JP2007188387A - 情報媒体読取装置 - Google Patents

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Toshimichi Tsubouchi
利道 坪内
Kazuaki Soei
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Abstract

【課題】 情報媒体の有するICチップの情報の読み取り作業の作業性が向上する情報媒体読取装置を提供する。
【解決手段】 情報媒体読取装置1は、ICチップ23を有する手帳型の情報媒体20が開いた状態で載せられる情報媒体載せ台2と、情報媒体20のICチップ23の情報を無線通信によって読み取り可能なICチップ読取アンテナ3と、情報媒体20の第1辺が突き当てられる第1ガイド部材4と、情報媒体20の第2辺が突き当てられる第2ガイド部材5と、第1ガイド部材4から突出する背押え部材6とを備える。背押え部材6と情報媒体載せ台2との間には、所定の高さ方向の間隔を有する保持空間12が形成されており、背押え部材6は、保持空間12に挿入されたパスポート20の背部を押えて、パスポート20の浮き上がりを規制する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ICチップを有する手帳型の情報媒体から情報を読み取る作業の作業性が向上する情報媒体読取装置に関するものである。
従来、パスポート等の手帳型の情報媒体から、機械で自動的に情報を読み取ることができる情報媒体読取装置が提案されている(例えば特許文献1参照)。従来の情報媒体読取装置は、テーブルを備えており、テーブルには情報媒体載せ台が取り付けられている。載せ台はガラス板からなり、フレームによって固定されている。パスポートは、載せ台の上に載せられて、下方からカメラにより撮影される。このようにして、パスポートの機械読取部分に記載された情報(顔写真、旅券番号、氏名、国籍、生年月日、性別など)が光学的に読み取られる。
一般に、パスポート等の手帳型の情報媒体は、閉じられた状態で保管されていることが多く、パスポートに記載された情報を読み取るときにのみ開かれる。したがって、パスポートの開いた面を下にして(裏返しにして)載せ台に載せると、開いたパスポートがもとの閉じた状態に戻ろうとする復元力によって、パスポートの背部が浮き上がろうとする。そのため、作業者(出入国審査官など)は、パスポートの情報が読み取られる間、載せ台の上に載せたパスポートを手で押さえつけて開いた状態に保持する。
特開2005−303672号公報(第2−3頁、第6図)
近年、手帳型の情報媒体として、ICチップが備えられたものが実用化されている。例えば、ICチップを備えたパスポートでは、上記の機械読取部分の情報のほか、個人認証に必要な情報(例えば、指紋情報や虹彩情報など)がICチップに記憶されている。このように、パスポートのICチップには比較的多くの情報が記憶されているため、その情報を読み取るために、ある程度(数秒間)の時間を要することとなる。したがって、従来の情報媒体読取装置では、ICチップの情報の読み取り作業の間、作業者がパスポートを載せ台に手で押さえつけて保持しつづける必要があり、作業に手間がかかるという問題がある。この場合、作業者はパスポートを手で押さえつけている間、他の作業を行うことができず、作業に時間がかかるという問題がある。
本発明は、上記従来の問題を解決するためになされたもので、ICチップを有する手帳型の情報媒体から情報を読み取る作業の作業性を向上することのできる情報媒体読取装置を提供することを目的とする。
本発明の情報媒体読取装置は、ICチップを有する手帳型の情報媒体が開いた状態で載せられる情報媒体載せ台と、前記情報媒体載せ台に備えられ、前記情報媒体のICチップの情報を無線通信によって読み取り可能なICチップ読取アンテナと、前記情報媒体載せ台上に設けられ、前記情報媒体の背部に直交する第1辺が突き当てられる第1ガイド部材と、前記情報媒体載せ台上に設けられ、前記第1ガイド部材の向きと垂直な向きに配置されて、前記情報媒体の背部に平行な第2辺が突き当てられる第2ガイド部材と、前記第1ガイド部材から突出して設けられ、前記情報媒体載せ台との間に所定の高さの保持空間を形成する背押え部材とを備え、前記背押え部材は、前記保持空間に挿入された前記情報媒体の背部を押えて、前記情報媒体の浮き上がりを規制する構成を有している。
この構成により、手帳型の情報媒体を開いて情報媒体載せ台に載せるときに、背押え部材と情報媒体載せ台との間の保持空間に情報媒体を滑り込ませるとともに、情報媒体の第1辺を第1ガイド部材に突き当てる。このとき、保持空間に挿入された情報媒体の背部が背押え部材によって押えられ、情報媒体の浮き上がりが規制される。これにより、ICチップを有する情報媒体がICチップ読取アンテナから所定の無線通信可能な距離内に保持される。すなわち、開いた情報媒体が閉じた状態に戻ろうとする復元力によって、情報媒体の背部が浮き上がろうとしても、開いた情報媒体の背部が背押え部材によって押えられる。したがって、情報媒体の有するICチップの情報の読み取り作業の間、作業者は情報媒体を情報媒体載せ台に手で押さえつけて保持しつづける必要がなく、作業性が向上し、情報媒体の有するICチップの情報の読み取り精度も向上する。また、情報媒体の有するICチップの情報が読み取られる間、作業者は同時に他の作業を行うこともできるため、作業全体に要する時間が短縮する。
また、本発明の情報媒体読取装置では、前記背押え部材は、前記情報媒体載せ台に前記情報媒体を載せるときに、開いた前記情報媒体の背部が干渉しない背部非干渉位置に移動可能である構成を有している。
この構成により、手帳型の情報媒体が分厚い場合には、背押え部材を背部非干渉位置へ移動させる。これにより、手帳型の情報媒体を開いて情報媒体載せ台に載せるときに、分厚い情報媒体の背部が背押え部材に干渉するのを防止することができる。
また、本発明の情報媒体読取装置では、前記背押え部材は、水平方向に回動自在である構成を有している。
この構成により、手帳型の情報媒体が分厚い場合には、背押え部材を水平方向に回動させて背部非干渉位置へ移動させる。これにより、手帳型の情報媒体を開いて情報媒体載せ台に載せるときに、背押え部材が干渉するのを防止することができる。一方、背押え部材は上下方向には動かないので、浮き上がろうとする情報媒体の背部を押えるときには、背押え部材が上方向に動いてぐらつくことがない。
また、本発明の情報媒体読取装置では、前記背押え部材の突出部分は、前記情報媒体が挿入される側の角部が丸められている構成を有している。
この構成により、背押え部材と情報媒体載せ台との間の保持空間に情報媒体を滑り込ませて挿入するときに、情報媒体が背押え部材の角部に引っ掛かることがない。したがって、手帳型の情報媒体を開いて情報媒体載せ台に載せるときの作業を円滑に行うことができ、作業性が向上する。
また、本発明の情報媒体読取装置では、前記第2ガイド部材から突出して設けられ、前記情報媒体を開いたときの第2辺側の端部を押える端押え部材を備えた構成を有している。
この構成により、手帳型の情報媒体を開いて情報媒体載せ台に載せるときに、端押え部材と情報媒体載せ台との間に情報媒体の端部を滑り込ませるとともに、情報媒体の第2辺を第2ガイド部材に突き当てる。これにより、開いた情報媒体の端部が端押え部材によって押えられる。例えば、開いた情報媒体の端部にソリやハネが生じている場合であっても、情報媒体の端部のソリやハネが端押え部材によって押えられる。したがって、情報媒体の端部に記載された情報が光学的に読み取られる間、作業者は情報媒体を情報媒体載せ台に手で押さえつけて保持しつづける必要がなく、作業性が向上する。また、情報媒体の端部を端押え部材で押えることによっても、ICチップを有する情報媒体がICチップ読取アンテナから所定の無線通信可能な距離内に保持される。
また、本発明の情報媒体読取装置では、前記端押え部材は、前記情報媒体載せ台に前記情報媒体を載せるときに、開いた前記情報媒体の端部が干渉しない端部非干渉位置に移動可能である構成を有している。
この構成により、手帳型の情報媒体の端部が分厚い場合には、端押え部材を端部非干渉位置へ移動させる。これにより、手帳型の情報媒体を開いて情報媒体載せ台に載せるときに、分厚い情報媒体の端部が端押え部材に干渉するのを防止することができる。
また、本発明の情報媒体読取装置では、前記端押え部材は、上下方向に回動自在である構成を有している。
この構成により、手帳型の情報媒体の端部が非常に分厚い場合には、端押え部材を上方向に回動させて端部非干渉位置へ移動させる。これにより、手帳型の情報媒体を開いて情報媒体載せ台に載せるときに、端押え部材が干渉するのを防止することができる。一方、情報媒体の端部が少し分厚い場合には、情報媒体の端部を端押え部材と情報媒体載せ台との間に滑り込ませるときに、端押え部材が上方向に少し回動して、情報媒体の端部が端押え部材によって挟まれる。これにより、情報媒体を情報媒体載せ台に容易に載せることができ、作業性が向上する。
また、本発明の情報媒体読取装置では、前記端押え部材の突出部分は、前記情報媒体が挿入される側の角部が丸められている構成を有している。
この構成により、端押え部材と情報媒体載せ台との間に情報媒体の端部を滑り込ませて挿入するときに、情報媒体の端部が端押え部材の角部に引っ掛かることがない。したがって、手帳型の情報媒体を開いて情報媒体載せ台に載せるときの作業を円滑に行うことができ、作業性が向上する。
また、本発明の情報媒体読取装置では、前記第1ガイド部材と前記第2ガイド部材との間には、隙間が設けられている構成を有している。
この構成により、情報媒体載せ台の上にゴミが落ちた場合には、第1ガイド部材と第2ガイド部材の間の隙間からゴミを掃きだすことができる。これにより、情報媒体載せ台の掃除をするときの作業性が向上する。
本発明は、情報媒体載せ台との間に保持空間を有する背押え部材を第1ガイド部材に設けることにより、情報媒体の有するICチップの情報の読み取り作業の間、作業者は情報媒体を情報媒体載せ台に手で押さえつけて保持しつづける必要がなく、作業性が向上するという効果を有する情報媒体読取装置を提供することができるものである。
以下、本発明の実施の形態の情報媒体読取装置について、図面を用いて説明する。本実施の形態では、情報媒体読取装置が、ICチップ付きパスポートの自動読取装置である場合を例示する。パスポート自動読取装置は、例えば、出入国審査窓口のテーブルに備え付けられている。
本発明の実施の形態のパスポート自動読取装置を図1〜図7に示す。図1は、パスポート自動読取装置の斜視図であり、図2は、パスポート自動読取装置の分解斜視図である。図3は、パスポート自動読取装置の平面図であり、図4は、パスポート自動読取装置のセンサ部分の断面図である。
パスポート自動読取装置1は、出入国審査窓口のテーブル上に取り付けられる情報媒体載せ台2(以下、載せ台2という)と、載せ台2の下側に取り付けられるICチップ読取アンテナ3と、載せ台2の上に設けられる第1ガイド部材4および第2ガイド部材5と、第1ガイド部材4に設けられる背押え部材6と、第2ガイド部材5に設けられる端押え部材7を備えている。また、パスポート自動読取装置1の第2ガイド部材5には、一対のパスポート確認センサ8(以下、センサ8という)が備えられている。
載せ台2は、載せ台2をテーブルに固定するためのフレーム9と、フレーム9の中央部分に取り付けられる透明なガラス板10を備えている。そして、載せ台2の下側には、ガラス板10に載せたパスポート20を下方から光学的に撮影するカメラ(図示せず)が備えられている。
ICチップ読取アンテナ3は、載せ台2のガラス板10を囲むような四角形状をしており、載せ台2のフレーム9の下面にねじで取り付けられている(図2参照)。
第1ガイド部材4および第2ガイド部材5は、パスポート20を位置決めするためのガイドであり、載せ台2のフレーム9の上面にねじで取り付けられている。第1ガイド部材4と第2ガイド部材5は、載せ台2のガラス板10の隣接する二辺に沿って配置されている。したがって、第1ガイド部材4と第2ガイド部材5の向きは互いに垂直である。また、本実施の形態では、第1ガイド部材4と第2ガイド部材5との間には、隙間11が設けられている。
第1ガイド部材4には、L字状の背押え部材6が水平方向に回動自在に取り付けられている。本実施の形態では、背押え部材6は、第1押え位置と背部非干渉位置との間を水平に回動自在である。第1押え位置では、背押え部材6の一部が第1ガイド部材4から突出している(図1参照)。ここでは、背押え部材6の一部(後述する突出部分13)が、第1ガイド部材4からガラス板10の上に向けて水平に突き出して設けられている。また、背部非干渉位置では、背押え部材6は水平方向に180°回転されてガラス板10の外に位置している(図7参照)。
背押え部材6は、ガラス板10の上面から背押え部材6の下面までの間隔(高さ方向の間隔)が、所定の間隔(例えば15mm)になるように設定されている。このようにして、第1押え位置において、背押え部材6と載せ台2のガラス板10との間には、保持空間12が形成されている。また、背押え部材6の突出部分13(第1押え位置において第1ガイド部材4から突出している部分13)は、パスポート20が挿入される側の角部が丸められている。例えば、図3に示す背押え部材6では、突出部分13の右辺と下辺と左辺の角部が丸められている。
また、本実施の形態では、背押え部材6は、カム形状の外周面を有する軸部材14と、軸部材14の外周面に当接する板バネ部材15を備えており(図2参照)、第1押え位置と背部非干渉位置に位置したときに、それぞれクリック感が付与されるように構成されている。
また、第1ガイド部材4の上面には、センサ8の検出結果(読み取り準備完了、パスポート位置正常、パスポート位置異常等)を表示するためのランプ16が設けられている。
第2ガイド部材5には、端押え部材7が上下方向に回動自在に取り付けられている。本実施の形態では、端押え部材7は、第2押え位置と端部非干渉位置との間を上下に回動自在である。第2押え位置では、端押え部材7の一部が第2ガイド部材5から突出している(図1参照)。ここでは、端押え部材7の一部(後述する突出部分17)が、第2ガイド部材5からガラス板10上に向けて水平に突き出して設けられている。また、端部非干渉位置では、端押え部材7は跳ね上げられてガラス板10の外に位置している(図7参照)。
端押え部材7の突出部分17(第2押え位置において第2ガイド部材5から突出している部分17)は、パスポート20が挿入される側の角部が丸められている。例えば、図3に示す端押え部材7では、突出部分17の上辺と左辺と下辺の角部が丸められている。また、端押え部材7は、突出部分17が重くなるように重心の位置が決められており、第2押え位置から少し上方に回動した端押え部材7は、自重で第2押え位置に戻るように構成されている。
第2ガイド部材5の壁面からは、図4に示すように、オーバーハング部18が突出して形成されている。このオーバーハング部18の下面は、載せ台2の上面に対して傾斜している。そして、一対のセンサ8は、オーバーハング部18に互いに離れて配置されている。本実施の形態では、センサ8は、LEDで構成されており、第2ガイド部材5の上面の凹部19を利用して取り付けられている。そして、端押え部材7は、このように第2ガイド部材5に取り付けられた一対のセンサ8の中間位置に配置されている(図3参照)。
図5は、ICチップ付きパスポート20を開いた状態の説明図である。図5に示したパスポート20の例では、見開き側のページ(図5における右側のページ)には、顔写真、旅券番号、氏名、国籍、生年月日、性別などのVIZ情報(Visual Inspection Zone情報)が含まれるVIZ領域21が設けられている。また、見開き側のページの端部には、MRZ情報(Machine Readable Zone情報)が含まれるMRZ領域22が設けられている。このMRZ情報は、VIZ領域21のVIZ情報から抽出される所定の文字情報である。
また、図5に示すように、パスポート20の表紙(または裏表紙)の所定の箇所には、ICチップ23が備えられている。このICチップ23には、ICチップ情報が記憶されている。このICチップ情報には、上記のVIZ情報およびMRZ情報に加えて、個人認証に必要な情報(例えば、指紋情報や虹彩情報など)が含まれる。
以上のように構成されたパスポート自動読取装置1について、ICチップ付きパスポート20から情報を読み取るときの動作を説明する。
上記のパスポート自動読取装置1を用いて、ICチップ付きパスポート20の情報(VIZ情報、MRZ情報、ICチップ情報)を読み取るときには、まず、図6に示すように、パスポート20を裏返して(開いた面を下にして)載せ台2の上に載せる。そして、パスポート20を載せ台2の上で滑らせて、パスポート20の第1辺(例えば、図5における下辺)を第1ガイド部材4に突き当てるとともに、パスポート20の第2辺(例えば、図5における右辺)を第2ガイド部材5に突き当てる。ここで、パスポート20の第1辺とは、パスポート20を開いたときに形成される辺であり、パスポート20の背部に直交する辺をいう。また、パスポート20の第2辺とは、第1辺に隣接する辺であり、パスポート20の背部に平行な辺をいう。そして、このパスポート20の第2辺側の端部にMRZ情報が記載されている。
通常、第1ガイド部材4の背押え部材6は、第1押え位置に設定されており、第2ガイド部材5の端押え部材7は、第2押え位置に設定されている(図1参照)。そして、パスポート20の厚さが通常の厚さの場合には、パスポート20の背部は背押え部材6の下の保持空間12に差し込まれ、パスポート20の端部は端押え部材7の下に差し込まれる。
一方、パスポート20の厚さが通常よりも分厚い場合には、背押え部材6を背部非干渉位置まで回動させる(図7参照)。これにより、パスポート20の第1辺を第1ガイド部材4に突き当てるときに、背押え部材6が干渉するのが防止される。また、パスポート20の端部の厚さが通常よりも分厚い場合には、端押え部材7を端部非干渉位置まで跳ね上げる(図7参照)。これにより、パスポート20の第2辺を第2ガイド部材5に突き当てるときに、端押え部材7が干渉するのが防止される。
上記のようにして、パスポート20の第1辺を第1ガイド部材4に突き当てるとともに、第2辺を第2ガイド部材5に突き当てて、パスポート20の位置決めが行われる。そして位置決めされたパスポート20は、第2ガイド部材5の一対のセンサ8によって位置が検知される。パスポート20の端部がセンサ8によって検知されると、第1ガイド部材4のランプ16(パスポート位置正常のランプ16)が点灯する。
そして、パスポート20の位置が正常状態のときに、パスポート20の下方からカメラによって、VIZ情報とMRZ情報が光学的に読み取られるとともに、ICチップ読取アンテナ3によって、ICチップ情報が無線通信で読み取られる。
なお、上記のようにパスポート自動読取装置1を用いて、ICチップ付きパスポート20の情報(VIZ情報、MRZ情報、ICチップ情報)を読み取っているときに、載せ台2のガラス面にゴミ(例えば、ステープラーの針など)が落ちた場合には、第1ガイド部材4と第2ガイド部材5の隙間11からゴミを掃きだす。
このような発明の実施の形態のパスポート自動読取装置1によれば、載せ台2との間に保持空間12を有する背押え部材6を第1ガイド部材4に設けることにより、パスポート20の情報(VIZ情報、MRZ情報、ICチップ情報)の読み取り作業の間、作業者はパスポート20を載せ台2に手で押さえつけて保持しつづける必要がなく、作業性が向上する。
すなわち、本実施の形態のパスポート自動読取装置1では、パスポート20を開いて載せ台2に載せるときに、背押え部材6と載せ台2との間の保持空間12にパスポート20を滑り込ませるとともに、パスポート20の第1辺を第1ガイド部材4に突き当てる。このとき、保持空間12に挿入されたパスポート20の背部が背押え部材6によって押えられ、パスポート20の浮き上がりが規制される。背押え部材6によって押える位置であるパスポート20の背部は、パスポート20の第1辺のなかで最も高い位置である。すなわち、開いたパスポート20は、概略で山のような形状をしており、背部はその稜線を形成しているともいえる。このようにパスポート20の第1辺の最高点である背部を背押え部材6で押えることにより、ICチップ付きパスポート20がICチップ読取アンテナ3から所定の無線通信可能な距離内に確実に保持される。
したがって、開いたパスポート20が閉じた状態に戻ろうとする復元力によって、裏返したパスポート20の背部が浮き上がろうとしても、開いたパスポート20の背部が背押え部材6によって確実に押えられる。これにより、パスポート20の情報(VIZ情報、MRZ情報、ICチップ情報)の読み取り作業の間、作業者はパスポート20を載せ台2に手で押さえつけて保持しつづける必要がなく、作業性が向上し、パスポート20の情報(VIZ情報、MRZ情報、ICチップ情報)の読み取り精度も向上する。また、パスポート20の情報が読み取られる間、作業者は同時に他の作業を行うこともできるため、作業全体に要する時間が短縮する。
また、本実施の形態のパスポート自動読取装置1では、パスポート20が分厚い場合には、背押え部材6を水平方向に回動させて背部非干渉位置へ移動させる。これにより、パスポート20を開いて載せ台2に載せるときに、分厚いパスポート20の背部が背押え部材6に干渉するのを防止することができる。一方、背押え部材6は上下方向には動かないので、浮き上がろうとするパスポート20の背部を押えるときには、背押え部材6が上方向に動いてぐらつくことがない。
また、本実施の形態のパスポート自動読取装置1では、背押え部材6の突出部分13は、パスポート20の挿入される側の角部が丸められている。これにより、背押え部材6と載せ台2との間の保持空間12にパスポート20を滑り込ませるときに、パスポート20が背押え部材6の角部に引っ掛かることがない。したがって、パスポート20を開いて載せ台2に載せるときの作業を円滑に行うことができ、作業性が向上して作業時間が短縮する。
また、本実施の形態のパスポート自動読取装置1では、パスポート20を開いて載せ台2に載せるときに、端押え部材7と載せ台2との間にパスポート20の端部を滑り込ませるとともに、パスポート20の第2辺を第2ガイド部材5に突き当てる。これにより、開いたパスポート20の端部が端押え部材7によって押えられる。例えば、パスポート20の見開き側のページは厚さが薄いため、パスポート20の端部にソリやハネは生じやすい。本実施の形態では、このような開いたパスポート20の端部にソリやハネが生じている場合であっても、パスポート20の端部のソリやハネが端押え部材7によって押えられる。
したがって、パスポート20の端部に記載されたMRZ情報が光学的に読み取られる間、作業者はパスポート20を載せ台2に手で押さえつけて保持しつづける必要がなく、作業性が向上する。また、パスポート20の端部を端押え部材7で押えることによっても、ICチップ付きパスポート20がICチップ読取アンテナ3から所定の無線通信可能な距離内に保持される。
また、本実施の形態では、パスポート20の端部が端押え部材7で押えられているときに、パスポート20の背部が背押え部材6によって押えられている。このとき、パスポート20の背部と背押え部材6との間には摩擦力が生じており、その摩擦力によって、パスポート20が載せ台2の上でずれるのが抑制される。
また、本実施の形態のパスポート自動読取装置1では、パスポート20の端部が分厚い場合には、端押え部材7を上方向に回動させて端部非干渉位置へ移動させる。これにより、パスポート20を開いて載せ台2に載せるときに、分厚いパスポート20の端部が端押え部材7に干渉するのを防止することができる。一方、パスポート20の端部が少し分厚い場合には、パスポート20の端部を端押え部材7と載せ台2との間に滑り込ませるときに、端押え部材7が上方向に少し回動して、パスポート20の端部が端押え部材7によって挟まれる。これにより、パスポート20を載せ台2に容易に載せることができ、作業性が向上する。
また、本実施の形態のパスポート自動読取装置1では、端押え部材7の突出部分17は、パスポート20が挿入される側の角部が丸められている。これにより、端押え部材7と載せ台2との間にパスポート20の端部を滑り込ませるときに、パスポート20の端部が端押え部材7の角部に引っ掛かることがない。したがって、パスポート20を開いて載せ台2に載せるときの作業を円滑に行うことができ、作業性が向上して作業時間短縮する。
また、本実施の形態のパスポート自動読取装置1では、載せ台2の上にゴミが落ちた場合には、第1ガイド部材4と第2ガイド部材5の間の隙間11からゴミを掃きだすことができる。これにより、載せ台2の掃除をするときの作業性が向上する。
以上、本発明の実施の形態を例示により説明したが、本発明の範囲はこれらに限定されるものではなく、請求項に記載された範囲内において目的に応じて変更・変形することが可能である。
例えば、以上の説明では、背押え部材6が水平方向に回動自在である例について説明したが、本発明の範囲はこれに限定されるものではなく、背押え部材6は、上下方向に回動自在でもよい。その場合、上下方向の回動を規制するロック機構が設けられていることが望ましい。
また、以上の説明では、端押え部材7が上下方向に回動自在である例について説明したが、本発明の範囲はこれに限定されるものではなく、端押え部材7は、水平方向に回動自在でもよい。
以上のように、本発明にかかる情報媒体読取装置は、情報媒体の有するICチップの情報の読み取り作業の作業性が向上するという効果を有し、例えばパスポートの自動読取装置等として有用である。
本発明の実施の形態におけるパスポート自動読取装置の斜視図 本発明の実施の形態におけるパスポート自動読取装置の分解斜視図 本発明の実施の形態におけるパスポート自動読取装置の平面図 本発明の実施の形態におけるパスポート自動読取装置の側面図 ICチップ付きパスポートの説明図 本発明の実施の形態において、ICチップ付きパスポートを載せたときのパスポート自動読取装置の側面図 本発明の実施の形態において、背押え部材を背部非干渉位置にするとともに端押え部材を端部非干渉位置にしたときのパスポート自動読取装置の斜視図
符号の説明
1 パスポート自動読取装置(情報媒体読取装置)
2 情報媒体載せ台
3 ICチップ読取アンテナ
4 第1ガイド部材
5 第2ガイド部材
6 背押え部材
7 端押え部材
11 隙間
12 保持空間
13 背押え部材の突出部分
17 端押え部材の突出部分
20 パスポート(情報媒体)
23 ICチップ

Claims (9)

  1. ICチップを有する手帳型の情報媒体が開いた状態で載せられる情報媒体載せ台と、
    前記情報媒体載せ台に備えられ、前記情報媒体のICチップの情報を無線通信によって読み取り可能なICチップ読取アンテナと、
    前記情報媒体載せ台上に設けられ、前記情報媒体の背部に直交する第1辺が突き当てられる第1ガイド部材と、
    前記情報媒体載せ台上に設けられ、前記第1ガイド部材の向きと垂直な向きに配置されて、前記情報媒体の背部に平行な第2辺が突き当てられる第2ガイド部材と、
    前記第1ガイド部材から突出して設けられ、前記情報媒体載せ台との間に所定の高さの保持空間を形成する背押え部材と、
    を備え、
    前記背押え部材は、前記保持空間に挿入された前記情報媒体の背部を押えて、前記情報媒体の浮き上がりを規制することを特徴とする情報媒体読取装置。
  2. 前記背押え部材は、前記情報媒体載せ台に前記情報媒体を載せるときに、開いた前記情報媒体の背部が干渉しない背部非干渉位置に移動可能であることを特徴とする請求項1に記載の情報媒体読取装置。
  3. 前記背押え部材は、水平方向に回動自在であることを特徴とする請求項2に記載の情報媒体読取装置。
  4. 前記背押え部材の突出部分は、前記情報媒体が挿入される側の角部が丸められていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の情報媒体読取装置。
  5. 前記第2ガイド部材から突出して設けられ、前記情報媒体を開いたときの第2辺側の端部を押える端押え部材を備えたことを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の情報媒体読取装置。
  6. 前記端押え部材は、前記情報媒体載せ台に前記情報媒体を載せるときに、開いた前記情報媒体の端部が干渉しない端部非干渉位置に移動可能であることを特徴とする請求項5に記載の情報媒体読取装置。
  7. 前記端押え部材は、上下方向に回動自在であることを特徴とする請求項6に記載の情報媒体読取装置。
  8. 前記端押え部材の突出部分は、前記情報媒体が挿入される側の角部が丸められていることを特徴とする請求項5ないし請求項7のいずれかに記載の情報媒体読取装置。
  9. 前記第1ガイド部材と前記第2ガイド部材との間には、隙間が設けられていることを特徴とする請求項1ないし請求項8のいずれかに記載の情報媒体読取装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018030377A1 (ja) * 2016-08-08 2018-02-15 日本電産サンキョー株式会社 情報読取装置
JP2019096976A (ja) * 2017-11-21 2019-06-20 株式会社デンソーウェーブ 撮像画像保存装置
US10477059B2 (en) 2016-08-08 2019-11-12 Nidec Sankyo Corporation Information reading device

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