JP3721130B2 - 車両オートスライドドアの開閉駆動装置 - Google Patents
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【産業上の利用分野】
本発明は、車両オートスライドドアの開閉駆動装置に関するものである。
【0002】
【従来技術】
従来公知の特公平5−61432号公報には、図1のように車体の側面に前後方向のガイドレールa(ガイドレールの断面構造は図3と同じ)を取付け、該ガイドレールaにオートスライドドアbを取付けたブラケットcを摺動自在に嵌合させ、前記ブラケットcは、駆動機構dで走行するエンドレスに巻回したワイヤーケーブルeによって前記ガイドレールaを走行して、オートスライドドアbを開閉するようにしたものについて記載されている。
また、従来公知の特開平6−257347号公報には、車両オートスライドドアの開閉駆動装置について記載され、特開平3−172488号公報にはウインドレギュレータ用のワイヤーケーブルテンション機構について記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、車両オートスライドドアの開閉駆動装置の合理的なワイヤーケーブルテンション機構を提供する。
【0004】
【課題を解決するための手段】
よって、本発明は、車体のサイド側の外板4の出入口2の近傍に取付けられる前後方向のガイドレール1と、前記車体のスライドドア6に取付けられ前記ガイドレール1に摺動自在に取付けられるブラケット7と、前記ガイドレール1の前後両端に設けた前側案内輪11及び後側案内輪12と、前記ガイドレール1の内側で前記前側案内輪11と前記後側案内輪12との間に設けられた駆動機構14と、前記ブラケット7に一端が係止され前記ブラケット7から前記ガイドレール1に沿って前方に伸びて前記前側案内輪11の外周で後方に転換し前記駆動機構14を経由して前記後側案内輪12に至り該後側案内輪12の外周で再転換して前記ガイドレール1に沿って前方に伸びて前記ブラケット7に戻るワイヤーケーブル8とからなる車両オートスライドドアにおいて、前記駆動機構14は、正逆転モータ15と、前記モータ15の動力で駆動軸53を中心に回転して前記ワイヤーケーブル8を牽引するケーブル駆動輪16と、前記モータ15の動力を前記ケーブル駆動輪16に伝達するクラッチ機構24と、前記駆動軸53を中心に揺動自在でテンションバネ61の弾力により付勢される前側揺動腕59及び後側揺動腕60と、前記前側揺動腕59及び前記後側揺動腕60の先端に前側ローラー支持軸17A及び後側ローラー支持軸18Aでそれぞれ軸止されて前記ワイヤーケーブル8を緊張させる前側テンションローラー17及び後側テンションローラー18と、前記ワイヤーケーブル8を案内する位置固定の前側案内滑車19及び後側案内滑車20とを備え、前記テンションローラー17、18は前記ケーブル駆動輪16の外側に設け、前記案内滑車19、20は前記テンションローラー17、18の外側にそれぞれ設け、前記前側テンションローラー17はその前記前側ローラー支持軸17Aが前記駆動軸53と前記前側案内滑車19の回転中心とを結ぶ第1直線より前記テンションバネ61の付勢方向の奥側に位置し、前記ワイヤーケーブル8の、前記前側案内滑車19から前記ケーブル駆動輪16に至る部分は前記第1直線の手前側から前記奥側に至った後前記手前側に戻し、同様に前記後側テンションローラー18はその前記後側ローラー支持軸18Aが前記駆動軸53と前記後側案内滑車20の回転中心とを結ぶ第2直線より前記テンションバネ61の付勢方向の奥側に位置し、前記ワイヤーケーブル8の、前記後側案内滑車20から前記ケーブル駆動輪16に至る部分は前記第2直線の手前側から前記奥側に至った後前記手前側に戻した車両オートスライドドアの開閉駆動装置としたものである。
【0005】
【実施例の構造】
本発明の一実施例の構造を図面により説明すると、1は車体の外板に取付けられた前後方向のガイドレール、2は車体の側面に開口した出入口で、ガイドレール1の出入口2側は内側に向けて彎曲させて彎曲部3としている。前記ガイドレール1のA−A断面は図3の如くで、4は車体の外板、5はガイドレール溝であり、ガイドレール溝5にはスライドドア6の端部に軸止されたブラケット7(図4参照)が摺動自在に取付けられる。ブラケット7は、ガイドレール溝5に係合するコロ9と、ワイヤーケーブル8の端部に係合させる係止部10、10を有する。
【0006】
しかして、ガイドレール1の前後両端には、図2のように垂直の軸により前側案内輪11と後側案内輪12を設ける。ガイドレールの両端に案内輪を設けることは、ウインドレギュレーターの場合では普通に行なわれていることであるが、スライドドアでは従来からは行なわれていない。前側案内輪11と後側案内輪12の間の前側案内輪11の近傍には垂直の軸によりテンション用の中間案内輪13を設ける。
【0007】
このように形成したガイドレール1にはワイヤーケーブル8を巻回させる。ワイヤーケーブル8は索導管(外皮チューブのこと)は有せず、単なるワイヤーケーブル8のみを用い、ワイヤーケーブル8は、ガイドレール1の外面、前側案内輪11、中間案内輪13を巻回したあと、ワイヤーケーブル8を前後両方向に牽引する駆動機構14を経由して後側案内輪12に向って直線状に伸びる。駆動機構14は、中間案内輪13と後側案内輪12の間の後側案内輪12寄りに設ける。
【0008】
前記駆動機構14は、図5の側面図のように、モータ15と、モータ15で回転するケーブル駆動輪16と、ケーブル駆動輪16の両側に設けた前後のテンションローラー17、18と、テンションローラー17、18の外側に設けた位置固定の前後の案内滑車19、20とからなる。
【0009】
図12は前記駆動機構14の平面図で、21はモータ室、22は変速室、23はケーブル駆動輪16を有する駆動室である。図6はモータ室21のモータ15から変速室22の中央駆動歯車25までの伝達機構を示し、26はモータ15の回転軸、27は回転軸26に固定したウォームギヤ、28はウォームギヤ27に噛合するウォームホイルであり、中央駆動歯車25はウォームホイル28の軸35(図11)に固定されている。
【0010】
図13において、24は変速室22内に設けられたクラッチ機構を示し、クラッチ機構24は中央駆動歯車25とケーブル駆動輪16との間に設けられる。クラッチ機構24の詳細は図7〜図11に記載されている。
【0011】
図9において、29はクラッチ機構24の揺動体であり、一例として略T(又は逆T)字型を呈し、その中央は軸30により駆動機構14の固定ケース31(図11)に軸止される。揺動体29は、一例として、軸30部分より上方に突出す中央上方アーム32と、軸30部分より右方に突出す右側アーム33と、軸30部分より左方に突出す左側アーム34とを有する。前記ウォームホイル28の軸35は駆動機構14の固定ケース80を貫通して突出し、その突出部に前記中央駆動歯車25が固定される。図11のように、本実施例では中央駆動歯車25の軸35と揺動体29の軸30とは別軸にしてあるが、連続した1本の軸としてもよい。前記揺動体29の右側アーム33の先部には右側軸36を設け、該右側軸36に前記中央駆動歯車25と噛合う右側歯車37を軸着する。又、前記右側軸36には、前記右側歯車37と重合させて上下揺動右歯車38を軸着する。
【0012】
図11のように、前記右側軸36に軸装させる前記右側歯車37のボス39は軸方向に長く突出形成し、ボス39の外周に前記上下揺動右歯車38を嵌合させ、これにより、前記右側歯車37が回転すると前記上下揺動右歯車38は摩擦回転で共回りするように構成する。このとき、或る程度摩擦力を持たせるために、上下揺動右歯車38内には図10のようにバネ40で常にボス39に弾着する弾着部41を嵌合させる。実施例は、弾着部41を摺動容易にするため、上下揺動右歯車38の一部に筒体42を形成し、筒体42内にバネ40を弾装し、バネ40で弾着部41を押圧する。
【0013】
前記揺動体29の左側アーム34の先端には左側軸43を設け、該左側軸43に前記中央駆動歯車25に係合する左側歯車44を軸着する。又、前記左側軸43には前記左側歯車44と重合させて上下揺動左歯車45を軸着する。前記左側軸43に軸装させる前記左側歯車44のボス46は軸方向に長く突出形成し、ボス46の外周に前記上下揺動左歯車45を嵌合させ、これにより、前記左側歯車44が回転すると前記上下揺動左歯車45は摩擦回転で共回りするように構成する。なお、47は上下揺動左歯車45の一部に形成した筒体、48は筒体47内に設けたバネ、49はボス46に弾着する弾着部である。
【0014】
前記上下揺動右歯車38の側部には、上下揺動右歯車38が係合するように固定ケース31、80に固定された、軸30を中心とする円弧の右誘導歯車50を設ける。同様に上下揺動左歯車45の側部には上下揺動左歯車45が係合する、軸30を中心とした円弧の左誘導歯車51を設ける。52はその下部近傍に設けた受動歯車、53はその駆動軸で、受動歯車52には右側歯車37と左側歯車44が交互に係合し、受動歯車52を正逆転させる。
【0015】
54はセンター復帰バネであり、揺動体29の中央上方アーム32に設けたボス55に基部が巻回され、先端二又部56は中央上方アーム32の上端の突起57を挟持してから固定ケース31の係合部58を両側から挟持する。前記モータ15の通電を断つと、前記中央駆動歯車25及びこれに噛合う歯車は、全部回転しなくなるから、揺動体29は揺動せず、センター復帰バネ54の弾力で図9に示したセンター位置に復帰し、この位置では左右側歯車37、44のいずれも受動歯車52から離脱し、受動歯車52は空回りできる状態になり、例えば、自動開閉スライド扉の場合、手動で開閉できるようになる。
【0016】
しかして、前記受動歯車52の駆動軸53には前記ケーブル駆動輪16が取付けられ、図13のように、案内滑車19からテンションローラー17を介してケーブル駆動輪16に、又、ケーブル駆動輪16からテンションローラー18、案内滑車20を介してワイヤーケーブル8が巻回される。なお、ケーブル駆動輪16には、ワイヤーケーブル8を複数回巻回する。59、60は駆動軸53を中心に揺動する前後の揺動腕、17A、18Aは前後のローラー支持軸、61はテンションバネである。ローラー支持軸17Aは、駆動軸53と前側案内滑車19の回転中心とを結ぶ第1直線より前記テンションバネ61の付勢方向の奥側に位置し、前記ワイヤーケーブル8の、前記前側案内滑車19から前記ケーブル駆動輪16に至る部分は前記第1直線の手前側から前記奥側に至った後前記手前側に戻し、同様に、ローラー支持軸18Aは、駆動軸53と後側案内滑車20の回転中心とを結ぶ第2直線より前記テンションバネ61の付勢方向の奥側に位置し、前記ワイヤーケーブル8の、前記後側案内滑車20から前記ケーブル駆動輪16に至る部分は前記第2直線の手前側から前記奥側に至った後前記手前側に戻す。
【0017】
【実施例の作用】
出入口2の近傍のサイド側の外板4の外側にガイドレール1を固定し、ガイドレール1の前端の内側に前側案内輪11を、ガイドレール1の後端の内側に後側案内輪12を垂直軸により夫々配置し、前側案内輪11と中間案内輪13の間で前側案内輪11の近傍の内側には固定ブラケットを設けて垂直軸により中間案内輪13を設け、ガイドレール1と前側案内輪11と中間案内輪13と後側案内輪12には、索導管の無い単なるワイヤーケーブル8を掛け回し、中間案内輪13と後側案内輪12の間には駆動機構14を取付ける。前記ガイドレール1のガイドレール溝5にはブラケット7のコロ9を摺動のみ自在に係合させ、ブラケット7の係止部10、10にワイヤーケーブル8の両端部を結合させ、ブラケット7にはスライドドア6を取付ける。
【0018】
この状態で、モータ15を正転させて回転軸26、ウォームギヤ27を介してウォームホィール28を左転させると、ウォームホィール28の軸35に固定されている中央駆動歯車25も左転する。すると、中央駆動歯車25に常時噛合している左側歯車44は図9において右転し、左側歯車44と一体構造のボス46部も右転する。
【0019】
前記ボス46には揺動左歯車45の弾着部49がバネ48の弾力により弾着しているから、弾着部49とボス46の摩擦力により揺動左歯車45はボス46と一緒に右回転する。揺動左歯車45が右回転すると、揺動左歯車45は固定ケース31、80に固定された左誘導歯車51に噛合しているので、揺動左歯車45はセンター復帰バネ54の弾力に抗して揺動体29を軸30を中心に左転させ、図7、図8のように左側歯車44を下降させ、受動歯車52に噛合させる。左側歯車44が受動歯車52に噛み合うと、揺動体29はこれ以上左転できずに停止し、受動歯車52は、モータ15の回転が継続している間、右転する左側歯車44との係合により左転する。受動歯車52が左転するとその駆動軸53は図13において左転し、駆動軸53に固定のケーブル駆動輪16を左転させてワイヤーケーブル8を全体に右回動させ、テンションローラー17、18によりワイヤーケーブル8を緊張させながらワイヤーケーブル8の両端が係止しているブラケット7を摺動させ、スライドドア6を自動的に閉じる。前記の場合、本発明の実施例のワイヤーケーブル8は索導管は無く、単なるワイヤーケーブル8のみであるが、ガイドレール1は前後方向であり前後両側の前側案内輪11と後側案内輪12は垂直軸で軸止されていることから、水平状態に回動するので、回動は円滑である。
【0020】
反対に、モータ15を逆転させると、回転軸26、ウォームギヤ27を介してウォームホィール28を逆転させ、ウォームホィール28の軸35に固定されている中央駆動歯車25を右転させる。中央駆動歯車25には右側軸36で軸着されている右側歯車37が係合しているから右側歯車37は左転し、右側歯車37と一体構造のボス39部も左転する。
【0021】
該ボス39には揺動右歯車38の弾着部41がバネ40の弾力により弾着しているから、弾着部41とボス40の摩擦力により揺動右歯車38はボス39と一緒に左回転する。揺動右歯車38が左回転すると、揺動右歯車38は固定ケース31に固定された右誘導歯車50に噛合しているので、揺動右歯車38はセンター復帰バネ54の弾力に抗して揺動体29を軸30を中心に右転させ、右側歯車37を下降させ、受動歯車52に噛合させる。右側歯車37が受動歯車52に噛み合うと、揺動体29はこれ以上右転できずに停止し、受動歯車52は、正逆転モータ15の回転が継続している間、左転する右側歯車37との係合により右転する。受動歯車52が右転するとその駆動軸53は右転し、駆動軸53に固定のケーブル駆動輪16を右転させてワイヤーケーブル8を全体に左回動させ、テンションローラー17、18によりワイヤーケーブル8を緊張させながらワイヤーケーブル8の両端が係止しているブラケット7を摺動させ、スライドドア6を自動的に開く。
【0022】
【発明の効果】
本発明は、車体のサイド側の外板4の出入口2の近傍に取付けられる前後方向のガイドレール1と、前記車体のスライドドア6に取付けられ前記ガイドレール1に摺動自在に取付けられるブラケット7と、前記ガイドレール1の前後両端に設けた前側案内輪11及び後側案内輪12と、前記ガイドレール1の内側で前記前側案内輪11と前記後側案内輪12との間に設けられた駆動機構14と、前記ブラケット7に一端が係止され前記ブラケット7から前記ガイドレール1に沿って前方に伸びて前記前側案内輪11の外周で後方に転換し前記駆動機構14を経由して前記後側案内輪12に至り該後側案内輪12の外周で再転換して前記ガイドレール1に沿って前方に伸びて前記ブラケット7に戻るワイヤーケーブル8とからなる車両オートスライドドアにおいて、前記駆動機構14は、正逆転モータ15と、前記モータ15の動力で駆動軸53を中心に回転して前記ワイヤーケーブル8を牽引するケーブル駆動輪16と、前記モータ15の動力を前記ケーブル駆動輪16に伝達するクラッチ機構24と、前記駆動軸53を中心に揺動自在でテンションバネ61の弾力により付勢される前側揺動腕59及び後側揺動腕60と、前記前側揺動腕59及び前記後側揺動腕60の先端に前側ローラー支持軸17A及び後側ローラー支持軸18Aでそれぞれ軸止されて前記ワイヤーケーブル8を緊張させる前側テンションローラー17及び後側テンションローラー18と、前記ワイヤーケーブル8を案内する位置固定の前側案内滑車19及び後側案内滑車20とを備え、前記テンションローラー17、18は前記ケーブル駆動輪16の外側に設け、前記案内滑車19、20は前記テンションローラー17、18の外側にそれぞれ設け、前記前側テンションローラー17はその前記前側ローラー支持軸17Aが前記駆動軸53と前記前側案内滑車19の回転中心とを結ぶ第1直線より前記テンションバネ61の付勢方向の奥側に位置し、前記ワイヤーケーブル8の、前記前側案内滑車19から前記ケーブル駆動輪16に至る部分は前記第1直線の手前側から前記奥側に至った後前記手前側に戻し、同様に前記後側テンションローラー18はその前記後側ローラー支持軸18Aが前記駆動軸53と前記後側案内滑車20の回転中心とを結ぶ第2直線より前記テンションバネ61の付勢方向の奥側に位置し、前記ワイヤーケーブル8の、前記後側案内滑車20から前記ケーブル駆動輪16に至る部分は前記第2直線の手前側から前記奥側に至った後前記手前側に戻した車両オートスライドドアの開閉駆動装置としたため、テンションローラー17、18の移動で合理的に良好にワイヤーケーブル8にテンションを掛けることができ、また、全体がコンパクトになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 公知例図。
【図2】 要部横断平面図。
【図3】 A−A断面図。
【図4】 ブラケットとガイドレールの関係図。
【図5】 駆動機構の側面図。
【図6】 モータと減速ギアを示す図。
【図7】 モータの動力により揺動体を回転させた状態のクラッチ機構を示す側面図。
【図8】 図7から揺動体を除いた側面図。
【図9】 揺動体がセンター位置に復帰しているときのクラッチ機構を示す側面図。
【図10】 上下揺動歯車の一部切欠き側面図。
【図11】 変速室の横断面図。
【図12】 駆動機構の外観を示す平面図。
【図13】 駆動機構の拡大側面図。
【図14】 駆動機構の一部横断平面図。
【符号の説明】
1…ガイドレール、2…出入口、3…彎曲部、4…外板、5…ガイドレール溝、6…スライドドア、7…ブラケット、8…ワイヤーケーブル、9…コロ、10…係止部、11…前側案内輪、12…後側案内輪、13…中間案内輪、14…駆動機構、15…モータ、16…ケーブル駆動輪、17、18…テンションローラー、17A、18A…ローラー支持軸、19、20…案内滑車、21…モータ室、22…変速室、23…駆動室、24…クラッチ機構、25…中央駆動歯車、26…回転軸、27…ウォームギヤ、28…ウォームホィール、29…揺動体、30…軸、31…固定ケース、32…中央上方アーム、33…右側アーム、34…左側アーム、35…軸、36…右側軸、37…右側歯車、38…上下揺動右歯車、39…ボス、40…バネ、41…弾着部、42…筒体、43…左側軸、44…左側歯車、45…上下揺動左歯車、46…ボス、47…筒体、48…バネ、49…弾着部、50…右誘導歯車、51…左誘導歯車、52…受動歯車、53…軸、54…バネ、55…突起、56…二又部、57…突起、58…突起、59、60…揺動腕、61…テンションバネ、80…固定ケース。
Claims (1)
- 車体のサイド側の外板4の出入口2の近傍に取付けられる前後方向のガイドレール1と、前記車体のスライドドア6に取付けられ前記ガイドレール1に摺動自在に取付けられるブラケット7と、前記ガイドレール1の前後両端に設けた前側案内輪11及び後側案内輪12と、前記ガイドレール1の内側で前記前側案内輪11と前記後側案内輪12との間に設けられた駆動機構14と、前記ブラケット7に一端が係止され前記ブラケット7から前記ガイドレール1に沿って前方に伸びて前記前側案内輪11の外周で後方に転換し前記駆動機構14を経由して前記後側案内輪12に至り該後側案内輪12の外周で再転換して前記ガイドレール1に沿って前方に伸びて前記ブラケット7に戻るワイヤーケーブル8とからなる車両オートスライドドアにおいて、前記駆動機構14は、正逆転モータ15と、前記モータ15の動力で駆動軸53を中心に回転して前記ワイヤーケーブル8を牽引するケーブル駆動輪16と、前記モータ15の動力を前記ケーブル駆動輪16に伝達するクラッチ機構24と、前記駆動軸53を中心に揺動自在でテンションバネ61の弾力により付勢される前側揺動腕59及び後側揺動腕60と、前記前側揺動腕59及び前記後側揺動腕60の先端に前側ローラー支持軸17A及び後側ローラー支持軸18Aでそれぞれ軸止されて前記ワイヤーケーブル8を緊張させる前側テンションローラー17及び後側テンションローラー18と、前記ワイヤーケーブル8を案内する位置固定の前側案内滑車19及び後側案内滑車20とを備え、前記テンションローラー17、18は前記ケーブル駆動輪16の外側に設け、前記案内滑車19、20は前記テンションローラー17、18の外側にそれぞれ設け、前記前側テンションローラー17はその前記前側ローラー支持軸17Aが前記駆動軸53と前記前側案内滑車19の回転中心とを結ぶ第1直線より前記テンションバネ61の付勢方向の奥側に位置し、前記ワイヤーケーブル8の、前記前側案内滑車19から前記ケーブル駆動輪16に至る部分は前記第1直線の手前側から前記奥側に至った後前記手前側に戻し、同様に前記後側テンションローラー18はその前記後側ローラー支持軸18Aが前記駆動軸53と前記後側案内滑車20の回転中心とを結ぶ第2直線より前記テンションバネ61の付勢方向の奥側に位置し、前記ワイヤーケーブル8の、前記後側案内滑車20から前記ケーブル駆動輪16に至る部分は前記第2直線の手前側から前記奥側に至った後前記手前側に戻した車両オートスライドドアの開閉駆動装置。
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