JP5356049B2 - 内視鏡 - Google Patents

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Description

本発明は、観察用光源として発光素子を使用し、その発光素子から発する光を、内視鏡挿入部内に挿通された導光部材で内視鏡挿入部の先端まで導光して観察部位に出射する内視鏡に関する。
内視鏡においては、検査対象が生体内、或いはプラント内等であるため、検査対象を照明する光源が必要である。内視鏡装置においては、内視鏡の外部装置として光源装置を用意し、その光源装置から内視鏡が備えるライトガイドに照明光を供給するのが一般的であった。
これに対し、例えば特許文献1には、内視鏡検査の環境等に応じて、電源を選択でき、かつバッテリを採用した場合、その起電力が無くなっても、すぐに別の電源を用いて検査を再開できる操作性の良い内視鏡が開示されている。この内視鏡では、照明光を導光するライトガイドファイバーを有する内視鏡本体を有し、前記ライトガイドファイバーの光入射端部にランプユニットが着脱自在に接続されるように構成されている。ランプユニットは、ランプホルダを備え、このランプホルダ内にはハロゲンランプ、キセノンランプ、真空ランプ、LED等のランプが取り付けられるようになっている。
特開平9−224906号公報
しかしながら、特許文献1の内視鏡において、ランプホルダにランプとしてLEDを取り付けてランプユニットを構成した場合、LEDが発光する際に発生する熱がランプユニット内に籠もることにより、ランプユニット内の温度が上昇して、LEDの照明光量が低下する、或いはLEDの寿命が低下する等、性能が劣化するおそれがあった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、内視鏡光源である発光素子の温度上昇を防止して、発光素子による観察照明下で長時間にわたって良好な観察を行え、かつ、発光素子の交換が必要になった場合には、ユーザーによって発光素子の交換を行える使い勝手に優れた内視鏡を提供することを目的にしている。
本発明の一態様の内視鏡は、内視鏡観察用の照明光を発光する発光素子と、内視鏡挿入部内に挿通され、前記発光素子で発光され、光入射端に入射された光を光出射端に導光する導光部材と、前記導光部材の光入射端側の端部を固定する導光部材固定部が固設される内視鏡筐体と、を備える内視鏡において、前記発光素子を、当該発光素子を実装する実装部及びこの発光素子に電力を供給するための基板側接点部を備える素子用基板、前記素子用基板に実装された発光素子側に配置され、前記導光部材固定部に当接する当接部、および前記発光素子で発生する熱を伝導する熱伝導部材で構成した放熱部を設けて素子ユニットとして構成し、前記内視鏡筐体に前記素子ユニットが着脱自在に取り付けられるユニット配設部を設け、前記導光部材固定部に、前記素子ユニットを前記ユニット配設部に取り付けたとき、前記素子ユニットの基板側接点部と電気的に接続される筐体側接点部を設け、前記素子用基板を、前記当接部と前記放熱部との間に挟持固定する。
この構成によれば、素子ユニットをユニット配設部に取り付けることによって、内視鏡筐体に固設された導光部材固定部の筐体側接点部と素子ユニットの基板側接点部とが接続される。したがって、電源の供給によって、素子用基板に搭載された発光素子が点灯する。発光素子が点灯して熱が発生すると、その熱は、素子用基板から放熱部に伝導されて放熱される。そして、万一、発光素子が寿命等によって発光不能になった場合には、ユーザーが素子ユニットを交換して検査を継続して行える。
本発明によれば、内視鏡光源である発光素子の温度上昇を防止して、発光素子による観察照明下で長時間にわたって良好な観察を行え、かつ、発光素子の交換が必要になった場合には、ユーザーによって発光素子の交換を行える使い勝手に優れた内視鏡を実現できる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する
図1乃至図7は本発明の一実施形態に係り、図1は内視鏡の構成を説明する図、図2は内視鏡の操作部の構成を説明する一部断面図を含む側面図、図3は操作部に設けたユニット配設部と、そのユニット配設部に着脱自在な素子ユニットとを示す図、図4は素子ユニットの構成を説明する断面図、図5は操作部の別の位置に設けたユニット配設部と、そのユニット配設部に着脱自在な素子ユニットとを示す図、図6はユニット配設部と、素子ユニットとの他の構成例を説明する図、図7はユニット配設部と、素子ユニットとの別の構成例を説明する図である。
図1に示す内視鏡1は、内視鏡挿入部2と、操作部3と、装置本体4と備えて主に構成されている。操作部3及び装置本体4は、内視鏡筐体である。符号5は、素子ユニットであって、本実施形態において素子ユニット5は、後述するように操作部3のユニット配設部(図3の符号3a参照)に着脱自在に取り付けられるようになっている。
内視鏡挿入部2は、観察対象部位であるエンジン内など被検体内に挿入される。内視鏡挿入部2は、先端側から順に、図示せぬ撮像光学系、及び照明光学系を内蔵した先端部6と、湾曲可能な湾曲部7と、可撓性を有する細長な可撓管部8とを連設して構成されている。
先端部6には、撮像光学系を構成する撮像素子として、例えばCCD、或いはC−MOS等が内蔵されている。また、先端部6には、照明光学系を構成する照明窓が設けられており、その照明窓には導光部材であるライトガイドファイバー(図2の符号11参照、以下LGファイバーと記載)の図示しない光出射端が臨まれている。湾曲部7は、図示しない関節駒を連設して、所定方向に湾曲可能に構成されている。本実施形態において、湾曲部7は、上下左右の4方向に湾曲可能な構成である。
操作部3は、内視鏡挿入部2の基端部に連設され、把持部3hを備えている。装置本体4は、ユニバーサルケーブル9を介して把持部3hに接続されている。装置本体4には、先端部6に設けられた撮像素子に対する信号処理を行うカメラコントロールユニット、処理画像を記録する記録装置等が備えられており、カメラコントロールユニットで信号処理した画像を表示するモニタ4m、及びカメラコントロールユニット等に電源を供給するバッテリー(不図示)等も設けられている。
ユニバーサルケーブル9内には、撮像素子に接続される信号線(不図示)、素子ユニット5に電源を供給する電線(不図示)等が挿通している。
図2に示すように操作部3は、例えば略h字形状に形作られている。操作部3内には内視鏡挿入部2内を挿通されたLGファイバー11、湾曲ワイヤ12、図示しない前記信号線等が延出されている。信号線は、撮像素子から延出され、操作部3内、ユニバーサルケーブル9内を挿通して、装置本体4内に延出している。
本実施形態において、湾曲ワイヤ12は、前記湾曲部7の湾曲方向に合わせて4本設けられている。4本の湾曲ワイヤ12は、上下左右の4方向にそれぞれ対応している。各湾曲ワイヤ12の先端部(不図示)は、湾曲部7の最先端を構成する湾曲駒(不図示)の所定の位置に固設されている。
操作部3内に延出された各湾曲ワイヤ12の中途部は、プーリー13に配置された環状部材14にそれぞれ巻回して配置されている。プーリー13は、図示しないモーターによって回転される。
内視鏡検査中、モーターは常時回転される。本実施形態の内視鏡1において、プーリー13の回転は、通常時、環状部材14に伝達されない。これは、環状部材14とプーリー13との間に所定の隙間が形成されるように構成されているためである。そして、環状部材14の内径が縮径されると、プーリー13の回転が環状部材14に伝達される構成になっている。
各湾曲ワイヤ12の基端は、略十字形状に形成された板部材である牽引部材支持板15のそれぞれの端部15aに固定されている。
操作部3には、図1に示した湾曲部7を湾曲操作するための湾曲操作指示レバー(以下、湾曲レバーと略記する)16が設けられている。湾曲レバー16を構成する軸部16aの一端部側は、操作部3の把持部3hを構成する上面3uから突出しており、他端部は前記牽引部材支持板15の略中央部に固定されている。
把持部3hから突出した湾曲レバー16は、傾倒操作可能に構成されており、傾倒方向及び傾倒角度を変化させることによって、湾曲部7を所望の方向に所望の湾曲量だけ湾曲させるように構成されている。
具体的に、ユーザーが湾曲レバー16を何れかの方向に傾けると、牽引部材支持板15が傾き、その傾きに応じて、何れかの湾曲ワイヤ12が牽引、或いは弛緩される。湾曲ワイヤ12が牽引されると、その湾曲ワイヤ12が巻回されている環状部材14の径寸法が縮径する。すると、環状部材14の内周面がプーリー13に密着して、プーリー13の回転が環状部材14に伝達されて、環状部材14がプーリー13とともに回転する。そして、環状部材14の回転に伴って、湾曲ワイヤ12が回転移動されて、湾曲部7が湾曲レバー16の傾倒方向及び傾倒角度に対応する湾曲状態に変化する。
本実施形態において、LGファイバー11の光出射端は、前述したように照明窓に臨まれている。操作部3内に延出されたLGファイバー11の光入射端面11i側は、導光部材固定部(以下、LG固定部と記載する)17に固定されている。本実施形態において、光入射端面11iは、LG固定部17の基端面に面一致している。
本実施形態においてLG固定部17は、操作部3を構成する枠部材3fの設置面側枠3faに固定されている。LG固定部17には筐体側接点部である接点ピン18が一対設けられている(図中では1本だけが示される)。この接点ピン18にはユニバーサルケーブル9内を挿通して操作部3内に延出された電線が接続されている。
なお、符号19は取付ネジ、符号20は固定部、符号21は取付板であり、固定部20には取付ネジ19の雄ネジ部が螺合する雌ネジ部が形成され、取付板21には取付ネジ19のネジ部が通過する貫通孔が形成されている。
素子ユニット5は、図3の矢印に示すように操作部3のユニット配設部3aに対して着脱自在である。ユニット配設部3aは、図1、図3に示す枠部材3fの設置面側枠3faと、背面側枠3fbに設けた開口3fc(図1参照)と、固定部20と、LG固定部17とで囲まれた空間部で構成されている。操作部3に取り付けられている素子ユニット5は、取付ネジ19を固定部20の雌ネジ部から取り外し、取付板21を取り外すことによって、操作部3のユニット配設部3aから取り外せるようになっている。
図4に示すように素子ユニット5は、発光素子5aと、素子用基板5bと、集光レンズ5cと、放熱ブロック5dとを備えて構成されている。発光素子5aは、例えば白色光を発光するLEDである。なお、発光素子5aは、LEDに限定されるものではなく、半導体レーザー等であってもよい。
素子用基板5bは、一面側に発光素子5aを実装する実装部と、発光素子5aに電力を供給するための基板側接点部5eとを備えている。基板側接点部5eは、接点ピン18の基端面と接触するように構成されている。
集光レンズ5cは、当接部であるレンズ枠5fに形成されている照明光孔5f1の所定位置に固定されている。照明光孔5f1内の基端側の所定位置には発光素子5aが配置されるようになっている。レンズ枠5fは例えばステンレス製であって、照明光孔5f1に加えて、接点ピン孔5f2及び一対の固定孔5f3を有している。
接点ピン孔5f2には、一対の接点ピン18が配置される。
一対の固定孔5f3は、例えば座ぐり穴5f4と位置決め穴5f5とを備えた、段付き孔であり、一体固定ネジ22が配置される。一体固定ネジ22は、位置決めピンを兼ね、例えば、頭部22h、位置決めピン部22p、及び雄ねじ部22mを備えている。位置決めピン部22pの外形寸法と位置決め穴5f5の内径寸法とは所定の嵌め合いに設定されている。なお、素子用基板5bには、一体固定ネジ22の位置決めピン部22pが配置される位置決め穴としての貫通孔5b5が形成されている。
放熱ブロック5dは、放熱部であってステンレス鋼に比べて熱伝導率の高い、例えば銅、アルミ等の熱伝導部材で構成されている。放熱ブロック5dの基端部には複数の放熱フィン5d1が形成されている。放熱ブロック5dの基端部は、直接、外気に触れて放熱することを可能にするため、操作部3を構成する枠部材3fの基端面から露出する構成になっている。
放熱ブロック5dの先端面側には、前記一体固定ネジ22が螺合する雌ネジ部が一対、設けられている。これに対して、放熱ブロック5dの基端部側には、前記取付板21を配置するための凹部5d2が形成されている。
素子ユニット5は、レンズ枠5fと放熱ブロック5dとの間に素子用基板5bを挟持した状態で、一体固定ネジ22によって、レンズ枠5fと素子用基板5bと放熱ブロック5dとを一体に固定して構成される。このことによって、レンズ枠5fの基端面と素子用基板5bの先端面、及び素子用基板5bの基端面と放熱ブロック5dの先端面とが密着している。
素子ユニット5において、一体固定ネジ22の位置決めピン部22pが、レンズ枠5fの位置決め穴5f5内、及び素子用基板5bの貫通孔5b5内に嵌入することによって、発光素子5aが照明光孔5f1内の所定位置に配置される。
ここで、素子ユニット5の操作部3への取り付けを説明する。
素子ユニット5を操作部3に配設する際、ユーザーは、まず、開口3fcに素子ユニット5のレンズ枠5fを配置する。そして、素子ユニット5をユニット配設部3a内に挿入していく。そして、素子ユニット5を構成する放熱ブロック5dの基端部が操作部3から露出した状態で、素子ユニット5のユニット配設部3aへの配置が完了する。
次に、ユーザーは、取付板21を露出した基端部の凹部5d2内に配置する。そして、取付ネジ19を取付板21の貫通孔を介して固定部20の雌ネジ部に螺合していく。すると、素子ユニット5が操作部3と一体に固定される。このとき、素子ユニット5を構成するレンズ枠5fの先端面がLG固定部17の基端面に当接する。すると、集光レンズ5cが、LG固定部17に固定されたLGファイバー11の光入射端面11iに対して所定の対向状態になるとともに、基板側接点部5eが接点ピン18の基端面に接触した状態なる。
したがって、内視鏡検査中、発光素子5aで発光した光は、集光レンズ5cを通過した後、LG固定部17に固定されたLGファイバー11の光入射端面11iに集光される。その後、光入射端面11iに集光された光は、LGファイバー11によって伝送されて光出射端から出射され、照明窓を介して観察部位を照射する。
内視鏡観察中、発光素子5aから発生する熱は、素子用基板5bから放熱ブロック5dに伝達されていくので、発光素子5aの温度上昇が防止される。また、放熱ブロック5dの一部である基端部が操作部3の外部に露出しているため、放熱ブロック5dに伝達された熱は、効率良く外部に放出される。このことによって、発光素子5aの温度上昇がより効果的に防止される。
このように、素子ユニットに、発光素子で発生した熱が伝達される熱伝導部材で構成した放熱ブロックを設けたことによって、発光素子の温度が上昇して、発光素子の照明光量が低下する不具合、或いはLEDの寿命が低下する不具合を防止することができる。
そして、放熱ブロックの一部を操作部の外部に露出させたことによって、放熱ブロックに伝達された熱をより効率良く外部に放出して発光素子の温度上昇をより効果的に防止することができる。
また、素子ユニット5の発光素子5aが寿命等によって発光不能になった場合であっても、上述したように、ユーザーが取付ネジ19を固定部20から取り外して、取付板21の取り外しを行うことによって、素子ユニット5をユニット配設部3aから取り外して、素子ユニット5の交換を行うことができる。すなわち、ユーザーによる発光素子5aの交換が可能である。したがって、検査中に、発光素子切れが発生した場合でも、素子ユニットを交換して内視鏡検査を引き続き、継続して行うことができる。
なお、上述した構成においては、素子ユニット5が配設されるユニット配設部3aを、枠部材3fの設置面側枠3faと、背面側枠3fbに設けた開口3fcと、固定部20と、LG固定部17とで囲まれた空間部に設ける構成としている。しかし、ユニット配設部3aを設ける位置は、この位置に限定されるものではなく、湾曲レバー16を挟んで、把持部3hより内視鏡挿入部2側の先端側枠3ff上に、例えば図5に示すように素子ユニット5が着脱自在に配設されるユニット配設部3bを設けるようにしてもよい。
本実施形態のユニット配設部3bは、先端側枠3ffに固設されたユニット配設部本体30に形成された凹部31である。本実施形態のユニット配設部本体30は、LG固定部17と固定部20とを兼ねている。すなわち、ユニット配設部本体30にはLGファイバー11が挿通され、その光入射端面11iが凹部31の底面に面一致する構成になっている。また、ユニット配設部本体30には取付ネジ19が螺合する雌ネジ部が形成されている。その他の構成は上述した実施形態と同様である。
このように、ユニット配設部を内視鏡挿入部側、すなわち、内視鏡挿入部近傍に設けることによって、LGファイバーの長さを短縮することができるので、LGファイバーを伝送される照明光の伝送距離が短縮されて発光効率の向上を図れる。
なお、上述した実施形態において、素子用基板5baには位置決め孔5bhが形成され、レンズ枠5faには位置決め用孔5bhに嵌入する凸部5fcが設けられている。この構成によれば、素子ユニット5を構成したとき、発光素子5aと集光レンズ5cとの位置ずれを少なくすることができる。
図1乃至図5に示した素子ユニット5は、取付板21を取付ネジ19によって固定部20又はユニット配設部本体30に螺合して操作部3に取り付けられ、取付ネジ19を取り外すとともに、取付板21を取り外すことによって操作部3から取り外せる構成であった。しかし、素子ユニット5を操作部3に対して着脱させる構成は、取付板21と取付ネジ19との関係に限定されるものではなく、図6、或いは図7に示すように素子ユニット5を操作部3に対して着脱自在な構成にしてもよい。
図6に示す素子ユニット5Aは、操作部外装部材3Cが備えるユニット配設部3d内に配置される。操作部外装部材3Cは、集光レンズ5c1及びLGファイバー11の基端部が固設されLG固定部32の周囲を覆い囲むように設けられている。なお、符号32fは、後述する取付ネジ45の雄ネジ部が螺合する雌ネジ部であり、符号3Cfは放熱フィンである。
素子ユニット5Aは、発光素子5aと、素子用基板5bと、発光素子保護板41と、放熱ブロック42とを備えて構成されている。
発光素子保護板41は、当接部であって発光素子5aを搭載した素子用基板5bの発光素子側に配置される。発光素子保護板41には、照明光孔41a、一体固定ネジ22の頭部が配置される座繰り穴41b及びネジ挿通孔41c、接点ピン孔(不図示)が形成されている。
放熱ブロック42は、素子用基板5bに当接する一面側に、一体固定ネジ22の雄ねじ部と螺合する雌ネジ部42cを備え、他面側に取付ネジ45の頭部が配置される座ぐり穴42a及びネジ挿通孔42bが形成されている。符号42fは放熱フィンである。
素子ユニット5Aは、発光素子保護板41と放熱ブロック42との間に、発光素子5aを搭載した素子用基板5bを挟持した状態で、一体固定ネジ22によって、発光素子保護板41と、素子用基板5bと、放熱ブロック42とを一体に固定して構成される。
ユニット配設部3dは段付き孔であって、大径な凹部43と小径な連通孔44とを備えて構成される。凹部43及び連通孔44の断面形状は、円形、楕円形、或いは多角形、形状である。連通孔44は、凹部43と外部とを連通する。凹部43の底面には取付ネジ45が挿通する貫通孔46が形成されている。
凹部43内には放熱ブロック42が配置される。凹部43の底面には放熱ブロック42の一面が当接する。連通孔44内には素子用基板5b及び発光素子保護板41のうち少なくとも発光素子保護板41が嵌入する。すなわち、発光素子保護板41の外径寸法と連通孔44の内径寸法とは所定の嵌め合いに設定されている。
そして、素子ユニット5Aは、ユニット配設部3dに配置した状態で、光入射端を備えたLG固定部32に対して一対の取付ネジ45によって固定されて、操作部3に取り付けられた状態になる。このとき、発光素子保護板41の先端面がLG固定部32の端面に当接する。また、発光素子保護板41の照明光孔41aを介して、発光素子5aと集光レンズ5c1とが所定の対峙状態となる。
ここで、素子ユニット5Aの操作部3への取り付けを説明する。
素子ユニット5Aを操作部3に配設する際、ユーザーは、まず、凹部43を介して素子ユニット5Aの発光素子保護板41を連通孔44に挿入して、素子ユニット5をユニット配設部3d内に配置する。このとき、素子ユニット5Aを構成する放熱ブロック42の放熱フィン42fが操作部外装部材3Cから外部に露出した状態になる。
次に、ユーザーは、取付ネジ45を放熱ブロック42に形成されている座ぐり穴42a及びネジ挿通孔42bを介してLG固定部32の雌ネジ部32fに螺合する。すると、素子ユニット5AがLG固定部32に一体的に固定される。このとき、素子ユニット5Aを構成する発光素子保護板41の先端面がLG固定部32の基端面に当接する。そして、発光素子5aがLG固定部32に固設された集光レンズ5c1に対峙するとともに、図示しない基板側接点部が図示しない接点ピンの基端面に接触した状態なる。
内視鏡検査中、発光素子5aで発光した光は、照明光孔41a、集光レンズ5c1を通過した後、LGファイバー11の光入射端面11iに集光され、このLGファイバー11によって光出射端まで伝送され、出射される。
内視鏡観察中、発光素子5aから発生する熱は、素子用基板5bから放熱ブロック42に伝達されていくので、発光素子5aの温度上昇が防止される。また、放熱ブロック42の一部である放熱フィン42fが操作部3の外部に露出しているため、放熱ブロック42に伝達された熱を効率良く外部に放出することができる。このことによって、発光素子5aの温度上昇がより効果的に防止される。
加えて、本実施形態においては、LG固定部32が、放熱フィン3Cfを備えた操作部外装部材3Cに当接して設けられている。そのため、LGファイバー11からLG固定部32に伝達された熱、及び操作部3内からLG固定部32に伝達された熱が、操作部外装部材3Cに伝達されて効率よく外部に放出することができる。そして、LG固定部32を熱伝導部材で構成することによって、更に効果的に放熱を行うことができる。
なお、素子ユニット5Aを交換する際には、ユーザーが、取付ネジ45をLG固定部32から取り外すことによって容易に行える。
図7示す素子ユニット5Bは、ユニット配設部本体30Aのユニット配設部3eに固定リング51によって固設される構成である。本実施形態の素子ユニット5Bは、放熱ブロック52の外周面所定位置に固定フランジ52aを備えている。この固定フランジ52aは、固定リング51の一面によって押圧支持される。その他の構成は素子ユニット5の構成と同様である。
固定リング51は、筒体であって、外周に設けられた鍔部53と、中央に設けられた貫通孔54とを備えている。貫通孔54には、素子ユニット5の放熱ブロック52の基端側部が挿通されるようになっている。鍔部53の内周面には雌ネジが形成されている。
鍔部53に形成された雌ネジは、ユニット配設部本体30Aの開口側外周面に形成されている雄ネジに螺合するように構成されている。ユニット配設部3eは、段付き凹部であって、大径なフランジ用穴55と、小径なユニット用穴56とを備えて構成されている。
ここで、素子ユニット5Bの操作部3への取り付けを説明する。
素子ユニット5Bを操作部3に配設する際、ユーザーは、まず、ユニット用穴56に素子ユニット5Bを構成するレンズ枠5f、素子用基板5bを挿入していく。そして、素子ユニット5Bをユニット配設部3e内に配置する。このとき、素子ユニット5Bを構成する放熱ブロック52の固定フランジ52aがフランジ用穴55内に配置されるとともに、放熱フィン52fがユニット配設部本体30Aから露出した状態になる。なお、放熱ブロック52には予めOリング57が外嵌されているため、Oリング57がフランジ用穴55の底面に設置される。Oリング57は、液体、或いは塵埃の侵入を防止する。
次に、ユーザーは、固定リング51をユニット配設部本体30Aに固定するため、貫通孔54内に放熱ブロック52の基端部を配置する。そして、鍔部53の雌ネジをユニット配設部本体30Aの雄ねじに螺合するため、固定リング51を所定方向に回転させる。すると、固定リング51の回転に伴って、固定リング51がユニット配設部本体30Aに固定される。
このとき、素子ユニット5Bを構成するレンズ枠5fの先端面が、ユニット配設部3eの底面に当接する。このことによって、発光素子5aが集光レンズ5cを介してLGファイバー11の光入射端面11iに対峙するとともに、基板側接点部5eが接点ピン18の基端面に接触した状態なる。
したがって、内視鏡検査中、発光素子5aで発光した光は、集光レンズ5cを通過した後、LGファイバー11の光入射端面11iに集光され、このLGファイバー11によって光出射端まで伝送される。
内視鏡観察中、発光素子5aから発生する熱は、素子用基板5bから放熱ブロック52に伝達されていくので、発光素子5aの温度上昇が防止される。また、放熱ブロック52の一部である放熱フィン52fが固定リング51の外部に露出しているため、放熱ブロック52に伝達された熱を効率良く外部に放出することができる。このことによって、発光素子5aの温度上昇がより効果的に防止される。
このように、ユニット配設部本体に対して、螺合によって着脱自在な固定リングを設けたことにより、素子ユニットを交換する際、固定リングの取り付け、取り外しを行うことによって、より容易に素子ユニットの交換を行うことができる。
上述した実施形態においては、素子ユニット5を操作部3に設けるとしているが、素子ユニット5を装置本体4に設けるようにしてもよい。
尚、本発明は、以上述べた実施形態のみに限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形実施可能である。
内視鏡の構成を説明する図 内視鏡の操作部の構成を説明する一部断面図を含む側面図 操作部に設けたユニット配設部と、そのユニット配設部に着脱自在な素子ユニットとを示す図 素子ユニットの構成を説明する断面図 操作部の別の位置に設けたユニット配設部と、そのユニット配設部に着脱自在な素子ユニットとを示す図 ユニット配設部と、素子ユニットとの他の構成例を説明する図 ユニット配設部と、素子ユニットとの別の構成例を説明する図
1…内視鏡 2…内視鏡挿入部 3…操作部 3a…ユニット配設部
3f…枠部材 3fa…設置面側枠 3fb…背面側枠 3fc…開口
4…装置本体 5…素子ユニット 5a…発光素子 5b…素子用基板
5c…集光レンズ 5d…放熱ブロック 5e…基板側接点部 5f…レンズ枠
5f1…照明光孔 5f2…接点ピン孔 5f3…固定孔 11…LGファイバー11i…光入射端面 17…LG固定部 18…接点ピン 19…取付ネジ
20…固定部 21…取付板 22…一体固定ネジ

Claims (4)

  1. 内視鏡観察用の照明光を発光する発光素子と、
    内視鏡挿入部内に挿通され、前記発光素子で発光され、光入射端に入射された光を光出射端に導光する導光部材と、
    前記導光部材の光入射端側の端部を固定する導光部材固定部が固設される内視鏡筐体と、を備える内視鏡において、
    前記発光素子を、当該発光素子を実装する実装部及びこの発光素子に電力を供給するための基板側接点部を備える素子用基板、前記素子用基板に実装された発光素子側に配置され、前記導光部材固定部に当接する当接部、および前記発光素子で発生する熱を伝導する熱伝導部材で構成した放熱部を設けて素子ユニットとして構成し、
    前記内視鏡筐体に前記素子ユニットが着脱自在に取り付けられるユニット配設部を設け、
    前記導光部材固定部に、前記素子ユニットを前記ユニット配設部に取り付けたとき、前記素子ユニットの基板側接点部と電気的に接続される筐体側接点部を設け
    前記素子用基板を、前記当接部と前記放熱部との間に挟持固定する
    ことを特徴とする内視鏡。
  2. 前記素子ユニットを構成する放熱部の少なくとも一部は、該素子ユニットを前記ユニット配設部に取り付けたとき、前記内視鏡筐体の外部に露出することを特徴とする請求項1に記載の内視鏡。
  3. 前記当接部が照明光孔を備える構成において、
    前記照明光孔に、前記発光素子で発光された光を前記導光部材固定部に固定された導光部材の光入射端に集光させる集光レンズを配設することを特徴とする請求項1に記載の内視鏡。
  4. 前記当接部が照明光孔を備える構成において、
    前記導光部材固定部に、前記発光素子で発光された光を該導光部材固定部に固定された導光部材の光入射端に集光させる集光レンズを配設することを特徴とする請求項1に記載の内視鏡。
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