JP3333882B2 - 通信システム、通信システムにおける端末側通信機器および通信システムにおける相手通信機器 - Google Patents

通信システム、通信システムにおける端末側通信機器および通信システムにおける相手通信機器

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JP3333882B2
JP3333882B2 JP7552295A JP7552295A JP3333882B2 JP 3333882 B2 JP3333882 B2 JP 3333882B2 JP 7552295 A JP7552295 A JP 7552295A JP 7552295 A JP7552295 A JP 7552295A JP 3333882 B2 JP3333882 B2 JP 3333882B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電話回線を利用して通
信を行う端末側通信機器、それの相手通信機器およびそ
れらを備える通信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】電話回線を利用してデータの伝送を行う
システムの中には、各家庭のガス、水道や電気の使用量
を管理センタに伝送するテレメータシステムが含まれ
る。そして、このテレメータシステムでは、各家庭より
発呼してくる“端末発呼”およびセンタより随時検針す
る“センタ起動”の二種類の起動方法を持っている。
【0003】このセンタ側からの起動要求は、一般的に
はノーリンギングトランクを使用することにより行われ
る。“ノーリンギング”とは、宅内電話機のベルを鳴ら
すことがないという意味であり、ノーリンギングトラン
クは、それを実現する交換機設備として実現化されてい
る。
【0004】従来の通信装置を、図12に示す。図中、
51は事業者などのセンタ側通信機器、52は各家庭の
端末側通信機器、53はセンタ側交換局、54は端末側
交換局、55は電話回線である。
【0005】センタ側通信機器51は、ホストコンピュ
ータ56とセンタ用網制御装置57とを備えている。端
末側通信機器52は、端末用網制御装置58と、ガスメ
ータ59a、水道メータ59bや電力メータ59cと、
1台の電話機60とを備えている。そして、端末側交換
局55には、ノーリンギングトランク61が設置されて
いる。ノーリンギングトランク61は、電話機60のベ
ルを鳴らさずに各メータ59a〜59cの中から特定の
一つを選択するためのNRS信号(DTMF信号)を送
信する。
【0006】なお、ノーリンギング通信とは、ガス、水
道、電力の各事業者が、それぞれ所有するセンタ側通信
機器51から電話回線55を介して、テレメータ事業者
が所有する端末側通信機器52の各メータ59a〜59
cの検針を行うことである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
ノーリンギング通信装置では、ノーリンギングトランク
61を用いるために使用料金が高額になる。また、ノー
リンギングトランク61が設置されなければ運用できな
い。さらに、NRTSを常時送出しているため、通信に
いろいろな障害(通信速度を早くできない等)が発生す
る。
【0008】したがって、本発明の目的は、ノーリンギ
ングトランクを使用せずにノーリンギング通信を行える
端末側通信機器、通信機器および通信システムを提供す
ることである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の通信シス
テムは、呼出信号および発信者電話番号を送信する相手
通信機器と、相手通信機器に電話回線を介して接続され
る端末側通信機器とを備える通信システムであって、前
記相手通信機器は、呼出信号、発信者電話番号および特
定の端末側通信機器識別用の制御コードを送出し、前記
端末側通信機器は、前記相手通信機器から送出される発
信者電話番号を受け取ると、この受け取った発信者電話
番号と予め登録してある電話番号とを対比し、一致した
ときは電話機に電話回線を接続せずに相手通信機器とノ
ーリンギング通信を行う一方、不一致のときは電話機に
電話回線を接続してリンギング通信を行う端末用網制御
装置を有するとともに、記相手通信機器から受け取った
発信者電話番号および特定の端末側通信機器識別用の制
御コードと、予め登録してある発信者電話番号および固
有番号との両方を比較し、両方が一致したときのみ前記
ノーリンギング通信とリンギング通信との選択処理に移
行するものである。
【0010】本発明の第2の通信システムは、呼出信号
および発信者電話番号を送信する相手通信機器と、相手
通信機器に電話回線を介して接続される端末側通信機器
とを備える通信システムであって、記相手通信機器は、
極性反転、発信者電話番号、制御コード、呼出信号の順
とした配列を有する信号を一定間隔おきに送出し、前記
端末側通信機器は、前記相手通信機器から送出される発
信者電話番号を受け取ると、この受け取った発信者電話
番号と予め登録してある電話番号とを対比し、一致した
ときは電話機に電話回線を接続せずに相手通信機器とノ
ーリンギング通信を行う一方、不一致のときは電話機に
電話回線を接続してリンギング通信を行う端末用網制御
装置を有するとともに、前記端末用制御装置は、前記相
手通信機器から受け取った発信者電話番号および特定の
端末側通信機器識別用の制御コードと、予め登録してあ
る発信者電話番号および固有番号との両方を比較し、両
方が一致したときのみ前記ノーリンギング通信とリンギ
ング通信との選択処理に移行するものである
【0011】本発明の第1の通信システムにおける端末
側通信機器は、呼出信号および発信者電話番号を送信す
る相手通信機器と、相手通信機器に電話回線を介して接
続される端末側通信機器とを備える通信システムにおけ
る端末側通信機器であって、前記端末側通信機器は、前
記相手通信機器から送出される呼出信号および発信者電
話番号を受信すると、この受信した発信者電話番号と予
め登録してある発信者電話番号とを対比し、一致したと
きは電話機に電話回線を接続せずに相手通信機器とノー
リンギング通信を行う一方、不一致のときは電話機に電
話回線を接続してリンギング通信を行う端末用網制御装
置を備え、前記端末用網制御装置には、前記電話回線に
対して複数の電話機が並列に断接可能に接続されてい
て、かつ、前記端末用網制御装置が、リンギング通信時
において相手通信機器から受け取った発信者電話番号に
基づき、特定の電話機のみを呼び出すかあるいは総ての
電話機を呼び出すかを選択するものである。
【0012】本発明の第2の通信システムにおける端末
側通信機器は、前記第1の通信システムにおける端末側
通信機器として、前記端末用網制御装置は、複数の電話
機を電話回線に対して断接可能に並列に接続する切換手
段と、複数の電話機のそれぞれに関連する優先呼び出し
用の発信者電話番号が記憶される記憶手段と、リンギン
グ通信時において相手通信機器から受け取った発信者電
話番号と前記記憶手段に予め記憶してある発信者電話番
号とを比較する比較手段と、比較結果に基づいて、特定
の電話機のみを呼び出すかあるいは総ての電話機を呼び
出すかを選択する選択手段とを含むものである。
【0013】本発明の第3の通信システムにおける端末
側通信機器は、前記第1の通信システムにおける端末側
通信機器として、前記端末用網制御装置には、前記電話
回線に対して複数の電話機が並列に断接可能に接続され
ていて、かつ、前記端末用網制御装置が、リンギング通
信時において相手通信機器から受け取った発信者電話番
号に続く特定電話機識別用の制御コードに基づき、特定
の電話機のみを呼び出すかあるいは総ての電話機を呼び
出すかを選択するものである。
【0014】本発明の第4の通信システムにおける端末
側通信機器は、前記第3の通信システムにおける端末側
通信機器として、前記端末用網制御装置は、複数の電話
機を電話回線に対して断接可能に並列に接続する切換手
段と、複数の電話機のそれぞれに関連する優先呼び出し
用の発信者電話番号が記憶される記憶手段と、リンギン
グ通信時において相手通信機器から受け取った発信者電
話番号と前記記憶手段に予め記憶してある発信者電話番
号とを比較する比較手段と、比較結果に基づいて、特定
の電話機のみを呼び出すかあるいは総ての電話機を呼び
出すかを選択する選択手段とを含むものとしている。
【0015】本発明の第5の通信システムにおける端末
側通信機器は、前記第2、第4の通信システムにおける
端末側通信機器として、前記優先呼び出し用の電話番号
または固有番号を前記記憶手段に対して記憶させる登録
手段を備え、この登録手段は、電話機のオフフック状態
でのプッシュボタン操作に伴い出力される設定信号の入
力に応答して、これを記憶手段に記憶させるものであ
る。また、本発明の第6の通信システムにおける端末側
通信機器は、前記第1ないし第5のうちのいずれかの端
末側通信機器として、前記端末用網制御装置は、ノーリ
ンギング通信が正常に終了しなかったとき、一定時間後
に折り返し前記相手通信機器を呼び出す異常管理手段を
含むものとしている。
【0016】本発明の通信システムにおける相手通信機
器は、呼出信号および発信者電話番号を送信する相手通
信機器と、相手通信機器に電話回線を介して接続される
端末側通信機器とを備える通信システムにおける相手側
通信機器であって、前記相手通信機器は、該相手側通信
機器から送出される発信者電話番号を受け取ると、この
受け取った発信者電話番号と予め登録してある電話番号
とを対比し、一致したときは電話機に電話回線を接続せ
ずに通信機器とノーリンギング通信を行う一方、不一致
のときは電話機に電話回線を接続してリンギング通信を
行う端末用網制御装置を備えた前記端末側通信機器に対
して、極性反転、発信者電話番号、制御コード、呼出信
号の順とした配列を有する信号を一定間隔おきに送出す
るものである。
【0017】
【作用】本発明の第1 第2の通信システムでは、相手
通信機器に複数の端末側通信機器が並列に接続されてい
る場合、相手通信機器から発信者電話番号と特定の端末
側通信機器識別用の制御コードとが付加されている呼出
信号が送出されてくると、総ての端末側通信機器の端末
用網制御装置は、前記発信者電話番号および前記識別用
の制御コードの両方が一致するいずれか一つの端末側通
信機器がループされることになり、端末側通信機器での
処理へと移行するが、不一致となる他の端末側通信機器
は、端末側通信機器が応答したことを検出し、ループし
ない。
【0018】第1〜第6の通信システムにおける端末側
通信機器では、その端末用網制御装置が、相手通信機器
から電話回線を通じて送出される発信者電話番号によ
り、自身に対する着信であると判定すると、電話回線か
ら電話機を切り離したまま、ループして相手通信機器と
ノーリンキング通信を行うが、自身でないと判定する
と、電話回線に電話機を接続して呼出信号に基づきベル
を鳴らすリンキング通信を行う。
【0019】この他、第1、第2の通信システムにおけ
る端末側通信機器では、その端末用網制御装置が、リン
キング通信時において、相手通信機器から受け取った発
信者電話番号に応じて、複数の電話機のうちの特定の一
つのみを呼び出したり、複数の電話機の総てを呼び出し
たりすることができる。第3〜第6の通信システムにお
ける端末側通信機器では、その端末用網制御装置が、リ
ンキング通信時において、相手通信機器から受け取った
発信者電話番号に続く特定電話機識別用の制御コードに
応じて、複数の電話機のうちの特定の一つのみを呼び出
したり、複数の電話機の総てを呼び出したりすることが
できる。
【0020】なお、第2、第4の通信システムにおける
端末側通信機器において登録手段を設けた場合、電話機
のプッシュボタンの操作に伴い入力される設定信号によ
り、ノーリンキング通信時における比較用の発信者電話
番号、リンキング通信時における比較用の発信者電話番
号や特定電話機識別用の制御コードなどを任意に登録す
ることができる。
【0021】また、第1〜第5の通信システムにおける
端末側通信機器において異常管理手段を設けた場合、相
手通信機器との通信が正常に終了しなかったときに、端
末発信を行える。
【0022】通信システムにおける通信機器では、少な
くとも発信者電話番号を呼出信号の前段に付加して送出
するから、端末側通信機器でのリンキング通信時におい
て電話機への呼出信号の数が減少しない。
【0023】
【実施例】以下、本発明の詳細を図1ないし図11に示
す実施例に基づいて説明する。図1ないし図7は本発明
の一実施例にかかり、図1は、通信システムの構成図、
図2は、端末側通信機器の端末用網制御装置の構成図、
図3は、センタ側通信機器から端末側通信機器へ送出す
る信号の波形図、図4は、端末用網制御装置の通信動作
に関するフローチャート、図5は、図4のリンギング通
信の動作に関するフローチャート、図6は、ノーリンギ
ング通信の動作に関するフローチャート、図7は、端末
用網制御装置のデータ登録動作に関するフローチャート
である。
【0024】図中、Aは通信システムであり、通信シス
テムAは、センタ側通信機器1と、端末側通信機器2
と、センタ側交換局3と、端末側交換局4と、電話回線
5とからなる。
【0025】センタ側通信機器1は、ホストコンピュー
タ6とセンタ用網制御装置7とを備えている。端末側通
信機器2は、端末用網制御装置8と、ガスメータ9a、
水道メータ9bや電力メータ9cと、複数の電話機10
a〜10cとを備えている。
【0026】センタ用網制御装置7は、センタ側交換局
3に対しダイヤルを行い、電話回線5、端末側交換局4
を介して端末側網制御装置8に対し、図3に示すような
信号を送出する。この信号は、極性反転C1の後で所要
間隔おきに配列される呼出信号(リンガー)C2と、呼
出信号C2と呼出信号C2との間の休止期間に、発信者
電話番号C3や制御コードC4を挿入したものである。
なお、発信者電話番号C3は、例えばCCITT(国際
電信電話委員会)V.23勧告の信号形態であるFSK
とされる。この他、PSKやPB信号を用いることもで
きる。
【0027】端末用網制御装置8は、極性反転C1を検
出する極反検出部801と、呼出信号C2を検出する呼
出信号検出部802と、端末側交換局4から送出される
発信者電話番号を検出するとともにデータ送信を行うモ
デム部803と、端末側から発呼するときダイヤリング
するダイヤル部804と、複数の電話機10a〜10c
それぞれを電話回線10に対して接続したり切り離した
りする切換部805と、ノーリンギング通信対象となる
特定の相手の発信者電話番号を記憶する半導体メモリな
どからなるコード設定部806と、ガスメータ9a、水
道メータ9bや電力メータ9cと接続されるインタフェ
ース807と、電話回線5の使用状態を検出するライン
オフフック検出部808と、電話機10a〜10cの使
用状態を検出するオフフック検出部809と、電話機1
0a〜10cに話中音を送出する話中音送出部810
と、クロックとしての高精度計時部811と、図4ない
し図7のフローチャートに示すプログラムを実行すると
ともに下記表1〜表3に示すようなデータを有するマイ
クロコンピュータ(以下、単にマイコンと呼ぶ)812
とを備えている。
【0028】なお、切換部805は、待機状態のとき電
話機10a〜10cを電話回線5と切り離している。ま
た、ユーザーが電話をかけるために電話機をオフフック
すると、切換部805は、オフフック検出部809から
のオフフック検出を受けて電話機を電話回線5に接続
し、電話機を使用できるようにする。オフフック検出部
809は、電話機10a〜10cのインピーダンスと基
準値とを対比して、オフフックを検出するものである。
【0029】この端末用網制御装置8は、後で詳しく説
明するが、簡単に言えば、受け取った発信者電話番号
に基づきセンタ側通信機器1とのノーリンギング通信要
求か電話機10a〜10cとのリンギング通信要求かを
選択する処理と、電話機10a〜10cとのリンギン
グ通信要求において受け取った発信者電話番号に基づき
複数の電話機10a〜10cのうちの特定の電話機のみ
を呼び出すための処理と、電話機10a〜10cとの
リンギング通信要求において特定電話機識別用の制御コ
ードに基づき複数の電話機10a〜10cのうちの特定
の電話機のみを呼び出すための処理と、センタ側通信
機器1とのノーリンギング通信に関するアクセスを管理
するための処理と、電話機10a〜10cとのリンギ
ング通信における迷惑電話防止に関する処理と、セン
タ側通信機器1とのノーリンギング通信における異常終
了対策に関する処理と、電話機10a〜10cから表
1〜表3に示すようなデータなどを登録するための処理
とを実行するようになっている。
【0030】なお、表1は、各電話機と各発信者電話番
号との関連を示し、表2は、各電話機と各固有番号から
なる制御コードとの関連を示し、表3は、各事業者によ
る項目別のアクセス要否を示している。表1、表2の対
応電話機「01」は図中の電話機10aに、「02」は
図中の電話機10bに、「03」は図中の電話機10c
にそれぞれ相当する。
【0031】
【表1】
【0032】
【表2】
【0033】
【表3】
【0034】次に、上述した通信システムAの通信に関
する動作を説明する。ここでは、端末側通信機器2を主
体としており、その端末用網制御装置8の処理を図4な
いし図6のフローチャートを参照して説明する。
【0035】まず、センタ側通信機器1から図3に示す
信号が送出されると、端末側通信機器1の端末用網制御
装置8は、その極反検出部801で前記送出されてきた
信号の極性反転C1を検出することにより起動する。
【0036】これにより、端末用網制御装置8は、極性
反転C1に続く呼出信号C2を受信すると(S1)、呼
出信号C2に続く発信者電話番号C3が予め登録してあ
る迷惑電話番号と一致するか否かを判定する(S2)。
ここで一致した場合には、迷惑電話であるとして、着信
拒否する(S3)。つまりS3では、電話回線5を一旦
オフフックしてから即座にオンフックする。一方、前述
のS2で不一致の場合には現在のところ迷惑電話でない
として、この発信者電話番号C3を一時的に記憶し(S
4)、通信要求がセンタ側通信機器1とのノーリンギン
グ通信要求なのか複数の電話機10a〜10cのいずれ
かとのリンギング通信要求なのかを判定する(S5)。
つまり、S5では、受信した発信者電話番号C3がコー
ド設定部806に記憶させてある複数の発信者電話番号
のいずれか一つと一致するか否かを判定する。この判定
で不一致の場合つまり複数の電話機10a〜10cのい
ずれかとのリンギング通信要求の場合には、S6のリン
ギング通信処理へ、また、一致した場合つまりセンタ側
通信機器1とのノーリンギング通信要求の場合には、S
7のノーリンギング通信処理へそれぞれ移行する。
【0037】前述のリンギング通信処理を図5のフロー
チャートに、また、ノーリンギング通信処理を図6のフ
ローチャートにそれぞれ示して説明する。
【0038】〔リンギング通信処理〕まず、図4のS4
で記憶した発信者電話番号C3と複数の電話機10a〜
10cとの関連を表1に基づいて判定する(S20)。
つまり、S20では、受信した発信者電話番号C3が予
め表1に記憶させてある複数の発信者電話番号のいずれ
か一つと一致するか否かを判定する。この判定で一致す
るものがあれば、切換部805で該等する一つの電話機
に電話回線5を接続する(S21)が、不一致の場合に
は、発信者電話番号C3に続く制御コードC4と複数の
電話機10a〜10cとの関連を表2に基づいて判定す
る(S22)。つまり、S22では、受信した制御コー
ドC4が予め表2に記憶させてある複数の特定電話機識
別用の固有番号のいずれか一つと一致するか否かを判定
する。この判定で一致するものがあれば、前記S21に
移行して切換部805で該等する一つの電話機に電話回
線5を接続するが、不一致の場合には、切換部805で
総ての電話機10a〜10cに電話回線5を接続する
(S23)。こうして特定の電話機または総ての電話機
10a〜10cが電話回線5に接続されると、呼出信号
C2により前記電話機のベルが鳴らされるようになる。
【0039】これにより、電話機がオフフックされて通
話が行われるが、通話終了をオンフックにより検出する
と(S24)、今の通話が迷惑電話であるとして今後の
着信を拒否するユーザーの指示の有無を判定する(S2
5)。つまり、S25では、電話機からプッシュボタン
の操作に伴い送出されるPb信号(例えば#9*#)の
入力の有無を判定するのである。ここで、指示が有った
場合には、図4のS4で一時的に記憶した発信者電話番
号C3を迷惑電話番号として端末用網制御装置8の内部
メモリに登録して(S26)から、電話回線5を切り離
して(S27)終了するが、指示がない場合には、前述
のS26を省略して前述のS27へ移行して終了する。
【0040】ところで、いずれかの電話機に電話回線5
が接続されている状態では、接続されない他の電話機の
オフフックを検出すると、その電話機に対して、話中音
送出部810から話中音を送出し、現在、電話回線5が
使われていることを知らせるようになっている。
【0041】〔ノーリンギング通信処理〕まず、図4の
S4で記憶した発信者電話番号C3がテレメータ事業者
のものか否かを判定する(S30)。この判定がテレメ
ータ事業者であった場合には、マイコン812に対する
総てのアクセスを許可する(S31)が、テレメータ事
業者でない場合には、ガス事業者、水道事業者および電
力事業者などの個別事業者であるか否かを判定する(S
32)。この判定が個別事業者でもない場合にはマイコ
ン812とのアクセスを禁止して(S33)、電話回線
5を切り離して終了する(S34)が、個別事業者であ
った場合には、マイコン812に対する特定項目のアク
セスのみを許可する(S35)。つまり、表3に示すよ
うに、ガス事業者ならば、ガスメータ9aにのみアクセ
スできるが、マイコン812にアクセスしたい場合に
は、テレメータ事業者に依頼する。テレメータ事業者
は、依頼により、他の事業者への影響を考慮してマイコ
ン812にアクセスできる。
【0042】そして、通話が終了すると(S36)、今
の電話が正常に終了したか否かを判定する(S37)。
正常に終了した場合には、前述のS34に移行して電話
回線5を切り離して終了するが、正常に終了しなかった
場合には、通話終了から一定時間が経過するのを待って
(S38)から、図4のS4で一時的に記憶した発信者
電話番号C3をダイヤルし(S39)、前述のS36〜
S39を繰り返す。
【0043】このようなセンタ側通信機器1とマイコン
812とのノーリンギング通信は、切換部805で電話
回線5と電話機10a〜10cとを切り離し状態に維持
して電話機10a〜10cのベルを鳴らさないようにな
っている。
【0044】次に、端末側通信機器2での各種のデータ
登録に関する動作を、図7のフローチャートを用いて説
明する。なお、登録するデータとしては、メータの検針
などのノーリンギング通信の対象となる事業者の発信者
電話番号や、リンギング通信での電話機個々の優先呼び
出しの対象となる発信者電話番号および特定電話機識別
用の制御コードや、時刻設定などが挙げられる。例え
ば、時刻1995年1月1日10時10分00秒を設定
する場合は、電話機のプッシュボタン(Pb)の操作
は、#1#19950101101000*#となる。
なお、最初の#1#は時刻設定を意味する。
【0045】まず、いずれかの電話機(10a〜10
c)がオフフックされると(S40)、切換部805で
電話回線5とオフフックされた電話機(10a〜10
c)とを接続する(S41)。この後、オフフックされ
た時点から10秒が経過するまでの間にオフフックされ
た電話機からそのプッシュボタンの所要の操作に伴う設
定信号が入力されるのを待つ(S42,S43)。ここ
で、10秒が経過するまでの間に、前述の設定信号が入
力されると、切換部805で電話回線5と該等する電話
機(10a〜10c)とを切り離し(S44)、該等す
る電話機から入力される設定信号を読み込んでコード設
定部806やマイコン812の内部メモリなどのいずれ
かに記憶する設定モードを実行する(S45)。一方、
10秒が経過するまでの間に、電話機から設定信号が入
力されない場合や、電話機から電話番号に対応する信号
が入力された場合には、ダイヤル部804でダイヤルす
る通話モードを実行する(S46)。
【0046】以上説明した実施例では、従来のノーリン
ギングトランクを使用せずにノーリンギング通信を行う
ことができるだけでなく、以下のような優れた機能が付
加されている。複数の電話機の中から通信相手に応じ
て選択した一つにベルを鳴らすようにしているから、呼
出対象が特定の一つの電話機である場合に、複数台の電
話機のすべてにベルを鳴らすことがなくなり、総ての電
話機のベルを鳴らす場合における煩わしさを解消でき
る。つまり、例えば総ての電話機のベルを鳴らす場合だ
と、呼出対象と関係のない電話機がオフフックされる
と、この電話機から呼出対象となる電話機に切り換える
ための操作が必要になるのである。ノーリンギング通
信時において通信対象の事業者に応じてアクセス項目を
管理するようにしているから、マイコン812が蓄えて
いるガスメータ、水道メータや電力メータなどの情報が
誤って変更されることがなくなり、セキュリティが保て
る。つまり、誤って例えば水道センタがガスセンタの設
定を変更することを回避できる。リンギング通信にお
いて迷惑電話を拒否するようにしているから、ユーザー
が電話機で無駄な応答をせずに済むようになる。つま
り、従来のように、NTTのサービスを利用したり、あ
るいは、留守番電話機で相手を確認してから通話したり
といった煩わしさから回避でき、コストの削減に貢献で
きる。ノーリンギング通信での異常終了を監視して対
策するようにしているから、ノイズの影響等で正常に終
了しなかった場合に、後で端末用網制御装置8から対象
のセンタ側通信機器1とノーリンギング通信を行うこと
ができ、検針などを確実に行えるようになる。
【0047】なお、本発明は上記実施例のみに限定され
るものでなく、種々な変形や応用が考えられる。
【0048】(1) 上記実施例では、迷惑電話の着信
を拒否する処理(図4のS2,3)や、通信後に迷惑電
話を登録する処理(図5のS25,26)を行えるよう
にしているが、これらの処理を排除したものも本発明の
実施例となる。
【0049】(2) 上記実施例では、リンギング通信
において発信者電話番号に基づいて複数の電話機10a
〜10cのいずれか一つのみを呼び出す処理(図5のS
20)と、発信者電話番号に続く制御コードに基づいて
複数の電話機10a〜10cのいずれ一つのを呼び出す
処理(図5のS22)との両方を行えるようにしている
が、いずれか一方の処理を排除したものも本発明の実施
例となる。
【0050】(3) 上記実施例では、ノーリンギング
通信において通信が異常終了した場合に、予め固定的に
定めた一定時間経過後に発信者電話番号をダイヤルする
端末発信処理(図6のS36〜S38)を行えるように
しているが、この処理を排除したものも本発明の実施例
となる。また、図6のS36〜S38の処理は、異常終
了後にダイヤルする先を先に着信した発信者電話番号と
せずに予め定めた任意の電話番号とすることができる。
【0051】(4) 上記実施例では、ノーリンギング
通信において通信が異常終了した場合に、予め固定的に
定めた一定時間の経過後に発信者電話番号をダイヤルす
る処理(図6のS36〜S38)を行えるようにしてい
るが、発信者側から異常終了時のダイヤルの要否やダイ
ヤルするタイミングを指定するようにもできる。以下で
は、発信者側から異常終了時のダイヤルの要否を指定す
る場合の例を図8に示す。この場合、図示しないが、発
信者側からの送出信号としては、発信者電話番号C3に
続く制御コードC4として、異常終了時のダイヤルの要
否を指定する制御コードを含ませるようにすればよい。
図8のフローチャートにおいて上記図6のフローチャー
トとの相違は、制御コードC4を解読する処理S50
〜S53を、図6に示すフローチャートのS30の前段
に配置していること、前記解読処理で解読した制御コ
ードC4に基づく異常終了時のダイヤルの要否に従う処
理S54を、図6に示すフローチャートのS37とS3
8との間に配置していることである。前述のの処理を
説明する。まず、受信した発信者電話番号C3に続く制
御コードC4のなかの例えば5バイト目が「1」でかつ
6バイト目が「0」であれば(S50,51)、通信が
異常終了しても端末発信は行わないものとして端末発信
フラグを「0」とする(S52)。一方、5バイト目が
「0」であれば6バイト目は無視して(S50)、通信
の異常終了時に端末発信を行うものとして端末発信フラ
グを「1」とする(S53)。さらに、5バイト目が
「1」でかつ6バイト目が「1」であれば(S50,5
1)、通信の異常終了時に端末発信を行うものとして端
末発信フラグを「1」とする(S53)。次に、前述の
の処理を説明する。まず、端末発信フラグが「0」で
あれば(S54)、図6のS34に移行して電話回線5
を切り離して終了するが、端末発信フラグが「1」であ
れば(S54)、図6のS37〜S39へと移行して端
末発信を行う。
【0052】ここで、5バイト目、6バイト目と2バイ
トを使用せず、例えば5バイト目のbit1、bit0
を使うことももちろん可能である。
【0053】(5) センタ側通信機器1から送出され
る信号は、図3に示す配列(極性反転C1、呼出信号C
2、発信者電話番号C3、制御コードC4の順)にして
いるが、図9に示す配列(極性反転C1、発信者電話番
号C3、制御コードC4、呼出信号C2の順)とするこ
ともできる。なお、図3に示す配列では、次のような不
都合が生ずるおそれがある。つまり、センタ側通信機器
1からの送出信号を受信して、任意の電話機に電話回線
5を接続した場合、電話機は1回目の呼出信号に対応す
るベルが鳴らなくなってしまう。このように1回目の呼
出信号が欠落すると、例えば電話機の留守番録音の有無
確認機能を持つものの場合に、支障がある。つまり、留
守番録音の有無確認機能では、録音があれば1回の呼出
信号でオフフックし、録音がなければ3回の呼出信号で
オフフックするように規定する場合があり、この場合に
正常な処理を実行できなくなるのである。これに対し
て、図9に示すような配列では、端末用網制御装置8は
極性反転後、まず発信者番号C3と制御コードC4とを
読みこむので、1回目の呼出信号が欠落することがな
く、電話機のベルの回数が減らなくなる。
【0054】図10および図11は本発明の通信システ
ムの他の実施例にかかり、図10は、通信システムの構
成図、図11は、通信動作に関するフローチャートであ
る。この実施例の通信システムAでは、一つのセンタ側
通信機器1に対してそれぞれの目的のアプリケーション
に使用される複数の端末側通信機器2a、2b・・・2
nを並列に接続されていて、前記複数の端末側通信機器
2a、2b・・・2nの中から特定の端末側通信機器を
選択して通信させるようにしている。
【0055】なお、ここでの複数の端末側通信機器2
a、2b・・・2nとしては、図2に示すように複数の
電話機10a〜10cを備えるものであってもよいし、
また、図示しないが、単一の電話機を備えるものであっ
てもよい。
【0056】次に、動作を説明する。ここでは、複数の
端末側通信機器2a、2b・・・2nには、それぞれ識
別用の固有番号を割り当てるようにし、センタ側通信機
器1は、送出信号の中の制御コードC4として特定の端
末側通信機器を識別するための固有番号からなる制御コ
ードを含むようにしている。
【0057】まず、センタ側通信機器1から受け取った
呼出信号C2(S60)により総ての端末側通信機器2
a、2b・・・2nの各端末用網制御装置がそれぞれ起
動され、各端末用網制御装置は、呼出信号C2に続く発
信者電話番号C3および識別用の制御コードC4と、自
身に割り当てられた発信者電話番号および固有番号との
両方が一致しているか否かを判定する(S61)。ここ
で一致すると判定した一つの端末側通信機器の端末用網
制御装置が、電話回線5を捕捉し応答信号を返して(S
62)、先に説明した図4に示すフローチャートに従い
通信を始める。
【0058】その他の一致しない端末側通信機器の端末
用網制御装置は、電話回線5を開放し(S63)、次の
送出信号の呼出信号C2による起動を待つようS60へ
戻る。
【0059】以上説明した実施例の通信システムAで
は、複数の端末側通信機器2a、2b・・・2nの個々
を選択的にアクセスすることができる。
【0060】ちなみに、本願出願人は、従来のノーリン
ギングトランクを使用せずにノーリンギング通信を行え
るようにした通信装置を既に提案している(特願平5−
252884号参照)が、この提案発明では、端末用網
制御装置に1台の電話機を接続する例を開示しているも
のの、本発明のように複数の電話機を並列に接続する例
を開示していない。また、この提案発明では、本発明の
ようにノーリンギング通信を行うときにおける事業者別
のアクセス管理について開示していない。さらに、この
提案発明では、端末側通信機器を1つとする例を開示し
ているものの、本発明のように複数の端末側通信機器を
並列に接続する例を開示していない。つまり、本発明
は、前述の提案発明とは異なり、端末側通信機器に接続
される複数の電話機の個々を選択的に呼び出すことがで
き、また、相手通信機器と端末用網制御装置とが接続さ
れた状態のときに該制御装置に備える情報へのアクセス
を管理することができ、さらに、複数の端末側通信機器
の個々を選択的にアクセスすることができる。
【0061】
【発明の効果】本発明では、従来のノーリンギングトラ
ンクを使用せずにノーリンギング通信を行うことができ
るので、従来のノーリンギングトランクを用いる場合の
ようなコスト増を無くすことができるとともに、通信中
にノーリンギングトランクを捕捉しておくためにNRT
Sを送出し続けるといった必要がなくなるので、モデム
の制約がなくなり、任意のモデムを使用できるようにな
る。
【0062】本発明は、このことに加え、以下のような
優れた効果を奏する。
【0063】請求項1、2の発明では、複数の端末側通
信機器を並列に複数台接続した場合でも、相手通信機器
からの送出信号に基づいて個々の端末側通信機器が選択
的に通信を行うようになっているから、複数の端末側通
信機器を有効に利用できるようになる。
【0064】請求項3〜6の発明では、頻度の高い通信
相手からの電話は、特定の電話機のみを呼び出すことが
できて、発信者を限定することができる。したがって、
複数の電話機を並列に設置する状況において、総ての電
話機を呼び出す場合のような転送、取り次ぎ等の煩わし
さから解放される。
【0065】請求項7の発明では、データ設定について
ユーザが電話機を用いて簡単に設定でき、ユーザにとっ
て非常に便利になる。したがって、従来のように、特別
な設定手段を用いたり、センタ装置から電話回線を介し
て行う必要がなくなる。
【0066】請求項8の発明では、通信エラー等が発生
したときに着信側から折り返し発信できるので、通信相
手側からの再発呼の負担を無くすことができる。
【0067】請求項9の発明では、1回目の呼出信号の
欠落を無くせるので、電話機における特殊な機能(例え
ば電話機の留守番録音の有無確認機能など)に悪影響を
及ぼすことがない。つまり、電話機の留守番録音の有無
確認機能では、録音があれば1回の呼出信号でオフフッ
クし、録音がなければ3回の呼出信号でオフフックする
ように規定する場合があるので、1回目の呼出信号が欠
落すると、正常な処理を実行できなくなるのであるが、
請求項8の発明では、何ら問題がなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の通信システムの構成図
【図2】同実施例の端末用網制御装置の構成図
【図3】同実施例のセンタ側通信機器からの送出信号の
波形図
【図4】同実施例の端末用網制御装置の通信動作に関す
るフローチャート
【図5】図4のリンギング通信の動作に関するフローチ
ャート
【図6】図4のノーリンギング通信の動作に関するフロ
ーチャート
【図7】同実施例の端末用網制御装置のデータ登録動作
に関するフローチャート
【図8】図6のノーリンギング通信での他の異常終了対
策例を示すフローチャート
【図9】センタ側通信機器からの送出信号の他の例を示
す波形図
【図10】本発明の他の実施例の通信システムの構成図
【図11】図10の端末用網制御装置の動作に関するフ
ローチャート
【図12】従来の通信システムの構成図
【符号の説明】
A 通信システム 1 センタ側通信機器 2 端末側通信機器 3 センタ側交換局 4 端末側交換局 5 電話回線 8 端末用網制御装置 9a〜9c 各種のメータ 10a〜10c 電話機 801 端末用網制御装置の極反検出部 802 端末用網制御装置の呼出信号検出部 803 端末用網制御装置のモデム部 804 端末用網制御装置のダイヤル部 805 端末用網制御装置の切換部 806 端末用網制御装置のコード設定部 807 端末用網制御装置のインタフェース 808 端末用網制御装置のラインオフフック検出
部 809 端末用網制御装置のオフフック検出部 810 端末用網制御装置の話中音送出部 811 端末用網制御装置の高精度計時部 812 端末用網制御装置のマイコン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−18759(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04M 11/00 303 H04M 11/00 301 H04M 3/42

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 呼出信号および発信者電話番号を送信す
    る相手通信機器と、相手通信機器に電話回線を介して接
    続される端末側通信機器とを備える通信システムであっ
    て、 前記相手通信機器は、呼出信号、発信者電話番号および
    特定の端末側通信機器識別用の制御コードを送出し、 前記端末側通信機器は、前記相手通信機器から送出され
    る発信者電話番号を受け取ると、この受け取った発信者
    電話番号と予め登録してある電話番号とを対比し、一致
    したときは電話機に電話回線を接続せずに相手通信機器
    とノーリンギング通信を行う一方、不一致のときは電話
    機に電話回線を接続してリンギング通信を行う端末用網
    制御装置を有するとともに、 前記相手通信機器から受け取った発信者電話番号および
    特定の端末側通信機器識別用の制御コードと、予め登録
    してある発信者電話番号および固有番号との両方を比較
    し、両方が一致したときのみ前記ノーリンギング通信と
    リンギング通信との選択処理に移行するものである、こ
    とを特徴とする通信システム。
  2. 【請求項2】 呼出信号および発信者電話番号を送信す
    る相手通信機器と、相手通信機器に電話回線を介して接
    続される端末側通信機器とを備える通信システムであっ
    て、 前記相手通信機器は、極性反転、発信者電話番号、制御
    コード、呼出信号の順とした配列を有する信号を一定間
    隔おきに送出し、前記端末側通信機器は、前記相手通信機器から送出され
    る発信者電話番号を受け取ると、この受け取った発信者
    電話番号と予め登録してある電話番号とを対比し、一致
    したときは電話機に電話回線を接続せずに相手通信機器
    とノーリンギング通信を行う一方、不一致のときは電話
    機に電話回線を接続してリンギング通信を行う端末用網
    制御装置を有するとともに、 前記端末用制御装置は、前記相手通信機器から受け取っ
    た発信者電話番号および特定の端末側通信機器識別用の
    制御コードと、予め登録してある発信者電話番号および
    固有番号との両方を比較し、両方が一致したときのみ前
    記ノーリンギング通信とリンギング通信との選択処理に
    移行するものである、ことを特徴とする通 信システム。
  3. 【請求項3】 呼出信号および発信者電話番号を送信す
    る相手通信機器と、相手通信機器に電話回線を介して接
    続される端末側通信機器とを備える通信システムにおけ
    る端末側通信機器であって、 前記端末側通信機器は、前記相手通信機器から送出され
    る呼出信号および発信者電話番号を受信すると、この受
    信した発信者電話番号と予め登録してある発信者電話番
    号とを対比し、一致したときは電話機に電話回線を接続
    せずに相手通信機器とノーリンギング通信を行う一方、
    不一致のときは電話機に電話回線を接続してリンギング
    通信を行う端末用網制御装置を備え、 前記端末用網制御装置には、前記電話回線に対して複数
    の電話機が並列に断接可能に接続されていて、かつ、前
    記端末用網制御装置が、リンギング通信時において相手
    通信機器から受け取った発信者電話番号に基づき、 特定
    の電話機のみを呼び出すかあるいは総ての電話機を呼び
    出すかを選択するものである、ことを特徴とする通信シ
    ステムにおける端末側通信機器。
  4. 【請求項4】 前記端末用網制御装置は、複数の電話
    機を電話回線に対して断接可能に並列に接続する切換手
    段と、 複数の電話機のそれぞれに関連する優先呼び出し用の発
    信者電話番号が記憶される記憶手段と、 リンギング通信時において相手通信機器から受け取った
    発信者電話番号と前記記憶手段に予め記憶してある発信
    者電話番号とを比較する比較手段と、 比較結果に基づいて、特定の電話機のみを呼び出すかあ
    るいは総ての電話機を呼び出すかを選択する選択手段と
    を含む、請求項3に記載の通信システムにおける端末側
    通信機器。
  5. 【請求項5】 前記端末用網制御装置には、前記電話回
    線に対して複数の電話機が並列に断接可能に接続されて
    いて、かつ、前記端末用網制御装置が、リンギング通信
    時において相手通信機器から受け取った発信者電話番号
    に続く特定電話機識別用の制御コードに基づき、特定の
    電話機のみを呼び出すかあるいは総ての電話機を呼び出
    すかを選択するものである、ことを特徴とする請求項3
    に記載の通信システムにおける端末側通信機器。
  6. 【請求項6】 前記端末用網制御装置は、複数の電話機
    を電話回線に対して断接可能に並列に接続する切換手段
    と、 複数の電話機のそれぞれに関連する優先呼び出し用の固
    有番号が記憶される記憶手段と、 リンギング通信時において相手通信機器から受け取った
    発信者電話番号に続く特定電話機識別用の制御コード
    と、前記記憶手段に予め記憶してある固有番号とを比較
    する比較手段と、 比較結果に基づいて、特定の電話機のみを呼び出すかあ
    るいは総ての電話機を呼び出すかを選択する選択手段と
    を含む、請求項5に記載の通信システムにおける 端末側
    通信機器。
  7. 【請求項7】 前記優先呼び出し用の電話番号または固
    有番号を前記記憶手段に対して記憶させる登録手段を備
    え、この登録手段は、電話機のオフフック状態でのプッ
    シュボタン操作に伴い出力される設定信号の入力に応答
    して、これを記憶手段に記憶させるものである、請求項
    4または6のいずれかに記載の通信システムにおける端
    末側通信機器。
  8. 【請求項8】 前記端末用網制御装置は、ノーリンギン
    グ通信が正常に終了しなかったとき、一定時間後に折り
    返し前記相手通信機器を呼び出す異常管理手段を含む、
    請求項3ないし7のいずれかに記載の通信システムにお
    ける端末側通信機器。
  9. 【請求項9】 呼出信号および発信者電話番号を送信す
    る相手通信機器と、相手通信機器に電話回線を介して接
    続される端末側通信機器とを備える通信システムにおけ
    る相手側通信機器であって、 前記相手通信機器は、該相手側通信機器から送出される
    発信者電話番号を受け取ると、この受け取った発信者電
    話番号と予め登録してある電話番号とを対比し、一致し
    たときは電話機に電話回線を接続せずに通信機器とノー
    リンギング通信を行う一方、不一致のときは電話機に電
    話回線を接続してリンギング通信を行う端末用網制御装
    置を備えた前記端末側通信機器に対して、極性反転、発
    信者電話番号、制御コード、呼出信号の順とした配列を
    有する信号を一定間隔おきに送出することを特徴とする
    通信システムにおける相手側通信機器。
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