JP3719003B2 - Icソケット - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ICデバイスの電気的特性の試験を行うために、ICソケットが着脱可能に載置されて、ICテスタと電気的に接続するためのICソケットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ICデバイスの電気的特性の試験を行うためのICテスタには、多数の電極を設けたソケットを装着したテストヘッドを有し、ICデバイスは、このソケットに接続されて、このICデバイスのリードと電極とを電気的に接続し、ICテスタとの間で通電させるようにする。ICデバイスの試験を効率的に行うために、多数のICデバイスを同時にICテスタに接続する構成とする。このために、ICテスタには多数のソケットを設けると共に、このICテスタのソケットの数と同数のICデバイスを収容するキャリアを用い、ICデバイスはキャリアに載置した状態で各ソケットに接続させる。
【0003】
ところで、ICデバイスとしては、近年、多種多様のパッケージ方式のものが開発され、また同じパッケージ方式のものであっても、サイズが異なる複数種類のものが存在する。これら品種及びサイズが異なるICデバイスに対応するために、ICテスタにおけるソケットは交換可能に構成するのが一般的である。このために、ICテスタのマザーボードにインターフェースボードをワイヤリング等の手段で接続し、このインターフェースボードに所定数のソケットを取り付けたソケットボードを着脱可能に接続するように構成する。ソケットボードとインターフェースボードとの間の接続は、ソケットボードにおけるソケットを取り付けた側とは反対側の面に所定の配線パターンと共に所定数の電極を形成し、インターフェースボード側には接点ピンをばねで付勢したスプリングコネクタを装着する。これによって、ソケットボードをインターフェースボードに接続した時にはスプリングコネクタの接点ピンがソケットボードの電極と当接し、かつ接点ピンに作用するばねが撓められて、ソケットボードを構成する各ソケットとインターフェースボードとが電気的に接続される。
【0004】
一方、ソケットボードに設けたソケットにICデバイスを接続するために、ソケットにはICデバイスのリードに接離するコンタクト部材が設けられる。そこで、図7にコンタクト部材の概略構成を示す。同図から明らかなように、コンタクト部材Cは概略U字状に曲成したばね性を有する部材で構成され、このコンタクト部材Cを外方に突出させるようにしてソケットSに組み付ける。従って、ICデバイスDをソケットSに対して押圧して、そのリードLをこのコンタクト部材Cに圧接させると、コンタクト部材Cが撓んでリードLに圧接され、もってリードLとコンタクト部材Cとが確実に電気的に接続されることになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、多数のICデバイスを同時にコンタクト部材と接続するに当って、リードの形状やコンタクト部材の寸法,形状等に多少でもばらつきがあると、部分的に接触不良を生じるおそれがある。そこで、リード及びコンタクト部材の寸法精度のばらつき等を吸収させるために、コンタクト部材の撓み代を大きく取ることによって、コンタクト部材のリードに対する圧接力を大きくするようになし、もってICデバイスの押圧によるリードとコンタクト部材との間の電気的な接続をより確かなものとする必要がある。このように、コンタクト部材の撓み代、つまり付勢力を大きくするには、コンタクト部材の全長を長くしなければならない。このために、コンタクト部材が外方に大きく突出して余分なスペースを取ることから、ソケットのサイズが大きくなる。近年においては、ICデバイスを効率的に試験するために、多数のソケットをソケットボードに設けると共に、多数のICデバイスをデバイスキャリアに載置して、デバイスキャリアをソケットボードに向けて押圧することにより各ICデバイスを同時にソケットに接続するが、ソケットのサイズが大きくなると、その分だけソケットボード及びデバイスキャリアのサイズも大きくしなってしまい、試験装置全体の構成が著しく大型化する等の問題点がある。
【0006】
また、試験をより高速で行うには、高周波電流を流すようにするが、このためにはインダクタンスを低くする必要がある。ここで、リードとソケットボードの電極との間はコンタクト部材により電気的に接続するようにしているから、低インダクタンス化を図るには、コンタクト部材における電気信号の伝送経路をできるだけ短くしなければならず、コンタクト部材とリードとの接続を安定させるために、コンタクト部材の長さを長くすると、その分だけインダクタンスが大きくなってしまう。従って、試験の高速化を図るために、測定時の周波数を高くするのには限度がある等といった問題点もある。
【0007】
本発明は以上のような従来技術の欠点なり、課題なりを解決するためになされたものであって、その目的とするところは、コンタクト部材のコンパクト化を図ると共に、このコンタクト部材における信号伝送路をできるだけ短縮することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前述した目的を達成するために、本発明は、ICデバイスが着脱可能に設置されるソケット本体と、このソケット本体に設けた多数の電極と、前記ICデバイスの各リードと各電極との間を電気的に接続させるためのコンタクト部材とを備え、このコンタクト部材にばね性を持たせることによって、前記ICデバイスを加圧した時に、コンタクト部材の撓みによって、このコンタクト部材を介して前記リードと電極とを電気的に接続する構成としたものであって、前記コンタクト部材は、コンタクト部とばね部とから構成され、前記コンタクト部は、実質的に弾性変形しないものであって、前記電極の上部に配置した第1の接合部片と、前記リードに接離する第2の接合部片と、前記第1の接合部片の前記電極への当接部を中心として上方に向けて回動可能なガイド部片とを有し、前記ソケット本体に円弧状のガイド面を有する隔壁を設けて、前記ガイド部片の先端をこのガイド面に沿って摺動可能となし、また前記ばね部は前記コンタクト部から前記隔壁の表面に沿って下方に延在させ、途中でこの隔壁の裏面側に移行させて上方に向くように曲成させ、このばね部の端部を隔壁の裏面に当接させる構成としたことをその特徴とするものである。
【0009】
ここで、ソケット本体に設けた各電極は、ソケット本体に装着した基板に形成し、この基板には、各電極に中継用コンタクト部材に当接させて設け、この中継用コンタクト部材にコンタクト部材の第1の接合部片を当接させる構成し、さらにこの中継用コンタクト部材は加圧力により電極に圧接する方向に弾性変形する弾性部材で形成できる。
【0010】
【発明の実施の形態】
まず、図1にICデバイスの電気的特性の試験装置の概略構成を示す。図中において、1はICテスタであって、ICテスタ1はテストヘッド2を有し、このテストヘッド2には多数のICデバイスDを載置して、それらの電気的特性の試験を同時に行えるようにしている。
【0011】
このために、ICデバイスDを搬送するための治具としてデバイスキャリア3が用いられる。デバイスキャリア3は、縦横に多数のデバイス収容部3aを形成したものであり、これら各デバイス収容部3aにはローダ部でICデバイスDを載置した後に、図1にあるように、ICテスタ1のテストヘッドが設けられている部位にまで搬送させる。そして、この位置で、デバイスキャリア3を図示しないプッシャで押し上げることによって、テストヘッド1aに接続される。この状態で、ICテスタ1に定められた手順でICデバイスDに通電することによって、その電気的特性の試験が行われる。試験が終了すると、デバイスキャリア3はテストヘッド2から離脱させて、アンローダ部に移行し、このアンローダ部において、試験結果に基づく品質毎に分類される。
【0012】
図2及び図3にテストヘッド2の概略構成を示す。まず、図2から明らかなように、テストヘッド2はマザーボード10を有し、このマザーボード10に対して所定の間隔をもってインターフェースボード11が対面するように配置されている。インターフェースボード11には所定数のコネクタ12が設けられ、コネクタ12とマザーボード10との間は多数の同軸線13で接続されている。14はソケットボード、15はこのソケットボード14に装着したソケットであって、ソケットボード14には、ソケット15から延在された基板16が貫通してインターフェースボード11側に延在されている。そして、基板16には接続コネクタ17が同軸線18を介して接続されており、この接続コネクタ17がインターフェースボード11の接続部12に着脱可能に接続される。
【0013】
接続コネクタ17と接続部12とは分離可能となっているので、ソケットボード14はテストヘッド2から取り外すことができることになる。この結果、試験を行うICデバイスの種類は寸法等が異なる場合に、ソケットボード14を適宜交換することができ、これによってICテスタ1を複数種類のICデバイスの測定を行うために使用できるようになる。
【0014】
ここで、ソケットボード14とインターフェースボード11との接続は、基板16及び同軸線13,18を介して行うようになっているから、信号の伝送路に同軸性を確保される。また、接続コネクタ17と接続部12との接続は、接続コネクタ17及び接続部12にそれぞれ同軸ピン19,20を設けて、これら同軸ピン19,20により接続する構成とすることによって、完全な同軸性が確保される。この結果、インピーダンスの整合が図られる。また、ソケットボード14には基板16が、このソケットボード14の板面に対して直交する方向に延在されており、この基板16には、例えばチップコンデンサ21,ブースタ抵抗22(またはLRモジュール等)の電子部品を搭載できる。しかも、これらの電子部品はソケット15に極めて近い位置に配置されることから、測定精度を向上させることができ、高周波測定が可能になる。
【0015】
次に、図3及び図4にICデバイスDとソケットボード14に設けたソケット15との接続機構の構成を示す。これらの図において、30はソケット本体を示し、このソケット本体30は有底枠状の部材からなり、合成樹脂等の電気絶縁部材で形成されている。ソケット本体30は、ソケットボード14に固定的に保持されており、その左右の側壁部30a,30aには基板挿通部31が形成されている。基板16はソケットボード14に設けた基板取付用の貫通孔14aを貫通してソケット本体30の基板挿通部31内に臨んでいる。ここで、基板16は貫通孔14aに固定的に保持されており、基板挿通部31内では遊嵌状態となっている。そして、基板16はその配線パターンを形成した部位が内向きとなるようにして装着される。
【0016】
ソケット本体30には第1のコンタクト部材32と、第2のコンタクト部材33とが、ICデバイスDのリードLの数だけ設けられている。第1のコンタクト部材32はリードLに接離されるものであり、また第2のコンタクト部材33は第1のコンタクト部材32及び基板16に設けた電極(図示せず)と当接するようになっている。ソケット本体30にはこれら第1,第2のコンタクト部材32,33を保持するための多数のスリット34が形成されている。
【0017】
第2のコンタクト部材33はばね性のある導電部材からなり、水平部33aと鉛直部33bとからなる概略L字状の部材からなり、水平部33aにはソケット本体30に設けたストッパ部35に挿嵌される突出部33cが形成されている。また、鉛直部33bの基板16に対面する側には接点部33dが外方に突出する状態に設けられており、この接点部33dが基板16に設けた電極に当接することになる。さらに、鉛直部33bの上端部は、第1のコンタクト部材32が当接する受け部33eが形成される。接点部33dは常時には基板16と当接しており、これによって第2のコンタクト部材33は基板16と電気的に接続されている。そして、接点部33dを基板16側に向けて突出させているのは、第2のコンタクト部材33に押圧力が作用した時に、この接点部33dを基板16に確実に当接させるためのものである。従って、多数設けられる第2のコンタクト部材33の形状に多少のばらつきがあったり、変形したりしても、少なくとも押圧力が作用した時には、この第2のコンタクト部材33は基板16と確実に接続されることになる。
【0018】
一方、第1のコンタクト部材32はコンタクト部32aとばね部32bとから構成される。この第1のコンタクト部材32も、第2のコンタクト部材33と同様に、導電性を有し、かつばね性を有する部材からなるが、コンタクト部32aはコンタクト時には実質的に弾性変形しない程度の幅寸法を有するものであり、ばね部32bは細長く、しかも概略ループ状に曲成している。この第1のコンタクト部材32は、コンタクト部32aを上方に配置され、ばね部32bは下方に向けて延在されており、途中で上方に向くように曲成されている。ソケット本体30には、その側壁30aの内面に当接するように隔壁36が設けられており、この隔壁36の下部側には側壁30aに形成したスリット34に対応する挿通路36aが形成されている。そして、第1のコンタクト部材32は、そのコンタクト部32aがスリット34内に挿入され、ばね部32bの下端部から曲成された部位が隔壁36の挿通路36a内に挿通されて、この隔壁36の裏面側に回り込んだ後に上方に延在させ、かつこのばね部32bの端部は押動部37となって隔壁36に当接しており、これによってばね部32bの端部は動きが制限されることになる。
【0019】
第1のコンタクト部材32のコンタクト部32aは、図5からも明らかなように、3箇所にわたって突出する形状となっている。まず、上方に突出する部位はICデバイスDのリードLと当接する第1の当接部片38であり、外向きに突出する部位は第2の当接部片39で、第2のコンタクト部材33における受け部33aと当接している。さらに、内向きにも突出する部位が形成されており、この突出部位はガイド部片40である。ガイド部片40は隔壁36に形成した円弧状のガイド面36bに沿って摺動するようになっており、このガイド面36bの上端側はストッパ部36cとなっている。そして、ばね部32bの端部を構成する押動部37が所定のばね力で隔壁36に圧接されており、この結果ガイド部片40がストッパ部36bに押し当てられると共に、その反力により第2の当接部片39が第2のコンタクト部材33の受け部33eに圧接されることになり、これによって第1のコンタクト部材32は所定の位置に安定的に保持される。
【0020】
以上のように構成することによって、コンタクトボード3の各デバイス収容部3aにそれぞれICデバイスDを収容させて水平方向に搬送して、ICテスタ1に対面する位置にまで搬送する。そして、コンタクトボード3をICテスタ1のソケットボード14に近接する方向に移動させると、コンタクトボード3に載置した各ICデバイスDがソケットボード14のソケット15に接続される。このICデバイスDとソケット15との接続は、ICデバイスDのリードLが第1のコンタクト部材32におけるコンタクト部32aを構成する第1の当接部片38に当接させることにより行われる。ここで、コンタクトボード3に載置した全てのICデバイスDにおける全てのリードLをソケット15の第1のコンタクト部材32に当接させ、かつ確実に電気的に接続できるようにする必要がある。このためには、リードLで第1のコンタクト部材32を押圧した時には、この第1のコンタクト部材32に付勢力を作用させて、両者間を確実に接続しなければならない。
【0021】
図6に示したように、リードLは第1のコンタクト部材32を構成するコンタクト部32aにおける第1の当接部片38に圧接すると、この第1のコンタクト部材32に押圧力が作用する。第2の当接部片39は第2のコンタクト部材33における受け部33eに当接しているから、第2の当接部片39は固定的に保持され、従って図5に矢印aで示したように、コンタクト部32aは第2の当接部片39を支点として下方に回動変位する。この結果、ガイド部片40は隔壁36のガイド面36bに沿って摺動変位することになり、第1のコンタクト部材32全体が下方に回動しようとする。コンタクト部32aにはばね部32bが連設されており、このばね部32bの端部は押動部37として隔壁36に当接することにより規制されていることから、第1のコンタクト部材32に作用する力によりばね部32bが矢印bで示した方向に弾性変形して、図5に仮想線で示した状態になる。
【0022】
ここで、ばね部32bの端部における押動部37は隔壁36に当接しているだけであるから、この隔壁36に沿って矢印c方向に摺動するが、ばね部32bに働く力は矢印b方向であるから、このばね部32bのループが開く方向に弾性変形することになる。従って、この時の反力が矢印dで示したように、第1の当接部片38に作用する結果、この第1の当接部片38はICデバイスDのリードLに圧接されて、その間の電気的接続が確実に行われる。また、第1の当接部片38がリードLにより動きが規制されることから、ばね部32bの弾性変形に対する反力は矢印eで示したように、第1のコンタクト部材32を構成する第2の当接部片39にも作用して、この第2の当接部片39と第2のコンタクト部材33の受け部33eとの間の電気的な接続がより安定する。さらに、第2のコンタクト部材33が受承する押圧力により、矢印fで示したように、その接点部33dを基板16に押し付ける方向に作用するようになって、接点部33dと基板16の電極との間も確実に電気的に接続されることになる。
【0023】
以上のように、リードLと第1のコンタクト部材32とを圧接させることによってリードLと基板16との電気的な接続を確実に行うが、そのための付勢力としては、この第1のコンタクト部材32の下方に向けて延在させたばね部32bの弾性変形により作用させるようにしているので、その付勢力を大きくするために、ばね部32bを長尺化させても、ソケット15の幅方向に大きく突出することがない。従って、ソケットボード14に設けられるソケット15のピッチ間隔を短くすることができるようになり、その分だけ小型のソケットボード14で多数のソケット15を設けることができる。
【0024】
ICデバイスDのリードLが第1のコンタクト部材32の第1の当接部片38に圧接されると、ICデバイスDと基板16との間で電気信号を授受することによって、このICデバイスDの電気的特性の試験が行われる。ここで、ICデバイスDのリードLと基板16の電極との間における電気信号の伝送経路としては、第1のコンタクト部材32の第1の当接部片38及び第2の当接部片39との間と、第2のコンタクト部材33において、第2の当接部片39との当接部である受け部33eから基板16への接点部33dから構成される。そして、リードLとの接続を確実にするための付勢力が作用するばね部32bは電気信号の伝送経路として機能しないことから、付勢力を大きくするために、ばね部32bを長尺化させたとしても、信号伝送経路が長くなることはない。この結果、ICテスタ1とICデバイスDとの間の通電特性が著しく向上し、低インダクタンス化が図られて、高周波測定が可能になり、試験の高速化が図られる。
【0025】
また、ICデバイスDをソケット15から離脱させると、第1のコンタクト部材32が復元することになり、図5に実線で示した位置に復帰する。ここで、仮想線の位置から実線の位置に復帰する際には、ばね部32bにおける押動部37が隔壁36に沿って摺動することから、ばね部32bには、この摺動が可能な程度の付勢力を作用させるようにする。これによって、繰り返しICデバイスDをソケット15にコンタクトさせても、常に安定した電気的接続を確保できる。
【0026】
【発明の効果】
本発明は以上のように構成したので、コンタクト部材のコンパクト化を図ると共に、このコンタクト部材における電気信号の伝送経路を短縮でき、試験時における通電特性を著しく向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ICデバイスの電気的特性試験装置の概略構成図である。
【図2】接続コネクタと接続部との間を分離した状態で示すテストヘッドの要部構成図である。
【図3】ソケットの断面図である。
【図4】ソケットのICデバイスが接続される側からの平面図である。
【図5】第1のコネクタ部材におけるコネクタ部の構成説明図である。
【図6】ソケットにICデバイスを接続した状態の断面図である。
【図7】従来技術によるソケットの構成説明図である。
【符号の説明】
1 ICテスタ 2 ICハンドラ
3 コンタクトボード 10 マザーボード
11 インターフェースボード 14 ソケットボード
15 ソケット 16 基板
30 ソケット本体 32 第1のコンタクト部材
32a コンタクト部 32b ばね部
33 第2のコンタクト部材 33a 水平部
33b 鉛直部 33d 接点部
33e 受け部 35 ストッパ部
36 隔壁 36a ガイド面
36b ストッパ部 37 押動部
38 第1の当接部片 39 第2の当接部片
40 ガイド部片 D ICデバイス
L リード

Claims (3)

  1. ICデバイスが着脱可能に設置されるソケット本体と、このソケット本体に設けた多数の電極と、前記ICデバイスの各リードと各電極との間を電気的に接続させるためのコンタクト部材とを備え、このコンタクト部材にばね性を持たせることによって、前記ICデバイスを加圧した時に、コンタクト部材の撓みによって、このコンタクト部材を介して前記リードと電極とを電気的に接続する構成としたICソケットにおいて、
    前記コンタクト部材は、コンタクト部とばね部とから構成され、
    前記コンタクト部は、実質的に弾性変形しないものであって、前記電極の上部に配置した第1の接合部片と、前記リードに接離する第2の接合部片と、前記第1の接合部片の前記電極への当接部を中心として上方に向けて回動可能なガイド部片とを有し、
    前記ソケット本体に円弧状のガイド面を有する隔壁を設けて、前記ガイド部片の先端をこのガイド面に沿って摺動可能となし、また前記ばね部は前記コンタクト部から前記隔壁の表面に沿って下方に延在させ、途中でこの隔壁の裏面側に移行させて上方に向くように曲成させ、このばね部の端部を隔壁の裏面に当接させる
    構成としたことを特徴とするICソケット。
  2. 前記各電極は、前記ソケット本体に装着した基板に形成し、この基板の各電極に中継用コンタクト部材に当接させて設け、この中継用コンタクト部材に前記コンタクト部材の第1の接合部片を当接させる構成としたことを特徴とする請求項1記載のICソケット。
  3. 前記中継用コンタクト部材は加圧力により前記電極に圧接する方向に弾性変形する弾性部材で形成したことを特徴とする請求項1記載のICソケット。
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