JP4114584B2 - 指向性スピーカ制御システム - Google Patents

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Description

本発明は、例えばアレースピーカ等の指向性スピーカ装置から放射した音声を壁面または反射板で反射させて仮想的なスピーカをつくり出す指向性スピーカ制御システムに関するものである。
最近、オーディオソースには例えばDVDのように5.1チャンネル等のマルチチャンネル音声信号が記録されているものがあり、このようなオーディオソースを再生するデジタルサラウンドシステムが一般家庭でも普及しつつある。図14はデジタルサラウンドシステムにおけるスピーカ配置の1例を示す平面図であり、Zoneはサラウンド再生を行うリスニングルーム、Uは視聴位置、SP−L,SP−Rはメイン信号L(左),R(右)を再生するメインスピーカ、SP−Cはセンター信号C(中央)を再生するセンタースピーカ、SP−SL,SP−SRはリア信号SL(後左),SR(後右)を再生するリアスピーカ、SP−SWはサブウーハ信号LFE(低周波)を再生するサブウーハ、MONはテレビジョン受像機等の映像装置である。
図14のデジタルサラウンドシステムによれば、効果的な音場をつくることができる。しかしながら、デジタルサラウンドシステムでは、複数のスピーカをリスニングルームZone内に分散配置するので、サラウンド用のリアスピーカSP−SL,SP−SRを視聴位置Uの後方に配置するためにスピーカ配線が長くなり、またリアスピーカSP−SL,SP−SRの配置がリスニングルームZoneの形状や家具などによる制約を受けるという欠点がある。
このような欠点を緩和する手段として、リアスピーカを指向性の鋭い指向性スピーカによって構成して、この指向性スピーカを視聴位置の前方に配置し、視聴位置の後方には音響反射板を配置して、指向性スピーカから放射したサラウンドチャンネルの音声を音響反射板で反射させることにより、視聴位置の後方にリアスピーカを配置したのと同じ効果を得るサラウンドシステムが提案されている(例えば、特許文献1参照)。図15は特許文献1のサラウンドシステムにおけるスピーカ配置を示す平面図であり、B−L,B−Rは音響反射板である。
また、図16に示すように、視聴位置後方の壁面を音響反射板として使用する方法も考えられる。例えば、特許文献2に記載された立体音響再生方法では、アレースピーカを使って空間に仮想音源をつくり出すことを提案しているが、このような技術を使用すれば、視聴位置の後方に仮想スピーカをつくり出すことが可能である。
特開平06−178379号公報 特開平03−159500号公報
以上のように、視聴位置の後方に音響反射板を配置したり、リスニングルームの壁面を音響反射板として使用したりすることで視聴位置の後方に仮想スピーカをつくり出すことは可能である。しかしながら、このような方法では、音像の定位が前方の指向性スピーカからの直接音の影響を強く受けるため、視聴位置の後方にリアスピーカを配置したのと同じ音像定位を得ることができないという問題点があった。その理由は、人間の耳は前方からの音を拾いやすい形になっており、加えて指向性スピーカから壁面を経由して視聴者に達するまでの距離よりも壁面を経由しない距離の方が短いので直接音の方が視聴者の耳に先に届き、ハース効果が働くからである。
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、指向性スピーカ装置から放射した音声を壁面または反射板で反射させて仮想的なスピーカをつくり出すサラウンドシステムにおいて、指向性スピーカの指向性を補正して良好な音像定位を実現することを目的とする。
本発明は、指向性の鋭い指向性スピーカ装置から放射した音声を壁面または反射板で反射させて仮想的なスピーカをつくり出す指向性スピーカ制御システムにおいて、前記壁面または反射板に第1の音声を放射する第1の指向性スピーカ装置と、前記第1の音声のうち視聴位置に直接放射される音声に対して前記視聴位置で逆位相となる第2の音声を放射する第2の指向性スピーカ装置とを有し、1台のアレースピーカ装置を分割して前記第1の指向性スピーカ装置と前記第2の指向性スピーカ装置とを構成し、前記第2の音声により前記第1の指向性スピーカ装置の指向性を補正するものである。
本発明では、例えばアレースピーカのような強い指向性を実現できる第1の指向性スピーカ装置をある位置に置き、その音声出力をスピーカとは別の位置の壁面や反射板に放射して反射させる。これにより、反射した位置に、あたかもスピーカがあるような定位感を得ることが可能である。ここで、第1の指向性スピーカ装置の音声出力には視聴位置に直接放射される成分があるため、壁面や反射板の側に定位すべき音像が第1の指向性スピーカ装置の側に定位してしまうという現象が起こる。壁面や反射板で反射する音のエネルギーを上げることは難しいので、第1の指向性スピーカ装置から視聴位置に直接放射される音を第2の指向性スピーカ装置から放射する音によって減衰させる。
また、本発明の指向性スピーカ制御システムは、前記壁面または反射板に第1の音声を放射する第1の指向性スピーカ装置と、前記第1の音声のうち視聴位置に直接放射される音声に対して前記視聴位置で逆位相となる第2の音声を放射する第2の指向性スピーカ装置とを有し、前記第2の指向性スピーカ装置は、低周波の音声のみを前記第2の音声として放射する手段を備え、前記第2の音声により前記第1の指向性スピーカ装置の指向性を補正するものである
本発明によれば、第1の指向性スピーカ装置から放射される第1の音声のうち視聴位置に直接放射される音声を第2の指向性スピーカ装置から放射する第2の音声によって減衰させることができるので、第1の指向性スピーカ装置から視聴者に直接届く音声に対して、壁面または反射板を経由して視聴者に届く音声を相対的に強めることができ、視聴者の後方にスピーカを配置したのと同様の良好な音像定位を得ることができる。また、第1の指向性スピーカ装置と第2の指向性スピーカ装置とによって仮想的なリアスピーカをつくり出す場合、視聴位置の後方にリアスピーカを配置する必要がなくなるので、スピーカ装置への配線を短くすることができる。
また、1台のアレースピーカ装置で第1の指向性スピーカ装置と第2の指向性スピーカ装置とを実現することができ、さらにアレースピーカを用いることで、逆位相を用いた音の打消しを行っても視聴者が不快感を感じることがなくなる。
また、第2の指向性スピーカ装置による減衰制御の対象を低周波の音声のみに限定することにより、第1の指向性スピーカ装置から視聴位置に直接放射される第1の音声を効果的に減衰させることができ、かつ視聴位置において減衰するはずの音声が意図に反して大きくなってしまうといった問題を回避することができる。
[第1の実施の形態]
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明の第1の実施の形態となる指向性スピーカ制御システム(サラウンドシステム)の構成を示すブロック図である。なお、図1では、サラウンドチャンネル(リア信号SLまたはSR)の構成についてのみ記載し、メインチャンネル(メイン信号LまたはR)の構成については記載を省略している。
本実施の形態の指向性スピーカ制御システムは、リスニングルームの壁面または音響反射板3に第1の音声S1を放射する第1の指向性スピーカ装置1と、第1の音声S1のうち視聴位置Uに直接放射される音声S1aに対して視聴位置Uで逆位相となる第2の音声S2を放射する第2の指向性スピーカ装置2とから構成される。図2は、指向性スピーカ装置1,2の構成を示すブロック図である。
第1の指向性スピーカ装置1は、入力されたサラウンドチャンネルの音声信号(リア信号SLまたはSR)をT1だけ遅らせる遅延回路104と、遅延回路104の出力信号のゲインを所望のレベルに調整するゲイン調整回路101と、ゲイン調整回路101の出力信号を増幅するアンプ102と、アンプ102によって駆動されるスピーカ103とを有する。
一方、第2の指向性スピーカ装置2は、前記サラウンドチャンネルの音声信号の位相を反転させる反転回路201と、指向性スピーカ装置1から視聴位置Uへ直接放射される第1の音声S1aが指向性スピーカ装置2から放射される第2の音声S2によって相殺されるように反転回路201の出力信号の遅延時間を調整する遅延回路202と、第1の音声S1aが第2の音声S2によって相殺されるように遅延回路202の出力信号のゲインを調整するゲイン調整回路203と、ゲイン調整回路203の出力信号を増幅するアンプ204と、アンプ204によって駆動されるスピーカ205とを有する。
次に、本実施の形態の指向性スピーカ制御システムの動作を説明する。指向性スピーカ装置1の遅延回路104はサラウンドチャンネルの音声信号をT1遅延させ、ゲイン調整回路101は遅延回路104の出力信号のゲインを調整し、アンプ102はゲイン調整回路101の出力信号を増幅してスピーカ103を駆動する。スピーカ103は指向性の鋭いビーム化した音声S1を放射し、壁面または音響反射板3で反射した音声Skが視聴位置Uに届く。これにより、壁面または音響反射板3は、仮想的なリアスピーカとして働く。ただし、スピーカ103の出力は厳密な意味ではビームとならず、主ビームたる音声S1よりは小さい音圧ながら、S1a,S1b,S1cのように主ビームとは異なる方向にも音声を放射する。このうち、視聴者へ直接向かう音声S1aを指向性スピーカ装置2から放射する音声によって減衰させる。
指向性スピーカ装置2の反転回路201は、指向性スピーカ装置1の音声信号に対して逆位相とするため、前記サラウンドチャンネルの音声信号を反転させて出力する。反転回路201の出力信号は、遅延回路202およびゲイン調整回路203を通過してアンプ204によって増幅され、スピーカ205から放射される。このとき、遅延回路202の遅延時間とゲイン調整回路203のゲインとは、指向性スピーカ装置1から視聴位置Uへ直接放射される音声S1aが指向性スピーカ装置2から視聴位置Uへ放射される音声S2によって相殺されるように予め調整されている。
指向性スピーカ装置1のスピーカ103から放射された音声S1aは、スピーカ103から視聴位置Uまでの距離をLNA、音速をVとすると、LNA/Vの時間だけ遅れて視聴位置Uに達する。同様に、指向性スピーカ装置2のスピーカ205から放射された音声S2は、スピーカ205から視聴位置Uまでの距離をLNBとすると、LNB/Vの時間だけ遅れて視聴位置Uに達する。したがって、スピーカ103から視聴位置Uへの音声S1aの到達時間とスピーカ205から視聴位置Uへの音声S2の到達時間との時間差は(LNA−LNB)/Vとなるので、指向性スピーカ装置2の内部で位相反転させた音声信号を(LNA−LNB)/V+T1だけ遅延させると、音声S1aとS2とが視聴位置Uで逆位相となり、音声S1aが減衰する。遅延回路202の遅延時間は、このように距離LNAとLNBとの差を補正して、指向性スピーカ装置2から放射する音声が視聴位置Uで所望の位相となるように予め調整されている。
ここでは位相のみに着目しているが、指向性スピーカ装置1の指向性と距離LNAとから音声S1aの視聴位置Uにおける音圧は計算可能であり、同様に音声S2の視聴位置Uにおける音圧も計算可能なので、この計算結果に基づいてゲイン調整回路203のゲインを調整することにより、音声S1aの減衰量を制御することができ、音声S1aが視聴位置Uで所望の音圧となるように制御することができる。
以上のように、本実施の形態によれば、指向性スピーカ装置1から視聴者への直接音S1aを指向性スピーカ装置2から放射する音声S2によって減衰させることができるので、指向性スピーカ装置1から視聴者に直接届く音声S1aに対して、壁面または音響反射板3を経由して視聴者に届く音声Skを相対的に強めることができ、視聴者の後方にリアスピーカを配置したのと同様の音像定位を得ることができる。
[第2の実施の形態]
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。図3は、本発明の第2の実施の形態となる指向性スピーカ制御システムの構成を示すブロック図である。本実施の形態は、第1の指向性スピーカ装置11と第2の指向性スピーカ装置12にアレースピーカを用いたものである。図4は指向性スピーカ装置11,12の構成を示すブロック図である。
第1の指向性スピーカ装置11は、入力されたサラウンドチャンネルの音声信号に対して実現したい指向性(音響ビームの焦点の位置)に対応する遅延時間を付加する遅延回路111と、遅延回路111の出力信号のゲインを所望のレベルに調整するゲイン調整回路112(112−1〜112−n)と、ゲイン調整回路112の出力信号を増幅するアンプ113(113−1〜113−n)と、アンプ113によって駆動されるスピーカ114(114−1〜114−n)とを有する。
第2の指向性スピーカ装置12は、前記サラウンドチャンネルの音声信号の位相を反転させる反転回路211と、指向性スピーカ装置12から放射される第2の音声S2が視聴位置Uに向かうような指向性に対応する遅延時間を付加したり、指向性スピーカ装置11から視聴位置Uへ直接放射される第1の音声S1aが第2の音声S2によって相殺されるように反転回路211の出力信号に遅延時間を付加する遅延回路212と、第1の音声S1aが第2の音声S2によって相殺されるように遅延回路212の出力信号のゲインを調整するゲイン調整回路213(213−1〜213−m)と、ゲイン調整回路213の出力信号を増幅するアンプ214(214−1〜214−m)と、アンプ214によって駆動されるスピーカ215(215−1〜215−m)とを有する。指向性スピーカ装置11は、スピーカ114を2次元的にn(nは2以上の整数)個配置し、指向性スピーカ装置12は、スピーカ215を2次元的にm(mは2以上の整数)個配置したものである。n=mでもよいし、n≠mでもよい。
次に、本実施の形態の指向性スピーカ制御システムの動作を説明する。指向性スピーカ装置11は、各スピーカ114から放射する音声が所望の壁面または音響反射板3に向かうように指向性を制御する。ここで、指向性スピーカ装置11における指向性の制御について図5を参照して説明する。壁面または音響反射板3の位置Pからの距離がDである円弧をZとし、位置Pと指向性スピーカ装置11の各スピーカ114(114−1〜114−n)とを結ぶ直線を延長して、これら延長した直線が円弧Zと交わる交点上に図5の破線で示すような仮想のスピーカ115(115−1〜115−n)を配置することを考える。これら仮想のスピーカ115から位置Pまでの距離は全てDであるから、各スピーカ115から放射される音声は位置Pに同時に到達する。
指向性スピーカ装置11の各スピーカ114−i(i=1,2,・・・・n)から放射する音声を位置Pに同時に到達させるためには、スピーカ114−iとこれに対応する仮想のスピーカ115−iとの間の距離LAiに応じた遅延時間LAi/Vをスピーカ114−iから出力される音声に付加すればよい。このようなアレースピーカの動作原理に基づき、指向性スピーカ装置11の遅延回路111は、入力されたサラウンドチャンネルの音声信号に対して各スピーカ114−iに対応する遅延時間LAi/Vをそれぞれ付加したn個の音声信号を出力する。
ゲイン調整回路112は、遅延回路111の出力信号のゲインを調整し、アンプ113−iは、ゲイン調整回路112−iから出力された音声信号を増幅してスピーカ114−iを駆動する。
こうして、音声信号に付与する遅延時間をスピーカ114毎に調整することにより、指向性スピーカ装置11から放射する音声の指向性を制御し、各スピーカ114から放射した音声信号の位相を空間上の1点(焦点)で揃えることができる。指向性スピーカ装置11から放射された音声S1は壁面または音響反射板3で反射し、音声Skとして視聴位置Uに達する。
図6に指向性スピーカ装置11の指向性の1例を示す。図6はXY平面について単一周波数(ここでは1kHz)の音圧レベルの等高線を示しており、X軸の0cmの位置を中心としてX軸方向に沿って複数のスピーカ114を配置した場合の音圧レベルを示している。指向性スピーカ装置11にアレースピーカを用いることで、図6の矢印で示すビーム方向に強い指向性を持たせることができるが、第1の実施の形態で説明したとおり、ビーム方向とは異なる方向にもある程度の音圧レベルが生じているのが分かる。
本実施の形態は、このビーム方向とは異なる方向の音のうち、視聴者へ直接向かう音声S1a(S1a−1〜S1a−n)を指向性スピーカ装置12から放射する音声S2(S2−1〜S2−n)によって減衰させる。
指向性スピーカ装置12の反転回路211は、第1の実施の形態と同様に、前記サラウンドチャンネルの音声信号の位相を反転させて出力する。
遅延回路212の遅延時間は、指向性スピーカ装置12から放射される音声が視聴位置Uに向かい、かつ指向性スピーカ装置11から視聴位置Uへ放射される音声S1aが指向性スピーカ装置12から視聴位置Uへ放射される音声S2によって相殺されるように、予め調整されている。
ここでは、計算の容易な方法として、指向性スピーカ装置11と12のスピーカの個数を同数(n=m)とし、指向性スピーカ装置11のスピーカ114−iから視聴位置Uへ放射される音声S1a−iを指向性スピーカ装置12のスピーカ215−iから放射する音声S2−iによって減衰させるものとする。なお、本実施の形態では、厳密には指向性スピーカ装置12の指向性制御は行わない。
指向性スピーカ装置11のスピーカ114−iから視聴位置Uまでの距離をLNAi、指向性スピーカ装置12のスピーカ215−iから視聴位置Uまでの距離をLNBiとすると、距離LNAとLNBとの差を補正するには、第1の実施の形態と同様に、遅延時間(LNAi−LNBi)/Vをスピーカ215−iから出力される音声に付加すればよい。さらに、スピーカ114−iから出力される音声には遅延回路111により遅延時間LAi/Vが付加されているので、これに応じて、スピーカ215−iから出力される音声にも遅延時間LAi/Vを付加する必要がある。
したがって、指向性スピーカ装置12の遅延回路212は、反転回路211の出力信号に対して遅延時間{(LNAi−LNBi)+LAi}/Vをそれぞれ付加したm個の音声信号を出力する。
ゲイン調整回路213−iのゲインは、スピーカ114−iから視聴位置Uへ放射される音声S1a−iがスピーカ215−iから視聴位置Uへ放射される音声S2−iによって相殺されるように予め調整されている。第1の実施の形態で説明したとおり、音声S1a−i,音声S2−iの視聴位置Uにおける音圧は計算できるので、この計算結果に基づいてゲイン調整回路213−iのゲインを調整することができる。
指向性スピーカ装置12のアンプ214−iは、ゲイン調整回路213−iから出力された音声信号を増幅してスピーカ215−iを駆動する。
以上のようにして、第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。また、一般に逆位相を用いた音の打消しを行うと視聴者に不快感を与えることがあるが、指向性スピーカ装置11,12にアレースピーカを用いると、アレースピーカにより多様な位相の音が重畳された状態となるため、逆位相を用いた音の打消しを行っても視聴者が不快感を感じることがないという効果がある。
本実施の形態により、指向性を補正した例を図7、図8に示す。図7、図8はXY平面について単一周波数(ここでは500Hz)の音圧レベルの等高線を示しており、ここではX軸0cm、Y軸300〜400cmあたりが視聴位置である。図7は指向性スピーカ装置11の1個のスピーカ114で前方にビームを出力した指向性を示しており、図8は指向性スピーカ装置12の1個のスピーカ215でスピーカ114の音を減衰させた結果を示している。図8によれば、視聴位置で音圧エネルギーが減少していることが分かる。
[第3の実施の形態]
次に、本発明の第3の実施の形態について説明する。第1、第2の実施の形態では1チャンネルあたり2台の指向性スピーカ装置が必要なので、2チャンネルのシステムの場合は合計4台の指向性スピーカ装置が必要となる。本実施の形態は、このような2チャンネルのシステムにおいて指向性スピーカ装置を2台とする実用的な例を示す。図9は、本発明の第3の実施の形態となる指向性スピーカ制御システムの構成を示すブロック図である。本実施の形態の指向性スピーカ制御システムは、指向性スピーカ装置21と22とから構成される。図9において、3−L,3−RはそれぞれL,Rチャンネルの仮想的なリアスピーカとして機能する壁面または音響反射板である。
指向性スピーカ装置21は、リア信号SLを音声S1−Lとして壁面または音響反射板3−Lに放射する第1の指向性スピーカ装置として機能すると共に、指向性スピーカ装置22から視聴者へ直接届く音声S1a−Rを音声S2−Rによって打ち消す第2の指向性スピーカ装置として機能する。一方、指向性スピーカ装置22は、リア信号SRを音声S1−Rとして壁面または音響反射板3−Rに放射する第1の指向性スピーカ装置として機能すると共に、指向性スピーカ装置21から視聴者へ直接届く音声S1a−Lを音声S2−Lによって打ち消す第2の指向性スピーカ装置として機能する。図10は指向性スピーカ装置21,22の構成を示すブロック図である。本実施の形態では、指向性スピーカ装置21,22をアレースピーカとしている。
指向性スピーカ装置21は、入力されたリア信号SLに対して実現したい指向性に対応する遅延時間を付加する遅延回路121と、遅延回路121の出力信号のゲインを所望のレベルに調整するゲイン調整回路122(122−1〜122−n)と、入力されたリア信号SRの位相を反転させる反転回路123と、指向性スピーカ装置21から放射される第2の音声S2−Rが視聴位置Uに向かい、かつ指向性スピーカ装置22から視聴位置Uへ直接放射される第1の音声S1a−Rが第2の音声S2−Rによって相殺されるように反転回路123の出力信号に遅延時間を付加する遅延回路124と、第1の音声S1a−Rが第2の音声S2−Rによって相殺されるように遅延回路124の出力信号のゲインを調整するゲイン調整回路125(125−1〜125−n)と、ゲイン調整回路122と125の出力信号を加算する加算器126(126−1〜126−n)と、加算器126の出力信号を増幅するアンプ127(127−1〜127−n)と、アンプ127によって駆動されるスピーカ128(128−1〜128−n)とを有する。
指向性スピーカ装置22は、リア信号SRに対して実現したい指向性に対応する遅延時間を付加する遅延回路221と、遅延回路221の出力信号のゲインを所望のレベルに調整するゲイン調整回路222(222−1〜222−n)と、リア信号SLの位相を反転させる反転回路223と、指向性スピーカ装置22から放射される第2の音声S2−Lが視聴位置Uに向かい、かつ指向性スピーカ装置21から視聴位置Uへ直接放射される第1の音声S1a−Lが第2の音声S2−Lによって相殺されるように反転回路223の出力信号に遅延時間を付加する遅延回路224と、第1の音声S1a−Lが第2の音声S2−Lによって相殺されるように遅延回路224の出力信号のゲインを調整するゲイン調整回路225(225−1〜225−n)と、ゲイン調整回路222と225の出力信号を加算する加算器226(226−1〜226−n)と、加算器226の出力信号を増幅するアンプ227(227−1〜227−n)と、アンプ227によって駆動されるスピーカ228(228−1〜228−n)とを有する。
リア信号SLを遅延させてゲイン調整する遅延回路121とゲイン調整回路122の動作、およびリア信号SRを遅延させてゲイン調整する遅延回路221とゲイン調整回路222の動作は、第2の実施の形態の遅延回路111とゲイン調整回路112の動作と同様である。
一方、リア信号SRを位相反転した後に遅延させてゲイン調整する反転回路123と遅延回路124とゲイン回路125の動作、およびリア信号SLを位相反転した後に遅延させてゲイン調整する反転回路223と遅延回路224とゲイン回路225の動作は、第2の実施の形態の反転回路211と遅延回路212とゲイン調整回路213の動作と同様である。
スピーカ128−i(i=1,2,・・・・n)に供給される位相反転したリア信号SRに対して遅延回路124が付加する遅延時間は、スピーカ128−iから放射される音声S2−Rが視聴位置Uに向かい、かつ指向性スピーカ装置22のスピーカ228−iから視聴位置Uへ直接放射される音声S1a−Rが音声S2−Rによって相殺されるように、予め調整されている。
同様に、スピーカ228−iに供給される位相反転したリア信号SLに対して遅延回路224が付加する遅延時間は、スピーカ228−iから放射される音声S2−Lが視聴位置Uに向かい、かつ指向性スピーカ装置21のスピーカ128−iから視聴位置Uへ直接放射される音声S1a−Lが音声S2−Lによって相殺されるように、予め調整されている。遅延回路124と224の遅延時間の調整方法は第2の実施の形態で説明したとおりである。
次に、加算器126−iは、ゲイン調整回路122−iから出力されたリア信号SLとこれに対応するゲイン調整回路125−iから出力された位相反転したリア信号SRとを加算し、同様に、加算器226−iは、ゲイン調整回路222−iから出力されたリア信号SRとこれに対応するゲイン調整回路225−iから出力された位相反転したリア信号SLとを加算する。
アンプ127−iは、加算器126−iから出力された音声信号を増幅してスピーカ128−iを駆動し、アンプ227−iは、加算器226−iから出力された音声信号を増幅してスピーカ228−iを駆動する。
こうして、2チャンネルのシステムにおいても、第2の実施の形態と同様の効果を得ることができる。また、アレースピーカは2つ以上の異なる音声信号を異なる指向性で同時に出力することができるので、アレースピーカを用いると、2チャンネルのシステムにおいて指向性スピーカ装置の台数を2台にすることができる。
[第4の実施の形態]
第3の実施の形態では、指向性スピーカ装置21と22とを独立した2台のスピーカ装置としたが、1台のアレースピーカを分割して指向性スピーカ装置21と22とを実現してもよい。1台のアレースピーカを分割して指向性を補正した例を図11、図12に示す。図11、図12はXY平面について単一周波数(ここでは500Hz)の音圧レベルの等高線を示しており、ここではX軸0cm、Y軸300〜400cmあたりが視聴位置である。図11はアレースピーカの一部分で構成した指向性スピーカ装置21の1個のスピーカ128で前方にビームを出力した指向性を示しており、図12はアレースピーカの残りの部分で構成した指向性スピーカ装置22の1個のスピーカ228でスピーカ128の音を減衰させた結果を示している。1台のアレースピーカを分割して使用すると、指向性スピーカ装置21と22とを接近させることができるので、X軸0cm付近の減衰効果を高めることができる。
[第5の実施の形態]
第1〜第4の実施の形態のように逆位相を用いた音の打消しを行う方式は、例えば主要な音声帯域である1kHzの波長が30cm程度であることからわかるように、制御できる空間領域は非常に狭い。1KHzでは、位置が15cmずれただけで、位相が反転してしまい、減衰させるはずの音声を増幅させてしまうといったことが起こる。
しかしながら、元々指向性スピーカは、高周波の音ほど容易に強い指向性を持たせ細いビームとすることができ、低周波の音ほど指向性が広がり易いという特性がある。このため、第1の指向性スピーカ装置から放射される高周波の音響ビームはあまり弱まることなく壁面または音響反射板に達するうえ、直接音として視聴者に届くエネルギーが小さいので、高周波については良好な後方定位が得られる。一方、低周波の音はあまりビーム化せずに広がるため、壁面または音響反射板に届くエネルギーが弱くなり、直接音のエネルギーの方が強くなりがちである。つまり、前方定位となってしまうのは中低域周波数が原因となる可能性が高い。したがって、第2の指向性スピーカ装置による減衰制御の対象を低周波のみに限定するのは効果的である。
図13は、本発明の第5の実施の形態となる指向性スピーカ制御システムの指向性スピーカ装置の構成を示すブロック図であり、図2と同一の構成には同一の符号を付してある。図13は、第1の実施の形態の指向性スピーカ装置2に、例えば数百Hz以下の低周波の音声信号のみを通すローパスフィルタ206を追加したものである。ローパスフィルタ206は、位相回転が起こらないように構成する必要があるので、ディジタルのFIRフィルタとする。
こうして、本実施の形態では、第2の指向性スピーカ装置2による減衰制御の対象を低周波の音声のみに限定するようにしたので、第1の指向性スピーカ装置1から視聴位置に直接放射される第1の音声を効果的に減衰させることができ、かつ視聴位置において減衰するはずの音声(主として高周波の音)が意図に反して大きくなってしまうといった問題を回避することができる。
なお、本実施の形態の構成を第2の実施の形態に適用するには、図4の指向性スピーカ装置12において遅延回路212より前の位置(例えば反転回路211と遅延回路212との間)にローパスフィルタを追加すればよく、また第3の実施の形態および第4の実施の形態に適用するには、図10の指向性スピーカ装置21,22において遅延回路124,224より前の位置(例えば反転回路123,223と遅延回路124,224との間)にローパスフィルタを追加すればよい。
本発明は、指向性スピーカから放射した音声を壁面または反射板で反射させて仮想的なスピーカをつくり出すサラウンドシステムに適用することができる。
本発明の第1の実施の形態となる指向性スピーカ制御システムの構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態における指向性スピーカ装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第2の実施の形態となる指向性スピーカ制御システムの構成を示すブロック図である。 本発明の第2の実施の形態における指向性スピーカ装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第2の実施の形態における指向性スピーカ装置の指向性制御について説明するための図である。 本発明の第2の実施の形態における第1の指向性スピーカ装置の指向性の1例を示す図である。 本発明の第2の実施の形態における第1の指向性スピーカ装置の指向性の他の例を示す図である。 本発明の第2の実施の形態において第1の指向性スピーカ装置の指向性を補正した結果を示す図である。 本発明の第3の実施の形態となる指向性スピーカ制御システムの構成を示すブロック図である。 本発明の第3の実施の形態における指向性スピーカ装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第4の実施の形態における第1の指向性スピーカ装置の指向性の1例を示す図である。 本発明の第4の実施の形態において第1の指向性スピーカ装置の指向性を補正した結果を示す図である。 本発明の第5の実施の形態となる指向性スピーカ制御システムの指向性スピーカ装置の構成を示すブロック図である。 デジタルサラウンドシステムにおけるスピーカ配置の1例を示す平面図である。 リアスピーカを視聴位置の前方に配置したサラウンドシステムにおけるスピーカ配置を示す平面図である。 視聴位置後方の壁面を音響反射板として使用するサラウンドシステムにおけるスピーカ配置を示す平面図である。
符号の説明
1、2、11、12、21、22…指向性スピーカ装置、3…壁面または音響反射板、101、112、122、125、203、213…ゲイン調整回路、102、113、127、204、214、227…アンプ、103、114、127、205、215、227…スピーカ、123、201、211、223…反転回路、104、111、121、124、202、212、221、224…遅延回路。

Claims (2)

  1. 指向性の鋭い指向性スピーカ装置から放射した音声を壁面または反射板で反射させて仮想的なスピーカをつくり出す指向性スピーカ制御システムにおいて、
    前記壁面または反射板に第1の音声を放射する第1の指向性スピーカ装置と、
    前記第1の音声のうち視聴位置に直接放射される音声に対して前記視聴位置で逆位相となる第2の音声を放射する第2の指向性スピーカ装置とを有し、
    1台のアレースピーカ装置を分割して前記第1の指向性スピーカ装置と前記第2の指向性スピーカ装置とを構成し、
    前記第2の音声により前記第1の指向性スピーカ装置の指向性を補正することを特徴とする指向性スピーカ制御システム。
  2. 指向性の鋭い指向性スピーカ装置から放射した音声を壁面または反射板で反射させて仮想的なスピーカをつくり出す指向性スピーカ制御システムにおいて、
    前記壁面または反射板に第1の音声を放射する第1の指向性スピーカ装置と、
    前記第1の音声のうち視聴位置に直接放射される音声に対して前記視聴位置で逆位相となる第2の音声を放射する第2の指向性スピーカ装置とを有し、
    前記第2の指向性スピーカ装置は、低周波の音声のみを前記第2の音声として放射する手段を備え、
    前記第2の音声により前記第1の指向性スピーカ装置の指向性を補正することを特徴とする指向性スピーカ制御システム
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