくなるように形成することにより、処理に供された処理液が多孔質体の中心部側に堆積するのを防止することができる。したがって、処理液の排出を均一かつ円滑にすることができ、処理効率の向上を図ることができる。
【0019】
請求項14記載の発明によれば、供給手段の供給孔と処理液供給源とを、処理液を貯留する空間を介して接続することにより、供給される処理液を一旦空間内に貯留した後に、供給孔を介して被処理基板全体に均一に供給することができる。したがって、更に被処理基板の処理の面内均一性の向上を図ることができる。
【0020】
請求項15記載の発明によれば、供給手段の周辺部に、多孔質部に連通する環状排出通路を周設すると共に、この環状排出通路に少なくとも1つの排出口を開設し、かつ、環状排出通路における排出口が開設された部位に、バッファ部を形成することにより、排出口付近と周辺部の処理液等の排出差を緩和することができると共に、被処理基板の外周全面で均一な排出を行うことができる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下に、この発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。この実施形態では、この発明に係る基板処理装置を半導体ウエハのレジスト液塗布・現像処理システムに適用した場合について説明する。
【0022】
図1は、上記レジスト液塗布・現像処理システムの一実施形態の概略平面図、図2は、図1の正面図、図3は、図1の背面図である。
【0023】
上記レジスト液塗布・現像処理システムは、被処理基板である半導体ウエハW(以下にウエハWという)をウエハカセット1で複数枚例えば25枚単位で外部からシステムに搬入又はシステムから搬出したり、ウエハカセット1に対してウエハWを搬出・搬入したりするためのカセットステーション10(搬送部)と、塗布現像工程の中で1枚ずつウエハWに所定の処理を施す枚葉式の各種処理ユニットを所定位置に多段配置してなる処理装置を具備する処理ステーション20と、この処理ステーション20と隣接して設けられる露光装置(図示せず)との間でウエハWを受け渡すためのインター・フェース部30とで主要部が構成されている。
【0024】
上記カセットステーション10は、図1に示すように、カセット載置台2上の突起3の位置に複数個例えば4個までのウエハカセット1がそれぞれのウエハ出入口を処理ステーション20側に向けて水平のX方向に沿って一列に載置され、カセット配列方向(X方向)及びウエハカセット1内に垂直方向に沿って収容されたウエハWのウエハ配列方向(Z方向)に移動可能なウエハ搬送用ピンセット4が各ウエハカセット1に選択的に搬送するように構成されている。また、ウエハ搬送用ピンセット4は、θ方向に回転可能に構成されており、後述する処理ステーション20側の第3の組G3の多段ユニット部に属するアライメントユニット(ALIM)及びエクステンションユニット(EXT)にも搬送できるようになっている。
【0025】
上記処理ステーション20は、図1に示すように、中心部に垂直搬送型の主ウエハ搬送機構(基板搬送機構、基板搬送装置)21が設けられ、この主ウエハ搬送機構21を収容する室22の周りに全ての処理ユニットが1組又は複数の組に渡って多段に配置されている。この例では、5組G1,G2,G3,G4及びG5の多段配置構成であり、第1及び第2の組G1,G2の多段ユニットはシステム正面(図8において手前)側に並列され、第3の組G3の多段ユニットはカセットステーション10に隣接して配置され、第4の組G4の多段ユニットはインター・フェース部30に隣接して配置され、第5の組G5の多段ユニットは背部側に配置されている。
【0026】
この場合、図2に示すように、第1の組G1では、カップ23内でウエハWと現像液供給手段(図示せず)とを対峙させてレジストパターンを現像するこの発明に係る基板処理装置にて構成される現像ユニット(DEV)と、ウエハWをスピンチャック(図示せず)に載置して所定の処理を行うレジスト塗布ユニット(COT)とが垂直方向の下から順に2段に重ねられている。第2の組G2も同様に、2台のレジスト塗布ユニット(COT)及び現像ユニット(DEV)が垂直方向の下から順に2段に重ねられている。このようにレジスト塗布ユニット(COT)を下段側に配置した理由は、レジスト液の排液が機構的にもメンテナンスの上でも面倒であるためである。しかし、必要に応じてレジスト塗布ユニット(COT)を上段に配置することも可能である。
【0027】
図3に示すように、第3の組G3では、ウエハWをウエハ載置台24に載置して所定の処理を行うオーブン型の処理ユニット例えばウエハWを冷却するクーリングユニット(COL)、ウエハWに疎水化処理を行うアドヒージョンユニット(AD)、ウエハWの位置合わせを行うアライメントユニット(ALIM)、ウエハWの搬入出を行うエクステンションユニット(EXT)、ウエハWをベークする4つのホットプレートユニット(HP)が垂直方向の下から順に例えば8段に重ねられている。第4の組G4も同様に、オーブン型処理ユニット例えばクーリングユニット(COL)、エクステンション・クーリングユニット(EXTCOL)、エクステンションユニット(EXT)、クーリングユニット(COL)、急冷機能を有する2つのチリングホットプレートユニット(CHP)及び2つのホットプレートユニット(HP)が垂直方向の下から順に例えば8段に重ねられている。
【0028】
上記のように処理温度の低いクーリングユニット(COL)、エクステンション・クーリングユニット(EXTCOL)を下段に配置し、処理温度の高いホットプレートユニット(HP)、チリングホットプレートユニット(CHP)及びアドヒージョンユニット(AD)を上段に配置することで、ユニット間の熱的な相互干渉を少なくすることができる。勿論、ランダムな多段配置とすることも可能である。
【0029】
なお、図1に示すように、処理ステーション20において、第1及び第2の組G1,G2の多段ユニット(スピナ型処理ユニット)に隣接する第3及び第4の組G3,G4の多段ユニット(オーブン型処理ユニット)の側壁の中には、それぞれダクト65,66が垂直方向に縦断して設けられている。これらのダクト65,66には、ダウンフローの清浄空気又は特別に温度調整された空気が流されるようになっている。このダクト構造によって、第3及び第4の組G3,G4のオーブン型処理ユニットで発生した熱は遮断され、第1及び第2の組G1,G2のスピナ型処理ユニットへは及ばないようになっている。
【0030】
また、この処理システムでは、主ウエハ搬送機構21の背部側にも図1に点線で示すように第5の組G5の多段ユニットが配置できるようになっている。この第5の組G5の多段ユニットは、案内レール67に沿って主ウエハ搬送機構21から見て側方へ移動できるようになっている。したがって、第5の組G5の多段ユニットを設けた場合でも、ユニットをスライドすることにより空間部が確保されるので、主ウエハ搬送機構21に対して背後からメンテナンス作業を容易に行うことができる。
【0031】
上記インター・フェース部30は、奥行き方向では処理ステーション20と同じ寸法を有するが、幅方向では小さなサイズに作られている。このインター・フェース部30の正面部には可搬性のピックアップカセット31と定置型のバッファカセット32が2段に配置され、背面部には周辺露光装置33が配設され、中央部には、ウエハの搬送アーム34が配設されている。この搬送アーム34は、X,Z方向に移動して両カセット31,32及び周辺露光装置33に搬送するように構成されている。また、搬送アーム34は、θ方向に回転可能に構成され、処理ステーション20側の第4の組G4の多段ユニットに属するエクステンションユニット(EXT)及び隣接する露光装置側のウエハ受渡し台(図示せず)にも搬送できるように構成されている。
【0032】
上記のように構成される処理システムは、クリーンルーム40内に設置されるが、更にシステム内でも効率的な垂直層流方式によって各部の清浄度を高めている。
【0033】
次に、上記レジスト液塗布・現像処理システムの動作について説明する。まず、カセットステーション10において、ウエハ搬送用ピンセット4がカセット載置台2上の未処理のウエハWを収容しているカセット1にアクセスして、そのカセット1から1枚のウエハWを取り出す。ウエハ搬送用ピンセット4は、カセット1よりウエハWを取り出すと、処理ステーション20側の第3の組G3の多段ユニット内に配置されているアライメントユニット(ALIM)まで移動し、ユニット(ALIM)内のウエハ載置台24上にウエハWを載せる。ウエハWは、ウエハ載置台24上でオリフラ合せ及びセンタリングを受ける。その後、主ウエハ搬送機構21がアライメントユニット(ALIM)に反対側からアクセスし、ウエハ載置台24からウエハWを受け取る。
【0034】
処理ステーション20において、主ウエハ搬送機構21はウエハWを最初に第3の組G3の多段ユニットに属するアドヒージョンユニット(AD)に搬入する。このアドヒージョンユニット(AD)内でウエハWは疎水化処理を受ける。疎水化処理が終了すると、主ウエハ搬送機構21は、ウエハWをアドヒージョンユニット(AD)から搬出して、次に第3の組G3又は第4の組G4の多段ユニットに属するクーリングユニット(COL)へ搬入する。このクーリングユニット(COL)内でウエハWはレジスト塗布処理前の設定温度例えば23℃まで冷却される。冷却処理が終了すると、主ウエハ搬送機構21は、ウエハWをクーリングユニット(COL)から搬出し、次に第1の組G1又は第2の組G2の多段ユニットに属するレジスト塗布ユニット(COT)へ搬入する。このレジスト塗布ユニット(COT)内でウエハWはスピンコート法によりウエハ表面に一様な膜厚でレジストを塗布する。
【0035】
レジスト塗布処理が終了すると、主ウエハ搬送機構21は、ウエハWをレジスト塗布ユニット(COT)から搬出し、次にホットプレートユニット(HP)内へ搬入する。ホットプレートユニット(HP)内でウエハWは載置台上に載置され、所定温度例えば100℃で所定時間プリベーク処理される。これによって、ウエハW上の塗布膜から残存溶剤を蒸発除去することができる。プリベークが終了すると、主ウエハ搬送機構21は、ウエハWをホットプレートユニット(HP)から搬出し、次に第4の組G4の多段ユニットに属するエクステンション・クーリングユニット(EXTCOL)へ搬送する。このユニット(COL)内でウエハWは次工程すなわち周辺露光装置33における周辺露光処理に適した温度例えば24℃まで冷却される。この冷却後、主ウエハ搬送機構21は、ウエハWを直ぐ上のエクステンションユニット(EXT)へ搬送し、このユニット(EXT)内の載置台(図示せず)の上にウエハWを載置する。このエクステンションユニット(EXT)の載置台上にウエハWが載置されると、インター・フェース部30の搬送アーム34が反対側からアクセスして、ウエハWを受け取る。そして、搬送アーム34はウエハWをインター・フェース部30内の周辺露光装置33へ搬入する。ここで、ウエハWはエッジ部に露光を受ける。
【0036】
周辺露光が終了すると、搬送アーム34は、ウエハWを周辺露光装置33から搬出し、隣接する露光装置側のウエハ受取り台(図示せず)へ移送する。この場合、ウエハWは、露光装置へ渡される前に、バッファカセット32に一時的に収納されることもある。
【0037】
露光装置で全面露光が済んで、ウエハWが露光装置側のウエハ受取り台に戻されると、インター・フェース部30の搬送アーム34はそのウエハ受取り台へアクセスしてウエハWを受け取り、受け取ったウエハWを処理ステーション20側の第4の組G4の多段ユニットに属するエクステンションユニット(EXT)へ搬入し、ウエハ受取り台上に載置する。この場合にも、ウエハWは、処理ステーション20側へ渡される前にインター・フェース部30内のバッファカセット32に一時的に収納されることもある。
【0038】
ウエハ受取り台上に載置されたウエハWは、主ウエハ搬送機構21により、チリングホットプレートユニット(CHP)に搬送され、フリンジの発生を防止するため、あるいは化学増幅型レジスト(CAR)における酸触媒反応を誘起するためポストエクスポージャーベーク処理が施される。
【0039】
その後、ウエハWは、第1の組G1又は第2の組G2の多段ユニットに属する現像ユニット(DEV)に搬入される。この現像ユニット(DEV)内では、ウエハW表面のレジストに現像液が満遍なく供給されて現像処理が施される。現像が終了すると、ウエハW表面にリンス液がかけられて現像液が洗い落とされる。
【0040】
現像工程が終了すると、主ウエハ搬送機構21は、ウエハWを現像ユニット(DEV)から搬出して、次に第3の組G3又は第4の組G4の多段ユニットに属するホットプレートユニット(HP)へ搬入する。このユニット(HP)内でウエハWは例えば100℃で所定時間ポストベーク処理される。これによって、現像で膨潤したレジストが硬化し、耐薬品性が向上する。
【0041】
ポストベークが終了すると、主ウエハ搬送機構21は、ウエハWをホットプレートユニット(HP)から搬出し、次にいずれかのクーリングユニット(COL)へ搬入する。ここでウエハWが常温に戻った後、主ウエハ搬送機構21は、次にウエハWを第3の組G3に属するエクステンションユニット(EXT)へ移送する。このエクステンションユニット(EXT)の載置台(図示せず)上にウエハWが載置されると、カセットステーション10側のウエハ搬送用ピンセット4が反対側からアクセスして、ウエハWを受け取る。そして、ウエハ搬送用ピンセット4は、受け取ったウエハWをカセット載置台上の処理済みウエハ収容用のカセット1の所定のウエハ収容溝に入れて処理が完了する。
【0042】
次に、この発明に係る基板処理装置について、図4ないし図10を参照して詳細に説明する。
【0043】
この発明に係る基板処理装置(DEV)は、図4に示すように、主ウエハ搬送機構21のメインアーム21aからウエハWを受け取って保持する保持手段例えば保持アーム70と、この保持アーム70によって水平状態に保持されるウエハWの下方に対峙する供給手段50と、供給手段50に供給される処理液例えば現像液の供給源80(処理液供給源)と、供給手段50に供給される洗浄液例えば純水の供給源81と、供給手段に供給される乾燥用気体例えば窒素(N2)ガスの供給源82と、供給手段50から現像液(処理液)、純水(洗浄液)及びN2ガス(乾燥用気体)を排出する排出手段90とを具備している。
【0044】
上記供給手段50は、図4ないし図6に示すように、上記現像液、純水及びN2ガスが透過可能な多孔質部52を有する例えばシリコンカーバイド(SiC)製の円柱状の多孔質体51と、この多孔質体51を内方に保持すべく多孔質体51の外周を囲繞する例えばポリテトラフルオロエチレン(PTFE)等の合成樹脂製の有底円筒状のフレーム53とを具備してなり、多孔質部52と気水密に区画された複数の供給孔54を穿設した構造となっている。この場合、多孔質体51とフレーム53の内部底面との間に約10〜20mm程度の空間55が設けられており、この空間55を介して現像液供給源80、純水供給源81等が接続されている。このように、多孔質体51とフレーム53の内部底面との間に空間55を設けることにより、供給手段50に供給される現像液や純水が一旦空間55内に貯留されるので、供給手段50に供給される現像液(処理液)や純水(洗浄液)の液面が面内均一に上昇する。
【0045】
また、フレーム53の上端は、多孔質体51の上面より約5mm程度高く形成されて、供給された現像液の外部への流出を防止し得るように構成されている。
【0046】
また、多孔質体51は、空孔率が約30〜40%で孔径が0.5μm程度の孔を有するウエハWの外周より約10〜15mm程度大きい円柱状に形成されており、供給孔54は、等間隔の同心円上にそれぞれ等間隔に配列される直径約2〜3mmの孔にて形成されている(図5参照)。この供給孔54は、図6に示すように、多孔質体51に孔明け加工された内周面と、供給孔54以外の多孔質部52の下面にそれぞれ例えばフッ素樹脂製のコーティング56が施されて、多孔質部52と気水密に区画されている。この場合、コーティング56の膜厚は、例えば0.5mm程度である。なお、供給孔54の内周面と、供給孔54以外の多孔質部52の下面にコーティング56を施す代わりに、孔明け加工された供給孔54内に気水密製の合成樹脂製チューブを挿入し、このチューブと多孔質体51の下面とを接着するようにしてもよい。
【0047】
上記のように、複数の供給孔54を等間隔の同心円上にそれぞれ等間隔に配列することにより、供給手段50に供給された現像液は、供給孔54から被処理面のウエハ表面に向かって供給された後、供給孔54の周辺部の領域の多孔質部52に流れて排出される(図6参照)。したがって、微小領域置換による現像を行うことができ、現像によって生じた溶解生成物が他の供給孔54の領域に拡散することなく速やかに排出される。
【0048】
なお、上記説明では、供給手段50の多孔質体51の中心部と外周部との高さ寸法(厚さ寸法)が同じである場合について説明したが、図10(a)に示すように、供給手段50の多孔質体51の高さ寸法を、この供給手段50の中心部側から周辺部側に向かって漸次大きくなるように形成してもよい。このように、多孔質体51の高さ寸法を、この供給手段50の中心部側から周辺部側に向かって漸次大きくなるように形成することにより、供給手段50の中心部側に穿設された供給孔54からウエハWに向かって供給され、処理に供された後に、中心部付近の多孔質部52に流れる処理済みの現像液が中心部に堆積するのを防止することができる。
【0049】
なお、上記説明では、供給孔54の断面が円形である場合について説明したが、供給孔54の断面は必ずしも円形である必要はなく、その他の形状例えば三角、四角、或いは六角形等の多角形状であってもよい。
【0050】
一方、供給手段50の供給孔54には、主供給管路83を介して現像液供給源である現像液タンク80(処理液供給源)が接続されると共に、主供給管路83に介設される切換手段である切換弁84を介して純水供給源81(洗浄液供給源)とN2ガス供給源82(乾燥用気体供給源)が切換可能に接続されている(図4参照)。この場合、主供給管路83における切換弁84の一次側には、現像液の流量を調整可能な第1のマスフローコントローラMF1が介設されている。また、主供給管路83と純水供給源81とを接続する純水供給管路85には、純水供給源81から切換弁84側に向かって順に、ポンプP1と純水の流量を調整可能な第2のマスフローコントローラMF2が介設されている。また、主供給管路83とN2ガス供給源82とを接続するN2ガス供給管路86には、N2ガス供給源82から切換弁84側に向かって順に、ポンプP2とN2ガスの流量を調整可能な第3のマスフローコントローラMF3が介設されている。
【0051】
また、主供給管路83における切換弁84の二次側すなわち供給手段50側は、図4(b)に示すように、現像液、純水あるいはN2ガス等が流れる内装管体83aと、この内装管体83aの外周側に温度調整用媒体の流路83dを形成する中間管体83bと、この中間管体83の外周面に断熱材87を介在して被着される外装管体83cとの三重管にて形成されている。このように三重管にて形成される主供給管路83の流路83dには、循環管路88を介して温度制御手段例えば温度調整器89が接続されている。そして、温度調整器89によって温度調整用媒体を所定の温度例えば23℃〜25℃に温度調整することで、主供給管路83の内装管体83a内を流れる現像液や純水の温度を23℃〜25℃に維持することができる。このように、現像液や純水の温度を一定に維持することによって現像処理及び洗浄処理等を均一に行うことができる。
【0052】
一方、上記フレーム53の下部周辺部には、多孔質部52に連通する環状排出通路57が周設されている。この環状排出通路57に少なくとも1つ(図面では、4つの場合を示す)の排出口58が開設されており、環状排出通路57における排出口58が開設された部位に、バッファ部59が形成されている(図10(b)参照)。このように、環状排出通路57における排出口58が開設された部位に、バッファ部59を形成することにより、供給手段50における排出口58付近と周辺部の現像液や純水等の供給媒体の排出差を緩和することができると共に、ウエハWの外周全面で均一な排出を行うことができる。
【0053】
また、フレーム53の下部周辺部に設けられた排出口58には、排出管路91を介して排出手段90が接続されている。この場合、排出手段90には、排出される現像液、純水及びN2ガスの流量を調整する流量調整器(図示せず)及び排水/排気機器(図示せず)が具備されている。
【0054】
一方、上記のように構成される切換弁84、第1〜第3のマスフローコントローラMF1,MF2,MF3及び排出手段90の流量調整器(図示せず)は、それぞれ制御手段例えば中央演算処理装置100(以下にCPU100という)に電気的に接続されており、CPU100からの制御信号に基づいて切換弁84の切換動作、第1〜第3のマスフローコントローラMF1,MF2,MF3及び排出手段90の現像液、純水及びN2ガスの流量の制御が行われるように構成されている。
【0055】
なお、供給手段50のフレーム53の外方側には、供給手段50から外部に流出する現像液や純水等の液洩れを検知するリークセンサRSが配設されている。このリークセンサRSは、CPU100と電気的に接続されており、リークセンサRSにて検知された信号がCPU100に伝達されることによって、例えばアラーム警報が発せられ、即座に現像液や純水等の供給を停止できるようになっている。
【0056】
なお、保持アーム70は、図8に示すように、放射方向に延在する3本の保持アーム片71と、各アーム片71の先端側部に穿設されたガイド溝72内に摺動可能に装着される保持ピン73と、各保持ピン73を半径方向に接離移動するエアーシリンダ74とで主に構成されており、エアーシリンダ74の駆動により保持ピン73を中心側に移動することによってウエハWの3点を挟持保持し、保持ピン73を外周側に移動することによってウエハWの挟持保持を解除し得るように構成されている。また、保持アーム70は、垂直方向に反転可能に形成されており、図示しない反転機構によってウエハWを反転し得るようになっている。この場合、保持ピン73の先端には、図8(c)に示すように、ウエハWの落下防止用の膨隆部75が形成されており、この膨隆部75によって挟持保持されたウエハWが不用意に落下するのを防止することができる。また、保持ピン73には、先端に向かって縮径するテーパ部76が形成されており(図8(b)参照)、この縮径テーパ部76によってウエハWを挟持保持する際の位置ずれを防止できるようになっている。
【0057】
上記のように構成される基板処理装置における供給手段50をウエハWの下方に対峙(セット)させる手順について、図9を参照して説明する。まず、主搬送機構21のメインアーム21aによって保持されたウエハWが、基板処理装置(DEV)内に搬入され、受け渡し位置に立設する3本の支持ピン77の上方に位置する(図9(a)参照)。次に、メインアーム21aが下降してウエハWを支持ピン77に受け渡した後、後退する(図9(b)参照)。次に、保持アーム70が上昇し、保持ピン73がウエハWを保持可能な高さ位置で停止した後(図9(c)参照)、エアーシリンダ(図示せず)が駆動して保持ピン73を中心部側に移動してウエハWを挟持保持する(図9(d)参照)。次に、ウエハWを挟持保持した状態で保持アーム70が上昇して、ウエハWを支持ピン77の上方に移動した後(図9(e)参照)、図示しない反転機構を駆動して保持アーム70及びウエハWを垂直方向に180度反転する(図9(f)参照)。
【0058】
上記のようにして、ウエハWの表面を下方に向けた状態で、ウエハWの下方に供給手段50を対向配置させた後(図9(g)参照)、保持アーム70を下降して、ウエハWの下方に供給手段50を対峙させる(図9(h)参照)。この際、ウエハW表面と供給手段50の多孔質体51表面との隙間は、約2〜3mmに設定される。
【0059】
上記のようにしてウエハWの下方に供給手段50を対峙させた状態で、まず、現像処理が行われる。現像処理を行うには、まず、現像液が収容された現像液タンク80内にN2ガスを供給して現像液タンク80から主供給管路83を介して現像液を供給手段50に供給する。現像液の供給は、ウエハWと供給手段50とを対峙した後に行ってもよいが、ウエハWと供給手段50とを対峙する直前に行う方がよい(図7参照)。この際、現像液の流量は、第1のマスフローコントローラMF1によって調整され、現像液の温度は、温度調整器89によって所定温度例えば23℃〜25℃に温度調整される。また、現像液の排出量は排出手段90を制御することによって制御される(図7参照)。
【0060】
供給手段50に供給された現像液は、フレーム53の下部側から供給孔54を通って多孔質体51の表面に流れ、ウエハW表面に向かって供給される。この際、現像液の液面が面内均一に上昇してウエハW表面との間に、ウエハ表面と多孔質体51表面との隙間例えば2〜3mm程度の厚みの現像液層が形成されるので、ウエハ全面に現像液を均一に供給して現像処理を行うことができる。また、常時供給される現像液は供給孔54からウエハ表面に向かって供給された後、供給孔54の周辺部の多孔質部52に流れて排出されるため、微小領域置換による現像を行うことができ、現像によって生じた溶解生成物が他の領域に拡散することなく速やかに排出される。
【0061】
現像処理を所定時間行った後、現像液の供給が停止されると共に、切換弁84が純水供給源81側に切り換えられ、ポンプP1が駆動すると、純水供給源81から純水が供給手段50に供給される。この際、純水の流量は、第2のマスフローコントローラMF2によって調整され、純水の温度は、温度調整器89によって所定温度例えば23℃〜25℃に温度調整される。また、純水の排出量は排出手段90を制御することによって制御される(図7参照)。
【0062】
供給手段50に供給された純水は、現像液と同様に、フレーム53の下部側から供給孔54を通って多孔質体51の表面に流れ、ウエハW表面に向かって供給される。また、常時供給される純水は供給孔54からウエハ表面に向かって供給された後、供給孔54の周辺部の多孔質部52に流れて排出されるため、微小領域置換による洗浄を行うことができ、残存する現像液を他の領域に拡散することなく速やかに排出する。更に、多孔質部52内を流れる純水によって多孔質部52内に残存する現像液や溶解生成物が排出される。
【0063】
上記のようにして、洗浄処理を行った後、洗浄液の供給が停止されると共に、切換弁84がN2ガス供給源82側に切り換えられ、N2ガス供給源82からN2ガスが供給手段50に供給され、各供給孔54からウエハ表面に供給(噴射)されるN2ガスによってウエハWに付着する純水が除去されて乾燥処理が施される。この際、排出手段90を制御することによってN2ガスの流量が調整される。また、N2ガスの温度は、温度調整器89によって所定温度例えば23℃〜25℃に温度調整される。また、N2ガスの排出(排気)量は排出手段90を制御することによって制御される(図7参照)。
【0064】
上記のようにして、現像→洗浄→乾燥を連続して行ってウエハWの現像処理を完了する。現像処理が完了されたウエハWは、図9(a)〜(h)に示した手順の逆の手順すなわち図9(h)〜(a)を経て主搬送機構21に受け渡される。
【0065】
なお、上記実施形態では、乾燥用気体としてN2ガスを使用する場合について説明したが、N2ガスに代えてN2ガス以外の不活性ガスあるいは清浄化空気を用いてもよい。
【0066】
また、上記実施形態では、被処理基板が半導体ウエハWである場合について説明したが、この発明の基板処理方法及び基板処理装置は、ウエハW以外の例えばLCD基板においても同様に適用できるものである。
【0067】
【発明の効果】
以上説明したようにこの発明の基板処理方法及び基板処理装置によれば、以下のような効果が得られる。
【0068】
1)請求項1,4記載の発明によれば、供給手段を被処理基板の被処理面下方に対峙させた状態で、供給手段の供給孔から被処理基板に向かって処理液を供給すると共に、処理に供された処理液を、多孔質部を介して排出することにより、処理液を被処理基板に均一に供給して処理を施すことができる。また、常時、処理液を被処理基板に供給し、処理に供された処理液を多孔質部から排出することにより、処理液によって生成された溶解生成物を滞留させることなく速やかに排出することができるので、被処理基板の処理の面内均一性の向上が図れると共に、歩留まりの向上が図れる。この場合、処理液の供給量と排出量の流量を制御することにより、被処理基板の表面に形成される処理液の液膜厚の調整を可能にすることができる(請求項5)。また、処理液の温度を制御可能にすることにより、処理液の温度を一定にして処理の均一化を図ることができる(請求項6)。
【0069】
2)請求項2,7記載の発明によれば、上記1)に加えて、被処理基板を回転することなく、処理液と同様に、洗浄液を被処理基板の面内に均一に供給することができると共に、常時供給し排出することができる。したがって、被処理基板の洗浄精度の向上及び洗浄効率の向上を図ることができる。また、洗浄液を多孔質体の多孔質部を介して排出することにより、多孔質部に付着する処理済みの処理液や溶解生成物を除去することができる。この場合、処理液及び洗浄液の供給量と排出量の流量を制御することにより、被処理基板の表面に形成される処理液の液膜厚の調整を可能にすることができると共に、洗浄精度の調整を可能にすることができる(請求項8)。また、処理液及び洗浄液の温度を制御可能にすることにより、処理液及び洗浄液の温度を一定にして処理の均一化を図ることができる(請求項9)。
【0070】
3)請求項3,10記載の発明によれば、上記1)及び2)に加えて、被処理基板を回転することなく、被処理基板の処理、洗浄処理及び乾燥処理を連続して行うことができるので、更に、処理効率の向上を図ることができると共に、歩留まりの向上を図ることができる。この場合、処理液、洗浄液及び乾燥用気体の供給量と排出量の流量を制御することにより、被処理基板の表面に形成される処理液の液膜厚の調整を可能にすることができると共に、洗浄精度及び乾燥精度の調整を可能にすることができる(請求項11)。また、処理液、洗浄液及び乾燥用気体の温度を制御可能にすることにより、処理液、洗浄液及び乾燥用気体の温度を一定にして処理の均一化を図ることができる(請求項12)。
【0071】
4)請求項1〜3,4,7,10記載の発明によれば、供給手段に穿設される複数の供給孔を、等間隔の同心円上にそれぞれ等間隔に配列することにより、処理液例えば現像液は供給孔から被処理基板の表面に向かって供給された後、供給孔の周辺部の領域の多孔質部に流れて排出されるため、微小領域置換による現像を行うことができ、現像によって生じた溶解生成物を他の領域に拡散することなく速やかに排出することができる。したがって、上記1)〜3)に加えて更に被処理基板の処理の面内均一性の向上を図ることができる。
【0072】
5)請求項13記載の発明によれば、処理に供された処理液が多孔質体の中心部側に堆積するのを防止することができるので、上記1)〜3)に加えて更に処理液の排出を均一かつ円滑にすることができ、処理効率の向上を図ることができる。
【0073】
6)請求項14記載の発明によれば、供給手段の供給孔と処理液供給源とを、処理液を貯留する空間を介して接続することにより、供給される処理液を一旦空間内に貯留した後に、供給孔を介して被処理基板全体に均一に供給することができるので、上記1)〜5)に加えて更に被処理基板の処理の面内均一性の向上を図ることができる。
【0074】
7)請求項15記載の発明によれば、供給手段の周辺部に、多孔質部に連通する環状排出通路を周設すると共に、この環状排出通路に少なくとも1つの排出口を開設し、かつ、環状排出通路における排出口が開設された部位に、バッファ部を形成するので、上記1)〜6)に加えて更に排出口付近と周辺部の処理液等の排出差を緩和することができると共に、被処理基板の外周全面で均一な排出を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明に係る基板処理装置を適用したレジスト液塗布・現像処理システムの一例を示す概略平面図である。
【図2】 上記レジスト液塗布・現像処理システムの概略正面図である。
【図3】 上記レジスト液塗布・現像処理システムの概略背面図である。
【図4】 この発明に係る基板処理装置の概略断面図(a)及び(a)のI部を拡大して示す概略断面図(b)である。
【図5】 この発明における供給手段の平面図(a)及び縦断面図(b)である。
【図6】 上記供給手段の要部を示す拡大断面図である。
【図7】 この発明における現像、洗浄及び乾燥処理における現像液、洗浄液、乾燥用気体の流量及び排気量の関係を示すタイムチャートである。
【図8】 この発明における保持アームのウエハ保持状態を示す概略平面図(a)、概略側面図(b)及び(b)のII部の拡大側面図(c)である。
【図9】 この発明におけるウエハと供給手段とを対峙(セット)させる手順を示す説明図である。
【図10】 この発明における供給手段の別の形態を示す断面図(a)及び(a)のIII部を示す拡大断面図(b)である。
【符号の説明】
W 半導体ウエハ(基板)
50 供給手段
51 多孔質体
52 多孔質部
54 供給孔
55 空間
57 環状排出通路
58 排出口
59 バッファ部
80 現像液タンク(処理液供給源)
81 純水供給源(洗浄液供給源)
82 N2ガス供給源(乾燥用気体供給源)
83 主供給管路
84 切換弁(切換手段)
89 温度調整器(温度制御手段)
90 排出手段
100 CPU(制御手段)
MF1,MF2,MF3 マスフローコントローラ(流量制御手段)

Claims (15)

  1. 被処理基板に処理液を供給して、被処理基板を処理する基板処理方法であって、
    上記処理液が透過可能な多孔質部を有する多孔質体に、多孔質部と気水密に区画されると共に、等間隔の同心円上にそれぞれ等間隔に配列される複数の供給孔を穿設してなる処理液の供給手段を用意し、
    上記被処理基板の被処理面下方に上記供給手段を対峙させた状態で、供給手段の供給孔から上記被処理基板に向かって処理液を供給すると共に、処理に供された処理液を、上記多孔質部を介して排出する、ことを特徴とする基板処理方法。
  2. 被処理基板に処理液を供給して、被処理基板を処理する基板処理方法であって、
    上記処理液及び洗浄液が透過可能な多孔質部を有する多孔質体に、多孔質部と気水密に区画されると共に、等間隔の同心円上にそれぞれ等間隔に配列される複数の供給孔を穿設してなる処理液の供給手段を用意し、
    上記被処理基板の被処理面下方に上記供給手段を対峙させた状態で、供給手段の供給孔から上記被処理基板に向かって処理液を供給すると共に、処理に供された処理液を、上記多孔質部を介して排出し、
    その後、上記供給手段の供給孔から上記被処理基板に向かって洗浄液を供給すると共に、洗浄に供された洗浄液を、上記多孔質部を介して排出する、ことを特徴とする基板処理方法。
  3. 被処理基板に処理液を供給して、被処理基板を処理する基板処理方法であって、
    上記処理液、洗浄液及び乾燥用気体が透過可能な多孔質部を有する多孔質体に、多孔質部と気水密に区画されると共に、等間隔の同心円上にそれぞれ等間隔に配列される複数の供給孔を穿設してなる処理液の供給手段を用意し、
    上記被処理基板の被処理面下方に上記供給手段を対峙させた状態で、供給手段の供給孔から上記被処理基板に向かって処理液を供給すると共に、処理に供された処理液を、上記多孔質部を介して排出し、
    その後、上記供給手段の供給孔から上記被処理基板に向かって洗浄液を供給すると共に、洗浄に供された洗浄液を、上記多孔質部を介して排出し、
    その後、上記供給手段の供給孔から上記被処理基板に向かって乾燥用気体を供給すると共に、乾燥に供された乾燥用気体を上記多孔質部を介して排出する、ことを特徴とする基板処理方法。
  4. 被処理基板に処理液を供給して、被処理基板を処理する基板処理装置であって、
    上記被処理基板の被処理面下方に対峙する処理液の供給手段と、
    上記供給手段に供給される処理液の供給源と、
    上記供給手段から処理液を排出する排出手段とを具備し、
    上記供給手段は、上記処理液が透過可能な多孔質部を有する多孔質体に、多孔質部と気水密に区画されると共に、等間隔の同心円上にそれぞれ等間隔に配列される複数の供給孔を穿設してなり、上記供給孔に上記処理液供給源を接続し、上記多孔質部に上記排出手段を接続してなる、ことを特徴とする基板処理装置。
  5. 請求項4記載の基板処理装置において、
    上記処理液の供給量と排出量の流量を制御可能な制御手段を具備してなる、ことを特徴とする基板処理装置。
  6. 請求項4又は5記載の基板処理装置において、
    上記処理液の温度を制御可能な温度制御手段を具備してなる、ことを特徴とする基板処理装置。
  7. 被処理基板に処理液を供給して、被処理基板を処理する基板処理装置であって、
    上記被処理基板の被処理面下方に対峙する処理液の供給手段と、
    上記供給手段に供給される処理液の供給源と、
    上記供給手段に供給される洗浄液の供給源と、
    上記供給手段から処理液及び洗浄液を排出する排出手段とを具備し、
    上記供給手段は、上記処理液及び洗浄液が透過可能な多孔質部を有する多孔質体に、多孔質部と気水密に区画されると共に、等間隔の同心円上にそれぞれ等間隔に配列される複数の供給孔を穿設してなり、上記供給孔に上記処理液供給源及び洗浄液供給源を切換可能に接続し、上記多孔質部に上記排出手段を接続してなる、ことを特徴とする基板処理装置。
  8. 請求項7記載の基板処理装置において、
    上記処理液及び洗浄液の供給量と排出量の流量の制御及び、供給手段に対する処理液供給源又は洗浄液供給源の切換制御可能な制御手段を具備してなる、ことを特徴とする基板処理装置。
  9. 請求項7又は8記載の基板処理装置において、
    上記処理液及び洗浄液の温度を制御可能な温度制御手段を具備してなる、基板処理装置。
  10. 被処理基板に処理液を供給して、被処理基板を処理する基板処理装置であって、
    上記被処理基板の被処理面下方に対峙する処理液の供給手段と、
    上記供給手段に供給される処理液の供給源と、
    上記供給手段に供給される洗浄液の供給源と、
    上記供給手段に供給される乾燥用気体の供給源と、
    上記供給手段から処理液、洗浄液及び乾燥用気体を排出する排出手段とを具備し、
    上記供給手段は、上記処理液、洗浄液及び乾燥用気体が透過可能な多孔質部を有する多孔質体に、多孔質部と気水密に区画されると共に、等間隔の同心円上にそれぞれ等間隔に配列される複数の供給孔を穿設してなり、上記供給孔に上記処理液供給源、洗浄液供給源及び乾燥用気体供給源を切換可能に接続し、上記多孔質部に上記排出手段を接続してなる、ことを特徴とする基板処理装置。
  11. 請求項10記載の基板処理装置において、
    上記処理液、洗浄液及び乾燥用気体の供給量と排出量の流量の制御及び、供給手段に対する処理液供給源、洗浄液供給源又は乾燥用気体供給源の切換制御可能な制御手段を具備してなる、ことを特徴とする基板処理装置。
  12. 請求項10又は11記載の基板処理装置において、
    上記処理液、洗浄液及び乾燥用気体の温度を制御可能な温度制御手段を具備してなる、ことを特徴とする基板処理装置。
  13. 請求項4ないし12のいずれかに記載の基板処理装置において、
    上記供給手段を構成する多孔質体の高さ寸法を、供給手段の中心部側から周辺部側に向かって漸次大きくなるように形成してなる、ことを特徴とする基板処理装置。
  14. 請求項4ないし13のいずれかに記載の基板処理装置において、
    上記供給手段の供給孔と処理液供給源とを、処理液を貯留する空間を介して接続してなる、ことを特徴とする基板処理装置。
  15. 請求項4ないし14のいずれかに記載の基板処理装置において、
    上記供給手段の周辺部に、多孔質部に連通する環状排出通路を周設すると共に、この環状排出通路に少なくとも1つの排出口を開設し、かつ、環状排出通路における排出口が開設された部位に、バッファ部を形成してなる、ことを特徴とする基板処理装置。
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