JP3722645B2 - 内視鏡用光源装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、内視鏡の光源として使用される内視鏡用光源装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、医療分野や工業分野において内視鏡が広く使用されている。医療分野において、内視鏡は、その細長の挿入部を体腔内に挿入することにより体腔内の臓器を観察したり、前記挿入部に形成された処置具チャンネルを通じて体腔内に処置具を導入することにより各種の治療や処置を行なうために使用される。また、工業分野においても、内視鏡は、ボイラ、タービン、エンジン、化学プラントなどの内部の傷や腐蝕を観察したり検査するために使用される。このような内視鏡は、照明光伝達手段としてファイババンドルからなるライトガイドを有し、このライトガイドに照明光を供給する光源装置に接続されて使用される。
【0003】
前記光源装置は、光源としてのランプと、ランプからの出射光をライトガイドに集光する集光レンズとを備えている。また、ランプとしては、主にキセノンランプやハロゲンランプ、メタハラランプ等が使用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前記光源装置において、輝点が小さいキセノンランプが光源として使用される場合には、集光効率を上げて径の細いライトガイドに確実に光を導くために、ランプと集光レンズとライトガイドとの間で光軸の高い位置精度が要求される。しかし、キセノンランプを使用した場合には、以下の理由により、前記三者の同軸度を高精度に設定することが容易ではない。
【0005】
すなわち、キセノンランプは、冷却ファンによる強制冷却が必要であるため、シャーシ側に取り付けられたランプ冷却用のヒートシンクに固定されている。この場合、板金等の金属部品からなるシャーシとヒートシンクとの電気的な絶縁を図るために、ヒートシンクは、モールド部品からなる光学ベース等を介して、シャーシに固定されている。また、集光レンズおよびライトガイドを受けるライトガイドコネクタもそれぞれ別部材を介してシャーシに固定されている。
【0006】
このように、ランプ(あるいは、ランプを含むランプユニット)と集光レンズとライトガイドコネクタとがそれぞれ別部材を介してシャーシに固定されていると、部品のバラツキや組み立て時のズレにより、ランプと集光レンズとライトガイドコネクタとの間で光軸にズレが生じ、ランプからの光を効率良くライトガイドに導くことができなくなる場合がある。
【0007】
そのため、特許第2703679号等に開示された光源装置には、ランプからの照明光を効率良くライトガイドに集光させるために、光軸調整機構が設けられている。しかし、調整作業が必要であり、また、部品点数が多く、組み立て性が悪化するなど、いくつかの問題が残されている。
【0008】
また、前記光源装置では、ランプの不良や寿命による光量の減衰時等においてランプを容易に交換できるように、ランプ自体あるいはランプが固定されているランプユニットを光源装置本体に対して容易に着脱できる構造が望まれている。
【0009】
本発明は前記事情に着目してなされたものであり、その目的とするところは、ランプ交換が容易で、部品点数を削減でき、組み立て性が良く、光軸調整作業が不要で、なおかつ、ライトガイドへの集光効率が良い内視鏡用光源装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために、本発明は、内視鏡に照明光を供給する内視鏡用光源装置において、光源としてのランプ、またはランプを支持するヒートシンクと、内視鏡側のライトガイドが着脱自在に取り付けられるライトガイドコネクタと、ライトガイドコネクタに取り付けられたライトガイドに前記ランプからの出射光を集光する集光レンズとを筐体内に備えて成り、前記集光レンズと前記ライトガイドコネクタはそれぞれ、他の部材を介することなく共通の1つの取付部材に直接に取り付け固定されるとともに、前記ランプ、または支持するランプを有するヒートシンクは、その光軸が集光レンズおよびライトガイドコネクタに取り付けられたライトガイドの中心軸と同軸となるように、他の部材を介することなく着脱自在に位置決め固定可能な固定手段により前記共通の1つの取付部材に着脱自在に直接に取り付けられ、前記集光レンズと前記ライトガイドコネクタ、および前記ランプ、または支持するランプを有するヒートシンクは、前記共通の1つの取付部材を介して筐体のベース部材に固定されていることを特徴とする。
請求項2記載の発明は、前記取付部材がモールド品からなることを特徴とする請求項1に記載の内視鏡用光源装置である。
さらに、請求項3記載の発明は、前記ライトガイドコネクタは前記取付部材と一体に形成されていることを特徴とする請求項2に記載の内視鏡用光源装置である。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら本発明の一実施形態について説明する。
【0012】
図1および図2に示されるように、本実施形態に係る内視鏡用光源装置は、筐体内に、光源としてのランプ(例えば、キセノンランプ)1と、図示しない内視鏡側のライトガイドが着脱自在に取り付けられるライトガイドコネクタ5と、ライトガイドコネクタ5に取り付けられたライトガイドにランプ1からの出射光を集光する複数の集光レンズ4a,4b,4cとを備えて成る。
【0013】
ランプ1は冷却用の一対のヒートシンク2a,2bに固定されている。ヒートシンク2a,2bは、レバー8と位置出しバネ9とによって、ヒートシンク電極3a,3bと光学べース6とに着脱自在に取り付けられて位置決め固定されている。
【0014】
ヒートシンク電極3a,3bは、モールド品からなる取付部材としての光学ベース6にビスにより固定されている。光学ベース6は、ビスによって、筐体のベースであるシャーシ7に固定されている。また、光学ベース6には、集光レンズ4a,4b,4cとライトガイドコネクタ5とが直接に取り付けられている。この場合、ライトガイドコネクタ5と集光レンズ4a,4b,4cは、ランプ1からの光をライトガイドに確実に導くために、ランプ1の光軸およびライトガイドコネクタ5に取り付けられるライトガイドの中心軸と同軸となるように光学ベース6に位置決め固定されている。
【0015】
このような構成の光源装置において、ランプ1からの照明光は、集光レンズ4a,4b,4cで集光されてライトガイドに入射され、内視鏡に伝達される。また、ランプ1を交換する時には、筺体の横に設けられたランプ扉(図示せず)を開け、レバー8を回転させることによって、ランプ1が固定されている冷却用ヒートシンク2a,2bをヒートシンク電極3a,3bから取り外せば良い。
【0016】
以上のように、本実施形態の内視鏡用光源装置では、ランプ1を含むランプユニット(ランプ1とヒートシンク2a,2bとからなるユニット)と、各集光レンズ4a,4b,4cと、ライトガイドコネクタ5とが、別部材を介することなく、共通の光学ベース6上に直接に位置決め固定されている。したがって、ランプ1を含むランプユニットと各集光レンズ4a,4b,4cとライトガイドコネクタ5とを別部材を介してそれぞれ光学ベース6に取り付けた場合に比べて、組み立て時の位置ずれが少なく(組み立て時の光軸ズレを最小限に抑えられ)、したがって、ランプ1からの出射光を効率良くライトガイドに集光させることができるとともに、部品点数が少なくなり、組み立て性が向上する(組立工数を削減できる)。また、光軸位置調整機構なしで(光軸調整作業なしで)、ランプ1と集光レンズ4a,4b,4cとライトガイドコネクタ5の光軸位置精度を高めることができる。また、レバー8の操作のみでランプ1の交換ができるため、ランプ1の交換が容易である。
【0017】
なお、本実施形態においては、光学ベース6がライトガイドコネクタ5と一体に成形されたモールド部品であっても良い。また、ランプ1は、ヒートシンク2a,2bを介することなく、直接に光学ベース6に対して着脱されるようになっていても良い。
【0018】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の内視鏡用光源装置は、ランプ交換が容易で、部品点数を削減でき、組み立て性が良く、光軸調整作業が不要で、なおかつ、ライトガイドへの集光効率が良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る内視鏡用光源装置内部の平面(上面)図である。
【図2】図1の内視鏡用光源装置内部の側面図である。
【符号の説明】
1…ランプ
2a,2b…ヒートシンク(ランプユニット)
4a,4b,4c…集光レンズ
5…ライトガイドコネクタ
6…光学ベース(取付部材)
7…シャーシ(ベース部材)
Claims (3)
- 内視鏡に照明光を供給する内視鏡用光源装置において、
光源としてのランプ、またはランプを支持するヒートシンクと、内視鏡側のライトガイドが着脱自在に取り付けられるライトガイドコネクタと、ライトガイドコネクタに取り付けられたライトガイドに前記ランプからの出射光を集光する集光レンズとを筐体内に備えて成り、
前記集光レンズと前記ライトガイドコネクタはそれぞれ、他の部材を介することなく共通の1つの取付部材に直接に取り付け固定されるとともに、
前記ランプ、または支持するランプを有するヒートシンクは、その光軸が集光レンズおよびライトガイドコネクタに取り付けられたライトガイドの中心軸と同軸となるように、他の部材を介することなく着脱自在に位置決め固定可能な固定手段により前記共通の1つの取付部材に着脱自在に直接に取り付けられ、
前記集光レンズと前記ライトガイドコネクタ、および前記ランプ、または支持するランプを有するヒートシンクは、前記共通の1つの取付部材を介して筐体のベース部材に固定されていることを特徴とする内視鏡用光源装置。 - 前記取付部材がモールド品からなることを特徴とする請求項1に記載の内視鏡用光源装置。
- 前記ライトガイドコネクタは前記取付部材と一体に形成されていることを特徴とする請求項2に記載の内視鏡用光源装置。
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JP15287199A Expired - Fee Related JP3722645B2 (ja) | 1999-05-31 | 1999-05-31 | 内視鏡用光源装置 |
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1999
- 1999-05-31 JP JP15287199A patent/JP3722645B2/ja not_active Expired - Fee Related
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