JP3726819B2 - ディスク装置 - Google Patents

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JP3726819B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はディスク装置に係り、特に、コンピュータ装置に組込まれて使用されるディスクトレイ式のディスク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のCD−ROM装置の一例として、CD−ROM装置本体に、ディスクトレイを備えた構成のものがある。
【0003】
この装置においては、ローディング釦を押すことによって、ディスクトレイが移動して、ディスクトレイに載置されているCD−ROMが、CD−ROM装置本体の内部に運び込まれる。続いて、CD−ROMが、CD−ROM装置本体内において、ターンテーブル上にクランプされて、モータによって回転され、光学ヘッドによって再生される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来、コンピュータ装置においては、CD−ROM装置は、専ら、ディスクトレイが水平である横置きで組込まれていた。
【0005】
近年、コンピュータ装置の小型化を図るために、CD−ROM装置を、そのディスクトレイが垂直となる縦置きで組込む場合もでてきている。
【0006】
従来のCD−ROM装置は、垂直姿勢とすると、CD−ROMがディスクトレイから滑り落ちてしまうため、縦置きで、コンピュータ装置に組込むことは出来なかった。
【0007】
そこで、本発明は、上記課題を解決して、コンピュータ装置に、横置きで組込むことは勿論、縦置きで組込むことも可能としたディスク装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、ターンテーブル及びヘッドを有するシャーシと、前記シャーシを覆う門形状を有する板金製のカバー部材と、ディスクを前記ターンテーブル上にクランプするクランパと、前記ターンテーブルを前記クランパに接近する方向に移動させるターンテーブル移動機構とを有するディスク装置本体と、
ディスクが載置されるディスク載置部を有し、前記ディスク装置本体に対して出入り可能に設けてあり、前記ディスク載置部に載せられたディスクを前記ディスク装置本体内に運び込むディスクトレイとを備えたディスク装置であって、
前記ディスクトレイは、前記ディスク装置を縦置きで使用するときに、前記ディスク載置部に垂直の姿勢で載せられた前記ディスクを倒れないように支えるディスク支え部を有する構成であり、
前記ディスク装置は、前記ディスクトレイが前記ディスク装置本体内に移動し、最終位置に移動する過程において支えられている状態のディスクをクランプ可能な状態とするディスク支え解除手段を有し、
前記ターンテーブル移動機構は、前記ディスク支え解除手段によってディスクをクランプ可能な状態とした後に、前記ターンテーブルを前記クランパに接近する方向に移動させる構成であり、
前記クランパは、前記カバー部材の天板部に直接設けてある構成としたものである。
【0009】
請求項2の発明は、請求項1に記載のディスク装置において、
前記ディスク支え部は、前記ディスクトレイのうち、前記ディスクトレイの幅方向上の中心線と前記ディスクトレイの幅方向の端との間との中心より前記ディスクトレイの幅方向の端の側に偏倚した位置に設けてある構成としたものである。
【0010】
【発明の実施の形態】
図1及び図6は本発明の一実施例になるディスク装置10を示す。
【0011】
図1は横置きの状態を示し、図6は縦置きの状態を示す。
【0012】
ディスク装置10は、ディスク装置本体11と、ディスクトレイ12とを有する。
【0013】
ディスク装置本体11は、図1に示すように、門形状を有する板金製のカバー部材13と、フロントベゼル14とを有する。フロントベゼル14は、ディスクトレイ12が出入りする入口部15を有する。
【0014】
ディスク装置本体11は、図8に併せて示すように、更に、シャーシ16,ディスク回転用モータ17,ターンテーブル18,光学ヘッド19,クランパ20,ターンテーブル18を矢印A1,A2方向に移動させるターンテーブル移動機構21,ディスクトレイ12を矢印Y1,Y2方向に移動させるディスクトレイ移動機構22等を有する。
【0015】
ターンテーブル18には磁石が組込まれている。クランパ20は、カバー部材13の天板部13aの下面側に設けてあり、鉄板が組込まれている。
【0016】
次に、本発明の要部について説明する。
【0017】
〔ディスクトレイ12の構成〕
ディスクトレイ12は、図1に示すように、ディスクトレイ本体30と、ディスク支え手段としての第1のディスク支え腕組立体31と、第2のディスク支え腕組立体32とを有する。
【0018】
〔ディスクトレイ本体13の構造〕
図1に示すように、ディスクトレイ本体30は、中央に、浅い凹状のディスク載置部30aを有する。
【0019】
ディスク載置部30aは、載置されるディスク70に対応する大きさを有し、周囲壁部30bを有する。
【0020】
33は直線であり、ディスクトレイ本体30の幅方向(X1,X2方向)上の中心線34と、ディスクトレイ本体30の左端35との間の位置であって、上記中心線34と左端35との間の中心36より寸法δだけ左端35側に偏倚した位置にあって、矢印Y1 方向に延在している。この直線33はディスク載置部30aを横切っている。
【0021】
ディスクトレイ本体30のうち、上記の直線33上であって、ディスク載置部30aに臨む部分に、凹部37,38が形成してある。
【0022】
この凹部37内に、第1のディスク支え腕組立体31が組込まれており、凹部38内に、第2のディスク支え腕組立体32が組込まれている。
【0023】
〔第1のディスク支え腕組立体31の構造〕
第1のディスク支え腕組立体31は、図2に示すように、第1の腕40と、第2の腕41とよりなる。
【0024】
第1の腕40は、上記凹部37内に嵌合しうる大きさを有し、略U字形の断面形状を有する本体部40aを有する。この本体部40aは、本体部40aのY2 方向端側より両側に突き出している一対の軸部40bと、本体部40aの上端から対向するように張り出したリブ部40cと、本体部40aの底板部の上面のストッパとしての一の凸部40dと二つの凹部40e,40fと、底板部の下面より下方に突出しているカム部40gとを有する。
【0025】
第2の腕41は、基部41aと、基部41aの上面側の位置からY1 方向に延在している板状の支え腕部41bとを有する。基部41aは、基部41aの両側に沿うレール部41cと、基部41aのうち、支え腕部41b寄りに形成してある凹部41dと、基部41aの下面に突出している略半球状の凸部41eとを有する。
【0026】
第2の腕41は、レール部41cをリブ部40cの下側に係合されて、外れない状態とされて、第1の腕40の本体部40a内に嵌合してあり、第1の腕40に対して、矢印Y1,Y2方向に摺動可能である。
【0027】
第1のディスク支え腕組立体31は、軸部40bがディスクトレイ本体30の軸受部42に係合し、第1の腕40が凹部37内に嵌合した状態で、且つ、コイルばね43が、カム40gとディスクトレイ本体30の下面の凸部44との間に張架された状態で、ディスクトレイ本体30に組込まれている。
【0028】
第1のディスク支え腕組立体31は、コイルばね43によって図4中、矢印B1方向に付勢されている。
【0029】
矢印B1方向については、第1の腕40が、ディスクトレイ本体30の凹部37内への突片45によって受け止められて、第1のディスク支え腕組立体31は、図4に示すディスクトレイ本体に対して平行な位置にある。よって、第1のディスク支え腕組立体31は、通常は、凹部37内に収まった状態にある。
【0030】
このとき、カム部40gは、ディスクトレイ本体30より下方に突き出ている。
【0031】
矢印B2方向については、第1のディスク支え腕組立体31は、コイルばね43のばね力に抗して、軸部40bを中心に、回動して起立しうる状態にある。
【0032】
第2の腕41は、第1の腕40に対して、矢印Y1,Y2方向に摺動可能であり、よって、第1のディスク支え腕組立体31は、伸縮可能である。
【0033】
第2の腕41が矢印Y2方向に摺動された状態、即ち、図4に示す状態が、縮んだ状態である。
【0034】
第2の腕41が矢印Y1方向に摺動された状態、即ち、図7に示す状態が、伸びた状態である。
【0035】
縮んだ状態では、図4に示すように、凸部41eが凹部40eに嵌合しており、第2の腕41は、その位置にクリック的に保持される。
【0036】
また、縮んだ状態では、支え腕部41bは、第1の腕部40内に収まっており、ディスク載置部30a上には突き出していない。
【0037】
第2の腕41の矢印Y1方向の摺動については、凹部41dの矢印が凸部40dに突き当たることによって、それ以上の摺動を制限される。
【0038】
第1のディスク支え腕組立体31が最大に伸びた状態において、図7に示すように、凸部41eが凹部40fに嵌合しており、第2の腕41は、その位置に、クリック的に保持される。
【0039】
〔第2のディスク支え腕組立体32の構造〕
第2のディスク支え腕組立体32は、上記の第1のディスク支え腕組立体31と略同じ構造であり、図3に示すように、第1の腕50と、第2の腕51とよりなる。
【0040】
第1の腕50は、上記凹部38内に嵌合しうる大きさを有し、略U字形の断面形状を有する本体部50aを有する。この本体部50aは、本体部50aのY2方向端側より両側に突き出している一対の軸部50bと、本体部50aの上端から対向するように張り出したリブ部50cと、本体部50aの底板部の上面のストッパとしての一の凸部50dと二つの凹部50e,50fと、底板部の下面より下方に突出しているカム部50gと、本体部50aの両側の立上げ壁部の上面のうち軸部50bの近傍の位置に突き出している凸部50hとを有する。
【0041】
第2の腕51は、基部51aと、基部51aの上面側の位置からY1方向に延在している板状の支え腕部51bとを有する。基部51aは、基部51aの両側に沿うレール部51cと、基部51aのうち、支え腕部51b寄りに形成してある凹部51dと、基部51aの下面に突出している略半球状の凸部51eと、摺動させるときに指先を引っ掛けるために、上面に形成してある凹部51fとを有する。
【0042】
第2の腕51は、レール部51cをリブ部50cの下側に係合されて、外れない状態とされて、第1の腕50の本体部50a内に嵌合してあり、第1の腕50に対して、矢印Y1,Y2方向に摺動可能である。
【0043】
第1のディスク支え腕組立体32は、軸部50bがディスクトレイ本体30の軸受部52に係合し、第1の腕50が凹部38内に嵌合した状態で、ディスクトレイ本体30に組込まれている。
【0044】
ディスクトレイ本体30上には、矩形枠状の板ばね53が、ねじ54によってねじとめされた押さえ金具55により押さえられて取り付けてある。この板ばね53の枠の部分が、上記の凸部50hを押している。
【0045】
これによって、第2のディスク支え腕組立体32は、コイルばね43によって図4中、矢印C1方向に付勢されている。
【0046】
矢印C1方向については、第1の腕50が、ディスクトレイ本体30の凹部38内への突片56によって受け止められて、第2のディスク支え腕組立体32は、図4に示すディスクトレイ本体に対して平行な位置にある。よって、第2のディスク支え腕組立体32は、通常は、凹部38内に収まった状態にある。
【0047】
このとき、カム部50gは、ディスクトレイ本体30より下方に突き出ている。
【0048】
矢印C2方向については、第2のディスク支え腕組立体32は、コイルばね53のばね力に抗して、軸部50bを中心に、回動して起立しうる状態にある。
【0049】
第2の腕51は、第1の腕50に対して、矢印Y1,Y2方向に摺動可能であり、よって、第2のディスク支え腕組立体32は、伸縮可能である。
【0050】
第2の腕51が矢印Y1 方向に摺動された状態、即ち、図4に示す状態が、縮んだ状態である。
【0051】
第2の腕51が矢印Y2 方向に摺動された状態、即ち、図7に示す状態が、伸びた状態である。
【0052】
縮んだ状態では、図4に示すように、凸部51eが凹部50eに嵌合しており、第2の腕51は、その位置にクリック的に保持される。
【0053】
また、縮んだ状態では、支え腕部51bは、第1の腕部50内に収まっており、ディスク載置部30a上には突き出していない。
【0054】
第2の腕51の矢印Y2 方向の摺動については、凹部51dの矢印が凸部50dに突き当たることによって、それ以上の摺動を制限される。
【0055】
第2のディスク支え腕組立体32が最大に伸びた状態において、図7に示すように、凸部51eが凹部50fに嵌合しており、第2の腕51は、その位置に、クリック的に保持される。
【0056】
〔ディスク支え解除機構〕
ディスク支え解除手段としてのディスク支え解除機構60は、図5に示すように、第1の機構61と第2の機構62とよりなる。
【0057】
第1の機構61は、第1のディスク支え腕組立体31のカム部40gと、シャーシ16の上面に突き出しているカム部63とよりなる。
【0058】
第2の機構62は、第2のディスク支え腕組立体32のカム部50gと、シャーシ16の上面に突き出しているカム部64とよりなる。
【0059】
カム部40gとカム部50gとは、矢印X1,X2方向上に、寸法e離れている。
【0060】
カム部63は、矢印Y1方向上、カム部40gに対応する部位に設けてある。カム部64は、矢印Y1方向上、カム50gに対応する部位に設けてある。
【0061】
これにより、ディスクトレイ12が矢印Y1方向に移動するとき、カム部50gは、カム部63には衝突せずに、カム部63の横側を通過する。
【0062】
また、カム部63とカム部64は、矢印Y1方向の両者の距離L1が、上記カム部40gとカム部50gとの間の距離L2と等しいように定めてある。
【0063】
また、カム部40g,50gは、矢印Y1方向端側に傾斜面40g-1,50-1を有する。カム部63,64は、矢印Y2方向端側に、傾斜面63a,64bを有する。
【0064】
ディスクトレイ12が矢印Y1方向に移動し、最終位置の直前の位置P1から、最終位置P2まで移動する過程において(図10(A)参照)、カム部40gがカム部63に当接してカム部63に乗り上がると共に、カム部50gがカム部64に当接してカム部64に乗り上がる。
【0065】
これにより、上記の第1の機構61と第2の機構62とが同時に動作し、第1のディスク支え腕組立体31がコイルばね43に抗して、矢印B2方向に回動されて所定角度立ち上げられる(起立させられる)と共に、第2のディスク支え腕組立体32が板ばね53に抗して、矢印C2方向に回動されて所定角度立ち上げられる(起立させられる)。
【0066】
ここで、第1,第2のディスク支え腕組立体31,32が立ち上げられる角度は、図9に示すように伸びた状態の第2の腕41,51の先端がカバー部材13の天板部13aに当たらないような角度となっている。
【0067】
次に、上記構成のディスク装置10の動作について説明する。
【0068】
(1) 図1に示す横置きの状態でコンピュータ装置に組込まれた場合
第1,第2のディスク支え腕組立体31,32を、共に、図1及び図4に示すように、縮んだ状態にセットする。
【0069】
第2の腕41,51は、共にディスク載置部30a上には、突き出していず、ディスク70は、円滑にディスクトレイ12上に水平に載置される。
【0070】
ディスク70は、ディスクトレイ12によって、ディスク装置本体11内に運び込まれ、ターンテーブル18上にクランプされ、ディスク回転用モータによって回転され、光学ヘッド19によって再生される。
【0071】
(2) 図6に示す縦置きの状態でコンピュータ装置に組み込まれた場合
指先等で、第2の腕41を矢印Y1方向に最終位置まで摺動させると共に、第2の腕51を矢印Y2方向に最終位置まで摺動させる。
【0072】
これにより、第1,第2のディスク支え腕組立体31,32は、図6,図7及び図8に示すように、伸びた状態とされる。
【0073】
図7に示すように、第1のディスク支え腕組立体31の第2の腕41の支え腕部41bが、ディスク載置部30aのディスク載置面30a-1に対して、寸法g離れた位置(高さ)に位置して、ディスク載置部30aは横方向に突き出している。
【0074】
同じく、第2のディスク支え腕組立体32の第2の腕51の支え腕部51bが、ディスク載置部30aのディスク載置面30a-1に対して、寸法g離れた位置(高さ)に位置して、ディスク載置部30aは横方向に突き出している。
【0075】
上記寸法gは、ディスク70の厚さtより、若干小さい。このため、ディスク70がディスクトレイ12上に載置されたときに、ディスク70は、ディスク載置面30a-1と支え腕部41b,51bとにより挟持される。
【0076】
また、第2の腕41及び51は、上記の摺動した位置にクリック的にロックされ、第1,第2のディスク支え腕組立体31,32は、伸びた状態に保たれる。
【0077】
次に、ディスク70を装着する動作、すなわち、ディスク70を支える動作、ディスク70が支障なくクランプされるようにディスク70の支えを解除する動作等について説明する。
【0078】
▲1▼ 図6及び図8に示すように、ディスクトレイ12が矢印Y2方向に移動して、ディスク装置本体11より突き出した状態とする。
【0079】
▲2▼ ディスク70を、矢印71で示すように、縦向きの姿勢で降ろし、図6中、二点鎖線で示す状態を経て、支え腕部41b,51bとディスク載置面30a-1との間に差し込む。
【0080】
これにより、ディスク70は、第1には、周囲壁部30bのうち、ディスクトレイ本体30の左端35(縦置きの状態では下端)の近傍の部分30b-1によって支えられて、落下することを制限され、第2には支え腕部41b,51bによって、矢印72で示すように倒れることを制限され、第3には、周囲壁部30bによって、矢印Y1,Y2方向へずれることを制限されて、ディスク載置部30aに略垂直の姿勢で、セットされる。
【0081】
▲3▼ ローディング釦を押す。
【0082】
▲4▼ ディスクトレイ移動機構22が動作してディスクトレイ12が、図10(A)の線81で示すように、矢印Y1方向に移動する。
【0083】
ディスク70は、略垂直の姿勢を保ったまま、ディスクトレイ12によってY1方向に運ばれ、入口部15を通って、ディスク装置本体11内に運び込まれる。
【0084】
▲5▼ ディスク70がディスク装置本体11内に運び込まれた状態で、即ち、ディスクトレイ12が最終位置の直前位置P1から最終位置P2まで移動する過程において、図10(B)の線82で示すように、カム部40g,50gが夫々カム部63,64上に乗り上がり、ディスク支え解除機構60の第1の機構61と第2の機構62とが同時に動作する。
【0085】
これによって、図9に示すように、第1のディスク支え腕組立体31がコイルばね43に抗して矢印B2方向に回動され、第2のディスク支え腕組立体32が板ばね53に抗して矢印C2方向に回動される。
【0086】
第1,第2のディスク支え腕組立体31,32は、先端側がカバー部材13の天板部13aに当接する直前の位置まで回動し、傾斜した状態となり、ディスク支え腕部41b,51bは、ディスク載置面30a-1から更に離れた位置に到る。
【0087】
これにより、ディスク70は支えを解除され、図9中、矢印Z1方向に変位することが可能な状態となる。
【0088】
また、ディスク70は、ディスク支え腕部41b,51bによる支えを解除されるけれども、既にディスク装置本体11内に入り込んでいるため、傾斜した場合にも、カバー部材13等に当たった状態で止まり、それ以上は傾かず、ディスク70がディスク載置部30aから外れることは起きない。
【0089】
▲6▼ ディスク70のディスク支え腕部41b,51bによる支えが解除された後に、ターンテーブル移動機構22が動作し、ターンテーブル18が、図10(C)に、線83で示すように、矢印A1方向に移動する。
【0090】
これによって、ディスク70は、図9に示すようにクランパ20によって、ターンテーブル18上にクランプされる。
【0091】
▲7▼ 続いてディスク70がモータ17により回転され、光学ヘッド19により再生される。
【0092】
▲8▼ イジェクト操作をすると、上記の各機構が上記とは逆の順序で逆方向に動作する。
【0093】
これにより、ディスク70は、ディスク支え腕部41b,51bによって支えられて、ディスク載置部30aに略垂直の姿勢に支持されて、ディスク装置本体11外に離脱される。
【0094】
図11は本発明の別の実施例になるディスク装置10Aを示す。
【0095】
このディスク装置10Aは、第1,第2のディスク支え腕組立体31,32に加えて、ディスクトレイ本体の右端寄りの部位に、第3,第4のディスク支え腕組立体91,92を有する。
【0096】
第3,第4のディスク支え腕組立体91,92は、前記の第1,第2のディスク支え腕組立体31,32と同じ構造であり、伸縮可能である。
【0097】
ディスク装置10Aは、図11に示す横置きの状態から、時計方向に90度回動させた向きの縦置き又は、逆に反時計方向に90度回動させた向きの縦置きのいずれでも使用可能である。
【0098】
縦置きとした場合、下側に位置するディスク支え腕組立体を伸ばしてその状態に保持する。
【0099】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1の発明によれば、クランパをカバー部材の天板部に直接設けた構成であるため、クランパを横梁部材に設けた構成に比べて、設計がし易く、薄型化出来且つ部品点数を少なく出来る。また、ディスクトレイはディスク支え部を有するため、同機種であるディスクトレイ式のディスク装置を、横置き又は縦置きのいずれの姿勢でも使用することができる。よって、横置き専用のディスク装置と縦置き専用のディスク装置を別々に製造する場合に比べて、製造管理を簡単とし得る。
【0100】
請求項2の発明によれば、ディスク装置を縦置きの姿勢で使用した場合においてディスクのディスクトレイへのセットがし易く、ディスクのディスクトレイへのセット状態を安定に出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のディスク装置を横置きで使用したときの状態を示す図である。
【図2】第1のディスク支え腕組立体の分解斜視図である。
【図3】第2のディスク支え腕組立体の分解斜視図である。
【図4】図1中、IV−IV線に沿う断面矢視図である。
【図5】ディスク支え解除機構を示す図である。
【図6】図1に示すディスク装置を縦置きで使用したときの状態を示す図である。
【図7】図6中、VII−VII線に沿う断面矢視図である。
【図8】図6中、VIII−VIII線に沿う横断面図である。
【図9】縦置きのディスク装置にディスクが装着された状態を示す図である。
【図10】ディスク装置の動作を説明するための図である。
【図11】本発明の別の実施例のディスク装置を示す図である。
【符号の説明】
10 ディスク装置
11 ディスク装置本体
12 ディスクトレイ
13 カバー部材
14 フロントベゼル
15 入口部
16 シャーシ
17 ディスク回転用モータ
18 ターンテーブル
19 光学ヘッド
20 クランパ
21 ターンテーブル移動機構
22 ディスクトレイ移動機構
30 ディスクトレイ本体
30a ディスク載置部
30a-1 ディスク載置面
30b 周囲壁部
30b-1 周囲壁部のうち左端近傍の部分
31 第1のディスク支え腕組立体
32 第2のディスク支え腕組立体
34,36 中心線
35 左端
37,38 凹部
40 第1の腕
40a 本体部
40b 軸部
40c リブ部
40d 凸部
40e,40f 凹部
40g カム部
40g-1 傾斜面
41 第2の腕
41a 基部
41b 支え腕部
41c レール部
41d 凹部
41e 凸部
42 軸受部
43 コイルばね
44 凸部
45 突片
50 第1の腕
50a 本体部
50b 軸部
50c リブ部
50d 凸部
50e,50f 凹部
50g カム部
50g-1 傾斜面
50h 凸部
51 第2の腕
51a 基部
51b 支え腕部
51c レール部
51d 凹部
51e 凸部
51f 凹部
52 軸部
53 矩形枠状の板ばね
54 ねじ
55 押え金具
60 ディスク支え解除機構
61 第1の機構
62 第2の機構
63 カム部
64 カム部
63a,64a 傾斜面
70 ディスク
71 ディスクの載置を示す矢印
72 ディスクが倒れる方向を示す矢印
91 第3のディスク支え腕組立体
92 第4のディスク支え腕組立体

Claims (2)

  1. ターンテーブル及びヘッドを有するシャーシと、前記シャーシを覆う門形状を有する板金製のカバー部材と、ディスクを前記ターンテーブル上にクランプするクランパと、前記ターンテーブルを前記クランパに接近する方向に移動させるターンテーブル移動機構とを有するディスク装置本体と、
    ディスクが載置されるディスク載置部を有し、前記ディスク装置本体に対して出入り可能に設けてあり、前記ディスク載置部に載せられたディスクを前記ディスク装置本体内に運び込むディスクトレイとを備えたディスク装置であって、
    前記ディスクトレイは、前記ディスク装置を縦置きで使用するときに、前記ディスク載置部に垂直の姿勢で載せられた前記ディスクを倒れないように支えるディスク支え部を有する構成であり、
    前記ディスク装置は、前記ディスクトレイが前記ディスク装置本体内に移動し、最終位置に移動する過程において支えられている状態のディスクをクランプ可能な状態とするディスク支え解除手段を有し、
    前記ターンテーブル移動機構は、前記ディスク支え解除手段によってディスクをクランプ可能な状態とした後に、前記ターンテーブルを前記クランパに接近する方向に移動させる構成であり、
    前記クランパは、前記カバー部材の天板部に直接設けてある構成としたことを特徴とするディスク装置。
  2. 請求項1に記載のディスク装置において、
    前記ディスク支え部は、前記ディスクトレイのうち、前記ディスクトレイの幅方向上の中心線と前記ディスクトレイの幅方向の端との間との中心より前記ディスクトレイの幅方向の端の側に偏倚した位置に設けてある構成としたことを特徴とするディスク装置。
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