JP3725926B2 - 地下壁排水用パネル及び地下壁の内側排水構造 - Google Patents

地下壁排水用パネル及び地下壁の内側排水構造 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、地下の湧水を地下壁部分で排水する技術に関し、特に地下壁に直接取り付けられる地下壁排水用パネルに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より地下の湧水を地下壁部分で排水する方法としては、大きく分けて、地下壁の外側排水と内側排水が知られている。
【0003】
外側排水法とは、地下部分の外周を防水層で囲んだり、地盤と地下壁の間に、例えば砂利や割栗等の裏打材を敷き詰め、地下の湧水を裏打材部分で流下させ、地中若しくは集水ピットに導く方法である。
【0004】
内側排水法とは、湧水が地下壁に浸透するの許容し、この浸透水を地下壁の内側で排水する方法で、例えば図9に示すように、地下壁101の内側にブロック102を積み上げ、地下壁とブロック壁の間に排水路を形成し、地下壁101を浸透してきた浸透水をこの排水路で流下させ、集水ピット103に導く方法である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、外側排水法においても、湧水の地下壁への浸透を完璧に防ぐことは極めて困難である。また、工期短縮,工事費削減や敷地上の制約等のため、近年は余分な根切りを行わず、矢板を地下壁外側の捨て型枠として用いてコンクリートを打設することも多く、このような場合には、外側排水法を採用することはできない。
【0006】
一方、図9に示したような内側排水法では、ブロック壁を構築する手間が多大であり、工期の長期化、工事費の増大を招いていた。
【0007】
本発明は、上記事情に鑑み、特に敷地上の制約等に拘らず施工可能な内側排水法の改良を主目的とし、地下壁の内側部分において浸透水の排水を確実に行い得ると共に、容易に施工可能な地下壁の内側排水構造の提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成すべく成された本発明の構成は以下の通りである。
【0009】
即ち、本発明の第一は、非透水性パネルの一方の主要面に、上端から下端まで延びこれらの両端で開口している複数本の排水溝が形成されており、該パネルの側面には、パネル側面を互いに突き合わせて連結させた際に、この連結部分の内側に排水路を形成し得る上下に連なって両端で開口する凹部が形成されており、且つ、前記凹部から前記排水溝に向かって下方傾斜し、凹部と排水溝を連通させる連通溝が形成されていることを特徴とする地下壁排水用パネルにある。
【0010】
上記本発明第一の地下壁排水用パネルは、さらにその特徴として、
「前記複数本の排水溝を横断する横断溝を有する」こと、
前記パネルに形成されている溝を覆う透水性シートを設けてなる」こと、
「前記パネルの溝付き面と反対の面に、表面材を設けてなる」こと、
をも含むものである。
【0011】
また、本発明の第二は、前記透水性シート及び表面材を設けた本発明第一の地下壁排水用パネルを用いた地下壁の内側排水構造であって、前記透水性シートが地下壁の内側コンクリート面に接していることを特徴とする地下壁の内側排水構造にある。
【0012】
更に、本発明の第三は、前記透水性シート及び表面材を設けた本発明第一の地下壁排水用パネルを、地下壁内側の捨て型枠として用いることを特徴とする地下壁の構築法にある。
【0013】
本発明の地下壁排水用パネルは、特に地下壁の内側に直接取り付けられるものであって、地下壁部分における断熱、更には内側排水に使用される。即ち、本発明の地下壁排水用パネルは、地下壁を浸透してきた浸透水の排水路を提供し、これらを地中若しくは集水ピットに導くことができるものである。
【0014】
本発明の地下壁排水用パネルは、前述した外側排水法にも適用し得るものであるが、特に内側排水法に好適に用いることができるため、以下の説明は内側排水法を中心に行うものとする。
【0015】
【発明の実施の形態】
本発明の地下壁排水用パネルの基本的な構成を図1(参考例)を用いて説明する。同図において、10は非透水性のパネルからなる排水用パネル、11は排水溝、12は凹部である。
【0016】
非透水性のパネル10の材料としては、断熱性に優れたものが好ましく、特に好ましくは耐久性に優れたものが望ましく、例えばポリスチレン発泡体,ポリエチレン発泡体,ポリウレタン発泡体等が好適である。特に押出発泡ポリスチレン(商品名「スタイロフォーム」:ダウ化工(株)製)は、その低い吸水性の故に最も好ましい。
【0017】
排水溝11は、パネルの上端から下端まで延びてこれらの両端で開口しているもので、パネルの一方の主要面に複数形成されている。この排水溝11は、通常、幅が3mm〜15mm程度、深さが5mm〜20mm程度であり、そのピッチは10mm〜20mm程度とすることができる。
【0018】
凹部12は、パネル10の側面に上下に連なって両端で開口しているもので、図2(a)に示すようにパネル10の側面を互いに突き合わせて連結させた際に、この連結部分の内側に排水路13を形成するものである。この凹部12は、通常、幅が3mm〜10mm程度、深さが3mm〜10mm程度とすることができる。凹部12は、パネルの両側面にあるのが好ましいが、片側面のみでもよく、凹部12を有する側面と有さない側面とを突き合わせて排水路13が形成されればよい。
【0019】
排水溝11と凹部12の断面形状は特に限定されるものではなく、図1に示した角型以外にも、三角,半円等の所望の形状とすることができる。図2(b)及び図2(c)に、排水溝11と凹部12の断面形状を夫々三角及び半円とした場合の例を示した。
【0020】
上記のような排水溝11及び凹部12が形成された地下壁排水用パネル10を、排水溝11が形成されている面を壁面側にして、地下壁の内側(室内側)に直接取り付けると、排水溝11及び排水路13は地下壁を浸透してきた浸透水の排水路として機能する。
【0021】
即ち、地下の湧水が、地下壁の亀裂等から浸透し排水溝11部分の空間に達すると、かかる浸透水は排水溝11に沿って流下する。また、浸透水が、毛管力によってパネル相互の連結部分に浸透し、排水路13部分の空間に達すると、かかる浸透水は排水路13に沿って流下する。かかる排水路13が形成されていないと、連結部分の表面防水処理を行ったとしても、浸透水が毛管力によってパネル表面にまで滲み出してしまう恐れがある。このように、図1のような地下壁排水用パネルを地下壁部分における内側排水法に適用すれば、地下壁からの浸透水を確実に排水することができると共に、パネル相互の連結部分からの室内側への滲み出しも防止することができる。
【0022】
本発明の地下壁排水用パネルの好ましい態様例を、図3(a)〜(d)に示す。同図中、14は、複数本の排水溝11を横断する横断溝であり、15は、凹部12から排水溝11に向かって下方傾斜し、凹部12とこれに隣接する排水溝11を連通させる連通溝である。
【0023】
前述の説明から推察されるように、排水用パネルを用いて地下壁の内側排水を行う場合、排水溝11及び排水路13の閉塞が問題となる。コンクリート壁の施工後にパネルを取り付ける場合には、施工時に排水溝11が閉塞されないようにすることは容易であるが、長期的にはコンクリートの流出によって排水溝11が閉塞することが考えられる。また、詳しくは後述するが、特に本発明の地下壁排水用パネルを地下壁内側の捨て型枠として用いる場合には、後述する透水性シートにより排水溝を覆うことで、コンクリートの流入による排水溝11の閉塞を防止することができるものの、この場合にも長期的にはコンクリートの流出によって排水溝11が閉塞することが考えられる。
【0024】
排水溝11の一部が閉塞した場合、排水溝11内に浸透水が溜まるが、パネル10は非透水性であるため、かかる浸透水がパネル面から直接室内側に滲み出すことはない。しかし、地下水の水頭圧が高い場合には、排水溝11内に溜まった浸透水の水圧が高くなりパネルに大きな応力がかかり、場合によってはパネルが変形したりパネル上部の仕口等から浸透水が漏れることも考えられる。万が一、排水溝11の閉塞が確認された後では、その補修は極めて困難である。そのため、本発明の地下壁排水用パネルにおいては、複数本の排水溝11を横断する横断溝14を設けておくのが好ましい。即ち、排水溝11の一部が閉塞され、或る排水溝11内の浸透水の水位が横断溝14まで上昇してくると、かかる浸透水は横断溝14を介して隣接する他の排水溝11に流れるため、閉塞された排水溝11内の水圧が高くなるのを防止することができる。
【0025】
一方、排水路13は互いに突き合わされたパネルの内部に形成されるものであるため、パネルを地下壁内側の捨て型枠として用いる場合であっても、上記排水溝11のようにコンクリートの流入によって閉塞される心配がない。しかしながら、排水路13内に浸透する浸透水が多い場合には、浸透水が排水路13を越えてさらに毛管力によって室内側へ滲み出す恐れがある。そのため、本発明の地下壁排水用パネルにおいては、連通溝15を設けておくのが好ましい。即ち、図3に示したように、凹部12から排水溝11に向かって下方傾斜し、凹部12と排水溝11を連通させる連通溝15を設けておくことにより、排水路13内を流下する浸透水を、連通溝15を介して排水溝11に流すことができる。このため、排水路13内を流れる浸透水の量を減らすことができ、パネル連結部分から室内側への浸透水の滲み出しをより一層確実に防止することができる。
【0026】
上記のように、パネル同士の横方向の連結部分における浸透水の室内側への滲み出し防止を考慮すると、特に連通溝15を設けた場合には、排水溝11内の浸透水が排水路13内に流入せず、なるべくパネルの中央側の排水溝11に向かって流下するのが好ましい。このため、横断溝14は、図3(a),(b)のような水平方向の形態よりも、図3(c),(d)のようなパネルの中央側に傾斜する形態のものがより好ましい。
【0027】
また、地下の階高が高く、本発明の地下壁排水用パネルを上下方向にも相互に連結させる必要がある場合には、図4に示すように、パネル上面にも前記凹部12と同様の形態を有する凹部16を設ける。このようなパネルを上下に連結すると、図5(a)に示すように、かかる連結部分の内側に水平方向に連なる排水路17が形成される。この排水路17は、前述の排水路13(図2参照)と同様、浸透水が上下パネルの連結部分から室内側へ滲み出すのを防止するために機能する。尚、かかる滲み出し防止を考慮すると、上下パネルの連結面及び排水路17の底面は、図5(b)に示すように、内側排水においては壁側に下方傾斜させるのが好ましい。
【0028】
次に、地下壁の構築の際に、地下壁内側の捨て型枠として用いることができる本発明の地下壁排水用パネルについて説明する。
【0029】
コンクリート壁の施工後にパネルを取り付ける場合には、以上説明した本発明のパネル(通常は以下に示す表面材を有する)をそのまま用いることができるが、パネルを地下壁内側の捨て型枠として用いる場合には、コンクリート打設時にコンクリートの流入によって排水溝11が閉塞されるのを防止する必要がある。図6は、かかる排水溝11の閉塞を防止することができる地下壁排水用パネルの一態様例(参考例)であり、同図中、18は透水性シート、19は表面材である。本参考例のパネル10は図1に示したものと同じであるが、本発明の地下壁排水用パネルでは図3〜図5に示した形態のものが用いられる。
【0030】
透水性シート18は、パネル10の表面に形成されている溝(図6では排水溝11のみ)を覆うように、パネル10の表面に接着されている。この透水性シート18としては、透水性を有し、且つセメントペーストの侵入を防止できるものであれば良く、例えば不織布、織布、編布、網状物等が使用でき、耐食性の点から、ナイロン、ポリエステル、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニリデンなど合成繊維製のものが好ましい。透水性シート18とパネル10との接着は、止め具等によって行うこともできるが、予めホットメルト接着剤を透水性シート或はパネル表面に塗布しておき、熱ロール等により接着して行う方法が簡便である。
【0031】
表面材19は、透水性,非透水性のどちらであっても良く、広く一般的に表面材として用いられている材料を用いることができ、例えば珪酸カルシウム板、フレキシブルボード、ALC板、石膏ボード、木材、合板、タイル、プレキャストコンクリート板等を用いることができる。
【0032】
表面材19には、パネル10と同様、パネルを横方向に連結した際に、この連結部分に上下に連なって両側で開口する排水路を形成する排水路形成部20を設けておくのが好ましい。これによって、パネル相互の連結部分からの浸透水の滲み出しをより一層確実に防止することができる。
【0033】
パネルを建て込む際の作業性を考慮すると、パネル10と表面材19が一体化された状態において、その側面部分が面一になっているのが好ましい。即ち、パネル相互の連結部分を段継ぎや嵌め込み等の形態による場合には、パネルを左右にずらしながら作業を行う必要があるが、パネル側面部分が面一の場合には単に立て掛けるだけで容易にパネル同士を連結させることができる。
【0034】
次に、上記透水性シート18及び表面材19を有する地下壁排水用パネルを用いて施工される本発明の地下壁の内側排水構造の一例を、図7及び図8を参照しつつ説明する。
【0035】
図7は、地下部分の躯体の立断面、図8(a),(b)は、夫々図9のA−A’面及びB−B’面における断面図である。これらの図において、101は地下壁、103は集水ピット、104は水抜き管であり、パネル10は図3(c)に示したものと同じである。
【0036】
図7及び図8に示されるように、本発明による地下壁の内側排水構造では、排水用パネルの透水性シート18が、地下壁101の内側コンクリート面に接し、排水用パネルと地下壁101が一体化された構造を有する。そして、地下壁101と排水パネルの界面には、排水溝11,横溝14,連通溝15からなる排水路が形成され、排水用パネル相互の連結部分の内部には、排水路13及び排水路21が形成されている。
【0037】
上記地下壁の内側排水構造の施工は、具体的には、例えば矢板或は別途設けた型枠(不図示)等を地下壁外側の型枠とし、透水性シート18を内側にした排水用パネルを地下壁内側の型枠として地下壁部分の型枠を組み、コンクリートを打ち込むことにより極めて容易に行うことができる。即ち、透水性シート18はセメントペーストの侵入を防止できるため、コンクリートを打ち込んだ際に排水溝11等が閉塞されることがなく、地下壁101とパネルの界面には排水溝11等がそのまま残り、また、排水用パネルの側面には凹部12及び排水路形成部20(図6参照)が設けられているため、パネル相互の連結部分の内部には、排水路13及び排水路21が形成されるものである。尚、パネル相互の連結部分においては、その表面材の目地部分に防水ゴム等を用いて止水処理を行うのが好ましい。
【0038】
上記地下壁の内側排水構造において、地下壁101を浸透してきた浸透水は、排水溝11,横溝14,連通溝15からなる排水路を流下し、また、毛管力によって排水用パネルの連結部分に浸透してきた浸透水は、排水路13或は排水路21を流下し、パネル下部の水抜き管104を通って集水ピット103に集められる。
【0039】
上記のように、本発明の地下壁排水用パネルを地下壁内側の捨て型枠として用いて、地下壁の内側排水構造を構築する場合、型枠の締付けボルト等をそのまま用いて、地下壁と排水用パネルとの一体性を保持させることができる。尚、かかるボルト部分においても、パネルの表面に防水ゴム等を用いて止水処理を行うのが好ましい。
【0040】
以上、本発明を地下壁の内側排水法に適用する場合について説明してきたが、地下工事施工上の制約が無く根切りを十分に行うことができる場合には、本発明を外側排水法に適用することも可能である。この場合には、本発明の排水用パネルは、排水溝11が形成されている面を壁面と反対側にして、地下壁の外側に直接取り付けられる。
【0041】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、以下の効果を奏する。
(1)本発明の地下壁排水用パネルは、特に地下壁の内側排水法に好適に用いられ、地下壁からの浸透水を確実に排水することができると共に、パネル相互の連結部分からの室内側への滲み出しも防止することができる。
(2)横断溝を設けた本発明の地下壁排水用パネルにあっては、排水溝の一部が閉塞された場合にも、浸透水の水圧によるパネル変形や浸透水漏れを確実に防止することができる。
(3)透水性シート及び表面材を有する本発明の地下壁排水用パネルは、地下壁内側の捨て型枠として用いることができ、地下壁の内側排水構造の施工を極めて容易に行うことができる。
(4)総合的には、地下壁の内側部分において浸透水の排水を確実に行い得る内側排水構造を、極めて容易に構築することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の地下壁の排水用パネルの参考例を示す斜視図である。
【図2】 本発明の地下壁の排水用パネルの側面を互いに突き合わせた状態を示す上面図である。
【図3】 横断溝及び連通溝を有する本発明の地下壁の排水用パネルの例を示す図である。
【図4】 パネル上面に排水路形成部を有する本発明の地下壁の排水用パネルの例を示す斜視図である。
【図5】 本発明の地下壁の排水用パネルを上下に突き合わせた状態を示す図である。
【図6】 透水性シート及び表面材を設けた本発明の地下壁の排水用パネルの参考例を示す斜視図である。
【図7】 本発明の地下壁の内側排水構造の一例を示す立断面図である。
【図8】 図7の各断面線における断面図である。
【図9】 従来の内側排水法を説明するための図である。
【符号の説明】
10 排水用パネル
11 排水溝
12 凹部
13 排水路
14 横断溝
15 連通溝
16 凹部
17 排水路
18 透水性シート
19 表面材
20 排水路形成部
21 排水路
101 地下壁
102 ブロック
103 集水ピット
104 水抜き管

Claims (6)

  1. 非透水性パネルの一方の主要面に、上端から下端まで延びこれらの両端で開口している複数本の排水溝が形成されており、該パネルの側面には、パネル側面を互いに突き合わせて連結させた際に、この連結部分の内側に排水路を形成し得る上下に連なって両端で開口する凹部が形成されており、且つ、前記凹部から前記排水溝に向かって下方傾斜し、凹部と排水溝を連通させる連通溝が形成されていることを特徴とする地下壁排水用パネル。
  2. 前記複数本の排水溝を横断する横断溝を有することを特徴とする請求項1に記載の地下壁排水用パネル。
  3. 前記パネルに形成されている溝を覆う透水性シートを設けてなることを特徴とする請求項1又は2に記載の地下壁排水用パネル。
  4. 前記パネルの溝付き面と反対の面に、表面材を設けてなることを特徴とする請求項に記載の地下壁排水用パネル。
  5. 請求項に記載の地下壁排水用パネルを用いた地下壁の内側排水構造であって、前記透水性シートが地下壁の内側コンクリート面に接していることを特徴とする地下壁の内側排水構造。
  6. 請求項に記載の地下壁排水用パネルを、地下壁内側の捨て型枠として用いることを特徴とする地下壁の構築法。
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