JP3729060B2 - 通話装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は通話装置に関し、より詳細には、インターホンやドアホンの端末機として用いられる通話装置であって、マイクロホンの入力音量に基づいて送話と受話とを自動的に切り替えるハンズフリー方式を採用したものに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の給湯器システムにおいては、図9に示すように、給湯器aの遠隔操作装置bが浴室や台所に設けられ、これらの場所から給湯器aの遠隔操作が行えるように構成されている。最近では、このような給湯器aの遠隔操作用に配設された通信線cを利用して、遠隔操作装置bに通話装置dを搭載し、浴室や台所などの遠隔操作装置同士で通話が行えるように構成したものが提案されている。
【0003】
ところで、このような通話装置dが搭載された遠隔操作装置bにおいては、遠隔操作装置間での通話方式として、通話装置dのマイクロホンの入力音量に基づいて送話と受話との切り替えを自動的に行うハンズフリー方式を採用したものが提案されている。このハンズフリー方式を採用した遠隔操作装置bでは、通話中、マイクロホンに音声が入力されると、この音声をマイクロホンに接続されたボイススイッチが感知して入力された音声の送信(送話)を行い、マイクロホンに音声が入力れさていない時には上記ボイススイッチが音声の受信(受話)を行うように構成される。つまり、ボイススイッチにより送話と受話の切り替えが自動的に行われるので、通話者は送話と受話の切り替え操作を行うことなく通話することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、最近の給湯器システムでは、上記遠隔操作装置にテレビジョン受信機やラジオ受信機が併設されることがある。このように遠隔操作装置に併設されるテレビジョン受信機やラジオ受信機用の音響出力部(スピーカ)は、通常、通話装置のスピーカとは別に設けられている。そのため、テレビジョンやラジオの放送受信中に上記通話装置を使用すると、これら受信機のスピーカから出力される音によってボイススイッチが誤動作することがある。
【0005】
つまり、従来の通話装置のように、ボイススイッチによって送話と受話とを切り替える方式では、通話者の声以外でボイススイッチが反応し、送話状態に切り替わってしまい、会話が途切れたり、送話状態が継続するなどして通話が不能になるなど、通話を円滑に行えない場合があった。
【0006】
本発明は、このような従来の問題に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、ボイススイッチを備えた通話装置において、通話中に通話者の発する音声以外でスイッチが切り替わってしまわない通話装置を提供し、これによって通話を円滑に行わせることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1に係る通話装置は、ボイススイッチにより送話と受話とを切り替える通話装置において、音声入力用のマイクロホンの感度を調節するマイク感度調整手段と、通話装置に併設された音響装置の作動を上記音響装置から送信される制御信号に基づいて検出する作動検出手段とが設けられ、上記作動検出手段が音響装置の作動を検出した場合に、上記感度調整手段によりマイクロホンの感度を調整する制御構成を備えたことを特徴とする。
また、請求項2に係る通話装置は、ボイススイッチにより送話と受話とを切り替える通話装置において、音声入力用のマイクロホンの感度を調節するマイク感度調整手段と、通話装置に併設された音響装置の作動を上記音響装置の電力消費に基づいて検出する作動検出手段とが設けられ、上記作動検出手段が音響装置の作動を検出した場合に、上記感度調整手段によりマイクロホンの感度を調整する制御構成を備えたことを特徴とする。
さらに、請求項3に係る通話装置は、ボイススイッチにより送話と受話とを切り替える通話装置において、音声入力用のマイクロホンの感度を調節するマイク感度調整手段と、通話装置に併設された音響装置の作動を上記音響装置の操作信号に基づいて検出する作動検出手段とが設けられ、上記作動検出手段が音響装置の作動を検出した場合に、上記感度調整手段によりマイクロホンの感度を調整する制御構成を備えたことを特徴とする。
【0008】
ここで、上記音響装置には、上述したテレビジョン受信機やラジオ受信機が含まれる他、通話装置と併設される機器であって雑音の発生源となり得る他の機器、たとえば浴室の換気扇やジェットバス(噴流式泡風呂)等も含まれる。また、この通話装置は、主としてインターホンやいわゆるドアホン用の端末機として用いられる。
【0009】
そして、これら本願発明によれば、音響装置が作動すると、その作動が上記作動検出手段で検出される。ここで、音響装置の作動検出は、たとえば上記音響装置から送信される制御信号や、音響装置の消費電力音響装置の操作信号等を監視することにより行われる。そして、このようにして音響装置の作動が検出されると、これに伴ってマイク感度調整手段によりマイクロホンの感度が調整される。具体的には、音響装置の作動が検出されると、マイク感度調整手段によりマイクロホンの感度が落とされ、テレビ受信機等から出力される音響が音声入力用のマイクロホンに入力されないようにされる。つまり、マイク感度を落とすことによってボイススイッチの誤動作が防止される。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る通話装置の実施態様を図面に基づいて詳細に説明する。
【0013】
実施形態1
図1は、本発明に係る通話装置1の概略構成を示している。この通話装置1は上述したように給湯器の遠隔操作装置(図示せず)に搭載される通話装置であって、図示例ではこの通話装置1には、音響装置としてテレビジョン受信機2が併設され、これらは制御用の信号伝送線3によって接続されている。
【0014】
上記通話装置1は、ボイススイッチ11により送話と受話との切り替えを自動的に行うハンズフリー方式の通話装置であって、上記ボイススイッチ11の他、通話用の音声を入力するためのマイクロホン12と、該マイクロホン12から出力される音声信号(送話音声信号)を所定レベルまで増幅してボイススイッチ11に入力するマイクアンプ13と、上記ボイススイッチ11を介して入力される音声信号(受話音声信号)を所定レベルまで増幅するスピーカアンプ14と、該スピーカアンプ14を介して入力される受話音声信号を音声として出力するスピーカ15と、相手局の呼出し等の所定操作を行う操作部16と、上記信号伝送線3に伝送されるデータ(制御信号)の送受信を行うデータ送受信部17と、通話装置1の各部の制御を行う制御部18とを主要部として構成される。
【0015】
上記ボイススイッチ11は、他の通話装置(図示せず)との間で上記音声信号の送受信を行うための変復調装置を備えて構成され、この変復調装置により、送話時にはマイクアンプ13から入力される音声信号を変調して信号伝送線3に出力するとともに、受話時には上記信号伝送線3から入力される他の通話装置からの信号を復調してスピーカアンプ14に出力する。なお、この変復調装置における変調方式はアナログ(AM,FM等)、デジタルのいずれであっても良く、これらは適宜設計変更可能である。
【0016】
そして、このボイススイッチ11における送話と受話の切り替えは、マイクロホン12に入力される音量によって制御される。つまり、このボイススイッチ11が作動中にマイクロホン12から予め設定された一定音量以上の音が入力されると自動的に送話状態となり、また、マイクロホン12から一定音量以上の音が入力されなくなると自動的に受話状態となる。なお、このボイススイッチ11の作動/停止は上記制御部18によって制御される。
【0017】
上記マイクアンプ13は、その利得つまりマイク感度の調整が可能な増幅器で構成され、当該マイク感度は上記制御部18から与えられるマイク感度設定信号によって変更可能とされている。つまり、マイクアンプ13と制御部18とによってマイク感度調整手段が構成されている。
【0018】
一方、テレビジョン受信機2は、テレビジョン放送を受信するためのアンテナ21と、チューナ22と、音声出力用のスピーカアンプ(増幅手段)23およびスピーカ24と、画像表示用のLCD等で構成された表示部25と、電源の入/切やチャンネル選択等を行う所定の操作部26と、テレビジョン受信機2の各部を制御する制御部27とを備える他、本実施形態では上記信号伝送線3を介してデータの送受信を行うデータ送受信部28を備えて構成される。
【0019】
そして、このテレビジョン受信機2では、上記操作部26が操作されてテレビジョン放送の受信が開始されると、上記制御部27が上記データ送受信部28を介して信号伝送線3上にテレビジョン放送受信中である旨を示す制御信号(機器作動信号)を送出するように制御部27が設定されている。なお、このテレビジョン受信機2は、上記遠隔操作装置内に搭載されていてもよいが、遠隔操作装置の近傍に配設されてもよい。要は、データ送受信部28を介して上記機器作動信号の送信が可能な構成であればよい。
【0020】
そして、本実施形態の通話装置1では、上記制御部18が以下のような制御構成を備えている。
【0021】
すなわち、操作部16において通話を開始させる操作がなされ、この操作が上記制御部18に入力されると、制御部18は上記ボイススイッチ11を作動させるとともに、データ送受信部17において受信されるデータ中に上記テレビジョン受信機2から送信される機器作動信号が含まれているか否かを判断する(つまり、本実施形態では上記データ送受信部17と制御部18とがテレビジョン受信機2の作動状況を監視する作動検出手段として機能する)。
【0022】
そして、この判断において機器作動信号が含まれている場合には、上記制御部18はマイクアンプ13に対してマイク感度を落とす、つまり、増幅器の利得を下げることを内容とするマイク感度設定信号を送出する。なお、ここで送出されるマイク感度設定信号は、マイクアンプ13の利得を予め定めておいた所定値(低い利得)にまで下げることを内容とするのが好ましいが、この他、設定されている利得を所定定量だけ下げることを内容としてもよい。要は、マイク感度を落とすことによって、テレビジョン受信機2から出力される音声等によるボイススイッチ11の誤動作が防止されればよい。
【0023】
なお、上記判断において機器作動信号が含まれていない場合であっても、ボイススイッチ11が作動中(つまり通話中)は、上記制御部18が機器作動信号が受信されたか否かの判断を常時または定期的に行なう。したがって、通話中にテレビジョン受信機2が放送受信を開始した場合にも、上述したマイク感度を落とす処理が実行される。
【0024】
実施形態2
次に、本発明の第二の実施形態について図2に基づいて説明する。この図2に示す実施形態では、通話装置1およびテレビジョン受信機2が同一の信号伝送線3を介して電源供給を受ける場合が示されており、この場合、上記通話装置1には信号伝送線3を介して重畳伝送される電源の受給並びに電圧または電流を監視を行う電源監視部40が設けられるとともに、テレビジョン受信機2には上記信号伝送線3を介して重畳伝送される電源を受給する電源部50が設けられている点で上記実施形態1と相違する。その他の基本構成は上記実施形態1とほぼ同様であるので構成が共通する部分は同一の符号を付して説明を省略する。
【0025】
具体的には、本実施形態では、上記電源監視部40は、上述したように信号伝送線3を介して制御信号とともに重畳伝送される電源を分離して通話装置1の各部に供給するとともに、信号伝送線3を介して供給される電源の電圧または電流の変動を監視して、その結果を上記制御部18に入力するものとされており、上記制御部18はこの電源監視部40から入力される信号に基づいてテレビジョン受信機2の作動を検出する。
【0026】
すなわち、本実施形態においては、上記操作部26を操作してテレビジョン受信機2に電源を投入すると(つまり、テレビジョン受信機2が放送の受信を開始すると)、テレビジョン受信機2で電力が消費され、これに伴ってテレビジョン受信機2と同一の信号伝送線3を介して同一電源から電源供給を受ける通話装置1に供給される電源の電圧および電流が変動する。
【0027】
そのため、本実施形態では、上記電源監視部40が、このテレビジョン受信機2の電力消費に伴う電圧または電流の変動を検出することにより、上記制御部18においてテレビジョン受信機2の作動が検出される。換言すれば、本実施形態では、上記電源監視部40と制御部18とがテレビジョン受信機2の作動を検出する手段として機能する。
【0028】
したがって、通話装置1における通話開始時乃至通話中にこのような電圧または電流の変動が検出されると、上記制御部18はテレビジョン受信機2が作動中であると判断して、上記実施形態1の場合と同様に、マイクアンプ13の利得を下げてマイクロホン12の感度を落とす処理を実行し、テレビジョン受信機2から出力される音声等によってボイススイッチ11が誤動作しないようにする。
【0029】
なお、上記電源監視部40ではテレビジョン受信機2の電力消費を監視可能であればよく、したがってこの電源監視部40は、電力消費に伴う電流または電圧の変動の少なくともいずれか一方の監視が可能な構成であればよい。また、図示例とは異なり、通話装置1とテレビジョン受信機2とが異なる電源系統から電源供給を受けるように構成されている場合であっても、上記電源監視部40がテレビジョン受信機2の電力消費を監視可能であれば他の構成を採用することも可能である。
【0030】
実施形態3
次に、本発明の第三の実施形態について図3に基づいて説明する。この図3に示す実施形態では、通話装置1がテレビジョン受信機2の発する音響に基づいてテレビジョン受信機2の作動を検出する構成が示されている。
【0031】
具体的には、この第三の実施形態では、上記通話装置1に音響信号検出部60が設けられている点で上記実施形態1と相違する。その他の基本構成は上記実施形態1と同様であるので構成が共通する部分は同一の符号を付して説明を省略する。
【0032】
より詳細には、上記音響信号検出部60は、マイクアンプ13と制御部18との間に介装され、マイクアンプ13から出力される音声信号中にテレビジョン受信機2が出力する音響が変換された信号が含まれていないかを検出する。つまり、テレビジョン受信機2が放送受信中の場合、上記マイクロホン12にはテレビジョン受信機2から出力される音響も入力されるが、この種の音響は、通常の通話時にマイクロホン11に入力される音声とは区別可能であることが多い。
【0033】
つまり、テレビジョン放送の場合、音声が出力される時には効果音やバックグランドミュージック等を伴うことが多く、このよな効果音等を伴う音声は殆ど音に切れ間がない。したがって、上記音響信号検出部60は、このようなパターンの音声信号がマイクアンプ13から入力されると、テレビジョン受信機2が作動していると判断することができる。
【0034】
そのため、本実施形態では、上記音響信号検出部60はこのような特徴を有する音声信号が入力されたか否かを判断し、かかる特徴を有する音声信号が入力された場合には、その旨を通知する信号を上記制御部18に送信する。そして、制御部18ではこの信号の受信の有無によってテレビジョン受信機2が作動中か否かを判断する。つまり、本実施形態では、上記音響信号検出部60と制御部18とがテレビジョン受信機2の作動を検出する手段として機能する。
【0035】
したがって、制御部18は、通話装置1の通話開始時乃至通話中にこのような信号が音響信号検出部60から入力されると、テレビジョン受信機2が作動中であると判断して、上記実施形態1の場合と同様に、マイクアンプ13の利得を下げてマイクロホン12の感度を落とす処理を実行し、テレビジョン受信機2から出力される音声等によってボイススイッチ11が誤動作しないようにする。
【0036】
なお、本実形態による場合、テレビジョン受信機2から音声のみが出力されている場合には、テレビジョン受信機2の作動を検出することかできないが、その場合、テレビジョン受信機2から出力されるのは音声のみであり、したがってマイクロホン12に入力される音には切れ間が存在するので、ボイススイッチ11の誤動作はそれほど問題にならない。つまり、この場合、テレビジョン受信機2から出力される音声によってボイススイッチ11が送話状態を長時間継続することはないので、実際の通話にはあまり悪影響がでることはない。
【0037】
また、上述した例では、音響信号検出部60は、マイクアンプ13から入力される音声信号のパターン(音の切れ間の有無)からテレビジョン受信機2の作動を検出する構成を示したが、入力される音声信号が音声周波数帯域内の信号であるか否かによって、またはこれを加味してテレビジョン受信機2の作動を検出するように構成することも可能である。なお、図示例では上記実施形態1と同様に、テレビジョン受信機2がデータ送受信部28を備える構成を示しているが、本実施形態ではこのデータ送受信部28は設けられていなくてもよい。
【0038】
実施形態4
次に、本発明の第四の実施形態について図4に基づいて説明する。この図4に示す実施形態では、通話装置1が上記テレビジョン受信機2の操作部26から出力される操作信号を検出してテレビジョン受信機2の作動を検出する場合が示されている。
【0039】
具体的には、この第四の実施形態では、テレビジョン受信機2の操作部26と上記通話装置1の制御部18との間に、操作部26から送信される操作信号を制御部18に入力するすための操作信号線70が配設されている点で上記実施形態1と相違する。その他の基本構成は上記実施形態1と同様であるので構成が共通する部分は同一の符号を付して説明を省略する。
【0040】
つまり、上記操作部26を操作してテレビジョン受信機2に電源を投入する場合に、操作部26からテレビジョン受信機2の制御部27に入力される操作信号と同じ操作信号が上記操作信号線70を介して通話装置1の制御部18に取り込まれる。したがって、通話装置1の制御部18では、この操作信号が入力されるとテレビジョン受信機2が作動したと判断することができる。
【0041】
そのため、本実施形態では、このような操作信号が入力されたか否かを制御部18が判断する。つまり、本実施形態では、上記操作信号線70と制御部18とがテレビジョン受信機2の作動を検出する手段として機能する。
【0042】
したがって、制御部18は、通話装置1の通話開始時乃至通話中にこのような信号が操作信号が操作信号線70を介して入力されると、テレビジョン受信機2が作動中であると判断して、上記実施形態1の場合と同様に、マイクアンプ13の利得を下げてマイクロホン12の感度を落とす処理を実行し、テレビジョン受信機2から出力される音声等によってボイススイッチ11が誤動作しないようにする。
【0043】
なお、図示例では上記操作信号を取得する操作信号線70がテレビジョン受信機2の操作部26に接続されている場合を示したが、テレビジョン受信機2の制御部27に接続することも可能である。また、この操作信号をデータ送受信部28を介して信号伝送線3経由で通話装置1の制御部18に取り込むように構成することも可能である。
【0044】
実施形態5
次に、本発明の第五の実施形態について図5に基づいて説明する。この図5に示す実施形態は、上述した実施形態1乃至4とは異なり、操作部16において通話を開始させる操作が行われると、これを制御部18が検出し、併設されたテレビジョン受信機2に対してその出力音量の抑制を要求する制御構成を備えている。
【0045】
つまり、この第五の実施形態では、上記実施形態1乃至4のように、通話装置1においてマイクアンプ13の利得(マイク感度)調整は行わない。したがって図1のようにマイクアンプ13と制御部18との間は接続されていない。これに対して、本実施形態では、テレビジョン受信機2のスピーカアンプ23が制御部27により制御可能に構成される。なお、その他の基本構成は上記実施形態1と同様であるので構成が共通する部分は同一の符号を付して説明を省略する。
【0046】
そこで、本実施形態に示す通話装置1の制御部18の制御構成を詳細に説明する。
【0047】
すなわち、本実施形態では、通話装置1の操作部16において通話を開始させる操作がなされると、この操作が制御部18において受け付けられ、この操作受け付けにより制御部18が、上記データ送受信部17および信号伝送線3を介してテレビジョン受信機2に対して出力音量の抑制を要求する旨の制御信号を送信する。つまり、本実施形態では、制御部18が操作部16の操作検出手段として機能する。
【0048】
具体的には、テレビジョン受信機2に対して、スピーカ24から出力される音の消音やその音量を落とすことを要求する制御信号が送信される。したがって、この制御信号を受信したテレビジョン受信機2では、その制御部27の制御によってスピーカアンプ23において出力音量を下げる処理が実行され、これにより、テレビジョン受信機2から出力される音量が消音または抑制される。そのため、本実施形態においても、テレビジョン受信機2から出力される音響によってボイススイッチ11が誤動作することが防止される。
【0049】
なお、本実施形態では、操作部16が操作されると、テレビジョン受信機2の音量を落とす処理を実行する場合を示したが、上記出力音量の抑制を要求する信号を受信したテレビジョン受信機2は電源供給を遮断するように構成することも可能である。また、通話装置1において通話を終了する旨の操作がなされると、制御部18がテレビジョン受信機2に対して通話前の状態に復帰することを要求する制御信号を送信するように構成することも可能である。
【0050】
実施形態6
次に、本発明の第六の実施形態について図6に基づいて説明する。この図6に示す実施形態は上記第五の実施形態の変形例であって、この実施形態では、通話装置1とテレビジョン受信機2とが信号伝送線3で接続されていない場合、つまり、テレビジョン受信機2が通話装置1とは独立して設けられている場合が示されている。
【0051】
そのため、この第六の実施形態では、通話装置1のデータ送受信部17とテレビジョン受信機2のデータ送受信部28とが専用の操作信号線80によって接続されており、この点で上記実施形態5と相違する。なお、その他の基本構成は上記実施形態1と同様であるので構成が共通する部分は同一の符号を付して説明を省略する。
【0052】
すなわち、この第六の実施形態では、通話装置1の操作部16が操作されると、通話装置1の制御部18からテレビジョン受信機2の出力音量の抑制を要求する制御信号が、データ送受信部17から操作信号線80を介してテレビジョン受信機2のデータ送受信部28に送信される。そして、この制御信号を受信したテレビジョン受信機2は、上記実施形態5の場合と同様に、制御部27によってスピーカアンプ23で設定される出力音量が下げられ、テレビジョン受信機2から出力される音量が消音または抑制される。したがって、本実施形態による場合にも、通話装置1で通話が開始されるとテレビジョン受信機2から出力される音量が抑制され、当該出力音響によるボイススイッチ11の誤動作が防止される。
【0053】
実施形態7
次に、本発明の第七の実施形態について図7に基づいて説明する。この図7に示す実施形態は上記第五の実施形態の変形例であって、この実施形態では、通話装置1の制御部18とテレビジョン受信機2の制御部27とが操作信号線90によって接続される。なお、その他の基本構成は上記実施形態5と同様であるので構成が共通する部分は同一の符号を付して説明を省略する。
【0054】
具体的には、上記操作部16において通話を開始させる操作がなされると、この操作を受け付けた通話装置1の制御部18から上記操作信号線90を介してテレビジョン受信機2の制御部27にその出力音量の抑制を要求する制御信号が送信される。テレビジョン受信機2の制御部27は、予めこの制御信号を受け付けた場合に出力音量を下げる処理を実行するように設定され、したがって、上記制御信号の受け付けに伴って、スピーカアンプ23で設定される出力音量を下げる処理が実行される。これにより、テレビジョン受信機2から出力される音量が消音または抑制される。そのため、本実施形態による場合にも、通話装置1で通話が開始されるとテレビジョン受信機2から出力される音量が抑制され、当該出力音響によるボイススイッチ11の誤動作が防止される。
【0055】
実施形態8
次に、本発明の第八の実施形態について図8に基づいて説明する。この図8に示す実施形態は上記第五の実施形態の変形例であって、この実施形態では、通話装置1とテレビジョン受信機2とが信号伝送線3で接続されていない場合、つまり、テレビジョン受信機2が通話装置1とは独立して設けられている場合が示されている。
【0056】
そのため、この第八の実施形態では、通話装置1の制御部18とテレビジョン受信機2のスピーカアンプ23とが専用の操作信号線100によって接続されており、この点で上記実施形態5と相違する。なお、本実施形態では、制御部18からの制御信号がスピーカアンプ23に直接入力されるので、テレビジョン受信機2にはデータ送受信は設けられていない。その他の基本構成は上記実施形態1と同様であるので構成が共通する部分は同一の符号を付して説明を省略する。
【0057】
すなわち、この第八の実施形態では、通話装置1の操作部16が操作されると、通話装置1の制御部18からテレビジョン受信機2の出力音量の抑制を要求する制御信号が上記操作信号線100を介してテレビジョン受信機2のスピーカアンプ23に送信される。つまり、通話装置1の制御部18がテレビジョン受信機2のスピーカアンプ23に対して直接的にその音量の抑制を指令する。これにより、スピーカアンプ23で設定される出力音量が下げられ、テレビジョン受信機2から出力される音量が消音または抑制される。したがって、本実施形態による場合にも、通話装置1で通話が開始されるとテレビジョン受信機2から出力される音量が抑制され、当該出力音響によるボイススイッチ11の誤動作が防止される。
【0058】
このように、本発明にかかる通話装置1によれば、通話が開始されると通話装置1のマイク感度が落とされるか、あるいはテレビジョン受信機2の出力音量が下げられるため、通話中にテレビジョン受信機2から出力される音響によってボイススイッチが誤動作せず、通話を円滑に行うことができる。
【0059】
なお、上述した実施形態はあくまでも本発明の好適な実施態様を示すものであって、本発明はこれに限定されることなくその発明の範囲内で種々の設計変更が可能である。
【0060】
たとえば、上述した実施形態では、通話装置1が給湯器の遠隔操作装置に搭載された場合を示したが、本発明の通話装置1はインターホンやドアホンの端末機として用いられるのであれば、単独で構成されてもよい。
【0061】
また、上述した実施形態では、いずれの場合も音響装置としてテレビジョン受信機2が示されているが、当該音響装置はテレビジョン受信機以外のラジオ受信機やその他の装置であってもよい。要は、ボイススイッチの誤動作の原因となり得る音響を出力する装置であれば、どのような装置であっても本発明を適用可能である。
【0062】
また、上述した実施形態では、通話装置1とテレビジョン受信機2とが有線接続された場合を示したが、これらの間は、赤外線、電波等を用いて無線接続とすることも可能である。また、同様に、通話装置同士間も無線接続することが可能である。
【0063】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明にかかる第一の発明によれば、ボイススイッチにより送話と受話とを切り替える通話装置において、音声入力用のマイクロホンの感度を調節するマイク感度調整手段と、通話装置に併設された音響装置の作動を検出する作動検出手段とが設けられ、上記作動検出手段が音響装置の作動を検出した場合に、上記感度調整手段によりマイクロホンの感度を調整する制御構成が備えられていることから、通話中に音響装置から音響が出力されても、マイク感度が低く設定されるので、かかる音響によってボイススイッチが誤動作せず、通話を円滑に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の通話装置の第1の実施形態の概略構成を示したブロック図である。
【図2】同第2の実施形態の概略構成を示したブロック図である。
【図3】同第3の実施形態の概略構成を示したブロック図である。
【図4】同第4の実施形態の概略構成を示したブロック図である。
【図5】同第5の実施形態の概略構成を示したブロック図である。
【図6】同第6の実施形態の概略構成を示したブロック図である。
【図7】同第7の実施形態の概略構成を示したブロック図である。
【図8】同第8の実施形態の概略構成を示したブロック図である。
【図9】従来の給湯器システムにおけるシステム構成の概略を示す説明図である。
【符号の説明】
1 通話装置
2 給湯器
3 信号伝送線
11 ボイススイッチ
12 マイクロホン
13 マイクアンプ
14 スピーカアンプ
15 スピーカ
16 操作部
17 データ送受信部
18 制御部
40 電源監視部
60 音響信号検出部
70,80,90,100 操作信号線

Claims (3)

  1. ボイススイッチにより送話と受話とを切り替える通話装置において、
    音声入力用のマイクロホンの感度を調節するマイク感度調整手段と、通話装置に併設された音響装置の作動を前記音響装置から送信される制御信号に基づいて検出する作動検出手段とが設けられ、
    前記作動検出手段が音響装置の作動を検出した場合に、前記感度調整手段によりマイクロホンの感度を調整する制御構成を備えた
    ことを特徴とする通話装置。
  2. ボイススイッチにより送話と受話とを切り替える通話装置において、
    音声入力用のマイクロホンの感度を調節するマイク感度調整手段と、通話装置に併設された音響装置の作動を前記音響装置の電力消費に基づいて検出する作動検出手段とが設けられ、
    前記作動検出手段が音響装置の作動を検出した場合に、前記感度調整手段によりマイクロホンの感度を調整する制御構成を備えた
    ことを特徴とする通話装置。
  3. ボイススイッチにより送話と受話とを切り替える通話装置において、
    音声入力用のマイクロホンの感度を調節するマイク感度調整手段と、通話装置に併設された音響装置の作動を前記音響装置の操作信号に基づいて検出する作動検出手段とが設けられ、
    前記作動検出手段が音響装置の作動を検出した場合に、前記感度調整手段によりマイクロホンの感度を調整する制御構成を備えた
    ことを特徴とする通話装置。
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