JP3728866B2 - 画像形成装置及び画像形成装置用多相ステッピングモータの制御方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、安定した画像を得るための画像形成装置及び画像形成装置用多相ステッピングモータの制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
ファクシミリ装置等において、相手側装置から通信回線を介して受信した受信画像データは、逐次RAM内の記録バッファに格納され、記録装置を介して記録紙に出力される。記録紙への記録については、上記記録バッファに格納された受信画像データ量に応じたラインフィード制御パターンが各種パラメータに対して予め設定されている。そして、該ラインフィード制御パターンに従って、記録紙のラインフィード制御が行われる。
【0003】
例えば、図6に示す濃度をパラメータとしたラインフィード制御は、ラインフィード間隔(以下「LF間隔」という)が8段階に設定されている。LF間隔は、一定時間あたりに記録紙をラインフィードする長さであり、LF1からLF8にかけて短くなっている。上記記録バッファに蓄積された受信画像データ量が多いときは記録スピードを速くする必要があるため、LF間隔を長くし、逆に受信画像データ量が少ないときは、記録スピードを遅くする必要があるため、LF間隔を短くする。このように、記録バッファに蓄積された受信画像データの量にあわせてLF間隔が切り換えられる制御が行われている。
【0004】
しかし、このようにLF間隔が逐次切り換えられてしまうと、画像を所定濃度で記録する場合に、供給するインク、トナー等の量の設定による濃度(以下、単に「設定濃度」という)を一定にしても、LF間隔の長い部分で記録される画像の濃度(以下「記録画像濃度」という)が薄くなり、LF間隔の短い部分で記録画像濃度が濃くなってしまうため、一定の記録画像濃度で記録できないといった問題が生じる。
【0005】
そこで、所定の記録画像濃度で記録する場合は、各濃度パラメータについてLF間隔の変化に対応した設定濃度の変化、すなわち、ラインフィード制御パターンが予め設定されている。つまり、LF間隔が長いときには設定濃度を濃くし、LF間隔が短いときには設定濃度を薄くすることにより、各濃度パラメータで記録した場合、それぞれ一定の記録画像濃度が得られるようになっている。
【0006】
上記記録紙のラインフィードのために、例えば図5に概略的に示すような2相励磁方式の4相ステッピングモータ10が用いられている。該ステッピングモータ10は、2種類の励磁相(便宜的にA相,C相とする)を有する第1巻線と、2種類の励磁相(便宜的にB相、D相とする)を有する第2巻線12とを組み付けて構成された固定子に、極性をもった(図示せず)回転子13を挿入したものである。第1巻線11の内壁には、A相とC相の磁極が周方向に交互に等間隔で配設されており、第2巻線12の内壁には、B相とD相の磁極が周方向に交互に等間隔で配設されている。
【0007】
第1巻線11と第2巻線12との組み付けは、第2巻線12のB相の磁極とD相の磁極との対称軸線(点線)上に第1巻線11のA相の磁極及びC相の磁極が配列されるように行われる。このため、巻線の内周上には磁極がA,B,C,Dの順に周方向に等間隔で配列される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、実際には第1巻線11と第2巻線12との組み付け誤差により、上記磁極A,B,C,Dは正確には等間隔に配列されないのが現状である。このため、2相励磁制御を行った場合、例えばAB相励磁を行ったときの回転子の回転角とBC相励磁を行ったときの回転子の回転角が微妙に異なるため、当該ステッピングモータがラインフィードする記録紙の送り量が均一ではないという問題が生じた。このことは、ある励磁相からの励磁について記録パターンの設定をしても、他の励磁相からの励磁したときに同様の記録パターンにならないことを意味する。
【0009】
例えば、記録開始時にAB相から励磁する場合に対応して、LF間隔と所定の濃度パラメータとの関係により設定されたラインフィード制御パターンを設定した場合、記録開始時にBC相から励磁されると、LF間隔が、BC相から励磁した場合に対応していないため、所定の濃度パラメータで記録をしたつもりでも、記録画像濃度が一定とならない。また、記録紙の送り量が異なっているため、画像の形状も変わってしまう。
【0010】
この結果、受信画像データを記録紙に出力する際、記録開始時に励磁する励磁相(以下「記録開始励磁相」という)の相違によって、得られる画像が異なってしまうといった不都合が生じていた。この場合、記録紙毎に同一の安定した画像を得るためには、所定のパラメータについて記録開始励磁相毎に、予め上記ラインフィード制御パターンを設定しておき、記録開始時にその時の記録開始励磁相に応じて該ラインフィード制御パターンを切り換えるよりほかなかった。
【0011】
本発明は、所定のパラメータについて、ラインフィード制御パターンを切り換えることなく、安定した画像を得るための画像形成装置用ステッピングモータの制御方法及び該ステッピングモータを使用した画像形成装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】
上記目的を達成するため、本発明の請求項1記載の画像形成装置用ステッピングモータの制御方法は、第1巻線と第2巻線とを組み付けることにより前記第1巻線と前記第2巻線との磁極がそれぞれ交互に配設され、画像形成装置に設置された記録紙をラインフィードするための画像形成装置用多相ステッピングモータの制御方法であって、前記記録紙への画像記録開始時の励磁相を予め設定し、各記録紙への記録開始毎に、前記予め設定した励磁相から励磁を開始することを特徴とする。
【0013】
具体的には、記録紙を紙送りする際、所定の上部余白を開けてステッピングモータを停止し、再度該ステッピングモータを駆動して記録を開始する前に、このときの励磁相を確認する。そして、この確認した励磁相が予め定められた励磁相である場合には、該励磁相から励磁して上記ステッピングモータを駆動すると同時に記録を開始する。
【0014】
一方、上記確認した励磁相が予め定められた励磁相でない場合には、再度励磁して、上記予め定められた励磁相になるまで、上記ステッピングモータを数ステップ回転させる。そして、該予め定められた励磁相が励磁され、上記ステッピングモータが駆動されると同時に記録を開始するものである。
【0015】
請求項1記載の方法によれば、記録開始励磁相が予め決定されているため、該記録開始励磁相についてのみ、ラインフィード制御パターンを設定すればよい。つまり、前述のようにステッピングモータの組み付け誤差により、隣接する励磁相間の間隔が相違している場合であっても、組み付け後は、励磁相間の相対位置が固定されるため、記録開始時に最初に励磁する励磁相を予め決定し、該励磁相から励磁する場合のラインフィード制御パターンのみを決めておけばよいのである。従って、ラインフィード制御パターンを複数パターン備える必要がないため、その分のメモリを削減できると共に、得られる記録結果も記録画像濃度が一定で、安定した画像となる。
【0016】
また、本発明の請求項2記載の画像形成装置は、画像情報を予め定められたラインずつ記録紙に記録するために、前記記録紙をラインフィードするための多相ステッピングモータを備えた画像形成装置において、前記多相ステッピングモータは、第1巻線と第2巻線とを組み付けることにより前記第1巻線と前記第2巻線との磁極がそれぞれ交互に配設され、前記ステッピングモータの励磁相の内、現在の励磁状態を常に記憶している励磁相記憶手段と、該励磁相記憶手段の記憶内容に応じて前記ステッピングモータの駆動制御を行う駆動制御手段と、記録を開始する前に、その時点で前記励磁相記憶手段に記憶された励磁相を予め定められた励磁相まで段階的にシフトさせる励磁相シフト手段とを備え、前記駆動制御手段は、前記励磁相シフト手段によって励磁相がシフトされた場合に、そのシフト状況に基づいて前記ステッピングモータを駆動制御することを特徴とする。
【0017】
このとき、上記励磁相記憶手段は、請求項3記載の画像形成装置のように、現在の励磁状態をビット列、あるいはそのビット列に対応して設定される識別子にて記録するためのデータ領域を備え、前記励磁相シフト手段は、前記記録紙を記録開始位置までラインフィードさせた後、その時点で前記データ領域に記録されているビット列あるいは識別子を参照することにより励磁状態を確認し、該ビット列を前記予め設定した励磁相を表したビット列に段階的にシフトさせることを特徴とするものでもよい。
【0018】
上記励磁相記憶手段は、そのとき励磁されている励磁相を表す励磁相データをビット列の形式でデータ領域に逐次格納するものである。当該画像形成装置は、記録紙を紙送りする際、所定の上部余白を開けてステッピングモータを一旦停止し、再度ステッピングモータを駆動して記録を開始する前に、上記データ領域に格納された励磁相データを参照する。そして、そのときの励磁状況を確認し、該励磁相データが予め定められた励磁相を表さない場合には、再度励磁してステッピングモータを駆動し、上記予め定められた励磁相になるまで上記ステッピングモータを数ステップ回転させる。そして、予め定められた励磁相になると同時に、記録紙への記録を開始するものである。
【0019】
請求項2及び請求項3に記載の画像形成装置によれば、記録紙へ画像データを記録する際、記録開始励磁相が予め決められているため、該記録開始励磁相についてのみ、ラインフィード制御パターンを設定すればよく、また、常に同じ励磁相から記録が開始されるため、得られる画像が安定したものとなる。
【0020】
更に、所定の余白を設けて記録紙へ画像データを記録する場合でも、実際に記録を開始する際には、予め決められた記録励磁相から開始されるため、形成される画像は濃度が一定で安定したものとなる。そして、ステッピングモータの励磁状態をビット列によって管理しているので、ステッピングモータの励磁相のシフト制御を容易に行うことができる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を一層明確にするため、本発明の好適な実施例を図面と共に説明する。なお、本発明の実施の形態は、下記の実施例に何ら限定されるものではなく、本発明の技術的範囲に属する限り、種々の態様で実施できることはいうまでもない。
【0022】
図1に本発明の画像形成装置の実施例に係るファクシミリ装置の概略を表したブロック図、図2に本実施例のステッピングモータの励磁制御方法を示した説明図、図3に該励磁相の励磁状態を示したタイミングチャート、図4に本実施例に係るステッピングモータの制御方法を表したフローチャートを示す。
【0023】
図1に示すように、本実施例に係るファクシミリ装置1の制御装置100は、相手装置2に接続される通信回線20、操作盤30、記録ヘッド41を制御する記録ヘッド制御装置40、ラインフィード用4相ステッピングモータ10等に接続されている。
【0024】
上記制御装置100には、CPU110、ROM120、RAM130、上記ステッピングモータ10等を駆動するための駆動回路150、モデム等を含む通信制御装置160等が設けられ、各々バス140により接続されている。上記CPU110は、上記ステッピングモータ10の各相A相乃至D相をドライブする各トランジスタTRA乃至TRDに接続される出力ポート等を備えている。
【0025】
上記RAM130には、原稿から読み取って2値化した画像データを蓄える読み取りバッファ131、通信回線20を介して送信するための符号化した圧縮データを一時格納する送信バッファ133、通信回線20を介して受信した圧縮画像データを一時格納する受信バッファ135、受信した圧縮画像データを復号化処理して得られた画像データを一時格納する記録バッファ137及び励磁状態をビット列にて格納するためのデータ領域139等が設けられている。
【0026】
上記ROM120には、原稿から読み取って2値化して得られた画像データを符号化した圧縮画像データに変換して上記読み取りバッファ131に格納し、その圧縮画像データを送信出力する制御プログラムと、通信回線20を介して相手装置2から受信し、上記受信バッファ135に一時記憶された圧縮画像データを復号化して画像データに変換して上記記録バッファ137に格納し、その画像データを記録装置を介して記録紙に出力する制御プログラムと後述する記録開始時の励磁相をAB相とした場合のラインフィードパターンとが格納されている。
【0027】
以下、図2に基づいて本実施例に係るステッピングモータの駆動制御手段、すなわちステッピングモータの励磁制御の方法について示す。上記RAM130に備えられた励磁相記憶手段であるデータ領域139では、ステッピングモータ10の励磁状態を表す8ビットの励磁相データがビット列で逐次書き換えられており、該ビット列により表された励磁相が励磁される。具体的には、下位4ビットが当該ステッピングモータの励磁制御に使用されている。つまり、最下位ビットから順にA、B,C,D相の励磁状態を制御している。励磁制御はハイアクティブになっており、ビットデータ「1」で励磁、「0」で非励磁状態を表す。
【0028】
本実施例に用いられている4相のステッピングモータ10は、2相励磁方式によるものであるため、ビット列は4種類のステータスにより表される。AB相励磁のビット列は「00110011」(ステータス33H)、同様にBC相励磁については「01100110」(ステータス66H)、CD相励磁については「11001100」(ステータスCCH)、DA相励磁については「100110001」(ステータス99H)である。
【0029】
データ領域139においては、上記4種類のビット列を4種類の励磁相カウンタMPCとして管理している。例えば、図2において励磁相カウンタMPCが”1”は、下位4ビットが「0011」であるからAB相励磁を表していることが分かる。
【0030】
同様に、BC相励磁(66H)、CD相励磁(CCH)、DA相励磁(99H)のときの励磁相カウンタMPCをそれぞれ2、3、4とする。当該ステッピングモータ10は、励磁相シフト手段、すなわち上記励磁相カウンタMPCを”1”乃至”4”に段階的にシフトさせる手段により駆動される。つまり、データ領域139のビット列を上位ビットに段階的にシフトさせることによって駆動制御されている。
【0031】
図3は、励磁相の励磁状態を表すタイミングチャートであり、本実施例のステッピングモータ10が、2相ずつ段階的に励磁されている様子が示されている。この励磁相のシフトに従ってステッピングモータ10の回転子が追従して回転している。
【0032】
以下図4に基づいて、本実施例のステッピングモータの制御方法について説明する。当該画像形成装置は、受信データを記録紙に記録する際、図4に示すステッピングモータ制御ルーチンを実行する。
【0033】
相手装置からの受信データを受信し、記録モードになると、励磁によりステッピングモータ10が駆動され(S10)、記録紙が、上端から所定量の余白を開けるためにラインフィードされた後(S20)、上記ステッピングモータ10は、一旦停止する(S30)。このとき、ステッピングモータ10が一旦停止した時点で励磁された励磁相データがデータ領域139に保持されており、その励磁相データを表す上記励磁相カウンタMPCがRAM130(図1参照)に出力され記憶されている。
【0034】
そして、記録紙に記録を開始する前に、上記RAM130に記憶されている励磁相カウンタMPCを読み出す(S40)。本実施例では記録紙への記録開始時に励磁する励磁相をAB相としているので、上記励磁相カウンタMPCが”1”であるか否かを確認する(S50)。該励磁相カウンタMPCが”1”である場合(S50:YES)は、ステッピングモータ10を駆動して、記録紙をラインフィードすると同時に記録を開始する(S70)。上記励磁相カウンタMPCが”1”でない場合(S50:NO)は、再度励磁してステッピングモータ10を駆動し、励磁相カウンタMPCが”1”となるまでステッピングモータ10を所定ステップ(最大3ステップ)回転させる(S60)。そして、MPCが”1”の位置から記録紙をラインフィードすると同時に記録を開始する(S70)。
【0035】
ステッピングモータ10の駆動後は、モータ停止まで、ROM2に格納されている予め定められたラインフィード制御パターン、すなわち、記録開始時の励磁相をAB相とした場合のラインフィード制御パターンに従って励磁相データを変化させる。このとき、ステッピングモータ10は、記録が終了し、停止するまで励磁相データの変化に追従して回転する(S80、S90、S100)。
【0036】
このように本実施例によれば、記録開始時に励磁する励磁相をAB相に固定するようにしているので、従来のように、複数のラインフィード制御パターンを設ける必要がないため、その分のメモリを削減することができると共に、得られる記録結果も記録画像濃度が一定で安定した画像となる。
【0037】
また、所定の余白を設けて記録紙へ画像データを記録する場合でも、余白を形成した時点での励磁状態を確認し、AB相でなければ、AB相となるまで再度ラインフィードを行ってから記録を開始するので、形成される画像が常に安定したものとなる。
【0038】
更に、ステッピングモータ10の励磁状態をビット列によって管理しているので、ステッピングモータ10の励磁相のシフト制御を容易に行うことができる。なお、本実施例では、4相ステッピングモータを使用しているが、これに限定されることなく、4相以外の多相ステッピングモータを使用してもよいことはもちろんである。また、ステッピングモータ10の励磁状態は、RAM130のデータ領域139に逐次格納され、励磁相カウンタMPCを更新させているが、RAM130に入出力させるステップを省略し、CPUのデータレジスタを直接書き換えてもよいことはもちろんである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例に係るファクシミリ装置の概略を示したブロック図である。
【図2】 本実施例のステッピングモータの励磁制御方法を示した説明図である。
【図3】 本実施例に係るステッピングモータの励磁状態を示したタイミングチャートである。
【図4】 本実施例のステッピングモータの励磁相の制御方法を示した説明図である。
【図5】 従来の技術及び本実施例に係るステッピングモータの概略図である。
【図6】 従来の技術及び本実施例に係るラインフィード制御パターンの説明図である。
【符号の説明】
1・・・ファクシミリ装置、 10・・・ステッピングモータ、
11・・・第1巻線、 12・・・第2巻線、
13・・・回転子、 100・・・制御装置、
139・・・データ領域、 140・・・バス
Claims (3)
- 第1巻線と第2巻線とを組み付けることにより前記第1巻線と前記第2巻線との磁極がそれぞれ交互に配設され、画像形成装置に設置された記録紙をラインフィードするための画像形成装置用多相ステッピングモータの制御方法であって、
前記記録紙への画像記録開始時の励磁相を予め設定し、
各記録紙への記録開始毎に、前記予め設定した励磁相から励磁を開始することを特徴とする画像形成装置用多相ステッピングモータの制御方法。 - 画像情報を予め定められたラインずつ記録紙に記録するために、前記記録紙をラインフィードするための多相ステッピングモータを備えた画像形成装置において、
前記多相ステッピングモータは、第1巻線と第2巻線とを組み付けることにより前記第1巻線と前記第2巻線との磁極がそれぞれ交互に配設され、
前記ステッピングモータの励磁相の内、現在の励磁状態を常に記憶している励磁相記憶手段と、
該励磁相記憶手段の記憶内容に応じて前記ステッピングモータの駆動制御を行う駆動制御手段と、
記録を開始する前に、その時点で前記励磁相記憶手段に記憶された励磁相を予め定められた励磁相まで段階的にシフトさせる励磁相シフト手段とを備え、
前記駆動制御手段は、前記励磁相シフト手段によって励磁相がシフトされた場合に、そのシフト状況に基づいて前記ステッピングモータを駆動制御することを特徴とする画像形成装置。 - 前記励磁相記憶手段は、現在の励磁状態をビット列、あるいは該ビット列に対応して設定される識別子にて記録するためのデータ領域を備え、
前記励磁相シフト手段は、前記記録紙を記録開始位置までラインフィードさせた後、その時点で前記データ領域に記録されているビット列あるいは識別子を参照することにより励磁状態を確認し、該ビット列を前記予め設定した励磁相を表したビット列に段階的にシフトさせることを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
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