JP3724914B2 - 共同溝管理システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、公共性の高い共同溝のセキュリティおよび維持管理のための共益費の課金などの管理を行なう共同溝管理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
公共性の高い共同溝は、都市生活に必要なインフラが集中的に収納されている場所であり、その機能を維持するためにはインフラを提供する業者による共同溝の保守・点検作業が不可欠である。しかし、共同溝への頻繁な入出を認めると、共同溝の中から破壊活動や第三者によるいたずらが横行し、都市生活にも悪影響を与える問題がある。
【0003】
そこで、公共性の高い共同溝においては、共同溝の入出に対して高度なセキュリティが求められ、さらに共同溝内の点検作業上必要な電気代や水道代などの公益費を含む共同溝の維持管理から、入・出溝業者に按分の負担が求められるケースが多い。
【0004】
従来、このような共同溝のセキュリティおよび維持管理に際し、次のような管理形態がとられている。
入・出溝業者は、入溝申請書を作成して共同溝管理者に提出し、共同溝管理者から共同溝の入出の許可を受け、鍵を借り受ける。入・出溝業者は、借り受けた鍵を用いて共同溝の指定入出口の扉を開閉し、共同溝の入出を行なっている。一方、共同溝管理者は、鍵の貸出し/返却を台帳などに記録し管理し、必要に応じて共同溝の維持管理などの面から課金する場合には、その課金情報も台帳などに記録し管理する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、以上のような鍵を用いた入・出溝の管理の場合には、次のような問題が指摘されている。
(1) 以上のような鍵を用いた場合、管理者側は共同溝への実際の入溝時間と出溝時間が把握できないこと。その結果、正確な在溝時間が計算できず、ひいては公正な課金が難しい問題がある。
(2) また、管理者側は、借し出した後の鍵の使用状況を把握できない。その結果、例えば管理者の知らないところで容易に合鍵が作製でき、その合鍵を使用すれば管理者側に申請せずに共同溝に入出できる状態となり、入出溝の管理の意味が失われる可能性がある。
(3) さらに、鍵を紛失することがあるが、その鍵の取得者がどの入溝口の鍵であるかが分かったとき、無断使用される恐れがあること。そのため、入・出溝業者および共同溝の管理者は紛失した鍵を徹底的に探すか、直ぐに鍵を交換しなければならない問題がある。
【0006】
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、共同溝の確実なセキュリティの確保および共同溝内の的確な状況把握を実現する共同溝管理システムを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1,2に対応する発明は、管理センター装置と共同溝の各溝口に設置される溝管理装置とがネットワークで接続され、
前記管理センター装置は、入溝申請書に基づいてICカードに書込む入溝申請業者名、入溝申請期間および対象溝口などのカードデータを記憶するICカードデータ記憶手段と、この記憶手段に記憶されるカードデータを書込むカードライターと、前記ICカードが前記カードライターにセットされたとき、前記ICカード記憶手段から前記カードデータを取り出してカードライターに送出して書き込み制御を行なうとともに、前記共同溝の申請溝口に対応する宛先アドレスを含んだ当該カードデータを当該宛先アドレスをもつ溝口の溝管理装置に伝送するカードデータ書込制御手段と、前記ICカードの発行後に当該ICカードのカード紛失届に基づいて不正カードと認定されたカード番号を前記溝管理装置に伝送する手段とを有し、
前記各溝管理装置は、前記管理センター装置から伝送されてくるカードデータに含む宛先アドレスから自己宛てのとき、当該カードデータを取込んで記憶する手段と、前記ICカードがセットされたとき、このICカードのカードデータと既に伝送記憶されているカードデータとから少なくとも入溝申請業者およびカード番号の比較の他、入溝申請期間から有効期限内であるかを判断し、かつ、前記管理センター装置から伝送されてくる不正カードと認定されたカード番号による前記ICカードの不正な使用でなければ該当溝口の扉を開閉するとともに、扉の開閉時に前記入溝申請業者を含む管理に必要な入溝情報および出溝情報を前記管理センター装置に伝送する手段と、前記ICカードのカード紛失届による不正カードと認定された該当ICカードが装着されたとき、当該ICカードの不正な使用と判断し、前記管理センター装置に警報データを伝送する警報データ伝送手段とを備えたカードリーダをし、 前記管理センター装置は、警報データを受けたとき、外部に警報信号を出力する共同溝管理システムである。
【0009】
本発明は以上のような手段を講じたことにより、管理センター装置側は、ICカードに所定のカードデータを記録するとともに、このICカードのカードデータを対象入出溝口設置の溝管理装置に伝送するので、入出溝業者がICカードを所持し、溝管理装置のカードリーダにセットすれば、カードリーダがICカードのカードデータと既に管理センター装置から伝送されているカードデータを比較し、適正な入出溝業者であると判断し、扉の電子錠を解錠するので、共同溝の確実なセキュリティを確保することができる。また、既に発行したICカードについては、カード紛失届に基づいて不正カードと認定されたカード番号を溝管理装置に伝送し、当該溝管理装置側のカードリーダは、ICカードのカード紛失届による不正カードと認定された該当ICカードが装着されたとき、当該ICカードの不正な使用と判断し、前記管理センター装置に警報データを伝送し、管理センター装置は、警報データを受けたとき外部に警報信号を出力するので、共同溝の管理上の異常を的確に知り得、迅速に適切な処置を講じることができる。
【0012】
請求項3に対応する発明は、前記各溝管理装置のカードリーダは、火災検知その他の異常検知センサから異常を受けたとき、緊急程度の大小を表すデータをもつ緊急データを前記管理センター装置に伝送する手段を設け、前記管理センター装置は、前記緊急データを受けたとき、その緊急程度の大小に応じて電子錠の一斉解施錠データまたは個別溝口の解施錠データを伝送する手段を設け、前記溝管理装置のカードリーダに対して電子錠の解施錠を指示する構成であるので、請求項1又は請求項2に対応する発明と同様の作用効果を奏する他、共同溝内の火災、温度上昇、ガス漏れなどの災害時に管理センター装置から共同溝の各入出溝口の自動解施錠を行なうことができ、救助隊や消防隊による迅速な対応を取ることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
(第1の実施の形態)
1は本発明に係る共同溝管理システムの一実施の形態を示す構成図である。
【0016】
この共同溝管理システムは、ICカードを発行する管理センター装置1と、各入出溝口に設置され入出溝業者の入出を管理する溝管理装置2,…とが例えばイーサネットなどのLAN3を介して接続されている。4は共同溝の付帯設備監視装置であって、電源のオン・オフ、換気制御その他必要に応じて共同溝の温度制御等の制御監視を行なう機能をもっている。
【0017】
この管理センター装置1は、入溝申請書に基づいて予め所定のICカード書込用カードデータが登録されるICカード用データベース11と、入・出溝業者による入溝申請書の受付けに基づいて、ICカード用データベース11からICカード書込み用データを読み出して書込み制御を実施し、かつ、入出溝口の宛先アドレスデータとともにICカード書込み用データを入出溝口設置の溝管理装置2,…に伝送する例えばワークステーションなどのカードデータ処理装置12と、このカードデータ処理装置12のデータ書込み制御の下にデータが記録されていない任意のICカード13(以下、ICカード鍵と指称する)にICカード用データベース11に記憶されるカードデータを順次書き込むカードライタ14とが設けられている。
【0018】
前記各入出溝口に設置される各溝管理装置2,…は、ネートワーク5に接続され、管理センター装置1との間でデータの授受を行なう伝送装置21と、管理センター装置1から伝送装置21を通して送られてくるカードデータを記憶する一方、入溝する際にICカード鍵13の内容と伝送記憶されるICカードデータとを比較して入溝口の扉に取り付けられる電子錠を解錠するとともに、必要な情報を管理センター装置1に伝送する入溝用カードリーダ22と、出溝する際にICカード鍵13の内容と記憶されたICカードデータとを比較し、出溝口の扉に取り付けられる電子錠を解錠するとともに、必要な情報を管理センター装置1に伝送する出溝用カードリーダ23とが設けられている。これら入溝口側扉および出溝口側扉にそれぞれ電子錠24,25が設けられている。
【0019】
なお、入溝口と出溝口とが異なる場所にある場合にはそれぞれの場所の扉に入溝用カードリーダ22と出溝用カードリーダ23を設置するが、例えば同一の場所の場合には同一の扉の表側にば入溝用カードリーダ22が設置され、裏側に出溝用カードリーダ23が設置される。
【0020】
次に、以上のように構成された共同溝管理システムの動作について説明する。
入溝申請業者は、入溝前に管理センターにICカード鍵13を借りに行く。このとき、入溝申請業者は、図2の(イ)に示す所定の内容を記載した入溝申請書(ロ)を作成し管理センターに提出する。ここで、管理センターの担当者は、カードデータ処理装置12を用いて、入溝申請書の申請内容と管理センター側で付加すべきデータとを加えてなる解施錠データ,つまりカードデータを入力する。この入力されたカードデータはICカード用データベース11に登録される。同図の(ハ)は管理センター側のICカード用データベース11に登録されたICカード用カードデータを示す。
【0021】
以上の状態において管理センターの担当者は、カードデータの記録されていない任意のICカードをカードライター14に装着した後、カード書き込み指示を入力する。そうすると、カードデータ処理装置12は、ICカード用データベース11からICカード用カードデータを読み出し、カードライター14に対してカードデータを送出し、書き込み制御を実行する。ここで、カードライター14は装着されたICカードの予め定める所定の位置にカードデータを順次書き込み、ICカード鍵13を作製する。
【0022】
以上のようにして特定の入出溝口に対してのみ有効期限付きで有効であり、かつ、カード申請業者および維持管理費を支払う課金業者が書き込まれたICカード鍵13が作製される。図示(ニ)はICカード鍵13に登録されたカードデータの例である。
【0023】
なお、カートデータ処理装置12およびカードライター14によるICカードへの書き込みと同時に当該書き込んだカードデータをLAN3および溝側ネットワーク5を介して該当入出溝口に設置される溝管理装置2に伝送する。
【0024】
ここで、溝管理装置2は、自己宛送信アドレスに基づいてカードデータを取込み、入溝用カードリーダ22および出溝用カードリーダ23の記憶媒体(図示せず)にそれぞれ記憶する。
【0025】
しかして、以上のようにして作製されたICカード鍵13は、外見上から見た場合でもどの入出溝口の鍵であるか判断できず、管理者と入溝申請業者からなる関係者のみしかカード内容を知ることができない。
【0026】
このICカード鍵13を用いて共同溝に入溝するときは、入溝口設置の入溝用カードリーダ22にセットし、ICカード鍵13のカードデータを読込ませる。この入溝用カードリーダ22は、予め管理センター装置1側から伝送され記憶されているカードデータとICカード鍵13から読込んだカードデータとを比較し、当該入溝口用鍵であって、かつ、有効期限内にあるとき、当該ICカード鍵13は有効であると判断し、入溝口設置の電子錠24を解錠し、例えば解錠時刻、入溝申請業者名および課金業者名を入溝情報とし、伝送装置21から管理センター装置1に伝送する。この管理センター装置1は、溝管理装置2から伝送されてくる入溝情報をICカード用データベース11に記憶する。
【0027】
一方、出溝する際は、出溝口設置の出溝用カードリーダ23にICカード鍵13をセットし、ICカード鍵13のカードデータを読込ませる。ここで、出溝用カードリーダ23は、ICカード鍵13のカードデータと既に記憶されているカードデータとを比較し、ICカード鍵13が有効であると確認すれば、出溝口設置の電子錠25を解錠する。そして、前述と同様に、例えば解錠時刻と、入溝申請業者名および課金業者名を出溝情報とし、伝送装置21から管理センター装置1に伝送する。この管理センター装置1は、溝管理装置2から伝送されてくる出溝情報をICカード用データベース11に記憶する。なお、扉は、入溝時および出溝時に扉を閉めれば、自動的に施錠されるようになっている。
【0028】
そして、共同溝の点検作業などの終了後、入溝業者がICカード鍵13を返却すると、管理センターの担当者は、ICカード鍵13をカードライター14にセットすると、カードデータ処理装置12およびカードライター14を用いて、ICカード鍵13に既に登録されている解施錠情報であるカードデータを消去する。このとき、カードデータ処理装置12は、申請対象となった入出溝口に設置される入溝用カードリーダ22および出溝用カードリーダ23にも消去指令を伝送する。その結果、これらリーダ22,23に記憶されているカードデータも消去される。これにより、鍵そのものが消滅するので、不正使用を起こすことがない。また、ICカードは、データの消滅によって再使用できる。
【0029】
従って、以上のようなICカードを用いた共同溝管理システムの実施の形態によれば、ICカード鍵13を借り出した者が合鍵を作成することができないばかりか、万一、ICカード鍵13を紛失した場合でもどこの入出溝口の鍵か分からない.。しかも、有効期限が過ぎれば、自然に鍵の機能を失うので、完璧なセキュリティを確保できる。また、利用期間中であっても、紛失届けがあった段階でカードの無効を全ての入溝用カードリーダ22および出溝用カードリーダ23に伝送し記憶すれば、どこかの入出溝口でICカード鍵13を使用しても、無効と判断され、電子錠24,25が動作しないばかりか、不正カードの使用情報を管理センター装置1に伝送することになり、カード使用の入出溝口の場所に急行でき、ひいてはカードの取得使用者を容易に発見できる。
(第2の実施の形態)
3は本発明に係わる共同溝管理システムのうち、特に溝管理装置2の他の実施の形態を説明するフローチャートである。
【0030】
この実施の形態は、入溝用カードリーダ22または出溝用カードリーダ23に図4に示すような処理用プログラムを設けることにより、よりセキュリティ機能を高めることにある。
【0031】
このセキュリティ処理用プログラムによる一連の処理例を説明する。
すなわち、例えばカードリーダ23は、所定周期ごとにカード装着有りかを判断し(ST1)、カード装着なしと判断されたとき、扉開信号有りかを判断する(ST2)。ここで、ICカード鍵13が装着されていないのに扉開信号が入力されているとき、ICカード以外例えば何らかの解錠を試みて扉開としたか、錠の破壊による扉開となったと判断し、伝送装置21を介して管理センター装置1に警報データが伝送する(ST3)。
【0032】
また、ステップST1においてカード装着有りと判断されたとき、前述したようにICカード鍵13のカードデータと既に記憶されているカードデータとを比較し条件成立の有無を判断する(ST4)。ここで、カードが装着されたにも拘らず、条件不成立と判断されたとき、事故カードまたは何らかの不正カードの使用と判断し(ST5)、伝送装置21を介して管理センター装置1に警報データが伝送する。
【0033】
ステップST4において条件成立と判断されたときには、解錠処理を実行する(ST6)。しかる後、所定時間後に電子錠24,25が解錠されたか否かを判断する(ST7)。ここで、電子錠24,25が解錠されないとき、電子錠の施錠異常であると判断し(ST8)、伝送装置21を介して管理センター装置1に警報データが伝送する(ST3)。
【0034】
さらに、ステップST7において電子錠24,25の解錠と判断されたとき、前述したように所定の情報例えば解錠時刻と、入溝申請業者名および課金業者名などを伝送する(ST8)。
【0035】
この電子錠24,25の解錠後、時間を計測し、所定の設定時間を経過しても扉が閉まらないときには設定時間タイムオーバと判断し(ST9)、伝送装置21を介して管理センター装置1に警報データが伝送する(ST3)。
【0036】
管理センター装置1側では、以上のような警報データを受信すると、スピーカなどの音声発生装置、異常表示用ランプまたは表示装置に何れの入出溝口で異常が発生したかを報知するので、異常の場所に迅速に急行でき、速やかに適切な処理を講じることができる。
(第3の実施の形態)
図4は本発明に係わる共同溝管理システムのうち、特に管理センター装置1の他の実施の形態を示す構成図である。
【0037】
この実施の形態は、緊急避難時に電子錠を自動解錠する実施の形態例である。
入出溝管理システムのうち、入溝用カードリーダ22または出溝用カードリーダ23内に、例えば複数の個所に設置される複数の火災検知センサ、複数の温度センサ、複数のガス漏れセンサその他必要なセンサと、これらセンサの出力信号を順次取込むマルチプレクサと、このマルチプレクサで取込んだ火災検知センサ、温度センサ、ガス漏れセンサその他のセンサごとに所定のレベルが設定され、センサの出力レベルが設定レベルを越えたとき緊急事態と判断し、かつ、例えば所定個数例えば2つのセンサ出力レベルが設定レベルを越えたとき緊急程度が小、所定個数例えば3つ以上のセンサ出力レベルが同時に設定レベルを越えたとき緊急程度が大と判断し、通常処理に対して割込みを行なって緊急データをセンター装置1側に伝送する
一方、センター装置1においては、例えば図4に示すような構成要素が付加されている。すなわち、各入出溝口側伝送装置21から送られてくる緊急データを受信したとき、警報またはランプ点灯を行なう緊急出力手段と、この警報またはランプ点灯を確認した後、管理センター担当者が緊急指示を入力したとき、或い自動的に緊急処理を実行するための緊急処理用プログラムを記憶する緊急処理用プログラム記憶媒体31と、この緊急処理用プログラムに従って緊急処理を実行するCPUなどで構成された緊急処理手段12aと、緊急時の相手宛先アドレスおよび緊急指示データなどを記憶する緊急処理用データテーブル32とが設けられている。33は表示部、34は入力機器である。
【0038】
従って、管理センター装置1においては、例えば入出溝口NO.1の伝送装置21から緊急程度データをもつ緊急データを受信すると、カードデータ処理装置12の緊急出力手段が警報またはランプを点灯し、緊急事態である旨を報知する。ここで、センター側担当者が緊急指示を入力するか、緊急データ入力に伴って自動的に緊急処理手段12aを実行する。この緊急処理手段12aは、記憶媒体31から緊急処理用プログラムを読み出し、プログラム処理を実行する。つまり、緊急程度データから緊急程度が小さい場合、図5に示す緊急処理用データテーブル32から入出溝口NO.1に対する個別宛先アドレスと、入出溝口NO.1解施錠データを読み出し、少なくとも個別宛先アドレス、センター側送信元アドレス、入出溝口NO.1解施錠データをもったフレーム形式データを伝送し、入出溝口NO.1に対する電子錠24,25の個別解施錠を行なう。
【0039】
一方、緊急程度データから緊急程度が大きいと判断した時、緊急処理用プログラムに従って緊急用データテーブル32から同報アドレスおよび一斉解施錠せよの指示データを取り出し、同様に少なくとも同報アドレス、センター側送信元アドレス、全入出溝口一斉解施錠せよのデータを送信し、全電子錠の一斉解施錠の指示を与え、全電子錠を一斉に解錠する。
【0040】
従って、以上のような実施の形態によれば、共同溝内で火災が発生した時の緊急避難時、その緊急の程度に応じて入出溝口設置の電子錠を個別または全部を解錠することにより、緊急時に救助隊や消防隊が容易に入溝可能となり、被害の拡大を未然に防ぐことができる。
(第4の実施の形態)
図6は本発明に係わる共同溝管理システムのうち、特に管理センター装置の他の実施の形態を示す構成図である。
【0041】
この実施の形態は、課金データを自動的に作成するための実施形態例である。
この管理センター装置1は、CPUで構成されるカードデータ処理装置12に課金処理用プログラムを記憶する課金処理用プログラム記憶手段41と、課金データテーブル42とが接続され、さらにカードデータ処理装置12内に課金処理用プログラムを用いて課金処理を行なう課金処理手段12bが設けられている。43はプリンタなどの出力装置である。
【0042】
課金データの作成時、次のような一連の処理を実行する。ICカード鍵13を用いて入出溝を行なった時、前述したように溝入出管理装置2側から入溝情報および出溝情報が伝送され、管理センター装置1のICカード用データベース11に格納されている。
【0043】
そこで、カードデータ処理装置12は、課金データの作成時または入・出溝情報の格納時に図7に示す課金データテーブル42に課金業者単位に入出溝した回数と在溝時間とを格納する。しかる後、この在溝時間を分単位に変換し、予め定める分単位課金額とを乗算し、各入出溝ごとに順次課金額を計算し課金データテーブル42に格納する。
【0044】
そして、課金業者との取決めに基づき、課金業者単位に日集計、月集計、または年集計などを行ない、所定のフォーマットの所定の項目に必要な事項を順次記載し、課金集計票を作成し、出力装置44から出力する。
【0045】
従って、以上のような実施の形態によれば、課金データの作成時、ICカード用データベース11に格納されるデータに基づいて在溝時間に対する課金額を計算し、日集計、月集計、または年集計の形で課金集計票を出力するので、従来のように特別の台帳を用意することなく、また管理者が作成することなく、短時間に自動的に課金集計票を作成でき、管理事務の合理化を図ることができる。
(その他の実施の形態)
システムの故障、伝送エラーなどで入溝情報、出溝情報のデータエラーを起こしたとき、または欠落したとき、作業業者がICカード鍵13を返却するとき、作業業者から聞き取りながらICカード用データベース11に格納できるので、入溝情報と出溝情報を修復/作成でき、公正な課金データを保存管理できる。
【0046】
また、点検作業員の酸欠防止の観点から、付帯設備監視装置4が所定のスケジュールに従って換気ファンを運転するが、日々変わる作業場所に対応する換気ファンの運転スケジュールの設定を、入溝申告データを元にカードデータ処理装置12が運転スケジュールを作成し、付帯設備監視装置4に伝送するようにすれば、付帯設備監視オペレータの作業を大幅に軽減できる。
【0047】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、共同溝の確実なセキュリティを確保でき、また共同溝の異常を的確に把握することができる共同溝管理システムを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係わる共同溝管理システムの一実施の形態を示す構成図。
【図2】 ICカードを発行する過程を説明する図。
【図3】 本発明に係わる共同溝管理システムの他の実施の形態の動作を説明するフローチャート。
【図4】 本発明に係わる共同溝管理システムのうち、管理センター装置の他の実施の形態を示す構成図。
【図5】 図4に示す緊急処理用データテーブルのデータ配列図。
【図6】 本発明に係わる共同溝管理システムのうち、管理センター装置の他の実施の形態を示す構成図。
【図7】 図6に示す課金データテーブルのデータ配列図。
【符号の説明】
1…管理センタ装置、2…溝管理装置、11…ICカード用データベース、12…カードデータ処理装置、13…ICカード(ICカード鍵)、14…カードライター、22,23…カードリーダ、24,25…電子錠。

Claims (3)

  1. 管理センター装置と共同溝の各溝口に設置される溝管理装置とがネットワークで接続され、
    前記管理センター装置側に設けられたカードライターを用いて、入溝申請書に基づいて業者名,入溝申請期間および対象溝口などを書込んだICカードを発行したとき、前記共同溝の申請溝口に対応する宛先アドレスを含んだ当該ICカードのカードデータを伝送するとともに、前記管理センター装置が前記ICカードの発行後にカード紛失届に基づいて不正カードと認定されたカード番号を全溝口の前記溝管理装置に伝送し、
    当該宛先アドレスをもつ前記溝管理装置のカードリーダは、当該カードリーダに前記管理センター装置から伝送されてくるICカードのカードデータを記憶するとともに、ICカードのカードデータと既に伝送記憶されているカードデータとから少なくとも入溝申請業者およびカード番号の比較の他、入溝申請期間から有効期限内であるか判断し、かつ、前記不正カードと認定されたカード番号による前記ICカードの不正な使用でなければ該当溝口の扉を開閉するとともに、扉の開閉時に前記入溝申請業者を含む管理に必要な入溝情報および出溝情報を前記管理センター装置側に伝送し、また前記ICカードのカード紛失届による不正カードと認定された該当ICカードが装着されたとき、前記管理センター装置に警報データを伝送し、
    前記管理センター装置は、警報データを受けたとき、外部に警報信号を出力することを特徴とする共同溝管理システム。
  2. 管理センター装置と共同溝の各溝口に設置される溝管理装置とがネットワークで接続され、
    前記管理センター装置は、
    入溝申請書に基づいてICカードに書込む入溝申請業者名、入溝申請期間および対象溝口などのカードデータを記憶するICカードデータ記憶手段と、この記憶手段に記憶されるカードデータを書込むカードライターと、前記ICカードが前記カードライターにセットされたとき、前記ICカード記憶手段から前記カードデータを取り出してカードライターに送出して書き込み制御を行なうとともに、前記共同溝の申請溝口に対応する宛先アドレスを含んだ当該カードデータを当該宛先アドレスをもつ溝口の溝管理装置に伝送するカードデータ書込制御手段と、前記ICカードの発行後に当該ICカードのカード紛失届に基づいて不正カードと認定されたカード番号を前記溝管理装置に伝送する手段とを有し、
    前記各溝管理装置は、
    前記管理センター装置から伝送されてくるカードデータに含む宛先アドレスから自己宛てのとき、当該カードデータを取込んで記憶する手段と、前記ICカードがセットされたとき、このICカードのカードデータと既に伝送記憶されているカードデータとから少なくとも入溝申請業者およびカード番号の比較の他、入溝申請期間から有効期限内であるかを判断し、かつ、前記管理センター装置から伝送されてくる不正カードと認定されたカード番号による前記ICカードの不正な使用でなければ該当溝口の扉を開閉するとともに、扉の開閉時に前記入溝申請業者を含む管理に必要な入溝情報および出溝情報を前記管理センター装置側に伝送する手段と、前記ICカードのカード紛失届による不正カードと認定された該当ICカードが装着されたとき、当該ICカードの不正な使用と判断し、前記管理センター装置に警報データを伝送する警報データ伝送手段とを備えたカードリーダを有し、
    前記管理センター装置は、警報データを受けたとき、外部に警報信号を出力することを特徴とする共同溝管理システム。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の共同溝管理システムにおいて、
    前記各溝管理装置のカードリーダは、
    火災検知その他の異常検知センサから異常を受けたとき、緊急程度の大小を表すデータをもつ緊急データを前記管理センター装置に伝送する手段を設け、
    前記管理センター装置は、
    前記緊急データを受けたとき、その緊急程度の大小に応じて電子錠の一斉解施錠データまたは個別溝口の解施錠データを伝送する手段を設け、
    前記溝管理装置のカードリーダに対して電子錠の解施錠を指示することを特徴とする共同溝管理システム。
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