JP3722197B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、帯電ローラ等の回転可能な帯電部材を回転可能な感光体に接触させてこの感光体を回転しながら帯電し、帯電した感光体上に静電潜像を形成することで画像を形成する画像形成装置の技術分野に属し、特に、帯電部材に対して離接可能に設けられた清掃部材を、この帯電部材に当接させることで帯電部材に付着したトナー等の異物を除去するようになっている画像形成装置の技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】
静電複写機やプリンタ等の画像形成装置は感光体を帯電する帯電装置を備えており、この帯電装置として、従来、コロナ帯電が広く利用されている。しかし、このコロナ帯電はオゾンや窒素酸化物が発生して感光体などの表面に付着するので、画像欠陥を起こすという問題がある。
【0003】
そこで、帯電装置として、電圧を印加した例えばウレタンゴム等からなる帯電部材を感光体に接触させて感光体を帯電させるという接触帯電方式が、例えば特開昭63−149668号公報において提案されている。このような接触帯電方式の帯電によれば、前述のコロナ帯電で発生する問題が解消される。
【0004】
しかしながら、接触帯電方式は帯電部材が感光体に接触していることから、クリーニング装置からすり抜けた感光体上のトナーや現像器から飛散したトナー等の異物が帯電部材の表面に付着してしまう。このため、感光体の帯電不良が引き起こされ、画像劣化が発生してしまう。
【0005】
このようなことから、帯電部材の表面に付着したトナー等の異物を取り除くための清掃部材を備えた画像形成装置が、例えば特許第2853208号公報や特開平07−128954号公報等において提案されている。これらの画像形成装置の清掃部材は常時帯電部材に接触していると、帯電部材の表面が傷ついて帯電不良を起こしてしまうので帯電部材に対して離接可能に設けられている。そして、この清掃部材は帯電部材を清掃するときのみこの帯電部材に接触して帯電部材を回転することで清掃を行い、帯電部材を清掃しないときには帯電部材から離間された状態に設定されるようになっている。その場合、帯電部材の清掃は一般的に定期的に行われるようになっており、したがって清掃部材の離接動作も定期的に行われている。この清掃部材を備えた画像形成装置によれば、帯電部材の表面が清掃され、感光体の帯電が良好になる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、清掃部材による帯電部材の清掃が繰り返されることにより、清掃部材に、帯電部材から除去されたトナー等の異物が付着蓄積されるようになる。
【0007】
一方、近年画像形成装置の高速化がますます求められており、前述のような清掃部材が帯電部材に離接可能に設けられた画像形成装置においてもこの高速化が求められている。この高速化に対応するために、清掃動作中は帯電部材を回転させて清掃動作を迅速に行うことが考えられる。従来、この帯電部材の回転は、画像形成動作時に感光体を帯電することから、この感光体の回転に関係して設定されているが、画像形成装置の高速化にともなって、感光体および帯電部材の回転速度がともに増加している。
【0008】
しかしながら、このように増加した回転速度で回転する帯電部材に対して、清掃部材を当接あるいは離間させた場合、その当接の瞬間あるいは離間の瞬間に、清掃部材が帯電部材の回転で比較的強い力で叩かれるようになる。このため、清掃部材に付着蓄積した異物が飛散し、飛散した異物により、プロセスカートリッジあるいは画像形成装置本体内が汚染されてしまい、その結果画質の劣化を招いてしまうという問題がある。
【0009】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、その目的は、帯電部材の清掃動作を迅速に行うようにしながら、しかも、帯電部材に対する清掃部材の当接時および離間時に、清掃部材に付着蓄積した異物の飛散を少なくすることのできる画像形成装置を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
この課題を解決するために、請求項1の発明は、回転可能に設けられかつ静電潜像が形成される感光体と、この感光体に接触して回転しながら感光体を帯電する帯電部材と、前記帯電部材を回転させる帯電部材のモータと、この帯電部材に対して離接可能に設けられて前記帯電部材を清掃する清掃部材と、前記清掃部材を前記帯電部材に対して離接させるべく移動させる駆動手段とを少なくとも備えている画像形成装置において、前記帯電部材のモータおよび前記清掃部材の駆動手段を制御する制御手段を備え、前記制御手段が、前記帯電部材の清掃動作中は前記帯電部材を回転させるとともに、前記清掃部材が前記帯電部材に当接する当接時点を含む当接直前から当接直後の間および/または前記清掃部材が前記帯電部材から離間する離間時点を含む離間直前から離間直後の間のみは、前記帯電部材を前記画像形成装置の画像形成動作時での前記帯電部材の回転速度より低速で回転させ、かつそれ以外の清掃動作中では前記帯電部材をこの低速の速度よりも高い速度で回転させるように、前記帯電部材のモータの回転を制御する制御手段であることを特徴としている。
また、請求項2の発明は、前記制御手段が、清掃開始の前記清掃部材の駆動手段を駆動開始するときに、前記帯電部材のモータも駆動する制御手段であることを特徴としている。
【0011】
【作用】
このように構成された本発明の画像形成装置においては、制御手段により、清掃動作中は帯電部材が回転され、その場合、清掃部材が帯電部材に当接する当接時点を含む当接直前から当接直後の間および/または清掃部材が帯電部材から離間する離間時点を含む離間直前から離間直後の間のみでは、帯電部材が画像形成装置の画像形成動作時での帯電部材の回転速度より低速で回転され、かつそれ以外の清掃動作中では帯電部材がこの低速の速度よりも高い速度で回転されるように、清掃動作での帯電部材の回転が制御される。
【0012】
したがって、清掃動作中は帯電部材が回転されるので、帯電部材の清掃動作が迅速に行われるようになる。また、このように清掃動作中に帯電部材が回転されても、清掃部材が帯電部材に当接する当接時点を含む当接直前から当接直後の間および/または清掃部材が帯電部材から離間する離間時点を含む離間直前から離間直後の間のみでは、帯電部材が画像形成装置の画像形成動作時での帯電部材の回転速度より低速で回転するので、帯電部材に対する清掃部材の当接時点や離間時点に、清掃部材は帯電部材から強く叩かれることがなくなる。これにより、清掃部材の当接時点や離間時点に、清掃部材に付着蓄積した異物の飛散が少なくなり、プロセスカ−トリッジあるいは画像形成装置内の汚染が抑制されるようになる。一方、清掃部材が帯電部材に当接する当接時点を含む当接直前から当接直後の間および/または清掃部材が帯電部材から離間する離間時点を含む離間直前から離間直後の間以外の清掃動作中では、帯電部材が前述の低速より高い速度で回転するので、清掃動作が更に一層迅速化される。こうして、本発明の画像形成装置においては、清掃部材の当接時点や離間時点における清掃部材の異物の飛散が少なくされてプロセスカ−トリッジあるいは画像形成装置内の汚染が抑制されながら、今後ますます求められる画像形成装置の高速化に確実にかつ柔軟に対応することが可能となる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、図面を用いて、本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明の画像形成装置の実施の形態の一例が適用されたフルカラ−の中間転写型の画像形成装置を模式的に示す図である。
【0014】
図1に示すように、この例の画像形成装置1は、感光体(以下、OPCともいう)2、帯電装置3、露光装置4、現像装置5、中間転写装置6、およびクリーニング装置7を備えているとともに、図示しないが中間転写装置6の転写ベルト6aに転写された中間転写画像を転写紙等の転写材に転写する転写装置および転写材に転写された転写画像を定着する定着装置を備えている。
帯電装置3、露光装置4、現像装置5、中間転写装置6、およびクリーニング装置7は、従来の画像形成装置と同様にOPC2の周囲にこれらの順に図において時計回りに配設されている。
【0015】
図1および図2(a),(b)に示すように、帯電装置3は、OPC2に接触してこのOPC2を帯電するためにハウジング8に回転可能に支持された帯電ローラ等の帯電部材9、帯電部材9に対して離接可能に設けられ、この帯電部材9の表面を清掃するための清掃部材10、清掃部材10を保持し、この清掃部材10を帯電部材3に対して離接させるように作動する保持部材11、保持部材11の、清掃部材10を保持する側と反対側の面に設けられたV字状ばねからなる弾性部材12を備えている。この弾性部材12は、そのV字状ばねの1辺が保持部材11に固定されているとともに、V字状ばねの他の1辺が自由状態にされている。
【0016】
なお、図1には清掃部材10を帯電部材へ押圧する弾性部材12をコイルばねのように記載されているが、これは単に模式的に記載するために図1にはこのように記載しただけであり、この例の画像形成装置1では、図2(a),(b)に示すように弾性部材12はV字状ばねが用いられている。もちろん、本発明では、弾性部材12にコイルばねを用いることができることは言うまでもない。
【0017】
ハウジング8には、清掃部材10が帯電部材9から離間した状態において、V字状ばねの弾性部材12を自由状態つまり無負荷状態にするための凹部からなる無負荷状態設定手段13が設けられている。この無負荷状態設定手段13の凹部の右側面13aは右下がりの傾斜面となっており、この傾斜面の傾斜角は、自由状態のV字状ばねの他の1辺の傾斜角とほぼ同じに設定されている。
【0018】
また、ハウジング8には、無負荷状態設定手段13の凹部に隣接して大きな凹部14が形成されているとともに、この凹部14の左側壁14aを形成するハウジング8の部分の下端には、長手方向に突出する突出部8aが形成されている。一方、保持部材11にはハウジング8の凹部14内に突出する突出部11aが突設されている。ハウジング8の突出部8aに対向するこの突出部11aの左側面11bは右下がりの傾斜面とされており、この傾斜面の傾斜角は無負荷状態設定手段13の凹部の右側面13aの傾斜角とほぼ同じに設定されている。更に、保持部材11の図2(a),(b)において左端側には、連結用突出ピン11cが突設されている。この連結用突出ピン11cには、後述するように駆動手段15の移動部材21が連結されるようになっている。
【0019】
そして、保持部材11は図2(a)に示すように清掃部材10を帯電部材9から離間させた離間位置と図2(b)に示すように清掃部材10を帯電部材9に所定の押圧力で当接させた当接位置との間で移動可能となっている。
更に図3に示すように、帯電装置3は、清掃部材10を帯電部材9に対して当接または離間するために、保持部材11を図2(a),(b)において左右方向に移動させる駆動手段15を備えている。
【0020】
この駆動手段15は、ハウジング16内に収容されたモータ17と、このモータ17の回転軸17aに取り付けられた第1ギア18と、ハウジング16内に回転可能に設けられた駆動力伝達軸19と、この駆動力伝達軸19の図において左端に第1ギア18と噛合するように取り付けられ、第1ギア18より大径の第2ギア20と、駆動力伝達軸19の第2ギア20と反対側に設けられた雄ねじ部21と、およびハウジング16に回転不能にかつ軸方向に移動可能に、このハウジング16を貫通して設けられ、雄ねじ部21に螺合された雌ねじ部22aを有するとともに保持部材11の連結用突出ピン11cが連結される連結部22bを有し、更に軸方向にばね力を受けるばね力受け部22cとを有する移動部材22と、ハウジング16に固定され、移動部材22のばね力受け部22cにばね力を軸方向に作用させる、一対のばね力作用部23a,23bを有するほぼU字形状の板ばね23とを備えている。
【0021】
移動部材22の連結部22bは二股状に形成されており、この二股の間に保持部材11の連結用突出ピン11cが上下方向に相対移動可能に挿入され、これにより、連結部22bと連結用突出ピン11cとが軸方向には一体的に移動可能にかつ上下方向に相対移動可能に連結されている。
【0022】
また、移動部材22は、図3に点線で示すようにその左動により雄ねじ部21と雌ねじ部22aとの螺合が解除されてそれ以上左動しない左限位置と、同じく図3に点線で示すようにその右動により雄ねじ部21と雌ねじ部22aとの螺合が解除されてそれ以上右動しない右限位置とが設定されていて、これらの左右限位置の間で移動するようにされている。そして、移動部材21が左限位置にあるときは、清掃部材10は図2(a)に示す帯電部材9から離間した離間位置となり、また、移動部材21が右限位置にあるときは、清掃部材10は図2(b)に示す帯電部材9から当接した当接位置となるように設定されている。
【0023】
更に、移動部材22の左限位置のときのばね力受け部22cの左端22c1と、移動部材22の右限位置のときのばね力受け部22cの右端22c2との間の距離をXとすると、板ばね23の自由状態における一対のばね力作用部23a,23b間の間隙Yは、この距離Xより小さく設定されている(X>Y)。移動部材22が左動していくと、ばね力受け部22cの左端22c1が板ばね23の一方のばね力作用部23aに当接してこのばね力作用部23aを弾性的に撓ませるようになっている。また、同様に移動部材22が右動していくと、ばね力受け部22cの右端22c2が板ばね23の他方のばね力作用部23bに当接してこのばね力作用部23bを弾性的に撓ませるようになっている。
【0024】
そして、移動部材22の左限位置では、板ばね23の一方のばね力作用部23aが弾性的に最大に撓み、移動部材22がばね力作用部23aのばね力によって矢印で示すように軸方向に右向きに最大に付勢されるようになっている。また、移動部材22の右限位置では、板ばね23の他方のばね力作用部23bが弾性的に最大に撓み、移動部材22がばね力作用部23bのばね力によって矢印で示すように軸方向に左向きに最大に付勢されるようになっている。
【0025】
更に、この例の画像形成装置1においては、清掃動作時での帯電部材9の回転の周速度が、画像形成動作時での帯電部材9の回転の周速度より小さく設定されている。例えば、画像形成動作時での帯電部材9の周速度が180mm/secに設定されているとき、清掃動作時での帯電部材9の周速度は45mm/secに設定される。なお、本発明は、帯電部材9のこれらの周速度値に限定されるものでないことは言うまでもない。
【0026】
この帯電部材9の周速度制御のために、図4に示すように、清掃部材10のモータ17および帯電部材9のモータ24が、ともに画像形成装置1の中央処理装置(CPU)25に接続されている。そして、CPU25は、帯電部材9の清掃動作のためのシーケンス制御を開始する際、つまり、清掃部材10を離間位置から当接位置に移動するためにモータ17を駆動開始するときに、同時に帯電部材9のモータ24も駆動するようになっている。その場合、CPU25は、この帯電部材9の清掃動作時での帯電部材9の回転の周速度が、画像形成動作時での帯電部材9の回転の周速度より小さくなるようにモータ24の回転速度を制御するようになっている。
【0027】
なお、雄ねじ部20を移動部材21側に設け、雌ねじ部21aを駆動力伝達軸18側に設けることもできる。
【0028】
また、この帯電装置3は、前述の特許第2853208号公報に開示されているような、感光体2が収容された1つのプロセスカートリッジを用いた画像形成装置1においてはこのプロセスカートリッジに設け、また、特開平07−128954号公報に開示されているような、清掃部材10が画像形成装置本体に設けられている画像形成装置1においてはこの画像形成装置本体に一緒に設けるようにする。
更に、駆動手段15のハウジング16は、帯電装置3のハウジング8を兼用することもできる。
【0029】
現像装置5は、従来のフルカラーの画像形成装置の現像器と同様に、イエロー、マゼンタ、シアン、および黒の各現像器26,27,28,29を備えており、これらの各現像器26,27,28,29はOPC2の外周に沿って配設されている。その場合、各色の現像器26,27,28,29の配設順序は、前述の順序に限定されることなく任意に設定される。なお、以下の説明では、説明の便宜上、前述の色の順序、つまり、イエロー、マゼンタ、シアン、および黒の順で各現像器26,27,28,29が配設されているものとする。
【0030】
クリーニング装置7も、従来のフルカラーの画像形成装置と同様にクリーナハウジング30およびクリーニングブレード31を備えている。その場合、クリーナハウジング30は、図示のように帯電装置3のハウジング8と一体に形成されている。なお、クリーナハウジング30はハウジング8と別体に形成することもできる。
【0031】
このように構成された例の画像形成装置1の作動について説明する。
まず、通常時は移動部材22が左限位置に設定され、図2(a)に示すように保持部材11の上面11dがハウジング8の下面8bに当接されており、清掃部材10は離間位置に設定されて帯電部材9から離間している。このとき、ばね力作用部23aが撓んでいて、そのばね力により移動部材22は軸方向右向きに付勢されている。
【0032】
この状態で画像形成にあたり画像形成装置1を作動させると、従来の一般的な画像形成装置と同様にCPU25によって帯電部材9およびOPC2が回転され、帯電部材9でOPC2の表面が帯電された後、露光装置4で画像がOPC2上の帯電された部分に静電潜像として露光される。そして、このOPC2上の静電潜像がイエロー、マゼンタ、シアン、および黒の各現像器26,27,28,29で順に現像されて可視像化され、更に、OPC2上の現像画像が中間転写装置6を介して転写装置に送られ、この転写装置で色合わせを行い転写材に転写された後、定着装置で定着することにより、転写材上に所望の画像が得られるようになる。
【0033】
そして、現像画像が転写材に転写された後、OPC2上に残留する残余トナーはクリーニング装置7のクリーニングブレード31によって除去され、クリーナハウジング30に収容される。こうして、画像形成装置1により、画像形成が終了し、OPC2が除電された後、次の画像形成のため、OPC2が帯電部材9によって再び帯電され、以下同様の画像形成動作が行われる。
【0034】
ところで、転写後、OPC2上に残留する残余トナーはクリーニングブレード31によってOPC2から除去されてクリーナハウジング30に収容されるようになっているが、その一部は除去されずに、クリーニングブレード31をすり抜けて帯電部材9の方へ移動し、この帯電部材9に付着するようになる。また、所定期間画像形成が行われている間に現像器から飛散したトナーも帯電部材9に付着する場合や、感光体2周辺の飛び散っているちりやほこりが帯電部材9に付着する場合がある。このため、この例の画像形成装置1では、帯電部材9に付着した異物を清掃部材10で定期的に除去するようにしている。
【0035】
この清掃動作はシーケンス制御で行われるが、CPU25は、まず、移動部材22が左限位置から右限位置の方へ移動するように駆動手段15のモータ17を駆動すると同時に、帯電部材9のモータ24を駆動する。このときの帯電部材9の周速度は、前述の画像形成動作時での帯電部材9の周速度より小さく設定されるので、帯電部材9は画像形成時に比べてゆっくりと回転する。
【0036】
モータ17の駆動により、第1および第2ギア18,20を介して駆動力伝達軸19および雄ねじ部21がともに回転する。雄ねじ部21が回転すると、移動部材22が板ばね23のばね力作用部23aのばね力により軸方向右向きに付勢されているので、移動部材22の雌ねじ部22aが雄ねじ部21に螺合開始する。雌ねじ部22aと雄ねじ部21との螺合により、雌ねじ部22aが雄ねじ部21に対して相対的に右動するので、移動部材22は右限位置に向けて軸方向に右動し、移動部材22に連結されている保持部材11も軸方向に右動するようになる。この保持部材11の右動により、図2(a)において、すぐに弾性部材12のV字状ばねの他の1辺が無負荷状態設定手段13の凹部の右側面13aに当接する。更に、保持部材11が右動すると、弾性部材12のV字状ばねの他の1辺が右側面13aに沿って下動するので、保持部材11および清掃部材10が下動し、清掃部材10は帯電部材9に斜め方向から接近するようになる。
【0037】
移動部材22の右動により、ばね力受け部22cの左端22c1が一方のばね力作用部23aから離れ、その後、ばね力受け部22cの右端22c2が他方のばね力作用部23bに当接する。これにより、一方のばね力作用部23aが自由状態に復帰するとともに、他方のばね力作用部23bが弾性的に撓み、移動部材22がばね力作用部23bのばね力により軸方向左向きに付勢されようになる。
【0038】
ばね力受け部22cの右端22c2のばね力作用部23bへの当接に相前後して、清掃部材10が帯電部材9に当接する。このとき、帯電部材9が周速度が比較的小さくゆっくり低速回転しているので、帯電部材9が清掃部材10を叩く力が小さく、清掃部材10に付着蓄積したトナー等の異物の飛散は少ない。
【0039】
清掃部材10が帯電部材9の当接した直後の状態では、弾性部材12がまだ無負荷状態となっているので、清掃部材10の帯電部材9への押圧力は生じていない。また、図2(a)に示す離間位置からの保持部材11の移動時は、保持部材11の突出部11aの左側面11bがハウジング8の突出部8aの先端に常時当接した状態で保持部材11が移動するようになる。
【0040】
保持部材11が更に右動すると、突出部11aの左側面11bが突出部8aの先端から離間するとともに、弾性部材12のV字状ばねが次第にハウジング8の下面8bに位置するようになる。すると、V字状ばねがハウジング8から負荷を加えられて圧縮されるので、V字状ばねはばね力を発生する。このV字状ばねのばね力つまり弾性部材12の弾性力により、清掃部材10は帯電部材9に押圧される。そして、保持部材11が右動するにつれて、弾性部材12の負荷が大きくなるので弾性部材12の発生する弾性力も大きくなり、清掃部材10の帯電部材9への押圧力も大きくなる。
【0041】
清掃部材10が帯電部材9に当接した後、移動部材22が更に所定量右動すると、その雌ねじ部22aが雄ねじ部21から外れ、移動部材22は右限位置になる。移動部材22の右限位置では、清掃部材10は図2(b)に示す当接位置に設定される。この状態では、清掃部材10の帯電部材9への押圧力が最大となり、所定の清掃能力を得るために十分な押圧力となる。
【0042】
このようにして、清掃部材10が当接位置に設定されると、モータ17の駆動が停止されるが、帯電部材9の回転により、前述のような、クリーニングブレード31をすり抜けて帯電部材9に付着蓄積した異物、所定期間画像形成が行われている間に現像器から飛散して帯電部材9に付着蓄積した異物、および感光体2周辺に飛び散って帯電部材9に付着蓄積したちりやほこり等の異物は、清掃部材10によって除去される。清掃部材10によって除去された異物はクリーナハウジング30内に収容されるか、クリーナハウジング30とは別に収容部を設けた場合はその収容部に収容される。
【0043】
そして、清掃部材10が当接位置に所定時間設定されると、CPU25は、駆動手段15のモータ17を前述とは逆方向に駆動し、雄ねじ部21が逆回転する。このとき、移動部材22がばね力作用部23bのばね力により軸方向左向きに付勢されているので、移動部材22の雌ねじ部22aが雄ねじ部21に螺合開始する。雌ねじ部22aと雄ねじ部21との螺合により、雌ねじ部22aが雄ねじ部21に対して相対的に左動するので、移動部材22は左限位置に向けて軸方向に左動し、移動部材22に連結されている保持部材11も軸方向に左動するようになる。
【0044】
すると、ハウジング8によって加えられた弾性部材12の負荷が次第に小さくなり、弾性部材12のほとんどが無負荷状態設定手段13の凹部内に位置するようになると、弾性部材12はハウジング8から負荷を加えられなくなり、無負荷状態となる。この状態では、清掃部材10の帯電部材9への押圧力も消滅する。また、保持部材11の突出部11aの左側面11bがハウジング8の突出部8aの先端に当接するようになる。保持部材11が更に左方へ移動すると、突出部11aの左側面11bが突出部8aの先端に当接しているため、この左側面11bの傾斜面に沿って保持部材11が左斜め上方へ移動するようになる。このため、清掃部材12は帯電部材9から離間する。このとき、帯電部材9が周速度が比較的小さくゆっくり低速回転しているので、当接時と同様に帯電部材9が清掃部材10を叩く力が小さく、清掃部材10に付着蓄積したトナー等の異物の飛散は少ない。また、この清掃部材10の離間時には、帯電部材9が低速で回転していることにより、帯電部材9に離間筋がほとんど発生しない。
【0045】
清掃部材10の帯電部材9からの離間に相前後して、ばね力受け部22cの右端22c2がばね力作用部23bから離れ、その後、ばね力受け部22cの左端22c1が一方のばね力作用部23aに当接する。これにより、他方のばね力作用部23bが自由状態に復帰するとともに、一方のばね力作用部23aが弾性的に撓み、移動部材22がばね力作用部23aのばね力により軸方向右向きに付勢されようになる。
【0046】
そして、移動部材22が更に左動すると、その雌ねじ部22aが雄ねじ部21から外れ、移動部材22は再び左限位置になり、モータ17が停止する。移動部材22の左限位置では、清掃部材10は図2(a)に示す離間位置に設定される。こうして帯電部材9の清掃動作のための一連のシーケンス制御が実施されることにより清掃工程が終了する。
【0047】
このように、この例の画像形成装置1によれば、帯電部材9をその清掃動作の開始時から回転させているので、迅速に清掃を行うことができるようになる。また、このように清掃動作中に帯電部材9を常時回転させても、帯電部材9は低速で回転しているので、帯電部材9に対する清掃部材10の当接および離間時に、清掃部材10に付着蓄積した異物の飛散を少なくすることができる。これにより、プロセスカ−トリッジあるいは画像形成装置内の汚染を抑制でき、画質の劣化を防止することができる。こうして、この例の画像形成装置1によれば、今後ますます求められる画像形成装置1の高速化に確実にかつ柔軟に対応することが可能となる。
【0048】
なお、前述の例では、清掃動作中は、帯電部材9を常時低速で回転するようにしているが、本発明は、清掃部材10が帯電部材9に当接する当接時点を含む当接直前から当接直後の間および/または清掃部材10が帯電部材9から離間する離間時点を含む離間直前から離間直後の間のみは、帯電部材9を前述のように低速で回転させ、それ以外ではこのときの速度よりも高い速度で回転させるようにすることもできる。このようにすれば、清掃動作の更なる迅速化が可能となる。
【0049】
なお、前述の例では、清掃部材10を帯電部材9に対して軸方向と径方向との斜めに移動させて離設させているが、清掃部材10を帯電部材9に対して単に径方向のみに移動させて離設させるようにすることもできる。また、清掃部材10の離接動作を行う機構は図2に示す機構に限定されなく、清掃部材10が帯電部材9に対して離接動作を行うものであればどのようなものでもよく、また、駆動手段15も図3に示す手段に限定されなく、清掃部材10を離間位置と当接位置との間で移動できるものであればどのようなものでもよい。
【0050】
また、前述の例では、本発明をフルカラ−の中間転写型の画像形成装置に適用して説明しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、感光体を帯電する帯電部材とこの帯電部材を清掃する清掃部材とを備える画像形成装置であれば、どのような画像形成装置にも適用することができる。
【0051】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明の画像形成装置によれば、清掃動作中は帯電部材を回転するようにしているので、帯電部材の清掃動作を迅速に行うことができるようになる。
【0052】
また、その場合清掃部材が帯電部材に当接する当接時点を含む当接直前から当接直後の間および/または清掃部材が帯電部材から離間する離間時点を含む離間直前から離間直後の間では、帯電部材を画像形成装置の画像形成動作時での帯電部材の回転速度より低速で回転させているので、帯電部材に対する清掃部材の当接時点や離間時点に、清掃部材は帯電部材から強く叩かれることがなくなる。したがって、清掃部材の当接時点や離間時点に、清掃部材に付着蓄積した異物の飛散を少なくでき、プロセスカ−トリッジあるいは画像形成装置内の汚染を抑制できる。これにより、画質の劣化が防止できる。しかも、これ以外の清掃動作中では、帯電部材を前述の低速より高い速度で回転させているので、清掃動作を更に一層迅速化することができる。こうして、本発明の画像形成装置によれば、清掃部材の当接時点や離間時点における清掃部材の異物の飛散を少なくしてプロセスカ−トリッジあるいは画像形成装置内の汚染を抑制しつつ、今後ますます求められる画像形成装置の高速化に確実にかつ柔軟に対応することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の画像形成装置の実施の形態の各例が適用されたフルカラ−の中間転写型の画像形成装置を模式的に示す図である。
【図2】 図1に示す画像形成装置に用いられている帯電部材の清掃部材を示すとともにその作動を説明し、(a)は清掃部材の帯電部材からの離間状態を模式的に示す図、(b)は清掃部材が帯電部材に当接している当接状態を模式的に示す図である。
【図3】 図1に示す画像形成装置に用いられている清掃部材の駆動手段を模式的に示す図である。
【図4】 本発明の実施の形態の一例に用いられる、帯電部材の周速度制御のためのブロック図である。
【符号の説明】
1…画像形成装置、2…感光体(OPC)、3…帯電装置、5…現像装置、7…クリーニング装置、8,16…ハウジング、9…帯電部材、10…清掃部材、11…保持部材、15…駆動手段、17…駆動手段15のモータ、19…駆動力伝達軸、21…雄ねじ、22…移動部材、22a…雌ねじ部、24…帯電部材9のモータ、25…中央処理装置(CPU)

Claims (2)

  1. 回転可能に設けられかつ静電潜像が形成される感光体と、この感光体に接触して回転しながら感光体を帯電する帯電部材と、前記帯電部材を回転させる帯電部材のモータと、この帯電部材に対して離接可能に設けられて前記帯電部材を清掃する清掃部材と、前記清掃部材を前記帯電部材に対して離接させるべく移動させる駆動手段とを少なくとも備えている画像形成装置において、
    前記帯電部材のモータおよび前記清掃部材の駆動手段を制御する制御手段を備え、
    前記制御手段は、前記帯電部材の清掃動作中は前記帯電部材を回転させるとともに、前記清掃部材が前記帯電部材に当接する当接時点を含む当接直前から当接直後の間および/または前記清掃部材が前記帯電部材から離間する離間時点を含む離間直前から離間直後の間のみは、前記帯電部材を前記画像形成装置の画像形成動作時での前記帯電部材の回転速度より低速で回転させ、かつそれ以外の清掃動作中では前記帯電部材をこの低速の速度よりも高い速度で回転させるように、前記帯電部材のモータの回転を制御する制御手段であることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記制御手段は、清掃開始の前記清掃部材の駆動手段を駆動開始するときに、前記帯電部材のモータも駆動する制御手段であることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
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