JP3722043B2 - ドア用止水装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本願発明は、ドアパネルの下端縁と固定支持枠の下枠部との隙間を密閉するパッキン部材を備え、例えば、浴室ドアに用いられるドア用止水装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、特開平10−140947号公報に示される如く、浴室ドアの下方に発生する隙間をその閉動作に伴って密閉することができるドア用止水装置は知られている。該ドア用止水装置は、図15、16に示す如く、矩形状の固定支持枠1と、該固定支持枠1の矩形開口内に開閉自在に取り付けられるドアパネル2と、該ドアパネル2の下端縁と同固定支持枠1の下枠部3との隙間を密閉するパッキン部材46、47と、を備えている。この場合、一方のパッキン部材46がドアパネル2の下框に取着固定され、他方のパッキン部材47は固定支持枠1の下枠部3に取着固定されている。
【0003】
そして、該ドア用止水装置では、ドアパネル2が固定支持枠1の一方の側枠にグラビティヒンジ48を介して取着支持されることで、該ドアパネル2の閉動作に伴ってその下方に発生する隙間は密閉される。すなわち、ドアパネル2を閉じる際に、図16(a)(b)に示す如く、該ドアパネル2はグラビティヒンジ48の作用によって下降し、固定支持枠1の下枠部3と同ドアパネル2の下框との間に挟まれるパッキン部材46、47が圧縮されて弾性変形し、これにより、該両者間の水密性は実現されることになる。又、逆に、ドアパネル2を開ける際には、該ドアパネル2がグラビティヒンジ48の作用によって上昇し、圧縮されるパッキン部材46、47による摩擦抵抗は減少し、同ドアパネル2を抵抗少なく開けることができるものである。
【0004】
更に、この場合、固定支持枠1の下枠部3の上面がその両側の床面と略同一高さで連続されており、所謂、バリアフリーと称される段差の無い構造となっていて、該構造において有効なドア用止水装置となる。すなわち、近年、固定支持枠1の下枠部3の上面を高くしてその両側の床面との間に段差を設けると、該段差に足を引っ掛けてつまずいたりする恐れがあり、このようなことにならないよう浴室の出入り口では段差を解消するというバリアフリー化が望まれている。ここでは、特に、ドアパネル2の下方に発生する隙間をその閉動作に伴って密閉することのできるドア用止水装置が、同ドアパネル2の開閉動作に支障を来さないということで有効となるものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の技術にあっては、ドアパネル2の重量によってパッキン部材46、47が圧縮されるものであり、該ドアパネル2の重量によるパッキン部材46、47の弾性変形だけでは、止水性を維持確保するための密閉圧力が十分には得られないという問題があった。例えば、パッキン部材46、47の耐変形圧力が小さいと、該パッキン部材46、47は、経時変化によって変形したり、浴槽からの多量の溢水やシャワー等の水圧力によって変形したりして、水漏れが発生し易いものであった。又、前記密閉圧力を満足させるためには、ドアパネル2の重量を増大させる必要があり、この場合には、人力による同ドアパネル2の開閉動作が困難になるという問題を生じるものでもあった。
【0006】
本願発明は、上記従来の技術における問題を悉く解決するためになされたもので、その課題は、ドアパネルの下端縁と固定支持枠の下枠部との隙間に密閉圧力を負荷することで止水性の向上が図られ、しかも、該密閉圧力は同ドアパネルの閉動作に伴って容易に得られるドア用止水装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本願請求項1記載の発明に係るドア用止水装置は、矩形状の固定支持枠と、該固定支持枠の矩形開口内に開閉自在に取り付けられるドアパネルと、該ドアパネルの下端縁と同固定支持枠の下枠部との隙間を密閉するパッキン部材と、を備えたドア用止水装置において、パッキン部材を柔軟で拡縮変形自在な密閉チューブにて形成し、該密閉チューブに空気を注入して同パッキン部材を拡張変形させる動作ポンプを該パッキン部材に接続し、該動作ポンプが連動機構を介してドアパネルの閉動作に伴い圧縮されることで同密閉チューブには空気が注入されるようになし、同ドアパネルに付設される把手ハンドルの操作によって開状態とされる排気栓を同密閉チューブに具備させてなる。
【0008】
したがって、この場合、パッキン部材を柔軟で拡縮変形自在な密閉チューブにて形成し、該密閉チューブに空気を注入して同パッキン部材を拡張変形させる動作ポンプを該パッキン部材に接続しているので、該パッキン部材は同動作ポンプにより空気が注入されて拡張変形し、該パッキン部材によりドアパネルの下端縁と固定支持枠の下枠部との隙間には十分な密閉圧力が負荷されて、高密閉圧力による止水性向上が図られる。
【0009】
しかも、動作ポンプが連動機構を介してドアパネルの閉動作に伴い圧縮されることで密閉チューブには空気が注入されるようになしているので、同ドアパネルの閉動作に伴ってパッキン部材は拡張変形し、該パッキン部材により前記密閉圧力が容易に得られる。又、ドアパネルに付設される把手ハンドルの操作によって開状態とされる排気栓を密閉チューブに具備させているので、ドアパネルを開ける際に、該把手ハンドルを操作することにより排気栓を開状態として密閉チューブから空気を抜き、これによって、前記密閉圧力は簡単に解除され、同ドアパネルを抵抗少なくスムーズに開けることができる。
【0010】
また、このドア用止水装置において、ドアパネルの下框部にパッキン部材となる密閉チューブを付設し、動作ポンプを同ドアパネルの縦框部に内蔵させている
【0011】
したがって、この場合は特に、ドアパネルの下框部にパッキン部材となる密閉チューブを付設しているので、該パッキン部材は同ドアパネルと共に移動して固定支持枠の下枠部上で邪魔になるものでなく、該下枠部の上面における段差の発生が防止される。しかも、動作ポンプをドアパネルの縦框部に内蔵させているので、該動作ポンプは前記パッキン部材と共に同ドアパネルと一体化されて体裁良く納まり、施工が簡単となってその際の取り扱いも容易となる。
【0012】
また、このドア用止水装置においては、連動機構としてドアパネルの縦框部に動作片を突設し、ドアパネルの閉動作に伴い該動作片が固定支持枠の側枠部に当接して同縦框部内に押し込まれることで、同動作片により動作ポンプが圧縮されるようになしている
【0013】
したがって、この場合は特に、連動機構としてドアパネルの縦框部に動作片を突設し、ドアパネルの閉動作に伴い該動作片が固定支持枠の側枠部に当接して同縦框部内に押し込まれることで、同動作片により動作ポンプが圧縮されるようになしているので、該動作ポンプは同ドアパネルの閉動作に伴い押し込まれる動作片によって確実に圧縮され、該動作ポンプにより十分に拡張変形されるパッキン部材でより高い密閉圧力が得られる
【0014】
本願請求項2記載の発明に係るドア用止水装置は、上記請求項1記載のドア用止水装置において、パッキン部材となる密閉チューブをドアパネルの両縦框部の下部外側にまで延設して上方へ開口した略コ字状に配し、動作ポンプを同一方の縦框部の上部に内蔵させたことを特徴とする
【0015】
したがって、この場合は特に、パッキン部材となる密閉チューブをドアパネルの両縦框部の下部外側にまで延設して略コ字状に配しているので、漏出しようとする水の水位が同ドアパネルの下端縁より高くなる際にも止水性は確保されるようになる。しかも、動作ポンプを一方の縦框部の上部に内蔵させているので、該動作ポンプは前記パッキン部材の延設に支障なく同縦框部の上部にコンパクトに納められる
【0016】
本願請求項記載の発明に係るドア用止水装置は、上記請求項記載のドア用止水装置において、ドアパネルの軸支される側の縦框部に動作ポンプを内蔵させて、該縦框部に連動機構としての動作片を突設したことを特徴とする。
【0017】
したがって、この場合は特に、ドアパネルの軸支される側の縦框部に動作ポンプを内蔵させて、該縦框部に連動機構としての動作片を突設したので、ドア閉力が同軸支される側とは反対側で付与されることから、該ドア閉力が小さくてもてこの原理により同動作片を押し込む力は十分に得られ、同動作ポンプへのエネルギー蓄力が効率良く行われる。
【0018】
本願請求項記載の発明に係るドア用止水装置は、上記請求項記載のドア用止水装置において、ドアパネルがスウィングドアとして開閉自在となるよう固定支持枠に取り付けられるものであり、該ドアパネルの軸支固定される側の縦框部に動作ポンプを内蔵させると共に動作片を突設したことを特徴とする。
【0019】
したがって、この場合は特に、スウィングドアとなるドアパネルの軸支固定される側の縦框部に動作ポンプを内蔵させると共に動作片を突設したので、スウィングドアではドア閉力が軸支固定される側とは反対側を押すことで得られることから、てこの原理により前記動作ポンプへのエネルギー蓄力が同スウィングドアにおいて効率良く行われるようになる。
【0020】
本願請求項記載の発明に係るドア用止水装置は、上記請求項記載のドア用止水装置において、複数枚のドアパネルが連結されて折り畳みドアとして開閉自在となるよう固定支持枠に取り付けられるものであり、開閉端に位置するドアパネルの軸支移動される側の縦框部に動作ポンプを内蔵させると共に動作片を突設したことを特徴とする。
【0021】
したがって、この場合は特に、折り畳みドアとなって開閉端に位置するドアパネルの軸支移動される側の縦框部に動作ポンプを内蔵させると共に動作片を突設したので、折り畳みドアではドア閉力が軸支される側とは反対側の連結折曲部位付近を押すことで得られることから、てこの原理により前記動作ポンプへのエネルギー蓄力が同折り畳みドアにおいて効率良く行われるようになる。
【0022】
本願請求項記載の発明に係るドア用止水装置は、上記請求項1〜のいずれか一つに記載のドア用止水装置において、固定支持枠を浴室の出入り口に設置し、該固定支持枠の下枠部の上面をその両側の浴室側床面及び脱衣室側床面と略同一高さで連続させたことを特徴とする。
【0023】
したがって、この場合は特に、固定支持枠の下枠部の上面をその両側の浴室側床面及び脱衣室側床面と略同一高さで連続させたので、浴室の出入り口にて段差を解消するバリアフリー化が図られ、ここでは、ドアパネルの下方に発生する隙間をその閉動作に伴い密閉することができて、同ドアパネルの開閉動作に支障を来さないということで有効となる。
【0024】
【発明の実施の形態】
図1〜4は、本願請求項1〜に対応する第一の実施形態を示し、該実施形態のドア用止水装置は、矩形状の固定支持枠1と、該固定支持枠1の矩形開口内に開閉自在に取り付けられるドアパネル2と、該ドアパネル2の下端縁と同固定支持枠1の下枠部3との隙間を密閉するパッキン部材4と、を備えている。そして、この場合、パッキン部材4を柔軟で拡縮変形自在な密閉チューブにて形成し、該密閉チューブに空気を注入して同パッキン部材4を拡張変形させる動作ポンプ5を該パッキン部材4に接続し、該動作ポンプ5が連動機構6を介してドアパネル2の閉動作に伴い圧縮されることで同密閉チューブには空気が注入されるようになし、同ドアパネル2に付設される把手ハンドル7の操作によって開状態とされる排気栓8を同密閉チューブに具備させている。
【0025】
該実施形態のドア用止水装置では、ドアパネル2の下框部9にパッキン部材4となる密閉チューブを付設し、動作ポンプ5を同ドアパネル2の縦框部10に内蔵させている。しかも、ここでは、パッキン部材4となる密閉チューブをドアパネル2の両縦框部10の下部外側にまで延設して略コ字状に配し、動作ポンプ5を同一方の縦框部10の上部に内蔵させている。
【0026】
更に、該実施形態のドア用止水装置では、連動機構6としてドアパネル2の縦框部10に動作片11を突設し、ドアパネル2の閉動作に伴い該動作片11が固定支持枠1の側枠部12に当接して同縦框部10内に押し込まれることで、同動作片11により動作ポンプ5が圧縮されるようになしている。この場合、ドアパネル2の軸支される側の縦框部10に動作ポンプ5を内蔵させて、該縦框部10に連動機構6としての動作片11を突設している。しかも、ドアパネル2がスウィングドアとして開閉自在となるよう固定支持枠1に取り付けられるものであり、該ドアパネル2の軸支固定される側の縦框部10に動作ポンプ5を内蔵させると共に動作片11を突設している。
【0027】
又、該実施形態のドア用止水装置では、図2に示す如く、固定支持枠1を浴室13の出入り口に設置し、該固定支持枠1の下枠部3の上面をその両側の浴室側床面14及び脱衣室側床面15と略同一高さで連続させている。この場合、浴室13は建物躯体内でユニットルーム17として組立施工されたものであり、その浴室側床面14が床パン18にて形成され、該床パン18には浴室13の出入り口と対向する側に浴槽19が組み込み設置されている。ここでは、浴槽19から多量に溢出した湯水20やシャワーから噴出された湯水20等が浴室側床面14上に溜まっても、該湯水20は浴室13外の脱衣室側床面15へと漏出しないように止水されるものである。
【0028】
固定支持枠1は上枠部16と下枠部3と両側枠部12とを矩形状に枠組み形成したもので、浴室13の出入り口に取着固定されて設置施工される。上枠部16、下枠部3、側枠部12となる各枠材は、アルミニウム或いは合成樹脂で押出成形された型材でなる。ドアパネル2は上框部28と下框部9と両縦框部10とを矩形状に枠組み形成した框組体内に中桟部21を架設し、該中桟部21で仕切られる上下の開口内に透光パネル22を嵌め込んで形成したもので、前記固定支持枠1内にスウィングドアとして開閉されるよう回動自在に枢支取着される。上框部28、下框部9、縦框部10、中桟部21となる各框材もまた、アルミニウム或いは合成樹脂で押出成形された型材でなる。透光パネル22は、透明或いは半透明のガラス板若しくは合成樹脂板でなる。
【0029】
前記ドアパネル2が固定支持枠1内に枢支取着されるに際しては、該ドアパネル2の軸支される側の縦框部10の上下両端に軸ピン23を突設し、該上下の軸ピン23を同固定支持枠1の上枠部16及び下枠部3に各々回動自在に嵌合支持させている。又、ドアパネル2の軸支される側の縦框部10の上部には動作ポンプ5が内蔵されており、該動作ポンプ5は縦長で同ドアパネル2の厚み方向に伸縮自在となるよう蛇腹状に形成されている。そして、図4に示す如く、動作ポンプ5の伸縮方向の一端が縦框部10の内側面に固着され、同他端には連動機構6となる動作片11が取着されて同縦框部10から背方に突設されている。
【0030】
図1に示す如く、前記動作片11は動作ポンプ5の上下長手方向に複数配設されており、各動作片11が固定支持枠1の側枠部12の内面に突設された戸当り25に当接されることによって、同動作ポンプ5は圧縮される。すなわち、図4に示す如く、ドアパネル2が同図(a)(b)(c)の順で各過程を経るように閉動作されることで、連動機構6となる動作片11は戸当り25に当接されて縦框部10内に押し込まれ、該動作片11を介して動作ポンプ5が同ドアパネル2の厚み方向に弾性変形して圧縮される。この場合、ドアパネル2が軸支固定される側とは反対側の縦框部10に付設された把手ハンドル7を持って閉動作され、その際、前記動作片11の戸当り25と当接される部分が傾斜曲面状に形成されていて、該動作片11は縦框部10内へとスムーズに押し込まれる。
【0031】
前記の如く、動作ポンプ5が圧縮されると、該動作ポンプ5内の空気はパッキン部材4内へと送気注入される。パッキン部材4となる密閉チューブは柔軟で弾性を有する樹脂材料で成形されて拡縮変形自在な袋状のものであり、例えば、シリコンゴム、ウレタン、フッ素ゴム、ナイロン、ポリエチレン、ポリプロピレン等で形成される。又、パッキン部材4となる密閉チューブは、ドアパネル2の下框部9から両縦框部10の下部外側にまで延設して略コ字状に配されており、同パッキン部材4の下側のパッキン部4aと両側のパッキン部4bとが連続するよう一体に形成されている。
【0032】
前記動作ポンプ5とパッキン部材4とは絞り付き配管24を介して接続されており、その際、同動作ポンプ5の下端部分と同パッキン部材4の一方のパッキン部4bの上端部分とが、ドアパネル2の軸支される側の縦框部10内で同絞り付き配管24を介して連通接続されている。この場合、動作ポンプ5が圧縮されても直ぐにはパッキン部材4へと空気が移動するのでなく、絞り付き配管24を通して徐々に空気は移動して、同動作ポンプ5とパッキン部材4との袋内空気圧が相互に均衡した状態(ここでの袋内空気圧は 1.5〜5 気圧の範囲内で均衡状態とされる)となるまで、該パッキン部材4へと空気は移動されてスムーズ且つ確実に送気注入される。
【0033】
又、ドアパネル2が軸支固定される側とは反対側の縦框部10に付設された把手ハンドル7にはワイヤー26の上端が連結されており、該ワイヤー26の下端は同縦框部10に付設されたパッキン部材4のパッキン部4bの上端部分に設けられる排気栓8と連結されている。この場合、把手ハンドル7を回動操作するとワイヤー26は巻き取り引き上げられ、図5に示す如く、同ワイヤー26の下端に連結された排気栓8が回動されて、該排気栓8に設けられる空気逃がし孔27は開口され、該空気逃がし孔27から空気が排気される。
【0034】
すなわち、この場合には、ドアパネル2を開ける際に、把手ハンドル7を回動操作することによって簡単に、排気栓8の空気逃がし孔27を開状態とすることができ、パッキン部材4内の空気は同空気逃がし孔27から排出除去され、該パッキン部材4はその弾性復元力によって縮小変形する。又、ドアパネル2の開動作に伴い前記動作ポンプ5の動作片11による圧縮状態も解除されて、パッキン部材4は縮小変形し、該パッキン部材4と固定支持枠1との間における摺接抵抗がなくなって、同ドアパネル2は抵抗なくスムーズに開けられる。
【0035】
又、図6(a)に示す如く、固定支持枠1の下枠部3と側枠部12とのコーナー内隅部分の内周面はR形状に形成されており、該内周面とドアパネル2の外周面との間の隙間寸法Xが均一となって、パッキン部材4となる密閉チューブの圧縮代も均一となり、同コーナー部位における止水性は向上される。すなわち、図6(b)に示す如く、固定支持枠1の下枠部3と側枠部12とのコーナー内隅部分の内周面が直角状であると、該コーナー部位ではパッキン部材4となる密閉チューブの圧縮代が不足して隙間を生じ、止水性は確保されないものであり、この問題が解決される。なお、前記内周面を製作上等でR形状とし難い場合には、同内周面を多角形状に形成しても良い。
【0036】
又、図7に示す如く、パッキン部材4となる密閉チューブの外側表面に低硬度弾性体29を一体に形成して、該低硬度弾性体29を前記R形状となる固定支持枠1のコーナー内隅部分の内周面に対応するようになしても良い。この場合、低硬度弾性体29としては、シェア硬さRA60以下のウレタンゴム、シリコンゴム、フッ素ゴム等の材料が使用されて、これにより、固定支持枠1とドアパネル2との間に微細な凹凸を有する異物を噛み込んでも隙間なく密閉されて、止水性は維持可能となる。なお、前記固定支持枠1のコーナー内隅部分の内周面側に低硬度弾性体29を一体化しても、同様に止水性能の低減防止を図ることができる。
【0037】
又、図8に示す如く、前記R形状となる固定支持枠1のコーナー内隅部分の内周面に対応するようドアパネル2のコーナー部分をもR形状に形成すると、パッキン部材4となる密閉チューブにはより均一な圧縮代が確保されて、止水性は更に向上される。又、この場合、密閉圧力がドアパネル2のコーナー部分でパッキン部材4となる密閉チューブには局所的にかからず、該密閉チューブの破損が防止される。
【0038】
又、図9に示す如く、固定支持枠1の下枠部3と側枠部12とのコーナー内隅部分の内周面が直角状であっても、該直角状の内周面に対応する略三角形状のコーナー材30をパッキン部材4となる密閉チューブの外側表面に一体に形成することで、該密閉チューブの圧縮代は均一に確保され、密閉圧力も均一にかかるようになって、同コーナー部位における止水性がより向上される。この場合、コーナー材30は密閉チューブと同種のシリコンゴムでなり、該密閉チューブの外側表面に溶着することができ、二色成形により固着一体化することもできる。
【0039】
又、図10に示す如く、固定支持枠1の下枠部3と側枠部12とのコーナー内隅部分の内周面が直角状であっても、パッキン部材4となる密閉チューブのR形状の外側表面に沿った略三角形状のコーナー材30を同固定支持枠1の直角状の内周部位に取着固定することで、同密閉チューブの圧縮代は均一に確保され、密閉圧力も均一にかかるようになって、同コーナー部位における止水性がより向上される。この場合、固定支持枠1とドアパネル2との間に位置ズレがあっても、密閉圧力は均一にかかり、止水性がより向上される。その際、コーナー材30が高硬度シリコンゴム等の硬度の高い材料で形成されていると、パッキン部材4となる密閉チューブは形状維持され易くなり、止水性が確保される。又、コーナー材30を固定支持枠1に取着固定するに際しては、該コーナー材30に突設される結合片部31を同固定支持枠1に形成される結合孔32に嵌合溶着することにより、簡単に取り付けることができる。
【0040】
なお、パッキン部材4となる密閉チューブは、ドアパネル2の下框部9の下面に溶着されても、ネジ止め取着されても、同時成形により固着一体化されても良いものである。又、パッキン部材4となる密閉チューブの形状やその取着形態としては、図11に示す如く、種々の形態が採用され得るものである。例えば、図11(a)に示す如く、ドアパネル2の下框部9の平坦な下面にパッキン部材4となる断面略円形状の密閉チューブをそのまま固着しても良いが、図11(b)に示す如く、同下框部9の下面に凹所33を形成し、該凹所33に同密閉チューブを食い込ませるようにして固着しても良いものであり、この場合、該密閉チューブは安定した状態で保持固定される。
【0041】
又、前記の如く、パッキン部材4となる密閉チューブがドアパネル2の下框部9の下面に形成される凹所33に保持固定される形態において、図11(c)に示す如く、同密閉チューブとして、ウレタンゴムでなる内芯層34とRA60以下のシリコンゴムでなる低硬度の外表面層35とを有した二層構造のものを使用しても良い。更に、図11(d)に示す如く、パッキン部材4となる密閉チューブを二重に並設固定しても良く、図11(e)に示す如く、複数の中空孔部36を有した密閉チューブを使用しても良い。
【0042】
したがって、該実施形態のドア用止水装置においては、パッキン部材4を柔軟で拡縮変形自在な密閉チューブにて形成し、該密閉チューブに空気を注入して同パッキン部材4を拡張変形させる動作ポンプ5を該パッキン部材4に絞り付き配管24を介して接続しているので、該パッキン部材4は同動作ポンプ5により空気が注入されることで確実に拡張変形し、該パッキン部材4によりドアパネル2の下框部9の下面と固定支持枠1の下枠部3の上面との隙間には十分な密閉圧力が負荷されて、高密閉圧力による止水性向上が図られる。
【0043】
しかも、動作ポンプ5が連動機構6を介してドアパネル2の閉動作に伴い圧縮されることで密閉チューブには空気が注入されるようになしているので、同ドアパネル2の閉動作に伴ってパッキン部材4は拡張変形し、該パッキン部材4により前記密閉圧力を容易に得ることができる。すなわち、ドアパネル2を閉じることで密閉圧力は高く維持確保られ、人力(人がドアパネル2を閉じる動力)によるエネルギー畜力によって高密閉圧力による止水性向上が簡単に図られる。
【0044】
又、この場合に、ドアパネル2に付設される把手ハンドル7の回動操作によって開状態とされる排気栓8を密閉チューブに具備させているので、ドアパネル2を開ける際には、該把手ハンドル7を回動操作することにより排気栓8を開状態として密閉チューブから空気を排出除去させ、これにより、前記密閉圧力は簡単に解除され、同ドアパネル2を抵抗少なくスムーズに開けることができる。
【0045】
又、該実施形態のドア用止水装置においては、ドアパネル2の下框部9にパッキン部材4となる密閉チューブを付設しているので、該パッキン部材4は同ドアパネル2と共に移動して固定支持枠1の下枠部3上で邪魔になるものでなく、該下枠部3の上面における段差の発生が防止される。しかも、動作ポンプ5をドアパネル2の縦框部10に内蔵させているので、該動作ポンプ5は前記パッキン部材4と共に同ドアパネル2と一体化されて体裁良く納まり、施工が簡単となってその際の取り扱いも容易となる。
【0046】
又、この場合に、パッキン部材4となる密閉チューブをドアパネル2の両縦框部10の下部外側にまで延設して略コ字状に配しているので、浴室側床面14上に溜まって脱衣室側床面15へと漏出しようとする水の水位が同ドアパネル2の下端縁より高くなる際にも止水性は確保されるようになる。しかも、動作ポンプ5を一方の縦框部10の上部に内蔵させているので、該動作ポンプ5は前記パッキン部材4の延設に支障なく同縦框部10の上部にコンパクトに納められる。
【0047】
又、該実施形態のドア用止水装置においては、連動機構6としてドアパネル2の縦框部10に動作片11を突設し、ドアパネル2の閉動作に伴い該動作片11が固定支持枠1の側枠部12に形成された戸当り25に摺接して同縦框部10内に押し込まれることで、同動作片11により動作ポンプ5が弾性変形して圧縮されるようになしているので、該動作ポンプ5は同ドアパネル2の閉動作に伴い押し込まれる動作片11によって確実に圧縮され、該動作ポンプ5により十分に拡張変形されるパッキン部材4でより高い密閉圧力を得ることができる。
【0048】
又、該実施形態のドア用止水装置においては、スウィングドアとなるドアパネル2の軸支固定される側の縦框部10に動作ポンプ5を内蔵させて、該縦框部10に連動機構6としての動作片11を突設したので、ドア閉力が同軸支固定される側とは反対側に位置する把手ハンドル7を押すことで付与されることから、該ドア閉力が小さくても、てこの原理によって同動作片11を縦框部10内へと押し込む力は十分に得られ、同動作ポンプ5へのエネルギー蓄力が同スウィングドアにおいて効率良く行われる。
【0049】
更に、該実施形態のドア用止水装置においては、浴室13の出入り口に設置施工し、固定支持枠1の下枠部3の上面をその両側の浴室側床面14及び脱衣室側床面15と略同一高さで連続させたので、同浴室13の出入り口にて床の段差を解消するバリアフリー化が図られる。しかも、ここでは、ドアパネル2の下方に発生する隙間を該ドアパネル2の閉動作に伴い密閉することができて、同ドアパネル2の開閉動作に支障を来さないということで有効となる。すなわち、この場合、パッキン部材4がドアパネル2の開動作に伴い縮小変形して浴室側床面14上を擦ることはなく、同ドアパネル2を支障なくスムーズに開けることができる。
【0050】
又、図12〜14は、本願請求項1〜に対応する第二の実施形態を示すものであり、該実施形態のドア用止水装置では、二枚のドアパネル2が枢支連結具37を介し連結されて折り畳みドアとして開閉自在となるよう固定支持枠1に取り付けられるものであって、開閉先端側に位置するドアパネル2の軸支移動される外側の縦框部10に動作ポンプ5を内蔵させると共に連動機構6としての動作片11を突設してもいる。
【0051】
この場合、二枚のドアパネル2が枢支連結されてなる折り畳みドアは、その両外側端に位置する縦框部10の上端に突設されるランナー38が固定支持枠1の上枠部16に形成される溝状上レール部39にスライド自在に係合され、同縦框部10の下端に垂設されるガイドピン40が同固定支持枠1の下枠部3に形成される溝状下レール部41にスライド自在に係合されて、同固定支持枠1の矩形開口内に吊り下げ支持されている。
【0052】
そして、一方の縦框部10の上下両端に配設されるランナー38及びガイドピン40が固定支持枠1の上枠部16、下枠部3に各々取着されることで軸支固定され、これによって、前記折り畳みドアは同固定支持枠1の矩形開口内に折り畳み開閉自在に設けられている。この場合、他方の縦框部10が軸支移動されて、折り畳みドアは折り畳み開閉される。又、折り畳みドアの連結折曲部位に隣接する一方の縦框部10の上端にはラッチ42が突設されており、該ラッチ42は前記溝状上レール部39に着脱自在に係止されるもので、該係止状態において同折り畳みドアの伸展して閉じられた状態が保持されるものである。
【0053】
前記折り畳みドアの軸支固定される側と反対側の開閉先端側に位置するドアパネル2の表裏の中桟部21には把手ハンドル7が付設されており、同軸支固定される吊元側のドアパネル2には同把手ハンドル7が付設されていない。又、両ドアパネル2の下框部9にはガラリ43が設けられている。そして、両ドアパネル2の下框部9には各々、パッキン部材4となる密閉チューブが略コ字状となるように配設されており、両側のバッキン部材4は内側のパッキン部4bにて連通するように一体化されている。
【0054】
又、前記折り畳みドアの開閉先端側に位置するドアパネル2の外側の縦框部10にはその上部に、動作ポンプ5及び該動作ポンプ5を圧縮させるための連動機構6となる一つの動作片11が配設されている。動作ポンプ5は上方に拡開した略扇形の蛇腹状袋体で形成され、該扇形の下端軸部44を中心に同動作ポンプ5がドア巾方向に拡縮変形されるもので、特に、該動作ポンプ5はその上側程に大きな範囲で拡縮変形される。
【0055】
前記動作片11はローラ状で固定支持枠1の側枠部12の内側面に転動しながら当接されるもので、前記動作ポンプ5の上側部位に接合されて、該動作ポンプ5を圧縮するものである。この場合、折り畳みドアが伸展され閉じられると、動作片11は固定支持枠1の側枠部12の内側面に当接され、該動作片11が縦框部10内に押し込まれて前記動作ポンプ5を効果的に圧縮変形させる。動作ポンプ5が圧縮されると、該動作ポンプ5の空気はパッキン材4となる密閉チューブ内へと送気注入される。ここでは、動作ポンプ5とパッキン材4とが連結配管45を介して接続されており、該連結配管45を通して密閉チューブ内へと空気は送気される。
【0056】
又、連結配管45とパッキン部材4のパッキン部4bとの接続部分には、前記把手ハンドル7の操作によって開閉される排気栓8が具備されている。この場合、ドアパネル2を閉じる際には、把手ハンドル7のできるだけ連結折曲部位に近い側を持って動作されるものであり、浴室13内側では同把手ハンドル7を押し、浴室13外側では同把手ハンドル7を引いて、同ドアパネル2が閉動作されるものである。そして、ドアパネル2を閉じる際に把手ハンドル7を押し引き操作すると排気栓8が開状態とされて、動作ポンプ5及びパッキン材4となる密閉チューブ内の空気は同排気栓8から排出除去される。
【0057】
したがって、該実施形態のドア用止水装置においては、折り畳みドアとなって開閉端に位置するドアパネル2の軸支移動される側の縦框部10に動作ポンプ5を内蔵させると共に連動機構6となる動作片11を突設したので、折り畳みドアではドア閉力が軸支される側とは反対側の連結折曲部位付近を浴室13外側へ押す(把手ハンドル7を持って浴室13内側では押し、浴室13外側では引く)ことで得られることから、てこの原理により前記動作ポンプ5へのエネルギー蓄力が同折り畳みドアにおいて効率良く行われる。なお、それ以外は、上記実施形態と同様に構成され、同上記実施形態におけると同様の作用効果が奏される。
【0058】
又、本願発明のドア用止水装置は、浴室ドア以外、例えば、玄関ドアや勝手口ドア等として設置施工されるものであっても良い。又、上記第一の実施形態ではスウィングドアに設けられ、第二の実施形態では折り畳みドアに設けられているが、本願発明のドア用止水装置においては、スライディングドアや回転ドア等に設けても、同様の作用効果が奏される。
【0059】
【発明の効果】
上述の如く、本願請求項1記載の発明に係るドア用止水装置においては、動作ポンプにより空気が注入されて拡張変形するパッキン部材で、ドアパネルの下端縁と固定支持枠の下枠部との隙間には十分な密閉圧力が負荷されて、高密閉圧力による止水性向上が図られる。しかも、ドアパネルの閉動作に伴って拡張変形するパッキン部材により前記密閉圧力が容易に得られ、又、同ドアパネルを開ける際には、把手ハンドルを操作することで排気栓が開状態とされて前記密閉圧力は簡単に解除され、同ドアパネルを抵抗少なくスムーズに開けることができる。
【0060】
又、の発明に係るドア用止水装置においては、特に、ドアパネルの下框部に付設されるパッキン部材が固定支持枠の下枠部上では邪魔にならず、該下枠部の上面での段差発生が防止され、しかも、縦框部に内蔵される動作ポンプは同パッキン部材と共にドアパネルと一体化されて体裁良く納まり、施工が簡単となってその際の取り扱いも容易となる。
【0061】
又、の発明に係るドア用止水装置においては、特に、ドアパネルの閉動作に伴い動作片が固定支持枠の側枠部に当接して縦框部内に押し込まれることで、動作ポンプは確実に圧縮され、該動作ポンプにより十分に拡張変形されるパッキン部材でより高い密閉圧力が得られる。
【0062】
又、本願請求項記載の発明に係るドア用止水装置においては、特に、パッキン部材がドアパネルの両縦框部の下部外側にまで延設されて、水位の高い際にも止水性は確保されるようになり、しかも、動作ポンプが同パッキン部材の延設に支障なく縦框部の上部にコンパクトに内蔵される。
【0063】
又、本願請求項記載の発明に係るドア用止水装置においては、特に、ドアパネルの軸支される側の縦框部に動作ポンプ及び動作片が配置されて、てこの原理により同動作片を押し込む力は十分に得られ、同動作ポンプへのエネルギー蓄力が効率良く行われる。
【0064】
又、本願請求項記載の発明に係るドア用止水装置においては、特に、スウィングドアとなるドアパネルの軸支固定される側の縦框部に動作ポンプ及び動作片が配置されて、スウィングドアではドア閉力が軸支固定される側とは反対側を押すことで得られることから、前記動作ポンプへのエネルギー蓄力が同スウィングドアにおいて効率良く行われる。
【0065】
又、本願請求項記載の発明に係るドア用止水装置においては、特に、折り畳みドアとなって開閉端に位置するドアパネルの軸支移動される側の縦框部に動作ポンプ及び動作片が配置されて、折り畳みドアではドア閉力が軸支される側とは反対側の連結折曲部位付近を押すことで得られることから、前記動作ポンプへのエネルギー蓄力が同折り畳みドアにおいて効率良く行われる。
【0066】
又、本願請求項記載の発明に係るドア用止水装置においては、特に、固定支持枠の下枠部の上面がその両側の浴室側床面及び脱衣室側床面と略同一高さで連続されて、浴室の出入り口で段差を解消するバリアフリー化が図られ、ドアパネルの下方に発生する隙間はその閉動作に伴い密閉されて、同ドアパネルの開閉動作に支障を来さないということで有効となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の第一の実施形態であるドア用止水装置を示す縦断面図。
【図2】同ドア用止水装置が施工された浴室を示す縦断面図。
【図3】同ドア用止水装置を示す外観斜視図。
【図4】同ドア用止水装置のドアパネルの閉動作過程を示す(a)(b)(c)各過程における横断面図。
【図5】同ドア用止水装置の排気栓の開閉状態を示す(a)は閉状態(b)は開状態における各斜視図。
【図6】(a)は同ドア用止水装置のパッキン部材による密閉状態を(b)はその比較形態を示す各要部正面図。
【図7】同ドア用止水装置のパッキン部材の応用形態を示す密閉状態における要部正面図。
【図8】同ドア用止水装置のパッキン部材の別の応用形態を示す密閉状態における要部正面図。
【図9】同ドア用止水装置のパッキン部材の更に別の応用形態を示す密閉状態における要部正面図。
【図10】同ドア用止水装置のパッキン部材の更に別の応用形態を示す密閉状態における要部正面図。
【図11】同ドア用止水装置の(a)〜(e)各々異なるパッキン部材の取着形態を例示する要部縦断面図。
【図12】本願発明の第二の実施形態であるドア用止水装置を示す縦断面図。
【図13】同ドア用止水装置を示す外観正面図。
【図14】同ドア用止水装置のドアパネルの開閉状態を示す(a)は開状態(b)は閉状態における各横断面図。
【図15】従来例であるドア用止水装置を示す要部縦断面図。
【図16】同ドア用止水装置のドアパネルの開閉状態を示す(a)は開状態(b)は閉状態における各概略正面図。
【符号の説明】
1 固定支持枠
2 ドアパネル
3 下枠部
4 パッキン部材
5 動作ポンプ
6 連動機構
7 把手ハンドル
8 排気栓
9 下框部
10 縦框部
11 動作片
12 側枠部
13 浴室
14 浴室側床面
15 脱衣室側床面

Claims (6)

  1. 矩形状の固定支持枠と、該固定支持枠の矩形開口内に開閉自在に取り付けられるドアパネルと、該ドアパネルの下端縁と同固定支持枠の下枠部との隙間を密閉するパッキン部材と、を備えたドア用止水装置であって、パッキン部材を柔軟で拡縮変形自在な密閉チューブにて形成し、該密閉チューブに空気を注入して同パッキン部材を拡張変形させる動作ポンプを該パッキン部材に接続し、該動作ポンプが連動機構を介してドアパネルの閉動作に伴い圧縮されることで同密閉チューブには空気が注入されるようになし、同ドアパネルに付設される把手ハンドルの操作によって開状態とされる排気栓を同密閉チューブに具備させてなり、ドアパネルの下框部にパッキン部材となる密閉チューブを付設し、動作ポンプを同ドアパネルの縦框部に内蔵させ、連動機構としてドアパネルの縦框部に動作片を突設し、ドアパネルの閉動作に伴い該動作片が固定支持枠の側枠部に当接して同縦框部内に押し込まれることで、同動作片により動作ポンプが圧縮されるようになしているドア用止水装置。
  2. パッキン部材となる密閉チューブをドアパネルの両縦框部の下部外側にまで延設して略コ字状に配し、動作ポンプを同一方の縦框部の上部に内蔵させたことを特徴とする請求項1記載のドア用止水装置。
  3. ドアパネルの軸支される側の縦框部に動作ポンプを内蔵させて、該縦框部に連動機構としての動作片を突設したことを特徴とする請求項1記載のドア用止水装置。
  4. ドアパネルがスウィングドアとして開閉自在となるよう固定支持枠に取り付けられるものであり、該ドアパネルの軸支固定される側の縦框部に動作ポンプを内蔵させると共に動作片を突設したことを特徴とする請求項3記載のドア用止水装置。
  5. 複数枚のドアパネルが連結されて折り畳みドアとして開閉自在となるよう固定支持枠に取り付けられるものであり、開閉端に位置するドアパネルの軸支移動される側の縦框部に動作ポンプを内蔵させると共に動作片を突設したたことを特徴とする請求項3記載のドア用止水装置。
  6. 固定支持枠を浴室の出入り口に設置し、該固定支持枠の下枠部の上面をその両側の浴室側床面及び脱衣室側床面と略同一高さで連続させたことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載のドア用止水装置。
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