JP3722335B2 - 残響付加装置 - Google Patents

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    • G10H2250/511Physical modelling or real-time simulation of the acoustomechanical behaviour of acoustic musical instruments using, e.g. waveguides or looped delay lines
    • G10H2250/531Room models, i.e. acoustic physical modelling of a room, e.g. concert hall

Description

【0001】
【産業上の利用分野】
この発明は、実際には壁面や天井面の存在しない位置に仮想壁面や仮想天井面(以下、これらをまとめて「仮想空間仕切面」と呼ぶ)を想定し、その仮想空間仕切面で囲まれる仮想音響空間内で、実音源位置からの音にその音が仮想空間仕切面で反射することにより生成される残響音を付加する残響付加装置に関し、特に仮想空間仕切面の位置を任意に変更して仮想音響空間の形状を任意に変更できるようにした残響付加装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
屋外演奏会場は屋内ホールとは異なり、客席の周囲が壁面や天井面で囲まれてはいないため、そのままの構成では屋内ホールのような反射音による残響効果は生じない。このような屋外演奏会場の実際には壁面、天井面等の存在しない位置に仮想壁面で囲まれる仮想ホールを想定し、この仮想ホール内に、実音源位置からの音の仮想壁面による反射音を付加する残響付加装置が知られている。この残響付加装置は、大空間の屋内ホール内に小空間の仮想ホールを想定する場合にも利用できる。この種の残響付加装置は、概略的には、実音源位置からの音を出力するメインスピーカと、この実音源位置を含む仮想ホールを規定する仮想壁面の周囲に分散配置される残響付加用の複数のサブスピーカと、実音源位置からの音の仮想壁面による反射音をサブスピーカから出力させるもとになる仮想残響音信号を合成するための仮想残響音合成部とから構成される。
【0003】
具体例としては、特許第2569872号のように構成されるものが知られている。この例で示される装置の基本的な考え方は次の通りである。即ち、図10に示す実際のホールでは、実音源134から出力される音は、直接音として最短距離で受音点136に到達する他に、壁面138で1乃至複数回反射されて受音点136に到達する。受音点136に到達する反射音の最後の反射点と受音点136とを結ぶ線を延長した線が、実音源134を含む後壁面の延長面と交差する点に、あたかもこの反射音を直接音として出力したと等価に観測される虚音源140が想定される。図示の例では、140−1,140−2,…がこのような複数の虚音源であり、これらの虚音源の位置によって受音点136で観測される残響音構造(インパルス応答)が決定される。
【0004】
これに対し、図11に示す仮想ホールでは、物理的な壁面が実在するのではなく、その代わりに反射を生じさせる仮想壁面138’が想定される。このような仮想ホールはシミュレートして構成されるのであり、そのために仮想壁面138’近傍の複数のシミュレーション位置からそれぞれ合成した仮想残響音を出力するためのサブスピーカ144−1,144−2,…が分散配置される。これらのサブスピーカ144−1,144−2,…は、仮想壁面138’の近傍のそれぞれのシミュレーション位置で反射音の方向を指向するように配置される。
【0005】
上記の各サブスピーカ144から出力される仮想反射音は、ディジタル処理により合成される。具体的には、前記各シミュレーション位置においてそれぞれ観測された(あるいはCADデータ等に基づき演算で求められた)インパルス応答とほぼ等しいインパルス応答の反射音構造を有する反射音パラメータ(時間遅れと振幅等)がそれぞれ組み込まれた複数のディジタルフィルタ、具体的には非巡回型のFIR(Finite Impulse Response)フィルタを用い、このフィルタで前記実音源から出力される音に相当するソース信号に前記反射音パラメータをたたみ込み演算して、前記各シミュレーション位置における仮想残響音信号をそれぞれ合成する。
【0006】
特許第2569872号は、それまでの一般的な残響付加装置によると最適受音点が理論上1点に限られてしまう(その様に想定して反射音構造を決定している)点を解決し、受音エリアを広く確保できる装置構成を開示している。この基本思想は、1つの虚音源140からの反射音が時間差およびレベル差をもって複数のスピーカ装置144−1,144−2,…からそれぞれ再生され、かつこの再生が複数の虚音源140−1,140−2,…についてそれぞれ行われるようにしている点にある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上述した特許第2569872号の残響付加装置は、1つの仮想ホールを想定した反射音パラメータ(インパルス応答)を予め各ディジタルフィルタに組み込んでおく方式であるため、シミュレートする残響特性を仮想音響空間(仮想ホール)の形状に併せて任意に変更することは困難である。形状の異なる仮想音響空間は異なる残響特性を有するので、適用する仮想音響空間のインパルス応答をその都度測定し直すか、あるいは代表的な形状の仮想音響空間に適合する複数組のインパルス応答を予め用意して、適切なインパルス応答を仮想ホールの形状に併せて選択的に使用する必要があり、いずれにしても装置構成の複雑化につながる。特にスピーカの個数が多い場合は、この困難性を更に増加させる。
【0008】
この発明は、このような問題点に鑑みなされたもので、広い受音エリアを実現しつつ、1種類のインパルス応答群から、多種多様な仮想音響空間に適合できる残響特性を合成可能な残響付加装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この発明は、現実又は仮想のモデル音響空間の空間仕切面近傍の相異なる複数の観測位置で現実又は仮想的に観測して得られた残響音のインパルス応答を記憶し、このインパルス応答に基づいて、仮想空間仕切面で囲まれた仮想音響空間の内部の実音源位置から出力される音が前記仮想空間仕切面で反射された場合に生じると予測される残響音を生成し、この残響音を前記実音源位置から出力される音に付加する残響付加装置であって、前記モデル音響空間の複数の観測位置に対応したシミュレーション位置に、前記実音源位置から出力される音の前記仮想空間仕切面による反射音が反射する方向を指向して配置された残響付加用の複数のスピーカと、前記実音源位置から出力される音から、前記実音源位置と前記仮想空間仕切面位置との関係によって前記仮想音響空間の周囲に想定される複数の虚音源位置からの反射音を、各虚音源からの反射音が時間差及びレベル差をもって前記複数のスピーカからそれぞれ再生されるようにそれぞれ合成して各シミュレーション位置毎の仮想残響信号を生成し、前記複数のスピーカの各対応するものに供給する仮想残響音合成手段とを備え、前記仮想残響音合成手段は、前記モデル音響空間の各観測位置においてそれぞれ観測した残響音のインパルス応答とほぼ等しい構造を有するインパルス応答に相当する係数パラメータを、前記実音源位置から出力される音に相当するソース信号にたたみ込み演算して、前記各シミュレーション位置における仮想残響音信号をそれぞれ合成する複数のディジタルフィルタと、これら複数のディジタルフィルタとそれぞれ直列に介挿されて前記仮想音響信号をそれぞれに設定された信号遅延時間だけ遅延させる複数の信号遅延手段と、前記観測された残響音のインパルス応答に基づき生成された前記シミュレーション位置における仮想残響音信号でシミュレーションされる仮想音響空間とは異なる形状の別の仮想音響空間をシミュレートするため、前記仮想音響空間の前記形状の差に基づいて前記各信号遅延手段の信号遅延時間をそれぞれ設定する遅延時間設定手段とを有することを特徴とする。
【0010】
この発明によれば、各シミュレーション位置における仮想残響信号を合成する複数のディジタルフィルタとそれぞれ直列に信号遅延手段を介挿し、遅延時間設定手段で信号遅延手段の信号遅延時間を任意に変更することを可能としたので、仮想空間仕切壁の位置を仮想的に前後に移動させることが可能になり、シミュレートされる仮想音響空間を任意に変形させることができる。このため、この発明によれば、1種類のモデルインパルス応答群から、多種多様な仮想音響空間に適合できる残響特性を合成することができる。この発明によれば、インパルス応答の再観測や再設定が不要で、1種類のインパルス応答群のみを記憶しておけばよいので、装置構成も簡単になる。また、この発明によれば、1つの虚音源からの反射音が時間差およびレベル差をもって前記複数のスピーカ手段からそれぞれ再生され、かつこの再生が複数の虚音源についてそれぞれ行われるので、受音エリアを広く保つことができる。
【0011】
なお、残響音のインパルス応答は、実際のホールをモデル音響空間として実測して現実に求めたものでも良いし、ホールのCAD設計データ等から計算によって仮想的に求めたものでも良い。
また、「モデル音響空間の複数の観測位置に対応したシミュレーション位置」とは、各観測位置と1対1で対応したシミュレーション位置のことであり、両位置は必ずしも一致したものではない。実際の観測位置とスピーカが配置されるシミュレーション位置とが近傍である場合には、遅延制御を行わないと、仮想音響空間としてモデル音響空間がそのまま再現されることになるが、信号遅延手段による信号遅延制御を行うと、モデル空間とは広さも形状も異なる仮想音響空間をシミュレートすることができる。
また、スペース的な制約から実際の観測位置にスピーカを配置できない場合には、モデル音響空間の各観測位置とは異なる位置にシミュレーション位置が設定されることになるが、この場合でも、信号遅延手段における信号遅延制御によって、モデル音響空間を再現することが可能になる。
また、実際に想定する仮想音響空間形状(ホール形状)は種々多様で複雑である。インパルス応答を観測した音響空間とは形状の異なる種々の仮想ホールに適用するため、前記各スピーカ手段から出力する仮想反射音の時間遅延量を個々にプラスまたはマイナス調整する必要が出てくる。しかし、実際にマイナス方向の遅延をかける、即ち信号を進めるということは、回路処理上は困難であるので、等価的に次のような構成とすることにより実現している。
【0012】
第1の態様は、複数の信号遅延手段の信号遅延時間をそれぞれプラス方向またはマイナス方向に調整する際に、マイナス方向の信号遅延時間の最大値を信号遅延時間ゼロに設定し、その分、他の信号遅延時間に加算する。このような構成とすれば、各スピーカ手段からの残響音の遅延時間の相対的な関係は維持されるので、所望とする仮想音響空間の雰囲気は十分創出可能である。
但し、この方式の場合、仮想音響空間が所望値よりも広がる嫌いがある。そこで、第2の態様として、ソース信号を再生するため前記実音源位置に配置されたソース再生用のメインスピーカに与えるソース信号を遅延させるメイン信号遅延手段を備え、メイン信号遅延手段でソース信号をマイナスの信号遅延時間の最大値だけ遅延させるようにする。このようにすれば、仮想音響空間を所望値通りに変化させることができる。
なお、信号遅延手段は、例えば信号遅延時間として、ソース信号の直接音に対応する初期反射音が発生するまでの初期遅延時間を与えるものである。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、この発明の好ましい実施の形態を説明する。
図1はこの発明の残響付加装置の一実施例を示すブロック図である。
この図において、残響音を生成するためのデータ、即ち後述するディジタルフィルタの係数パラメータ(インパルス応答)は記憶部1に記憶されている。CPU2は、この記憶部1に記憶された係数パラメータを読み出してスピーカ別の畳み込み処理を行うディジタルフィルタ5〜12(CNV1〜CNV8)に供給する。また、CPU2は、後述する遅延時間およびボリューム調整のための制御も実行する。マイク3は、ステージ(実音源位置)に配置され、A/D変換器4はマイク3から入力されたアナログ音声信号をディジタル信号に変換する。
【0014】
A/D変換器4から供給される信号、即ち実音源(マイク3)から出力される音のディジタル信号(ソース信号)は、ディジタルフィルタ5〜12に供給され、CPU2から供給される係数パラメータで畳み込み処理される。これにより仮想残響音信号が生成される。ディジタルフィルタ5〜12の出力は、信号遅延回路13〜20にそれぞれ供給される。信号遅延回路13〜20は、遅延時間設定回路61で任意に設定された時間だけ仮想残響信号をそれぞれ遅延させる。信号遅延回路13〜20は、一般にエフェクト装置と呼ばれる音質調整用の装置を使用することができる。この中には、LPF機能、HPF機能、BPF機能等が含まれるが、この発明ではその中の信号遅延機能に注目し、これを後述する残響音の初期遅延時間の調整に使用する。信号遅延回路13〜20の出力は、ボリューム21〜28にそれぞれ供給され、ここでCPU2の制御のもとで出力レベルを調整される。出力レベルを調整された仮想残響信号は、D/A変換器29〜36によってそれぞれディジタル信号からアナログ信号へと変換されたのち、アンプ37〜44でそれぞれ増幅されて残響付加用のサブスピーカ45〜52を介して出力される。そして、上述した記憶部1、CPU2、A/D変換器4,ディジタルフィルタ5〜12,信号遅延回路13〜20、ボリューム21〜28、D/A変換器29〜36、アンプ37〜44及び遅延時間設定回路61によってこの発明における仮想残響音合成手段が構成される。
【0015】
一方、マイク3から出力されるアナログ信号はアンプ62によって増幅され、実音源位置近傍に配置されるソース再生メインスピーカ63から出力される。このとき、必要に応じて信号遅延回路64を介挿し、後述する信号遅延を与える。残響付加用のサブスピーカ45〜52は、図3に示すように、実際の観測位置か又は観測位置とは異なる位置45B〜52Bに配置される。この位置がシミュレーション位置と呼ばれる。このシミュレーション位置からの残響音の発生によって、実音源位置(ステージ71のマイク3)の前方に客席72を仮想壁面74で囲む仮想ホール73がシミュレートされる。
【0016】
図2は、実際のホール(モデル音響空間)で反射音を測定する場合の説明図である。この場合、実音源位置が設定されるステージ71Aの前方の客席72Aを囲む実際のホール73Aを規定する物理的に存在する壁面74Aに沿って複数の反射音測定ポイント45A〜52Aが設定される。実際のホールにおける反射音の測定とその結果に基づく仮想ホール(仮想音響空間)用の残響音の生成は図4に従って説明される。図4(A)は実際の壁面81によって実音源からの直接音(または既に壁面によって反射した音)が反射される様子を示している。この壁面81からの反射音を、図4(B)のように、壁面81から離れた位置に設置された受音器(マイク)82で測定する。そして、図4(C)に示すように、このマイク82と同じ位置にスピーカ83を配置し、且つ反射音と同じ方向を指向させて、残響音を出力させると、実際の壁面81が存在しないにも係わらず、あたかも壁面81が存在するような残響音を発生させることができる。以上は、便宜的に1つの反射音だけを説明したが、実際には壁面81には時系列で複数の反射音が生じる。この様子は、壁面毎に相異なるものである。なお、反射音の測定に際しては、図5(A)のように、壁面81に受音体(バウンダリーマイク)82を設置して直接音を測定しても良いし、あるいは図5(B)のように、壁面81から離れた位置の受音体82で直接音を測定してもよい。これらの測定構成により、各測定ポイントにおけるインパルス応答が観測できる。
【0017】
反射音を測定した図2の実際のホールとは異なるホールや野外ホール等で各測定ポイント45A〜52Aと全く同じ位置に残響音付加用のサブスピーカ45〜52を配置し、信号遅延回路13〜20を実測された遅延時間と同様の信号遅延となるように機能させれば、反射音を測定した実際のホールと同様の仮想ホールを再現することが可能である。しかし、もしサブスピーカ45〜52の配置は全くこれと同一で、反射音を測定した図2の縦長のホールと異なる図3のような横長の仮想ホールを再現しようとする場合には、図3の仮想ホール73の左側部に配置されたサブスピーカ45,46,47および右側部に配置されたスピーカ50,51,52から出力される残響音に実測値よりも大きな遅延を加え、仮想ホール73の後方端に配置されたスピーカ48,49から出力される残響音に実測値よりも小さな遅延を加える。これにより、仮想ホール73の左右の仮想壁面74が後方に退き、後方の仮想壁面74が前方に移動することになり、仮想ホール73を、観測したホール73Aよりも横長のホールとすることができる。この調整を遅延時間だけで行うことにより、どのような仮想ホール73であっても簡単に残響付加を行うことができる。
【0018】
また、図2のホール73Aで観測されたインパルス応答に基づいて、図3の45B〜52Bで示す位置にサブスピーカ45〜52を配置して、図2のホール73Aを再現しようとする場合には、客席72に対して左右のサブスピーカ45〜47,50〜52からの残響音の遅延時間を観測された遅延量よりも小さくし、後方のサブスピーカ48,49からの残響音の遅延時間を観測された遅延量よりも大きくするように、遅延時間設定回路61を設定して信号遅延回路13〜20を機能させればよい。なお、ここでは説明を簡単にするために、仮想音響空間について平面的に説明しているが、実際の音響空間は天井および床面をも反射面とする3次元構造であり、反射は3次元的に複雑化する。いずれにしても、この発明は、図2のような1つのモデル空間において測定した反射音に関する1組のインパルス応答データを基に、種々多様な形状の仮想ホール(音響空間)に適合できる残響音を生成することを意図している。
【0019】
仮想ホールに合わせてどの程度の遅延を加えるかは、以下のように決定すればよい。図6(A)は残響音を生成するためのインパルス応答を測定する実際のホール、図6(B)は測定されたインパルス応答に基づいてシミュレートされる仮想ホール、図7(A)は、図6(A)の実際のホール73Aと図6(B)の仮想ホール73とを重ねて示した説明図である。実際のホール73Aの壁面74Aに沿って示される点P1,P2,…,P5は複数の測定ポイントである。図7(B)は1つの測定ポイント例えばP5で測定されたインパルス応答を示している。直接音から初期遅延時間をおいて初期反射音が発生し、その後初期反射音が減衰しながら残響が続く。この初期遅延時間を信号遅延処理で変更すると、実音源位置から壁面までの距離を変更させたこととほぼ等価になると考えられる。このとき、同時にボリューム21〜28によって残響音の振幅レベルを、遅延が大きくなる場合には小さく、遅延が小さくなる場合には大きく調整するようにすると、更に再現精度が向上する。図7(C)は実ホール73Aにおける壁面74A上の測定ポイントP5に対応する仮想ホール73の仮想壁面74上の点P5’で、生成されるべきインパルス応答を示したものである。ポイントP5’がポイントP5より実音源位置から遠い分だけ初期遅延時間が長くなり、振幅が小さくなっていることが理解される。図7(C)のインパルス応答は、残響部分全体が時間軸後方にずれるが、感覚的には初期遅延時間の増加による壁面遠方化のイメージが支配的となる。この発明では、この初期遅延時間の変更を図1のディジタルフィルタ5〜12ではなく、時間遅延回路13〜20で簡単に行うのである。
【0020】
次に、より複雑かつ任意に仮想ホールの形状を変形させる例を図8および図9を参照して説明する。図8に示す例は、多数の残響付加用のサブスピーカSPを、変形6角形状の基準となる実際のまたは仮想的なモデルホール73−1の仮想壁面74−1に沿って前述したと同様の手法で配置したものである。この例のスピーカ配置のままで、図9に示す円形の仮想ホール73−2を実現する制御をする場合は、各スピーカSPからの残響音の初期遅延時間に、仮想ホール73−1,73−2間の形状の違いを補正するプラス(+)あるいはマイナス(−)の遅延を加える。遅延量の大きさは矢印の長さをもって示している。遅延量の(+),(−)はそれぞれ遅れ、進みを示し、これらを相対的なものと考えると、例えば(−)遅延の最大値をゼロ遅延とし、その差分だけ他の遅延量を増加しても良い。このようにしても十分に音響空間の変化した雰囲気を創生することはできる。但し、この場合には音響空間が所望値より広がりすぎるきらいがある。この点を改善するためには、図1の時間遅延回路64によってソース信号のメイン再生系(左右のメインPAスピーカ63R,63L)において、ソース信号を(−)遅延の最大値だけ遅くして発音させれば、音響空間は所望値通りになる。
【0021】
この装置では図1の時間遅延回路13〜20で仮想反射音の初期遅延時間を調整して仮想ホールの形状を変更するようにした。同様のことをディジタルフィルタ5〜12によって実現できないことはないが、このようにすると各ホール別のインパルス応答データを全て用意しておく必要がある。この点、この装置では、インパルス応答データ群は1組だけ用意しておけば良く、構成が簡単である。また、制御概念も簡潔、明快であり設計のし易さもある。しかも、この装置では、1つの虚音源からの反射音が時間差及びレベル差を持って複数のサブスピーカから再生され、且つこの再生が複数の虚音源についてそれぞれ行われるように仮想残響音が生成されるので、受音エリアの広さという利点は維持される。
【0022】
【発明の効果】
以上述べたようにこの発明によれば、受音エリアを広くしつつ、1つのインパルス応答群から、多種多様な仮想ホールに適合できる残響特性を合成できる。このため、スピーカの配置やインパルス応答データを変えずに、例えば場面毎にホールの広さや形状を適宜変更して、音場の雰囲気を変えることが可能になるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の残響付加装置の一実施例を示すブロック図である。
【図2】 実ホールにおける反射音測定の説明図である。
【図3】 仮想ホールの簡単な例を示す説明図である。
【図4】 反射音測定と残響音生成の説明図である。
【図5】 反射音測定の他の方法を示す説明図である。
【図6】 実ホールと仮想ホールの関係を示す説明図である。
【図7】 図6の実ホールと仮想ホールとの間の初期遅延時間の違いを示す説明図である。
【図8】 実際に近い変形6角形状の形状の仮想ホールの説明図である。
【図9】 図8のスピーカ配置で時間遅延量を変更して設定した円形仮想ホールの説明図である。
【図10】 実際のホールの音響特性を示す説明図である。
【図11】 従来の仮想ホールの設定法を示す説明図である。
【符号の説明】
1…インパルス応答の記憶部、2…CPU、3…実音源位置のマイク、5〜12…ディジタルフィルタ、13〜20…残響付加用信号遅延回路、21〜28…ボリューム、45〜52…残響付加用のサブスピーカ、61…遅延時間設定部、63…ソース再生メインスピーカ、64…メインスピーカ用信号遅延回路、71…ステージ、72…客席、73…仮想ホール、74…仮想壁面。

Claims (7)

  1. 現実又は仮想のモデル音響空間の空間仕切面近傍の相異なる複数の観測位置で現実又は仮想的に観測して得られた残響音のインパルス応答を記憶し、このインパルス応答に基づいて、仮想空間仕切面で囲まれた仮想音響空間の内部の実音源位置から出力される音が前記仮想空間仕切面で反射された場合に生じると予測される残響音を生成し、この残響音を前記実音源位置から出力される音に付加する残響付加装置であって、
    前記モデル音響空間の複数の観測位置に対応したシミュレーション位置に、前記実音源位置から出力される音の前記仮想空間仕切面による反射音が反射する方向を指向して配置された残響付加用の複数のスピーカと、
    前記実音源位置から出力される音から、前記実音源位置と前記仮想空間仕切面位置との関係によって前記仮想音響空間の周囲に想定される複数の虚音源位置からの反射音を、各虚音源からの反射音が時間差及びレベル差をもって前記複数のスピーカからそれぞれ再生されるようにそれぞれ合成して各シミュレーション位置毎の仮想残響信号を生成し、前記複数のスピーカの各対応するものに供給する仮想残響音合成手段とを備え、
    前記仮想残響音合成手段は、
    前記モデル音響空間の各観測位置においてそれぞれ観測した残響音のインパルス応答とほぼ等しい構造を有するインパルス応答に相当する係数パラメータを、前記実音源位置から出力される音に相当するソース信号にたたみ込み演算して、前記各シミュレーション位置における仮想残響音信号をそれぞれ合成する複数のディジタルフィルタと、
    これら複数のディジタルフィルタとそれぞれ直列に介挿されて前記仮想音響信号をそれぞれに設定された信号遅延時間だけ遅延させる複数の信号遅延手段と、
    前記観測された残響音のインパルス応答に基づき生成された前記シミュレーション位置における仮想残響音信号でシミュレーションされる仮想音響空間とは異なる形状の別の仮想音響空間をシミュレートするため、前記仮想音響空間の前記形状の差に基づいて前記各信号遅延手段の信号遅延時間をそれぞれ設定する遅延時間設定手段と
    を有することを特徴とする残響付加装置。
  2. 前記複数のスピーカは、前記モデル音響空間の複数の観測位置のそれぞれ近傍に設定されたシミュレーション位置にそれぞれ配置され、前記遅延時間設定手段は、前記仮想音響空間を前記モデル音響空間とは異ならせるように前記信号遅延手段の信号遅延時間をそれぞれ設定するものであることを特徴とする請求項1記載の残響音付加装置。
  3. 前記複数のスピーカは、前記モデル音響空間の複数の観測位置とは異なる位置に設定されたシミュレーション位置にそれぞれ配置され、前記遅延時間設定手段は、前記仮想音響空間を前記モデル音響空間と近似させるように前記信号遅延手段の信号遅延時間をそれぞれ設定するものであることを特徴とする請求項1記載の残響音付加装置。
  4. 前記信号遅延手段は、前記ソース信号の直接音に対応する初期反射音の発生を、前記直接音の発生から前記遅延時間設定手段で設定された前記信号遅延時間だけ初期遅延させるものであることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載の残響付加装置。
  5. 前記遅延時間設定手段は、前記残響音のインパルス応答を観測したモデル音響空間とは異なる形状の仮想音響空間をシミュレートするため、前記複数の信号遅延手段の信号遅延時間をそれぞれプラス方向またはマイナス方向に調整する際に、いずれかの信号遅延手段のマイナス方向の信号遅延時間が最大値を超えたとき信号遅延時間ゼロに設定し、前記マイナス方向の信号遅延時間と最大値との差分を他の信号遅延手段の信号遅延時間にそれぞれ加算するものであることを特徴とする請求項2記載の残響付加装置。
  6. 前記ソース信号を再生するため前記実音源位置に配置されたソース再生用のメインスピーカと、前記メインスピーカに与える前記ソース信号を遅延させるメイン信号遅延手段とを更に備え、前記残響音のインパルス応答を観測したモデル音響空間とは異なる形状の仮想音響空間をシミュレートするため、前記メイン信号遅延手段で前記ソース信号をマイナスの信号遅延時間の最大値だけ遅延させるようにしたことを特徴とする請求項2記載の残響付加装置。
  7. 前記仮想残響音合成手段は、前記各信号遅延手段の各信号遅延量に応じて仮想残響音信号の振幅レベルをそれぞれ変化させるための複数のボリュームを更に備えたものであることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項記載の残響付加装置。
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