JP3725509B2 - 通信装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、回線からの着信時に発呼側の識別情報を受信する通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
交換機が発呼側の電話番号を呼出信号と共に送出し、着呼側の電話機やファクシミリ装置等の通信端末装置に発呼側電話番号を表示し、どこから電話がかかってきたのか識別できるようにするシステムが開発されている。このシステムは、「発信電話番号通知」、「コーラーID」、「コーラーディスプレイ」等の名称で呼ばれている(以下、「コーラーIDシステム」という)。
【0003】
以下、従来のコーラーIDシステム対応の端末装置の構成を説明する。この端末装置はコーラーID受信装置を搭載する。このコーラーID受信装置では、着信検出部は、回線からのコーラーID着信信号(以下、カー信号という)(0.5間隔のパルス信号)の有無を監視する。着信検出部がコーラーID着信信号を検出すると、装置制御部が、回線開閉部に回線を閉結させる。次に、モデムで構成されたV23RX制御部3が、回線から入力される発呼側識別情報としてのコーラーIDを所定の手順により受信する。コーラーIDは、1200ボーのデータ信号として送信されて来ることが取り決められている。所定の手順によりV23RX制御回路がコーラーIDの受信を完了すると、装置制御部は、回線開閉部に回線を開放させる。ここまでの処理は、一次応答と呼ばれる所定の処理であり、コーラーID対応の機種は全てこの動作が可能であるように設計されている。そして、一次応答の処理が終わると、受信したコーラーIDを、データ蓄積部に記憶保持すると共に、表示部に表示する。一方、回線開閉部が回線を開放すると、交換機より通常の呼出信号(1秒ON、2秒OFF)が送出されて来る。これに応じて、端末装置は鳴動する。
【0004】
端末装置に外部端末が接続されている場合、一次応答を終了すると、装置制御部は、内/外線切替部に外部電話機を内線から外線へと切り替える。この結果、外部端末にも、通常の呼出信号が入力され、鳴動する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
従来のコーラーID受信装置は、回線に接続された端末側でコーラーIDを受信し、外部端末はコーラーIDを受信することなく、一次応答後の呼出信号により鳴動を行っている。
【0006】
このため、従来の通信端末装置では、以下に挙げる問題がある。
【0007】
第1に、回線に直接接続されている通信端末装置においてコーラーIDを受信処理してしまうので、外部端末がコーラーIDに対応したものであってもコーラーIDを表示することができない。
【0008】
第2に、外部端末にコーラーIDを受信する機能がない場合、外部端末側ではコーラーIDを確認することができない。つまり、通信相手を確認してから応答したい場合、回線に接続されているコーラーIDを表示する端末まで確認に行く必要があり、面倒である。
【0009】
第3に、コーラーIDに対応した通信端末装置を回線に対して、複数の他の通信端末装置を並列に接続したとしても、各通信端末装置において、コーラーID着信信号を検知してから回線を接続するまでの一次応答のタイミングが異なっているので、全ての端末においてコーラーIDを受信することができない。
【0010】
また、各通信端末装置の一次応答のタイミングを一致させるには、各通信端末装置の設定を合わせる作業を行う必要があり、面倒である。
【0011】
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、外部端末でも発信電話番号を表示することが可能である通信装置を提供することを目的とする。また、外部端末と同時に発信電話番号を表示することが可能である通信装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題を解決するために、以下のような手段を講じた。
【0013】
請求項1記載の通信装置に関する発明は、カー信号の検知部と、コーラーIDを表示する表示部と、装置本体に接続された外部端末と、この外部端末を通常時外線に接続する切替部と、前記外部端末が前記カー信号に応答してコーラーIDを受信するための所定の動作を行う間、外線と装置本体とを閉結することなく外線を監視してコーラーIDを受信するモデムと、コーラーIDを受信すると、前記表示部にコーラーIDを表示させる制御手段とを具備し、前記外部端末がコーラーIDを表示するのとほぼ同時に前記表示部はコーラーIDを表示し、前記制御手段は前記外部端末が所定回数カー信号に応答しない場合前記外部端末の代わりにコーラーIDを受信するための所定の動作を行う構成を採る。
【0014】
この構成により、装置本体に接続された外部端末において、コーラーIDを表示できる。また、外部端末にコーラーIDを受信させ、その間、外線を監視して装置本体でもコーラーIDを受信するようにしたので、外部端末にコーラーIDを表示させると共に、装置本体でも同時にコーラーIDを表示させることができる。この結果、装置本体がコーラーIDを受信してから外部端末がコーラーIDを受信するまでのタイムラグがないため、外部端末を外線からの呼出に対してより速く反応させることができる。
【0015】
さらに、カー信号の回数を監視し、外部端末が呼出に応答しない場合は、装置本体がコーラーIDを受信するようにしたので、カー信号に対応することができ、コーラーIDサービスを確実に受けられる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態1〜3について、図面を参照しながら説明する。
【0017】
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係るコーラーID受信装置を搭載したファクシミリ装置の全体ブロック図である。
【0018】
装置制御部1は、ファクシミリ装置全体を制御する。
【0019】
着信信号検知部2は、外線3から入力されるカー信号を検知する回路である。着信信号検知部2は、カー信号を検知した場合に検知信号を装置制御部1に送信する。
【0020】
回線開閉部4は、外線3とファクシミリ装置本体との回線接続を制御するものである。回線開閉部4は、装置制御部1による制御に従って外線3を閉結又は開放する。
【0021】
V23RX制御部5は、外線3から入力されるコーラーIDをモデム手順で受信し、装置制御部1に受信したコーラーIDを送信する。V23RX制御部5はモデムで構成されている。このモデムは、ファクシミリ通信と併用される。また、V23RX制御部5は、回線開閉部4により外線3を接続しなくとも外線3を監視する機能を備えている。具体的には、外線3の極性の反転により外線3の状況を監視している。
【0022】
音声送出部6は、コーラーIDに対応づけられた音声データを内線8に送出するものであり、例えば、「0123456からの電話です」等メッセージ、または、予め利用者がコーラーIDに対応する名前等の音声を図示しない音声記憶手段により記憶しておき、「鈴木さんからの電話です」等のようにコーラーIDに対応する音声データを送出するものである。
【0023】
V23TX制御部7は、コーラーIDをモデム手順で内線8に送出するものであり、モデムで構成されている。コーラーIDは、通常行われるコーラーIDの手順により内線8へと送り出される。
【0024】
内線給電部9は、内線8へ電力を供給する。
【0025】
内/外線切替部10は、外部端末11に接続される接続線12を、外線3又は内線8に切り替え接続する。通常時、内/外線切替部10は接続線12を内線8に接続している。
【0026】
外部端末11は、ファクシミリ装置にコネクタ部13を介して直列に接続される通信端末装置であり、ファクシミリ、電話、データモデム等である。
【0027】
ループ検知部14は、外部端末11が、オンフック又はオフフックにより、回線(外線3及び内線8を含む)を閉結又は開放したことを検知する回路である。
【0028】
表示部15は、受信したコーラーIDや、その他メッセージ等を表示するためのものであり、例えばLCDで構成されている。
【0029】
記憶部16は、装置制御部1に接続されており、メモリで構成されている。この記憶部16には、V23RX制御部5によって受信した受信コーラーIDが記憶保持される。また、記憶部16は、外部端末11にコーラーIDを送出するか否かを示す第1のフラグ、及び、送信するコーラーIDをV23TX制御部7によりデータ信号として送信するか、音声送出部6より音声で送信するかを示す第2のフラグを保持する。さらに、記憶部16は、コーラーIDに対応させた音声データ及びキャラクタデータや、ファクシミリ通信により受信した受信画像データを保持する。
【0030】
パネル部17は、ファクシミリ装置の操作を行う、ダイヤルキー及びファンクションキー等を含む。記録部18は、受信画像データ等を印刷するプリンタである。また、読取部19は、原稿を取り込むスキャナである。また、通話部20は、外線3及び内線8を介して通話を行う機能を備えている。通話部20は、外線3及び内線8からの呼び出しを音により知らせる鳴動部を備えている。なお、鳴動部に代えて又はその他に、音でなく、LEDの点灯、振動等により呼び出しを知らせる報知手段であっても良い。
【0031】
上述の構成からなるコーラーID受信装置を搭載したファクシミリ装置の動作を図2を用いて説明する。図2は、上記実施の形態1に係るコーラーID受信装置の動作を示すフロー図である。
【0032】
図2において、工程(以下、STという)201においては、着信信号検出部2が、外線3からのカー信号(0.5秒間隔のパルス信号)の検知の有無を判定する。着信信号検出部2は、カー信号を検知するまで判定を繰り返す。
【0033】
着信信号検出部2がカー信号を検知すると、ST202において、コーラーIDの一次応答処理を行う。一次応答処理においては、まず装置制御部1が、着信信号検出部2からの検知信号に基づき、回線開閉部4に外線3を閉結させる。次に、V23RX制御部5が、外線3からのコーラーIDを所定の手順で受信する。コーラーIDは1200ボーのデータ信号として送信されてくる。装置制御部1は、コーラーIDを記憶部16に記憶する。
【0034】
ST203において、装置制御部1は、第1のフラグが受信コーラーIDを送信するように設定されているか否かを判断する。コーラーIDを送信するように設定されていると判断した場合(Yes)、ST204において、装置制御部1は、第2のフラグを参照して、受信コーラーIDをデータ信号として送信するか、音声として送信するかを判断する。
【0035】
コーラーIDをデータ信号として送信するように設定されていると判断した場合(Yes)、ST205において、V23RX制御部5がカー信号を内線8へ送出する。カー信号は、内線切替部10、接続線12及びコネクタ部13を介して外部端末11に送信される。
【0036】
ST206においては、ループ検知部14が、外部端末11が内線8と閉結した否かを判定する。
【0037】
ループ検知部14が、外部端末11が回線を閉結したことを検知した場合(Yes)、ST207において、V23TX制御部7は記憶部16に記憶保持したコーラーIDを通常のコーラーID送信手順に従って外部端末11に送信する。この送信は、交換機が行うコーラーID送信手順と同様である。
【0038】
ST208において、外部端末11が回線を開放したか否かをループ検知部10が検知する。この時点で、外部端末11は、内線8を経由したコーラーIDの一次応答を完了する。この結果、外部端末11にコーラーIDを表示させることができるため、ファクシミリ装置までコーラーIDを確認に行く必要がない。
【0039】
この後、外部端末11が内線8を開放したと判断した場合(Yes)、ST209において、内/外線切替部10は外線3に切り替え、外部端末11を外線3に接続する。外線3には、交換機より通常の呼出信号(1秒ON、2秒OFF)が送られてきている。これにより、外部端末11はこの呼出信号を受信し、鳴動する。
【0040】
一方、ST203において、第1のフラグがコーラーIDを送信する設定になっていない場合(No)、ST209に進み、外部端末11を外線3に接続する。
【0041】
また、ST206においては、V23TX制御部7がカー信号を5回送出しても外部端末11が応答しない場合(No)、ST209に進み、外部端末11を外線3に接続する。従って、外部端末11がコーラーIDの呼び出しに応答しない場合、ファクシミリ装置より通常の呼出信号が送信されてくるため、ファクシミリ装置側の設定が、外部端末11にコーラーIDを送信する設定であり、かつ、外部端末11がコーラーIDを受信不可能なタイプであっても、外部端末11を確実に呼び出すことができる。
【0042】
以下、ST204において、第2のフラグが音声によりコーラーIDを送出する設定になっている場合(No)について説明する。図3は、音声でコーラーIDを送信する動作を示すフロー図である。
【0043】
ST301において、装置制御部1は、外部端末11に対して通常の呼出信号を送出する。
【0044】
ST302において、ループ検知部14が、外部端末11が回線を閉結したか否かを検知する。外部端末11が内線8と閉結していない場合(No)、検知を繰り返す。
【0045】
外部端末11が内線8と閉結したことを検知した場合(Yes)、すなわち、使用者が外部端末11の受話器を取ったとみなし、ST303において、装置制御部1が、ファクシミリ装置本体側の通話部20の鳴動を停止する。これにより、装置制御部1が外部端末11にコーラーIDを通知している間に、ファクシミリ装置側でオフフックしてしまい、呼び出しに対して最初に応答したはずの外部端末11で応答ができなくなってしまうという不都合を防止している。
【0046】
ST304においては、音声送出部6が、外部端末11に対し内線8を介してコーラーIDに対応した音声メッセージを送出する。音声メッセージは、例えば、「お父さんからの電話です」や、「0123456からの電話です」など、電話番号に対応するものや、電話番号そのものである。これにより、外部端末11がコーラーIDに非対応であっても発呼側情報を外部端末11側に知らせることが可能である。
【0047】
ST304において、音声送出部6は、外部端末11に対して呼び出しに対応する処理の指示を促すメッセージを送出する。例えば、「電話に出るならば、1キー、対応しないならば2のキー、応答しないのであれば、受話器を置いて下さい」とメッセージを流す。
【0048】
以下、この音声メッセージに対応した処理を示す。
【0049】
ST305において、外部端末11のダイヤルキー11aのうち1キーが押されたか否かを、ダイヤル検知手段21により判断する。
【0050】
1キーが押されたと判断した場合(Yes)、ST306において、内/外線切替部10が外線3へ切り替え、外部端末11に通話を行わせる。従って、1キーを押すことにより、外線3からの呼出に外部端末11で対応することができる。
【0051】
一方、ST305において、1キーが押されないと判断した場合(No)、ST307において、2キーが押されたか否かを判断する。
【0052】
2キーが押されたと判断した場合(Yes)、ST308において、装置制御部1は、外線3からの呼出信号に対応する外部端末11への呼出信号の送出を停止する。
【0053】
次いで、ST309において、音声送出部6は、例えば、「ただ今、013456から電話がかかってきている状態です。しばらくお待ち下さい」のように、呼出中である旨の呼出中メッセージを外部端末11に流す。これにより、ファクシミリ装置本体を呼出中である旨を知らせる。
【0054】
ST310においては、ループ検知部14で、外部端末11が内線8を開放したか否かを検知して、利用者が外部端末11の受話器を置いたか否かを判断する。
【0055】
外部端末11が内線を開放したことを検知した場合(Yes)、ST311において、着信信号検知部1により外線3から通常の呼出信号が来ているか否かに基づいて、呼び出しが終了したか否かを判断する。呼び出し終了と判断した場合(Yes)、ST312において、ファクシミリ装置本体は通常の待機状態に戻る。
【0056】
一方、ST311において呼び出しが終了していないと判断した場合(No)、ST313において、ループ検知部14により外部端末11が内線8と閉結されたか否かを検知する。外部端末11が内線8と閉結されたことを検知した場合(Yes)、ST309に戻り、音声送出部6が再び呼出中メッセージを送出する。一方、ST313において、外部端末11が内線8と閉結されていないと判断した場合、ST311に戻り、再び呼び出し終了か否かを判断する。
【0057】
上記ST309〜ST313の処理により、呼出中メッセージを聞いた後、外部端末11が一旦内線8を開放し、再び内線8と閉結した際、外線3から通常の呼出信号が来つづけていた場合には、ファクシミリ装置本体は、外線3に応答することなく、再び呼出中メッセージを外部端末11へ送信する。
【0058】
一方、ST310で内線8が開放されていない場合(No)、ST314において、着信信号検知部1により、外線3からの通常の呼出信号の有無に基づいて、呼び出しが終了したか否か判断する。呼び出しが終了していないと判断した場合(No)、ST309に戻り、呼出中メッセージを送出し続ける。
【0059】
呼出信号が終了したと判断した場合(Yes)、呼出中メッセージの送出を停止し、ST315において外部端末11により内線8が開放されたか否かを判断する。内線8が開放されたと判断した場合(Yes)、ST312において、装置制御部1は、ファクシミリ装置本体を通常の待機状態とする。これにより、呼出中メッセージを送出中に外線3からの呼出信号が停止すると、それと同期して呼出中メッセージも停止し、呼び出しが停止されたことを確認することができる。
【0060】
ST307〜ST315の処理により、利用者が2キーを押すと、外部端末11の受話器から呼び出し中である旨の音声メッセージが聞こえる。利用者が受話器を置くと内線8が開放されるが、外部端末11は鳴動することはない。さらに、外線3からの呼び出しが続いている状態で再び外部端末11の受話器を上げても、同じ音声メッセージが聞こえてくるだけで、外線3からの呼び出しに対応することはない。
【0061】
また、外線3からの呼び出し中は、ファクシミリ装置本体側の通話部20は動作せず、表示部15に受信したコーラーID又はコーラーIDに対応するキャラクタを表示して、外部端末11を呼び出し中又はコーラーIDを送信中であることを報知することが好ましい。これにより、外部端末11がコーラーIDに応答中であるにもかかわらず、ファクシミリ装置本体側で誤って受話器を取り、オフフックしてしまうのを防止することができる。
【0062】
一方、ST307において、2キーが押圧されていないと判断した場合(No)、ST316において、ループ検知部14により内線8が開放されたか否かを検知する。これにより、外部端末11の1キー又は2キーの押圧がなく、かつ、内線8が開放されたか否かを判断する。
【0063】
内線8が開放されたことを検知した場合(Yes)、ST317において、装置制御部1は、内/外線切替部10により外部端末11を外線3に切り替えることなく、外線3からの呼出信号に対応して通話部20を鳴動させる。また、ファクシミリ装置側からの呼出信号を停止する。これにより、外部端末11は鳴動することなく、ファクシミリ装置だけが鳴動する。
【0064】
すなわち、利用者が音声メッセージを聞いた後、1キー又は2キーのいずれをも押さないで受話器を置くと、ファクシミリ装置は、外線3からの呼出信号に対応して再び鳴動する。しかし、外部端末11は内線8に接続されたままの状態であり、かつ、ファクシミリ装置からの呼出信号も停止されているので鳴動することはない。この処理は、外部端末11側で応答した利用者が、呼出中メッセージを聞いて、呼び出しが自分へのものではないと判断し、ファクシミリ装置側で呼び出しに対応して欲しい場合に行われる。
【0065】
より具体的に説明すると、例えば、外部端末11が娘の部屋Aに、ファクシミリ装置が居間の部屋にある。父宛への呼び出しを娘が部屋Aで対応した場合に、呼び出しに対応した娘は、音声メッセージを聞くことで、父宛てへの呼び出しである旨を確認する。
【0066】
次に、娘は外部端末11の受話器を置くだけで呼び出しを居間の部屋に回すことができる。このとき、娘の部屋Aの外部端末11は鳴動しないので、父への呼び出しであることを確認すると受話器を置くだけで、部屋Aの外部端末11は鳴動することがなく、娘は自分以外の呼び出しに対応しない鳴動音を聞かなくてすむ。
【0067】
上述のように、上記実施の形態1に係るファクシミリ装置によれば、外部端末11がコーラーIDを受信する機能がある場合、V23TX制御部7よりコーラーIDをデータ信号として内線8を経由して外部端末11に送信する。すなわち、ファクシミリ装置はコーラーIDを交換機と同じ手順及び同じ信号で外部端末11に送出する。従って、コーラーIDは、交換機から外線3を通して送られてくるのと全く同様に外部端末11で処理することが可能である。この結果、ファクシミリ装置と外部端末11とを接続するのに特別な信号線を別に用意する必要がない。また、外部端末11は通常のコーラーID受信機能を備えているだけで良く、特別な機能を有する専用機である必要がない。
【0068】
また、外部端末11がコーラーIDを受信する機能がない場合には、内線8を介して音声でコーラーIDを送信するため、利用者は、外部端末11側で外線3に応答する前に発呼側情報を認識できる。
【0069】
また、外部端末11側で応答しないこととした後は、特定のキーを押圧することにより、ファクシミリ装置からの内線呼出を停止して外部端末11の鳴動を停止するので、応答する意志がないのに外部端末11側で鳴動が続いてしまう煩わしさがない。その後、外部端末11の受話器を上げても外線3に接続されないため、対応したくない相手からの呼び出しに意に反して応答してしまうのを防止できる。
【0070】
(実施の形態2)
以下、図4を参照して本発明の実施の形態2について説明する。
【0071】
上記実施の形態2に係るファクシミリ装置は、図1に示す上記実施の形態1に係るファクシミリ装置と同様であるので、説明を省略する。
【0072】
図4は、上記実施の形態2に係るファクシミリ装置における動作を示すフロー図である。
【0073】
上記実施の形態2では、通常時、内/外線切替部10は外部端末11を外線3に接続している。
【0074】
まず、ST401において、着信信号検知部2によりカー信号を検知する。カー信号を検知した場合(Yes)、ST402において、装置制御部1は、ループ検知部14により外部端末11が回線を閉結したか否かを検知することにより、外部端末11がカー信号に応答したか否か判断する。
【0075】
外部端末11が応答した場合(Yes)、ST403において、V23RX制御部5は、回線開閉部4により外線3を閉結することなく、外線3を監視すると共に、外部端末11がコーラーIDを受信するための所定の動作を行う間、外線3からコーラーIDを受信する。これにより、ファクシミリ装置は、外部端末11が受信しているコーラーIDを同時に受信する。
【0076】
次に、ST404において、装置制御部1は、外部端末11が一次応答を終え、外線3を開放したか否かを、ループ検知部14の検知に基づいて判断する。外部端末11が一次応答を終了した場合(Yes)、ST405において、装置制御部1は、外線3からの通常の呼出信号を受信し、通話部20を鳴動させる。これと同時に外部端末11も鳴動する。
【0077】
一方、ST402において、外部端末11が応答しないと判断した場合(No)、ST406において、カー信号による呼び出しが5回目であるか否かを判断する。5回目未満の場合には上記ST402に戻る。
【0078】
ST406において、カー信号が来ていない場合、すなわち呼び出し5回以内に外部端末11が呼び出しに応答した場合(Yes)、ST407において、装置制御部1は、一次応答処理を行ってコーラーIDを受信する。その後、ST405において、外線3からの呼び出し信号を受信し、通話部20が鳴動させると同時に外部端末11も鳴動する。
【0079】
ST405の後は、利用者がファクシミリ装置又は外部端末11の受話器を取り、通話を行う。
【0080】
上記実施の形態2に係るファクシミリ装置によれば、外部端末11がコーラーIDを受信可能である場合、外部端末11にコーラーIDを受信させ、その間、外線3を監視してファクシミリ装置でもコーラーIDを受信するようにしたので、外部端末11にコーラーIDを表示させると共に、ファクシミリ装置でも同時にコーラーIDを表示させることができる。この結果、上記実施の形態1に係るファクシミリ装置と異なり、ファクシミリ装置がコーラーIDを受信してから外部端末11がコーラーIDを受信するまでのタイムラグがないため、外部端末11を外線3からの呼び出しに対してより速く反応させることができる。
【0081】
また、上記実施の形態1では、外部端末11へコーラーID送出中にファクシミリ装置の通話部20は鳴動するが、外部端末11は受信中であるので鳴動することができない。このため、ファクシミリ装置と外部端末11とでは鳴動するタイミングがずれてしまう。しかし、上記実施の形態2では、カー信号を同時に受信するので、鳴動のタイミングがずれるのを防止することができる。
【0082】
また、通常、カー信号は6回までしか送信されてこない。さらに、6回を過ぎると通常の呼出信号が送出され、コーラーIDサービスを受けられない。しかし、上記実施の形態2では、ST406において、カー信号の回数を監視し、外部端末11が呼び出しに対応しない場合は、ファクシミリ装置がコーラーIDを受信するようにしている。このため、カー信号に必ず対応することができる。
【0083】
(実施の形態3)
次に、ファクシミリ装置及びこれに並列に接続した並列接続端末の両方でコーラーIDを受信することが可能な実施の形態3に係るファクシミリ装置について図5及び図6を参照して説明する。
【0084】
図5は、上記実施の形態3に係るファクシミリ装置の全体を示すブロック図である。図5に示すファクシミリ装置は、外線3に対してファクシミリ装置と並列に並列接続端末51が接続されていること、及び、音声送出部6、V23TX制御部7、内線給電部9、内線8、内/外線切替部10、接続線12、コネクタ部13及びループ検知部14を備えていない以外は、図1に示す上記実施の形態1に係るファクシミリ装置と同様の構成からなる。同一の構成については、図1と同じ符号を付けて説明を省略する。
【0085】
図6は、上記実施の形態3に係るファクシミリ装置における動作を示すフロー図である。
【0086】
まず、ST601において、着信信号検知部2によりカー信号を検知する。カー信号を検知した場合(Yes)、ST602において、装置制御部1は、カー信号を検知した後V23RX制御部5を起動し、外線3を監視することにより、並列接続端末51がコーラーIDを受信したか否か判断する。このとき、装置制御部1はカー信号のカウントを継続している。
【0087】
並列接続端末51が応答した場合(Yes)、ST603において、V23RX制御部5は、回線開閉部4により外線3を閉結することなく、外線3を監視すると共に、並列接続端末51がコーラーIDを受信するための所定の動作を行う間、外線3からコーラーIDを受信する。これにより、ファクシミリ装置は、並列接続端末51が受信しているコーラーIDを同時に受信する。
【0088】
次に、ST604において、装置制御部1は、並列接続端末51がコーラーIDの受信を終了したか否かを判断する。並列接続端末51がコーラーIDを終了した場合(Yes)、ST605において、装置制御部1は、外線3からの通常の呼出信号を受信し、通話部20を鳴動させる。これと同時に並列接続端末51も鳴動する。
【0089】
一方、ST602において、並列接続端末51が応答しないと判断した場合(No)、ST606において、カー信号による呼び出しが5回目であるか否かを判断する。5回目未満の場合には上記ST602に戻る。
【0090】
ST606において、カー信号が来ていない場合、すなわち呼び出し5回以内に並列接続端末51が呼び出しに応答した場合(Yes)、ST607において、装置制御部1は、一次応答処理を行ってコーラーIDを受信する。その後、ST605において、外線3からの呼び出し信号を受信し、通話部20が鳴動させると同時に並列接続端末51も鳴動する。
【0091】
ST605の後は、利用者がファクシミリ装置又は並列接続端末51の受話器を取り、通話を行う。
【0092】
上記実施の形態3に係るファクシミリ装置によれば、並列接続端末51がコーラーIDを受信可能である場合、並列接続端末51にコーラーIDを受信させ、その間、外線3を監視してファクシミリ装置でもコーラーIDを受信するようにしたので、並列接続端末51にコーラーIDを表示させると共に、ファクシミリ装置でも同時にコーラーIDを表示させることができる。
【0093】
本発明は、上記実施の形態1〜3に限定されるものではない。例えば、上記実施の形態1〜3においては、コーラーID受信装置を内蔵したファクシミリ装置を例に挙げて説明したが、コーラーID受信装置単体であっても良い。また、コーラーID受信装置を内蔵する本体は、電話、モデムが接続されたパーソナルコンピュータのような他の通信装置であっても良い。
【0094】
また、上記実施の形態1では、コーラーID及びカー信号を外部端末11にモデム信号として送信しているが、必ずしもモデムを用いる必要はなく、PB信号等の他のデータ信号であっても良い。
【0095】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、装置本体に接続された外部端末において、コーラーIDを表示できる。また、装置本体及び外部端末で同時にコーラーIDを表示できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係るコーラーID受信装置を搭載したファクシミリ装置の全体ブロック図
【図2】上記実施の形態1に係るコーラーID受信装置の動作を示すフロー図
【図3】上記実施の形態1に係るコーラーID受信装置において音声でコーラーIDを送信する動作を示すフロー図
【図4】本発明の実施の形態2に係るファクシミリ装置における動作を示すフロー図
【図5】本発明の実施の形態3に係るファクシミリ装置の全体を示すブロック図
【図6】上記実施の形態3に係るファクシミリ装置における動作を示すフロー図
【符号の説明】
1 装置制御部
2 着信信号検知部
3 外線
4 回線開閉部
5 V23RX制御部
6 音声送出部
7 V23TX制御部
11 外部端末
51 並列接続端末

Claims (1)

  1. カー信号の検知部と、コーラーIDを表示する表示部と、装置本体に接続された外部端末と、この外部端末を通常時外線に接続する切替部と、前記外部端末が前記カー信号に応答してコーラーIDを受信するための所定の動作を行う間、外線と装置本体とを閉結することなく外線を監視してコーラーIDを受信するモデムと、コーラーIDを受信すると、前記表示部にコーラーIDを表示させる制御手段とを具備し、前記外部端末がコーラーIDを表示するのとほぼ同時に前記表示部はコーラーIDを表示し、前記制御手段は前記外部端末が所定回数カー信号に応答しない場合前記外部端末の代わりにコーラーIDを受信するための所定の動作を行うことを特徴とする通信装置。
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