JP4465749B2 - 顕微鏡用光源装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は光源装置、特に顕微鏡用の光源装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
顕微鏡により標本観察を行う場合、特に蛍光観察を行う場合には、点光源に近く、かつ輝度が大きい等の特徴を有する水銀ランプやキセノンランプが光源として使用されている。そして、光源から前方側、即ち顕微鏡側に放射された光は、光源の前方側に配置されたコレクタレンズで集光された後、顕微鏡の対物レンズ系の瞳面を照明する。また、光源の後方側、即ち顕微鏡と反対側に放射される光を有効に利用するため、光源の後方側に全反射ミラーを配置し、このミラーにより光源の後方側に放射される光を顕微鏡側へ反射、集光することで顕微鏡の対物レンズ系の瞳面を照明している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来技術で述べた顕微鏡用光源の構成において、光源から放射される光を有効に利用するためには、コレクタレンズにより直接形成される光源の像と、全反射ミラーで反射された後コレクタレンズにより形成される光源の像(以下、「反射ミラーを介した光源像」という。)とを顕微鏡の対物レンズ系の瞳面中央に形成することが望ましい。そのため、光源及び反射ミラーの位置を顕微鏡光学系の光軸の沿った方向(フォーカス方向)、及び前記光軸に垂直な面内で上下、左右方向の計3軸方向に調整できることが必要である。例えば、3軸調整機構の例として実用新案登録第558948号公報に光源を3軸方向に調整する構成が開示されている。しかし、3軸調整機構は構造的に複雑となってしまうので好ましくない。このため、2軸または1軸の調整機構により光源等の位置調整を行うことが望ましい。
【0004】
図4(a),4(b)は、従来技術例の一つである実用新案登録第2561305号公報に開示されている顕微鏡用照明装置の構成を示す図である。なお、以下全ての図面において、光源装置が有するコレクタレンズ(集光レンズ)の光軸AXに平行にZ軸(光源装置から顕微鏡の方向をプラス方向とする)、光軸AXに垂直な面内において紙面に平行にX軸、紙面に垂直にY軸をそれぞれ設定している。本従来例の装置は3軸調整機構を用いずに、後述するように光源を2軸方向、コレクタレンズと反射ミラーとをそれぞれ1軸方向に調整できる構成である。以下に、その構成を簡単に説明する。
【0005】
点光源14からの光を平行光に変換して不図示の顕微鏡側(+Z方向)へ導くための4枚のコレクタレンズ成分11a、11b、11c、11dからなるコレクタレンズ11と、光源14の後方に配置され、顕微鏡と反対側(−Z方向)へ放射される光を顕微鏡側へ反射させる反射ミラー12とが設けられている。ここで、コレクタレンズユニット17はコレクタレンズ成分11a〜11dを保持している。また、ミラー保持部材13に反射ミラー12が取り付けられ、このミラー保持部材13は反射ミラー面が光軸AXに対してほぼ直角となるように反射ミラー保持部18に対して嵌合されている。そして、コレクタレンズユニット17と反射ミラー保持部18とは円筒状部材10に組み込まれている。従って、コレクタレンズユニット17と反射ミラー保持部18とは円筒状部材10を介して一体化されているので、コレクタレンズ成分11a〜11dと反射ミラー12との相対的な間隔は一定の値に固定されている。そして、ランプハウス19の前方開口部に取り付けられている固定部23に、前記開口部と円筒状部材10とが同心円状、即ち両者の中心軸が一致するように収納されている。ここで、調整つまみ15を、固定部の側面に設けられた長穴24に沿って動かすことで、円筒部材10を光軸AXに沿った方向に移動させて、コレクタレンズと反射ミラーとを一体として位置の調整を行うことができる。なお、円筒状部材10の一部分は、光源14を配置又は交換するため、いわゆるDカットによって切り欠かれている。
【0006】
しかしながら、上記従来技術の顕微鏡用照明装置は以下の問題を有している。上述したように、光源14から前方側+Z方向(不図示の顕微鏡側)に放射される光と、光源14から後方側−Z方向に照射されて反射ミラー12によって集光された光とを有効に利用するためには、不図示の顕微鏡の対物レンズ系の瞳上でコレクタレンズによる光源像と反射ミラーを介した光源像とを一致させることが望ましい。このためには、コレクタレンズ11の焦点位置と反射ミラー12の焦点位置と光源14の位置とを一致させる必要がある。
【0007】
この従来技術の構成例では、コレクタレンズ11と反射ミラー12とは円筒部材10にはめ込まれているだけである。従って、コレクタレンズ11が複数枚のレンズ成分11a等で構成された場合に保持部材の加工誤差が生じると、その積み重ねによりコレクタレンズの焦点位置がばらついてしまう。そして、加工精度が低いと光学設計上要求されるコレクタレンズ11の位置と反射ミラー12の位置とが光軸AX方向でずれてしまい、コレクタレンズ11の焦点位置と反射ミラー12の焦点位置とに光源14を配置することができない。この結果、顕微鏡の対物レンズ系の瞳上で、コレクタレンズ11による光源の像と反射ミラー12を介した光源の像とを一致させることができない。さらに、調整つまみ15により円筒部材10を光軸方向へ移動した場合でも、上述のようにコレクタレンズ11と反射ミラー12とは一体となって移動するので、コレクタレンズ11による光源像、反射ミラー12を介した光源像、又は両者の像の中間位置に形成されている両者が均等にぼけた光源像のいずれか一つの像にしか焦点を合わすことができない。従って、光源14からの光を有効に使用することができず問題である。
【0008】
また、コレクタレンズ11と反射ミラー12とを支持している円筒状部材10は、ランプハウス19に取り付けられた固定部23に嵌合している部分に比較して、嵌合していない部分の長さの割合が大きいため、反射ミラー保持部材13の自重により、反射ミラー12の中心軸が光軸AXに対して傾いてしまう。そのため、操作者が調整つまみ15を操作しても、円筒部材10が光軸AX方向へ円滑に移動しない場合がある。また、反射ミラー12の中心軸が光軸AXに対して傾くことにより、反射ミラー12の焦点位置がコレクタレンズ11の光軸AX上からずれてしまうので、反射ミラー12を介した光源像が顕微鏡の対物レンズの瞳面の中心からずれてしまう。その結果、光源から後方側に放射される光を有効に顕微鏡側に導くことができないという問題がある。
【0009】
本発明は上記問題に鑑みてさなされたものであり、簡便に精度良く光源像の位置を調整することができ、光源からの光を有効に使用できる顕微鏡用光源装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題を解決するためのものであり、以下に、実施形態に示した各図面を用いてその内容を説明する。本発明にかかる顕微鏡用光源装置は、光を供給する光源部Lと、光を照射する側に配置され、前記光源部の供給する光を集光するための集光レンズ系33と、前記光源部を介して前記集光レンズ系と反対側に配置され、前記光源部の供給する光を集光するための集光ミラー部36と、前記光源部と前記集光レンズ系と前記集光ミラー部とのいずれか一つの光学部材である第1の光学部材を第1のガイド部G1に沿って前記集光レンズ系の光軸に沿った方向に移動させる第1の調整部35と、前記光源部と前記集光レンズ系と前記集光ミラー部との残り二つの光学部材のいずれか一つである第2の光学部材を、前記第1の調整部とは独立して第2のガイドG2に沿って前記光軸方向に移動させる第2の調整部37と、前記光源部と前記集光レンズ系と前記集光ミラー部との残り一つの第3の光学部材を、第3のガイドG3X,G3Yに沿って前記光軸と垂直な面内において二つの方向に移動させる第3の調整部58,59とを有し、前記第1のガイド部G1と前記第2のガイド部G2とは、前記第1の光学部材と前記第2の光学部材との中心軸が一致する形状に一体的に形成されていることを特徴とする。なお、本発明にかかる光源装置からの光を最も効率良く顕微鏡本体に導くためには、集光レンズ系33の光軸と顕微鏡光学系の光軸とを一致させることが望ましい。
【0011】
また、本発明では、前記第1の調整部は前記集光レンズ系の位置を調整し、
前記第2の調整部は前記集光ミラー部の位置を調整し、
前記第3の調整部は前記光源部の位置を調整することが望ましい。
【0013】
また、本発明では、前記第1の調整部は、前記集光レンズ系と前記集光ミラー部との一方の光学部材の焦点位置と、前記光源部の位置とが一致するように、前記一方の光学部材と前記光源部との一つを調整し、
前記第2の調整部は、前記集光レンズ系と前記集光ミラー部との他方の光学部材の焦点位置と、前記光源部の位置とが一致するように、前記他方の光学部材を調整することが望ましい。
【0014】
上述の構成によれば、集光レンズ部と反射ミラー部との光軸方向の位置をそれぞれ独立して調整することができる。そして、光源を交換した際に行う心出し操作では、集光レンズ系等を保持する部材の加工精度に依存せずに、集光レンズ部による光源像と反射ミラーを介した光源像とを光軸AX上の所定位置で一致させることができる。
【0015】
さらに好ましくは、心出し操作は、例えば、光源部に関しては光軸に垂直な面内における上下(X)・左右(Y)の2軸方向、集光レンズ系は光軸に沿った1軸方向(Z)、集光ミラー部はその中心軸に沿った1軸方向の合計4軸の調整操作とすることが望ましい。これにより、複雑な3軸調整機構を用いずに、かつ集光レンズ系と集光ミラー部とを独立に調整することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面に基づいて本発明の実施の形態について説明する。図1(a),1(b)は、本発明の実施形態にかかる顕微鏡用光源装置の外観構成を示す図である。顕微鏡用光源装置は、顕微鏡で観察される試料に照明光を照射する。本光源装置は、ランプハウス31と、該ランプハウス31に着脱自在なランプソケット32とから構成される。そして、ランプハウス側にはコレクタレンズ用調整つまみ41,反射ミラー用調整つまみ43が設けられ、ランプソケットユニット側には光源の位置を上下(X)方向に調整するつまみ58と、左右(Y)方向に調整するつまみ59とが設けられている。
【0017】
図2(a)、図2(b)は、本実施形態にかかる顕微鏡用光源装置の断面構成を示す図である。ランプハウス31は、光源Lからの光を集光するための非球面を有するコレクタレンズ33とフィルタ34とを有するコレクタレンズユニット35と、コレクタレンズユニット35を光軸AX方向へ移動する調整機構と、反射ミラー36が取り付けられた反射ミラーユニット37を光軸AX方向へ移動する調整機構とから構成されている。ランプハウス31は、内部の光がランプハウスの外へ漏れるのを防ぐ遮光のため、及び顕微鏡の観察者等が接触するおそれがある表面部分の加熱を防止するために2重の枠31aと31bとで形成されている。また、枠31bには光源をはさんで上下にスリット62が設けられている。このスリット62は、ランプハウス31の内部の熱を外部へ逃がす放熱のため、及び遮光のための二つの働きを有している。
【0018】
そして、ランプハウス31内には円筒状フレーム38が固定されている。この円筒状フレーム38はランプハウスの枠31aの前側開口部に嵌合して配置され、円筒状フレーム38の後端はランプハウスの後側面の枠31aにスペーサ61を介してねじ39により固定される。円筒状フレーム38の中央部は、光源Lを配置するために、いわゆるDカットにより切り欠かれている。
【0019】
また、コレクタレンズユニット35は円筒状フレーム38の中に嵌合して配置される。ランプハウスの外枠31aから前方に出ている円筒状フレーム38の側面には長穴40が形成されている。コレクタレンズユニット35に固定された調整つまみ41を長穴40に沿って動かすことで、コレクタレンズユニット35をガイド部G1に沿って光軸AX方向へ調整できる。
【0020】
また、反射ミラーユニット37には反射ミラー36を固定するための受け部が形成されている。そして、この受け部の外径で嵌合している押さえ環42で、反射ミラー36の鏡面を押しつけて、反射ミラー36を反射ミラーユニット37に固定する。この結果、反射ミラー36の焦点位置を反射ミラーユニット36の中心軸上に一致させることができる。さらに、反射ミラーユニット37の後部は円筒状フレーム38と嵌合して配置されている。この時、好ましくは、円筒状フレーム38と反射ミラーユニット37との嵌合している部分の長さを約30mm、嵌合している部分の直径を約15mm、即ち、嵌合している部分の長さに対する直径の比を1/2とすることで、反射ミラーユニット37を円筒状フレーム38に対し円滑に移動させることができる。
【0021】
次に、反射ミラーユニット37の位置を光軸AX方向に調整する機構について説明する。反射ミラーユニットの後方側の一部は、調整つまみ43の先端の中心とずれた位置に設けられているピン44と、反射ミラーユニット37の嵌合部に設けた溝とがかみ合う、いわゆる偏芯カムの構成となっている。そして、調整つまみ43を回すことで、つまみ43の中心位置とピン44の位置とのずれ量に応じて反射ミラーユニット37をガイド部G2に沿って光軸AXに沿った方向に移動することができる。
【0022】
コレクタレンズユニット35と反射ミラーユニット37とは同一の円筒状フレーム38に対して嵌合して配置されている。ここで、コレクタレンズユニット35を支持する嵌合穴と、反射ミラーユニット37を支持する嵌合穴とを同時加工により形成することで、コレクタレンズ33の光軸AXと反射ミラー36の中心軸とを一致させることができる。
【0023】
そして、コレクタレンズユニット用調整つまみ41又は反射ミラーユニット用調整つまみ43を動かすことで、コレクタレンズ33の焦点位置又は反射ミラー36の焦点位置を光軸AX方向に沿って、相互に独立して調整することができる。
【0024】
図3は、ランプソケットユニット32の断面を示す図である。ランプソケットユニット32は、ランプハウス31の開口部に嵌合して固定される固定板51と、水銀ランプ等の光源Lを固定するためのソケット部52a,52bと、光源Lを上下(X)・左右(Y)方向へ移動するガイド機構G3X,G3Y等とで構成される。
【0025】
光源の心出し機構は、上下のソケット部52a,52bを固定したセラミック板53に円柱状の軸54が固定され、この軸54を長方形の部材55で取り囲む構成である。長方形部材55はばね56により下方から付勢され、また、軸54はばね57により水平方向に付勢されている。そして、ばねの荷重方向の反対側には、ばねに対向してねじ式のつまみ58,59が設けられている。つまみ58を回すと光源Lはガイド部G3Xに沿って上下(X)方向,つまみ59を回すと光源Lはガイド部G3Yに沿って左右(Y)方向にそれぞれ独立して動かすことができる。
【0026】
また、ランプソケットユニット32に固定された固定板51の下部には引っかけ部が形成され、この引っかけ部をランプハウスの不図示の開口部に嵌合させる。そして、ランプソケットユニット32の上部に設けられたねじ60をランプハウス31の受け部にねじ込むことにより、ランプソケットユニット32をランプハウス31へ固定させる。これにより、光源Lがランプハウス31内に配置される。また、光源Lは、上下・左右方向にのみ調整可能で、光軸AX方向には調整できないので、ランプソケットユニット32をランプハウス31に組み込んだ状態で、光源Lに関して光軸AX方向の位置が決定される。
【0027】
次に、コレクタレンズ33と光源Lと反射ミラー36との調整手順について説明する。まず、光源Lをランプソケットユニット32に取付けた後、引っかけ部51をランプハウスの開口部に嵌合させ、ねじ止めする。これにより、ランプソケットユニット32がランプハウス37内に固定される。そして、コレクタレンズユニット35を調整可能な範囲内のほぼ中央の位置で仮に位置決めする。ここで、コレクタレンズユニット35の調整可能範囲の中央の位置が、コレクタレンズ33の設計上の焦点位置になるように設定しておく。ランプソケットユニット32に取り付けられている光源は、上述のように光軸AX方向には調整できずに、上下(X)、左右(Y)方向のみに調整することができる。顕微鏡の対物レンズ系の瞳上に投影された光源像が瞳の中心に位置するように、光源の位置を心出しつまみ58,59で上下・左右の二つの方向に調整する。かかる調整により光源Lの位置を決めることができる。
【0028】
次に、コレクタレンズユニット35の調整つまみ41を動かして、顕微鏡の対物レンズ系の瞳上に光源像が合焦するように、コレクタレンズユニット35の位置調整を行う。最後に、つまみ43を動かして、顕微鏡の対物レンズ系の瞳上に、反射ミラー36を介して形成される光源像が合焦するように、反射ミラーユニット37の位置調整を行う。ここで、反射ミラーユニット37は光軸AX方向のみに調整可能であるので、光源像を容易に合焦させることができる。
【0029】
なお、本発明は顕微鏡用の光源装置に限定されることなく、種々の光学用機器に適用できる。また、上述の実施の形態に限定されることなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の構成を取り得ることはいうまでもない。
【0030】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、例えば光源は上下(X)、左右(Y)の2つの方向の調整、集光レンズ系と反射ミラー部とは光軸(Z)方向だけの調整(焦点出し)を行うだけで、集光レンズ系による光源像と反射ミラー部を介した光源像とを、顕微鏡の対物レンズ系の瞳面の中央に容易に一致させることができる。このため、心出し操作を簡単に、かつ確実にすることができるので、光源から直接放射される光と反射ミラーで集光された光とをコレクタレンズにより有効に集光でき、対物レンズの瞳面を光源の最大の輝度で照明することができる。
【0031】
また、第1の光学部材の1軸調整、第2の光学部材の1軸調整、第3の光学部材の2軸調整の計4軸の調整で済み、さらに集光レンズ系と反射ミラー部の焦点出し(合焦)も光軸方向の調整だけで良いので、光源の心出しの操作に慣れていない人でも光源の心出しを簡単に行うことができる。また、対物レンズ系の瞳面上で、集光レンズ系による光源の像と反射ミラー部を介した光源の像とを、光学素子の保持部材の加工精度に依存せずに容易に一致させることができるので、顕微鏡の対物レンズ系の瞳面を本光源装置から放射される光の最大の輝度で照明することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)、(b)は本発明による顕微鏡光源装置の外形図である。
【図2】(a)、(b)は本発明による顕微鏡光源装置の断面図である。
【図3】本発明による顕微鏡光源装置の外形図である。
【図4】(a)、(b)は従来技術の顕微鏡光源装置の断面図である。
【符号の説明】
10:円筒状部材
11a〜11d:コレクタレンズ成分
12:反射ミラー
13:反射ミラー保持部材
14,L:光源
15:円筒部材調整つまみ
17:コレクタレンズユニット
18:反射ミラー保持部
19:ランプハウス
20:ランプソケットユニットソケット
21:上下方向調整つまみ
22:左右方向調整つまみ
23:固定部
24:長穴
31:ランプハウス
32:ランプソケットユニット
33:非球面コレクタレンズ
34:フィルタ
35:コレクタレンズユニット
36:反射ミラー
37:反射ミラーユニット
38:円筒状フレーム
39:ねじ
40:長穴
41:コレクタレンズユニット用調整つまみ
42:押さえ環
43:反射ミラーユニット用調整つまみ
44:ピン
45:ケーブル
51:固定板
52a、52b:ソケット
53:セラミック板
54:軸
55:長方形部材
56:ばね
57:ばね
58:上下方向調整つまみ
59:左右方向調整つまみ
60:ランプソケットユニット固定ねじ
61:スペーサ
62:スリット
63:放熱フィン

Claims (3)

  1. 光を供給する光源部と、
    光を照射する側に配置され、前記光源部の供給する光を集光するための集光レンズ系と、
    前記光源部を介して前記集光レンズ系と反対側に配置され、前記光源部の供給する光を集光するための集光ミラー部と、
    前記光源部と前記集光レンズ系と前記集光ミラー部とのいずれか一つの光学部材である第1の光学部材を第1のガイド部に沿って前記集光レンズ系の光軸に沿った方向に移動させる第1の調整部と、
    前記光源部と前記集光レンズ系と前記集光ミラー部との残り二つの光学部材のいずれか一つである第2の光学部材を、前記第1の調整部とは独立して第2のガイド部に沿って前記光軸方向に移動させる第2の調整部と、
    前記光源部と前記集光レンズ系と前記集光ミラー部との残り一つの第3の光学部材を、第3のガイド部に沿って前記光軸と垂直な面内において二つの方向に移動させる第3の調整部とを有し、
    前記第1のガイド部と前記第2のガイド部とは、前記第1の光学部材と前記第2の光学部材との中心軸が一致する形状に一体的に形成されていることを特徴とする顕微鏡用光源装置。
  2. 前記第1の調整部は前記集光レンズ系の位置を調整し、
    前記第2の調整部は前記集光ミラー部の位置を調整し、
    前記第3の調整部は前記光源部の位置を調整することを特徴とする請求項1に記載の顕微鏡用光源装置。
  3. 前記第1の調整部は、前記集光レンズ系と前記集光ミラー部との一方の光学部材の焦点位置と、前記光源部の位置とが一致するように、前記一方の光学部材と前記光源部との一つを調整し、
    前記第2の調整部は、前記集光レンズ系と前記集光ミラー部との他方の光学部材の焦点位置と、前記光源部の位置とが一致するように、前記他方の光学部材を調整することを特徴とする請求項1に記載の顕微鏡用光源装置。
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