JP2019113466A - 検査用光照射装置及び検査システム - Google Patents

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Abstract

【課題】装置全体を小型化しつつ、レンズ部に入射する迷光が検査に影響し難くなる検査用光照射装置を提供する。
【解決手段】発光面LSを有した光源部10と、光を反射する反射部材20と、光の入射面及び出射面を有したレンズ部30と、光源部、反射部材及びレンズ部を保持する筐体Hとを備え、発光面が、反射部材で折り曲げられたレンズ部の光軸上に配置されて、発光面から出射した光が反射部材で反射し、レンズ部の入射面を通って出射面から出射するように構成されており、発光面から出射した光の一部が、反射部材を介することなくレンズ部の入射面ISに到達するように構成されていると共に、入射面が、平面状又は凹面状をなすように形成する。
【選択図】図3

Description

本発明は、検査用光照射装置及び検査システムに関するものである。
特許文献1に示すように、光源部から出射される光をワークに照射し、ワークの輪郭形状や外寸等を検査する検査システムや、透明なワークの傷や汚れ等を検査する検査システムが知られている。
なお、前記従来の検査システムは、工場等に設置されたワークを搬送する既存のラインに設置されることが多く、その設置スペースを確保し難いケースが多々あり、このため、検査システムを構成する各装置の小型化が要求されている。
前記要求に応える検査用光照射装置300として、図7に示すように、光源部10と反射部材20との間に焦点距離が短いレンズLを配置し、かつ、そのレンズLとしてフレネルレンズを採用することにより、装置全体の小型化を図ったものがある。
ところが、前記検査用光照射装置300においては、次のような問題点があった。
すなわち、第1に、光源部10とレンズLとの間の距離が短くなると、光源部10から出射してレンズLへ入射する光の角度が大きくなり、これに伴ってレンズLの中心から外側へ向かって、COS4乗則に従って照度が大きく落ち込む。そして、レンズLにおける照度分布が略そのままワークWに照射される光の照度分布となるため、ワークWにおける照度の均一性が低下する。第2に、レンズLの焦点距離が短いと、光源部10から出射された光のレンズLによる集光位置が、光源部10の僅かな位置ズレによって大きくずれるため、前記集光位置に合わせてカメラ200を設置する際の位置合わせが困難になる。第3に、レンズLとしてフレネルレンズを使用すると、カメラ200で撮影した画像に、フレネルレンズに形成された段差が写り込む。
そこで、本願発明者は、上記のような問題点を解決すべく、焦点距離が長いレンズを採用し、光源部とレンズとの距離を長く保ちつつ、装置全体の小型化を図るため、筐体に対する光源部及びレンズの配置を一から見直した。その結果、図8に示すように、レンズLを、光源部10と反射部材20との間でなく、ワークWの配置領域と反射部材20の間に配置すればよいという着想に至った。
ところが、光源部10、反射部材20及びレンズLを上述のように配置した試作品で実験すると、ワークWの配置領域に到達する迷光があり、この迷光により検査の正確度が低下するということが分かった。
具体的には、図9(a)に示すように、平凸レンズLの凸面(入射面)から入射した光の一部が、平凸レンズLの内部において、平面(出射面)で全反射した後、凸面から出射し、この出射した光が反射部材20で反射した後、迷光となってワークWの配置領域に到達する。なお、図9(a)を矢示X方向から目視した図9(b)から分かるように、迷光の一部は、ワークWの配置領域付近(図9中、実線の丸で囲った部分)で集光する場合がある。
実開平6−18907号公報
そこで、本発明は、装置全体を小型化しつつ、ワークWの配置領域に到達して検査の正確度を低下させる迷光をなくした検査用光照射装置を得ることを主な課題とするものである。
すなわち、本発明に係る検査用光照射装置は、発光面を有した光源部と、光を反射する反射部材と、光の入射面及び出射面を有したレンズ部と、これら光源部、反射部材及びレンズ部を保持する筐体と、を備え、前記発光面が、前記反射部材で折り曲げられた前記レンズ部の光軸上に配置されて、前記発光面から出た光が前記反射部材で反射し、前記レンズ部の入射面を通って出射面から出射するように構成されたものにおいて、前記発光面から出射した光の一部が、前記反射部材を介することなく前記レンズ部の入射面に到達するように構成されていると共に、前記入射面が、平面状又は凹面状をなすように形成されていることを特徴とするものである。
このようなものであれば、ワークの配置領域と反射部材との間にレンズ部を配置したので、装置全体の小型化を維持しつつ、光源部とレンズ部との間の距離を確保でき、これにより、レンズ部の合焦点距離を長く設定できる。また、合焦点距離が長くて良いので、フレネルレンズを用いる必要もない。さらに、レンズ部の入射面を平面状又は凹面状にしたので、光源部の発光面から出射した光の一部が、反射部材を介することなくレンズ部の入射面に入射して屈折し、その光が、レンズ部の入射面を構成するレンズの内部において、当該入射面とは逆側の面で全反射し、再度入射面に到達しても、当該入射面から出射せずに当該入射面で全反射されるため、問題となる迷光の光路を断つことができる。その結果、ワークの配置領域に到達する迷光を略除去でき、検査の正確度の低下を防止できる。なお、凹面状には、球面だけでなく非球面も含まれる。そして、非球面である場合には、連続的に傾きの変化率が0以下となる面であればよい。
また、前記検査用光照射装置は、前記反射部材で折り曲げられた前記レンズ部の光軸上において前記光源部の発光面の位置を調整する位置調整機構をさらに備えるものであってもよい。
また、前記レンズ部が、一つ以上のレンズを備えるものであり、前記光源部の発光面の径が、前記レンズ部の出射面の径に対して30%以下であるものであってもよい。
また、前記光源部の発光面を物体とした場合の物体側NAが0.5よりも小さいものであってもよい。具体的には、検査用光照射装置を実際に使用できるように検査システムに組み込んだ状態において、光源部の発光面を物体とした場合の物体側NAが0.5よりも小さいものである。
因みに、物体側NAが0.5以上の場合には、COS4乗則の影響だけで、理論上のワークWにおける周辺の照度が中心の照度に比べて約56%以下になり、ワークWにおける照度の均一性が維持できなくなる。なお、ここでは、光源部の発光面のサイズやレンズの収差を無視している。
また、前記光源部の発光面から出射した全光束のうち、13.5%以上の光束が前記物体側NAの外側にあるものであってもよい。
このような場合であっても、レンズ部の入射面を平面状又は凹面状にしておけば、本来、ワークWの配置領域に強く集光してしまう迷光の光路を当該入射面によって断つことができる。
また、前記検査用光照射装置は、前記光源部と前記反射部材との間に配置される第2のレンズ部をさらに具備しているものであってもよい。この場合、第2のレンズ部の反射部材と対向する面は、平面状又は凹面状であることが好ましく、凹面状には、球面だけでなく非球面も含まれる。そして、非球面である場合には、連続的に傾きの変化率が0以下となる面であればよい。
さらに、本発明に係る検査システムは、前記検査用光照射装置と、前記検査用光照射装置によって光が照射されたワークを撮像する撮像装置と、を備えたものである。
このように構成した本発明によれば、装置全体を小型化しつつ、ワークWの配置領域に到達する迷光により検査の正確度が低下するのを防止できる。
実施形態1に係る検査システムを示す模式図である。 実施形態1に係る検査用光照射装置を示す斜視図である。 実施形態1に係る検査用光照射装置を長手方向に切断した断面図である。 実施形態1に係る検査システムにおける光の光路を示す模式図である。 実施形態2に係る検査用光照射装置を簡略化して示す模式図である。 実施形態3に係る検査用光照射装置を簡略化して示す模式図である。 従来の検査用光照射装置を使用した検査システムを示す模式図である。 試作品の検査用光照射装置を使用した検査システムを示す模式図である。 試作品の検査用光照射装置における光の光路を示す模式図である。
以下に、本発明に係る検査用光照射装置を図面に基づいて説明する。
本発明に係る検査用光照射装置は、観察対象(検査対象)となるワークに光を照射するために使用されるものであり、例えば、ワークの輪郭形状や外寸等を検査する検査システムや、透明のワークの傷や汚れ等を検査する検査システム等に使用することができる。
<実施形態1> 本実施形態に係る検査システム100は、図1に示すように、観察対象となるワークWを撮像する撮像装置200と、ワークWを挟んで撮像装置200と反対側から光を照射する検査用光照射装置300と、を具備している。従って、ワークWは、撮像装置200と検査用光照射装置300との間に設けられた領域(配置領域)に配置される。なお、撮像装置200としては、CCDカメラが使用される。
前記検査用光照射装置300は、図2及び図3に示すように、発光面LSを有した光源部10と、光を反射する反射部材20と、光の入射面IS及び出射面ESを有したレンズ部30と、これら光源部10、反射部材20及びレンズ部30を保持する筐体Hとを備えている。
前記筐体Hは、例えば、金属製の直方体状をなす中空のものである。また、この筐体Hの内面には、例えば、光の反射を抑制するため表面処理が施されている。なお、本実施形態において、筐体Hの長手方向に平行な面又は壁を側面又は側壁、長手方向に垂直な面又は壁を端面又は端壁という。
前記レンズ部30は、筐体Hに、入射面ISを内側に、出射面ESを外側に向けて保持される。本実施形態では、レンズ部30は、筐体Hの側壁に保持されるレンズホルダ31と、レンズホルダ31に互いに凸面を対向させた状態で同軸に保持される一対の平凸レンズ32,32´とを具備している。レンズ部30の入射面IS及び出射面ESは、いずれも平面状をなしている。なお、レンズ部30(一対の平凸レンズ32,32´)は、合成した光学的なパワーが正の値になるように設定されている。
前記反射部材20は、その反射面20aをレンズ部30の光軸OA(図3中、一点鎖線にて示す)に対して傾斜させて筐体Hの内部に設置されている。反射部材20は、光源部10の発光面LSから出射された光を反射面20aで反射してレンズ部30の入射面ISに導く。なお、本実施形態では、反射面20aは、光軸OAに対して45度傾斜している。
前記光源部10は、両端面が閉止された円筒状をなすボディ11と、ボディ11内部に収容されたLED12とを具備するものである。LED12は、ボディ11の一方の端面11a(端壁)に向かって光を出射するように、ボディ11の軸方向に垂直に設置された配線基板13上に搭載されている。そして、ボディ11の一方の端面11aには、その中央に細径の孔が設けられており、その孔から光がボディ11外部に出射される。具体的には、この孔は、図3(c)に示す拡大図のように、LED12側からボディ11の外部に向かって内径が徐々に広がるテーパ状に形成されており、この孔のボディ11の内部側の開口部が発光面LSとなる。また、ボディ11の一方の端壁の裏面には、拡散板14が設けられ、発光面LSから拡散光が出射される。
また、前記光源部10は、筐体Hの一方の端壁に位置調整機構40を介して保持される。本実施形態では、位置調整機構40は、筐体Hの一方の端壁に設置される円筒状のガイド部材41を備え、光源部10のボディ11が、このガイド部材41にガタなく嵌入しており、光源部10は、そのボディ11の軸方向と平行な筐体Hの長手方向に沿ってスライド可能になっている。また、光源部10は、その発光面LSが反射部材20によって折り曲げられたレンズ部30の光軸OA上に配置されており、位置調整機構40によって光源部10をスライドさせた場合に、その発光面LSが光軸OAに沿って移動する。また、位置調整機構40は、ガイド部材41の周面に設けられたネジ穴41aに螺合されるネジ42をさらに備えており、ネジ穴41aに対してネジ42をねじ込み、ネジ42の先端を光源部10のボディ11の外周面に押圧させることにより、光源部10を筐体Hに対して位置決めする。
また、前記光源部10の発光面LSの径は、レンズ部30の出射面ES、すなわち、レンズ部30が備えるレンズのうちで反射部材20から最も遠い位置にあるレンズの出射面(平凸レンズ32´の平面)の径に対し、30%以下、より好ましくは10%以下の径になるように設定されている。ここで、レンズ部30の出射面ESが、円形以外の形状である場合には、出射面ES上でその長さが最大となる線の長さを出射面ESの径とする。例えば、出射面ESが矩形状であれば対角を結ぶ線の長さが出射面ESの径となる。なお、本実施形態のように、レンズ部30の出射面ESとなる平凸レンズ32´の平面に、その平凸レンズ32´をレンズホルダ31に固定するための各ネジ33の頭が若干掛っているような場合には、その各ネジ33の頭が掛った部分を除いてその長さが最大となる線の長さを出射面ESの径とする。また、発光面LSの形状が、円形以外の形状である場合にも同様に、発光面LS上でその長さが最大となる線の長さを発光面LSの径とする。例えば、発光面LSが矩形状であれば対角を結ぶ線の長さが発光面LSの径となる。
また、前記検査用光照射装置300は、物体側NAが0.5以下になるように設定されている。なお、物体とは、光源部10の発光面LSを示している。また、物体側NAは、本実施形態のように、光源部10の発光面LSが移動可能な場合には、発光面LSの移動範囲の中で最も値が大きくなる物体側NAを示しており、具体的には、撮像装置200のレンズとして物体側テレセントリックレンズを用いる場合におけるレンズ部30の焦点位置に光源部10の発光面LSを配置した場合の物体側NAを示している。また、物体側NAは、レンズ部30の開口が回転対称でない場合には、その開口が最大となる方向の物体側NAを示している。例えば、レンズ部30の開口が矩形状であれば対角を結ぶ方向の物体側NAを示している。因みに、物体側NAは、物体側の開口数である。
また、前記検査用光照射装置300は、前記光源部10から出射された全光束のうち、13.5%以上の光束が前記物体側NAの外側にあるように設定されている。
次に、本実施形態に係る検査用光照射装置300において生じる迷光を図4に基づいて説明する。なお、図4では、図を簡略化するため、検査用光照射装置300を構成する光源部10、反射部材20、及び、レンズ部30の各平凸レンズ32,32´以外の部材を省略している。また、光源部10は、発光面LS近傍のみを部分断面で示している。
先ず、検査用光照射装置300において、光源部10の発光面LSから出射される光のうちで反射部材20の反射面20aに直接入射する光の多くは、その反射面20aで反射された後に各平凸レンズ32,32´を通過してワークWに照射される。なお、当該ワークWに照射される光は、ワークWの任意の点に対して入射角度のバラつきが少ない光となるように設定されている。
一方、検査用光照射装置300において、光源部10の発光面LSから出射される光の内で反射部材20を介さずにレンズ部30の入射面ISに直接入射する光の一部は、その入射面ISを構成する平凸レンズ32の内部において、出射面(凸面)で全反射した後、再度入射面IS(平面)に到達する。そして、入射面ISが平面状をなしているため、その入射面ISに到達した光は、臨界角を越えた角度で入射面ISに入射することになり、入射面ISで再度全反射する。これにより、入射面ISから出射して反射部材20で反射する光がなくなり、こうして迷光が除去される。
なお、光源部10の発光面LSから出射される光の内で筐体10の内面で反射してレンズ30の入射面ISに入射する光は、非常に弱いため、例え迷光になったとしても検査の正確度に殆ど影響しない。
<実施形態2> 本実施形態は、前記実施形態1に係る検査用光照射装置300の変形例である。なお、図5では、検査用光照射装置300の細部の構成を省略して図示している。本実施形態では、光源部10と反射部材20との間に、光源部10から出射された光が通過する第2のレンズ部50を備えている。
具体的には、例えば、図5(a)に示す検査用光照射装置300は、第2のレンズ部50として平凸レンズ51を備えた構成になっている。なお、第2のレンズ部50は、反射部材20と対向する出射面ES´が平面状になっている。これにより、反射部材20で反射した光の一部が、出射面ES´を通過し、平凸レンズ51の内部において、出射面ES´の逆側の凸面側で全反射した後、再度出射面ES´(平面)で全反射するため、当該出射面ES´から出射してレンズ部30を通過し、ワークWの配置領域に到達する強い迷光を除去することができる。
また、図5(b)に示す検査用光照射装置300は、第2のレンズ部50として凸メニスカスレンズ52を備えた構成になっている。なお、第2のレンズ部50は、反射部材20と対向する出射面ES´が凹面状になっている。第2のレンズ部50の出射面ES´を凹面状にすることにより、当該出射面ES´を平面状にする場合と同じく、強い迷光がワークWの配置領域に到達することを防ぐことができる。
また、図5(c)に示す検査用光照射装置300は、第2のレンズ部50として両凸レンズ53及び平凸レンズ51を備えた構成になっている。なお、第2のレンズ部50は、反射部材20と対向する出射面ES´が平面状になっている。これにより、図5(a)に示す検査用光照明装置と同様の作用効果を得ることができる。
なお、本実施形態において、反射部材20のワークWの配置領域側に配置されるレンズ部30と、反射部材20の光源部10側に配置される第2のレンズ部50とを構成する各レンズを合成した光学的なパワーが正の値になるように設定される。
本実施形態のように、光源部10と反射部材20との間に第2のレンズ部50を配置した態様のものであってもよい。また、本実施形態のように、光源部10の発光面LSから出射された光の一部が、レンズ部30の入射面ISに直接入射するのではなく、第2のレンズ部50を通過した後に反射部材20を介することなくレンズ部30の入射面ISに入射するようなものであっても、迷光を除去できる。
<実施形態3> 本実施形態は、前記実施形態1に係る検査用光照射装置300におけるレンズ部30の変形例である。なお、図6では、検査用光照射装置300の細部の構成を省略して図示している。本実施形態に係るレンズ部30は、前記実施形態1と異なるレンズを組み合わせた態様になっている。
具体的には、例えば、図6(a)に示す検査用光照射装置300は、レンズ部30として、一つの平凸レンズ32のみを備えた構成になっている。なお、レンズ部30は、反射部材20と対向する入射面ISが平面状になっている。これにより、光源部10から出射された光の一部が、反射部材20を介することなくレンズ部30の入射面ISに入射して屈折し、その後、平凸レンズ32の内部において、入射面ISとは逆側の面(凸面)で全反射した後、再度入射面ISに到達した光が、出射(屈折)することなく全反射するため、問題となる迷光の光路を断つことができ、強い迷光がワークWの配置領域に到達することを防ぐことができる。
また、図6(b)に示す検査用光照射装置300は、レンズ部30として両凸レンズ33及び平凸レンズ32を備えた構成になっている。なお、レンズ部30は、反射部材20と対向する入射面ISが平面状になっている。これにより、図6(a)に示す検査用光照明装置と同様の作用効果を得ることができる。
また、図6(c)に示す検査用光照射装置300は、レンズ部30として平凸レンズ32´及び凸メニスカスレンズ34を備えた構成になっている。なお、レンズ部30は、反射部材20と対向する入射面ISが凹面状になっている。レンズ部30の入射面ISを凹面状にすることにより、当該入射面ISを平面状にする場合と同じく、強い迷光がワークWの配置領域に到達することを防ぐことができる。このように、反射部材20と対向するレンズ部30の入射面ISが凹面状のものであってもよい。
本実施形態に係るレンズ部30は、いずれも前記実施形態1に係るレンズ部30と同様に合成した光学的なパワーが正の値になるようにレンズを構成した態様となっている。
<その他の実施形態> その他の実施形態としては、反射部材20とワークWの配置領域との間に配置されるレンズ部30が備えるレンズの数は、前記実施形態のように一又は二に限定されず、三以上であってもよい。同様に、反射部材20と光源部10との間に配置される第2のレンズ部50が備えるレンズの数も、前記実施形態のように一又は二に限定されず、三以上であってもよい。
また、前記各実施形態においては、レンズ部30の光軸が、反射部材20によって直角に折り曲げられていたが、反射部材20によって鋭角又は鈍角に折り曲げられてもよい。
また、前記実施形態1においては、光源部10を反射部材20から遠ざけて配置し、検査用光照射装置300から出射される光が収束するようにしているが、これに限定されず、光源部10を反射部材20へ近づけて配置し、検査用光照射装置300から出射される光が平行光に近づくようにしてもよい。なお、検査用光照射装置300から出射される光が平行光又はそれに近い場合には、撮像装置200として、物体側テレセントリックレンズが設置されたものを使用することが好ましい。
その他、本発明は前記各実施形態に限られず、その趣旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能であるのは言うまでもない。
100 検査システム
200 撮像装置
300 検査用光照射装置
W ワーク
10 光源部
LS 発光面
20 反射部材
30 レンズ部
IS 入射面
ES 出射面
40 位置調整機構
50 第2のレンズ部

Claims (7)

  1. 発光面を有した光源部と、光を反射する反射部材と、光の入射面及び出射面を有したレンズ部と、これら光源部、反射部材及びレンズ部を保持する筐体とを備え、
    前記発光面が、前記反射部材で折り曲げられた前記レンズ部の光軸上に配置されて、前記発光面から出た光が前記反射部材で反射し、前記レンズ部の入射面を通って出射面から出射するように構成された検査用光照射装置において、
    前記発光面から出射した光の一部が、前記反射部材を介することなく前記レンズ部の入射面に到達するように構成されていると共に、前記入射面が、平面状又は凹面状をなすように形成されていることを特徴とする検査用光照射装置。
  2. 前記反射部材で折り曲げられた前記レンズ部の光軸上において前記光源部の発光面の位置を調整する位置調整機構をさらに備える請求項1記載の検査用光照射装置。
  3. 前記レンズ部が、一つ以上のレンズを備えるものであり、
    前記光源部の発光面の径が、前記レンズ部の出射面の径に対して30%以下である請求項1又は2のいずれかに記載の検査用光照射装置。
  4. 前記光源部の発光面を物体とした場合の物体側NAが0.5よりも小さい請求項1乃至3のいずれかに記載の検査用光照射装置。
  5. 前記光源部の発光面から出射した全光束のうち、13.5%以上の光束が前記物体側NAの外側にある請求項4記載の検査用光照射装置。
  6. 前記光源部と前記反射部材との間に配置された第2のレンズ部をさらに具備している請求項1乃至5のいずれかに記載の検査用光照射装置。
  7. 前記請求項1乃至6のいずれかに記載の検査用光照射装置と、
    前記検査用光照射装置によって光が照射されたワークを撮像する撮像装置と、を備えた検査システム。

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