JP3411564B1 - 駐車場管理システム - Google Patents

駐車場管理システム

Info

Publication number
JP3411564B1
JP3411564B1 JP2002100356A JP2002100356A JP3411564B1 JP 3411564 B1 JP3411564 B1 JP 3411564B1 JP 2002100356 A JP2002100356 A JP 2002100356A JP 2002100356 A JP2002100356 A JP 2002100356A JP 3411564 B1 JP3411564 B1 JP 3411564B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
parking lot
owner
parking
communication
administrator
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2002100356A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2003296479A (ja
Inventor
明宏 吉川
Original Assignee
株式会社ワイティーエム
株式会社パークランド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社ワイティーエム, 株式会社パークランド filed Critical 株式会社ワイティーエム
Priority to JP2002100356A priority Critical patent/JP3411564B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3411564B1 publication Critical patent/JP3411564B1/ja
Publication of JP2003296479A publication Critical patent/JP2003296479A/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Devices For Checking Fares Or Tickets At Control Points (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

【要約】 【課題】駐車場が設置された土地のオーナがその駐車場
の通信機器にダイレクトにアクセスする技術を提供す
る。 【解決手段】駐車場の通信機器とオーナおよびその駐車
場の管理者との通信を、公衆電話回線PNを利用し、か
つ、駐車場の通信機器に固有の電話番号を頼りにそれら
の間に形成される通信チャネルを経て行う。さらに、そ
の通信の履歴を、駐車場の通信機器との接続相手が管理
者である場合にはオーナからのリクエストに応答してそ
のオーナに対して開示する一方、その接続相手がオーナ
である場合には管理者に対して開示しない。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、駐車場を遠隔的に
管理する技術に関し、特に、その駐車場が設置された土
地のオーナがその駐車場の通信機器にダイレクトにアク
セスする技術に関する。 【0002】 【従来の技術】土地のオーナがその土地の有効利用によ
って経済的利益を得るべく、その土地に駐車場を設置し
て運営する場合がある。 【0003】駐車場を運営するためには、その土地に駐
車場を設置することはもとより、設置された駐車場を管
理することも必要である。ここに、「管理」という用語
は、駐車場の監視、警備、メンテナンス等を含む意味で
使用される。しかし、そのような管理はオーナ本人が行
うよりむしろ、専門的な知識や経験を有する業者がオー
ナに代わって行うのが一般的である。 【0004】駐車場の管理コストを低減するために、駐
車場を遠隔的に管理する技術が既に提案されている。そ
のような駐車場は例えば、省力化によってコストダウン
を目指す無人駐車場である。 【0005】このような事情を背景とし、特開2000
−67391号公報には、駐車場における端末装置と、
その駐車場に対してメンテナンスを行うメンテナンス会
社におけるホスト装置とをネットワークにより互いに通
信可能とする技術が開示されている。 【0006】また、特開平8−165813号公報に
は、有料駐車場の通信端末機器と、メンテナンスステー
ションの通信端末機器とを公衆回線により互いに接続す
る技術が開示されている。 【0007】さらに、特開2001−344698号公
報には、複数の駐車場と、それらを集中管理する事業所
とをインターネットにより互いに接続する技術が開示さ
れている。 【0008】 【発明が解決しようとする課題】駐車場が遠隔的に管理
される場合、その管理者も、その駐車場が設置された土
地のオーナも、その駐車場の現実の状況をダイレクトに
観察することは現実には困難であり、通常、その現実の
状況を表すデータを参照することによってその現実の状
況を把握せざるを得ない。 【0009】そのデータは本来、駐車場の現実の状況を
そのとおりに表すはずであるが、不正行為によってデー
タが改ざんされる可能性を完全には否定できない。 【0010】一方、土地に設置された駐車場をその土地
のオーナに代わって管理者が管理する場合には、それら
オーナと管理者との間に強い信頼関係を築くことが、そ
の駐車場経営を円滑に進めるために重要である。 【0011】しかし、万一、駐車場におけるデータの改
ざんが行われてしまうと、その改ざんを実際に行った者
を特定することが困難である等の事情ゆえに、それらオ
ーナと管理者との間の信頼関係に亀裂が生じかねない。 【0012】このような指摘に対し、前記特開2000
−67391号公報には、さらに、駐車場の端末装置に
その駐車場を管理する特定利用者のみがそのID番号n
により通信回線(ネットワーク)を介して通信すること
ができるようにすることが開示されている。 【0013】同公報には、さらに、駐車場の端末装置と
の通信により上記特定利用者がどの情報をどのように利
用したかについての履歴をその駐車場の端末装置が記録
するようにすれば、その履歴から、外部からの操作によ
って駐車場の端末装置においてデータが改ざんされたか
否かを判断可能となることも開示されている。 【0014】従来、オーナが駐車場の現実の状況を把握
しようとする場合には、管理者を介して間接に把握する
のが一般的であった。しかし、オーナがダイレクトに駐
車場の通信機器にアクセスして必要な情報を得たいとい
う要望がある。 【0015】この要望を満たす一従来技術として、前記
特開2001−344698号公報には、駐車場のオー
ナをインターネットを使用して駐車場に接続し、それに
より、オーナが駐車場の稼動状況を把握可能とする技術
が開示されている。 【0016】しかし、必要な情報が駐車場の通信機器か
らインターネットを介して取得可能な通信環境は、従来
の電話回線を介してしか必要な情報を駐車場の通信機器
から取得できない通信環境に比較し、駐車場の通信機器
が不正アクセスを受けてデータ改ざんが行われてしまう
危険性が高い。 【0017】以上説明した事情を背景として、本発明
は、駐車場が設置された土地のオーナがその駐車場の通
信機器にダイレクトにアクセスする技術を提供すること
を課題としてなされたものである。 【0018】 【課題を解決するための手段および発明の効果】本発明
によって下記の各態様が得られる。各態様は、項に区分
し、各項に番号を付し、必要に応じて他の項の番号を引
用する形式で記載する。これは、本明細書に記載の技術
的特徴のいくつかおよびそれらの組合せのいくつかの理
解を容易にするためであり、本明細書に記載の技術的特
徴やそれらの組合せが以下の態様に限定されると解釈さ
れるべきではない。 【0019】(1) オーナが実質的にまたは形式的に
所有する土地に設置されるとともに管理者によって管理
される駐車場においてそれを管理するために使用される
駐車場管理システムであって、駐車場用コンピュータ
と、その駐車場用コンピュータと、前記オーナにより使
用されるオーナ用通信機器および管理者により使用され
る管理者用通信機器とを互いに通信可能にする駐車場用
通信機器とを含み、かつ、その駐車場用通信機器に固有
の電話番号が割り当てられるとともに、その駐車場用通
信機器が、それの接続相手である前記オーナ用通信機器
と管理者用通信機器とのそれぞれに対し、公衆電話回線
を利用して前記固有の電話番号を頼りにそれら駐車場用
通信機器と接続相手との間に形成される通信チャネルを
経てその駐車場用通信機器との通信を許可するものであ
り、前記駐車場用コンピュータが、前記接続相手が前記
通信チャネルを経て前記駐車場用通信機器に対して行っ
た通信の履歴を、その接続相手が前記管理者用通信機器
である場合には前記オーナからのリクエストに応答して
そのオーナに対して開示する一方、その接続相手が前記
オーナ用通信機器である場合には前記管理者に対して開
示しない選択的開示手段を含む駐車場管理システム。 【0020】このシステムによれば、駐車場用通信機器
が、オーナ用通信機器および管理者用通信機器との通信
を、公衆電話回線を利用し、かつ、駐車場に固有の電話
番号を頼りにそれら駐車場用通信機器とオーナ用通信機
器および管理者用通信機器との間に形成される通信チャ
ネルを経て行う。 【0021】ここで、駐車場用通信機器が、オーナ用通
信機器および管理者用通信機器との通信を、駐車場に固
有の電話番号を頼りに形成された通信チャネルを経て行
う場合と、ネットワークの集合体であるインターネット
を利用して行う場合とを互いに比較する。 【0022】インターネットは、よく知られているよう
に、不特定多数の利用者を対象にしたオープンな通信ネ
ットワークである。そのため、駐車場用コンピュータと
オーナ用コンピュータおよび管理者用コンピュータとを
インターネットを介して互いに接続する場合には、それ
らオーナおよび管理者以外の者でも駐車場用コンピュー
タにアクセスすることが容易である。さらに、オーナお
よび管理者以外の者が駐車場用コンピュータの内部にま
で侵入し、データの改ざん、破壊、漏洩、コンピュータ
・ウイルスによる攻撃等を行う可能性がある。 【0023】これに対し、駐車場に固有の電話番号を頼
りに駐車場用通信機器とオーナ用通信機器および管理者
用通信機器とに形成される通信チャネルは、その電話番
号を知らない限り、駐車場用通信機器にアクセスするこ
とは不可能である。 【0024】また、オーナおよび管理者以外の者が何ら
かの理由で電話番号を知って駐車場用通信機器にアクセ
スしたとしても、その電話番号が割り当てられた駐車場
用通信機器を経由しない限り、駐車場用コンピュータの
内部にまで侵入することができない。したがって、駐車
場用コンピュータとオーナ用コンピュータおよび管理者
用コンピュータとをインターネットを介して互いに接続
する場合より容易に、オーナおよび管理者以外の者が不
正に駐車場用コンピュータの内部に侵入することを防止
し得る。 【0025】したがって、本項に係るシステムによれ
ば、駐車場用コンピュータとオーナ用コンピュータおよ
び管理者用コンピュータとをインターネットを介して互
いに接続する場合に比較し、駐車場用コンピュータのセ
キュリティを強化することが容易となり、ひいては、駐
車場用コンピュータ内のデータの改ざんを防止すること
が容易となる。 【0026】さらに、このシステムによれば、オーナが
駐車場用コンピュータに、管理者を経由することなくダ
イレクトにアクセスして必要な情報を取得することが可
能となる。 【0027】したがって、このシステムによれば、オー
ナがその自由意志に従い、かつ、管理者から独立して、
駐車場の実状をダイレクトに把握することが可能とな
る。 【0028】一般に、駐車場用コンピュータ内のデータ
の信頼性は、オーナと管理者との間の信頼関係を維持す
るために重要な要素である。一方、上述のように、オー
ナのみならず管理者も、同じ駐車場用コンピュータにア
クセス可能である環境においては、管理者がその駐車場
用コンピュータにアクセスした履歴をオーナが閲覧可能
であるようにすれば、オーナが管理者に対する不信感を
抱かずに済む。 【0029】しかしながら、同様にして、オーナが駐車
場用コンピュータにアクセスした履歴を管理者が閲覧可
能であるようにすると、オーナの立場からすると、オー
ナの行為が管理者に絶えず監視され得る状態となる。 【0030】そうすると、オーナがその自由意志に従
い、かつ、管理者から独立して、駐車場の実状をダイレ
クトに把握することが可能であるはずの駐車場管理シス
テムでありながら、現実には、オーナが駐車場用コンピ
ュータにアクセスする自由を制限されることとなる。 【0031】これに対し、本項に係るシステムにおいて
は、接続相手が通信チャネルを経て駐車場用通信機器に
対して行った通信の履歴が、その接続相手が管理者用通
信機器である場合にはオーナからのリクエストに応答し
てそのオーナに対して開示される一方、その接続相手が
オーナ用通信機器である場合には管理者に対して開示さ
れない。 【0032】したがって、このシステムによれば、オー
ナの立場からすれば、駐車場用コンピュータに対する管
理者の行為を監視可能となるとともに、駐車場の実状を
監視する自由を管理者による監視可能性によって心理的
に制限されずに済み、よって、オーナが管理者に対して
不信感を抱く可能性が低減する。 【0033】本項および下記の各項において「オーナが
土地を実質的に所有する」とは、例えば、そのオーナが
その土地の真正な所有者と一致することを意味し、ま
た、「オーナが土地を形式的に所有する」とは、例え
ば、そのオーナがその土地の真正な所有者とは一致しな
いが、その真正な所有者からその土地の運用を契約等に
よって委託されていることを意味する。 【0034】また、本項および下記の各項において「通
信機器」には、例えば、固定電話機、移動電話機(携帯
電話機、PHS、携帯情報端末等を含む。)、モデム、
ターミナルアダプタTA等が含まれる。 【0035】また、本項および下記の各項において「通
信チャネル」は、例えば、有線で構成される場合と有線
と無線との組合せで構成される場合とがある。 【0036】(2) 車両が駐車可能な駐車位置が複
数、前記駐車場に設置されており、その駐車場を利用し
た対価としてその利用者により支払われるべき駐車料金
の精算を前記複数の駐車位置に関して一括して行う集中
精算機として機能する(1)項に記載の駐車場管理シス
テム。 【0037】(3) 前記複数の駐車位置が、少なくと
も1つの平面上において平面的に配置されており、前記
駐車場が、無人の時間貸し駐車場である(1)または
(2)項に記載の駐車場管理システム。 【0038】なお付言すれば、前記(1)または(2)
項に係るシステムは、上述のように、複数の車両を平面
的に配置して収容する形式の駐車場に限らず、複数の車
両を立体的に配置して収容する立体駐車場において使用
することも可能である。立体駐車場には、複数の車両を
垂直面内で循環させて入庫・出庫を可能にする垂直循環
式や、車両をリフトで昇降させ、複数段に設けた駐車棚
にそれぞれ収容する昇降式などがある。 【0039】(4) 前記選択的開示手段が、前記通信
履歴を通信履歴メモリに、前記接続相手が前記管理者用
通信機器である場合には保存する一方、その接続相手が
前記オーナ用通信機器である場合には保存しない選択的
保存手段と、前記オーナからのリクエストに応答し、前
記管理者についての前記通信履歴を前記通信履歴メモリ
から読み出して前記オーナ用通信機器に対して出力する
出力手段とを含む(1)ないし(3)項のいずれかに記
載の駐車場管理システム。 【0040】このシステムにおいては、駐車場用通信機
器の接続相手がオーナ用通信機器である場合には、駐車
場用通信機器との通信の履歴が保存されず、よって、そ
れらオーナ用通信機器と駐車場用通信機器との通信の履
歴が管理者に対して開示されない。 【0041】(5) 前記通信履歴が、前記管理者が前
記駐車場用コンピュータと通信を行った時刻に関する情
報と、その通信の目的に関する情報とを含む(1)ない
し(4)項のいずれかに記載の駐車場管理システム。 【0042】(6) 前記駐車場用コンピュータが、前
記オーナからのリクエストに応答し、前記駐車場の実際
の稼動状況と売上状況との少なくとも一方に関する情報
を駐車場関連情報として前記オーナ用通信機器に送信す
る第1送信手段を含む(1)ないし(5)項のいずれか
に記載の駐車場管理システム。 【0043】このシステムによれば、オーナが駐車場の
実際の稼動状況と売上状況との少なくとも一方に関する
生の情報(オリジナルな情報)を駐車場関連情報として
駐車場用コンピュータからダイレクトに、すなわち、管
理者を経由せずに取得することが可能となる。 【0044】したがって、このシステムによれば、オー
ナが管理者を経由して駐車場関連情報を取得する場合よ
りその駐車場関連情報が管理者によって改ざんされる可
能性が少ない通信ルートを経てオーナが駐車場関連情報
を取得することが可能となる。 【0045】よって、このシステムによれば、オーナが
データを媒介として駐車場の実状を把握せざるを得ない
状況において、オーナが駐車場の実状をできる限り正し
く把握することが容易となる。 【0046】(7) 前記管理者用通信機器に管理者用
コンピュータが接続され、前記オーナ用通信機器にオー
ナ用コンピュータが接続され、かつ、それら管理者用コ
ンピュータとオーナ用コンピュータとがインターネット
等の通信ネットワークを介して互いに接続される通信環
境のもとに使用される(6)項に記載の駐車場管理シス
テム。 【0047】このシステムによれば、上述の通信環境の
もとに、オーナが、通信ネットワークを利用せずに、し
かも、管理者用コンピュータを経由せずにダイレクトに
駐車場用コンピュータにアクセスして生の駐車場関連情
報を取得可能であると同時に、通信ネットワークを利用
して管理者用コンピュータにアクセスして、その管理者
用コンピュータにより処理された駐車場関連情報を取得
可能である。 【0048】管理者用コンピュータは、オーナ用コンピ
ュータに送信すべき駐車場関連情報を、駐車場用コンピ
ュータから受信した生の駐車場関連情報に対してデータ
解析、統計解析、イメージ編集等を行って作成すること
が可能である。この場合には、オーナは、自らが駐車場
用コンピュータから受信した生の駐車場関連情報より密
度の濃い情報を管理者用コンピュータから受信可能とな
る。 【0049】本項に係るシステムによれば、オーナは、
管理者用コンピュータから受信した駐車場関連情報と、
駐車場用コンピュータからダイレクトに受信した生の駐
車場関連情報とが互いに整合しているか否かを判断可能
となる。それら情報間に整合性が成立しないことは、オ
ーナの立場からすれば、管理者用コンピュータにおける
データの信頼性がないと判断する材料となり得る。 【0050】このことは、管理者の立場からすれば、そ
の管理者の行為がオーナによって監視され得る状態にあ
ることとなり、管理者によるデータ改ざんが抑止され
る。 【0051】一方、オーナが管理者用コンピュータから
受信した駐車場関連情報と、駐車場用コンピュータから
ダイレクトに受信した生の駐車場関連情報とが互いに整
合している場合には、管理者用コンピュータにおけるデ
ータの信頼性が立証され、ひいては、オーナの管理者に
対する信頼が確保されることとなる。 【0052】(8) 前記第1送信手段が、前記オーナ
を認証した後に、前記駐車場関連情報を前記オーナ用通
信機器に送信するものである(6)または(7)項に記
載の駐車場管理システム。 【0053】このシステムにおいては、駐車場用コンピ
ュータにアクセスした者がオーナ本人であることが確認
された後に、駐車場関連情報がオーナ用通信機器に送信
される。 【0054】したがって、このシステムによれば、オー
ナ本人でない者がオーナになりすまして不正に駐車場用
コンピュータにアクセスしても、その不正アクセス者に
駐車場関連情報が提供されてしまうことはない。 【0055】本項および下記の各項において「認証」
は、例えば、認証対象者に設定されたユーザIDとパス
ワードとを互いに照合することによって行うことが可能
である。パスワードの一例としてはワンタイム・パスワ
ードがある。また、「認証」は、認証対象者に固有の生
物的特徴(例えば、指紋、網膜等)を検出することによ
って行うことも可能である。 【0056】(9) 前記第1送信手段が、前記オーナ
からのリクエストに応答し、前記駐車場関連情報を実質
的にリアルタイムに前記オーナ用通信機器に送信するも
のである(6)ないし(8)項のいずれかに記載の駐車
場管理システム。 【0057】このシステムによれば、オーナは、管理者
を経由せずにダイレクトに駐車場用コンピュータにアク
セス可能であることと、その駐車場用コンピュータから
駐車場関連情報を実質的にリアルタイムに取得可能であ
ることとの共同作用により、あたかも現実に駐車場に居
てその駐車場をリアルタイムで観察しているかの如く、
高いリアリティのもとに駐車場関連情報を取得すること
が可能となる。 【0058】(10) 前記駐車場用コンピュータが、
前記駐車場の実際の稼動状況と売上状況との少なくとも
一方に関する情報を駐車場関連情報として前記管理者用
通信機器に送信する第2送信手段を含む(1)ないし
(9)項のいずれかに記載の駐車場管理システム。 【0059】(11) 前記第2送信手段が、前記管理
者を認証した後に、前記駐車場関連情報を前記管理者用
通信機器に送信するものである(10)項に記載の駐車
場管理システム。 【0060】このシステムにおいては、駐車場用コンピ
ュータにアクセスした者が管理者本人であることが確認
された後に、駐車場関連情報が管理者用通信機器に送信
される。 【0061】したがって、このシステムによれば、管理
者本人でない者が管理者になりすまして不正に駐車場用
コンピュータにアクセスしても、その不正アクセス者に
駐車場関連情報が提供されてしまうことはない。 【0062】(12) 前記第2送信手段が、過去設定
時間中に取得された前記駐車場関連情報を前記管理者用
通信機器に定期的に送信するものである(10)または
(11)項に記載の駐車場管理システム。 【0063】(13) さらに、前記駐車場を利用した
対価である駐車料金としてその利用者により投入された
現金を収容する金庫を含み、かつ、その金庫が、金庫扉
と、その金庫扉を施錠するとともにその施錠を電気的に
解除するロック機構とを有し、前記駐車場用コンピュー
タが、その金庫扉の開錠を指令する開錠指令信号を前記
管理者用通信機器から受信することに応答し、その開錠
のための開錠信号を前記ロック機構に対して出力し、そ
れにより、前記金庫扉を開錠する開錠手段を含む(1)
ないし(12)項のいずれかに記載の駐車場管理システ
ム。 【0064】前記(1)ないし(12)項のいずれかに
記載の駐車場管理システムの一例は、駐車場を利用した
対価である駐車料金としてその利用者により投入された
現金を収容する金庫を含むものとされる。その金庫は、
一般に、金庫扉と、その金庫扉を施錠するロック機構と
を有するように構成される。 【0065】金庫に収容された現金は、管理者が自ら駐
車場に出向いてそれの金庫扉を開いて現金を回収する場
合もあるが、管理者とは別の集金員がその管理者の代わ
りに現金を回収する場合もある。後者の場合、集金員
は、金庫から現金を回収した後、その現金を管理者に運
ぶ。 【0066】これに対し、本項に係るシステムにおいて
は、駐車場用コンピュータが、金庫扉の開錠を指令する
開錠指令信号を管理者用通信機器から受信することに応
答し、その開錠のための開錠信号を、金庫扉の施錠を電
気的に解除可能な形式のロック機構に対して出力し、そ
れにより、金庫扉を開錠する。 【0067】したがって、このシステムによれば、管理
者の許可がない限り、集金員が金庫扉を開いて金庫から
現金を回収することが禁止され、それにより、管理者が
遠隔的に集金員の行動を管理することが容易となる。 【0068】(14) 前記駐車場用コンピュータが、
前記開錠信号の出力に先立ち、前記金庫に収容されてい
る現金である売上金の額に関連する情報を前記駐車場関
連情報として前記管理者用通信機器に送信する第3送信
手段を含む(13)項に記載の駐車場管理システム。 【0069】特に、管理者とは別の集金員がその管理者
の代わりに駐車場の金庫から現金を回収する場合には、
本来、回収された現金であるとして集金員から管理者に
渡された現金の額が、金庫に真に収容されていた現金す
なわち売上金の額と一致するはずである。しかし、売上
金の一部または全部をその集金員が不正に搾取する可能
性がないわけではない。 【0070】これに対し、本項に係るシステムにおいて
は、駐車場用コンピュータが、開錠信号の出力に先立
ち、金庫に収容されている現金である売上金の額に関連
する情報を管理者用通信機器に送信する。 【0071】したがって、このシステムによれば、金庫
扉が開けられる前に金庫に真に収容されている売上金の
額を管理者が遠隔的に把握可能となり、よって、集金員
が売上金の一部または全部を不正に搾取する行為を抑止
することが容易となる。 【0072】(15) さらに、前記金庫扉が施錠され
たか否かを検出するセンサを含み、かつ、前記駐車場用
コンピュータが、そのセンサからの信号に基づき、前記
開錠手段が前記開錠信号を出力してからの経過時間が許
容時間を超えた場合には、前記金庫扉が必要以上に長い
時間開錠状態にあることを表す信号を前記管理者用通信
機器に送信する第4送信手段を含む(13)または(1
4)項に記載の駐車場管理システム。 【0073】このシステムによれば、駐車場管理システ
ムの金庫扉が開いたままで放置されている事態を検出可
能となる。 【0074】(16) オーナが実質的にまたは形式的
に所有する土地に設置されるとともに管理者によって管
理される駐車場においてそれを管理するために使用され
る駐車場管理システムであって、駐車場用コンピュータ
と、その駐車場用コンピュータと、前記オーナにより使
用されるオーナ用通信機器および管理者により使用され
る管理者用通信機器のうちの少なくとも管理者用通信機
器とを互いに通信可能にする駐車場用通信機器と、前記
駐車場を利用した対価である駐車料金としてその利用者
により投入された現金を収容する金庫であって、金庫扉
と、その金庫扉を施錠するとともにその施錠を電気的に
解除するロック機構とを有するものとを含み、かつ、前
記駐車場用コンピュータが、その金庫扉の開錠を指令す
る開錠指令信号を前記管理者用通信機器から受信するこ
とに応答し、その開錠のための開錠信号を前記ロック機
構に対して出力し、それにより、前記金庫扉を開錠する
開錠手段を含む駐車場管理システム。 【0075】このシステムによれば、前記(13)項に
係るシステムと同様な事情を背景にしつつ、管理者の許
可がない限り、集金員が金庫扉を開いて金庫から現金を
回収することが禁止され、それにより、管理者が遠隔的
に集金員の行動を管理することが容易となる。 【0076】(17) 前記駐車場用コンピュータが、
前記開錠信号の出力に先立ち、前記金庫に収容されてい
る現金である売上金の額に関連する売上金額関連情報を
前記管理者用通信機器に送信する第1送信手段を含む
(16)項に記載の駐車場管理システム。 【0077】このシステムによれば、前記(14)項に
係るシステムと同様な事情を背景にしつつ、金庫扉が開
けられる前に金庫に真に収容されている売上金の額を管
理者が遠隔的に把握可能となり、よって、集金員が売上
金の一部または全部を不正に搾取する行為を抑止するこ
とが容易となる。 【0078】(18) さらに、前記金庫扉が施錠され
たか否かを検出するセンサを含み、かつ、前記駐車場用
コンピュータが、そのセンサからの信号に基づき、前記
開錠手段が前記開錠信号を出力してからの経過時間が許
容時間を超えた場合には、前記金庫扉が必要以上に長い
時間開錠状態にあることを表す信号を前記管理者用通信
機器に送信する第2送信手段を含む(16)または(1
7)項に記載の駐車場管理システム。 【0079】このシステムによれば、前記(15)項に
係るシステムと同様に、駐車場管理システムの金庫扉が
開いたままで放置されている事態を検出可能となる。 【0080】(19) さらに、当該駐車場管理システ
ムに取外し可能に装着されるリムーバル・メモリであっ
て、その装着状態においては前記駐車場用コンピュータ
に電気的に接続され、それにより、その駐車場用コンピ
ュータの指令に応じてデータを保存するものと、前記駐
車場に車両が駐車される状態を管理するために、前記駐
車場用コンピュータと共同して電気的に作動する駐車装
置とを含み、かつ、前記駐車場用コンピュータが、その
駐車装置の作動状態を表す状態信号をその駐車装置から
受信し、その受信した状態信号を、その駐車装置の作動
状態の履歴を表す状態履歴として前記リムーバル・メモ
リに保存する保存手段を含む(1)ないし(18)項の
いずれかに記載の駐車場管理システム。 【0081】このシステムにおいては、駐車場において
使用される駐車装置の作動状態の履歴を表す状態履歴が
リムーバル・メモリに保存される。 【0082】したがって、このシステムによれば、リム
ーバル・メモリを当該システムから取り外して必要な機
器に装着することにより、駐車装置の故障解析等のため
にそれの状態履歴を利用することが可能となる。 【0083】本項における「リムーバル・メモリ」の一
例は、メモリカードである。 【0084】また、本項において「駐車装置」は、例え
ば、駐車券発行機、精算機、金庫、定期券リーダ、監視
盤、領収書プリンタ、駐車場に対する車両に進入・退出
を規制するゲート装置、駐車場に設置された各駐車位置
(車室等)に対する車両に進入・退出を規制するロック
装置(例えば、フラップ板、昇降板等の可動部材を利用
して車両の動きを機械的に邪魔して規制するもの)等の
うちの少なくとも1つを含む。 【0085】(20) (1)ないし(19)項のいず
れかに記載の駐車場管理システムと前記管理者用通信機
器を経て接続され、前記管理者により使用される管理者
用コンピュータであって、前記駐車場用コンピュータか
ら受信した駐車場関連情報に基づき、前記駐車場に対し
て支払われた駐車料金の総額を前記オーナの総収入額と
して計算する総収入額計算手段を含む管理者用コンピュ
ータ。 【0086】土地のオーナに代わって管理者が管理を行
う駐車場の経営の実情においては、その駐車場による現
実の売上額の多少を問わず、オーナとの契約で定めた定
額の費用が土地使用料としてオーナに支給されるのが通
常である。 【0087】したがって、このような方式で土地使用料
の額が決定される場合には、駐車場経営の状況の良否を
問わず、その土地使用料の額が保証されるため、オーナ
が自ら駐車場の経営状況や経営方針に強い関心や懸念を
抱くことは不可欠ではない。 【0088】本発明者は新規な経営方式を案出した。そ
の経営方式によれば、土地のオーナが自ら経営者として
駐車場を経営し、その駐車場経営による売上金はすべて
オーナに帰属する。しかし、その駐車場経営に必要な管
理は管理者に委託し、その対価である管理費をオーナが
それの売上金から管理者に支給する。 【0089】この新規な、オーナ主導の経営方式を採用
する場合には、オーナが自ら、駐車場の経営状況や経営
方針に強い関心や懸念を抱く傾向が増加する。同時に、
オーナが自ら駐車場の稼動状況や売上状況を積極的に把
握したいという要望が増す。 【0090】これに対し、本項に係る管理者用コンピュ
ータによれば、前記(1)ないし(19)項のいずれか
に記載の駐車場管理システムと前記管理者用通信機器を
経て接続されることにより、オーナが駐車場用コンピュ
ータにダイレクトにアクセス可能となる。 【0091】したがって、オーナが自ら駐車場の稼動状
況や売上状況を積極的に把握したいという要望を満たす
ことが容易となる。 【0092】さらに、この管理者用コンピュータによれ
ば、駐車場用コンピュータから受信した駐車場関連情報
に基づき、駐車場に対して支払われた駐車料金の総額が
オーナの総収入額として自動的に計算される。 【0093】(21) さらに、前記計算されたオーナ
の総収入額と、そのオーナの総収入の一部を前記管理者
に、その管理者がそのオーナに代わって前記駐車場を管
理した対価である管理費として分配する際の分配率とに
基づき、その管理費の額を計算する管理費額計算手段を
含む(20)項に記載の管理者用コンピュータ。 【0094】この管理者用コンピュータによれば、管理
者が土地のオーナに代わって駐車場を管理した対価であ
る管理費が自動的に計算される。 【0095】 【発明の実施の形態】以下、本発明のさらに具体的な実
施の形態の一つを図面に基づいて詳細に説明する。 【0096】本発明の一実施形態に従う駐車場管理シス
テムは、複数の駐車場を一括して遠隔的に管理する集中
管理システムの一部として使用される。 【0097】図1には、その集中管理システムを構成す
る複数の要素であって情報を相互にやりとりするもの相
互の関係が概念的にブロック図で示されている。 【0098】その集中管理システムにより、複数の駐車
場AないしZが一括して集中管理センタ10の管理者に
より管理される。それら駐車場AないしZはそれぞれ、
複数のオーナAないしZが所有する土地に設置されてい
る。各駐車場の警備は警備会社12の警備員により行わ
れる。各駐車場のメンテナンスは、メンテナンス会社1
4の保守員により行われる。各駐車場の金庫(後に詳述
する。)からの集金は、それら駐車場間を巡回する集金
車16に乗車している集金員により行われる。ただし、
警備員、保守員および集金員は、集中管理センタ10を
経営する会社に勤務する者とすることが可能である。 【0099】警備会社12とメンテナンス会社14はい
ずれも、インターネットを介して集中管理センタ10と
接続されている。警備会社12およびメンテナンス会社
14は、集中管理センタ10からの通報に応答し、指定
された駐車場に警備員および保守員を派遣する。集金車
16は、無線または移動電話により、必要な指示を集中
管理センタ10から受ける。 【0100】各駐車場と集中管理センタ10は、公衆電
話回線(公衆網、公衆通信回線)PNにより互いに通信
可能となっている。同様にして、各駐車場と各オーナ
は、公衆電話回線PNにより互いに通信可能となってい
る。さらに、集中管理センタ10と各オーナは、インタ
ーネットによって互いに通信可能となっている。 【0101】図2には、各駐車場において使用される各
種機器(以下、「各駐車場の構成要素」ともいう。)が
ブロック図で概念的に表されている。駐車場は、車両が
駐車するための駐車位置(「車室」ともいう。)を複数
備えている。 【0102】それら複数の駐車位置は平面的に配置され
ており、各駐車位置ごとに駐車装置20を備えている。
駐車装置20は、例えば、対応する駐車位置に対する車
両の出入りを監視するセンサ、その駐車位置からの車両
の退出を選択的に規制するロック装置等を含むように構
成されている。ロック装置は、よく知られているよう
に、例えば、邪魔板としてのフラップ板を選択的に起立
または上昇させて車両の動きを機械的に邪魔する形式と
される。 【0103】それら複数の駐車装置20に1つの集中精
算機30が電気的に接続されている。集中精算機30
は、駐車場を利用した対価としてその利用者によって支
払われるべき駐車料金の精算を複数の駐車位置に関して
一括して行うように設計されている。なお、集中精算機
30を1つの駐車場に複数設置するようにして本発明を
実施することが可能である。 【0104】この集中精算機30は、コンピュータ40
と金庫42と紙幣収容部44とつり銭収容部46と出力
器48とを備えている。 【0105】コンピュータ40は、各駐車位置ごとに、
駐車装置20からの信号に基づいて車両の駐車時間を計
算し、その計算された駐車時間に応じ、かつ、予め定め
られた料金体系(後述)に従って駐車料金を計算する。 【0106】金庫42は、そのようにして計算された駐
車料金を支払うために駐車場の利用者により投入された
現金を収容する金庫室を有している。この金庫42は、
金庫扉と、その金庫扉を施錠するとともにその施錠を電
磁的に解除する電磁ロック54とを備えている。この金
庫42は、さらに、金庫扉が施錠状態にあることを検出
するセンサ56も備えている。 【0107】紙幣収容部44は、駐車場の利用者によっ
て投入された紙幣を収容する部分であり、収容されてい
る紙幣の枚数が許容枚数を超えたことを検出するセンサ
60を備えている。 【0108】つり銭収容部46は、駐車場の利用者に返
却すべきつり銭(硬貨)を予め収容しておく部分であ
り、つり銭の額が不足したことを検出するセンサ64を
備えている。 【0109】出力器48は、請求された駐車料金を駐車
場の利用者が支払ったことを示す領収書を発行するため
の機器である。この出力器48は、領収書を作成するた
めに、必要事項を用紙に印刷して発行するためのプリン
タ68を備えている。この出力器48は、さらに、用紙
切れを検出するセンサ70も備えている。 【0110】そして、図2に示すように、電磁ロック5
4、センサ56、センサ60、センサ64、プリンタ6
8およびセンサ70は、コンピュータ40に電気的に接
続されている。 【0111】そのコンピュータ40にはさらに、メモリ
74も接続されている。このメモリ74においては、そ
れの本体部に対して取り外し可能に装着されるメモリカ
ード76が使用される。このメモリカード76は、書換
え可能な不揮発性メモリとして機能する。 【0112】そのコンピュータ40にはさらに、通信機
器80も接続されている。この通信機器80の一例はP
HSである。この通信機器80にはそれに固有の電話番
号が割り当てられている。したがって、発呼者(発信
者)は、公衆電話回線を利用して、その通信機器80に
固有の電話番号を頼りにそれら通信機器と発呼者との間
に通信チャネルを形成することが可能である。その形成
された通信チャネルを経て、それら通信機器80と発呼
者とは相互に情報を交換できる。 【0113】ここに、通信機器80の発呼者として予定
されている者は、当該集中精算機30を使用する駐車場
が設置されている土地のオーナ(例えば、駐車場Aにつ
いてはオーナA)と、その駐車場を管理する集中管理セ
ンタ10の管理者のみである。 【0114】すなわち、本実施形態においては、オーナ
と管理者とがそれぞれ、通信機器80の接続相手として
予定された者なのである。 【0115】図3に示すように、コンピュータ40は、
よく知られているように、CPU90とROM92とR
AM94とがバス96により互いに接続されて構成され
ている。ROM92には、駐車料金の精算等を行うため
の基本制御プログラムと、補助制御プログラムとが予め
記憶されている。 【0116】補助制御プログラムは、定期連絡プログラ
ムと、電磁ロック制御プログラムと、管理者通信プログ
ラムと、オーナ通信プログラムと、通信履歴保存プログ
ラムと、状態履歴保存プログラムとを含んでいる。 【0117】それらプログラムの内容を概略的に説明す
る。 【0118】定期連絡プログラムは、駐車場の状況につ
いて管理者に定期的に(例えば、1日1回、決められた
時刻に)連絡するためのプログラムである。電磁ロック
制御プログラムは、電磁ロック54を制御して金庫扉の
開錠・施錠を制御するためのプログラムである。管理者
通信プログラムは、管理者からの発呼に応じてその管理
者と通信を行うためのプログラムである。オーナ通信プ
ログラムは、オーナからの発呼に応じてそのオーナと通
信を行うためのプログラムである。通信履歴保存プログ
ラムは、管理者との通信履歴は保存するがオーナとの通
信履歴は保存しないためのプログラムである。そして、
状態履歴保存プログラムは、集中精算機30内の各種機
器および各駐車装置20のそれぞれの状態を表す状態信
号の履歴を状態履歴としてメモリカード76に保存する
ためのプログラムである。それらプログラムの詳細は後
に、対応するフローチャートを参照しつつ説明する。 【0119】図4には、メモリ74にストアされる各種
データの内容が概略的に示されている。このメモリ74
にストアされるデータは、駐車場関連データ(駐車場関
連情報を表す)とユーザ認証データと通信履歴データと
状態履歴データとに分類される。 【0120】駐車場関連データは、例えば、駐車場の稼
動状況を例えば各駐車位置ごとに表す稼動状況データ
と、駐車時間に応じて駐車料金の額を計算する際に参照
される料金体系を表す料金体系データと、駐車場の売上
状況を例えば各駐車位置ごとに表す売上状況データとを
含むように構成される。稼動状況データと売上状況デー
タは、前記基本制御プログラムの実行によって作成され
る。料金体系データが変更されれば、同じ駐車時間に対
応する駐車料金が変更される。 【0121】ユーザ認証データは、例えば、各オーナお
よび管理者のそれぞれについてのユーザIDおよびパス
ワードをそれぞれ表すデータを含むように構成される。 【0122】通信履歴データは、管理者との通信履歴
を、その通信の時刻と目的とを含むように表すデータを
含むように構成される。 【0123】状態履歴データは、前記状態履歴を表すデ
ータを含むように構成される。以上説明した複数のデー
タのうち少なくともこの状態履歴データは、メモリカー
ド76にストアされ、駐車場において使用される各種機
器の故障解析等に利用可能とされる。 【0124】図5には、前記定期連絡プログラムの内容
がフローチャートで概念的に表されている。 【0125】この定期連絡プログラムは繰返し実行され
る。各回の実行時には、まず、ステップS1(以下、単
に「S1」で表す。他のステップについても同じとす
る。)において、コンピュータ40のタイマを利用する
ことにより、この定期連絡プログラムの前回の実行時か
ら、この定期連絡プログラムについて予め設定されたサ
イクルタイムが経過したか否かが判定される。経過して
いない場合には、判定がNOとなり、直ちにこの定期連
絡プログラムの一回の実行が終了し、経過した場合に
は、判定がYESとなり、S2に移行する。 【0126】このS2においては、メモリ74から必要
なデータが読み出される。必要なデータは例えば、前記
稼動状況データと売上状況データとを含んでいる。 【0127】その後、S3において、その読み出された
データが公衆回線を経て集中管理センタ10に送信され
る。 【0128】以上で、この定期連絡プログラムの一回の
実行が終了する。 【0129】なお付言すれば、本実施形態においては、
コンピュータ40の作動により、集中精算機30が集中
管理センタ10から自立して、当該駐車場の稼動状況デ
ータおよび売上状況データを集中管理センタ10に送信
するようになっているが、管理サーバ100の作動によ
り、集中管理センタ10が自ら集中精算機30にアクセ
スして必要な情報、すなわち、当該駐車場の稼動状況デ
ータおよび売上状況データを集中精算機30から収集す
るようにして本発明を実施することが可能である。この
ようにすれば、集中計算機30の負荷が軽減される。 【0130】この場合、管理サーバ100は例えば、各
集中精算機30ごとに(または駐車場ごとに)予め定め
られた時刻が到来するごとに、公衆回線を介して各集中
精算機30に、必要な情報を集中管理センタ10に発信
することを指示するための情報発信指示を出力する。そ
の情報発信指示に応答して各集中精算機30は、必要な
情報を集中管理センタ10に送信する。その結果、集中
管理センタ10は、各駐車場の各集中精算機30から受
信した必要な情報を各時刻に関連付けて保存することが
可能となる。 【0131】図6には、前記電磁ロック制御プログラム
の内容がフローチャートで概念的に表されている。 【0132】この電磁ロック制御プログラムも繰返し実
行される。各回の実行時には、まず、S31において、
公衆回線を経て管理者から、金庫扉の開錠を許可する旨
の開錠指令信号が入力されたか否かが判定される。今回
は、入力されてはいないと仮定すれば、判定がNOとな
り、直ちにこの電磁ロック制御プログラムの一回の実行
が終了する。これに対し、今回は、入力されたと仮定す
れば、判定がYESとなり、S32に移行する。 【0133】このS32においては、金庫扉を開錠する
ための開錠信号が電磁ロック54に対して出力される。
その結果、電磁ロック54が金庫扉の施錠を解除し、そ
れにより、金庫扉が開錠可能となる。この状態において
は、前記集金員が金庫42から現金を回収することが可
能となる。 【0134】その後、S33において、前記センサ56
からの信号に基づき、金庫扉が施錠されたか否かが判定
される。続いて、S34において、S32において開錠
信号が出力されてから許容時間が経過したか否かが判定
される。今回は、経過してはいないと仮定すれば、判定
がNOとなり、S33に戻る。 【0135】それらS33およびS34の実行が繰り返
された結果、許容時間の経過前に金庫扉の施錠が検出さ
れた場合には、S33の判定がYESとなり、直ちにこ
の電磁ロック制御プログラムの一回の実行が終了する。
これに対し、許容時間の経過前に金庫扉の施錠が検出さ
れなかった場合には、S34の判定がYESとなり、S
35において、その旨管理者に通報される。以上で、こ
の電磁ロック制御プログラムの一回の実行が終了する。 【0136】なお付言すれば、管理者が開錠指令信号を
駐車場に対して送信する場合には、それに先立ち、集中
管理センタ10において、前記定期連絡プログラムの最
新回の実行によって駐車場から集中管理センタ10に送
信された駐車場関連データに基づき、その時点で金庫4
2に収容されている現金の額が売上金額として集計され
る。 【0137】したがって、上述のようにして集金員によ
って金庫扉が開けられて金庫42から現金が回収されて
それが集中管理センタ10に運ばれれば、その運ばれた
現金の額と、上述のようにして集計された売上金額とを
対比可能となる。 【0138】図7には、前記管理者通信プログラムの内
容がフローチャートで概念的に表されている。 【0139】この管理者通信プログラムも繰返し実行さ
れる。各回の実行時には、まず、S51において、公衆
回線を経て管理者から、その管理者がそれのコンピュー
タ(後述する)に入力したユーザIDが取り込まれる。
次に、S52において、公衆回線を経て管理者から、そ
の管理者が入力したパスワードが取り込まれる。 【0140】続いて、S53において、S51およびS
52においてそれぞれ取り込まれたユーザIDとパスワ
ードとの組合せが前記メモリ74のユーザ認証データ内
に存在するか否かを判定することにより、今回の管理者
を認証できたか否かが判定される。 【0141】今回は、認証できたと仮定すれば、判定が
YESとなり、S54において、公衆回線を経て管理者
から送信された指示に従い、必要な処理が行われる。以
上で、この管理者送信プログラムの一回の実行が終了す
る。 【0142】これに対し、今回は、今回の管理者を認証
できなかったと仮定すれば、S53の判定がNOとな
り、S55において、今回の管理者(本当の管理者にな
りすました者)との通信が切断される。以上で、この管
理者送信プログラムの一回の実行が終了する。 【0143】図8には、前記オーナ通信プログラムの内
容がフローチャートで概念的に表されている。 【0144】このオーナ通信プログラムも繰返し実行さ
れる。各回の実行時には、まず、S71において、公衆
回線を経てオーナから、そのオーナがそれのコンピュー
タ(後述する)に入力したユーザIDが取り込まれる。
次に、S72において、公衆回線を経てオーナから、そ
のオーナが入力したパスワードが取り込まれる。 【0145】続いて、S73において、S71およびS
72においてそれぞれ取り込まれたユーザIDとパスワ
ードとの組合せが前記メモリ74のユーザ認証データ内
に存在するか否かを判定することにより、今回のオーナ
を認証できたか否かが判定される。 【0146】今回は、認証できたと仮定すれば、判定が
YESとなり、S74において、メモリ74から駐車場
関連データが読み出され、それが公衆回線を経てオーナ
に送信される。 【0147】その読み出される駐車場関連データは、本
実施形態においては、例えば、駐車場全体または駐車位
置ごとについての売上状況を時間ごとに表すデータを含
むように構成される。このデータは、オーナによる今回
のアクセス時刻が属する1時間より過去の各時間ごとに
売上状況を表すデータとされる。このデータは、例え
ば、同じオーナが同じ集中精算機30に前回アクセスし
た時刻(またはそれが属する時間)から今回アクセスし
た時刻(またはそれが属する時間より1時間前の時間)
まで、各時間ごとに売上状況を表すデータとすることが
可能である。いずれにしても、オーナは、自分の土地に
設置されている駐車場の売上状況を実質的にリアルタイ
ムで把握することが可能となる。 【0148】さらに、上記読み出される駐車場関連デー
タは、本実施形態においては、例えば、オーナによる今
回のアクセス時刻が属する日より過去の期間を対象に、
駐車場全体または駐車位置ごとについての売上状況を日
ごと、週ごとおよび月ごとに表すデータを含むように構
成される。 【0149】ただし、売上状況を日ごと、週ごとおよび
月ごとに表すデータは、上述の、各時間ごとに売上状況
を表すデータに基づいて計算可能である。したがって、
売上状況を日ごと、週ごとおよび月ごとに表すデータを
上記駐車場関連データに含ませる代わりに、各時間ごと
に売上状況を表すデータをオーナのコンピュータのメモ
リに蓄積し、そのコンピュータにその計算のための専用
ソフトを実行させることにより、売上状況を日ごと、週
ごとおよび月ごとに表すデータをオーナのコンピュータ
によって作成して閲覧することが可能である。このよう
にすれば、集中計算機30の負荷が軽減される。 【0150】以上のようにしてS74が実行された後、
S75において、今回のオーナから、管理者の通信履歴
を開示したい旨の履歴開示要求(オーナからのリクエス
ト)が出されたか否かが判定される。今回は、出された
と仮定すれば、判定がYESとなり、S76において、
その管理者の通信履歴が前記メモリ74から読み出され
て今回のオーナに送信される。以上で、このオーナ通信
プログラムの一回の実行が終了する。 【0151】以上、今回のオーナを認証できた場合を説
明したが、認証できなかった場合には、S73の判定が
NOとなり、S77において、今回のオーナ(本当のオ
ーナになりすました者)との通信が切断される。以上
で、このオーナ送信プログラムの一回の実行が終了す
る。 【0152】図9には、前記通信履歴保存プログラムの
内容がフローチャートで概念的に表されている。 【0153】この通信履歴保存プログラムも繰返し実行
される。各回の実行時には、まず、S101において、
通信機器80が外部との通信中であるか否かが判定され
る。外部との通信中ではない場合には、判定がNOとな
り、直ちにこの通信履歴保存プログラムの一回の実行が
終了する。これに対し、外部との通信中である場合に
は、判定がYESとなり、S102に移行する。 【0154】このS102においては、今回の通信の発
呼者が、当該駐車場のオーナであるか否かが判定され
る。そのオーナである場合には、判定がNOとなり、直
ちにこの通信履歴保存プログラムの一回の実行が終了す
る。これに対し、今回の通信の発呼者が、当該駐車場の
オーナではない場合、すなわち、管理者である場合に
は、判定がYESとなり、S103に移行する。 【0155】このS103においては、コンピュータ4
0のタイマにより、現在時刻が計測される。その現在時
刻には例えば、各回の通信の終了時刻を選ぶことが可能
である。 【0156】その後、S104において、今回の管理者
により入力された通信目的コードが取り込まれる。この
通信目的コードは、今回の管理者が今回の通信を行う目
的を表すコードであり、例えば、当該駐車場の各構成要
素の監視を通信目的とすることを表すコードや、当該駐
車場における金庫扉の開錠を通信目的とすることを表す
コード、当該駐車場における駐車装置を遠隔的に操作す
ることを通信目的とすることを表すコード等を含んでい
る。 【0157】続いて、S105において、今回の管理者
に関連付けて、前記計測された現在時刻と、前記取り込
まれた通信目的コードとの組合せが通信履歴データとし
てメモリ74に保存される。 【0158】以上で、この通信履歴保存プログラムの一
回の実行が終了する。 【0159】図10には、前記状態履歴保存プログラム
の内容がフローチャートで概念的に表されている。 【0160】この状態履歴保存プログラムも繰返し実行
される。各回の実行時には、まず、S131において、
当該駐車場の各構成要素から状態信号が取り込まれる。
次に、S132において、前記タイマにより現在時刻が
計測される。 【0161】その後、S133において、各構成要素に
関連付けて、その計測された現在時刻と、前記取り込ま
れた状態信号との組合せが状態履歴データとして、メモ
リ74のうちのメモリカード76に保存される。 【0162】以上で、この状態履歴保存プログラムの一
回の実行が終了する。 【0163】図11に示すように、集中管理センタ10
には、それぞれコンピュータを有する管理サーバ100
とウェブサーバ102とデータベースサーバ104とが
設置されている。 【0164】管理サーバ100は、主に、各駐車場の管
理を行うためのデータ処理を行うことを目的とする。ウ
ェブサーバ102は、主に、集中管理センタ10が作成
したホームページに掲載されている情報をオーナがイン
ターネット上で閲覧することを可能にしたり、その他必
要な情報をオーナを始めとするユーザに発信したり、必
要な情報・指示を警備会社12およびメンテナンス会社
14に通報することを目的とする。 【0165】データベースサーバ104は、それら管理
サーバ100とウェブサーバ102とに接続されてい
る。データベースサーバ104は、主に、管理サーバ1
00により作成されたデータをデータベース106に保
存したり、必要な情報をデータベース106において検
索したり、必要な情報をデータベース106からウェブ
サーバ102に供給することを目的とする。 【0166】管理サーバ100とウェブサーバ102
は、通信機器110に接続されている。この通信機器1
10の一例は、モデム(アナログ公衆回線の場合)と電
話機との組合せ、ターミナルアダプタ(デジタル公衆回
線の場合)と電話機との組合せ、または移動電話機(無
線通信の場合)である。いずれの例においても、電話機
には固有の電話番号が割り当てられている。 【0167】図12には、管理サーバ100のハードウ
エア構成がブロック図で概念的に表されている。この管
理サーバ100は、プロセッサ120とプログラムメモ
リ122とデータメモリ124とがバス126により互
いに接続されたコンピュータを主体として構成されてい
る。 【0168】図12に示すように、プログラムメモリ1
22には、集計プログラム、状態監視プログラム、ユー
ザ登録・変更プログラムおよびオーナ収入額計算プログ
ラムを始めとする各種プログラムが予め記憶されてい
る。 【0169】それらプログラムの内容を概略的に説明す
る。 【0170】集計プログラムは、各駐車場ごとに、そこ
から受信した駐車場関連データに基づき、駐車場の稼動
状況や売上状況を集計するためのプログラムである。 【0171】状態監視プログラムは、各駐車場ごとに、
駐車場の各構成要素の状態を監視するためのプログラム
である。 【0172】ユーザ登録・変更プログラムは、中央管理
センタ10がインターネット上において情報を発信する
サービスの利用を希望するユーザ(オーナ、管理者、警
備会社12またはメンテナンス会社14)を登録すると
ともに、その登録内容を適宜変更するためのプログラム
である。 【0173】オーナ収入額計算プログラムは、前記集計
プログラムによる集計結果に基づき、各駐車場ごとに、
駐車場の総売上額を、対応するオーナの総収入額として
計算するとともに、そのうちの一部を管理者に支払うべ
き管理費として計算するためのプログラムである。 【0174】図13には、前記集計プログラムの内容が
フローチャートで概念的に表されている。 【0175】この集計プログラムは、管理者からの起動
指令に応じて実行される。その実行時には、まず、S2
01において、集計に必要な情報が各駐車場またはデー
タベース106から収集される。次に、S202におい
て、その収集されたデータが予め定められた解析規則に
従って解析される。 【0176】続いて、S203において、その解析結果
に基づき、各駐車場について別々に、売上額の時間ごと
の推移を表す駐車場別時間毎売上表が作成される。その
作成結果はデータベースサーバ104を介してデータベ
ース106に保存される。 【0177】その後、S204において、前記解析結果
に基づき、各駐車場について別々に、売上額の日ごとの
推移を表す駐車場別日毎売上表が作成される。その作成
結果もデータベース106に保存される。 【0178】続いて、S205において、前記解析結果
に基づき、各駐車場について別々に、売上額の週ごとの
推移を表す駐車場別週毎売上表が作成される。その作成
結果もデータベース106に保存される。 【0179】その後、S206において、前記解析結果
に基づき、各駐車場について別々に、売上額の月ごとの
推移を表す駐車場別月毎売上表が作成される。その作成
結果もデータベース106に保存される。 【0180】続いて、S207において、前記解析結果
に基づき、各駐車場について別々に、各駐車位置ごとの
売上額を表す駐車場別位置毎売上表が作成される。その
作成結果もデータベース106に保存される。 【0181】その後、S208において、各駐車場につ
いて別々に、駐車場の金庫42からの料金の収集に関す
る駐車場別料金収集報告書が作成される。この報告書
は、例えば、そのオーナの駐車場の名称および所在地、
データの最終更新日付、現金総合計、料金収集期間、コ
イン枚数等を含んでいる。その作成結果もデータベース
106に保存される。 【0182】続いて、S208において、各駐車場につ
いて別々に、駐車場の金庫42から収集された料金のう
ちの不正料金に関する駐車場別不正料金報告書が作成さ
れる。この報告書は、例えば、そのオーナの駐車場の名
称および所在地、データの最終更新日付、未払金額合計
や、不正料金が課された車両に関する、駐車位置、入出
庫時刻、駐車時間、駐車料金等を含んでいる。その作成
結果もデータベース106に保存される。 【0183】以上で、この集計プログラムの一回の実行
が終了する。 【0184】図14には、前記状態監視プログラムの内
容がフローチャートで概念的に表されている。 【0185】この状態監視プログラムは繰返し実行され
る。各回の実行時には、まず、S231において、セン
サ70からの信号に基づき、用紙切れが発生しているか
否かが判定される。発生していれば、S232におい
て、その旨がインターネットを介してメンテナンス会社
14に通報され、発生していなければ、S232がスキ
ップされる。 【0186】いずれの場合にも、その後、S233にお
いて、センサ64からの信号に基づき、つり銭収容部4
6においてつり銭不足が発生しているか否かが判定され
る。発生していれば、S234において、その旨がイン
ターネットを介してメンテナンス会社14に通報され、
発生していなければ、S234がスキップされる。 【0187】いずれの場合にも、その後、S235にお
いて、センサ60からの信号に基づき、紙幣収容部44
においてそこにストックされている紙幣の枚数が許容枚
数を超えているか否か、すなわち、紙幣ストックオーバ
ーが発生しているか否かが判定される。発生していれ
ば、S236において、その旨がインターネットを介し
てメンテナンス会社14に通報され、発生していなけれ
ば、S236がスキップされる。 【0188】いずれの場合にも、その後、S237にお
いて、当該駐車場における各駐車装置20等からの信号
に基づき、いずれかの駐車位置に同じ車両が異常に長い
時間駐車し続けている結果、その車両の利用者に現時点
において課金される駐車料金の額が高額であるか否か、
すなわち、高額課金駐車が行われているか否かが判定さ
れる。行われていれば、S238において、その旨がイ
ンターネットを介して警備会社12に通報され、行われ
ていなければ、S238がスキップされる。 【0189】いずれの場合にも、その後、S239にお
いて、当該駐車場の各構成要素からの信号に基づき、各
構成要素の作動状態に異常が発生しているか否かが判定
される。発生していれば、S240において、その旨が
インターネットを介してメンテナンス会社14に通報さ
れ、発生していなければ、S240がスキップされる。 【0190】いずれの場合にも、その後、S241にお
いて、当該駐車場の各構成要素からの信号等に基づき、
当該駐車場のいずれかの駐車装置20の遠隔操作(例え
ば、それのフラップ板を起立させて、対応する駐車位置
への車両進入を阻止するため)が必要であるか否かが判
定される、必要であれば、S242において、その遠隔
操作のための信号が公衆回線を介して駐車場に送信され
てその遠隔操作が行われ、必要でなければ、S242が
スキップされる。 【0191】いずれの場合にも、以上で、この状態監視
プログラムの一回の実行が終了する。 【0192】図15には、前記ユーザ登録・変更プログ
ラムの内容がフローチャートで概念的に表されている。 【0193】このユーザ登録・変更プログラムは、ユー
ザから登録リクエストまたは変更リクエストが出される
ことに応じて実行される。その実行時には、まず、S2
51において、今回のユーザのリクエストが登録に関す
るものであるか否かが判定される。今回は、登録に関す
るリクエストであると仮定すれば、判定がYESとな
り、S252に移行する。 【0194】このS252においては、ユーザがそれの
コンピュータに入力したユーザIDがインターネットを
介して取り込まれる。続いて、S253において、その
ユーザIDがユーザによって確認されるのが待たれ、確
認されたならば、S254において、そのユーザのため
にパスワードが設定される。 【0195】その後、S255において、その設定され
たパスワードがインターネットを介してユーザのコンピ
ュータの画面上に表示される。続いて、S256におい
て、それらユーザIDとパスワードとの組合せが今回の
ユーザの識別情報(例えば、氏名、住所、電話番号等)
に関連付けてデータベース106に登録される。 【0196】以上で、このユーザ登録・変更プログラム
の一回の実行が終了する。 【0197】これに対し、今回のユーザのリクエストが
変更に関するものである場合には、S251の判定がN
Oとなり、S257に移行する。 【0198】このS257においては、ユーザが先に入
力したデータを変更するためにそのユーザのコンピュー
タに入力されたデータがインターネットを介して取り込
まれる。続いて、S258において、その表示されたデ
ータがユーザによって確認されるのが待たれ、確認され
たならば、S259において、その確認されたデータに
従い、今回のユーザに関連付けて先に登録された内容が
変更される。 【0199】以上で、このユーザ登録・変更プログラム
の一回の実行が終了する。 【0200】図16には、前記オーナ収入額計算プログ
ラムの内容がフローチャートで概念的に表されている。 【0201】このオーナ収入額計算プログラムは、管理
者から計算リクエストが出されることに応じて実行され
る。その実行時には、まず、S271において、データ
ベース106から読み出された必要なデータに基づき、
月ごとまたは年ごとの当該駐車場の売上額がオーナの総
収入額として計算される。その計算された総収入額は、
集中管理センタ10においては管理サーバ100の表示
装置の画面(図示しない)上に、オーナにおいてはコン
ピュータ140の液晶ディスプレイ148の画面上にそ
れぞれ、管理者およびオーナからのそれぞれの表示指令
に応じて表示される。さらに、その計算された総収入額
は、今回のオーナに関連付けてデータベース106にス
トアされる。 【0202】次に、S272において、データメモリ1
24から分配率が読み出される。駐車場経営による総収
入額のうち管理費として管理者に分配すべき分配率が各
オーナに関連付けてデータメモリ124に予め記憶され
ており、このS272においては、管理者により指定さ
れたオーナにつき、そのオーナに関連付けてデータメモ
リ124に記憶されている分配率が読み出される。 【0203】続いて、S273において、その読み出さ
れた分配率と、前記計算された総収入額とに基づき、今
回のオーナが管理者に支払うべき管理費の額が計算され
る。例えば、それら分配率と総収入額の積として管理費
額が計算される。その計算された管理費額は、集中管理
センタ10においては管理サーバ100の表示装置の画
面(図示しない)上に、オーナにおいてはコンピュータ
140の液晶ディスプレイ148の画面上にそれぞれ、
管理者およびオーナからのそれぞれの表示指令に応じて
表示される。 【0204】その後、S274において、その計算され
た管理費額が今回のオーナに関連付けてデータベース1
06にストアされる。 【0205】以上で、このオーナ収入額計算プログラム
の一回の実行が終了する。 【0206】図17には、ウェブサーバ102により各
ユーザのコンピュータの画面上の表示が時間と共に遷移
する様子がブロック図で表されている。 【0207】同図に示すように、ウェブサーバ102に
よればまず、トップページが表示される。このトップペ
ージに対し、ユーザが、オーナと管理者と警備会社12
とメンテナンス会社14とのうち該当するものを選択す
れば、その選択に対応するログインページが表示され
る。 【0208】いずれのログインページに対しても、ユー
ザは、ユーザIDとパスワードとを入力することを要求
される。 【0209】その入力結果によって今回のユーザが認証
されれば、今回のユーザがオーナまたは管理者である場
合にはそれぞれのトップページがユーザの画面上に表示
される。ユーザが、それぞれのトップページに対し、閲
覧することを希望する情報の種類またはタイトルを選択
すれば、その選択に応じた情報がデータベース106か
ら読み出されてユーザの画面上に表示される。 【0210】同図に示すように、今回のユーザがオーナ
である場合には、自分の駐車場につき、駐車場別時間毎
売上表等を閲覧することができる。それら売上表は、前
記集計プログラムの実行によって作成されたものであ
る。図18には、駐車場別時間毎売上表を例にとり、オ
ーナが閲覧可能な情報が画面イメージで示されている。 【0211】これに対し、今回のユーザが警備会社12
である場合には、各駐車場の各構成要素に関する故障情
報が警備会社12のコンピュータの画面上に表示され
る。 【0212】また、今回のユーザがメンテナンス会社1
4である場合には、各駐車場の各構成要素に関するメン
テナンス指示がメンテナンス会社14のコンピュータの
画面上に表示される。 【0213】図19には、オーナが使用するコンピュー
タ140とそれに接続された通信機器144とが示され
ている。コンピュータ140は、入力装置としてのマウ
ス146と、出力装置としての液晶ディスプレイ148
とを備えている。通信機器144の一例は、モデム(ア
ナログ公衆回線の場合)と電話機との組合せ、ターミナ
ルアダプタ(デジタル公衆回線の場合)と電話機との組
合せ、または移動電話機(無線通信の場合)である。い
ずれの例においても、電話機には固有の電話番号が割り
当てられている。 【0214】オーナは、それらコンピュータ140と通
信機器144とを利用することにより、公衆回線を経
て、自分の土地に設置された駐車場にダイレクトにアク
セスして必要な情報を得ることと、インターネットを介
して管理者のウェブサーバ102にアクセスして必要な
情報を管理者から得ることとを選択的に行うことが可能
である。駐車場にダイレクトにアクセスする場合には、
その駐車場に関する生の情報を取得できるのに対し、管
理者にアクセスする場合には、駐車場に関する、生の情
報が編集された情報を取得できる。 【0215】以上の説明から明らかなように、本実施形
態においては、コンピュータ40が前記(1)項におけ
る「駐車場用コンピュータ」の一例を構成し、通信機器
144が同項における「オーナ用通信機器」の一例を構
成し、通信機器110が同項における「管理者用通信機
器」の一例を構成し、コンピュータ40のうち、図8の
S75およびS76ならびに図9の通信履歴保存プログ
ラムを実行する部分が同項における「選択的開示手段」
の一例を構成しているのである。 【0216】さらに、本実施形態においては、メモリ7
4のうち、通信履歴データを記憶すべき部分が前記
(4)項における「通信履歴メモリ」の一例を構成し、
コンピュータ40のうち、図9の通信履歴保存プログラ
ムを実行する部分が同項における「選択的保存手段」の
一例を構成し、コンピュータ40のうち、図8のS75
およびS76を実行する部分が同項における「出力手
段」の一例を構成しているのである。 【0217】さらに、本実施形態においては、コンピュ
ータ40のうち、図8のS74を実行する部分が前記
(6)項における「第1送信手段」の一例を構成してい
るのである。 【0218】さらに、本実施形態においては、管理サー
バ100とウェブサーバ102とが互いに共同して前記
(7)項における「管理者用コンピュータ」の一例を構
成し、コンピュータ140が同項における「オーナ用コ
ンピュータ」の一例を構成しているのである。 【0219】さらに、本実施形態においては、コンピュ
ータ40のうち、図8のS71ないしS73を実行する
部分が前記(8)項における「第1送信手段」の一例を
構成しているのである。 【0220】さらに、本実施形態においては、コンピュ
ータ40のうち、図8のS74を実行する部分が前記
(8)項における「第1送信手段」の一例を構成してい
るのである。 【0221】さらに、本実施形態においては、電磁ロッ
ク54が前記(13)項における「ロック機構」の一例
を構成し、コンピュータ40のうち、図6のS31およ
びS32を実行する部分が同項における「開錠手段」の
一例を構成しているのである。 【0222】さらに、本実施形態においては、コンピュ
ータ40のうち、図5の定期連絡プログラムを実行する
部分が前記(14)項における「第3送信手段」の一例
を構成しているのである。 【0223】さらに、本実施形態においては、電磁ロッ
ク54が前記(16)項における「ロック機構」の一例
を構成し、コンピュータ40のうち、図6のS31およ
びS32を実行する部分が同項における「開錠手段」の
一例を構成しているのである。 【0224】さらに、本実施形態においては、コンピュ
ータ40のうち、図5の定期連絡プログラムを実行する
部分が前記(17)項における「第1送信手段」の一例
を構成しているのである。 【0225】さらに、本実施形態においては、管理サー
バ100のうち、図16のS271を実行する部分が前
記(20)項における「総収入額計算手段」の一例を構
成しているのである。 【0226】さらに、本実施形態においては、管理サー
バ100のうち、図16のS272およびS273を実
行する部分が前記(21)項における「管理費額計算手
段」の一例を構成しているのである。 【0227】なお付言すれば、以上説明した各プログラ
ムは適宜変更して実施することが可能である。 【0228】図20には、前記電磁ロック制御プログラ
ムの一変更例がフローチャートで概念的に、かつ、集金
員の作業工程および集中管理センタ10の管理者の作業
工程と時間的に関連付けて表されている。 【0229】この例においては、キーによって機械的に
開錠可能なプロテクタによって金庫42が保護されてお
り、そのため、集金員はキーによってプロテクタを開錠
した後でないと金庫42にアクセスすることができな
い。 【0230】さらに、この例においては、金庫42のロ
ック部が、シリンダと、それに移動可能に係合させられ
た可動部材としてのロッドとを含むように構成されてお
り、そのロッドの位置が電磁ロック54により、施錠位
置と開錠位置とに移動させられる。金庫扉の開状態にお
いてロッドが施錠位置に位置させられ、この状態から集
金員が金庫扉を閉じると、その金庫扉がセルフロックさ
れる。 【0231】図20に示すように、指定された駐車場に
到着した集金員は、まず、S301において、持参した
キーを用いてプロテクタを開錠する。次に、S302に
おいて、携帯電話等の電話を用いて集中管理センタ10
を呼び出す。 【0232】その後、S331において、集中管理セン
タ10において管理者がその電話を受け取り、続いて、
S332において、管理者は、前記開錠指令信号を前記
公衆回線を経て当該集中精算機30に送信する。 【0233】その後、その集中精算機30において電磁
ロック制御プログラムが実行される。この電磁ロック制
御プログラムにおいては、まず、S351において、集
中管理センタ10から開錠指令信号が入力されたか否か
が判定される。今回は、入力されてはいないと仮定すれ
ば、判定がNOとなり、直ちにこの電磁ロック制御プロ
グラムの一回の実行が終了する。これに対し、今回は、
集中管理センタ10から開錠指令信号が入力されたと仮
定すれば、判定がYESとなり、S352に移行する。 【0234】このS352においては、前記ロッドを開
錠位置に移動させるために開錠信号が電磁ロック54に
対して出力される。その後、S353において、電磁ロ
ック54が開錠されて集金員が金庫扉を開くことが可能
な状態にあることを表示するために、「OPEN」とい
うイメージが集中精算機30の料金表示部等の表示部に
表示される。 【0235】その後、集金員が、S303において、金
庫扉を開き、続いて、S303において、金庫42から
現金を回収する。集金員は本来であれば、その集金が終
了したら速やかに、S305において、金庫扉を閉じる
はずである。 【0236】そのような集金員による集金に並行し、電
磁ロック制御プログラムにおいては、S354におい
て、電磁ロック54の開錠から設定時間が経過するのが
待たれ、経過したならば、S355において、その時点
において金庫扉が実際に閉じられているか否かを問わ
ず、前記ロッドを施錠位置に移動させるために施錠信号
が電磁ロック54に対して出力される。 【0237】その後、S356において、前記「OPE
N」というイメージの表示が解除される。続いて、S3
57において、前記センサ60からの信号に基づき、金
庫扉が実際に閉じられたか否かが判定される。今回は、
閉じられていると仮定すれば、判定がYESとなり、直
ちにこの電磁ロック制御プログラムの一回の実行が終了
する。これに対し、今回は、金庫扉が未だ閉じられては
いないと仮定すれば、判定がNOとなり、S358に移
行する。 【0238】このS358においては、前記施錠信号の
出力から設定時間が経過した否かが判定される。経過し
ていない場合には、S357に戻るが、経過した場合に
は、金庫42が異常である旨、すなわち、金庫扉が異常
に長い時間開かれている旨集中管理センタ10に通報さ
れる。以上で、この電磁ロック制御プログラムの一回の
実行が終了する。 【0239】その後、集中管理センタ10の管理者は、
S333において、金庫42が異常である旨の通報が集
中精算機30からあったか否かを判定する。その通報が
あった場合には、判定がYESとなり、S334におい
て、その異常に対処するための措置の一例として、警備
会社12またはメンテナンス会社14への通報を行う。
以上で、集中管理センタ10の管理者による一連の作業
が終了する。 【0240】一方、集金員は、金庫扉を閉じた後、S3
06において、プロテクタを施錠する。以上で、集金員
による一連の作業が終了する。 【0241】なお付言すれば、本実施形態においては、
各駐車場の各種機器に異常が生じた場合には、警備会社
12とメンテナンス会社14とのそれぞれに対する通報
がインターネットを介して行われるようになっている
が、異常が生じた駐車場の集中精算機30が自動的に、
公衆回線を介して警備会社12とメンテナンス会社14
とに通報するようにして本発明を実施することが可能で
ある。 【0242】この場合、警備会社12とメンテナンス会
社14とはそれぞれ、その公衆回線での通報に応答して
インターネットを介して集中管理センタ10にアクセス
し、それにより、その通報に係る駐車場の異常の内容を
確認することが可能である。 【0243】以上、本発明の一実施形態を図面に基づい
て詳細に説明したが、これは例示であり、前記[課題を
解決するための手段および発明の効果]の欄に記載の態
様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、
改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能で
ある。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の一実施形態に従う駐車場管理システム
が使用される集中管理システムのハードウエア構成を系
統的に示すブロック図である。 【図2】図1における各駐車場に設置されている各集中
精算機のハードウエア構成を系統的に示すブロック図で
ある。 【図3】図2におけるコンピュータのハードウエア構成
を概念的に表すブロック図である。 【図4】図2におけるメモリに記憶される各種データの
内容を概念的に表すブロック図である。 【図5】図3における定期連絡プログラムの内容を概念
的に表すフローチャートである。 【図6】図3における電磁ロック制御プログラムの内容
を概念的に表すフローチャートである。 【図7】図3における管理者通信プログラムの内容を概
念的に表すフローチャートである。 【図8】図3におけるオーナ通信プログラムの内容を概
念的に表すフローチャートである。 【図9】図3における通信履歴保存プログラムの内容を
概念的に表すフローチャートである。 【図10】図3における状態履歴保存プログラムの内容
を概念的に表すフローチャートである。 【図11】図1における集中管理センタに設置された各
種機器を系統的に示すブロック図である。 【図12】図11における管理サーバ100のハードウ
エア構成を概念的に表すブロック図である。 【図13】図12における集計プログラムの内容を概念
的に表すフローチャートである。 【図14】図12における状態監視プログラムの内容を
概念的に表すフローチャートである。 【図15】図12におけるユーザ登録・変更プログラム
の内容を概念的に表すフローチャートである。 【図16】図12におけるオーナ収入額計算プログラム
の内容を概念的に表すフローチャートである。 【図17】図11におけるウェブサーバ102により各
ユーザのコンピュータの画面上の表示が時間と共に遷移
する様子を概念的に表すブロック図である。 【図18】図17における駐車場別時間毎売上表の一例
を画面イメージで示す図である。 【図19】図1におけるオーナにより使用される各種機
器を示す斜視図である。 【図20】前記電磁ロック制御プログラムの一変更例の
内容を概念的に、かつ、集金員による作業工程と集中管
理センタ10の管理者による作業工程とに時期的に関連
付けて表すフローチャートである。 【符号の説明】 10 集中管理センタ 30 集中精算機 40 コンピュータ(駐車場用コンピュータ) 42 金庫 54 電磁ロック 56 センサ 80 通信機器(駐車場用通信機器) 100 管理サーバ 102 ウェブサーバ 104 データベースサーバ 110 通信機器(管理者用通信機器) 140 コンピュータ(オーナ用コンピュータ) 144 通信機器(オーナ用通信機器)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開2002−175997(JP,A) 特開2001−175996(JP,A) 特開 平10−247259(JP,A) 特開2000−105897(JP,A) 特開2000−105896(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 17/60 G07B 15/00 G08G 1/14 E04H 6/00

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 オーナが実質的にまたは形式的に所有す
    る土地に設置されるとともに管理者によって管理される
    駐車場においてそれを管理するために使用される駐車場
    管理システムであって、 駐車場用コンピュータと、 その駐車場用コンピュータと、前記オーナにより使用さ
    れるオーナ用通信機器および管理者により使用される管
    理者用通信機器とを互いに通信可能にする駐車場用通信
    機器とを含み、かつ、 前記駐車場用コンピュータが、 前記管理者用通信機器が前記駐車場用通信機器に対して
    行った通信の履歴は通信履歴メモリに保存するが、前記
    オーナ用通信機器が前記駐車場用通信機器に対して行っ
    た通信の履歴は前記通信履歴メモリに保存しない選択的
    保存手段を含む駐車場管理システム。
JP2002100356A 2002-04-02 2002-04-02 駐車場管理システム Expired - Fee Related JP3411564B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002100356A JP3411564B1 (ja) 2002-04-02 2002-04-02 駐車場管理システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002100356A JP3411564B1 (ja) 2002-04-02 2002-04-02 駐車場管理システム

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003013060A Division JP3730964B2 (ja) 2003-01-22 2003-01-22 駐車場管理システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP3411564B1 true JP3411564B1 (ja) 2003-06-03
JP2003296479A JP2003296479A (ja) 2003-10-17

Family

ID=19193670

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002100356A Expired - Fee Related JP3411564B1 (ja) 2002-04-02 2002-04-02 駐車場管理システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3411564B1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014044747A (ja) * 2009-11-10 2014-03-13 Hitachi Solutions Ltd 管理装置

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4623360B2 (ja) * 2004-03-17 2011-02-02 横浜特殊船舶株式会社 駐車台管理システム
JP6876376B2 (ja) * 2016-04-19 2021-05-26 アマノ株式会社 情報処理装置、情報処理方法、プログラム、及び情報処理システム

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014044747A (ja) * 2009-11-10 2014-03-13 Hitachi Solutions Ltd 管理装置
JP2014078249A (ja) * 2009-11-10 2014-05-01 Hitachi Solutions Ltd 精算機

Also Published As

Publication number Publication date
JP2003296479A (ja) 2003-10-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4083430B2 (ja) 電子決済システム、決済装置及び端末
CN105931485B (zh) 一种共享车位预约使用服务系统
CN105023467B (zh) 一种停车场车位远程预订系统及方法
CN106710079B (zh) 一种基于蓝牙的公共自行车系统
JP5259794B2 (ja) 駐車場知能料金徴収システム及び方法
CN103646293A (zh) 一种闲置车位的预定交易系统及方法
CN108027989A (zh) 用于车辆共享的系统和方法
JP5658605B2 (ja) 駐車場管理システム
CN104936825A (zh) 停车计系统
CN108460472A (zh) 一种汽车在互联网中智能应用管理系统
JP7234570B2 (ja) 充電システム
CN101271624B (zh) 基于个人身份串码认证的停车位管理系统
CN101136117A (zh) 用于管理公共停车场的操作系统
JP2014006741A (ja) 賃貸スペース管理システム
JP2017084264A (ja) 自転車利用システム
JP5299828B2 (ja) 自転車レンタルシステム
JP2002208043A (ja) コインパーキングシステム及びそれに用いるコインパーキング予約決済方法
JP5008108B2 (ja) 自転車レンタル方法
JP4636788B2 (ja) 移動通信端末を用いたロッカーシステム及びそのロッカー扉解錠方法
JP3411564B1 (ja) 駐車場管理システム
CN108038921A (zh) 一种车辆出入口管理方法、装置及存储介质
JP5754974B2 (ja) 駐車場管理システム
JP3730964B2 (ja) 駐車場管理システム
JP2004295862A (ja) ロッカー管理装置
KR20220165671A (ko) 공동주택 전기차 충전 서비스 제공 시스템

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090320

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120320

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150320

Year of fee payment: 12

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees