JP3725639B2 - 接眼レンズおよびそれを用いたレンズ系 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、双眼鏡等の対物レンズ等と組合わせて使用する広視界接眼レンズに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
広視界の接眼レンズの従来例として、特開平8−76032号公報、特開平8−36140号公報等に記載されている見掛け視界が80°の接眼レンズ、特開平8−5938号公報に記載された見掛け視界が75°の接眼レンズ、特開平6−175047号公報に記載されている見掛け視界が65°の接眼レンズ、特開平6−109983号公報に記載されている見掛け視界が72°の接眼レンズ等が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
接眼レンズにおいて、見掛け視界とアイレリーフ(接眼レンズの最も眼側のレンズ面からアイポイントまでの光軸上の距離)とを共に大きくしようとすると、接眼レンズの外径が大になり諸収差の悪化を招くことになる。また射出瞳径が大きい程像のけられが起こりにくく、特に広画角の接眼レンズでは、視界周辺までけられずに観察し得るために、大きい射出瞳径をもつことが望ましい。
【0004】
前記従来例のうち、特開平8−76032号公報に記載されている接眼レンズは、見掛け視界が80°と広く、アイレリーフもレンズ系全体の焦点距離に比べて大であるが、レンズ系全体の焦点距離自体が小であるため、対物レンズと接眼レンズとの間隔が小さくなり、射出瞳径を大きくするために大きな口径を有する対物レンズと組合わせた際に、対物レンズと接眼レンズの間に配置されるプリズム特に大きい硝路長を必要とするダハプリズムタイプのプリズム長を確保することが困難である。
【0005】
この従来例において、長いプリズム長を確保するために、レンズ系全体の焦点距離を大にすると見掛け視界はそのままでアイレリーフが大になり、そのためレンズ外径が大になり、双眼鏡としての最低眼幅を確保することが困難になる。
【0006】
又、特開平8−36140号公報に記載された接眼レンズは、見掛け視界が80°で、アイレリーフも0.97f(fは接眼レズ全体の焦点距離)と長いが、最も眼側のレンズが負レンズである負レンズと正レンズを接合した接合レンズであるために、接合レンズとしては正の屈折力を有しているが、その正の屈折力は弱くこれが原因でレンズ外径が大になっている。そのために前記の特開平8−76032号公報の接眼レンズと同様に、プリズムを配置するスペースを確保するために焦点距離を大きくすると双眼鏡としての最低眼幅を確保することが困難である。
【0007】
特開平8−5938号公報に記載された接眼レンズは、見掛け視界が75°で、像面湾曲等の収差も良好に補正されているが、この接眼レンズも射出瞳径が小さく、広画角接眼レンズとしては不十分であるといわざるを得ない。また上記特開平8−36140号公報に記載された接眼レンズと同様に、最も眼側のレンズが負レンズと正レンズの接合レンズであって屈折力が弱く、レンズ外径が大になる。
【0008】
特開平6−17504号公報に記載された接眼レンズは、見掛け視界が65°で、中間結像面よりも物体側のレンズ群である第1レンズ群の屈折力が強いために、第2レンズ群の各正レンズの屈折力を強くしなければならない。そのために、見掛け視界を更に広くしようとすると、各正レンズの縁肉を確保するためにはレンズの肉厚を大にしなければならず重量が増大し又視界周辺の像が乱れ収差を良好に補正することが困難になる。
【0009】
更に、特開平6−109983号公報に記載された接眼レンズは、見掛け視界が72°で、上記の各従来例と同じように焦点距離が小であって、大きい瞳径を確保するのに十分ではない。この従来例において焦点距離を大にしようとすると見掛け視界は変らずにアイレリーフが大になるのでレンズ外径が増大する。
【0010】
以上述べたように、従来の接眼レンズは、視野周辺まで諸収差が良好に補正されていて、極めて広い見掛け視界と、大きい瞳径に対応することは出来ない。
【0011】
本発明は、見掛け視界が80°程度で必要十分なアイレリーフを確保し、大きい瞳径にも対応し、かつ視野周辺まで諸収差が良好に補正された接眼レンズを提供するものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明の接眼レンズの第1の構成は、物体側から観察者側へ向けて順に、負の屈折力の第1レンズ群と、正の屈折力の第2レンズ群との2群構成であって、前記第1レンズ群と第2レンズ群の間に対物レンズによる中間像が形成され、前記第1レンズ群が最も物体側の面が物体側に凸面を向けた負のレンズ群であり、前記第2レンズ群が物体側より順に、観察者側に凸面を向けた正メニスカスレンズ、両面が凸面の正レンズと負レンズ又は負レンズと正レンズの接合レンズ、観察者側に凹面を向けた正メニスカス単レンズからなり、下記条件(1),(2),(4−1)を満足することを特徴とする。
(1) 15(mm)<f2e<2.8f
(2) −0.25<f/f1 <0
(4−1) 0.226≦f/r e <0.3
ただし、fは接眼レンズ全系の焦点距離、f1 は第1レンズ群の焦点距離、f2eは第2レンズ群中の最も観察者側に配置された単レンズの焦点距離、r e は第2レンズ群の最も観察者側の面の曲率半径である。
【0013】
本発明の接眼レンズは、前記のように第1レンズ群を負のレンズ群にして発散作用を持たせることによって像面湾曲を支配するペッツバール和を小さく抑えるようにした。又この第1レンズ群により周辺光束をはねあげることにより無理なく広視界の接眼レンズを実現し得るようにした。また第1レンズ群の最も物体側の面を物体側に凸面を向けるようにして負の方向に大きくなる像面湾曲を補正している。
【0014】
又、本発明の接眼レンズは、正の屈折力を持つ第2レンズ群の収斂作用によって、第1レンズ群により発散させられた光束をアイポイントへと導くようにした。
【0015】
又前記条件は、第2レンズ群中の最も像側に配置された単レンズ又は接合レンズであるレンズ成分の屈折力を規定したものである。この条件(1)の下限値の15mmを超えると、焦点距離がアイレリーフよりも小になりこのレンズ成分のパワーが必要以上に強くなり軸外収差の補正が困難になる。条件(1)の上限値の2.8fを超えると、最も観察者側(眼側)のレンズ成分の正の屈折力が弱くなるためにレンズ外径が大になる。又この条件(1)を満足すれば、第2レンズ群中の他のレンズの正のパワーの負担が小さくなり、色収差の補正にとっても有利である。
【0016】
条件(2)は、第1レンズ群の屈折力を規定するもので、それにより第2レンズ群への入射光線高を規定するもので、又プリズムを配置するためのスペースを確保するためのものである。この条件(2)の下限値の−0.25を超えると第1レンズ群の屈折力が強くなり、第2レンズ群へ向かう光線の角度が大になり、第2レンズ群の外径の増大をまねくことになる。特に、大きい瞳径に対応した双眼鏡接眼レンズの場合、最低眼幅を確保することが困難になり、双眼鏡を構成し得なくなる。また、対物レンズと第1レンズ群との間隔が狭くなりプリズムを配置するスペースを確保することが困難になる。また条件(2)の上限値の0を超えると第1レンズ群が収斂作用を持ち、第1レンズ群の外径が大になり、プリズムを配置するスペースの確保が困難になる。又対物レンズと第1レンズ群との間隔が長くなり双眼鏡全体が大型になる。
【0017】
本発明の双眼鏡の他の第2の構成は、物体側から観察者側へ向かって順に、負の屈折力の第1レンズ群と、正の屈折力の第2レンズ群との2群構成であって前記第1レンズ群と第2レンズ群の間に対物レンズによる中間像が形成され、前記第1レンズ群は最も物体側のレンズ面が物体側に凸面を向けた正レンズと負レンズとを組合わせたレンズ群で、前記第2レンズ群が物体側より順に、観察者側に凸面を向けた正メニスカスレンズ、両面が凸面の正レンズと負レンズ又は負レンズと正レンズの接合レンズ、観察者側に凹面を向けた正メニスカス単レンズからなり、下記条件(3),(2−1),(4−1)を満足することを特徴とする。
(3) d/f<2.3
(2−1) −0.2<f/f1 <0
(4−1) 0.226≦f/r e <0.3
ただし、dは第1レンズ群と第2レンズ群の間隔である。
【0018】
本発明の接眼レンズの第2の構成のレンズ系は、第1レンズ群を最も物体側のレンズ面が物体側に凸面を向けたことにより負の方向に大きくなる像面湾曲を補正し、又この第1レンズ群を正レンズと負レンズとを組合わせた構成にすることにより倍率の色収差を良好に補正するようにした。
【0019】
又条件(3)は、第1レンズ群と第2レンズ群の間隔を規定したもので、この条件(3)の上限値の2.3を超えると第1レンズ群と第2レンズ群の間隔が大になり、第2レンズ群のレンズ外径の増大をまねくことになる。
【0020】
条件(2−1)は、第1レンズ群の屈折力を規定するもので、本発明の第2の構成のレンズ系においては条件(2)の代りにこの条件(2−1)を満足することが好ましい。この条件(2−1)の下限値の−0.2を超えると第1レンズ群の屈折力が強くなり、第2レンズ群のレンズ外径の増大をまねくことになる。また軸外入射光線の角度が大になり収差の補正が困難になる。条件(2−1)の上限値の0を超えると、第1レンズ群が収斂作用を持ち、第1レンズ群の外径が大になり、プリズムを配置するスペースの確保が困難になる。
【0021】
以上のように構成することにより、本発明の接眼レンズの第2の構成のレンズ系は、第2レンズ群がその各レンズ素子を、収差を良好に補正しつつ光束をアイポイントに導くことができる。
【0022】
又、本発明の接眼レンズの第3の構成は、物体側から観察者側へ向かって順に、負の屈折力の第1レンズ群と、正の屈折力の第2レンズ群とよりなる2群構成のレンズ系で、第1レンズ群と第2レンズ群との間に対物レンズによる中間像が形成され、第1レンズ群が最も物体側の面が物体側に凸面を向けた負のレンズ群であり、前記第2レンズ群が物体側より順に、観察者側に凸面を向けた正メニスカスレンズ、両面が凸面の正レンズと負レンズ又は負レンズと正レンズの接合レンズ、観察者側に凹面を向けた正メニスカス単レンズからなり、下記条件(1),(3),(2−1),(4−1)を満足することレンズ系であって、これにより瞳径を十分に確保しながら眼幅調整が可能であって、より外径の小さい、80°程度の広い見掛け視界の双眼鏡を実現し得る。
(1) 15(mm)<f2e<2.8f
(3) d/f<2.3
(2−1) −0.2<f/f1 <0
(4−1) 0.226≦f/r e <0.3
【0023】
本発明の第1、第3の構成において、条件(1)の代りに下記条件(1−1)を満足すればより望ましい。
(1−1) f<f2e<2.3f
【0024】
本発明の第1の構成における条件(2)、又第2、第3の構成における条件(2−1)の代りに下記条件(2−2)を満足すればより望ましい。
(2−2) −0.13<f/f1 <−0.04
【0025】
前記第2、第3の構成のレンズ系において、条件(3)の代りに下記条件(3−1)を満足すればより望ましい。
(3−1) 1<d/f<2.3
又、前記第1、第2、第3の構成において、第2レンズ群を、物体側より順に、いずれも正の屈折力を持つ第1レンズ成分、第2レンズ成分、第3レンズ成分の三つのレンズ成分にて構成し、第2レンズ成分を両凸形状の接合レンズにすることが望ましい。
【0026】
本発明の接眼レンズにおいて、第2レンズ群を前記のように正の屈折力を持つ三つのレンズ成分にて構成することにより、諸収差を良好に補正しつつレンズ外径を小さく抑えることができる。また第2レンズ成分を両面が凸面の接合レンズにすることにより倍率の色収差を良好に補正できる。
【0027】
又本発明の接眼レンズの第1、第2、第3の構成のレンズ系において、像面湾曲、コマ収差を良好に補正するためには、下記条件(4)を満足することが望ましい。
(4) 0<f/re <0.65
ただし、re は第2レンズ群の最も観察者側の面の曲率半径である。
【0028】
この条件(4)は、レンズ系の最も観察者側の面の曲率半径re を規定するものである。この条件は、見掛け視界が狭い接眼レンズにおいては効果が少ないが、本発明のように見掛け視界が80°と極めて広い接眼レンズの場合は、この条件(4)を満足することにより像面湾曲やコマ収差をより良好に補正することが出来る。
【0029】
この条件(4)の下限値の0を超えると最も観察者側のレンズ面が平面又は凸面になり、像面が負の方向へ湾曲し、またコマ収差の補正にとって不利になる。条件(4)の上限値の0.65を超えると最も観察者側のレンズ面の曲率半径が小さくなりすぎて像面が正の方向へ湾曲し、コマ収差等の補正も不利になり、又十分なアイレリーフを確保しにくくなる。
【0030】
又、条件(4)の代りに下記条件(4−1)を満足すれば像面湾曲、コマ収差を一層良好に補正し得るようになる。
(4−1) 0.226≦f/r e <0.3
また第2レンズ群の第1レンズ成分を観察者側に凸面を向けた正のメニスカスにし、観察者側のレンズ面を非球面にすれば、諸収差特にメリディオナル像面の湾曲を効果的に補正し得る。この場合非球面レンズに樹脂製の光学材料を用いれば安価になし得る。
【0031】
【発明の実施の形態】
次に本発明の接眼レンズの実施の形態を各実施例をもとに述べる。
参考例としての実施例1
f=23.323,2ω=80°,瞳径6mm
1 =114.1340 d1 =10.2575 n1 =1.51633 ν1 =64.15
2 =-76.5130 d2 =3.5274 n2 =1.62004 ν2 =36.26
3 =-267.3670 d3 =23.3723
4 =∞ d4 =76.5700 n3 =1.56883 ν3 =56.33
5 =∞ d5 =1.0000
6 =∞ d6 =110.7480 n4 =1.56883 ν4 =56.33
7 =∞ d7 =1.5000
8 =184.8210 d8 =5.3397 n5 =1.80518 ν5 =25.43
9 =-79.4570 d9 =4.5842 n6 =1.51633 ν6 =64.15
10=39.3700 d10=23.0322
11=∞(中間像) d11=11.9133
12=-81.9257 d12=11.4015 n7 =1.49241 ν7 =57.66
13=-29.4032(非球面)d13=0.5000
14=81.9249 d14=16.8972 n8 =1.60311 ν8 =60.68
15=-32.5702 d15=4.6652 n9 =1.76182 ν9 =26.52
16=-65.0980 d16=0.5000
17=31.5835 d17=10.0400 n10=1.77250 ν10=49.60
18=101.0040 d18=17.5000
19=∞(アイポイント)
非球面係数
K=0 ,A4 =5.1367×10-6,A6 =-2.8994×10-9,A8 =3.5052×10-12
1 =-213.411,f2 =25.300,f2e=55.959,d=34.9455
e =101.004 ,f2e/f=2.399 ,f/f1 =-0.109,d/f=1.498
f/re =0.231
【0032】
実施例2
f=22.906,2ω=80°,瞳径6mm
1 =114.0424 d1 =10.2571 n1 =1.51633 ν1 =64.15
2 =-76.4366 d2 =3.5262 n2 =1.62004 ν2 =36.26
3 =-272.3704 d3 =31.4642
4 =∞ d4 =72.6750 n3 =1.56883 ν3 =56.33
5 =∞ d5 =2.0500
6 =∞ d6 =100.6800 n4 =1.56883 ν4 =56.33
7 =∞ d7 =1.5000
8 =164.2153 d8 =5.3390 n5 =1.80518 ν5 =25.43
9 =-85.4978 d9 =4.5831 n6 =1.51633 ν6 =64.15
10=39.3700 d10=23.0312
11=∞(中間像) d11=11.9123
12=-48.5353 d12=11.0187 n7 =1.53996 ν7 =59.45
13=-28.3728(非球面)d13=0.5000
14=74.6549 d14=4.6647 n8 =1.76182 ν8 =26.52
15=30.9840 d15=16.8967 n9 =1.60311 ν9 =60.68
16=-71.4032 d16=0.5000
17=29.0223 d17=10.0396 n10=1.77250 ν10=49.60
18=101.1388 d18=17.5000
19=∞(アイポイント)
非球面係数
K=0 ,A4 =4.8343×10-6,A6 =3.4230×10-10 ,A8 =5.4239×10-13
1 =-229.063,f2 =24.683,f2e=49.675,d=34.944,re =101.139
2e/f=2.169 ,f/f1 =-0.100,d/f=1.526 ,f/re =0.226
【0033】
実施例3
f=23.170,2ω=80°,瞳径6mm
1 =85.7692 d1 =10.5670 n1 =1.51633 ν1 =64.15
2 =-85.0851 d2 =3.8913 n2 =1.62004 ν2 =36.26
3 =-1903.3425 d3 =31.7740
4 =∞ d4 =72.6750 n3 =1.56883 ν3 =56.33
5 =∞ d5 =2.0500
6 =∞ d6 =100.6800 n4 =1.56883 ν4 =56.33
7 =∞ d7 =1.5000
8 =164.2153 d8 =5.4696 n5 =1.80518 ν5 =25.43
9 =-141.9611 d9 =2.0000
10=-71.6276 d10=4.6492 n6 =1.51633 ν6 =64.15
11=74.1632 d11=22.9127
12=∞(中間像) d12=11.9123
13=-69.3973 d13=11.3834 n7 =1.53996 ν7 =59.45
14=-31.6360(非球面)d14=0.5000
15=132.5091 d15=16.2089 n8 =1.60311 ν8 =60.68
16=-24.8370 d16=4.0703 n9 =1.76182 ν9 =26.52
17=-54.3046 d17=0.5000
18=27.3079 d18=10.0396 n10=1.77250 ν10=49.60
19=101.1388 d19=17.5000
20=∞(アイポイント)
非球面係数
K=0 ,A4 =4.3430×10-6,A6 =3.3300×10-10 ,A8 =5.3900×10-13
1 =-322.955,f2 =24.067,f2e=45.716,d=34.825,re =101.139
2e/f=1.973 ,f/f1 =-0.072,d/f=1.503 ,f/re =0.229
【0034】
実施例4
f=22.823,2ω=80°,瞳径 6mm
1 =114.1340 d1 =10.2575 n1 =1.51633 ν1 =64.15
2 =-76.5130 d2 =3.5274 n2 =1.62004 ν2 =36.26
3 =-267.3670 d3 =20.6350
4 =∞ d4 =76.5700 n3 =1.56883 ν3 =56.33
5 =∞ d5 =1.0000
6 =∞ d6 =110.7480 n4 =1.56883 ν4 =56.33
7 =∞ d7 =1.5000
8 =107.3321 d8 =8.9831 n5 =1.80518 ν5 =25.43
9 =-174.3596 d9 =7.4081 n6 =1.51633 ν6 =64.15
10=25.8883 d10=21.8039
11=∞(中間像) d11=10.6825
12=-1500.0000 d12=13.6501 n7 =1.49241 ν7 =57.66
13=-29.7469(非球面)d13=0.5000
14=202.6314 d14=16.8972 n8 =1.60311 ν8 =60.68
15=-28.4542 d15=4.6652 n9 =1.76182 ν9 =26.52
16=-64.5619 d16=0.5000
17=30.8740 d17=10.0400 n10=1.77250 ν10=49.60
18=101.0040 d18=17.5000
19=∞(アイポイント)
非球面係数
K=0 ,A4 =6.2622×10-6,A6 =-1.0587 ×10-8,A8 =1.2588×10-11
1 =-108.495,f2 =26.038,f2e=54.181,d=32.486,re =101.004
2e/f=2.37,f/f1 =-0.210,d/f=1.423 ,f/re =0.226
ただしr1 ,r2 ,・・・ は各レンズ面の曲率半径、d1 ,d2 ,・・・ は各レンズの肉厚およびレンズ間隔、n1 ,n2 ,・・・ は各レンズの屈折率、ν1 ,ν2 ,・・・ は各レンズのアッベ数である。尚データー中焦点距離、曲率半径等の単位はmmである。
【0035】
参考例としての実施例1は、図1に示す通りの構成で、r1 〜r3 は対物レンズ、r4 〜r5 、r6 〜r7 はプリズム、r8 〜r18は本発明の接眼レンズで、r8 〜r10が第1レンズ群、r12〜r18が第2レンズ群であり、又r11が対物レンズによる中間像、r19はアイポイントである。
【0036】
参考例としての実施例1の接眼レンズは、第1レンズ群が正レンズと負レンズの接合レンズ、第2レンズ群が三つの正のレンズ成分よりなり第2レンズ成分が接合レンズである。つまり第2レンズ群は、凹面を対物レンズ側に向けた、メニスカスレンズの正の第1レンズ成分と正レンズと負レンズを接合した両凸形状の正の接合レンズの第2レンズ成分と凹面を観察者側に向けた正のメニスカスレンズの第3レンズ成分とより構成されている。又第2レンズ群の第1レンズ成分の物体側の面が非球面であり、この第2レンズ成分の正のメニスカスレンズは、プラスチック材料よりなる。
【0037】
参考例としての実施例1は条件(1),(2),(3),(4)を満足する。又条件(2−1),(2−2),(3−1)を満足する。
【0038】
実施例2は図2に示す通りで、参考例としての実施例1の接眼レンズと同様の構成のレンズ系である。この実施例は、条件(1),(2),(3),(4)を満足し、更に条件(1−1),(2−1),(2−2),(4−1)も満足する。
【0039】
実施例3は図3に示す通りのレンズ系である。この実施例のレンズ系は、第1レンズ群が分離された正レンズと負レンズとよりなる点で実施例1と異なっている。つまり第1レンズ群はr8 〜r9 の両凸レンズとr10〜r11の両凹レンズとよりなり、第2レンズ群はr13〜r14の正のメニスカスレンズの第1レンズ成分と、r15〜r16の正レンズとr16〜r17の負のメニスカスレンズを接合した接合レンズの第2レンズ成分と、r18〜r19の正のメニスカスレンズの第3レンズ成分とよりなる。又r12は対物レンズによる中間像、r20はアイポイントである。
【0040】
この実施例3は条件(1),(2),(3),(4)を満足する。又条件(1−1),(2−1),(3−1),(4−1)も満足する。
【0041】
実施例4は図4に示す構成のレンズ系で、実施例1のレンズ系と同様の構成である。
【0042】
この実施例4は、条件(1),(2),(3),(4)を満足する。又条件(3−1),条件(4−1)を満足する。
【0043】
本発明の実施例中の非球面形状は光軸方向をx軸、光軸に直角な方向をy軸とした時、次の式にて表わされる。
Figure 0003725639
【0044】
ここで、rは基準球面の曲率半径、K,A4 ,A6 ,・・・は非球面係数である。
【0045】
以上述べた本発明の接眼レンズは、特許請求の範囲に記載するレンズ系のほか、次の各項に記載する構成のレンズ系も本発明の目的を達成し得るものである。
【0046】
(1)特許請求の範囲の請求項1又は3に記載するレンズ系で、条件(1)の代りに下記条件(1−1)を満足することを特徴とする接眼レンズ。
(1−1) 1<f2e<2.3
【0047】
(2)特許請求の範囲の請求項2に記載するレンズ系で、更に下記条件(1−1)を満足することを特徴とする接眼レンズ。
(1−1) 1<f2e/f<2.3
【0048】
(3)特許請求の範囲の請求項2又は3に記載するレンズ系で、前記条件(2−1)の代りに下記条件(2−2)を満足することを特徴とする接眼レンズ。
(2−2) −0.13<f/f1 <−0.04
【0049】
(4)特許請求の範囲の請求項2又は3あるいは前記の(3)の項に記載するレンズ系で、条件(3)の代りに下記条件(3−1)を満足することを特徴とする接眼レンズ。
(3−1) 1<d/f<2.3
【0050】
(5)特許請求の範囲の請求項1,2又は3あるいは前記の(1),(2),(3)又は(4)の項のレンズ系で、第2レンズ群がいずれも正の屈折力の第1レンズ成分、第2レンズ成分、第3レンズ成分の三つのレンズ成分よりなり、第2レンズ成分は両面が凸面の接合レンズであることを特徴とする接眼レンズ。
【0051】
(6)前記の(5)の項に記載するレンズ系で、下記条件(4)を満足することを特徴とする接眼レンズ。
(4) 0<f/re <0.65
【0052】
(7)前記の(6)の項に記載するレンズ系で、条件(4)の代りに下記条件(4−1)を満足することを特徴とする接眼レズ。
(4−1) 0.1<f/re <0.3
【0053】
(8)前記の(5),(6)又は(7)の項に記載するレンズ系で、第2レンズ群の第1レンズ成分が観察者側に凸面を向けた正のメニスカスレンズよりなり、この正のメニスカスレンズの観察者側の面が非球面であることを特徴とする接眼レンズ。
【0054】
(9)前記の(8)の項に記載するレンズ系で、第2レンズ群中の第1レンズ成分を構成する正のメニスカスレンズが樹脂製の光学材料よりなることを特徴とする接眼レズ。
【0055】
【発明の効果】
本発明の接眼レンズは、見掛け視界が80°と極めて広く、必要十分なアイレリーフを有し、6mm程度の大きな瞳径にも対応出来、かつ視野周辺まで諸収差が良好に補正されている。
【図面の簡単な説明】
【図1】参考例としての実施例1の断面図
【図2】本発明の実施例2の断面図
【図3】本発明の実施例3の断面図
【図4】本発明の実施例4の断面図
【図5】参考例としての実施例1の収差曲線図
【図6】本発明の実施例2の収差曲線図
【図7】本発明の実施例3の収差曲線図
【図8】本発明の実施例4の収差曲線図

Claims (10)

  1. 物体側から観察者側へ向けて順に、負の屈折力の第1レンズ群と、正の屈折力の第2レンズ群との2群構成であって、前記第1レンズ群と第2レンズ群の間に対物レンズによる中間像が形成され、前記第1レンズ群が最も物体側の面が物体側に凸面を向けた負のレンズ群であり、物体側から順に、正レンズと負レンズの接合レンズ、又は、分離された正レンズと負レンズからなり、前記第2レンズ群が物体側より順に、観察者側に凸面を向けた正メニスカスレンズ、両面が凸面の正レンズと負レンズ又は負レンズと正レンズの接合レンズ、観察者側に凹面を向けた正メニスカス単レンズからなり、下記条件(1),(2),(4−1)を満足することを特徴とする接眼レンズ。
    (1) 15(mm)<f2e<2.8f
    (2) −0.25<f/f1 <0
    (4−1) 0.226≦f/re <0.3
    ただし、fは接眼レンズ全系の焦点距離、f1 は第1レンズ群の焦点距離、f2eは第2レンズ群中の最も観察者側に配置された単レンズの焦点距離、reは第2レンズ群の最も観察者側の面の曲率半径である。
  2. 物体側から観察者側へ向かって順に、負の屈折力の第1レンズ群と、正の屈折力の第2レンズ群との2群構成であって前記第1レンズ群と第2レンズ群の間に対物レンズによる中間像が形成され、前記第1レンズ群は最も物体側のレンズ面が物体側に凸面を向けた正レンズと負レンズとを組合わせたレンズ群で、物体側から順に、正レンズと負レンズの接合レンズ、又は、分離された正レンズと負レンズからなり、前記第2レンズ群が物体側より順に、観察者側に凸面を向けた正メニスカスレンズ、両面が凸面の正レンズと負レンズ又は負レンズと正レンズの接合レンズ、観察者側に凹面を向けた正メニスカス単レンズからなり、下記条件(3),(2−1),(4−1)を満足する接眼レンズ。
    (3) d/f<2.3
    (2−1) −0.2<f/f1 <0
    (4−1) 0.226≦f/re <0.3
    ただし、fは接眼レンズ全系の焦点距離、dは第1レンズ群と第2レンズ群の間隔、f1 は第1レンズ群の焦点距離、reは第2レンズ群の最も観察者側の面の曲率半径である。
  3. 物体側から観察者側へ向かって順に、負の屈折力の第1レンズ群と、正の屈折力の第2レンズ群とよりなる2群構成のレンズ系で、第1レンズ群と第2レンズ群との間に対物レンズによる中間像が形成され、第1レンズ群が最も物体側の面が物体側に凸面を向けた負のレンズ群であり、物体側から順に、正レンズと負レンズの接合レンズ、又は、分離された正レンズと負レンズからなり、前記第2レンズ群が物体側より順に、観察者側に凸面を向けた正メニスカスレンズ、両面が凸面の正レンズと負レンズ又は負レンズと正レンズの接合レンズ、観察者側に凹面を向けた正メニスカス単レンズからなり、下記条件(1),(3),(2−1),(4−1)を満足することを特徴とする接眼レンズ。
    (1) 15(mm)<f2e<2.8f
    (3) d/f<2.3
    (2−1) −0.2<f/f1 <0
    (4−1) 0.226≦f/re <0.3
    ただし、fは接眼レンズ全系の焦点距離、f1は第1レンズ群の焦点距離、f2eは第2レンズ群中の最も観察者側に配置された単レンズまたは接合レンズの焦点距離、dは第1レンズ群と第2レンズ群の間隔、reは第2レンズ群の最も観察者側の面の曲率半径である。
  4. 特許請求の範囲の請求項1又は3に記載するレンズ系で、条件(1)の代りに下記条件(1−1)を満足することを特徴とする接眼レンズ。
    (1−1) f<f2e<2.3f
  5. 特許請求の範囲の請求項2に記載するレンズ系で、更に下記条件(1−1)を満足することを特徴とする接眼レンズ。
    (1−1) f<f2e<2.3f
    ただし、f2eは第2レンズ群中の最も観察者側に配置された単レンズまたは接合レンズの焦点距離である。
  6. 特許請求の範囲の請求項2、3乃至5の何れか1項に記載するレンズ系で、前記条件(2−1)の代りに下記条件(2−2)を満足することを特徴とする接眼レンズ。
    (2−2) −0.13<f/f1 <−0.04
  7. 特許請求の範囲の請求項2、3乃至6の何れか1項に記載するレンズ系で、条件(3)の代りに下記条件(3−1)を満足することを特徴とする接眼レンズ。
    (3−1) 1<d/f<2.3
  8. 請求項1乃至7の何れか1項に記載するレンズ系で、前記第2レンズ群の観察者側に凸面を向けた正のメニスカスレンズの観察者側の面が非球面であることを特徴とする接眼レンズ。
  9. 請求項1乃至8の何れか1項に記載するレンズ系で、前記第2レンズ群中の観察者側に凸面を向けた正のメニスカスレンズが樹脂製の光学材料よりなることを特徴とする接眼レンズ。
  10. 前記中間像を形成する対物レンズと、プリズムと、請求項1乃至の何れか1項に記載の接眼レンズとを備えたことを特徴とするレンズ系。
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