JP3725821B2 - トルクリミター - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、モータなどの駆動源と被駆動装置との間に介設され、過負荷(オーバーロード)が被駆動側に発生した際に機械(主に減速機、被駆動側の軸)が破損することを防止するトルクリミターに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、モータなどの駆動源と被駆動装置との間の動力伝達時に被駆動装置側に過負荷(オーバーロード)が発生した場合には被駆動装置側はロックされ、モータパワーの3倍以上のトルクが発生し、機械(主に減速機、被駆動側の軸)が破損する事故が発生する。このような事故から機械を守り、過負荷が発生しても機械を保護して機械のダウンタイムを最小限にする装置としてトルクリミターが使用される。このトルクリミターはモータなどの駆動源と被駆動装置との間に組み込まれ、主に減速機の入力軸か出力軸に取付けて使用される。そして、過負荷が発生すると、トルクリミターはその設定トルクで作動し、駆動源と被駆動装置との間の連結が切り離されて空転するようになっている。この動作にはタイムラグが小さく、負荷が設定トルクに到達した瞬間に迅速に作動するので、確実に機械が保護される。
【0003】
また、図8は従来の機械式トルクリミターの一例を示すものである。この機械式トルクリミターには駆動源側の出力軸にキーなどで連結されたハブaが設けられている。このハブaにはハブフランジa1が突設されている。さらに、このハブフランジa1にはドライブプレートbが離間対向配置された状態で、軸回り方向に回転自在に連結されている。このドライブプレートbには被駆動装置の入力軸が連結されている。
【0004】
また、ハブフランジa1には周方向に沿って複数箇所にボール挿入孔cが形成されている。各挿入孔c内にはボール状のトルク伝達体dが収容されている。さらに、ドライブプレートbにはハブフランジa1との対向面側にトルク伝達体dが係脱可能に係合される係合凹部eが形成されている。
【0005】
また、ハブフランジa1に対してドライブプレートbとは反対側に略リング状のスライドプレートfが配設されている。このスライドプレートfの上には略L字状断面で略リング状のカバー部材gが配設されている。そして、スライドプレートfおよびハブフランジa1はこのカバー部材gの内部に収容されている。
【0006】
さらに、カバー部材gの上面には第1のばね座g1が形成されている。また、ハブaの上端部外周面には雄ねじ状のねじ部a2が形成されている。このねじ部a2には略リング状のナット部材hのねじ穴部h1が螺挿されている。さらに、ナット部材hの下面側には複数の第2のばね座h2が形成されている。各第2のばね座h2には圧縮コイルばねなどの付勢部材iの上端部が固定されている。各付勢部材iの下端部はカバー部材gの第1のばね座g1に係止されている。
【0007】
そして、駆動源側から被駆動装置側への伝達トルクが予め設定された設定トルクの範囲内の通常運転時には付勢部材iからの付勢力(荷重)がカバー部材gおよびスライドプレートfを介してトルク伝達体dに作用し、トルク伝達体dをドライブプレートbの係合凹部e側に係合させた状態で保持するようになっている。そのため、この状態では駆動源側の出力軸からハブaに伝達された駆動力はハブフランジa1の各トルク伝達体dを介してドライブプレートbに伝達され、被駆動装置の入力軸が駆動されるようになっている。
【0008】
また、駆動源側から被駆動装置側への伝達トルクが設定トルクの範囲を越えた過負荷発生時には被駆動装置側がロックされて出力側のドライブプレートbの回転が停止されることにより、付勢部材iからの付勢力に抗してトルク伝達体dがドライブプレートbの係合凹部eから飛出し、動力を遮断するようになっている。
【0009】
また、高速回転用の従来型のトルクリミターとして、2つの第2のトルク伝達体を設け、動力伝達状態ではばね部材からのバネ荷重を第2のトルク伝達体を介して第1のトルク伝達体に伝達し、過負荷が発生すると第2のトルク伝達体はスベリながら空転状態の位置まで移動する構成にしたものがある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来構成の機械式トルクリミターでは過負荷によって作動してトルク伝達体dがドライブプレートbの係合凹部eから飛出した後、ハブフランジa1とドライブプレートbとの間が回転する。そして、ドライブプレートbの係合凹部eとハブフランジa1のボール挿入孔cの位置が合うと付勢部材iからの押圧力でトルク伝達体dがドライブプレートbの係合凹部e内に挿入された状態に復帰する。これにより、ハブフランジa1とドライブプレートbとの間が一回転又はそれ以下の回転で自動的に復帰動作に入る自動復帰型になっている。
【0011】
しかしながら、上記従来構成の機械式トルクリミターを例えば、高速回転用の回転軸に使用した場合には、過負荷発生時にモータが完全に停止するまでトルクリミターは作動と復帰を数回から数十回繰り返すことになる。そのため、トルクリミターの各摺動部分に摩耗が発生しやすくなるので、トルクリミターの耐久性が低くなる問題がある。
【0012】
また、高速回転用の従来型のトルクリミターでは過負荷が発生すると第2のトルク伝達体はスベリながら空転状態の位置まで移動するので、この時、第2のトルク伝達体は、機械振動や潤滑の状態によりスベリ抵抗の変化を起こす為、過負荷時の作動トルク精度が良くない。
【0013】
本発明は上記事情に着目してなされたもので、その目的は、過負荷発生時に被駆動装置側がロックされた際に駆動源側のモータなどが停止するまで自動的に復帰する動作を確実に止めることができ、空転状態を維持することにより、各摺動部分の摩耗を防止して耐久性の向上を図ることができ、過負荷時の作動トルク精度が高精度の高速回転用のトルクリミターを提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、駆動源側の出力軸または被駆動装置の入力軸のいずれか一方に第1のプレート、他方に第2のプレートがそれぞれ連結され、前記第1のプレートに対して前記第2のプレートが離間対向配置された状態で、軸回り方向に回転自在に連結されるとともに、前記第1のプレートに周方向に沿って複数箇所に形成された挿入孔内にボール状のトルク伝達体が収容され、前記第2のプレートに前記トルク伝達体が係脱可能に係合される第1の係合凹部、前記第1のプレートに対して前記第2のプレートとは反対側に前記駆動源側から前記被駆動装置側への伝達トルクが予め設定された設定トルクの範囲内の通常運転時には前記トルク伝達体を前記第1の係合凹部側に係合させた状態で保持する付勢力を発生する付勢手段がそれぞれ配設され、前記伝達トルクが前記設定トルクの範囲を越えた過負荷発生時には前記付勢力に抗して前記トルク伝達体が前記第1の係合凹部から抜け出ることを許容して前記トルク伝達体によるトルク伝達を遮断するトルクリミターにおいて、前記付勢手段と前記第1のプレートとの間に前記第1のプレートに対して相対的に移動可能に支持されたスライドプレートを配設し、このスライドプレートにおける前記第1のプレートとの対向面に前記トルク伝達の遮断時に前記第1の係合凹部から抜け出た前記トルク伝達体を収容して前記付勢手段の付勢力が前記トルク伝達体に作用することを防止する第2の係合凹部を形成するとともに、前記スライドプレートと前記第1のプレートとの間に前記トルク伝達の遮断時に前記トルク伝達体が前記第2の係合凹部に収容された後、前記スライドプレートが前記第1のプレートの方向に移動する動作を規制して前記トルク伝達体が前記係合凹部に係合される状態に復帰することを防止するトルク伝達復帰防止機構を設け、前記トルク伝達復帰防止機構は、前記トルク伝達体が配置されているピッチ円よりも内周側に周方向に沿って複数箇所に配置されたストラットボールと、これらのストラットボールを保持する保持体と、前記スライドプレートおよび前記第1のプレートにおける前記保持体との対向面にそれぞれ形成され、通常運転時には前記ストラットボールを収容状態で保持するポケット部とを具備し、前記トルク伝達の遮断時に前記ポケット部から抜け出した前記ストラットボールによって前記スライドプレートが前記第1のプレートの方向に移動する動作を規制するものであることを特徴とするトルクリミターである。
そして、本請求項1の発明では、駆動源側から被駆動装置側への伝達トルクが予め設定された設定トルクの範囲内の通常運転時には付勢手段からの付勢力によってトルク伝達体を第1の係合凹部側に係合させた状態で保持する。このとき、トルク伝達復帰防止機構は非動作状態で保持される。また、駆動源側から被駆動装置側への伝達トルクが設定トルクの範囲を越えた過負荷発生時には付勢手段からの付勢力に抗してトルク伝達体が第1の係合凹部から抜け出ることにより、トルク伝達体によるトルク伝達を遮断する。このトルク伝達の遮断時には第1の係合凹部から抜け出たトルク伝達体を第2の係合凹部に収容して付勢手段の付勢力がトルク伝達体に作用することを防止する。さらに、このトルク伝達の遮断時にはトルク伝達体が第2の係合凹部に収容された後、トルク伝達復帰防止機構によってスライドプレートが第1のプレートの方向に移動する動作を規制する。これにより、トルク伝達体に付勢手段の付勢力が作用することを防止してトルク伝達体が係合凹部に係合される状態に復帰することを防止する。さらに、通常運転時にはスライドプレートおよび第1のプレートのポケット部内にストラットボールを収容させた状態で保持し、トルク伝達の遮断時にポケット部から抜け出したストラットボールによってスライドプレートが第1のプレートの方向に移動する動作を規制するようにしたものである。
【0015】
請求項2の発明は、駆動源側の出力軸または被駆動装置の入力軸のいずれか一方に第1のプレート、他方に第2のプレートがそれぞれ連結され、前記第1のプレートに対して前記第2のプレートが離間対向配置された状態で、軸回り方向に回転自在に連結されるとともに、前記第1のプレートに周方向に沿って複数箇所に形成された挿入孔内にボール状のトルク伝達体が収容され、前記第2のプレートに前記トルク伝達体が係脱可能に係合される第1の係合凹部、前記第1のプレートに対して前記第2のプレートとは反対側に前記駆動源側から前記被駆動装置側への伝達トルクが予め設定された設定トルクの範囲内の通常運転時には前記トルク伝達体を前記第1の係合凹部側に係合させた状態で保持する付勢力を発生する付勢手段がそれぞれ配設され、前記伝達トルクが前記設定トルクの範囲を越えた過負荷発生時には前記付勢力に抗して前記トルク伝達体が前記第1の係合凹部から抜け出ることを許容して前記トルク伝達体によるトルク伝達を遮断するトルクリミターにおいて、前記付勢手段と前記第1のプレートとの間に前記第1のプレートに対して相対的に移動可能に支持されたスライドプレートを配設し、このスライドプレートにおける前記第1のプレートとの対向面に前記トルク伝達の遮断時に前記第1の係合凹部から抜け出た前記トルク伝達体を収容して前記付勢手段の付勢力が前記トルク伝達体に作用することを防止する第2の係合凹部を形成するとともに、前記スライドプレートと前記第1のプレートとの間に前記トルク伝達の遮断時に前記トルク伝達体が前記第2の係合凹部に収容された後、前記スライドプレートが前記第1のプレートの方向に移動する動作を規制して前記トルク伝達体が前記係合凹部に係合される状態に復帰することを防止するトルク伝達復帰防止機構を設け、前記トルク伝達復帰防止機構は、前記トルク伝達体が配置されているピッチ円と同一のピッチ円上に沿って複数箇所に配置されたストラットボールと、これらのストラットボールを保持する保持体と、前記スライドプレートおよび前記第1のプレートにおける前記保持体との対向面にそれぞれ形成され、通常運転時には前記ストラットボールを収容状態で保持するポケット部とを具備し、前記トルク伝達の遮断時に前記ポケット部から抜け出した前記ストラットボールによって前記スライドプレートが前記第1のプレートの方向に移動する動作を規制するものであることを特徴とするトルクリミターである。
そして、本請求項2の発明では、トルク伝達体と同一のピッチ円上に配置されたストラットボールによってスライドプレートが第1のプレートの方向に移動する動作を規制するようにしたものである。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の第1の実施の形態を図1乃至図5(A),(B)を参照して説明する。図1は本実施の形態のトルクリミター1の概略構成を示すものである。このトルクリミター1には駆動源であるモータ又は減速機の出力軸にキーなどで連結されたハブ2が設けられている。このハブ2にはハブフランジ(第1のプレート)2aが突設されている。さらに、このハブフランジ2aにはドライブプレート(第2のプレート)3が離間対向配置された状態で、軸回り方向に回転自在に連結されている。このドライブプレート3には図示しない被駆動装置の入力軸が連結されている。
【0018】
また、ハブフランジ2aには周方向に沿って複数箇所に必要個数、本実施の形態では3つのボール挿入孔4が形成されている。3つのボール挿入孔4はハブフランジ2aの周方向に沿って等間隔に形成されている。各挿入孔4内にはトルク伝達用のボール(トルク伝達体)5が収容されている。さらに、ドライブプレート3にはハブフランジ2aとの対向面側にトルク伝達用のボール5が係脱可能に係合される凹陥状の第1のポケット(第1の係合凹部)6が形成されている。
【0019】
また、ハブフランジ2aに対してドライブプレート3とは反対側に略リング状のスライドプレート7が配設されている。このスライドプレート7の上には略L字状断面で略リング状のカバー部材8が配設されている。そして、スライドプレート7およびハブフランジ2aはこのカバー部材8の内部に収容されている。なお、スライドプレート7とカバー部材8との間にはベアリング9が介設されている。そして、このスライドプレート7はハブフランジ2aに対して相対的にハブ2の軸回り方向に移動可能に支持されている。
【0020】
さらに、カバー部材8の上面には第1のばね座8aが形成されている。また、ハブ2の上端部外周面には雄ねじ状のねじ部2bが形成されている。このねじ部2bには略リング状のナット部材10のねじ穴部10aが螺挿されている。さらに、ナット部材10の下面側には周方向に沿って複数の第2のばね座10bが形成されている。各第2のばね座10bには圧縮コイルばね(付勢部材)11の上端部が固定されている。各圧縮コイルばね11の下端部はカバー部材8の第1のばね座8aに係止されている。そして、各圧縮コイルばね11によってトルクリミター1が作動して動力伝達を遮断する際の駆動源側から被駆動装置側への伝達トルクの範囲が予め設定されるようになっている。
【0021】
これにより、ボール5はスライドプレート7、ベアリング9を介して圧縮コイルばね11の荷重を受けてドライブプレート3に押し付けられ、ドライブプレート3の第1のポケット6に各ボール5が収まるようになっている。そして、駆動源側から被駆動装置側への伝達トルクが予め設定された設定トルクの範囲内の通常運転時(動力伝達時)には圧縮コイルばね11からの付勢力(荷重)がカバー部材8およびスライドプレート7、ベアリング9を順次介して各ボール5に作用し、各ボール5をドライブプレート3の第1のポケット6側に係合させた状態で保持するようになっている。そのため、この状態では駆動源側の出力軸からハブ2に伝達された駆動力はハブフランジ2aの各ボール5を介してドライブプレート3に伝達され、被駆動装置の入力軸が駆動されるようになっている。
【0022】
また、駆動源側から被駆動装置側への伝達トルクが設定トルクの範囲を越えた過負荷発生時には被駆動装置側がロックされて出力側のドライブプレート3の回転が停止されることにより、圧縮コイルばね11からの付勢力に抗して各ボール5がドライブプレート3の第1のポケット6から飛出し、動力を遮断するようになっている。
【0023】
また、スライドプレート7の下面(ハブフランジ2aとの対向面)には図2に示すようにトルク伝達の遮断時に第1のポケット6から抜け出た各ボール5を収容して圧縮コイルばね11の付勢力が各ボール5に作用することを防止する複数、本実施の形態では6個の第2のポケット(第2の係合凹部)12が形成されている。なお、これらの第2のポケット12はハブフランジ2aの各ボール5と同一のピッチ円P1上に沿って配置されている。
【0024】
ここで、6個の第2のポケット12はハブフランジ2aの1つのボール5毎に2個づつ設けられている。そして、通常運転時には図3(A)に示すようにハブフランジ2aの各ボール5はスライドプレート7の各第2のポケット12に入っていない位置に配置されている。このとき、図3(B)に示すようにハブフランジ2aの1つのボール5の両側に第2のポケット12が1個づつ配置される状態で保持されるようになっている。
【0025】
また、スライドプレート7とハブフランジ2aとの間にはトルク伝達復帰防止機構13が設けられている。このトルク伝達復帰防止機構13には図2に示すようにトルク伝達用のボール5が配置されているピッチ円P1よりも内周側に周方向に沿って複数箇所、本実施の形態では6箇所に等間隔で配置された6個のストラットボール(第2のトルク伝達体)14が設けられている。
【0026】
さらに、ハブ2の周囲にはストラットボール14を保持するリング状のケージプレート(保持体)15が配置されている。このケージプレート15には6つのボール挿入孔16と、4つの長穴状のガイド孔17とが形成されている。そして、各挿入孔16内にストラットボール14が収容されている。
【0027】
なお、スライドプレート7の下面にはケージプレート15を収容するリング状凹陥部18が形成されている。さらに、このリング状凹陥部18には図3(B)に示すようにケージプレート15の各ガイド孔17に挿入される4つのストップピン19が突設されている。これら4つのストップピン19は、スライドプレート7側に2本のストップピン19a、ハブフランジ2a側に2本のストップピン19bがそれぞれ突設されている。そして、作動時の、ハブ2とケージプレート15間、およびスライドプレート7とケージプレート15間の回転する際の動作範囲が規制されている。
【0028】
また、スライドプレート7およびハブフランジ2aにおけるケージプレート15との対向面には通常運転時にはストラットボール14を収容状態で保持するポケット部20がそれぞれ形成されている。そして、通常運転時にはトルク伝達復帰防止機構13は図3(A)に示すようにストラットボール14がスライドプレート7とハブフランジ2aの各ポケット部20に収容された状態で保持され、荷重を受けていない状態で保持されるようになっている。
【0029】
また、過負荷発生時に図4(A)に示すように各ボール5がドライブプレート3の第1のポケット6から飛出し、動力を遮断したトルク伝達の遮断時には本実施の形態のトルク伝達復帰防止機構13は次の通り作動する。すなわち、トルクリミター1の作動直後はケージプレート8もスライドプレート7の動きに沿って動くので、ストラットボール14はスライドプレート7とハブフランジ2aのポケット部20から飛び出す。このとき、ストラットボール14はスライドプレート7とハブフランジ2aの各ポケット部20間に配置された状態で保持されるようになっている。
【0030】
また、更にハブ2が回転を続け、ボール5とスライドプレート7の左右の第2のポケット12のいずれか一方の位置が合うと圧縮コイルばね11からの押圧荷重によりスライドプレート7はドライブプレート3の方向へ移動する。このとき、ハブフランジ2aとスライドプレート7の間のストラットボール14によって、スライドプレート7がストラットボール14の直径と同寸法以上ドライブプレート3の方向に移動しないように規制されるようになっている。
【0031】
この状態で、ボール5は図5(A)に示すようにスライドプレート7の左右の第2のポケット12のいずれか一方に完全に入り、圧縮コイルばね11の圧力を受けなくなる。これにより、トルク伝達の遮断時に各ボール5が第2のポケット12に収容された後、スライドプレート7が第1のポケット6の方向に移動する動作を規制して各ボール5が第1のポケット6に係合される状態に復帰することが防止されるようになっている。
【0032】
次に、上記構成の作用について説明する。本実施の形態のトルクリミター1は駆動源側から被駆動装置側への伝達トルクが予め設定された設定トルクの範囲内の通常運転時には図3(A)に示すように圧縮コイルばね11からの付勢力によってトルク伝達用のボール5がドライブプレート3の第1のポケット6側に係合させた状態で保持される。この状態では駆動源側の出力軸からハブ2に伝達された駆動力はハブフランジ2aの各ボール5を介してドライブプレート3に伝達され、被駆動装置の入力軸が駆動される。このとき、トルク伝達復帰防止機構13のストラットボール14はスライドプレート7とハブフランジ2aの各ポケット部20に収容された状態で保持され、荷重を受けていない非動作状態で保持される。
【0033】
また、駆動源側から被駆動装置側への伝達トルクが設定トルクの範囲を越えた過負荷発生時には被駆動装置側がロックされて出力側のドライブプレート3の回転が停止される。これにより、圧縮コイルばね11からの付勢力に抗して各ボール5がドライブプレート3の第1のポケット6から飛出し、動力が遮断される。
【0034】
このトルク伝達の遮断時には本実施の形態のトルク伝達復帰防止機構13は次の通り作動する。すなわち、トルクリミター1の作動直後はケージプレート8もスライドプレート7の動きに沿って動くので、ストラットボール14はスライドプレート7とハブフランジ2aのポケット部20から飛び出す。このとき、ストラットボール14はスライドプレート7とハブフランジ2aの各ポケット部20間に配置された状態で保持される。
【0035】
この状態で、更にハブ2が回転を続け、ボール5とスライドプレート7の左右の第2のポケット12のいずれか一方の位置が合うと圧縮コイルばね11からの押圧荷重によりスライドプレート7はドライブプレート3の方向へ移動する。このとき、ハブフランジ2aとスライドプレート7の間のストラットボール14によって、スライドプレート7がストラットボール14の直径と同寸法以上ドライブプレート3の方向に移動しないように規制される。
【0036】
この状態で、ボール5は図5(A)に示すようにスライドプレート7の左右の第2のポケット12のいずれか一方に完全に入り、圧縮コイルばね11の圧力を受けなくなる。これにより、トルク伝達の遮断時に各ボール5が第2のポケット12に収容された後、スライドプレート7が第1のポケット6の方向に移動する動作が規制される。そのため、各ボール5に圧縮コイルばね11の付勢力が作用することを防止することができるので、各ボール5が第1のポケット6に係合される状態に復帰することが防止される。
【0037】
そこで、上記構成のものにあっては次の効果を奏する。すなわち、本実施の形態のトルクリミター1ではスライドプレート7にトルク伝達の遮断時に第1のポケット6から抜け出たボール5を収容して圧縮コイルばね11の付勢力がボール5に作用することを防止する第2のポケット12を形成するとともに、スライドプレート7とハブフランジ2aとの間にトルク伝達の遮断時にボール5が第2のポケット12に収容された後、スライドプレート7がハブフランジ2aの方向に移動する動作を規制してボール5が第1のポケット6に係合される状態への復帰を防止するトルク伝達復帰防止機構13を設けている。そのため、過負荷発生時に被駆動装置側がロックされた際に従来の機構のようにハブ2が一回転又はそれ以下の回転状態で、ドライブプレート3の第1のポケット6とハブフランジ2aのボール挿入孔4の位置が合った時点で圧縮コイルばね11の圧力でボール5がドライブプレート3の第1のポケット6内に挿入された状態に自動的に復帰する動作を確実に止めることができ、空転状態を維持することができる。
【0038】
したがって、本実施の形態の機械式トルクリミター1を例えば、高速回転用の回転軸に使用した場合であっても、過負荷発生時にモータが完全に停止するまで従来のようにトルクリミター1が作動と復帰を数回から数十回繰り返すことを防止することができるので、各摺動部分の摩耗を防止して耐久性の向上を図ることができる。
【0039】
さらに、本実施の形態ではスライドプレート7に第2のポケット12を形成するとともに、スライドプレート7とハブフランジ2aとの間にトルク伝達の遮断時にボール5が第2のポケット12に収容された後、スライドプレート7がハブフランジ2aの方向に移動する動作を規制してボール5が第1のポケット6に係合される状態への復帰を防止するトルク伝達復帰防止機構13を設けているので、従来の自動復帰型トルクリミター1の作動トルク精度、復帰位置精度を維持したまま高速回転で使用することができる。
【0040】
また、図6は本発明の第2の実施の形態を示すものである。本実施の形態は第1の実施の形態(図1乃至図5(A),(B)参照)のトルクリミター1の構成を次の通り変更したものである。
【0041】
すなわち、本実施の形態ではハブフランジ2aのトルク伝達用の各ボール5と、トルク伝達復帰防止機構13の各ストラットボール14とを同一のピッチ円P1上に配置したものである。ここで、本実施の形態のスライドプレート7には内周部側に3つの切欠部31が等間隔で形成されている。
【0042】
各切欠部31には略円弧状のケージプレート32がそれぞれ配設されている。各ケージプレート32には2つのボール挿入孔33と、1つの長穴状のガイド孔34とが形成されている。そして、各挿入孔33内にストラットボール14が収容されている。
【0043】
なお、ハブ2には3つのケージプレート32の各ガイド孔34に挿入されるストップピン35が突設されている。そして、ケージプレート32の各ガイド孔34に沿って各ストップピン35が移動する動作範囲によってスライドプレート7の各切欠部31に沿ってケージプレート32が回動する際の動作範囲が規制されている。
【0044】
そして、本実施の形態でも第1の実施の形態と同様にスライドプレート7とハブフランジ2aとの間にトルク伝達の遮断時にボール5が第2のポケット12に収容された後、スライドプレート7がハブフランジ2aの方向に移動する動作を規制してボール5が第1のポケット6に係合される状態への復帰を防止するトルク伝達復帰防止機構13が配設されているので、第1の実施の形態と同様の効果が得られる。
【0045】
また、図7は本発明の第3の実施の形態を示すものである。本実施の形態は第2の実施の形態(図6参照)のトルクリミター1の構成を次の通り変更したものである。
【0046】
すなわち、本実施の形態では第2の実施の形態のトルクリミター1の3つのケージプレート32を一体部品化した一体部品41を設けたものである。この場合でも第2の実施の形態と同様の効果が得られる。
【0047】
さらに、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形実施できることは勿論である。
【0048】
【発明の効果】
請求項1の発明によれば、スライドプレートと第1のプレートとの間にトルク伝達復帰防止機構を設け、トルク伝達の遮断時にトルク伝達体が第2の係合凹部に収容された後、スライドプレートが第1のプレートの方向に移動する動作を規制してトルク伝達体が係合凹部に係合される状態に復帰することを防止するようにしたので、過負荷発生時に被駆動装置側がロックされた際に駆動源側のモータなどが停止するまで自動的に復帰する動作を確実に止めることができ、空転状態を維持することにより、各摺動部分の摩耗を防止して耐久性の向上を図ることができ、かつ過負荷時の作動トルク精度が高精度となる。さらに、通常運転時にはスライドプレートおよび第1のプレートのポケット部内にストラットボールを収容させた状態で保持し、トルク伝達の遮断時にポケット部から抜け出したストラットボールによってスライドプレートが第1のプレートの方向に移動する動作を規制することができる。
【0049】
請求項2の発明によれば、トルク伝達体と同一のピッチ円上に配置されたストラットボールによってスライドプレートが第1のプレートの方向に移動する動作を規制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態のトルクリミターの縦断面図。
【図2】第1の実施の形態のトルクリミターのスライドプレートとケージプレートとを示す平面図。
【図3】(A)は第1の実施の形態のトルクリミターのトルク伝達状態を説明するために要部を展開して示す縦断面図、(B)は(A)のトルク伝達状態における各ボールの位置を示す平面図。
【図4】(A)は第1の実施の形態のトルクリミターの作動直後の状態を説明するために要部を展開して示す縦断面図、(B)は(A)の作動状態における各ボールの位置を示す平面図。
【図5】(A)は第1の実施の形態のトルクリミターのトルク伝達の遮断状態を説明するために要部を展開して示す縦断面図、(B)は(A)のトルク伝達の遮断状態における各ボールの位置を示す平面図。
【図6】本発明の第2の実施の形態のトルクリミターの要部構成を示す平面図。
【図7】本発明の第3の実施の形態のトルクリミターの要部構成を示す平面図。
【図8】従来の機械式トルクリミターの縦断面図。
【符号の説明】
2a ハブフランジ(第1のプレート)
3 ドライブプレート(第2のプレート)
4 ボール挿入孔
5 ボール(トルク伝達体)
6 第1のポケット(第1の係合凹部)
7 スライドプレート
11 圧縮コイルばね(付勢部材)
12 第2のポケット(第2の係合凹部)
13 トルク伝達復帰防止機構
14 ストラットボール(第2のトルク伝達体)
15 ケージプレート(保持体)
18 ポケット部

Claims (2)

  1. 駆動源側の出力軸または被駆動装置の入力軸のいずれか一方に第1のプレート、他方に第2のプレートがそれぞれ連結され、前記第1のプレートに対して前記第2のプレートが離間対向配置された状態で、軸回り方向に回転自在に連結されるとともに、
    前記第1のプレートに周方向に沿って複数箇所に形成された挿入孔内にボール状のトルク伝達体が収容され、
    前記第2のプレートに前記トルク伝達体が係脱可能に係合される第1の係合凹部、前記第1のプレートに対して前記第2のプレートとは反対側に前記駆動源側から前記被駆動装置側への伝達トルクが予め設定された設定トルクの範囲内の通常運転時には前記トルク伝達体を前記第1の係合凹部側に係合させた状態で保持する付勢力を発生する付勢手段がそれぞれ配設され、
    前記伝達トルクが前記設定トルクの範囲を越えた過負荷発生時には前記付勢力に抗して前記トルク伝達体が前記第1の係合凹部から抜け出ることを許容して前記トルク伝達体によるトルク伝達を遮断するトルクリミターにおいて、
    前記付勢手段と前記第1のプレートとの間に前記第1のプレートに対して相対的に移動可能に支持されたスライドプレートを配設し、
    このスライドプレートにおける前記第1のプレートとの対向面に前記トルク伝達の遮断時に前記第1の係合凹部から抜け出た前記トルク伝達体を収容して前記付勢手段の付勢力が前記トルク伝達体に作用することを防止する第2の係合凹部を形成するとともに、
    前記スライドプレートと前記第1のプレートとの間に前記トルク伝達の遮断時に前記トルク伝達体が前記第2の係合凹部に収容された後、前記スライドプレートが前記第1のプレートの方向に移動する動作を規制して前記トルク伝達体が前記係合凹部に係合される状態に復帰することを防止するトルク伝達復帰防止機構を設け、
    前記トルク伝達復帰防止機構は、前記トルク伝達体が配置されているピッチ円よりも内周側に周方向に沿って複数箇所に配置されたストラットボールと、
    これらのストラットボールを保持する保持体と、
    前記スライドプレートおよび前記第1のプレートにおける前記保持体との対向面にそれぞれ形成され、通常運転時には前記ストラットボールを収容状態で保持するポケット部とを具備し、
    前記トルク伝達の遮断時に前記ポケット部から抜け出した前記ストラットボールによって前記スライドプレートが前記第1のプレートの方向に移動する動作を規制するものであることを特徴とするトルクリミター。
  2. 駆動源側の出力軸または被駆動装置の入力軸のいずれか一方に第1のプレート、他方に第2のプレートがそれぞれ連結され、前記第1のプレートに対して前記第2のプレートが離間対向配置された状態で、軸回り方向に回転自在に連結されるとともに、
    前記第1のプレートに周方向に沿って複数箇所に形成された挿入孔内にボール状のトルク伝達体が収容され、
    前記第2のプレートに前記トルク伝達体が係脱可能に係合される第1の係合凹部、前記第1のプレートに対して前記第2のプレートとは反対側に前記駆動源側から前記被駆動装置側への伝達トルクが予め設定された設定トルクの範囲内の通常運転時には前記トルク伝達体を前記第1の係合凹部側に係合させた状態で保持する付勢力を発生する付勢手段がそれぞれ配設され、
    前記伝達トルクが前記設定トルクの範囲を越えた過負荷発生時には前記付勢力に抗して前記トルク伝達体が前記第1の係合凹部から抜け出ることを許容して前記トルク伝達体によるトルク伝達を遮断するトルクリミターにおいて、
    前記付勢手段と前記第1のプレートとの間に前記第1のプレートに対して相対的に移動可能に支持されたスライドプレートを配設し、
    このスライドプレートにおける前記第1のプレートとの対向面に前記トルク伝達の遮断 時に前記第1の係合凹部から抜け出た前記トルク伝達体を収容して前記付勢手段の付勢力が前記トルク伝達体に作用することを防止する第2の係合凹部を形成するとともに、
    前記スライドプレートと前記第1のプレートとの間に前記トルク伝達の遮断時に前記トルク伝達体が前記第2の係合凹部に収容された後、前記スライドプレートが前記第1のプレートの方向に移動する動作を規制して前記トルク伝達体が前記係合凹部に係合される状態に復帰することを防止するトルク伝達復帰防止機構を設け、
    前記トルク伝達復帰防止機構は、前記トルク伝達体が配置されているピッチ円と同一のピッチ円上に沿って複数箇所に配置されたストラットボールと、
    これらのストラットボールを保持する保持体と、
    前記スライドプレートおよび前記第1のプレートにおける前記保持体との対向面にそれぞれ形成され、通常運転時には前記ストラットボールを収容状態で保持するポケット部とを具備し、
    前記トルク伝達の遮断時に前記ポケット部から抜け出した前記ストラットボールによって前記スライドプレートが前記第1のプレートの方向に移動する動作を規制するものであることを特徴とするトルクリミター。
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