JP2003194096A - トルクリミター - Google Patents

トルクリミター

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JP2003194096A JP2001395048A JP2001395048A JP2003194096A JP 2003194096 A JP2003194096 A JP 2003194096A JP 2001395048 A JP2001395048 A JP 2001395048A JP 2001395048 A JP2001395048 A JP 2001395048A JP 2003194096 A JP2003194096 A JP 2003194096A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、過負荷発生時に被駆動装置側がロッ
クされた際に駆動源側のモータなどが停止するまで空転
状態を維持することにより、復帰する動作を確実に止
め、各摺動部分の摩耗を防止して耐久性を向上させ、過
負荷時の作動トルク精度が高精度の高速回転用のトルク
リミターを提供することを最も主要な特徴とする。 【解決手段】スライドプレート7にトルク伝達の遮断時
に第1のポケット6から抜け出たボール5を収容して圧
縮コイルばね11の付勢力がボール5に作用することを
防止する第2のポケット12を形成し、スライドプレー
ト7とハブフランジ2aとの間にトルク伝達の遮断時に
ボール5が第2のポケット12に収容された後、スライ
ドプレート7がハブフランジ2aの方向に移動する動作
を規制してボール5が第1のポケット6に係合される状
態への復帰を防止するトルク伝達復帰防止機構13を設
けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、モータなどの駆動
源と被駆動装置との間に介設され、過負荷(オーバーロ
ード)が被駆動側に発生した際に機械(主に減速機、被
駆動側の軸)が破損することを防止するトルクリミター
に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、モータなどの駆動源と被駆動装
置との間の動力伝達時に被駆動装置側に過負荷(オーバ
ーロード)が発生した場合には被駆動装置側はロックさ
れ、モータパワーの3倍以上のトルクが発生し、機械
(主に減速機、被駆動側の軸)が破損する事故が発生す
る。このような事故から機械を守り、過負荷が発生して
も機械を保護して機械のダウンタイムを最小限にする装
置としてトルクリミターが使用される。このトルクリミ
ターはモータなどの駆動源と被駆動装置との間に組み込
まれ、主に減速機の入力軸か出力軸に取付けて使用され
る。そして、過負荷が発生すると、トルクリミターはそ
の設定トルクで作動し、駆動源と被駆動装置との間の連
結が切り離されて空転するようになっている。この動作
にはタイムラグが小さく、負荷が設定トルクに到達した
瞬間に迅速に作動するので、確実に機械が保護される。
【0003】また、図8は従来の機械式トルクリミター
の一例を示すものである。この機械式トルクリミターに
は駆動源側の出力軸にキーなどで連結されたハブaが設
けられている。このハブaにはハブフランジa1が突設
されている。さらに、このハブフランジa1にはドライ
ブプレートbが離間対向配置された状態で、軸回り方向
に回転自在に連結されている。このドライブプレートb
には被駆動装置の入力軸が連結されている。
【0004】また、ハブフランジa1には周方向に沿っ
て複数箇所にボール挿入孔cが形成されている。各挿入
孔c内にはボール状のトルク伝達体dが収容されてい
る。さらに、ドライブプレートbにはハブフランジa1
との対向面側にトルク伝達体dが係脱可能に係合される
係合凹部eが形成されている。
【0005】また、ハブフランジa1に対してドライブ
プレートbとは反対側に略リング状のスライドプレート
fが配設されている。このスライドプレートfの上には
略L字状断面で略リング状のカバー部材gが配設されて
いる。そして、スライドプレートfおよびハブフランジ
a1はこのカバー部材gの内部に収容されている。
【0006】さらに、カバー部材gの上面には第1のば
ね座g1が形成されている。また、ハブaの上端部外周
面には雄ねじ状のねじ部a2が形成されている。このね
じ部a2には略リング状のナット部材hのねじ穴部h1
が螺挿されている。さらに、ナット部材hの下面側には
複数の第2のばね座h2が形成されている。各第2のば
ね座h2には圧縮コイルばねなどの付勢部材iの上端部
が固定されている。各付勢部材iの下端部はカバー部材
gの第1のばね座g1に係止されている。
【0007】そして、駆動源側から被駆動装置側への伝
達トルクが予め設定された設定トルクの範囲内の通常運
転時には付勢部材iからの付勢力(荷重)がカバー部材
gおよびスライドプレートfを介してトルク伝達体dに
作用し、トルク伝達体dをドライブプレートbの係合凹
部e側に係合させた状態で保持するようになっている。
そのため、この状態では駆動源側の出力軸からハブaに
伝達された駆動力はハブフランジa1の各トルク伝達体
dを介してドライブプレートbに伝達され、被駆動装置
の入力軸が駆動されるようになっている。
【0008】また、駆動源側から被駆動装置側への伝達
トルクが設定トルクの範囲を越えた過負荷発生時には被
駆動装置側がロックされて出力側のドライブプレートb
の回転が停止されることにより、付勢部材iからの付勢
力に抗してトルク伝達体dがドライブプレートbの係合
凹部eから飛出し、動力を遮断するようになっている。
【0009】また、高速回転用の従来型のトルクリミタ
ーとして、2つの第2のトルク伝達体を設け、動力伝達
状態ではばね部材からのバネ荷重を第2のトルク伝達体
を介して第1のトルク伝達体に伝達し、過負荷が発生す
ると第2のトルク伝達体はスベリながら空転状態の位置
まで移動する構成にしたものがある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記従来構成の機械式
トルクリミターでは過負荷によって作動してトルク伝達
体dがドライブプレートbの係合凹部eから飛出した
後、ハブフランジa1とドライブプレートbとの間が回
転する。そして、ドライブプレートbの係合凹部eとハ
ブフランジa1のボール挿入孔cの位置が合うと付勢部
材iからの押圧力でトルク伝達体dがドライブプレート
bの係合凹部e内に挿入された状態に復帰する。これに
より、ハブフランジa1とドライブプレートbとの間が
一回転又はそれ以下の回転で自動的に復帰動作に入る自
動復帰型になっている。
【0011】しかしながら、上記従来構成の機械式トル
クリミターを例えば、高速回転用の回転軸に使用した場
合には、過負荷発生時にモータが完全に停止するまでト
ルクリミターは作動と復帰を数回から数十回繰り返すこ
とになる。そのため、トルクリミターの各摺動部分に摩
耗が発生しやすくなるので、トルクリミターの耐久性が
低くなる問題がある。
【0012】また、高速回転用の従来型のトルクリミタ
ーでは過負荷が発生すると第2のトルク伝達体はスベリ
ながら空転状態の位置まで移動するので、この時、第2
のトルク伝達体は、機械振動や潤滑の状態によりスベリ
抵抗の変化を起こす為、過負荷時の作動トルク精度が良
くない。
【0013】本発明は上記事情に着目してなされたもの
で、その目的は、過負荷発生時に被駆動装置側がロック
された際に駆動源側のモータなどが停止するまで自動的
に復帰する動作を確実に止めることができ、空転状態を
維持することにより、各摺動部分の摩耗を防止して耐久
性の向上を図ることができ、過負荷時の作動トルク精度
が高精度の高速回転用のトルクリミターを提供すること
にある。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、駆動
源側の出力軸または被駆動装置の入力軸のいずれか一方
に第1のプレート、他方に第2のプレートがそれぞれ連
結され、前記第1のプレートに対して前記第2のプレー
トが離間対向配置された状態で、軸回り方向に回転自在
に連結されるとともに、前記第1のプレートに周方向に
沿って複数箇所に形成された挿入孔内にボール状のトル
ク伝達体が収容され、前記第2のプレートに前記トルク
伝達体が係脱可能に係合される第1の係合凹部、前記第
1のプレートに対して前記第2のプレートとは反対側に
前記駆動源側から前記被駆動装置側への伝達トルクが予
め設定された設定トルクの範囲内の通常運転時には前記
トルク伝達体を前記第1の係合凹部側に係合させた状態
で保持する付勢力を発生する付勢手段がそれぞれ配設さ
れ、前記伝達トルクが前記設定トルクの範囲を越えた過
負荷発生時には前記付勢力に抗して前記トルク伝達体が
前記第1の係合凹部から抜け出ることを許容して前記ト
ルク伝達体によるトルク伝達を遮断するトルクリミター
において、前記付勢手段と前記第1のプレートとの間に
前記第1のプレートに対して相対的に移動可能に支持さ
れたスライドプレートを配設し、このスライドプレート
における前記第1のプレートとの対向面に前記トルク伝
達の遮断時に前記第1の係合凹部から抜け出た前記トル
ク伝達体を収容して前記付勢手段の付勢力が前記トルク
伝達体に作用することを防止する第2の係合凹部を形成
するとともに、前記スライドプレートと前記第1のプレ
ートとの間に前記トルク伝達の遮断時に前記トルク伝達
体が前記第2の係合凹部に収容された後、前記スライド
プレートが前記第1のプレートの方向に移動する動作を
規制して前記トルク伝達体が前記係合凹部に係合される
状態に復帰することを防止するトルク伝達復帰防止機構
を設けたことを特徴とするトルクリミターである。そし
て、本請求項1の発明では、駆動源側から被駆動装置側
への伝達トルクが予め設定された設定トルクの範囲内の
通常運転時には付勢手段からの付勢力によってトルク伝
達体を第1の係合凹部側に係合させた状態で保持する。
このとき、トルク伝達復帰防止機構は非動作状態で保持
される。また、駆動源側から被駆動装置側への伝達トル
クが設定トルクの範囲を越えた過負荷発生時には付勢手
段からの付勢力に抗してトルク伝達体が第1の係合凹部
から抜け出ることにより、トルク伝達体によるトルク伝
達を遮断する。このトルク伝達の遮断時には第1の係合
凹部から抜け出たトルク伝達体を第2の係合凹部に収容
して付勢手段の付勢力がトルク伝達体に作用することを
防止する。さらに、このトルク伝達の遮断時にはトルク
伝達体が第2の係合凹部に収容された後、トルク伝達復
帰防止機構によってスライドプレートが第1のプレート
の方向に移動する動作を規制する。これにより、トルク
伝達体に付勢手段の付勢力が作用することを防止してト
ルク伝達体が係合凹部に係合される状態に復帰すること
を防止するようにしたものである。
【0015】請求項2の発明は、前記トルク伝達復帰防
止機構は、前記トルク伝達体が配置されているピッチ円
よりも内周側に周方向に沿って複数箇所に配置されたボ
ール状の第2のトルク伝達体と、これらの第2のトルク
伝達体を保持する保持体と、前記スライドプレートおよ
び前記第1のプレートにおける前記保持体との対向面に
それぞれ形成され、通常運転時には前記第2のトルク伝
達体を収容状態で保持するポケット部とを具備し、前記
トルク伝達の遮断時に前記ポケット部から抜け出した前
記第2のトルク伝達体によって前記スライドプレートが
前記第1のプレートの方向に移動する動作を規制するも
のであることを特徴とする請求項1に記載のトルクリミ
ターである。そして、本請求項2の発明では、通常運転
時にはスライドプレートおよび第1のプレートのポケッ
ト部内に第2のトルク伝達体を収容させた状態で保持
し、トルク伝達の遮断時にポケット部から抜け出した第
2のトルク伝達体によってスライドプレートが第1のプ
レートの方向に移動する動作を規制するようにしたもの
である。
【0016】請求項3の発明は、前記トルク伝達復帰防
止機構は、前記第2のトルク伝達体が前記トルク伝達体
と同一のピッチ円上に配置されていることを特徴とする
請求項1に記載のトルクリミターである。そして、本請
求項3の発明では、トルク伝達体と同一のピッチ円上に
配置された第2のトルク伝達体によってスライドプレー
トが第1のプレートの方向に移動する動作を規制するよ
うにしたものである。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施の形態
を図1乃至図5(A),(B)を参照して説明する。図
1は本実施の形態のトルクリミター1の概略構成を示す
ものである。このトルクリミター1には駆動源であるモ
ータ又は減速機の出力軸にキーなどで連結されたハブ2
が設けられている。このハブ2にはハブフランジ(第1
のプレート)2aが突設されている。さらに、このハブ
フランジ2aにはドライブプレート(第2のプレート)
3が離間対向配置された状態で、軸回り方向に回転自在
に連結されている。このドライブプレート3には図示し
ない被駆動装置の入力軸が連結されている。
【0018】また、ハブフランジ2aには周方向に沿っ
て複数箇所に必要個数、本実施の形態では3つのボール
挿入孔4が形成されている。3つのボール挿入孔4はハ
ブフランジ2aの周方向に沿って等間隔に形成されてい
る。各挿入孔4内にはトルク伝達用のボール(トルク伝
達体)5が収容されている。さらに、ドライブプレート
3にはハブフランジ2aとの対向面側にトルク伝達用の
ボール5が係脱可能に係合される凹陥状の第1のポケッ
ト(第1の係合凹部)6が形成されている。
【0019】また、ハブフランジ2aに対してドライブ
プレート3とは反対側に略リング状のスライドプレート
7が配設されている。このスライドプレート7の上には
略L字状断面で略リング状のカバー部材8が配設されて
いる。そして、スライドプレート7およびハブフランジ
2aはこのカバー部材8の内部に収容されている。な
お、スライドプレート7とカバー部材8との間にはベア
リング9が介設されている。そして、このスライドプレ
ート7はハブフランジ2aに対して相対的にハブ2の軸
回り方向に移動可能に支持されている。
【0020】さらに、カバー部材8の上面には第1のば
ね座8aが形成されている。また、ハブ2の上端部外周
面には雄ねじ状のねじ部2bが形成されている。このね
じ部2bには略リング状のナット部材10のねじ穴部1
0aが螺挿されている。さらに、ナット部材10の下面
側には周方向に沿って複数の第2のばね座10bが形成
されている。各第2のばね座10bには圧縮コイルばね
(付勢部材)11の上端部が固定されている。各圧縮コ
イルばね11の下端部はカバー部材8の第1のばね座8
aに係止されている。そして、各圧縮コイルばね11に
よってトルクリミター1が作動して動力伝達を遮断する
際の駆動源側から被駆動装置側への伝達トルクの範囲が
予め設定されるようになっている。
【0021】これにより、ボール5はスライドプレート
7、ベアリング9を介して圧縮コイルばね11の荷重を
受けてドライブプレート3に押し付けられ、ドライブプ
レート3の第1のポケット6に各ボール5が収まるよう
になっている。そして、駆動源側から被駆動装置側への
伝達トルクが予め設定された設定トルクの範囲内の通常
運転時(動力伝達時)には圧縮コイルばね11からの付
勢力(荷重)がカバー部材8およびスライドプレート
7、ベアリング9を順次介して各ボール5に作用し、各
ボール5をドライブプレート3の第1のポケット6側に
係合させた状態で保持するようになっている。そのた
め、この状態では駆動源側の出力軸からハブ2に伝達さ
れた駆動力はハブフランジ2aの各ボール5を介してド
ライブプレート3に伝達され、被駆動装置の入力軸が駆
動されるようになっている。
【0022】また、駆動源側から被駆動装置側への伝達
トルクが設定トルクの範囲を越えた過負荷発生時には被
駆動装置側がロックされて出力側のドライブプレート3
の回転が停止されることにより、圧縮コイルばね11か
らの付勢力に抗して各ボール5がドライブプレート3の
第1のポケット6から飛出し、動力を遮断するようにな
っている。
【0023】また、スライドプレート7の下面(ハブフ
ランジ2aとの対向面)には図2に示すようにトルク伝
達の遮断時に第1のポケット6から抜け出た各ボール5
を収容して圧縮コイルばね11の付勢力が各ボール5に
作用することを防止する複数、本実施の形態では6個の
第2のポケット(第2の係合凹部)12が形成されてい
る。なお、これらの第2のポケット12はハブフランジ
2aの各ボール5と同一のピッチ円P1上に沿って配置
されている。
【0024】ここで、6個の第2のポケット12はハブ
フランジ2aの1つのボール5毎に2個づつ設けられて
いる。そして、通常運転時には図3(A)に示すように
ハブフランジ2aの各ボール5はスライドプレート7の
各第2のポケット12に入っていない位置に配置されて
いる。このとき、図3(B)に示すようにハブフランジ
2aの1つのボール5の両側に第2のポケット12が1
個づつ配置される状態で保持されるようになっている。
【0025】また、スライドプレート7とハブフランジ
2aとの間にはトルク伝達復帰防止機構13が設けられ
ている。このトルク伝達復帰防止機構13には図2に示
すようにトルク伝達用のボール5が配置されているピッ
チ円P1よりも内周側に周方向に沿って複数箇所、本実
施の形態では6箇所に等間隔で配置された6個のストラ
ットボール(第2のトルク伝達体)14が設けられてい
る。
【0026】さらに、ハブ2の周囲にはストラットボー
ル14を保持するリング状のケージプレート(保持体)
15が配置されている。このケージプレート15には6
つのボール挿入孔16と、4つの長穴状のガイド孔17
とが形成されている。そして、各挿入孔16内にストラ
ットボール14が収容されている。
【0027】なお、スライドプレート7の下面にはケー
ジプレート15を収容するリング状凹陥部18が形成さ
れている。さらに、このリング状凹陥部18には図3
(B)に示すようにケージプレート15の各ガイド孔1
7に挿入される4つのストップピン19が突設されてい
る。これら4つのストップピン19は、スライドプレー
ト7側に2本のストップピン19a、ハブフランジ2a
側に2本のストップピン19bがそれぞれ突設されてい
る。そして、作動時の、ハブ2とケージプレート15
間、およびスライドプレート7とケージプレート15間
の回転する際の動作範囲が規制されている。
【0028】また、スライドプレート7およびハブフラ
ンジ2aにおけるケージプレート15との対向面には通
常運転時にはストラットボール14を収容状態で保持す
るポケット部20がそれぞれ形成されている。そして、
通常運転時にはトルク伝達復帰防止機構13は図3
(A)に示すようにストラットボール14がスライドプ
レート7とハブフランジ2aの各ポケット部20に収容
された状態で保持され、荷重を受けていない状態で保持
されるようになっている。
【0029】また、過負荷発生時に図4(A)に示すよ
うに各ボール5がドライブプレート3の第1のポケット
6から飛出し、動力を遮断したトルク伝達の遮断時には
本実施の形態のトルク伝達復帰防止機構13は次の通り
作動する。すなわち、トルクリミター1の作動直後はケ
ージプレート8もスライドプレート7の動きに沿って動
くので、ストラットボール14はスライドプレート7と
ハブフランジ2aのポケット部20から飛び出す。この
とき、ストラットボール14はスライドプレート7とハ
ブフランジ2aの各ポケット部20間に配置された状態
で保持されるようになっている。
【0030】また、更にハブ2が回転を続け、ボール5
とスライドプレート7の左右の第2のポケット12のい
ずれか一方の位置が合うと圧縮コイルばね11からの押
圧荷重によりスライドプレート7はドライブプレート3
の方向へ移動する。このとき、ハブフランジ2aとスラ
イドプレート7の間のストラットボール14によって、
スライドプレート7がストラットボール14の直径と同
寸法以上ドライブプレート3の方向に移動しないように
規制されるようになっている。
【0031】この状態で、ボール5は図5(A)に示す
ようにスライドプレート7の左右の第2のポケット12
のいずれか一方に完全に入り、圧縮コイルばね11の圧
力を受けなくなる。これにより、トルク伝達の遮断時に
各ボール5が第2のポケット12に収容された後、スラ
イドプレート7が第1のポケット6の方向に移動する動
作を規制して各ボール5が第1のポケット6に係合され
る状態に復帰することが防止されるようになっている。
【0032】次に、上記構成の作用について説明する。
本実施の形態のトルクリミター1は駆動源側から被駆動
装置側への伝達トルクが予め設定された設定トルクの範
囲内の通常運転時には図3(A)に示すように圧縮コイ
ルばね11からの付勢力によってトルク伝達用のボール
5がドライブプレート3の第1のポケット6側に係合さ
せた状態で保持される。この状態では駆動源側の出力軸
からハブ2に伝達された駆動力はハブフランジ2aの各
ボール5を介してドライブプレート3に伝達され、被駆
動装置の入力軸が駆動される。このとき、トルク伝達復
帰防止機構13のストラットボール14はスライドプレ
ート7とハブフランジ2aの各ポケット部20に収容さ
れた状態で保持され、荷重を受けていない非動作状態で
保持される。
【0033】また、駆動源側から被駆動装置側への伝達
トルクが設定トルクの範囲を越えた過負荷発生時には被
駆動装置側がロックされて出力側のドライブプレート3
の回転が停止される。これにより、圧縮コイルばね11
からの付勢力に抗して各ボール5がドライブプレート3
の第1のポケット6から飛出し、動力が遮断される。
【0034】このトルク伝達の遮断時には本実施の形態
のトルク伝達復帰防止機構13は次の通り作動する。す
なわち、トルクリミター1の作動直後はケージプレート
8もスライドプレート7の動きに沿って動くので、スト
ラットボール14はスライドプレート7とハブフランジ
2aのポケット部20から飛び出す。このとき、ストラ
ットボール14はスライドプレート7とハブフランジ2
aの各ポケット部20間に配置された状態で保持され
る。
【0035】この状態で、更にハブ2が回転を続け、ボ
ール5とスライドプレート7の左右の第2のポケット1
2のいずれか一方の位置が合うと圧縮コイルばね11か
らの押圧荷重によりスライドプレート7はドライブプレ
ート3の方向へ移動する。このとき、ハブフランジ2a
とスライドプレート7の間のストラットボール14によ
って、スライドプレート7がストラットボール14の直
径と同寸法以上ドライブプレート3の方向に移動しない
ように規制される。
【0036】この状態で、ボール5は図5(A)に示す
ようにスライドプレート7の左右の第2のポケット12
のいずれか一方に完全に入り、圧縮コイルばね11の圧
力を受けなくなる。これにより、トルク伝達の遮断時に
各ボール5が第2のポケット12に収容された後、スラ
イドプレート7が第1のポケット6の方向に移動する動
作が規制される。そのため、各ボール5に圧縮コイルば
ね11の付勢力が作用することを防止することができる
ので、各ボール5が第1のポケット6に係合される状態
に復帰することが防止される。
【0037】そこで、上記構成のものにあっては次の効
果を奏する。すなわち、本実施の形態のトルクリミター
1ではスライドプレート7にトルク伝達の遮断時に第1
のポケット6から抜け出たボール5を収容して圧縮コイ
ルばね11の付勢力がボール5に作用することを防止す
る第2のポケット12を形成するとともに、スライドプ
レート7とハブフランジ2aとの間にトルク伝達の遮断
時にボール5が第2のポケット12に収容された後、ス
ライドプレート7がハブフランジ2aの方向に移動する
動作を規制してボール5が第1のポケット6に係合され
る状態への復帰を防止するトルク伝達復帰防止機構13
を設けている。そのため、過負荷発生時に被駆動装置側
がロックされた際に従来の機構のようにハブ2が一回転
又はそれ以下の回転状態で、ドライブプレート3の第1
のポケット6とハブフランジ2aのボール挿入孔4の位
置が合った時点で圧縮コイルばね11の圧力でボール5
がドライブプレート3の第1のポケット6内に挿入され
た状態に自動的に復帰する動作を確実に止めることがで
き、空転状態を維持することができる。
【0038】したがって、本実施の形態の機械式トルク
リミター1を例えば、高速回転用の回転軸に使用した場
合であっても、過負荷発生時にモータが完全に停止する
まで従来のようにトルクリミター1が作動と復帰を数回
から数十回繰り返すことを防止することができるので、
各摺動部分の摩耗を防止して耐久性の向上を図ることが
できる。
【0039】さらに、本実施の形態ではスライドプレー
ト7に第2のポケット12を形成するとともに、スライ
ドプレート7とハブフランジ2aとの間にトルク伝達の
遮断時にボール5が第2のポケット12に収容された
後、スライドプレート7がハブフランジ2aの方向に移
動する動作を規制してボール5が第1のポケット6に係
合される状態への復帰を防止するトルク伝達復帰防止機
構13を設けているので、従来の自動復帰型トルクリミ
ター1の作動トルク精度、復帰位置精度を維持したまま
高速回転で使用することができる。
【0040】また、図6は本発明の第2の実施の形態を
示すものである。本実施の形態は第1の実施の形態(図
1乃至図5(A),(B)参照)のトルクリミター1の
構成を次の通り変更したものである。
【0041】すなわち、本実施の形態ではハブフランジ
2aのトルク伝達用の各ボール5と、トルク伝達復帰防
止機構13の各ストラットボール14とを同一のピッチ
円P1上に配置したものである。ここで、本実施の形態
のスライドプレート7には内周部側に3つの切欠部31
が等間隔で形成されている。
【0042】各切欠部31には略円弧状のケージプレー
ト32がそれぞれ配設されている。各ケージプレート3
2には2つのボール挿入孔33と、1つの長穴状のガイ
ド孔34とが形成されている。そして、各挿入孔33内
にストラットボール14が収容されている。
【0043】なお、ハブ2には3つのケージプレート3
2の各ガイド孔34に挿入されるストップピン35が突
設されている。そして、ケージプレート32の各ガイド
孔34に沿って各ストップピン35が移動する動作範囲
によってスライドプレート7の各切欠部31に沿ってケ
ージプレート32が回動する際の動作範囲が規制されて
いる。
【0044】そして、本実施の形態でも第1の実施の形
態と同様にスライドプレート7とハブフランジ2aとの
間にトルク伝達の遮断時にボール5が第2のポケット1
2に収容された後、スライドプレート7がハブフランジ
2aの方向に移動する動作を規制してボール5が第1の
ポケット6に係合される状態への復帰を防止するトルク
伝達復帰防止機構13が配設されているので、第1の実
施の形態と同様の効果が得られる。
【0045】また、図7は本発明の第3の実施の形態を
示すものである。本実施の形態は第2の実施の形態(図
6参照)のトルクリミター1の構成を次の通り変更した
ものである。
【0046】すなわち、本実施の形態では第2の実施の
形態のトルクリミター1の3つのケージプレート32を
一体部品化した一体部品41を設けたものである。この
場合でも第2の実施の形態と同様の効果が得られる。
【0047】さらに、本発明は上記実施の形態に限定さ
れるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種
々変形実施できることは勿論である。
【0048】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、スライドプレ
ートと第1のプレートとの間にトルク伝達復帰防止機構
を設け、トルク伝達の遮断時にトルク伝達体が第2の係
合凹部に収容された後、スライドプレートが第1のプレ
ートの方向に移動する動作を規制してトルク伝達体が係
合凹部に係合される状態に復帰することを防止するよう
にしたので、過負荷発生時に被駆動装置側がロックされ
た際に駆動源側のモータなどが停止するまで自動的に復
帰する動作を確実に止めることができ、空転状態を維持
することにより、各摺動部分の摩耗を防止して耐久性の
向上を図ることができ、かつ過負荷時の作動トルク精度
が高精度となる。
【0049】請求項2の発明によれば、通常運転時には
スライドプレートおよび第1のプレートのポケット部内
に第2のトルク伝達体を収容させた状態で保持し、トル
ク伝達の遮断時にポケット部から抜け出した第2のトル
ク伝達体によってスライドプレートが第1のプレートの
方向に移動する動作を規制することができる。
【0050】請求項3の発明によれば、トルク伝達体と
同一のピッチ円上に配置された第2のトルク伝達体によ
ってスライドプレートが第1のプレートの方向に移動す
る動作を規制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態のトルクリミターの
縦断面図。
【図2】第1の実施の形態のトルクリミターのスライド
プレートとケージプレートとを示す平面図。
【図3】(A)は第1の実施の形態のトルクリミターの
トルク伝達状態を説明するために要部を展開して示す縦
断面図、(B)は(A)のトルク伝達状態における各ボ
ールの位置を示す平面図。
【図4】(A)は第1の実施の形態のトルクリミターの
作動直後の状態を説明するために要部を展開して示す縦
断面図、(B)は(A)の作動状態における各ボールの
位置を示す平面図。
【図5】(A)は第1の実施の形態のトルクリミターの
トルク伝達の遮断状態を説明するために要部を展開して
示す縦断面図、(B)は(A)のトルク伝達の遮断状態
における各ボールの位置を示す平面図。
【図6】本発明の第2の実施の形態のトルクリミターの
要部構成を示す平面図。
【図7】本発明の第3の実施の形態のトルクリミターの
要部構成を示す平面図。
【図8】従来の機械式トルクリミターの縦断面図。
【符号の説明】
2a ハブフランジ(第1のプレート) 3 ドライブプレート(第2のプレート) 4 ボール挿入孔 5 ボール(トルク伝達体) 6 第1のポケット(第1の係合凹部) 7 スライドプレート 11 圧縮コイルばね(付勢部材) 12 第2のポケット(第2の係合凹部) 13 トルク伝達復帰防止機構 14 ストラットボール(第2のトルク伝達体) 15 ケージプレート(保持体) 18 ポケット部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動源側の出力軸または被駆動装置の入
    力軸のいずれか一方に第1のプレート、他方に第2のプ
    レートがそれぞれ連結され、前記第1のプレートに対し
    て前記第2のプレートが離間対向配置された状態で、軸
    回り方向に回転自在に連結されるとともに、 前記第1のプレートに周方向に沿って複数箇所に形成さ
    れた挿入孔内にボール状のトルク伝達体が収容され、 前記第2のプレートに前記トルク伝達体が係脱可能に係
    合される第1の係合凹部、前記第1のプレートに対して
    前記第2のプレートとは反対側に前記駆動源側から前記
    被駆動装置側への伝達トルクが予め設定された設定トル
    クの範囲内の通常運転時には前記トルク伝達体を前記第
    1の係合凹部側に係合させた状態で保持する付勢力を発
    生する付勢手段がそれぞれ配設され、 前記伝達トルクが前記設定トルクの範囲を越えた過負荷
    発生時には前記付勢力に抗して前記トルク伝達体が前記
    第1の係合凹部から抜け出ることを許容して前記トルク
    伝達体によるトルク伝達を遮断するトルクリミターにお
    いて、 前記付勢手段と前記第1のプレートとの間に前記第1の
    プレートに対して相対的に移動可能に支持されたスライ
    ドプレートを配設し、 このスライドプレートにおける前記第1のプレートとの
    対向面に前記トルク伝達の遮断時に前記第1の係合凹部
    から抜け出た前記トルク伝達体を収容して前記付勢手段
    の付勢力が前記トルク伝達体に作用することを防止する
    第2の係合凹部を形成するとともに、 前記スライドプレートと前記第1のプレートとの間に前
    記トルク伝達の遮断時に前記トルク伝達体が前記第2の
    係合凹部に収容された後、前記スライドプレートが前記
    第1のプレートの方向に移動する動作を規制して前記ト
    ルク伝達体が前記係合凹部に係合される状態に復帰する
    ことを防止するトルク伝達復帰防止機構を設けたことを
    特徴とするトルクリミター。
  2. 【請求項2】 前記トルク伝達復帰防止機構は、 前記トルク伝達体が配置されているピッチ円よりも内周
    側に周方向に沿って複数箇所に配置されたボール状の第
    2のトルク伝達体と、 これらの第2のトルク伝達体を保持する保持体と、 前記スライドプレートおよび前記第1のプレートにおけ
    る前記保持体との対向面にそれぞれ形成され、通常運転
    時には前記第2のトルク伝達体を収容状態で保持するポ
    ケット部とを具備し、 前記トルク伝達の遮断時に前記ポケット部から抜け出し
    た前記第2のトルク伝達体によって前記スライドプレー
    トが前記第1のプレートの方向に移動する動作を規制す
    るものであることを特徴とする請求項1に記載のトルク
    リミター。
  3. 【請求項3】 前記トルク伝達復帰防止機構は、前記第
    2のトルク伝達体が前記トルク伝達体と同一のピッチ円
    上に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の
    トルクリミター。
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