JP3723503B2 - パネル部材及びパネル部材の製造方法 - Google Patents

パネル部材及びパネル部材の製造方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、パネル部材に関するものであり、特に、カウンター天板やテーブル天板等の天板や、棚板に用いるパネル部材で、ポストフォーム様式のパネルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、家具等に用いられる集合材のうち、一方向の両端若しくは片方の端部が円弧状を呈する部材は、従来からポストフォームと呼ばれている。
【0003】
従来におけるポストフォーム形式のパネル部材を製造するに際しては、図16に示すように、まず、板状の芯板材200の木口面を半円柱状に削り出し(図16(a)、(b))、その後、化粧板210を貼着する(図16(c)、(d))。この化粧板210には、加熱することにより曲がる性質を持つ化粧板を用い、該化粧板210を加熱しながら曲げるとともに、曲げ加工された化粧板210を芯板材200に貼ることにより、パネル部材を形成している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来のポストフォーム様式のパネルにおいては、芯板材の削り出しを行なう加工が必要であり、また、化粧板の加熱も必要であるため、製造工程が多くなり、また、削り出しのための装置や、化粧板を加熱したり曲げるための装置や、さらに、化粧板を芯板材に貼着する装置も必要になる等、各種装置を用意しなければならず、結果として、製造コストが嵩むという問題があった。
【0005】
そこで、本発明は、端部が半円柱状を呈するポストフォーム様式のパネル部材で、製造工程を少なくでき、また、装置を用いずに手作業でも製造を行なうことができるパネル部材とその製造方法を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記問題点を解決するために創作されたものであって、第1には、パネル部材であって、本体部であって、略板状を呈する第1板状部と、該第1板状部に積層して固着された、略板状を呈する第2板状部と、を有する本体部と、該本体部の側端面に設けられた、端部材の素体となる端部材素体で、少なくとも、平行に配設された複数の帯状部材と、各帯状部材間に設けられた中間部材とを有するハニカム材により構成され、該中間部材が切断され又は切込みが形成され又は水等の液体により柔軟化された端部材素体を複数の帯状部材が放射状になるように曲げ加工することにより形成された略半円柱状を呈する端部材と、該本体部と端部材の外周面の少なくとも一部を被覆する外装部材と、を有することを特徴とする。
【0007】
この第1の構成のパネル部材においては、端部材が、少なくともハニカム材により構成された端部材素体を曲げ加工することにより略半円柱状に形成されたものであるので、該第1板状部と端部材素体と第2板状部とを並べた状態で、外装部材を貼り付け、その後、第1板状部を第2板状部側に曲げ加工することにより、端部材素体が略半円柱状に形成されるので、従来のように、半円柱状部を形成する際に削り出しの作業を行う必要がない。また、上記のように製造すれば、手作業により製造が可能であるので、製造のための装置を各種用意する必要がない。よって、製造工程を少なくするとともに、装置を用いずに製造ができるので、製造コストを低減させることができる。
【0008】
また、第2には、上記第1の構成において、上記ハニカム材の一方の端部が上記第1板状部の側端面に接し、また、上記ハニカム材の他方の端部が上記第2板状部の側端面に接していることを特徴とする。なお、この第2の構成を以下のようにしてもよい。つまり、上記ハニカム材の一方の端部が上記第1板状部の側端面に接するか又は所定の間隔を介して対向しており、また、上記ハニカム材の他方の端部が上記第2板状部の側端面に接するか又は所定の間隔を介して対向していることを特徴とするものとしてもよい。
【0010】
また、第には、パネル部材であって、本体部であって、略板状を呈する第1板状部と、該第1板状部に積層して固着された、略板状を呈する第2板状部と、該第1板状部に積層して固着された、略板状を呈する第3板状部と、を有する本体部と、該本体部の一方の側端面に設けられた、第1端部材の素体となる端部材素体で、少なくとも、平行に配設された複数の帯状部材と、各帯状部材間に設けられた中間部材とを有するハニカム材により構成され、該中間部材が切断され又は切込みが形成され又は水等の液体により柔軟化された端部材素体を複数の帯状部材が放射状になるように曲げ加工することにより形成された略半円柱状を呈する第1端部材と、該本体部の他方の側端面に設けられた、第2端部材の素体となる端部材素体で、少なくとも、平行に配設された複数の帯状部材と、各帯状部材間に設けられた中間部材とを有するハニカム材により構成され、該中間部材が切断され又は切込みが形成され又は水等の液体により柔軟化された端部材素体を複数の帯状部材が放射状になるように曲げ加工することにより形成された略半円柱状を呈する第2端部材と、該本体部と端部材の外周面の少なくとも一部を被覆する外装部材と、を有することを特徴とする。
【0011】
この第の構成のパネル部材においては、端部材が、少なくともハニカム材により構成された端部材素体を曲げ加工することにより略半円柱状に形成されたものであるので、該第2板状部と、第1端部材の端部材素体と、第1板状部と、第2端部材の端部材素体と、第3板状部とをその順番に隙間なく並べた状態で、外装部材を貼り付け、その後、第2板状部を第1板状部側に曲げ加工するとともに、第3板状部を第1板状部側に曲げ加工することにより、端部材素体が略半円柱状に形成されるので、従来のように、半円柱状部を形成する際に削り出しの作業を行う必要がない。また、上記のように製造すれば、手作業により製造が可能であるので、製造のための装置を各種用意する必要がない。よって、製造工程を少なくするとともに、装置を用いずに製造ができるので、製造コストを低減させることができる。
【0012】
また、第には、上記第の構成において、上記第1端部材において、上記ハニカム材の一方の端部が上記第1板状部の側端面に接し、また、上記ハニカム材の他方の端部が上記第2板状部の側端面に接しており、また、上記第2端部材において、上記ハニカム材の一方の端部が上記第1板状部の側端面に接し、また、上記ハニカム材の他方の端部が上記第3板状部の側端面に接していることを特徴とする。
【0018】
また、第には、上記第1から第までのいずれかの構成において、上記外装部材は、パネル部材における一対の側端面を除く外周面を被覆していることを特徴とする。
【0019】
また、第には、パネル部材の製造方法であって、略板状を呈する第1板状部と、略板状を呈する第2板状部と、少なくとも、平行に配設された複数の帯状部材と各帯状部材間に設けられた中間部材とを有するハニカム材により構成された端部材素体とを、該帯状部材が、上記各板状部において端部材素体が接する端面と平行になるように、該端部材素体の両側に第1板状部と第2板状部とを配置することにより集合体を形成する集合体形成工程と、該集合体における一方の面にシート状の外装部材を貼り付けることにより曲げ加工前素体を形成する曲げ加工前素体形成工程と、該中間部材を切断又は該中間部材に切込みを形成する中間部材処理工程と、該中間部材処理工程の後に行われる固着工程であって、該外装部材が外側となるように、第1板状部を第2板状部側に折り返すように曲げ加工して、第1板状部を第2板状部に固着させる固着工程で、該固着工程において、該端部材素体が曲げ加工されることにより、該端部材素体が略半円柱状に形成される固着工程と、を有することを特徴とする。また、第7には、パネル部材の製造方法であって、略板状を呈する第1板状部と、略板状を呈する第2板状部と、少なくとも、平行に配設された複数の帯状部材と各帯状部材間に設けられた中間部材とを有するハニカム材により構成された端部材素体とを、該帯状部材が、上記各板状部において端部材素体が接する端面と平行になるように、該端部材素体の両側に第1板状部と第2板状部とを配置することにより集合体を形成する集合体形成工程と、該集合体における一方の面にシート状の外装部材を貼り付けることにより曲げ加工前素体を形成する曲げ加工前素体形成工程と、該中間部材を水等の液体により柔軟化させる中間部材処理工程と、該中間部材処理工程の後に行われる固着工程であって、該外装部材が外側となるように、第1板状部を第2板状部側に折り返すように曲げ加工して、第1板状部を第2板状部に固着させる固着工程で、該固着工程において、該端部材素体が曲げ加工されることにより、該端部材素体が略半円柱状に形成される固着工程と、を有することを特徴とする。
【0020】
この第6及び第7の構成においては、パネル部材の端部が、少なくともハニカム材により構成された端部材素体を曲げ加工することにより半円柱状に形成されるので、従来のように、半円柱状部を形成する際に削り出しの作業を行う必要がない。また、上記のように製造すれば、手作業により製造が可能であるので、製造のための装置を各種用意する必要がない。よって、製造工程を少なくするとともに、装置を用いずに製造ができるので、製造コストを低減させることができる。また、シート状の外装部材に曲げ加工可能な素材を用いることにより、上記固着工程において曲げ加工する際に、外装部材を加熱する必要がない。なお、上記集合体形成工程において、該端部材素体の両側に第1板状部と第2板状部とを隙間なく配置するのが好ましい。また、外装部材は、該集合体における一方の面の全面に貼り付けるのが好ましい。該ハニカム材が平行に配設された複数の帯状部材を有することにより、端部材素体を曲げ加工すると、各帯状部材が放射状に配置されることになり、容易に略半円柱状に形成されることになる。また、中間部材処理工程が設けられているので、端部材素体を曲げ加工することにより、帯状部材を容易に放射状に配置することができ、よって、端部材素体を容易に略半円柱状に形成することが可能となる。
【0022】
また、第には、パネル部材の製造方法であって、略板状を呈する第1板状部と、略板状を呈する第2板状部と、略板状を呈する第3板状部と、少なくとも、平行に配設された複数の帯状部材と各帯状部材間に設けられた中間部材とを有するハニカム材により構成された第1端部材素体と、少なくとも、平行に配設された複数の帯状部材と各帯状部材間に設けられた中間部材とを有するハニカム材により構成された第2端部材素体とを、該第1端部材素体の帯状部材が、該第1板状部と該第2板状部において該第1端部材素体が接する端面と平行になるように、該第1端部材素体の両側に該第2板状部と該第1板状部とが配置され、かつ、該第2端部材素体の帯状部材が、該第1板状部と該第3各板状部において該第2端部材素体が接する端面と平行になるように、該第2端部材素体の両側に該第1板状部と該第3板状部とが配置されるように一列に配置することにより集合体を形成する集合体形成工程と、該集合体における一方の面にシート状の外装部材を貼り付けることにより曲げ加工前素体を形成する曲げ加工前素体形成工程と、該中間部材を切断又は該中間部材に切込みを形成する中間部材処理工程と、該中間部材処理工程の後に行われる固着工程であって、該外装部材が外側となるように、第2板状部を第1板状部側に折り返すとともに、第3板状部を第1板状部側に折り返すように曲げ加工して、第2板状部と第3板状部とを第1板状部に固着させる固着工程で、該固着工程において、該第1端部材素体及び第2端部材素体が曲げ加工されることにより、該第1端部材素体及び第2端部材素体が略半円柱状に形成される固着工程と、を有することを特徴とする。また、第9には、パネル部材の製造方法であって、略板状を呈する第1板状部と、略板状を呈する第2板状部と、略板状を呈する第3板状部と、少なくとも、平行に配設された複数の帯状部材と各帯状部材間に設けられた中間部材とを有するハニカム材により構成された第1端部材素体と、少なくとも、平行に配設された複数の帯状部材と各帯状部材間に設けられた中間部材とを有するハニカム材により構成された第2端部材素体とを、該第1端部材素体の帯状部材が、該第1板状部と該第2板状部において該第1端部材素体が接する端面と平行になるように、該第1端部材素体の両側に該第2板状部と該第1板状部とが配置され、かつ、該第2端部材素体の帯状部材が、該第1板状部と該第3各板状部において該第2端部材素体が接する端面と平行になるように、該第2端部材素体の両側に該第1板状部と該第3板状部とが配置されるように一列に配置することにより集合体を形成する集合体形成工程と、該集合体における一方の面にシート状の外装部材を貼り付けることにより曲げ加工前素体を形成する曲げ加工前素体形成工程と、該中間部材を水等の液体により柔軟化させる中間部材処理工程と、該中間部材処理工程の後に行われる固着工程であって、該外装部材が外側となるように、第2板状部を第1板状部側に折り返すとともに、第3板状部を第1板状部側に折り返すように曲げ加工して、第2板状部と第3板状部とを第1板状部に固着させる固着工程で、該固着工程において、該第1端部材素体及び第2端部材素体が曲げ加工されることにより、該第1端部材素体及び第2端部材素体が略半円柱状に形成される固着工程と、を有することを特徴とする。
【0023】
この第8及び第9の構成においては、パネル部材の両側の端部が、少なくともハニカム材により構成された端部材素体を曲げ加工することにより半円柱状に形成されるので、従来のように、半円柱状部を形成する際に削り出しの作業を行う必要がない。また、上記のように製造すれば、手作業により製造が可能であるので、製造のための装置を各種用意する必要がない。よって、製造工程を少なくするとともに、装置を用いずに製造ができるので、製造コストを低減させることができる。また、シート状の外装部材に曲げ加工可能な素材を用いることにより、上記固着工程において曲げ加工する際に、外装部材を加熱する必要がない。なお、上記集合体形成工程においては、該第1端部材素体の両側に該第2板状部と該第1板状部とが隙間なく配置され、かつ、該第2端部材素体の両側に該第1板状部と該第3板状部とが隙間なく配置されるように一列に配置するのが好ましい。また、外装部材は、該集合体における一方の面の全面に貼り付けるのが好ましい。該ハニカム材が平行に配設された複数の帯状部材を有することにより、端部材素体を曲げ加工すると、各帯状部材が放射状に配置されることになり、容易に略半円柱状に形成されることになる。また、中間部材処理工程が設けられているので、端部材素体を曲げ加工することにより、帯状部材を容易に放射状に配置することができ、よって、端部材素体を容易に略半円柱状に形成することが可能となる。
【0029】
また、第10には、上記第6から第9までのいずれかの構成において、該中間部材が、波形形状を呈することを特徴とする。
【0032】
また、第11には、上記第から第10までのいずれかの構成において、上記固着工程においては、板状部に予め接着剤を塗布することを特徴とする。
【0033】
また、第12には、上記第から第11までのいずれかの構成において、上記曲げ加工前素体形成工程において使用されるシート状の外装部材が曲げ加工可能な素材により形成されていることを特徴とする。これにより、上記固着工程において曲げ加工する際に、外装部材を加熱する必要がない。
【0042】
なお、上記構成において、板状部をハニカム材を有するものとしてもよい。これにより、板状部を軽量化することができる。また、板状部を、ハニカム材の両面に板状部材を取り付けた構成としてもよい。
【0043】
なお、上記の記載、特に、第1から第12までの構成において、「略板状」とあるのは単に「板状」としてもよく、また、「略半円柱状」とあるのは単に「半円柱状」としてもよい。
【0044】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態としての実施例を図面を利用して説明する。本発明のパネル部材Aは、カウンタ天板、テーブル天板等の天板や、本棚等の棚板や、パーテーションの板材等として用いられるものである。
【0045】
まず、第1実施例のパネル部材Aについて説明する。上記パネル部材Aは、図1に示すように、板状部(本体部)10と、端部材20と、外装部材30とから形成されている。すなわち、このパネル部材Aは、該板状部10と、端部材20と、外装部材30とを所定の要領で組み立てることにより形成されるものである。
【0046】
ここで、上記パネル部材Aの構成についてさらに詳細に説明すると、上記板状部10は、図1等に示すように、第1板状部10aと、第2板状部10bとを有している。つまり、板状部10は、第1板状部10aと、第2板状部10bとを貼り合わせた状態のものであるといえ、この板状部10は、全体で1枚の板状を呈しているといえる。つまり、第1板状部10aと第2板状部10bの側端面は、揃っていて同一面を形成している。つまり、面一となっている。
【0047】
ここで、第1板状部10aと、第2板状部10bとは、同様の構成であるので、第1板状部10aを例にとって説明すると、第1板状部10aは、全体に略板状(好適には「板状」)を呈し、ハニカム材12と、被覆材14と、裏打ち材16とから形成されている。
【0048】
上記ハニカム材12は、主に古紙を原料とする紙材にて形成されており、図2、図3に示すように、略帯状を呈する帯状部材(シート状部材としてもよい)12aと、略波形状を呈する中芯部材12bとを所定の要領で組み合わせることにより形成されている。すなわち、該ハニカム材12は、該シート状部材12aと該中芯部材12bとを接着剤等を用いて交互に積重することにより、断面形状がハニカム状を呈する積層体形状をなしている。
【0049】
上記被覆材14は、上記ハニカム材12に用いられている材質と同様に、主に古紙を原料とする紙材にて形成されている。この被覆材14は、図3に示すように、上記ハニカム材12のZ1方向の全面を被覆するように配設されている。なお、この被覆材14の配設目的については後述する。
【0050】
上記裏打ち材16は、ベニヤ板等の所定の屈曲強度を有する材質により形成されている。この裏打ち材16は、上記ハニカム材12のZ2方向の側、すなわち、上記被覆材14の配設される側とは反対の側の全面に接着剤等を用いて配設されている。この裏打ち材16は、上記パネル部材Aに金具等を配設する必要のある場合に該パネル部材Aを確実に固定するために形成されている。すなわち、この裏打ち材16は、上記板状部10に木ネジやボルト等を螺設する場合に、これらを確実に固定することが可能となる。なお、この裏打ち材16は、該板状部10がハニカム材12を有している場合に設けられていることが好ましい。従って、該裏打ち材16は、該板状部10が木製の板材や合成樹脂製の板材等により形成されている場合には、特に設けられていなくても良い。
【0051】
なお、第2板状部10bは、上記第1板状部10aと同様の構成であり、その大きさも同様となっている。また、第1板状部10aと第2板状部10bは、同じ大きさ及び形状を有している。
【0052】
なお、上記板状部10における第1板状部10aや第2板状部10bは、上記の構成であるとしたが、基本的に、板状(例えば、直方体形状)であればよく、上記構成の代わりに、木製の板材や合成樹脂製の板材でもよい。
【0053】
次に、上記端部材20は、図1に示すように、全体に略半円柱状(好適には「半円柱状」)を呈している。端部材20は、板状部10の一方の端部に設けられている。この端部材20の幅方向、つまり、X1−X2方向の長さは、板状部10のX1−X2方向の長さと同様であり、また、端部材20のZ1−Z2方向の高さは、板状部10のZ1−Z2方向の高さと同様である。
【0054】
この端部材20は、図2、図5等に示すような端部材素体22を所定の方向に曲げ加工して湾曲させることにより形成されている。この端部材素体22は、ハニカム材23と、裏打ち材24とから形成されている。このハニカム材23は、クラフト紙により形成されており、略帯状を呈する帯状部材(「シート状部材」としてもよい)23aと、略波形状を呈する中芯部材23bとを所定の要領で組み合わせることにより形成されている。すなわち、該ハニカム材23は、該帯状部材23aと該中芯部材(中間部材)23bとを接着剤等を用いて交互に積重することにより、断面形状がハニカム構造の積層体形状をなしている。これにより、複数の帯状部材23aは互いに平行に配設されている。また、裏打ち材24は、ハニカム材23の外側の面、つまり、外装部材30が設けられる側に接着して設けられていて、ハニカム材23の外側の面を覆うように形成されている。この裏打ち材24は、主として、この端部材20と、後述する外装部材30の接着を良好とするために設けられている。つまり、この端部材素体22がハニカム材23のみである場合には、外装部材30との接着性が十分でない場合が考えられるので、端部材素体22には、裏打ち材24を設けるのである。この裏打ち材24は、シート状部材により形成されている。このシート状部材の素材としては、曲げ加工可能なものであればよく、例えば、クラフト紙が挙げられる。一方、この端部材素体22の内側の面、つまり、外装部材30が設けられる面とは反対側の面には、被覆材は設けられていない。
【0055】
この端部材素体22のX1−X2方向の長さは、板状部10のX1−X2方向の長さと同様であり、また、端部材素体22の厚みβ2(図2参照)は、上記第1板状部10a及び第2板状部10bの厚みβ1(図2参照)と同様である。つまり、ハニカム材23と裏打ち材24とを合わせた厚みは、上記第1板状部10a及び第2板状部10bと同様となっている。また、この端部材素体22のY1−Y2方向の長さα(図2参照)は、ハニカム材23の厚み(つまり、端部材素体22の厚みβ2から裏打ち材24の厚みを減算した値の厚み)に円周率を乗算した値となっている。つまり、端部材素体22の両側の端部面同士が同一面上となるように湾曲させた際に、この端部材素体22が丁度半円柱状となるように端部材素体22のY1−Y2方向の長さが設定されている。
【0056】
なお、パネル部材Aの状態においては、端部材20におけるハニカム材23の一方の端部が第1板状部10aの側端面に接し、該ハニカム材23の他方の端部が第2板状部10bの側端面に接している。
【0057】
また、上記外装部材30は、シート状を呈し、具体的には、シート状を呈する化粧板であり、樹脂、紙材、木材、金属等のうちのいずれかにより形成されている。ここで、樹脂としては、ダップ樹脂、メラミン化粧板、ポリ合板、突板合板等が挙げられる。この外装部材30は、パネル部材Aの外周部を被覆するように形成されている。この外装部材30は、第1板状部10aと、端部材素体22と、第2板状部10bとを一列に配設した状態のものに接着してなる曲げ加工前素体A2を折り曲げることにより湾曲されるので、この外装部材30は、曲げ加工可能な性質を有する素材により形成されている。特に、この外装部材30は、加熱しなくても曲げ加工可能な素材により形成されている。また、この外装部材30の平面状における大きさは、第1板状部10aと、端部材素体22と、第2板状部10bとを一列に配設した状態の大きさと同様である。
【0058】
なお、上記第1板状部10aと、第2板状部10bと、端部材素体22と、外装部材30でシート状のものとで、上記パネル部材製造用組立てセットが構成される。
【0059】
次に、上記構成のパネル部材Aの製造工程について説明する。まず、図3に示すように、上記第1板状部10aと、端部材素体22と、第2板状部10bとを一列に配設する(S10(図8))。この場合、第1板状部10aと第2板状部10bの間に、端部材素体22が配置されるようにする。そして、第1板状部10aの一方の端部と端部材素体22の一方の端部とは隙間なく隣接させ、また、端部材素体22の他方の端部と第2板状部10bの一方の端部とは隙間なく隣接させる。その際、第1板状部10a、第2板状部10bの端部の面は、端部材素体22における帯状部材23aと平行になっている。また、上記第1板状部10a、第2板状部10bにおいて裏打ち材16が設けられている側の面と、端部材素体22において裏打ち材24が設けられている側の面とを同じ向きにする。例えば、図3に示す例では、第1板状部10a、第2板状部10bにおいて裏打ち材16が設けられている側の面と、端部材素体22において裏打ち材24が設けられている側の面とは、ともに、上方を向いている。ここで、上記第1板状部10aと、端部材素体22と、第2板状部10bとを上記のように配設した状態のものを集合体A1とすると、該集合体A1は、全体で、方形状の外形を呈することになる。このステップS10が上記集合体形成工程に当たる。
【0060】
なお、隣接する各部材間、つまり、第1板状部10aと端部材素体22の間や、端部材素体22と第2板状部10bの間には、接着剤により接着させる必要はない。つまり、後述のように、各部材が外装部材30に接着されるので、各部材間には、接着剤を介在させなくてもよい。なお、隣接する各部材同士を接着剤により接着させてもよい。
【0061】
次に、図4に示すように、上記集合体A1に外装部材30を固着させる(S11(図8))。つまり、該集合体A1の所定の面に外装部材30を接着により貼り付けて、曲げ加工前素体A2を形成する。このステップS11が、上記曲げ加工前素体形成工程に当たる。上記の例では、第1板状部10a、第2板状部10bにおいて裏打ち材16が設けられており、また、端部材素体22において裏打ち材24が設けられている側の面に、外装部材30を貼り付ける。貼付けに当たっては、外装部材30と集合体A1との間に接着剤を介在させる。つまり、外装部材30と集合体A1のいずれか又は両方の面に接着剤を塗布した後に貼り合わせる。曲げ加工前素体A2は、図5、図6に示す構成となる。
【0062】
次に、端部材素体22における中芯部材23bを切断するか又は柔軟化する処理を行なう(S12(図8))。つまり、端部材素体22における裏打ち材24が設けられている側とは反対側から帯状部材23a間に該帯状部材23aに平行にナイフを入れる等して中芯部材23bを切断する。例えば、図6に示す例では、曲げ加工前素体A2の上方から帯状部材23a間にナイフを入れて中芯部材23bを切断する。中芯部材23bの切断に当たっては、中芯部材23bを上方(図6ではZ1方向)から下方(図6ではZ2方向)まで全て切断してもよいし、途中まで切断して、中芯部材23bに切込みを入れる程度としてもよい。また、中芯部材23bを柔軟化する場合には、中芯部材23bの位置に水又は液体の樹脂を注入することにより行なう。このステップS12が、上記中間部材処理工程に当たる。
【0063】
次に、上記曲げ加工前素体A2における第1板状部10a、第2板状部10bにおける内側の面に接着剤を塗布する(S13(図8))。つまり、第1板状部10aの被覆材14と、第2板状部10bの被覆材14に接着剤G(図7参照)を塗布する。なお、第1板状部10aと第2板状部10bのいずれか一方の内側の面に接着剤を塗布してもよい。つまり、第1板状部10aの被覆材14と第2板状部10bの被覆材14のいずれか一方に接着剤を塗布してもよい。
【0064】
次に、上記曲げ加工前素体A2を折り曲げる処理を行ない、第1板状部10aと第2板状部10bとを接着させる(S14(図8))。つまり、端部材素体22の位置で折り曲げるようにして第1板状部10a又は第2板状部10bを折り返し、第1板状部10aの内側の面と第2板状部10bの内側の面とを合わせるようにする。
【0065】
より具体的に、図7を使用して説明すると、図7(a)に示す状態から、第2板状部10bを第1板状部10a側に折り返していく。すると、図7(b)、(c)に示すように折り曲げていくと、端部材素体22は湾曲していき、第1板状部10aと第2板状部10bとを接着した際には、端部材素体22は、略半円柱状(好適には「半円柱状」)になる。つまり、第1板状部10aの側端面と第2板状部10bの側端面とが同一面になって、第1板状部10aと第2板状部10bとで全体に1枚の板状になるように接着することにより、端部材素体22における一方の端部の面と他方の端部の面とが同一面上になるようになり、上記帯状部材23aは放射状に配設され、端部材素体22の断面形状は略半円状になる。その際、上記のように、中芯部材23bは切断又は柔軟化されているので、容易に半円柱状に成形可能である。なお、中芯部材23bは、放射状に配置された帯状部材23a間に位置するので、端部材22の状態において、端部材22に所定の剛性を付与する役目を果たしているといえる。なお、上記ステップS13とステップS14は、上記固着工程に当たる。
【0066】
以上のようにしてパネル部材Aが製造される。製造されたパネル部材Aにおいては、一方の端部が半円柱状に形成されているので、ポストフォーム様式のパネル部材Aが得られる。
【0067】
上記のように製造されたパネル部材Aは、カウンタ天板、テーブル天板等の天板や、本棚等の棚板や、パーテーションの板材等として使用する。例えば、該パネル部材Aを本棚の天板や棚板として使用した例を示すと、図9に示すようになる。つまり、パネル部材Aを側面部材P1、P2により挟み、固定具Fで取り付けるが、半円柱状に形成された部分を開口側にして取り付けられることになる。
【0068】
次に、第2実施例のパネル部材Bについて説明する。この第2実施例のパネル部材Bにおいては、両側の端部が半円柱状に形成されている。つまり、上記第1実施例のパネル部材Bにおいては、一方の端部が半円柱状に形成されているのに対して、第2実施例のパネル部材Bでは、両側の端部が半円柱状に形成されている。
【0069】
上記パネル部材Bは、図10に示すように、板状部(本体部)110と、端部材120a、120bと、外装部材130とから形成されている。すなわち、このパネル部材Bは、該板状部110と、端部材120a、120bと、外装部材130とを所定の要領で組み立てることにより形成されるものである。
【0070】
ここで、上記パネル部材Bの構成についてさらに詳細に説明すると、上記板状部110は、図10等に示すように、第1板状部110aと、第2板状部110bと、第3板状部110cとを有している。つまり、板状部110は、第1板状部110aと、第2板状部110bと、第3板状部110cとを貼り合わせた状態のものであるといえ、この板状部110は、全体で1枚の板状を呈しているといえる。つまり、第1板状部110aと第2板状部110bと第3板状部110cの側端面は、揃っていて同一面を形成している。つまり、面一となっている。
【0071】
ここで、第1板状部110aと、第2板状部110bと、第3板状部110cとは、ともに、全体に略板状(好適には「板状」)を呈し、上記第1実施例における第1板状部10aや第2板状部10bと同様に、ハニカム材112と、被覆材114と、裏打ち材116とから形成されている。ハニカム材112と、被覆材114と、裏打ち材116の構成は、上記第1実施例における第1板状部10aや第2板状部10bにおける構成と同様であるので、詳しい説明を省略する。つまり、ハニカム材112は上記ハニカム材12と同様の構成であり、被覆材114は上記被覆材14と同様の構成であり、裏打ち材116は上記裏打ち材16と同様の構成である。
【0072】
なお、上記第1板状部110aの大きさは、第2板状部110bや第3板状部110cの2倍の大きさとなっている。つまり、第1板状部110aの平面視における面積は、第2板状部110bの平面視における面積の2倍の大きさとなっていて、同様に、第1板状部110aの平面視における面積は、第3板状部110cの平面視における面積の2倍の大きさとなっている。つまり、第1板状部110aの大きさは、第2板状部110bと第3板状部110cとを合わせた大きさとなっている。また、第1板状部110aの厚みと、第2板状部110bの厚みと、第3板状部110cの厚みは、ともに同様である。
【0073】
なお、上記板状部10における第1板状部110aや、第2板状部110bや、第3板状部110cは、ハニカム材112と、被覆材114と、裏打ち材116とを有する構成であるとして説明したが、基本的に、板状(例えば、直方体形状)であればよく、上記構成の代わりに、木製の板材や合成樹脂製の板材でもよい。
【0074】
次に、上記端部材120a、120bは、ともに、図10に示すように、全体に略半円柱状(好適には「半円柱状」)を呈している。端部材120aは、板状部110の一方の端部に設けられていて、端部材120bは、板状部110の他方の端部に設けられている。この端部材120a、120bの幅方向、つまり、X1−X2方向の長さは、板状部110のX1−X2方向の長さと同様であり、また、端部材120a、120bのZ1−Z2方向の高さは、板状部110のZ1−Z2方向の高さと同様である。
【0075】
この端部材120a、120bは、図2、図13等に示すような端部材素体122を所定の方向に曲げ加工して湾曲させることにより形成されている。この端部材素体122は、上記第1実施例における端部材素体22と同様の構成であり、図13に示すように、ハニカム材123と、裏打ち材124とから形成されている。このハニカム材123は、クラフト紙により形成されており、略シート状を呈する帯状部材123aと、略波形状を呈する中芯部材(中間部材)123bとを所定の要領で組み合わせることにより形成されている。すなわち、該ハニカム材123は、該帯状部材123aと該中芯部材123bとを接着剤等を用いて交互に積重することにより、断面形状がハニカム構造の積層体形状をなしている。これにより、複数の帯状部材123aは互いに平行に配設されている。また、裏打ち材124は、ハニカム材123の外側の面、つまり、外装部材130が設けられる側に接着して設けられていて、ハニカム材123の外側の面を覆うように形成されている。この裏打ち材124は、主として、この端部材120a、120bと、後述する外装部材130の接着を良好とするために設けられている。この裏打ち材124は、シート状部材により形成されている。このシート状部材の素材としては、曲げ加工可能なものであればよく、例えば、クラフト紙が挙げられる。一方、この端部材素体122の内側の面、つまり、外装部材130が設けられる面とは反対側の面には、被覆材は設けられていない。
【0076】
この端部材素体122のX1−X2方向の長さは、板状部110のX1−X2方向の長さと同様であり、また、端部材素体122の厚みは、上記第1板状部110a、第2板状部110b、第3板状部110cと同様である。つまり、ハニカム材123と裏打ち材124とを合わせた厚みは、上記第1板状部110a等と同様となっている。また、この端部材素体122のY1−Y2方向の長さは、ハニカム材123の厚みに円周率を乗算した値となっている。つまり、端部材素体122の両側の端部面同士が同一面上となるように湾曲させた際に、この端部材素体122が丁度半円柱状となるように端部材素体122のY1−Y2方向の長さが設定されている。
【0077】
なお、パネル部材Bの状態においては、端部材120aにおけるハニカム材123の一方の端部が第1板状部110aの側端面に接し、該ハニカム材123の他方の端部が第2板状部110bの側端面に接している。また、パネル部材Bの状態においては、端部材120bにおけるハニカム材123の一方の端部が第1板状部110aの側端面に接し、該ハニカム材123の他方の端部が第3板状部110cの側端面に接している。
【0078】
なお、端部材120aと端部材120bのうちのいずれか一方が、第1端部材に当たり、他方が第2端部材に当たる。
【0079】
また、上記外装部材130は、シート状を呈し、具体的には、シート状を呈する化粧板であり、樹脂、紙材、木材、金属等のうちのいずれかにより形成されている。ここで、樹脂としては、ダップ樹脂、メラミン化粧板、ポリ合板、突板合板等が挙げられる。この外装部材130は、パネル部材Bの外周部を被覆するように形成されている。この外装部材130は、曲げ加工可能な性質を有する素材により形成されている。特に、この外装部材30は、加熱しなくても曲げ加工可能な素材により形成されている。また、この外装部材130の平面状における大きさは、第2板状部110bと、端部材素体122と、第1板状部110aと、端部材素体122と、第3板状部110cとを一列に配設した状態の大きさと同様である。
【0080】
なお、上記第1板状部110aと、第2板状部110bと、第3板状部110cと、第1端部材素体122aと、第2端部材素体122bと、外装部材130でシート状のものとで、上記パネル部材製造用組立てセットが構成される。
【0081】
次に、上記構成のパネル部材Bの製造工程について説明する。このパネル部材Bの製造工程は、上記パネル部材Aの製造工程と概ね同様である。
【0082】
まず、第2板状部110bと、端部材素体122と、第1板状部110aと、端部材素体122と、第3板状部110cとを一列に配設する(S10(図8))。つまり、第2板状部110b、端部材素体122、第1板状部110a、端部材素体122、第3板状部110cの順で一列に配設する。これにより、第2板状部110bと第1板状部110aの間に、端部材素体122が配置され、また、第1板状部110aと第3板状部110cの間に、端部材素体122が配置される。また、第2板状部110bと、端部材素体122と、第1板状部110aと、端部材素体122と、第3板状部110cの各部材において、隣接し合う各部材は、隙間なく隣接させる。その際、第1板状部110a、第2板状部110b、第3シート材110cの端部の面は、端部材素体122における帯状部材123aと平行になっている。また、上記第1板状部110a、第2板状部110b、第3板状部110cにおいて裏打ち材116が設けられている側の面と、端部材素体122において裏打ち材124が設けられている側の面とを同じ向きにする。ここで、上記第2板状部110bと、端部材素体122と、第1板状部110aと、端部材素体122と、第3板状部110cとを上記のように配設した状態のものを集合体B1とすると、該集合体B1は、全体で、方形状の外形を呈することになる。このステップS10が上記集合体形成工程に当たる。また、第1板状部110aと、第2板状部110bと、第3板状部110cとが上記板状部群を構成し、また、上記2つの端部材素体122が端部材素体群を構成する。
【0083】
なお、隣接する各部材間には、接着剤により接着させる必要はない。つまり、後述のように、各部材が外装部材130に接着されるので、各部材間には、接着剤を介在させなくてもよい。なお、隣接する各部材同士を接着剤により接着させてもよい。
【0084】
次に、図12に示すように、上記集合体B1に外装部材130を固着させる(S11(図8))。つまり、該集合体B1の所定の面に外装部材130を接着により貼り付けて、曲げ加工前素体B2を形成する。このステップS11が、上記曲げ加工前素体形成工程に当たる。上記の例では、第1板状部110a、第2板状部110b、第3板状部110cにおいて裏打ち材116が設けられており、また、端部材素体122において裏打ち材124が設けられている側の面に、外装部材130を貼り付ける。貼付けに当たっては、外装部材130と集合体B1との間に接着剤を介在させる。つまり、外装部材130と集合体B1のいずれか又は両方の面に接着剤を塗布した後に貼り合わせる。曲げ加工前素体B2は、図13、図14に示す構成となる。
【0085】
次に、端部材素体122における中芯部材123bを切断するか又は柔軟化する処理を行なう(S12(図8))。これは、上記第1実施例におけるステップS12と同様の処理である。つまり、端部材素体122における裏打ち材124が設けられている側とは反対側から帯状部材123a間に該帯状部材123aに平行にナイフを入れる等して中芯部材123bを切断する。中芯部材123bの切断に当たっては、中芯部材123bを上方から下方まで全て切断してもよいし、途中まで切断して、中芯部材123bに切込みを入れる程度としてもよい。また、中芯部材123bを柔軟化する場合には、中芯部材123bの位置に水又は液体の樹脂を注入することにより行なう。このステップS12が、上記中間部材処理工程に当たる。
【0086】
次に、上記曲げ加工前素体B2における第1板状部110a、第2板状部110b、第3板状部110cにおける内側の面に接着剤を塗布する(S13(図8))。つまり、第1板状部110aの被覆材114と、第2板状部110bの被覆材114と、第3板状部110cの被覆材114とに接着剤を塗布する。なお、第1板状部110aの内側の面のみに接着剤を塗布してもよいし、第2板状部110bの内側の面と第3板状部110cの内側の面のみに接着剤を塗布してもよい。
【0087】
次に、上記曲げ加工前素体B2を折り曲げる処理を行ない、第1板状部110aと第2板状部110bとを接着させるとともに、第1板状部110aと第3板状部110cとを接着させる(S14(図8))。つまり、端部材素体122の位置で折り曲げるようにして第2板状部110bと第3板状部110cとを第1板状部110a側に折り返し、第1板状部110aの内側の面と第2板状部110bの内側の面とを合わせ、また、第1板状部110aの内側の面と第3板状部110cの内側の面とを合わせるようにする。
【0088】
より具体的に、図15を使用して説明すると、図15(a)に示す状態から、第2板状部110bと第3板状部110cとを第1板状部110a側に折り返していく。すると、図15(b)、(c)に示すように折り曲げていくと、端部材素体122は湾曲していき、第1板状部110aと第2板状部110bとを接着した際には、図15(d)における左側の端部材素体122は略半円柱状(好適には「半円柱状」)になり、また、第1板状部110aと第3板状部110cとを接着した際には、図15(d)における右側の端部材素体122は略半円柱状(好適には「半円柱状」)になる。つまり、第2板状部110bにおける3方の側端面が第1板状部110aにおける3方の側端面と同一面となり、また、第3板状部110cにおける3方の側端面が第1板状部110aにおける3方の側端面と同一面となって、第1板状部110aと第2板状部110bと第3板状部110cとで全体に1枚の板状になるように接着することにより、端部材素体122における一方の端部の面と他方の端部の面とが同一面上になるようになり、上記帯状部材123aは放射状に配設され、端部材素体122の断面形状は略半円状になる。その際、上記のように、中芯部材123bは切断又は柔軟化されているので、容易に半円柱状に成形可能である。なお、中芯部材123bは、放射状に配置された帯状部材123a間に位置するので、端部材120a、120bの状態において、端部材120a、120bに所定の剛性を付与する役目を果たしているといえる。なお、上記ステップS13とステップS14は、上記固着工程に当たる。
【0089】
以上のようにしてパネル部材Bが製造される。製造されたパネル部材Bにおいては、一方の端部が半円柱状に形成されているので、ポストフォーム様式のパネル部材Bが得られる。
【0090】
上記のように製造されたパネル部材Bは、例えば、カウンタ天板やテーブル天板等の天板に用いる。
【0091】
以上のように上記各実施例のパネル部材によれば、その製造に当たって製造工程を少なくでき、また、装置を用いずに手作業でも製造を行なうことができる。つまり、半円柱状部分にハニカム材を用いるので、素材の削出しの作業が必要なく、また、外装部材の曲げ加工に際しても加熱の必要がないので、製造工程を少なくすることができ、製造コストを下げることができる。また、製造に当たって、全ての工程において手作業で作業が可能であるので、製造のための各種装置を用いる必要がなく、その点でも製造コストを下げることができる。
【0092】
なお、上記の説明において、外装部材30、130は、加熱しなくても曲げ加工可能な素材により形成されているとして説明したが、これには限られず、外装部材30、130には、加熱することにより曲げ加工可能な化粧板を用いてもよい。この場合には、曲げ加工前素体A2、B2を曲げ加工する際に、外装部材30、130を加熱することになる。
【0093】
また、端部材20、120に用いられるハニカム材23、123は、帯状部材と中芯部材とを有する構成であるとして説明したが、これには限られず、平行に配設された帯状部材を有するハニカム材であればよい。
【0094】
【発明の効果】
本発明に基づくパネル部材、特に、請求項1に記載のパネル部材によれば、端部材が、少なくともハニカム材により構成される端部材素体を曲げ加工することにより半円柱状に形成されたものであるので、該第1板状部と端部材素体と第2板状部とを並べた状態で、外装部材を貼り付け、その後、第1板状部を第2板状部側に曲げ加工することにより、端部材素体が略半円柱状に形成されるので、従来のように、半円柱状部を形成する際に削り出しの作業を行う必要がない。また、上記のように製造すれば、手作業により製造が可能であるので、製造のための装置を各種用意する必要がない。よって、製造工程を少なくするとともに、装置を用いずに製造ができるので、製造コストを低減させることができる。
【0095】
また、本発明に基づくパネル部材、特に、請求項に記載のパネル部材によれば、端部材が、少なくともハニカム材により構成される端部材素体を曲げ加工することにより略半円柱状に形成されたものであるので、該第2板状部と、第1端部材の端部材素体と、第1板状部と、第2端部材の端部材素体と、第3板状部とをその順番に隙間なく並べた状態で、外装部材を貼り付け、その後、第2板状部を第1板状部側に曲げ加工するとともに、第3板状部を第1板状部側に曲げ加工することにより、端部材素体が略半円柱状に形成されるので、従来のように、半円柱状部を形成する際に削り出しの作業を行う必要がない。また、上記のように製造すれば、手作業により製造が可能であるので、製造のための装置を各種用意する必要がない。よって、製造工程を少なくするとともに、装置を用いずに製造ができるので、製造コストを低減させることができる。
【0096】
また、本発明に基づくパネル部材の製造方法、特に、請求項6及び7に記載のパネル部材によれば、パネル部材の端部が、少なくともハニカム材により構成される端部材素体を曲げ加工することにより半円柱状に形成されるので、従来のように、半円柱状部を形成する際に削り出しの作業を行う必要がない。また、上記のように製造すれば、手作業により製造が可能であるので、製造のための装置を各種用意する必要がない。よって、製造工程を少なくするとともに、装置を用いずに製造ができるので、製造コストを低減させることができる。また、中間部材処理工程が設けられているので、端部材素体を曲げ加工することにより、帯状部材を容易に放射状に配置することができ、よって、端部材素体を容易に略半円柱状に形成することが可能となる。
【0097】
また、本発明に基づくパネル部材の製造方法、特に、請求項8及び9に記載のパネル部材によれば、パネル部材の両側の端部が、少なくともハニカム材により構成される端部材素体を曲げ加工することにより半円柱状に形成されるので、従来のように、半円柱状部を形成する際に削り出しの作業を行う必要がない。また、上記のように製造すれば、手作業により製造が可能であるので、製造のための装置を各種用意する必要がない。よって、製造工程を少なくするとともに、装置を用いずに製造ができるので、製造コストを低減させることができる。また、中間部材処理工程が設けられているので、端部材素体を曲げ加工することにより、帯状部材を容易に放射状に配置することができ、よって、端部材素体を容易に略半円柱状に形成することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例に基づくパネル部材の構成を示す斜視図である。
【図2】第1実施例に基づくパネル部材を構成する部材を示す図であり、(a)は板状部の構成を示す斜視図であり、(b)は端部材素体の構成を示す斜視図である。
【図3】第1実施例に基づくパネル部材の製造工程を説明するための図であり、特に、集合体を示す斜視図である。
【図4】第1実施例に基づくパネル部材の製造工程を説明するための図であり、特に、曲げ加工前素体を形成する工程を示す説明図である。
【図5】第1実施例に基づくパネル部材の製造工程を説明するための図であり、特に、曲げ加工前素体の構成を示す斜視図である。
【図6】第1実施例に基づくパネル部材の製造工程を説明するための図であり、特に、曲げ加工前素体の構成を示す側面図である。
【図7】第1実施例に基づくパネル部材の製造工程を説明するための図であり、特に、固着工程を説明するための説明図である。
【図8】パネル部材の製造工程を説明するための説明図である。
【図9】パネル部材の使用状態の一例を示す説明図である。
【図10】第2実施例に基づくパネル部材の構成を示す斜視図である。
【図11】第2実施例に基づくパネル部材の製造工程を説明するための図であり、特に、集合体を示す斜視図である。
【図12】第2実施例に基づくパネル部材の製造工程を説明するための図であり、特に、曲げ加工前素体を形成する工程を示す説明図である。
【図13】第2実施例に基づくパネル部材の製造工程を説明するための図であり、特に、曲げ加工前素体の構成を示す斜視図である。
【図14】第2実施例に基づくパネル部材の製造工程を説明するための図であり、特に、曲げ加工前素体の構成を示す側面図である。
【図15】第2実施例に基づくパネル部材の製造工程を説明するための図であり、特に、固着工程を説明するための説明図である。
【図16】従来におけるパネル部材の製造工程を説明するための説明図である。
【符号の説明】
A、B パネル部材
A1、B1 集合体
A2、B2 曲げ加工前素体
10a、110a 第1板状部
10b、110b 第2板状部
110c 第3板状部
20、120a、120b 端部材
22、122 端部材素体
23、123 ハニカム材
23a、123a 帯状部材
23b、123b 中芯部材
24、124 裏打ち材
30、130 外装部材

Claims (12)

  1. パネル部材であって、
    本体部であって、
    略板状を呈する第1板状部と、
    該第1板状部に積層して固着された、略板状を呈する第2板状部と、
    を有する本体部と、
    該本体部の側端面に設けられた、端部材の素体となる端部材素体で、少なくとも、平行に配設された複数の帯状部材と、各帯状部材間に設けられた中間部材とを有するハニカム材により構成され、該中間部材が切断され又は切込みが形成され又は水等の液体により柔軟化された端部材素体を複数の帯状部材が放射状になるように曲げ加工することにより形成された略半円柱状を呈する端部材と、
    該本体部と端部材の外周面の少なくとも一部を被覆する外装部材と、
    を有することを特徴とするパネル部材。
  2. 上記ハニカム材の一方の端部が上記第1板状部の側端面に接し、また、上記ハニカム材の他方の端部が上記第2板状部の側端面に接していることを特徴とする請求項1に記載のパネル部材。
  3. パネル部材であって、
    本体部であって、
    略板状を呈する第1板状部と、
    該第1板状部に積層して固着された、略板状を呈する第2板状部と、
    該第1板状部に積層して固着された、略板状を呈する第3板状部と、
    を有する本体部と、
    該本体部の一方の側端面に設けられた、第1端部材の素体となる端部材素体で、少なくとも、平行に配設された複数の帯状部材と、各帯状部材間に設けられた中間部材とを有するハニカム材により構成され、該中間部材が切断され又は切込みが形成され又は水等の液体により柔軟化された端部材素体を複数の帯状部材が放射状になるように曲げ加工することにより形成された略半円柱状を呈する第1端部材と、
    該本体部の他方の側端面に設けられた、第2端部材の素体となる端部材素体で、少なくとも、平行に配設された複数の帯状部材と、各帯状部材間に設けられた中間部材とを有するハニカム材により構成され、該中間部材が切断され又は切込みが形成され又は水等の液体により柔軟化された端部材素体を複数の帯状部材が放射状になるように曲げ加工することにより形成された略半円柱状を呈する第2端部材と、
    該本体部と端部材の外周面の少なくとも一部を被覆する外装部材と、
    を有することを特徴とするパネル部材。
  4. 上記第1端部材において、上記ハニカム材の一方の端部が上記第1板状部の側端面に接し、また、上記ハニカム材の他方の端部が上記第2板状部の側端面に接しており、また、上記第2端部材において、上記ハニカム材の一方の端部が上記第1板状部の側端面に接し、また、上記ハニカム材の他方の端部が上記第3板状部の側端面に接していることを特徴とする請求項に記載のパネル部材。
  5. 上記外装部材は、パネル部材における一対の側端面を除く外周面を被覆していることを特徴とする請求項1又は2又は3又は4に記載のパネル部材。
  6. パネル部材の製造方法であって、
    略板状を呈する第1板状部と、略板状を呈する第2板状部と、少なくとも、平行に配設された複数の帯状部材と各帯状部材間に設けられた中間部材とを有するハニカム材により構成された端部材素体とを、該帯状部材が、上記各板状部において端部材素体が接する端面と平行になるように、該端部材素体の両側に第1板状部と第2板状部とを配置することにより集合体を形成する集合体形成工程と、
    該集合体における一方の面にシート状の外装部材を貼り付けることにより曲げ加工前素体を形成する曲げ加工前素体形成工程と、
    該中間部材を切断又は該中間部材に切込みを形成する中間部材処理工程と、
    該中間部材処理工程の後に行われる固着工程であって、該外装部材が外側となるように、第1板状部を第2板状部側に折り返すように曲げ加工して、第1板状部を第2板状部に固着させる固着工程で、該固着工程において、該端部材素体が曲げ加工されることにより、該端部材素体が略半円柱状に形成される固着工程と、
    を有することを特徴とするパネル部材の製造方法。
  7. パネル部材の製造方法であって、
    略板状を呈する第1板状部と、略板状を呈する第2板状部と、少なくとも、平行に配設された複数の帯状部材と各帯状部材間に設けられた中間部材とを有するハニカム材により構成された端部材素体とを、該帯状部材が、上記各板状部において端部材素体が接する端面と平行になるように、該端部材素体の両側に第1板状部と第2板状部とを配置することにより集合体を形成する集合体形成工程と、
    該集合体における一方の面にシート状の外装部材を貼り付けることにより曲げ加工前素体を形成する曲げ加工前素体形成工程と、
    該中間部材を水等の液体により柔軟化させる中間部材処理工程と、
    該中間部材処理工程の後に行われる固着工程であって、該外装部材が外側となるように、第1板状部を第2板状部側に折り返すように曲げ加工して、第1板状部を第2板状部に固着させる固着工程で、該固着工程において、該端部材素体が曲げ加工されることにより、該端部材素体が略半円柱状に形成される固着工程と、
    を有することを特徴とするパネル部材の製造方法。
  8. パネル部材の製造方法であって、
    略板状を呈する第1板状部と、略板状を呈する第2板状部と、略板状を呈する第3板状部と、少なくとも、平行に配設された複数の帯状部材と各帯状部材間に設けられた中間部材とを有するハニカム材により構成された第1端部材素体と、少なくとも、平行に配設された複数の帯状部材と各帯状部材間に設けられた中間部材とを有するハニカム材により構成された第2端部材素体とを、該第1端部材素体の帯状部材が、該第1板状部と該第2板状部において該第1端部材素体が接する端面と平行になるように、該第1端部材素体の両側に該第2板状部と該第1板状部とが配置され、かつ、該第2端部材素体の帯状部材が、該第1板状部と該第3各板状部において該第2端部材素体が接する端面と平行になるように、該第2端部材素体の両側に該第1板状部と該第3板状部とが配置されるように一列に配置することにより集合体を形成する集合体形成工程と、
    該集合体における一方の面にシート状の外装部材を貼り付けることにより曲げ加工前素体を形成する曲げ加工前素体形成工程と、
    該中間部材を切断又は該中間部材に切込みを形成する中間部材処理工程と、
    該中間部材処理工程の後に行われる固着工程であって、該外装部材が外側となるように、第2板状部を第1板状部側に折り返すとともに、第3板状部を第1板状部側に折り返すように曲げ加工して、第2板状部と第3板状部とを第1板状部に固着させる固着工程で、該固着工程において、該第1端部材素体及び第2端部材素体が曲げ加工されることにより、該第1端部材素体及び第2端部材素体が略半円柱状に形成される固着工程と、
    を有することを特徴とするパネル部材の製造方法。
  9. パネル部材の製造方法であって、
    略板状を呈する第1板状部と、略板状を呈する第2板状部と、略板状を呈する第3板状部と、少なくとも、平行に配設された複数の帯状部材と各帯状部材間に設けられた中間部材とを有するハニカム材により構成された第1端部材素体と、少なくとも、平行に配設された複数の帯状部材と各帯状部材間に設けられた中間部材とを有するハニカム材により構成された第2端部材素体とを、該第1端部材素体の帯状部材が、該第1板状部と該第2板状部において該第1端部材素体が接する端面と平行になるように、該第1端部材素体の両側に該第2板状部と該第1板状部とが配置され、かつ、該第2端部材素体の帯状部材が、該第1板状部と該第3各板状部において該第2端部材素体が接する端面と平行になるように、該第2端部材素体の両側に該第1板状部と該第3板状部とが配置されるように一列に配置することにより集合体を形成する集合体形成工程と、
    該集合体における一方の面にシート状の外装部材を貼り付けることにより曲げ加工前素体を形成する曲げ加工前素体形成工程と、
    該中間部材を水等の液体により柔軟化させる中間部材処理工程と、
    該中間部材処理工程の後に行われる固着工程であって、該外装部材が外側となるように、第2板状部を第1板状部側に折り返すとともに、第3板状部を第1板状部側に折り返すように曲げ加工して、第2板状部と第3板状部とを第1板状部に固着させる固着工程で、該固着工程において、該第1端部材素体及び第2端部材素体が曲げ加工されることにより、該第1端部材素体及び第2端部材素体が略半円柱状に形成される固着工程と、
    を有することを特徴とするパネル部材の製造方法。
  10. 該中間部材が、波形形状を呈することを特徴とする請求項6又は7又は8又は9に記載のパネル部材の製造方法。
  11. 上記固着工程においては、板状部に予め接着剤を塗布することを特徴とする請求項6又は7又は8又は9又は10に記載のパネル部材の製造方法。
  12. 上記曲げ加工前素体形成工程において使用されるシート状の外装部材が加熱することなく曲げ加工可能な素材により形成されていることを特徴とする請求項6又は7又は8又は9又は10又は11に記載のパネル部材の製造方法。
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